JP2011002658A - 定着ベルト用基体及びその製造方法、定着ベルト及びその製造方法、並びに、定着装置 - Google Patents

定着ベルト用基体及びその製造方法、定着ベルト及びその製造方法、並びに、定着装置 Download PDF

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Abstract

【課題】経時における静電オフセットの発生を防止して耐久性をいっそう向上させた定着ベルト用基体を低コストで提供する提供する。
【解決手段】ポリイミドで構成されたシートαの両端部α11,α21の互いに異なる面に設けられた薄肉部α1,α2同士を接合して形成したポリイミド円筒体βを有する定着ベルト用基体10において、前記ポリイミド円筒体βの外表面に、3〜10μm厚の導電性塗膜εが設けられているものとする。
【選択図】図1

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に用いられる、定着ベルト用基体及びその製造方法、定着ベルト及びその製造方法、並びに、定着装置に関する。
電子写真方式を用いた画像形成装置、例えば、レーザプリンタは、回転する感光体ドラムを有している。このレーザプリンタは、前記感光体ドラムにおける感光層を一様に帯電させ、そこにレーザ走査ユニットからのレーザビームによって露光させて、静電潜像をトナーによって現像することにより、トナー像を形成した後、そのトナー像を転写紙上に転写し、続いて、その転写紙を熱定着装置に通過させて、トナー像を熱定着するように、構成されている。
図8に示されているように、従来の定着装置320は、定着ベルト301に定着ローラ305を装着し、定着ベルト301を挟んで定着ローラ305と加圧ローラ306とを圧着し、そして、その定着ローラ305と加圧ローラ306との間を転写紙308を通紙させて、転写紙308上に形成されたトナー像を定着させるようになっている。また、従来の画像形成装置は、定着ベルト301の一端に加熱ローラ302を装着し、そして、その加熱ローラ302には中空部に回転中心線に沿ってハロゲンランプなどのヒータ303を配置して、前記ヒータ303から照射された輻射熱によって加熱された加熱ローラを介して定着ベルトへ熱を伝えるようになっている。
従来の定着装置320には、前記加熱ローラ302の表面温度を測定してその温度によってヒータ303を点灯させるサーミスタ304、及び、前記定着ベルト301を回転させた際の撓みを抑えるためのテンションローラ307が装着されている。
また、前記定着ベルト301には、ポリイミド円筒体で構成される定着ベルト用基体310の外周面に、トナーの粘着を防止するシリコーンゴムで構成される弾性層311が設けられ、そして、その表面には、フッ素樹脂で構成される粘着防止層312が設けられている。
前記したポリイミド円筒体で構成される定着ベルト用基体310は、円筒状金型の内面にポリイミド前駆体液を塗布し、その円筒状金型を回転させながら外周より加熱させ、乾燥させた後、前記円筒状金型を300℃にて数時間加熱し、次に、前記ポリイミド前駆体液を硬化して、ポリイミド円筒体を形成し、そして、そのポリイミド円筒体を前記円筒状金型より取り出して得ている。しかしながら、前記円筒状金型より成膜ポリイミド円筒体を抜けやすくするために、前記円筒状金型の内面をより細かく均一に磨きを行わなければならないので、製造コストが高くなる、という問題があった。
また、導電性の円筒状ポリイミド基体の製造方法として、カーボン、グラファイト、金属粉末等の導電性物質を0.5〜50重量%で添加させたポリイミド前駆体を円筒状金型に塗布し、加熱乾燥してポリイミド前駆体の塗布膜を形成した後、この塗布膜を加熱、硬化し、取り出して、導電性の円筒状ポリイミド基体とする技術(特許文献1を参照。)が提案されているが、この技術も円筒状金型を用いるので、製造コストが高くなる、という問題があった。
