JP2011036005A - ワイヤハーネス用プロテクタのロック構造 - Google Patents

ワイヤハーネス用プロテクタのロック構造 Download PDF

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    • H02G3/0487Tubings, i.e. having a closed section with a non-circular cross-section

Abstract

【課題】プロテクタの本体と蓋とのロック構造において、挿入力の低減を図りながら保持力を維持する。
【解決手段】プロテクタの本体の側壁外面から突設する両側枠を係止枠で連結し、前記側壁外面とで隙間を設けたメスロック部を設ける一方、蓋に係止爪を突設した係止片からなるオスロック部を設け、前記係止片の厚さはメスロック部の前記隙間寸法より小さくすると共に円弧形状としてバネ性を持たせ、メスロック部の隙間にオスロック部を通す際に係止片が撓むようにして挿入力を低減している。
【選択図】図1

Description

本発明は、ワイヤハーネス用プロテクタのロック構造に関し、詳しくは、自動車に配索するワイヤハーネスを挿通してワイヤハーネスのガイドおよび保護をするプロテクタにおいて、該プロテクタの本体に蓋を被せてロック結合する際に、ロック片の挿入力の低減を図るものである。
この種のプロテクタのロック構造として、例えば、特開2005−160222号公報で図10(A)(B)に示すロック構造が提案されている。
該ロック構造は、プロテクタの本体100の側壁100aの外面にメスロック部101が突設され、蓋110の周壁の外面から下向きにオスロック部111が突設されている。
前記メスロック部101は側壁100aから突出する両側壁101aと、両側壁101aを連結する係止梁101bを有するコ字枠状で、外壁100aとの間に矩形状の隙間Cが設けられている。一方、オスロック部111は前記隙間Cに嵌合する大きさとされた係止片111aの下端中央に係止爪111bが外向きに突設されている。該係止爪111bは下端から上向きに傾斜するテーパ部111b1と、該テーパ部111b1の上部に設けた一定厚さの本体部111b2を有する形状とされている。
プロテクタの本体100にワイヤハーネスを挿通した後に、蓋110を被せて、本体100とロック結合する際、該オスロック部111の係止片111aをメスロック部101の隙間Cに圧入する。その際、係止爪111bが突出しているため、係止片111aおよびメスロック部101の係止梁101bを撓ませて、メスロック部101の隙間Cに通し、係止爪111bを係止梁101bの下面に係止している。
特開2005−160222号公報
前記図10に示すロック構造において、オスロック部とメスロック部とをロック結合した後に、ロック部のガタつきをなくすために、オスロック部111の係止片111aの板厚t10を前記隙間Cの幅w10との関係はt10≦w10、好ましくはt10=w10とし、ロック結合時に係止片111aの内外両面をプロテクタ本体100の外面と係止梁101bの内面の両方とに面接触させることが好ましい。
しかしながら、前記寸法設定としてガタつきの発生を無くそうとすると、係止片111aから更に係止爪111bが突出するため、係止爪111bを隙間Cに挿入する時の係止梁101bの撓み量が大きくなり、挿入力が高くなる問題がある。この蓋110をプロテクタ本体100に被せて下端の係止爪111bから係止片111aをメスロック部の隙間Cに圧入する作業は作業員が行い、かつ、係止片111aは小さいため、作業員の作業負担が増大する問題がある。
本発明は前記問題を解消せんとするもので、ロック結合後におけるオスロック部の係止片とメスロック部の隙間にクリアランスを発生させずにガタ付きをなくし、かつ、ロック結合時におけるオスロック部の挿入力が高くならないようにして、作業者の負担を軽減することを課題としている。
前記課題を解決するため、本発明は、底壁と側壁とを有すると共に該側壁の外面にメスロック部を突設した本体と、前記メスロック部に嵌合するオスロック部を上壁または側壁から突設した蓋とからなる樹脂成形品からなるワイヤハーネス用プロテクタのロック構造であって、
