JP2016133382A - 車両用表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の表示部が隣り合うように配置された車両用表示装置の前方に配置されるクラスタの各開口から、隣りの表示部が視認できてしまうことを確実に防止できる車両用表示装置を提供する。【解決手段】車両用表示装置としてのコンビネーションメータは、複数の表示部と、それら表示部の周囲を囲む形状により表示部ごとに区分された開口を形成する周壁部(見返し板)と、その開口を覆う透光性のカバープレートとを備える。各表示部ごとに開口が形成されたクラスタがカバープレートに被さるように設けられる。カバープレートは、透明部12aと黒色遮光部との2色成型品とされる。黒色遮光部(開口間遮光部12c)は、周壁部の先端部10cとクラスタの根本部14fの間に挟まれた領域であって、隣り合う2つのクラスタ開口の間に位置する開口間領域において、カバープレートの板厚方向の全範囲に亘って形成され、表面側に凸形状部12fを有する。【選択図】図10

Description

本発明は、車両の室内に搭載されて車両の情報を表示する車両用表示装置に関する。
従来、車両の情報を表示する表示部と、その表示部の周囲を囲む周壁部(見返し板)と、その周壁部によって表示部の表示方向に形成される開口を覆う透光性のカバープレート(透光部材)とを備えた車両用表示装置が知られている(例えば特許文献1参照)。この種の車両用表示装置は、車両に設けられるクラスタがカバープレートの表面側に被さる形で設けられる。クラスタは表示部の形状に合わせて開口が形成されており、車両の乗員は、そのクラスタの開口から透光性のカバープレートを介して表示部を視認できるようになっている。
特開2014−16342号公報
ところで、スピードメータ、タコメータ等の複数の表示部が隣り合うように配置され、かつ、表示部ごとに、周壁部の開口及びクラスタの開口が形成されるタイプの車両用表示装置(コンビネーションメータ)がある。このタイプの車両用表示装置にあっては、各表示部からの光が、隣り合う2つのクラスタ開口の間に位置するカバープレートの領域(開口間領域)を介して隣りのクラスタ開口内に侵入してしまうことで、各クラスタ開口から隣りの表示部が視認できてしまうという問題がある。
この問題を防ぐため、カバープレートの開口間領域の表裏に黒の印刷を追加したり、その開口間領域にウレタンやゴムを貼り付けたりする対策が考えられる。しかし、黒の印刷をカバープレートの表裏に追加する対策では、カバープレートの板厚内の光抜けによる隣りの表示部の中見えが生じ、また、ウレタンやゴムの貼り付けによる対策では、貼り付け部品の脱落や剥がれが生じ、十分な対策とはいえない。
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、クラスタ開口から隣りの表示部が視認できてしまうことを確実に防止できる車両用表示装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明の車両用表示装置は、車両の室内に搭載され、
前記車両の情報を表示する、隣り合うように配置される複数の表示部と、
各々の前記表示部の周囲を囲む形状により、前記表示部の表示方向に前記表示部ごとに区分された開口を形成する周壁部と、
前記表示方向から前記開口を覆う透光性のカバープレートとを備え、
前記周壁部及び前記カバープレートを間に挟んで各々の前記表示部の周囲を囲む形状により前記表示方向に前記表示部ごとに区分された開口を形成するクラスタが前記表示方向から前記カバープレートに被さるように設けられる車両用表示装置であって、
前記カバープレートは、前記周壁部の前記表示方向における先端部と、その先端部に対向した位置にある前記クラスタの根本部の間に挟まれた領域のうち、隣り合う2つの前記クラスタの開口の間に位置する開口間領域に、前記カバープレートの板厚方向の全範囲に亘って遮光性の材料により2色成型された遮光部を有することを特徴とする。
本発明によれば、カバープレートの開口間領域に遮光性の材料により2色成型された遮光部を有するので、その遮光部によって隣りの表示部の光を遮光することができる。また、遮光部は、2色成型により透光性の部分と一体化されているので、その遮光部の脱落や剥がれを防ぐことができる。また、遮光部は、カバープレートの板厚方向の全範囲に亘って形成されているので、板厚内の光抜けも防ぐことができる。よって、クラスタ開口から隣りの表示部が視認できてしまうことを確実に防止できる。
