JP2011028238A - ズームレンズ系 - Google Patents

ズームレンズ系 Download PDF

Info

Publication number
JP2011028238A
JP2011028238A JP2010136856A JP2010136856A JP2011028238A JP 2011028238 A JP2011028238 A JP 2011028238A JP 2010136856 A JP2010136856 A JP 2010136856A JP 2010136856 A JP2010136856 A JP 2010136856A JP 2011028238 A JP2011028238 A JP 2011028238A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
lens group
focal length
object side
group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2010136856A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011028238A5 (ja
Inventor
Masaru Eguchi
勝 江口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoya Corp
Original Assignee
Hoya Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hoya Corp filed Critical Hoya Corp
Priority to JP2010136856A priority Critical patent/JP2011028238A/ja
Publication of JP2011028238A publication Critical patent/JP2011028238A/ja
Publication of JP2011028238A5 publication Critical patent/JP2011028238A5/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B15/00Optical objectives with means for varying the magnification
    • G02B15/14Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective
    • G02B15/144Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective having four groups only
    • G02B15/1441Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective having four groups only the first group being positive
    • G02B15/144113Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective having four groups only the first group being positive arranged +-++

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Lenses (AREA)

Abstract

【課題】変倍比が10倍前後、短焦点距離端で70度以上の画角を有し、前玉径は小さく短焦点距離端のレンズ全長が短い沈胴式カメラに最適なズームレンズ系を提供すること。
【解決手段】物体側から順に、正の屈折力を持つ第1レンズ群、負の屈折力を持つ第2レンズ群、正の屈折力を持つ第3レンズ群、及び正の屈折力を持つ第4レンズ群から構成され、短焦点距離端から長焦点距離端への変倍に際し、少なくとも、第2レンズ群が像側に凸の移動軌跡を描きながら像側に移動し、第4レンズ群が一旦物体側に移動してから像側に移動するように、第1レンズ群ないし第4レンズ群の全てのレンズ群を光軸方向に移動させ、次の条件式(1)を満足することを特徴とするズームレンズ系。
(1)3<T1/|F2|<4
但し、
T1:短焦点距離端から長焦点距離端への変倍の際における第1レンズ群の移動量、
F2:第2レンズ群の焦点距離、
である。
【選択図】図1

