JP5135994B2 - 定着装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又はこれらの機能を複合的に備えた複合機等の電子写真方式の画像形成装置に関し、特に、記録媒体に未定着トナー像を定着させる定着装置に関する。
従来、電子写真方式の画像形成装置に用いられる定着装置として、互いに圧接して回転される一対の加熱ローラと加圧ローラとによって用紙などの記録媒体を挟持搬送させながら、加熱ローラと加圧ローラとの間に形成されるニップ部において記録媒体上の未定着トナー像を熱と圧力とによって記録媒体に定着させる定着装置が知られている。
また、近年では、例えばウォームアップ時間の短縮化や記録媒体の分離性などの観点から、加熱ローラ又は加圧ローラに代え、記録媒体上の未定着トナー像を加熱又は加圧するために無端状のベルトを用いた定着装置が知られている(例えば特許文献1参照)。このような定着装置として、例えば、回転駆動される加熱ローラと、この加熱ローラに圧接され加熱ローラの回転に伴って従動回転される無端状の定着ベルトとを備え、加熱ローラと定着ベルトとの間に形成されるニップ部において記録媒体上の未定着トナー像を定着させる定着装置が知られている。
特開2002−372881号公報
このように、回転駆動される加熱ローラと、この加熱ローラに圧接され加熱ローラの回転に伴って従動回転される無端状の定着ベルトを用いた定着装置では、定着ベルトの内面を加圧して定着ベルトを加熱ローラに圧接する加圧部材が定着ベルトの内部に設けられるが、定着ベルトを円滑に回転させるために加圧部材と定着ベルトとの摩擦抵抗を低減させることが求められる。
これに対し、加圧部材と定着ベルトとの間にオイルを供給して加圧部材と定着ベルトとの間の摩擦抵抗を低減させることが行われている。また、加圧部材と定着ベルトとの間に摩擦抵抗の低いフッ素樹脂系材料をコーティングした耐熱樹脂製シートを介在させ、固定された摺動シートと回転される定着ベルトとの間にオイルを供給して摺動シートと定着ベルトとの間の摩擦抵抗を低減させることも行われている。
しかしながら、摩擦抵抗を低減させるために加圧部材又は摺動シートと定着ベルトとの間にオイルを供給する場合、定着ベルトに供給されるオイルが、定着ベルトの回転軸方向の端部から漏れ、定着ベルト表面と加熱ローラ表面との間に回り込む畏れがある。このようにオイルが定着ベルト表面と加熱ローラ表面との間に回り込むと、定着ベルト表面と加熱ローラ表面との間で挟持搬送される用紙がスリップするなど、用紙搬送特性を悪化させることとなる。
前記特許文献1には、定着ベルトの内面にオイルを供給するオイル供給部材が、定着ベルトの軸方向の中央部にのみオイルを供給するようにした定着装置が開示されているが、かかる定着装置においても、定着ベルトの内面に供給されたオイルが次第に定着ベルトの端部から漏れる畏れがある。
そこで、この発明は、無端状の定着ベルトを用いた定着装置において、定着ベルトの回転軸方向において定着ベルトの端部からオイルが漏れることを防止することができる定着装置を提供することを目的とする。
このため、本願発明に係る定着装置は、
回転可能に設けられる加熱ローラと、前記加熱ローラに圧接され前記加熱ローラの回転に伴って回転される無端状の定着ベルトと、前記定着ベルトの内面から前記定着ベルトを加圧し前記加熱ローラと前記定着ベルトとの間にニップ部を形成する加圧部材とを備え、前記ニップ部において挟持搬送される記録媒体上の未定着トナー像を熱と圧力により定着させる定着装置であって、
前記定着ベルトの内部において前記ニップ部より前記定着ベルトの回転方向上流側で固定され、前記定着ベルトと前記加圧部材との間を通じて前記ニップ部より前記定着ベルトの回転方向下流側に延び、前記定着ベルトの内面と摺接する摺動シートと、
前記定着ベルトと前記摺動シートとの間にオイルを供給するオイル供給手段と、
を備え、
前記定着ベルトの回転方向下流側に延びる前記摺動シートの下流側端部近傍において、前記オイル供給手段から前記摺動シートと前記定着ベルトとの間に供給される前記オイルを回収するようにした、
