JP2009276368A - 定着装置、及び当該定着装置を備える画像形成装置 - Google Patents

定着装置、及び当該定着装置を備える画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】加圧ベルトの端部からの潤滑剤漏れを防止し、潤滑剤が記録用紙に付着したり、装置の内部を汚損することを防止する加圧ベルト方式の定着装置を提供すること。
【解決手段】加圧ベルトの回動方向と直交する幅方向の両端部の内面に少なくとも一対の第1ブレード部材を当接し、潤滑剤を加圧ベルトから掻き取る。そして、当該第1ブレード部材の先端から幅方向の内側に渡って第1潤滑剤ガイド部材を配設し、掻き取られた潤滑剤を幅方向の内側へ案内し、加圧ベルトの内面に戻し、潤滑剤漏れを解決する。
【選択図】図3

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、及びこれらの機能を備えた複合機等の画像形成装置に装着され、転写材上に形成された未定着トナー像を、定着部材と加圧部材とにより加圧、加熱して画像を定着する定着装置、及び当該定着装置を備えた画像形成装置に関する。
従来、複写機、プリンタ、ファクシミリ及びこれらの機能を有する複合機等の電子写真式画像形成装置には、所定の温度に維持された定着ローラに弾性層を有する加圧ローラを圧接した熱ローラ定着装置が、低速機から高速機に、又はモノクロ機からカラー機に至るまで幅広く採用されていた。
従来の熱ローラ定着装置では、定着ローラと加圧ローラで形成された定着ニップ部に未定着トナー像の形成された転写材を搬送し、加圧及び加熱の作用によりトナー像を転写材に定着している。転写材上のトナーに対し加圧及び加熱の作用を及ぼすために、熱容量の大きな定着ローラを加熱する必要があり、省電力面で不利であるという問題がある。更に、プリント時に定着ローラを暖めるのに時間を要する、すなわち、プリントを開始するまでの時間(ウオームアップタイム)が長くなるという問題もある。
近年、低熱容量の加圧ベルトを用い、ウオームアップタイムを殆ど必要としないクイックスタートと省電力を図ったベルト定着方式の定着装置や画像形成装置が提案され、用いられてきている。
上記の定着装置においては、加熱ローラに加圧ベルトを圧接部材によって圧接するように構成されているために、加圧ベルトの内面と圧接部材との間の摩擦が大きくなると、加圧ベルトの走行が妨げられ、定着不良や紙シワ等の原因となっている。
このため、従来の画像形成装置に使用されている定着装置では、加圧ベルトと圧接部材との間に生じる摩擦を低減し、加圧ベルトの円滑な走行を可能とするために、加圧ベルトの内面に潤滑剤を供給する構成がある。
しかし、この構成では、定着処理を繰り返す間に、潤滑剤が次第に加圧ベルトの端部に移動して、加圧ベルトの端部から漏れ出して、記録用紙に付着する、あるいは装置の内部を汚損するという問題が生じる。
上述の問題を解消するために、特許文献1に提案されている定着装置は、加圧ベルトの両端部を回転自在に支持するベルトガイド部材の外周面と加圧ベルトの内周面の少なくとも一方に、潤滑剤漏れ防止手段を設けたものである。
特許文献2に提案されている定着装置は、加圧ベルトの内面両端部に、潤滑剤を弾く撥液加工部を設けたものである。
特開2002−357968号公報 特開2004−191744号公報
しかしながら、特許文献1及び特許文献2で示される定着装置では、加圧ベルトの端部に移動する潤滑剤を押し戻して潤滑剤漏れを防止するものであるが、潤滑剤漏れを防止し、加圧ベルトのスムーズな走行を可能にする課題を充分に達成されてない。そこで加圧ベルトの両端領域において1対のブレードを加圧ベルトの内面に対して、又は支持ローラの表面に対して当接して潤滑剤を掻き取り潤滑剤塗布部材に戻す、あるいはベルト内面の中央側に戻す構成が考えられており、一定の効果を発揮する。
ところが、ブレード先端の端面線(加圧ベルトに当接するエッジからブレード先端の自由エッジに向かう線)が水平線に対して大きく下を向く、あるいは、ブレードの先端が下方向に向くような配置構成の場合には、十分に効果が発揮されないという問題が発生した。つまり、加圧ベルト方式の定着装置の配置構造上に大きな制約が生じた。
その原因は、ブレードの当接エッジによって掻き取られた潤滑剤がブレードの先端の端面を下方向に流下し、上記の自由エッジから滴下し、加圧ベルトの内面における幅方向のほぼ同一位置に再度供給されることにあった。すなわち、ブレードの先端によって掻き取られた潤滑剤は幅方向における同じ位置の加圧ベルトに戻されることになるために、ブレードによって掻き取られた潤滑剤を潤滑剤塗布部材に、あるいは加圧ベルト内面の中央方向に戻すという本来の機能が発揮されないような事態が生じていた。
