JP2003270994A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

定着装置及び画像形成装置

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JP2003270994A
JP2003270994A JP2002070169A JP2002070169A JP2003270994A JP 2003270994 A JP2003270994 A JP 2003270994A JP 2002070169 A JP2002070169 A JP 2002070169A JP 2002070169 A JP2002070169 A JP 2002070169A JP 2003270994 A JP2003270994 A JP 2003270994A
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Japan
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oil
fixing device
roller
rotating body
release agent
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JP2002070169A
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English (en)
Inventor
Yoshikazu Yamazoe
佳和 山添
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】余剰の離型剤の処理を、装置の大型化、コスト
上昇を抑制しつつ行うとともに、オイルのスジやムラを
防止する定着装置及びこの定着装置を有する画像形成装
置の提供。 【解決手段】回転体12Cと、回転体12Cに当接する
回転体12Bと、回転体12Cに離型剤を塗布する離型
剤塗布手段20と、回転体12Bの端部から離型剤を回
収する回収部材44と、回収部材44によって回収した
離型剤を貯容する貯容部材45とを有し、回転体12C
の軸方向の長さL1よりも、回転体12Bの軸方向の長
さL2の方が長い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、定着ベルト、加熱
ローラ等の回転体と、この回転体の周面に当接する加圧
ローラ、加圧ベルト等の回転体と、これらの回転体の少
なくとも一方に離型剤を塗布する離型剤塗布手段とを有
する定着装置及びこの定着装置を有する画像形成装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル複写機等の複写機、普通紙ファ
クシミリ等のファクシミリ、レーザビームプリンタ等の
プリンタ等の画像形成装置は一般に、電子写真方式等の
作像プロセス機構により、シート状の記録媒体である用
紙上に未定着トナー像を転写方式または直接方式で形成
担持させるようになっている。
【0003】この未定着トナー像のトナーは簡単に剥が
れ落ちるので、トナーに熱あるいは圧力あるいは熱と圧
力の両方を加えることによりトナーを融解させ変形させ
た後、冷却凝固させて、用紙表面に永久的に固着させる
ことが必要となる。この工程は定着プロセスと呼ばれ、
かかる画像形成装置に備えられた定着装置によって行わ
れる。
【0004】定着装置としては、加熱手段としてのヒー
タにより加熱される加熱ローラともいわれる定着ローラ
と、この定着ローラに当接し定着ローラとの当接領域で
あるニップ部において定着ローラと同方向に回転する加
圧ローラ、加圧ベルト等を構成要素とし、かかるニップ
部に、両ローラの回転により、トナーを定着される用紙
を搬送して通過させ、加熱及び加圧してトナー像を定着
する熱ローラ対タイプの定着装置が知られている。
【0005】また定着装置としては、加熱手段としての
ヒータにより加熱され、トナーを定着されるシート状の
記録媒体を搬送するための回転する無端の定着ベルト、
定着ベルトを巻き掛けられた加熱ローラ及び定着ロー
ラ、定着ベルトを介して定着ローラに対向して配置され
る加圧部材としての加圧ローラ、加圧ベルト等を構成要
素とし、定着ベルトと加圧ローラとによって形成される
当接領域であるニップ部に、これらの回転により、トナ
ーを定着される用紙を搬送して通過させ、加熱加圧して
トナー像を定着するタイプのいわゆるベルト定着装置が
知られている。
【0006】ところで、定着の際に、定着ローラ、定着
ベルト等の主にヒータにより加熱を受ける回転体や、こ
の回転体に当接した加圧ローラ、加圧ベルト等の回転体
に、用紙やトナーが付着することを防止するため、かか
る定着装置一般に、これら回転体にシリコンオイル等の
離型剤を塗布する離型剤塗布手段が配設されている。
【0007】図8にかかる離型剤塗布手段を有する定着
装置を示す。この定着装置112はベルト定着装置であ
って、定着ローラ112Aと、定着ローラ112Aに当
接する加圧ローラ112Bと、無端の定着ベルトである
加熱ベルト112Cと、定着ローラ112Aとの間で加
