JP2011032834A - 地下構造物用蓋体の錠装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】蓋体の受枠に対する施錠を図るロック部材の構成と動きに無駄を省き、ロック部材のガイド部に沿った上下移動と受枠の内外方向への回転移動とを常に合理的に安定してなし得る。
【解決手段】蓋体の施錠を図るロック部材の受枠の内外方向への回転変位を必要最小限で無駄のないものとなすべく、ロック部材を小型短寸のフック部と縦長長寸のロック部本体とに分け,ロック部本体の上端部にフック部をピンにて受枠の内外方向に回転移動可能に軸支し、取付枠と摺動板とからなるロック部本体の摺動板をガイド部と受枠内周面との間に摺動移動可能に挟持せしめてロック部材をガイド部に沿って上下移動可能となし、フック部下面に対し押圧スプリングにて蓋体を施錠するための付勢力を与え、かつ、取付枠下側に付設の軸ピンをガイド部に沿って形成したガイド溝内に摺動可能に嵌合してロック部材の上昇範囲を規制する。
【選択図】図3

Description

本発明は、マンホール等の地下構造物における蓋体を受枠に施錠するための地下構造物用蓋体の錠装置に関し、とりわけその装置におけるロック部材を受枠内周面側に配設して蓋体の施錠を図るものにおいて、そのロック部材の構成と動きの無駄を可及的に省き、常に合理的で安定したガイド部に沿った上下移動と受枠の内外方向への回転移動をなすことができる、即ち常に合理的で安定した蓋体の施錠・解錠操作を行うことができる地下構造物用蓋体の錠装置に係るものである。
マンホール等の地下構造物用蓋体の錠装置において、開閉工具(バール)を用いて、蓋体の受枠内周面への上げ下ろしによる上部開口の開閉動作と蓋体の受枠上方所定位置での水平方向外方への引き出し動作とに伴い蓋体と受枠との施錠・解錠をなすべく、蓋体との施錠を図るロック部材を受枠内周面側に配設のガイド部に沿って上下移動可能に且つ受枠の内外方向へ回転移動可能に配設し、ロック部材に対しそれを蓋体との施錠方向に回転させる付勢手段を施すとともに、ロック部材に付設せる軸部を介してガイド部に沿ったロック部材の上下移動の範囲を規制するようになした先行技術としては、例えば特許第3449608号特許公報(特許文献1)記載のものがある。
また、ロック部材としてのカギ部材をその外部に嵌合した枠体を介して受枠内周面側に配設のガイド部にそって上下移動可能に配設せしめた例として、特許第3746259号特許公報(特許文献2)記載のものがある。
そして更に、受枠内周面側に配設のガイド部に沿ったロック部材の上下移動の範囲の規制をロック部材とガイド部とに連繋接続する支軸を介して行うようになした例として、特許第3763532号特許公報(特許文献3)記載のもの等がある。
前記特許文献1記載の錠装置においては、実施例2に関する図7〜図9、段落番号「0021」の記載を参照すると、次のような構造と特徴を有している。
(1) ロック部材は、縦長の鉤杆17の上端部に鉤部16を一体に設けた縦長長尺の鉤部材15である。(鉤部16と鉤杆17との一体構造)
(2) そのため、蓋体の施錠・解錠をなすためのロック部材の「ガイド部に沿った上下移動」と「受枠内外方向への回転移動」は、鉤部16と鉤杆17を一体とする縦長長尺の鉤部材15全体が担う。(上端のフック状鉤部16のみならず、その下方に一体に繋がるガイド部に沿って上下移動する縦長の鉤杆17までもが回転移動に関与せざるを得ないこととなるから。)そのため鉤部材15の回転移動における回転変位の大きさが必要以上に大とならざるを得ないこととなる。
(3) そして、ロック部材(鉤部材15)のガイド部19に沿った上下移動の範囲の規制は、ガイド部19に形成のガイド溝43に、縦長長尺の鉤部材15下端に一体形成の軸部42を摺動可能に嵌合し、その溝内で縦長長尺の鉤部材15を上下移動可能となすことにより行う。(ガイド溝43の下端部から上端部までの範囲)
(4) また、縦長長尺の鉤部材15の回転移動の中心は、蓋体の施錠時・解錠時を問わずガイド溝43に摺動自在に嵌合する縦長長尺の鉤部材15下端の軸部42の部分である。
(5) そのため軸部42は、ロック部材(鉤部材15)の上下移動の範囲の規制と、回転移動の中心軸との双方の役目を果たす。
(6) しかして、蓋体が受枠の上方に持ち上げられた解錠時には、縦長長尺の鉤部材15下端の軸部42はガイド溝43の上端部に接触して縦長長尺の鉤部材15の上昇が停止しており(図9)、縦長長尺の鉤部材15はその全体がガイド溝43上端部と係合する軸部42を中心として受枠の内外方向へ回動可能な状態となっているが、この回転中心の軸部42に対して回転する縦長長尺の鉤部材15全体の重心は相当距離はなれたその上方の位置にある。(縦長長尺の鉤部材15はガイド部の上端部で、下端の軸部42を中心に回動可能。)
(7) またこのとき、縦長長尺の鉤部材15の回転中心である軸部42に対して、鉤部16と蓋体の係止部27との係合部で下方の係止部27側からの圧力が作用する圧力作用点は、内圧上昇による圧力が縦長長尺の鉤部材15を受枠の内方側に回転させる方向に働く受枠の外方寄りの位置にある。(縦長長尺の鉤部材15は係止部27との係合解除により受枠の内方側へ傾動され易い状態にある。)
以上により、特許文献1記載の錠装置においては、ロック部材としての縦長長尺の鉤部材15の鉤部16と縦長の鉤杆17とが縦方向に一体に繋がる一体構造に起因してその受枠の内外方向への回転移動における回転変位の大きさが必要以上に大とならざるを得ないことに伴うロック部材の構成における無駄とガイド部に沿った上下移動の動きと受枠の内外方向への回転移動の動きとに合理性と安定性に欠ける等の諸難点として、次のア〜エのような問題点を有している。
ア ガイド部19と受枠内周面との間に鉤部材15を挟持して摺動移動させるような微間隙を配すれば済むという訳にはいかず、蓋体の施錠のための縦長長尺の鉤部材15全体の回動を許容するに充分な間隙部を配しなければならない。
そのため、それに係る構造部材の製造上の寸法精度のばらつきの影響を受けて、蓋体の解錠に必要な鉤部材15の上昇範囲の確保が困難となる(蓋体を受枠上方の所定位置まで持ち上げられない)おそれがある。 また、ガイド部に沿った上下移動の際に鉤部材15がふらつくおそれあり。(鉤部材の上下移動の安定性に欠ける。)
イ 内圧上昇(乱流揚圧の発生)による蓋体の浮上時に、車両通過に伴う高速の上下振動の繰り返しを受けて、蓋体の係止部との係合を離れた縦長長尺の鉤部材15が下方からの圧力により受枠の内方側に傾動して蓋体が開放されるおそれがある。(鉤部材の回転移動の安定性に欠ける。)
