JP2011022176A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】識別動作の安定性を確保し、確実にカートリッジの種別が識別可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置100は、トナー収容部70と回転軸72とを備えたカートリッジと、カートリッジの外部に隣接して配置された発光素子95および受光素子96を有する光学検出器97と、カートリッジの外壁と光学検出器97との間に配置され、回転軸72に接続されて回転軸72に垂直に延びる遮光板であって、発光素子95からカートリッジの外壁に向かう光を遮光する遮光板103と、発光素子95と対向する遮光板103の表面に設けられ、発光素子95からの光を反射する反射部材であって、カートリッジの種別に応じて、遮光板103の表面における設置態様が異なる第1反射部材105と、第1反射部材105からの反射光を受光する受光素子96の受光結果に基づいて、カートリッジの種別を識別する識別手段とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、カートリッジの着脱が可能な画像形成装置に関する。さらに詳細には、装着されたカートリッジの種別を識別することが可能な画像形成装置に関するものである。
従来から、電子写真方式の画像形成装置では、装置本体に対して着脱可能なユニットとしたカートリッジが利用されている。例えば、そのようなカートリッジは、感光体ドラム、帯電器、現像ユニット、およびクリーニング部材を含むプロセスカートリッジに代表され、相応の寿命で交換される。
また、カラー画像形成装置として、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色に対応した4つのプロセスカートリッジを並列に装着するタンデム方式のカラー画像形成装置が実用化されている。このように色毎にカートリッジを装着する位置が決められている画像形成装置では、不適当な色のカートリッジが誤装着されることが考えられる。そして、カートリッジの誤装着は、画像不良を発生させる。
そこで、カートリッジの誤装着による不具合を防止するための技術が開示されている。例えば、特許文献1には、電気的な記憶手段である不揮発性のNVRAMにプロセスカートリッジの種別情報を記憶させ、装着時にその情報を読み込むことで誤装着を検出する技術が記載されている。
特開2001−343883号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、次のような問題があった。すなわち、NVRAMに記憶された情報が本体側の読み取り手段によって読み取られる際に、電気的な構成は電気的な接触が必要になるため、交換の際に接触部に入るほこりや付着する汚れなどが接触面に溜まると、接触不良により識別動作が確実に行えないことがある。またカートリッジの交換時に、作業者の静電気により電気回路が破壊されてしまうおそれがある。
本発明は、前記した従来技術の問題点を解決するためになされたものである。その目的とするところは、識別動作の安定性を確保し、確実にカートリッジの種別が識別可能な画像形成装置を提供することにある。
本発明に係る印刷制御装置は、次のような構成を有している。
(1)トナーを収容する収容部と、前記収容部内に位置し、トナーを攪拌する攪拌部材を回転させる軸とを備えたカートリッジと、前記カートリッジの外部に隣接して配置された発光素子および受光素子を有する光学検出器と、前記カートリッジの外壁と前記光学検出器との間に配置され、前記軸に接続されて前記軸に垂直に延びる遮光板であって、前記発光素子から前記カートリッジの外壁に向かう光を遮光する遮光板と、前記発光素子と対向する前記遮光板の表面に設けられ、前記発光素子からの光を反射する反射部材であって、前記カートリッジの種別に応じて、前記遮光板の表面における設置態様が異なる第1反射部材と、前記第1反射部材からの反射光を受光する前記受光素子の受光結果に基づいて、
前記カートリッジの種別を識別する識別手段とを備える。
本発明によれば、カートリッジの外部に配置された遮光板上において第1反射部材の設置態様がカートリッジの種別に応じて異なる構成であることから、識別動作の安定性を確保し、確実にカートリッジの種別を識別できる。
(2)(1)に記載の発明において、前記遮光板と対向する前記カートリッジの一方の側壁に設けられた透光窓と、前記カートリッジの一方の側壁とは反対側に位置する前記カートリッジの他方の側壁の内部に設けられた第2反射部材と、前記受光素子により受光された光が前記第1反射部材又は前記第2反射部材のどちらに反射されたのか判別する判別手段と、前記判別手段が前記第2反射部材により反射された光であると判別したときに、前記第2反射部材により反射された光を受光する前記受光素子の受光時間に基づいて、前記収容部内にあるトナーの現在の残量を検出する検出手段とを備える。
本発明によれば、光学検出器がカートリッジの種別識別とトナー残量検出とに共用されているため、カートリッジの種別認識とトナーの残量検出とが、複雑な検出手段を用いることなく、簡単な構成で可能となる。
(3)(2)に記載の発明において、前記透光窓上を通過する前記遮光板の始端部と前記第1反射部材の始端部との第1の所定間隔に対応する第1の所定遮光時間を記憶する第1
記憶手段と、前記遮光板の終端部と前記第1反射部材の終端部との第2の所定間隔に対応し、第1の所定遮光時間と異なる第2の所定遮光時間を記憶する第2記憶手段とを備え、前記判別手段は、前記受光素子が前記発光素子からの光を受光しない遮光時間が前記第1の所定遮光時間と前記第2の所定遮光時間とのいずれかと一致したか否かを決定し、前記受光素子の遮光時間が前記第1の所定遮光時間と一致したと決定したときに、前記受光素子の遮光時間の後に出現する受光時間が前記第1反射部材からの反射光の受光時間と判別し、前記受光素子の遮光時間が前記第2の所定遮光時間と一致したと決定したときに、前記受光素子の遮光時間の後に出現する受光時間が前記第2反射部材からの反射光の受光時間と判別する。
