JP2008185682A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】加圧ベルトまたは定着ベルトの摺動抵抗が高くなっても、安定したベルトの走行を確保するとともに、簡易なベルト制御によりコスト低減を達成する小型化した定着装置を提供する。
【解決手段】第1駆動源M1により駆動回転する定着ローラ31と定着ローラ31に圧接して回動する無端状の加圧ベルト32とでトナー画像を担持する記録材Pを挟持し加熱加圧定着する定着ニップ部を有する定着装置において、無端状の加圧ベルト32を回動する第2駆動源M2と、トナー画像を担持する記録材Pを加熱加圧定着する積算時間を計測する積算時間計測手段と、積算時間計測手段が所定の積算時間を計測したとき、第2駆動源M2の出力を所定量だけ増加させる第2駆動源出力制御手段90と、を備える定着装置。
【選択図】図3

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、及びこれらの機能を備えた複合機等の画像形成装置に装着され、転写材上に形成されたトナー画像を、定着部材と加圧部材とによりトナー画像を加熱加圧定着する定着装置、及びこの定着装置を備えた画像形成装置に関する。
従来、複写機、プリンタ、ファクシミリ及びこれらの機能を有する複合機等の電子写真式画像形成装置に用いられている定着装置は、所定の温度に維持された定着ローラと、弾性層を有してその定着ローラに圧接する加圧ローラとによって形成された定着ニップ部により、トナー画像を形成された転写材を挟持搬送しつつ加熱加圧する熱ローラ定着方式が、低速機から高速機まで、モノクロ機からカラー機に至るまで、幅広く採用されている。
従来の熱ローラ定着方式の定着装置では、転写材上のトナー画像を加熱する際に、熱容量の大きな定着ローラを加熱する必要があるため、省電力面で不利であり、また、プリント時に定着ローラを暖めるのに時間がかかり、プリントを開始するまでの時間(ウオームアップタイム)が長くなってしまうという問題がある。
上述の問題を解消するために、ベルト状の定着ベルトまたはベルト状の加圧部材を用い、定着部材により低熱容量化し、温度制御されたヒータを定着ベルトに直接加圧接触させることで熱伝導効率を大幅に向上させ、省電力とウオームアップタイムを殆ど必要としないクイックスタートを図ったベルト定着方式の定着装置や画像形成装置が提案され、最近用いられてきている。
特許文献1に提案された定着装置は、加熱源を有する加熱定着ローラと、定着ニップ部を形成する回動自在の加圧ベルトと、該加圧ベルトを内側から押圧するパッド部材と、潤滑剤供給手段とを有し、更に、加圧ベルトとパッド部材との間に多孔質の摺動部材を介在させて、摺動抵抗を低減させるものである。
特許文献2に提案された定着装置は、定着ローラと加圧ベルトとの相対速度を一定にするために、定着ローラを駆動する駆動部材とは独立して別個に、加圧ベルトに外接し、加圧ベルトに内接するベルト支持部材との間で加圧ベルトを挟持して加圧ベルトの外面側から加圧ベルトを駆動する加圧ベルト駆動部材を設けたものである。
特開2003−107936号公報 特開2005−300986号公報
画像形成装置において記録材に連続して画像形成を行う場合、ベルトニップ方式の定着装置においては、回動する定着回転体(定着ローラ、定着ベルト)と加圧ベルトとの間に形成された定着ニップ部を、記録材が紙間を保持して連続して通過するとき、定着回転体と加圧ベルトとの相対速度が変動すると、記録材に形成されたトナー画像が乱れてしまうおそれがある。
特許文献1で示される定着装置では、長期間、印刷を行うと、加圧ベルトや摺動部材の摩耗、潤滑剤の枯渇等によって、加圧ベルトと摺動部材との間での摺動抵抗が大きくなり、加圧ベルトと定着回転体との間にスリップを生じて、加圧ベルトの速度の低下や変動が発生する。
特許文献2で示される定着装置では、定着ローラの駆動部材とは独立した別個の加圧ベルト駆動部材を設けることにより、定着ローラと加圧ベルトとの相対速度を一定にすることはできる。