ことを特徴とする。
本願発明によれば、定着ベルトの回転方向において摺動シートの下流側端部近傍においてオイルを回収することにより、定着ベルトの回転軸方向において定着ベルトの端部からオイルが漏れることを防止することができる。それにより、定着ベルトの端部から漏れたオイルが定着ベルトと加熱ローラとの間に形成されるニップ部に回り込んでニップ部で挟持搬送される用紙がスリップするなど、用紙搬送特性が悪化することを抑制することができる。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明では、必要に応じて特定の方向や位置を示す用語(例えば、「上」、「下」、「右」、「左」及びそれらの用語を含む別の用語)を用いるが、それらの用語の使用は図面を参照した発明の理解を容易にするためであって、それらの用語の意味によって本発明の技術的範囲が限定されるものではない。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置を概略的に示す概略構成図である。前記画像形成装置2は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又はそれらの機能を複合的に備えた複合機等の電子写真方式の画像形成装置である。現在、電子写真方式の画像形成装置として種々の形態のものが提案されているが、図示する画像形成装置は所謂タンデム方式のカラー画像形成装置である。
画像形成装置2は、無端状の中間転写ベルト30を備え、該中間転写ベルト30は、図面の右側と左側にそれぞれ配置された一対のローラ32、34に巻回されている。図面の右側のローラ32は、図示しないモータに駆動連結され、該モータの駆動に基づいて回転されるようになっている。また、ローラ32の回転に伴って、中間転写ベルト30及び該中間転写ベルト30を支持する図面の左側のローラ34が図中反時計回りに回転されるようになっている。なお、中間転写ベルト30は、導電性を有する素材から形成される。
図中右側に配置されるローラ32に支持されている中間転写ベルト30の外側には、二次転写ローラ40が、中間転写ベルト30を介してローラ32に対向して配置されている。二次転写ローラ40は、中間転写ベルト30の外周面に接触し、その接触部(ニップ部)が二次転写領域41を形成している。
図中左側に配置されるローラ34に支持されている中間転写ベルト30の外側には、中間転写ベルト用クリーニング部材42が設けられている。この中間転写ベルト用クリーニング部材42は、中間転写ベルト30を介してローラ34に圧接され、その接触部が未転写トナーを回収する回収領域62を形成している。
また、図中左側のローラ34から図中右側のローラ32に移動する中間転写ベルト30の下側には、図中左側から右側に向かって順に、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色にそれぞれ対応する色のトナー像を作成する4つの作像部3(3Y、3M、3C、3K)が、中間転写ベルト30に沿って配置されている。
各作像部3は、静電潜像担持体として円筒状の感光体4を有している。感光体4の周囲には、その回転方向(図中時計回り方向)に沿って順に、帯電器8、現像装置18、中間転写ベルト30を介して感光体4に対向して配置される一次転写ローラ14、および感光体用クリーニング部材16が配置されている。また、4つの感光体4の下方には、露光装置10が配置され、露光装置10は、帯電器8と現像装置18との間で各感光体4に光を照射して露光を行うようになっている。
なお、本実施形態では、帯電器8としてローラ帯電方式のものが使用されているが、これに限定されるものでなく、例えば、コロナ放電方式の帯電チャージャ、ブレード状の帯電部材、あるいはブラシ状の帯電部材などを用いるようにしてもよい。