Description

本発明は、半画角35度以上の広角域を含む主にイメージセンサ用の撮像光学系として好適な高変倍ズームレンズ系に関する。
近年、コンパクトデジタルカメラにおいて広角域を含んだ高変倍のズームレンズ系のニーズが高まっている。一方で画素ピッチの微細化が進み、光学系には高解像度であることが要求される。主にコンパクトカメラ用の撮像レンズは、収納状態で各群の空気間隔を短縮したいわゆる沈胴機構を採用しカメラの薄型化を図るものが多い。このタイプの機構に適したレンズタイプとしては、各レンズ群の群厚が薄いことに加えて、前玉径が小さいこと、更に光学系の全長に関しても機構上の制約を考慮し設計を行う必要がある。
特開2006−23529号公報 特開2006−308957号公報 特開2008−112013号公報
高変倍コンパクトカメラ用のズームレンズ系としては、例えば特許文献1及び特許文献2記載のズームレンズ系が知られており、比較的レンズ枚数が少なく小型化が達成されている。しかし、特許文献1のズームレンズ系は変倍比(ズーム比)が5倍程度、短焦点距離端の画角も61度と、十分な広画角化及び高変倍比を達成できていない。また特許文献2のズームレンズ系は短焦点距離端の画角は78度程度と広角化が達成されているが、変倍比が4〜7倍程度と満足できる値ではない。比較的コンパクトで広角化および高変倍化が達成されたものとして特許文献3のズームレンズ系があるが、非点収差や色収差が大きく、高画素化に対応したズームレンズ系としては満足できるレベルではない。
本発明は、変倍比(ズーム比)が10倍前後で、短焦点距離端で70゜以上の画角を有し、前玉径は小さく短焦点距離端のレンズ全長が短い沈胴式カメラに最適なズームレンズ系を提供することを目的とする。
本発明のズームレンズ系は、物体側から順に、正の屈折力を持つ第1レンズ群、負の屈折力を持つ第2レンズ群、正の屈折力を持つ第3レンズ群、及び正の屈折力を持つ第4レンズ群から構成され、短焦点距離端から長焦点距離端への変倍に際し、第2レンズ群が像側に凸の移動軌跡を描きながら像側に移動し、第4レンズ群が一旦物体側に移動してから像側に移動するように、第1レンズ群ないし第4レンズ群の全てのレンズ群を光軸方向に移動させ、次の条件式(1)を満足することを特徴としている。
(1)3<T1/|F2|<4
但し、
T1:短焦点距離端と長焦点距離端の間で変倍するときの第1レンズ群の移動量、
F2:第2レンズ群の焦点距離、
である。
第4レンズ群は、変倍時及びフォーカシング時にともに移動する群であり、物体側から順に、少なくとも一方の面が非球面からなる正レンズ、及び少なくとも一方の面が非球面からなる負レンズの2枚のレンズから構成することができる。この場合、本発明のズームレンズ系は、さらに、次の条件式(2)を満足することが好ましい。
(2)νa−νb>25
但し、
νa:第4レンズ群中の正レンズのd線に対するアッベ数、
νb:第4レンズ群中の負レンズのd線に対するアッベ数、
である。
本発明のズームレンズ系は、さらに、次の条件式(3)及び(4)を満足することが好ましい。
(3)−7<F1/F2<−5
(4)−0.72<F2/F3<−0.50
但し、
F1:第1レンズ群の焦点距離。
F2:第2レンズ群の焦点距離。
F3:第3レンズ群の焦点距離。
である。
第2レンズ群は、物体側から順に、少なくとも一方の面が非球面からなる負レンズ、負レンズ、及び正レンズの3枚のレンズから構成することができる。この場合、本発明のズームレンズ系は、さらに、次の条件式(5)を満足することが好ましい。
(5)νc<23
但し、
νc:第2レンズ群中の正レンズのd線に対するアッベ数、
である。
第1レンズ群は、物体側から順に、負レンズ、及び少なくとも1枚の正レンズから構成することができる。この場合、本発明のズームレンズ系は、さらに、次の条件式(6)を満足することが好ましい。
(6)νd<23
但し、
νd:第1レンズ群の最も物体側の負レンズのd線に対するアッベ数、
である。
第3レンズ群は、物体側から順に、少なくとも一方の面が非球面からなる正レンズ、物体側から順に位置する正レンズと負レンズの接合レンズ、及び負レンズから構成することができる。この場合、本発明のズームレンズ系は、さらに、次の条件式(7)を満足することが好ましい。
(7)Na>1.85
但し、
Na:第3レンズ群の2枚の負レンズのd線に対する屈折率の平均値、
である。
本発明によれば、変倍比が10倍前後、短焦点距離端で70度以上の画角を有し、前玉径は小さく短焦点距離端のレンズ全長が短い沈胴式カメラに最適なズームレンズ系を提供することができる。
本発明によるズームレンズ系の数値実施例1の長焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図である。 図1の構成における諸収差図である。 同数値実施例1の中間焦点距離における無限遠合焦時のレンズ構成図である。 図3の構成における諸収差図である。 同数値実施例1の短焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図である。 図5の構成における諸収差図である。 本発明によるズームレンズ系の数値実施例2の長焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図である。 図7の構成における諸収差図である。 同数値実施例2の中間焦点距離における無限遠合焦時のレンズ構成図である。 図9の構成における諸収差図である。 同数値実施例2の短焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図である。 図11の構成における諸収差図である。 本発明によるズームレンズ系の数値実施例3の長焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図である。 図13の構成における諸収差図である。 同数値実施例3の中間焦点距離における無限遠合焦時のレンズ構成図である。 図15の構成における諸収差図である。 同数値実施例3の短焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図である。 図17の構成における諸収差図である。 本発明によるズームレンズ系の数値実施例4の長焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図である。 図19の構成における諸収差図である。 同数値実施例4の中間焦点距離における無限遠合焦時のレンズ構成図である。 図21の構成における諸収差図である。 同数値実施例4の短焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図である。 図23の構成における諸収差図である。 本発明によるズームレンズ系の数値実施例5の長焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図である。 図25の構成における諸収差図である。 同数値実施例5の中間焦点距離における無限遠合焦時のレンズ構成図である。 図27の構成における諸収差図である。 同数値実施例5の短焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図である。 図29の構成における諸収差図である。 本発明によるズームレンズ系のズーム軌跡を示す簡易移動図である。
本実施の形態のズームレンズ系は、図31の簡易移動図に示すように、物体側から順に、正の屈折力を持つ第1レンズ群G1、負の屈折力を持つ第2レンズ群G2、正の屈折力を持つ第3レンズ群G3、及び正の屈折力を持つ第4レンズ群G4から構成されている。第2レンズ群G2と第3レンズ群G3の間に位置する絞りSは、第3レンズ群G3と一体に移動する。フォーカシングは第4レンズ群G4で行う。Iは撮像面である。
短焦点距離端(W)から長焦点距離端(T)への変倍(ズーミング)に際し、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2のレンズ群間隔が増加し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3のレンズ群間隔が減少し、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4のレンズ群間隔が増加するように、第1レンズ群G1ないし第4レンズ群G4の全てのレンズが光軸方向に移動する。より具体的には、短焦点距離端(W)から長焦点距離端(T)への変倍に際し、第1レンズ群G1は単調に物体側に移動し、第2レンズ群G2は像側に凸の移動軌跡を描きながら全体として像側に移動し、第3レンズ群G3は単調に物体側に移動し、第4レンズ群は一旦物体側に移動してから像側に移動する。