本発明は、加圧ベルトの端部からの潤滑剤漏れを防止し、潤滑剤が記録用紙に付着したり、装置の内部を汚損することを防止することを目的とする。また、一対のブレード等の潤滑剤漏れ防止によって回収された潤滑剤を潤滑剤塗布部材に、あるいは加圧ベルトの中央方向に戻すような潤滑剤の循環形態を安定的に構築することを目的とする。更に、加圧ベルトの内面を支持する支持ローラの軸方向両端部の潤滑剤漏れを防止することを目的とする。
これらにより、記録用紙や装置内部の汚損を防止して、高画質の画像を形成する定着装置を備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の目的は、以下の解決手段により達成される。
1.用紙に形成された未定着のトナー像に接触する定着部材と、前記定着部材に対し前記用紙を圧接する加圧部材と、前記定着部材と前記加圧部材に矜持されて回動する加圧ベルトと、を有する定着装置において、
前記加圧ベルトの内面に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布部材と、前記加圧ベルトの回動方向と直交する幅方向の両端部の内面に対しカウンタ方式で当接して前記潤滑剤を掻き取る少なくとも一対の第1ブレード部材と、前記第1ブレード部材の先端から前記幅方向の内側に渡って配設し、前記第1ブレード部材により掻き取られた潤滑剤を受け前記幅方向の内側へ案内し前記加圧ベルトの内面に戻す第1潤滑剤ガイド部材と、を有することを特徴とする定着装置。
2.前記第1潤滑剤ガイド部材は、前記第1ブレード部材より内側に垂れ下がり部を設けることを特徴とする1に記載の定着装置。
3.前記第1潤滑剤ガイド部材は、前記幅方向の内側に向かって下方に傾斜することを特徴とする1、又2に記載の定着装置。
4.前記第1潤滑剤ガイド部材が、前記第1ブレード部材に設けられていることを特徴とする1乃至3の何れか1に記載の定着装置。
5.前記第1潤滑剤ガイド部材の一部が、前記第1ブレード部材の先端部に当接することを特徴とする1乃至4の何れか1に記載の定着装置。
6.前記第1潤滑剤ガイド部材が、前記第1ブレード部材の下方に位置することを特徴とする1乃至5の何れか1に記載の定着装置。
7.前記第1潤滑剤ガイド部材の外側の端部が、前記第1ブレード部材の外側の端部より中央側に位置することを特徴とする1乃至6の何れか1に記載の定着装置。
8.前記第1ブレード部材の近傍に配置され、前記加圧ベルトを回動可能に支持する支持ローラの回動方向に直交する両端部にカウンタ方式で当接して前記支持ローラに付着した前記潤滑剤を掻き取る少なくとも一対の第2ブレード部材と、前記第2ブレード部材の先端から前記幅方向の内側に渡って配設し、前記第2ブレード部材で掻き取られた潤滑剤を受け前記幅方向の内側へ案内し前記加圧ベルトの内面に戻す第2潤滑剤ガイド部材と、を有することを特徴とする1乃至7の何れか1に記載の定着装置。
9.前記第2潤滑剤ガイド部材は、前記第2ブレード部材より内側に垂れ下がり部を設けることを特徴とする8に記載の定着装置。
10.前記第2潤滑剤ガイド部材は、前記幅方向の内側に向かって下方に傾斜することを特徴とする8、又9に記載の定着装置。
11.前記第2潤滑剤ガイド部材が、前記第2ブレード部材に設けられていることを特徴とする8乃至10の何れか1に記載の定着装置。
12.前記第2潤滑剤ガイド部材の一部が、前記第2ブレード部材の先端部に当接することを特徴とする8乃至11の何れか1に記載の定着装置。
13.前記第2潤滑剤ガイド部材が、前記第2ブレード部材の下方に位置することを特徴とする8乃至12の何れか1に記載の定着装置。
14.前記第2潤滑剤ガイド部材の外側の端部が、前記第2ブレード部材の外側の端部より中央側に位置することを特徴する8乃至13の何れか1に記載の定着装置。
15.1乃至14の何れか1に記載の定着装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
本発明の定着装置及び画像形成装置は、以上説明した構成により以下の効果が得られる。
1.加圧ベルトの内面の端部の潤滑剤をブレードで掻き取ることにより、加圧ベルトの端部からの潤滑剤漏れが防止される。また、ブレードによって掻き取られた潤滑剤を潤滑剤ガイド部材で受け、当該ブレードによって掻き取られた潤滑剤が、潤滑剤ガイド部材を経由して潤滑剤塗布部材、あるいは加圧ベルトの中央方向に戻るような潤滑剤の循環形態が安定的に構築される。その結果、潤滑剤が記録用紙に付着したり、装置の内部を汚損するといった問題もなく長期間に渡って安定した潤滑剤塗布が可能になる。更に、加圧ベルト内面の押圧摺接部材の摩耗による加圧ベルトの耐久性の低下や、摩耗粉により潤滑剤の劣化が防止される。
