JP2007033082A - 計器用表示板およびそれを備えた指針計器 - Google Patents

計器用表示板およびそれを備えた指針計器 Download PDF

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Abstract

【課題】表示意匠として視認性の優れた凸部が目視側前面に形成された計器用表示板を提供する。
【解決手段】計器用表示板2,3は、表示意匠として凸部31aが目視側前面31cに形成された意匠板31と、意匠板31の前面31cに配置されると共に意匠板31を加飾する加飾部とを備え、加飾リング32が、凸部31aの側面の少なくとも一部を溝部33を介して囲繞するように形成され、且つ、加飾部32の少なくとも凸部31aの近傍における目視側前面32cが凸部31aの上面31bと溝部33の底面33aの少なくとも一方と異なる傾斜を有するように形成されている。これにより、表示意匠として視認性の優れた凸部が前面に形成された計器用表示板を提供できる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、表示意匠として凸部が前面に形成された計器用表示板およびそれを備えた指針計器に関するものである。
近年、自動車に装備される車両用指針計器において、その見映えを高めるため、様々な方法が採られている。
例えば、文字盤と、その前面に沿って回動する指針と、文字盤の背後に配置された光源と、文字盤の前面であって指針が回動する範囲の外周近傍でリング状に形成された透光性部材とを備えた指針計器が開示されている(特許文献1を参照)。
これは、光源からの光を透光性部材に導いてこれを発光表示させることによって、指針が回動する範囲の外周側を照明表示するものである。これにより、その見映えを高めるものである。この場合、計器用表示板は、文字盤と透光性部材とから構成される。
特許文献1では、透光性部材の前面に、凸部を目盛(表示意匠)として形成することが開示されている(特許文献1の図6を参照)。
また、文字盤の前面に凸部を文字(表示意匠)として形成し、且つこの凸部の前面に表示層を形成することが開示されている(特許文献2を参照)。これは、計器用表示板に立体感を持たせ、その見映えを高めるものである。この場合、文字盤が計器用表示板である。
特開2002−195856号公報 特開2000−292214号公報
しかし、特許文献1では、凸部に関する具体的な記述がなく、特許文献2では、表示層が凸部の前面に形成されている単純なものである。このため、これらの凸部は、計器用表示板に単純な立体感を持たせることができても、凸部の背景との区別が鮮明とは言い難く、文字や目盛としての視認性が悪い。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、表示意匠として視認性の優れた凸部が目視側前面に形成された計器用表示板とこれを備えた指針計器を提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するため、以下の技術的手段を採用する。
請求項1に記載の計器用表示板は、表示意匠として凸部が目視側前面に形成された意匠板と、意匠板の前面に配置されると共に意匠板を加飾する加飾部とを備え、加飾部が、凸部の側面の少なくとも一部を溝部を介して囲繞するように形成され、加飾部の少なくとも凸部の近傍における目視側前面が、凸部の上面と溝部の底面の少なくとも一方と異なる傾斜を有するように形成されている構成とする。
この構成では、加飾部が、表示意匠として形成された凸部の側面の少なくとも一部を溝部を介して囲繞するように形成され、加飾部の少なくとも凸部の近傍における目視側前面が、凸部の上面と溝部の底面の少なくとも一方と異なる傾斜を有するように形成されている。これにより、凸部とその背景との区別が鮮明となり、表示意匠として視認性の優れた凸部が前面に形成された計器用表示板を提供することができる。
請求項2に記載の計器用表示板は、加飾部の前面と凸部の上面と溝部の底面の少なくともいずれかが、意匠板の前面と異なる傾斜を有するように形成されている構成とする。
この構成では、加飾部の前面と凸部の上面と溝部の底面の少なくともいずれかが、意匠板の前面と異なる傾斜を有するため、上述の効果をより高めることができる。
請求項3に記載の計器用表示板は、溝部が、凸部の側面と凸部の側面を囲繞する加飾部の側面と溝部の底面とから構成される構成とする。
