JP2011035384A - ロードポート装置、並びにその蓋体着脱装置及びマッピング装置の各昇降機構の制御方法 - Google Patents

ロードポート装置、並びにその蓋体着脱装置及びマッピング装置の各昇降機構の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ロードポート装置を構成する蓋体着脱装置とマッピング装置の干渉を回避して、各装置の作動時間を可能な限りオーバーラップさせて、総作動時間の短縮を図る。
【解決手段】ロードポート装置Pを構成する蓋体着脱装置A及びマッピング装置Mには、蓋体吸着板5がマッピングセンサを取付けた主アームよりも設定値を超える値だけ低い位置に配置されたことを検出して、前記蓋体吸着板5と干渉することなく前記主アームの回動を可能とする干渉回避センサ装置Bを備え、前記干渉回避センサ装置Bにより前記設定値が検出された直後に、前記主アームをマッピング位置まで回動させて、マッピングを開始させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ロードポート装置を構成する蓋体着脱装置及びマッピング装置の各昇降機構
の作動時間の大部分をオーバーラップさせて、キャリアカセットの蓋体の着脱、及び前記
マッピングに要する総時間の短縮を可能にしたロードポート装置、及び前記各昇降機構の
制御方法に関するものである。
ロードポート装置は、特許文献1に開示されているように、キャリアカセットを載置す
るために、垂直配置されたロードポートフレームに対して水平に配置されるカセットテー
ブルと、前記カセットテーブルに載置されたキャリアカセットの開口に対して蓋体を着脱
するために、蓋体のロック・アンロック機構と吸盤を備えた蓋体吸着板が前記ロードポー
トフレームに昇降可能に装着された蓋体着脱装置と、前記キャリアカセットの開口に臨む
基板群に対して検出位置から退避可能に配置された基板検出センサが、前記蓋体着脱装置
の第1昇降機構とは別の第2昇降機構により昇降して、前記キャリアカセットの各段の基
板の存否等の検出であるマッピングを行うためのマッピング装置とを備え、基板処理装置
の内側から前記キャリアカセットに対して基板を出し入れするために、当該基板処理装置
の外側に着脱可能に取付けられる。
ここで、本発明の対象のロードポート装置は、手前側(前面側)のみ開口が設けられた
FOUPカセットと称されるキャリアカセットが使用される。このため、キャリアカセッ
トは、その開口が基板処理装置の側を向いて配置されて、蓋体着脱装置により蓋体が取り
外された後に、マッピング装置により各段の基板のマッピングを行った後に、1枚ずつ取
り出されて基板処理装置内で処理される。そして、処理済の基板は、当該キャリアカセッ
トの開口から各段に順次載置された後に、マッピング装置により各段の基板のマッピング
を行った後に、蓋体着脱装置によりキャリアカセットの開口が蓋体により閉塞されて、キ
ャリアカセットの全体が次の処理工程に搬送される。
蓋体着脱装置、及びマッピング装置に、それぞれ独立した昇降機構を有するロードポー
ト装置においては、各装置を同時に昇降させると、装置の特定部分において干渉を生ずる
ことがあるので、各装置の昇降機構を時間的に別々に作動させて、上記干渉を回避してい
る。各装置の昇降機構を別々に作動させた場合には、キャリアカセットの蓋体の着脱、及
び当該キャリアカセット内のウエハのマッピングの動作に要する総時間は、各装置の昇降
に要する時間の和となって、長くなる。
基板の処理においては、キャリアカセットの蓋体の着脱、及び基板のマッピングは、基
板の処理に本来的に必要な作業ではなくて、本来の処理作業を行うために不可避的に発生
する補助的、又は確認的な作業であるため、その時間は極力短くすることが求められる。
特開2006−173510号公報
本発明は、蓋体着脱装置とマッピング装置の各昇降機構が独立して設けられているロー
ドポート装置において、2つの各装置の干渉を回避して、各装置の作動時間を可能な限り
オーバーラップさせて、総作動時間の短縮を図ることを課題としている。
上記の課題を解決するための請求項1の発明は、キャリアカセットを載置するために、
垂直配置されたロードポートフレームに対して水平に配置されるカセットテーブルと、前
記カセットテーブルに載置されたキャリアカセットの開口に対して蓋体を着脱するために
、当該蓋体のロック・アンロック機構と吸盤を備えた蓋体吸着板が第1昇降機構により前
記ロードポートフレームに昇降可能に装着された蓋体着脱装置と、L字形のアームの水平
部に一対の光センサがキャリアカセットの側に突出して取付けられ、前記アームは、当該
アームの垂直部の下端部近辺に前記水平部と平行に設けられた水平回動軸心を中心に僅か
