JP2003124282A - 基板搬入出装置 - Google Patents

基板搬入出装置

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JP2003124282A
JP2003124282A JP2001318119A JP2001318119A JP2003124282A JP 2003124282 A JP2003124282 A JP 2003124282A JP 2001318119 A JP2001318119 A JP 2001318119A JP 2001318119 A JP2001318119 A JP 2001318119A JP 2003124282 A JP2003124282 A JP 2003124282A
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shutter
wafer
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vertical direction
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JP2001318119A
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Yasuyoshi Kitazawa
保良 北澤
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Shinko Electric Co Ltd
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Shinko Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 センサによる基板の検出精度の向上、装置の
小型軽量化を図る。 【解決手段】 複数枚の基板を上下方向に間隔をあけて
水平に収容する容器と、基板を処理する基板処理装置と
の間で基板を受け渡すための基板搬入出装置1であっ
て、容器を載置する載置台8と、載置台側Aと基板処理
装置側Bとを区画する隔壁Cを貫通する通過口4と、通
過口4を開閉する遮蔽板5と、遮蔽板5を上下方向に移
動させる遮蔽板昇降機構6と、通過口4に対して上下方
向に移動させられて、載置台8に載置された容器内部に
収容されている基板9の有無を検出する基板検出部10
と、基板検出部10を上下方向に移動させる検出部昇降
機構11とを備え、検出部昇降機構11が、遮蔽板昇降
機構6とは別個に設けられている基板搬入出装置1を提
供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、半導体
ウエハ等の基板を受け渡しするためのロードポートと呼
ばれる基板搬入出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスの処理工程においては、
回路誤動作の原因となる微粒子(パーティクル)がウエ
ハ表面に付着することを防止する必要があるため、従来
より、内部を高い清浄度に維持したクリーンルームを使
用して、半導体デバイスの処理が行われている。
【0003】また、大型のクリーンルームでは、クリー
ンルーム全体の清浄度を低く保持することが困難である
とともに、その建設コストや稼働コストが高くつくた
め、ウエハの存在する必要最小限の空間内部のみを局所
的に高い清浄度に保持するミニエンバイロメント方式が
採用される。このミニエンバイロメント方式では、処理
装置内部を高い清浄度に保持するとともに、処理装置間
の搬送中にウエハの周囲を高い清浄度に保持する密閉式
の容器が利用される。この密閉式の容器は、一側面に開
口する開口部と、該開口部を気密状態に閉塞する蓋とを
有し、FOUP(Front Opening Unified Pod)カセット
と呼ばれている。そして、FOUPカセットの蓋はロッ
ク機構によってロックされ、搬送中に開かないようにな
っている。
【0004】FOUPカセットの内部の両側壁には、開
口部から奥部に向かって水平方向に延びる溝が、鉛直方
向に等間隔をおいて複数設けられている。両側壁の溝
は、水平方向に対向する位置に配置されていて、円板状
のウエハの直径方向の両端縁を該溝内に配置することに
より、各ウエハを水平状態に保持するとともに、ウエハ
相互間に平行な間隔を形成するようになっている。
【0005】また、FOUPカセットから各処理装置へ
のウエハの受け渡しは、高い清浄度に維持された処理装
置側の空間と、それよりも低い清浄度の搬送装置側の空