本発明によれば、光学検出器がカートリッジの種別識別とトナー残量検出とに共用されている構成において、受光素子が第1反射部材又は第2反射部材のどちらに反射された光を受光したのかを正確に判別することができる。
(4)(2)に記載の発明において、前記透光窓上を通過する前記遮光板の始端部と前記第1反射部材の始端部との第1の所定間隔に対応する第1の所定遮光時間を記憶する第1
記憶手段と、前記発光素子からの光が前記遮光板により遮光されたときの前記受光素子の受光結果に基づいて、遮光時間を算出する遮光時間算出手段と、前記遮光時間算出手段により算出された遮光時間が前記第1記憶手段により記憶された第1の所定遮光時間であれ
ば、トナーの残量がないと判断し、前記遮光時間算出手段により算出された遮光時間が前記第1の所定遮光時間以上の時間であれば、トナーの残量があると判断する判断手段とを備える。
本発明によれば、算出された受光素子の遮光時間が第1の所定遮光時間であれば、トナーの残量がないと判断し、その算出された遮光時間が第1の所定遮光時間以上の時間であれば、トナーの残量があると判断することから、トナーの残量があるか否かを高い精度で判断することができる。
(5)(1)から(4)のいずれか1つに記載の発明において、前記第1反射部材は、カートリッジの種別に応じて、前記第1反射部材の大きさが異なり、前記識別手段は、前記
第1反射部材からの反射光を受光する前記受光素子の受光結果から算出された受光時間に基づいて、前記カートリッジの種別を識別する。
本発明によれば、受光素子の受光時間が、第1反射部材の大きさに応じて確実に変化する構成であることから、反射部材の反射率に応じて受光量が異なる構成に比べ、確実に受光時間の変化を検出することができる。従って、より確実にカートリッジの種別を識別することができる。
(6)(1)から(4)のいずれか1つに記載の発明において、前記第1反射部材は、カートリッジの種別に応じて、前記第1反射部材の数が異なり、前記識別手段は、前記第1反射部材からの反射光を受光する前記受光素子の受光結果から算出された所定期間中の反射光を受光する回数に基づいて、前記カートリッジの種別を識別する。
本発明によれば、カートリッジの種別に応じて、第1反射部材の数が異なるように、遮光板に第1反射部材が配置される。この結果、反射部材の反射率に応じて受光量が異なる構成に比べ、確実に受光回数の変化を検出することができ、より確実にカートリッジの種別を識別することができる。例えば、遮光板の形状がカートリッジの種別にかかわらず同一形状に設定された場合、同一形状の遮光板に数の異なる第1反射部材を配置して、カートリッジの種別を識別することができる。従って、同一形状のカートリッジや遮光板を共用できるため、製造コストを抑えることができる。
(7)(1)から(6)のいずれか1つに記載の発明において、複数種類の前記カートリッジが装置本体に対して着脱可能に構成され、前記光学検出器および前記遮光板は、前記複数種類のカートリッジにそれぞれ対応して複数備えられている。
本発明によれば、カートリッジ毎に光学検出器および遮光板が配置され、カートリッジが複数装着されている。従って、カートリッジの誤装着が顕著に生じるカラープリンタ等の複数のカートリッジを装着する画像形成装置でカートリッジの種別を識別できる。
(8)(1)から(7)のいずれか1つに記載の発明において、前記識別手段が識別したカートリッジの種別が所定の種別と合致しているか否かを判定する判定手段と、前記判定手段が合致していないと判定したときに、カートリッジの誤装着が生じている旨を報知する報知手段を備える。
本発明によれば、所定の種別と合致しているか判定することができ、合致していない場合は、カートリッジの誤装着が生じている旨を報知することでユーザが誤装着を認識することができる。
本発明によれば、カートリッジの外部に配置された遮光板上において第1反射部材の設置態様がカートリッジの種別に応じて異なる構成であることから、識別動作の安定性を確保し、確実にカートリッジの種別を識別できる。
本発明の第1の実施形態にかかる画像形成装置の概略構成を示す断面図である。 現像器の上部分付近の概略構成を示す断面図である。 カートリッジの種別識別機構の概念を示す概略図である。 トナー残量検出機構の概念を示す概略図である。 第1の実施形態にかかる画像形成装置の電気的構成を示すブロック図である。 カートリッジの種別に応じて第1反射部材105の大きさが異なる第1の実施形態における遮光板103K及び第1反射部材105Kの概略構成の一例を示す図である。 トナー残量がない時における受光信号RSKの一例を示す図である。 トナー残量がある時における受光信号RSKの一例を示す図である。 上記第1の実施形態における遮光板103Y及び第1反射部材105Yの概略構成の一例を示す図である。 トナー残量がない時における受光信号RSYの一例を示す図である。 トナー残量がある時における受光信号RSYの一例を示す図である。 上記第1の実施形態における遮光板103M及び第1反射部材105Mの概略構成の一例を示す図である。 トナー残量がない時における受光信号RSMの一例を示す図である。 トナー残量がある時における受光信号RSMの一例を示す図である。 上記第1の実施形態における遮光板103C及び第1反射部材105Cの概略構成の一例を示す図である。 トナー残量がない時における受光信号RSCの一例を示す図である。 トナー残量がある時における受光信号RSCの一例を示す図である。 上記第1の実施形態におけるカートリッジの種別識別動作の手順を示すフローチャートである。 上記第1の実施形態において、トナー残量が少なくなってきた時における受光信号RSKの一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態にかかる画像形成装置において、カートリッジの種別に応じて第1反射部材105の数が異なる場合の遮光板103及び第1反射部材105の概略構成の一例を示す図である。 第1反射部材105の数が異なる場合で、かつ、トナー残量がない時における受光信号RSYの一例を示す図である。
