JP2011017973A - ベルト搬送装置及び加熱加圧装置 - Google Patents

ベルト搬送装置及び加熱加圧装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011017973A
JP2011017973A JP2009163695A JP2009163695A JP2011017973A JP 2011017973 A JP2011017973 A JP 2011017973A JP 2009163695 A JP2009163695 A JP 2009163695A JP 2009163695 A JP2009163695 A JP 2009163695A JP 2011017973 A JP2011017973 A JP 2011017973A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
belt
endless belt
contact
conveying device
lubricant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009163695A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5550271B2 (ja
Inventor
Osamu Okamoto
理 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2009163695A priority Critical patent/JP5550271B2/ja
Priority to US12/827,058 priority patent/US8358960B2/en
Priority to CN2010102294482A priority patent/CN101957581B/zh
Publication of JP2011017973A publication Critical patent/JP2011017973A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5550271B2 publication Critical patent/JP5550271B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/20Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
    • G03G15/2003Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
    • G03G15/2014Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
    • G03G15/2017Structural details of the fixing unit in general, e.g. cooling means, heat shielding means
    • G03G15/2025Structural details of the fixing unit in general, e.g. cooling means, heat shielding means with special means for lubricating and/or cleaning the fixing unit, e.g. applying offset preventing fluid
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/20Details of the fixing device or porcess
    • G03G2215/2003Structural features of the fixing device
    • G03G2215/2009Pressure belt