間とを区画する壁に設けられたロードポートと呼ばれる
基板搬入出装置を介して行われる。基板搬入出装置は、
例えば、特開2001−77177号公報に開示されて
いるように、搬送装置からFOUPカセットを受け取る
載置台と、該載置台に載せられたFOUPカセット内部
からウエハを取り出して処理室内に搬入するための通過
口と、該貫通孔を開閉するシャッターと、該シャッター
に備えられ、FOUPカセットのロック機構を解除して
蓋を開閉する開閉装置とを有している。
【0006】ウエハを収容したFOUPカセットが載置
台に搭載されると、該載置台がシャッター側に移動して
シャッターに密着させられる。このとき、開閉装置の有
する鍵が、FOUPカセットの蓋に設けられた鍵穴内に
挿入され、開閉装置が作動させられることにより、ロッ
ク機構が解除されるようになっている。そして、シャッ
ターに密着させられたFOUPカセットの蓋が、シャッ
ターとともに処理装置内の下方に移動させられることに
よって開かれることになる。
【0007】この状態で、FOUPカセット内部は、搬
送装置側の空間に対して密封され、かつ、処理装置側の
空間に対して開かれるようになっている。これにより、
処理装置側からFOUPカセット内部のウエハを取り出
すことができる。FOUPカセットから取り出されたウ
エハは、処理装置内において所定の処理を施された後
に、再び、FOUPカセット内に収容される。そして、
全てのウエハに対して処理が施された後に、FOUPカ
セットが再度密封されて搬送装置により次工程へ搬送さ
れる。
【0008】ここで、FOUPカセット内からのウエハ
の取り出し、および、FOUPカセット内の空いた溝へ
のウエハの収納のいずれの場合においても、処理装置側
に配置されたマニピュレータは、FOUPカセット内の
どの溝にウエハが存在しているのかについての情報を正
確に把握している必要がある。
【0009】従来、FOUPカセット内の各位置におけ
るウエハの収納状態を把握するために、例えば、特開平
11−145244号公報および米国特許第61883
23号明細書に開示されているような方法が採用されて
いる。この方法は、昇降させられるシャッターの上端に
センサを取り付けておき、該センサをFOUPカセット
の蓋を開くときに作動させるものである。これにより、
蓋とともにシャッターを下降させるにつれて、シャッタ
ーの位置情報とセンサからの検出信号とから、FOUP
カセット内部のウエハの収納状態が上から順に検出され
ていくようになっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の方法では、以下の不都合がある。第1に、従来
の方法では、シャッターの下降動作を利用して、センサ
によるウエハの検出作業を行うことにしているため、例
えば、検出エラー等の不具合が発生して再度の検出作業
を行わなければならない場合においても、常にシャッタ
ーとともにセンサを移動させなければならないという不
都合がある。
【0011】上述したように、シャッターにはFOUP
カセットの開口部を密封するための蓋が結合されている
とともに、該蓋のロック機構をロックしまたは解除する
ための開閉装置が備えられている。したがって、軽量の
センサを移動させるだけのために、シャッター、蓋、ロ
ック機構、開閉装置等の重量物を昇降させなければなら
ない。このため、大きな駆動力を発生する大型のサーボ
モータを使用しなければならないという不都合があっ
た。大型のサーボモータの使用は、装置を大型化させ、
製品コストを増大させてしまう他、消費電力の増大、発
熱の増大等、種々の不利益を伴うことになる。
【0012】元来、シャッターは、センサを搭載してい
ないのであれば、FOUPカセットを連結する閉鎖状態
において精度よく位置決めされていれば足り、シャッタ
ーの開閉移動中の全ての位置において正確な位置制御を
行うサーボモータや、正確な位置検出を行うエンコーダ
は不要である。また、重量物を移動させる場合には、そ
の慣性のために急な加減速が困難となり、該重量物とと
もに移動させられるセンサの迅速かつ正確な位置検出が
困難になるという不都合がある。
【0013】第2に、従来の方法では、シャッターの昇
降ストロークが長くなるという不都合がある。すなわ
ち、シャッターの上にセンサを搭載する従来の方法で
は、センサによるウエハの検出は、シャッターとともに
蓋が下降させられて、センサが最上位のウエハに達した
ときに開始され、最下位のウエハに達したときに終了す
る。したがって、シャッターは、FOUPカセットの蓋
に連結される閉鎖位置から、搬入出装置の開口部が完全
