JP2011013154A - 計器装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構造で装飾性を向上させるとともに、斬新な表示を行う計器装置を提供する。
【解決手段】計器装置1は、移動体の状況を示す指標41が設けられた文字板4と、該文字板4の前記移動体の前記乗員側の外周部に取り付けられる目盛り部5と、該目盛り部5の前記移動体の前記乗員側の外周部に連続するとともに前記文字板4の外周方向に向かうに従って前記移動体の前記乗員側に近付く方向に傾斜する傾斜面72を設けたリング部7と、を備えているとともに、遮光性を有する目盛りリング11と、導光材料からなりかつ、前記文字板4の背面側に設けられているとともに前記文字板4から前記移動体の前記乗員側に向かって突出する立体目盛部65を備えた導光部6と、該導光部6に光を入射する光源26と、を備えた計器装置1において、前記立体目盛部65が、前記目盛り部5の表面5aに沿う第1傾斜面63aが設けられた第1凸部63と、前記リング部7の前記傾斜面72に沿う第2傾斜面64aが設けられた第2凸部64と、を備えている。
【選択図】図3

Description

本発明は、自動車などの移動体に掲載される計器装置に関する。
移動体としての自動車には、各種の計測手段が計測した情報を乗員に表示する計器装置が搭載される。この種の計器装置として、例えば、自動車の速度を表示する車両用スピードメータが用いられる。
図8は、従来の計器装置としての車両用スピードメータ101の上面図である。前述した車両用スピードメータ101(例えば、特許文献1参照)は、ムーブメントなどを収容する計器ケース102と、該計器ケース102の移動体の乗員側(即ち正面側)に配される表示部103と、該表示部103の背面側から光を入射する光源(図示しない)と、指針132と、前記表示部103の前記乗員側(即ち正面側)に配される見返し板108と、を備えている。前記ムーブメントは、計測量に応じて回転する出力軸を備えている。ムーブメントの出力軸には、指針132が取り付けられている。
前記表示部103は、円板状の文字板104と、該文字板104の移動体の乗員側(即ち正面側)とは反対の背面側から正面側に向って突出する凸部163を設けた導光部106と、を備えている。
このような構成の車両用スピードメータ101は、前記自動車の状況を計測する計測手段からの情報(計測量)に基づいて、ムーブメントの出力軸が回転する。そして、出力軸の回転に伴って、指針132が、表示部103の前記計測量を示す箇所を指示する。こうして、車両用スピードメータ101は、前記計測量を乗員に表示する。また、光源からの光が、表示部103の背面側から表示部103に向って入射される。そして、前記光が凸部163に導光される。こうして、表示部103は、文字板104から突出するとともに、光源からの光によって光輝する凸部163を設けることで、表示部103に立体感を持たせて、車両用スピードメータ101の視認性及び装飾性の向上を図っていた。
特開2003−106873号公報
しかしながら、前述した構成の計器装置では、一定の新規性しか得られず、さらに新規性を有する表示形態を提供する必要があった。ところが、計器装置の構造を複雑化させることはできないという問題があった。
そこで、本発明は、上記のような問題点に着目し、簡単な構造で装飾性を向上させるとともに、斬新な表示を行う計器装置を提供することを課題としている。
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の計器装置は、移動体の状況を示す指標が設けられた文字板と、該文字板の前記移動体の乗員側の外周部に取り付けられる目盛り部と、該目盛り部の前記移動体の前記乗員側の外周部に連続するとともに前記文字板の外周方向に向かうに従って前記移動体の前記乗員側に近付く方向に傾斜する傾斜面を設けたリング部と、を備えているとともに、遮光性を有する目盛りリングと、導光材料からなりかつ、前記文字板の背面側に設けられているとともに前記移動体の前記乗員側に向かって突出する立体目盛部を備えた導光部と、該導光部に光を入射する光源と、を備えた計器装置において、前記立体目盛部が、前記目盛り部の表面に沿う第1傾斜面が設けられた第1凸部と、前記リング部の前記傾斜面に沿う第2傾斜面が設けられた第2凸部と、を備えていることを特徴としている。
請求項2記載の計器装置は、請求項1記載の計器装置において、前記目盛り部の前記表面は、該目盛り部の外周方向に向かうに従って前記移動体の前記乗員側に近付く方向に傾斜しており、前記文字板に対する前記リング部の前記傾斜面の傾きが、前記文字板に対する前記目盛り部の前記表面の傾きよりも大きくなっていることを特徴としている。