熱ベルト112Cを展張した、加熱ベルト112Cを加
熱するための加熱ローラ112Dとを有している。
【0008】定着装置112はまた、加熱ベルト112
Cと加圧ローラ112Bとの当接領域であるニップ部1
16に用紙を導くためのガイド部材113と、加熱ベル
ト112Cの回転方向におけるニップ部116の下流側
で加熱ベルト112Cをクリーニングするクリーニング
ローラ114と、加熱ベルト112Cの回転方向におけ
るクリーニングローラ114の下流側で加熱ベルト11
2Cにシリコンオイル等の離型剤を塗布する離型剤塗布
手段115とを有している。
【0009】離型剤塗布手段115は、加熱ベルト11
2Cに当接し加熱ベルト112Cに離型剤を塗布する塗
布ローラ115Aと、塗布ローラに離型剤を供給する供
給ローラ115Bと、供給ローラ115Bに離型剤を塗
布する離型剤塗布パッドとしてのオイル塗布パッド11
5Cと、オイル塗布パッド115Cによって吸い上げら
れる離型剤を蓄えた離型剤のタンクであるオイルタンク
115Dとを有している。
【0010】かかる離型剤塗布手段115のような離型
剤塗布手段を有する定着装置112においては、定着画
像にオイルスジやオイルのムラが生じることを防止する
ため、加熱ベルト112Cに当接するブレード117を
配設している。このようにブレード117を配設した構
成においては、ブレード117により掻き取った離型剤
の落下防止や貯容等を行うといった処理が必要となる。
【0011】よって、図8において符号118で示す、
ブレード117により掻き取った離型剤を受ける受け部
材としての回収オイル受け部や、その他、かかる回収オ
イル受け部118に溜まったオイルを貯容する図示しな
いタンク等の保持部材を要する。また、保持部材の容量
が小さい場合など、保持部材に溜まった離型剤を循環さ
せて再利用する場合には、保持部材から離型剤を汲み上
げる汲み上げ部材や、汲み上げ部材により汲み上げた離
型剤を適所に循環させるためのフェルト等の供給部材を
要することとなる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかるブレー
ド117により離型剤を掻き取る構成においては、ブレ
ード117を加熱ベルト112Cのほぼ全幅にわたって
配設する必要があるためブレード117自体の大きさが
大きくなるとともに、ブレード117によって掻き取っ
た離型剤を受けるために回収オイル受け部118の大き
さも大きくなってしまう。また、掻き取った離型剤を循
環させるには上述した部材が必要となり、ブレード11
7、回収オイル受け部118も含め、その設置のための
大きな空間を必要とし、装置の大型化やコスト上昇を招
いてしまうという問題がある。
【0013】本発明の目的は、余剰の離型剤の処理を、
装置の大型化、コスト上昇を抑制しつつ行うとともに、
オイルのスジやムラを防止する定着装置及びこの定着装
置を有する画像形成装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
第1の回転体と、第1の回転体に当接する第2の回転体
と、第1の回転体に離型剤を塗布する離型剤塗布手段と
を有し、第1の回転体の軸方向の長さよりも、第2の回
転体の軸方向の長さの方が長く、第1の回転体と第2の
回転体との当接領域にトナー像を担持した記録媒体を通
してトナー像を記録媒体に定着する定着装置であって、
第2の回転体の端部から離型剤を回収する回収部材と、
上記回収部材によって回収した離型剤を貯容する貯容部
材とを有することを特徴とする。
【0015】請求項2記載の発明は、請求項1記載の定
着装置において、上記回収部材がフェルトを有すること
を特徴とする。
【0016】請求項3記載の発明は、請求項2記載の定
着装置において、上記フェルトの少なくとも一部を第2
の回転体の端部の下方に配設したことを特徴とする。
【0017】請求項4記載の発明は、請求項1ないし3
の何れか1つに記載の定着装置において、第1の回転体
に当接し第1の回転体上の離型剤を均すための均しロー
ラを有することを特徴とする。
【0018】請求項5記載の発明は、請求項1ないし4
の何れか1つに記載の定着装置において、上記貯容部材
は、当該定着装置の寿命までに回収する離型剤の量以上
の容量を有することを特徴とする。
【0019】請求項6記載の発明は、請求項1ないし5
の何れか1つに記載の定着装置を有する画像形成装置に
ある。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は、本発明を適用した実施の
形態に係る定着装置及びこれを有する画像形成装置の模
式図であり、同図に示す画像形成装置は、複写機の構成
を示している。画像形成装置としては、複写機に限ら
ず、プリンタやファクシミリ装置であってもよい。画像
形成装置1は単色画像を形成するものであるが、カラー
画像を形成することが可能なものであっても良い。
【0021】画像形成装置1は、筐体1Aの外部にシー
ト状の記録媒体としての記録シートである用紙を排出す
るのでなく、筐体1A内で排紙が可能な胴内排紙型の画
像形成装置である。画像形成装置1は、筐体1Aの高さ