に開かれる開放位置まで移動されただけでは足りず、さ
らに、センサが最下位のウエハに到達するまで下降させ
られなければならない。すなわち、センサを搭載したた
めに、シャッターの昇降ストロークが長くなってしま
う。
【0014】シャッターの昇降ストロークが長くなる
と、シャッターを昇降させるためのボールネジやリニア
ガイド等の長さを長くしなければならないとともに、装
置全体の長さを長くしなければならないという不都合が
ある。
【0015】この発明は上述した事情に鑑みてなされた
ものであって、センサによる基板の検出精度の向上、装
置の小型軽量化を図ることができる基板搬入出装置を提
供することを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、以下の手段を提案している。請求項1
に係る発明は、複数枚の基板を上下方向に間隔をあけて
水平に収容する容器と、基板を処理する基板処理装置と
の間で基板を受け渡すための基板搬入出装置であって、
容器を載置する載置台と、該載置台側と前記基板処理装
置側とを区画する隔壁を貫通する通過口と、該通過口を
開閉する遮蔽板と、該遮蔽板を上下方向に移動させる遮
蔽板昇降機構と、通過口に対して上下方向に移動させら
れて、載置台に載置された容器内部に収容されている基
板の有無を検出する基板検出部と、該基板検出部を上下
方向に移動させる検出部昇降機構を備え、該検出部昇降
機構が、前記遮蔽板昇降機構とは別個に設けられている
基板搬入出装置を提案している。
【0017】この発明によれば、載置台に容器が載置さ
れると遮蔽板昇降機構が作動させられて遮蔽板が移動さ
せられ、通過口を開放する。これにより、基板処理装置
側の空間から容器内部へのアクセスが可能となる。ま
た、検出部昇降機構を作動させることにより、基板検出
部を昇降させ、開放された通過口を通して、容器内部に
収容されている基板の収容状態が検出される。
【0018】この場合において、この発明では、遮蔽板
昇降機構と検出部昇降機構とを別個に設けているので、
基板検出部による容器内部の基板の検出を、遮蔽板の昇
降とは切り離して行うことができる。その結果、基板検
出部を慣性による影響を殆ど受けることなく、迅速かつ
高い精度で移動させることが可能となる。また、検出エ
ラーの発生による再検出の際においても、遮蔽板を昇降
することなく基板検出部のみを昇降させることができ
る。その結果、軽量の基板検出部のみを移動させれば足
りる。
【0019】その一方で、重量の重い遮蔽板をその昇降
ストロークの全長にわたって高い精度で移動させる必要
がなくなったので、より簡易な駆動源を使用することが
可能となり、動力の低減、製品コストの低減等を図るこ
とができる。また、遮蔽板は、隔壁の通過口を開閉する
ために必要最小限の昇降ストロークだけ昇降すれば足り
るので、従来よりも昇降ストロークを低減して、装置の
コンパクト化を図ることが可能となる。
【0020】請求項2に係る発明は、請求項1記載の発
明において、前記遮蔽板昇降機構が、シリンダにより駆
動される基板搬入出装置を提案している。この発明によ
れば、遮蔽板はシリンダにより昇降され、そのストロー
クエンドにおいて精度よく位置決めされる。すなわち、
シリンダはそのストロークの中途においては、遮蔽板を
精度よく位置決めすることはできないが、ストロークエ
ンドにおいては、簡易かつ高精度に位置決めすることが
可能である。そして、検出部昇降機構を遮蔽板昇降機構
から切り離したことにより、遮蔽板は、隔壁の通過口を
開閉するだけでよいので、中途位置における精度は要求
されない。したがって、大型のサーボモータを使用する
必要がなくなり、コスト削減、装置のコンパクト化を図
ることが可能となる。
【0021】請求項3に係る発明は、請求項1または請
求項2記載の発明において、前記検出部昇降機構が、ス
テッピングモータにより駆動される基板搬入出装置を提
案している。この発明によれば、検出部昇降機構を遮蔽
板昇降機構から切り離したので、検出部昇降機構が大重
量の遮蔽板等を昇降させる必要がなくなる。そこで、比
較的軽量の検出部のみを昇降させる比較的小さいトルク
を発生するステッピングモータを検出部昇降機構として
使用することにより、装置の小型軽量化、製品コスト、
運転コストの低減を図ることが可能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態に係る
基板搬入出装置について、図1〜図6を参照して説明す
る。本実施形態に係る基板搬入出装置1は、図1〜図3
に示されているように、搬送装置側Aと処理装置側Bと
を区画する隔壁Cに形成された貫通孔2を閉塞するよう