ウ 縦長長尺の鉤部材15全体が回転移動に関与するため強力なスプリングによる付勢力を必要とし、それだけ付勢手段が必要以上に過大な負荷を受け、鉤部材への組付けも複雑となるおそれがある。
エ 鉤部材へ組付けた付勢手段が外部に露呈しているため、誤操作による破損のおそれもある。(以上、ロック部材の回転移動を担う構成に合理性並びに安定性が欠ける。)
(1) 特許文献2には、枠体14を介してロック部材としてのカギ部材15を受枠1の内周面側に設けたL字状ガイド部11に沿って上下移動可能に配設した鉄蓋の浮上防止装置の例が示されている。 枠体14はガイド部11に沿って摺動可能に設けられており、カギ部材15はこの枠体14を介してガイド部11に沿って上下移動可能にかつ弾性部材の付勢手段により回転して蓋体2の係止部12と係合可能に設けられている。具体的にはカギ部材15は、軸受け用の長孔17を形成した縦長の鉤杆の上部先端部にフック状の鉤部を設けてなるものであり、枠体14の下側に通したボルト16に長孔17を遊嵌せしめることによって、ボルト16と長孔17の上下両端部との係合により長孔17の長さの範囲内で枠体14に対し上下移動可能に且つボルト16を中心としてその円周方向に回動可能に設けられている。
(2) しかし特許文献2の斯かる構造は、ロック部材としてのカギ部材15の構成を「ガイド部に沿った上下移動」用と「受枠内外方向への回転移動」用とにその動きに応じて合理的に別々に分けて構成し接合することによって、ロック部材の構成と動作の無駄を省きその合理化と安定化を図るようになしたことを示しているものではない。
即ち、斯かる「ロック部材としてのカギ部材15を枠体14を介してガイド部11に沿って上下移動可能となし且つ回転移動可能となした」構造を利用しても、上記に示した特許文献1における鉤部16と縦長の鉤杆17とを縦方向に一体に繋げてなる縦長長尺の鉤部材15がその構造に起因して有していた問題点の解消を図ることは困難である。
なぜならば、この構造は、枠体14はガイド部11に沿って上下移動するものであるが、その枠体14の上端部にカギ部材15の上部先端のフック状の鉤部が軸部を介して回動可能に枢着されて蓋体の係止部との係合を図るようになしたものではなく、ガイド部に沿って摺動する枠体14の下側端部に縦長長尺のカギ部材15全体がボルト16と長穴17との遊嵌を介して上下移動可能に且つ回転移動可能に配設された構造となっているからである。 つまりカギ部材15は、上部先端のフック状の鉤部と長穴17を形成した縦長の鉤杆部とが縦方向に一体に繋がった縦長長尺構造となっており、ガイド部に沿った上下移動の動きと蓋体の係止部との係合を図る回転移動の動きには縦長長尺のカギ部材15全体が関与することとなるので、構造的には、鉤部16と縦長の鉤杆17とを縦方向に一体に繋げた縦長長尺構造の上記特許文献1における鉤部材15と同一構造に属するものであり、そのため特許文献1における鉤部材15の場合と同様に、ロック部材の回転移動にける回転変位の大きさが必要以上に大とならざるを得ないことに伴うその構造の無駄や動きに合理性と安定性を欠く等の諸難点を有しているものである。
従って、縦長長尺構造でその構造全体でガイド部に沿った上下移動の動きと蓋体の係止部との係合を図る回転移動の動きとに関与するカギ部材15の外部にガイド部に沿って上下摺動する枠体14を嵌合させたからといって、これによってロック部材の構造を前記上下移動の動きと回転移動の動きとに応じて合理的に別々に分けて構成し接合することによって、縦長長尺のロック部材の構成と動作に伴う無駄を省きその合理化と安定化を図るようになしたものに相当するなどということにはならないものである。
(3) そのため、斯かる構造の縦長長尺のカギ部材15を用いてそれを「ガイド部に沿って上下移動可能に且つ受枠の内外方向へ回転移動可能に」配設し蓋体との施錠を図るようになしたとしても、上記特許文献1における縦長長尺の鉤部材15の場合と同様に、縦長長尺のロック部材全体が上下移動と回転移動とに関与しなければならないことに伴うロック部材の回転移動における回転変位が必要以上に大とならざるを得ない、その回転中心軸に対する重心位置や,先端鉤部と蓋体の係止部との係合点である下方からの圧力が作用する圧力作用点の位置,等の関係から縦長長尺のロック部材が蓋体との施錠を解除する方向(受枠の中心部側内方方向)に回動され易い等、ロック部材の「ガイド部に沿った上下移動」と「受枠の内外方向への回転移動」の合理化と安定化を図ることには困難性が伴うものである。
(1) 特許文献3においては、受枠の内周面側に設けたガイド部40に沿ったロック部材44の上下移動の範囲を、ロック部材44とガイド部40とに連繋接続する支軸48を介して規制するようになしたマンホール蓋の施錠構造の例が示されている。ロック部材44はガイド部40のガイド溝40aに摺動可能に嵌合されて上下移動自在に設けられており、支軸48はガイド部40のガイド溝40aに形成された長穴40bとロック部材44のロック部45に形成された長穴45bの双方に挿通されている。 従って、支軸48はロック部材44の上下移動に伴う長穴45bの上下両端部のいずれかの端部との接触による押圧により、ガイド溝40aの長穴40bの上端部と下端部との範囲内で上下移動し、それによってロック部材44のガイド部40に沿った上下移動の範囲が規制される。そしてロック部材44は、軸受け用の長穴45bを形成した縦長鉤杆状のロック部45の上部先端に鉤状係合部45aを一体に結合してなるものである。(図10ないし図12)。
(2) しかしてこの特許文献3に示された構造のものでは、特許文献1に記載のものと同様に、支軸48の軸部を介してガイド部に沿ったロック部材の上下移動の範囲を規制することはできるものであるが、縦長長尺のロック部材の構造上、ロック部材の構成の無駄を省きその「ガイド部に沿った上下移動」と「受枠の内外方向への回転移動」の合理化と安定化を図ることはできない。
(3) 即ち特許文献3に記載のものにおいては、ロック部材44は上部先端の鉤状係合部45aとその下方の縦長鉤杆状のロック部45とが縦方向に一体に繋がった縦長長尺構造となっているものであるから、これを用いて受枠内周面に設けたガイド部に沿って上下移動かつ受枠の内外方向に付勢手段により回転移動可能に配設し、蓋体の係止部との係合により施錠を図るようになした場合には、ガイド部に沿った上下移動のみならず受枠の内外方向への回転移動の双方に縦長長尺のロック部材全体が関与しなければならない関係上、その回転変位が必要以上に大となるのを避けられず、それに伴うその回転中心軸に対する重心位置や,先端鉤部と蓋体の係止部との係合点である下方からの圧力が作用する圧力作用点の位置,等の関係から縦長長尺のロック部材が蓋体との施錠を解除する方向(受枠の中心部側内方方向)に回動され易い等、ロック部材の「ガイド部に沿った上下移動」と「受枠の内外方向への回転移動」の合理化と安定化を図ることには困難性が伴うものである。
