JP2011028238A - ズームレンズ系 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】物体側から順に、正の屈折力を持つ第1レンズ群、負の屈折力を持つ第2レンズ群、正の屈折力を持つ第3レンズ群、及び正の屈折力を持つ第4レンズ群から構成され、短焦点距離端から長焦点距離端への変倍に際し、少なくとも、第2レンズ群が像側に凸の移動軌跡を描きながら像側に移動し、第4レンズ群が一旦物体側に移動してから像側に移動するように、第1レンズ群ないし第4レンズ群の全てのレンズ群を光軸方向に移動させ、次の条件式(1)を満足することを特徴とするズームレンズ系。
(1)3<T1/|F2|<4
但し、
T1:短焦点距離端から長焦点距離端への変倍の際における第1レンズ群の移動量、
F2:第2レンズ群の焦点距離、
である。
【選択図】図1
Description
(1)3<T1/|F2|<4
但し、
T1:短焦点距離端と長焦点距離端の間で変倍するときの第1レンズ群の移動量、
F2:第2レンズ群の焦点距離、
である。
(2)νa−νb>25
但し、
νa:第4レンズ群中の正レンズのd線に対するアッベ数、
νb:第4レンズ群中の負レンズのd線に対するアッベ数、
である。
(3)−7<F1/F2<−5
(4)−0.72<F2/F3<−0.50
但し、
F1:第1レンズ群の焦点距離。
F2:第2レンズ群の焦点距離。
F3:第3レンズ群の焦点距離。
である。
(5)νc<23
但し、
νc:第2レンズ群中の正レンズのd線に対するアッベ数、
である。
(6)νd<23
但し、
νd:第1レンズ群の最も物体側の負レンズのd線に対するアッベ数、
である。
(7)Na>1.85
但し、
Na:第3レンズ群の2枚の負レンズのd線に対する屈折率の平均値、
である。
あるいは、第1レンズ群G1は、数値実施例2、3の各レンズ構成図に示すように、物体側から順に、物体側に凸の負メニスカスレンズ10、及び物体側に凸の平凸正レンズ11から構成することもできる。
第3レンズ群G3はまた、数値実施例2−5では、そのレンズ構成図に示すように、物体側から順に、両凸正レンズ30、物体側から順に位置する両凸正レンズ31と像側に凸の負メニスカスレンズ32の接合レンズ33、及び物体側に凸の負メニスカスレンズ34から構成されている。数値実施例1と同様に、両凸正レンズ30は、その両面が非球面のレンズである。
条件式(1)の下限を超えると、変倍時の第1レンズ群の移動量が少なくなり、その結果、第2レンズ群と第3レンズ群の移動自由度が小さくなる。しかし、変倍比を増加させるためには第2レンズ群を大きく移動させる必要があり、第2レンズ群の移動量を抑えたまま広角化を図ろうとすると第1レンズ群の外径が大きくなり好ましくない。無理に第1レンズ群の外径を抑えようとすると各群の屈折力を増やして対処する必要があり、変倍全域での収差補正が難しくなり、高解像度に対応するのが困難となる。
条件式(1)の上限を超えると、変倍時の第1レンズ群の移動量が大きくなり、長焦点距離端でのレンズ全長が大きくなり好ましくない。長焦点距離端でのレンズ全長を抑えるためには短焦点距離端でのレンズ全長を短くする必要があるが、レンズ全長を抑えたまま広角化すると、軸外収差の補正が困難となる。
条件式(2)は、第4レンズ群をこのような正レンズと負レンズから構成したときの該正レンズと負レンズのアッベ数の差を規定したものである。
条件式(2)の下限を超えると、倍率色収差補正のために正レンズ及び負レンズの肉厚が大きくなり、第4レンズ群全体も厚くなり、レンズ系収納時の小型化を図るのが困難となる。無理に第4レンズ群を薄くしようとすると、無限遠物体から近距離物体までフォーカスした場合に、倍率色収差の変動が大きくなってしまう。
条件式(3)の下限を超えると、第1レンズ群の屈折力に対して第2レンズ群の屈折力が強くなりすぎ、第1レンズ群の径が大きくなり、また長焦点距離端でのレンズ全長も長くなってしまう。レンズ全長の短縮自体は、各レンズ群の屈折力を強くして変倍時の移動
量を少なくすることで可能であるが、各変倍域での収差補正が困難となる。
条件式(3)の上限を超えると、第1レンズ群の屈折力に対して第2レンズ群の屈折力が弱くなりすぎるため、長焦点距離端でのレンズ全長を短くするには有利となるが、画角70度以上の広角化を達成するのが困難となる。
