JP2019174666A - 定着装置 - Google Patents

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明光 張
訓史 田中
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訓史 田中
浩司 半田
Hiroshi Handa
浩司 半田
真仁 梶田
Masahito Kajita
真仁 梶田
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Abstract

【課題】弾性体がエンドレスベルトの幅方向に大きく変形するのを抑制することができるとともに、弾性体の位置精度を向上させることができる定着装置を提供する。【解決手段】定着装置は、エンドレスベルト130と、回転体との間でエンドレスベルト130を挟んでニップ部NPを形成する弾性体140と、弾性体140を保持するホルダ150とを備える。ホルダ150は、弾性体140を支持するベース面151と、ニップ部NPにおけるエンドレスベルト130の移動方向において弾性体140と向かい合う対向部152と、対向部152から突出し、弾性体140が弾性変形した状態において弾性体140に食い込むように接触する突出部200とを有する。突出部200は、エンドレスベルト130の幅方向に並んで複数設けられ、ニップ部NPにおけるエンドレスベルト130の移動方向においてニップ部NPと異なる位置に配置されている。【選択図】図5

Description

本発明は、シートに転写された現像剤像をシートに熱定着する定着装置に関する。
従来、定着装置として、ハロゲンランプ、加熱ロール、エンドレスベルト、エンドレスベルトを加熱ロールに圧接させるための弾性体、弾性体が装着されるニップヘッド部材などから構成されたものが知られている(特許文献1参照)。この技術において、ニップヘッド部材は、断面がL字形状の細長い角柱形状に形成されており、その上面に、弾性体を固定するための固定部と、固定部に対して加熱ロール方向に突設した圧接部とを有している。
特開2006−058527号公報
ところで、弾性体は、加熱ロールなどの回転体に押し当てられると弾性変形する。しかしながら、従来の構成では、弾性体が、エンドレスベルトの長手方向(幅方向)に大きく変形してしまったり、弾性体が幅方向にずれてしまったりすることがあった。
そこで、本発明は、弾性体がエンドレスベルトの幅方向に大きく変形するのを抑制することができるとともに、弾性体の位置精度を向上させることができる定着装置を提供することを目的とする。
前記した目的を達成するため、本発明の定着装置は、ヒータと、ヒータによって加熱される回転体と、エンドレスベルトと、回転体との間でエンドレスベルトを挟んでニップ部を形成するとともに弾性変形する弾性体と、弾性体を保持するホルダと、を備える。
ホルダは、弾性体を支持するベース面と、ベース面から立ち上がるように形成され、ニップ部におけるエンドレスベルトの移動方向において弾性体と向かい合う対向部と、対向部から突出し、弾性体が弾性変形した状態において弾性体に食い込むように接触する突出部と、を有する。
突出部は、エンドレスベルトの幅方向に並んで複数設けられ、前記移動方向においてニップ部と異なる位置に配置されている。
このような構成によれば、弾性体が幅方向に並んで設けられた複数の突出部に食い込むように接触することで、弾性体がエンドレスベルトの幅方向に大きく変形するのを抑制することができるとともに、弾性体の幅方向へのずれを抑制して弾性体の位置精度を向上させることができる。
前記した定着装置において、ホルダは、弾性体の前記移動方向への移動を規制する規制部であって、前記移動方向において弾性体を挟んで対向部と反対に配置される規制部を有し、規制部は、弾性体が弾性変形した状態において弾性体に前記幅方向の一端から他端にわたって接触する構成とすることができる。
これによれば、弾性体の、規制部に向けての変形を抑制し、対向部に向けての変形量を大きくすることができるので、弾性体を突出部にしっかりと食い込ませることができる。
前記した定着装置は、前記移動方向および前記幅方向と直交する加圧方向において、突出部の寸法が、弾性体の寸法よりも小さい構成とすることができる。
これによれば、変形した弾性体の一部を突出部が形成されていない部分に逃がすことができる。これにより、弾性体と突出部との接触圧を抑制することができるので、弾性体の突出部との接触による変形によってニップ部の圧力に影響が及ぶのを低減することができる。
前記した定着装置において、突出部は、前記加圧方向においてベース面から間隔を空けて配置されている構成とすることができる。
これによれば、変形した弾性体の一部を突出部が形成されていない部分に逃がしてニップ部の圧力に影響が及ぶのを低減できるとともに、突出部の回転体に近い端部と弾性体とを接触させることができる。弾性体の回転体に近い部分は、弾性体がエンドレスベルトを介して回転体に押し当てられたときに大きく変形するので、この部分が突出部に接触することで、弾性体を突出部にしっかりと食い込ませることができる。
前記した定着装置において、突出部は、前記幅方向において最も端に配置された一対の端部突出部と、前記幅方向において一対の端部突出部の間に配置された中間突出部とを有し、弾性体が弾性変形する前の状態において、前記移動方向における端部突出部と弾性体との間隔は、前記移動方向における中間突出部と弾性体との間隔よりも小さい構成とすることができる。