に回動して、キャリアカセット内の基板群に対してマッピング可能に配置されて、第2昇
降機構により昇降されるマッピング装置とを備え、基板処理装置の内側から前記キャリア
カセットに対して基板を出し入れするために、当該基板処理装置の外側に着脱可能に取付
けられるロードポート装置であって、前記蓋体着脱装置、及びマッピング装置には、蓋体
吸着板がマッピングセンサを取付けたアームよりも設定値を超える値だけ低い位置に配置
されたことを検出して、前記蓋体吸着板と干渉することなく前記アームの回動を可能とす
る干渉回避センサ装置を備え、前記干渉回避センサ装置により前記設定値が検出された直
後に、前記アームをマッピング位置まで回動させて、マッピングを開始させることにより
、前記各装置の作動時間の大部分をオーバーラップさせて、キャリアカセットの蓋体の着
脱、及び前記マッピングに要する総時間の短縮を図ることを特徴としている。
請求項1の発明によれば、蓋体着脱装置、及びマッピング装置には、蓋体吸着板がマッ
ピングセンサを取付けたアームよりも設定値を超える値だけ低い位置に配置されたことを
検出して、前記蓋体吸着板と干渉することなく前記アームの回動を可能とする干渉回避セ
ンサ装置を備えているので、当該干渉回避センサ装置がOFFとなって、蓋体吸着板とア
ームとが干渉しなくなった時点で、一対のマッピングセンサが取付けられた停止中のアー
ムを、非マッピング位置からマッピング位置に回動させた後に、第2昇降機構により当該
アームを下降させて、キャリアカセット内の各基板のマッピングを行う。
このため、蓋体着脱装置とマッピング装置の各作動時間の大部分をオーバーラップさせ
て、カセットテーブルに載置されたキャリアカセットの蓋体の着脱、及び当該キャリアカ
セットの各段の基板のマッピングを行えるので、独立した昇降機構により昇降される蓋体
着脱装置、及びマッピング装置の総作動時間を短縮させられる。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記干渉回避センサ装置は、上下
方向に沿って所定長を有していて、前記マッピング装置、又は蓋体着脱装置のいずれか一
方の昇降部に一体に取付けられた遮光板と、前記各装置の他方の昇降部に、前記遮光板を
挟むように配置された一対の光センサで構成されることを特徴としている。
請求項2の発明によれば、干渉回避センサ装置を構成する遮光板の長さは、蓋体吸着板
とアームとの干渉を回避するために、上下方向にずらして配置させる最小限の長さであっ
て、当該干渉回避センサ装置により、蓋体吸着板とマッピング装置のアームとの干渉を容
易に回避して、蓋体着脱装置とマッピング装置との各作動時間の大部分をオーバーラップ
させられる。
また、請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、前記蓋体着脱装置の第1昇
降機構は、エアシリンダで構成されると共に、前記マッピング装置の第2昇降機構は、ボ
ールネジ機構で構成されることを特徴としている。
請求項3の発明によれば、蓋体着脱装置は、上昇端においてキャリアカセットに対して
接近・離隔する蓋体吸着板を上下動させて、当該上昇端と下降端の各位置においてそれぞ
れ停止させるだけで、中間位置において停止させる必要はないので、エアシリンダは好適
な駆動手段であると共に、マッピング装置を構成するマッピングセンサを取付けているア
ームは、当該マッピングセンサがキャリアカセット内の最上段の基板よりも僅かに上方に
配置された位置で一旦停止させて、キャリアカセットに対して接近・離隔させる必要があ
るために、一旦停止位置を正確に検出できることが不可欠であって、ボールネジ機構は、
当該機能を奏させるには好適な機構である。
また、請求項4の発明は、請求項1に記載のロードポート装置を用いて、当該ロードポ
ート装置を構成する蓋体着脱装置及びマッピング装置の作動時間の大部分をオーバーラッ
プさせて、キャリアカセットの蓋体の着脱、及び前記マッピングに要する総時間の短縮を
図るべく、前記第1及び第2の各昇降機構を制御する方法であって、前記蓋体吸着板、及
びアームの下降時には、当該蓋体吸着板の下降速度は、アームの下降速度に対して同一か
又は僅かに速く設定され、前記蓋体吸着板は、第1昇降機構により定速度で連続して下降
し、前記一対のマッピングセンサが、キャリアカセット内の最上段に支持された基板の僅
かに上方の位置に配置されて、アームが一旦停止している状態で、前記干渉回避センサ装
置により、蓋体吸着板がマッピングセンサを取付けたアームよりも設定値を超える値だけ
低い位置に配置されたことを検出して、当該アームを前記蓋体吸着板と干渉することなく
マッピング位置まで回動させた後に、第2昇降機構により当該アームの下降を開始させて