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Fixing For Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】本発明の目的は、容易な構成で、無端ベルトの内面の潤滑剤がベルト端部から漏れることを防止し、耐久性に優れたベルト搬送装置を提供する。
【解決手段】無端ベルト13と、前記無端ベルト13を懸架する加圧ロール14と、前記無端ベルト13の内面を押圧し且つ前記加圧ロール14に接触する加圧パッド18と、前記無端ベルト13の内面にオイルを塗布するオイル塗布ロール16と、を有するベルト搬送装置であって、前記加圧ロール14の前記無端ベルト13が非接触な領域にて、前記加圧パッド18よりも前記加圧ロール14の回転方向上流に接触して設けられ、前記加圧ロール14の表面のオイルを掻き取り、そのオイルを前記無端ベルト13の内面に案内するオイル回収シート22を備えている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、懸架部材に懸架された無端ベルトの内面に潤滑剤が塗布されるベルト搬送装置、及びこのベルト搬送装置を備えた加熱加圧装置に関する。
加熱加圧装置としては、例えば、記録媒体に未定着画像を定着する定着装置や、記録媒体に定着された画像を加熱及び加圧することにより画像の光沢を増大させる光沢増大化装置等を挙げることができる。
例えば、記録媒体に転写された未定着画像を記録媒体に定着させる定着装置としては、熱源を備えた加熱ローラに、図6に示すようなベルト搬送装置を圧接し、この圧接部(ニップ)にて記録媒体に未定着画像を定着させる構成が知られている。
図6に示すベルト搬送装置は、無端ベルト13が加圧ロール14とテンションロール15に懸架されており、この無端ベルト13の内面を加圧パッド18で押圧して、無端ベルト13を加熱ロール(不図示)に圧接させてニップを形成している。更に、前記ニップを形成する加圧パッド18とテンションロール15の間には、特許文献1に開示されているように、無端ベルト13の内面に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布部材16が配置されている。
特開平11−045018号公報
しかしながら、潤滑剤塗布部材16により無端ベルト13の内面に塗布した潤滑剤Oは、無端ベルト13の内面から加圧ロール14に奪われ、更に加圧ロール14が加圧パッド18に接触し始める接触部に溜まってしまう。この場合、無端ベルトの内面の潤滑剤の量が低下して耐久性に問題が生じたり、前記接触部に溜まった潤滑剤が無端ベルトの端部からベルト外部に漏れてしまうおそれがある。
本発明の目的は、容易な構成で、無端ベルトの内面の潤滑剤がベルト端部から漏れることを防止し、耐久性に優れたベルト搬送装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明は、無端ベルトと、前記無端ベルトを懸架する回転部材と、前記無端ベルトの内面を押圧し且つ前記回転部材に接触する押圧部材と、前記無端ベルトの内面に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布部材と、を有するベルト搬送装置であって、前記回転部材の前記無端ベルトが非接触な領域にて、前記押圧部材よりも前記回転部材の回転方向上流に接触して設けられ、前記回転部材の表面の潤滑剤を掻き取り、その潤滑剤を前記無端ベルトの内面に案内する潤滑剤掻き取り部材を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、無端ベルトの内面から回転部材に奪われた潤滑剤を、押圧部材が接触する接触部に至る前に、潤滑剤掻き取り部材で掻き取り、無端ベルトの内面に案内することができる。このように容易な構成で、無端ベルトの内面の潤滑剤がベルト端部から漏れることを防止でき、耐久性に優れたベルト搬送装置を提供することができる。
(a)定着装置の断面図、(b)定着装置の正面図 定着装置の斜視図 (a)オイル回収シート周辺の拡大断面図、(b)回収オイルの循環経路とオイル回収シート周辺の拡大断面図 (a)加圧パッドの断面図、(b)加圧パッドの長さ関係を示す要部拡大図 画像形成装置の模式断面図 従来の定着装置でのオイル溜まり位置を示す断面図
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、それらの相対配置などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。従って、特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
また、以下の説明では、ローラに圧接して回転するベルト搬送装置を例示しているが、これに限定されるものではない。例えば、フィルムに覆われたドラム状の部材に圧接して回転するベルト搬送装置、ベルトが互いに圧接して回転するツインベルト方式のベルト搬送装置などであっても良い。
以下、ベルト搬送装置としての加熱加圧装置及びこの加熱加圧装置を有する画像形成装置を例示して説明する。なお、ここでは加熱加圧装置として、記録媒体上に未定着画像を定着するベルト定着装置を例示しているが、これに限定されるものではない。例えば、記録媒体に定着された画像を加熱することにより画像の光沢を増大させる光沢増大化装置等のその他の加熱加圧装置であっても良い。