これによれば、弾性体がエンドレスベルトを介して回転体に押し当てられて変形していくときに、まず、弾性体の幅方向の両端部を端部突出部に食い込ませることができる。これにより、弾性体の幅方向の両端部が幅方向の外側へ大きく変形するのを抑制することができる。
前記した定着装置において、中間突出部は、前記幅方向において一対の端部突出部の間の中央から遠いものほど、前記移動方向における弾性体との間隔が小さい構成とすることができる。
これによれば、弾性体がエンドレスベルトを介して回転体に押し当てられて変形していくときに、弾性体を、幅方向の両端部から中央部に向けて順に突出部に食い込ませることができる。これにより、弾性体が幅方向の外側へ大きく変形するのをより抑制することができる。
前記した定着装置において、突出部は、エンドレスベルトの内周面に接触してエンドレスベルトを回転体と弾性体との間に向けてガイドするガイド面を有する構成とすることができる。
これによれば、突出部にエンドレスベルトを回転体と弾性体との間に向けてガイドする機能を持たせることができる。
前記した定着装置において、回転体は、前記幅方向における両端部の外径が、前記幅方向における中央部の外径よりも大きいローラであり、突出部は、前記幅方向において最も端に配置された一対の端部突出部と、前記幅方向において一対の端部突出部の間に配置された中間突出部とを有し、前記移動方向および前記幅方向と直交する加圧方向において、ベース面から端部突出部のガイド面までの寸法は、ベース面から中間突出部のガイド面までの寸法よりも小さい構成とすることができる。
これによれば、突出部を回転体の形状に略沿うように配置することができるので、ガイドとして機能する突出部によって、エンドレスベルトを回転体と弾性体との間に向けて良好にガイドすることができる。
前記した定着装置において、中間突出部は、前記幅方向において一対の端部突出部の間の中央から遠いものほど、前記加圧方向におけるベース面からガイド面までの寸法が小さい構成とすることができる。
これによれば、突出部を回転体の形状に沿って配置することができるので、ガイドとして機能する突出部によって、エンドレスベルトを回転体と弾性体との間に向けてより良好にガイドすることができる。
前記した定着装置において、複数の突出部は、前記幅方向において対象に設けられている構成とすることができる。
これによれば、弾性体と突出部とをバランスよく接触させることができるので、弾性体の幅方向へのずれをより抑制することができる。
前記した定着装置において、突出部は、前記移動方向において弾性体よりも上流に設けられている構成とすることができる。
本発明によれば、弾性体がエンドレスベルトの幅方向に大きく変形するのを抑制することができるとともに、弾性体の位置精度を向上させることができる。
発明の実施形態に係る定着装置を備えた画像形成装置の断面図である。 定着装置の断面図である。 ニップ部におけるエンドレスベルトの移動方向の上流に配置された弾性体とその周囲の構成を示す拡大断面図であり、加熱ユニットと加圧ユニットが押圧される前の状態を示す図(a)と、押圧された状態を示す図(b)である。 加圧方向の一方から見たホルダと自然状態の弾性体を示す図(a)と、ニップ部におけるエンドレスベルトの移動方向の上流から見た回転体、エンドレスベルト、弾性体およびホルダを示す図(b)である。 加圧方向の一方から見たホルダと、加熱ユニットと加圧ユニットとの押圧により弾性変形した状態の弾性体を示す図である。 第1の変形例に係る定着装置についてニップ部におけるエンドレスベルトの移動方向の上流に配置された弾性体とその周囲の構成を示す拡大断面図であり、加熱ユニットと加圧ユニットが押圧される前の状態を示す図(a)と、押圧された状態を示す図(b)である。 第2の変形例に係る定着装置について加圧方向の一方から見たホルダと自然状態の弾性体を示す図(a)と、ホルダと弾性変形した状態の弾性体を示す図(b)である。 第3の変形例に係る定着装置について加圧方向の一方から見たホルダと弾性変形した状態の弾性体を示す図である。 第4の変形例に係る定着装置について加圧方向の一方から見たホルダと弾性変形した状態の弾性体を示す図(a)と、第5の変形例に係る定着装置について加圧方向の一方から見たホルダと弾性変形した状態の弾性体を示す図(b)である。
以下、発明の一実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
図1に示すように、実施形態に係る定着装置8は、レーザプリンタなどの画像形成装置1で使用される。画像形成装置1は、本体筐体2と、シート供給部3と、露光装置4と、現像剤像形成部5と、定着装置8とを備えている。
シート供給部3は、本体筐体2内の下部に設けられ、紙などのシートSが収容されるシートトレイ31と、シート供給機構32とを備えている。シートトレイ31内のシートSは、シート供給機構32により現像剤像形成部5に供給される。
露光装置4は、本体筐体2内の上部に配置され、図示しない光源装置、符号を省略して示すポリゴンミラー、レンズ、反射鏡などを備えている。露光装置4は、光源装置から出射される画像データに基づく光ビーム(一点鎖線参照)を感光体ドラム61の表面で高速走査することで、感光体ドラム61の表面を露光する。
