JP2015214082A - 塗布装置及び画像形成システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ローラを含むユニットを確実に保持することで、ローラの部分的な磨耗を抑制することができる、ローラを用いた処理液の塗布装置の提供。
【解決手段】搬送されている記録媒体に処理液を塗布する塗布ローラを有する塗布ユニット15と、塗布ローラとの間で記録媒体を挟む加圧ローラと、塗布ユニット15を移動させる移動機構と、を有し、移動機構は塗布ユニット15を連結自在に保持する第一のラッチ60及び第一のラッチ60を保持する第二のラッチ64を具備しており、塗布ユニット15は塗布装置に着脱自在である、塗布装置。
【選択図】図4

Description

画像形成システムにおける処理液を塗布する塗布装置、及び画像形成システムに関する。
インクジェット方式の画像記録方式は、低騒音、低ランニングコストに加えて、カラー化が容易といった利点から急速に普及してきている。しかし、専用紙以外のメディアに記録すると、滲み、濃度、色調や裏写り等といった初期品質問題に加え、耐水性、耐候性といった画像の堅牢性に関わる問題を抱えていた為、これらの問題を解決する様々な提案がなされていた。
それらの解決手段の一つとして、記録媒体である用紙にインク液滴が付着する直前にインクを凝集させる機能を有する処理液を塗布し画質改善を図る方法がある。
処理液を塗布する1つの方法として、ローラを用いて紙面全体に塗布する方法が知られている。ローラを用いて用紙に処理液を塗布する塗布装置においては、処理液はモータにより駆動されるスクイーズローラの回転により汲み上げられる。スクイーズローラにより汲み上げられた処理液は、周辺をゴム等の弾性体で覆われた塗布ローラとスクイーズローラのニップにより、一部の処理液は掻き落とされ、残った液は塗布ローラ上に薄く均一に引き延ばされる。塗布ローラ上に引き伸ばされた処理液は、加圧ローラと塗布ローラに挟まれた用紙に転写される。(例えば、特許文献1)
また、このような構成の塗布装置では、用紙端部でローラが摩耗し易く、用紙幅を変更した際に摩耗部分が塗布されない白抜けや、磨耗部分に液が溜まる液溜り等の不具合が発生することがある。その対策として、印刷中に用紙の走行ラインである搬送方向に対して塗布ユニットの位置を移動機構により揺動させることで、用紙端部における磨耗が同一箇所に集中することを防ぎ、磨耗の影響を分散させる技術がある。
しかしながら、上述した塗布装置においては、オペレーションやメンテナンスの際に、装置本体よりユニットが容易に着脱できなければならないため、塗布ユニットに固定されたピンに移動機構のラッチを引っ掛ける構成としていた。しかし、塗布ユニットが正規位置から逸脱して装着された場合や、塗布ユニット移動時の移動方向の切り替え点において移動力が伝達されずにスムーズな切り替えができない場合に、ラッチが正しくピンに掛からないことがあった。ラッチが正しく掛からないと、移動力が伝達されずにスムーズな切り替えができず、この位置だけ部分的に塗布ローラの磨耗が進行してしまうおそれがあった。
そこで、本発明の一態様では上記事情に鑑み、ローラを含むユニットを確実に保持することによって、ローラの部分的な磨耗を抑制することができる、ローラを用いた処理液の塗布装置の提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一態様では、塗布装置は、搬送されている記録媒体に処理液を塗布する塗布ローラを有する塗布ユニットと、前記塗布ローラとの間で前記記録媒体を挟む加圧ローラと、前記塗布ユニットを移動させる移動機構と、を有し、前記移動機構は前記塗布ユニットを連結自在に保持する第一のラッチ及び前記第一のラッチを保持する第二のラッチを具備しており、前記塗布ユニットは塗布装置に着脱自在である。
本発明の一態様では、ローラを用いた処理液の塗布装置において、ローラを含むユニットを確実に保持することによって、ローラの部分的な磨耗を抑制することができる。
本発明の実施形態に係るインクジェット方式の画像形成システムの流れを示す略図である。 本発明の一実施形態に係る画像形成システムに用いられる処理剤液塗布装置の概略構成図である。 図2の処理剤液塗布装置に含まれる、塗布機構の構成を示す模式図である。 本発明に係る塗布ユニット、移動機構及びラッチ機構の構成を示す上面図である。 本発明に係る移動機構及びラッチ機構の構成を示す上面図である。 本発明に係るラッチ機構の構成を示す拡大上面図である。 本発明に係る塗布機構、移動機構及びラッチ機構と負荷の関係を示す図である。 比較例における移動機構及びラッチ機構の構成を示す図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について説明する。
図1は本発明の一実施形態を示す構成図である。より詳しくは、図1は、本発明の実施形態に係るインクジェット方式の画像形成システム(インクジェット印刷システム)1000の一部を示す略図である。