基板のマッピングを行うことを特徴としている。
請求項4の発明は、請求項1の発明を、蓋体着脱装置、及びマッピング装置を昇降させ
る第1及び第2の各昇降機構の制御の観点から把握したものである。
また、請求項5の発明は、請求項4の発明において、前記蓋体吸着板、及びアームの上
昇時には、当該蓋体吸着板の上昇速度は、アームの上昇速度よりも遅く設定されることを
特徴としている。
請求項5の発明によれば、マッピング装置のアームが上昇しながら、キャリアカセット
内の各基板のマッピングを行う場合において、前記アームと、蓋体着脱装置の蓋体吸着板
との干渉を避けられる。
また、請求項6の発明は、請求項4の発明において、前記蓋体吸着板とアームは、同一
速度で同時に下降を開始することを特徴としている。
請求項6の発明によれば、蓋体吸着板とアームとが同一速度で同時に下降を開始しても
、アームは、一旦停止位置に達した後に、干渉回避センサ装置により蓋体吸着板が当該ア
ームとの干渉を回避できる位置に下降した時点で、一対のマッピングセンサがマッピング
位置に配置されるように回動を開始すればよい。このため、蓋体着脱装置とマッピング装
置の総作動時間は、作動時間の長いマッピング装置の作動時間となって、最も短くできる
。また、蓋体吸着板の下降速度は、最も遅い速度を選択しているので、振動等の発生が最
少となって、マッピングの精度が高まる。
また、請求項7の発明は、請求項5の発明において、前記蓋体吸着板とアームは、同時
に上昇を開始することを特徴としている。
請求項7の発明によれば、蓋体着脱装置とマッピング装置の総作動時間は、作動時間の
長い蓋体着脱装置の作動時間となって、最も短くできる。
本発明によれば、蓋体着脱装置とマッピング装置とにそれぞれ設けられた干渉回避セン
サ装置により、マッピング装置のアームの一旦停止中において、当該アームをマッピング
位置まで回動させる場合に、アームの一旦停止時間も最短にできて、各装置の作動時間の
大部分をオーバーラップさせることができる。この結果、キャリアカセットの蓋体を取り
外して、当該キャリアカセットの各段の未処理の基板のマッピングを行ったり、或いは処
理済の基板をキャリアカセットの各段に収納して、当該各段の基板のマッピングを行った
後に、キャリアカセットの開口を蓋体で閉塞する各作業に要する総時間を短縮できる。
本発明に係るロードポート装置Pの正面図である。 同じく背面図である。 同じく蓋体Eの着脱を主体に示す左側面図である。 同じくマッピングを主体に示す左側面図である。 同じく平面断面図である。 マッピング装置Mを主体に示す斜視図である。 マッピングを主体に示す概略平面図である。 干渉回避センサ装置Bを側面から見た模式図である。 (a)〜(e)は、本発明の作用説明図である。 蓋体着脱装置A及びマッピング装置Mの下降時、及び上昇時における時間に対するZ方向(上下方向)の位置関係を示すグラフである。 同実施形態の制御を司る制御装置(コントローラ)を示す図である。
以下、最良の実施例を挙げて、本発明について更に詳細に説明する。図1は、本発明に
係るロードポート装置Pの正面図であり、図2は、同じく背面図であり、図3は、同じく
蓋体Eの着脱を主体に示す左側面図であり、図4は、同じくマッピングを主体に示す左側
面図であり、図5は、同じく平面断面図であり、図6は、マッピング装置Mを主体に示す
斜視図であり、図7は、マッピングを主体に示す概略平面図であり、図8は、干渉回避セ
ンサ装置Bを側面から見た模式図である。なお、以下の説明において、カセットテーブル
J上においてキャリアベースDが移動する方向をX方向と定めると共に、蓋体着脱装置A
の蓋体吸着板5、及びマッピングセンサS1 を取付けた主アーム23の移動する方向をZ
方向と定め、X,Zの両方向に対して直交する方向をY方向と定める。ロードポート装置
Pは、基板Wの処理装置Fの外壁部1に着脱可能に装着される。即ち、ロードポート装置
Pのロードポートフレーム2は、複数本のボルト(図示せず)を介して前記外壁部1に取
付けられる。ロードポート装置Pは、キャリアカセットKを載置するために、前記ロード
ポートフレーム2に対して片持ち状となって水平に取付けられるカセットテーブルJと、
当該カセットテーブルJに載置されたキャリアカセットKの開口に対して蓋体Eを着脱す
るために、当該蓋体EをキャリアカセットKに対してロック・アンロックを行う一対のロ
ック・アンロック機構3と複数の吸盤4を備えた蓋体吸着板5が前記ロードポートフレー
ム2に昇降可能に装着された蓋体着脱装置Aと、前記キャリアカセットKの開口に臨む基
板W群に対してマッピング位置から退避可能に配置されたマッピングセンサS1 が、前記