また、感光体用クリーニング部材16として感光体4の外周面に接触する板状のブレードが使用されているが、これに限定されるものでなく、例えば、固定ブラシ、回転ブラシ、ローラ、又はそれら複数の部材を組み合わせた他のクリーニング部材を使用することもできる。さらに、感光体用クリーニング部材16は必ずしも設ける必要はなく、感光体4上の未転写トナーの回収を現像装置18により行うクリーナレス方式を採用することもできる。
画像形成装置2の上部には、具体的には中間転写ベルト30の上方には、各色の現像装置18に補給するためのトナーを収容したホッパー20(20Y、20M、20C、20K)が配置されている。
画像形成装置2の下部には、給紙装置として給紙カセット44が着脱可能に配置されている。給紙カセット44内に積載収容された記録媒体としての用紙36は、給紙カセット44の近傍に配置された給紙ローラ52の回転によって最上部のものから1枚ずつ用紙搬送経路50に送り出されるようになっている。また、給紙ローラ52の近傍には、所定のタイミングで用紙36を二次転写領域41へ送り出すためのレジストローラ対54が設けられている。
用紙搬送経路50は、給紙カセット44から、レジストローラ対54のニップ部、転写ベルト30と二次転写ローラ40とのニップ部である二次転写領域41、後述する、該二次転写領域41の上方に配置され用紙36に転写された未定着トナー像を熱と圧力とによって定着させる定着装置22、及び定着装置22の上方に設けられる排紙ローラ対56のニップ部を通って、排紙部58まで延びている。
次に、このようにして構成される画像形成装置2の作動について説明する。なお、画像形成装置2では、例えばブラックなどの1色のトナーを用いてモノクロ画像を形成するモノクロモードと、4色のトナーを用いてカラー画像を形成するカラーモードとの間で切り替えができるようになっており、以下では、カラーモードにおける画像形成動作の一例について説明する。
先ず、各作像部3において、所定の周速度で回転駆動されている感光体4の外周面が帯電器8により帯電される。次に、帯電された感光体4の外周面に、画像情報に応じた光が露光装置10から投射され静電潜像が形成される。続いて、この静電潜像は、現像装置18から供給される現像剤のトナーにより顕在化される。感光体4上に形成された各色のトナー像は、一次転写ローラ14によって、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの順で、感光体4から中間転写ベルト30上に順次転写(一次転写)され、中間転写ベルト30上に各色のトナー像が重ね合わせられる。
一方、中間転写ベルト30に転写されることなく感光体4上に残留している未転写トナーは、感光体4の回転に伴って感光体4と感光体用クリーニング部材16との接触部に達すると、感光体用クリーニング部材16によって掻き取られ、感光体4の外周面から除去される。
中間転写ベルト30上に重ね合わされた4色のトナー像は、中間転写ベルト30の移動に伴って二次転写領域41に搬送される。一方、そのタイミングに合わせて、給紙カセット44に収容された用紙36が、二次転写領域41に搬送され、この4色のトナー像が、二次転写領域41において中間転写ベルト30から用紙36に一括して転写(二次転写)される。4色のトナー像が転写された用紙36は、用紙搬送経路50のさらに下流側へ搬送され、定着装置22によって未定着トナー像が用紙36に定着された後、排紙ローラ対56を介して排紙部58に送り出される。
一方、二次転写領域41を通過した中間転写ベルト30は、中間転写ベルト30の移動に伴って中間転写ベルト30と中間転写ベルト用クリーニング部材42との接触部に達すると、中間転写ベルト用クリーニング部材42によって清掃される。その後、各感光体4及び中間転写ベルト30の回転が停止される。
次に、本発明の実施形態に係る定着装置の構成について説明する。
図2は、第1の実施形態に係る定着装置22を示す断面図である。図2に示すように、定着装置22は、用紙36上の未定着トナー像を加熱溶融して用紙36に定着させる加熱ローラ26と、加熱ローラ26と共に用紙36を挟み込んで加圧する無端状の定着ベルト24とを備えている。