まず、図5を用いて、ベルト定着装置を有する画像形成装置の全体構成について説明する。図5は、ベルト定着装置を搭載した画像形成装置の一例である電子写真方式を採用した画像形成装置(いわゆるプリンタ)の概略構成を示す縦断面図である。
図5に示すように、画像形成装置100は、大きく分けて、記録媒体としてのシートにトナー画像を形成する画像形成手段と、シートに形成された未定着トナー画像を加熱及び加圧して定着する画像加熱装置としてのベルト定着装置が設けられている。
まず、画像形成手段について説明する。画像形成手段は次に説明する機器を備えている。像担持体としての感光体ドラム102の周りに帯電手段としての帯電器103が設けられており、感光体ドラム102の表面は帯電器103によって一様に帯電処理される。そして、露光手段としての露光装置104から画像に応じた光105を照射されることにより、感光体ドラム102上に静電潜像が形成される。この静電潜像は現像手段としての現像器106によって現像されてトナー画像が形成される。一方、シートSは装置下部の給送カセット109に収納されており、給送ローラ110によって一枚ずつ給送される。シートSは搬送手段としてのレジストローラ対111によって感光体ドラム102上のトナー画像と同期して搬送される。感光体ドラム102上のトナー画像は転写手段としての転写ローラ107によってシートS上に静電転写される。転写後、感光体ドラム102上に残留したトナーは、クリーニング手段としてのクリーニング装置108によって除去される。
前述の如くしてトナー画像が転写されたシートSは、定着装置114へと搬送される。そして、画像形成手段によってシートS上に形成されたトナー画像は、画像加熱装置としての定着装置114において加熱及び加圧されることによってシート上に定着される。その後、トナー画像が定着されたシートSは、排出ローラ対112によって装置上部の排出トレイ113へと搬送排出される。
次に、図1及び図2を用いて、ベルト搬送装置としての定着装置について説明する。図1は定着装置の基本構成を示す図であり、図1(a)は定着装置の断面図、図1(b)は定着装置の正面図である。図2は定着装置の斜視図である。
図1及び図2に示すように、定着装置114は、加熱手段としてのハロゲンヒータ12を有する定着用回転体としての加熱ロール11を有している。加熱ロール11は内部のハロゲンヒータ12が発する熱をシート上のトナーに付与するとともにシートをベルト13とともに搬送するための定着用回転体である。加熱ロール11は、モーター19の駆動力がギア20によって伝達されて回転駆動する。
この加熱ロール11に加圧用回転体としてのベルト搬送装置が圧接している。ベルト搬送装置は、無端ベルト13、回転部材としての加圧ロール14とテンションロール15、押圧部材としての加圧パッド18、潤滑剤塗布部材としてのオイル塗布ロール16を有している。前記ベルト13は、回転部材としての加圧ロール14とベルトテンションを付与する機能の有するテンションロール15によって所定の張力(例えば100N)で懸架されている。
加熱ロール11は、例えば外径56mm、内径50mmのアルミニウム円筒管からなる金属性コアを有し、この金属性コア内にヒータ12を内蔵させたものである。更に、金属製コアの表面に、例えば厚さ2mm、硬度(アスカC)45゜のシリコンゴムからなる弾性層を、さらに弾性層の表層にPFAもしくはPTFE耐熱離型層を被覆したものである。
ベルト13及び加熱ロール11のシート搬送時の周速は210mm/Sの速度で回転搬送される。
ここで、ベルト13としては、耐熱性を具備し、且つ内面は懸架部材に対して互いに摩耗しあうことのない強度を有するものであれば適宜選定して差し支えない。例えば、ベルト13として、厚さ75μm、幅380mm、周長200mmのポリイミドフィルムに、厚さ300μmのシリコンゴムをコーティングしたものが用いられる。あるいは、基材を厚さ50μm、幅380mm、周長200mmのニッケルに、厚さ300μmのシリコンゴムをコーティングし、ニッケル基材内面にはポリイミドが厚さ5μm程度のコーティングされたものが用いられる。
加圧ロール14は、例えば中実ステンレスによって外径がφ20に形成されたベルト13を懸架するロール(懸架部材)である。加圧ロール14は、加熱ロール11とベルト13とのニップ域(圧接領域)の搬送方向出口側に配設され、加熱ロール11の弾性層を所定量弾性的に歪ませるものである。
また、テンションロール15は、例えばステンレスによって外径がφ20、内径φ18程度に形成された中空ロールであり、ベルト張架ロール(懸架部材)として働く。
加圧パッド18は、前記ベルト13の内面を押圧し且つ前記加圧ロール14に接触する押圧部材である。加圧パッド18は、ベルト13を介して加熱ロール11に圧接され、加圧ロール14とともにニップを形成する。
加圧パッド18とテンションロール15の間には、ベルト13の内面に潤滑剤としてのオイルを塗布するオイル塗布ロール(潤滑剤塗布部材)16が配置されている。オイル塗布ロール16は、回動可能に支持されたアーム17によりテンションロール15の回転中心に回転可能に支持され、バネ21によって無端ベルト13の内面に当接している。