しかしながら、長期間に亘って定着装置を稼働したときには、加圧ベルト内部の潤滑剤の枯渇、加圧ベルト内面や押圧パッド表面等の摩耗、更に摩擦粉が潤滑剤に混入することによる潤滑剤の性能の劣化などにより、加圧ベルトの摺動抵抗が増大し、定着ローラと加圧ベルトの間に速度差を生じるという問題がある。
本発明は上記問題点に着目して成されたものであり、本発明の目的は、長期間に亘って定着装置を稼働することにより無端状の加圧ベルトまたは無端状の定着ベルトに摩耗が生じ、定着ローラと無端状の加圧ベルト、あるいは加圧ローラと無端状の定着ベルトとの間での摺動抵抗が高くなった場合でも、安定したベルトの走行を確保することのできる定着装置およびこの定着装置を備えた画像形成装置を提供することにある。
上記の目的は、以下の解決手段により達成される。
1. 第1駆動源により駆動回転する定着ローラと該定着ローラに圧接して回動する無端状の加圧ベルトとでトナー画像を担持する記録材を挟持し加熱加圧定着する定着ニップ部を有する定着装置において、前記無端状の加圧ベルトを回動する第2駆動源と、前記トナー画像を担持する記録材を加熱加圧定着する積算時間を計測する積算時間計測手段と、
前記積算時間計測手段によって計測された積算時間に応じて、前記第2駆動源の出力を増加させる第2駆動源出力制御手段と、を備えることを特徴とする定着装置。
2. 第1駆動源により駆動回転する加圧ローラと該加圧ローラに圧接して回動する無端状の定着ベルトとでトナー画像を担持する記録材を挟持し加熱加圧定着する定着ニップ部を有する定着装置において、前記無端状の定着ベルトを回動する第2駆動源と、前記トナー画像を担持する記録材を加熱加圧定着する積算時間を計測する積算時間計測手段と、
前記積算時間計測手段によって計測された積算時間に応じて、前記第2駆動源の出力を増加させる第2駆動源出力制御手段と、を備えることを特徴とする定着装置。
3. 像担持体上にトナー画像を形成する画像形成手段と、該画像形成手段に記録材を供給する給紙手段と、前記トナー画像を前記記録材に転写する転写手段と、転写された前記トナー画像を前記記録材に定着する1又は2項に記載の定着装置と、を有することを特徴とする画像形成装置。
本発明の定着装置及び画像形成装置は、以上に説明した構成により以下の効果が得られる。
1. 無端状の加圧ベルトの摺動抵抗が経時変化しても、無端状の加圧ベルトを回動する第2駆動源の出力を所定量だけ増加させることにより、無端状の加圧ベルトの周速を一定に保持する事が出来る。
2. 定着ベルトの摺動抵抗が経時変化しても、無端状の定着ベルトを回動する第2駆動源の出力を所定量だけ増加させることにより、無端状の定着ベルトの周速を一定に保持する事が出来る。
3. 本発明の定着装置を備えた画像形成装置によれば、記録材を熱変形させることなく、安定して均一な定着処理を行い、良好な画像を得ることが出来る。
以下、本発明の実施の形態を説明する。なお、本欄の記載は請求項の技術的範囲や用語の意義を限定するものではない。
図1は、本発明に係る画像形成装置の一例を示す構成図である。
本画像形成装置は画像形成装置本体Aと画像読取装置Bとから構成される。
画像形成装置本体Aはタンデム型カラー画像形成装置と称せられるもので、複数組の画像形成手段10Y,10M,10C,10K、ベルト状の中間転写体6、給紙搬送手段及び定着装置30等からなる。
画像形成装置本体Aの上部には、自動原稿送り装置DFと原稿画像走査露光装置SCから成る画像読取装置Bが設置されている。自動原稿送り装置DFの原稿台上に載置された原稿dは搬送手段により搬送され、原稿画像走査露光装置SCの光学系により原稿の片面又は両面の画像が走査露光され、ラインイメージセンサCCDに読み込まれる。
ラインイメージセンサCCDにより光電変換されて形成された信号は、画像処理部において、アナログ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮処理等が行われた後、露光手段3Y,3M,3C,3Kに送られる。