条件式(4)の下限を超えると、第2レンズ群の屈折力に対して第3レンズ群の屈折力が強くなりすぎる。第3レンズ群の屈折力が強いと、第3レンズ群は少ない移動量で変倍を行うことができるが、第3レンズ群で発生する収差補正が難しくなることに加えて、第2レンズ群の変倍時の移動量が大きくなり、その結果、第1レンズ群の径が大きくなりやすくなり好ましくない。第1レンズ群の径を抑えるためには第2レンズ群の移動量を小さくする必要があり、変倍比を大きくすることができなくなる。
条件式(4)の上限を超えると、第2レンズ群の屈折力に対して第3レンズ群の屈折力が弱くなりすぎ、第2レンズ群は少ない移動量で変倍を行うことができるため第1レンズ群の径を小さくするのには有利になるが、所定の変倍比を達成するために第3レンズ群の変倍時の移動量が大きくなるため、長焦点距離端で軸上マージナル光線高が大きくなり、球面収差とコマ収差の補正が難しくなる。
条件式(5)は、以上の構成からなる第2レンズ群中の唯一の正レンズのアッベ数を規定したものであり、第2レンズ群内での良好な色収差補正のための条件である。
本実施形態では、その他のレンズ群と比較して負の屈折力の第2レンズ群の屈折力が強い。第1レンズ群と第2レンズ群は他の群に対して有効径が大きく、レンズ枚数を多くしてしまうと、レンズ群の厚みが大きくなってしまうので、なるべく少ない枚数で構成するのが好ましい。本実施形態のように、第2レンズ群を負負正の3枚レンズで構成したときには、広角化のために強い屈折力を有する第2レンズ群内で発生する諸収差を良好に補正する必要がある。具体的には、最も物体側に配置された強い負の屈折力を有するレンズの少なくとも1面を非球面とすることで、短焦点距離端での歪曲収差、非点収差などを補正している。また最も像側に配置する正レンズのアッベ数が条件式(5)を満足することで、第2レンズ群で発生する倍率色収差及び軸上色収差を極力小さくすることができ、変倍時の色収差の変動を小さくすることができる。
条件式(6)は、このような第1レンズ群の最も物体側の負レンズのアッベ数を規定したものであり、第2レンズ群内での色収差補正のための条件である。
高変倍ズームレンズ系においては、長焦点距離端において第1レンズ群の残存収差は第2レンズ群以降のレンズ群で拡大され、像面上での結像性能に多大な影響を及ぼすため、特に第1レンズ群の色収差の補正は重要である。本実施形態では第1レンズ群の最も物体側の負レンズを、条件式(6)を満足するアッベ数の硝材から構成することで、レンズ全系で良好な収差補正を行っている。
条件式(7)は、第3レンズ群をこのようなレンズ構成としたとき、第3レンズ群中に含まれる2枚の負レンズのd線に対する屈折率の平均値を規定したものである。
第3レンズ群はマージナル光線高が最も大きくなるレンズ群であり、変倍全域で高解像度化を図るためには球面収差を初めとする諸収差を良好に補正する必要がある。このため本実施形態では、第3レンズ群を、物体側から順に、少なくとも一方の面が非球面からなる正レンズ、物体側から順に位置する正レンズと負レンズの接合レンズ、及び負レンズで構成している。第3レンズ群の最も物体側に強い正の屈折率を有するレンズを配置し、少なくとも1面を非球面にすることで主に球面収差の発生を抑制している。また像側の2枚の負レンズは、条件式(7)を満足する屈折率の硝材から構成することで、像面湾曲を小さくして画面全体の性能向上を図っている。
条件式(7)の下限を超えて、像側の2枚の負レンズの屈折率が小さくなりすぎると、ペッツバール和が大きくなり像面湾曲が補正できなくなる。
点距離、Wは半画角(゜)、Yは像高、fB はバックフォーカス、Lはレンズ全長、rは曲率半径、dはレンズ厚またはレンズ間隔、Ndはd線の屈折率、νdはd線に対するアッベ数を示す。Fナンバー、焦点距離、半画角、像高、バックフォーカス、レンズ全長及び変倍に伴って間隔が変化するレンズ間隔dは、短焦点距離端−中間焦点距離−長焦点距離端の順に示している。
回転対称非球面は次式で定義される。
x=cy2/[1+[1-(1+K)c2y2]1/2]+A4y4+A6y6+A8y8+A10y10+A12y12・・・
(但し、cは曲率(1/r)、yは光軸からの高さ、Kは円錐係数、A4、A6、A8、・・・・・は各次数の非球面係数)
図1〜図6と表1〜表4は、本発明によるズームレンズ系の数値実施例1を示している。図1は長焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図、図2はその諸収差図であり、図3は中間焦点距離における無限遠合焦時のレンズ構成図、図4はその諸収差図であり、図5は短焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図、図6はその諸収差図である。表1は面データ、表2は非球面データ、表3は各種データ、表4はズームレンズ系群データである。
