JP2002319808A - 携帯電話装置 - Google Patents

携帯電話装置

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JP2002319808A
JP2002319808A JP2001122488A JP2001122488A JP2002319808A JP 2002319808 A JP2002319808 A JP 2002319808A JP 2001122488 A JP2001122488 A JP 2001122488A JP 2001122488 A JP2001122488 A JP 2001122488A JP 2002319808 A JP2002319808 A JP 2002319808A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アンテナの実装面積を極力小さくする。アン
テナの効率の劣化、アンテナ性能のバラツキを抑える。 【解決手段】 受話側の筐体10に内蔵アンテナ14を
組み込む。内蔵アンテナ14は、絶縁体14−1とアン
テナ素子14−2と反射板14−3とアンテナ金具14
−4と反射板導体接続端子14−5とから構成されてい
る。フロントケース11に嵌合したリアケース本体12
−1の背面側から内蔵アンテナ14をセットし、リアカ
バー12−2を取り付ける。この状態において、反射板
14−3は絶縁体14−1の下面側および一側面側に位
置し、アンテナ金具14−4は絶縁体14−1の他側面
側および下面側に位置し、アンテナ素子14−2は絶縁
体14−1の上面側にアンテナ金具14−4に接触した
状態で位置する。また、反射板14−3がPCB15上
のグランド端子15aに圧接し、アンテナ金具14−4
がPCB15の給電端子15bに圧接する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、アンテナを内蔵
した携帯電話装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、携帯電話装置では、筐体から
突起したホイップアンテナが主として用いられている。
最近では、アンテナを内蔵するタイプもあり、アンテナ
を内蔵した場合、携帯電話装置からアンテナの突起がな
くなるので、アンテナの破損が防止されるなどの利点が
ある。すなわち、アンテナに外力が加わることがなく、
アンテナの機構部品の故障による部品交換等の必要がな
くなる。また、人体(特に手)の影響を受けにくい実装
とすることが可能となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、内蔵アンテナ
の場合、アンテナ特性上、周波数帯域幅要求を満たすた
めに、アンテナの位置を高くしたり、実装面積を広くし
たりするなど、携帯電話装置の小型・軽量化設計とは逆
の設計要求が多い。従来の内蔵アンテナでは、給電端子
の引き回しが長く、金属製のアンテナ金具と周辺の部品
との干渉により、アンテナ効率の劣化、アンテナ特性の
バラツキが発生するという問題があった。また、アンテ
ナの実装面積が広く、小型・軽量化を妨げていた。
【0004】本発明はこのような課題を解決するために
なされたもので、その目的とするところは、アンテナの
実装面積を極力小さくすることが可能な、また、アンテ
ナの効率の劣化、アンテナ性能のバラツキを抑えること
の可能な、アンテナ内蔵タイプの携帯電話装置を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために本発明は、フロントケースと、リアケースと、
このフロントケースとリアケースとを組み合わせて形成
される筐体の内部空間に位置するプリント回路基板と、
このプリント回路基板上に配置される内蔵アンテナとを
備え、少なくとも直方体の絶縁体部材と反射板とアンテ
ナ金具とこのアンテナ金具と接続されるアンテナ素子と
から内蔵アンテナを構成し、フロントケースとリアケー
スとを組み合わせた状態において、反射板をプリント回
路基板に対向する絶縁体部材の下面側および一側面側に
位置させ、かつ反射板の絶縁体部材の下面側に位置する
部分をプリント回路基板上のグランド端子に圧接させ、
アンテナ金具を絶縁体部材の他側面側および下面側に位
置させ、かつアンテナ金具の絶縁体部材の下面側に位置
する部分をプリント回路基板上の給電端子に圧接させ、
アンテナ素子を絶縁体部材の上面側に位置させたもので
ある。
【0006】この発明によれば、フロントケースとリア
ケースとを組み合わせて形成される筐体の内部空間に、
内蔵アンテナが設けられる。内蔵アンテナは、少なくと