図1に示すように、給紙装置100から繰り出された連続紙等の用紙からなる記録媒体(被記録媒体)Wは、塗布装置33、34を含む前処理装置101に送り込まれる。前処理装置101は記録媒体Wの画像形成面に記録媒体にインク液滴が着弾したインクを凝集させる機能を有するコーティング材料である処理剤液(前処理液)を塗布する。処理剤液を塗布する面は所望される印刷物に応じて、片面のみの場合や両面の場合がある。
次に記録媒体Wは前処理装置101の記録媒体Wの搬送方向下流にある第1インクジェットプリンタ(記録装置)102に送り込まれて、記録媒体Wの前処理液が塗布された面側にインク滴を吐出して所望の画像が形成される。両面印刷を行う場合、その後、反転装置(図示せず)により記録媒体Wの表裏が反転されて引き続き記録媒体Wを第2インクジェットプリンタ(図示せず)に送り込み記録媒体Wの裏側にインク滴を吐出して所望の画像を形成する。このような画像形成の後、後処理装置(図示せず)に送られて所定の後処理がなされる。
図2は、本発明の一実施形態に基づく、画像形成システム1000に用いられる前処理装置(前処理液塗布乾燥装置)101の概略構成図である。
次に、図2を参照して、前処理装置101について説明する。前処理装置101は前処理液を記録媒体Wに塗布する塗布装置33、34を含む前処理液塗布ユニット330を有している。記録媒体Wの前処理液を乾燥させるために加熱ユニット(記録媒体加熱装置)350は前処理液塗布ユニット330の記録媒体搬送方向の下流に設けられている。
前処理装置101は、さらにエアループユニット320、前処理液供給ユニット340、及びダンサーユニット380を有する。
エアループユニット320は、回転自在に支持されたガイドローラ321、記録媒体Wを狭持して搬送するフィードイン(FI)ローラ322及びFIニップローラ323を有する。エアループユニット320では、ガイドローラ321、回転駆動するFIローラ322、従動回転するFIニップローラ323が給紙装置100から供給される記録媒体Wを搬送し、エアループユニット320内に記録媒体Wを引き込む。このとき、不図示の光学センサにより、記録媒体Wの弛み量が一定となるエアループALが形成される様に、FIローラ322の回転が制御される。エアループALを通過した記録媒体Wは、不図示のテンションシャフトにより搬送安定化のための張力が付加され、前処理液塗布ユニット330に搬送される。
エアループALを経た記録媒体Wは、2つのエッジガイド(図示せず)との間を通り、且つ、長手方向が記録媒体Wの搬送方向(矢印方向)と直交するように配置された2本のパスシャフト325の間をSの字状に通る。二本のパスシャフト325はエッジガイドに支持され、エッジガイド対の間の間隔は記録媒体Wの幅方向と略同寸にされる。なおエッジガイドは、パスシャフト325に対して、例えば、ねじなどの固定手段によって移動可能に固定されており、使用する記録媒体Wの幅寸法に応じてエッジガイドの間の間隔は調整される。これらのパスシャフト及びそれに直交するエッジガイドの働きにより、記録媒体Wの幅方向の走行位置が規制され、安定した走行が可能となる。
パスシャフト325とエッジガイドとの間を通過した記録媒体Wは、固定状態にあるテンションシャフト(図示せず)により搬送安定化のための張力が付加される。
前処理液塗布ユニット330は、回転駆動するインフィードローラ331、フィードニップローラ332、裏面塗布機構33、表面塗布機構34を有する。さらに、前処理液塗布ユニット330には、裏面塗布機構33及び表面塗布機構34を制御するために図3で示す塗布制御部81と揺動制御部82が備えられている。前処理塗布ユニット330の近傍には、回転駆動するアウトフィードローラ335及びフィードニップローラ336が備えられている。
フィードニップローラ332は、インフィードローラ331との間で記録媒体Wを挟持搬送し、フィードニップローラ336はアウトフィードローラ335との間で記録媒体Wを挟持搬送する。インフィードローラ331及びフィードニップローラ332は搬送手段となる。
裏面塗布機構(塗布装置)33は、スクイーズローラ337、塗布ローラ338、加圧ローラ339を有する。裏面塗布機構33に搬送される記録媒体Wは、スクイーズローラ337により前処理液が供給される塗布ローラ338と加圧ローラ339との間で挟持搬送される際に、塗布ローラ338により一方面(裏面)側に前処理液が塗布される。加圧ローラ339は加圧ユニット14rに設けられ、スクイーズローラ337及び塗布ローラ338は塗布ユニット15rに設けられている。裏面塗布機構33を通過した記録媒体Wは、表面塗布機構34に搬送される。
表面塗布機構(塗布装置)34は、スクイーズローラ347、塗布ローラ348、加圧ローラ349を有し、記録媒体Wの外面(表面)側に前処理液を塗布する。加圧ローラ349は加圧ユニット14fに設けられ、スクイーズローラ347及び塗布ローラ348は塗布ユニット15fに設けられている。表面塗布機構34を通過した記録媒体Wは、アウトフィードローラ335とフィードニップローラ336により、加熱装置である加熱ユニット350に搬送される。