前記メスロック部は、前記側壁の外面から突設した両側枠と、該両側枠の先端に連結した係止枠とからなり、該係止枠と前記側壁外面との間の幅方向寸法がL1の隙間を有し、
前記オスロック部は、係止片と、該係止片の下部中央に設けた係止爪とからなり、前記係止片の幅方向の肉厚は前記隙間の寸法L1より小さくし且つ前記幅方向と直交する左右方向に湾曲させると共に左右方向の中央を外方に突出させた円弧形状とし、
前記メスロック部の隙間に前記係止爪が通過する時に係止片が撓み、係止爪が隙間から突出して前記係止枠の下面に係止した状態で、該係止片が原状に復帰して中央外面が前記係止枠の内面と接触すると共に両側端の内面を前記側壁に接触させることを特徴とするワイヤハーネス用プロテクタのロック構造を提供している。
前記のように、メスロック部は両側枠と係止枠とからなるコ字状枠とし、本体の外壁とでオスロック部を挿通する隙間を設け、該隙間の幅方向寸法よりオスロック部の係止片の肉厚を薄くすると共に円弧形状としてバネ性を持たせている。
これにより、係止爪がメスロック部の隙間を通る際に、係止枠に係止爪が押圧されると係止片が撓んで係止爪の突出量を低減出来、オスロック部の挿入力の低減を図ることができる。また、係止爪が係止枠から外れると、係止片は元の形状に弾性復帰し、該係止片の外方へ突出した外周面の中央が係止枠の内面に当接できると共に係止片の両側が本体の側壁外面に当接でき、係止片をガタつきなく隙間に嵌合できると共に、係止片を薄肉としても係止爪の保持力を低減させない。
プロテクタを搭載する車両条件に応じて、本体の側壁外面からメスロック部の突出量は規制され、それに基づいてメスロック部の隙間の幅は変化する。該メスロック部の隙間の幅に対応して、前記係止片の曲率を調整することにより、ロック位置において係止片の外周面中央をメスロック部の係止枠内面に、係止片の両側部を本体の側壁外面に精度良く当接させることができる。
前記係止片の肉厚は前記係止爪を突設している中央部を薄肉とし、左右両端を厚肉とすることが好ましい。
前記構成とすると、オスロック部をメスロック部の隙間に通す際に、係止片が係止枠に押圧された時に、該押圧部の肉厚を薄くしていることにより、係止片をより撓み易くすることができる。
なお、係止片の肉厚を一定としても、円弧形状としているために、撓ませることができ、かつ、係止爪の通過後は弾性復帰で元の形状に戻り、係止片を係止枠と本体の画面にクリアランスなく当接させることができる。
前記メスロック部では、前記係止枠の内面側に上端から切欠部を設けると共に、対向する位置の側壁にも切欠部を設け、前記隙間の挿入口を広げていることが好ましい。
該構成とすると、メスロック部の隙間の挿入口から係止爪をスムーズに挿入することができる。
本発明のプロテクタは、本体と蓋とを一体成形したものでも良いし、本体と蓋とを別体としてもよい。即ち、
本体の一方の側壁と蓋との間に薄肉ヒンジ部を設けて一体化し、前記本体の他方の側壁に前記メスロック部を設けて、該メスロック部と対向する位置の蓋に前記オスロック部を設け、または、
プロテクタの本体と蓋とを別体とし、本体の両側壁に前記メスロック部を設けて、蓋の両側に前記オスロック部を設けている。
上述したように、プロテクタの本体に設けたメスロック部に蓋に設けたオスロック部を挿入係止するロック構造において、メスロック部の係止枠と対向する本体側壁の外面との隙間の寸法よりオスロック部の係止片の肉厚を薄くし、かつ、該係止片を円弧形状としてバネ性を持たせている。よって、該係止片の外面に突設した係止爪が前記メスロック部の隙間を通過する際に係止爪が係止枠に押圧されると係止片が撓むので係止爪の突出量を低減でき、挿入力の低減を図ることができる。かつ、係止爪が係止枠を通過後は係止片は弾性復帰して、係止枠の内面と本体側壁外面にクリアランスなく接触させることができ、係止片のガタ付きを無くして係止爪の保持力を高めることができる。