特許第3449608号特許公報 特許第3746259号特許公報 特許第3763532号特許公報
本発明は斯かる実状に鑑みなされたもので、ロック部材の配設構造に簡潔にして格別な工夫をなすことにより、蓋体の施錠のためになされるロック部材の上下移動と回転移動ないし傾動においてその回転変位ないし傾動変位が必要以上に大とならざるを得ないことに伴う,上記特許文献1(或いは特許文献2と3)に記載の先行技術が有していた諸難点を解消し、ロック部材の構成と動きに無駄を省き,常に合理的かつ安定した上下移動と回転移動ないし傾動を可能となす、即ち常に合理的で安定した蓋体の施錠・解錠操作をなすことができる地下構造物用蓋体の錠装置を提供することを目的とするものである。
本発明は上記の課題ないし目的を達成するために、特許請求の範囲に記載された次の手段を採っているものである。
即ち、請求項1に係る発明においては、「受枠の上部開口部に一側端部に設けたヒンジを介して開閉かつ旋回可能に繋ぎ止められているとともに、そのヒンジと反対側他側端部に孔の下方部が袋穴状に閉塞されている開閉用バール孔を設けた蓋体と、この蓋体により上部開口部が閉じられる受枠との間に施される蓋体の受枠に対する錠装置であって、蓋体の施錠を図るロック部材の受枠内周面側に配設のガイド部に沿った上下方向への移動と、ロック部材の受枠の内外方向への回転移動と、ロック部材に付与せしめるロック部材と蓋体周縁部下方内側の係止部との係合を介して蓋体を施錠状態となすスプリングによる付勢力と、ロック部材と結合して受枠の上方にまで持ち上げられた蓋体の受枠外方への水平引き出しに伴うロック部材と蓋体周縁部下方内側の係止部との係合離脱を介して蓋体の受枠に対する施錠と解錠を行う地下構造物用蓋体の錠装置において、
蓋体の施錠を図るロック部材の受枠の内外方向への回転移動における回転変位の大きさを必要最小限で無駄のない合理的なものとなして、ロック部材のガイド部に沿った上下移動と受枠の内外方向への回転移動とを合理的に安定して行うことを可能となすべく、
ロック部材を、小型短寸で受枠の内外方向への回転移動を担うフック部と、縦長長寸でガイド部に沿った上下移動を担うロック部本体とに分けて形成し、
取付枠とその側面外部に付設した摺動板とにて形成した縦長長寸のロック部本体におけるこの摺動板を受枠内周面と先端がL字状に屈曲するガイド部との間に摺動移動可能に挟持せしめることによって前記ロック部材のガイド部に沿った上下方向への移動可能な配設構造となし、
このガイド部に沿って上下移動する縦長長寸のロック部本体の上端部に小型短寸のフック部をピンにて受枠の内外方向へ回転移動可能に軸支せしめることによって前記ロック部材の受枠の内外方向への回転移動可能な配設構造となすとともに、
縦長長寸のロック部本体における取付枠の側面上部に付設の収納部に収めた押圧コイルスプリングにて小型短寸のフック部下面に対し、このフック部と蓋体周縁部内側の係止部との係合を介して蓋体を施錠状態となすための付勢力を付与せしめ、かつ、前記受枠上方における蓋体の受枠外方への引き出しに伴うフック部と蓋体周縁部下方内側の係止部との係合離脱を介して蓋体の施錠の解除を行うべく、縦長長寸のロック部本体の取付枠下側に付設の軸ピンを前記受枠内周面側に配設のガイド部の長さ方向に沿って形成したガイド溝内に摺動可能に挿入嵌合せしめることによってロック部材のガイド部に沿った上下移動の上昇範囲の規制をなした」ことを特徴とするものである。
請求項2に係る発明においては、更に経年使用に伴い雨水や土砂等の浸入によるフック部の付勢用スプリングの作動不良の発生の防止を図るべく「ロック部材における小型短寸のフック部に対し蓋体を施錠状態となすための付勢力を付与する押圧コイルスプリングを収納する縦長長寸のロック部本体における取付枠の側面上部に付設の収納部として、雨水とともに侵入した土砂を下方に落下せしめてスプリングの周囲への堆積を防ぎ付勢力の劣化防止を図るために、上下方向に貫通する貫通穴となした」ことを特徴とするものである。
請求項3に係る発明においては、更に構造部材の材質に工夫を施し、一層その動作の安定を図るべく「受枠内周面とガイド部との間におけるロック部材の上下方向の摺動に係る構造部材の寸法精度のバラツキによる影響が一層小さく,ガイド部に沿ったロック部材の一層の安定した上下移動を可能となすべく、ロック部材における縦長長寸のロック部本体は代表的な精密鋳造法であるロストワックス製法により鋳造されたステンレス製鋳物で製造され、小型短寸のフック部は高強度の球状黒鉛鋳鉄により製造されたものである」ことを特徴とするものである。
請求項4に係る発明においては、同様の効果が得られるフック部の構造に係る他の実施態様の一例を示したもので、「縦長長寸のロック部本体の上端部にピンを介して受枠の内外方向へ回転移動可能に軸支される小型短寸のフック部として、フック部2個を連結杆にて左右に並結してなるものを用いた」ことを特徴とするものである。
本発明は、蓋体の施錠を図るロック部材の配設構造に簡潔にして格別な工夫を施し上記の構成となしたので、上述の先行技術に伴う諸難点を解消し、次の本件発明に特有の効果を奏し得たものである。
請求項1に係る発明と前記特許文献1(或いは特許文献2と3)に記載の先行技術とは、構成上次の点で相違している。
(1) 本発明では、ロック部材を、蓋体の係止部と係合する小型短寸のフック部と、ガイド部に沿って上下移動する縦長長寸のロック部本体とに分割構成となしているが、特許文献1(或いは特許文献2と3)からなる先行技術では、小型短寸の鉤部と縦長長寸の鉤杆とを一体構成となしている。(特許文献2の枠体14は縦長長尺のカギ部材15を分割したものではない。)
ロック部本体は、取付枠とその側面外部に付設の摺動部とからなる。
(2) 本発明では、小型短寸のフック部と縦長長寸のロック部本体とを上下方向で回転可能に分割接合(枢着)してなるものであるが、先行技術では、小型短寸の鉤部と縦長長寸の鉤杆とを上下方向で回転不能に一体接合となしている。
(3) 本発明では、縦長長寸のロック部本体の上端部に、小型短寸のフック部をその下方に挿通したピンを介して受枠の内外方向に向けて回転可能に分割接合(枢着)してなるものであるが、先行技術では、上端部に小型短寸の鉤部をその下方に縦長長寸の鉤杆を一体に連続して接合形成してなるもの(小型短寸の鉤部のみの回転不能)である。