なお、裏面塗布機構33及び表面塗布機構34は、選択的に作動する様に制御され、記録媒体Wは、表面及び裏面のいずれか片方又は両面に前処理液が塗布される。
前処理液供給ユニット340は前処理液を貯留し、裏面塗布機構33及び表面塗布機構34に前処理液を適宜供給する。
加熱ユニット350は、記録媒体Wの搬送方向の上流から、加熱ローラ540a、540b、550a、550b、560a、560bを有し、さらに排出用搬送ローラ70と制御装置80とを有している。加熱ユニット350では、制御装置80による制御処理が実行され、夫々の加熱ローラ540a〜560bの各ヒータ541a〜561bの加熱量(温度)を制御している。
記録媒体Wは、各加熱ローラ540a〜560bに順に千鳥掛け状に掛け渡され、アウトフィードローラ335及びフィードニップローラ336と、フィードローラ359及びフィードニップローラ360とにより、加熱ユニット350の中を搬送される。各加熱ローラ540a〜560bは、搬送される記録媒体Wに従動して回転し、記録媒体Wを加熱して記録媒体Wに塗布されている前処理液を乾燥させる。
加熱ユニット350において、各加熱ローラ540a〜560bは記録媒体Wに従動して回転する構成である。各加熱ローラを回転駆動させる駆動手段として例えばモータ等を設ける必要がなく、モータ設置スペースが省略されて小型化が可能となる。
加熱ユニット350において表面に塗布された前処理液が乾燥した記録媒体Wは、回転駆動するフィードローラ359及びフィードニップローラ360に挟持され、ダンサーユニット380に搬送される。
なお、使用する塗布液や記録媒体の種類により速乾性のものを用いる場合や前処理装置101の設置スペースを考慮する場合などは、加熱ユニット350を設けない構成もありうる。この構成では、裏面塗布機構33及び表面塗布機構34を出た記録媒体10は直接ダンサーユニット380へ搬送される。
ダンサーユニット380は、2つのガイドローラ381、382、可動フレーム384、可動フレーム384の位置を検出する不図示の位置検出手段、可動フレーム384に回転自在に取り付けられた2つのダンサーローラ385、386を有する。可動フレーム384は、下部に錘383が設けられ、ダンサーローラ385、386と共に矢印A方向に移動可能に設けられている。記録媒体Wは、2つのガイドローラ381、382及び2つのダンサーローラ385、386にW字状に掛け渡される。
ダンサーユニット380は、不図示の位置検出手段の出力に基づいて、フィードローラ359の搬送量を制御して、可動フレーム384の上下方向の位置を調整する。可動フレーム384の位置が調整されることで、前処理装置101と後段の第1インクジェットプリンタ102との間の記録媒体Wのバッファが確保される。
加熱ユニット350によって加熱された記録媒体Wは、ダンサーユニット380にて冷却された後に、後段の第1インクジェットプリンタ102に搬送される。
このような構成により、前処理装置101は、前処理液を記録媒体Wに塗布し、後段の第1インクジェットプリンタ102に搬送する。前処理装置101により前処理液を記録媒体Wへ塗布することで、後段の画像形成でのインクの滲み、濃度、色調や裏写りなどを防止し、浸透補助により、画質の向上を図ることができる。
図3は、本発明の一実施形態に基づく、塗布機構33の構成を示す模式図である。なお、塗布機構33として、図2に示した裏面塗布機構33と表面塗布機構34とがあり、機構の構造は同一なため、以後裏面塗布機構33を用いて説明する。また、塗布機構33と34とにおいて、加圧ユニット14f、14r及び塗布ユニット15f、15rについて構造は同一のため、以後符号を省略して説明する。
塗布機構33は、加圧ユニット14と塗布ユニット15に加えて揺動機構となる移動機構30とを有する。また、塗布機構33には塗布制御部81と揺動制御部82が接続されている。更に、塗布機構33の塗布ユニット(処理液収容容器)15は、処理液を補給する前処理液供給ユニット(カートリッジ)340と接続されている。
スクイーズローラ337と塗布ローラ338とその周辺部材は塗布ユニット15に実装され、加圧ローラ339とその周辺部材は加圧ユニット14に実装されている。塗布制御部81は、画像形成システム1000の図示しないコントローラから、印刷に係る動作の指示を受け、塗布機構33の中の塗布ユニット15内の部材や、加圧ユニット14内の部材を制御し、前処理液の塗布量を調整している。
前処理液供給ユニット340内に貯留された処理液は、例えばチュービングポンプやダイヤフラムポンプのように電気的に駆動された送液手段であるポンプ21により供給経路22を介して塗布ユニット15の供給パン23に供給される。
次に、供給パン23に貯留された処理液Lは、モーターユニット24の塗布量調整モータ24aによりギア24bを介して駆動されるスクイーズローラ337の回転により汲み上げられる。このスクイーズローラ337は、例えばアニロックスローラやワイヤーバーなどの、表面に溝加工を施したものを用いることで、処理液Lの粘度や印刷速度が変化した場合であっても、汲み上げ時の処理液Lの汲み上げ量が影響されづらくなる。