全体として正の屈折力の第1レンズ群G1は、数値実施例1、4、5では、その各レンズ構成図に示すように、物体側から順に、負レンズ10、正レンズ11及び正レンズ12から構成されている。より具体的に、負レンズ10は物体側に凸の負メニスカスレンズ、正レンズ11は物体側に凸の正メニスカスレンズ、正レンズ12は物体側に凸の正メニスカスレンズ又は両凸正レンズである。
あるいは、第1レンズ群G1は、数値実施例2、3の各レンズ構成図に示すように、物体側から順に、物体側に凸の負メニスカスレンズ10、及び物体側に凸の平凸正レンズ11から構成することもできる。
全体として負の屈折力の第2レンズ群G2は、数値実施例1−5では、各レンズ構成図に示すように、物体側から順に、負レンズ20、負レンズ21及び正レンズ22から構成されている。より具体的に、負レンズ20は物体側に凸の負メニスカスレンズ又は両凹負レンズ、負レンズ21は両凹負レンズ、正レンズ22は物体側に凸の正メニスカスレンズ又は両凸正レンズである。負レンズ20は、数値実施例2、3に示すように、その両面が非球面のレンズとすることができる。
全体として正の屈折力の第3レンズ群G3は、数値実施例1では、そのレンズ構成図に示すように、物体側から順に、両凸正レンズ30、及び物体側から順に位置する物体側に凸の正メニスカスレンズ31と物体側に凸の負メニスカスレンズ32の接合レンズ33から構成されている。より具体的に、両凸正レンズ30は、その両面が非球面のレンズである。
第3レンズ群G3はまた、数値実施例2−5では、そのレンズ構成図に示すように、物体側から順に、両凸正レンズ30、物体側から順に位置する両凸正レンズ31と像側に凸の負メニスカスレンズ32の接合レンズ33、及び物体側に凸の負メニスカスレンズ34から構成されている。数値実施例1と同様に、両凸正レンズ30は、その両面が非球面のレンズである。
全体として正の屈折力の第4レンズ群G4は、数値実施例1−5では、物体側から順に、正レンズ40及び負レンズ41から構成されている。より具体的に、正レンズ40は両凸正レンズであり、その両面が非球面のレンズである。負レンズ41は、像側に凸の負メニスカスレンズ、物体側に凹の平凹負レンズ又は両凹負レンズであり、その物体側の面が非球面のレンズである。
多段鏡筒を用いた沈胴式ズームレンズ系を搭載したカメラを小型化するためには、最も物体側に位置する第1レンズ群の小径化及びレンズ全長の短縮化が重要である。各レンズ群の厚さも薄いことが求められている。変倍レンズ群を移動させるメカ構造の簡素化も必要となる。変倍レンズ群数を少なくすればメカ構成が簡単になるが、高変倍化を達成するのが困難となる。一般的にレンズ系の小型化や群厚を小さくするために構成枚数を削減することは、収差補正の難易度が増す。小型化を図りながら全変倍範囲にわたり諸収差を良好に補正するためには、適切な各レンズ群の屈折力配置やレンズ構成が必要となる。
本発明のズームレンズ系は、物体側から順に正負正正の正レンズ先行型のズームレンズ系であり、コンパクトカメラによく使われる負レンズ先行型のズームレンズ系に比べて高変倍化が図れる利点がある。しかし、正レンズ先行型のズームレンズ系は前玉径が大きくなりやすく、広角化を図ろうとするとさらに前玉径が大きくなり、多段鏡筒を用いて沈胴させた場合に径方向に大きくなってしまい、コンパクトカメラ用には不向きという一般的な問題があった。本発明は、この問題を解決するために、短焦点距離端から長焦点距離端への変倍時(ズーミング時)に第1レンズ群を大きく移動させることで、第2レンズ群と第3レンズ群の移動自由度を増大させ、各レンズ群の担う変倍負担を適切に設定している。例えば第1レンズ群が固定であるとすると、第2レンズ群の変倍負担が増え、結果的に第1レンズ群の径が大きくなりやすい。
条件式(1)は、短焦点距離端と長焦点距離端の間で変倍するときの第1レンズ群の移動量と第2レンズ群の焦点距離との比を規定するものであり、条件式(1)を満足することで、沈胴収納に適した広角高変倍ズームレンズ系を得ることができる。
条件式(1)の下限を超えると、変倍時の第1レンズ群の移動量が少なくなり、その結果、第2レンズ群と第3レンズ群の移動自由度が小さくなる。しかし、変倍比を増加させるためには第2レンズ群を大きく移動させる必要があり、第2レンズ群の移動量を抑えたまま広角化を図ろうとすると第1レンズ群の外径が大きくなり好ましくない。無理に第1レンズ群の外径を抑えようとすると各群の屈折力を増やして対処する必要があり、変倍全域での収差補正が難しくなり、高解像度に対応するのが困難となる。
条件式(1)の上限を超えると、変倍時の第1レンズ群の移動量が大きくなり、長焦点距離端でのレンズ全長が大きくなり好ましくない。長焦点距離端でのレンズ全長を抑えるためには短焦点距離端でのレンズ全長を短くする必要があるが、レンズ全長を抑えたまま広角化すると、軸外収差の補正が困難となる。
第4レンズ群は、変倍時及びフォーカシング時にともに移動する群であり、各数値実施例のように、物体側から順に、少なくとも一方の面が非球面からなる正レンズ、及び少なくとも一方の面が非球面からなる負レンズの2枚のレンズから構成することが好ましい。
条件式(2)は、第4レンズ群をこのような正レンズと負レンズから構成したときの該正レンズと負レンズのアッベ数の差を規定したものである。
条件式(2)の下限を超えると、倍率色収差補正のために正レンズ及び負レンズの肉厚が大きくなり、第4レンズ群全体も厚くなり、レンズ系収納時の小型化を図るのが困難となる。無理に第4レンズ群を薄くしようとすると、無限遠物体から近距離物体までフォーカスした場合に、倍率色収差の変動が大きくなってしまう。
条件式(3)は、第1レンズ群の焦点距離に対する第2レンズ群の焦点距離の比を規定したものであり、短焦点距離端での第1レンズ群径の大径化防止と、長焦点距離端でのレンズ全長短縮を両立させるための条件である。
条件式(3)の下限を超えると、第1レンズ群の屈折力に対して第2レンズ群の屈折力が強くなりすぎ、第1レンズ群の径が大きくなり、また長焦点距離端でのレンズ全長も長くなってしまう。レンズ全長の短縮自体は、各レンズ群の屈折力を強くして変倍時の移動
量を少なくすることで可能であるが、各変倍域での収差補正が困難となる。
条件式(3)の上限を超えると、第1レンズ群の屈折力に対して第2レンズ群の屈折力が弱くなりすぎるため、長焦点距離端でのレンズ全長を短くするには有利となるが、画角70度以上の広角化を達成するのが困難となる。
条件式(4)は、第2レンズ群の焦点距離に対する第3レンズ群の焦点距離の比を規定したものであり、変倍を受け持つ第2レンズ群と第3レンズ群の屈折力負担を適切にし、レンズ系全体の小型化を達成するための条件である。
条件式(4)の下限を超えると、第2レンズ群の屈折力に対して第3レンズ群の屈折力が強くなりすぎる。第3レンズ群の屈折力が強いと、第3レンズ群は少ない移動量で変倍を行うことができるが、第3レンズ群で発生する収差補正が難しくなることに加えて、第2レンズ群の変倍時の移動量が大きくなり、その結果、第1レンズ群の径が大きくなりやすくなり好ましくない。第1レンズ群の径を抑えるためには第2レンズ群の移動量を小さくする必要があり、変倍比を大きくすることができなくなる。
条件式(4)の上限を超えると、第2レンズ群の屈折力に対して第3レンズ群の屈折力が弱くなりすぎ、第2レンズ群は少ない移動量で変倍を行うことができるため第1レンズ群の径を小さくするのには有利になるが、所定の変倍比を達成するために第3レンズ群の変倍時の移動量が大きくなるため、長焦点距離端で軸上マージナル光線高が大きくなり、球面収差とコマ収差の補正が難しくなる。
第2レンズ群は、各数値実施例に示すように、物体側から順に、少なくとも一方の面が非球面からなる負レンズ、負レンズ、及び正レンズの3枚のレンズから構成するのが実際的である。
条件式(5)は、以上の構成からなる第2レンズ群中の唯一の正レンズのアッベ数を規定したものであり、第2レンズ群内での良好な色収差補正のための条件である。
本実施形態では、その他のレンズ群と比較して負の屈折力の第2レンズ群の屈折力が強い。第1レンズ群と第2レンズ群は他の群に対して有効径が大きく、レンズ枚数を多くしてしまうと、レンズ群の厚みが大きくなってしまうので、なるべく少ない枚数で構成するのが好ましい。本実施形態のように、第2レンズ群を負負正の3枚レンズで構成したときには、広角化のために強い屈折力を有する第2レンズ群内で発生する諸収差を良好に補正する必要がある。具体的には、最も物体側に配置された強い負の屈折力を有するレンズの少なくとも1面を非球面とすることで、短焦点距離端での歪曲収差、非点収差などを補正している。また最も像側に配置する正レンズのアッベ数が条件式(5)を満足することで、第2レンズ群で発生する倍率色収差及び軸上色収差を極力小さくすることができ、変倍時の色収差の変動を小さくすることができる。