方向で略中央部に排紙部たる排紙トレイ2が備えられ、
その排紙トレイ2を境にして上部に原稿読み取り部3
が、下部に後述する画像形成部4が設けられている。
【0022】画像形成部4は、本実施例の場合、ドラム
状の潜像担持体に相当する像担持体としての感光体ドラ
ム5を備えており、感光体ドラム5は、図示しない駆動
源によって図中、反時計方向に回転する。感光体ドラム
5の周囲には、回転方向に沿って電子写真複写プロセス
を実行するための帯電装置6、書き込み装置7、現像装
置8、転写装置9およびクリーニング装置10がそれぞ
れ配置されている。
【0023】感光体ドラム5の下方には、用紙を積載す
るとともに積載した用紙を画像形成部4に供給する給紙
装置11が配設されており、また二点鎖線の矢印で示す
用紙の給送方向において転写装置9の下流側で排紙トレ
イ2の上流側には、定着装置12および排紙手段として
の排紙装置13がそれぞれ配置されている。
【0024】原稿読み取り部3には、原稿載置台上に載
置された原稿を走査するための光源3Aおよび光路変換
用反射鏡3Bが装備され、原稿からの反射光が読み取り
光学系3Cを介してCCDなどの光学素子3Dに入射さ
れ、光学素子3Dによって原稿の画像情報として制御部
14に出力される。
【0025】書き込み装置7は、図示を省略するが、制
御部14に入力された原稿の画像情報等に応じて照射を
行う半導体レーザと、結像光学系をなす反射鏡および結
像レンズとを介してポリゴンミラー7Aからの走査光を
感光体ドラム5上に照射して静電潜像を形成するように
なっている。
【0026】給紙装置11は、周知構造の給紙トレイ繰
り出しローラおよびレジストローラを備えたものであ
る。給紙装置としては、図中二点鎖線で示すように画像
形成装置1の壁部の一部に開閉可能な今ひとつの給紙ト
レイが設けられ、何れかにより画像形成部4に対する給
紙が行われるようになっている。
【0027】半導体レーザは、制御部14からの画像信
号に基づいて発光制御されるようになっており、制御部
14では、原稿読み取り部3からの画像情報だけでな
く、プリンタとして用いられる場合の印字信号およびフ
ァクシミリ装置として用いられる場合の送信信号に応じ
た画像信号によって半導体レーザの駆動制御を行う。こ
こに、制御部14によって、画像形成装置1が複写機だ
けでなくプリンタおよびファクシミリ装置としての機能
を持つデジタル複合機としての性格を持たされている。
【0028】図2に示すように、定着装置12は、用紙
Pを挟持搬送可能なように互いに対向して当接すること
により連動回転が可能な定着ローラ12Aと、定着ロー
ラ12Aに対向して配設された第2の回転体としての加
圧ローラ12Bと、加圧ローラ12Bと当接し回転する
無端の定着ベルトである第1の回転体としての加熱ベル
ト12Cと、定着ローラ12Aとの間で加熱ベルト12
Cを展張した、加熱ベルト12Cを加熱するための加熱
ローラ12Dとを有している。
【0029】定着装置12はまた、加熱ベルト12Cに
離型剤を塗布する離型剤塗布手段としての塗布装置20
を有している。塗布装置20は、オイル供給ローラとし
ての均しローラ21と、均しローラ21に対向当接する
とともに、加熱ベルト12Cに対向当接されたオイル塗
布ローラとしての塗布ローラ22とを有している。
【0030】定着装置12はまた、加熱ベルト12Cの
回転方向における塗布ローラ22よりも上流側の位置に
おいて加熱ベルト12Cを介して定着ローラ12Aに対
向当接し定着ローラ12Aに従動回転するとともに、加
熱ベルト12Cに電圧を印加することで、加熱ベルト1
2Cによりバイアスを印加させる電圧印加手段としての
図示しないバイアスローラを有している。
【0031】定着装置12はまた、均しローラ21の回
転方向における、均しローラ21と塗布ローラ22との
当接位置より下流側で、且つ均しローラ21と後述する
オイル吐出部20Dとの当接位置より上流側の位置にお
いて均しローラ21に当接するクリーニング手段である
当接部材としてのフェルト製のフェルト部材23と、用
紙Pをニップ部16に向けて案内する案内手段としての
ガイド板42とを有している。
【0032】加熱ベルト12Cは、円筒状にした状態で
径が60mmであり、厚さが90μmのポリイミドベル
ト樹脂製の基体と、この基体の外周に配設された、高離
型シリコンゴムをコーティングにより被覆した厚さ20
0μmのオイル担持層をなす表層とを有しているもので
あって、熱容量が低く、熱応答性を良好とされている。
【0033】定着ローラ12Aは、鉄製中実の金属製の
芯金と、芯金の外周に配設された厚さ6mmの発泡シリ
コンであるシリコンゴムの弾性層とを有する、径が30
mmのローラである。テンションローラ12Eは鉄製無
垢の金属製であり、表面をニッケルメッキした、径が8
mmのローラである。定着装置12はテンションローラ
12Eの軸受をなす、PPS系の耐熱性を有する樹脂製
の第1の軸受部材としての図示しないスベリ軸受を有し
ている。スベリ軸受は、これを支持する側板を通じてア
ースされている。
【0034】加熱ローラ12Dは、厚さが1mmの中空
アルミローラであって、表層が導電性を有するテフロン