この構成では、溝部が、凸部の側面と凸部の側面を囲繞する加飾部の側面と溝部の底面とから構成されるため、簡易な構成で上述の効果を得ることができる。
請求項4に記載の計器用表示板は、意匠板と加飾部が、樹脂材料から一体的に形成される構成とする。
この構成では、意匠板と加飾部が、樹脂材料から一体的に形成されるため、より簡易な構成で上述の効果を得ることができる。
請求項5に記載の計器用表示板は、凸部の上面が、加飾部の前面と異なる色調で視認されるように構成されている構成とする。
この構成では、凸部の上面が、加飾部の前面と異なる色調で視認されるように構成されているため、上述の効果をより高めることができると共に、加飾部による加飾性を高めることができる。
請求項6に記載の計器用表示板は、表示意匠が、目盛と文字の少なくとも一方である構成とする。
この構成でも、上述の効果を得ることができる。
請求項7に記載の計器用表示板は、透光性を有する基板を備え、意匠板が、透光性を有すると共に基板の前面に配置され、意匠板の裏面と基板の前面と基板の裏面のいずれかに形成された表示層を備える構成とする。
この構成では、表示層が透光性を有する意匠板の裏面と透光性を有する基板の前面とその裏面のいずれかに形成されるため、凸部の視認性を優れたものとすることができるという上述の効果に加えて、凸部による立体感と凸部に対する表示層の奥行き感のコンビネーションにより、計器用表示板に斬新な立体感を持たせることができる。
請求項8に記載の計器用表示板は、表示層が、意匠板の前面側から意匠板と異なる色調で視認されるように構成されている構成とする。
この構成では、表示層が意匠板の前面側から透光性部材と異なる色調で視認されるように構成されているため、凸部の視認性を優れたものとすることができるという上述の効果に加えて、斬新な立体感をより高めることができる。
請求項9に記載の計器用表示板は、表示層が、凸部の背後近傍に形成されている構成とする。
この構成では、表示層が、凸部の背後近傍に形成されているため、凸部による立体感と表示層による奥行き感が重なり、凸部の視認性を優れたものとすることができるという上述の効果に加えて、斬新な立体感をさらに高めることができる。
請求項10に記載の計器用表示板は、不透光性の基板を備え、意匠板が、透光性を有すると共に基板の前面に配置され、意匠板の裏面と基板の前面の一方に形成された表示層を備える構成とする。
この構成では、表示層が透光性を有する意匠板の裏面と不透光性の基板の前面の一方に形成されるため、計器用表示板に、凸部による立体感に加えて、凸部に対する表示層の奥行き感を持たせることができる。これにより、凸部の視認性を優れたものとすることができるという上述の効果に加えて、計器用表示板に斬新な立体感を持たせることができる。
請求項11に記載の計器用表示板は、表示層が、意匠板と異なる色調を有する構成とする。
この構成では、表示層が意匠板と異なる色調を有するため、凸部の視認性を優れたものとすることができるという上述の効果に加えて、斬新な立体感をより高めることができる。
請求項12に記載の計器用表示板は、表示層が、凸部の背後近傍に形成されている構成とする。
この構成では、表示層が、凸部の背後近傍に形成されているため、凸部による立体感と表示層による奥行き感が重なり、これにより、凸部の視認性を優れたものとすることができるという上述の効果に加えて、斬新な立体感をさらに高めることができる。
請求項13に記載の指針計器は、請求項7ないし請求項9のいずれか一項に記載の計器用表示板を備えた指針計器であって、表示層が、透光性を有し、基板の前面に沿って回動する指針と、基板の背後に配置されると共に基板と表示層と意匠板とを透過照明する光源とを備える構成とする。
この構成では、表示層が透光性を有し、基板と表示層と意匠板とを透過照明する光源が、基板の背後に配置される。これにより、光源の発する光が、表示層と凸部とを透過照明する。この結果、凸部の視認性を優れたものとすることができるという上述の効果と斬新な立体感を高めることができるという効果の両方を、さらに高めることができる。
請求項14に記載の指針計器は、意匠板と加飾部が、指針の先端が回動する方向へ沿ってリング状に形成され、凸部が、指針の先端が回動する方向へ沿って環状に配置される構成とする。
この構成では、意匠板と加飾部が、指針の先端が回動する方向へ沿ってリング状に形成され、凸部が、指針の先端が回動する方向へ沿って環状に配置される。これにより、凸部の視認性を優れたものとすることができるという上述の効果に加えて、斬新な立体感をさらに高めることができる。