現像剤像形成部5は、露光装置4の下方に配置されている。現像剤像形成部5は、プロセスカートリッジとして構成され、本体筐体2の前部に設けられたフロントカバー21を開いたときにできる開口から本体筐体2に対して着脱可能となっている。現像剤像形成部5は、感光体ドラム61と、帯電器62と、転写ローラ63と、現像ローラ64と、供給ローラ65と、乾式トナーからなる現像剤を収容する現像剤収容部66とを備えている。
現像剤像形成部5は、帯電器62により感光体ドラム61の表面を一様に帯電する。その後、感光体ドラム61は、露光装置4からの光ビームにより表面が露光されることで、表面に画像データに基づく静電潜像が形成される。また、現像剤像形成部5は、現像剤収容部66内の現像剤を、供給ローラ65を介して現像ローラ64に供給する。
そして、現像剤像形成部5は、現像ローラ64上の現像剤を感光体ドラム61上に形成された静電潜像に供給する。これにより、静電潜像が可視像化され、感光体ドラム61上に現像剤像が形成される。その後、現像剤像形成部5は、シート供給部3から供給されたシートSを感光体ドラム61と転写ローラ63との間で搬送することにより感光体ドラム61上の現像剤像をシートSに転写する。
定着装置8は、現像剤像形成部5の後方に配置されている。定着装置8の詳細については後述する。定着装置8は、現像剤像が転写されたシートSを通過させることにより現像剤像をシートSに熱定着する。画像形成装置1は、トナー像が熱定着されたシートSを搬送ローラ23と排出ローラ24により本体筐体2の外の排紙トレイ22上に排出する。
図2に示すように、定着装置8は、加熱ユニット81と、加圧ユニット82とを備えている。加熱ユニット81および加圧ユニット82は、図示しない押圧機構により一方が他方に向けて押圧されている。
加熱ユニット81は、ヒータ110と、回転体120とを備えている。また、加圧ユニット82は、エンドレスベルト130と、弾性体140と、ホルダ150と、ベルトガイド160と、摺動シート180とを備えている。なお、以下の説明では、エンドレスベルト130の幅方向を単に「幅方向」という。幅方向は、回転体120の回転軸線が延びる方向である。
ヒータ110は、ハロゲンランプであり、通電によって発光するとともに発熱し、輻射熱によって回転体120を加熱する。ヒータ110は、回転体120の回転軸線に沿って回転体120の内側を通るように配置されている。
回転体120は、幅方向に長い円筒状のローラであり、ヒータ110によって加熱される。回転体120は、金属などからなる素管121と、素管121の外周面を覆う弾性層122とを有している。図4(b)に示すように、回転体120は、幅方向における両端部の外径が、幅方向における中央部の外径よりも大きくなっている。詳しくは、回転体120は、幅方向両端の外径D1が幅方向中央の外径D2よりも大きくなっており、幅方向の中央から両端に向かうにつれて外径が徐々に大きくなるコンケーブ形状を有する。
図2に戻って、回転体120は、定着装置8の図示しないフレームに回転可能に支持されており、画像形成装置1の本体筐体2内に設けられた図示しないモータから駆動力が入力されることで図2の反時計回りに回転駆動する。
エンドレスベルト130は、長尺筒状の部材であり、可撓性を有している。図示は省略するが、エンドレスベルト130は、金属や樹脂などからなる基材と、基材の外周面を覆う離型層とを有している。エンドレスベルト130は、回転体120が回転したときに回転体120またはシートSとの摩擦によって図2の時計回りに従動回転する。エンドレスベルト130の内周面には、グリスなどの潤滑剤が付けられている。
弾性体140は、幅方向に長い直方体状の部材である。弾性体140は、耐熱性を有するゴムなどの弾性材料から形成されていることで弾性変形することができる。弾性体140は、エンドレスベルト130の内側に配置されている。弾性体140は、加熱ユニット81と加圧ユニット82が押圧された場合に、エンドレスベルト130の外側に配置された回転体120との間でエンドレスベルト130を挟んでニップ部NPを形成する。
ここで、以下の説明では、ニップ部NPにおけるエンドレスベルト130の移動方向を単に「移動方向」という。移動方向は、エンドレスベルト130の周方向におけるニップ部NPの上流端E1と下流端E2を通る平面PLに平行な方向である。なお、本実施形態では、ニップ部NPとして、エンドレスベルト130の周方向における上流のニップ部NP1と、下流のニップ部NP2とを含むので、移動方向は、上流のニップ部NP1の上流端E1と、下流のニップ部NP2の下流端E2を通る平面PLに平行な方向である。
ホルダ150は、弾性体140を保持する部材であり、耐熱性を有する樹脂などからなる。ホルダ150は、幅方向に長く形成されている。ホルダ150は、ベース面151と、対向部152と、規制部153と、突出部200とを有している。
ベース面151は、弾性体140を支持する面であり、幅方向に長く形成されている。ベース面151は、加熱ユニット81と加圧ユニット82が押圧された場合に、弾性体140がエンドレスベルト130を介して回転体120から受ける荷重を支持する。
図3(a),(b)に示すように、ベース面151は、固定部材170を介して弾性体140を支持している。固定部材170は、幅方向に長い矩形の板であり、弾性体140よりも剛性が高い金属などからなる。弾性体140は、接着剤などにより固定部材170に固着されている。弾性体140は、固定部材170がベース面151に取り付けられることで、固定部材170を介してホルダ150に保持されている。