また、定着ベルト用基体の製造コストを抑える手段として、ポリイミドで構成されたシートの両端部を接合して形成したポリイミド円筒体を用いたものが提案されたが、この技術によれば、定着ベルト用基体の内面とこれに当接する加熱ローラ、定着ローラ、及び、テンションローラ(図8を参照。)との摩擦による電荷がコンデンサー原理によって蓄電されるので、静電オフセットが発生して耐久性が低下する、という問題があった。
そこで、かかる問題を解決するために、ポリイミドで構成されたシートの両端部の互いに異なる面に設けられた薄肉部同士を接合したポリイミド円筒体の内周面の2/3以上に3〜15μm厚の導電性塗膜を形成して、定着ベルト用基体とする技術(特許文献2を参照。)が提案されたが、定着ベルト用基体の内面とこれに当接する加熱ローラ、定着ローラ、及び、テンションローラ(図8を参照。)との経時における摩擦による前記導電性塗膜の削れによって、帯電電位が高くなることがあり、そのために、経時においては、依然として、静電オフセットが発生して耐久性が低下する、という問題が残った。
本発明は、かかる問題を解決することを目的としている。
即ち、本発明は、経時における静電オフセットの発生を防止して耐久性をいっそう向上させた定着ベルト用基体及びその製造方法、定着ベルト及びその製造方法、並びに、定着装置を低コストで提供することを目的としている。
本発明者らは、前記特許文献2に記載された技術における問題点を解決するために、検討を進めている過程において、前記ポリイミド円筒体の外表面に3〜10μm厚の導電性塗膜を設けたところ、前記定着ベルト用基体の内面とこれに当接する加熱ローラ、定着ローラ、及び、テンションローラとの摩擦によって発生する電荷が前記ポリイミド円筒体の外表面に設けられた3〜10μm厚の導電性塗膜を通じて放電され、しかも、前記特許文献2記載された経時における加熱ローラ、定着ローラ、及び、テンションローラとの摩擦による前記導電性塗膜の削れを原因とする静電オフセットの発生が防止され、それらのために、経時における静電オフセットの発生を防止して耐久性をいっそう向上させた、定着ベルト用基体及びその製造方法、定着ベルト及びその製造方法、並びに、定着装置を低コストで提供することができることを見出して本発明を完成するに至った。
即ち、請求項1に記載された発明は、上記目的を達成するために、ポリイミドで構成されたシートの両端部の互いに異なる面に設けられた薄肉部同士を接合して形成したポリイミド円筒体を有する定着ベルト用基体において、前記ポリイミド円筒体の外表面に、3〜10μm厚の導電性塗膜が設けられていることを特徴とする定着ベルト用基体である。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載された発明において、前記導電性塗膜がフェノール樹脂及び導電性カーボン粉末で構成されていることを特徴とするものである。
請求項3に記載された発明は、請求項1に記載された発明において、前記導電性塗膜がポリイミド、ポリフェニレンスルフィド及び導電性カーボン粉末で構成されていることを特徴とするものである。
請求項4に記載された発明は、(イ)ポリイミドで構成されたシートの両端部の互いに異なる面に切削加工を施して薄肉部をそれぞれ形成する工程、(ロ)前記薄肉部同士をシリコーン系接着剤を用いて接着してポリイミド円筒体を形成する工程、及び、(ハ)前記定着ベルト用基材の外周面に導電性塗料を塗布して導電性塗膜を形成する工程を順次有することを特徴とする定着ベルト用基体の製造方法である。
請求項5に記載された発明は、前記薄肉部が傾斜面又は段差を有していることを特徴とするものである。
請求項6に記載された発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載された定着ベルト用基体の外表面に弾性層が設けられ、そして、前記弾性層の外表面に離型層が設けられていることを特徴とする定着ベルトである。