に取り付けられる装置本体プレート3と、該装置本体プ
レート3に形成された搬送装置側Aと処理装置側Bとを
連絡する通過口4を開閉するためのシャッター(遮蔽
板)5、該シャッター5を昇降させるシャッター昇降機
構(遮蔽板昇降機構)6と、装置本体プレート3の搬送
装置側Aに配置され搬送されてきたFOUPカセット7
(容器:図4参照)を載置する載置台8と、FOUPカ
セット7内部のウエハ9(基板:図6参照)の収納状態
を検出するウエハ検出部10と、該ウエハ検出部10を
昇降させる検出部昇降機構11とを備えている。
【0023】前記シャッター5には、図3に示されるよ
うに、従来と同様にFOUPカセット7の蓋12に備え
られたロック機構(図示略)の状態を切り換える開閉装
置13と、FOUPカセット7の蓋12を吸着する吸着
パッド14とが備えられている。また、前記シャッター
5は、図1に示されるように、前記装置本体プレート3
の処理装置側Bの表面に沿って昇降させられるブラケッ
ト15上に水平移動機構16によって支持されている。
【0024】水平移動機構16は、例えば、装置本体プ
レート3に対して近接、離間する方向に配されるリニア
ガイド17と、該リニアガイド17に沿って水平移動可
能に支持された第1のスライダ18と、該第1のスライ
ダ18を水平方向に移動させる駆動手段19とから構成
されている。該駆動手段19は、例えば、モータ20と
所定のカム機構(図示略)とを備えたものである。後述
するシャッター昇降機構6の作動により、シャッター5
が通過口4に一致する上下方向位置に位置決めされた状
態で、水平移動機構16を作動させることにより、シャ
ッター5を通過口4に嵌合させて該通過口4を閉鎖する
ことができるようになっている。
【0025】前記シャッター昇降機構6は、図1および
図2に示されているように、前記装置本体プレート3の
処理装置側Bに配置されたシリンダ21と、搬送装置側
Aに配置されたリニアガイド22とを備えている。該シ
リンダ21は、前記ブラケット15と前記装置本体プレ
ート3との間に配置され、上下方向にロッド21a,2
1bを伸縮させるようになっている。前記リニアガイド
22は、装置本体プレート3の搬送装置側Aの表面に上
下方向に沿って配置されており、該リニアガイド22に
沿って上下方向に移動可能な第2のスライダ23を備え
ている。
【0026】前記装置本体プレート3には、幅方向の略
中央部を厚さ方向に貫通する第1のスリット24が上下
方向に沿って設けられ、前記処理装置側Bに配置されて
いるブラケット15が、図2に示す貫通部15aによっ
て、前記第1のスリット24を貫通して搬送装置側Aに
延びている。第1のスリット24を貫通して搬送装置側
Aに突出したブラケット15の貫通部15aは、前記第
2のスライダ23に固定されている。これにより、シャ
ッター5はリニアガイド22によって昇降動作を支持さ
れるようになっている。
【0027】前記シリンダ21は、例えば、図1および
図5に示されるように、直動式の2つのエアシリンダ2
5,26を重ね、一方のシリンダ26のロッド21bを
装置本体プレート3に固定し、他方のシリンダ25のロ
ッド21aをブラケット15に固定したものである。シ
リンダ26は装置本体プレート3に取り付けられたリニ
アガイド27によって上下方向に移動するように支持さ
れている。このように構成することで、シリンダ21の
設置スペースと、ブラケット15のストローク長さとを
確保している。
【0028】前記載置台8は、図示しない搬送装置によ
り搬送されてきたFOUPカセット7を載せる第3のス
ライダ28を備えている。該第3のスライダ28上に
は、図3に示すように、FOUPカセット7との間の位
置決めを行う位置決めピン29が設けられている。ま
た、第3のスライダ28は、図示しない水平移動機構に
よって、シャッター4に向かって(図3の矢印Y方向
に)前後進させられるようになっている。
【0029】前記ウエハ検出部10は、例えば、図6に
示されるように、後述するブラケット30の上端部に取
り付けられており、発光部と受光部とからなる一対のセ
ンサ31,32と、これらのセンサ31,32をFOU
Pカセット7内のウエハ9の端縁近傍に配置するセンサ
配置手段33とを備えている。センサ配置手段33は、
2本の鉛直軸回りに揺動可能に支持された2本のアーム
36,37と、これらのアームを揺動させる駆動手段
(図示略)とを備えている。前記アーム36,37の先
端には、前記センサ31,32がそれぞれ固定されてい
る。
【0030】センサ31,32を作動させないときに
は、駆動手段の作動により、2本のアーム36,37