(4) そのため、本発明では、蓋体との係合を図るロック部材の回転移動の分野を受け持つのは専ら縦長長寸のロック部本体上端部における小型短寸のフック部であってその下方に位置する縦長長寸のロック部本体はその回転移動に関与することはなく、縦長長寸のロック部本体は専らガイド部に沿った上下移動の分野を担う。ロック部本体下側に付設の「軸ピン」はガイド溝に摺動可能に嵌合することによって専らロック部材の上下移動の範囲の規制部材として機能し、ロック部材の回転移動の中心軸としては機能しない。(特許文献1の軸部42は、縦長長尺のロック部材の上下移動の規制とともに回転移動の中心軸ともなっている。)(特許文献3の支軸48も、縦長長尺のロック部材を回転可能となした場合には、特許文献1の軸部42と同様である。)
(5) これに対して先行技術では、ロック部材の回転移動の分野を担うのは、鉤杆上端の鉤部のみならず本来ガイド部に沿った上下移動の分野を受け持つ縦長長寸の鉤杆までもが関与する、即ちロック部材全体で回転移動をも図るものである。
(6) そのため、本発明ではロック部材の回転移動の分野における回転変位の大きさを蓋体との係合をなすための必要最小限のコンパクトなものとなすことができるが、縦長長尺のロック部材全体の回動の許容を必要とする先行技術においては、その回転変位が必要以上に大とならざるを得ない。
(7) 本発明ではコンパクトに回転移動する小型短寸のフック部に対して付勢手段を施せばよいものであるが、先行技術では縦長長尺のロック部材全体に対して付勢手段を施さなければならない。
(8) そのため本発明では、付勢手段の設置ないし組み付けを比較的簡潔、容易に行うことができるものであるが、先行技術では縦長長尺のロック部材全体に組み付けなければならないのでその組み付けに多大な手間を要する。
上記の構成上の相違により、本発明と先行技術とでは効果上においても次のように顕著に相違している。
(1) 本件発明において、ロック部本体下側に付設の「軸ピン」は、ガイド部のガイド溝に上下方向摺動可能に嵌合されてロック部材の上下移動の規制を図るものであるが、回動可能に嵌合されているといってもよい。しかしロック部材の回転移動の機能を担うのはロック部本体上端部に「ピン」を介して枢着されている小型短寸の「フック部」であって、縦長長寸のロック部本体は回転移動に関与する必要がない。
(2) そのため、本発明では、ガイド部と受枠内周面との間に設ける間隙部として従来のような縦長長尺のロック部材全体の回動を許容するような広い間隙部を設定する必要はなく、その間に微間隙を配してロック部材を摺動可能に挟持するに足るものであれば良く、可及的にロック部材の上下移動に必要且つ充分な最小限の狭い間隙部を設定することが可能となる。
(3) すると、本発明では、ガイド部と受枠内周面との間にロック部材が摺動可能に挟持されることに伴い、ガイド部に沿ったロック部材の上下移動の際に従来のような「ふらつき」や「がたつき」を生じて上下移動が不安定となることはなく、安定した上下移動となすことができる。
(4) そのため、本発明では、従来のようなガイド部に沿った縦長長尺のロック部材の上下移動に係る構造部材の寸法精度上のバラツキの影響を受けて、蓋体の解錠に必要な受枠の上方所定位置への蓋体の持ち上げを可能とするロック部材の上昇範囲の上限位置までの上昇の確保が困難となるという不都合もない。
(以上により、ロック部材のガイド部に沿った上下移動の合理化、安定化の実現が図られる。)
(5) また、本発明では、縦長長寸のロック部本体上端部に枢着の小型短寸のフック部のコンパクトな回転変位により、蓋体との確実な係合を図ることができる。ロック部材の回転移動における回転変位を必要且つ充分な無駄のない最小限適正なものとなし得る。
(6) そして、本発明では、ロック部材がガイド部に沿って上限位置まで上昇して停止したとき、縦長長寸のロック部本体下側に付設の軸ピンがガイド溝上端部に回動可能に嵌合されておりロック部材全体の重心がその上方に位置していても、縦長長寸のロック部本体はガイド部と受枠内周面との間に挟持されていて縦長長寸のロック部本体が軸ピンを中心として回転することはなく、あくまでそのロック部本体上端部にピンを介して枢着されている小型短寸のフック部が回転し、その回転変位は小さくコンパクトである。
(7) そしてその、ロック部材の回転移動を担う小型短寸の「フック部の回転中心」と、「フック部の重心」と、「下からの圧力の作用点」であるフック部と蓋体の内周面下縁の係止部との係合点とは相互に上下、左右のいずれの方向にも至近距離に設定配置することが可能である。
(8) 従って本発明では、内圧上昇(乱流揚圧の発生)による蓋体の浮上時において、車両通過による高速の上下振動の衝撃の繰り返しを受けても、従来のように内圧により縦長長尺のロック部材が受枠の内方側に傾倒されて蓋体との係合が離れ蓋体が開放し場合によっては飛散する等の不都合に繋がる虞はない。
(9) 本件発明ではコンパクトに回転移動する小型短寸のフック部に対して付勢手段を施せばよいので、比較的付勢力が大きくない弾性手段でも少なくとも蓋体の係合に必要不可欠なフック部の前傾姿勢を合理的に且つ確実に保持することができ、弾性手段に必要以上に過大な負荷がかからずその組み付けも容易になすことができるが、縦長長尺のロック部材全体に対して付勢手段を施さなければならない先行技術においては、付勢力に強力なものを必要とする等斯かる期待はできない。
(10) また本件発明では、付勢手段の設置ないし組み付けを比較的簡潔、容易に行うことができることに伴い、付勢手段として付勢力が比較的大きくないコイルスプリングを用い、これをロック部本体に付設の収納孔内に収容してなるものであるが、先行技術では縦長長尺のロック部材全体に組み付けてなるものである。
そのため、本件発明では付勢手段が外部から露呈せず誤操作による付勢手段の破損の虞を防止できるが、先行技術では外部露呈を避けられずそのことを期待できない。
また、本件発明では付勢手段収納孔を貫通孔となすことにより土砂の堆積による付勢力の劣化防止を図ることができるが、先行技術ではそのことを期待できない。
(以上により、ロック部材の回転移動の合理化、安定化の実現が図られる。)
よって、本発明は、特許文献1(或いは特許文献2と3)の先行技術が有している上記諸難点の解消を図ることができ、ロック部材の構成と動きに無駄を省き,常に合理的かつ安定した上下移動と回転移動ないし傾動を可能となす、即ち常に合理的で安定した蓋体の施錠・解錠操作をなすことができる。