請求項7に記載された発明は、(イ)ポリイミドで構成されたシートの両端部の互いに異なる面に切削加工を施して薄肉部をそれぞれ形成する工程、(ロ)前記薄肉部同士をシリコーン系接着剤を用いて接着してポリイミド円筒体を形成する工程、(ハ)前記定着ベルト用基材の外周面に導電性塗料を塗布して導電性塗膜を形成する工程、(ニ)前記導電性塗膜の外周面に弾性層を形成する工程、及び、(ホ)前記導電性塗膜の外周面に弾性層を形成する工程を順次有することを特徴とする定着ベルトの製造方法である。
請求項8に記載された発明は、転写紙が搬送される搬送経路上に配置された定着ローラと、前記定着ローラの表面に当接する加圧ローラと、前記定着ローラとこの定着ローラに平行に設けられた加熱ローラとの間に回転可能に設けられた定着ベルトと、を有する定着装置において、前記定着ベルトとして請求項6に記載の定着ベルトを有していることを特徴とする定着装置である。
請求項1に記載された発明によれば、ポリイミドで構成されたシートの両端部の互いに異なる面に設けられた薄肉部同士を接合して形成したポリイミド円筒体を有する定着ベルト用基体において、前記ポリイミド円筒体の外表面に、3〜10μm厚の導電性塗膜が設けられているので、前記定着ベルト用基体の内面とこれに当接する加熱ローラ、定着ローラ、及び、テンションローラとの摩擦によって発生する電荷が前記ポリイミド円筒体の外表面に設けられた3〜10μm厚の導電性塗膜を通じて放電され、しかも、前記特許文献2記載された経時における加熱ローラ、定着ローラ、及び、テンションローラとの摩擦による前記導電性塗膜の削れを原因とする静電オフセットの発生が防止され、それらのために、経時における静電オフセットの発生を防止して耐久性をいっそう向上させた定着ベルト用基体を低コストで提供することができる。
請求項2に記載された発明によれば、請求項1に記載された発明において、前記導電性塗膜がフェノール樹脂及び導電性カーボン粉末で構成されているので、塗布された導電性塗膜の経時における削れによる静電オフセットの発生を防止して耐久性をいっそう向上させた定着ベルト用基体を低コストで提供することができる。
請求項3に記載された発明によれば、請求項1に記載された発明において、前記導電性塗膜がポリイミド、PPS及び導電性カーボン粉末で構成されているので、塗布された導電性塗膜の経時における削れによる静電オフセットの発生を防止して耐久性をいっそう向上させた定着ベルト用基体を低コストで提供することができる。
請求項4に記載された発明によれば、(イ)ポリイミドで構成されたシートの両端部の互いに異なる面に切削加工を施して薄肉部をそれぞれ形成する工程、(ロ)前記薄肉部同士をシリコーン系接着剤を用いて接着してポリイミド円筒体を形成する工程、及び、(ハ)前記定着ベルト用基材の外周面に導電性塗料を塗布して導電性塗膜を形成する工程を順次有しているので、塗布された導電性塗膜εの経時における削れによる静電オフセットの発生を防止して耐久性をいっそう向上させた定着ベルト用基体10を製造することができる。
請求項5に記載された発明によれば、前記薄肉部が傾斜面又は段差を有しているので、従来の円筒成形等の大がかりな装置を用いなくても、定着ベルト用基体を容易に製造することができる。
請求項6に記載された発明によれば、請求項1〜3のいずれか1項に記載された定着ベルト用基体の外表面に弾性層が設けられ、そして、前記弾性層の外表面に離型層が設けられているので、記録紙に対する離型性を向上させることができると共に、画像むらがなくなって良質の画像を得ることができる、定着ベルト用基体を製造することができる。
請求項7に記載された発明によれば、(イ)ポリイミドで構成されたシートの両端部の互いに異なる面に切削加工を施して薄肉部をそれぞれ形成する工程、(ロ)前記薄肉部同士をシリコーン系接着剤を用いて接着してポリイミド円筒体を形成する工程、(ハ)前記定着ベルト用基材の外周面に導電性塗料を塗布して導電性塗膜を形成する工程、(ニ)前記導電性塗膜の外周面に弾性層を形成する工程、及び、(ホ)前記弾性層の外周面に離型層を形成する工程を順次有しているので、記録紙に対する離型性を向上させることができると共に、塗布された導電性塗膜の経時における削れによる静電オフセットの発生を防止して画像むらのない良質の画像を得ることができる、定着ベルトを製造することができる。