加熱ローラ26は、図示しないモータに駆動連結され、該モータの駆動に基づいて図中反時計回り方向に回転駆動されるようになっている。この加熱ローラ26は、円筒状に形成される内側の芯金84と、該芯金84の外側に設けられる軟質層86と、軟質層86の外側に設けられる離型層88とを備え、3層構造を有している。
芯金84は、例えばSTKM12種などの鉄やアルミニウムなどを用いて形成される。また、軟質層86は、例えばシリコーンゴムなどの弾性材料を用いて形成され、離型層88は、PFAチューブやPFAコーティングなどを用いて離型性を付与するように構成されている。
また、加熱ローラ26の内側には、加熱ヒータ90が設けられており、この加熱ヒータ90によって加熱ローラ26が加熱されるようになっている。なお、加熱ヒータ90としては、例えばハロゲンランプなどの赤外線ヒータなどの種々のヒータを用いることができる。
定着ベルト24は、加熱ローラ26に圧接され、加熱ローラ26の回転に伴って、図中時計回り方向に従動回転されるようになっている。定着ベルト24の内部には、定着ベルト24の内面から定着ベルト24を加圧する加圧部材65と、定着ベルト24と加圧部材65との間に介在される摺動シート66と、加圧部材65を支持するための支持フレーム70が設けられている。
定着ベルト24は、加圧部材65によって、具体的には軟質パッド67及び硬質パッド68によって摺動シート66を介して加熱ローラ26の表面に押し当てられる。それにより、定着ベルト24と加熱ローラ26との間にニップ部92が形成され、このニップ部92が、用紙36上の未定着トナー像を用紙36に定着させるための定着領域となっている。
定着ベルト24は、内側の耐熱層21と、外側の離型層23とを備え、2層構造を有している。耐熱層21は、例えばポリイミド樹脂などの材料を用いて形成され、耐熱層21の厚みは、例えば70μmに設定される。また、離型層23は、例えばフッ素樹脂などの離型性に優れた材料を用いて形成され、離型層23の厚みは、例えば20μmに設定される。なお、定着ベルト24は、この2層構造に限定されるものでなく、耐熱層21と離型層23との間に、1つ若しくは複数の層を備えた3層以上の構造であってもよい。
軟質パッド67は、略断面コ字状に形成された軟質パッド用保持部材70に取り付けられて保持されている。この軟質パッド用保持部材70は、略断面コ字状に形成された支持フレーム70に、具体的には支持フレーム70の下側水平部70aに取り付けられたブラケット71に、スプリング72を介して連結されている。
これにより、軟質パッド67は、スプリング72によって加熱ローラ26側に付勢され、定着領域92において定着ベルト24の内周面に摺動シート66を介して接触し、定着ベルト24を加圧するように構成されている。定着ベルト24は、軟質パッド67によって加熱ローラ26に押し当てられるので、定着ベルト24と加熱ローラ26との接触圧を均一化させることができ、未定着トナー像を均一に加熱溶融することができる。
軟質パッド67の上方に設けられる硬質パッド68は、略断面コ字状に形成された支持フレーム70に、具体的には支持フレーム70の上側水平部70bに取り付けられ、図示しない付勢部材によって加熱ローラ26側に付勢されている。これにより、硬質パッド68は、定着領域92において定着ベルト24の内周面に摺動シート66を介して接触し、定着ベルト24を加圧するように構成されている。
また、硬質パッド68は、加熱ローラ26側の端部が先細り状に形成され、定着領域92の通紙方向下流側において定着ベルト24が加熱ローラ26に食い込むようにして接触される。これにより、定着領域92を通る用紙36が加熱ローラ64から分離する用紙36の分離性を向上させることができる。
なお、軟質パッド67は、例えばゴムなど、より具体的にはシリコーンゴムなどの軟質素材を用いて形成される。また、硬質パッド68は、例えば耐熱樹脂や金属など、より具体的にはアルミニウムなどの硬質素材を用いて形成される。