[第1の実施形態]
以下、本発明にかかる画像形成装置を具体化した第1の実施形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本実施形態は、電子写真方式のカラープリンタに本発明を適用したものである。なお、図面において、上下方向、前後方向、及び左右方向は、矢印で示した方向を意味する。
<画像形成装置の全体構成>
本実施形態の画像形成装置100は、タンデム方式のカラープリンタであって、図1に示すように、被記録媒体である用紙7を供給する給紙トレイ5と、各色のトナー像を形成し、それらトナー像を順次用紙7に転写する画像形成部19と、トナー像を用紙7上に定着させる定着器28と、画像定着後の用紙7を載置する排紙トレイ51と、ハウジングとなるケース3とを備えている。
画像形成部19は、用紙7を搬送するベルト31と、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの各色に対応した4つのプロセス部25K、25Y、25M、25Cとを備えている。以下の説明では、色毎に区別する必要がある場合は各部の符号にK(ブラック)、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)の添え字を付し、区別する必要がない場合は添え字を省略する。本実施形態のプロセス部25は、搬送方向上流側からK、Y、M、Cの順に配置されている。なお、順序はこれに限るものではない。本実施形態のプロセス部25K、25Y、25M、25Cは、本発明のカートリッジの一例である。
ベルト31は、一対の支持ローラ27、29間に架設される無端状のベルト部材である。ベルト31は、駆動ローラである支持ローラ29が回転することで循環移動し、用紙7をレジストローラ17から定着器28に向かって搬送する。
プロセス部25は、感光体ドラム33、帯電器35、LED露光装置23、現像器37を備える。プロセス部25は、プロセスカートリッジとして1つのユニットを構成しており、図1中の奥行き方向に着脱可能になっている。
LED露光装置23は、感光体ドラム33の軸方向に沿って列状に並べられた複数の発光ダイオード(不図示)を備えている。LED露光装置23では、各色に対応する画像データに基づいて複数の発光ダイオードがオンオフ制御され、感光体33の表面に光が照射される。
プロセス部25では、感光体ドラム33の表面が帯電器35によって一様に帯電される。その後、LED露光装置23からの光により露光され、用紙7に形成すべき画像の静電潜像が形成される。次いで、現像器37によって、トナーが感光体ドラム33に供給される。これにより、感光体ドラム33上の静電潜像は、トナー像として可視像化される。
一方、給紙トレイ5に収容されている用紙7が、押圧板9によってピックアップローラ13に向かって押し出され、ピックアップローラ13の回転によって、レジストローラ17に送られる。用紙7は、レジストローラ17によって斜行補正され、所定のタイミングでベルト31上に送り出される。
用紙7は、ベルト31によって搬送され、感光体33と転写ローラ43との間の転写位置を通過する間に、各感光体33の表面に担持されたトナー像が転写ローラ43に印加される転写バイアスによって順次転写され、各色のトナー像が重ね合わせられてカラー画像が用紙7に形成される。その後、カラー画像を担持した用紙7は、定着器28に搬送される。
定着器28では、トナー像が転写された用紙7を加熱・加圧し、トナー像を用紙7に定着させる。そして、定着器28から送り出された用紙7は、排紙ローラ49によって排紙トレイ51上に排出される。
<現像器の構成>
続いて、プロセスカートリッジの一部を構成する現像器37について説明する。現像器37は、図1に示すように、ケース4内に現像部60と、トナー収容部70とを有し、両者が供給口69を介して連通している。本実施形態では、現像剤として、非磁性の一成分トナーがトナー収容部70内に充填される。本実施形態のトナー収容部70は、本発明の収容部の一例である。
現像部60は、現像ローラ61と、トナー供給ローラ62と、規制部材63とを備えている。現像ローラ61は、トナーを担持するとともにそのトナーを感光体ドラム33に向けて搬送する。トナー供給ローラ62は、現像ローラ61へのトナーの供給および現像ローラ61上のトナーの掻き取りを行う。規制部材63は、現像ローラ61上のトナーの厚みを規制するとともにトナーを荷電する。
トナー収容部70には、トナーを攪拌する部材としてのアジテータ71が設けられている。アジテータ71は、図示しないモータによって回転駆動され、トナー収容部70内のトナーを攪拌する。攪拌されたトナーの一部は、供給口69を介して現像部60に向かっ
て送り出される。本実施形態のアジテータ71が、本発明の攪拌部材の一例である。
供給口69から現像部60に送り出されたトナーは、トナー供給ローラ62の回転によって現像ローラ61に供給され、このとき、トナー供給ローラ62と現像ローラ61との間で摩擦帯電される。現像ローラ61上に供給されたトナーは、現像ローラ61の回転に伴って規制部材63と現像ローラ61との間に進入し、摩擦帯電されつつ薄層化される。そして、現像ローラ61と感光体ドラム33との対向位置にて、一部のトナーが感光体ドラム33上へと移動し、静電潜像を可視化する。
続いて、図2を用いて、アジテータ71について詳説する。図2は、現像器37の上部分付近の概略構成を示す断面図である。アジテータ71は、左右方向に延びる丸棒状の回転軸72と、回転軸72からその径方向外側に向けて延設される攪拌部74とを有している。本実施形態の回転軸72が、本発明の攪拌部材を回転させる軸の一例である。