が、図6に鎖線で示すように、ブラケット30の上端に
収納状態に配置されるようになっている。また、センサ
31,32の作動に際して駆動手段を作動させると、ア
ーム36,37が揺動させられるようになっている。
【0031】揺動させられたアーム36,37は、相互
に所定角度をあけた、図6に実線で示す位置に配置さ
れ、この状態で、アーム36,37の先端に取り付けら
れているセンサ31,32が相互に対向して配置される
とともに、両センサ31,32の間に、FOUPカセッ
ト7内に収容されているウエハ9の端縁が配置される位
置まで突出させられるようになっている。
【0032】前記検出部昇降機構11は、前記シャッタ
ー5を挟んで通過口4とは反対側に配置され、前記ウエ
ハ検出部10を搭載するブラケット30と、前記装置本
体プレート3の搬送装置側Aに、上下方向に沿って配置
されるボールネジ41と、該ボールネジ41を軸線回り
に回転させるステッピングモータ42と、前記シャッタ
ー昇降機構6を構成するリニアガイド22に沿って上下
方向にスライド可能に取り付けられた第4のスライダ4
3とを備えている。
【0033】前記装置本体プレート3には、厚さ方向に
貫通する2本のスリット44が、その幅方向の両端近傍
に上下方向に沿って設けられている。このスリット44
には、前記ブラケット30の一部が貫通させられてお
り、貫通させられたブラケット30は前記第4のスライ
ダ43に固定されている。これにより、ブラケット30
に搭載されたウエハ検出部10がリニアガイド22によ
って上下方向に沿う方向に精度よく案内されて移動させ
られるようになっている。
【0034】前記第4のスライダ43は、前記第2のス
ライダ23よりも上方に、共通のリニアガイド22に沿
って移動するように配置されており、少なくともシャッ
ター5の下降が開始された後でなければ、ウエハ検出部
10を下降させることができないようになっている。前
記ステッピングモータ42は、その回転角度に応じた数
のパルス信号を払い出すようになっており、そのパルス
をカウントすることにより、ウエハ検出部10の上下方
向位置を正確に割り出すことができるようになってい
る。
【0035】このように構成された本実施形態に係る基
板搬入出装置1の作用について、以下に説明する。FO
UPカセット7が載置台8に載置されていない状態で、
搬送装置側Aと処理装置側Bとを区画する隔壁Cに取り
付けられている装置本体プレート3の通過口4は、シャ
ッター5により閉鎖されている。
【0036】図示しない無人搬送車等の搬送装置によっ
て搬送されてきたFOUPカセット7が、載置台8上に
載置されると、FOUPカセット7は、載置台8上に備
えられている第3のスライダ28に、位置決めピン29
によって位置決めされる。そして、第3のスライダ28
の水平移動機構が作動させられることにより、FOUP
カセット7はシャッター5に近接する方向に水平移動さ
せられる。
【0037】FOUPカセット7が、装置本体プレート
3に当接すると、FOUPカセット7のフランジ7aが
通過口4の周縁に密着させられるとともに、FOUPカ
セット7の蓋12に設けられている鍵穴45に、シャッ
ター5に設けられている開閉装置13の鍵46が挿入さ
れる。また、シャッター5に設けられた吸着パッド14
がFOUPカセット7の蓋12に密着させられた状態で
作動させられることにより、FOUPカセット7の蓋1
2がシャッター5に一体的に吸着状態に保持される。
【0038】FOUPカセット7は、そのフランジ7a
が装置本体プレート3の通過口4周縁に密着させられる
ことにより、その開口部47を搬送装置側Aの空間に対
して密封され、この状態で蓋12を開かれたとしても、
FOUPカセット7内部が搬送装置側Aの比較的パーテ
ィクルの多い空気に晒されることが防止される。
【0039】この状態で、シャッター5に設けた開閉装
置13を作動させて、鍵46を鍵穴45内で回転させる
ことにより、シャッター5のロック機構が解除される。
そして、シャッター昇降機構6のブラケット15に設け
られている水平移動機構16の駆動手段19を作動さ
せ、第1のスライダ18を通過口4から離れる方向に水
平移動させることにより、FOUPカセット7の蓋12
が開かれる。
【0040】FOUPカセット7の蓋12は、FOUP
カセット7に対して所定距離だけ後退させられることに
より、FOUPカセット7との嵌合状態から切り離され
るので、その後、シャッター昇降機構6を作動させるこ
とにより、シャッター5とともに下降させられ、FOU
Pカセット7内部の空間が、処理装置側Bの空間に対し