摺動シート66は、定着ベルト24と加圧部材65、具体的には軟質パッド67及び硬質パッド68との間に設けられ、定着ベルト24の内部においてニップ部92より定着ベルト24の回転方向上流側でブラケット71に固定され、定着ベルト24と加圧部材65との間を通じてニップ部92より定着ベルト24の回転方向下流側に延びている。摺動シート66は、定着ベルト24の回転方向下流側では固定されず、軟質パッド67及び硬質パッド68と定着ベルト24の内面との間に摺動シート66が挟まれる形で軟質パッド67及び硬質パッド68の表面を覆っている。
摺動シート66としては、耐熱性のガラスクロス基材にフッ素樹脂をコーティングしたシートが用いられ、耐熱性を有しつつ耐摩耗性や摺動性の向上が図られている。摺動シート66として、ガラスクロス基材の摺動面にフッ素樹脂シートを圧接接着させたシートを用いるようにしてもよい。また、摺動シート66には、表面にガラスクロス基材の凹凸が現れており、この凹凸によって定着ベルト24との接触面積を低減し、定着ベルト24との摩擦抵抗が低減されている。なお、ガラスクロスにコーティング又は圧接接着するフッ素樹脂としては、PTFEやPTFEとPFAとの混合材料などが用いられる。
また、定着ベルト24の内部には、定着ベルト24と摺動シート66との間にオイルを供給するオイル供給手段としてオイル供給部材75が設けられている。オイル供給部材75は、支持フレーム70の上側水平部70aと下側水平部70bとを連結する上下連結部70cに取り付けられ、定着ベルト24の内面に当接し、定着ベルト24の内面にオイルを塗布することができるようになっている。
図3は、定着ベルトの内部を流れるオイルの流れを説明するための説明図である。なお、図3では、定着ベルト24と摺動シート66との間を拡大して示している。この図に示すように、定着ベルト24の内部において、オイル供給部材75から供給されるオイルは、定着ベルト24の回転に伴って図中時計回り方向に移動して摺動シート66と定着ベルト24との間に導入される。摺動シート66と定着ベルト24との間に導入されたオイルはさらに、定着ベルト24の回転に伴って定着ベルト24の回転方向における摺動シート66の上流側端部から摺動シート66の下流側端部まで送られる。
このように、定着装置22では、摺動シート66と定着ベルト24との間にオイルを導入させることで、摺動シート66と定着ベルト24との摩擦を軽減して定着ベルト24の駆動トルクを低減させ、定着ベルト24の回転移動が阻害されないようになっている。なお、オイル供給部材75として、例えばオイルを含浸させた耐熱性のフェルト部材が用いられるが、これに限定されるものでなく、その他のオイル供給部材又はオイル供給手段を用いるようにしてもよい。
また、オイルとして、例えば、定着ベルト24の回転軸方向における長さが350mm、外径が30mmの定着ベルト24を使用した場合にA4サイズの用紙を200,000枚印刷後においても駆動負荷トルクが上がらず安定した回転を維持するためには、粘度300cStのシリコーンオイル3ml以上が用いられる。
前述したように、摺動シート66と定着ベルト24との間に供給され、定着ベルト24の回転方向における摺動シート66の下流側端部まで送られたオイルは、その一部が定着ベルト24の内面に保持されるものの、残りのオイルが摺動シート66の裏側に回り込んで摺動シート66の下流側端部近傍に位置する支持フレーム70や硬質パッド68などの構造体上に溜まり、このオイルが次第に定着ベルト24の回転軸方向にも広がって定着ベルト24の回転軸方向における端部から漏れる畏れがあるが、本実施形態では、オイル供給部材75から摺動シート66と定着ベルト24との間に供給されるオイルを摺動シート66の下流側端部近傍において回収することで、かかる問題を回避する。
図2に示すように、本実施形態に係る定着装置22にはまた、定着ベルト22の内部において、定着ベルト24の回転方向下流側に延びる摺動シート66の下流側端部近傍に、オイルを吸収するためのオイル吸収部材76が設けられている。オイル吸収部材76は、くさび状の板バネ77を介して支持フレーム70に取り付けられている。これにより、オイル吸収部材76は、摺動シート66の下流側端部を下方側から覆うように摺動シート66の下流側端部の下方に配置され、摺動シート66に押し当てられている。