イエロー(Y)色のトナー画像を形成する画像形成手段10Yは、感光体1Yの周囲に帯電手段2Y、露光手段3Y、現像手段4Y及びクリーニング手段8Yを配置している。マゼンタ(M)色のトナー画像を形成する画像形成手段10Mは、感光体1Mの周囲に帯電手段2M、露光手段3M、現像手段4M及びクリーニング手段8Mを配置している。シアン(C)色のトナー画像を形成する画像形成手段10Cは、感光体1Cの周囲に帯電手段2C、露光手段3C、現像手段4C及びクリーニング手段8Cを配置している。黒(K)色のトナー画像を形成する画像形成手段10Kは、感光体1Kの周囲に帯電手段2K、露光手段3K、現像手段4K及びクリーニング手段8Kを配置している。帯電手段2Yと露光手段3Y、帯電手段2Mと露光手段3M、帯電手段2Cと露光装置3C、及び帯電手段2Kと露光装置3Kは、潜像形成手段を構成する。
なお、現像手段4Y,4M,4C,4Kは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及び黒(K)の小粒径のトナーとキャリアからなる2成分現像剤を内包する。
中間転写体6は、複数のローラにより巻回され、図示しない駆動手段により回動可能に支持されている。
定着装置30は、加熱された定着ローラ31と無端状の加圧ベルト32との間に形成された定着ニップ部Nで記録材P上のトナー画像を加熱、加圧して定着する。
画像形成手段10Y,10M,10C,10Kより形成された各色のトナー画像は、回動する中間転写体6上に一次転写手段7Y,7M,7C,7Kにより逐次転写されて(1次転写)、カラー画像が合成されたトナー画像(以下、カラー画像という)が形成される。給紙カセット20内に収容された記録材Pは、給紙手段21により給紙され、給紙ローラ22A,22B,22C,22D、レジストローラ23等を経て、二次転写手段7Aに搬送され、記録材P上にカラー画像が転写される(2次転写)。カラー画像が転写された記録材Pは定着装置30において加熱、加圧され、記録材P上のカラー画像が定着される。その後、排紙ローラ24に挟持されて機外の排紙トレイ25上に載置される。
一方、二次転写手段7Aにより記録材Pにカラー画像を転写した後、記録材Pを曲率分離した中間転写体6は、クリーニング手段8Aにより残留トナーが除去される。
なお、以上はカラー画像を形成する画像形成装置であったが、モノクロ画像を形成する画像形成装置であってもよいし、中間転写体を用いても用いなくてもよい。
次に、本発明に係わるベルトニップ方式の定着装置30の主要構成について説明する。
図2は、本発明に係るベルトニップ方式の定着装置30の断面図である。図3は定着ローラ31と無端状の加圧ベルト32の拡大断面図である。
本発明の一実施形態の定着装置30は、通紙路上方の定着ローラ31と、通紙路下方の無端状の加圧ベルト32を有する。
本発明は、無端状の加圧ベルト(以下、単に加圧ベルトという)32は、定着ニップ部Nにトナー像を担持する記録材Pを送り込む入口側に配置された入口ローラ33と、定着ニップ部Nの最下流部で加圧ベルト32を定着ローラ31に圧接させる出口ローラ34と、加圧ベルト32にテンションを付与するテンションローラ35の少なくとも3つのローラで張架されるとともに、定着ニップ部Nにおいて加圧ベルト32の内側に配置される押圧手段36により定着ローラ31に圧接されている形態のものについて、より優れた効果を発揮することができる。
即ち、定着ローラ31と加圧ベルト32とは定着ニップ部Nにおいて、広い面積で長時間圧接されて定着されるから、記録材P状のトナー画像を充分加熱して定着することが出来る。特に、多色のトナー画像や、ピクチャー画像等ベタ画像や、塗工紙等の厚手の記録材に形成された画像等を定着する場合に有利である。
また、本発明においては、第2駆動源(モータM2)は、出口ローラ34を駆動することにより、加圧ベルト32を回動することが好ましい。それは、定着ニップ部Nの下流側に配置された出口ローラ34を駆動源に接続して回転させることにより、回動するベルト32の定着ニップ部N側が緊張されて、強制的に回動されるという理由による。
以下、本発明の好ましい実施形態について図2および図3を参照しながら説明する。