請求項3記載の計器装置は、請求項1記載または請求項2に記載の計器装置において、前記文字板に対する前記第2傾斜面の傾きが、前記文字板に対する前記リング部の前記傾斜面の傾きよりも大きくなっていることを特徴としている。
請求項4記載の計器装置は、請求項1乃至請求項3のうちいずれか一項に記載の計器装置において、前記目盛りリングの前記移動体の前記乗員側に取り付けられるとともに、表面が暗色でかつ、遮光性を有する見返し部材を更に備え、前記リング部の前記傾斜面が暗色をなしていることを特徴としている。
以上説明したように、請求項1記載の発明によれば、導光材料からなる導光部の立体目盛部が、目盛りリングの目盛り部の表面に沿う第1傾斜面が設けられた第1凸部と、リング部の傾斜面に沿う第2傾斜面が設けられた第2凸部と、を備えている。このため、特に夜間などにおいて、光源が導光部に光を入射すると、前記リング部の前記傾斜面に対して沿うように突出する前記立体目盛部の前記第2凸部が、移動体の乗員側にせり出してくるかのように、前記乗員に視認させることができる。こうして、前記乗員に前記立体目盛部が立体的に視認されることにより、計器装置の装飾性を向上させて、前記乗員に斬新な印象を与えることができる。
請求項2に記載の発明によれば、目盛り部の表面は、該目盛り部の外周方向に向かうに従って移動体の乗員側に近付く方向に傾斜しており、文字板に対するリング部の傾斜面の傾きが、前記文字板に対する前記目盛り部の前記表面の傾きよりも大きくなっている。このため、前記目盛り部の前記表面に沿うように突出する立体目盛部の第1凸部と、前記リング部の前記傾斜面に沿うように突出する前記立体目盛部の第2凸部が、より立体的に視認されることにより、計器装置の装飾性を向上させて、前記乗員により斬新な印象を与えることができる。
請求項3に記載の発明によれば、文字板に対する第2凸部の第2傾斜面の傾きは、前記文字板に対するリング部の傾斜面の傾きよりも大きくなっている。このため、前記リング部の前記傾斜面から突出する前記第2凸部は、その断面形状において、乗員に近付く方向に向かうに従って、その突出量が増加している。こうして、特に斜め方向から見た際には、前記第2凸部は、奥行きを強調することで遠近感を持たすことができるとともに、前記移動体の前記乗員側にせり出してくるかのように、前記乗員に視認させることができる。
請求項4記載の発明によれば、計器装置は、目盛りリングの移動体の乗員側に取り付けられるとともに、表面が暗色でかつ、遮光性を有する見返し部材を更に備えている。そして、リング部の傾斜面が暗色をなしている。このため、第2凸部は、前記リング部の前記傾斜面より浮かび上がって視認される。こうして、計器装置の高級感を高めることができる。
本発明の一実施形態に係る計器装置としての車両用コンビネーションメータの断面図である。 図1に示された車両用コンビネーションメータの部分拡大図である。 図1に示された車両用コンビネーションメータの拡大斜視図である。 図3に示された車両用コンビネーションメータの導光部に光源からの光が入射された状態を示す斜視図である。 図3に示された車両用コンビネーションメータのA−A線に沿う断面図である。 図1に示された車両用コンビネーションメータに、目盛り部及びリング部とが取り付けられていない状態を示す斜視図である。 図1に示された車両用コンビネーションメータの表示部を分解して示す斜視図である。 従来の車両用スピードメータの上面図である。
以下、本発明の一実施形態を図1乃至図7を参照して説明する。本発明の一実施形態にかかる計器装置としての車両用コンビネーションメータ1は、自動車などの移動体に搭載されて、移動体の乗員に対し、移動体の状況を表示する装置である。前記車両用コンビネーションメータ1は、図1に示すように、ケース2と、裏カバー10と、表示計器3と、見返し部材8と、透明カバー9と、を備えている。
ケース2は、平板状に形成された底板部(図示しない)と、枠部22と、を備えている。
ケース2内には、後述するムーブメント31aや、表示部35a用の文字板照明用LED26や、指針32a用の指針照明用LED27等が収容される。ケース2内には、さらに、ムーブメント31aや文字板照明用LED26及び指針照明用LED27等と電気的に接続するプリント基板28が収容される。このプリント基板28は、可撓性を有していない硬いハード基板となっており、ムーブメント31aなどの動作などを制御するためのマイコンなどの電子部品などが実装されている。