このように、定着装置22では、オイル供給部材75から摺動シート66と定着ベルト24との間に供給されるオイルを摺動シート66の下流側端部近傍において回収するように構成されている。なお、オイル吸収部材76として、例えば耐熱性のフェルト部材が用いられる。
図4は、定着ベルトに関係する構成について定着ベルトの回転軸方向における位置関係を示した図であり、図4には、オイル供給手段としてのオイル供給部材75、加圧部材65としての軟質パッド67及び硬質パッド68、摺動シート66、オイル吸収手段としてのオイル吸収部材76及び定着ベルト24について、定着ベルト24の回転軸方向(長手方向)における位置関係が示されている。
図4に示すように、定着装置22では、オイル供給部材75、軟質パッド67及び硬質パッド68、摺動シート66、オイル吸収部材76及び定着ベルト24は、好ましくは、定着ベルト24の回転軸方向における長さに関して、オイル供給部材75、軟質パッド67及び硬質パッド68、摺動シート66、オイル吸収部材76、定着ベルト24の順に長くなるように、すなわち、オイル供給部材75の長さ<軟質パッド67及び硬質パッド68の長さ<摺動シート66の長さ<オイル吸収部材76の長さ<定着ベルト24の長さ、となるように形成されている。
このように、本実施形態に係る定着装置22では、定着ベルト22の回転方向において摺動シート66の下流側端部近傍においてオイルを回収することにより、定着ベルト24の回転軸方向において定着ベルト22の端部からオイルが漏れることを防止することができる。それにより、定着ベルト24の端部から漏れたオイルが定着ベルト24と加熱ローラ26との間に形成されるニップ部92に回り込んで、ニップ部92で挟持搬送される用紙36がスリップするなど、用紙搬送特性が悪化することを抑制することができる。
第1の実施形態に係る定着装置22では、オイル供給部材75から供給されるオイルをオイル回収部材76で回収させるように構成されているが、オイル回収部材をオイル吸収部材と兼用させたり、定着ベルトの回転方向において摺動シートの下流側端部近傍に配置される構造体にオイル回収用凹部を設けたりして、摺動シートと定着ベルトとの間に供給されるオイルを回収させるようにしてもよい。
図5は、第2の実施形態に係る定着装置について、前記定着ベルト及びその内部の構成を示す断面図である。第2の実施形態に係る定着装置は、定着ベルト24の回転方向における摺動シート106の下流側端部がオイル供給部材75まで延び、オイル供給部材75がオイル吸収部材を兼ねていること以外は、定着装置22と同様の構成を備えているので、同様の構成については同一符号を付して説明を省略する。
図5に示すように、第2の実施形態に係る定着装置では、定着ベルト24と加圧部材65との間に設けられ、定着ベルト24の内部においてニップ部92より定着ベルト24の回転方向上流側で固定された摺動シート106は、摺動シート106の下流側端部がオイル供給部材75まで延び、オイル供給部材75と定着ベルトとの間に挟まれるように構成されている。なお、図5に示すように、支持フレーム70の上側水平部70bに摺動シート106を定着ベルト24の内面に沿うようにガイドするガイド部材107を設けるようにしてもよい。
このように、第2の実施形態に係る定着装置においても、定着ベルト24の回転方向において摺動シート106の下流側端部近傍においてオイル供給部材75によってオイルが回収され、定着ベルト24の回転軸方向において定着ベルト22の端部からオイルが漏れることを防止することができる。かかる場合には、オイル供給部材75に回収されたオイルを再利用することができる。
図6は、第3の実施形態に係る定着装置について、前記定着ベルト及びその内部の構成を示す断面図である。第3の実施形態に係る定着装置は、オイル回収部材76に代え、加圧部材65としての硬質パッド108にオイル回収用凹部109が設けられていること以外は、定着装置22と同様の構成を備えているので、同様の構成については同一符号を付して説明を省略する。