第1レンズ群G1(面番号1から6)は、物体側から順に、物体側に凸の負メニスカスレンズ10、物体側に凸の正メニスカスレンズ11、及び物体側に凸の正メニスカスレンズ12からなる。
第2レンズ群G2(面番号7から12)は、物体側から順に、物体側に凸の負メニスカスレンズ20、両凹負レンズ21、及び物体側に凸の正メニスカスレンズ22からなる。第2レンズ群G2と第3レンズ群G3の間に位置する絞りS(面番号13)は、第3レンズ群G3と一体に移動する。
第3レンズ群G3(面番号14から18)は、物体側から順に、両凸正レンズ30、及び物体側から順に位置する物体側に凸の正メニスカスレンズ31と物体側に凸の負メニスカスレンズ32の接合レンズ33からなる。両凸正レンズ30は、その両面が非球面のレンズである。
第4レンズ群G4(面番号19から22)は、物体側から順に、両凸正レンズ40、及び像側に凸の負メニスカスレンズ41からなる。両凸正レンズ40は、その両面が非球面のレンズである。負メニスカスレンズ41は、その物体側の面が非球面のレンズである。第4レンズ群G4(レンズ41)の後方(像面Iとの間)には、光学フィルタOP(面番号23から24)とカバーガラスCG(面番号25から26)が配置されている。
面データ
面番号 r d Nd νd
1 29.308 1.000 1.90366 31.3
2 20.032 0.030
3 19.903 2.977 1.49700 81.6
4 75.677 0.100
5 28.067 2.303 1.59240 68.3
6 183.534 d6
7 48.537 0.800 1.88300 40.8
8 5.330 2.846
9 -19.672 0.700 1.75500 52.3
10 35.396 0.100
11 11.995 1.300 1.94594 18.0
12 49.993 d12
13絞 ∞ 0.600
14* 6.362 1.450 1.59240 68.3
15* -13.472 0.100
16 5.910 1.433 1.49700 81.6
17 28.023 1.500 1.90366 31.3
18 3.955 d18
19* 15.694 2.829 1.54358 55.7
20* -8.086 0.300
21* -6.627 0.800 1.60641 27.2
22 -13.732 d22
23 ∞ 0.500 1.51633 64.1
24 ∞ 0.510
25 ∞ 0.500 1.51633 64.1
26 ∞ -
*は回転対称非球面である。
(表2)
非球面データ(表示していない非球面係数は0.00である)
面番号 K A4 A6 A8 A10
14 -1.000 -0.1826×10-3 0.3035×10-4 -0.2990×10-5
15 0.000 0.1687×10-3 0.2860×10-4 -0.2956×10-5
19 0.000 0.1893×10-3 -0.5372×10-4 -0.5156×10-6
20 0.000 0.2738×10-2 -0.1980×10-3 0.9174×10-6 0.8292×10-7
21 0.000 0.2776×10-2 -0.1707×10-3 0.4022×10-5
(表3)
各種データ
変倍比(ズーム比) 11.70
短焦点距離端 中間焦点距離 長焦点距離端
FNO. 3.2 4.0 5.2
f 5.00 11.90 58.50
W 41.4 18.1 3.7
Y 3.88 3.88 3.88
fB 0.59 0.59 0.59
L 44.57 49.57 68.00
d6 0.671 9.839 28.294
d12 14.428 6.111 0.900
d18 4.136 4.581 13.237
d22 2.063 5.771 2.300
(表4)
ズームレンズ系群データ
群 始面 焦点距離
1 1 45.41
2 7 -7.00
3 14 10.14
4 19 18.41
図7〜図12と表5〜表8は、本発明によるズームレンズ系の数値実施例2を示している。図7は長焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図、図8はその諸収差図であり、図9は中間焦点距離における無限遠合焦時のレンズ構成図、図10はその諸収差図であり、図11は短焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図、図12はその諸収差図である。表5は面データ、表6は非球面データ、表7は各種データ、表8はズームレンズ系群データである。