なお、文字板照明用LED26は、特許請求項の範囲に示された「光源」をなしている。光源としての文字板照明用LED26は、後述する導光部6の移動体の乗員側(即ち正面側)と反対の背面側から正面側に向かって光を入射する。
裏カバー10は、ケース2の移動体の乗員側(即ち正面側)と反対の背面側を覆うように取り付けられる。
表示計器3は、車両の速度を表示するためのスピードメータ3aの他に、エンジンの冷却水の温度を表示するテンパラチャゲージと、エンジンの回転数を表示するためのタコメータと、燃料の残量を表示するためのフューエルゲージ等を備えている。
スピードメータ3aは、ムーブメント31aと、指針32aと、文字板4等によって構成されている。なお、本明細書においては、前記タコメータ、フューエルゲージ、テンパラチャゲージの詳細な構成は省略し、以下スピードメータ3aを代表して説明する。
ムーブメント31aは、車両に搭載された図示しない車速検出手段と接続している。ムーブメント31aは、これらの検出手段が検出した計測量等に応じて回転する出力軸36aを備えている。
指針32aは、アクリル樹脂等の透光性を有する導光材料などから形成されている。指針32aは、基端部33と、基端部33から該基端部33の外周方向に向かって延びた指示部34と、を備えている。基端部33は、円盤状に形成されている。基端部33は受光部(図示しない)を備えている。受光部には、前述した指針照明用LED27からの光が入射する。受光部は、前記光を指示部34の先端に向かって導く。指示部34は、基端部33から離れるのに従って徐々に細くなる錐状に形成されている。
指針32aは、その基端部33が、後述する文字板4の孔42を通されて、ムーブメント31aの出力軸36aに取り付けられる。そして、指針32aは、ムーブメント31aの出力軸36aと一体となって回転する。指針32aは、各計測手段が計測した計測量に応じて、ムーブメント31aによって回動されて、文字板4に付された後述する指標としての数字目盛り41などと協働して計測量を表示する。また、前記指針32aは、例えば夜間などにおいて、基端部33の受光部に前述した指針照明用LED27から光が入射されて、指示部34が光輝する。
前述した構成によって、表示計器3(即ちスピードメータ3a)は、前述した検出手段が計測した計測量に応じて出力軸36a及び指針32aを回転させる。そして、指針32aが、文字板4の数字目盛り41の値を指示することによって、移動体の乗員に対し該移動体の状況を表示する。そして、指針照明用LED27及び、文字板照明用LED26は、前述したプリント基板28に取り付けられたマイコンなどによって、点灯・消灯などの動作が制御される。
見返し部材8は、遮光性を有する合成樹脂などから成型されているとともに、その表面は、黒などの暗色をなしている。見返し部材8は、一端部が目盛りリング11のリング部7の移動体の乗員側の端面に取り付けられるとともに、他端部がケース2の枠部22に取り付けられている。見返し板8は、前記表示部35aを乗員に対して露出させるメータ露出窓(図示しない)を設けている。こうして、見返し部材8は、後述する目盛りリング11のリング部7の前記端面を乗員に対して遮蔽するとともに、表示計器3の表示部35a以外の部分を移動体の乗員に対して遮蔽する。
なお、特許請求項の範囲に示された「暗色」とは、「JIS Z 8721」で定義される、明度の値が5以下でありかつ彩度の値が3以下である各色相の色を言う。
透明カバー9は、板状に形成され、かつ透明性を有する樹脂などから成形されている。透明カバー9は、前記見返し部材8のメータ開口部を閉じるように取り付けられる。透明カバー9は、メータ開口部を閉じるように覆って、埃等を侵入させない。
表示部35a(図7に示す)は、平面形状が略円形に形成されている。表示部35aは、図7に示すように、円板状の文字板4と、該文字板4の外周部に取り付けられる目盛りリング11と、目盛りリング11の目盛り部5の表面5aに沿う第1傾斜面63aが設けられた第1凸部63と、目盛りリング11のリング部7の傾斜面72に沿う第2傾斜面64aが設けられた第2凸部64と、を備えた立体目盛部65を備えた導光部6と、を備えている。