2.記録用紙や装置内部の汚損を防止して、高画質の画像を形成する定着装置を備えた画像形成装置が提供される。
以下、本発明の実施の形態を説明する。なお、本欄の記載は請求項の技術的範囲や用語の意義を限定するものではない。
[画像形成装置]
図1は、本発明に係る画像形成装置の構成図である。
画像形成装置Aは、タンデム型カラー画像形成装置と称せられるもので、複数組の画像形成手段10Y、10M、10C、10K、転写材給紙搬送手段及び定着装置30から構成されている。
原稿台上に載置された原稿は画像読取装置SCの原稿画像走査露光装置の光学系により画像が走査露光され、ラインイメージセンサに読み込まれる。ラインイメージセンサでY色、M色、C色、K色の原稿データに光電変換され、画像処理部へ転送される。画像処理部において各色原稿データはアナログ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮処理等が為され、記憶部に一旦記憶される。原稿の印刷指令に基づき記憶部の各色の原稿データはそれぞれ光書込手段3Y、3M、3C、3Kに入力される。
イエロー(Y)色の画像を形成する画像形成手段10Yは、像担持体1Yの周囲に配置された帯電手段2Y、光書込手段3Y、現像装置4Y及びクリーニング手段5Yを有する。マゼンタ(M)色の画像を形成する画像形成手段10Mは、像担持体1M、帯電手段2M、光書込手段3M、現像装置4M及びクリーニング手段5Mを有する。シアン(C)色の画像を形成する画像形成手段10Cは、像担持体1C、帯電手段2C、光書込手段3C、現像装置4C及びクリーニング手段5Cを有する。黒(K)色の画像を形成する画像形成手段10Kは、像担持体1K、帯電手段2K、光書込手段3K、現像装置4K及びクリーニング手段5Kを有する。
帯電手段2Yと光書込手段3Y、帯電手段2Mと光書込手段3M、帯電手段2Cと光書込手段3C及び帯電手段2Kと光書込手段3Kとは、潜像形成手段を構成する。
4Y、4M、4C、4Kは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及び黒(K)の小粒径トナーとキャリアからなる二成分現像剤を収容する現像装置である。
中間転写体6は、複数のローラにより巻回され、回動可能に支持されている。
画像形成手段10Y、10M、10C、10Kより形成された各色の画像は、回動する中間転写体6上に一次転写手段7Y、7M、7C、7Kにより逐次転写されて、合成されたカラー画像が形成される。
給紙カセット20内に収容された記録用紙Sは、給紙手段(第1給紙部)21により給紙され、レジストローラ(第2給紙部)22を経て、二次転写手段7Aに搬送され、記録用紙S上にカラー画像が転写される。カラー画像が転写された記録用紙Sは、定着装置30において記録用紙Sが挟持され、熱と圧力とを加えることにより記録用紙S上のトナー像が定着され、装置外に排出される。
一方、二次転写手段7Aにより記録用紙Sにカラー画像を転写した後、記録用紙Sを分離した中間転写体6は、クリーニング手段8により残留トナーが除去される。
画像形成装置Aの本体上部に設置された操作表示部11は、転写材選択設定手段を有し、普通紙、塗工紙等の各種の記録用紙Sを設定する。また、記録用紙Sの厚さ(坪量)、記録用紙Sのサイズ、枚数等を設定する。
また、画像形成装置Aの本体上部近傍には、画像形成処理を実行させる主電源12をオン、オフさせる主電源スイッチと、省電力モードを実行させる副電源13をオン、オフさせる副電源スイッチとが配置されている。画像形成装置Aの本体内には、定着装置30を制御する制御手段14、及び主電源12、副電源13のオン、オフ状態を記憶する記憶手段15が配置されている。
なお、画像形成装置Aの説明においては、カラー画像形成にて説明したが、モノクロ画像を形成する場合も本発明に含まれるものである。
[定着装置]
図2は、本発明に係る定着装置30の断面図である。
本発明に係る定着装置30は、通紙路上方の加熱手段300と通紙路下方の加圧手段400を有する。加熱手段300は、加熱ローラ(定着部材)31等を有する。加圧手段400は加圧ベルト41等を有する。
加熱ローラ31と加圧ベルト41との間に形成される定着ニップ部を通して、加熱と加圧とにより記録用紙S上の単色トナー像、或いは多色トナー像を定着する。