第1レンズ群は、各数値実施例に示すように、物体側から順に、負レンズと少なくとも1枚の正レンズとからなっている。
条件式(6)は、このような第1レンズ群の最も物体側の負レンズのアッベ数を規定したものであり、第2レンズ群内での色収差補正のための条件である。
高変倍ズームレンズ系においては、長焦点距離端において第1レンズ群の残存収差は第2レンズ群以降のレンズ群で拡大され、像面上での結像性能に多大な影響を及ぼすため、特に第1レンズ群の色収差の補正は重要である。本実施形態では第1レンズ群の最も物体側の負レンズを、条件式(6)を満足するアッベ数の硝材から構成することで、レンズ全系で良好な収差補正を行っている。
第3レンズ群は、数値実施例2−5に示すように、物体側から順に、少なくとも一方の面が非球面からなる正レンズ、物体側から順に位置する正レンズと負レンズの接合レンズ、及び負レンズから構成することができる。
条件式(7)は、第3レンズ群をこのようなレンズ構成としたとき、第3レンズ群中に含まれる2枚の負レンズのd線に対する屈折率の平均値を規定したものである。
第3レンズ群はマージナル光線高が最も大きくなるレンズ群であり、変倍全域で高解像度化を図るためには球面収差を初めとする諸収差を良好に補正する必要がある。このため本実施形態では、第3レンズ群を、物体側から順に、少なくとも一方の面が非球面からなる正レンズ、物体側から順に位置する正レンズと負レンズの接合レンズ、及び負レンズで構成している。第3レンズ群の最も物体側に強い正の屈折率を有するレンズを配置し、少なくとも1面を非球面にすることで主に球面収差の発生を抑制している。また像側の2枚の負レンズは、条件式(7)を満足する屈折率の硝材から構成することで、像面湾曲を小さくして画面全体の性能向上を図っている。
条件式(7)の下限を超えて、像側の2枚の負レンズの屈折率が小さくなりすぎると、ペッツバール和が大きくなり像面湾曲が補正できなくなる。
次に具体的な数値実施例を示す。以下の数値実施例は、コンパクトデジタルカメラに用いる場合に対応している。諸収差図及び表中において、d線、g線、C線はそれぞれの波長に対する収差、Sはサジタル、Mはメリディオナル、FNO.はFナンバー、fは全系の焦
点距離、Wは半画角(゜)、Yは像高、fB はバックフォーカス、Lはレンズ全長、rは曲率半径、dはレンズ厚またはレンズ間隔、Ndはd線の屈折率、νdはd線に対するアッベ数を示す。Fナンバー、焦点距離、半画角、像高、バックフォーカス、レンズ全長及び変倍に伴って間隔が変化するレンズ間隔dは、短焦点距離端−中間焦点距離−長焦点距離端の順に示している。
回転対称非球面は次式で定義される。
x=cy2/[1+[1-(1+K)c2y2]1/2]+A4y4+A6y6+A8y8+A10y10+A12y12・・・
(但し、cは曲率(1/r)、yは光軸からの高さ、Kは円錐係数、A4、A6、A8、・・・・・は各次数の非球面係数)
[数値実施例1]
図1〜図6と表1〜表4は、本発明によるズームレンズ系の数値実施例1を示している。図1は長焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図、図2はその諸収差図であり、図3は中間焦点距離における無限遠合焦時のレンズ構成図、図4はその諸収差図であり、図5は短焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図、図6はその諸収差図である。表1は面データ、表2は非球面データ、表3は各種データ、表4はズームレンズ系群データである。
本数値実施例のズームレンズ系は、物体側から順に、正の屈折力を持つ第1レンズ群G1、負の屈折力を持つ第2レンズ群G2、正の屈折力を持つ第3レンズ群G3、及び正の屈折力を持つ第4レンズ群G4から構成されている。
第1レンズ群G1(面番号1から6)は、物体側から順に、物体側に凸の負メニスカスレンズ10、物体側に凸の正メニスカスレンズ11、及び物体側に凸の正メニスカスレンズ12からなる。
第2レンズ群G2(面番号7から12)は、物体側から順に、物体側に凸の負メニスカスレンズ20、両凹負レンズ21、及び物体側に凸の正メニスカスレンズ22からなる。第2レンズ群G2と第3レンズ群G3の間に位置する絞りS(面番号13)は、第3レンズ群G3と一体に移動する。
第3レンズ群G3(面番号14から18)は、物体側から順に、両凸正レンズ30、及び物体側から順に位置する物体側に凸の正メニスカスレンズ31と物体側に凸の負メニスカスレンズ32の接合レンズ33からなる。両凸正レンズ30は、その両面が非球面のレンズである。
第4レンズ群G4(面番号19から22)は、物体側から順に、両凸正レンズ40、及び像側に凸の負メニスカスレンズ41からなる。両凸正レンズ40は、その両面が非球面のレンズである。負メニスカスレンズ41は、その物体側の面が非球面のレンズである。第4レンズ群G4(レンズ41)の後方(像面Iとの間)には、光学フィルタOP(面番号23から24)とカバーガラスCG(面番号25から26)が配置されている。
(表1)
面データ
面番号 r d Nd νd
1 29.308 1.000 1.90366 31.3
2 20.032 0.030
3 19.903 2.977 1.49700 81.6
4 75.677 0.100
5 28.067 2.303 1.59240 68.3
6 183.534 d6
7 48.537 0.800 1.88300 40.8
8 5.330 2.846
9 -19.672 0.700 1.75500 52.3
10 35.396 0.100
11 11.995 1.300 1.94594 18.0
12 49.993 d12
13絞 ∞ 0.600
14* 6.362 1.450 1.59240 68.3
15* -13.472 0.100
16 5.910 1.433 1.49700 81.6
17 28.023 1.500 1.90366 31.3
18 3.955 d18
19* 15.694 2.829 1.54358 55.7
20* -8.086 0.300
21* -6.627 0.800 1.60641 27.2
22 -13.732 d22
23 ∞ 0.500 1.51633 64.1
24 ∞ 0.510
25 ∞ 0.500 1.51633 64.1
26 ∞ -
*は回転対称非球面である。
(表2)
非球面データ(表示していない非球面係数は0.00である)
面番号 K A4 A6 A8 A10
14 -1.000 -0.1826×10-3 0.3035×10-4 -0.2990×10-5
15 0.000 0.1687×10-3 0.2860×10-4 -0.2956×10-5
19 0.000 0.1893×10-3 -0.5372×10-4 -0.5156×10-6
20 0.000 0.2738×10-2 -0.1980×10-3 0.9174×10-6 0.8292×10-7
21 0.000 0.2776×10-2 -0.1707×10-3 0.4022×10-5
(表3)
各種データ
変倍比(ズーム比) 11.70
短焦点距離端 中間焦点距離 長焦点距離端
FNO. 3.2 4.0 5.2
f 5.00 11.90 58.50
W 41.4 18.1 3.7
Y 3.88 3.88 3.88
fB 0.59 0.59 0.59
L 44.57 49.57 68.00
d6 0.671 9.839 28.294
d12 14.428 6.111 0.900
d18 4.136 4.581 13.237
d22 2.063 5.771 2.300
(表4)
ズームレンズ系群データ
群 始面 焦点距離
1 1 45.41
2 7 -7.00
3 14 10.14
4 19 18.41
[数値実施例2]
図7〜図12と表5〜表8は、本発明によるズームレンズ系の数値実施例2を示している。図7は長焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図、図8はその諸収差図であり、図9は中間焦点距離における無限遠合焦時のレンズ構成図、図10はその諸収差図であり、図11は短焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図、図12はその諸収差図である。表5は面データ、表6は非球面データ、表7は各種データ、表8はズームレンズ系群データである。