第一実施形態のプロテクタを示し、(A)は蓋が開いている状態の一部斜視図、(B)は蓋を閉じた状態の一部斜視図、(C)はワイヤハーネスを挿通した状態の全体斜視図である。 プロテクタの本体側のメスロック部を示し、(A)は平面図、(B)は(A)のB−B線断面図である。 プロテクタの蓋側のオスロック部を示し、(A)は斜視図、(B)は(A)のB−B線断面図、(C)は(A)のC−C線断面図である。 メスロック部にオスロック部を挿入前の状態を示し、(A)は垂直方向の分解説明図、(B)は水平方向の分解説明図である。 メスロック部にオスロック部を挿入時の状態を示し、(A)は垂直方向の説明図、(B)は水平方向の説明図である。 メスロック部にオスロック部をロック結合した状態を示し、(A)は垂直方向の説明図、(B)は水平方向の説明図である。 (A)(B)(C)はオスロック部の係止片の変形例を示す断面図である。 第二実施形態を示し、(A)は蓋に設けたオスロック部を示す斜視図、(B)はロック状態の説明図、(C)はメスロック部の断面図である。 第三実施形態の概略分解斜視図である。 (A)(B)は従来例を示す図面である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図6に第一実施形態を示す。
第一実施形態のプロテクタ1は、本体2と蓋4とを薄肉ヒンジ部3を介して樹脂で一体成形している。
前記本体2は底壁2aと、該底壁2aの幅方向の両端から立設する側壁2bと側壁2cとを有する断面凹形状としている。側壁2bの先端と前記薄肉ヒンジ部3を介して蓋4を開閉自在に連結し、図1(C)に示すように、本体2にワイヤハーネス5を挿通した後に蓋4を被せて本体2の上面開口を閉鎖している。
前記本体の側壁2cの外面には上端から下方にかけてメスロック部6を設けている。該メスロック部6は側壁2cの外面から突設した前後一対の両側枠7、7と、これら両側枠7、7の突出端を連結する係止枠8を有するコ字形状とし、側壁2cとの間に密閉された隙間Sを設けている。
また、図2に示すように、係止枠8の内面側の上部には上端縁からは隙間Sに向けてテーパ状の切欠部9を設けると共に、該切欠面9と対向位置の側壁2cの上端から対象形状の切欠部19を設け、隙間Sの挿入口を広げている。該隙間Sは幅方向Wの寸法は次第に狭くし、切欠部9、19を設けていない下部では幅方向Wの寸法をL1としている。また、幅方向と直交する左右方向Xの寸法をL2としている。
前記蓋4は上壁4aと、該上壁4aの幅方向の両端から突出させた側壁4b、4cを備え、側壁4bは前記薄肉ヒンジ部3を介して本体2の側壁4bと連結し、側壁4cは開閉側としている。前記メスロック部6と対向する位置の前記側壁4cの下端からオスロック部10を突設している。
前記オスロック部10は係止片11と、該係止片11の下部中央の外面に突設した係止爪12を有する。係止片11は係止爪12側から前記メスロック部6の隙間Sに圧入し、係止爪12を係止枠8の下面8aに係止すると共に、係止片11を隙間S内に嵌合して係止爪12を保持して、ロック結合させるものとしている。
前記係止片11の肉厚は前記隙間Sの幅方向の寸法L1より小さくし、かつ、左右方向Xの中央部が外方へ突出するように湾曲させた円弧形状として、バネ性を持たせている。該円弧形状とした係止片11の外周面11aは所要の曲率で連続する円弧面し、該外方へ突出した中央部の下部に前記係止爪12を突設している。係止片11の内周面11bは左右方向に段差を設け、中央部は最小肉厚部11b1として、左右両端部は最大肉厚部11b2、11b3とし、最小肉厚部11b1と最大肉厚部11b2、11b3の間にそれぞれ中間肉厚部11b4、11b5を設けている。
前記最大肉厚部11b2、11b3の肉厚寸法t2は隙間Sの寸法L1の約70%、最小肉厚部11b1の肉厚寸法t1は隙間Sの寸法L1の約30%程度としている。
また、円弧形状とした係止片11の左右方向両端を直線で結ぶ寸法L3は隙間Sの寸法L2より小さくし、かつ、円弧状の係止片11の円弧の曲率が大きくなって左右に広がるように撓むことができる寸法差を設けている。
前記係止片11は係止爪12を係止枠8の下面8aに係止したロック状態で、外周面11aの最も外方へ突出した部分が係止枠8の内面8bに線接触し、左右両端の最大肉厚部11b2、11b3の内面が本体2の側壁2cに接触するように、円弧形状の曲率を設定している。
また、前記係止片11の下部中央に設ける係止爪12は下端から傾斜して上向きに突出し、上端面の係止面12aは平坦面としている。なお、係止面12aは係止片11に向かって逆テーパを設けて保持力を高める形状としてもよい。