攪拌部74は、トナー収容部70の左右方向ほぼ全幅にわたる幅寸法を有する平板状の攪拌板741と、攪拌板741と回転軸72とを連接する連接部材743とを有している。攪拌板741は、回転軸72の回転に伴って回転軸72を中心に回動し、トナー収容部70内に格納されたトナーを攪拌する。
連接部材743には、図2に示すように開口部93が形成されており、連接部材743の面が回転時にトナーから受ける抵抗を減少させるように構成されている。また、連接部材743及び攪拌板741の左右方向長さは、ケース4の左右方向長さよりも短くなるように設定されており、図2に示すように、連接部材743及び攪拌板741の左右の各側部は、ケース4の側壁86、94に接触しないように所定の間隔を有するように配置されている。
<カートリッジの種別識別機構の構成>
次に、図2、図3を用いてカートリッジの種別識別機構の構成について詳説する。ここで言うカートリッジの種別識別とは、例えば、トナー容量やトナー色等が異なるカートリッジの種別を識別することである。図3はカートリッジの種別識別機構の概念を示す概略図である。カートリッジの種別識別機構は、画像形成装置本体に配置される発光素子95と受光素子96とを有する光学検出器97と、この光学検出器97と対向する遮光板103と、その遮光板103の表面に設けられた第1反射部材105とによって構成される。具体的には、図2に示すように、側壁94から外に回転軸72が延びる右側において、発光素子95と受光素子96とが隣接して配置され、ケース4の側壁94と光学検出器97との間に第1反射部材105が配置されている。本実施形態の発光素子95、受光素子96及び光学検出器97が、本発明の発光素子、受光素子及び光学検出器の一例である。また、本実施形態の遮光板103が、本発明の遮光板の一例であり、第1反射部材105が、本発明の第1反射部材の一例である。
遮光板103は、図2に示すように、側壁94から外方に延びる回転軸72から垂直に延びるように設けられ、ABS樹脂等の樹脂で回転軸72と一体に成形された板状部材である。遮光板103は、攪拌部74と共に回転軸72を中心として回転するように構成されている。また、遮光板103は、透光窓76の配置位置を通過し、透光窓76への光を遮る。遮光板103の大きさが大きいほど、遮光板103が通過するのにかかる時間が長くなり、前記光を遮る時間が長くなる。なお、透光窓76は、ケース4の一方の側壁94に設けられ、後述するトナー残量検出に用いられる。本実施形態の透光窓76、本発明の透光窓の一例である。
図2に示すように、左右一対のフレーム106が、画像形成装置100の内部に設けら
れている。光学検出器97は、右側のフレーム106にホルダ109で支持される発光回路98及び受光回路99と、該発光回路98上に設けられた発光素子95と、該受光回路99上に設けられた受光素子96とから構成されている。また、ホルダ109はプラスチックから形成されており、ホルダ109の透光窓76に対向する左側には、一体成形によりプラスチックレンズ107、108が形成されている。
発光素子95から出射された光は、プラスチックレンズ107によって略平行光化され、第1反射部材105に入射した光が反射され、反射された光がプラスチックレンズ108によって集光され、受光素子96にて受光される。図3に示すように、第1反射部材105が透光窓76上を覆うときに、発光素子95から出射した光が第1反射部材105に反射されて受光素子96により受光される。第1反射部材105は、遮光板103の回転と共に透光窓76上を通過し、発光素子95から出射された光を反射する。
受光素子96は受光した光量に応じて出力電圧値が変化する素子であり、受光すると受光素子96の出力信号が受光回路99で整形されて受光信号として出力される。受光回路99は、所定の閾値と出力電圧値とを比較し、閾値よりも高い出力電圧値についてはオン信号に変換し、閾値よりも低い出力電圧値についてはオフ信号に変換することにより、受光信号を方形波に波形整形する。つまり、オン信号に変換されると受光信号の波形が立ち上がり、オフ信号に変換されると受光信号の波形が立ち下がる。受光信号は、オン信号とオフ信号が含まれる。
本実施形態では、カートリッジの種別を識別する際に、オン信号に変換され受光信号の波形が立ち上がっている時間が受光時間として処理され、オフ信号に変換され受光信号の波形が立ち下がっている時間が遮光時間として処理される。受光時間は、第1反射部材105が透光窓76を通過する時間であり、第1反射部材105の大きさを変えることによって変更可能である。本実施形態では、この受光時間の違いを検出することによってカートリッジの種別が識別される。本実施形態では、第1反射部材105の大きさが、プロセス部25の種別に応じて異なる態様であり、この第1反射部材105の大きさが異なる態様が、本発明の第1反射部材の異なる設置態様の一例である。
また、本実施形態では、プロセス部25の種別に応じて、遮光板103と第1反射部材105との大きさが異なる。具体的に本実施形態では、第1反射部材105が透光窓76上を通過する時間が異なるように例えば、図6A、図7A、図8A、図9Aに示すように、第1反射部材105の弧の長さが長さT1、T3、T5、T7となる第1反射部材105を用いる。なお、各現像器37の回転軸72の回転速度は等しい。
図6Aは、プロセス部25Kについての、遮光板103K及び第1反射部材105Kの概略構成の一例を示している。プロセス部25Kについての、第1反射部材105Kの弧
の長さ、つまり、図6Aにおいて遮光板103Kが反時計回りに回転するものとし、透光窓76上を通過する第1反射部材105の始端部から終端部までの弧の長さを長さT1と
する。他の種別であるプロセス部25Y、25M、25Cについても同様に、長さT1に相当する長さを、それぞれ長さT3、T5、T7とする。