第2レンズ群G2(面番号5から10)は、物体側から順に、両凹負レンズ20、両凹負レンズ21、及び物体側に凸の正メニスカスレンズ22からなる。両凹負レンズ20は、その両面が非球面のレンズである。
第3レンズ群G3(面番号12から18)は、物体側から順に、両凸正レンズ30、物体側から順に位置する両凸正レンズ31と像側に凸の負メニスカスレンズ32の接合レンズ33、及び物体側に凸の負メニスカスレンズ34からなる。両凸正レンズ30は、その両面が非球面のレンズである。
第4レンズ群G4(面番号19から22)は、物体側から順に、両凸正レンズ40、及び物体側に凹の平凹負レンズ41からなる。両凸正レンズ40は、その両面が非球面のレンズである。平凹負レンズ41は、その物体側の面が非球面のレンズである。
面データ
面番号 r d Nd νd
1 19.823 1.000 1.92286 20.9
2 15.658 0.390
3 16.700 3.690 1.61800 63.4
4 ∞ d4
5* -800.000 0.800 1.85135 40.1
6* 4.940 2.880
7 -25.362 0.700 1.72916 54.7
8 34.964 0.100
9 11.153 1.200 1.94595 18.0
10 41.616 d10
11絞 ∞ 0.600
12* 6.314 2.060 1.59201 67.0
13* -16.176 0.100
14 18.580 2.630 1.51823 59.0
15 -4.746 0.700 1.90366 31.3
16 -9.763 0.100
17 10.014 0.700 1.90366 31.3
18 4.282 d18
19* 12.895 1.890 1.54358 55.7
20* -35.920 0.100
21* -26.942 0.800 1.60641 27.2
22 ∞ d22
23 ∞ 0.350 1.51680 64.2
24 ∞ 0.510
25 ∞ 0.500 1.51680 64.2
26 ∞ -
*は回転対称非球面である。
(表6)
非球面データ(表示していない非球面係数は0.00である)
面番号 K A4 A6 A8 A10
5 0.000 0.6896×10-3 -0.2313×10-4 0.3095×10-6 -0.1657×10-8
6 0.000 0.6199×10-3 -0.7488×10-5 0.1238×10-5 -0.1513×10-6
12 -1.000 -0.2213×10-3 0.2536×10-4 -0.8616×10-6
13 0.000 -0.8135×10-5 0.1802×10-4 -0.1399×10-5
19 0.000 0.8489×10-4 -0.1786×10-4 0.5293×10-6 -0.1479×10-7
20 0.000 0.3445×10-2 -0.2837×10-3 0.5749×10-5 0.1908×10-8
21 0.000 0.3072×10-2 -0.2355×10-3 0.4574×10-5 0.1637×10-7
(表7)
各種データ
変倍比(ズーム比) 9.55
短焦点距離端 中間焦点距離 長焦点距離端
FNO. 3.3 4.8 5.8
f 4.40 15.99 42.00
W 42.8 13.4 5.5
Y 3.74 3.98 4.17
fB 0.59 0.59 0.59
L 42.69 50.50 64.00
d4 0.420 11.885 18.641
d10 14.499 4.202 1.400
d18 2.314 5.432 19.569
d22 3.072 6.613 2.000
(表8)
ズームレンズ系群データ
群 始面 焦点距離
1 1 39.51
2 5 -6.61
3 12 9.76
4 19 28.34
図13〜図18と表9〜表12は、本発明によるズームレンズ系の数値実施例3を示している。図13は長焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図、図14はその諸収差図であり、図15は中間焦点距離における無限遠合焦時のレンズ構成図、図16はその諸収差図であり、図17は短焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図、図18はその諸収差図である。表9は面データ、表10は非球面データ、表11は各種データ、表12はズームレンズ系群データである。
面データ
面番号 r d Nd νd
1 19.984 1.000 1.92286 20.9
2 15.856 0.423
3 16.995 3.671 1.61800 63.4