文字板4は、アクリル樹脂等の透光性を有する合成樹脂などから成型されている。文字板4は、外周部に後述する目盛りリング11が取り付けられる。文字板4には、移動体の状況を示す指標としての数字目盛り41と、孔42と、が設けられている。数字目盛り41は、文字板4の周方向に沿って順に設けられた移動体の状態を示す数字からなる。これら数字目盛り41は、文字板4の周方向に沿って等間隔に配されている。数字目盛り41を除く文字板4の表面は、遮光印刷が施されている。こうして、文字板4は、その背面側に導光部6が取り付けられると、数字目盛り41は、導光部6に文字板照明用LED26から入射された光が透過されることによって、光輝する。
孔42は、文字板4の中心に設けられている。孔42は、文字板4を貫通している。孔42は、文字板4の背面側からムーブメント31aの出力軸36aが挿通されるとともに、出力軸36aの先端部に前記指針12aの基端部33が取り付けられる。また、孔42は、指針照明用LED27が出射する光を通す。
目盛りリング11は、前記移動体の前記乗員側の文字板4の外周部に取り付けられる円環状の目盛り部5と、前記目盛り部5の移動体の乗員側(即ち正面側)の外周部に連続するとともに前記文字板4の外周方向に向かうに従って前記移動体の前記乗員側に近付く方向に傾斜する傾斜面72を設けたリング部7と、一体に備えている。目盛りリング11は、遮光性を有する合成樹脂等によって成型、或いは、その表面に遮光印刷が施されている。
目盛り部5の移動体の乗員に相対する表面5aは、目盛り部5の外周方向に向かうに従って移動体の乗員に近付く方向に傾斜している。目盛り部5は、後述する導光部6の第1凸部63を通す凸部通し孔51と、互いに隣り合う凸部通し孔51の周方向の中心に設けられた中目盛り52と、中目盛り52と凸部通し孔51との周方向の間に設けられた複数の小目盛り53と、を設けている。そして、目盛り部5は、その背面側に導光部6が取り付けられると、凸部通し孔51及び中目盛り52及び小目盛り53は、導光部6に文字板照明用LED26から入射された光が透過されることによって、光輝する。
凸部通し孔51は、複数設けられている。複数の凸部通し孔51は、目盛り部5の周方向に沿って等間隔に設けられている。凸部通し孔51は、目盛り部5を貫通している。凸部通し孔51は、後述する第1凸部63の外形に沿っている。凸部通し孔51は、目盛り部5(即ち文字板4)の径方向に沿って延びている。
中目盛り52は、目盛り部5を貫通している。中目盛り52は、平面形状が矩形状に形成されている。中目盛り52は、目盛り部5(即ち文字板4)の径方向に沿って延びている。
小目盛り53は、目盛り部5の周方向に沿って凸部通し孔51と中目盛り52との間に等間隔に4つずつ設けられている。小目盛り53は、目盛り部5を貫通している。小目盛り53は、平面形状が矩形状に形成されている。小目盛り53は、目盛り部5(即ち文字板4)の径方向に沿って延びている。小目盛り53は、目盛り部5の外縁に開口している。小目盛り53の径方向の寸法は、前述した中目盛り52の径方向(即ち長手方向)の寸法よりも、短く形成されている。
リング部7は、円環状に形成されている。リング部7は、文字板4の外周方向に向かうに従って、移動体の乗員側に近付く方向に傾斜する傾斜面72と、後述する導光部6の第2凸部64を通す第2凸部通し孔71と、を設けている。リング部7の傾斜面72は、黒などの暗色をなしている。文字板4に対するリング部7の傾斜面72の傾きθ1(図2に示す)は、前述した目盛り部5の表面5aの傾きθ2よりも大きくなっている。
なお、特許請求の範囲に示された「リング部7の傾斜面72の傾きθ1」とは、文字板4に対するリング部7の傾斜面72のなす角度であるとともに、文字板4の外周方向に向かう角度である。また、特許請求の範囲に示された「目盛り部5の表面5aの傾きθ2」とは、文字板4に対する目盛り部5の表面5aのなす角度であるとともに、文字板4の外周方向に向かう角度である。
第2凸部通し孔71は、複数設けられている。複数の第2凸部通し孔71は、リング部7の周方向に沿って等間隔に設けられている。勿論第2凸部通し孔71は、リング部7を貫通している。第2凸部通し孔71は、リング部7の径方向に沿って延びている。第2凸部通し孔71は、リング部7の傾斜面72(即ち内縁)に開口しており、目盛り部5の凸部通し孔51と連通する。
導光部6は、アクリル樹脂等の透光性を有する導光材料などから成型されている。導光部6は、円環状に形成されている。導光部6は、文字板4の背面側に設けられている。そして、導光部6は、円環状に形成された底板部61と、円環状に形成されかつ該底板部61の外周部に連なる平板部62と、該平板部62から移動体の乗員側(即ち正面側)に向って突出する第1凸部63と、該第1凸部63に連なる第2凸部64と、を備えた立体目盛部65と、を一体に備えている。また第1凸部63及び第2凸部64は、導光部6の背面側から前記文字板照明用LED26からの光を出射するとともに、複数の面からなる出射部6a(図5に示す)を設けている。