この数値実施例2のレンズ構成は、第1レンズ群G1ないし第4レンズ群G4の構成が数値実施例1のレンズ構成と異なっている。その他の構成は数値実施例1と同様なので、その説明を省略する。
第1レンズ群G1(面番号1から4)は、物体側から順に、物体側に凸の負メニスカスレンズ10、及び物体側に凸の平凸正レンズ11からなる。
第2レンズ群G2(面番号5から10)は、物体側から順に、両凹負レンズ20、両凹負レンズ21、及び物体側に凸の正メニスカスレンズ22からなる。両凹負レンズ20は、その両面が非球面のレンズである。
第3レンズ群G3(面番号12から18)は、物体側から順に、両凸正レンズ30、物体側から順に位置する両凸正レンズ31と像側に凸の負メニスカスレンズ32の接合レンズ33、及び物体側に凸の負メニスカスレンズ34からなる。両凸正レンズ30は、その両面が非球面のレンズである。
第4レンズ群G4(面番号19から22)は、物体側から順に、両凸正レンズ40、及び物体側に凹の平凹負レンズ41からなる。両凸正レンズ40は、その両面が非球面のレンズである。平凹負レンズ41は、その物体側の面が非球面のレンズである。
(表5)
面データ
面番号 r d Nd νd
1 19.823 1.000 1.92286 20.9
2 15.658 0.390
3 16.700 3.690 1.61800 63.4
4 ∞ d4
5* -800.000 0.800 1.85135 40.1
6* 4.940 2.880
7 -25.362 0.700 1.72916 54.7
8 34.964 0.100
9 11.153 1.200 1.94595 18.0
10 41.616 d10
11絞 ∞ 0.600
12* 6.314 2.060 1.59201 67.0
13* -16.176 0.100
14 18.580 2.630 1.51823 59.0
15 -4.746 0.700 1.90366 31.3
16 -9.763 0.100
17 10.014 0.700 1.90366 31.3
18 4.282 d18
19* 12.895 1.890 1.54358 55.7
20* -35.920 0.100
21* -26.942 0.800 1.60641 27.2
22 ∞ d22
23 ∞ 0.350 1.51680 64.2
24 ∞ 0.510
25 ∞ 0.500 1.51680 64.2
26 ∞ -
*は回転対称非球面である。
(表6)
非球面データ(表示していない非球面係数は0.00である)
面番号 K A4 A6 A8 A10
5 0.000 0.6896×10-3 -0.2313×10-4 0.3095×10-6 -0.1657×10-8
6 0.000 0.6199×10-3 -0.7488×10-5 0.1238×10-5 -0.1513×10-6
12 -1.000 -0.2213×10-3 0.2536×10-4 -0.8616×10-6
13 0.000 -0.8135×10-5 0.1802×10-4 -0.1399×10-5
19 0.000 0.8489×10-4 -0.1786×10-4 0.5293×10-6 -0.1479×10-7
20 0.000 0.3445×10-2 -0.2837×10-3 0.5749×10-5 0.1908×10-8
21 0.000 0.3072×10-2 -0.2355×10-3 0.4574×10-5 0.1637×10-7
(表7)
各種データ
変倍比(ズーム比) 9.55
短焦点距離端 中間焦点距離 長焦点距離端
FNO. 3.3 4.8 5.8
f 4.40 15.99 42.00
W 42.8 13.4 5.5
Y 3.74 3.98 4.17
fB 0.59 0.59 0.59
L 42.69 50.50 64.00
d4 0.420 11.885 18.641
d10 14.499 4.202 1.400
d18 2.314 5.432 19.569
d22 3.072 6.613 2.000
(表8)
ズームレンズ系群データ
群 始面 焦点距離
1 1 39.51
2 5 -6.61
3 12 9.76
4 19 28.34
[数値実施例3]
図13〜図18と表9〜表12は、本発明によるズームレンズ系の数値実施例3を示している。図13は長焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図、図14はその諸収差図であり、図15は中間焦点距離における無限遠合焦時のレンズ構成図、図16はその諸収差図であり、図17は短焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図、図18はその諸収差図である。表9は面データ、表10は非球面データ、表11は各種データ、表12はズームレンズ系群データである。
この数値実施例3のレンズ構成は、数値実施例2の構成と同様である。
(表9)
面データ
面番号 r d Nd νd
1 19.984 1.000 1.92286 20.9
2 15.856 0.423
3 16.995 3.671 1.61800 63.4
4 ∞ d4
5* -1000.000 0.800 1.85135 40.1
6* 4.914 2.925
7 -23.063 0.700 1.72916 54.7
8 59.508 0.100
9 12.060 1.200 1.94595 18.0
10 47.908 d10
11絞 ∞ 0.600
12* 5.949 1.965 1.59201 67.0
13* -17.424 0.100
14 14.890 2.179 1.48749 70.4
15 -4.830 0.700 1.83400 37.3
16 -11.543 0.100
17 8.999 0.700 1.90366 31.3
18 4.015 d18
19* 12.316 1.938 1.54358 55.7
20* -33.671 0.201
21* -23.762 0.800 1.60641 27.2
22 ∞ d22
23 ∞ 0.350 1.51680 64.2
24 ∞ 0.510
25 ∞ 0.500 1.51680 64.2
26 ∞ -
*は回転対称非球面である。
(表10)
非球面データ(表示していない非球面係数は0.00である)
面番号 K A4 A6 A8 A10
5 0.000 0.5072×10-3 -0.1810×10-4 0.2317×10-6 -0.1080×10-8
6 0.000 0.3182×10-3 -0.1767×10-4 0.1414×10-5 -0.1590×10-6
12 -1.000 -0.1888×10-3 0.2653×10-4 -0.1412×10-5
13 0.000 -0.1470×10-3 0.1841×10-4 -0.2146×10-5
19 0.000 0.2723×10-3 -0.2936×10-4 0.4086×10-6
20 0.000 0.3605×10-2 -0.3182×10-3 0.7374×10-5 -0.7084×10-8
21 0.000 0.3049×10-2 -0.2560×10-3 0.6027×10-5
(表11)
各種データ
変倍比(ズーム比) 9.55
短焦点距離端 中間焦点距離 長焦点距離端
FNO. 3.3 4.5 5.8
f 4.40 11.90 42.00
W 43.0 17.8 5.4
Y 3.67 3.98 4.08
fB 0.59 0.59 0.59
L 43.00 46.71 64.00
d4 0.420 8.611 19.050
d10 15.066 5.692 1.400
d18 2.632 4.361 19.177
d22 2.831 5.996 2.321
(表12)
ズームレンズ系群データ
群 始面 焦点距離
1 1 39.95
2 5 -6.78
3 12 9.93
4 19 28.10
[数値実施例4]
図19〜図24と表13〜表16は、本発明によるズームレンズ系の数値実施例4を示している。図19は長焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図、図20はその諸収差図であり、図21は中間焦点距離における無限遠合焦時のレンズ構成図、図22はその諸収差図であり、図23は短焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図、図24はその諸収差図である。表13は面データ、表14は非球面データ、表15は各種データ、表16はズームレンズ系群データである。