以下、本発明による指針計器を、自動車に搭載されるコンビネーションメータ1に適用した場合を例に図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態による指針計器であるコンビネーションメータ1の正面図である。
図2は、図1中のII−II線断面図である。
図3(a)は、図2中のIII部における意匠リング3の拡大断面図であり、図3(b)は、図2中のIII部における基板20の拡大断面図である。
図4は、本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1の電気回路構成を説明する回路構成図である。
指針計器であるコンビネーションメータ1は、自動車の運転席前方に配置されて当該自動車に関する各種情報を表示する。
本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1は、図1に示すように、走行速度を表示する速度計を構成する。速度計は、走行速度を表示して運転者に視認させるための文字盤2と指針4とを備える。文字盤2は、透光性を有する材料、例えば無色透明なポリカーボネート樹脂等の板材から形成された基板20等から構成されるものであり、指針4は、文字盤2(基板20)の目視側前面(図2の矢印が示す上側の面)に沿って回動するものである。
意匠板である透光性リング31と透光性リング31を加飾する加飾部である加飾リング32とから構成される意匠リング3は、文字盤2を加飾するものであり、指針4の先端が回動する方向へ沿ってリング状に形成される。透光性リング31は、例えば無色透明なアクリル樹脂から形成されている。加飾リング32は、透光性リング31と異なる色調(明度、色相、彩度)である例えば黒色の不透光性樹脂から形成され、これにより、加飾リング32の加飾性が高められる。
凸部31aは、表示意匠である目盛として透光性リング31の前面31cに一体に形成され、凸部31aが緩く嵌る嵌入部32bは、加飾リング32の内周側に切り欠き部として設けられる。
透光性リング31は、図3(a)に示すように、その横断面が凸部31aを除いて略四角形となるように形成される。加飾リング32は、図3(a)に示すように、その横断面が嵌入部32bを除いて直角三角形に近似した台形となるように形成され、嵌入部32bの断面が略直角三角形となるように形成される。
加飾リング32は、透光性リング31に対して図2と図3に示すように組みつけられた際に、凸部31aの3側面を溝部である外周溝33を介して囲繞するように形成される。外周溝33は、凸部31aの3側面と、凸部31aの3側面を囲繞する加飾部の側面である嵌入部32bの3つの内側面と、外周溝33の底面33aとから構成される。これにより、外周溝33は、凸部31aの縁取りの機能を果たすため、凸部31aを、その背景から鮮明に区別できる。
尚、加飾リング32の第1前面32cと第2前面32dの内、加飾リング32の凸部31aの近傍における目視側前面である第1前面32cが、透光性リング31の前面31cと異なる傾斜を有するように形成する。
また、外周溝33の底面33aは、図3(a)に示すように、透光性リング31の前面31cの一部であり、このため、これらは、同じ傾斜を有する。凸部31aの上面31bも、透光性リング31の前面31cと同じ傾斜を有するように形成する。
これらの結果、加飾リング32の第1前面32cは、凸部31aの上面31bと外周溝33の底面33aの両方と異なる傾斜を有するように形成される。これにより、凸部31aの視認性にアクセントがつけられ、上述した外周溝33の効果と相俟って、凸部31aを、その背景からより鮮明に区別できる。即ち、凸部31aを、表示意匠として視認性の優れたものとすることができる。
透光性リング31と加飾リング32は、2種類の異なる材料を成形加工する2色成形等で一体的に形成される。その後、例えば白色で透光性を有する第2表示層31dが、表示意匠である文字として透光性リング31の前面31cに形成され、例えば白色で不透光性の第3表示層32aが、目盛としての凸部31aを補完する表示意匠である補完目盛として加飾リング32の第1前面32cに形成される。
表示層である例えば緑色で透光性を有する第1表示層21が、図2と図3で示すように、基板20(文字盤2)の前面(図中の矢印が示す上側の面)であって凸部31aの背後近傍に形成される。尚、例えば赤色で透光性を有する第1表示層21を、図1において、例えば文字「120」と文字「160」の間の第2表示層31dに対応する凸部31aの背後近傍に形成する。