(登録商標)コートしてあり、径が30mmである。定
着装置12は加熱ローラ12Dの軸受をなす、図示しな
い軸受部材を有している。この軸受部材は、加熱ローラ
12Dの端部の温度降下を防ぐために加熱ローラ12D
の端部に配設されたPPS系の耐熱性を有する樹脂製断
熱ブッシュと、この断熱ブッシュの外側に配設された金
属製の玉軸受とを有している。
【0035】加圧ローラ12Bは、厚さ1mmの鉄製芯
金の表面に、厚さ1.5mmの弾性層を表層として設け
た、径が40mmのローラであって、かかる弾性層は、
導電性シリコンゴムのベース層、厚さ30μm程のフッ
素ゴムの中間層、および厚さ70μm程の高離型シリコ
ンゴムの表層とを有する3層構造となっている。
【0036】加圧ローラ12B、加熱ローラ12Dの内
部にはそれぞれ、加熱源であり加熱手段としてのヒータ
である、加圧ヒータ25、加熱ヒータ26が配設されて
いる。また加圧ローラ12B、加熱ローラ12Dの周面
にはそれぞれ、温度検知手段であるサーミスタ27、2
8が当接しており、加圧ヒータ25、加熱ヒータ26に
対する通電を検知温度に基づいて制御することで、各ロ
ーラ12B、12Dの温度を制御している。
【0037】これにより加熱ベルト12Cの温度がニッ
プ部16において所定の定着温度で略均一となるよう制
御され、かかる圧接領域に図における下方からトナー像
Tを担持した用紙Pを通し、加熱ベルト12C等によっ
て用紙P上のトナー像Tを加熱・溶融、加圧して用紙P
に定着するようになっている。
【0038】塗布装置20は、トナー像Tと接触する側
に位置する加熱ベルト12Cに対してオフセット防止用
の離型剤を塗布するものである。塗布装置20は、シリ
コンオイルなどの離型剤(以下、オイルと表現する)を
加熱ベルト12Cの表面に塗布することにより用紙Pに
担持されているトナー像Tを構成する未定着トナーが加
熱ベルト12Cの表面に逆転移しにくくなるようにする
こと、及び用紙Pが加熱ベルト12Cや加圧ローラ12
Bに巻き付くことを目的として設けられている。
【0039】定着装置12のハウジング部12Fに塗布
装置20が装着されるようになっている。オイル塗布装
置20は、逆向きのL字状形状をなすオイル塗布ユニッ
ト20Aを備えており、オイル塗布ユニット20Aは、
その形状における上部に設けられている支持部20A1
に支持ピン24が挿通されることにより、揺動可能に設
けられている。オイル塗布ユニット20Aは搖動により
定着装置12本体内部を開放するようになっている。支
持部20A1は、支持ピン24の周方向で一部が切り欠
かれており、その切り欠きから支持ピン24を挿脱させ
ることができる。
【0040】オイル塗布ユニット20Aの内部には、加
熱ベルト12Cに塗布するためのオイルを保持し、後述
するオイル吐出部20D以外は密閉され詳細な図示を省
略するシール部を有するオイル含浸パッドとしてのオイ
ル保持部20Cと、浸透圧を利用してオイル保持部20
Cに保持されているオイルを吸い上げ可能なオイル輸送
部20Bと、オイル輸送部20Bにおけるオイル保持部
20Cとは反対側の位置に設けられて浸透圧により吸い
上げられたオイルを均しローラ21などの他の部材に受
け渡すオイル吐出部20Dと、これらを覆うケース20
Eとを備えている。
【0041】塗布ローラ22は、径が12mmであり、
厚さが100μmのシリコンゴムがコーティングされて
いるローラである。塗布ローラ22は、定着ローラ12
Aの中心に向かって両端がそれぞれ0.5kgfで加熱
ベルト12Cに加圧当接されている。均しローラ21
は、径が10mmであり、厚さが1mmのシリコンゴム
ローラである。均しローラは、塗布ローラ22の中心に
向かって両端がそれぞれ0.5kgfで塗布ローラ22
に加圧当接されている。
【0042】塗布ローラ22は加熱ベルト12Cに当接
し加熱ベルト12Cに従動回転することで、加熱ベルト
12Cとの対向位置において加熱ベルト12Cと同方向
に回転するようになっている。均しローラ21は塗布ロ
ーラ22に当接し均しローラ22に従動回転すること
で、塗布ローラ22との対向位置において塗布ローラ2
2と同方向に回転するようになっている。
【0043】よって均しローラ21がオイル吐出部20
Dから受け渡されたオイルを塗布ローラ22に供給し、
塗布ローラ22が均しローラ21から供給されたオイル
を加熱ベルト12Cに塗布することで、均しローラ21
により加熱ベルト12Cの幅方向で担持量を均一化され
たオイルが塗布ローラ22によって加熱ベルト12Cに
塗布されることになる。
【0044】オイル保持部20Cには、オイルを内封可
能な袋体あるいはオイルを含浸可能な綿などのパッド状
の繊維部材を用いることが可能である。オイル輸送部2
0Bは、多孔質若しくは繊維部材からなる部材であり、
オイルに対する接触角が90度以下の材質が用いられて
いる。本実施例では、アラミドフェルトやセラミックス
ペーパなどが用いられ、図示しないが、裏打ち部材とし
て、板バネなどの弾性体が一体化されて可撓性を備えさ
せてある。
【0045】オイル吐出部20Dは、オイル輸送部20
Bにおけるオイル保持部20Cと反対側においてオイル