遮光板103Kの大きさは第1反射部材105Kよりも大きい。遮光板103Kと第1反射部材105Kの配置関係については、遮光板103Kの始端部から第1反射部材105Kの始端部までの距離が円周上の距離でD1だけ離れ、第1反射部材105Kの終端部から遮光板103Kの終端部までの距離が円周上の距離でD2だけ離れている。なお、距離D2は距離D1より短くなるように設定される。また、遮光板103Kのない領域の弧の長さは長さT2とする。他の種別であるプロセス部25Y、25M、25Cについても同様に、長さT2に相当する長さを、それぞれ長さT4、T6、T8とする。カートリッ
ジの種別識別動作については後述する。
<トナー残量検出機構の構成>
続いて、図2と図4とを用いてトナー残量検出機構について詳説する。図4は、トナー残量検出機構の概念を示す概略図である。トナー残量検出機構は、カートリッジの種別識別機構と共用される光学検出器97と、透光窓76と、第2反射部材110とによって構成される。具体的には、図2に示すように、ケース4の右側壁94に透光窓76が配置され、透光窓76が設けられた側壁94とは反対側の左側壁86の内部に第2反射部材110が配置される。本実施形態の第2反射部材110が、本発明の第2反射部材の一例である。
そして、図4に示すように、遮光板103(図2参照)の回転位置が透光窓76上を覆わない位置にあるときに、発光素子95から出射した光が第2反射部材110に反射されて受光素子96により受光される。この受光素子96が第2反射部材110により反射された光を受光した時間によってトナーの残量が判断される。
トナー残量検出機構では、第2反射部材110により反射された光を受光した時間が全くなければ、トナーによって透光窓76が完全に覆われている状態であり、トナー残量があると判断される。また、第2反射部材110により反射された光を受光した時間が遮光板103のない領域の弧の長さT2、T4、T6、T8のいずれかに応じた所定時間であれば、トナーによって透光窓76が覆われていない状態であり、トナー残量がないと判断される。トナー残量検出動作については後述する。
<画像形成装置の電気的構成>
続いて、画像形成装置100の電気的構成について説明する。画像形成装置100は、図5に示すように、CPU81と、ROM82と、RAM83と、EEPROM84と、操作部85と、画像形成部19と、表示部87と、ネットワークインターフェース89と、発光素子95を有する発光回路98K、98Y、98M、98Cと、受光素子96を有する受光回路99K、99Y、99M、99Cとを備えている。発光回路98および受光回路99は、プロセス部25ごとに1つずつ配置され、前述したトナー残量の検出に供する。
ROM82は、画像形成装置100を制御するための各種制御プログラムや各種設定、初期値等を記憶している。またROM82は、遮光板103の始端部から第1反射部材105の始端部までの距離D1と、第1反射部材105の終端部から遮光板103の終端部までの距離D2とに対応する第1の所定遮光時間と第2の所定遮光時間とを記憶している。RAM83は、各種制御プログラムが読み出される作業領域として、あるいは画像データを一時的に記憶する記憶領域として利用される。本実施形態において、第1の所定遮光時間と第2の所定遮光時間とを記憶しているROM82の記憶領域は、本発明の第1記憶手段及び第2記憶手段の一例である。
CPU81は、ROM82から読み出されたプログラムに従って種々の処理を行い、その処理結果をRAM83に記憶させながら、画像形成装置100の動作を制御する。例えば、CPU81は、発光回路98にある発光素子95を所定のタイミングで発光させ、受光素子96に光が当たって受光回路99から得られる受光信号を基にカートリッジの種別を識別する。
操作部85は、複数のボタンやスイッチからなり、ユーザによって印刷開始の指示等の各種の入力操作が行われる。表示部87は、液晶ディスプレイやランプからなり、各種の設定画面や動作状態を表示する。また、表示部87は、CPU81によって画像形成装置
100の何らかの異常が検知された際に、異常があったことを警告する警告表示を行う。なお、表示部87は、報知手段に相当する。ネットワークインターフェース89は、ネットワークを介して外部の情報処理装置に接続されており、双方向のデータ通信を可能にしている。
<第1実施形態の動作例>
続いて、第1実施形態の動作について説明する。本実施形態の画像形成装置100は電源が投入されると、周知の画像形成装置と同様に、画像形成準備動作を行った後に、画像形成ジョブを受け付ける。カートリッジの種別識別動作は、画像形成装置100の電源投入直後の画像形成準備動作中のタイミング、又は、プロセスカートリッジが装着され、本体カバーが閉じられた直後のタイミングに実行される。
また、トナー残量検出動作は、カートリッジの種別識別動作の実行後のタイミング、又は、用紙7に画像が形成される前或いは後のタイミングに実行される。または、トナー残量検出動作は、画像形成装置100の電源投入後から、所定の周期のタイミングで常に実行され、トナーの残量の監視が続行されてもよい。
以下、図10に示すフローチャートを参照しつつカートリッジの種別識別動作の実行手順を説明する。画像形成装置100の電源が投入されると、まず、回転軸72が回転する(S101)。次に、4つのプロセス部25K、25Y、25M、25Cにそれぞれ対応する4つの発光素子95が同時に発光する(S103)。受光データの取得が開始される(S105)。受光データとは、プロセス部25ごとに4つの受光回路99がそれぞれ出力した受光信号を記憶したデータである。受光データは、オン信号の時間データとオフ信号の時間データとが時系列に並べられている。
S105が開始されてから回転軸72が2回転する間の受光データを取得したかどうかが、判断される(S107)。S107の判断は、回転軸72が2回転する間の所定時間を予め記憶しておき、その所定時間が経過したかどうかで判断される。