定着ローラ31と加圧ベルト32との間に形成される定着ニップ部を通して、加熱と加圧とにより記録材P上の単色トナー画像、或いは多色トナー画像を定着する。
定着ローラ31は、内部にハロゲンランプHを内蔵し、アルミニュウムや鉄等から形成された円筒状芯金31Aと、円筒状芯金31Aを被覆し耐熱性の高いシリコーンゴムから成る弾性層31Bと、更に弾性層31Bを被覆しPFA(パーフルオロアルキルビニルエーテル)若しくはPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)等のフッ素樹脂から成る離型層31Cと、により構成されている。
定着ローラ31の外周面には、オイル供給手段41、外部加熱手段42、クリーニング手段43、分離爪44、及び図示しない温度センサ等が配置されている。
加圧ベルト32は、約100μmの厚みのポリイミドにより形成された基体と、基体の外表面を被覆する約25μmの厚みのPFA若しくはPTFEで形成された離型層とにより構成されていて、無端状に形成されている。
加圧ベルト32は、記録材Pの導入部に近い入口ローラ33、記録材Pの出口部に近い出口ローラ34、テンションローラ35の各外周を巻回して張設し、定着ローラ31の外周面に当接する。
分離爪45は、出口ローラ34を巻回する加圧ベルト32の外周面に当接して、加圧ベルト32から記録材Pの先端部を分離する。
昇降手段46は、加圧ベルト32、入口ローラ33、出口ローラ34、テンションローラ35等を有する加圧手段を昇降自在に保持して、加圧ベルト32及び押圧手段36を定着ローラ31に圧接する。
加圧ベルト32を内部から押圧する押圧パッド36Aは、硬度JISA約10°のシリコーンゴムから形成され、耐熱樹脂から形成され押圧パッド36Aを保持する保持部材36B、保持部材36Bを付勢する圧縮バネ36Cと共に、耐熱樹脂から形成されたホルダー36D内に保持されている。ここで、押圧パッド36A、保持部材36B、圧縮バネ36C、ホルダー36Dを含めて押圧手段36と称す。
このように構成された定着装置30において、ハロゲンランプHにより加熱され、不図示の駆動手段によって駆動された定着ローラ31が図示の時計方向に回転する。また、押圧パッド36Aが圧縮バネ36Cにより保持部材36Bを介して押圧され、押圧パッド36Aは加圧ベルト32を定着ローラ31に押圧する。
従って、加圧ベルト32は、第1駆動源であるモータM1の駆動により回転する定着ローラ31によって図示の反時計方向に回転し、押圧パッド36Aにより定着ローラ31に押圧されて弾性変形するので、加圧ベルト32と定着ローラ31との間に幅広の定着ニップ部Nが形成される。搬送された記録材P上の未定着トナーは定着ニップ部Nで加熱、加圧されて定着される。
出口ローラ34は、第2駆動源であるモータM2の駆動によって回転して加圧ベルト32を回動させる。入口ローラ33、テンションローラ35は加圧ベルト32の回動により従動回転する。
画像形成処理中に加圧ベルト32の摺動抵抗が増大しても、定着ローラ31の駆動用のモータM1とは別のモータM2により出口ローラ34を駆動回転させることにより、加圧ベルト32の駆動伝達を定着ローラ31からだけではなく、定着ローラ31と出口ローラ34の両方から与えることで、加圧ベルト32のスリップ防止に有効である。
ここで、加圧ベルト部材32の内面側は、潤滑剤が塗布されているので、出口ローラ34と加圧ベルト部材32とのグリップ力は小さいものになっているが、加圧ベルト32の摺動抵抗が更に高くなると、出口ローラ34を単純に駆動回転させても定着ローラ31と加圧ベルト32間のグリップ力を高くすることができないため、結局、加圧ベルト32の表面速度が低下するという問題がある。
また、出口ローラ34、加圧ベルト32間のグリップ力を増大させることは、潤滑剤の存在で容易ではなく、グリップ力を上げすぎると、定着ローラ31の駆動力と出口ローラ34の駆動力とが加重して、加圧ベルト32に無理な力が加わり、加圧ベルト32が損傷するおそれがある。
よって、出口ローラ34と加圧ベルト32との間のグリップ力が小さい状態において、出口ローラ34をモータM2により駆動回転させることにより、出口ローラ34から加圧ベルト32に駆動が伝達され、加圧ベルト32のスリップ防止に大きな効果が得られる。