また、例えば灰色であってつや消しの不透光性(または、つや消しの透光性が低いもの)の背景層22を、第1表示層21の背景として文字盤2(基板20)の前面に開口部22aを設けて形成する。開口部22aは、第1表示層21の背後近傍に設けられる。
意匠リング3(透光性リング31と加飾リング32)は、文字盤2(基板20)に対して接着や引っかけ等でその前面に固定され、計器用表示板は、意匠リング3(透光性リング31と加飾リング32)と文字盤2(基板20)とから構成される。また、文字盤2は、基板20と第1表示層21と背景層22とから構成される。
表示層21、31d、32aと背景層22を、印刷あるいはホットスタンプ等を施して形成するが、これらの形成法の適用が困難な部位に対しては、インクジェットデジタル印刷にて形成する。
文字盤2には、図2に示すように、後述するムーブメント5のシャフト51を挿通させるための貫通孔23が設けられ、文字盤2の背後(図2の矢印が示す下側)には、ムーブメント5、発光ダイオード6、光源である発光ダイオード7、支持部8、導光部材9、ケース40およびプリント基板10が配置される。プリント基板10は、速度計の電気回路部を形成するものであり、ムーブメント5と発光ダイオード6、7は、プリント基板10に実装される。
ムーブメント5は、例えば交差コイル式アクチュエータ、あるいはステッピングモータ等から構成され、外部からの電気信号(本実施形態においては車速信号)に対応した角度だけシャフト51を回動させるものである。シャフト51は、文字盤2の貫通孔23を通して表面側、つまり図2の矢印が示す上側へ延出し、その先端に指針4が固定される。
文字盤2の支持部8の内側は、発光ダイオード6からの例えば白色光を指針4へ導く照明室を形成している。
発光ダイオード7からの例えば白色光は導光部材9へ導かれ、導光部材9から出射した光は文字盤2と透光性リング31へ導かれる。なお、導光部材9はケース40に支持されている。また、支持部8およびケース40はその内外面は白色であるので、発光ダイオード6の光は支持部8の内周面で反射して指針4の方向に導かれ、また、発光ダイオード7の光は支持部8の外周面、ケース40の内周面で反射して導光部材9に導かれる。
指針4は、アクリル樹脂等の透光性材料により形成されてその指針4の前面には赤色層を有しており、指針4内に入射した発光ダイオード6の白色光によって、赤色で発光表示されるように構成される。
以上説明した本実施形態によるコンビネーションメータ1の電気回路構成について、図4に基づいて説明する。
マイクロコンピュータ等から構成される制御装置11には、バッテリ14から電力が常時供給され、イグニッションスイッチ13がその操作ポジション(オフポジション、オンポジション)を検出可能に接続される。また、制御装置11には当該自動車の走行速度を検出する車速センサ12がその信号を入力可能に接続される。
また、車速センサ12からの検出信号に応じて制御装置11によって駆動されるムーブメント5、発光ダイオード6、7も、制御装置11に接続される。
以下に、上記構成において、本実施形態によるコンビネーションメータ1の作動を説明する。
運転者によってイグニッションスイッチ13がオンされると、図4において、制御装置11は、それを検出して作動を開始し、発光ダイオード6、7を点灯させると共に、ムーブメント5を駆動する。即ち、制御装置11は、速度センサ12からの出力信号に基づき、当該自動車の車速を算出し、これに対応した角度だけシャフト51を回動させるように、ムーブメント5を駆動する。
点灯された発光ダイオード6の白色光は、図2において、支持部8により導かれ、指針4を赤色で発光表示させる。
一方、点灯された発光ダイオード7の白色光は、図2中の矢印P1、P2の光路に従って、導光部材9に導かれて文字盤2と透光性リング31とを透過照明する。具体的に、矢印P2の光路の白色光は、図3(b)に示す文字盤2に形成された背景層22の開口部22aを透過して白色で透光性の第2表示層31dを透過照明する。これにより、図1に示す白色の第2表示層31dが、図3(b)に示す灰色の背景層22を背景として、図3(a)に示す透光性リング31の板厚分だけ奥行き感(立体感)をもって視認される。