保持部20Cよりも上位に位置決めされて均しローラ2
1側に対向する面でオイル輸送部20Bと一体化されて
いる。オイル吐出部20Dは、オイルの滲出が可能なア
ラミド/PETの混合材からなる不織布で構成されてい
る。
【0046】オイル吐出部20Dは、オイル保持部20
C側に接触しているオイル輸送部20Bの端部を基端と
すると揺動端側に位置しており、均しローラ21に当接
することにより撓み変形が生じた際の弾性復元力を利用
して均しローラ21に圧接するようになっている。具体
的には、オイル吐出部20Dは均しローラ21の中心に
向かって前幅において1kgfで均しローラ21に加圧
当接されている。そして、オイル吐出部20D、均しロ
ーラ21、塗布ローラ22、加熱ベルト12C相互間の
圧力により、加熱ベルト12Cに対するオイルの塗布量
が制御されている。
【0047】オイル塗布ユニット20Aは、下部空間に
配置されているオイル保持部20Cに対向する壁面20
A2が着脱できるようになっており、締結などによりオ
イル塗布ユニット20A側に装着されることでオイル保
持部20Cを密閉することができる。壁面20A2が取
り外されるのは、オイル塗布ユニット20Aが定着装置
12のハウジング12Fから取り外された後にオイル保
持部20Cを交換する際の便宜を図るためである。ま
た、下部外面にはオイル塗布用ユニット20Aを揺動さ
せる際に手を引っかけるための把持部20A3が形成さ
れている。
【0048】オイル塗布ユニット20Aの側部には、便
宜上、図2において実線で示す係止ピン20A4が一体
に設けられており、この係止ピン20A4は、図2にお
いて、便宜上、実線で示してあるハウジング12F側に
設けた係止部12F1に対して係脱できるようになって
いる。
【0049】係止部12F1に係止ピン20A4が係合
して係止されると定着装置12に対してオイル塗布装置
20の位置決めが行われる。オイル塗布装置20は、均
しローラ21に対してオイル輸送部20Bの撓み変形に
よる弾性復元力によってオイル吐出部20Dが均しロー
ラ21に圧接できる状態が得られる位置決めされ、オイ
ル吐出部20Dにおいて滲出したオイルが均しローラ2
1に受け渡されることになる。
【0050】フェルト部材23は、定着装置12本体側
の定位置に固設されており、オイル塗布ユニット20A
の定着装置12に対する搖動、着脱にかかわらず位置保
持されるようになっている。フェルト部材23には定着
装置12の組み立て時、あるいは少なくとも定着装置1
2の使用開始時までにおいて、予め300csのオイル
を含浸させてある。オイルはオイル保持部20Cに保持
されているものと同じものである。
【0051】したがって、塗布装置20は、定着装置1
2のハウジング12F側に位置する支持ピン24に支持
部20A1が挿嵌され、さらにこの支持ピン24を支点
とした揺動端側に位置する係止ピン20A4がハウジン
グ12F側の係止部12F1に係合することでオイル吐
出部20Dが均しローラ21に圧接した状態に位置決め
される。均しローラ21への圧接力はオイル輸送部20
Bの撓み変形時での弾性復元力によって維持される。
【0052】オイル塗布装置20では、オイル輸送部2
0Bがオイル保持部20Cに含浸されているオイルを浸
透圧によりオイル吐出部20Dに向けて吸い上げ、オイ
ル吐出部20Dにおいて均しローラ21に受け渡すこと
ができる。オイル吐出部20Dは、オイル保持部20C
よりも上位に位置して重量方向に逆らう位置に配置され
ているので、浸透圧による吸い上げ量以上に過剰な供給
状態が発生しないようにできる。
【0053】定着を繰り返すと、塗布装置20によりオ
イルの塗布が良好に制御されているとはいえ、用紙Pに
付着した紙粉やトナー像Tを構成するトナーの一部等の
異物が加熱ベルト12Cに付着することがある。この場
合、加熱ベルト12Cを介してかかる異物は塗布装置2
0内に移動するが、異物はフェルト部材23によりせき
止められ、オイル吐出部20Dに到達することが防止さ
れる。
【0054】したがって、オイルはオイル吐出部20D
を経て、均しローラ21、塗布ローラ22の、異物の影
響を受けない部分を介して加熱ベルト12Cに塗布され
るから、オイルの塗布性能は低下することはない。よっ
て異物が加熱ベルト12C等に付着することは経時的に
も良好に抑制され、定着装置12の定着性能は維持され
る。
【0055】オイル保持部20Cでのオイルの量が所定
量以下に達したことを、例えば、均しローラの滑り状態
が影響する回転状態の変化あるいは、使用枚数などによ
って検知されるとオイル塗布ユニット20Aが交換され
る。オイル塗布ユニット20Aの交換は、支持部20A
1に挿通されている支持ピン24を支点として下部を持
ち上げる方向に揺動させる。オイル塗布ユニット20A
が揺動すると、係止ピン20A4が係止部12F1から
外れ、支持部20A1の切り欠きの形成方向に抜き出す
ことで定着装置12から塗布装置20が取り外される。
【0056】オイル塗布ユニット20Aを定着装置12
側から取り外す場合には、オイル保持部20Cが傾く
が、このオイル保持部20Cはオイル塗布ユニット20
Aにおいてユニット本体とこれに着脱可能な壁面20A