底板部61の移動体の乗員に相対する表面61aには、文字板4が重ねられる。この際、底板部61の外縁は前記文字板4の外縁と重ねられる。こうして、底板部61の内側は、前記文字板4によって塞がれる。
平板部62は、底板部61よりも移動体の乗員側に凸に設けられている。また、平板部62は、移動体の乗員に相対する表面62aから前記乗員側(即ち正面側)に向って突出する立体目盛部65を設けている。平板部62は、その表面62aに目盛りリング11が重ねられると、立体目盛部65の第1凸部63及び第2凸部64は、目盛りリング11の凸部通し孔51及び第2凸部通し孔71に通される。
第1凸部63は、平板部62の径方向に沿って延在している。また、導光部6の外周方向に向かうに従って移動体の乗員側に近付く方向に傾斜する第1傾斜面63aを設けている。そして、平板部62の表面62aに目盛りリング11が重ねられて、目盛り部5の凸部通し孔51を通された第1凸部63は、その断面形状において、目盛り部5の表面5aから突出している(即ち露出している)とともに、表面5aは、第1傾斜面63aと略平行である。
第2凸部64は、平板部62の径方向に沿って延在しているとともに、第1凸部63の外方向に連なっている。また、第2凸部64は、第1凸部63よりも移動体の乗員側(即ち正面側)に突出している。そして、第2凸部64は、平板部62の表面62aに目盛りリング11が重ねられて、リング部7の第2凸部通し孔71を通される。また、第2凸部64は、前述した文字板4の外周方向に向かうに従って、移動体の乗員側に近付く方向に傾斜する第2傾斜面64aを設けている。そして、第2凸部64の第2傾斜面64aの傾きθ3(図2に示す)が、リング部7の傾斜面72の傾きθ1よりも大きくなっている。なお、特許請求の範囲に示された「第2凸部64の第2傾斜面64aの傾きθ3」とは、文字板4に対する第2傾斜面64aのなす角度であるとともに、文字板4の外周方向に向かう角度である。
このように、第2凸部64の第2傾斜面64aの傾きθ3が、リング部7の傾斜面72の傾きθ1よりも大きくなっていることによって、リング部7の第2凸部通し孔71を通される第2凸部64は、傾斜面72から文字板4の中心に向って突出している(即ち露出している)。そして、第2凸部64は、その断面形状において、乗員に近付く方向に向かうに従って、その突出(即ち露出)量が増加している。こうして、第1凸部63の第1傾斜面63aが、目盛り部5の表面5aに沿うように突出しているとともに、第2凸部64の第2傾斜面64aが、リング部7の傾斜面72に沿うように突出している。
そして、文字板照明用LED26が発光すると、文字板照明用LED26からの光が、表示部35aの背面側から入射される。そして、背面側から入射された光は、導光部6によって表示部35aの外周部に導光される。そして、表示部35aの外周部に導光された光は、数字目盛り41及び中目盛り52及び小目盛り53から露出する平板部62と、出射部6aと、を透過して、移動体の乗員側(即ち正面側)に出射される。こうして、数字目盛り41及び中目盛り52及び小目盛り53と、出射部6aと、が光輝して乗員に視認される。
上述した本実施形態によれば、導光材料からなる導光部6の立体目盛部65が、目盛りリング11の目盛り部5の表面5aに沿う第1傾斜面63aが設けられた第1凸部63と、リング部7の傾斜面72に沿う第2傾斜面64aが設けられた第2凸部64と、を備えている。このため、特に夜間などにおいて、文字板照明用LED26が導光部6に光を入射すると、リング部7の傾斜面72に対して沿うように突出する立体目盛部65の第2凸部64が、移動体の乗員側にせり出してくるかのように、前記乗員に視認させることができる。こうして、前記乗員に立体目盛部65が立体的に視認されることにより、車両用コンビネーションメータ1の装飾性を向上させて、前記乗員に斬新な印象を与えることができる。
また、目盛り部5の表面5aは、目盛り部5の外周方向に向かうに従って移動体の乗員側に近付く方向に傾斜しており、文字板4に対するリング部7の傾斜面72の傾きθ1が、文字板4に対する目盛り部5の表面5aの傾きθ2よりも大きくなっている。このため、目盛り部5の表面5aに沿うように突出する立体目盛部65の第1凸部63と、リング部7の傾斜面72に沿うように突出する立体目盛部65の第2凸部64が、より立体的に視認されることにより、車両用コンビネーションメータ1の装飾性を向上させて、前記乗員により斬新な印象を与えることができる。