矢印P1の光路の白色光は、図3(b)に示す文字盤2を透過してその白色で透光性の第1表示層21と透光性リング31の凸部31aとを透過照明する。これにより、図1に示す凸部31aと、その背後の図3(b)に示す白色の第1表示層21とが、灰色の背景層22を背景として、図3(a)に示す透光性リング31と凸部31aが加算された板厚分だけ奥行き感(立体感)をもって重なって視認される。
これにより、第1表示層21、凸部31a、第2表示層31dおよび背景層22の奥行き方向(図2の矢印が示す上下方向)の位置の差と色調差(明度差、色相差、彩度差)とのコンビネーションによって、文字盤2と意匠リング3から構成される計器用表示板に斬新な立体感を持たせることができる。
上述したように、加飾リング32が、凸部31aの3側面を溝部である外周溝33を介して囲繞するように、且つ、第1前面32cが凸部31aの上面31bと外周溝33の底面33aの両方と異なる傾斜を有するように形成される。これにより、凸部31aを、その背景からより鮮明に区別できる。即ち、凸部31aを、表示意匠として視認性の優れたものとすることができる。これに加えて、計器用表示板に斬新な立体感を持たせることができる。
以上説明した本発明の第1実施形態による指針計器であるコンビネーションメータ1では、文字盤2と意匠リング3から構成される計器用表示板は、表示意匠として凸部31aが前面31cに形成された意匠板である透光性リング31と、透光性リング31の前面31cに配置されると共に透光性リング31を加飾する加飾部である加飾リング32とを備え、加飾リング32が、凸部31aの側面の少なくとも一部を溝部である外周溝33を介して囲繞するように形成され、加飾リング32の少なくとも凸部31aの近傍における前面である第1前面32cが、凸部31aの上面31bと外周溝33の底面33aの少なくとも一方と異なる傾斜を有するように形成されている。
これにより、表示意匠として視認性の優れた凸部31aが前面31cに形成されたコンビネーションメータ1を提供することができる。
図5(a)は、図3(a)の第1変形例を示す拡大断面図であり、図5(b)は、図3(a)の第2変形例を示す拡大断面図である。
加飾リング32は、第1前面32cが凸部31aの上面31bと外周溝33の底面33aの両方と異なる傾斜を有するように形成される必要はない。図5(a)に示すように、外周溝33の底面33aのみと異なる傾斜を有するように形成することができ、図5(b)に示すように、凸部31aの上面31bのみと異なる傾斜を有するように形成することもできる。これによっても、凸部31aを、その背景から鮮明に区別でき、凸部31aを、表示意匠として視認性の優れたものとすることができる。
図5(b)の例では、透光性リング31と加飾リング32とを、同じ透明樹脂材料から一体的に形成し、例えば黒色で不透光性の加飾層32eを、加飾リング32に対応する部位の前面32c、32dに形成する。
尚、第1表示層21を、基板20の代わりに凸部31aの上面31bに形成してもよい。この場合は、凸部31aの視認性がさらに向上する。
(第2実施形態)
図6は、本発明の第2実施形態による指針計器であるコンビネーションメータ1の正面図である。
図7(a)は、図6中のVII−VII線断面における意匠リング3の拡大断面図であり、図7(b)は、図7(a)の変形例を示す拡大断面図である。
本発明の第2実施形態による指針計器であるコンビネーションメータ1では、第1実施形態と異なり、加飾リング32は、図6と図7に示すように、第1前面32cが透光性リング31の前面31cと同じ傾斜を有するように形成されている。
図7(a)に示すように、さらに、凸部31aの上面31bを、透光性リング31の前面31cと異なる傾斜を有するように形成する。これにより、加飾リング32の第1前面32cは、凸部31aの上面31bとのみ異なる傾斜を有し、この結果、表示意匠として視認性の優れた凸部31aが前面31cに形成されたコンビネーションメータ1を提供することができる。
尚、図7(b)に示す変形例では、凸部31aの上面31bの代わりに外周溝33の底面33aを、光性リング31の前面31cと異なる傾斜を有するように形成する。これにより、加飾リング32の第1前面32cが外周溝33の底面33aとのみ異なる傾斜を有する。ように形成される。この結果、表示意匠として視認性の優れた凸部31aが前面31cに形成されたコンビネーションメータ1を提供することができる。
この変形例では、透光性リング31と加飾リング32とを、同じ透明樹脂材料から一体的に形成し、例えば黒色で不透光性の加飾層32eを、加飾リング32に対応する部位の第1前面32cに形成する。これによっても、表示意匠として視認性の優れた凸部31aが前面31cに形成されたコンビネーションメータ1を提供することができる。