請求項8に記載された発明によれば、転写紙が搬送される搬送経路上に配置された定着ローラと、前記定着ローラの表面に当接する加圧ローラと、前記定着ローラとこの定着ローラに平行に設けられた加熱ローラとの間に回転可能に設けられた定着ベルトと、を有する定着装置において、前記定着ベルトとして請求項6に記載の定着ベルトを有しているので、記録紙に対する離型性を向上させることができると共に、塗布された導電性塗膜の経時における削れによる静電オフセットの発生を防止して画像むらのない良質の画像を得ることができる、定着装置を提供することができる。
本発明の一実施の形態を示す定着ベルト用基体の断面図である。 本発明の一実施の形態を示す定着ベルトの断面図である。 本発明の一実施の形態を示す定着ベルト用基体の製造方法を説明する説明図であって、(a)は、ロール状のポリイミドシートから所定の大きさのベルト用シートαを切り出す状態を示し、(b)は、切り出したベルト用シートαを示し、(c)は、薄肉部α21を示し、そして、(d)は、薄肉部α21を形成する状態を示す。 薄肉部α21の接合面に接着剤を塗布する工程の説明図であって、(a)は、スクリーン印刷によって接着剤を塗布する状態を示し、(b)は、接着剤を塗布した薄肉部α21の断面を示し、そして、(c)は、接着剤を塗布した薄肉部α21の状態を示す。 本発明の一実施の形態を示す定着ベルト用基体の製造における薄肉部α21の接合工程及び仕上げ工程を説明する説明図であって、(a)は、接合装置を示し、(b)は、接合装置の長手方向に垂直な面での断面を示し、(c)は、台がねにベルト用シートαをセットした状態を示し、(d)は、ベルト用シートαの薄肉部α21の接合面同志を貼り合わせた状態を示し、そして、(e)は、加熱処理用の恒温槽に接合装置を収納して接着剤を硬化させる状態を示す。 硬化された接着剤の状態を示す説明図であって、(a)はみ出した部分を削り取る状態を示し、(b)は、はみ出した部分を削り取って形成した緩やかな傾斜を示す。 ポリイミド円筒体の外表面に導電性塗膜を形成する工程を説明する説明図であって、(a)は、ポリイミド円筒体の外表面に導電性塗膜を塗布する状態を示し、(b)は、ポリイミド円筒体の外表面に導電性塗膜を形成した状態を示し、そして、(c)は、導電性塗膜を形成したポリイミド円筒体の断面を示す。 従来の定着ベルトを用いた定着装置の説明図であって、(a)は、定着装置全体を示し、そして、(b)は、定着ベルトの断面を示す。
以下、図面を用いて、本発明について説明する。
図1において、10は、定着ベルト用基体である。前記定着ベルト用基体10は、ポリイミドで構成されたシートαの両端部α11,α21の互いに異なる面に設けられた薄肉部α1,α2同士を接合して形成したポリイミド円筒体βを有する。そして、前記ポリイミド円筒体βの外表面には、3〜10μm厚の導電性塗膜εが設けられている。
このように、ポリイミドで構成されたシートαの両端部α11,α21の互いに異なる面に設けられた薄肉部α1,α2同士を接合して形成したポリイミド円筒体βを有する定着ベルト用基体10において、前記ポリイミド円筒体βの外表面に、3〜10μm厚の導電性塗膜εが設けられていると、前記定着ベルト用基体10の内面とこれに当接する加熱ローラ(図8における302を参照。)、定着ローラ(図8における305を参照。)、及び、テンションローラ(図8における307を参照。)との摩擦によって発生する電荷が前記ポリイミド円筒体βの外表面に設けられた3〜10μm厚の導電性塗膜εを通じて放電され、しかも、前記特許文献2記載された経時における加熱ローラ、定着ローラ、及び、テンションローラとの摩擦による前記導電性塗膜εの削れを原因とする静電オフセットの発生が防止され、それらのために、経時における静電オフセットの発生を防止して耐久性をいっそう向上させた定着ベルト用基体10を低コストで提供することができる。