請求項2に係る発明においては、フック部に対し蓋体の施錠をなすための付勢力を付与する押圧コイルスプリングを収納する収納部として、ロック部本体の取付枠側面上部に付設の貫通穴を用いたので、更に、雨水とともに侵入した土砂を下方に落下せしめてスプリングの周囲への堆積を防ぎ付勢力の劣化防止を図ることができ、一層好適である。
請求項3に係る発明においては、更に、ガイド部に沿った上下移動を担う縦長長寸のロック部本体としては代表的な精密鋳造法であるロストワックス製法により鋳造されたステンレス製鋳物で製造されたものを用い、受枠の内外方向への回動を担う小型短寸のフック部としては高強度の球状黒鉛鋳鉄で製造されたものを用いたので、ロック部材の一層の安定した上下移動と回動の動作を図ることができる。
請求項4に係る発明においては、縦長長寸のロック部本体上端部に受枠の内外方向へ回動可能にピンにて軸支されるフック部として、左右一対の2個を連結杆にて並結したものを用いたので、他のものと同様の蓋体の施錠を図るための小型短寸のフック部の回動動作をなすことができる、或いはその動作を一層安定してなすことができる。
本発明の実施の一例に係る地下構造物用蓋体の錠装置を施したマンホール鉄蓋の縦断面図。 同上錠装置におけるロック部材の受枠内周面側への組立斜視図。 同上錠装置におけるロック部材の受枠内周面側での分解斜視図。 同上錠装置におけるロック部材の受枠内周面側での組立平面図。 蓋体を受枠の上方より開口部内に降下させて開口部を閉じる動作に伴う蓋体の施錠を図るときの同上錠装置の縦断面図。 蓋体の同上降下に伴い蓋体の周縁部下面とロック部材の頭部が接触した状態の蓋体の施錠直前の同上錠装置の縦断面図。 蓋体が受枠内周面のテーパ面に受け支えられ収納されたときにロック部材と係合して蓋体の施錠がなされた状態の同上錠装置の縦断面図。 蓋体とともにロック部材がガイド部に沿って上昇し、蓋体が受枠の上方まで持ち上げられたとき、蓋体とロック部材の係合を解除し蓋体の解錠がなされる直前の状態を示す同上錠装置の縦断面図。 蓋体の施錠時においてロック部材のフック部が蓋体の周縁部下面に押されて受枠の内方側へ後退回動する範囲を示す同上錠装置の説明図。 同上蓋体の施錠時においてロック部材のフック部が付勢力により押されて受枠の外方側へ前進回動する範囲を示す同上錠装置の説明図。 本発明の他の実施例に係るフック部の形態の一例を示す同上錠装置におけるロック部材の分解斜視図。
別紙図面を参照して、本発明を実施するための具体的形態である実施の一例について説明する。
図1〜図10は、本発明の実施例1に係る地下構造物用蓋体の錠装置の構造を示すものである。 図1は同上錠装置を施したマンホール鉄蓋の縦断面図、図2は同上錠装置の要部である蓋体の施錠を図るロック部材の受枠内周面側での組立斜視図、図3はそのロック部材の受枠内周面側での分解斜視図、図4はそのロック部材の受枠内周面側での組立平面図である。
図において51はマンホール鉄蓋の蓋体、52はこの蓋体51により上部開口部が閉じられる受枠であり、本発明の実施の一例に係る蓋体の錠装置はこのマンホール鉄蓋の蓋体51と受枠52との間に施される。
蓋体51は円板形状で、円筒形の受枠52の上部開口部に、一側端部に設けたヒンジ53を介して開閉かつ旋回可能に繋ぎ止められているとともに、そのヒンジと反対側他側端部に孔の下方部が袋穴状に閉塞されている開閉用バール孔54が設けられている。55は、バール孔54の中間部に設けられた開閉工具56の先端フック部56aを掛けるための掛止片である。
前記蓋体51と受枠52との間に施されて蓋体51を施錠状態となすロック部材57は、受枠52の内周面側に組立配設される。
ロック部材57は、上部に位置する小型短寸のフック部58,58とその下部に接合して位置する縦長長寸のロック部本体59とに分割形成されている。
縦長長寸のロック部本体59は、函体状取付枠60とその両側面外部に平行して付設された長方形状の摺動板61,61とからなっている。
ロック部材57は、縦長長寸のロック部本体59を介して、具体的にはその取付枠60の両側面外部に付設された長方形状摺動板61,61を介して、受枠52の内周面側に配設されたガイド部62,62に沿って上下方向に移動可能に配設されている。 この点を詳細に説明すると、長方形状摺動板61,61の受枠52の内外方向両側面(前面と後面)に設けたガイド面61a,61bは、受枠52内周面に内方に向けて突出した縦方向に長さを有するガイド部62,62の先端L型屈曲部内面に設けたガイド面63,63とこれと対向する受枠52内周面に沿って形成のガイド部64に設けたガイド面65,65との間に微間隙を配して摺動可能に挟持されている。
従って、ロック部材57のガイド部62,62に沿った上下方向の移動は、専ら小型短寸のフック部58の下方に位置する縦長長寸のロック部本体59が担う。
このガイド部62,62に沿って上下移動する縦長長寸のロック部本体59の上端部には、小型短寸のフック部58,58が接合ピン66,66を介して受枠52の内外方向に向けて回転移動可能に軸支されている。 縦長長寸のロック部本体59の上端部に対する小型短寸のフック部58,58の軸支接続は具体的には、図3と図4に示すとおり、小型短寸のフック部58,58は縦長長寸の取付枠60の両側面外部と長方形状摺動板61,61との間に小型短寸のフック部58,58下面の円形状取付基端部58a,58aを挿入し、長方形状摺動板61,61と円形状取付基端部58a,58aと縦長長寸の取付枠60両側面とに形成された挿通孔に接合ピン66,66を貫通せしめて小型短寸のフック部58,58を軸支してなるものである。
従って、ロック部材57の受枠52の内外方向への回転移動は、専ら縦長長寸のロック部本体59上端部に接合ピン66,66を介して枢着した小型短寸のフック部58,58が担い、縦長長寸のロック部本体59はこの回転移動には関与しない。
軸支用接合ピン66,66を挿通する円形状取付基端部58a,58aは、フック部58,58下面の中央部ではなく前方側(受枠52の周縁部外方側寄り)に設けられており、小型短寸のフック部58,58下面の後方側(受枠52の中心部内方側寄り)は切り込み段部58b,58bとなっている。 この小型短寸のフック部58,58下面の後方側切り込み段部58b,58bの下方には、このフック部58,58を受枠52の周縁部外方側に前進回動させてその先端鉤部を蓋体51の周縁部下方の内側に形成の係止部67,67と係合させ蓋体51の施錠を図るための付勢手段としての押圧コイルスプリング68,68が配設されている。 この押圧コイルスプリング68,68は、縦長長寸のロック部本体59の取付枠60の両側面上部に付設された縦方向貫通孔式の即ち上下方向に貫通した収納孔である収納部69,69内に収納されている。