この数値実施例4のレンズ構成は、第2レンズ群G2ないし第4レンズ群G4の構成が数値実施例1と異なっている。その他の構成は数値実施例1と同様なので、その説明を省略する。
第2レンズ群G2の正レンズ22(面番号11から12)が両凸正レンズである。
第3レンズ群G3(面番号14から20)は、物体側から順に、両凸正レンズ30、物体側から順に位置する両凸正レンズ31と像側に凸の負メニスカスレンズ32の接合レンズ33、及び物体側に凸の負メニスカスレンズ34からなる。
第4レンズ群G4の負レンズ41(面番号23から24)が両凹負レンズである。
(表13)
面データ
面番号 r d Nd νd
1 31.314 1.000 1.92286 21.3
2 23.457 0.136
3 24.358 2.372 1.49700 81.6
4 111.473 0.100
5 28.318 2.190 1.61800 63.4
6 235.895 d6
7 126.674 0.800 1.91082 35.2
8 5.311 2.483
9 -14.935 0.700 1.80400 46.6
10 19.805 0.100
11 12.283 1.300 1.92286 21.3
12 -40.734 d12
13絞 ∞ 0.600
14* 6.490 1.450 1.58989 66.8
15* -19.803 0.100
16 8.189 2.100 1.48749 70.2
17 -7.726 0.700 1.80440 39.6
18 -19.268 0.100
19 11.956 0.700 1.90366 31.3
20 4.005 d20
21* 10.587 2.700 1.54358 55.7
22* -10.293 0.100
23* -10.594 0.800 1.60641 27.2
24 1070.337 d24
25 ∞ 0.500 1.51633 64.1
26 ∞ 0.510
27 ∞ 0.500 1.51633 64.1
28 ∞ -
*は回転対称非球面である。
(表14)
非球面データ(表示していない非球面係数は0.00である)
面番号 K A4 A6 A8 A10
14 -1.000 -0.1670×10-3 0.3661×10-4 0.3259×10-6
15 0.000 0.7868×10-4 0.3017×10-4 0.1098×10-5
21 0.000 0.1955×10-4 0.1380×10-5 -0.8747×10-6
22 0.000 0.2867×10-2 -0.2701×10-3 0.7365×10-5 -0.3305×10-7
23 0.000 0.2547×10-2 -0.2331×10-3 0.6382×10-5
(表15)
各種データ
変倍比(ズーム比) 9.66
短焦点距離端 中間焦点距離 長焦点距離端
FNO. 3.2 4.0 5.6
f 5.00 11.90 48.30
W 41.7 17.7 4.5
Y 3.88 3.88 3.88
fB 0.59 0.59 0.59
L 42.57 46.53 64.00
d6 0.596 9.004 22.615
d12 13.132 5.280 0.900
d20 4.214 3.684 15.402
d24 2.000 5.929 2.454
(表16)
ズームレンズ系群データ
群 始面 焦点距離
1 1 39.65
2 7 -6.76
3 14 10.03
4 21 21.10
[数値実施例5]
図25〜図30と表17〜表20は、本発明によるズームレンズ系の数値実施例5を示している。図25は長焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図、図26はその諸収差図であり、図27は中間焦点距離における無限遠合焦時のレンズ構成図、図28はその諸収差図であり、図29は短焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図、図30はその諸収差図である。表17は面データ、表18は非球面データ、表19は各種データ、表20はズームレンズ系群データである。
この数値実施例5のレンズ構成は、第1レンズ群G1の正レンズ12が両凸正レンズであること、第4レンズ群G4の負レンズ41が像側に凸の負メニスカスレンズであることを除き、数値実施例4の構成と同様である。
(表17)
面データ
面番号 r d Nd νd
1 29.611 1.000 1.92286 21.3
2 22.095 0.443
3 26.460 1.678 1.49700 81.6
4 48.763 0.100
5 24.258 2.649 1.61800 63.4
6 -4209.586 d6
7 105.021 0.800 1.91082 35.2
8 5.212 2.472
9 -20.341 0.700 1.80400 46.6
10 13.858 0.100
11 10.329 1.300 1.92286 21.3
12 -71.010 d12
13絞 ∞ 0.600
14* 6.189 1.450 1.58989 66.8
15* -20.047 0.100
16 7.753 2.100 1.48749 70.2
17 -6.261 0.700 1.80440 39.6
18 -17.284 0.100
19 10.034 0.700 1.90366 31.3
20 3.714 d20
21* 11.914 2.700 1.54358 55.7
22* -9.766 0.100
23* -8.016 0.800 1.60641 27.2
24 -28.291 d24
25 ∞ 0.500 1.51633 64.1
26 ∞ 0.510
27 ∞ 0.500 1.51633 64.1
28 ∞ -
*は回転対称非球面である。
(表18)
非球面データ(表示していない非球面係数は0.00である)
面番号 K A4 A6 A8 A10
14 -1.000 -0.2146×10-3 0.3335×10-4 -0.5745×10-6
15 0.000 -0.7449×10-4 0.1565×10-4 0.1049×10-5
21 0.000 0.5481×10-3 -0.6784×10-4 0.2313×10-5
22 0.000 0.3058×10-2 -0.3029×10-3 0.8026×10-5 0.2056×10-7
23 0.000 0.2359×10-2 -0.1980×10-3 0.5221×10-5
(表19)
各種データ
変倍比(ズーム比) 10.30
短焦点距離端 中間焦点距離 長焦点距離端
FNO. 3.2 4.1 6.4
f 4.69 11.90 48.30
W 44.0 17.5 4.5
Y 3.88 3.88 3.88
fB 0.59 0.59 0.59
L 41.22 46.55 67.00
d6 0.410 9.997 23.357
d12 12.783 4.846 0.900
d20 3.331 3.029 17.315
d24 2.000 5.991 2.737
(表20)
ズームレンズ系群データ
群 始面 焦点距離
1 1 42.13
2 7 -6.66
3 14 9.46
4 21 21.19
各数値実施例の各条件式に対する値を表21に示す。
(表21)
実施例1 実施例2 実施例3
条件式(1) 3.347 3.221 3.099
条件式(2) 28.500 28.500 28.500
条件式(3) -6.485 -5.972 -5.896
条件式(4) -0.690 -0.678 -0.683
条件式(5) 17.98 17.98 17.98
条件式(6) 31.31 20.88 20.88
条件式(7) 1.90366 1.90366 1.86883
実施例4 実施例5
条件式(1) 3.171 3.874
条件式(2) 28.500 28.500
条件式(3) -5.869 -6.330
条件式(4) -0.674 -0.703
条件式(5) 21.29 21.29
条件式(6) 21.29 21.29
条件式(7) 1.85403 1.85403
表21から明らかなように、数値実施例1は、条件式(1)〜(5)、(7)を満足しており、数値実施例2〜数値実施例5は、条件式(1)〜(7)を満足している。また諸収差図から明らかなように、諸収差は比較的よく補正されている。
G1 正の屈折力を持つ第1レンズ群
G2 負の屈折力を持つ第2レンズ群
G3 正の屈折力を持つ第3レンズ群
G4 正の屈折力を持つ第4レンズ群
OP 光学フィルタ
CG カバーガラス
I 撮像面