前記導電性塗膜εは、好ましくは、フェノール樹脂及び導電性カーボン粉末で構成されている。前記フェノール樹脂は、フッ素樹脂溶融温度である320℃以上の耐熱性があるので、鉛筆引っ掻き試験における硬度が4Hと非常に硬い塗膜が得られる。また、前記フェノール樹脂は、シリコーンゴムとの密着性を得ることができる。したがって、前記導電性塗膜εがフェノール樹脂及び導電性カーボン粉末で構成されていると、塗布された導電性塗膜εの経時における削れによる静電オフセットの発生を防止して耐久性をいっそう向上させた定着ベルト用基体10を低コストで提供することができる。
また、前記導電性塗膜εは、好ましくは、ポリイミド、ポリフェニレンスルフィド(PPS)及び導電性カーボン粉末で構成されている。前記ポリイミド、ポリフェニレンスルフィド(PPS)及び導電性カーボン粉末で構成された塗料は、水に分散されたされたものとされるので、環境を配慮した導電性塗膜εとすることができる。したがって、前記導電性塗膜εがポリイミド、ポリフェニレンスルフィド及び導電性カーボン粉末で構成されていると、塗布された導電性塗膜εの経時における削れによる静電オフセットの発生を防止して耐久性をいっそう向上させると共に、環境を配慮した定着ベルト用基体10を低コストで提供することができる。
本発明の定着ベルト用基体10の製造方法は、(イ)ポリイミドで構成されたシートαの両端部α11,α21の互いに異なる面に切削加工を施して薄肉部α1,α2をそれぞれ形成する工程、(ロ)前記薄肉部α1,α2同士をシリコーン系接着剤を用いて接着してポリイミド円筒体βを形成する工程、及び、(ハ)前記定着ベルト用基材10の外周面に導電性塗料を塗布して導電性塗膜εを形成する工程を順次有している。このように、(イ)ポリイミドで構成されたシートαの両端部α11,α21の互いに異なる面に切削加工を施して薄肉部α1,α2をそれぞれ形成する工程、(ロ)前記薄肉部α1,α2同士をシリコーン系接着剤を用いて接着してポリイミド円筒体βを形成する工程、及び、(ハ)前記定着ベルト用基材10の外周面に導電性塗料を塗布して導電性塗膜εを形成する工程を順次有していると、塗布された導電性塗膜εの経時における削れによる静電オフセットの発生を防止して耐久性をいっそう向上させた定着ベルト用基体10を製造することができる。
前記薄肉部α1,α2は、好ましくは、傾斜面又は段差を有している。このように、前記薄肉部α1,α2が傾斜面又は段差を有していると、従来の円筒成形等の大がかりな装置を用いなくても、定着ベルト用基体10を容易に製造することができる。
本発明の定着ベルト用基体20には、請求項1〜3のいずれか1項に記載された定着ベルト用基体10の外表面に弾性層ηが設けられ、そして、前記弾性層ηの外表面に離型層ωが設けられている。このように、請求項1〜3のいずれか1項に記載された定着ベルト用基体10の外表面に弾性層ηが設けられ、そして、前記弾性層ηの外表面に離型層ωが設けられていると、記録紙に対する離型性を向上させることができると共に、画像むらがなくなって良質の画像を得ることができる、定着ベルト用基体を製造することができる。
本発明の定着ベルト20の製造方法は、(イ)ポリイミドで構成されたシートαの両端部α11,α21の互いに異なる面に切削加工を施して薄肉部α1,α2をそれぞれ形成する工程、(ロ)前記薄肉部α1,α2同士をシリコーン系接着剤を用いて接着してポリイミド円筒体βを形成する工程、及び、(ハ)前記定着ベルト用基材10の外周面に導電性塗料を塗布して導電性塗膜εを形成する工程、(ニ)前記導電性塗膜εの外周面に弾性層ηを形成する工程、及び、(ホ)前記弾性層ηの外周面に離型層ωを形成する工程を順次有している。このように、(イ)ポリイミドで構成されたシートαの両端部α11,α21の互いに異なる面に切削加工を施して薄肉部α1,α2をそれぞれ形成する工程、(ロ)前記薄肉部α1,α2同士をシリコーン系接着剤を用いて接着してポリイミド円筒体βを形成する工程、及び、(ハ)前記定着ベルト用基体10の外周面に導電性塗料を塗布して導電性塗膜εを形成する工程、(ニ)前記導電性塗膜εの外周面に弾性層ηを形成する工程、及び、(ホ)前記弾性層ηの外周面に離型層ωを形成する工程を順次有していると、記録紙に対する離型性を向上させることができると共に、塗布された導電性塗膜εの経時における削れによる静電オフセットの発生を防止して画像むらのない良質の画像を得ることができる、定着ベルト20を製造することができる。