ここで、アニロックスローラとは、印刷、製紙など使われる表面に細かい溝を形成した金属ローラであり、溝の形状は三角や、ピラミッド型と呼ばれる角錐形状のものなど様々である。溝の無い通常のローラは、印刷速度、液粘度等様々な要因により、液量が不安定になるが、アニロックスローラでは溝を彫ることにより、ローラ間を通過する液量を増加させ、速度、粘度等の外乱があっても通過する液量を安定化する。
金属のローラに様々な太さのワイヤーを巻いたワイヤーバーも用いることができるが、ワイヤーの解け等の問題があるため、金属ローラ上に直に溝形状を形成するアニロックスローラの方がスクイーズローラ337として、より好ましい。
スクイーズローラ337で汲み上げられた処理液Lは、残った液が塗布ローラ338上に薄く均一に引き延ばされるように、周辺をゴム等の弾性体で覆われた塗布ローラ338とスクイーズローラ337の接触部(NIP)により一部の処理液Lは掻き落とされる。
この時、塗布ローラ338とスクイーズローラ337のNIPの荷重を変化させることにより、掻き落とされる処理液Lの量をコントロールできる。塗布ローラ338上に引き伸ばされた処理液Lは、加圧ローラ339と塗布ローラ338に挟まれた記録媒体Wに塗布される。
塗布ローラ338は、両端を軸受け25により支持されており、記録媒体Wに対して連れ回る、即ち、記録媒体Wの搬送に従動する。この際、塗布量が多く、記録媒体Wとの摩擦抵抗が低い条件においては、塗布ローラ338と記録媒体Wの間でスリップが発生し、記録媒体Wの端部であるエッジ部分に接触する部分で塗布ローラ338に磨耗が発生する。
なお、加圧ユニット14において加圧ローラ339の両端部には昇降機構26が取り付けられており、処理液Lを塗布しないときは加圧ローラ339を上に退避させ塗布ローラ338と加圧ローラ339の間の接触状態(NIP)を解除できるようになっている。
加圧ローラ339を備える加圧ユニット14は筐体10に対して着脱可能に固定されている。即ち、加圧ローラ339は筐体10に対して回転可能に固定されている。
処理液収容容器である塗布ユニット15は処理液を貯留し、塗布ローラ338及びスクイーズローラ337を回転可能に内部で固定する。また、塗布ユニット15は筐体10の中で記録媒体Wの幅方向に(記録媒体Wの搬送方向に対して直交する方向に)移動可能(揺動可能)に設けられている。
移動機構30の一部、加圧ユニット14、及び塗布ユニット15は、筐体10の中に備えられている。塗布ユニット15は本体である筐体10に対して着脱可能である。
図3の実施形態では、筐体10の左側下部に開口している。塗布ユニット15が塗布機構33に装着されるとき、筐体10から開口部10oから水平方向(図の矢印参照)に挿入される。そして、挿入が進むと所定の位置で、挿入方向の上流と下流に設けられた2つの位置決めピン16が筐体10に設けられた位置決めプレート17の穴に挿入されることにより、記録媒体搬送方向(図3、手前及び奥方向)における位置決めが行われる。
また、塗布ユニット15の記録媒体Wの幅方向(図3、左右方向)は、塗布ユニット15に固定されたラッチピン(嵌合部材)12に移動機構30のラッチ60、64を引っ掛けることにより位置決めされる。ここで、ラッチピン12を介して塗布ユニット15に接続された移動機構30は、下面にローラ(車輪)11を備える塗布ユニット15を、記録媒体Wの前記記録媒体の搬送方向と直交する方向に連続又は、断続的に揺動(移動)させる。塗布ユニット15は、移動機構30の力に応じてローラ11が筐体10の底面(又は底面に設けられたレール)上を転がることで移動可能となる。
移動機構30は図3の一点鎖線で囲まれた範囲であり、移動部材であるスライダ42と、スライダ42に備えられたラッチ60、64(図4参照)及び位置検出ターゲット28と、スクリューシャフト43、筐体10内部に配置されたフレーム40及び筐体10外部に固定されたモータ(揺動モータ)41を備えている。ラッチ機構31は、図3の丸で囲われた範囲であり、塗布ユニット15のラッチピン12の嵌合に関与する、スライダ42に備えられたラッチ60、64等を含む。
筐体10に固定されたモータ41が駆動することでスクリューシャフト43(スクリュー軸)を回転させ、スライダ42がスクリューシャフト43に沿って水平方向であって記録媒体Wの幅方向に滑動する。スライダ42を上記方向に往復運動させることで、ラッチピン12及びラッチ60、64を介してスライダ42に接続した塗布ユニット15を揺動させる。
即ち、塗布ユニット15(処理液貯留容器)と接続されたスライダ42(移動部材)が移動することで、塗布ユニット15が筐体10の内部で移動し、塗布ユニット15に設けられた塗布ローラ338が加圧ローラ339に対して記録媒体Wの幅方向に揺動する。
移動機構30の脇に配置された例えばフォトインタラプタ等のセンサを複数個配置したポジションセンサ13は、移動機構30の位置を検知する。