所定時間が経過しない場合(S107:No)、出力電圧値の記憶が継続され、S107の処理が繰り返される。所定時間が経過した場合(S107:Yes)、受光データの取得が終了される(S109)。
4つの発光素子95の発光が停止され、回転軸72の回転が停止される(S201)。取得された受光データから受光時間と遮光時間とが算出される(S203)。受光時間は、受光データのオン信号の時間データから算出され、遮光時間は、受光データのオフ信号の時間データから算出される。本実施形態のCPU81及びS203は、本発明の遮光時間算出手段の一例である。
取得された受光データは、例えば、図6Bのような受光信号RSKを記憶したデータである。図6Bは、プロセス部25Kについて、トナー残量がない時における受光信号RSKの一例を示している。回転軸72が一回転する期間を一周期Tとした場合、時間T1と時間T2との方形波の受光信号RSKが得られる。時間T1の受光信号RSKは、第1反射部材105Kから反射された光が受光素子96により受光された時間の受光信号RSKである。また、時間T2の受光信号RSKは、第2反射部材110から反射された光が受光素子96により受光された時間の受光信号RSKである。他の種別であるプロセス部25Y、25M、25Cについても同様に、図7B、図8B、図9Bが、トナー残量がない時における受光信号の一例を示している。
S203での受光時間の算出結果に基づいて、プロセス部25が全て装着されているか
どうかが判断される(S205)。S205では、取得された全ての受光データに、受光時間に相当するオン信号の時間データが含まれていれば、プロセス部25が全て装着されている(S205:Yes)と判断される。取得された受光データにオン信号の時間データが含まれていなければ、プロセス部25が装着されていない(S205:No)と判断される。
プロセス部25の全てが装着されていないと判断された場合(S205:No)、プロセス部25が装着されていない旨の警告メッセージ「カートリッジなし」が表示部87に表示される(S301)。この後、カートリッジ種別識別の処理が終了する。
プロセス部25が全て装着されていると判断された場合(S205:Yes)、各色のプロセス部25の種別が識別される(S207)。S203での算出結果に基づいてプロセス部25の種別が識別される。なお、本実施形態の光学検出器97、遮光板103、第1反射部材105、CPU81及びS207の組み合わせは、本発明の識別手段の一例である。
S207において、カートリッジであるプロセス25の種別識別は、第1反射部材105から反射された光を受光する受光素子96の受光時間によって識別される。しかし、受光素子96の受光時間には、第1反射部材105から反射された光の受光時間だけでなく、第2反射部材110から反射された光を受光する受光素子96の受光時間も含まれるため、第1反射部材105又は第2反射部材110のどちらから反射された光を受光する受光素子96の受光時間であるかを判別する必要がある。そこで、CPU81は、取得された受光データから受光素子96が反射光を受光しない遮光時間をS203で算出し、長さD1、D2に対応する第1及び第2の所定遮光時間と、S203で算出された遮光時間とを比較することにより、受光素子96が第1反射部材105と第2反射部材110とのどちらから反射された光を受光した時間なのかを判別する。
すなわち、S203で算出された遮光時間が、長さD1に対応する第1の所定遮光時間と一致するか否かが、S207で判別される。算出された遮光時間が第1の所定遮光時間と一致したとき、その算出された遮光時間の後に出現する受光時間は第1反射部材105から反射された光を受光した時間であると、S207で判別される。また、S203で算出された遮光時間が、長さD2に対応する第2の所定遮光時間と一致するか否かが、S207で判別される。算出された遮光時間が第2の所定遮光時間と一致したとき、その算出された遮光時間の後に出現する受光時間は第2反射部材110から反射された光を受光した時間であると、S207で判別される。例えば、図6Bにおいて、算出された遮光時間DT2が第2の所定遮光時間と一致した場合、その遮光時間DT2の後に出現する受光時間は、受光時間T2と判別される。各色のカートリッジであるプロセス部25の種別を識別するに際して、S207では、受光素子96が第1反射部材105と第2反射部材110とのいずれから反射された光を受光したかが、判別される。また、S203で算出された遮光時間が長さD2に対応する第2の所定遮光時間と一致することが、S207で判別されると、受光素子96が第2反射部材110から反射された光を受光した時間を判別することができるため、第2反射部材110からの反射光の受光時間に基づいてトナーの残量を検出することが可能になる。本実施形態において、S203で算出された遮光時間が第1及び第2の所定遮光時間と比較されることにより、受光素子96により受光される光が1及び第2の反射部材105,110のいずれから反射された光であるかを判別する処理は、S207において実行され、この判別処理及びCPU81が、本発明の判別手段の一例である。また、本実施形態において、受光素子96により受光された光が第2反射部材110から反射された光であるとS207で判別されたとき、受光素子96が第2反射部材110からの反射光を受光した受光時間の長さに応じて、トナー収容部70内にあるトナーの現在の残量を検出することができ、受光素子96の受光時間からトナーの現在の
残量を検出する処理及びCPU81が、本発明の検出手段の一例である。
S207でカートリッジであるプロセス部25の識別が行われると、CPU81は、装着されたプロセス部25に誤装着があるかどうかを判定する(S209)。S209の判定は、色の種別が異なるカートリッジが装着されているかどうかで判定される。そして、カートリッジに誤装着があると判定される場合(S209:Yes)、カートリッジに誤装着がある旨の警告メッセージ「カートリッジ誤装着あり」が表示部87に表示される(S303)。この後、カートリッジ種別識別の処理が終了する。また、カートリッジに誤装着がないと判定される場合にも(S209:No)、このカートリッジ種別識別の処理が終了する。