また、係止爪12より下方の位置から挿入側先端とする係止片11の下端にかけて次第に薄肉とする傾斜部13を設けている。
前記本体2に設けるメスロック部6と蓋4に設けるオスロック部10とは、図1(C)に示すように、プロテクタ1の長さ方向の両端側に設けている。プロテクタ1が長尺な場合や屈折している場合には長さ方向の中間部にも前記メスロック部6とオスロック部10を設けている。
前記構成からなるプロテクタ1において、蓋4を開けた状態で本体2にワイヤハーネス5を挿通し、挿通後、蓋4を薄肉ヒンジ部3を支点として閉鎖方向に回転する。
該回転操作で、本体2のメスロック部6に対して蓋4のオスロック部10は図4(A)(B)に示すように上方に位置する。この状態で、蓋4を押し下げてオスロック部10の係止片11の下端よりメスロック部6の隙間Sに挿入していく。挿入時には係止片11の下端に傾斜部13を設けているため、隙間Sにスムーズに挿入させることができる。
係止爪12が隙間Sの上端挿入口に達すると、両側に切欠部9、19を設けて幅広とし、係止爪12の下部も傾斜させているため、係止爪12は隙間Sへ比較的スムーズに挿入できる。係止爪12が前記切欠部9と19の間を通過した後、図5(A)(B)に示すように、最も幅が狭い寸法L1の部分に達すると、挿入力を増大させる必要がある。其の際、係止片11の肉厚を薄くすると共に円弧形状としているバネ性を持たせ、特に、係止爪12を突設した部分を最小肉厚部11b1としているため、係止枠8の内面8bに係止爪12が押圧されると、図5(B)に示すように、係止片11の円弧の曲率が大きくなって左右方向に広がるように撓む。これにより係止爪12の突出量が低減するため、係止枠8の外方への撓み量も低減でき、挿入力の増大量を低減できる。
オスロック部10を押し込み、係止爪12が係止枠8を通過して、係止枠8から外れると、図6(A)(B)に示すように、撓んでいた係止片11が弾性復帰して係止爪12が外方へ突出し、該係止爪12の上端の係止面12aが係止枠8の下面8aに係止する。かつ、原状に復帰した係止片11は、外周面11aの最も外方に突出した左右方向の中央部が係止枠8の内面8bに線接触する。また、係止片11の内周面11bの左右両端の最大肉厚部11b2、11b3が本体2の側壁2cの外面に接触する。このように、係止片11の外周面11aの中央部と内周面11bの両側部をクリアランス無く係止枠8と側壁2cに接触できるため、隙間S内での係止片11のガタ付きを防止できると共に、係止片11を薄肉化しても隙間S内での嵌合力の低下を防止できる。
図7(A)(B)(C)に前記係止片11の変形例を示す。
図7(A)では、中間肉厚部を設けず、係止爪12を設ける部分の中央に薄肉部11c1を設け、その両側に厚肉部11c2、11c3を設けている。
図7(B)では、左右両端を最大肉厚部11d1、11d2とし、中央位置を最小肉厚部11d3とし、左右両端から中央に向けて肉厚を連続的に減少している。
図7(C)は係止片11の内周面11bにU字状の溝11eを設け、中央部に溝11eを多数設け、左右両端にかけて、溝11eの個数を減少している。これにより係止爪12の部分を元も撓み易くしている。
いずれの変形例も、係止爪12が係止枠8に押された時に係止片11が容易に撓むようにしている。
図8(A)〜(C)に第二実施形態を示す。
第二実施形態では、蓋4の開閉端側には上壁4aから周壁を設けておらず、オスロック部10−1は上壁4aの端縁からL形状に突設している。具体的には上壁4aに連続する水平方向の支持部20の先端から係止片21を下向きに突設し、該係止片21の下部中央の外面に係止爪22を突設している。
該支持部20と係止片21との連続部23は左右方向に直線状とし、係止片21は下方に向けて次第に左右方向Xに屈曲する円弧形状とし、係止爪22を設けた部分では、第一実施形態と同様な曲率を有する円弧形状としている。
また、図8(B)に示すように、係止片21は一定の肉厚t3とし、内周面側に段差を設けていない。該肉厚t3は第一実施形態の中間肉厚部と同等とし、メスロック部6−1の隙間Sの幅寸法L1の約30〜40%程度としている。