より詳しくは、塗布ユニット15には記録媒体Wの幅方向に移動する幅である、移動方向の揺動幅が定められているため、移動機構30も移動幅が決められている。ポジションセンサ13は移動機構30が移動幅の両端部のいずれか一方に達した場合、ポジションセンサ13が移動機構30の端部検知結果を出力すると、移動機構30の移動の方向が逆向きになるように制御される。
さらに、ポジションセンサ13は印刷終了時に移動機構30において、例えば位置検出ターゲット28の位置を検知して、後述する記憶手段であるICチップへ出力し、その位置が次回印刷時の最初に読み出されて利用される。
ここで、ポジションセンサ13は移動機構30の移動方向に沿って、複数のセンサが配列されており、列の両端部のセンサは、移動機構30の移動幅の端部に達したことを検知する。また、印刷終了時は、複数のセンサのうち、どのセンサが一番近いか、又はどのセンサの間にあるかにより、移動機構30の位置を検知する。また、図に示すように、移動機構30側にも、移動部材であるスライダ42にポジションセンサ13がスライダ42の位置を検知するのに利用される位置検出ターゲット28を設けてもよい。図3では位置検出ターゲット28が一つある例を示したが、複数であってもよい。
移動機構30に接続された揺動制御部82は、塗布制御部81や画像形成システム1000のコントローラ(不図示)と接続されている。そして、揺動制御部82は紙種、解像度に基づいて決定される塗布量や、印刷速度、検知された移動機構30の位置等の情報に基づいて、移動機構30のスライダ42の移動方向、移動速度、駆動時間を制御する。
なお、図示はないが、塗布ユニット15内には、ICチップが格納されており、塗布ローラ338の前回印刷終了時の揺動位置(移動位置)と揺動方向(移動方向)をICチップに記憶させている。そして、次回印刷時にその揺動位置と揺動方向のデータをICチップから読み出して、その印刷時に前回印刷終了時に記憶した揺動位置と揺動方向で開始する。この動作により、揺動範囲内で磨耗量を平均化できる。
そして、処理液を揺動されながら塗布された記録媒体Wは加熱装置350へ搬送される。
(移動機構及びラッチ機構の構成)
図4は、本発明に係る塗布機構(塗布装置)33又は34において、塗布ユニット15、移動機構30及びラッチ機構31の構成を示す上面図である。塗布装置33へ着脱自在な塗布ユニット15は、例えば図3の左側であって、図4の上方から塗布装置33の筐体10の中へ装着され、移動機構30に対して連結する。移動機構30は、塗布装置33に固定されるフレーム40とモータ41により印刷中に前記記録媒体Wの幅方向に揺動するスライダ42により構成されている。上述のようにスライダ42は回転自在なスクリューシャフト43に接続され、モータ41からの動力をスクリューシャフト43が受け取って回転することで、スライダ42は、フレーム40に対してスライドする。
スライダ42には回転中心A1を中心に回転する第一のラッチ60と、回転中心A2を中心に回転する第二のラッチ64が実装されている。第一のラッチ60の位置は回転中心A1と引っ張りばねであるばね(弾性体)45のフック位置Fによって定まる。第二のラッチ64の位置は回転中心A2とソレノイド46のON/OFFによって定まる。
第一のラッチ60は、ラッチピン(嵌合部材)12を挟持しやすいよう、端部が、スリットのある二股状の挟み部となっており、先細りの形状をしている。挟み部の内側には、塗布ユニット15のラッチピン12の挿入を案内するガイド面61と、スライダ42の突き当て面(接触面)44との間でラッチピン12を挟持する保持面62とが形成されている。
移動機構30において、ラッチピン12の挟持(嵌合)に関与する、スライダ42の面の一部分である突き当て面44、第一のラッチ60、及び第二のラッチ64をラッチ機構31と称する。
塗布ユニット15が塗布装置33の外にある場合や図4のようにと塗布ユニット15のラッチピン12がラッチ機構31にまだ触れていない場合、第一のラッチ60と第二のラッチ64はそれぞれの退避位置(P1off/P2off)に位置している。
図5は移動機構30及びラッチ機構31の構成を示す上面図である。図5(a)は第一のラッチ60が装着状態になった状態を示す。図5(b)は第一のラッチ60及び第二のラッチ64が装着状態になった場合、即ち、ラッチ機構31により移動機構30と塗布ユニット15とが連結状態になった状態を示す。
塗布ユニット15が挿入され、移動機構30に連結する動作において、まず塗布ユニット15のラッチピン12が第一のラッチ60のガイド面61に接触する。そして、その接触状態で第一のラッチ60が回転しながら、ラッチピン12がスライダ42の突き当て面44(上面)に突き当たるまで塗布ユニット15は挿入される。このとき第一のラッチ60のばね45のフック位置Fが上死点(回転力が発生しない位置)を超えることにより、ラッチピン12には突き当て面44方向に付与されるばね45の弾性力であって、図5(a)の下向き方向に引き込む引っ張り力Tsが加わる。そのため、第一のラッチ60はPonの位置まで回転する(図5(a))。