本発明の定着装置(図8における320を参照。)は、転写紙が搬送される搬送経路上に配置された定着ローラ(図8における305を参照。)と、前記定着ローラの表面に当接する加圧ローラ(図8における306を参照。)と、前記定着ローラとこの定着ローラに平行に設けられた加熱ローラ(図8における303を参照。)との間に回転可能に設けられた定着ベルト(図8における301を参照。)と、を有している。そして、前記定着装置は、前記定着ベルトとして請求項6に記載の定着ベルト(図2における20を参照。)を有している。このように、請求項6に記載の定着ベルト20を有していると、記録紙に対する離型性を向上させることができると共に、塗布された導電性塗膜εの経時における削れによる静電オフセットの発生を防止して画像むらのない良質の画像を得ることができる定着装置を提供することができる。
(実施例1)
(1)図3(a),(b)に示されるように、厚み75μmのポリイミドフィルムを外周寸法φ70mm、全長320mmとなるように切断したポリイミドで構成されたシートαの両端部α11,α21の互いに異なる面をそれぞれ先端から周長方向に掛けて徐々に厚みを増すテーパ形状に長さ5mmにわたって切削加工して薄肉部α1,α2を形成した。その際には、図3(c),(d)に示されるように、前記テーパ形状は、ポリイミドで構成されたシートαの両端部α11,α21の互いに異なる面を固定台210に角度θを持たせてフライス盤211で切削することにより形成した。
(2)図4(a)〜(c)に示されるように、前記薄肉部α1,α2の一方の面にシリコーン系接着剤(GE東芝シリコーン社製、TSE387を塗布した。その際には、図4(a)に示されるように、ポリイミドで構成されたシートαを固定台220に固定し、#400からなるスクリーン版222上に載せたシリコーン系接着剤をスキージ221にて擦り落とし、テーパ形状に切削した薄肉部α1に転写させた。
(3)図5(a)〜(e)に示されるように、曲面を持たせた台がね231を用いて、前記薄肉部α1と前記薄肉部α2とを重ね合わせた後、前記薄肉部α1と薄肉部α2とに、固定板232を加圧ボルト234で締め込んで、前記薄肉部α1と薄肉部α2とを押し付けた。その際、シリコーン系接着剤γは、上側に積層された薄肉部α1の一端と下側に積層された薄肉部α2の一端とに挟まれるように押しつけられるが、前記薄肉部α1と薄肉部α2とを重ね合わせた面に空隙を生じさせないようにすると共に、シリコーン系接着剤γをむら無く均一な厚みにするために、前記薄肉部α1と前記薄肉部α2との重ね合わせた面の端からシリコーン系接着剤がはみ出される。図5(d)におけるγ1,γ2は、前記薄肉部α1と薄肉部α2との重ね合わせた面の端からはみ出したシリコーン系接着剤である。シリコーン系接着剤γのはみ出し状態は、前記薄肉部α1の下面側の先端にはみ出した接着剤γ1は、台がね231に抑えられ、前記薄肉部α2の上面側のテーパ形状開始部との間で塞き止められる。前記薄肉部α2の上面側の先端よりはみ出す接着剤γ2は、前記薄肉部α2の上面側と前記薄肉部α1の下面側のテーパ形状開始部との段差tの隙間部にはみ出すようにしてある。このようにすると、前記薄肉部α2の上面側の先端と前記薄肉部α1の下面側のテーパ形状開始部との間で、シリコーン系接着剤の厚み分だけ段差が僅かに生じ、段差を緩やかにすることができる。そして、図5(e)に示されるように、前記台がね231にポリイミドで構成されたシートαを固定した状態で250℃の雰囲気中において30分放置して、シリコーン系接着剤γを硬化させた。