2とで密閉されているので、脱落などを生じることがな
く、しかも、オイル自体の零れや垂れが阻止される。定
着装置12から外されたオイル塗布ユニット12Aは、
オイル吐出部20Dが外部に露呈した状態となる。
【0057】また、このような、搖動、着脱動作時にお
いても、フェルト部材23は定着装置12本体側の定位
置に位置保持されるため、フェルト部材23によってせ
き止められた異物が、かかる動作によって、落下するこ
とが防止され、装置内の汚染を防止することができる。
さらに、かかる動作によって、せき止められた異物がオ
イル吐出部20Dの配設位置側に移動してオイル塗布ユ
ニット12A復帰後において定着に影響を与えることも
ない。
【0058】したがって、オイル塗布ユニット20Aを
ユニット構造とするだけの簡単な構成により交換時での
オイルの液垂れや零れを確実に防止することができる。
特に、オイル保持部20Dの構成としてパッド構造とし
ていることにより、不用意な液垂れの発生をより確実に
防止できる。また、パッド構造でなく袋体とした場合で
もオイル輸送部20Bが接触する箇所のみが開封されて
いるだけであるので、オイルを零れにくくすることがで
きる。
【0059】図3に示すように、定着装置12の構成要
素のうち、すくなくとも定着ローラ12A、加圧ローラ
12B、加熱ベルト12C、加熱ローラ12D、加圧ヒ
ータ25、加熱ヒータ26により、定着ユニットとして
の定着ベルトユニット41が構成されており、この定着
ベルトユニット41は、定着装置12及び画像形成装置
1本体に対して着脱自在とされている。
【0060】定着ベルトユニット41は、オイル塗布ユ
ニット20Aが定着装置12本体に対して搖動し定着装
置12本体内部を開放状態にあるとき、またはオイル塗
布ユニット20Aが定着装置12から取り外された状態
で、塗布ローラ22が加熱ベルト12Cから離間するこ
と等により、定着装置12本体及び画像形成装置1本体
に対し、着脱が容易な状態となる。定着ベルトユニット
41は、これに備えられた加熱ベルト12C等の構成が
寿命となったときに交換される。
【0061】図2においては図示を省略したが、図3ま
たは図4に示すように、定着装置12は、加熱ベルト1
2Cの回転方向における塗布ローラ22の上流側におい
て加熱ベルト12Cに当接して従動回転することで、加
熱ベルト12C上に塗布されたオイルを均すための均し
ローラとしての補助ローラ40と、加熱ベルト12Cの
回転方向における補助ローラ40の上流側において加熱
ベルト12Cに当接して従動回転することで、加熱ベル
ト12C上に付着したトナーや紙粉等の異物を除去して
クリーニングするクリーニング手段としてのクリーニン
グローラ43とを有している。
【0062】補助ローラ40及びクリーニングローラ4
3は、加熱ベルト12Cの幅方向言い換えると軸方向す
なわち図3における紙面垂直方向において、加熱ベルト
12Cの幅の全体に亘って当接している。よって補助ロ
ーラ40は、加熱ベルト12Cの全体のオイルを均し、
オイルのスジ、ムラを防止する。またクリーニングロー
ラ43は、加熱ベルト12Cの全体をクリーニングす
る。
【0063】図5に示すように、加熱ベルト12Cの軸
方向の長さ及び補助ローラ40の軸方向の長さはL1の
大きさを有しており、加圧ローラ12Bの軸方向の長さ
はL2の大きさを有している。L1とL2とは、L2>
L1の関係を有している。すなわち、加熱ベルト12C
の軸方向の長さは、加圧ローラ12Bの長さより長くさ
れている。
【0064】図5または図6に示すように、定着装置1
2は、加圧ローラ12Bの両端部に配設され、加圧ロー
ラ12Bの端部からオイルを回収する回収部材としての
オイル受け部44と、オイル受け部44によって回収し
たオイルを貯容する貯容部材としてのオイル保持部45
と、オイル受け部44を下方から支持するとともにオイ
ル保持部45を内部に収容したケーシング46と、ケー
シング46と一体でケーシング46とともにオイル受け
部44を下方から支持する支持体47とを有している。
【0065】各オイル受け部44は、ほぼ全体がフェル
ト48にて構成されている。各フェルト48の一端は加
圧ローラ12Bの各端部の下方に大きさGのギャップを
介して配設されており、各フェルト48の他端は下方に
折り曲げられケーシング46を経てオイル保持部45の
内部に進入している。
【0066】したがって、図5において黒塗りの矢印で
示すように、塗布ローラ22によって加熱ベルト12C
に塗布され加圧ローラ12Bに移動したオイルは、その
一部が定着の際に用紙Pに移転して消費されるが、加圧
ローラ12Bの両端まで移動した余剰のオイルは、経時
的に滴となって落下し、落下したオイルはフェルト48
の一端側において吸収され、他端側に移動してオイル保
持部45に貯容される。なお、黒塗りの矢印は加熱ベル
ト12C、加圧ローラ12B等における一端側のみ示し
ているが、オイルは他端側も同様に移動する。
【0067】よって、余剰のオイルが定着装置12内、
画像形成装置1内に落下して定着装置12や画像形成装
置1を汚染することが防止される。オイル受け部44に
よって構成される加圧ローラ12Bからのオイルの回収