オイル塗布ロール16は、1000CS程度の粘度を有する耐熱シリコンオイルを含浸した耐熱アラミドフェルトと、耐熱アラミドフェルトの表層に設けられた多孔質PTFE層よりなるシート状のオイル塗布制御膜により形成されている。オイル塗布ロール16は、無端ベルト13の内面に潤滑剤としての耐熱シリコンオイルを供給(塗布)する。ここでは、耐熱シリコンオイルの粘度は1000CSを使用したが、使用条件によって適宜選定して構わない。但し、例えば100CS以下の低粘度のオイルを使用した場合、耐熱アラミドフェルトによるオイル保持力が低くなり、短時間でオイルを放出してしまう。その結果、ベルト13の内面のオイルが過剰になり、余分なオイルが機外に排出され、長時間安定的なベルト搬送が行えなくなる。また、500000CS以上の高粘度のオイルを使用した場合、耐熱アラミドフェルトの保持力が高くなり、安定的なオイル供給が損なわれると共に、ベルト13と加圧パッド18の摺動抵抗が大きくなり、やはり長時間安定的なベルト搬送が行えなくなる。
ベルト13の内面に供給された耐熱シリコンオイルは、加圧ロール14及びテンションロール15の表面にもベルト13の内面を介して塗布される。
続いて、図3及び図4を用いて、加圧パッド18について詳細に説明する。図3(a)はオイル回収シート周辺の拡大断面図、図3(b)は回収オイルの循環経路とオイル回収シート周辺の拡大断面図である。図4(a)は加圧パッドの断面図、図4(b)は加圧パッドの長さ関係を示す要部拡大図である。
図4(a)及び図4(b)に示すように、加圧パッド18は、パッドホルダ18A、パッドゴム18B、及び低摩擦シート18Cの3部材と、潤滑剤掻き取り部材としてのオイル回収シート22によって構成される。
パッドホルダ18Aは、ニップ形成するための強度を満足するために、SUSによって形成される。パッドゴム18Bは、ニップ圧分布を均一にするために、前記パッドホルダ18A上に形成されるシリコンゴム等の弾性体からなる。そして、低摩擦シート18Cは、パッドゴム18Bと無端ベルト13ないしは加圧ロール14との摩擦抵抗を低減するために設けられている。
図4(a)に示すように、低摩擦シート18Cは、パッドホルダ18Aとパッドゴム18B全体を覆う様に固定面18Dにてパッドホルダ18Aに固定されている。加圧パッド18は、加熱ロール11と形成するニップの圧抜けを防止するために、加圧ロール14側の面は加圧ロール14に接触し、加圧ロール14によってパッドゴム18Bをバックアップしている。
無端ベルト13の内面に塗布された耐熱シリコンオイルは、無端ベルト13を介して加圧ロール14、テンションロール15にも塗布される。前述したが、無端ベルト13の内面材質は基材として使用しているポリイミド、またはニッケル基材にコーティングされたポリイミドであり、加圧ロール14の材質はステンレスである。これらの材質に対して、使用する耐熱シリコンオイルの親和性は、ポリイミドに比べてステンレスの方が高い。そのため、ベルト13と加圧ロール14の接触から非接触に変わる箇所において、ベルト13に塗布されている耐熱シリコンオイルは比較的加圧ロール14側に付着する。そして、加圧ロール14側に付着した耐熱シリコンオイルは、加圧ロール14が加圧パッド18に接触し始める接触部(図6参照)に溜まってしまう。
そこで、この加圧ロール14の表面に接触して、加圧ロール14の表面に付着したオイルを掻き取り、その掻き取ったオイルをベルト13の内面に案内する潤滑剤掻き取り部材としてのオイル回収シート22を設けている。このオイル回収シート22は、加圧ロール14のベルト13が非接触な領域にて、加圧ロール14に接触する加圧パッド18よりも加圧ロール14の回転方向上流に接触して設けられている。すなわち、オイル回収シート22は、加圧パッド18に固定配置され、加圧ロール14がベルト13から離れて加圧パッド18に接触するまでの間に、その先端部側が加圧ロール14に当接して設けられている。
オイル回収シート22は、ここでは、材質はポリイミドフィルムで、厚さ75μmのシート材を使用している。オイル回収シート22は、加圧ロール14の軸方向にわたって全長域にて加圧ロール14に当接している。加圧ロール14に塗布されるオイルを全て掻き取ってしまうと、加圧ロール14と加圧パッド18の接触抵抗が大きくなってしまう。且つ加圧ロール14と無端ベルト13の接触面に存在するオイル量も減少してしまう。そのため、オイル回収シート22と加圧ロール14の当接圧は、0Mpa以上(確実に接触している状態)且つ加圧ロール14と加圧パッド18との接触圧(ここでは0.1Mpa)よりも小さい圧であることが必要である。
図4(b)は図4(a)中の矢印方向から加圧パッド18及びベルト13の各部材端部における位置関係を示している。
オイル回収シート22は、加圧ロール14の軸方向の長さが、ベルト13の前記軸方向(回転方向と交差する幅方向)の長さよりも短くなっている。具体的には、パッドゴム18Bはベルト13よりも幅方向内側に長さX(ここでは4mm)短く、低摩擦シート18Cはベルト13よりも幅方向外側に長さY(ここでは3mm)長く配置している。オイル回収シート22はパッドゴム18Bと同じく、ベルト13よりも幅方向内側に長さX(ここでは4mm)短く配置している。