(第3実施形態)
図8は、本発明の第3実施形態による指針計器であるコンビネーションメータ1の正面図である。
図9(a)は、図8中のIX−IX線断面における意匠リング3の拡大断面図であり、図9(b)は、図9(a)の変形例を示す拡大断面図である。
本発明の第3実施形態による指針計器であるコンビネーションメータ1では、上述した実施形態と異なり、加飾リング32が、図8と図9に示すように、凸部31aの全側面(全周囲)を外周溝33を介して囲繞するように形成されている。
図9(a)に示す例では、加飾リング32の第1前面32cを、透光性リング31の前面31cと異なる傾斜を有するように形成し、凸部31aの上面31bと外周溝33の底面33aを、透光性リング31の前面31cと同じ傾斜を有するように形成する。これにより、加飾リング32の第1前面32cが凸部31aの上面31bと外周溝33の底面33aの両方と異なる傾斜を有するため、表示意匠として視認性の優れた凸部31aが前面31cに形成されたコンビネーションメータ1を提供することができる。
図9(b)に示す例では、図9(a)に示す例と異なり、加飾リング32の第1前面32cを、凸部31aの上面31bと同じ傾斜を有するように形成する。これにより、加飾リング32の第1前面32cが外周溝33の底面33aのみと異なる傾斜を有する。この結果、この例においても、表示意匠として視認性の優れた凸部31aが前面31cに形成されたコンビネーションメータ1を提供することができる。
(第4実施形態)
図10は、本発明の第4実施形態による指針計器であるコンビネーションメータ1の正面図である。
図11は、図10中のXI−XI線断面における意匠リング3の拡大断面図である。
本発明の第4実施形態による指針計器であるコンビネーションメータ1では、上述した実施形態と異なり、図10と図11に示すように凸部31aを文字として形成する。本実施形態では、上述の凸目盛(図3中の符号31a)の代わりに、第4表示層32fを印刷等で加飾リング32上に形成する。これによっても、表示意匠である文字として視認性の優れた凸部31aが前面31cに形成されたコンビネーションメータ1を提供することができる。
尚、上述の実施形態や変形例では、コンビネーションメータ1が速度計を形成しているが、これに限る必要は無く、他の計器、例えば回転計等と置き換える、あるいは追加してもよい。
以上、本発明による計器用表示板の特徴は、表示意匠として凸部が前面に形成された意匠板と、意匠板の前面に配置されると共に意匠板を加飾する加飾部とを備え、加飾部が、凸部の側面の少なくとも一部を溝部を介して囲繞するように、且つ、その前面が、少なくとも凸部の近傍において凸部の上面と溝部の底面の少なくとも一方と異なる傾斜を有するように形成されていることである。この特徴を満足する限り、上述の例に限らないで、種々の変形例が考えられる。
図1は、本発明の第1実施形態による指針計器であるコンビネーションメータ1の正面図である。 図2は、図1中のII−II線断面図である。 図3(a)は、図2中のIII部における意匠リング3の拡大断面図であり、図3(b)は、図2中のIII部における基板20の拡大断面図である。 図4は、本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1の電気回路構成を説明する回路構成図である。 図5(a)は、図3(a)の第1変形例を示す拡大断面図であり、図5(b)は、図3(a)の第2変形例を示す拡大断面図である。 図6は、本発明の第2実施形態による指針計器であるコンビネーションメータ1の正面図である。 図7(a)は、図6中のVII−VII線断面における意匠リング3の拡大断面図であり、図7(b)は、図7(a)の変形例を示す拡大断面図である。 図8は、本発明の第3実施形態による指針計器であるコンビネーションメータ1の正面図である。 図9(a)は、図9中のIX−IX線断面における意匠リング3の拡大断面図であり、図9(b)は、図9(a)の変形例を示す拡大断面図である。 図10は、本発明の第4実施形態による指針計器であるコンビネーションメータ1の正面図である。 図11は、図10中のXI−XI線断面における意匠リング3の拡大断面図である。
符号の説明
1 コンビネーションメータ(指針計器)、2 文字盤、20 基板