図6に示すように、第3の実施形態に係る定着装置では、定着ベルト24の回転方向下流側に延びる摺動シート66の下流側端部近傍に、具体的には摺動シート66の下流側端部の下方に配置される硬質パッド108に、凹状に形成されたオイル回収用凹部109が設けられている。
オイル回収用凹部109は、定着ベルト24の回転に伴って定着ベルト24の回転方向における摺動シート66の下流側端部で摺動シート66と定着ベルト24との間から流れ出るオイルを回収するように、摺動シート66の下流側端部がオイル回収用凹部109の上方に位置するように形成されている。
また、オイル回収用凹部109の底面は、定着ベルト24の回転軸方向において略水平状に形成されているが、これに限定されるものでなく、後述するように、定着ベルトの回転軸方向においてオイル回収用凹部の中央部の底面をオイル回収用凹部の端部の底面より深く形成したり、オイル回収用凹部の底面にスリット状の溝部を設けたり、あるいはそれらを組み合わせたりするようにしてもよい。
このように、定着ベルト24の回転方向下流側に延びる摺動シート66の下流側端部近傍に配置される硬質パッド109にオイル回収用凹部109を設け、定着ベルト22の回転方向において摺動シート66の下流側端部近傍においてオイルを回収することにより、定着ベルト24の回転軸方向において定着ベルト22の端部からオイルが漏れることを防止することができる。なお、オイル回収用凹部は、例えば摺動シートを支持フレームの上方まで延びるようにして支持フレームにオイル回収用凹部を設けるなど、定着ベルト24の回転方向下流側に延びる摺動シート66の下流側端部近傍に配置されるその他の構造体に設けるようにしてもよい。
図7は、オイル回収用凹部の変形例について定着ベルトの回転軸方向の断面を模式的に示す断面図であり、図7の(a)は、オイル回収用凹部の第1の変形例について定着ベルトの回転軸方向の断面を示し、図7の(b)は、オイル回収用凹部の第2の変形例について定着ベルトの回転軸方向の断面を示している。
図7(a)に示すように、硬質パッド108に設けられるオイル回収用凹部109の第1の変形例では、硬質パッド118に設けられるオイル回収用凹部119は、定着ベルト24の回転軸方向である長手方向においてオイル回収用凹部119の両端部からオイル回収用凹部119の中央部に傾斜し、オイル回収用凹部119の中央部の底面がオイル回収用凹部119の端部の底面より深く形成されている。これにより、オイル回収用凹部119に回収されたオイルは、オイル回収用凹部119の中央部に集められ、定着装置22が水平位置から傾けられた場合においても、オイル回収用凹部119にオイルを保持することができ、定着ベルト24の回転軸方向において定着ベルト24の端部からオイルが漏れることを防止することができる。
また、図7(b)に示すように、硬質パッド108に設けられるオイル回収用凹部109の第2の変形例では、硬質パッド128に設けられるオイル回収用凹部129は、オイル回収用凹部129の底面にスリット状の溝部130が設けられている。これにより、オイル回収用凹部129に回収されたオイルは、毛細管現象によって前記溝部130に保持され、定着装置22が水平位置から傾けられた場合においても、オイル回収用凹部129にオイルを保持することができ、定着ベルト24の回転軸方向において定着ベルト24の端部からオイルが漏れることを防止することができる。なお、オイル回収用凹部の底面に、メッシュ状の溝部を設けて、オイル回収用凹部に回収されたオイルを毛細管現象によって前記溝部に保持させるようにしてもよい。