トナーの残量検出は、例えば、カートリッジに誤装着がないと判定されて図10に示すカートリッジ種別識別の処理が終了した後に行われる。トナーの残量検出では、例えば、プロセス部25Kにおいてトナーの残量が少ない状態になると、図11に示すような受光信号RSKが得られる。CPU81は、S203で算出された遮光時間が長さD2に対応する第2所定遮光時間と一致したか否かを判断し、一致したときに、図11に示す長さD2に相当する遮光時間DT2の後に出現する受光時間TTの長さに応じてトナーの残量を検出する。受光時間TTはトナーの残量が少なくなるにつれて、図6Bに示す所定の受光時間T2に近づいていく。受光時間TTが短いほどトナーの残量があると判断され、受光時間TTが所定の受光時間T2に近づくほどトナーの残量が少ないと判断される。
また、遮光時間DTが長いほどトナー残量が多くあり、長さD1に対応する第1の所定遮光時間、例えば、図6Bに示す遮光時間DT1に近づくほどトナー残量が少ないと判断される。そして遮光時間DTが長さD1に対応する第1の所定遮光時間となると、CPU81は、透光窓76がトナーで覆われていない状態であると判断し、つまりトナーの残量がないと判断する。本実施形態において、S203で算出された遮光時間が第1の所定遮光時間になったとS207で判断されたとき、CPU81は、算出された遮光時間が第1の所定遮断時間になったことで、用紙7に画像を形成するのに支障が生ずることがある状態、すなわち収容部70内のトナーの残量がほとんどない状態と判断する。一方、CPU81は、算出された遮光時間が第1の所定遮断時間以上の時間であることで、用紙7に画像を形成するのに支障が生ずることがない状態、すなわち収容部70内のトナーの残量がまだある状態と判断する。このようなトナー残量の有無を判断するCPU81の処理が、本発明の判断手段の一例である。
トナー残量が充分にある時における受光信号RSKの一例として、図6Cに示すような受光信号RSKが出力される。トナーの残量が充分にあると、透光窓76がトナーで覆われている状態になるため、第2反射部材110から光が反射されない。従って、算出される遮光時間が、長さD1、D2に対応する第1及び第2の所定遮光時間まで短くなることがないため、算出される遮光時間は所定の最長時間LKとなる。算出された遮光時間が所定の最長時間LKであれば、トナー残量が充分にあると判断される。他の種別であるプロセス部25Y、25M、25Cについても同様に、図7C、図8C、図9Cに示し、それぞれの所定の最長時間は時間LY、LM、LCである。
[第2の実施形態]
以下、本発明にかかる画像形成装置を具体化した第2の実施形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。第2の実施形態は、第1反射部材の構成において、第1の実施形態と相違するので、その相違する構成についてのみ詳述する。なお、両実施形態において、同一構成については同一の番号を付して説明する。
図12Aを用いて、第1反射部材205の数が異なる場合について説明する。図12A
は、第1反射部材205の数が異なる場合の第1反射部材205の概略構成の一例を示す図である。具体的に本実施形態では、第1反射部材205が透光窓76上を所定期間中に通過する回数が異なる。例えば、図12Aに示すように、回転軸72を中心とする中心角が90°の遮光板203の上に、カートリッジの種別に応じて第1反射部材205が、1つ、2つ、3つ、又は4つ設けられる。なお、遮光板203としては、カートリッジの種別が異なっても同じ大きさのものが使用され、中心角としては、任意の角度が選択されることから、中心角が90°に限定されるものではない。
回転軸72の回転方向における各第1反射部材205の円周方向長さは、透光窓76を通過する始端部から終端部までの長さD3に設定される。長さD3は、遮光板203上に4つ以上の第1反射部材205が設けられるように設定されればよい。第1反射部材205の配置位置は、本実施形態では遮光板203の遮光間隔が均等になる位置としたが、特に均等に限るものでなくともよい。本実施形態では、第1反射部材205の数が、カートリッジであるプロセス部25の種別に応じて異なる態様であり、この第1反射部材205の数が異なる態様が、本発明の第1反射部材の異なる設置態様の一例である。
カートリッジの種別識別動作について図12Bを用いて説明する。図12Bは、イエローのプロセス部25Yについて、第1反射部材205の数が2つである場合で、かつ、トナー残量がほとんどない時における受光信号RSYの一例を示す図である。回転軸72が1回転する時間を1周期Tとして、回転軸72が2回転する間の受光データが取得される。1周期Tの所定期間中に取得された受光データから何回の受光時間DT3が検出されるかにより、カートリッジの種別が識別される。イエローのプロセス部25Yである場合、1周期Tの所定期間の間に2回の受光時間DT3が検出される。異なる数の受光時間DT3が検出された場合は、カートリッジの装着が誤っていると判断される。
[変形例]
第1実施形態において、回転軸72から透光窓76の配置位置までの距離が4つのプロセス部25で同じ距離に設定され、第1反射部材105の大きさが弧の長さで表された。この構成に代えて、回転軸から透光窓の配置位置までの距離が4つのプロセス部で異なる距離に設定される場合には、回転軸を中心とする中心角が異なる第1反射部材、例えば90°、135°、180°、225°となる第1反射部材105が用いられてもよい。長さや角度は種別ごとに異なっていれば任意に設定することができるものとする。
また、第1及び第2の実施形態において、プロセスカートリッジが使用されたが、カートリッジの構成としては、少なくともトナー収容部、攪拌部材及びその回転軸が備えられていれば、如何なる構成のカートリッジであってもよい。