も直方体の絶縁体部材と反射板とアンテナ金具とこのア
ンテナ金具と接続されたアンテナ素子とから構成され、
フロントケースとリアケースとを組み合わせた状態にお
いて、プリント回路基板に対向する絶縁体部材の下面側
および一側面側に反射板が位置する。また、絶縁体部材
の他側面側および下面側に、アンテナ金具が位置する。
また、反射板の絶縁体部材の下面側に位置する部分がプ
リント回路基板上のグランド端子に圧接し、アンテナ金
具の絶縁体部材の下面側に位置する部分がプリント回路
基板上の給電端子に圧接する。すなわち、反射板とプリ
ント回路基板上のグランド端子とが押し付けられた状態
で接触し、その導通が半田付けなしで保持される。ま
た、アンテナ金具とプリント回路基板上の給電端子とが
押し付けられた状態で接触し、その導通が半田付けなし
で保持される。アンテナ素子は絶縁体部材の上面側に位
置する。
【0007】また、本発明は、リアケースに導電性塗装
膜を形成し、フロントケースとリアケースとを組み合わ
せた状態において、反射板とリアケースの導電性塗装膜
との導通を図るようにしたものである。この発明によれ
ば、プリント回路基板上のグランド端子と反射板とリア
ケースの導電性塗装膜とが同電位となり、反射板とリア
ケースの導電性塗装膜とが1枚の大きなグランドプレー
ンとなり、安定したグランドを確保することができる。
また、このグランドプレーンにより、電気回路部などか
らの不要波がシールドされる。
【0008】なお、反射板は、アンテナ金具よりもプリ
ント回路基板の電気回路部側に配置する。また、折り畳
み式の携帯電話装置(折り畳み可能に分離された受話側
の筐体と送話側の筐体とを備えた携帯電話装置)に適用
する場合には、受話側の筐体に内蔵アンテナを設ける。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて詳
細に説明する。図1はこの発明に係る携帯電話装置の一
実施の形態を示す側断面図である。同図は、折り畳み式
携帯電話装置への適用例を示し、受話側の筐体10と送
話側の筐体20とをヒンジ30を軸心として開いた状態
を示している。なお、この図は、概略的な構成を示し、
要部についてのみその断面を示している。
【0010】〔受話側〕受話側の筐体10はフロントケ
ース11とリアケース12とから構成されている。すな
わち、フロントケース11とリアケース12とを組み合
わせることによって、受話側の筐体10が形成されてい
る。リアケース12は、リアケース本体12−1とリア
カバー12−2とから構成され、後述するように、筐体
10の内部空間13には内蔵アンテナ14がセットされ
る。
【0011】15は筐体10の内部空間13に配置され
たプリント回路基板(PCB)である。PCB15に
は、フロントケース11側に液晶表示部(LCD)15
−1が、リアケース12側に電気回路部15−2が搭載
されており、電気回路部15−2はシールドケース15
−3により覆われている。PCB15は、LCD15−
1や電気回路部15−2,シールドケース15−3を実
装した状態でフロントケース11の内面にセットされ、
リアケース本体12−1をフロントケース11に嵌合す
ることによって、フロントケース11とリアケース本体
12−1との間(筐体10の内部空間13内)に挾圧保
持されている。
【0012】〔送話側〕送話側の筐体20はフロントケ
ース21とリアケース22とから構成されている。すな
わち、フロントケース21とリアケース22とを組み合
わせることによって、送話側の筐体20が形成されてい
る。送話側の筐体20の内部空間23にも電気回路部2
4−1や24−2を搭載したPCB24が設けられてい
る。電気回路部24−1はシールドケース24−3によ
り覆われ、電気回路部24−2はシールドケース24−
4により覆われている。また、送話側の筐体20には、
リアケース22側に電池パック25が設けられており、
フロントケース21側にキー入力部26が設けられてい
る。
【0013】〔ヒンジ〕ヒンジ30にはコネクタ31が
設けられている。このコネクタ31を介して受話側の筐
体10内のPCB15と送話側の筐体20内のPCB2
4との電気的接続が図られている。また、ヒンジ30を
介して、受話側の筐体10と送話側の筐体20とが折り
畳み可能に分離されている。
【0014】〔内蔵アンテナの組み込み〕受話側の筐体
10には次のようにして内蔵アンテナ14が組み込まれ
ている。本実施の形態において、内蔵アンテナ14は、
図2にその拡大図を示すように、絶縁体(絶縁体部材)
14−1とアンテナ素子14−2と反射板14−3とア
ンテナ金具14−4と反射板導体接続端子14−5とか
ら構成されている。
【0015】絶縁体14−1は直方体とされている。ア