加熱ローラ31の内部には2個の加熱源32が配置され、加熱ローラ31の外周面には2個の外部加熱源33が配置されている。加熱ローラ31の外周面には、クリーニング手段35、分離爪36、及び図示しない温度センサ等が配置されている。クリーニング手段35は、ウエブ元巻部351、ウエブ巻取部352、ウエブ押圧ローラ353、クリーニングローラ354、クリーニングウエブ355等から構成されている。
分離爪51は、分離ローラ423を巻回する加圧ベルト41の外周面に当接して、加圧ベルト41から記録用紙Sの先端部を分離する。
押圧手段52は、加圧ベルト41等を有する加圧手段400を昇降自在に保持して、加圧ベルト41を加熱ローラ31に圧接する。
次に、加圧手段400について詳細に説明する。図3は加圧手段400の拡大断面図であり、図3に基づき説明を進める。
加圧ベルト41は、記録用紙Sの導入部に近い支持ローラ(以下、入口ローラと称す)421、記録用紙Sの出口部に近い分離ローラ423、テンションローラ422の各外周を巻回して張設し、加熱ローラ31の外周面に当接する。
押圧摺接部材(パッド)43は、入口ローラ421と分離ローラ423との間に張架された加圧ベルト41の内面側を押圧して、加熱ローラ31の外周面に圧接させる。加圧ベルト41の内面端部の表層はフッ素樹脂層で被覆されている。表層をフッ素樹脂層で被覆することで、潤滑剤に対する濡れ性が下がり、油膜が出来にくくなることで、後述の潤滑剤の掻き取り部での潤滑剤のすり抜けが無くなり、潤滑剤の漏出が防止される。
加圧ベルト41の内面側で、押圧摺接部材43と入口ローラ422との間には、潤滑剤塗布部材44、第1ブレード部材45が配置されていて、これらの部材は一体化されたユニットに形成されている。これらの部材を一体化することで、潤滑剤回収の経路をコンパクトにすることができる。また、ユニット交換のメンテナンスも同時に行うことができる。
潤滑剤塗布部材44は、一枚のアラミド繊維等の不織布を折り曲げて端部を接合し、下部が袋状に形成されている。
潤滑剤塗布部材44の下部の袋状部の内部は、フェルトまたはシリコーンゴムの発泡剤等の発泡材442が挿入され、潤滑剤供給部を構成している。潤滑剤塗布部材44と発泡材442(潤滑剤供給部)には、予め十分な量の潤滑剤が含浸される。袋状部は潤滑剤が外部に漏れないような構造になっている。
潤滑剤塗布部材44の中間部にはステンレス薄板441を有し、ステンレス薄板441の弾性力により潤滑剤塗布部材44の折曲部の先端が加圧ベルト41の内面に当接され、適量の潤滑剤が加圧ベルトの内面に安定的に塗布される。
支持部材50Aは、支持部材50Bのビス止めにより、潤滑剤塗布部材44を保持する。
第1ブレード部材45は、支持部材50Aの上部に取り付けられる。第1ブレード部材45はステンレス板(例えば、SUS301、厚み0.05mm、長さ12mm、幅15mm)にフッ素エラストーマ(硬度Hs70、厚み2mm、幅15mm、長さ5mm)製のブレードが接着されている。第1ブレード部材45の先端部は、潤滑剤塗布部材44の先端部より加圧ベルト41の回動方向上流側において潤滑剤塗布部材44の摺擦領域の外に位置し、加圧ベルト41の内面側の両端部近傍に圧接する。第1ブレード部材45の先端部は、加圧ベルト41の内面側をカウンタ形式で圧接して、加圧ベルト41の内面側に付着した潤滑剤を掻き取る。例えば、加圧ベルトに対する当接角度は25°であり、押圧力は15g重である。
第1ブレード部材45の先端により加圧ベルト41から掻き取られた潤滑剤は、先端の端面を重力に従って流下する。この流下する潤滑剤を受けるように、第1ブレード部材45の下方に、第1潤滑剤ガイド部材47が配置される。第1潤滑剤ガイド部材47は、第1ブレード部材45の下側の面(加圧ベルト41に対向する面と反対側の面)に第1潤滑剤ガイド部材47が当接するように、第1ブレード部材45に取り付けられている。そして、第1潤滑剤ガイド部材47は、第1ブレード部材と一体化される。
第1潤滑剤ガイド部材47はアラミド繊維の不織布等の繊維、またはシリコンスポンジ等の多孔質部材からなる。上記の材料は、シリコンオイル等の潤滑剤がよく濡れる材料であるために、潤滑剤は、第1潤滑剤ガイド部材47の全体に渡って均等に含有する。そのために、定着装置30のメンテナンス、あるいは交換等の操作にも拘わらず、零れたり、漏れたりすることがない。
支持部材50Aは、支持部材50Bのビス止めにより、潤滑剤塗布部材44を保持する。前述のように支持部材50Aの上部の曲げ部には第1ブレード部材45がビス止めされているために、潤滑剤塗布部材44と第1ブレード部材45と第1潤滑剤ガイド部材47は一体化したユニット構成であり、ユニット交換で同時メンテナンスが実現できる。
次に、第1潤滑剤ガイド部材47の空間的な位置関係について説明する。