(4)図3(a)に示されるように、前記シリコーン系接着剤γを硬化させた後、台がね231に装着した状態で、外側にはみ出したシリコーン系接着剤γ2を円筒状ブラシ250を回転させながら、前記シリコーン系接着剤γ2の内側先端から外面側先端に向かって前記円筒状ブラシ250を接触させて、図6(b)に示されるように、前記シリコーン系接着剤γ2の外側先端に当接する手前で停止させることによって、前記はみ出したシリコーン系接着剤に緩やかな傾斜を形成し、段差を無くした。次に、台がね231からポリイミドシートを抜き取って、ポリイミドベルト円筒体βとした。
(5)図7(a)に示されるように、前記ポリイミドベルト円筒体βの外周面に、フェノール樹脂90重量%及び導電性カーボン10重量%をIPAよりなる溶媒に分散させて形成した塗料を噴霧塗料261として、スプレーガン260を用いて、吹き付けて、3μm厚の導電性塗膜を形成した後、前記塗膜を150℃にて乾燥して、図7(b)に示される導電性塗膜εを形成することにより、図1,図7(c)に示される定着ベルト用基体10を得た。
(6)次に、前記定着ベルト用基体10の表面にシリコーンゴム用プライマーをスプレーガンにて吹き付け、続いて、液状シリコーンゴムをプライマーと同様にスプレーガンにて200μmとなるように吹き付けてシリコーンゴム塗布膜を形成した後、前記シリコーンゴム塗布膜を150℃の雰囲気に30分間放置し、次に、二次加硫を200℃の雰囲気にて4時間放置して、シリコーンゴム層ηを形成した(図示せず)。そして、前記シリコーンゴム層ηの表面にフッ素樹脂用プライマーを形成し、その表面にフッ素樹脂塗料を吹き付けてフッ素樹脂塗布膜を形成した後、前記フッ素樹脂塗布膜を340℃の雰囲気に30分放置して、フッ素樹脂層ωを形成することにより、定着ベルトを得た。
(実施例2)
前記(5)において、前記ポリイミドベルト円筒体βの外周面に5μm厚の導電性塗膜を形成した以外は、実施例1と同様にして定着ベルトを得た。
(実施例3)
前記(5)において、前記ポリイミドベルト円筒体βの外周面に10μm厚の導電性塗膜を形成した以外は、実施例1と同様にして定着ベルトを得た。
(実施例1)
前記(5)において、前記ポリイミドベルト円筒体βの外周面に13μm厚の導電性塗膜を形成した以外は、実施例1と同様にして定着ベルトを得た。
(比較例2)
前記(5)において、前記ポリイミドベルト円筒体βの外周面に1μm厚の導電性塗膜を形成した以外は、実施例1と同様にして定着ベルトを得た。
(比較例3)
前記(5)において、前記ポリイミドベルト円筒体βの外周面に2μm厚の導電性塗膜を形成した以外は、実施例1と同様にして定着ベルトを得た。
(比較例4)
前記(5)において、前記ポリイミドベルト円筒体βの内周面に10μm厚の導電性塗膜を形成した以外は、実施例1と同様にして定着ベルトを得た。
(比較例5)
前記(4)で得た定着ベルト用基体10の表面にシリコーンゴム用プライマーをスプレーガンにて吹き付け、続いて、液状シリコーンゴムをプライマーと同様にスプレーガンにて200μmとなるように吹き付けてシリコーンゴム塗布膜を形成した後、前記シリコーンゴム塗布膜を150℃の雰囲気に30分間放置し、次に、二次加硫を200℃の雰囲気にて4時間放置して、シリコーンゴム層ηを形成し、そして、前記シリコーンゴム層ηの表面にフッ素樹脂用プライマーを形成し、その表面にフッ素樹脂塗料を吹き付けてフッ素樹脂塗布膜を形成した後、前記フッ素樹脂塗布膜を340℃の雰囲気に30分放置して、フッ素樹脂層ωを形成することにより、定着ベルトを得た以外は、実施例1と同様にして定着ベルトを得た。
以上、実施例1〜3及び比較例1〜5で得た定着ベルトをコピー機(リコー社製、Ipsio Neo C600)に装着し、そして、前記コピー機に定着ベルトの表面電位計(トレック社製 MODEL 344)を装着して、通紙中の表面電位を測定し、静電オフセット画像の発生状態を1枚目、並びに、連続通紙10万枚後、及び、60万枚後の表面電位を測定しすると共に、静電オフセット画像の発生状態を観察した。