4 ∞ d4
5* -1000.000 0.800 1.85135 40.1
6* 4.914 2.925
7 -23.063 0.700 1.72916 54.7
8 59.508 0.100
9 12.060 1.200 1.94595 18.0
10 47.908 d10
11絞 ∞ 0.600
12* 5.949 1.965 1.59201 67.0
13* -17.424 0.100
14 14.890 2.179 1.48749 70.4
15 -4.830 0.700 1.83400 37.3
16 -11.543 0.100
17 8.999 0.700 1.90366 31.3
18 4.015 d18
19* 12.316 1.938 1.54358 55.7
20* -33.671 0.201
21* -23.762 0.800 1.60641 27.2
22 ∞ d22
23 ∞ 0.350 1.51680 64.2
24 ∞ 0.510
25 ∞ 0.500 1.51680 64.2
26 ∞ -
*は回転対称非球面である。
(表10)
非球面データ(表示していない非球面係数は0.00である)
面番号 K A4 A6 A8 A10
5 0.000 0.5072×10-3 -0.1810×10-4 0.2317×10-6 -0.1080×10-8
6 0.000 0.3182×10-3 -0.1767×10-4 0.1414×10-5 -0.1590×10-6
12 -1.000 -0.1888×10-3 0.2653×10-4 -0.1412×10-5
13 0.000 -0.1470×10-3 0.1841×10-4 -0.2146×10-5
19 0.000 0.2723×10-3 -0.2936×10-4 0.4086×10-6
20 0.000 0.3605×10-2 -0.3182×10-3 0.7374×10-5 -0.7084×10-8
21 0.000 0.3049×10-2 -0.2560×10-3 0.6027×10-5
(表11)
各種データ
変倍比(ズーム比) 9.55
短焦点距離端 中間焦点距離 長焦点距離端
FNO. 3.3 4.5 5.8
f 4.40 11.90 42.00
W 43.0 17.8 5.4
Y 3.67 3.98 4.08
fB 0.59 0.59 0.59
L 43.00 46.71 64.00
d4 0.420 8.611 19.050
d10 15.066 5.692 1.400
d18 2.632 4.361 19.177
d22 2.831 5.996 2.321
(表12)
ズームレンズ系群データ
群 始面 焦点距離
1 1 39.95
2 5 -6.78
3 12 9.93
4 19 28.10
図19〜図24と表13〜表16は、本発明によるズームレンズ系の数値実施例4を示している。図19は長焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図、図20はその諸収差図であり、図21は中間焦点距離における無限遠合焦時のレンズ構成図、図22はその諸収差図であり、図23は短焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図、図24はその諸収差図である。表13は面データ、表14は非球面データ、表15は各種データ、表16はズームレンズ系群データである。
第3レンズ群G3(面番号14から20)は、物体側から順に、両凸正レンズ30、物体側から順に位置する両凸正レンズ31と像側に凸の負メニスカスレンズ32の接合レンズ33、及び物体側に凸の負メニスカスレンズ34からなる。
第4レンズ群G4の負レンズ41(面番号23から24)が両凹負レンズである。
面データ
面番号 r d Nd νd
1 31.314 1.000 1.92286 21.3
2 23.457 0.136
3 24.358 2.372 1.49700 81.6
4 111.473 0.100
5 28.318 2.190 1.61800 63.4
6 235.895 d6
7 126.674 0.800 1.91082 35.2
8 5.311 2.483
9 -14.935 0.700 1.80400 46.6
10 19.805 0.100
11 12.283 1.300 1.92286 21.3
12 -40.734 d12
13絞 ∞ 0.600
14* 6.490 1.450 1.58989 66.8
15* -19.803 0.100
16 8.189 2.100 1.48749 70.2