しかし、長時間プリントした場合等で、定着装置30の構成部品の摩耗、潤滑剤の枯渇等によって加圧ベルト32の摺動抵抗が増大すると、出口ローラ34、加圧ベルト32間のスリップが大きくなり、加圧ベルト32、定着ローラ31間のスリップも増大し、画像に悪影響を及ぼすようになる欠陥が発生するようになる。
この対策として、加圧ベルト32の低下した回転表面速度を復元するためにモータM2の出力を増加し、出口ローラ34の回転速度を上げることにより、出口ローラ34から加圧ベルト32への駆動伝達力を高めて、加圧ベルト32のスリップ防止を可能にする。
そこで、本発明においては、定着装置がどのくらいの時間に亘って稼働したかを計測するために、トナー画像を担持する記録材を加熱加圧定着する積算時間を計測する積算時間計測手段を備えると共に、この積算時間計測手段が所定の積算時間を計測したときに、第2駆動源の出力を所定量だけ増加させる第2駆動源出力制御手段を備えるようにした。
以下、図4を参照して説明する。図4は、加圧ベルト32及び定着ベルト51の表面速度を制御する制御手段のブロック図である。
トナー画像を担持する記録材を加熱加圧定着する積算時間は、モータM2が回転している時間、すなわち、モータM2がONになっている時間を積算することにより計測することができる。また、定着ローラ31を駆動する第1駆動源であるモータM1がONになっている時間を計測してよよい。
モータM2がONになっている時間を公知の積算時間計測手段91により計測して、所定の積算時間に到達したことを検知して、第2駆動源出力制御手段90により、モータM2の出力を所定量だけ増加するように制御することにより、出口ローラ34の回転速度を増加させ、この回転ベルトとの摩擦力により回動している加圧ベルトの低下した表面速度を回復させることができる。例えば、積算時間が所定時間を経過したときに、10%の範囲内で増速して、加圧ベルト32の表面速度が一定の初期速度になるように制御する。また、更に所定時間経過したときに、更に10%の範囲内で増速して、加圧ベルト32の表面速度が一定の所期速度になるように制御する。
図5は、定着ローラ31、出口ローラ34の走行特性を示す図である。
図5(a)は、定着駆動時間に対する定着ローラ31のトルクの関係を示す図である。
一般に、定着駆動時間、即ち画像形成処理の印刷枚数が増すに従って、定着ローラ31のトルクが上昇する傾向にある。
図5(b)は、定着駆動時間に対する定着ローラ31、出口ローラ34の表面速度の関係を示す図である。
定着駆動時間に影響されず、モータM1により駆動回転される定着ローラ31の表面速度は一定に保持されている。本発明の第2駆動源出力制御手段は、所定の定着稼働時間を経過すると、モータM2により駆動される出口ローラ34の表面速度を上昇するように制御する。出口ローラ34の表面速度の変化量は0〜+10%の範囲内が良い。
図5(c)は、定着稼働時間に対する出口ローラ34の回転速度の変化率の関係を示す図である。
定着稼働時間が増すに従って、定着ローラ31のトルクが上昇する。本発明の第2駆動源出力制御手段は、モータM2により駆動される出口ローラ34の回転速度を上昇するように制御する。出口ローラ34の回転速度の変化率は0〜+10%の範囲内が良い。この変化率は0〜+10%は、定着ローラ31、加圧ベルト32、押圧パッド36Aの各表面摩擦係数や、押圧パッド36Aの押圧力や、テンションローラ35の加圧ベルト32張架力や、定着ローラ31、加圧ベルト32の周速等により実験的に最適な値に設定される。
以上の定着装置の実施の形態では、加熱回転体として定着ローラ31を配置したが、本発明はこれに限定されるものではなく、定着ローラ31に代えて加熱源により加熱されて回動する定着ベルトを配置した構成の定着装置でも、本発明は適用可能である。
また、第2駆動源により出口ローラを駆動することにより定着ベルトを回動したが、本発明はこれに限定されるものでなく、例えば、特許文献2に記載されているような、加圧ベルトに外接し、加圧ベルトに内接するベルト支持部材との間で加圧ベルトを挟持して加圧ベルトの外面側から加圧ベルトを駆動する駆動源を設けたタイプのものでもよい。