コンビネーションメータの正面図である。 図1のII−II線でのコンビネーションメータの断面図である。 クラスタの正面図である。 クラスタの斜視図である。 カバープレートの正面図である。 図5のVI−VI線でのカバープレートの断面図である。 カバープレートの背面図である。 カバープレートの表面側の斜視図である。 カバープレートの背面側の斜視図である。 図2のA部の拡大図である。 図10に対する比較例の図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の車両用表示装置としてのコンビネーションメータ1の正面図を示している。コンビネーションメータ1は、車両の室内における運転席前方のインストルメントパネルにおいて運転席に向くように配置される。また、コンビネーションメータ1は、クラスタ14(図2〜図4参照)が、コンビネーションメータ1の正面方向(表示方向)から被さる形で配置、つまりクラスタ14の裏側に配置される。なお、クラスタ14の構造については後述する。
コンビネーションメータ1には、3つの表示部(メータ)2〜4が左右に並ぶ形で(隣り合う形で)配置されている。正面から見て右側に配置された表示部2は、例えば車両のエンジン回転数を表示するタコメータとされている。また、正面から見て左側に配置された表示部3は、例えば車速を表示するスピードメータとされている。これら表示部2、3は、正面視で円状の指針式メータとされている。すなわち、表示部2、3は、それぞれ文字板5及び指針6を備えている。文字板5は、透明なポリカーボネート樹脂等、透光性を有する薄板にて形成される。文字板5は、後述する見返し板10(図2参照)の背面側に配置される。そして、見返し板10の開口を介して文字板5の視認可能部分の形状は円状となっている。
文字板5の表面又は裏面には、表示する情報の種類に応じた意匠(図示外)が施されており、具体的には例えば文字板5の外周位置には円弧状に、エンジン回転数や車速を示す目盛及び数字の意匠(図示外)が施されている。その意匠は、意匠以外の文字板5の表面又は裏面に遮光印刷を施して光の透過性を消失させることによって形成される。つまり、文字板5のうちの意匠が形成された部分は、透光性を有し、文字板5を透過した光によって照明するように構成されている。
指針6は、各文字板5の表面側において、その基端部が文字板5の中心に位置し、その先端が文字板5の外周に形成された目盛及び数字の意匠に向く形で配置されている。指針6の基端部は、図1の紙面に直交する方向に伸びた回転軸に接続されている。そして、その回転軸がムーブメント13(図2参照)により軸回りに回転することで、指針6の先端が現在のエンジン回転数や車速を示す意匠を指示する。
また、表示部2、3は、主情報(エンジン回転数、車速等)の他に、副情報も表示可能に構成されている。具体的には、指針6の下には、第2の指針7が設けられ、その第2の指針7により、エンジンの冷却水温や残燃料量等の副情報が表示される。なお、文字板5の外周部6時方向付近には、第2の指針7により指示される、副情報用の目盛及び数字の意匠が形成されている。
表示部2、3は間を空けて配置され、表示部2、3間には、表示部4として矩形状の液晶ディスプレイが配置されている。その液晶ディスプレイ4には、表示部2、3に表示される情報以外の情報が表示され、例えば現在のシフトポジション、現在時刻、走行距離(トリップメータ)、各種警告を示す画像などが表示される。
図2は、図1のII−II線断面図である。なお、II−II線は、表示部2、3の中心を通る左右に伸びた線である。また、図2には、クラスタ14の断面図(図3のII−II線断面図)も図示している。図2に示すように、表示部2〜4の裏側には、PP(ポリプロピレン)樹脂、ABS樹脂等の遮光性樹脂(不透明樹脂)から形成されたケース8が設けられている。文字板5はケース8の前面に配置されている。また、ケース8の内部には、基板9が配置されている。その基板9には、指針6、7を回転させるためのムーブメント(モータ)13、各文字板5に形成された意匠を照明するための複数のLEDや、ムーブメント13、LED及び液晶ディスプレイ4を制御するための制御部などが実装されている。なお、ケース8内には、各LEDからの光が他の領域に漏れるのを防ぐリフレクタとして機能する遮光壁が形成されている。
各表示部2〜4の表面側に見返し板10が設けられる。その見返し板10は、文字板5を間に挟んでケース8に爪嵌合等により取り付けられている。見返し板10は、PP(ポリプロピレン)樹脂、ABS樹脂等の黒色の遮光性樹脂(不透明樹脂)から形成される。見返し板10は、表示部2〜4の表示面と略同一平面の形態にて配置される正面部10a(図1参照)と、表示部2〜4の周囲の位置において正面部10aに接続してその周囲の位置から表示部2〜4の表示方向(正面方向)に延設した周壁部10b(図1、図2参照)とを含む形で構成されている。