一方、前記オスロック部10−1と対向した本体2に設けるメスロック部6−1は、本体2の側壁2cには切欠部を設けていない。
他の構成は第一実施形態と同様としており、同一符号を付して説明を省略する。
前記のように、係止片21の肉厚t3を一定としているが、メスロック部6−1の隙間Sの寸法L1より薄くしていると共に円弧形状としているためバネ性を有する。よって、係止爪22が隙間Sを通過する際に係止枠8に押されると、第一実施形態と同様に広がるように撓んで係止爪22の突出量が低減し、挿入力の低下を図ることができる。かつ、係止片21と支持部20との連続部23は円弧状とせずに直線部としているため、係止片21の円弧の曲率を大きくして左右に拡がる際に連続部23の抵抗はなく、スムーズに撓むことができる。
図9に第三実施形態のプロテクタを示す
プロテクタ1は本体2と蓋4とを別体とし、本体2の両側壁2b、2cにメスロック部6、6を設けている。蓋4は上壁4aの両側壁4b、4cにオスロック部10、10を設けている。メスロック部6、6およびオスロック部10、10の形状は第一実施形態と同一とし、オスロック部10に円弧形状とした係止片11を設け、該係止片11に係止爪12を突設している。
他の構成も第一実施形態と同様としている。なお、図7に示す変形例あるいは第二実施形態と同様な形状としてもよい。
前記プロテクタ1では、本体2にワイヤハーネスを通した後、蓋4を被せ、幅方向の両側でメスロック部10にオスロック部6を挿入している。第一実施形態と同様に、該挿入時には係止片11が撓み、挿入力を低減できると共に、係止爪12が係止枠8の下面に係止したロック状態で係止片11が原状に復帰して、係止枠8の内面と側壁2b、2cに接触して係止爪12の保持力が低下せず、かつ、ガタつきの発生を無くすことができる。
1 プロテクタ
2 本体
2a 底壁
2b、2c 側壁
3 薄肉ヒンジ部
4 蓋
4a 上壁
5 ワイヤハーネス
6 メスロック部
7 両側枠
8 係止枠
9 切欠部
10 オスロック部
11 円弧形状の係止片
11a 外周面
11b 内周面
11b1 最小肉厚部
11b2、11b3 最大肉厚部

Claims (4)

  1. 底壁と側壁とを有すると共に該側壁の外面にメスロック部を突設した本体と、前記メスロック部に嵌合するオスロック部を上壁または側壁から突設した蓋とからなる樹脂成形品からなるワイヤハーネス用プロテクタのロック構造であって、
    前記メスロック部は、前記側壁の外面から突設した両側枠と、該両側枠の先端に連結した係止枠とからなり、該係止枠と前記側壁外面との間の幅方向寸法がL1の隙間を有し、
    前記オスロック部は、係止片と、該係止片の下部中央に設けた係止爪とからなり、前記係止片の幅方向の肉厚は前記隙間の寸法L1より小さくし且つ前記幅方向と直交する左右方向に湾曲させると共に左右方向の中央を外方に突出させた円弧形状とし、
    前記メスロック部の隙間に前記係止爪が通過する時に係止片が撓み、係止爪が隙間から突出して前記係止枠の下面に係止した状態で、該係止片が原状に復帰して中央外面が前記係止枠の内面と接触すると共に両側端の内面を前記側壁に接触することを特徴とするワイヤハーネス用プロテクタのロック構造。
  2. 前記係止片の肉厚は前記係止爪を突設している中央部を薄肉とし、左右両端を厚肉としている請求項1に記載のワイヤハーネス用プロテクタのロック構造。
  3. 前記メスロック部では、前記係止枠の内面側に上端から切欠部を設けると共に、対向する位置の側壁にも切欠部を設け、前記隙間の挿入口を広げている請求項1または請求項2に記載のワイヤハーネス用プロテクタのロック構造。
  4. プロテクタは本体の一方の側壁と蓋との間に薄肉ヒンジ部を設けて一体化し、前記本体の他方の側壁に前記メスロック部を設け、該メスロック部と対向する位置の蓋に前記オスロック部を設け、または、
    プロテクタの本体と蓋とを別体とし、本体の両側壁に前記メスロック部を設けて、蓋の両側に前記オスロック部を設けている請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のワイヤハーネス用プロテクタのロック構造。
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