JPH05307326A - 現像装置及びこれを装着したプロセスカートリッジ - Google Patents

現像装置及びこれを装着したプロセスカートリッジ

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JPH05307326A
JPH05307326A JP4136185A JP13618592A JPH05307326A JP H05307326 A JPH05307326 A JP H05307326A JP 4136185 A JP4136185 A JP 4136185A JP 13618592 A JP13618592 A JP 13618592A JP H05307326 A JPH05307326 A JP H05307326A
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JP
Japan
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developing roller
developing
toner
blade
container
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JP4136185A
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Takashi Hibi
隆 日比
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Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ブレードと現像ローラとの当接圧を均等にする
とともに、ブレードの背面側にトナーが入り込んで滞留
することを防止して、画像の濃度ムラをなくす。 【構成】現像容器1の開口部1aに現像ローラ2を回転
自在に配設し、支持部材3に固定した弾性を有するブレ
ード5を現像ローラ2に腹当たりで当接させる。支持部
材3に固定したスペーサ6によって、ブレード5のほぼ
全面を覆う。さらに現像容器1とブレード5と支持部材
3と現像ローラ2との間に形成される間隙Sを弾性体の
シール部材7で閉塞する。この際、シール部材7は、ス
ペーサ6に非接触とするとともに、その下端縁7aをス
ペーサ6の下端縁6aとそろえる。これらにより、シー
ト部材7がスペーサ6を不当に変形することがないから
ブレード5と現像ローラ2との当接圧を均一にし、しか
もブレード5の背面側にトナーが侵入して停留すること
を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像形成装置等の感光
体上に形成した静電潜像を現像剤によって現像するため
の現像装置及びこれを装着したプロセスカートリッジに
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、現像装置は、主要構成部材とし
て円筒状の現像ローラを有し、この現像ローラを介し
て、像担持体としての感光体に現像剤(トナー)を付着
させる。現像ローラの中心には、周方向に磁極のN極と
S極とを交互に配置した固定磁石が配置され、現像ロー
ラは、この固定磁石の周囲に回転自在に支持されてい
る。そして、磁極によって現像ローラ表面にトナーを担
持し、担持したトナーを現像ローラの回転によって、感
光体に対向する位置(現像位置)に搬送する。この際、
現像ローラ表面に担持されるトナーの量は、規制部材に
よって規制される。
【0003】この規制には、磁力を用いた磁性規制と、
弾性体を現像ローラに接触させる接触規制とがある。前
者は、鉄等の磁性体からなる規制部材を現像ローラと平
行に非接触に配置し、現像ローラ内の磁石との間に磁力
線を集中させて、現像ローラと規制部材との間を通過す
るトナー量を規制するものである。この方式では、現像
ローラと規制部材との間の間隙(以下「SBギャップ」
という。)を正確に保つことが重要である。例えば、直
径16mmの現像ローラとその表面から250μm離れ
た鉄の規制部材と、これに対向する現像ローラ内の70
0ガウスの磁極との構成によって、現像ローラ上には、
直径12μm程度のトナーが10層ほどにコーティング
される。
【0004】一方、後者の接触規制の場合の規制部材
は、現像ローラの軸方向にほぼ全長にわたって均一に当
接するブレードを有し、適度の当接圧によって現像ロー
ラ上のトナーの層厚を規制している。ブレードは、ウレ
タンゴム等の弾性体を板状に形成し、その一端を現像容
器に固定し、他端を自由端としてこれらの中間部で現像
ローラの外周面に均一に腹当たり当接させる。また、ブ
レードはステンレス等の金属や、樹脂あるいはそれらの
合成体によって形成されることもある。ブレードの現像
ローラに対する当接圧は、トナーの種類に応じて、例え
ば5g/cm〜50g/cmの範囲内に設定されること
になるが、いずれの場合においても、1種類のトナーに
対しては、当接圧を一定にすることが肝要である。
【0005】また、現像ローラを支持している現像容器
の左右壁面と、現像ローラとの間に間隙が形成される
と、この間隙からトナーが漏れ出すおそれがあり、これ
を防止するために、左右壁面には端部シールが貼着され
ているが、このシールの一部を突出させ、ブレードの左
右両端部の背面を覆うことによって、左右壁面とブレー
ドの左右端面との間の間隙を塞ぐようにしている。さら
に、ブレードの背面は、ほぼ全面をスペーサによって覆
い、ブレードの背面にトナーが入り込むのを防止してい
る。ここにトナーが侵入して滞留すると、このトナーは
攪拌による摩擦帯電を受けることがなく、期せずしてこ
のトナーが他の帯電トナーと一緒に感光体に供給されて
しまうと、帯電不足により、画像上に濃度ムラが発生す
る等の不良が起きるからである。なお、ブレードの背面
へのトナーの侵入は、特に、現像装置をプロセスカート
リッジに一体的に組み込み、このプロセスカートリッジ
を複写機等の画像形成装置に着脱自在に装着する方式の
ものに発生しやすい。
【0006】このようにして層厚の規制を受けたトナー
は、前述の現像位置で感光体に供給される。この現像位
置においては、現像ローラと感光体とは、わずかな間隙
を持って対向している。この間隙は、均一でない場合に
は画像不良の原因となることから、次のようにして精度
よく保たれている。現像ローラの左右両端部に、間隙に
対応する厚さの円環状のスペーサリングを嵌着し、ばね
等の付勢部材によって現像ローラを感光体の中心に向け
て付勢する。これにより、両端部のスペーサリングが感
光体の両端部当接し、中間部には、スペーサリングの厚
さとほぼ等しい間隙が形成されることになる。
【0007】さらに、現像位置において、現像ローラか
ら感光体に供給されずに、現像ローラ上に残ったいわゆ
る残留トナーは、現像領域の下方にて現像容器に回収さ
れる。現像容器の下方には、吹出し防止部材を設け、吹
出し防止部材の下端部を現像容器に固定する一方、中間
部を現像ローラの回転方向に沿う方向に腹当たりさせ、
回収したトナー等が現像ローラの下方から漏れ出すこと
を防止している。なお、この吹出し防止部材は、現像装
置がプロセスカートリッジに装着されている場合には、
プロセスカートリッジが搬送中等に大きく傾いたときも
トナーの漏洩を有効に防止する。
【0008】現像ローラの背面側(感光体と反対側)に
は、トナーを収容する収容室が設けられており、この収
容室には攪拌手段が配設されている。攪拌手段として一
般的なものは、収容室の下部斜面に沿って所定ストロー
クの往復運動をし、これによって、トナーを順次現像ロ