17 -7.726 0.700 1.80440 39.6
18 -19.268 0.100
19 11.956 0.700 1.90366 31.3
20 4.005 d20
21* 10.587 2.700 1.54358 55.7
22* -10.293 0.100
23* -10.594 0.800 1.60641 27.2
24 1070.337 d24
25 ∞ 0.500 1.51633 64.1
26 ∞ 0.510
27 ∞ 0.500 1.51633 64.1
28 ∞ -
*は回転対称非球面である。
(表14)
非球面データ(表示していない非球面係数は0.00である)
面番号 K A4 A6 A8 A10
14 -1.000 -0.1670×10-3 0.3661×10-4 0.3259×10-6
15 0.000 0.7868×10-4 0.3017×10-4 0.1098×10-5
21 0.000 0.1955×10-4 0.1380×10-5 -0.8747×10-6
22 0.000 0.2867×10-2 -0.2701×10-3 0.7365×10-5 -0.3305×10-7
23 0.000 0.2547×10-2 -0.2331×10-3 0.6382×10-5
(表15)
各種データ
変倍比(ズーム比) 9.66
短焦点距離端 中間焦点距離 長焦点距離端
FNO. 3.2 4.0 5.6
f 5.00 11.90 48.30
W 41.7 17.7 4.5
Y 3.88 3.88 3.88
fB 0.59 0.59 0.59
L 42.57 46.53 64.00
d6 0.596 9.004 22.615
d12 13.132 5.280 0.900
d20 4.214 3.684 15.402
d24 2.000 5.929 2.454
(表16)
ズームレンズ系群データ
群 始面 焦点距離
1 1 39.65
2 7 -6.76
3 14 10.03
4 21 21.10
図25〜図30と表17〜表20は、本発明によるズームレンズ系の数値実施例5を示している。図25は長焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図、図26はその諸収差図であり、図27は中間焦点距離における無限遠合焦時のレンズ構成図、図28はその諸収差図であり、図29は短焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図、図30はその諸収差図である。表17は面データ、表18は非球面データ、表19は各種データ、表20はズームレンズ系群データである。
面データ
面番号 r d Nd νd
1 29.611 1.000 1.92286 21.3
2 22.095 0.443
3 26.460 1.678 1.49700 81.6
4 48.763 0.100
5 24.258 2.649 1.61800 63.4
6 -4209.586 d6
7 105.021 0.800 1.91082 35.2
8 5.212 2.472
9 -20.341 0.700 1.80400 46.6
10 13.858 0.100
11 10.329 1.300 1.92286 21.3
12 -71.010 d12
13絞 ∞ 0.600
14* 6.189 1.450 1.58989 66.8
15* -20.047 0.100
16 7.753 2.100 1.48749 70.2
17 -6.261 0.700 1.80440 39.6
18 -17.284 0.100
19 10.034 0.700 1.90366 31.3
20 3.714 d20
21* 11.914 2.700 1.54358 55.7
22* -9.766 0.100
23* -8.016 0.800 1.60641 27.2
24 -28.291 d24
25 ∞ 0.500 1.51633 64.1
26 ∞ 0.510
27 ∞ 0.500 1.51633 64.1
28 ∞ -
*は回転対称非球面である。
(表18)
非球面データ(表示していない非球面係数は0.00である)
面番号 K A4 A6 A8 A10
14 -1.000 -0.2146×10-3 0.3335×10-4 -0.5745×10-6
15 0.000 -0.7449×10-4 0.1565×10-4 0.1049×10-5
21 0.000 0.5481×10-3 -0.6784×10-4 0.2313×10-5
22 0.000 0.3058×10-2 -0.3029×10-3 0.8026×10-5 0.2056×10-7