対向部152は、ベース面151から回転体120に向けて立ち上がるような壁状に形成されている。対向部152は、ベース面151に沿って、幅方向に長く形成されている。対向部152は、移動方向において弾性体140よりも上流に配置され、移動方向において弾性体140と向かい合う。
また、対向部152は、移動方向においてニップ部NPと異なる位置に配置されている。詳しくは、対向部152は、移動方向においてニップ部NPよりも上流に配置されている。言い換えると、対向部152は、移動方向におけるニップ部NPの領域外に配置されている。
規制部153は、ベース面151から回転体120に向けて突出するように形成されている。規制部153は、ベース面151および対向部152に沿って、幅方向に長く形成されている。規制部153は、移動方向において弾性体140を挟んで対向部152と反対に配置されている。規制部153は、移動方向において弾性体140よりも下流に配置され、移動方向において対向部152および弾性体140と向かい合う。
規制部153は、移動方向において弾性体140と向かい合う面が規制面153Aとなっている。規制面153Aは、移動方向に略直交するとともに幅方向に長い面である。規制面153Aは、弾性体140が弾性変形した状態において、弾性体140に幅方向の一端から他端にわたって接触する(図5参照)。これにより、規制部153は、弾性体140の移動方向への移動を規制する。詳しくは、規制部153は、弾性体140の移動方向における下流への移動を規制する。
突出部200は、対向部152から突出する部分である。具体的に、突出部200は、対向部152から弾性体140および回転体120に向けて突出しており、主に、対向部152の、加圧方向における端面から、移動方向における下流の面にわたって形成されている。図4(b)に示すように、突出部200は、幅方向に薄い板状(リブ状)である。また、突出部200の先端は、円弧状である。
ここで、加圧方向とは、移動方向および幅方向と直交する方向である。さらに言えば、加圧方向は、加熱ユニット81と加圧ユニット82が押圧される方向である。
突出部200は、ガイド面210を有している。ガイド面210は、加圧方向における突出部200の端面である。ガイド面210は、加圧方向において回転体120と向かい合っている。ガイド面210は、回転するエンドレスベルト130の内周面に摺動シート180を介して接触して、エンドレスベルト130を回転体120と弾性体140との間に向けてガイドする。
突出部200は、幅方向に並んで複数設けられている。詳しくは、突出部200は、幅方向に並ぶ、一対の端部突出部201と、複数の中間突出部202とを有している。
端部突出部201は、幅方向において最も端に配置された2つの突出部200である。
中間突出部202は、幅方向において一対の端部突出部201の間に配置された突出部200である。本実施形態では、中間突出部202は、幅方向における一対の端部突出部201の間に9つ設けられている。
図4(a)に示すように、弾性体140が弾性変形する前の状態、言い換えると、加熱ユニット81と加圧ユニット82との押圧が解除された状態において、移動方向における端部突出部201と弾性体140との間隔G1は、移動方向における中間突出部202と弾性体140との間隔G21〜G25よりも小さくなっている。言い換えると、本実施形態では、端部突出部201の対向部152からの移動方向への突出量は、中間突出部202の対向部152からの移動方向への突出量よりも大きくなっている。
また、図4(b)に示すように、加圧方向において、ベース面151から端部突出部201のガイド面210までの寸法H1は、ベース面151から中間突出部202のガイド面210までの寸法H21〜H25よりも小さくなっている。言い換えると、本実施形態では、端部突出部201のベース面151からの加圧方向への突出量は、中間突出部202のベース面151からの加圧方向への突出量よりも小さくなっている。
複数の突出部200、すなわち、端部突出部201および中間突出部202は、幅方向において一対の端部突出部201の間の中央C2を基準として、幅方向において対称に設けられている。
詳しくは、図4(a)に示すように、突出部200は、幅方向の寸法(幅)Wが互いに等しくなっている。また、隣接する突出部200同士の間隔Cが、互いに等しくなっている。
また、中間突出部202は、中央C2から遠いものほど、移動方向における弾性体140との間隔がG25、G24、G23、G22、G21の順に徐々に小さくなっている。言い換えると、本実施形態では、突出部200は、中央C2から遠いものほど、対向部152からの移動方向への突出量が大きくなっている。
また、図4(b)に示すように、中間突出部202は、中央C2から遠いものほど、加圧方向におけるベース面151からガイド面210までの寸法がH25、H24、H23、H22、H21の順に徐々に小さくなっている。言い換えると、本実施形態では、突出部200は、中央C2から遠いものほど、ベース面151からの加圧方向への突出量が小さくなっている。