正面部10aの、表示部2〜4が位置する部分には開口が形成されている。また、周壁部10bが各表示部2〜4の周囲を囲むことで、表示部2〜4ごとに区分された、表示方向に延びた開口11a〜11c(図2参照)が形成されている。左右両端の表示部2、3の開口11a、11bは、正面視円状の表示部2、3の形状に合わせて、正面視で略円状に形成される。また、中央の表示部4の開口11cは、開口11a、11bの間に形成され、図1の正面視で鉛直方向(図1の上下方向)の中央位置(II−II線の位置)に近づくほど左右幅は狭くなる形状、言い換えると、その中央位置から上方又は下方に離れるほど左右幅が広くなる形状に形成される。これら開口11a〜11cは、表示部2〜4の配置に合わせて左右に並ぶ形で形成される。
さらに、図2に示すように、周壁部10bのうち、中央の開口11cの左右に位置する周壁部は、右側の開口11aの右側に位置する周壁部及び左側の開口11bの左側に位置する周壁部に比べて低くなっている。また、周壁部10bは、内部が中空となるように形成されている(図2参照)。また、周壁部10bの先端部10cと後述するカバープレート12の裏面12eの間には微小な隙間17を有している(図10参照)。
図2に示すように、開口11a〜11cの全領域を表示部2〜4の表示方向(正面方向)から覆う単一のカバープレート12が設けられている。そのカバープレート12は、例えば見返し板10に爪嵌合等により取り付けられる。また、カバープレート12は、大部分が透光性のアクリル樹脂で形成されているが、後述するように一部が遮光性の材料で形成されている。カバープレート12は本発明の特徴部分であるので、後に詳細に説明する。
以上の構成を有するコンビネーションメータ1は、上述したようにクラスタ14が表示方向から被さる形で設けられる。ここで、図3は、クラスタ14の正面図を示している。また、図4は、クラスタ14の斜視図を示している。クラスタ14は、遮光性の樹脂で形成されるとともに、コンビネーションメータ1以外の車両部品に取り付けられる。クラスタ14は、カバープレート12よりも前方(表示方向側)に配置されて、見返し板10及びカバープレート12を間に挟んで各表示部2〜4の周囲を囲む形状を有する。詳しくは、クラスタ14は、表示部2〜4の全領域の外周を囲むように正面視で左右方向に長い略楕円状に形成された外側壁部14aと、その外側壁部14aの内側の右側領域において右側の表示部2の周囲を囲むように正面視で略円状に形成された内側右壁部14bと、外側壁部14aの内側の左側領域において左側の表示部3の周囲を囲むように正面視で略円状に形成された内側左壁部14cとを有する(図3、図4参照)。これら壁部14a、14b、14cは、カバープレート12から起立するように配置され、詳しくは、壁部14a、14b、14cの根本部とカバープレートの表面との間で微小な隙間を有し、その根本部から表示方向に延設される形で配置される。
壁部14a、14b、14cによって表示部2〜4ごとに区分された3つの開口15a、15b、15cが形成される(図3、図4参照)。詳しくは、内側右壁部14bにより、右側の表示部2に対向した右側開口15aが形成される。また、内側左壁部14cにより、左側の表示部3に対向した左側開口15bが形成される。また、内側右壁部14b及び内側左壁部14cの一部(中央側の円弧部)と、外側壁部14aの一部(中央付近で左右方向に延びた上下部分)とで、中央の表示部4に対向した中央開口15cが形成される。これら開口15a〜15cは、見返し板10の開口11a〜11cと同様の形状を有して、カバープレート12を間に挟んで開口11a〜11cに合わさる位置に配置される。また、開口15a、15b、15cは、表示部2〜4の配置に合わせて左右に並ぶ形で配置される。
また、図2に示すように、内側右壁部14b及び内側左壁部14cのうち、外側壁部14aから分離された部分、言い換えると、隣り合う2つ開口11a、11bの間(境界)に位置する部分14d及び隣り合う2つの開口11b、11cの間(境界)に位置する部分14dは、成型工程の都合で、内部に中空部14eを有する形状に形成される。詳しくは、部分14d(以下、開口間部分という)は、図2の断面視でカバープレート12側が開いた、表示方向に延びた対向する2辺が先端で接続された形状を有する。なお、開口間部分14dは、中空部14eを有しない形状に形成されたとしても良い。
また、開口間部分14dの幅d1(円状の表示部2、3の径方向における開口間部分14dの幅)(図2参照)は、見返し板10(周壁部10b)の径方向における幅d2(図2参照)よりも大きくなっている。これによって、クラスタ14の開口15a、15b、15cから周壁部10bの頂部が見えてしまうのを抑制している。
クラスタ14をコンビネーションメータ1の前方に配置することで、右側開口15aからは右側の表示部2を、左側開口15bからは左側の表示部3を、中央開口15cからは中央の表示部4を視認できるようになっている。