本願発明は、例示された実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計上の変更が可能であることは言うまでもない。例えば、前記実施形態はタンデム型のカラープリンタについて説明したが、本願発明は、4サイクル型のカラープリンタなどのその他の画像形成装置に適用することもできる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置を概略的に示す概略構成図である。 第1の実施形態に係る定着装置を示す断面図である。 定着ベルトの内部を流れるオイルの流れを説明するための説明図である。 定着ベルトに関係する構成について定着ベルトの回転軸方向における位置関係を示した図である。 第2の実施形態に係る定着装置について、前記定着ベルト及びその内部の構成を示す断面図である。 第3の実施形態に係る定着装置について、前記定着ベルト及びその内部の構成を示す断面図である。 オイル回収用凹部の変形例について定着ベルトの回転軸方向の断面を模式的に示す断面図である。
符号の説明
22 定着装置
24 定着ベルト
26 加熱ローラ
36 用紙
66 摺動シート
67 軟質パッド
68、108、118、128 硬質パッド
70 支持フレーム
75 オイル供給部材
76 オイル吸収部材
92 ニップ部
109、119、129 オイル回収用凹部
130 溝部

Claims (3)

  1. 回転可能に設けられる加熱ローラと、前記加熱ローラに圧接され前記加熱ローラの回転に伴って回転される無端状の定着ベルトと、前記定着ベルトの内面から前記定着ベルトを加圧し前記加熱ローラと前記定着ベルトとの間にニップ部を形成する加圧部材とを備え、前記ニップ部において挟持搬送される記録媒体上の未定着トナー像を熱と圧力により定着させる定着装置であって、
    前記定着ベルトの内部において前記ニップ部より前記定着ベルトの回転方向上流側で固定され、前記定着ベルトと前記加圧部材との間を通じて前記ニップ部より前記定着ベルトの回転方向下流側に延び、前記定着ベルトの内面と摺接する摺動シートと、
    前記定着ベルトと前記摺動シートとの間にオイルを供給するオイル供給手段と、
    を備え、
    前記定着ベルトの回転方向下流側に延びる前記摺動シートの下流側端部近傍に配置される構造体に、オイルを回収するためのオイル回収用凹部が設けられ、
    前記オイル回収用凹部は、前記定着ベルトの回転軸方向において前記オイル回収用凹部の中央部の底面が前記オイル回収用凹部の端部の底面より深く形成され、
    前記定着ベルトの回転方向下流側に延びる前記摺動シートの下流側端部近傍において、前記オイル供給手段から前記摺動シートと前記定着ベルトとの間に供給される前記オイルを回収するようにしたことを特徴とする定着装置。
  2. 前記オイル回収用凹部の底面に、スリット状又はメッシュ状の溝部が設けられ、前記オイル回収用凹部に回収されたオイルが、毛細管現象によって前記溝部に保持されることを特徴とする請求項に記載の定着装置。
  3. 回転可能に設けられる加熱ローラと、前記加熱ローラに圧接され前記加熱ローラの回転に伴って回転される無端状の定着ベルトと、前記定着ベルトの内面から前記定着ベルトを加圧し前記加熱ローラと前記定着ベルトとの間にニップ部を形成する加圧部材とを備え、前記ニップ部において挟持搬送される記録媒体上の未定着トナー像を熱と圧力により定着させる定着装置であって、
    前記定着ベルトの内部において前記ニップ部より前記定着ベルトの回転方向上流側で固定され、前記定着ベルトと前記加圧部材との間を通じて前記ニップ部より前記定着ベルトの回転方向下流側に延び、前記定着ベルトの内面と摺接する摺動シートと、
    前記定着ベルトと前記摺動シートとの間にオイルを供給するオイル供給手段と、
    を備え、
    前記定着ベルトの回転方向下流側に延びる前記摺動シートの下流側端部近傍に配置される構造体に、オイルを回収するためのオイル回収用凹部が設けられ、
    前記オイル回収用凹部の底面に、スリット状又はメッシュ状の溝部が設けられ、前記オイル回収用凹部に回収されたオイルが、毛細管現象によって前記溝部に保持され、
    前記定着ベルトの回転方向下流側に延びる前記摺動シートの下流側端部近傍において、前記オイル供給手段から前記摺動シートと前記定着ベルトとの間に供給される前記オイルを回収するようにしたことを特徴とする定着装置。
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