蓋体着脱装置Aの第1昇降機構U1 とは別の第2昇降機構U2 により昇降して、前記キャ
リアカセットKの各段の基板Wの存否等の検出であるマッピングを行うためのマッピング
装置Mとを備えている。
前記ロードポートフレーム2におけるカセットテーブルJより上方の部分には、当該テ
ーブルJ上に配置されたキャリアカセットKの開口に対して蓋体Eを着脱する際に、当該
蓋体Eを通過させてロードポートフレーム2の背面側に配置可能とする方形状の開口6が
形成されている。また、カセットテーブルJの上面には、キャリアカセットKを位置決め
してセットするためのキャリアベースDがX方向に移動可能に配置されている。キャリア
ベースDの上面には、載置されるキャリアカセットKを位置決めするための複数の位置決
めピン10が設けられている。
最初に、図1ないし図4を参照して、蓋体着脱装置Aについて説明する。蓋体着脱装置
Aの収容部は、ロードポートフレーム2の背面側に配置されると共に、蓋体吸着板5を昇
降させる第1昇降機構U1 は、ロードポートフレーム2の前面側に配置されて、カセット
テーブルJ上に載置されたキャリアカセットKの蓋体Eを着脱する蓋体吸着板5を昇降(
Z方向への移動)させる装置である。ロードポートフレーム2の前面におけるカセットテ
ーブルJよりも下方の部分には、Y方向に所定間隔をおいて一対のガイドレール7がZ方
向に沿って取付けられ、当該一対のガイドレール7には昇降体8が昇降可能に装着され、
一方のガイドレール7の側方にロッドレスのエアシリンダ9がZ方向に配置されて、当該
エアシリンダ9の案内体9aの外側にスライド体9bが嵌め込まれ、当該スライド体9b
と前記昇降体8とが連結されている。このため、エアシリンダ9の作動によりスライド体
9bが昇降すると、前記昇降体8は一体となって昇降する。なお、蓋体吸着板5を昇降さ
せる第1昇降機構U1 であるロッドレスのエアシリンダ9は、案内体9a内に収容された
磁石体(図示せず)をエア圧により当該案内体9aに沿って正逆方向に移動させることに
より、磁気吸引力によりスライド体9bを移動させる構成である。蓋体吸着板5の上昇端
、及び下降端の各位置は、ロッドレスのエアシリンダ9の案内体9a内の前記磁石体の上
昇端、及び下降端の各位置により定められる。前記昇降体8の上面には、ロードポートフ
レーム2の背面側において一対の支持ロッド11を介して蓋体吸着板5を支持する蓋体吸
着板支持体12がX方向に移動可能に装着されている。蓋体吸着板支持体12は、Y方向
に所定間隔をおいて一対の支持体単体12aで構成されて、各支持体単体12aは、ロー
ドポートフレーム2にZ方向に形成された一対の挿通長孔13に挿通されて、当該ロード
ポートフレーム2の背面側に達している。よって、昇降体8内に収納された駆動機構(図
示せず)により蓋体吸着板支持体12をX方向に移動させると、図3に示されるように、
蓋体吸着板5は、ロードポートフレーム2の背面に対して離間した待機位置と、当該ロー
ドポートフレーム2の開口6に一部が入り込んだ着脱位置との間を進退して、キャリアカ
セットKの開口を閉塞している蓋体Eの着脱を行う。なお、カセットテーブルJ上に配置
されて、キャリアカセットKをセットしているキャリアベースDは、当該カセットテーブ
ルJ内に収納された駆動機構(図示せず)によりX方向に進退して、ロードポートフレー
ム2に対して最も近づいた位置において、蓋体Eの着脱が行われる。
次に、図1ないし図6を参照して、蓋体Eが取り外されたキャリアカセットKの各段に
収納されている基板Wの存否等の検出であるマッピングを行うためのマッピング装置Mに
ついて説明する。マッピング装置Mは、ロードポートフレーム2の表面にZ方向に配置さ
れたガイドレール21、及び第2昇降機構U2 によって当該Z方向に往復移動(昇降)す
る昇降体22と、Y方向に設けられた回動軸心Cを中心に所定角度内で往復回動可能なよ
うに前記昇降体22に支持されて、Y方向に配置される水平部23aに一対のマッピング
センサS1 が取付けられたほぼL字状の主アーム23と、ほぼX方向に配置されて、前記
主アーム23の基端部に一体に取付けられた貫通部23bにおけるロードポートフレーム
2の表面側に配置される部分に、当該貫通部23bに対して斜下方に傾斜して取付けられ
る作動アーム24と、前記昇降体22に一体に取付けられて、ロッド25aが前記作動ア
ーム24の先端部に連結されて、前記主アーム23を回動軸心Cを中心にして回動させる
ためのエアシリンダ25とを備えている。
主アーム23は、Y方向に配置される水平部23aと、ほぼX方向に配置される貫通部
23bと、前記水平部23aと前記貫通部23bとを連結して、ほぼZ方向に配置される
垂直部23cとの3つの部分で構成され、前記貫通部23bは、ロードポートフレーム2