経路は、フェルト48によって構成され、その毛細管現
象によってオイルが搬送されるが、このように毛細管現
象によってオイルの回収経路を形成することで、オイル
の回収経路を自由に設定できるとともに、オイルの回収
経路を自由に設定できることにより、オイル保持部45
の配設位置を定着装置12内の空きスペースとすること
ができ、定着装置12内の空きスペースを有効利用する
ことで、限られたスペース内での回収処理が可能とな
る。
【0068】オイル保持部45は、定着装置12の寿命
までに回収するオイルの量以上の容量を有している。こ
こで、定着装置12の寿命は種々の条件によって変わる
が、定着ベルトユニット41の交換時でもよいし、オイ
ル保持部20C内のオイルが切れたときでも良いし、そ
の他定着装置12を構成する部材が磨耗等により劣化し
たときでも良い。
【0069】オイル保持部20C内のオイル切れを寿命
とする場合には、オイル保持部20C内に予め蓄えられ
ているオイル量から、定着に消費されるオイル量を差し
引いた量を、オイル保持部45の容量とすることができ
る。また、その他定着ベルトユニットの交換時や他の部
材の劣化時を寿命とする場合にはそのときまでに回収さ
れる量をオイル保持部45の容量とすることができる。
何れにしても、オイル保持部45の容量は、定着装置1
2の寿命までに回収するオイルが溢れることのない範囲
で最小限の量としてその配設スペースをできるだけ少な
くすることが望ましい。
【0070】オイル保持部20Cはこれのみが交換可能
でなく、定着装置12と一体で交換可能であっても良
い。なお、ギャップGはオイルが滴下される大きさでな
く、オイルがある程度の大きさの滴になったときにフェ
ルト48に触れ、回収される大きさであっても良いし、
ギャップGを0としてフェルト48を加圧ローラ12B
に当接させ、加圧ローラ12Bの端部に移動して来たオ
イルを積極的に回収するようにしても良い。
【0071】これら各々の場合に設定すべきオイル保持
部45の容量は、これらの条件に応じて実験的に求める
ことができる。オイル保持部45の容量を、定着装置1
2の寿命までに回収するに足る範囲で少なくすることに
よって、その定着装置12内に占める大きさを低減で
き、定着装置12の大型化を抑制することが可能であ
る。
【0072】なお、オイル保持部45に貯容したオイル
は、再利用することなく、定着装置12の寿命が来たと
きに定着装置12と一体あるいは別体でオイル保持部4
5を交換することで廃棄される。したがって、再利用す
るためにオイル保持部45内のオイルを循環させる構成
が不要であるから、定着装置12の大型化、コスト上
昇、ひいては画像形成装置1の大型化、コスト上昇が防
止される。
【0073】また上記実施例においては、本発明を適用
した定着装置としてベルト定着装置を説明したが、定着
装置は図6に示す熱ローラ対タイプの定着装置であって
もよい。定着装置72は、トナー像を定着されるシート
状媒体を加熱するとともに搬送するための第1の回転体
としての加熱ローラ73と、加熱ローラ73に圧接され
る第2の回転体としての加圧ローラ12Bとを有してい
る。
【0074】加熱ローラ73はシート搬送部材をなして
いる。符号74は加熱ローラ73内に配設された加熱手
段としてのヒータを示しており、ヒータ74は加熱ロー
ラ73を内部から加熱することで加熱ローラ73を昇温
し、シート状媒体を加熱するようになっている。上記実
施例と同様の部材には同じ符号を付すか、または、図示
を省略している。図示を省略したものとしては、例えば
オイル受け部44、オイル保持部45、塗布装置20等
がある。
【0075】
【発明の効果】本発明は、第1の回転体と、第1の回転
体に当接する第2の回転体と、第1の回転体に離型剤を
塗布する離型剤塗布手段とを有し、第1の回転体の軸方
向の長さよりも、第2の回転体の軸方向の長さの方が長
く、第1の回転体と第2の回転体との当接領域にトナー
像を担持した記録媒体を通してトナー像を記録媒体に定
着する定着装置であって、第2の回転体の端部から離型
剤を回収する回収部材と、上記回収部材によって回収し
た離型剤を貯容する貯容部材とを有するので、定着に消
費されなかった余剰の離型剤が、第1の回転体の軸方向
の長さよりもその軸方向の長さの長い第2の回転体の端
部に移動し、この移動した余剰の離型剤を回収部材によ
り回収し、貯容部材にて貯容するので、余剰の離型剤の
処理を、装置の大型化、コスト上昇を抑制しつつ行うこ
とができる定着装置を提供することができる。
【0076】回収部材がフェルトを有することとすれ
ば、離型剤の回収経路をフェルトによって構成し、その
毛細管現象によって離型剤を搬送するため、毛細管現象
によって離型剤の回収経路を形成することで、離型剤の
回収経路を自由に設定できるとともに、離型剤の回収経
路を自由に設定できることで貯容部材の配設位置を定着
装置内の空きスペースとすることができ、定着装置内の
空きスペースを有効利用することで、限られたスペース
内での回収処理が可能となるから、余剰の離型剤の処理
を、装置の大型化、コスト上昇を抑制しつつ行うことが
できる定着装置を提供することができる。