23 0.000 0.2359×10-2 -0.1980×10-3 0.5221×10-5
(表19)
各種データ
変倍比(ズーム比) 10.30
短焦点距離端 中間焦点距離 長焦点距離端
FNO. 3.2 4.1 6.4
f 4.69 11.90 48.30
W 44.0 17.5 4.5
Y 3.88 3.88 3.88
fB 0.59 0.59 0.59
L 41.22 46.55 67.00
d6 0.410 9.997 23.357
d12 12.783 4.846 0.900
d20 3.331 3.029 17.315
d24 2.000 5.991 2.737
(表20)
ズームレンズ系群データ
群 始面 焦点距離
1 1 42.13
2 7 -6.66
3 14 9.46
4 21 21.19
(表21)
実施例1 実施例2 実施例3
条件式(1) 3.347 3.221 3.099
条件式(2) 28.500 28.500 28.500
条件式(3) -6.485 -5.972 -5.896
条件式(4) -0.690 -0.678 -0.683
条件式(5) 17.98 17.98 17.98
条件式(6) 31.31 20.88 20.88
条件式(7) 1.90366 1.90366 1.86883
実施例4 実施例5
条件式(1) 3.171 3.874
条件式(2) 28.500 28.500
条件式(3) -5.869 -6.330
条件式(4) -0.674 -0.703
条件式(5) 21.29 21.29
条件式(6) 21.29 21.29
条件式(7) 1.85403 1.85403
G2 負の屈折力を持つ第2レンズ群
G3 正の屈折力を持つ第3レンズ群
G4 正の屈折力を持つ第4レンズ群
OP 光学フィルタ
CG カバーガラス
I 撮像面
Claims (6)
- 物体側から順に、正の屈折力を持つ第1レンズ群、負の屈折力を持つ第2レンズ群、正の屈折力を持つ第3レンズ群、及び正の屈折力を持つ第4レンズ群から構成され、短焦点距離端から長焦点距離端への変倍に際し、第2レンズ群が像側に凸の移動軌跡を描きながら像側に移動し、第4レンズ群が一旦物体側に移動してから像側に移動するように、第1レンズ群ないし第4レンズ群の全てのレンズ群を光軸方向に移動させ、次の条件式(1)を満足することを特徴とするズームレンズ系。
(1)3<T1/|F2|<4
但し、
T1:短焦点距離端と長焦点距離端の間で変倍するときの第1レンズ群の移動量、
F2:第2レンズ群の焦点距離。 - 請求項1記載のズームレンズ系において、
第4レンズ群は、変倍時及びフォーカシング時にともに移動する群であり、物体側から順に、少なくとも一方の面が非球面からなる正レンズ、及び少なくとも一方の面が非球面からなる負レンズの2枚のレンズからなり、次の条件式(2)を満足するズームレンズ系。
(2)νa−νb>25
但し、
νa:第4レンズ群中の正レンズのd線に対するアッベ数、
νb:第4レンズ群中の負レンズのd線に対するアッベ数。 - 請求項1又は2記載のズームレンズ系において、
次の条件式(3)及び(4)を満足するズームレンズ系。
(3)−7<F1/F2<−5
(4)−0.72<F2/F3<−0.50
但し、
F1:第1レンズ群の焦点距離。
F2:第2レンズ群の焦点距離。
F3:第3レンズ群の焦点距離。 - 請求項1ないし3のいずれか1項記載のズームレンズ系において、
第2レンズ群は、物体側から順に、少なくとも一方の面が非球面からなる負レンズ、負レンズ、及び正レンズの3枚のレンズからなり、次の条件式(5)を満足するズームレンズ系。
(5)νc<23
但し、
νc:第2レンズ群中の正レンズのd線に対するアッベ数。 - 請求項1ないし4のいずれか1項記載のズームレンズ系において、
第1レンズ群は、物体側から順に、負レンズ、及び少なくとも1枚の正レンズからなり、次の条件式(6)を満足するズームレンズ系。
(6)νd<23
但し、
νd:第1レンズ群の最も物体側の負レンズのd線に対するアッベ数。 - 請求項1ないし5のいずれか1項記載のズームレンズ系において、
第3レンズ群は、物体側から順に、少なくとも一方の面が非球面からなる正レンズ、物体側から順に位置する正レンズと負レンズの接合レンズ、及び負レンズからなり、次の条件式(7)を満足するズームレンズ系。
(7)Na>1.85
但し、
Na:第3レンズ群の2枚の負レンズのd線に対する屈折率の平均値。
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