にZ方向に設けられた挿通長孔20に貫通状態で挿通されて、水平部23a及び垂直部2
3cは、ロードポートフレーム2の背面側に配置される。ロードポートフレーム2の背面
側に配置される水平部23aには、Y方向に所定間隔をおいて一対の突出部23dがキャ
リアカセットKの側に突出して水平に配置され、各突出部23dの先端部の対向内側面に
は、光センサから成る一対のマッピングセンサS1 が対向して取付けられている。よって
、図4及び図7に示されるように、キャリアカセットKが基板Wの出入れ位置に位置して
いる状態において、エアシリンダ25のロッド25aが引っ込んだ状態では、主アーム2
3の水平部23bの各突出部23dに取付けられた一対のマッピングセンサS1 は、キャ
リアカセットKに対して外部に配置されており、この状態で、エアシリンダ25のロッド
25aを突出させると、主アーム23の全体が回動軸心Cを中心にして回動して、図7で
実線で示されるように、主アーム23の垂直部23cが僅かに前傾姿勢となって、前記一
対のマッピングセンサS1 は、キャリアカセットKの開口から内部に侵入して、当該キャ
リアカセットKの各段に支持されている基板Wの存否等の検出、即ちマッピングが可能と
なる。
また、昇降体22を昇降させる第2昇降機構U2 は、ボールネジ機構で構成される。第
2昇降機構U2 を構成するボールネジ26の下端部は、ロードポートフレーム2に固定さ
れた支持ブロック体27で回転可能に支持され、当該ボールネジ26の中間部は、ガイド
レール21に案内されて昇降する昇降体22にボールナット(図示せず)を介して支持さ
れて、当該ボールネジ26の上端部は支持されていない。当該ボールネジ26は、前記支
持ブロック体27の下方に配置されたステッピングモータ28により回転数を制御されて
回転する。主アーム23の水平部23aの各突出部23dに取付けられた一対のマッピン
グセンサS1 の上昇端、及び下降端の各位置、換言すると昇降体22の上昇端、及び下降
端の各位置は、図7に示されるように、ロードポートフレーム2の表面における昇降体2
2の上昇端、及び下降端の各位置に対応する位置にそれぞれ取付けられた各センサS11,
S12と、前記昇降体22に一体に取付けられて、当該各センサS11,S12の間を通過可能
な遮光板29とで構成されるセンサ装置により検出されて、当該検出信号によりステッピ
ングモータ28を停止させて行う。
また、水平部23aの各突出部23dに一対のマッピングセンサS1 が取付けられた主
アーム23は、下降、又は上昇の途中において、一対のマッピングセンサS1 が、キャリ
アカセットKの最上段に支持された基板Wの僅かに上方の位置に達した時点で、一旦停止
させて、当該主アーム23を僅かに前傾姿勢のマッピング位置に配置させたり、或いは非
マッピング位置に復帰させる必要がある。上記した主アーム23の一旦停止位置Qは、主
アーム23の上昇端、或いは下降端の各位置から起算して予め判明している位置であるの
で、ステッピングモータ28の回転数(積算パルス数)を検出することにより、主アーム
23の上記一旦停止位置Qの制御は可能である。
また、キャリアカセットKがロードポートフレーム2に対して最も近接した状態で、上
昇端位置に配置されている蓋体着脱装置Aの蓋体吸着板5をキャリアカセットKに対して
前進させて、ロック・アンロック機構3により蓋体Eのロックを解除して、当該蓋体Eを
複数の吸盤4で吸着した状態で、蓋体吸着板5を原位置まで後退させる〔図9(a)〕。
その後に、蓋体着脱装置Aとマッピング装置Mとをいずれも一旦停止位置Qまで下降させ
て、当該蓋体着脱装置Aはそのまま下降させると共に、マッピング装置Mの主アーム23
を僅かに前傾姿勢となるように回動させると、当該主アーム23の水平部23aと蓋体吸
着板5の上端部とが干渉して、当該主アーム23をマッピング可能な前進位置まで回動さ
せられない。
そこで、本発明では、前記干渉を回避するために、マッピング装置Mに対して蓋体着脱
装置Aの蓋体吸着板5が前記干渉を回避できる位置まで相対的に下降したことを検出して
、一対のマッピングセンサS1 が取付けられた主アーム23を僅かに回動させて、当該一
対のマッピングセンサS1 をマッピング位置に配置して、キャリアカセットK内の各基板
Wのマッピングを開始させることにより、蓋体着脱装置A及びマッピング装置Mの各作動
時間がオーバーラップ時間を可能な限り長くして、二つの各装置A,Mの総作動時間を短
くする工夫をしている。即ち、図1、図5及び図8に示されるように、蓋体着脱装置Aの
昇降体8のマッピング装置Aの側の端部には、ブラケット31を介して光センサから成る
一対の干渉回避センサS2 が取付けられ、当該一対の干渉回避センサS2 の間の溝部に挿