第1潤滑剤ガイド部材47は、例えばPPS(ポリフェニレンサルファイド)、PAI(ポリアミドイミド)、PI(ポリイミド)、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)、液晶ポリマー等の高耐熱性樹脂(成形品、シート加工品)からなる支持部材471によって下方から支持されている。そして、支持部材471は、第1潤滑剤ガイド部材47を保持するように、第1ブレード部材にビス止め等により取り付けられている。従って、支持部材471の形状によって、第1潤滑剤ガイド部材47の空間的な位置関係が規定されている。
図4は、図3の矢印aの方向から見た場合の第1ブレード部材45と第1潤滑剤ガイド部材47の関係を示す模式図である。
支持部材471は、第1ブレード部材45の位置から幅方向の中央側にL1(例えば、30mm)伸びている。その上面に第1潤滑剤ガイド部材47を支持する。第1潤滑剤ガイド部材47の中央側に、支持部材471の中央側の端部より更に伸びており、下方向に垂れ下がり、垂れ下がり部47Cを空間的に形成する。
図6は、図3の矢印cの方向から見た場合の第1ブレード部材45と第1潤滑剤ガイド部材47の関係を示す模式図である。
支持部材471は、中央側(内側)への展開に伴って、下方に傾斜するような形状をなす。従って、第1潤滑剤ガイド部材47は、支持部材471に支持され、支持部材471の中央側端部で下方に垂れ下がり、垂れ下がる部47Cを形成している。
更に、支持部材471は、図3及び図4に示すように、第1ブレード部材45の先端より加圧ベルトの移動方向の上流側に張り出ている。従って、第1潤滑剤ガイド部材47は、支持部材471の支持によって、第1ブレード部材45の先端の上流部にも安定して配置される。そして、潤滑剤受部47Aが、第1潤滑剤ガイド部材47における第1ブレード部材45の上流部に配置する。
上記のような第1潤滑剤ガイド部材47の空間配置により、加圧ベルト41から掻き取られた潤滑剤は、第1ブレード部材45の先端の端面を流下し第1潤滑剤ガイド部材47の潤滑剤受部47Aに受容される。
そして、潤滑剤は、不織布製の第1潤滑剤ガイド部材47内に含浸し、幅方向の中央側に展開し、垂れ下がり部47Cに移動する。
掻き取られた潤滑剤は、上記の経路を経て、第1ブレード部材45の内側端部よりL1(例えば、30mm)内側の加圧ベルト内面に戻される。
図6に示すように第1潤滑剤ガイド部材47を内側に沿って下方に傾斜配置させることにより、潤滑剤には濡れ作用に加えて重力の作用が加味される。従って、よりスムーズに中央側に移動できるようになる。
垂れ下がり部47Cでは、重力の作用が相まって、多量の潤滑剤が溜まり、液滴状に降下する。そして、テンションローラを経由して加圧ベルトの内面に至る。
テンションローラを媒介としてベルト内面に案内されることが、好ましくない構成の場合には、図示しない固定部材を、テンションローラを覆うような配置してもよい。
前述の構成により、潤滑剤塗布部材44により加圧ベルト41の内面に塗布された後に転々として加圧ベルト41の両端部まで移動した一部の潤滑剤は、第1ブレード部材45により加圧ベルト41の内面から確実に掻き取られる。しかる後、掻き取られた潤滑剤は、第1潤滑剤ガイド部材47によって、第1ブレード部材45の内側端部よりL1(mm)中央位置の加圧ベルト内面に確実に再供給される。上記の第1ブレード部材45と第1潤滑剤ガイド部材47の協働により、潤滑剤の漏れ及び記録用紙付着を防止できる。
また、分離ローラ423の軸端部423Aにも加圧ベルト41の内面に付着した潤滑剤の一部が転々として移動してくる。これを放置すると定着装置の各部を汚染することになるために、掻き取り加圧ベルトの内面の中央側に安定的に戻すことが必要になる。図3の場合には、軸端部423Aに第2ブレード部材46を下側からカウンタ形式で当接するような構成が限られる。第2ブレード部材46で掻き取られた潤滑剤は、第2ブレード部材46の先端端面を中央側に移動することなく重力に従い端面を降下する。この潤滑剤を確実に受け中央側に移動した後に加圧ベルト41の内面に戻すために、上記第2ブレード部材46の下側に上述の第1潤滑剤ガイド部材47と同様な構成を有する第2潤滑剤ガイド部材48を取り付ける。
図5は、図3の矢印bの方向から見た場合の第2ブレード部材46と第2潤滑剤ガイド部材48の関係を示す模式図である。
分離ローラ423は図5の分離ローラ423に示される矢印の方向は移動している。第2ブレード部材46は、図5で破線で示すように、第2潤滑剤ガイド部材48と分離ローラ423の間にある。
第2潤滑剤ガイド部材48は、受部48Aがブレード先端部より突き出ており、第2ブレード部材46の先端端面を流下した潤滑剤を確実に受けている。