次に、カバープレート12の詳細を説明する。図5〜図9は、カバープレートのみを示した図であり、図5は正面図を、図6は図5のVI−VI線でカバープレート12を切ったときの断面図を、図7は背面図を、図8は表面側の斜視図を、図9は背面側の斜視図を示している。カバープレート12は、図5の正面視で左右方向に長い略楕円状に形成され、図6の断面視で中央側が外周側よりも凹んだ凹曲面状に形成された板である。また、カバープレート12は、アクリル樹脂等、透光性(透明)の樹脂で形成された透明部12aと、ABS樹脂等、遮光性の樹脂で形成された黒色遮光部12bとの2色成型品である。
透明部12aは、クラスタ開口15a〜15cが配置される位置においてクラスタ開口15a〜15cの正面視形状と同様の形状に形成される(図5参照)。黒色遮光部12bは、クラスタ14の壁部14a〜14cの根本部が配置される位置において壁部14a〜14cの正面視形状と同様の形状に形成される。そのため、黒色遮光部12bは、内側右壁部14b及び内側左壁部14cが配置される位置において内側右壁部14b及び内側左壁部14cの正面視形状(略円状)と同様の形状に形成された正面視で略円状の部分を有する(図5、図7参照)。
また、黒色遮光部12bのうち、内側右壁部14b及び内側左壁部14cの開口間部分14d(図2参照)に対向した部分12c(図5〜図7参照。図5、図7の斜線ハッチング部分)は、カバープレート12の板厚方向の全範囲に亘って遮光性の材料で形成されている。以下、部分12cを、開口間遮光部という。透明部12aは、開口間遮光部12cが配置される位置に表面、裏面間を貫通する貫通部が形成され、その貫通部に開口間遮光部12cが形成されている。なお、開口間遮光部12cが本発明の遮光部に相当する。
ここで、図10は、図2のA部、つまり、周壁部10bの先端部と、クラスタ14の開口間部分14dの根本部の間で挟まれた領域の拡大図を示している。図10を参照して、開口間遮光部12cをさらに詳しく説明すると、開口間遮光部12cは、周壁部10bの先端部10cと、開口間部分14dの根本部14fの間に挟まれた領域であって、隣り合う2つのクラスタ開口間に位置する開口間領域に、形成される。
詳しくは、開口間遮光部12cは、その表面側に、透明部12aの表面12dよりも前方(表示方向)に凸形状の凸形状部12fを有する。その凸形状部12fは、開口間遮光部12cの表面の一部に形成されている。凸形状部12fの高さhは、根本部14fと表面12dとの間に形成される隙間16を考慮して設定されるが、高さhが高いほど隣りの表示部の中見え防止には効果的である。図10では、凸形状部12fの先端が開口間部分14dの中空部14eに入り込んでいる例を示している。また、凸形状部12fの幅d3は、どのような幅であっても良い。
また、開口間遮光部12cの表面のうち、凸形状部12f以外の部分12gは、透明部12aの表面12dと同一平面上にくるように形成しても良いし、表面12dから突出するように形成しても良い。図10では、部分12gは表面12dから若干突出するように形成された例を示している。また、開口間遮光部12cの裏面12hは、透明部12aの裏面12eと同一平面上にくるように形成しても良いし、裏面12eよりも後方(周壁部10b側)に突出するように形成しても良い。裏面12hを、裏面12eよりも後方に突出するように形成することで、各部品の取付けバラツキによって、裏面12hと先端部10cの間の隙間17が仮に大きくなったとしても、隣りの表示部の中見えを防止できる。図10では、裏面12hが、透明部12aの裏面12eと同一平面上にくるように形成された例を示している。
また、開口間遮光部12cの幅d4は、開口間部分14dの幅d1(図2参照)以下の範囲内で、隣りの表示部からの光を遮光できるように適宜に設定される。これにより、開口間遮光部12cが開口間部分14dの根本部14fから側方にはみ出して見えてしまうのを防ぐことができる。
なお、黒色遮光部12bのうち、開口間遮光部12c以外の部分(以下、表面遮光部という)は、カバープレート12の板厚方向における表面からの一部のみに形成され、板厚方向における残りの部分は透明部12aとされている。この表面遮光部は、隣りの表示部の中見えを防止するというよりも、成型工程の都合により形成されたものである。よって、表面遮光部を無くして、開口間遮光部12c以外の部分は全て透明部12aとして良い。