前記コピー機における定着装置の条件としては、外径φ70mmの定着ベルトに、厚み1.5mmのシリコーンゴムを成形した外径φ50mmの鉄芯金を、装着し、そして、前記定着ベルトを挟んでシリコーンゴム厚み6mmからなる外径φ50の加圧ローラを片側300Nの圧縮バネで加圧した後、前記定着ベルトと前記加圧ローラとの間のニップ幅を11mmとなることとした。また、定着ベルトの一端に外径φ28.5mmのアルミ合金製芯金からなる加熱ローラを装着し、さらに、前記加熱ローラの中空内部に800Wのハロゲンランプを配置して、前記定着ベルトの表面温度を160℃になるように、制御することとした。この時の前記定着ベルトの表面温度については、転写紙の種類や厚みによって可変して、140〜200℃の範囲内で制御することとした。
前記実施例1〜4及び比較例1〜4で得た定着ベルトの表面電位及び静電オフセット画像の発生状態は、次の表1に示される。表1における評価の基準については、○:実用上問題にならないもの、及び、×:実用上問題になるもの、とした。
Figure 2011002658
α シート
α1,α2 薄肉部
α11,α21 端部
β ポリイミド円筒体
γ シリコーン系接着剤
γ1,γ2 先端にはみ出したシリコーン系接着剤
ε 導電性塗膜
η 弾性層
ω 離型層
10 定着ベルト用基体
20 定着ベルト
特開平10−305500号公報 特開2008−52243号公報

Claims (8)

  1. ポリイミドで構成されたシートの両端部の互いに異なる面に設けられた薄肉部同士を接合して形成したポリイミド円筒体を有する定着ベルト用基体において、前記ポリイミド円筒体の外表面に、3〜10μm厚の導電性塗膜が設けられていることを特徴とする定着ベルト用基体。
  2. 前記導電性塗膜が、フェノール樹脂及び導電性カーボン粉末で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の定着ベルト用基体。
  3. 前記導電性塗膜が、ポリイミド、ポリフェニレンスルフィド及び導電性カーボン粉末で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の定着ベルト用基体。
  4. (イ)ポリイミドで構成されたシートの両端部の互いに異なる面に切削加工を施して薄肉部をそれぞれ形成する工程、
    (ロ)前記薄肉部同士をシリコーン系接着剤を用いて接着してポリイミド円筒体を形成する工程、及び、
    (ハ)前記定着ベルト用基材の外周面に導電性塗料を塗布して導電性塗膜を形成する工程
    を順次有することを特徴とする定着ベルト用基体の製造方法。
  5. 前記薄肉部が、傾斜面又は段差を有していることを特徴とする請求項4に記載の定着ベルト用基体の製造方法。
  6. 請求項1〜3のいずれか1項に記載された定着ベルト用基体の外表面に弾性層が設けられ、そして、前記弾性層の外表面に離型層が設けられていることを特徴とする定着ベルト。
  7. (イ)ポリイミドで構成されたシートの両端部の互いに異なる面に切削加工を施して薄肉部をそれぞれ形成する工程、
    (ロ)前記薄肉部同士をシリコーン系接着剤を用いて接着してポリイミド円筒体を形成する工程、
    (ハ)前記定着ベルト用基材の外周面に導電性塗料を塗布して導電性塗膜を形成する工程、
    (ニ)前記導電性塗膜の外周面に弾性層を形成する工程、及び、
    (ホ)前記導電性塗膜の外周面に弾性層を形成する工程
    を順次有することを特徴とする定着ベルトの製造方法。
  8. 転写紙が搬送される搬送経路上に配置された定着ローラと、前記定着ローラの表面に当接する加圧ローラと、前記定着ローラとこの定着ローラに平行に設けられた加熱ローラとの間に回転可能に設けられた定着ベルトと、を有する定着装置において、前記定着ベルトとして請求項6に記載の定着ベルトを有していることを特徴とする定着装置。
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