第2潤滑剤ガイド部材48は、例えばPPS(ポリフェニレンサルファイド)、PAI(ポリアミドイミド)、PI(ポリイミド)、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)、液晶ポリマー等の高耐熱性樹脂(成形品、シート加工品)からなる支持部材481によって下方から支持され、空間的な位置を規定する。つまり、支持部材481は、第2潤滑剤ガイド部材48を保持するように、第2ブレード部材46にビス止め等により取り付けられている。
支持部材481は、第2ブレード部材46の位置から幅方向の中央側にL2(mm)伸び、その上面で第2潤滑剤ガイド部材48を支持する。第2潤滑剤ガイド部材48は、支持部材481の中央側の端部より更に伸び、下方向に垂れ下がる。空間的には垂れ下がり部48Cを形成する。
支持部材481は図6の支持部材471と同様の形状を有しており、第2ブレード部材の位置から中央側(内側)への進行に伴い下方に変位する下方傾斜の形状を成している。
なお、第2潤滑剤ガイド部材48と一体化した第2ブレード部材46は押圧摺接部材(パッド)43の支持部材にビス止めにより支持される。
前述の構成により、潤滑剤塗布部材44により加圧ベルト41の内面に塗布された後に転々として分離ローラ423の軸端部423Aに移動した一部の潤滑剤は、第2ブレード部材46により軸端部423Aから掻き取られる。しかる後、掻き取られた潤滑剤は、第2潤滑剤ガイド部材48によって、第2ブレード部材46の内側端部よりL2(mm)中央側位置の加圧ベルト内面に確実に再供給される。上記の第2ブレード部材46と第2潤滑剤ガイド部材48の協働により、潤滑剤の漏れ及び記録用紙付着を防止できる。
図4において、第1ブレード部材45及び第1潤滑剤ガイド部材47、潤滑剤塗布部材44について、加圧ベルト41の移動方向と直交する幅方向の位置関係を説明する。
加圧ベルト41に当接する一対の第1ブレード部材45の内側間隔はB1iであり、外側間隔はB1oである。押圧摺接部材43によって加圧ベルト41が加熱ローラ31(図2)に圧接される圧接幅はPである。潤滑剤塗布部材44が潤滑剤を加圧ベルト41の内面に塗布する塗布幅はLである。第1潤滑剤ガイド部材の垂れ下がり部47Cと第1ブレード部材45の内側端部との間隔はL1である。第1ブレード部材45及び第1潤滑剤ガイド部材47の外側端部の間隔はB1oである。
図7は、第1ブレード部材45の先端部を加圧ベルト41の回動方向に直交する幅方向に対して傾斜された場合の実施形態に関する模式図であり、図3の矢印aから加圧ベルト41を透視している。矢印vは加圧ベルト41の移動する方向を示す。
第1ブレード部材45の先端部の形状は、加圧ベルト41の回動方向に直交する方向に対して、その内側部が外側部より短い傾斜角θを有する傾斜面を形成している。
傾斜角θが4°以上の傾斜面に設定することにより、潤滑剤を中央にかき寄せる効果が生じ、潤滑剤の漏出を防止することが可能である。但し、第1ブレード部材の先端面が鉛直線に近づくにつれて、掻き取られた潤滑剤は先端面を直ちに流下するために、角度θの傾斜効果は低減する。従って、第1ブレード部材45のみで加圧ベルト41の内側に戻す方式は、第1ブレード部材45の取り付け位置に自由度ない方式であると云うことができる。
傾斜角θは、4°以上30°未満に設定される。第1ブレード部材45の外側部の最先端が加圧ベルト41の幅方向の両端部近傍の内面に摺接する。傾斜角θが30°以上の傾斜面では、潤滑剤を中央にかき寄せる効果は必要以上であるが、ブレード当接幅が大きくなるために潤滑剤漏出防止効果が低下する。
上述の先端面を傾斜させた第1ブレード部材に対して、図3に示すように第1潤滑剤ガイド部材47を下方から取り付ける構成は有効である。
第1ブレード部材45によって加圧ベルト41の内面から掻き取られた潤滑剤は、角度θ傾斜した第1ブレード部材の先端面に沿って内側にかき寄せられる作用を受けつつ、先端面を流下し第1潤滑剤ガイド部材の受け部47Aに至る。しかる後に、潤滑剤は、ぬれと重力の両作用により第1潤滑剤ガイド部材47内を経由し第1潤滑剤ガイド部材の垂れ下がり部47Cへ至り、液滴となって降下する。従って、掻き取られた潤滑剤を確実に第1ブレード部材の内側よりL1(mm)中央側の加圧ベルト内面に再供給できる。
図5において、第2ブレード部材46及び第2潤滑剤ガイド部材48、分離ローラ423について、加圧ベルト41の移動方向と直交する幅方向の位置関係を説明する。
加圧ベルト41は、分離ローラ423とテンションローラ422とで支持される。