ここで、弾性変形前(自然状態)の弾性体140の移動方向の寸法をTとして、突出部200の幅Wは、0.25T〜60Tとすることができる。また、隣接する突出部200同士の間隔Cは、0.1T〜30Tとすることができる。また、移動方向における突出部200と自然状態の弾性体140との間隔Gは、0.1T〜0.3Tとすることができる。また、加圧方向におけるベース面151から突出部200のガイド面210までの寸法(突出部200の高さ)Hは、0.1T〜0.5Tとすることができる。また、突出部200の先端の曲率半径Rは、0.1T〜60Tとすることができる。なお、自然状態の弾性体140の移動方向の寸法Tは、一例として、3〜10mmなどとすることができる。
図3(b)に示すように、各突出部200(1つだけ図示)は、移動方向においてニップ部NPと異なる位置に配置されている。詳しくは、各突出部200は、移動方向において弾性体140よりも上流に設けられている。言い換えると、各突出部200は、移動方向におけるニップ部NPの領域外に設けられている。
図5に示すように、突出部200は、弾性体140が弾性変形した状態において、弾性体140に食い込むように接触する。詳しくは、加熱ユニット81と加圧ユニット82が押圧された場合に、弾性変形した弾性体140が突出部200に押し当たることで、突出部200が弾性体140に食い込むように接触する。
なお、図2に示すように、本実施形態では、ホルダ150の移動方向における中央C1よりも下流にも、ベース面151、対向部152、規制部153の規制面(符号省略)、および、突出部200が設けられ、下流のベース面151上にも弾性体140が配置されている。この下流の構造は、上述した上流の構造と、上流と下流が逆になるだけで、中央C1を基準として移動方向に略対称な構成であるため、説明は省略する。
ベルトガイド160は、エンドレスベルト130をガイドする部材であり、幅方向に長く形成されている。ベルトガイド160は、第1ベルトガイド161と、第2ベルトガイド162とを有している。
第1ベルトガイド161は、移動方向においてホルダ150よりも上流に配置されている。第1ベルトガイド161は、摺動シート180を介してエンドレスベルト130の内周面に接触する第1ガイド面161Aを有し、エンドレスベルト130を回転体120と弾性体140の間に向けてガイドする。
第2ベルトガイド162は、移動方向においてホルダ150よりも下流に配置されている。第2ベルトガイド162は、摺動シート180を介してエンドレスベルト130の内周面に接触する第2ガイド面162Aを有し、回転体120と弾性体140との間から出たエンドレスベルト130を第1ベルトガイド161に向けてガイドする。
摺動シート180は、矩形のシートであり、エンドレスベルト130と弾性体140との間の摺動抵抗を低減するために配置されている。一例として、摺動シート180は、ポリイミドを含有した樹脂製のシートである。摺動シート180は、エンドレスベルト130に対する動摩擦力が、エンドレスベルト130に対する弾性体140の動摩擦力よりも小さくなるように形成されている。
次に、本実施形態に係る定着装置8の作用および効果について説明する。
図5に示すように、加熱ユニット81と加圧ユニット82が押圧された場合に、弾性体140が幅方向に並んで設けられた複数の突出部200に食い込むように接触することで、弾性体140が幅方向に広がるように大きく変形するのを抑制することができる。また、弾性体140が複数の突出部200に食い込むように接触していることで、弾性体140の幅方向へのずれを抑制することができるので、弾性体140の位置精度を向上させることができる。
また、移動方向において突出部200がニップ部NPと異なる位置、具体的には、移動方向におけるニップ部NPの領域外に配置されていることで、突出部200との接触による弾性体140の変形によってニップ部NPの圧力に影響が及ぶのを低減することができる。これにより、ニップ部NPの圧力(ニップ圧)が幅方向において変動するのを抑制できるので、定着装置8によりシートSに転写された現像剤像をシートSに良好に熱定着することができる。
また、規制部153の規制面153Aが弾性体140に幅方向の一端から他端にわたって接触するので、弾性体140の、規制部153に向けての変形を抑制することができる。これにより、弾性体140の、対向部152に向けての変形量を大きくすることができるので、弾性体140を突出部200にしっかりと食い込ませることができる。これにより、特に弾性体140の幅方向へのずれをより抑制することができる。
また、図4(a)に示すように、端部突出部201と自然状態の弾性体140との間隔G1が、中間突出部202と自然状態の弾性体140との間隔G21〜G25よりも小さいので、加熱ユニット81と加圧ユニット82が押圧され、弾性体140がエンドレスベルト130を介して回転体120に押し当てられて変形していくときに、まず、弾性体140の幅方向の両端部を端部突出部201に食い込ませることができる。これにより、特に弾性体140の幅方向の両端部が幅方向の外側へ大きく変形するのを抑制することができる。
さらに、中間突出部202は、中央C2から遠いものほど、自然状態の弾性体140との間隔がG25、G24、G23、G22、G21の順に小さいので、弾性体140がエンドレスベルト130を介して回転体120に押し当てられて変形していくときに、弾性体140を、幅方向の両端部から中央部に向けて順に突出部200に食い込ませることができる。これにより、弾性体140が幅方向の外側へ大きく変形するのをより抑制することができる。