次に、本発明の作用効果を説明する。本発明によれば、隣り合う2つのクラスタ開口の間の開口間領域(右側開口15aと中央開口15cの間の開口間領域と、左側開口15bと中央開口15cの間の開口間領域の両方)に、開口間遮光部12cが形成されているので、クラスタ開口の根本部14fと見返し板10の先端部10cの間の隙間及びカバープレート12を介して、隣りの表示部の光(文字板の照明光や、インジケータ点灯光など)が、各クラスタ開口内に侵入してしまうのを防ぐことができる。つまり、図10の例では、左側の表示部3の光線L1を開口間遮光部12cで遮光でき、これにより、その光線L1が隙間16、17及びカバープレート12を介して隣りのクラスタ開口である中央開口15cに侵入してしまうのを防ぐことができる。同様に、中央の表示部4の光線L2も開口間遮光部12cで遮光でき、これにより、その光線L2が隙間16、17及びカバープレート12を介して隣りのクラスタ開口である左側開口15bに侵入してしまうのを防ぐことができる。
特に、開口間遮光部12cの表面には凸形状部12fが形成されているので、開口間遮光部12cの表面側の沿面距離(表面の遮光範囲)を広げることができ、これにより、コンビネーションメータ1の各部品やクラスタ14の取付けバラツキで隙間16が大きくなったとしても、あらぬ方向から発生する照明光線、点灯光線(隣りの表示部の光線)を確実に遮光することができる。また、開口間遮光部12cの裏面12hは、透明部12aの裏面12eと同一平面に形成されているので、透明部12a間を伝わって抜けてくる光線を確実に無くすことができる。このように、本発明では、開口間遮光部12cの両面(表面、裏面)で隣りの表示部の中見えが生じないように対応している。つまり、運転手の目線位置において、クラスタ14の右側開口15aから中央の表示部4が視認できてしまうのを防止でき、中央開口15cから左右の表示部2、3が視認できてしまうのを防止でき、左側開口15bから中央の表示部4が視認できてしまうのを防止できる。これにより、商品品質の向上を図ることができる。
また、開口間遮光部12cは、2色成型により透明部12aと一体に形成されるので、開口間遮光部12cの脱落や剥がれが生じてしまうのを防ぐことができる。
これに対して、図11は、図10に対する比較例の図であり、詳しくは、開口間遮光部が無い構成におけるクラスタの根本部と見返し板の先端部の間で挟まれた領域の拡大図である。図11において、図10と同一の部分には同一の符号を付している。図11の構成では、開口間遮光部が形成されていないので、隙間16、17及び透明部12aを介して、表示部の光線L3、L4が隣りのクラスタ開口に侵入してしまい、各クラスタ開口から隣りの表示部が視認できてしまう。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の要旨を逸脱しない限度で種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態では表示部が3つ左右に配置されたコンビネーションメータに本発明を適用した例を説明したが、表示部の個数は2以上の何個であっても良いし、表示部の配置方向は左右以外の方向(上下方向など)であっても良い。また、表示部の表示方式は、指針による表示、液晶ディスプレイによる表示等、どのような表示方式であっても良い。
1 コンビネーションメータ(車両用表示装置)
2、3、4 表示部
10b 周壁部(見返し板)
10c 周壁部の先端部
11a、11b、11c 周壁部の開口
12 カバープレート
12c 開口間遮光部
14 クラスタ
14f クラスタの根本部
15a、15b、15c クラスタの開口

Claims (2)

  1. 車両の室内に搭載され、
    前記車両の情報を表示する、隣り合うように配置される複数の表示部(2、3、4)と、
    各々の前記表示部の周囲を囲む形状により、前記表示部の表示方向に前記表示部ごとに区分された開口(11a、11b、11c)を形成する周壁部(10b)と、
    前記表示方向から前記開口を覆う透光性のカバープレート(12)とを備え、
    前記周壁部及び前記カバープレートを間に挟んで各々の前記表示部の周囲を囲む形状により前記表示方向に前記表示部ごとに区分された開口(15a、15b、15c)を形成するクラスタ(14)が前記表示方向から前記カバープレートに被さるように設けられる車両用表示装置(1)であって、
    前記カバープレートは、前記周壁部の前記表示方向における先端部(10c)と、その先端部に対向した位置にある前記クラスタの根本部(14f)の間に挟まれた領域のうち、隣り合う2つの前記クラスタの開口の間に位置する開口間領域に、前記カバープレートの板厚方向の全範囲に亘って遮光性の材料により2色成型された遮光部(12c)を有することを特徴とする車両用表示装置。
  2. 前記クラスタは、前記根本部と前記カバープレートの表面(12d)との間に隙間(16)を有する形で設けられ、
    前記遮光部は、その表面側に、前記表示方向に凸形状の凸形状部(12f)を有することを特徴とする請求項1に記載の車両用表示装置。
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