【0077】フェルトの少なくとも一部を第2の回転体
の端部の下方に配設したこととすれば、余剰の離型剤の
処理を、装置の大型化、コスト上昇を抑制しつつ、第2
の回転体の端部に移動した離型剤の集まる、同端部の下
方位置から効率的に離型剤を回収し、余剰の離型剤が定
着装置内や画像形成装置内に落下して定着装置や画像形
成装置を汚染することを防止できる定着装置を提供する
ことができる。
【0078】第1の回転体に当接し第1の回転体上の離
型剤を均すための均しローラを有することとすれば、記
録媒体に離型剤のスジやムラが生じることを防止し、高
画質の定着物を得ることができる定着装置を提供するこ
とができる。
【0079】貯容部材が、当該定着装置の寿命までに回
収する離型剤の量以上の容量を有することとすれば、貯
容部材が離型剤で満たされたことのみで定着装置のメン
テナンスを行うことを要せず、ユーザーにとってメンテ
ナンス性が高く使い勝手が良いとともに、貯容部材の容
量を、定着装置の寿命までに回収する離型剤が溢れるこ
とのない範囲で最小限の量としてその配設スペースをで
きるだけ少なくすることができ、余剰の離型剤の処理
を、装置の大型化、コスト上昇を抑制しつつ行うことが
できる定着装置を提供することができる。
【0080】本発明は、請求項1ないし5の何れか1つ
に記載の定着装置を有する画像形成装置にあるので、上
述の各効果を奏する定着装置を備え、余剰の離型剤の処
理を、装置の大型化、コスト上昇を抑制しつつ装置の汚
染を生じることなく行うことができ、また、良好な画像
形成を行うことができるとともに、ユーザーにとって使
い勝手の良い画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した定着装置及びこれを有する画
像形成装置の模式図である。
【図2】図1に示した定着装置の模式図である。
【図3】図2に示した定着装置の一部の模式図である。
【図4】図2に示した定着装置の一部の他の模式図であ
る。
【図5】図2に示した定着装置の一部の斜視図である。
【図6】図5に示した回収部材と貯容部材との配設態様
を示す模式図である。
【図7】本発明を適用した他の定着装置の模式図であ
る。
【図8】従来の定着装置の模式図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置 12 定着装置 12B 第2の回転体としての加圧ローラ 12C 第1の回転体としての加熱ベルト 16 当接領域 20 離型剤塗布手段 40 均しローラ 44 回収部材 45 貯容部材 48 フェルト 72 定着装置 73 第1の回転体としての加熱ローラ L1 第1の回転体の軸方向の長さ L2 第2の回転体の軸方向の長さ P 記録媒体 T トナー像
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H033 AA21 AA39 BA11 BA43 BA44 BA45 BA46 BA49 4F040 AA02 AA05 AC01 BA13 CB01 CB35 4F042 AA02 AA10 BA02 BA03 BA27 CC01 CC09 CC15 DD09

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の回転体と、 第1の回転体に当接する第2の回転体と、 第1の回転体に離型剤を塗布する離型剤塗布手段とを有
    し、 第1の回転体の軸方向の長さよりも、第2の回転体の軸
    方向の長さの方が長く、 第1の回転体と第2の回転体との当接領域にトナー像を
    担持した記録媒体を通してトナー像を記録媒体に定着す
    る定着装置であって、 第2の回転体の端部から離型剤を回収する回収部材と、 上記回収部材によって回収した離型剤を貯容する貯容部
    材とを有することを特徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の定着装置において、上記回
    収部材がフェルトを有することを特徴とする定着装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の定着装置において、上記フ
    ェルトの少なくとも一部を第2の回転体の端部の下方に
    配設したことを特徴とする定着装置。
  4. 【請求項4】請求項1ないし3の何れか1つに記載の定
    着装置において、第1の回転体に当接し第1の回転体上
    の離型剤を均すための均しローラを有することを特徴と
    する定着装置。
  5. 【請求項5】請求項1ないし4の何れか1つに記載の定
    着装置において、上記貯容部材は、当該定着装置の寿命
    までに回収する離型剤の量以上の容量を有することを特
    徴とする定着装置。
  6. 【請求項6】請求項1ないし5の何れか1つに記載の定
    着装置を有する画像形成装置。
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Cited By (4)

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