また、図4(b)に示すように、突出部200がガイド面210を有するので、突出部200にエンドレスベルト130を回転体120と弾性体140との間に向けてガイドする機能を持たせることができる。
そして、エンドレスベルト130のガイドとして機能する突出部200が移動方向において弾性体140よりも上流に設けられているので、エンドレスベルト130を回転体120と弾性体140との間に向けて良好にガイドすることができる。
また、ベース面151から端部突出部201のガイド面210までの寸法H1が、ベース面151から中間突出部202のガイド面210までの寸法H21〜H25よりも小さいので、突出部200を回転体120の形状に略沿うように配置することができる。これにより、エンドレスベルト130のガイドとして機能する突出部200によって、エンドレスベルト130、さらに言えば、現像剤像が転写されたシートSを回転体120と弾性体140との間に向けてさらに良好にガイドすることができる。
特に、本実施形態では、中間突出部202は、中央C2から遠いものほど、ベース面151からガイド面210までの寸法がH25、H24、H23、H22、H21の順に小さくなっており、複数の突出部200が全体としてクラウン形状をなしているので、突出部200を回転体120のコンケーブ形状に沿って配置することができる。これにより、ガイドとして機能する突出部200によって、エンドレスベルト130やシートSを回転体120と弾性体140との間に向けてより良好にガイドすることができる。
また、複数の突出部200が幅方向におけるホルダ150の中央C2を基準として幅方向に対称に設けられているので、弾性体140と突出部200とをバランスよく接触させることができる。これにより、弾性体140の幅方向へのずれをより抑制することができる。また、突出部200との接触による弾性体140の変形によってニップ部NPの圧力に影響が及ぶのをより低減することができる。
以上に発明の一実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。具体的な構成については、下記のように発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
例えば、図6(b)に示すように、加圧方向において、突出部200の寸法H3は、弾性体140の寸法H4よりも小さい構成であってもよい。一例として、突出部200は、加圧方向においてベース面151から間隔を空けて配置されていてもよい。
このような構成によれば、ホルダ150の、弾性体140と向かい合う面に凹部155を形成することができるので、図6(a)から図6(b)のように、エンドレスベルト130を介して回転体120と弾性体140を圧接させた場合に、変形した弾性体140の一部を突出部200が形成されていない部分、すなわち、凹部155に逃がすことができる。これにより、弾性体140と突出部200との接触圧を抑制することができるので、弾性体140の突出部200との接触による変形によってニップ部NPの圧力に影響が及ぶのを低減することができる。
また、凹部155が加圧方向において突出部200とベース面151との間に形成されることで、変形した弾性体140の一部を凹部155に逃がしてニップ部NPの圧力に影響が及ぶのを低減できるとともに、突出部200の加圧方向における回転体120に近い端部と弾性体140とを接触させることができる。弾性体140の回転体120に近い部分は、回転体120から遠い部分(固定部材170に固着された部分)と比較して、弾性体140がエンドレスベルト130を介して回転体120に押し当てられたときに大きく変形する。そのため、この弾性体140の回転体120に近い部分が突出部200に接触することで、弾性体140を突出部200にしっかりと食い込ませることができる。これにより、弾性体140が幅方向に大きく変形するのをより抑制したり、弾性体140の位置精度をより向上させたりすることができる。
なお、加圧方向の寸法が弾性体の加圧方向の寸法よりも小さい突出部は、図6(a),(b)の構成とは逆に、ベース面151とつながった状態で配置されていてもよい。すなわち、変形した弾性体の一部を逃がすための部分は、対向部の移動方向における弾性体と向かい合う面と、突出部の回転体と向かい合う端面とによって形成されていてもよい。
また、変形した弾性体の一部を逃がすための部分(凹部)は、例えば、図3に示したような突出部200の移動方向における弾性体と向かい合う面の一部を、移動方向において弾性体から離れる方向に向けて凹ませるようにして形成してもよい。
また、前記実施形態では、突出部200の幅方向の寸法Wや、隣接する突出部200同士の間隔Cが互いに等しかったが、これに限定されず、突出部の幅方向の寸法や、隣接する突出部同士の間隔は、異なっていてもよい。
例えば、図7(a),(b)に示すように、突出部200は、一対の端部突出部201Aと、中間突出部202A,202Cとを有している。中間突出部202Cは、幅方向において一対の端部突出部201Aの間の中央C2と重なる位置に配置され、中間突出部202Aは、各端部突出部201Aと中間突出部202Cとの間に2つずつ配置されている。そして、端部突出部201Aの幅方向の寸法は、中間突出部202Aの幅方向の寸法よりも大きくなっている。また、中間突出部202Cの幅方向の寸法は、端部突出部201Aの幅方向の寸法よりも大きくなっている。また、幅方向における、中間突出部202Aと中間突出部202Cの間隔は、端部突出部201Aと中間突出部202Aの間隔や、中間突出部202A同士の間隔よりも大きくなっている。