図3(a)及び図3(b)に示すように、オイル回収シート22は、加圧ロール14の回転中心より水平方向下方側の周面に接触している。更にオイル回収シート22は、その先端部22aが加圧ロール14と非接触となるように、加圧ロール14の周面に面接触している。更にオイル回収シート22は、前記非接触の先端部22aが加圧ロール14に接触している接触部22bより下方に位置している。更に詳しくは、加圧ロール14と接触していないオイル回収シート22の先端部22aは、下方を向くように配置している。オイル回収シート22はその先端部22aが下方を向くことにより、掻き取ったオイルOを先端部22aを通して無端ベルト13の内面へ案内し、無端ベルト13へより多く循環させることが可能となる。また、前述した通り、オイル回収シート22はベルト13よりも短く配置しているため、掻き取ったオイルがベルト13の外部に排出されることはない。
これにより、比較的多くの耐熱シリコンオイルが付着した加圧ロール14と加圧パッド18とが接触し始める箇所において、溜まるオイル量が軽減される。また、オイルが加圧パッド18の表面の低摩擦シート18C上を伝って無端ベルト13の外部に排出される量も軽減される。また、オイル回収シート22で掻き取ったオイルはその先端部22aに向かって流れ、再度無端ベルト13の内面に滴下される。そのため、従来は無端ベルト13の外部に排出されていた耐熱シリコンオイルをベルト13の外部に排出させることなく、再度ベルト13の内面に循環させている。
また、オイル回収シート22のロール軸方向の長さは、掻き取ったオイルを再度無端ベルト13に滴下するために、無端ベルト13のロール軸方向の長さよりも短い方が好ましい。ここでは、無端ベルト13の端面よりも長さX(ここでは4mm)内側になるように配置している。
これにより、加圧ロール14の加圧パッド18と接触し始める箇所でのオイル溜まりを軽減でき、従来は低摩擦シート18C上を伝って無端ベルト13外部に排出されていた耐熱シリコンオイルの排出量を減少することができる。よって、潤滑剤としての耐熱シリコンオイルを無端ベルト13の内面に長時間維持することが可能となる。そして、ベルト内面のオイルの長寿命化、並びにオイルの装置外への排出による画像不良、装置汚染を防止することができる。
上述したように、ベルト13の内面から加圧ロール14に付着したオイルを、加圧パッド18が接触する接触部22bに至る前に、オイル回収シート22で掻き取り、ベルト13の内面に案内することができる。このように容易な構成で、無端ベルト13の内面のオイルがベルト13の幅方向両端部から漏れることを防止でき、耐久性に優れたベルト搬送装置を提供することができる。
ところで、上述した形態では、画像形成装置の定着装置に本発明を適用した場合について説明した。しかし、無端ベルトは加熱定着ベルトや無端ベルトに限らず、例えば、トナー画像を担持して搬送する中間転写ベルトでもよく、また記録媒体を担持して搬送する搬送ベルトでもよい。また像担持体をベルト状とした像担持体ベルトであってもよい。さらには、画像形成装置に限らず、無端ベルトの高精度な移動を必要とする作像装置や表示装置などにも、同様に適用することができる。例えば電子黒板の表示ボードのフィルム状ベルト駆動装置、スキャナの原稿搬送ベルトの駆動装置などに適用することができる。
また上述した形態では、加熱加圧装置として、記録媒体にトナー画像を定着する定着装置を例示したが、これに限定されるものではない。例えば、記録媒体に定着されたトナー画像を加熱することにより画像の光沢を増大させる光沢増大化装置等を挙げることができる。
また上述した形態では、ベルト定着装置を構成する定着用回転体と加圧用回転体のうち、一方の加圧用回転体がベルト搬送装置である構成を例示して説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、一方の定着用回転体がベルト搬送装置である構成、あるいは両方の回転体がベルト搬送装置である構成であっても良い。このベルト搬送装置に本発明を適用することで同様の効果が得られる。
また上述した形態では、加圧ロールの材質はステンレスを例示したが、これに限定されるものではなく、加圧ロールは表面材質が金属であれば良い。また、ベルトの内表面材質はポリイミドを例示したが、これに限定されるものではなく、ベルトの内面材質は高分子材であれば良い。
また上述した形態では、画像形成装置としてプリンタを例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば複写機、ファクシミリ装置等の他の画像形成装置や、或いはこれらの機能を組み合わせた複合機等の他の画像形成装置であっても良い。また、記録媒体担持体(搬送ベルト)を使用し、該記録媒体担持体に担持された記録媒体に各色のトナー像を順次重ねて転写する画像形成装置であっても良い。また、中間転写体(中間転写ベルト)を使用し、該中間転写体に各色のトナー像を順次重ねて転写し、該中間転写体に担持されたトナー像を記録媒体に一括して転写する画像形成装置であっても良い。これらの画像形成装置に用いられるベルト搬送装置に本発明を適用することにより同様の効果を得ることができる。
また上述した形態では、画像形成装置におけるベルト搬送装置を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、ベルト内面に潤滑剤を塗布してベルトとベルト摺動面との間の摩擦抵抗を低減するベルト搬送装置に利用することができる。
11 …加熱ロール
12 …ハロゲンヒータ
13 …無端ベルト
14 …加圧ロール
15 …テンションロール
16 …オイル塗布ロール
17 …アーム
18 …加圧パッド
18A …パッドホルダ
18B …パッドゴム
18C …低摩擦シート
18D …固定面
19 …モーター
20 …ギア
21 …バネ
22 …オイル回収シート
22a …先端部
22b …接触部