ンテナ素子14−2は平面板とされている。反射板14
−3は断面L字状の幅の広い板とされている。その幅
は、内部空間13の幅に近く、少なくともアンテナ素子
14−2より広いことが望ましい。アンテナ金具14−
4は断面L字状の幅の狭い板とされている。反射板導体
接続端子14−5はリアケース本体12−1に埋め込ま
れている。図3に図2におけるPCB15を取り除いて
A方向から見たA方向矢視図を示す。
【0016】リアケース本体12−1には内蔵アンテナ
14の組み込み位置に貫通孔12−1aが形成されてお
り、この貫通孔12−1aの縁面(リアケース本体12
−1の背面側の縁面)に反射板導体接続端子14−5
(14−5a,14−5b,14−5c)が埋め込まれ
ている。また、この貫通孔12−1aの内壁面に反射板
導体接続端子14−5に接触させた状態で反射板14−
3が固定されている。すなわち、L字状の反射板14−
3の立上片14−3aを貫通孔12−1aの内壁面に固
定すると共に、その上縁面14−3bを反射板導体接続
端子14−5に接触させている。
【0017】この反射板14−3が固定されたリアケー
ス本体12−1をフロントケース11に嵌合した状態
で、すなわち筐体10の内部空間13内にPCB15を
挾圧保持した状態で、リアケース本体12−1の背面側
から貫通孔12−1a内に絶縁体14−1,アンテナ素
子14−2,アンテナ金具14−4をセットする。
【0018】この場合、先ず、アンテナ金具14−4を
そのL字部を下にして、貫通孔12−1aの内壁面(反
射板14−3とは反対側の内壁面)に沿ってセットす
る。次に、絶縁体14−1を貫通孔12−1a内に落と
し込み、この絶縁体14−1の上面にアンテナ素子14
−2をセットする。この例では、アンテナ素子14−2
を、アンテナ金具14−4の上縁面14−4bに接触さ
せた状態で、絶縁体14−1の上面に固定するものとす
る。
【0019】そして、リアケース本体12−1の背面に
リアカバー12−2を取り付け、リアカバー12−2と
PCB15とで内蔵アンテナ14を挾圧保持する。リア
カバー12−2のリアケース本体12−1と対向する面
には導電性塗装が施されている。すなわち、リアカバー
12−2の裏面には、アンテナ素子14−2と対向する
領域を除く所定の範囲に、導電性塗装膜12−2aが形
成されている。リアカバー12−2をリアケース本体1
2−1の背面に取り付けると、導電性塗装膜12−2a
が内蔵アンテナ14の反射板導体接続端子14−5に接
触し、内蔵アンテナ14の反射板14−3と導電性塗装
膜12−2aとの導通が図られる。
【0020】また、PCB15上にはグランド端子15
aと給電端子15bが設けられており、リアカバー12
−2をリアケース本体12−1の背面に取り付けた状態
において、反射板14−3の絶縁体14−1の下面側に
位置する部分14−3cがグランド端子15aに圧接
し、アンテナ金具14−4の絶縁体14−1の下面側に
位置する部分14−4cが給電端子15bに圧接する。
すなわち、反射板14−3とPCB15上のグランド端
子15aとが押し付けられた状態で接触し、その導通が
半田付けなしで保持される。また、アンテナ金具14−
4とPCB15上の給電端子15bとが押し付けられた
状態で接触し、その導通が半田付けなしで保持される。
【0021】なお、アンテナ金具14−4は、反射板1
4−3と同様に、その立上片14−4aを貫通孔12−
1aの内壁面に固定させておいてもよい。また、反射板
14−3やアンテナ金具14−4,アンテナ素子14−
2を絶縁体14−1側に固定しておき、この反射板14
−3,アンテナ金具14−4,アンテナ素子14−2が
固定された絶縁体14−1を貫通孔12−1a内に落と
し込んでセットするようにしてもよい。また、導電性塗
装膜12−2aは、リアカバー12−2の裏面側ではな
く、リアケース本体12−1の背面側に設けるようにし
てもよい。
【0022】この携帯電話装置において、電気回路部1
5−2や24−1,24−2などで発生した出力電力
は、PCB15の給電端子15bよりアンテナ金具14
−4を介してアンテナ素子14−2へ送られ、アンテナ
素子14−2より放射される。この際、反射板14−3
は、アンテナ素子14−2より放射された電力を反射
し、アンテナ素子14−2の方向へ向ける。
【0023】反射板14−3は、PCB13上のグラン
ド端子15aに接続されており、また、反射板導体接続
端子14−5を介して導電性塗装膜12−2aに接続さ
れている。これにより、PCB15上のグランド端子1
5aと反射板14−3と導電性塗装膜12−2aとが同
電位となり、反射板14−3と導電性塗装膜12−2a