縦長長寸のロック部本体59の取付枠60の両側面下側端部には軸ピン70,70が一体に突出して付設されており、この軸ピン70,70の突出先端部はガイド部62,62の長さ方向に形成されたガイド溝71,71内に摺動可能に嵌合されている。 従って、この軸ピン70,70は、縦長長寸のロック部本体59が長方形状摺動板61,61を介してガイド部62,62に沿って上下移動するのに伴ってガイド溝71,71に沿って上下移動可能となっている。 そして、軸ピン70,70が上昇してガイド溝71,71の上端部に当接したところでガイド部62,62に沿った縦長長寸のロック部本体59の上昇移動が停止する。
図5〜図8は、蓋体51の受枠52に対する施錠・解錠操作における一連動作を説明した断面図である。
この蓋体51の施錠と解錠に伴う一連の動作は、上記に示した受枠52の内周面側に配設されたガイド部62,62に沿ったロック部材57の上下方向の移動と、蓋体51の受枠52の上部開口を閉じる動作と、付勢手段である押圧コイルスプリング68,68の付勢動作に伴うロック部材57の受枠52の内外方向への回転(傾動)移動と、受枠52の上方に持ち上げられた蓋体51の受枠52の外方へ向けた水平引き出し動作とにて行われる。
蓋体51の施錠は、次のように行われる。
蓋体51の施錠を図るときには、図5に示すように、蓋体51は開放状態で、ロック部材57は、縦長長寸のロック部本体59の取付枠60の底面部60aが受枠52内周面下縁の張り出し底面部52aに接触して蓋体51との施錠待機姿勢でかつガイド部62,62に沿って上下移動可能な状態にリセットされている(下限位置A)。
この状態で、開閉工具(バール)56を用いて蓋体51を矢印方向下方に下ろして受枠52内周面への収納動作を行うと、蓋体51の周縁部下方内側部分下面がロック部材57のフック部58,58頭部の傾斜面に接触してフック部58,58を付勢手段の弾性力に抗して受枠52の中心部側内方に向けて押圧し、フック部58,58は軸支用接合ピン66,66を中心として受枠52の中心部内方に向けて後退回動し、それに伴い蓋体51の周縁部下方内側部分がフック部58,58と受枠52内周面との間に回りこみ、その蓋体51の周縁部下方内側部分に形成された係止部67,67とフック部58、58との係合が可能な状態となる(図5〜図6)。 このとき、ロック部材57のうち縦長長寸のロック部本体59(函体状取付枠60と長方形状摺動板61,61)は回動に関与せず、専らガイド部62,62に沿って上下移動可能に接している状態である(具体的には、縦長長寸のロック部本体59の長方形状摺動板61,61の長さ方向両側面61a,61bが受枠内周面で対向するガイド部62,62のガイド面63,63とガイド部64のガイド面65,65との間に微間隙を配して摺動可能に挟持されて縦長長寸のロック部本体59の回動が阻止されている状態である。)。
蓋体51が受枠52の上部開口部内周面にテーパ嵌合により完全に受け支えられると、押圧コイルスプリング68,68の弾性力にて小型短寸のフック部58,58が付勢されて軸支用接合ピン66,66を中心として受枠52の周縁部外方側に前進回動してその先端鉤部が蓋体51の周縁部下方内側に形成の係止部67,67に入り込んで係合が可能な状態となる(図7)。
蓋体51の施錠状態の解除(解錠)は、次のように行われる。
蓋体51の施錠状態の解除を図るときには、図7の状態から開閉工具(バール)56を用いて蓋体51を受枠52の上方所定位置へ向けて引き上げる。 すると、ロック部材57の小型短寸のフック部58,58と蓋体裏面の係止部67,67との係合を介して蓋体51と結合されているロック部材57は蓋体51の引き上げに追従してガイド部62,62に沿って上昇し、それに伴い抜け止め用に縦長長寸のロック部本体の取付枠60下端に付設した軸ピン70,70がガイド部62,62のガイド溝71,71の上端部に接触してロック部材57の上昇が停止する。 このとき蓋体51は、受枠52の上方で水平方向外方に引き出し可能の位置まで持ち上げられている。(ロック部材57の上昇移動の上限位置B)(図8)。
そこで蓋体51を受枠52の外方に向かって水平方向に引き出し移動させると、ロック部材57の小型短寸のフック部58,58と蓋体51裏面の係止部67,67との係合が外れて蓋体51の施錠状態が解除(解錠)される。
蓋体51の施錠が解除されると、ロック部材57は自重により自動的にガイド部62,62に沿って降下し、縦長長寸のロック部本体59の取付枠60の底面部60aが受枠52内周面下縁の張り出し底面部52aに接触して、若しくは抜け止め用の軸ピン70,70がガイド部62,62のガイド溝71,71下端部に接触してその降下が停止し次の施錠に対し待機姿勢をとる(ロック部材57の降下移動の下限位置A)(図5の状態に戻る)。
蓋体51が受枠52の上方に引き上げられたとき、縦長長寸のロック部本体59は付設した下側の軸ピン70,70がガイド溝71,71上端部に当接して上昇が停止することに伴い、ガイド部62,62の上端部から上方に向かって静置した状態で配置され、軸ピン70,70はガイド溝71,71内で回動可能な状態ともなっている。しかし、縦長長寸のロック部本体59はこのときにもガイド部62,62のガイド面63,63と受枠52内周面に形成したガイド部64のガイド面65,65との間に長方形状摺動板61,61が摺動可能に挟持されていることに伴い回動することはなく、回動可能な状態となっているのは縦長長寸のロック部本体59の上端部に接合した小型短寸のフック部58,58である。
従って、縦長長寸のロック部本体59下側に付設の軸ピン70,70はロック部材57の上下移動の規制用ないし抜け止め用であって、ロック部材57の回転中心軸として機能することはない。
図9と図10は、蓋体51を施錠状態となすためのロック部材57における小型短寸のフック部58,58の後退及び前進の回動範囲を規制した状態を示す一部を断面となした説明図である。