ーラに向けて移動させるものである。これによると、攪
拌部材を駆動するためのギヤを、現像ローラ回転駆動ギ
ヤに直接噛合することが可能なため、全体の構成を簡略
化することができ、特にスペース的に制約が大きいプロ
セスカートリッジ等によく用いられている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述従来例に
よると、以下のような4つの問題点があった。
【0010】まず、第1に、現像ローラ上のトナー量を
規制するのに、弾性体を接触させるものは、現像ローラ
に対する規制部材の当接圧が局部的に高くなって、トナ
ーの帯電特性が変化し、画像にスジが発生したり、現像
ローラの回転トルクが上昇し、負荷の増大したモータ等
の熱によってトナーが劣化したりするおそれがあった。
これは、ブレードの左右両端部の背面を覆う端部シール
が、同じくブレードの背面全体を覆うスペーサと干渉
し、これにより、ブレードの左右両端部が中央部よりも
大きい当接圧で現像ローラに押し付けられるからであ
る。
【0011】第2に、現像ローラと規制部材との位置関
係を好適に維持するのが困難なため、現像ローラ上のト
ナー層の厚さが不均一となり、濃度ムラが発生するとい
う問題があった。これは例えば、カートリッジ本体内に
感光体を位置決め配置し、この感光体に対し現像ローラ
と規制部材とを有する現像装置を組み付けるタイプのプ
ロセスカートリッジについて考えるてみると、感光体と
現像ローラとの間隙(SBギャップ)は、前述のように
かなり正確に維持する必要があるため、現像ローラを位
置移動可能とし、これをばね等の付勢部材で感光体に向
けて付勢している。したがって、SBギャップの精度は
よく保たれるものの、今度は現像ローラと規制部材との
位置関係が好ましくないものとなる。これにより、規制
部材が弾性体を現像ローラに接触させるタイプのもので
あれば、その当接圧が不均一となり、また、規制部材が
鉄等の磁性部材で、現像ローラとの間に所定の間隙を設
けるものにあっては、間隙が不均等となり、どちらのタ
イプの規制部材の場合も、現像ローラ上のトナーのコー
ティングが不安定となり、現像時の濃淡のムラになって
いた。この濃淡のムラは、特にベタ画像において、濃淡
の段ムラとなって如実に現われていた。
【0012】第3として、現像容器に固定した吹出し防
止部材を、現像ローラに腹当たりで当接させる方法で
は、吹出し防止部材と現像ローラとの当接状態の変化が
大きく、トナーの漏洩防止と、現像ローラ上のトナーの
円滑な搬送とを両立させることが困難であるという問題
があった。すなわち、前述したように、プロセスカート
リッジにおいて、現像ローラは、感光体に対するSBギ
ャップを最適に維持するために、現像容器に対して移動
可能としてあり、したがって、現像容器に対して固定さ
れている吹出し防止部材に対する相対位置が変化してし
まい、両者の当接状態が不良となるおそれがあった。
【0013】最後の第4として、収容室の下部斜面に沿
って所定ストロークで往復運動する撹拌部材にあって
は、収容室内のトナー量の多寡にかかわらず、一定の振
幅(ストローク)で動作しようとするため、収容室内に
トナー量が多いときには、撹拌部材によって押し付けら
れたトナーが抵抗となって現像ローラの回転を妨げ、駆
動トルクが増大し、モータ等の駆動手段が昇温する。こ
れによってトナーは不当に加熱され押し固められること
と相俟って劣化の度合が極端に進行する。このように劣
化したトナーは、温度が下がるとともに、画像の地肌が
かぶるという現象を発生させる。
【0014】以上説明した4つのいずれの場合において
も、最終的には画像品質、特に濃度についての品質が低
下することになる。
【0015】そこで、本発明は、ブレードの背面のス
ペーサと規制部材とを非接触とする、現像ローラ上に
おける現像ローラの移動方向とほぼ直角な位置で規制部
材がトナー層厚を規制する、現像ローラに対して吹出
し防止部材を非接触とする、撹拌装置の振幅をトナー
量の多寡によって変更する、等により、上述の問題点を
解決するようにした現像装置及びこれを装着したプロセ
スカートリッジを提供することを目的とするものであ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みてなされたものであって、第1発明は、現像剤を収容
する現像容器と、該現像容器の開口部に回転自在に支持
された現像ローラと、該現像ローラによって担持された
現像剤の量を規制する規制部材と、を備え、該現像剤に
よって前記現像ローラに対向する感光体上の潜像を現像
してなる現像装置において、前記規制部材を、弾性を有
するブレードによって形成し、該ブレードの先端部を前
記現像容器内部に向け、また中間部を前記現像ローラ表
面に当接させるとともに、該現像ローラのほぼ全長にわ
たって配設し、さらに、前記ブレードの背面を覆うスペ
ーサを配設し、前記ブレードの左右両端部と前記容器本
体と前記感光体とによって形成される間隙を閉塞するシ
ール部材を配設し、かつ該シール部材を前記スペーサに
非接触に配置するとともに該シール部材の先端部を前記
スペーサの先端部にほぼ揃えてなる、ことを特徴とす
る。
【0017】第2発明は、現像剤を収容する現像容器
と、該現像容器の開口部に回転自在に支持された現像ロ
ーラと、該現像ローラによって担持された現像剤の量を
規制する規制部材と、を備え、該現像剤によって前記現
像ローラに対向する感光体上の潜像を現像してなる現像
装置において、前記現像ローラを前記感光体に対して移
動可能に配設し、前記規制部材が前記現像ローラ上の現
像剤を規制する規制位置を、該規制位置における該現像
ローラ表面の接線の方向が該現像ローラの移動方向にほ
ぼ平行になる位置に設定してなる、ことを特徴とする。
【0018】第3発明は、現像剤を収容する現像容器
と、該現像容器の開口部に回転自在に支持された現像ロ
ーラと、該現像ローラによって担持された現像剤の量を
規制する規制部材と、を備え、該現像剤によって前記現
像ローラに対向する感光体上の潜像を現像してなる現像
装置において、前記感光体と現像ローラとの対向位置の
下方に、下端部を前記現像容器に固定するとともに、先
端部を前記現像ローラ最下端よりも高い位置で、かつ該
現像ローラの表面に近接させた位置に配置した吹出し防
止部材を設け、さらに、該吹出し防止部材を前記現像ロ
ーラ表面より低硬度の弾性体によって構成してなる、こ
とを特徴とする。
【0019】この場合、前記吹出し防止部材を、可撓性
のシール部材によって形成するとともに、前記感光体側
よりも前記現像ローラ側に倒れやすいように構成とした
り、発泡弾性体によって形成したりすると好ましい。
【0020】第4発明は、現像剤を収容する現像容器
と、該現像容器の開口部に回転自在に支持された現像ロ
ーラと、該現像ローラによって担持した現像剤の量を規
制する規制部材と、を備え、該現像剤によって前記現像
ローラに対向する感光体上の潜像を現像してなる現像装
置において、前記現像容器内に、前記現像ローラに向け
て往復運動する攪拌手段を配設するとともに、該攪拌手
段の往復運動の振幅を、前記現像容器内のトナー量に応
じて変化させてなる、ことを特徴とする。
【0021】第5発明のプロセスカートリッジは、上述
のいずれか記載の現像装置、帯電手段、クリーニング手
段と感光体とを一体的にカートリッジ本体に収納し、該
カートリッジ本体を画像形成装置本体に対して着脱自在
に装着してなる、ことを特徴とする。
【0022】また、上述のいずれか記載の現像装置、帯
電手段、クリーニング装置の少なくとも1つと感光体と
を一体的にカートリッジ本体に収納し、該カートリッジ
本体を画像形成装置本体に対し着脱自在に装着してな
る、ことを特徴とする。
【0023】また、少なくとも、上述のいずれか記載の
現像装置と感光体とを一体的にカートリッジ本体に収納
し、該カートリッジ本体を画像形成装置本体に対し着脱
自在に装着してなる、ことを特徴とする。
【0024】
【作用】以上構成に基づき、スペーサに非接触のシール
部材を有する現像装置は、シール部材によって、スペー
サが不当に変形されることがないから現像ローラに対す
るブレードの当接圧を均一に維持することができる上、
シール部材の先端部をスペーサのそれと揃えることによ
って、シール部材はスペーサと同様に、ブレードの背面
側に現像剤が入り込むのを防止することができる。
【0025】現像ローラ上の現像剤に対する規制部材の
規制位置を上述の位置に設定するときは、現像ローラが
感光体に対して移動した場合であっても、現像ローラと
規制部材との相対位置の変化を最小限に抑えることがで
きる。例えば、規制部材が弾性体を現像ローラに接触さ
せるものの場合は、当接圧の変化を最小限に抑え、ま
た、規制部材が磁性体であって、規制部材と現像ローラ
との間にSBギャップを形成するものにあっては、その
SBギャップの変化を最小限に抑えることができる。
また、上述のようにその先端部が現像ローラに近接し
た、つまり、現像ローラとの間に微小な間隙を有する吹
出し防止部材を設けるときは、現像ローラが移動した場
合であっても、その性能がほとんど変化しない。また、
搬送中等にプロセスカートリッジが大きく姿勢変化した
場合でも、現像容器内の現像剤が吹出し防止部材を越え
て漏れ出すことをよく防止する。
【0026】攪拌手段の振幅を、例えば現像剤が多いと
きには小さくなるように構成すると、攪拌手段と現像ロ
ーラとの間において現像剤を押し固めたり、これが原因
で攪拌手段に不当なトルクが作用してモータ等が不当に
昇温したりすることを防止し、結果、現像剤の劣化を防
ぐ。
【0027】
【実施例】以下、図面に沿って、本発明の実施例につい
て説明する。なお、第1発明ないし第5発明を説明する
各図面において、同じ部品等については、図面が異なっ
ても同じ符号を付して説明するものとする。 〈第1発明の実施例1〉図1、図2に第1発明に係る現
像装置Dの実施例1を図示する。なお、図1は、現像装
置Dを構成する現像容器1の開口部1aの一部を、内側
から外側に見た背面図であり、また、図2は、図1のA
−A線矢視図である。
【0028】現像装置Dは、現像剤としてのトナーを収
納する箱状の現像容器1を有し、現像容器1の一部に
は、開口部1aが形成されている。開口部1aは、左右
横方向(図1の左右方向と一致。)に長い長方形状に形
成されており、現像容器1の内側と外側との連通口、つ
まり現像容器1内のトナーの供給口となっている。この
開口部1aには、円筒状の現像ローラ2が配設されてい
る。
【0029】現像ローラ2は、その軸C2 を左右横方向
に向けた状態で、開口部1aの左右横幅いっぱいに配設
されており、また、現像容器1によって回転自在に支持
されている。現像ローラ2の左右両端面2a(ただし、
図1には一方の端面2aのみを図示している。)と、現
像容器1との間には、現像容器1側に貼着した端部シー
ル1bが介装されている。この端部シール1bは、例え
ば羊毛フェルトからなる現像容器1側の弾性層と、テフ
ロンフェルトからなる現像ローラ2側の摺動層とが積層
された状態で形成されており、現像ローラ2の円滑な回
転を実現するとともに、現像ローラ2が軸C2 方向に不
要に移動するのを防止し、さらに現像ローラ2の両端面
2aと、現像容器1との間からトナーが漏洩するのを防
止している。
【0030】現像ローラ2の上方には、屈曲した断面形
状(図2参照)を有する支持部材3が配置されている。
支持部材3は、現像ローラ2の軸C2 方向に平行に配置
され、その両端部が現像容器1に固定されるとともに、
左右方向の中央部には、Dブレード5が取り付けられて
いる。
【0031】規制部材としてのDブレード(ブレード)
5は、例えば、厚さ1mmウレタンゴムを長方形の板状
に形成したものであって適度な弾性を有する。Dブレー
ド5は、その上部が支持部材3の下半部の前面側に固定
され、中間部が現像ローラ2の外周に当接し、また、下
部が現像容器1の内側に向いた自由端となっている。D
ブレード5の左右横幅は、現像容器1の開口部1aの横
幅よりもわずかに小さく設定されており、このため、D
ブレード5の左右両端部5aは、現像容器1の少し内側
に配置される。したがって、現像容器1の開口部1a
は、その上側を支持部材3によって閉鎖され、また、下
側を現像ローラ2によって閉鎖されるにもかかわらず、
支持部材3と現像ローラ2との間のDブレード5の左右
両端部5aが現像容器1に接しないことに基づき、端部
5aと現像容器1と支持部材3と現像ローラ2との間
に、間隙Sが形成されてしまう。なお、この間隙Sは、
形成されないのが好ましいが、これをなくすため、Dブ
レード5の端部5aが現像容器1に接するようにする
と、このときは、現像容器1からDブレード5に作用す
る力によって、Dブレード5が不当に変形し、現像ロー
ラ2に対するDブレード5の当接が不均一となって、現
像ローラ2の外周にコートされるトナー層が不均一とな
り、感光ドラム10の静電潜像にトナーを付着させてト
ナー像を形成したときに、トナー像の濃度ムラが発生し
てしまう。Dブレード5の背面側にはスペーサ6が配設
されている。スペーサ6は、非磁性の材料、例えばポリ
プロピレン等で構成され、その上部を支持部材3の背面
側に固定するとともに、下端縁(先端部)6aをDブレ
ード5の下端縁に近接させている。また、スペーサ6の
左右両端部6bは、Dブレード5の左右両端部5aより
も少し内側に位置するように設定されている。スペーサ
6は、全体として、Dブレード5の背面側をほぼ全体に
わたって覆うように構成されており、現像容器1内のト
ナーがDブレード5の背面側に入り込むことを防止して
いる。なお、Dブレード5の背面側にトナーが侵入して
滞留すると、このトナーは、攪拌による帯電を受ける機
会がないから、他の正常なトナーに比して帯電電荷が小
さい。したがって、このようなトナーが期せずして落下
し、現像に供されると、電荷不足に起因する濃度不良等
が発生することになる。
【0032】スペーサ6の端部6bと、現像容器1との
間には、シール部材7(図1の斜線、図2の点線にて図
示。)が配設されている。シール部材7は、例えば前述
の端部シール1bの一部を突出させて形成することがで
き、適度の弾性を有する。シール部材7の上部は、前述
のスペーサ6の場合と同様に支持部材3の背面側に固定
し、また中間部は、Dブレード5と同様に現像ローラ2
の外周に当接させ、さらに下端縁(先端部)7aは、ス
ペーサ6の下端縁6aとほぼそろえて配置する。シール
部材7は、全体として、前述の間隙Sをほぼ閉塞する。
また、シール部材7は、スペーサ6の端部6bとの間に
適度な隙間dを有し、スペーサ6とは非接触の状態とな
っている。これは、シール部材7がスペーサ6に当接す
ると、スペーサ6が不当に変形し、このため、Dブレー
ド5と現像ローラ2との当接圧が局部的に大きくなる虞
れがあるからである。
【0033】シール部材7を上述のように形成すること
によって、シール部材7は、間隙Sを閉塞してトナーが
現像容器1から外部に漏れ出ることを防止するととも
に、スペーサ6と相俟ってトナーがDブレード5の背面
側に侵入して滞留することを防止する。
【0034】次に、第1発明に係る現像装置Dの動作を
説明する。現像容器1内のトナーは不図示の攪拌手段に
よって攪拌されて電荷を帯びる。電荷を帯びたトナー
は、現像ローラ2に担持され、現像ローラ2の回転に伴
って、矢印R1方向に回転する。この際、余分なトナー
は、Dブレード5の先端、スペーサ6の下端縁6a、シ
ール部材7の下端縁7aによって掻き落とされる。ま
た、Dブレード5の背面は、スペーサ6及びシール部材
7によってほぼ全面にわたって有効に覆われているか
ら、トナーがDブレード5の背面側に入り込んで、ここ
に滞留することをよく防止する。
【0035】現像ローラ2に担持されたトナーは、現像
ローラ2とDブレード5との当接部分によって、層厚が
規制される。この際、上述のように、Dブレード5と現
像ローラ2との当接圧が均一に保たれているから、この
層厚は、均一となうように規制される。現像ローラ2上
のトナーは、現像ローラ2のさらなる回転によって、感
光ドラム10との当接部分(現像位置)に搬送され、こ
こで、感光ドラム10の静電潜像に付着されて感光ドラ
ム10上にトナー像が形成される。このトナー像は、そ
の後、シート材等に転写され、さらに定着されて、画像
形成が完了する。
【0036】第1発明に係る現像装置Dは、現像剤とし
てのトナーについては、磁性トナーに限らず、非磁性ト
ナーや二成分現像剤を用いることが可能である。 〈第1発明の実施例2〉図3、図4に実施例2を図示す
る。本実施例は、前述の実施例1におけるスペーサ6と
支持部材3とを一体に構成して部材9とし、さらに、シ
ール部材7は、端部シール1bを突出させたものに代え
て、端部シール1bとは、個別に設けたものとしてい
る。このシール部材7Aは、発泡ポリウレタンのような
低硬度の弾性体によって形成する。シール部材7Aは、
現像容器1に例えば接着等の手段によって固定する。こ
のシール部材7Aは、実施例1のシール部材7と同様
に、間隙Sを閉塞すると同時に、部材9と相俟ってDブ
レード5の背面側にトナーが侵入するのをよく防止す
る。
【0037】本実施例においては、スペーサと支持部材
とを一体構造としたため、部品点数を減らして、組立工
数を低減するとともに、コストダウンになる。また、シ
ール部材7Aを、端部シール1bと別部品にしたため、
シール部材7Aの形状についての自由度が高く、シール
部材7Aの形状を、よりスペーサと類似の形状に構成で
きるという長所が生じる。 〈第1実施例の実施例3〉図5、図6、図7に実施例3
を図示する。本実施例は、シール部材7の厚さを薄くし
て、スペーサ6と接触しないようにオーバーラップさせ
たものである。なお、図6は、図5のB−B線矢視図、
オーバーラップ部分の断面図(図5のD−D線矢視図)
である。
【0038】ここでシール部材7は、例えば摺動層のテ
フロンフェルトのみにすることで薄くし、また、スペー
サ6は端部の内側(Dブレード5に対面する側)を除去
することで薄くした上で互いにオーバーラップさせる。
こうすることでシール部材7とスペーサ6とは接触せ
ず、かつスペーサ6の左右横幅を最大限長くすることが
可能になる。本実施例は、スペーサ6と現像容器1との
間の隙間が最も小さくなるという特徴がある。 〈第2発明の実施例1〉図8は、第2発明に係る現像装
置Dの断面図であり、実線はその左右横方向の中央部の
断面、点線は端部付近の断面を示している。
【0039】現像ローラ2は、アルミニウム等の導電性
磁性材を円筒状のスリーブ2bに形成したものであり、
その端部には、不図示のギヤ等の駆動伝達手段が固定さ
れていて、現像ローラ2全体を矢印R1方向に回転する
ようになっている。現像ローラ2の外周面における軸方
向の左右両端部付近(以下「トナー担持領域外」とい
う。)には、この現像ローラ2と感光ドラム10との間
隔を一定に保つためのスペーサリング2dがそれぞれ一
個ずつ装着されており、本実施例では、このスペーサリ
ング2dは、厚さ300μmのポリアセタール樹脂によ
って形成されている。また、現像ローラ2は同じくトナ
ー担持領域外において、スペーサリング2dに非接触な
2個の現像ローラ支持体11(点線で図示)によって回
転自在に支持されている。現像ローラ支持体11は、滑
り性のよい、例えばポリアセタール樹脂で形成され、現
像ローラ2との摺動を円滑なものとするとともに、加圧
ばね12等の加圧手段を介して現像容器1の支持部材1
cに連結されている。したがって、現像ローラ2は、こ
れら現像ローラ支持体11、加圧ばね12によって、感
光ドラム10の中心C10に向けて矢印P方向に付勢され
ている。この付勢によって、現像ローラ2の左右両端部
のスペーサリング2dが感光ドラム10の外周面に当接
し、これにより、感光ドラム10の外周面と現像ローラ
2の外周面との間には、スペーサリング2dの厚さ(3
00μm)とほぼ等しい均一な間隙が形成される。
【0040】規制部材としてのDブレード5Aは、現像
ローラ2の軸C2 に沿って長い板状に形成され、その上
部を現像容器1の支持部材1cに固定されるとともに、
その下端縁を現像ローラ2の外周面に近接させている。
この下端縁から、下端縁に一番近い現像ローラ2の外周
面上の最近接点の位置(以下「規制位置」という。)M
までの距離は例えば250μmに設定する。さらに、D
ブレード5Aは、その配設位置については、規制位置M
における現像ローラ2の外周面の接線T(一点鎖線)
が、現像ローラ2の移動方向(付勢方向)矢印P方向と
平行になるような位置に配設されている。また、Dブレ
ード5Aの左右横方向の幅は、現像ローラ2の外周面の
軸C2 方向の中央側のトナー担持領域(トナーが塗布さ
れる領域)よりも長く設定するものとする。現像ローラ
2の内側には、左右両端を現像容器1によって支持され
た磁極2cが配設されている。磁極2cは、周方向にN
極とS極とを交互に配置した複数の磁極を有し、そのう
ちの1極はDブレード5Aの先端縁の方向を向いてい
る。
【0041】感光ドラム10の、現像ローラ2と反対側
には、クリーニング装置13が配設されている。クリー
ニング装置13は、感光ドラム10の外周面に当接する
クリーニングブレード13aを有し、このブレード13
aによって不要なトナーを掻き落とす。
【0042】上述の現像装置D、クリーニング装置13
は、感光ドラム10とともにカートリッジ本体(不図
示)に一体的に装着されて全体としてプロセスカートリ
ッジ(不図示)を構成し、さらに、このプロセスカート
リッジには、感光ドラム10を均一に帯電する帯電装置
(不図示)等が装着されている。
【0043】このようなプロセスカートリッジにおい
て、感光ドラム10は、カートリッジ本体によって位置
決めされるとともに、回転自在に支持されている。これ
に対し、現像装置Dは、現像容器1がカートリッジ本体
に位置決め固定される。そして、現像容器1に対して、
Dブレード5Aは固定されており、現像ローラ2は移動
可能に装着されている。つまり、図8において、感光ド
ラム10とDブレード5Aとは、その配設位置が固定さ
れ、現像ローラ2は、矢印P方向に移動可能に支持され
ており、このため、現像ローラ2と感光ドラム10との
隙間及び現像ローラ2とDブレード5Aとの隙間が微妙
に変化するようになっている。これらについて、以下に
さらに詳述する。
【0044】その前に、トナーについて説明すると、ト
ナーは、例えば非磁性体のものを使用する。現像ローラ
2の回転によって、このトナーを摩擦帯電させて現像ロ
ーラ2の外周面にトナーを層状にコートし、その層厚を
Dブレード5Aによって規制し、さらに、現像ローラ2
に印加した直流と交流との重畳電界によって、現像ロー
ラ2から感光ドラム10に移動させ、感光ドラム10上
の静電潜像に付着させてトナー像を形成するようになっ
ている。この際のトナー像の濃度は、上述の、現像ロー
ラ2とDブレード5Aとの、また現像ローラ2と感光ド
ラム10との隙間の大きさに微妙に影響される。
【0045】上述のようなプロセスカートリッジでは、
現像ローラ2の位置が固定されていない。つまり、感光
ドラム10の外周面は完全な周円ではないので場所によ
って外径が異なり、また感光ドラム10中心C10はカー
トリッジ本体に固定されているので、外径の大きい所で
は、現像ローラ2は図8で右側(矢印Pと反対方向)に
動き、外径の小さい所では左側(矢印P方向)に動き、
現像ローラ2と感光ドラム10との間隔を等しく保って
いる。現像ローラ2の動きは、より厳密にいえば、スペ
ーサリング2dの厚みのフレ、現像ローラ2自身のフレ
も重畳するため複雑な動きをする。と言っても現像ロー
ラ2の動く方向は感光ドラム10の中心C10に向いた方
向、つまり、現像ローラ2と感光ドラム10との最近接
点での接線の法線方向である。
【0046】一方、Dブレード5Aは現像容器1に固定
されているため、現像ローラ2の動きに伴ないDブレー
ド5Aと現像ローラ2の間隔(SBギャップ)が変動す
る。トナーの規制は、磁石2cとDブレード5Aの間に
形成される磁力線のSBギャップ分が寄与するため、当
然ながらSBギャップが広がると規制が弱まり、トナー
の現像ローラ2上のコーティング量(トナー層厚)は厚
くなる。したがって、SBギャップが変動するとトナー
層厚が安定しないために厚い所、薄い所ができ、それが
画像上に濃淡のムラとなって現われてしまう。
【0047】そこで、SBギャップの変動が最小の位置
にDブレード5Aを配設するのがよい。その位置は、図
8に示すように現像ローラ移動方向(矢印P方向)と規
制位置Mにおける接線とが平行になる位置である。
【0048】例えば、現像ローラ2が感光ドラム10に
対して、100μm動くとする。Dブレード5Aが本実
施例のこの最小変動位置にあれば、現像ローラ2の径に
もよるが、SBギャップを最小250μmに設定すれ
ば、左右50μmずつ移動するので最大でも約255μ
mで約5μmしか違わない。
【0049】比較例として、現像ローラ2の移動方向に
対して接線が45°の角度をなす位置にDブレード5A
があったとする。この場合はSBギャップが最小250
μmに対し、最大約320μmで70μmも変わってし
まう。
【0050】画像上で上述記2例を比較すると、本実施
例の場合は、ベタ黒画像でも、全面ハーフトーン画像で
も濃淡のムラは見られなかったが、比較例の場合は著し
い濃淡の段ムラが生じた。 〈第2発明の実施例2〉図9に、実施例2としてDブレ
ード(規制部材)5Bが接触弾性ブレードの場合を図示
する。
【0051】規制部材5Bと、これを現像容器1に取り
付ける手段以外については、構成は実施例1の場合とほ
ぼ同じである。非接触の磁性Dブレード5Aの代わりに
現像ローラ2に腹当たり接触するDブレード5B、つま
り弾性ブレードを用いている。このDブレード5Bはウ
レタンゴムで硬度はJISAで60°程度のものを用い
た。Dブレード5Bは一端を支持板金1dに両面テープ
やホットメルト溶着等で支持されており、支持板金1d
を現像容器1に固定することでDブレード5Bは現像容
器1に固定支持される。
【0052】接触式のトナー層厚規制は、Dブレード5
Bと現像ローラ2の当接圧が支配的である。つまり、磁
石2cによって現像ローラ2上に引き寄せられた磁性ト
ナーは、現像ローラ2の回転によって規制位置Mへ運ば
れてくるが、ここを通り抜けた後のトナー層厚は当接圧
で決まる。したがって、現像ローラ2の移動があっても
当接圧変化の最も少ないところでDブレード5Bを現像
ローラ2に当接させる必要がある。その理由は実施例1
で述べた通りである。
【0053】本実施例のように、片側固定されている場
合のDブレード5Bの現像ローラ2への当接圧は、固定
点から当接点までの距離の3乗に反比例し、Dブレード
5Bの弛み変位量に比例する。実はこの場合も実施例1
と同様に現像ローラ2の移動方向Pと平行な接線Tが引
ける点付近が最も変化が小さい。これを図10、図11
を参照して説明する。
【0054】図10は本実施例で、現像ローラ2の移動
方向(矢印P方向)と現像ローラ2の規制位置Mにおけ
る接線Tとが平行になる点付近でDブレード5Bが当接
している。現像ローラ2がその中心をC2 からC2 ´
(二点鎖線)に移動して全体が現像ローラ2から現像ロ
ーラ2´(二点鎖線)に移動しても、Dブレード5Bは
Dブレード5B´へと少ししか動かない。一方、比較例
の図11は現像ローラ2の移動方向(矢印P方向)とD
ブレード5Bの規制位置Mにおける接線Tとが45°の
場合である。図11の方が現像ローラ2の移動距離が等
しいにもかかわらずDブレードの弛み量変化が大きく、
当接圧変化も図10に比べ大きいことは明白である。
【0055】実際に当接圧変化を比べてみると、実施例
の方は20g/cmの設定に対して18g/cmぐらい
までしか下がらないが、比較例の方は7g/cmぐらい
まで低下してしまう。その結果、比較例の方は画像に濃
淡の段ムラやかぶりが発生した。一方、実施例の方はベ
タ画像でも段ムラのない画像が得られた。
【0056】なお、本第2発明は、上述の2つの実施例
の他の現像方式でもいいし、トナーの種類も問わない。
したがって、非磁性一成分現像方式でもいいし、二成分
磁気ブラシ現像などにも用いることができる。 〈第3発明の実施例1〉図12に本発明の実施例を示
す。その構成は、図9に図示する第2発明の実施例2と
ほぼ同様である。簡単に説明すると、図12において、
感光ドラム10、現像装置D、クリーニング装置13を
1つのカートリッジ本体で支持してモノコック型のプロ
セスカートリッジを形成している。
【0057】感光ドラム10は矢印R2方向に回転可能
に支持されており、現像ローラ2も矢印R1方向に回転
する。現像ローラ2は、アルミニウム等の非磁性の金属
によって形成されており、感光ドラム10と平行に所定
の間隔を保つべく、不図示のスペーサリングを介して現
像ローラ支持体11、加圧ばね12によって回転可能に
感光ドラム10に加圧されている。現像ローラ支持体1
1は、現像ローラ2の左右両側端部のトナー現像領域外
に当接している。トナーは磁性で、現像ローラ2内の磁
石2cに引き寄せられて現像ローラ2上に集まり、Dブ
レード5Bによって所定量に規制されたトナーのみが感
光ドラム10との近接点に搬送されて現像される。感光
ドラム10に現像されずに現像ローラ2上に残ったいわ
ゆる残留トナーは、そのまま現像ローラ2に保持されて
現像容器1内に戻る。
【0058】したがって、現像ローラ2と現像容器1と
の間には隙間があり、プロセスカートリッジに衝撃を与
えると現像容器1内からトナーが漏れることがあった。
モノコック型のプロセスカートリッジでは現像ローラ2
が加圧ばね12で押されているので、現像容器1に対し
て感光ドラム10の方へ移動可能である。そのため従来
のように現像容器1にDブレード5Bの一端を固定し、
回転方向に沿うように現像ローラに腹当たり当接させて
上記隙間を塞いでも、現像ローラ2が動くので当接状態
が安定せず、その結果、Dブレード5Bと現像ローラ2
との当接圧が大きすぎて現像ローラ2上のトナーをそぎ
落したり、あるいは当接圧が小さすぎて、衝撃による現
像容器1内からのトナーの漏れが生じたりして、設定条
件のラチチュードが極めて狭かった。
【0059】そこで本発明では、モノコック型の現像ロ
ーラ可動タイプのプロセスカートリッジにトナー吹出し
防止シート(以下「シート」という。)15を図12の
ように現像ローラ2にも感光ドラム10にも接触しない
ように現像容器1の先端の少なくともトナー担持領域に
配設することで、トナー漏れを防ぎ、かつ現像ローラ2
上のトナーを乱さないことができた。
【0060】シート15は可撓性を有し、かつ現像ロー
ラ2よりも柔らかい材質ということで、厚さ38μmの
PET(ポリエチレンテレフタレート)のシートを本実
施例では用いた。これは、モノコック型のプロセスカー
トリッジでは現像容器1に対する部品の組みつけ順がシ
ート15、現像ローラ2、感光ドラム10の順になるた
め、現像ローラ2を組み付ける際に現像ローラ2がシー
ト15に接触し、かつ撓ませるからである。したがっ
て、現像ローラ2(材質:アルミニウム)よりも硬い薄
ステンレス板をシート15に採用すると、現像ローラ2
を現像容器1に組み付ける際にシート15で現像ローラ
2が傷つくおそれがあるため、シート15は現像ローラ
2よりも柔らかくなければならない。
【0061】また、シート15は、現像容器1内のトナ
ーがこれと現像ローラ2の下部との隙間を通ってカート
リッジ本体外へ漏れるのを防ぐためにあるので、シート
15の先端部は現像ローラ2下部よりも上方に位置する
必要がある。
【0062】シート15は可撓性であるため、撓んだと
きに感光ドラム10や現像ローラ2に接触して、感光ド
ラム10上の画像を乱したり、現像ローラ2上のトナー
を掻き落したりないように、現像容器1からシート15
の先端部までの自由長は、シート15が固定されている
部分から現像ローラ2、感光ドラム10までの距離より
も短くしてある。
【0063】現像容器1における現像ローラ2の下方に
位置する部分の下面側は、トナー像の転写先となる転写
材の搬送案内部材を兼ねる場合があるので、シート15
はこの部分から下にはみ出さないように固定されてい
る。
【0064】また、シート15は柔らかいために、現像
容器1に両面テープで貼りつけた場合などは、シート1
5の先端部が波うちしやすい。この波うちを防止するた
めに、先端部に張力を与えて貼っている。この張力を与
える貼り方として、現像容器1を長手方向で中央が下に
落ちるように少し撓ませた状態でシート15を貼りつけ
る方法がある。現像容器1を元の状態に戻すと、シート
15は両側に引っ張られるので波うちが防止できる。こ
の場合は、中央部が両側に比べ少し自由長が長くなる。
このように、シート15に張力を与えると、現像容器1
内からのトナーの吹出しに対してシート15の抵抗力が
高まり、漏れ防止に効果が高まる。
【0065】このように、シート15を設けることで、
衝撃による現像容器1内から吹き出したトナーはシート
15で阻止され、阻止されたトナーも現像ローラ2の回
転で現像容器1内に回収されるので、トナーが現像容器
1外に漏れることがない。 〈第3発明の実施例2〉図13に本実施例のカートリッ
ジ本体の上面モデル図を示す。本実施例は、現像ローラ
2下の現像容器1先端部(図中の点線)を、現像ローラ
2や感光ドラム10と平行ではなく、感光ドラム10側
に凸になるように緩やかな円弧状に湾曲させた。こうす
ることで、シート15も現像容器1先端部に倣って円弧
状に設けられることになる。その結果、シート15は感
光ドラム10から現像ローラ2へ向けては撓むが、逆に
現像ローラ2から感光ドラム10へ向けては剛性が増し
て倒れにくくなる。したがって、現像ローラ2は容易に
組みつけられる上、シート15は撓むことはなく、吹出
し防止効果は大きい。
【0066】このように、シート15を現像ローラ2側
には倒れるが、感光ドラム10側へは倒れないように構
成することによって、現像容器1からのトナーの漏れに
対してさらに効果がある。 〈第3実施例の実施例3〉図14に実施例3を示す。本
実施例はシート15Aが折り曲げタイプである。シート
15を、前述の実施例1、実施例2においては現像容器
1の端面に取り付けていたために、固定しろが小さく固
定しずらかった。しかも、吹き出したトナーがシート1
5に加える力の方向と、シート15を現像容器1に固定
する方向が同一方向なので固定手段が両面テープの場合
などでは剥れるおそれがある。
【0067】そこで本実施例は、折り曲げタイプのシー
ト15Aを採用した。折り曲げタイプなのでシート15
Aの固定面は大きくとれるし、力の加わる方向と固定方
向はおよそ直角なので、両面テープ等の弱い接着強度で
も剥れることはない。 〈第3発明の実施例4〉図15に本実施例の図を示す。
上述の実施例1ないし実施例3はシート15は可撓性シ
ートであったが、本実施例では弾性体からなるシート1
5Bを用いた。例えば発泡ポリウレタンのような弾性体
で、しかも現像ローラ2よりも柔らかい材質を現像容器
1の先端に固定した。実施例1で説明したように、感光
ドラム10にも現像ローラ2にも非接触で、シート15
Bの先端は現像ローラ2下部よりも上方にあることで、
前述のシート15の場合と同様にトナーの吹出し阻止に
効果がある。シート15Bを構成する弾性体は、現像ロ
ーラ2が容易に組みつけられるように弾性率の大きい発
泡材が望ましい。また、発泡材も連胞よりも単胞が好ま
しく、連胞ならば胞の大きさがトナー粒子よりも小さい
方が好ましい。 〈第4発明の実施例1〉図16〜図20は第4発明の実
施例1を示し、図16は現像装置Dの縦断面図、図17
は攪拌手段の斜視図、図18、図19はクラッチ23の
断面図、図20は駆動系の構成図である。
【0068】本実施例に係る現像装置Dは、現像部とホ
ッパ部とによって構成されるとともに、感光ドラム10
に近接配置されている。なお、感光ドラム10は、接地
された導電性基体の上に感光層を形成して構成され、こ
れの軸端部には、図20に示すように大径の駆動ギヤG
1 が結着されており、この感光ドラム10は不図示の駆
動源によって図16の矢印R2方向に回転駆動される。
【0069】ところで、現像装置Dの現像部は、回転可
能な導電性の非磁性体、例えばアルミニウム等からなる
円筒状の現像ローラ2と、該現像ローラ2内に固定配設
された磁界発生手段である磁石2cと、現像ローラ2上
のトナーの層厚を規制するDブレード5と、現像ローラ
2へ外部電源16からのバイアス電圧を印加する接点等
を含んで構成されている。なお、本実施例では、現像ロ
ーラ2は、外径15mm、肉厚1mmのアルミニウム製
パイプで構成され、これは50〜400μm程度の隙間
を介して感光ドラム10に平行に対向配置されている。
また、現像ローラ2の一端部には、図20に示すよう
に、前記駆動ギヤG1 に噛合する小径の駆動ギヤG2
結着されており、該現像ローラ2は図16の矢印R1方
向に回転駆動される。そして、該現像ローラ2には、前
記電源16によって1800Hz,1200Vp−pの
交流バイアス電圧と−100〜−500Vの直流バイア
ス電圧が重畳印加される。さらに、前記Dブレード5
は、硬度65°のウレタンゴムによって構成されてい
る。
【0070】また、前記磁石2cは、外径が約11mm
の円柱状に成形されており、これの周方向にはS極とN
極の交互に2ずつの4極が形成されており、各磁極の径
方向の最大磁束密度はおよそ600ガウスで、各極のな
す角は80〜100°に設定されている。なお、図16
に示すように、矢印Aは感光ドラム10の方向に向いて
おり、矢印Bは現像容器1内のトナーの方向に向いてい
る。
【0071】一方、現像装置Dの前記ホッパ部は、現像
剤であるトナーを収容する現像容器1と、該現像容器1
内のトナーを現像容器1の底面1eに沿って現像ローラ
2方向に搬送する攪拌手段20としてのトナー送り部材
21を含んで構成されている。
【0072】上述トナー送り部材21は非磁性で、図1
7に示すように、回動支点22を連結する横棒21c
と、横棒21cの左右の側端から延びた2本の連結棒2
1bが支持し、現像容器1の底面1eに沿って非接触で
往復運動する丸棒状の搬送部21aとで構成されてお
り、該搬送部21aは現像ローラ2にほぼ平行に配され
ている。また、このトナー送り部材21は、その両端が
回動支点22にて回動自在に支持されており、回動支点
22から現像容器1外へ延出する部分には、図17、図
20に示すように、トナー送り部材21の往復運動を規
制するための駆動規制部材25が連結されている。そし
て、図17に示すように、この駆動規制部材25には、
長さ方向に係合溝25aが形成されており、該係合溝2
5aには、前述の駆動ギヤG2 に噛合する駆動ギヤG3
に突設されたピン26が係合している。
【0073】このような現像装置Dが作動すると、感光
ドラム10と現像ローラ2とがそれぞれ図示矢印R2方
向、矢印R1方向に回転し、現像ローラ2の表面に磁力
等で担持されているトナーはDブレード5によってその
層厚が所定量に規制されて薄層化されるとともに、摩擦
等によって帯電される。そして、一様に帯電されたトナ
ーの一部は、感光ドラム10の電位と現像ローラ2に印
加されたバイアス電圧との差、ならびに磁石2cの磁力
の強弱に応じて感光ドラム10上の潜像を現像し、現像
に供されなかった残りのトナーは現像容器1内に回収さ
れる。
【0074】現像容器1内に戻ったトナーの動きに、ト
ナー送り部材21によって搬送されるトナーの動きが加
わる。すなわち、駆動ギヤG3 が図20の矢印R3方向
に回転する駆動ギヤG2 によって矢印R1方向に回転駆
動されると、該駆動ギヤG3に突設されたピン26も同
方向に回転し、駆動規制部材25およびトナー送り部材
21を回動支点22を中心として角度θの角度範囲で揺
動せしめるため、トナー送り部材21の搬送部21a
は、図16に示す点N1 と点N2 の間を破線にて示す円
弧を描いて現像容器1の底面1eに沿って往復運動し、
現像ローラ2が下方にあるのでトナーを現像ローラ2の
方向へ送る。
【0075】しかし、この構成においては、現像容器1
内のトナー量にかかわらず、現像ローラ2の回転に伴い
所定の振幅、振動数で往復する。したがって、現像容器
1内のトナー量が多く、トナー送り部材21がなくても
トナーの自重などで現像ローラ2への供給が十分な場合
には、トナー送り部材21の往復運動は本現像装置Dの
作動トルクを高くして、トナーを押し固めるだけであ
る。
【0076】作動トルクの上昇は、現像容器1を歪ませ
るとともに、現像ローラ2等の駆動手段(例えばモー
タ)を発熱させ、装置内温度が上昇し、ひいてはトナー
を熱劣化させてしまう。また、トナーが押し固められる
と現像ローラ2への供給が不安定になってしまう。
【0077】そこで本発明では、現像容器1内にトナー
が多量にあるときはトナー送り部材21の駆動トルクが
高いところに注目し、このような場合においてはトナー
送り部材21の動きを小さくしてトナーの劣化を防止し
たものである。
【0078】図17に示す23は、駆動規制部材25と
横棒21cとを連結するクラッチ部材で、回動支点22
にあるため回転のみする。このクラッチ部材23は、図
18に詳述するように、駆動規制部材25側のばね押さ
え23aに固定した圧縮ばね23bを有し、圧縮ばね2
3bには、キャップ状の制御管23cがかぶせてある。
制御管23cは、軸Fを基準に駆動規制部材25と一体
的に回転するとともに、軸F方向に移動自在となってい
る。制御管23cの先端には図19に図示するような爪
部23dが形成され、横棒21c側の凹部23eと係合
するようになっている。爪部23dは、その回転方向
(矢印方向)に、三角形状をなしており、横棒21cの
回転トルクが大きくなると、爪部23dに作用するトナ
ー送り部材21側への分力が大きくなる。この分力が圧
縮ばね23bに打ち勝つと、爪部23dと凹部23eと
の噛み合いが外れて、制御管23cが駆動規制部材25
とともに回転しても、この回転は横棒21cには伝達さ
れない。すなわち、トナー送り部材21がトナーによっ
て大きな抵抗を受けるクラッチ23が外れて、トナー送
り部材21の駆動が停止される。つまり、このクラッチ
23の採用により、トナーが多量にあるときはクラッチ
23がはずれてトナー送り部材21は作動せず、一方ト
ナーが消費されて減少しトナーを現像ローラ2へ送る必
要があるぐらいにトルクが低減するとクラッチ23がつ
ながり、トナー送り部材21は往復運動を再開すること
ができる。こうしてトナー送り部材21は、容器内トナ
ー量に応じて振幅を変えることができる。なお、本発明
は一成分磁性トナー用の現像装置だけではなく、二成分
トナー用、一成分非磁性トナー用の現像装置に用いても
よい。 〈第4発明の実施例2〉実施例2として、図21にクラ
ッチ23を用いずにトナー送り部材21の動作を制御す
る方式を示す。図21は現像装置Dが感光ドラム10と
ハウジングHに一体に構成されたプロセスカートリッジ
で、現像容器下部斜面1eが曲線ではなく、直線の場合
である。トナー送り部材21の駆動系は実施例1と同構
成である。トナー送り部材21にはヒンジ21dを介し
て第2送り部材21eが底面1eに接する。
【0079】トナー送り部材21はポリエチレン等のよ
うに曲げ弾性率が小さい材質(×104 kg/cm2
オーダで1桁以下)を用いる。すると、トルクが大きい
場合は図21のようにはトナー送り部材21は動かず、
横棒21cが撓んで回転力を吸収してしまい、トナー送
り部材21の動作角度ψは、撓まずに動いた場合の約1
/2〜1/5になってトナーを押し固めて劣化させるこ
とはなくなる。 〈第4発明の実施例3〉実施例3として、クラッチ23
ではなく、駆動ギヤG3 でトナー送り部材21の動きを
制御する方法を示す。図22に示したのがその駆動ギヤ
3 で、駆動規制部材25を規制する係合ピン26が、
半径方向にのみ伸縮するばね26aと連結しており、こ
のばね26aはギヤG3 上に固定された台26bに他端
を固定してある。図示の状態は、トナー量が少なく、ト
ナー送り部材21がばね26aが伸びた全域可動の状態
で、トナー量が多いとトルクが大きくなるのでギヤG3
が回転するとピン26はばね26aを縮ませて内側へ逃
げるので回転半径が小さくなり、送り部材の回転角θも
小さくなる。したがって、トナー送り部材21の振幅も
小さくなる。この場合も底面1eについては、直線型で
あっても、また曲線型であっても、トナー送り部材21
は、良好に動作する。 〈第5実施例〉第5発明のプロセスカートリッジは、上
述のいくつかの実施例で述べたもののほかに、上述の現
像装置Dまたはクリーニング手段と感光体とをカートリ
ッジ本体に収納し、このカートリッジ本体を画像形成装
置本体に着脱自在に装着するもの、または上述の現像装
置D、帯電手段、クリーニング手段の少なくとも1つと
感光体とを一体的にカートリッジ本体に収納し、このカ
ートリッジ本体を画像形成装置本体に着脱自在に装着す
るのも、または少なくとも上述の現像装置Dと感光体と
を一体的にカートリッジ本体に収納し、このカートリッ
ジ本体を画像形成装置本体に対し着脱自在に装着するも
のとすることができる。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、第1発明による
と、ブレードの背面のスペーサと規制部材とを非接触と
するとともに、両者の先端部をほぼそろえることによっ
て、ブレードと現像ローラとの当接圧を均一にし、ま
た、ブレードの背面にトナーが入り込んで滞留するのと
防止し、画像の濃度ムラをなくすことができる。
【0081】第2発明によると、現像ローラの感光体
(感光ドラム)に対する移動方向と、現像ローラ外周の
規制位置における接線とが平行になるようにすることに
よって、現像ローラとブレードとの間のギャップまたは
現像ローラとブレードとの当接圧を均一にし、これによ
り、画像の濃度ムラをなくすことができる。
【0082】第3発明によると、吹出し防止部材を現像
ローラに対して非接触とすることによって、現像ローラ
の位置が変化した場合でも、現像容器内のトナーの漏洩
防止と、現像ローラによるトナーの円滑な搬送とを、両
立させることができる。
【0083】第4発明によると、現像容器内のトナー量
の多寡に応じて、攪拌部材の振幅を変更させることによ
って、現像ローラに対しトナーを不要に押し付けること
に起因する現像ローラや攪拌部材の駆動部材の異常昇温
を防止し、昇温によるトナーの劣化やこのトナーの劣化
による画像の地かぶりを有効に防止する。
【0084】第5発明は、第1発明ないし第4発明のい
ずれかの現像装置を装着しており、したがって、濃度に
ついての画像品質が格段に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1発明の実施例1の現像装置を内側から外側
に見た背面図。
【図2】図1のA−A線矢視端面図。
【図3】第1発明の実施例2の現像装置を内側から外側
に見た背面図。
【図4】同じく縦断面図。
【図5】第1発明の実施例3の現像装置を内側から外側
に見た背面図。
【図6】図5のB−B線矢視端面図。
【図7】図5のD−D線矢視端面図。
【図8】第2発明の実施例1の現像装置の縦断面図。
【図9】第2発明の実施例2の現像装置の縦断面図。
【図10】同じく動作説明図。
【図11】従来の現像装置の動作説明図。
【図12】第3発明の実施例1の現像装置の縦断面図。
【図13】第3発明の実施例2の上面モデル図。
【図14】第3発明の実施例3の吹出し防止部材の縦断
面図。
【図15】第3発明の実施例4の吹出し防止部材の縦断
面図。
【図16】第4発明の実施例1の現像装置の縦断面図。
【図17】同じく攪拌手段の斜視説明図。
【図18】同じくクラッチの縦断面図。
【図19】同じくクラッチの爪部の縦断面図。
【図20】同じく攪拌手段の駆動系を示す図。
【図21】第4発明の実施例2の現像装置の縦断面図。
【図22】第4発明の実施例3の駆動部を示す図。
【符号の説明】
1 現像容器 1a 開口部 2 現像ローラ 5、5A、5B 規制部材(ブレード) 5a 規制部材の端部 6 スペーサ 6a スペーサの先端部 7、7A シール部材 7a シール部材の先端部 10 感光体(感光ドラム) 13 クリーニング装置 15 吹出し防止部材(トナー吹出し防止シー
ト) 15A シート 15B 発泡弾性体 20 攪拌手段 D 間隙 M 規制位置 P 移動方向 S 間隙 T 接線 θ 振幅

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像剤を収容する現像容器と、該現像容
    器の開口部に回転自在に支持された現像ローラと、該現
    像ローラによって担持された現像剤の量を規制する規制
    部材と、を備え、該現像剤によって前記現像ローラに対
    向する感光体上の潜像を現像してなる現像装置におい
    て、 前記規制部材を、弾性を有するブレードによって形成
    し、該ブレードの先端部を前記現像容器内部に向け、ま
    た中間部を前記現像ローラ表面に当接させるとともに、
    該現像ローラのほぼ全長にわたって配設し、 さらに、前記ブレードの背面を覆うスペーサを配設し、 前記ブレードの左右両端部と前記容器本体と前記感光体
    とによって形成される間隙を閉塞するシール部材を配設
    し、かつ該シール部材を前記スペーサに非接触に配置す
    るとともに該シール部材の先端部を前記スペーサの先端
    部にほぼ揃えてなる、 ことを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 現像剤を収容する現像容器と、該現像容
    器の開口部に回転自在に支持された現像ローラと、該現
    像ローラによって担持された現像剤の量を規制する規制
    部材と、を備え、該現像剤によって前記現像ローラに対
    向する感光体上の潜像を現像してなる現像装置におい
    て、 前記現像ローラを前記感光体に対して移動可能に配設
    し、 前記規制部材が前記現像ローラ上の現像剤を規制する規
    制位置を、該規制位置における該現像ローラ表面の接線
    の方向が該現像ローラの移動方向にほぼ平行になる位置
    に設定してなる、 ことを特徴とする現像装置。
  3. 【請求項3】 現像剤を収容する現像容器と、該現像容
    器の開口部に回転自在に支持された現像ローラと、該現
    像ローラによって担持された現像剤の量を規制する規制
    部材と、を備え、該現像剤によって前記現像ローラに対
    向する感光体上の潜像を現像してなる現像装置におい
    て、 前記感光体と現像ローラとの対向位置の下方に、下端部
    を前記現像容器に固定するとともに、先端部を前記現像
    ローラ最下端よりも高い位置で、かつ該現像ローラの表
    面に近接させた位置に配置した吹出し防止部材を設け、 さらに、該吹出し防止部材を前記現像ローラ表面より低
    硬度の弾性体によって構成してなる、 ことを特徴とする現像装置。
  4. 【請求項4】 前記吹出し防止部材を、可撓性のシール
    部材によって形成するとともに、前記感光体側よりも前
    記現像ローラ側に倒れやすいように構成してなる、 ことを特徴とする請求項3記載の現像装置。
  5. 【請求項5】 前記吹出し防止部材を、発泡弾性体によ
    って形成する、 ことを特徴とする請求項3規制の現像装置。
  6. 【請求項6】 現像剤を収容する現像容器と、該現像容
    器の開口部に回転自在に支持された現像ローラと、該現
    像ローラによって担持した現像剤の量を規制する規制部
    材と、を備え、該現像剤によって前記現像ローラに対向
    する感光体上の潜像を現像してなる現像装置において、 前記現像容器内に、前記現像ローラに向けて往復運動す
    る攪拌手段を配設するとともに、該攪拌手段の往復運動
    の振幅を、前記現像容器内のトナー量に応じて変化させ
    てなる、 ことを特徴とする現像装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし請求項6のいずれか記載
    の現像装置、帯電手段、クリーニング手段と感光体とを
    一体的にカートリッジ本体に収納し、該カートリッジ本
    体を画像形成装置本体に対して着脱自在に装着してな
    る、 ことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし請求項6のいずれか記載
    の現像装置、帯電手段、クリーニング装置の少なくとも
    1つと感光体とを一体的にカートリッジ本体に収納し、
    該カートリッジ本体を画像形成装置本体に対し着脱自在
    に装着してなる、 ことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  9. 【請求項9】 少なくとも請求項1ないし請求項6のい
    ずれか記載の現像装置と感光体とを一体的にカートリッ
    ジ本体に収納し、該カートリッジ本体を画像形成装置本
    体に対し着脱自在に装着してなる、 ことを特徴とするプロセスカートリッジ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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