て開かれることになる。この際、シャッター昇降機構6
は、リニアガイド22に沿って第2のスライダ23を昇
降させることができるシリンダ21を備えているので、
シリンダ21のロッド21a,21bを引っ込めること
により、シャッター5を迅速に下降させて、通過口4を
迅速に開放することができる。
【0041】一方、検出部昇降機構11は、センサ3
1,32を最上位位置まで上昇させて、FOUPカセッ
ト7内の最上位のウエハ9に対向する位置またはそれよ
りも若干高い位置に配置されている。そして、該センサ
31,32とそれに対向するウエハ9との間に配されて
いるシャッター5がFOUPカセット7の蓋12ととも
に下降させられると、センサ配置手段33が作動させら
れて、アーム36,37が所定の相対角度をなす位置ま
で揺動させられ、アーム36,37の先端が通過口4に
挿入される。アーム36,37の先端にはセンサ31,
32が取り付けられているので、アーム36,37の停
止位置において、センサ31,32が相互に対向させら
れるとともに、両センサ31,32の間に形成される光
軸Lがウエハ9の一部を横切るようにウエハ9の周縁近
傍に配置されることになる。
【0042】その後、検出部昇降機構11のステッピン
グモータ42が作動させられることにより、リニアガイ
ド22に沿って、第4のスライダ43が下降させられ、
該第4のスライダ43に搭載されているブラケット30
およびウエハ検出部10が下降させられることになる。
ウエハ検出部10は、両センサ31,32間をウエハ9
が通過することにより光軸Lが遮られると、ウエハ9の
検出信号を出力する。また、ステッピングモータ42
は、ウエハ検出部10の移動距離に応じた数のパルスを
出力する。したがって、ウエハ検出部10が最上位に配
されている状態を原点として、そこからの移動距離に応
じた払い出しパルス数と、センサ31,32からのウエ
ハ9の検出信号とから、ウエハ9の収納状態、すなわ
ち、所定の収納箇所におけるウエハ9の有無と、ウエハ
9の収納されている場所の位置とを割り出すことができ
る。
【0043】この場合において、本実施形態に係る基板
搬入出装置1によれば、シャッター5を昇降させるシャ
ッター昇降機構6と、センサ31,32を昇降させる検
出部昇降機構11とを別個に設けているので、センサ3
1,32によるウエハ9の収納状態の割り出しをシャッ
ター5の開閉作業と切り離して行うことができる。
【0044】その結果、通過口4の全面を覆う比較的大
重量のシャッター5、蓋12のロック機構を開閉する比
較的大重量の開閉装置13、および、シャッター5に吸
着した比較的大重量のFOUPカセット7の蓋12等を
合わせた重量物をセンサ31,32とともに昇降させる
必要がなくなった。また、これらの重量物は、ストロー
クエンドにおける蓋12の開閉時を除き、昇降動作に高
い精度が必要とされるものではないので、比較的安価か
つ迅速に作動するシリンダ21をアクチュエータとして
使用することができる。したがって、高価な大出力のサ
ーボモータを排除することができる。
【0045】一方、重量物から切り離して単独で昇降さ
せられるようになったセンサ31,32は、その収納位
置を割り出すために精度よく昇降させる必要があるが、
小重量であるために小型のステッピングモータ43をア
クチュエータとして利用することができる。そして、ス
テッピングモータ43を使用することにより、その払い
出しパルスによってセンサ31,32の位置を把握する
ことが可能となり、高価なサーボモータおよびエンコー
ダが不要となるので、製品のコストを削減することがで
きる。
【0046】さらに、大重量のシャッター5等とは別個
にセンサ31,32を昇降させることができるようにし
たから、仮に、シャッター5の下降と同時にセンサ3
1,32を下降させながら行われた最初の収納状態の検
出作業において何らかのエラーが発生して、収納状態の
割り出しに失敗した場合であっても、大重量のシャッタ
ー5等を再度昇降させることなく、軽量のウエハ検出部
10のみを再度昇降させて高い精度でウエハ9の収納状
態の割り出しを行うことができる。
【0047】また、従来の技術におけるようにシャッタ
ー5の上部にセンサを搭載した場合には、センサおよび
シャッター5のストロークとしては、シャッター5の開
閉に必要なストロークに加えて、シャッター5が完全に
開かれた後からセンサが最下位のウエハ9を検出可能な
位置に配される迄の余分なストロークが必要である。こ
れに対して、本実施形態に係る基板搬入出装置1によれ
ば、シャッター5およびセンサ31,32は、それぞ
れ、通過口4の開閉または全てのウエハ9の収納状態検