このロック部材57における小型短寸のフック部58,58は、その下面の前方側(受枠52の周縁部外方寄り)に位置する円形状取付基端部58a,58aを介して縦長長寸の取付枠60と長方形状摺動板61,61との上端部間に接合ピン66,66にて受枠52の内外方向に向けて回動可能に軸支されてなるものである。 しかして蓋体51を閉じる動作に伴い蓋体51の周縁部下方内側の部分と接触して押された小型短寸のフック部58,58は、接合ピン66,66を中心として押圧コイルスプリング68の弾性力に抗して受枠52の中心部内方側に向けて後退回動するが、その後退回動は、小型短寸のフック部58,58下面における軸支用接合ピン66,66後方の切り込み段部58b,58bの押圧により付勢用スプリング68,68が収縮してその切り込み段部58b,58bの隅角部が付勢用スプリング68,68の収納部69,69の周壁の一部に接触すること(C点)によって停止する(図9)。 小型短寸のフック部58,58の後退回動の範囲は、このフック部58,58下面の切り込み段部58b,58bの隅角部が付勢用スプリング68,68の収納部69,69の周壁の一部に接触する点(C)までの適宜角度の範囲であり、これによって小型短寸のフック部58,58が必要以上に後方(受枠の中心部内方寄り)に傾倒するのが防止される。
蓋体51の周縁部下方内側の部分が小型短寸のフック部58,58と受枠52の内周面との間に回り込んで該部分から小型短寸のフック部58,58への圧力が解かれると、付勢用スプリング68,68の復元力によって小型短寸のフック部58,58は受枠52の外方側に向けて前進回動して、その先端鉤部は蓋体51裏面の係止部67,67と係合が可能な状態となるが、その前進回動の範囲は、小型短寸のフック部58,58下面前方側の円形状取付基端部58a,58aの一部に設けた突起部58c,58cが縦長長寸の取付枠60の側面上部に付設の付勢用スプリング68,68の収納部69,69に連繋接続して設けたストッパー座72,72と接触して小型短寸のフック部58,58の前進回動が停止する点(D)までである(図10)。このとき小型短寸のフック部58,58は、下面を付勢用スプリング68,68とストッパー座72,72とに支えられてほぼ直立状態となり、これによって小型短寸のフック部58,58の先端鉤部が必要以上に蓋体51の周縁部下方内側の係止部67,67に食い込まないようにその前進回動が適度の範囲に抑えられている。
小型短寸のフック部58,58が前進回動を停止してほぼ直立状態となった図10から明らかなように、小型短寸のフック部58,58の回動中心点(軸支用接合ピン66,66)は小型短寸のフック部58,58の重心位置に立てた垂線上にはなく、それより図面で右側前方(受枠52の周縁部外方寄り)に偏しており、そのため小型短寸のフック部58,58の先端鉤部と蓋体51の周縁部下方内側の係止部67,67との係合点(内圧上昇時に蓋体51の係止部67,67側よりフック部58,58側に圧力が作用する作用点)Fは、小型短寸のフック部58,58の回動中心点E(軸支用接合ピン66,66)に対し図面でほぼその垂線より僅かな距離右側に寄った上方の位置に位置している(図8も参照)。
従って、内圧上昇により蓋体51が受枠52の上方に持ち上げられるようになった場合、蓋体51の係止部67,67側から作用する圧力によって小型短寸のフック部58,58が蓋体51との係合が外れる方向(受枠52の中心部内方側)に後退回動されるおそれが生ずるようなことはない(図10、図8参照)。 よって、内圧上昇による蓋体51の受枠52の上方浮上時に蓋体51が車両の通過による衝撃振動を受けて高速で上下移動を繰り返すようなことがあった場合においても、小型短寸のフック部58,58が蓋体51との係合を離れて後方に傾倒し蓋体51が内圧上昇により開放し飛散する等のおそれに繋がることはない。
小型短寸のフック部58,58は、常に縦長寸のロック部本体59の上端部に回転可能に軸支した接合ピン66,66を中心として、受枠52の内外方向に向けて回転移動(傾動)する。 即ち、蓋体51が受枠52の内周面にテーパ嵌合されて上部開口部を閉じ、蓋体51とロック部材57とが受枠52内周面側において係合された状態にある蓋体51の施錠時においても(図7)、蓋体52が上方に持ち上げられ、これと結合するロック部材57も蓋体51に追従してガイド部62,62に沿って上昇して、蓋体51が受枠52の上方に位置する蓋体51の解錠時もしくは内圧上昇による蓋体51の浮上時においても(図8)、いずれにおいてもロック部材57の受枠52の内外方向への回動中心点Eは小型短寸のフック部58,58を縦長長寸のロック部本体59上端部に回動可能に軸支する接合ピン66,66の中心位置であって、この回動中心点Eに対してロック部材57としてその回動を担う小型短寸のフック部58,58の重心の位置は常に一定であって変動しない(施錠時と解錠時とで小型短寸のフック部58,58の重心位置の移動がない)。
そして斯かる動作機能に加えて、蓋体51の施錠を図るためにロック部材57全体が回動に関与することはなく、縦長長寸の取付枠60は専らガイド部62,62に沿った上下移動を担当し、その上端部に回転可能に軸支された小型短寸のフック部58,58が専らその受枠52の内外方向への回転移動の動作を担当している。フック部58,58は小型短寸に設定されているとともに、その回転変位も上記のとおり必要以上に大とならないように必要かつ充分な最小限の角度の範囲にストッパー等により規制されている。
よって、上記実施例1に係る装置は、従来に比して蓋体51の施錠を図るためのロック部材57の構成と動作に伴う無駄を省いて合理的なものとなし、常に合理的で安定したロック部材の上下移動と回転移動ないし傾動動作をなすことができ、従って常に合理的で安定した蓋体51の施錠・解錠操作を行うことができるものである。
図11は、本発明の他の実施例に係る地下構造物用蓋体の錠装置におけるロック部材57の分解斜視図である。
この場合には、縦長長寸の取付枠60の両側外面上端部にピン66,66を介して個別的に回動可能に軸支されていた一対の小型短寸のフック部58,58を連結杆73にて一体に並列結合させたものを用いているものであり、その他の構造は上記実施例1に係るものと同一である。 従ってこの場合においても、実施例1に係るものと同様の効果を奏し得るものである。
小型短寸のフック部58,58の付勢用押圧コイルスプリング68,68を収納する収納部69,69としては、上下方向に貫通する貫通穴となす場合がある。
縦長長寸の取付枠60の側面上部に付設する付勢用スプリングの収納部69,69の構造としては、上下方向に貫通しない収納孔であってもよく、この場合でも付勢用スプリングが外部に露呈することがないので、蓋体が開かれた状態のときに誤操作によりスプリングが破損されるのを防止することができるので好適である。しかし収納孔を上下方向に貫通する穴となした場合には、雨水とともに侵入した土砂を下方に落下せしめてスプリングの周囲への堆積を防ぎ付勢力の劣化防止を図ることができるので、一層好適である。