さらには、本発明は加圧ベルトの内側に押圧手段を配設して、加圧ベルトを定着ローラに圧接しているが、このような押圧手段を備えていないものであってもよい。
図6は、本発明に係るベルトニップ方式の定着装置の他の実施の形態を示す側面図である。基本的には、図3に示す定着装置における定着ローラを定着ベルトに、加圧ベルトを加圧ローラに置き換えたものである。以下に、簡単にその構成について説明するが、基本的な考え方は図3に示す定着装置と同様である。
この実施の形態の定着装置は、通紙路上方の定着ベルト51と、通紙路下方の加圧ローラ52を有する。
定着ベルト51と加圧ローラ52との間に形成される定着ニップ部を通して、加熱と加圧とにより記録材P上の単色トナー像、或いは多色トナー像を定着する。
定着ベルト51は、約100μmの厚みのポリイミドにより形成された基体と、基体の外表面を被覆する約25μmの厚みのPFA若しくはPTFEで形成された離型層とにより構成されたエンドレスベルトである。
定着ベルト51は、記録材Pの導入部に近い入口ローラ53、記録材Pの出口部に近い出口ローラ54、内部にハロゲンランプH1を内蔵した加熱ローラ55の各外周を巻回して張設し、内部にハロゲンランプH2を内蔵した加圧ローラ52の外周面に当接する。
定着ベルト51を内部から押圧する押圧パッド56は、硬度JISA約10°のシリコーンゴムから形成され、耐熱樹脂から形成されバネ付勢されている。
図示しない押圧手段は、加圧ローラ52を昇降自在に保持して、加圧ローラ52を定着ベルト51に圧接する。
このように構成された定着装置50において、不図示の駆動手段によって駆動された定着ローラ31が図示の時計方向に回転して、ハロゲンランプH1により加熱される加熱ローラ55に接して熱伝導によって加熱される。また、押圧パッド56は定着ベルト51を加圧ローラ52に押圧する。
加圧ローラ52は、第1駆動源であるモータM5の駆動により図示の反時計方向に回転する。定着ローラ55は、モータM3の駆動により図示の時計方向に回転する。
定着ベルト51は、出口ローラ54と押圧パッド56とにより加圧ローラ52を押圧して、弾性変形するので、定着ベルト51と加圧ローラ52の間に幅広の定着ニップ部が形成される。搬送された記録材P上の未定着トナーは定着ニップ部Nで加熱、加圧されて定着される。
出口ローラ54は、第2駆動源であるモータM4の駆動によって回転して定着ベルト51を回動させる。入口ローラ53は出口ローラ54の回動により従動回転する。
加圧ローラ52は、第1駆動源であるモータM5の駆動により図示の反時計方向に回転する。定着ベルト51の表面速度は第2駆動源出力制御手段90により一定に制御される。
図6に示すベルトニップ方式の定着装置50の他の実施の形態においても、定着ベルト51の表面速度の制御が行われる(図4のブロック図参照)。
定着ベルト51に圧接して回動する加圧ローラ52を有する定着装置50において、定着ベルト51を回動自在に張架する複数のローラのうちモータM4に接続する出口ローラ54の回転速度を、定着ベルト51の表面速度が一定になるように可変に制御する。
即ち、モータM4により駆動回転する出口ローラ54の回転積算時間を公知の回転積算計等により計数して、所定の回転積算時間に到達したことを検知して制御することにより、出口ローラ54の回転速度を、10%の範囲内で増速して、定着ベルト51の表面速度が一定の初期速度になるように制御する。
以上、画像形成装置本体Aの説明においては、カラー画像形成にて説明したが、モノクロ画像を形成する場合も本発明に含まれるものである。
本発明に係る画像形成装置の構成図 本発明に係るベルトニップ方式の定着装置の断面図。 定着ローラと加圧ベルト部材の拡大断面図。 加圧ベルト及び定着ベルトの表面速度を制御する制御手段のブロック図。 定着ローラ、出口ローラの走行特性を示す図。 本発明に係るベルトニップ方式の定着装置の他の実施の形態を示す側面図。
符号の説明
30 定着装置