とが1枚の大きなグランドプレーンとなり、安定したグ
ランドが確保される。加えて、反射板14−3をアンテ
ナ素子14−2およびアンテナ金具14−4よりも電気
回路部15−2寄りに設けてあるので、このグランドプ
レーンがシールドケース15−3から漏れる電気回路部
15−2からの不要波を抑え、シールディング効果が強
化される。
【0024】また、この実施の形態では、アンテナ金具
14−4とPCB15上の給電端子15bとを圧接させ
ることにより、アンテナ素子14−2への給電が最短の
距離で行われており、アンテナ金具14−4と周辺の部
品との干渉が少なく、伝送損失を減らし、アンテナ効率
の劣化、アンテナ特性のバラツキを抑えることが可能と
なる。
【0025】また、この実施の形態では、反射板14−
3をPBC15に対向する絶縁体14−1の下面側およ
び一側面側に位置させ、アンテナ金具14−4を絶縁体
14−1の他側面側および下面側に位置させ、絶縁体1
4−1の上面側にアンテナ金具14−4と接続されるア
ンテナ素子14−2を位置させ、反射板14−3の絶縁
体14−1の下面側に位置する部分14−3cをPCB
15上のグランド端子15aに圧接させ、アンテナ金具
14−4の絶縁体14−1の下面側に位置する部分14
−4cをPCB15の給電端子15bに圧接させるとい
う実装構造をとることにより、アンテナの実装面積が小
さくされており、携帯電話装置の小型・軽量化に貢献し
ている。また、アンテナの実装面積が小さくなるので、
PCB15上のスペースを有効に活用することが可能と
なる。また、PCB15の背面側に内蔵アンテナ14を
位置させているので、LCD15−1の大きさを十分大
きくとることが可能となる。
【0026】〔他の実施の形態〕図4に本発明に係る携
帯電話装置の他の実施の形態を示す。この実施の形態で
は、上述した実施の形態(図1)において送話側の筐体
20に収容されていた電池パック25を受話側の筐体1
0に収容するようにしている。また、リアケース12内
にPCB15の基板面に対して略垂直に金属製のリブ1
6を設け、このリブ16の上端面とリアカバー12−2
の裏面側に形成された導電性塗装膜12−2aとを接触
させている。
【0027】この実施の形態において、反射板14−3
は、PCB13上のグランド端子15aに接続され、ま
た、反射板導体接続端子14−5を介してリアカバー1
2−2の導電性塗装膜12−2aに接続され、さらにこ
の導電性塗装膜12−2aを介してリブ16に接続され
る。
【0028】これにより、PCB15上のグランド端子
15aと反射板14−3と導電性塗装膜12−2aとリ
ブ16が同電位となり、反射板14−3と導電性塗装膜
12−2aとリブ16が1枚の大きなグランドプレーン
となり、安定したグランドが確保される。また、このグ
ランドプレーンがシールドケース15−3から漏れる電
気回路部15−2からの不要波や電池パック25からの
不要波を抑え、シールディング効果が強化される。
【0029】なお、この実施の形態(図2)において、
電池パック25は、内蔵アンテナ14に必要な高さに合
わせてを設計することにより、高さ制限のある部分を有
効に活用することができる。
【0030】また、上述した実施の形態(図1,図2)
では、折り畳み式携帯電話装置への適用例として示した
が、折り畳み式携帯電話装置に限られるものではない。
内蔵アンテナはできるたけ高位置に配置した方がよいの
で、折り畳み式携帯電話装置では受話側の筐体に設けて
いる。また、上述した実施の形態(図1,図2)では、
リアケース12をリアケース本体12−1とリアカバー
12−2とに分離された構造としたが、一体構造のリア
ケースとしてもよい。この場合、リアケースの内面に凹
部を設け、この凹部に内蔵アンテナをセットする。
【0031】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように本
発明によれば、フロントケースとリアケースとを組み合
わせた状態において、反射板を絶縁体部材の下面側およ
び一側面側に位置させ、アンテナ金具を絶縁体部材の他
側面側および下面側に位置させ、絶縁体部材の上面側に
アンテナ金具と接続されるアンテナ素子を位置させ、反
射板の絶縁体部材の下面側に位置する部分をプリント回
路基板上のグランド端子に圧接させ、アンテナ金具の絶
縁体部材の下面側に位置する部分をプリント回路基板上
の給電端子に圧接させるという内蔵アンテナの実装構造
をとることにより、アンテナの実装面積を極力小さくす
ることが可能となり、携帯電話装置の小型・軽量化を促
進することができるようになる。
【0032】また、本発明では、アンテナ金具とプリン
ト回路基板上の給電端子とが押し付けられた状態で接触