また、文字板4に対する第2凸部64の第2傾斜面64aの傾きθ3は、文字板4に対するリング部7の傾斜面72の傾きθ1よりも大きくなっている。このため、リング部7の傾斜面72から突出する第2凸部64は、その断面形状において、乗員に近付く方向に向かうに従って、その突出量が増加している。こうして、特に斜め方向から見た際には、第2凸部64は、奥行きを強調することで遠近感を持たすことができるとともに、前記移動体の前記乗員側にせり出してくるかのように、前記乗員に視認させることができる。
また、車両用コンビネーションメータ1は、目盛りリング11の移動体の乗員側に取り付けられるとともに、表面が暗色でかつ、遮光性を有する見返し部材8を更に備えている。そして、リング部7の傾斜面72が暗色をなしている。このため、第2凸部64は、リング部7の傾斜面72より浮かび上がって視認される。こうして、車両用コンビネーションメータ1の高級感を高めることができる。
なお、上述した実施形態によれば、目盛り部5及びリング部7とは、一体に設けられている。しかしながら本発明はこれに限ったものではなく別体に設けられていてもよい。
また、上述した実施形態によれば、リング部7と見返し部材8とは、別体に設けられている。しかしながら本発明はこれに限ったものではなくリング部7は見返し部材8の一端部に一体に設けられていてもよい。
また、上述した実施形態によれば、導光材料からなる導光部6の立体目盛部65が、目盛りリング11の目盛り部5の表面5aに沿う第1傾斜面63aが設けられた第1凸部63と、リング部7の傾斜面72に沿う第2傾斜面64aが設けられた第2凸部64と、を備えている。しかしながら、本発明はこれに限ったものではない。第1凸部63の第1傾斜面63aは、目盛り部5の表面5aに沿っているとともに、第2凸部64の第2傾斜面64aは、前記リング部7の傾斜面72に沿っていれば、どんな形状であってもよい。例えば、第1凸部63及び第2凸部64のどちらか一方あるいは両方の断面形状が曲面形状であってもよい。
また、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1 車両用コンビネーションメータ(計器装置)
11 目盛りリング
26 文字板照明用LED(光源)
4 文字板
41 数字目盛り(指標)
5 目盛り部
5a 表面
6 導光部
63 第1凸部
63a 第1傾斜面
64 第2凸部
64a 第2傾斜面
65 立体目盛部
7 リング部
72 傾斜面
8 見返し部材

Claims (4)

  1. 移動体の状況を示す指標が設けられた文字板と、
    該文字板の前記移動体の乗員側の外周部に取り付けられる目盛り部と、該目盛り部の前記移動体の前記乗員側の外周部に連続するとともに前記文字板の外周方向に向かうに従って前記移動体の前記乗員側に近付く方向に傾斜する傾斜面を設けたリング部と、を備えているとともに、遮光性を有する目盛りリングと、
    導光材料からなりかつ、前記文字板の背面側に設けられているとともに前記移動体の前記乗員側に向かって突出する立体目盛部を備えた導光部と、
    該導光部に光を入射する光源と、
    を備えた計器装置において、
    前記立体目盛部が、前記目盛り部の表面に沿う第1傾斜面が設けられた第1凸部と、前記リング部の前記傾斜面に沿う第2傾斜面が設けられた第2凸部と、を備えていることを特徴とする計器装置。
  2. 前記目盛り部の前記表面は、該目盛り部の外周方向に向かうに従って前記移動体の前記乗員側に近付く方向に傾斜しており、
    前記文字板に対する前記リング部の前記傾斜面の傾きが、前記文字板に対する前記目盛り部の前記表面の傾きよりも大きくなっていることを特徴とする請求項1に記載の計器装置。
  3. 前記文字板に対する前記第2傾斜面の傾きが、前記文字板に対する前記リング部の前記傾斜面の傾きよりも大きくなっていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の計器装置。
  4. 前記目盛りリングの前記移動体の前記乗員側に取り付けられるとともに、表面が暗色でかつ、遮光性を有する見返し部材を更に備え、
    前記リング部の前記傾斜面が暗色をなしていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のうちいずれか一項に記載の計器装置。
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