ロック部材57における縦長長寸のロック部本体59(函体状取付枠60と長方形状摺動板61,61等)としては、代表的な精密鋳造法であるロストワックス製法により鋳造されたステンレス製鋳物で製造されたものを用い、小型短寸のフック部58,58としては、高強度の球状黒鉛鋳鉄により製造されたものを用いる場合がある。この場合には、これらの材質の特有性により、受枠52内周面のガイド部64のガイド面65,65とガイド部62,62のガイド面63,63との間におけるロック部材57の上下方向の摺動に係る構造部材の寸法精度のバラツキによる影響が一層小さく、ガイド部62,62に沿ったロック部材57の一層の安定した上下移動を可能となすことができる。
51 蓋体
52 受枠
52a 受枠周縁部下方の張り出し底面部
53 ヒンジ
54 開閉用バール孔
55 掛止片
56 開閉工具(バール)
56a 開閉工具(バール)の先端フック部
57 ロック部材
58 フック部
58a 円形状取付基端部
58b 切り込み段部
58c 突起部
59 ロック部本体
60 函体状取付枠
60a 取付枠の底面部
61 摺動板
61a ガイド面
61b ガイド面
62 受枠内周面側に配設のガイド部
63 ガイド部62のL字状先端屈曲部内面に形成したガイド面
64 受枠内周面に設けたガイド部
65 ガイド部64に形成したガイド面
66 軸支用接合ピン
67 蓋体の周縁部下方内側の係止部
68 付勢用押圧コイルスプリング
69 収納部
70 軸ピン
71 ガイド部62に形成のガイド溝
72 ストッパー座
73 連結杆
A ガイド部62に沿ったロック部材57の上下移動の下限範囲
(ロック部本体59の取付枠60の底面部60aと受枠52周縁部下方の張り出し底面部52aとの接触)
B ガイド部62に沿ったロック部材57の上下移動の上限範囲
C フック部58の左方向後退回動の限度範囲
(フック部58下面切り込み段部58bと収納部69の一部周壁との接触)
D フック部58の右方向前進回動の限度範囲
(フック部58の円形状取付基端部58aに形成の突起部58cとストッパー座72との接触)
E フック部58の受枠52の内外方向への回動中心点(軸支用接合ピン66)
F 蓋体施錠時におけるフック部58と蓋体周縁部の係止部67との係合点
(内圧による蓋体浮上時に下方の蓋体周縁部の係止部67側からフック部58側への圧力作用点)

Claims (4)

  1. 受枠の上部開口部に一側端部に設けたヒンジを介して開閉かつ旋回可能に繋ぎ止められているとともに、そのヒンジと反対側他側端部に孔の下方部が袋穴状に閉塞されている開閉用バール孔を設けた蓋体と、この蓋体により上部開口部が閉じられる受枠との間に施される蓋体の受枠に対する錠装置であって、蓋体の施錠を図るロック部材の受枠内周面側に配設のガイド部に沿った上下方向への移動と、ロック部材の受枠の内外方向への回転移動と、ロック部材に付与せしめるロック部材と蓋体周縁部下方内側の係止部との係合を介して蓋体を施錠状態となすスプリングによる付勢力と、ロック部材と結合して受枠の上方にまで持ち上げられた蓋体の受枠外方への引き出しに伴うロック部材と蓋体周縁部下方内側の係止部との係合離脱を介して蓋体の施錠と解錠を行う地下構造物用蓋体の錠装置において、
    蓋体の施錠を図るロック部材の受枠の内外方向への回転移動における回転変位の大きさを必要最小限で無駄のない合理的なものとなして、ロック部材のガイド部に沿った上下移動と受枠の内外方向への回転移動とを合理的に安定して行うことを可能となすべく、
    ロック部材を、小型短寸で受枠の内外方向への回転移動を担うフック部と、縦長長寸でガイド部に沿った上下移動を担うロック部本体とに分けて形成し、
    取付枠とその側面外部に付設した摺動板とにて形成した縦長長寸のロック部本体におけるこの摺動板を受枠内周面と先端がL字状に屈曲するガイド部との間に摺動移動可能に挟持せしめることによって前記ロック部材のガイド部に沿った上下方向への移動可能な配設構造となし、
    このガイド部に沿って上下移動する縦長長寸のロック部本体の上端部に小型短寸のフック部をピンにて受枠の内外方向へ回転移動可能に軸支せしめることによって前記ロック部材の受枠の内外方向への回転移動可能な配設構造となすとともに、
    縦長長寸のロック部本体における取付枠の側面上部に付設の収納部に収めた押圧コイルスプリングにて小型短寸のフック部下面に対し、このフック部と蓋体周縁部下方内側の係止部との係合を介して蓋体を施錠状態となすための付勢力を付与せしめ、かつ、前記受枠上方における蓋体の受枠外方への引き出しに伴うフック部と蓋体周縁部下方内側の係止部との係合離脱を介して蓋体の施錠の解除を行うべく、縦長長寸のロック部本体の取付枠下側に付設の軸ピンを前記受枠内周面側に配設のガイド部の長さ方向に沿って形成したガイド溝内に摺動可能に挿入嵌合せしめることによってロック部材のガイド部に沿った上下移動の上昇範囲の規制をなしたことを特徴とする地下構造物用蓋体の錠装置。
  2. ロック部材における小型短寸のフック部に対し蓋体を施錠状態となす付勢力を付与する押圧コイルスプリングを収納する縦長長寸のロック部本体における取付枠の側面上部に付設の収納部として、雨水とともに侵入した土砂を下方に落下せしめてスプリングの周囲への堆積を防ぎ付勢力の劣化防止を図るために、上下方向に貫通する貫通穴となしたことを特徴とする請求項1記載の地下構造物用蓋体の錠装置。
  3. 受枠内周面とガイド部との間におけるロック部材の上下方向の摺動に係る構造部材の寸法精度のバラツキによる影響が一層小さく,ガイド部に沿ったロック部材の一層の安定した上下移動を可能となすべく、ロック部材における縦長長寸のロック部本体は代表的な精密鋳造法であるロストワックス製法により鋳造されたステンレス製鋳物で製造され、小型短寸のフック部は高強度の球状黒鉛鋳鉄により製造されたものであることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の地下構造物用蓋体の錠装置。
  4. 縦長長寸のロック部本体の上端部にピンを介して受枠の内外方向へ回転移動可能に軸支される小型短寸のフック部として、フック部2個を連結杆にて左右に並結してなるものを用いたことを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3記載の地下構造物用蓋体の錠装置。
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