し、その導通が半田付けなしで保持されるので、アンテ
ナ素子への給電が最短の距離で行われ、アンテナ金具と
周辺の部品との干渉が少なく、伝送損失を減らし、アン
テナの効率の劣化、アンテナ性能のバラツキを抑えるこ
とが可能となる。
【0033】また、本発明によれば、リアケースに導電
性塗装膜を形成し、フロントケースとリアケースとを組
み合わせた状態において、反射板とリアケースの導電性
塗装膜との導通を図るようにしているので、プリント回
路基板上のグランド端子と反射板とリアケースの導電性
塗装膜とが同電位となり、反射板とリアケースの導電性
塗装膜とが1枚の大きなグランドプレーンとなり、安定
したグランドが確保される。また、このグランドプレー
ンにより、電気回路部などからの不要波がシールドされ
るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る携帯電話装置の一実施の形態を
示す側断面図である。
【図2】 この携帯電話装置における内蔵アンテナの構
成を示す拡大図である。
【図3】 図2におけるPCB15を取り除いてA方向
から見たA方向矢視図である。
【図4】 本発明に係る携帯電話装置の他の実施の形態
を示す側断面図である。
【符号の説明】
10…受話側の筐体、11…フロントケース、12…リ
アケース、12−1…リアケース本体、12−2…リア
カバー、12−2a…導電性塗装膜、13…内部空間、
14…内蔵アンテナ、14−1…絶縁体、14−2…ア
ンテナ素子、14−3…反射板、14−4…アンテナ金
具、14−5…反射板導体接続端子、15…プリント回
路基板(PCB)、15a…グランド端子、15b…給
電端子、15−1…液晶表示部(LCD)、15−2…
電気回路部、15−3…シールドケース、16…リブ、
20…送話側の筐体、25…電池パック、30…ヒン
ジ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J045 AA05 AB05 DA10 EA07 HA03 NA01 5J046 AA04 AA07 AA12 AA13 AB13 PA07 5J047 AA04 AA07 AA12 AA13 AB13 FD01 5K011 AA03 AA06 AA15 JA01 KA13

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロントケースと、リアケースと、この
    フロントケースとリアケースとを組み合わせて形成され
    る筐体の内部空間に位置するプリント回路基板と、この
    プリント回路基板上に配置される内蔵アンテナとを備
    え、 前記内蔵アンテナは、 少なくとも直方体の絶縁体部材と反射板とアンテナ金具
    とこのアンテナ金具と接続されるアンテナ素子とから構
    成され、 前記フロントケースと前記リアケースとを組み合わせた
    状態において、 前記反射板は、前記プリント回路基板に対向する前記絶
    縁体部材の下面側および一側面側に位置し、かつ前記反
    射板の前記絶縁体部材の下面側に位置する部分が前記プ
    リント回路基板上のグランド端子に圧接し、前記アンテ
    ナ金具は、前記絶縁体部材の他側面側および下面側に位
    置し、かつ前記アンテナ金具の前記絶縁体部材の下面側
    に位置する部分が前記プリント回路基板上の給電端子に
    圧接し、 前記アンテナ素子は、前記絶縁体部材の上面側に位置す
    ることを特徴とする携帯電話装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記リアケースに導
    電性塗装膜が形成されており、前記フロントケースと前
    記リアケースとを組み合わせた状態において、前記反射
    板と前記リアケースの導電性塗装膜との導通が図られて
    いることを特徴とする携帯電話装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記反射板
    は、前記アンテナ金具よりも前記プリント回路基板の電
    気回路部側に配置されていることを特徴とする携帯電話
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかにおいて、折
    り畳み可能に分離された受話側の筐体と送話側の筐体と
    を備え、前記フロントケースおよび前記リアケースが前
    記受話側の筐体のフロントケースおよびリアケースであ
    ることを特徴とする携帯電話装置。
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