Claims (6)

  1. 物体側から順に、正の屈折力を持つ第1レンズ群、負の屈折力を持つ第2レンズ群、正の屈折力を持つ第3レンズ群、及び正の屈折力を持つ第4レンズ群から構成され、短焦点距離端から長焦点距離端への変倍に際し、第2レンズ群が像側に凸の移動軌跡を描きながら像側に移動し、第4レンズ群が一旦物体側に移動してから像側に移動するように、第1レンズ群ないし第4レンズ群の全てのレンズ群を光軸方向に移動させ、次の条件式(1)を満足することを特徴とするズームレンズ系。
    (1)3<T1/|F2|<4
    但し、
    T1:短焦点距離端と長焦点距離端の間で変倍するときの第1レンズ群の移動量、
    F2:第2レンズ群の焦点距離。
  2. 請求項1記載のズームレンズ系において、
    第4レンズ群は、変倍時及びフォーカシング時にともに移動する群であり、物体側から順に、少なくとも一方の面が非球面からなる正レンズ、及び少なくとも一方の面が非球面からなる負レンズの2枚のレンズからなり、次の条件式(2)を満足するズームレンズ系。
    (2)νa−νb>25
    但し、
    νa:第4レンズ群中の正レンズのd線に対するアッベ数、
    νb:第4レンズ群中の負レンズのd線に対するアッベ数。
  3. 請求項1又は2記載のズームレンズ系において、
    次の条件式(3)及び(4)を満足するズームレンズ系。
    (3)−7<F1/F2<−5
    (4)−0.72<F2/F3<−0.50
    但し、
    F1:第1レンズ群の焦点距離。
    F2:第2レンズ群の焦点距離。
    F3:第3レンズ群の焦点距離。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項記載のズームレンズ系において、
    第2レンズ群は、物体側から順に、少なくとも一方の面が非球面からなる負レンズ、負レンズ、及び正レンズの3枚のレンズからなり、次の条件式(5)を満足するズームレンズ系。
    (5)νc<23
    但し、
    νc:第2レンズ群中の正レンズのd線に対するアッベ数。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項記載のズームレンズ系において、
    第1レンズ群は、物体側から順に、負レンズ、及び少なくとも1枚の正レンズからなり、次の条件式(6)を満足するズームレンズ系。
    (6)νd<23
    但し、
    νd:第1レンズ群の最も物体側の負レンズのd線に対するアッベ数。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項記載のズームレンズ系において、
    第3レンズ群は、物体側から順に、少なくとも一方の面が非球面からなる正レンズ、物体側から順に位置する正レンズと負レンズの接合レンズ、及び負レンズからなり、次の条件式(7)を満足するズームレンズ系。
    (7)Na>1.85
    但し、
    Na:第3レンズ群の2枚の負レンズのd線に対する屈折率の平均値。
JP2010136856A 2009-06-30 2010-06-16 ズームレンズ系 Withdrawn JP2011028238A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010136856A JP2011028238A (ja) 2009-06-30 2010-06-16 ズームレンズ系