ここで、ばね45がフック位置Fの上死点を超える位置にあれば、ラッチピン12には、ばね45の図5(a)において右向き方向(曲線矢印、ラッチピン12を挟持する方向)の弾性力が加わっている。そのため、ラッチピン12がスライダ42の突き当て面44に突き当たっていなくとも、塗布ユニット15を装置33内に引き込む引っ張り力が作用する。その後、第二のラッチ64がソレノイド46により回転、第一のラッチ60に固定されたピン63に引っ掛かることにより、Ponの位置で塗布ユニット15の保持が完了する(図5(b))。
一方、塗布ユニット15を移動機構30から切り離し塗布装置33の内から取り出す場合は、第二のラッチ64を解除した状態(P2off)で塗布ユニット15を引き出す。このとき、第一のラッチ60は塗布ユニット15のラッチピン12により、ばね45のフック位置Fが上死点を超える退避位置(P1off)まで、図4の左向き方向(ラッチピン12を解除する方向)に回転移動される。これにより、塗布ユニット15が塗布装置33の外にある状態では、ばね45の解除方向の弾性力により、第一のラッチ60は必ず退避位置P1offの位置にあることになる。
図6(a)と図6(b)は、ラッチピン12と第一のラッチ60、スライダ42との関係を表した上面図である。塗布ユニット15(図3参照)が挿入されると、まずラッチピン12が第一のラッチ60のガイド面61に接触し(図6(a))、ラッチピン12は該ガイド面61に当接しながらスライドしていく。次にラッチピン12がスライダ42の突き当て面44に突き当たる。この段階で塗布ユニット15は停止するが、第一のラッチ60にはばね45の図5(a)において右向き方向(曲線矢印)の弾性力が作用しているため、第一のラッチ60は保持面62がラッチピン12に接触するまで回転して停止する(図6(b))。このとき第一のラッチ60のガイド面61はラッチピン12には接触しておらず、塗布ユニット15のラッチピン12は、スライダ42の突き当て面44と第一のラッチ60の保持面62との間で、隙間無く挟持される。
このように嵌合することで、連結動作の負荷は主に、第一のラッチ60にかかり、第一のラッチ60に沿って配置されたばね45の弾性力によりラッチピン12の嵌合状態が保持される。なお、第二のラッチ64は、嵌合状態の維持の安全性を高めるように設置され、第一のラッチ60の保持状態を補助するように、ソレノイド46によるソレノイド力が作用し補助的に利用される。このように、設計上では嵌合状態において、塗布ユニット15のラッチピン12は、スライダ42の突き当て面44と第一のラッチ60の保持面62との間で、隙間無く挟持されるとともに、ピン63と第二のラッチ64も隙間なく嵌合する。
しかし、塗布ユニット15はメンテナンス等により交換される場合もあり、交換されるとラッチピン12の寸法の若干の誤差が生じる場合がある。或いは、誤差が生じても対応できるように、ラッチ機構31において嵌合状態に若干の遊びを持たせていることも考えられる。例えば、ラッチピン12が細い場合、ラッチピン12は、ばね45の引っ張り力によりスライダ42の突き当て面44と第一のラッチ60の保持面62との間で隙間無く挟持される。しかし、ラッチピン12が細い分だけ第一のラッチ60の状態でのピン63の位置が下がり、ピン63と第二のラッチ64との嵌合で隙間Gが生じる恐れがある。
図7は、第一のラッチ60によるラッチピン12を引き込む方向の引っ張り力Tsと、塗布ローラ338に加わるニップ荷重や塗布ユニット15の自重により塗布ユニット15の移動中に、引っ張り力Tsと逆方向に作用する負荷Tpとの関係を表した側面図である。
このラッチ機構31において、図7のTp方向に移動力が加わる場合、ラッチピン12はスライダ42の突き当て面44と接触して押されることで、移動機構30の移動力が伝達される。Ts方向に移動力が加わる場合、ラッチピン12は第一のラッチ60の保持面62と接触して引かれることで、移動機構30の移動力が伝達される。
本発明においては、移動、移動方向の変換、停止に伴う負荷よりも、第一のラッチ60のばね45のTs方向への引っ張り力の方が大きく設計されている。より詳しくは、Tp方向に移動する場合は、ラッチピン12がスライダ42の突き当て面44と接触して押される力がかかってもラッチ60が回転しないで図6(b)の状態が保持できる(状態保持力)ような、ばね45のTs方向への引き込む力が、第一のラッチ60に印加されている。
一方、Ts方向に移動する場合は、ラッチピン12が保持面62と接触して引かれるときにかかる塗布ユニット15を動かす力(スライダから離れずに塗布ユニットを牽引する力)よりもさらに大きい力が、ばね45によりTs方向への引き込む力として第一のラッチ60に対して印加されている。
そのため、移動や方向転換でも、ラッチピン12は保持面62とスライダ42の突き当て面44と両方と隙間なく接触するように、第一のラッチ60に挟持されている。従って、挟持部分に隙間を生じさせることなく、スムーズな切り替えができる。従って、スライダ42による移動力は常に塗布ユニット15に伝達されてその場に留まることがないので、部分的に塗布ローラ338の磨耗が進行することがない。