25 プロセス部
70 トナー収容部
71 アジテータ
72 回転軸(軸)
76 透光窓
81 CPU
82 ROM
87 表示部
95 発光素子
96 受光素子
97 光学検出器
100 画像形成装置
103,203 遮光板
105,205 第1反射部材
110 第2反射部材

Claims (8)

  1. トナーを収容する収容部と、前記収容部内に位置し、トナーを攪拌する攪拌部材を回転させる軸とを備えたカートリッジと、
    前記カートリッジの外部に隣接して配置された発光素子および受光素子を有する光学検出器と、
    前記カートリッジの外壁と前記光学検出器との間に配置され、前記軸に接続されて前記軸に垂直に延びる遮光板であって、前記発光素子から前記カートリッジの外壁に向かう光を遮光する遮光板と、
    前記発光素子と対向する前記遮光板の表面に設けられ、前記発光素子からの光を反射する反射部材であって、前記カートリッジの種別に応じて、前記遮光板の表面における設置態様が異なる第1反射部材と、
    前記第1反射部材からの反射光を受光する前記受光素子の受光結果に基づいて、前記カートリッジの種別を識別する識別手段とを備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載する画像形成装置において、
    前記遮光板と対向する前記カートリッジの一方の側壁に設けられた透光窓と、
    前記カートリッジの一方の側壁とは反対側に位置する前記カートリッジの他方の側壁の内部に設けられた第2反射部材と、
    前記受光素子により受光された光が前記第1反射部材又は前記第2反射部材のどちらに反射されたのか判別する判別手段と、
    前記判別手段が前記第2反射部材により反射された光であると判別したときに、前記第2反射部材により反射された光を受光する前記受光素子の受光時間に基づいて、前記収容部内にあるトナーの現在の残量を検出する検出手段とを備えることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2に記載する画像形成装置において、
    前記透光窓上を通過する前記遮光板の始端部と前記第1反射部材の始端部との第1の所
    定間隔に対応する第1の所定遮光時間を記憶する第1記憶手段と、
    前記遮光板の終端部と前記第1反射部材の終端部との第2の所定間隔に対応し、第1の所定遮光時間と異なる第2の所定遮光時間を記憶する第2記憶手段とを備え、
    前記判別手段は、前記受光素子が前記発光素子からの光を受光しない遮光時間が前記第1の所定遮光時間と前記第2の所定遮光時間とのいずれかと一致したか否かを決定し、前記受光素子の遮光時間が前記第1の所定遮光時間と一致したと決定したときに、前記受光素子の遮光時間の後に出現する受光時間が前記第1反射部材からの反射光の受光時間と判別し、前記受光素子の遮光時間が前記第2の所定遮光時間と一致したと決定したときに、前記受光素子の遮光時間の後に出現する受光時間が前記第2反射部材からの反射光の受光時間と判別することを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項2に記載する画像形成装置において、
    前記透光窓上を通過する前記遮光板の始端部と前記第1反射部材の始端部との第1の所
    定間隔に対応する第1の所定遮光時間を記憶する第1記憶手段と、
    前記発光素子からの光が前記遮光板により遮光されたときの前記受光素子の受光結果に基づいて、遮光時間を算出する遮光時間算出手段と、
    前記遮光時間算出手段により算出された遮光時間が前記第1記憶手段により記憶された第1の所定遮光時間であれば、トナーの残量がないと判断し、前記遮光時間算出手段によ
    り算出された遮光時間が前記第1の所定遮光時間以上の時間であれば、トナーの残量があると判断する判断手段とを備えることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1つに記載する画像形成装置において、
    前記第1反射部材は、カートリッジの種別に応じて、前記第1反射部材の大きさが異なり、
    前記識別手段は、前記第1反射部材からの反射光を受光する前記受光素子の受光結果から算出された受光時間に基づいて、前記カートリッジの種別を識別することを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1から請求項4のいずれか1つに記載する画像形成装置において、
    前記第1反射部材は、カートリッジの種別に応じて、前記第1反射部材の数が異なり、
    前記識別手段は、前記第1反射部材からの反射光を受光する前記受光素子の受光結果から算出された所定期間中の反射光を受光する回数に基づいて、前記カートリッジの種別を識別することを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1つに記載する画像形成装置において、
    複数種類の前記カートリッジが装置本体に対して着脱可能に構成され、前記光学検出器および前記遮光板は、前記複数種類のカートリッジにそれぞれ対応して複数備えられていることを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1つに記載する画像形成装置において、
    前記識別手段が識別したカートリッジの種別が所定の種別と合致しているか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段が合致していないと判定したときに、カートリッジの誤装着が生じている旨を報知する報知手段を備えることを特徴とする画像形成装置。
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