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009154569 2009-06-30
JP2010136856A JP2011028238A (ja) 2009-06-30 2010-06-16 ズームレンズ系

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011028238A true JP2011028238A (ja) 2011-02-10
JP2011028238A5 JP2011028238A5 (ja) 2012-07-26

Family

ID=43380423

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010136856A Withdrawn JP2011028238A (ja) 2009-06-30 2010-06-16 ズームレンズ系

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8174774B2 (ja)
JP (1) JP2011028238A (ja)
DE (1) DE102010017655B4 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011133740A (ja) * 2009-12-25 2011-07-07 Canon Inc ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP2014085414A (ja) * 2012-10-19 2014-05-12 Ricoh Co Ltd ズームレンズ、カメラおよび携帯情報端末装置
JP2014137524A (ja) * 2013-01-18 2014-07-28 Hoya Corp ズームレンズ系
CN110749987A (zh) * 2019-10-23 2020-02-04 浙江大华技术股份有限公司 一种镜头

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5617884B2 (ja) * 2012-09-11 2014-11-05 リコーイメージング株式会社 ズームレンズ系及びこれを備えた電子撮像装置
CN114355590B (zh) * 2021-12-29 2023-07-28 福建福光股份有限公司 一种连续变焦摄像镜头

Family Cites Families (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5191476A (en) * 1990-12-03 1993-03-02 Nikon Corporation Great relative aperture zoom lens
JP3584107B2 (ja) * 1996-01-06 2004-11-04 キヤノン株式会社 ズームレンズ
JP4605698B2 (ja) 2004-07-08 2011-01-05 オリンパス株式会社 ズームレンズ及びそれを搭載した撮像装置
US7283310B2 (en) 2004-04-30 2007-10-16 Olympus Corporation Zoom lens, and imaging system incorporating it
US7420745B2 (en) 2005-04-28 2008-09-02 Ricoh Company, Ltd. Zoom lens and information device
JP4664727B2 (ja) 2005-04-28 2011-04-06 株式会社リコー ズームレンズおよび情報装置
JP4834336B2 (ja) 2005-06-29 2011-12-14 Hoya株式会社 広角ズームレンズ系
JP4777022B2 (ja) 2005-08-30 2011-09-21 Hoya株式会社 ズームレンズ系
JP4823666B2 (ja) 2005-12-05 2011-11-24 Hoya株式会社 ズームレンズ系
JP4890090B2 (ja) 2006-05-10 2012-03-07 Hoya株式会社 ズームレンズ系
JP4914991B2 (ja) 2006-08-15 2012-04-11 ペンタックスリコーイメージング株式会社 望遠ズームレンズ系
JP2008046347A (ja) * 2006-08-16 2008-02-28 Pentax Corp 広角ズームレンズ系
JP4942091B2 (ja) 2006-10-31 2012-05-30 オリンパスイメージング株式会社 広角高変倍ズームレンズ及びそれを用いた撮像装置
US7609456B2 (en) 2006-12-18 2009-10-27 Hoya Corporation Standard zoom lens system
US7808720B2 (en) 2006-12-28 2010-10-05 Hoya Corporation Standard zoom lens system
US7804652B2 (en) 2007-05-30 2010-09-28 Hoya Corporation Zoom lens system
JP5058679B2 (ja) 2007-05-30 2012-10-24 Hoya株式会社 ズームレンズ系
JP2009037092A (ja) 2007-08-03 2009-02-19 Hoya Corp ズームレンズ系
JP5117137B2 (ja) 2007-08-03 2013-01-09 Hoya株式会社 ズームレンズ系
JP5349825B2 (ja) 2008-03-31 2013-11-20 Hoya株式会社 ズームレンズ系及びそれを用いた電子撮像装置
JP5274877B2 (ja) 2008-04-11 2013-08-28 Hoya株式会社 ズームレンズ系及びそれを用いた電子撮像装置
JP5117272B2 (ja) 2008-04-30 2013-01-16 Hoya株式会社 ズームレンズの調整方法
JP5123783B2 (ja) 2008-08-08 2013-01-23 ペンタックスリコーイメージング株式会社 高変倍ズームレンズ系
JP5410199B2 (ja) 2008-11-26 2014-02-05 Hoya株式会社 ズームレンズ系及びそれを用いた電子撮像装置
JP5488000B2 (ja) 2009-02-02 2014-05-14 リコーイメージング株式会社 高変倍ズームレンズ系
JP5482245B2 (ja) 2009-02-03 2014-05-07 リコーイメージング株式会社 広角ズームレンズ系

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011133740A (ja) * 2009-12-25 2011-07-07 Canon Inc ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP2014085414A (ja) * 2012-10-19 2014-05-12 Ricoh Co Ltd ズームレンズ、カメラおよび携帯情報端末装置
JP2014137524A (ja) * 2013-01-18 2014-07-28 Hoya Corp ズームレンズ系
CN110749987A (zh) * 2019-10-23 2020-02-04 浙江大华技术股份有限公司 一种镜头
CN110749987B (zh) * 2019-10-23 2021-07-20 浙江大华技术股份有限公司 一种镜头

Also Published As

Publication number Publication date
US8174774B2 (en) 2012-05-08
DE102010017655A1 (de) 2011-01-27
DE102010017655B4 (de) 2013-01-17
US20100328784A1 (en) 2010-12-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4946445B2 (ja) 広角レンズ、撮像装置、広角レンズの合焦方法
JP5117137B2 (ja) ズームレンズ系
JP4890090B2 (ja) ズームレンズ系
JP5455572B2 (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP5362757B2 (ja) 高変倍ズームレンズ系
JP2008046347A (ja) 広角ズームレンズ系
JP5485840B2 (ja) 高変倍ズームレンズ系及びこれを用いた電子撮像装置
JP5724640B2 (ja) ズームレンズ系及びこれを用いた光学機器
JP3033136B2 (ja) コンパクトなズームレンズ
JP4624776B2 (ja) 3群ズームレンズ
JPH0868941A (ja) 高倍率ズームレンズ
WO2014041873A1 (ja) ズームレンズ系及びこれを備えた電子撮像装置
JP2010211056A (ja) インナーズームタイプ且つインナーフォーカスタイプのズームレンズ
JP2004061675A (ja) ズームレンズ
JP2011028238A (ja) ズームレンズ系
JP2003057546A (ja) ズームレンズ系
JP5670248B2 (ja) ズームレンズ系
JPH095626A (ja) 変倍光学系
JP2012068327A (ja) ズームレンズ系及びこれを用いた電子撮像装置
JP2004061681A (ja) ズームレンズ及びそれを有する光学機器
JPH0727979A (ja) ズームレンズ
JP2011186047A (ja) 高変倍ズームレンズ系
JP5579573B2 (ja) ズームレンズ系及びこれを用いた電子撮像装置
JP2000275525A (ja) 可変焦点距離レンズ系
JP2004226644A (ja) ズームレンズ

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120612

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130327

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131203

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20140115