なお、図7(a),(b)に示す形態では、中間突出部202A,202Cの数が、前記実施形態の中間突出部202の数と異なっているが、中間突出部の数は特に限定されない。例えば、中間突出部の数は、前記実施形態よりも多くてもよいし、1つであってもよい。
また、前記実施形態では、突出部200が移動方向において弾性体140の上流と下流にそれぞれ設けられていたが、これに限定されない。例えば、突出部は、移動方向において弾性体よりも上流だけに設けられていてもよい。また、突出部は、移動方向において弾性体よりも下流だけに設けられていてもよい。
なお、移動方向において弾性体よりもの上流に設けられる突出部の数は、2つ以上であれば任意である。移動方向において弾性体よりも下流に設けられる突出部の数についても同様である。例えば、図8に示すように、移動方向において弾性体140よりも上流に設けられる突出部200の数は、3つであってもよい。
なお、図8に示す形態では、突出部200は、一対の端部突出部201Bと、一対の端部突出部201Bの間に配置された1つの中間突出部202Bとを有している。中間突出部202Bは、幅方向において、一方の端部突出部201Bから他方の端部突出部201Bにわたって長く形成されている。そして、中間突出部202Bは、幅方向における端から中央に向かうにつれて、移動方向における弾性体140に向けての突出量が大きくなる形状を有している。
また、前記実施形態では、突出部200がリブ状に形成されていたが、突出部の形状は特に限定されない。例えば、図9(a)に示すように、突出部200は、前記実施形態によりも幅方向に長く形成され、先端が円弧状であって、複数の突出部200が全体として波状をなしていてもよい。また、図9(b)に示すように、突出部200は、略三角形状に形成され、複数の突出部200が全体として鋸歯状をなしていてもよい。
また、前記実施形態では、端部突出部201と自然状態の弾性体140との間隔が、中間突出部202と自然状態の弾性体140との間隔よりも小さい構成であったが、同じであってもよい。また、移動方向における中間突出部と自然状態の弾性体との間隔は、複数の中間突出部について互いに同じであってもよいし、端部突出部と同じであってもよい。例えば、図7に示すように、移動方向において、中間突出部202Aと自然状態の弾性体140との間隔は、端部突出部201Aと自然状態の弾性体140との間隔と同じであってもよい。
また、前記実施形態では、ベース面151から端部突出部201のガイド面210までの寸法が、ベース面151から中間突出部202のガイド面210までの寸法よりも小さい構成であったが、同じであってもよい。また、中間突出部のベース面からガイド面までの寸法は、複数の中間突出部について互いに同じであってもよいし、端部突出部と同じであってもよい。なお、突出部のベース面から加圧方向への突出量は、幅方向に並ぶ複数の突出部が全体として回転体の形状に略沿うような形状とすることが好ましい。
また、前記実施形態では、複数の突出部200が幅方向におけるホルダ150の中央を基準として幅方向に対称に設けられていたが、これに限定されず、対称でなくてもよい。
また、前記実施形態では、突出部200がエンドレスベルト130をガイドするためのガイド面210を有していたが、これに限定されず、突出部は、エンドレスベルトをガイドする機能を持たないものであってもよい。
また、前記実施形態では、ホルダ150がベルトガイド160とは別の部材であったが、これに限定されない。すなわち、発明に係るホルダは、前記実施形態のホルダ150とベルトガイド160とが一体に形成されたような部材であってもよい。また、前記実施形態では、移動方向において対向部152の弾性体140と向かい合う面や、規制部153の規制面153Aが、幅方向に平行な平面であったが、これに限定されず、例えば、曲面であってもよい。
また、前記実施形態では、弾性体140が直方体状であったが、これに限定されず、弾性体はどのような形状であってもよい。
また、前記実施形態では、回転体120がコンケーブ形状であったが、回転体の形状は特に限定されない。また、前記実施形態では、回転体120が筒状のローラであったが、これに限定されず、例えば、回転体は、無端状のベルトなどであってもよい。すなわち、発明に係る定着装置は、エンドレスベルトと、回転体としての第2のエンドレスベルトとを備える構成であってもよい。
また、前記実施形態では、ヒータ110として、輻射熱を利用するハロゲンランプを例示したが、これに限定されず、例えば、抵抗体の発熱を利用するセラミックヒータやカーボンヒータなどであってもよい。また、ヒータは、回転体を誘導加熱するIHヒータなどであってもよい。また、ヒータは、回転体の内側ではなく、回転体の外側に配置されていてもよい。