出に必要な最小限のストロークを有していれば足りる。
したがって、本実施形態の基板搬入出装置1によれば、
無駄なストロークを排除して、ボールネジ41等の短縮
を図ることができる。
【0048】さらに、本実施形態では、シャッター5の
昇降用のアクチュエータとして使用したシリンダ21
が、2つのシリンダ25,26を合わせて上下方向双方
にロッド21a,21bを突出させる方式を採用してい
るので、ロッド21a,21bの収縮時におけるシリン
ダ21の占有スペースを抑えて、装置の小型化を図るこ
とができる。
【0049】なお、上記第1の実施形態においては、ウ
エハ検出部10として、発光部と受光部とを構成する透
過型の2つのセンサ31,32を採用しているが、これ
に限定されるものではなく、反射型センサ、カメラ等の
任意のセンサを採用することができる。また、センサ3
1,32をウエハ9の端縁近傍に配置するセンサ配置手
段33を設けているが、これに代えて、反射型センサや
カメラ等のセンサをブラケット30に固定することにし
てもよい。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係る基
板搬入出装置によれば、以下の効果を奏する。請求項1
に係る基板搬入出装置によれば、位置精度の必要な検出
部と、位置精度の不要な遮蔽板とを別個の昇降機構によ
り昇降させることができる。その結果、検出部昇降機構
により昇降させられる検出部については、遮蔽板からの
切り離しにより軽量化を図り、動力の小さい駆動源によ
っても高い精度で位置決めすることができるという効果
を奏する。また、遮蔽板昇降機構により昇降させられる
遮蔽板については、検出部からの切り離しにより、位置
精度を抑えて高速化を図ることができるという効果を奏
する。いずれの場合においても、駆動源のコストを抑え
ることができるとともに、装置のコンパクト化を図るこ
とができるという効果もある。
【0051】請求項2に係る基板搬入出装置によれば、
遮蔽板昇降機構をシリンダにより駆動することにより、
装置のコスト低減、高速化、コンパクト化を図ることが
できるという効果を奏する。また、請求項3に係る基板
搬入出装置によれば、検出部昇降機構をステッピングモ
ータにより駆動することにより、さらなる装置コストの
低減、基板の収納状態検出の高精度化およびコンパクト
化を図ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る基板搬入出装置の一実施形
態を示す側面図である。
【図2】 図1の基板搬入出装置を示す処理装置側か
ら見た正面図である。
【図3】 図1の基板搬入出装置を示す斜視図であ
る。
【図4】 図1の基板搬入出装置に使用されるFOU
Pカセットを示す斜視図である。
【図5】 図1の基板搬入出装置のシャッター昇降機
構を駆動するシリンダを示す側面図である。
【図6】 図1の基板搬入出装置のウエハ検出部を示
す平面図である。
【符号の説明】
1 基板搬入出装置 4 通過口 5 シャッター(遮蔽板) 6 シャッター昇降機構(遮蔽板昇降機構) 7 FOUPカセット(容器) 8 載置台 9 ウエハ(基板) 10 ウエハ検出部(基板検出部) 11 検出部昇降機構 21,25,26 シリンダー 42 ステッピングモータ A 搬入装置側(載置台側) B 処理装置側(基板処理装置側) C 隔壁

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚の基板を上下方向に間隔をあけ
    て水平に収容する容器と、基板を処理する基板処理装置
    との間で基板を受け渡すための基板搬入出装置であっ
    て、 前記容器を載置する載置台と、 該載置台側と前記基板処理装置側とを区画する隔壁を貫
    通する通過口と、 該通過口を開閉する遮蔽板と、 該遮蔽板を上下方向に移動させる遮蔽板昇降機構と、 前記通過口に対して上下方向に移動し、前記載置台に載
    置された前記容器内部に収容されている基板の有無を検
    出する基板検出部と、 該基板検出部を上下方向に移動させる検出部昇降機構と
    を備え、 該検出部昇降機構が、前記遮蔽板昇降機構とは別個に設
    けられている基板搬入出装置。
  2. 【請求項2】 前記遮蔽板昇降機構が、シリンダによ
    り駆動される請求項1記載の基板搬入出装置。
  3. 【請求項3】 前記検出部昇降機構が、ステッピング
    モータにより駆動される請求項1または請求項2記載の
    基板搬入出装置。
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