Claims (8)

  1. 無端ベルトと、前記無端ベルトを懸架する回転部材と、前記無端ベルトの内面を押圧し且つ前記回転部材に接触する押圧部材と、前記無端ベルトの内面に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布部材と、を有するベルト搬送装置であって、
    前記回転部材の前記無端ベルトが非接触な領域にて、前記押圧部材よりも前記回転部材の回転方向上流に接触して設けられ、前記回転部材の表面の潤滑剤を掻き取り、その潤滑剤を前記無端ベルトの内面に案内する潤滑剤掻き取り部材を備えていることを特徴とするベルト搬送装置。
  2. 前記潤滑剤掻き取り部材が弾性体であることを特徴とする請求項1に記載のベルト搬送装置。
  3. 前記潤滑剤掻き取り部材は、前記回転部材の軸方向の長さが、前記無端ベルトの前記軸方向の長さよりも短いことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のベルト搬送装置。
  4. 前記無端ベルトの内表面材質が高分子材であり、前記回転部材の表面材質が金属であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のベルト搬送装置。
  5. 前記潤滑剤掻き取り部材は、前記回転部材の回転中心より下方側の周面に接触していることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のベルト搬送装置。
  6. 前記潤滑剤掻き取り部材は、その先端部が前記回転部材と非接触となるように、前記回転部材に接触していることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のベルト搬送装置。
  7. 前記潤滑剤掻き取り部材は、前記非接触の先端部が前記回転部材に接触している接触部より下方に位置することを特徴とする請求項6に記載のベルト搬送装置。
  8. 加熱手段を有する定着用回転体と、前記定着用回転体に圧接する加圧用回転体と、により記録媒体の未定着画像を加熱及び加圧する加熱加圧装置であって、
    前記定着用回転体、前記加圧用回転体のいずれか一方又は両方が、請求項1乃至請求項7のいずれかに記載のベルト搬送装置であることを特徴とする加熱加圧装置。
JP2009163695A 2009-07-10 2009-07-10 画像加熱装置 Expired - Fee Related JP5550271B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009163695A JP5550271B2 (ja) 2009-07-10 2009-07-10 画像加熱装置
US12/827,058 US8358960B2 (en) 2009-07-10 2010-06-30 Image heating apparatus
CN2010102294482A CN101957581B (zh) 2009-07-10 2010-07-09 图像加热设备