従って、上述ラッチ機構31により、仮にラッチピン12が細く、ピン63と第二のラッチ64との嵌合で隙間が生じたとしても、移動中及び移動方向を切り替える時においても、常に塗布ユニット15のラッチピン12が隙間なく挟持されることができる。従って、保持状態(挟持状態)が変化せずに、スムーズな移動ができる。スライダ42による移動力は常に塗布ユニット15に伝達されてその場に留まることがないので、塗布ユニット15はスムーズな移動ができ、部分的に塗布ローラ338の磨耗が進行することがない。即ち、本構成を用いることで、移動時、及び、移動方向の切り替え時に、塗布ローラ338、348を含む塗布ユニット15を確実に保持することで、塗布ローラ348、349の部分的な磨耗を抑制することができる。
上述にように、引き込む方向にかかるばね45の引っ張り力Ts(例えば60N)を負荷Tp(例えば30N)より大きくなるよう設計している。よって、塗布ユニット15を装着し、連結する際において、勢いよく挿入されてしまい、ラッチピン12がスライダ42の突き当て面44で跳ね返っても、正規位置(突き当て面44上)まで引き戻すことができる。或いは、塗布ユニット15の挿入時の押し込み力が弱く、ラッチピン12がスライダ42の突き当て面44まで到達しなくても、ばね45によりラッチピン12を引っ張ることにより塗布ユニット15を塗布装置33の内へ引き込むことができる。
従って、本発明の実施形態では塗布ユニットが正規位置から逸脱して装着(連結)された場合であっても、ラッチ機構31により、塗布ローラ338、348を含む塗布ユニット15を確実に保持することで、塗布ローラ338、348の部分的な磨耗を抑制することができる。
(比較例)
図8(a)〜図8(d)は、比較例における移動機構59の構成を示す上面図である。移動機構59は、装置の筐体に固定されるフレーム50とモータ41により印刷中に記録媒体Wの幅方向(記録媒体Wの搬送方向と直交する方向)に揺動するスライダ52により構成されている。スライダ52は回転自在なスクリューシャフト56と接続され、モータ41からの動力をスクリューシャフト56が受け取って回転することで、スライダ52は、フレーム50内をスライドする。スライダ52には回転中心Aを中心に回転するラッチ53が実装されており、その位置は例えばソレノイド54のON/OFFなどにより規定される。
塗布ユニット15(図3参照)が装置外にある場合、ラッチ53は退避位置Poffにあり、挿入時には、塗布ユニット15に固定されたラッチピン12がスライダ52に突き当たるまで押し込まれる(図8(a))。その後、ラッチ53がソレノイド54によりPonの位置まで回転して、ラッチピン12に引っ掛かることにより、塗布ユニット15の保持が完了する(図8(b))。
上述した比較例の構成において、例えば塗布ユニット15が勢いよく挿入され、塗布ユニットが正規位置に対してずれてしまった場合など、ラッチ53が掛からなくなってしまう可能性が考えられる。塗布ユニットを押す場合はスライダ52の突き当て面55とラッチピン12が接触、塗布ユニット15を引く場合はラッチ53とラッチピン12が接触する状態となる。しかし、よりラッチピン12の太さのより幅広く対応できるようなラッチ尤度向上策として、嵌合状態の遊びを大きくするため、ラッチ53とスライダ52の突き当て面55との隙間を大きくする場合がある。
例えば、この比較例において遊びがある場合、Tp方向に移動力が加わる場合、図8(c)のように、ラッチピン12はスライダ52と接触して押されることで、移動機構59の移動力が伝達される。Ts方向に移動力が加わる場合、図8(d)のように、ラッチピン12はラッチ53と接触して引かれることで、移動機構59の移動力が伝達される。
従って、塗布ユニット15移動時の移動方向の切り替え点において、図8(c)から図8(d)へ又は図8(d)から図8(c)へ嵌合状態が切り替わる期間、隙間Dを吸収するまでの期間、ラッチピン12がスライダ52やラッチ53と接触しない状態が発生する。そのため、スライダ52による移動力が伝達されず塗布ユニット15がその場に留まることとなり、この位置だけ塗布ローラ338の磨耗が進行してしまう。
これに対して本発明に係る移動機構の構成では、上述のように、移動方向の変換、停止に伴う負荷よりも、第一のラッチ60のばね45のTs方向への引っ張り力の方が大きく設計されている。従って、どちらの方向に移動する場合であっても、移動方向を切り替える場合であっても、第一のラッチ60と第二のラッチ64とにより、常に塗布ユニットのラッチピン12が隙間なく挟持されるため、比較例のような不具合は発生しない。
なお、ある実施形態として、前処理液塗布ユニット330を塗布装置と呼んだり、前処理塗布乾燥装置110を塗布装置と呼んだりしてもよい。