入されて遮光を行う遮光板32がマッピング装置Mの昇降体22に取付けられ、一対の干
渉回避センサS2 と遮光板32とで干渉回避センサ装置Bが構成される。即ち、前記ブラ
ケット31には、凹部を前面側に向けてセンサ取付ブロック33が一体に取付けられ、当
該センサ取付ブロック33の凹部を形成する各対向壁面に一対の干渉回避センサS2 が対
向して取付けられている(図5参照)。遮光板32は、ロードポートフレーム2に対して
垂直に配置され、当該遮光板32の長さ(L)は、停止中のマッピング装置Mに対して蓋
体着脱装置Aが下降することにより、マッピング装置Mに対して蓋体着脱装置Aが相対的
に下方に配置されることにより、即ち、マッピング装置Mの主アーム23の水平部23a
に対して蓋体着脱装置Aの蓋体吸着板5が相対的に下方に配置されて、前記干渉を回避で
きる長さに定めてある。
なお、図11に例示するものは、蓋体着脱装置Aやマッピング装置Mの各昇降機構の制御等を司る制御装置(コントローラ)100である。この制御装置100には、マッピングセンサS1、干渉回避センサS2、各センサS11,S12等から信号が入力され、蓋体着脱装置Aのエアシリンダ9、マッピング装置Mのエアシリンダ25、ボールネジ機構のステッピングモータ28のほか、蓋体吸着板支持体12のX方向への駆動部、キャリアベースDのX方向への駆動部、その他必要な部位に対して所要のタイミングで制御信号を出力するために必要なプログラムが書き込まれている。
次に、図9及び図10を参照して、カセットテーブルJ上に載置されたキャリアカセッ
トKの蓋体Eを取り外して、蓋体着脱装置Aの蓋体吸着板5及びマッピング装置Mの主ア
ーム23を下降させながら、当該マッピング装置Mにより当該キャリアカセットK内の各
段で支持されている基板Wのマッピングを行う場合について説明する。蓋体着脱装置Aの
蓋体吸着板5及びマッピング装置Mの主アーム23の下降時には、当該蓋体吸着板5の下
降速度V1 は、マッピングセンサS1 を取付けた主アーム23の下降速度V2 に対して同
一か又は僅かに速く設定することが必要である。実施例では、説明、及び図示を容易にす
るために、蓋体吸着板5の下降速度V1 と主アーム23の下降速度V2 とは同一とする。
図9(a)は、キャリアベースDの前進により、キャリアカセットKがロードポートフレ
ーム2に最も近接していて、蓋体吸着板5及び主アーム23の双方が上昇端に位置してい
る状態である。この状態で、蓋体吸着板5を前進させて、各吸盤4を蓋体Eの前面に密着
させると共に、ロック・アンロック機構3によりキャリアカセットKに対する蓋体Eのロ
ックを解除し、その後に、蓋体Eを吸着した蓋体吸着板5を後退させる。その後に、第1
昇降機構U1 であるエアシリンダ9の作動により、蓋体Eを吸着した蓋体吸着板5は下降
速度V1 で下降を開始すると同時に、第2昇降機構U2 であるボールネジ機構により、マ
ッピング装置Mの主アーム23も同一の下降速度V2 (=V1 )で下降を開始し、蓋体吸
着板5は、そのまま下降端まで継続して下降するが、主アーム23は、キャリアカセット
K内の最上段の基板Wよりも僅かに上方の一旦停止位置Qで一旦停止する〔図9(b)〕
。上記一旦停止位置Qは、ボールネジ機構を構成するステッピングモータ28の積算パル
ス数により検出可能であることは、上記した通りである。
そして、一旦停止位置Qで停止中の主アーム23に対して蓋体吸着板5は継続して下降
しており、干渉回避センサ装置Bを構成する蓋体着脱装置Aの側の干渉回避センサS2 が
マッピング装置Mの側の遮光板32の下端を通過して、干渉回避センサ装置Bが「OFF
」となると、即ち、主アーム23に対して蓋体吸着板5が設定値だけ相対的に下方に配置
されて、主アーム23の前傾動作に対して蓋体吸着板5が干渉しない位置に達した時点で
、マッピング装置Mのエアシリンダ25のロッド25aが突出して、主アーム23が僅か
に前傾姿勢となって一対のマッピングセンサS1 がキャリアカセットK内のマッピング位
置まで入り込んで、当該一対のマッピングセンサS1 による基板Wのマッピングが可能な
状態となる〔図9(c)〕。この状態で、再度、ステッピングモータ28の起動により主
アーム23が下降を開始して、キャリアカセットK内の各段の基板Wのマッピングを行っ
て、一対のマッピングセンサS1 が最下段の基板Wの僅かに下方に達した時点で、ステッ
ピングモータ28が停止して、主アーム23の下降が停止する〔図9(d)〕。なお、一
対のマッピングセンサS1 が最下段の基板Wの僅かに下方に達した位置が、マッピング装
置Mの下降端位置であり、主アーム23の水平部23aに取付けられた一対のマッピング
センサS1 により基板Wのマッピングを行っている途中において、蓋体吸着板5は下降端
に達する。最後に、エアシリンダ25のロッド25aを引っ込めて、主アーム23を原位
置(非マッピング位置)に戻す〔図9(e)〕。なお、蓋体着脱装置A及びマッピング装
置Mの下降端位置におけるZ方向(上下方向)の相対的な配置関係は、上昇端位置と同様
であるため、マッピング装置Mの昇降体22の下降途中において、干渉回避センサ装置B
の遮光板32により、既に下降端位置で停止している蓋体着脱装置Aの昇降体8に取付け
られた干渉回避センサS2 が遮光されるが、キャリアカセットKから蓋体Eが取り外され
ることにより、干渉回避センサ装置Bは無効となるように設定してあるので、マッピング
装置Mの主アーム23は、下降端位置まで支障なく下降する。
このため、図10に示されるように、蓋体着脱装置Aとマッピング装置Mは、同一の下
降速度で同時に下降を開始しているため、両装置A,Mの総作動時間は、マッピング装
置Mの作動時間(T1 )である。また、マッピング装置Mの一旦停止位置Qにおける停止時間(T0 )は、停止終了時刻、即ち主アーム23の回動を開始する時刻におけるマッピング装置Mとの高さの差(L)が、干渉回避センサ装置Bを構成する遮光板32の長さ(L)と同一となる時間である。また、上記実施例では、蓋体吸着板5の下降速度V1 と主アーム23の下降速度V2 を同一にしてあるので、換言すると、両装置A,Mの総作動時間を一定にしたままで、蓋体吸着板5の下降速度V1 を最少にしてあるので、当該蓋体吸着板5の下降により発生する振動等を最少に抑えることができて、マッピング精度が高まる利点がある。
そして、キャリアカセットK内の各基板Wのマッピングを終えた後に、当該各基板Wは
、当該キャリアカセットKから取り出された後に、基板処理装置F内に取り込まれて所定
の処理が施されると共に、空となっている当該キャリアカセットK内に処理済みの別の基
板Wが収納される。
一方、蓋体吸着板5、及び主アーム23の上昇時には、当該蓋体吸着板5の上昇速度V
3 は、主アーム23と蓋体吸着板5との干渉を回避させるために、主アーム23の上昇速
度V2 =V1 よりも遅く設定される(V2 >V3 )。まず、マッピング装置Mの下降端位
置において、エアシリンダ25のロッド25aを突出させて、主アーム23を僅かに前傾
姿勢にさせて、一対のマッピングセンサS1 を、キャリアカセットK内の各基板Wのマッ
ピング位置に配置する。その後に、ステッピングモータ28を下降時と逆方向に回転させ
て、主アーム23を上昇させることにより、各基板Wのマッピングを行い、一対のマッピ
ングセンサS1 が最上段の基板Wの僅かに上方の一旦停止位置Qに達すると、ステッピン
グモータ28が停止し、その直後にエアシリンダ25のロッド25aが引っ込んで、主ア
ーム23は、非マッピング位置に戻る。その後に、ステッピングモータ28が再起動して
、主アーム23は、上昇端位置まで達する。蓋体着脱装置Aのエアシリンダ9は、マッピ
ング装置Mによるマッピングの開始と同時に作動させる。即ち、蓋体吸着板5は、マッピ
ング装置Mの主アーム23と同時に上昇を開始するが、上記した速度差のために、主アー
ム23と蓋体吸着板5との高さ方向の変位の差は、時間の経過と共に大きくなり、その変
位の差の蓄積により、一旦停止位置Qにおいて主アーム23が僅かに停止して、非マッピ
ング位置に復帰した後に、上昇端位置に向けた上昇を開始しても、当該上昇端位置には、
主アーム23が蓋体吸着板5よりも先に到達する。上昇端位置において、蓋体Eを吸着し
ている蓋体吸着板5は、キャリアカセットKに対して前進して、その開口が蓋体Eにより
閉塞される。
また、蓋体吸着板5の下降速度V1 及びその上昇速度V3 は、マッピング装置Mの主ア
ーム23の下降速度V2 及び上昇速度V2 との関係で、上記した条件を満たす限り、任意
の速度を選択できるが、主アーム23の下降速度V2 と同一か、又はこれより速いことが
条件である蓋体吸着板5の下降速度V1 は、振動発生防止の観点から、主アーム23の下
降速度V2 に近いことが望ましい。一方、蓋体吸着板5の上昇速度V3 は、主アーム23
の上昇速度V2 よりも遅いことが条件であるが、蓋体着脱装置A及びマッピング装置Mの
総作動時間を短くするためには、主アーム23の上昇速度V2 に近いことが望ましい。
A:蓋体着脱装置
B:干渉回避センサ装置
E:蓋体
F:基板処理装置
J:カセットテーブル
K:キャリアカセット
M:マッピング装置
P:ロードポート装置
Q:主アームの一旦停止位置
S1 :マッピングセンサ
S2 :干渉回避センサ(干渉回避センサ装置)
V1 :蓋体吸着板の下降速度
V2 :主アームの下降速度(上昇速度)
V3 :蓋体吸着板の上昇速度
2:ロードポートフレーム
3:ロック・アンロック機構