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009163695A JP5550271B2 (ja) 2009-07-10 2009-07-10 画像加熱装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011017973A true JP2011017973A (ja) 2011-01-27
JP5550271B2 JP5550271B2 (ja) 2014-07-16

Family

ID=43427572

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009163695A Expired - Fee Related JP5550271B2 (ja) 2009-07-10 2009-07-10 画像加熱装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8358960B2 (ja)
JP (1) JP5550271B2 (ja)
CN (1) CN101957581B (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017116572A (ja) * 2015-12-21 2017-06-29 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP2018180326A (ja) * 2017-04-14 2018-11-15 株式会社リコー 定着装置および画像形成装置
US10795289B2 (en) 2018-09-18 2020-10-06 Ricoh Company, Ltd. Fixing device and image forming apparatus incorporating the same

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5279611B2 (ja) * 2009-05-20 2013-09-04 キヤノン株式会社 画像加熱装置
JP5322823B2 (ja) * 2009-07-28 2013-10-23 キヤノン株式会社 画像加熱装置及びこの画像加熱装置に用いられるベルト搬送装置
US20130106829A1 (en) * 2011-11-02 2013-05-02 Microsoft Corporation Selective roaming lists
JP6051773B2 (ja) * 2012-10-29 2016-12-27 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05307326A (ja) * 1992-04-28 1993-11-19 Canon Inc 現像装置及びこれを装着したプロセスカートリッジ
JPH1145018A (ja) * 1997-07-28 1999-02-16 Fuji Xerox Co Ltd 定着装置
JP3330791B2 (ja) * 1995-08-18 2002-09-30 株式会社リコー 電子写真装置における像担持体への潤滑剤供給装置
JP2006038990A (ja) * 2004-07-23 2006-02-09 Konica Minolta Business Technologies Inc ベルト定着装置
JP2006133268A (ja) * 2004-11-02 2006-05-25 Canon Inc 定着装置
JP2007079183A (ja) * 2005-09-15 2007-03-29 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2007078992A (ja) * 2005-09-13 2007-03-29 Canon Inc 画像加熱装置
JP2008164889A (ja) * 2006-12-28 2008-07-17 Konica Minolta Business Technologies Inc 定着装置及び画像形成装置
JP2009036812A (ja) * 2007-07-31 2009-02-19 Konica Minolta Business Technologies Inc 定着装置及び画像形成装置
JP2009276368A (ja) * 2008-05-12 2009-11-26 Konica Minolta Business Technologies Inc 定着装置、及び当該定着装置を備える画像形成装置
JP2009288399A (ja) * 2008-05-28 2009-12-10 Konica Minolta Business Technologies Inc 定着装置及び画像形成装置
JP2010217270A (ja) * 2009-03-13 2010-09-30 Konica Minolta Business Technologies Inc 定着装置及び画像形成装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3770125B2 (ja) 2001-09-18 2006-04-26 富士ゼロックス株式会社 定着装置
JP4533233B2 (ja) * 2005-05-02 2010-09-01 キヤノン株式会社 画像加熱装置
US7392005B2 (en) * 2005-09-13 2008-06-24 Canon Kabushiki Kaisha Image heating apparatus
JP4251230B2 (ja) 2006-10-10 2009-04-08 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 定着装置および画像形成装置
JP2008185882A (ja) * 2007-01-31 2008-08-14 Konica Minolta Business Technologies Inc 定着装置及び画像形成装置
JP5300202B2 (ja) * 2007-02-20 2013-09-25 キヤノン株式会社 画像加熱装置