また、上記の実施形態では、塗布装置(塗布機構)33、34はインクが付着する前の前処理液の塗布について説明したが、上述の塗布装置を、画像形成後の後処理液の塗布に利用してもよい。この場合においても、上述のようなラッチ機構を用いることで、後処理液塗布を含む塗布ユニットを確実に保持することで、後処理液塗布ローラの部分的な磨耗を抑制することができる。
以上、各実施形態に基づき本発明の説明を行ってきたが、上記実施形態に示した要件に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することができ、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
10 筐体
10o 開口部
11 車輪
12 ラッチピン(嵌合部材)
13 ポジションセンサ
14 加圧ユニット
15 塗付ユニット(処理液収容容器)
16 位置決めピン
17 位置決めプレート
28 位置検出ターゲット
30 移動機構
31 ラッチ機構
33、34 塗布機構(裏面塗布ユニット、表面塗布ユニット、塗布装置)
40 フレーム
41 モータ
42 スライダ(移動部材)
43 スクリューシャフト(スクリュー軸)
44 突き当て面(接触面)
45 ばね(弾性体)
60 第一のラッチ
61 ガイド面
62 保持面
63 ピン
64 第二のラッチ
81 塗布制御部
82 揺動制御部
100 給紙装置
101 前処理塗布乾燥装置(前処理装置)
102 第1のインクジェットプリンタ
330 前処理液塗布ユニット
331 インフィードローラ(搬送手段)
332 フィードニップローラ(搬送手段)
337 スクイーズローラ
338、348 塗布ローラ
339、349 加圧ローラ
340 前処理液供給ユニット
1000 画像形成システム
W 記録媒体
L 前処理液(処理液)
特開2013−091262号公報

Claims (9)

  1. 搬送されている記録媒体に処理液を塗布する塗布ローラを有する塗布ユニットと、
    前記塗布ローラとの間で前記記録媒体を挟む加圧ローラと、
    前記塗布ユニットを移動させる移動機構と、を有する塗布装置であって、
    前記移動機構は前記塗布ユニットを連結自在に保持する第一のラッチ及び前記第一のラッチを保持する第二のラッチを具備しており、
    前記塗布ユニットは塗布装置に着脱自在である、
    塗布装置。
  2. 前記移動機構は、前記塗布ユニットを前記記録媒体の搬送方向と直交する方向に移動させる、請求項1記載の塗布装置。
  3. 前記塗布ユニットは前記第一のラッチと嵌合する嵌合部材を有し、
    前記移動機構は、前記塗布ユニットとともに移動し、前記嵌合部材と接触する接触面を含む移動部材を有し、
    前記第一のラッチは、内側に保持面が形成された二股状の挟み部を含み、
    前記嵌合部材は、前記移動部材の前記接触面と前記第一のラッチの前記挟み部の前記保持面との間で挟持される、請求項1又2記載の塗布装置。
  4. 前記移動機構の移動方向が切り替わる際でも、前記嵌合部材が前記移動部材の前記接触面と前記第一のラッチの前記挟み部の前記保持面との間で挟持された挟持状態が変化しない、請求項3記載の塗布装置。
  5. 前記第一のラッチの前記挟み部の内側に、前記塗布ユニットを装着するときに、前記嵌合部材と接触しながら前記塗布ユニットの前記移動機構への連結を案内するガイド面がさらに形成された、請求項3又は4記載の塗布装置。
  6. 前記第一のラッチは、前記塗布ユニットの前記嵌合部材を挟持する方向と前記嵌合部材を解除する方向とに力を付与する弾性体を有し、
    前記弾性体は、前記塗布ユニットを連結するとき及び連結した状態では前記塗布ユニットの前記嵌合部材を挟持する方向に力を付与し、
    前記塗布ユニットを切り離すとき及び切り離した状態では前記塗布ユニットの前記嵌合部材を解除する方向に力を付与するように切り替わる、請求項5記載の塗布装置。
  7. 前記第一のラッチが前記塗布ユニットに付与する前記嵌合部材を挟持するための力は、前記塗布ユニットが移動中に前記ラッチが受ける負荷より大きい、請求項6記載の塗布装置。
  8. 前記第二のラッチは、前記塗布ユニットが前記移動手段と連結した状態において、前記第一のラッチの前記ガイド面の端部を保持することで、前記第一のラッチを所定の位置で保持する請求項5項記載の塗布装置。
  9. 記録媒体を搬送する搬送手段と、
    前記記録媒体にインクを吐出し付着させる記録装置と、
    前記記録装置の前記記録媒体の搬送方向上流に位置する塗布装置と、を有し、
    前記塗布装置は、
    前記記録媒体に処理液を塗布する塗布ローラを有する塗布ユニット;
    前記塗布ローラとの間で前記記録媒体を挟む加圧ローラ;及び
    前記塗布ユニットを移動させる移動機構;を有し、
    前記移動機構は前記塗布ユニットを連結自在に保持する第一のラッチ及び前記第一のラッチを保持する第二のラッチを具備しており、
    前記塗布ユニットは前記塗布装置に着脱自在である、
    画像形成システム。
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