21 第1表示層、22 背景層、22a 開口部、23 貫通孔
3 意匠リング、31 透光性リング(意匠板)
31a 凸部(目盛、文字)、31b 上面、31c 前面、31d 第2表示層(文字)
32 加飾リング(加飾部)、32a 第3表示層(補完目盛、表示意匠)
32b 嵌入部、32c 第1前面(前面)、32d 第2前面
32e 加飾層、32f 第4表示層(目盛、表示意匠)
33 外周溝(溝部)、33a 底面
4 指針、5 ムーブメント、51 シャフト
6 発光ダイオード、7 発光ダイオード(光源)
8 支持部、40 ケース、9 導光部材、10 プリント基板、11 制御装置
12 速度センサ、13 イグニッションスイッチ、14 バッテリ

Claims (14)

  1. 表示意匠として凸部が目視側前面に形成された意匠板と、
    前記意匠板の前記前面に配置されると共に該意匠板を加飾する加飾部とを備え、
    前記加飾部は、前記凸部の側面の少なくとも一部を溝部を介して囲繞するように形成され、
    前記加飾部の少なくとも該凸部の近傍における目視側前面は、前記凸部の上面と前記溝部の底面の少なくとも一方と異なる傾斜を有するように形成されていることを特徴とする計器用表示板。
  2. 前記加飾部の前記前面と前記凸部の上面と前記溝部の底面の少なくともいずれかは、前記意匠板の前記前面と異なる傾斜を有するように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の計器用表示板。
  3. 前記溝部は、前記凸部の前記側面と該凸部の該側面を囲繞する前記加飾部の側面と前記溝部の前記底面とから構成されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の計器用表示板。
  4. 前記意匠板と前記加飾部は、樹脂材料から一体的に形成されることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の計器用表示板。
  5. 前記凸部の上面が、前記加飾部の前面と異なる色調で視認されるように構成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の計器用表示板。
  6. 前記表示意匠は、目盛と文字の少なくとも一方であることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の計器用表示板。
  7. 透光性を有する基板を備え、
    前記意匠板は、透光性を有すると共に前記基板の前面に配置され、
    前記意匠板の前記前面とは反対側の裏面と前記基板の前記前面と該基板の裏面のいずれかに形成された表示層を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載の計器用表示板。
  8. 前記表示層は、前記意匠板の前面側から該意匠板と異なる色調で視認されるように構成されていることを特徴とする請求項7に記載の計器用表示板。
  9. 前記表示層は、前記凸部の背後近傍に形成されていることを特徴とする請求項7または請求項8に記載の計器用表示板。
  10. 不透光性の基板を備え、
    前記意匠板は、透光性を有すると共に前記基板の前面に配置され、
    前記意匠板の前記前面とは反対側の裏面と前記基板の前記前面の一方に形成された表示層を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載の計器用表示板。
  11. 前記表示層は、前記意匠板と異なる色調を有することを特徴とする請求項10に記載の計器用表示板。
  12. 前記表示層は、前記凸部の背後近傍に形成されていることを特徴とする請求項10または請求項11に記載の計器用表示板。
  13. 請求項7ないし請求項9のいずれか一項に記載の計器用表示板を備えた指針計器であって、
    前記表示層は、透光性を有し、
    前記基板の前記前面に沿って回動する指針と、
    前記基板の背後に配置されると共に該基板と前記表示層と前記意匠板とを透過照明する光源とを備えることを特徴とする指針計器。
  14. 前記意匠板と前記加飾部は、前記指針の先端が回動する方向へ沿ってリング状に形成され、
    前記凸部は、前記方向へ沿って環状に配置されることを特徴とする請求項13に記載の指針計器。
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