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05307326A (ja) * 1992-04-28 1993-11-19 Canon Inc 現像装置及びこれを装着したプロセスカートリッジ
JP3330791B2 (ja) * 1995-08-18 2002-09-30 株式会社リコー 電子写真装置における像担持体への潤滑剤供給装置
JPH1145018A (ja) * 1997-07-28 1999-02-16 Fuji Xerox Co Ltd 定着装置
JP2006038990A (ja) * 2004-07-23 2006-02-09 Konica Minolta Business Technologies Inc ベルト定着装置
JP2006133268A (ja) * 2004-11-02 2006-05-25 Canon Inc 定着装置
JP2007078992A (ja) * 2005-09-13 2007-03-29 Canon Inc 画像加熱装置
JP2007079183A (ja) * 2005-09-15 2007-03-29 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2008164889A (ja) * 2006-12-28 2008-07-17 Konica Minolta Business Technologies Inc 定着装置及び画像形成装置
JP2009036812A (ja) * 2007-07-31 2009-02-19 Konica Minolta Business Technologies Inc 定着装置及び画像形成装置
JP2009276368A (ja) * 2008-05-12 2009-11-26 Konica Minolta Business Technologies Inc 定着装置、及び当該定着装置を備える画像形成装置
JP2009288399A (ja) * 2008-05-28 2009-12-10 Konica Minolta Business Technologies Inc 定着装置及び画像形成装置
JP2010217270A (ja) * 2009-03-13 2010-09-30 Konica Minolta Business Technologies Inc 定着装置及び画像形成装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017116572A (ja) * 2015-12-21 2017-06-29 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP2018180326A (ja) * 2017-04-14 2018-11-15 株式会社リコー 定着装置および画像形成装置
US10795289B2 (en) 2018-09-18 2020-10-06 Ricoh Company, Ltd. Fixing device and image forming apparatus incorporating the same

Also Published As

Publication number Publication date
CN101957581A (zh) 2011-01-26
JP5550271B2 (ja) 2014-07-16
US8358960B2 (en) 2013-01-22
US20110008084A1 (en) 2011-01-13
CN101957581B (zh) 2012-11-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4793464B2 (ja) 定着装置及びこれを用いた画像形成装置
JP5550271B2 (ja) 画像加熱装置
US20090035034A1 (en) Fixing device and image forming apparatus using the same
JP2007079067A (ja) 画像加熱装置、及び画像形成装置
JP4534682B2 (ja) 定着装置、および画像形成装置
JP2005173441A (ja) 定着装置および画像形成装置
JP7427431B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP5135994B2 (ja) 定着装置
JP2011017882A (ja) ベルト搬送装置及び加熱加圧装置
JP4534679B2 (ja) 定着装置および画像形成装置
JP2009047959A (ja) 定着装置および画像形成装置
JP4548548B2 (ja) 定着装置および画像形成装置
JP2007256439A (ja) 画像加熱装置
JP4680304B2 (ja) 定着装置およびそれを備えた画像形成装置
JP4244837B2 (ja) 画像形成装置
JP4872853B2 (ja) 定着装置および画像形成装置
JP5347320B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2006126536A (ja) 定着装置および画像形成装置
JP2005300732A (ja) 定着装置および画像形成装置
JP2004198700A (ja) オイル塗布装置、定着装置および画像形成装置
JP4729853B2 (ja) 定着装置および画像形成装置
JP5963513B2 (ja) 定着装置及びそれを備えた画像形成装置
JP2005321462A (ja) 定着装置、低摩擦シートおよび画像形成装置
JP2010145701A (ja) ベルト搬送装置
CN111123681A (zh) 定影装置、图像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130611

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130618

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130808

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140213

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140404

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140422

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140520

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5550271

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees