JP3493977B2 - 現像剤層厚規制部材及びこれを用いた現像装置 - Google Patents
現像剤層厚規制部材及びこれを用いた現像装置Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真複写装置
あるいはプリンター等の画像形成装置で用いられる現像
装置に係り、特に、一成分現像剤を用いて静電潜像を現
像する現像装置等に使用する現像剤層厚規制部材及びこ
れを用いた現像装置の改良に関する。
あるいはプリンター等の画像形成装置で用いられる現像
装置に係り、特に、一成分現像剤を用いて静電潜像を現
像する現像装置等に使用する現像剤層厚規制部材及びこ
れを用いた現像装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子写真、複写装置等で用いら
れる現像装置は、感光ドラム等の潜像担持体に対向する
現像剤担持体を有し、この現像剤担持体上に現像剤を担
持させ、現像剤層厚規制部材で現像剤層厚を適正厚さに
規制した後、現像領域へ供給するものである。従来この
種の現像剤層厚規制部材としては、剛体や弾性体によっ
てブレード状、ロール状等に形成され、現像剤担持体に
対向配置されるものが知られている。特に、現像剤とし
て一成分現像剤を使用するような態様にあっては、現像
剤層厚規制部材を現像剤担持体に圧接配置して層厚規制
を行うものが知られている。
れる現像装置は、感光ドラム等の潜像担持体に対向する
現像剤担持体を有し、この現像剤担持体上に現像剤を担
持させ、現像剤層厚規制部材で現像剤層厚を適正厚さに
規制した後、現像領域へ供給するものである。従来この
種の現像剤層厚規制部材としては、剛体や弾性体によっ
てブレード状、ロール状等に形成され、現像剤担持体に
対向配置されるものが知られている。特に、現像剤とし
て一成分現像剤を使用するような態様にあっては、現像
剤層厚規制部材を現像剤担持体に圧接配置して層厚規制
を行うものが知られている。
【0003】このような従来技術において、現像剤層厚
規制部材として剛体からなるブレードを用いる態様にあ
っては、前記剛体からなるブレードと現像剤担持体との
当接部近傍に滞留した一成分現像剤が凝固又は凝集し、
これによって現像後に黒(白)筋や背景にトナーのかぶ
りが発生したり、また、帯電機能の低下による濃度むら
が発生するという技術的課題が見られた。このような技
術的課題を解決するために、非現像動作時に現像剤担持
体を逆回転させて前記ブレードと現像剤担持体との当接
部近傍に凝固または凝集した現像剤を除去する技術が提
示されている(特開平4−281478号公報参照)。
規制部材として剛体からなるブレードを用いる態様にあ
っては、前記剛体からなるブレードと現像剤担持体との
当接部近傍に滞留した一成分現像剤が凝固又は凝集し、
これによって現像後に黒(白)筋や背景にトナーのかぶ
りが発生したり、また、帯電機能の低下による濃度むら
が発生するという技術的課題が見られた。このような技
術的課題を解決するために、非現像動作時に現像剤担持
体を逆回転させて前記ブレードと現像剤担持体との当接
部近傍に凝固または凝集した現像剤を除去する技術が提
示されている(特開平4−281478号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術においては、層厚を規制するブレードと現像剤
担持体との当接部に常時一定の圧力が働くこととなるた
め、ブレードに付着したまま除去されない一成分現像剤
も多く存在し、その結果、ブレードへの一成分現像剤の
固着を生じるという技術的課題が見られる。また、前記
当接部(ニップ部)は、ブレードの同一箇所が常時現像
剤担持体と接触することとなるため、ブレードに永久歪
みを生じやすくなるという技術的課題を生じる。更に、
現像剤層厚規制部材として剛体ブレードを用いる態様に
あっては、その構成を板バネ材にブレード部材を接着し
てなるものが多いが、接着時にこれらの間に接着ムラが
生じ易く、一成分現像剤の層厚規制が不安定になるとい
う技術的課題も見られる。
従来技術においては、層厚を規制するブレードと現像剤
担持体との当接部に常時一定の圧力が働くこととなるた
め、ブレードに付着したまま除去されない一成分現像剤
も多く存在し、その結果、ブレードへの一成分現像剤の
固着を生じるという技術的課題が見られる。また、前記
当接部(ニップ部)は、ブレードの同一箇所が常時現像
剤担持体と接触することとなるため、ブレードに永久歪
みを生じやすくなるという技術的課題を生じる。更に、
現像剤層厚規制部材として剛体ブレードを用いる態様に
あっては、その構成を板バネ材にブレード部材を接着し
てなるものが多いが、接着時にこれらの間に接着ムラが
生じ易く、一成分現像剤の層厚規制が不安定になるとい
う技術的課題も見られる。
【0005】本発明は、このような技術的課題を解決す
るためになされたものであって、現像剤層厚規制部材の
形状及び構造を工夫し、現像剤担持体と現像剤層厚規制
部材との当接部近傍への一成分現像剤の凝集、凝固を防
止する現像剤層厚規制部材及びこれを用いた現像装置を
提供するものである。
るためになされたものであって、現像剤層厚規制部材の
形状及び構造を工夫し、現像剤担持体と現像剤層厚規制
部材との当接部近傍への一成分現像剤の凝集、凝固を防
止する現像剤層厚規制部材及びこれを用いた現像装置を
提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、図
1に示すように、回転可能に配設された現像剤担持体2
に圧接配置され、前記現像剤担持体2上に形成された一
成分現像剤Tの層厚を規制する現像剤層厚規制部材1で
あって、前記現像剤層厚規制部材1は、少なくとも前記
現像剤担持体2と接触し且つ前記現像剤担持体2の回転
方向に沿って移動可能に配設される接触部材1aと、前
記接触部材1aの移動範囲を層厚規制位置P1及び待機
位置P2間で規制し且つ少なくとも層厚規制位置P1で
接触部材1aを前記現像剤担持体2に押圧する接触部材
移動規制部材1bとを備え、前記現像剤担持体2の回転
動作に追従して、前記接触部材1aを移動させることを
特徴とする。
1に示すように、回転可能に配設された現像剤担持体2
に圧接配置され、前記現像剤担持体2上に形成された一
成分現像剤Tの層厚を規制する現像剤層厚規制部材1で
あって、前記現像剤層厚規制部材1は、少なくとも前記
現像剤担持体2と接触し且つ前記現像剤担持体2の回転
方向に沿って移動可能に配設される接触部材1aと、前
記接触部材1aの移動範囲を層厚規制位置P1及び待機
位置P2間で規制し且つ少なくとも層厚規制位置P1で
接触部材1aを前記現像剤担持体2に押圧する接触部材
移動規制部材1bとを備え、前記現像剤担持体2の回転
動作に追従して、前記接触部材1aを移動させることを
特徴とする。
【0007】このような技術的手段において、現像剤担
持体2としては、周面に一成分現像剤を担持するもので
あれば適宜選定して差し支えない。また、一成分現像剤
Tとしては、現像剤が一成分からなるものであることは
勿論であるが、一成分現像剤T自身が磁性を有するか否
かは問わない。
持体2としては、周面に一成分現像剤を担持するもので
あれば適宜選定して差し支えない。また、一成分現像剤
Tとしては、現像剤が一成分からなるものであることは
勿論であるが、一成分現像剤T自身が磁性を有するか否
かは問わない。
【0008】更に、現像剤層厚規制部材1の接触部材1
aとしては、接触する現像剤担持体2上に形成された一
成分現像剤Tの層厚さを適正厚さに規制し、且つ、層厚
さ規制時に一成分現像剤Tに充分な帯電電荷を付与する
ものであれば、例えば、その形状については、板状、ロ
ール状等、また、その材質については、金属、プラスチ
ック、金属表面層にコート層を設けたもの等適宜選定し
て差し支えない。
aとしては、接触する現像剤担持体2上に形成された一
成分現像剤Tの層厚さを適正厚さに規制し、且つ、層厚
さ規制時に一成分現像剤Tに充分な帯電電荷を付与する
ものであれば、例えば、その形状については、板状、ロ
ール状等、また、その材質については、金属、プラスチ
ック、金属表面層にコート層を設けたもの等適宜選定し
て差し支えない。
【0009】また、接触部材移動規制部材1bとして
は、現像剤担持体2の回転方向に対して接触部材1aの
移動範囲を所定範囲で規制するものであれば、その形
状、材質等は適宜選定して差し支えないが、層規制性能
を良好に保つには、現像剤担持体2の軸方向に対して接
触部材1aの移動を規制することが必要である。この場
合において、簡易に接触部材1aの移動を規制するとい
う観点からすれば、接触部材移動規制部材1bの形状を
略凹状、例えば凹状溝を有するチャンネル材の両端に折
曲片を折曲形成したり、あるいはブロック材を埋設した
り、又は、平板に凹部を一体的にプレス成形する等とし
て、凹みのある側を現像剤担持体2側へ対向させ、凹部
の内壁で接触部材1aの移動を規制することが好まし
い。また、接触部材1aに安定した押圧力を付与すると
いう観点からすれば、接触部材移動規制部材1bと接触
部材1aとが接触する前記接触部材移動規制部材1bの
凹部の凹み側内部の底部に弾性層を設けることが好まし
い。
は、現像剤担持体2の回転方向に対して接触部材1aの
移動範囲を所定範囲で規制するものであれば、その形
状、材質等は適宜選定して差し支えないが、層規制性能
を良好に保つには、現像剤担持体2の軸方向に対して接
触部材1aの移動を規制することが必要である。この場
合において、簡易に接触部材1aの移動を規制するとい
う観点からすれば、接触部材移動規制部材1bの形状を
略凹状、例えば凹状溝を有するチャンネル材の両端に折
曲片を折曲形成したり、あるいはブロック材を埋設した
り、又は、平板に凹部を一体的にプレス成形する等とし
て、凹みのある側を現像剤担持体2側へ対向させ、凹部
の内壁で接触部材1aの移動を規制することが好まし
い。また、接触部材1aに安定した押圧力を付与すると
いう観点からすれば、接触部材移動規制部材1bと接触
部材1aとが接触する前記接触部材移動規制部材1bの
凹部の凹み側内部の底部に弾性層を設けることが好まし
い。
【0010】更に、現像剤層厚規制部材1を現像装置に
適用する場合には、一成分現像剤Tの前記現像剤層厚規
制部材1への固着を防止するという観点から、現像剤担
持体2を現像剤担持体駆動手段3によって制御するもの
とし、現像動作中は現像剤担持体2を所定の回転方向A
に、また現像動作終了後は所定の回転方向Aの逆方向B
に回転させるようにすればよい。
適用する場合には、一成分現像剤Tの前記現像剤層厚規
制部材1への固着を防止するという観点から、現像剤担
持体2を現像剤担持体駆動手段3によって制御するもの
とし、現像動作中は現像剤担持体2を所定の回転方向A
に、また現像動作終了後は所定の回転方向Aの逆方向B
に回転させるようにすればよい。
【0011】また、このとき、現像剤担持体2を逆回転
させる期間は、現像動作終了後次の現像動作を開始する
までの間の非現像動作時であれば適宜選定して差し支え
ないが、接触部材1aへの一成分現像剤Tの固着を確実
に防止するという観点からすれば、現像動作終了直後に
行うことがよく、更に、無駄な逆回転サイクルを回避す
るという観点からすれば、現像剤担持体2の逆回転によ
りこれに接触配置される接触部材1aがこの動きに従動
して移動し、接触部材移動規制部材1bの待機位置P2
でその移動が規制されるまでの間に行うことがよく、待
機位置P2に接触部材1aを不必要に押し付ける必要は
ない。更に、現像剤担持体2を逆回転させる頻度につい
ては、現像動作一回毎に行ってもよいがこれに限られる
ものではなく、所定枚数毎、各ジョブ毎等から適宜選定
して差し支えない。
させる期間は、現像動作終了後次の現像動作を開始する
までの間の非現像動作時であれば適宜選定して差し支え
ないが、接触部材1aへの一成分現像剤Tの固着を確実
に防止するという観点からすれば、現像動作終了直後に
行うことがよく、更に、無駄な逆回転サイクルを回避す
るという観点からすれば、現像剤担持体2の逆回転によ
りこれに接触配置される接触部材1aがこの動きに従動
して移動し、接触部材移動規制部材1bの待機位置P2
でその移動が規制されるまでの間に行うことがよく、待
機位置P2に接触部材1aを不必要に押し付ける必要は
ない。更に、現像剤担持体2を逆回転させる頻度につい
ては、現像動作一回毎に行ってもよいがこれに限られる
ものではなく、所定枚数毎、各ジョブ毎等から適宜選定
して差し支えない。
【0012】また、このような態様にあっては、接触部
材移動規制部材1bの構成及び配置については、層厚規
制位置P1及び待機位置P2共に接触部材1aに対して
押圧力を与えるようにして差し支えないが、接触部材1
aの形状劣化を有効に抑えるという観点からすれば、接
触部材1aと接触部材移動規制部材1bとの構成及び配
置を、接触部材1aに対し、層厚規制位置からでは充分
な押圧力を与え、また、待機位置では押圧力を与えない
ようにすることが好ましい。
材移動規制部材1bの構成及び配置については、層厚規
制位置P1及び待機位置P2共に接触部材1aに対して
押圧力を与えるようにして差し支えないが、接触部材1
aの形状劣化を有効に抑えるという観点からすれば、接
触部材1aと接触部材移動規制部材1bとの構成及び配
置を、接触部材1aに対し、層厚規制位置からでは充分
な押圧力を与え、また、待機位置では押圧力を与えない
ようにすることが好ましい。
【0013】次に、本発明の作用について説明する。接
触部材1aは、現像剤担持体2に接触しその回転方向に
沿って移動可能になっている。しかし、前記接触部材1
aは接触部材移動規制部材1bによって、一定の範囲外
への移動を規制されているため、層厚規制位置P1より
下流側への移動及び待機位置P2より上流側への移動が
規制され、その位置で留まることとなる。
触部材1aは、現像剤担持体2に接触しその回転方向に
沿って移動可能になっている。しかし、前記接触部材1
aは接触部材移動規制部材1bによって、一定の範囲外
への移動を規制されているため、層厚規制位置P1より
下流側への移動及び待機位置P2より上流側への移動が
規制され、その位置で留まることとなる。
【0014】また、この現像剤層厚規制部材1を現像装
置に適用した場合の作用について説明する。現像動作の
開始に伴い、現像剤担持体駆動手段3は現像剤担持体2
を所定の回転方向Aに回転させるように制御し、前記現
像剤担持体2は所定の回転方向Aへ回転を開始する。現
像剤担持体2の所定の回転方向Aへの回転開始に伴い、
現像剤層厚規制部材1のうち前記現像剤担持体2に接触
配置される接触部材1aは、現像剤担持体2から外力を
受けて待機位置P2から前記現像剤担持体2の移動方向
と同方向へ移動する。そして、前記接触部材1aは、接
触部材移動規制部材1bに一定範囲外への移動を規制さ
れて、層厚規制位置P1に留まることとなる。
置に適用した場合の作用について説明する。現像動作の
開始に伴い、現像剤担持体駆動手段3は現像剤担持体2
を所定の回転方向Aに回転させるように制御し、前記現
像剤担持体2は所定の回転方向Aへ回転を開始する。現
像剤担持体2の所定の回転方向Aへの回転開始に伴い、
現像剤層厚規制部材1のうち前記現像剤担持体2に接触
配置される接触部材1aは、現像剤担持体2から外力を
受けて待機位置P2から前記現像剤担持体2の移動方向
と同方向へ移動する。そして、前記接触部材1aは、接
触部材移動規制部材1bに一定範囲外への移動を規制さ
れて、層厚規制位置P1に留まることとなる。
【0015】このとき、現像剤担持体2表面と現像剤層
厚規制部材1との当接部上流側には、図示しない現像剤
供給手段から一成分現像剤Tが供給されている。そし
て、現像剤担持体2表面の現像剤層は、現像剤層厚規制
部材1の接触部材1aにより層厚を規制されて一定の厚
さに形成された後、図示しない静電潜像を現像する。
厚規制部材1との当接部上流側には、図示しない現像剤
供給手段から一成分現像剤Tが供給されている。そし
て、現像剤担持体2表面の現像剤層は、現像剤層厚規制
部材1の接触部材1aにより層厚を規制されて一定の厚
さに形成された後、図示しない静電潜像を現像する。
【0016】また、現像動作の終了後、現像剤担持体駆
動手段3は現像剤担持体2を所定の回転方向Aから所定
の方向の逆方向Bに回転させるよう制御し、前記現像剤
担持体2は所定の回転方向Aの逆方向Bへ回転を開始す
る。現像剤担持体2の所定の回転方向Aの逆方向Bへの
回転開始に伴い、現像剤層厚規制部材1のうち前記現像
剤担持体2に接触配置される接触部材1aは、現像剤担
持体2から外力を受けて層厚規制位置から前記現像剤担
持体2の移動方向と同方向へ移動する。そして、前記接
触部材1aは、接触部材移動規制部材1bに一定範囲外
への移動を規制されて、前記接触部材移動規制部材1b
の移動規制範囲内であって現像剤担持体2の所定の回転
方向A上流側の待機位置に留まることとなる。
動手段3は現像剤担持体2を所定の回転方向Aから所定
の方向の逆方向Bに回転させるよう制御し、前記現像剤
担持体2は所定の回転方向Aの逆方向Bへ回転を開始す
る。現像剤担持体2の所定の回転方向Aの逆方向Bへの
回転開始に伴い、現像剤層厚規制部材1のうち前記現像
剤担持体2に接触配置される接触部材1aは、現像剤担
持体2から外力を受けて層厚規制位置から前記現像剤担
持体2の移動方向と同方向へ移動する。そして、前記接
触部材1aは、接触部材移動規制部材1bに一定範囲外
への移動を規制されて、前記接触部材移動規制部材1b
の移動規制範囲内であって現像剤担持体2の所定の回転
方向A上流側の待機位置に留まることとなる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に示す実施の形態
に基づいてこの発明を詳細に説明する。 ◎実施の形態1 図2は、実施の形態1に係る一成分現像装置を示す。同
図において、本実施の形態に係る現像装置は、静電潜像
22を担持する感光体ドラム21に対向して開口し且つ
内部に一成分非磁性現像剤Tが収容されたホッパー31
と、ホッパー31の開口部に面して配設された現像ロー
ル32と、現像ロール32に現像用のバイアス電圧を印
加する現像バイアス電源41と、ホッパー31内の現像
ロール32の奥側に設けられて現像ロール32に一成分
非磁性現像剤Tを搬送する現像剤攪拌搬送ロッド33
と、現像ロール32と感光体ドラム21との対向部回転
方向下流側に設けられ、現像に使用されなかった一成分
非磁性現像剤Tを現像ロール32から除去し、且つ、現
像剤攪拌搬送ロッド33によって搬送された新しい一成
分非磁性現像剤Tを現像ロール32に供給する現像剤剥
離供給ロール34と、現像ロール32と現像剤剥離供給
ロール34の対向部回転方向下流側で前記現像ロール3
2に対向配置されて現像ロール32上の現像剤層を所定
厚さに規制する現像剤規制部材11と、現像ロール32
の回転方向を切り換える現像ロール回転方向切換装置5
1とを備えている。
に基づいてこの発明を詳細に説明する。 ◎実施の形態1 図2は、実施の形態1に係る一成分現像装置を示す。同
図において、本実施の形態に係る現像装置は、静電潜像
22を担持する感光体ドラム21に対向して開口し且つ
内部に一成分非磁性現像剤Tが収容されたホッパー31
と、ホッパー31の開口部に面して配設された現像ロー
ル32と、現像ロール32に現像用のバイアス電圧を印
加する現像バイアス電源41と、ホッパー31内の現像
ロール32の奥側に設けられて現像ロール32に一成分
非磁性現像剤Tを搬送する現像剤攪拌搬送ロッド33
と、現像ロール32と感光体ドラム21との対向部回転
方向下流側に設けられ、現像に使用されなかった一成分
非磁性現像剤Tを現像ロール32から除去し、且つ、現
像剤攪拌搬送ロッド33によって搬送された新しい一成
分非磁性現像剤Tを現像ロール32に供給する現像剤剥
離供給ロール34と、現像ロール32と現像剤剥離供給
ロール34の対向部回転方向下流側で前記現像ロール3
2に対向配置されて現像ロール32上の現像剤層を所定
厚さに規制する現像剤規制部材11と、現像ロール32
の回転方向を切り換える現像ロール回転方向切換装置5
1とを備えている。
【0018】本実施の形態において、ホッパー31は、
現像ロール32及び一成分非磁性現像剤Tを下方から上
方に覆うように配設されている。ホッパー31内は現像
ロール32が収容される現像ロール収容室と、主として
一成分非磁性現像剤Tが貯留される現像剤貯留室とに機
能分離されている。
現像ロール32及び一成分非磁性現像剤Tを下方から上
方に覆うように配設されている。ホッパー31内は現像
ロール32が収容される現像ロール収容室と、主として
一成分非磁性現像剤Tが貯留される現像剤貯留室とに機
能分離されている。
【0019】また、現像ロール32は、例えば、その材
質がアルミニウム、ステンレス等からなるパイプ状また
は円柱状のものであって、また、その表面粗さは、トナ
ーの搬送性能の確保という観点から、円周表面にサンド
ブラスト等の機械加工や円周表面を機械研磨した後に陽
極酸化処理施したりすることによってRa=0.2〜
2.0μm程度としたものを用いている。特に、本実施
の形態では、材質としてはアルミニウムの丸棒を用い、
また、その表面粗さはRa=1.0μmとしている。ま
た、現像ロール32には現像バイアス電源41として交
流電源411と直流電源412を接続し現像を行ってい
る。
質がアルミニウム、ステンレス等からなるパイプ状また
は円柱状のものであって、また、その表面粗さは、トナ
ーの搬送性能の確保という観点から、円周表面にサンド
ブラスト等の機械加工や円周表面を機械研磨した後に陽
極酸化処理施したりすることによってRa=0.2〜
2.0μm程度としたものを用いている。特に、本実施
の形態では、材質としてはアルミニウムの丸棒を用い、
また、その表面粗さはRa=1.0μmとしている。ま
た、現像ロール32には現像バイアス電源41として交
流電源411と直流電源412を接続し現像を行ってい
る。
【0020】現像剤攪拌搬送ロッド33は、例えば、回
転軸に対してコの字状のアーム部を一体的に形成した攪
拌ロッドからなるものであり、一成分非磁性現像剤Tを
攪拌しながら現像ロール32側へ搬送するものである。
転軸に対してコの字状のアーム部を一体的に形成した攪
拌ロッドからなるものであり、一成分非磁性現像剤Tを
攪拌しながら現像ロール32側へ搬送するものである。
【0021】現像剤剥離供給ロール34は、パイプ状又
は円柱状の金属シャフトの外周面に被覆層を設けた構成
となっている。被覆層としては、現像ロール32との充
分なニップ幅を確保するため弾性体を用いるとよく、ま
た、現像ロール32に充分な一成分非磁性現像剤Tを供
給すること、且つ現像工程終了後に現像ロール32上に
残留する一成分非磁性現像剤Tを確実に剥離することが
要求されるため、弾性を有し且つ搬送能力の高い材質が
よく、例えば、発泡材料などが非常に有効である。特
に、本実施の形態では、ステンレス製のシャフトに電気
抵抗値が106Ω・cm程度、硬度がアスカC硬度で1
0度前後のウレタンゴム系の発泡樹脂層を設けたもので
あって、その直径はφ=16mmとなっている。
は円柱状の金属シャフトの外周面に被覆層を設けた構成
となっている。被覆層としては、現像ロール32との充
分なニップ幅を確保するため弾性体を用いるとよく、ま
た、現像ロール32に充分な一成分非磁性現像剤Tを供
給すること、且つ現像工程終了後に現像ロール32上に
残留する一成分非磁性現像剤Tを確実に剥離することが
要求されるため、弾性を有し且つ搬送能力の高い材質が
よく、例えば、発泡材料などが非常に有効である。特
に、本実施の形態では、ステンレス製のシャフトに電気
抵抗値が106Ω・cm程度、硬度がアスカC硬度で1
0度前後のウレタンゴム系の発泡樹脂層を設けたもので
あって、その直径はφ=16mmとなっている。
【0022】また、本実施の形態において、現像剤規制
部材11は、図3に示すように、現像ロール32に圧接
配置されて現像ロール32上の一成分非磁性現像剤Tの
層厚さを規制する規制ブレード111と、前記規制ブレ
ード111を一定範囲外に移動させないよう規制・保持
する凹状のブレード保持枠112と、前記ブレード保持
枠112枠内面に配設されて規制ブレード111を現像
ロール32側へ押圧する弾性層113とから構成されて
いる。
部材11は、図3に示すように、現像ロール32に圧接
配置されて現像ロール32上の一成分非磁性現像剤Tの
層厚さを規制する規制ブレード111と、前記規制ブレ
ード111を一定範囲外に移動させないよう規制・保持
する凹状のブレード保持枠112と、前記ブレード保持
枠112枠内面に配設されて規制ブレード111を現像
ロール32側へ押圧する弾性層113とから構成されて
いる。
【0023】ここで規制ブレード111は、SUS板等
のトナー帯電性能を有する金属、プラスチック、又は金
属表面にコート層を設けたものから構成されるものであ
って、特に、本実施の形態においては、板状のステンレ
スを用いている。
のトナー帯電性能を有する金属、プラスチック、又は金
属表面にコート層を設けたものから構成されるものであ
って、特に、本実施の形態においては、板状のステンレ
スを用いている。
【0024】また、ブレード保持枠112は、例えば凹
状溝を有するSUS、Al、リン青銅等からなるチャン
ネル材の両端に折曲片を折曲したもので構成されてお
り、このブレード保持枠112の現像ロール32の所定
の回転方向A下流側の枠片112aは規制ブレード11
1の層厚規制位置P1を、同上流側の枠片112bは待
機位置P2を、そして現像ロール32の軸方向両端に位
置する枠片(図示せず)は、規制ブレード111の軸方
向移動を規制している。
状溝を有するSUS、Al、リン青銅等からなるチャン
ネル材の両端に折曲片を折曲したもので構成されてお
り、このブレード保持枠112の現像ロール32の所定
の回転方向A下流側の枠片112aは規制ブレード11
1の層厚規制位置P1を、同上流側の枠片112bは待
機位置P2を、そして現像ロール32の軸方向両端に位
置する枠片(図示せず)は、規制ブレード111の軸方
向移動を規制している。
【0025】また、弾性層113は、スポンジ等からな
るものであって、規制ブレード111を押圧して現像ロ
ール32と圧接させるように前記規制ブレード111に
押圧力を付与するものである。ここで、押圧力は規制ブ
レード111が現像ロール32の回転に伴って移動でき
る程度(2〜10g/cm)に設定されている。尚、弾
性層113は、現像ロール32の所定の回転方向Aの下
流側に向かって、現像ロール32と弾性層113との離
隔距離が小さくなるように配設を行ってもよい。
るものであって、規制ブレード111を押圧して現像ロ
ール32と圧接させるように前記規制ブレード111に
押圧力を付与するものである。ここで、押圧力は規制ブ
レード111が現像ロール32の回転に伴って移動でき
る程度(2〜10g/cm)に設定されている。尚、弾
性層113は、現像ロール32の所定の回転方向Aの下
流側に向かって、現像ロール32と弾性層113との離
隔距離が小さくなるように配設を行ってもよい。
【0026】また、現像ロール回転方向切換装置51
は、現像動作時には現像ロール32を所定の回転方向A
に回転させるよう現像ロール駆動モータ52を制御し、
一方、現像動作終了直後の一定期間、現像ロール32を
所定の回転方向と逆方向Bに回転させるよう現像ロール
駆動モータ52を制御するものである。尚、本実施の形
態において、現像動作終了直後の一定期間とは、現像動
作が終了して現像ロール32を所定の回転方向Aの逆方
向Bに回転させたとき、規制ブレード111が層厚規制
位置P1から待機位置P2でブレード保持枠112に規
制されるまでに充分な期間をいう。
は、現像動作時には現像ロール32を所定の回転方向A
に回転させるよう現像ロール駆動モータ52を制御し、
一方、現像動作終了直後の一定期間、現像ロール32を
所定の回転方向と逆方向Bに回転させるよう現像ロール
駆動モータ52を制御するものである。尚、本実施の形
態において、現像動作終了直後の一定期間とは、現像動
作が終了して現像ロール32を所定の回転方向Aの逆方
向Bに回転させたとき、規制ブレード111が層厚規制
位置P1から待機位置P2でブレード保持枠112に規
制されるまでに充分な期間をいう。
【0027】図2を用いて、本実施の形態に係る一成分
現像装置の動作について説明する。即ち、一成分非磁性
現像剤Tは、ホッパー31内の現像剤撹拌搬送ロッド3
3によって撹拌された後、現像ロール32側へ搬送され
る。現像の開始に伴い、現像剤剥離供給ロール34は現
像ロール32に対して接触して一成分非磁性現像剤Tを
現像ロール32に供給しつつ、現像ロール32と対向方
向(矢印方向)に所定の速度で回転する。外周面に一成
分非磁性現像剤Tを担持した現像ロール32は、所定の
回転方向に所定の速度で回転し、一成分非磁性現像剤T
は現像剤規制部材11によって所定の層厚さに規制され
ると共に摩擦帯電されるため現像ロール32表面に担持
された一成分非磁性現像剤Tには充分な電荷が与えられ
る。そして、充分に帯電した一成分非磁性現像剤Tは、
感光体ドラム21との近接部において、現像バイアス電
源41によって現像ロール32に印加された電圧と、感
光体ドラム21上に形成された静電潜像22の電位との
電位差により現像される。この後、現像に使用されなか
った残留現像剤は現像ロール32の回転に伴って現像剤
剥離供給ロール34との当接部まで移動し、現像剤剥離
供給ロール34によって現像ロール32上から取り去ら
れ、再びホッパー31内に回収される。
現像装置の動作について説明する。即ち、一成分非磁性
現像剤Tは、ホッパー31内の現像剤撹拌搬送ロッド3
3によって撹拌された後、現像ロール32側へ搬送され
る。現像の開始に伴い、現像剤剥離供給ロール34は現
像ロール32に対して接触して一成分非磁性現像剤Tを
現像ロール32に供給しつつ、現像ロール32と対向方
向(矢印方向)に所定の速度で回転する。外周面に一成
分非磁性現像剤Tを担持した現像ロール32は、所定の
回転方向に所定の速度で回転し、一成分非磁性現像剤T
は現像剤規制部材11によって所定の層厚さに規制され
ると共に摩擦帯電されるため現像ロール32表面に担持
された一成分非磁性現像剤Tには充分な電荷が与えられ
る。そして、充分に帯電した一成分非磁性現像剤Tは、
感光体ドラム21との近接部において、現像バイアス電
源41によって現像ロール32に印加された電圧と、感
光体ドラム21上に形成された静電潜像22の電位との
電位差により現像される。この後、現像に使用されなか
った残留現像剤は現像ロール32の回転に伴って現像剤
剥離供給ロール34との当接部まで移動し、現像剤剥離
供給ロール34によって現像ロール32上から取り去ら
れ、再びホッパー31内に回収される。
【0028】このような現像動作過程において、現像剤
規制部材11の作動について詳細に説明する。現像の開
始に伴い、現像ロール回転方向切換装置51から現像ロ
ール駆動モータ52へ現像ロール32を所定の方向Aへ
回転させるよう指示が出される。そして、現像ロール3
2が所定の方向Aへ回転を開始すると、現像ロール32
に接触配置される規制ブレード111は、現像ロール3
2の回転方向と同方向(A方向)に移動し、ブレード保
持枠112に接触、規制されて層厚規制位置P1で保持
される。このとき、ブレード保持枠112の凹部内面上
部には弾性層113が設けられており、その押圧力は規
制ブレード111が現像ロール32の回転に伴って移動
でき、且つ、現像剤層厚を規制するのに充分な押圧力が
得られる程度(2〜10g/cm)に設定されている。
従って、現像動作過程においては、現像剤規制部材11
により現像剤の層厚が適正なものに規制される。
規制部材11の作動について詳細に説明する。現像の開
始に伴い、現像ロール回転方向切換装置51から現像ロ
ール駆動モータ52へ現像ロール32を所定の方向Aへ
回転させるよう指示が出される。そして、現像ロール3
2が所定の方向Aへ回転を開始すると、現像ロール32
に接触配置される規制ブレード111は、現像ロール3
2の回転方向と同方向(A方向)に移動し、ブレード保
持枠112に接触、規制されて層厚規制位置P1で保持
される。このとき、ブレード保持枠112の凹部内面上
部には弾性層113が設けられており、その押圧力は規
制ブレード111が現像ロール32の回転に伴って移動
でき、且つ、現像剤層厚を規制するのに充分な押圧力が
得られる程度(2〜10g/cm)に設定されている。
従って、現像動作過程においては、現像剤規制部材11
により現像剤の層厚が適正なものに規制される。
【0029】また、現像の終了直後(非現像時)に、現
像ロール回転方向切換装置51から現像ロール駆動モー
タ52へ現像ロール32を所定の方向の逆方向Bへ回転
させるよう指示が出される。そして、現像ロール32が
所定の方向の逆方向Bへ回転を開始すると、現像ロール
32に接触配置される規制ブレード111は、現像ロー
ル32の回転方向と同方向(B方向)に移動し、現像時
とは反対方向のブレード保持枠112に接触、規制され
て待機位置P2で保持される。そして、規制ブレード1
11がブレード保持枠112に接触、規制される頃に現
像ロール回転方向切換装置51は、現像ロール駆動モー
タ52を制御して現像ロール32の回転を停止させる。
従って、現像終了後においては、現像剤規制部材11と
現像ロール32とのニップ部に留まっていた現像剤が戻
される。
像ロール回転方向切換装置51から現像ロール駆動モー
タ52へ現像ロール32を所定の方向の逆方向Bへ回転
させるよう指示が出される。そして、現像ロール32が
所定の方向の逆方向Bへ回転を開始すると、現像ロール
32に接触配置される規制ブレード111は、現像ロー
ル32の回転方向と同方向(B方向)に移動し、現像時
とは反対方向のブレード保持枠112に接触、規制され
て待機位置P2で保持される。そして、規制ブレード1
11がブレード保持枠112に接触、規制される頃に現
像ロール回転方向切換装置51は、現像ロール駆動モー
タ52を制御して現像ロール32の回転を停止させる。
従って、現像終了後においては、現像剤規制部材11と
現像ロール32とのニップ部に留まっていた現像剤が戻
される。
【0030】ここで、本実施の形態及び比較の形態(固
定式の層厚規制ブレードを使用する形態)において、A
4横送り一万枚の走行テスト(テスト条件は低温低湿下
(10℃、10%)及び高温高湿下(30℃、90%)
の2条件とした)を行った。その結果、図4に示すよう
に、比較の形態では、低温低湿下では5000枚、ま
た、高温高湿下においては3000枚程度で記録用紙上
に固着筋の発生がみられた。しかし、本実施の形態にお
いては、10000枚まで走行試験を行っても記録用紙
への固着筋の発生はみられなかった。
定式の層厚規制ブレードを使用する形態)において、A
4横送り一万枚の走行テスト(テスト条件は低温低湿下
(10℃、10%)及び高温高湿下(30℃、90%)
の2条件とした)を行った。その結果、図4に示すよう
に、比較の形態では、低温低湿下では5000枚、ま
た、高温高湿下においては3000枚程度で記録用紙上
に固着筋の発生がみられた。しかし、本実施の形態にお
いては、10000枚まで走行試験を行っても記録用紙
への固着筋の発生はみられなかった。
【0031】◎実施の形態2
本実施の形態は、実施の形態1と略同様であるが、図5
に示すように、実施の形態1と異なるブレード保持枠1
12を有している。すなわち、本実施の形態において、
ブレード保持枠112は板バネのような弾性材にて、実
施の形態1と略同様な形状の断面チャンネル状枠体から
なるが、現像ロール32の回転方向A下流側の枠片11
2aが同回転方向Aに向かって現像ロール32との間の
ギャップが次第に狭くなるように傾斜する傾斜片として
構成されており、その枠片(傾斜片)112aの途中個
所が規制ブレード111の一端側が当接する層厚規制位
置P1として働くようになっている。また、規制ブレー
ド111は、例えばステンレス板を用いて構成されてお
り、その厚み寸法は、待機位置P2ではブレード保持枠
112の凹部底面と接触させないようにして押圧力が付
与されないように、また、層厚規制位置P1ではブレー
ド保持枠112の枠片(傾斜片)112aと弾接して圧
力が付与されるように選定を行っている。
に示すように、実施の形態1と異なるブレード保持枠1
12を有している。すなわち、本実施の形態において、
ブレード保持枠112は板バネのような弾性材にて、実
施の形態1と略同様な形状の断面チャンネル状枠体から
なるが、現像ロール32の回転方向A下流側の枠片11
2aが同回転方向Aに向かって現像ロール32との間の
ギャップが次第に狭くなるように傾斜する傾斜片として
構成されており、その枠片(傾斜片)112aの途中個
所が規制ブレード111の一端側が当接する層厚規制位
置P1として働くようになっている。また、規制ブレー
ド111は、例えばステンレス板を用いて構成されてお
り、その厚み寸法は、待機位置P2ではブレード保持枠
112の凹部底面と接触させないようにして押圧力が付
与されないように、また、層厚規制位置P1ではブレー
ド保持枠112の枠片(傾斜片)112aと弾接して圧
力が付与されるように選定を行っている。
【0032】これによって、実施の形態1と同様に、現
像が開始されると規制ブレード111は現像ロール32
の回転に伴って現像ロール32の所定の回転方向Aと同
方向に移動し、ブレード保持枠112の枠片112aと
現像ロール32との隙間に入り込んで層厚規制位置P1
で保持される。このとき、規制ブレード111には、ブ
レード保持枠112の傾斜角度と弾性率、現像ロール3
2の回転速度、規制ブレード111の厚さ等から決定さ
れる押圧力が付与されることとなる。そして、現像終了
後には現像ロール32の逆回転に伴い、規制ブレード1
11はブレード保持枠112の反対側の壁である枠片1
12bに接触するまで移動し、待機位置P2で保持され
る。このとき、規制ブレード111はブレード保持枠1
12の枠片112bと現像ロール32との隙間には入り
込まない。尚、本実施の形態では規制ブレードの形状を
略平板状としているが、これに限られるものではなく、
例えば、図6(a)に示すようにブレード保持枠112
に保持されやすいようにブレード保持枠112の形状と
略係合するように傾斜部111aを設ける、又は図6
(b)に示すように曲面部111bを設けてもよい。本
実施の形態において、実施の形態1と同様に、A4サイ
ズ横送り10000枚の走行テストを行った結果、10
000枚まで走行試験を行っても記録用紙への固着筋の
発生はみられなかった。
像が開始されると規制ブレード111は現像ロール32
の回転に伴って現像ロール32の所定の回転方向Aと同
方向に移動し、ブレード保持枠112の枠片112aと
現像ロール32との隙間に入り込んで層厚規制位置P1
で保持される。このとき、規制ブレード111には、ブ
レード保持枠112の傾斜角度と弾性率、現像ロール3
2の回転速度、規制ブレード111の厚さ等から決定さ
れる押圧力が付与されることとなる。そして、現像終了
後には現像ロール32の逆回転に伴い、規制ブレード1
11はブレード保持枠112の反対側の壁である枠片1
12bに接触するまで移動し、待機位置P2で保持され
る。このとき、規制ブレード111はブレード保持枠1
12の枠片112bと現像ロール32との隙間には入り
込まない。尚、本実施の形態では規制ブレードの形状を
略平板状としているが、これに限られるものではなく、
例えば、図6(a)に示すようにブレード保持枠112
に保持されやすいようにブレード保持枠112の形状と
略係合するように傾斜部111aを設ける、又は図6
(b)に示すように曲面部111bを設けてもよい。本
実施の形態において、実施の形態1と同様に、A4サイ
ズ横送り10000枚の走行テストを行った結果、10
000枚まで走行試験を行っても記録用紙への固着筋の
発生はみられなかった。
【0033】◎実施の形態3
本実施の形態は、実施の形態1と略同様であるが、実施
の形態1と異なり、図7に示すように、現像剤規制部材
11の現像ロール32との接触部材を規制ブレード11
1に代えて円柱状の規制ロール114とし、規制ロール
114をロール保持枠115(本例では実施の形態1の
ブレード保持枠112と同様の構成)内に移動可能に配
設したものである。本実施の形態において、規制ロール
114は、例えばSUS板等のトナー帯電性能を有する
金属、プラスチック、又は金属表面にコート層を設けた
ものから構成されるものであって、また、ロール保持枠
115は実施の形態1と同様な凹部底面に弾性層113
を有するもので、規制ロール114の外径はロール保持
枠115の弾性層113と現像ロール32との隙間寸法
より適宜大きく選定されており、弾性層113を弾性力
により現像ロール32に適宜圧力で押圧配置されてい
る。
の形態1と異なり、図7に示すように、現像剤規制部材
11の現像ロール32との接触部材を規制ブレード11
1に代えて円柱状の規制ロール114とし、規制ロール
114をロール保持枠115(本例では実施の形態1の
ブレード保持枠112と同様の構成)内に移動可能に配
設したものである。本実施の形態において、規制ロール
114は、例えばSUS板等のトナー帯電性能を有する
金属、プラスチック、又は金属表面にコート層を設けた
ものから構成されるものであって、また、ロール保持枠
115は実施の形態1と同様な凹部底面に弾性層113
を有するもので、規制ロール114の外径はロール保持
枠115の弾性層113と現像ロール32との隙間寸法
より適宜大きく選定されており、弾性層113を弾性力
により現像ロール32に適宜圧力で押圧配置されてい
る。
【0034】これによって、実施の形態1と同様に、現
像が開始されると規制ロール114は現像ロール32の
回転に伴って現像ロール32の所定の回転方向と同方向
に移動し、ロール保持枠115の一端側の枠片115a
に当接して当該枠片115aによる層厚規制位置P1で
保持される。このとき、規制ロール114には、ロール
保持枠115の弾性層113から現像剤の層厚規制に必
要な押圧力が付与されることとなる。そして、現像終了
後には現像ロール32の逆回転に伴い、規制ロール11
4はロール保持枠115の反対側の壁である枠片115
bに接触するまで移動し、この枠片115bによる待機
位置P2で保持される。本実施の形態においても、実施
の形態1と同様に、A4サイズ横送り10000枚の走
行テストを行った結果、10000枚まで走行試験を行
っても記録用紙への固着筋の発生はみられなかった。
像が開始されると規制ロール114は現像ロール32の
回転に伴って現像ロール32の所定の回転方向と同方向
に移動し、ロール保持枠115の一端側の枠片115a
に当接して当該枠片115aによる層厚規制位置P1で
保持される。このとき、規制ロール114には、ロール
保持枠115の弾性層113から現像剤の層厚規制に必
要な押圧力が付与されることとなる。そして、現像終了
後には現像ロール32の逆回転に伴い、規制ロール11
4はロール保持枠115の反対側の壁である枠片115
bに接触するまで移動し、この枠片115bによる待機
位置P2で保持される。本実施の形態においても、実施
の形態1と同様に、A4サイズ横送り10000枚の走
行テストを行った結果、10000枚まで走行試験を行
っても記録用紙への固着筋の発生はみられなかった。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかる現
像装置によると、現像剤層厚規制部材として層厚規制位
置と待機位置との間で移動可能な接触部材を具備させ、
現像時には層厚規制位置に接触部材を保持させ、非現像
時には待機位置に接触部材を移動させるようにしたの
で、現像剤の層厚規制を有効に行いながら現像剤担持体
と現像剤層厚規制部材との当接部近傍に滞留している一
成分現像剤や接触部材に付着している一成分現像剤を剥
ぎ取ることができる。このため、現像剤の層厚規制性能
を良好に保つことに加えて、現像剤担持体と現像剤層厚
規制部材との当接部近傍の一成分現像剤の滞留や現像剤
層厚規制部材への一成分現像剤の付着が原因で起こる出
力画像上のかぶりや筋の発生をなくし、長期にわたって
良好な画像を得ることができる。また、本発明によれ
ば、接触部材が現像剤担持体の回転に伴って移動するた
め、接触時と非接触時との間で、現像剤担持体と現像剤
層厚規制部材との間の当接部(ニップ部)における両者
の相対位置関係が変わり、現像時の接触部材のニップ部
個所に対して常時押圧力が作用する事態を回避すること
ができる。このため、時間と共に発生する現像剤層厚規
制部材(接触部材)の永久歪みを低減させることがで
き、現像剤層厚規制部材の寿命を延ばすことができる。
特に、現像剤担持体と現像剤層厚規制部材との当接部
に、現像時には所定の押圧力がかかり、また、待機時に
は接触部材が移動して押圧力がかかりにくくするように
すれば、現像時の現像剤層厚規制部材のニップ部に待機
時は負荷がかからない構成となり、その結果、時間の経
過と共に発生する現像剤層厚規制部材の永久歪みをより
確実に低減できる。更に、本発明によれば、接触部材を
接着固定せずに構成できるため、接着ムラを生じること
がなく、一成分現像剤の層厚規制を安定して行うことが
できる。更にまた、本発明にかかる現像剤層厚規制部材
によれば、現像装置に組み込むことで、上述した各種効
果を容易に実施することができる。
像装置によると、現像剤層厚規制部材として層厚規制位
置と待機位置との間で移動可能な接触部材を具備させ、
現像時には層厚規制位置に接触部材を保持させ、非現像
時には待機位置に接触部材を移動させるようにしたの
で、現像剤の層厚規制を有効に行いながら現像剤担持体
と現像剤層厚規制部材との当接部近傍に滞留している一
成分現像剤や接触部材に付着している一成分現像剤を剥
ぎ取ることができる。このため、現像剤の層厚規制性能
を良好に保つことに加えて、現像剤担持体と現像剤層厚
規制部材との当接部近傍の一成分現像剤の滞留や現像剤
層厚規制部材への一成分現像剤の付着が原因で起こる出
力画像上のかぶりや筋の発生をなくし、長期にわたって
良好な画像を得ることができる。また、本発明によれ
ば、接触部材が現像剤担持体の回転に伴って移動するた
め、接触時と非接触時との間で、現像剤担持体と現像剤
層厚規制部材との間の当接部(ニップ部)における両者
の相対位置関係が変わり、現像時の接触部材のニップ部
個所に対して常時押圧力が作用する事態を回避すること
ができる。このため、時間と共に発生する現像剤層厚規
制部材(接触部材)の永久歪みを低減させることがで
き、現像剤層厚規制部材の寿命を延ばすことができる。
特に、現像剤担持体と現像剤層厚規制部材との当接部
に、現像時には所定の押圧力がかかり、また、待機時に
は接触部材が移動して押圧力がかかりにくくするように
すれば、現像時の現像剤層厚規制部材のニップ部に待機
時は負荷がかからない構成となり、その結果、時間の経
過と共に発生する現像剤層厚規制部材の永久歪みをより
確実に低減できる。更に、本発明によれば、接触部材を
接着固定せずに構成できるため、接着ムラを生じること
がなく、一成分現像剤の層厚規制を安定して行うことが
できる。更にまた、本発明にかかる現像剤層厚規制部材
によれば、現像装置に組み込むことで、上述した各種効
果を容易に実施することができる。
【図1】 (a)(b)は本発明の構成を説明する説明
図である。
図である。
【図2】 実施の形態1に係る一成分現像装置の説明図
である。
である。
【図3】 (a)(b)は図3に係る現像剤規制部材の
動作を示す説明図である。
動作を示す説明図である。
【図4】 実施の形態1に係る現像装置と、比較の形態
との比較を示すグラフ図である。
との比較を示すグラフ図である。
【図5】 (a)(b)は実施の形態2に係る現像剤規
制部材の動作を示す説明図である。
制部材の動作を示す説明図である。
【図6】 (a)(b)は実施の形態2に係る規制ブレ
ードの変形例を示す説明図である。
ードの変形例を示す説明図である。
【図7】 (a)(b)は実施の形態3に係る現像剤規
制部材の動作を示す説明図である。
制部材の動作を示す説明図である。
1…現像剤層厚規制部材,1a…接触部材,1b…接触
部材移動規制部材,2…現像剤担持体,3…現像剤担持
体駆動手段,11…現像剤規制部材,21…感光体ドラ
ム,32…現像ロール,34…現像剤剥離供給ロール,
41…現像バイアス電源,51…現像ロール回転方向切
換装置,52…現像ロール駆動モータ,111…規制ブ
レード,112…ブレード保持枠,113…弾性層,1
14…規制ロール,115…ロール保持枠,A…現像剤
担持体の所定の回転方向,B…現像剤担持体の所定の回
転方向の逆方向,T…一成分(非磁性)現像剤,P1…
層厚規制位置,P2…待機位置
部材移動規制部材,2…現像剤担持体,3…現像剤担持
体駆動手段,11…現像剤規制部材,21…感光体ドラ
ム,32…現像ロール,34…現像剤剥離供給ロール,
41…現像バイアス電源,51…現像ロール回転方向切
換装置,52…現像ロール駆動モータ,111…規制ブ
レード,112…ブレード保持枠,113…弾性層,1
14…規制ロール,115…ロール保持枠,A…現像剤
担持体の所定の回転方向,B…現像剤担持体の所定の回
転方向の逆方向,T…一成分(非磁性)現像剤,P1…
層厚規制位置,P2…待機位置
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(72)発明者 小泉 輝昭
神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼ
ロックス株式会社内
(72)発明者 市川 雄三
神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼ
ロックス株式会社内
(56)参考文献 特開 平2−16585(JP,A)
特開 平4−281478(JP,A)
特開 平1−306878(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
G03G 15/08
Claims (2)
- 【請求項1】 回転可能に配設された現像剤担持体に圧
接配置され、前記現像剤担持体上に形成された一成分現
像剤の層厚を規制する現像剤層厚規制部材であって、 前記現像剤層厚規制部材は、少なくとも前記現像剤担持
体と接触し且つ前記現像剤担持体の回転方向に沿って移
動可能に配設される接触部材と、前記接触部材の移動範
囲を層厚規制位置及び待機位置間で規制し且つ少なくと
も層厚規制位置で接触部材を前記現像剤担持体に押圧す
る接触部材移動規制部材とを備え、 前記現像剤担持体の回転動作に追従して、前記接触部材
を移動させる ことを特徴とする現像剤層厚規制部材。 - 【請求項2】 請求項1に記載の現像剤層厚規制部材を
備える現像装置において、 前記現像剤担持体は、正逆両方向に回転可能に配設され
るものであって、且つ、前記現像剤担持体は、現像時に
は正方向に、また、現像終了後の非現像時には逆方向に
回転するよう現像剤担持体駆動手段によって駆動制御さ
れることを特徴とする現像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27639897A JP3493977B2 (ja) | 1997-09-24 | 1997-09-24 | 現像剤層厚規制部材及びこれを用いた現像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27639897A JP3493977B2 (ja) | 1997-09-24 | 1997-09-24 | 現像剤層厚規制部材及びこれを用いた現像装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1195546A JPH1195546A (ja) | 1999-04-09 |
JP3493977B2 true JP3493977B2 (ja) | 2004-02-03 |
Family
ID=17568861
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27639897A Expired - Fee Related JP3493977B2 (ja) | 1997-09-24 | 1997-09-24 | 現像剤層厚規制部材及びこれを用いた現像装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3493977B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4372108B2 (ja) | 2006-02-02 | 2009-11-25 | シャープ株式会社 | 現像装置及び画像形成装置 |
-
1997
- 1997-09-24 JP JP27639897A patent/JP3493977B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1195546A (ja) | 1999-04-09 |
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