加圧ベルト41は、分離ローラ423の外径Dで支持され、加圧ベルト41の外径Dの幅は、Rである。分離ローラ423の支持部は外径Dより小径である。
第2ブレード部材46は分離ローラ423の支持部に当接する。そして第2ブレード部材46の内側間隔はB2iであり、その外側端部の間隔はB2oである。第2潤滑剤ガイド部材の垂れ下がり部48Cと第2ブレード部材46の内側端部との間隔はL2である。
上記のL1及びL2は、ある程度までは大きい程好ましいが、10mm程度以上であれば最良である。L1及びL2は第2潤滑剤ガイド部材の垂れ下がり部48Cが潤滑剤塗布部材44の外側端部より内側になるような距離であることが好ましい。このような位置関係にすることにより、加圧ベルト41の内面に再供給することが、潤滑剤塗布部材44、あるいは潤滑剤供給部442へ戻すことと実質的に等価にできる。
第1潤滑剤ガイド部材の受部47Aの先端部が加圧ベルト41に接触する場合には、第1ブレード部材45によって加圧ベルト41の内面から掻き取られた潤滑剤が第1潤滑剤ガイド部材の受部47Aを経由して先端部に至り、第1ブレード部材45の上流位置を移動する加圧ベルト41の内面に再度供給される。その結果、中央側に潤滑剤を戻す機能(本発明の目的)が著しく低下すると共に、第1ブレード部材45より外側に漏れ出することになる。従って、図3に示すように、第1潤滑剤ガイド部材の受部47Aの先端部が加圧ベルトの内面に接触しない程度の長さだけ第1ブレード部材45の先端から突き出すことが好ましい。
又、第1ブレード部材45の配置により第1潤滑剤ガイド部材の受部47Aの先端部が加圧ベルト41に接触する場合でも、第1潤滑剤ガイド部材の受部47Aの最外側端部が第1ブレード部材45の外側端部より1mmから3mm程度の間隔を設けると、第1ブレード部材より外側に漏れ出さないことが確認されている。接触する、あるいは接触が懸念される場合には上記のような間隔を設定することが好ましい。
上述の関係は、第2ブレード部材46と第2潤滑剤ガイド部材48の受部48Aについても同様である。
第1潤滑剤ガイド部材47及び第2潤滑剤ガイド部材を配設することによって、第1ブレード部材45及び第2ブレード部材46により掻き取られて潤滑剤が外側に漏れ出したり加圧ベルト41の端部から外周面側に回り込んで記録用紙Sに付着したり装置の内部を汚損する潤滑剤汚染問題が防止できた。
図8は、第1ブレード部材45及び第1潤滑剤ガイド部材47を入口ローラ421とテンションローラ422の間に設けた場合の実施形態である。図3に示す入口ローラ421とテンションローラ422の軸間距離Dが大きいようなレイアウトに適用できる。このような構成では、掻き取られた潤滑剤を受けられるように第1潤滑剤ガイド部材の受部47Cが第1ブレード部材45の先端部の下方に位置するように形状(構成)になっている。
このように、本発明の第1ブレード部材と第1潤滑剤ガイド部材の構成は、加圧ベルトの内面の如何なる配置に適用でき、潤滑剤漏れ及び潤滑剤汚染を防止できた技術である。
上記に示す実施構成では、第1ブレード部材及び第2ブレード部材によって掻き取った潤滑剤は、第1潤滑剤ガイド部材の垂れ下がり部47C及び第2潤滑剤ガイド部材の垂れ下がり部48Cから加圧ベルト41の内面に戻される構成である。但し、本発明は、この構成に限定されるものではなく、別のガイド機構等を経由して、転々として加圧ベルトの内面の中央側に供給するような構成も含むものである。例えば、潤滑剤塗布部材44の潤滑剤供給部442へ戻すような構成も本発明に含まれるものである。
本発明に係わる上記の説明では、第1潤滑剤ガイド部材47を第1ブレード部材45に、あるいは第2潤滑剤ガイド部材48を第2ブレード部材46に一体化しているが、これに限定するものでなく、別体化してもよい。
本発明に係わる上記の説明では、第1潤滑剤ガイド部材47及び第2潤滑剤ガイド部材48は、空間的に位置を規定するために、支持部材471、支持部材481で支持されているが、これに限定されるものでない。例えば、第1及び第2潤滑剤ガイド部材をブレード部材に直接一部を接着させる。あるいは、支持部材を用いずに、第1及び第2潤滑剤ガイド部材を熱成型処理等により空間的な位置の定まる形状にしてもよい。
本発明に係わる画像形成装置の構成図。 本発明に係わる定着装置の断面図。 本発明に係わる定着装置の加圧手段400の拡大断面図。 本発明に係わる潤滑剤漏れ防止技術における、第1ブレード部材と第1潤滑剤ガイド部材の関係を示す模式図(a方向矢視図)。 本発明に係わる潤滑剤漏れ防止技術における、第2ブレード部材と第2潤滑剤ガイド部材の関係を示す模式図(b方向矢視図)。 第1ブレード部材と第1潤滑剤ガイド部材の関係を示す模式図(c方向矢視図)。 本発明に係わる他の第1ブレード部材に対する第1潤滑剤ガイド部材の関係を示す模式図(a方向矢視図)。 本発明に係わる潤滑剤漏れ防止技術の他の実施構成を示す断面図。