31 定着ローラ
32 加圧ベルト
33 入口ローラ
34 出口ローラ
35 テンションローラ
36 押圧手段
36A 押圧パッド
50 定着装置
51 定着ベルト
52 加圧ローラ
53 入口ローラ
54 出口ローラ
55 加熱ローラ
56 押圧パッド
90 第2駆動源出力制御手段
91 積算時間計測手段
H,H1,H2 ハロゲンランプ
M1,M2,M3,M4,M5 モータ
N 定着ニップ部
P 記録材

Claims (9)

  1. 第1駆動源により駆動回転する定着ローラと該定着ローラに圧接して回動する無端状の加圧ベルトとでトナー画像を担持する記録材を挟持し加熱加圧定着する定着ニップ部を有する定着装置において、
    前記無端状の加圧ベルトを回動する第2駆動源と、
    前記トナー画像を担持する記録材を加熱加圧定着する積算時間を計測する積算時間計測手段と、
    前記積算時間計測手段によって計測された積算時間に応じて、前記第2駆動源の出力を増加させる第2駆動源出力制御手段と、
    を備えることを特徴とする定着装置。
  2. 前記無端状の加圧ベルトは、
    前記定着ニップ部に前記トナー画像を担持する記録材を送り込む入口側に配置された入口ローラと、前記定着ニップ部の最下流部で前記無端状の加圧ベルトを前記定着ローラに圧接させる出口ローラと、前記無端状の加圧ベルトにテンションを付与するテンションローラの少なくとも3つのローラで張架されると共に、
    前記定着ニップ部において前記無端状の加圧ベルトの内側に配設される押圧手段により前記定着ローラに圧接されていることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記第2駆動源は、前記出口ローラを駆動することにより前記無端状の加圧ベルトを回動することを特徴とする請求項2に記載の定着装置。
  4. 前記第2駆動源出力制御手段は、前記積算時間計測手段が所定の積算時間を計測したとき、前記第2駆動源の出力を所定量増加させることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  5. 第1駆動源により駆動回転する加圧ローラと該加圧ローラに圧接して回動する無端状の定着ベルトとでトナー画像を担持する記録材を挟持し加熱加圧定着する定着ニップ部を有する定着装置において、
    前記無端状の定着ベルトを回動する第2駆動源と、
    前記トナー画像を担持する記録材を加熱加圧定着する積算時間を計測する積算時間計測手段と、
    前記積算時間計測手段によって計測された積算時間に応じて、前記第2駆動源の出力を増加させる第2駆動源出力制御手段と、
    を備えることを特徴とする定着装置。
  6. 前記無端状の定着ベルトは、
    前記定着ニップ部に前記トナー画像を担持する記録材を送り込む入口側に配置された入口ローラと、前記定着ニップ部の最下流部で前記無端状の定着ベルトを前記加圧ローラに圧接させる出口ローラと、前記無端状の定着ベルトにテンションを付与するテンションローラの少なくとも3つのローラで張架されると共に、
    前記定着ニップ部において前記無端状の定着ベルトの内側に配設される押圧手段により前記加圧ローラに圧接されていることを特徴とする請求項5に記載の定着装置。
  7. 前記第2駆動源は、前記出口ローラを駆動することにより前記無端状の定着ベルトを回動することを特徴とする請求項6に記載の定着装置。
  8. 前記第2駆動源出力制御手段は、前記積算時間計測手段が所定の積算時間を計測したとき、前記第2駆動源の出力を所定量増加させることを特徴とする請求項5に記載の定着装置。
  9. 像担持体上にトナー画像を形成する画像形成手段と、該画像形成手段に記録材を供給する給紙手段と、前記トナー画像を前記記録材に転写する転写手段と、転写された前記トナー画像を前記記録材に定着する請求項1乃至8の何れか1項に記載の定着装置と、を有することを特徴とする画像形成装置。
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