4:吸盤
5:蓋体吸着板
9:ロッドレスのエアシリンダ(第1昇降機構)
23:主アーム(アーム)
26:ボールネジ(第2昇降機構)
28:ステッピングモータ(第2昇降機構)
32:遮光板(干渉回避センサ装置)
100:制御装置(コントローラ)

Claims (7)

  1. キャリアカセットを載置するために、垂直配置されたロードポートフレームに対して水
    平に配置されるカセットテーブルと、
    前記カセットテーブルに載置されたキャリアカセットの開口に対して蓋体を着脱するた
    めに、当該蓋体のロック・アンロック機構と吸盤を備えた蓋体吸着板が第1昇降機構によ
    り前記ロードポートフレームに昇降可能に装着された蓋体着脱装置と、
    L字形のアームの水平部に一対の光センサがキャリアカセットの側に突出して取付けら
    れ、前記アームは、当該アームの垂直部の下端部近辺に前記水平部と平行に設けられた水
    平回動軸心を中心に僅かに回動して、キャリアカセット内の基板群に対してマッピング可
    能に配置されて、第2昇降機構により昇降されるマッピング装置とを備え、
    基板処理装置の内側から前記キャリアカセットに対して基板を出し入れするために、当
    該基板処理装置の外側に着脱可能に取付けられるロードポート装置であって、
    前記蓋体着脱装置、及びマッピング装置には、蓋体吸着板がマッピングセンサを取付け
    たアームよりも設定値を超える値だけ低い位置に配置されたことを検出して、前記蓋体吸
    着板と干渉することなく前記アームの回動を可能とする干渉回避センサ装置を備え、
    前記干渉回避センサ装置により前記設定値が検出された直後に、前記アームをマッピン
    グ位置まで回動させて、マッピングを開始させることにより、前記各装置の作動時間の大
    部分をオーバーラップさせて、キャリアカセットの蓋体の着脱、及び前記マッピングに要
    する総時間の短縮を図ることを特徴とするロードポート装置。
  2. 前記干渉回避センサ装置は、上下方向に沿って所定長を有し、前記マッピング装置、又
    は蓋体着脱装置のいずれか一方の昇降部に一体に取付けられた遮光板と、前記各装置の他
    方の昇降部に、前記遮光板を挟むように配置された一対の光センサで構成されることを特
    徴とする請求項1に記載のロードポート装置。
  3. 前記蓋体着脱装置の第1昇降機構は、エアシリンダで構成されると共に、前記マッピン
    グ装置の第2昇降機構は、ボールネジ機構で構成されることを特徴とする請求項1又は2
    に記載のロードポート装置。
  4. 請求項1に記載のロードポート装置を用いて、当該ロードポート装置を構成する蓋体着
    脱装置及びマッピング装置の作動時間の大部分をオーバーラップさせて、キャリアカセッ
    トの蓋体の着脱、及び前記マッピングに要する総時間の短縮を図るべく、前記第1及び第
    2の各昇降機構を制御する方法であって、
    前記蓋体吸着板、及びアームの下降時には、当該蓋体吸着板の下降速度は、アームの下
    降速度に対して同一か又は僅かに速く設定され、
    前記蓋体吸着板は、第1昇降機構により定速度で連続して下降し、
    前記一対のマッピングセンサが、キャリアカセット内の最上段に支持された基板の僅か
    に上方の位置に配置されて、アームが一旦停止している状態で、前記干渉回避センサ装置
    により、蓋体吸着板がマッピングセンサを取付けたアームよりも設定値を超える値だけ低
    い位置に配置されたことを検出して、当該アームを前記蓋体吸着板と干渉することなくマ
    ッピング位置まで回動させた後に、第2昇降機構により当該アームの下降を開始させて基
    板のマッピングを行うことを特徴とするロードポート装置を構成する蓋体着脱装置及びマ
    ッピング装置の各昇降機構の制御方法。
  5. 前記蓋体吸着板、及びアームの上昇時には、当該蓋体吸着板の上昇速度は、アームの上
    昇速度よりも遅く設定されることを特徴とする請求項4に記載のロードポート装置を構成
    する蓋体着脱装置及びマッピング装置の各昇降機構の制御方法。
  6. 前記蓋体吸着板とアームは、同一速度で同時に下降を開始することを特徴とする請求項
    4に記載のロードポート装置を構成する蓋体着脱装置及びマッピング装置の各昇降機構の
    制御方法。
  7. 前記蓋体吸着板とアームは、同時に上昇を開始することを特徴とする請求項5に記載の
    ロードポート装置を構成する蓋体着脱装置及びマッピング装置の各昇降機構の制御方法。
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