符号の説明
30 定着装置
300 加熱手段
31 加熱ローラ(定着部材)
400 加圧手段
41 加圧ベルト(加圧部材)
423 支持ローラ(分離ローラ)
423A 軸端部
43 押圧摺接部材(パッド)
44 潤滑剤塗布部材
45 第1ブレード部材
46 第2ブレード部材
47 第1潤滑剤ガイド部材
48 第2潤滑剤ガイド部材

Claims (15)

  1. 用紙に形成された未定着のトナー像に接触する定着部材と、
    前記定着部材に対し前記用紙を圧接する加圧部材と、
    前記定着部材と前記加圧部材に矜持されて回動する加圧ベルトと、
    を有する定着装置において、
    前記加圧ベルトの内面に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布部材と、
    前記加圧ベルトの回動方向と直交する幅方向の両端部の内面に対しカウンタ方式で当接して前記潤滑剤を掻き取る少なくとも一対の第1ブレード部材と、
    前記第1ブレード部材の先端から前記幅方向の内側に渡って配設し、前記第1ブレード部材により掻き取られた潤滑剤を受け前記幅方向の内側へ案内し前記加圧ベルトの内面に戻す第1潤滑剤ガイド部材と、を有することを特徴とする定着装置。
  2. 前記第1潤滑剤ガイド部材は、前記第1ブレード部材より内側に垂れ下がり部を設けることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記第1潤滑剤ガイド部材は、前記幅方向の内側に向かって下方に傾斜することを特徴とする請求項1、又2に記載の定着装置。
  4. 前記第1潤滑剤ガイド部材が、前記第1ブレード部材に設けられていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の定着装置。
  5. 前記第1潤滑剤ガイド部材の一部が、前記第1ブレード部材の先端部に当接することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の定着装置。
  6. 前記第1潤滑剤ガイド部材が、前記第1ブレード部材の下方に位置することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の定着装置。
  7. 前記第1潤滑剤ガイド部材の外側の端部が、前記第1ブレード部材の外側の端部より中央側に位置することを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の定着装置。
  8. 前記第1ブレード部材の近傍に配置され、前記加圧ベルトを回動可能に支持する支持ローラの回動方向に直交する両端部にカウンタ方式で当接して前記支持ローラに付着した前記潤滑剤を掻き取る少なくとも一対の第2ブレード部材と、前記第2ブレード部材の先端から前記幅方向の内側に渡って配設し、前記第2ブレード部材で掻き取られた潤滑剤を受け前記幅方向の内側へ案内し前記加圧ベルトの内面に戻す第2潤滑剤ガイド部材と、を有することを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の定着装置。
  9. 前記第2潤滑剤ガイド部材は、前記第2ブレード部材より内側に垂れ下がり部を設けることを特徴とする請求項8に記載の定着装置。
  10. 前記第2潤滑剤ガイド部材は、前記幅方向の内側に向かって下方に傾斜することを特徴とする請求項8、又9に記載の定着装置。
  11. 前記第2潤滑剤ガイド部材が、前記第2ブレード部材に設けられていることを特徴とする請求項8乃至10の何れか1項に記載の定着装置。
  12. 前記第2潤滑剤ガイド部材の一部が、前記第2ブレード部材の先端部に当接することを特徴とする請求項8乃至11の何れか1項に記載の定着装置。
  13. 前記第2潤滑剤ガイド部材が、前記第2ブレード部材の下方に位置することを特徴とする請求項8乃至12の何れか1項に記載の定着装置。
  14. 前記第2潤滑剤ガイド部材の外側の端部が、前記第2ブレード部材の外側の端部より中央側に位置することを特徴とする請求項8乃至13の何れか1項に記載の定着装置。
  15. 請求項1乃至14の何れか1項に記載の定着装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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