また、前記実施形態では、加熱ユニット81がヒータ110および回転体120を備え、加圧ユニット82がエンドレスベルト130、弾性体140およびホルダ150を備える構成であったが、これに限定されない。例えば、定着装置は、加熱ユニットがヒータ、エンドレスベルト、弾性体およびホルダを備え、加圧ユニットが回転体を備える構成であってもよい。なお、加圧ユニットの回転体は、無端状のベルトに限定されず、例えば、芯金と、芯金の外周面を覆う弾性層とを有するローラなどであってもよい。また、加熱ユニットがエンドレスベルトを備える場合、ヒータは、エンドレスベルトの内側に配置されていてもよいし、エンドレスベルトの外側に配置されていてもよい。
また、前記実施形態では、発明に係る定着装置をシートにモノクロの画像を形成する画像形成装置に使用した例を説明したが、これに限定されず、例えば、シートにカラーの画像を形成可能な画像形成装置に使用してもよい。また、画像形成装置は、レーザプリンタに限定されず、例えば、LEDから出射された光により感光体ドラムを露光するプリンタであってもよい。また、画像形成装置は、フラットベッドスキャナなどの原稿読取装置を備える複写機や複合機などであってもよい。
また、前記した実施形態および変形例で説明した各要素は、適宜組み合わせて実施することが可能である。
8 定着装置
110 ヒータ
120 回転体
130 エンドレスベルト
140 弾性体
150 ホルダ
151 ベース面
152 対向部
153 規制部
200 突出部
201 端部突出部
202 中間突出部
210 ガイド面
NP ニップ部

Claims (11)

  1. ヒータと、
    前記ヒータによって加熱される回転体と、
    エンドレスベルトと、
    前記回転体との間で前記エンドレスベルトを挟んでニップ部を形成するとともに弾性変形する弾性体と、
    前記弾性体を保持するホルダと、を備え、
    前記ホルダは、前記弾性体を支持するベース面と、前記ベース面から立ち上がるように形成され、前記ニップ部における前記エンドレスベルトの移動方向において前記弾性体と向かい合う対向部と、前記対向部から突出し、前記弾性体が弾性変形した状態において前記弾性体に食い込むように接触する突出部と、を有し、
    前記突出部は、前記エンドレスベルトの幅方向に並んで複数設けられ、前記移動方向において前記ニップ部と異なる位置に配置されたことを特徴とする定着装置。
  2. 前記ホルダは、前記弾性体の前記移動方向への移動を規制する規制部であって、前記移動方向において前記弾性体を挟んで前記対向部と反対に配置される規制部を有し、
    前記規制部は、前記弾性体が弾性変形した状態において前記弾性体に前記幅方向の一端から他端にわたって接触することを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記移動方向および前記幅方向と直交する加圧方向において、前記突出部の寸法は、前記弾性体の寸法よりも小さいことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の定着装置。
  4. 前記突出部は、前記加圧方向において前記ベース面から間隔を空けて配置されていることを特徴とする請求項3に記載の定着装置。
  5. 前記突出部は、前記幅方向において最も端に配置された一対の端部突出部と、前記幅方向において前記一対の端部突出部の間に配置された中間突出部とを有し、
    前記弾性体が弾性変形する前の状態において、前記移動方向における前記端部突出部と前記弾性体との間隔は、前記移動方向における前記中間突出部と前記弾性体との間隔よりも小さいことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の定着装置。
  6. 前記中間突出部は、前記幅方向において前記一対の端部突出部の間の中央から遠いものほど、前記移動方向における前記弾性体との間隔が小さいことを特徴とする請求項5に記載の定着装置。
  7. 前記突出部は、前記エンドレスベルトの内周面に接触して前記エンドレスベルトを前記回転体と前記弾性体との間に向けてガイドするガイド面を有することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の定着装置。
  8. 前記回転体は、前記幅方向における両端部の外径が、前記幅方向における中央部の外径よりも大きいローラであり、
    前記突出部は、前記幅方向において最も端に配置された一対の端部突出部と、前記幅方向において前記一対の端部突出部の間に配置された中間突出部とを有し、
    前記移動方向および前記幅方向と直交する加圧方向において、前記ベース面から前記端部突出部の前記ガイド面までの寸法は、前記ベース面から前記中間突出部の前記ガイド面までの寸法よりも小さいことを特徴とする請求項7に記載の定着装置。
  9. 前記中間突出部は、前記幅方向において前記一対の端部突出部の間の中央から遠いものほど、前記加圧方向における前記ベース面から前記ガイド面までの寸法が小さいことを特徴とする請求項8に記載の定着装置。
  10. 複数の前記突出部は、前記幅方向において対象に設けられていることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の定着装置。
  11. 前記突出部は、前記移動方向において前記弾性体よりも上流に設けられていることを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の定着装置。
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