JP2010526433A - 研磨材用酸化セリウム粉末及びこれを含むcmpスラリー - Google Patents

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Abstract

本発明は、研磨材用酸化セリウム粉末;これを含むCMPスラリー;及び、前記CMPスラリーを用いるシャロートレンチアイソレーション(shallow trench isolation;STI)方法に関する。
また、本発明は、CMPスラリーの研磨材として、それぞれ異なる結晶構造を有する炭酸セリウムを原料として製造した酸化セリウムを2種以上混合して用い、前記酸化セリウムの混合比を調節することによって、CMPスラリーの研磨特性を調節する方法に関する。
また、本発明は、炭酸セリウムの結晶構造を容易に制御することができる炭酸セリウムの製造方法に関する。
研磨材用酸化セリウムにおいては、原料物質である炭酸セリウムの結晶構造次第で、さまざまな種類の研磨特性を向上させることができるという知見に基づいて、CMPスラリーの研磨材として、(i)ランタナイト-(Ce)結晶構造の炭酸セリウムを原料として製造した酸化セリウム;(ii)斜方晶系結晶構造の炭酸セリウムを原料として製造した酸化セリウム;及び、(iii)六方晶系結晶構造の炭酸セリウムを原料として製造した酸化セリウムからなる群から選択される2種以上の酸化セリウムを用い、さらにその混合比を調節することによって、酸化ケイ素膜の研磨速度、窒化ケイ素膜の研磨速度、酸化ケイ素膜及び窒化ケイ素膜間の研磨選択比、並びに面内均一性から選択される研磨特性の少なくとも1つを調節できることを見出した。

Description

本発明は、研磨特性を效果的に調節できる研磨材用酸化セリウム粉末;これを含むCMPスラリー;及び、前記CMPスラリーを用いるシャロートレンチアイソレーション(shallow trench isolation;STI)方法に関する。
また、本発明は、炭酸セリウムの結晶構造を容易に制御することができる炭酸セリウムの製造方法に関する。
ULSI(ultralarge scale integrated circuit)の高集積化のために、現在の半導体製造工程は、ウェハーを大直径化する傾向にあり、デバイス製造で要求される最小線幅が0.13μm以下となるなど製造環境が厳しくなっている。さらに、半導体デバイスの性能を向上させるために、ウェハー上に多重インターコネクト(multiple interconnection) 構造又は多層インターコネクト構造などを形成する工程が必須的に求められている。しかし、前記工程を実施した後に発生するウェハーの非平坦性は、後続工程のマージンを狭くしたり、トランジスタ又は素子の特性を低下させるなどの多くの問題を引き起こす。このような問題を解決するために、いろいろな製造工程で平坦化技術が用いられている。
最近の平坦化技術としては、化学機械研磨(chemical mechanical polishing;CMP)が主に用いられている。CMP工程では、表面に対して相対的に回転する研磨パッドをウェハーの表面に押し付けると同時に、化学的反応性スラリーをパターンが形成されたウェハーの表面に供給することによって、ウェハーの表面を平坦化させる技術である。
前記CMP技術は、シャロートレンチアイソレーション(STI)工程中、特に、ウェハー上のトレンチ103が埋め込まれるように絶縁用酸化ケイ素膜104を蒸着した後、窒化ケイ素エッチストップ層102が露出するまで絶縁用酸化ケイ素膜104を研磨する工程(図1の(b)及び(c)参照)で用いられる。このとき、研磨効率を向上させるために、酸化ケイ素膜及び窒化ケイ素膜間の選択的研磨特性(酸化ケイ素膜の研磨速度に対する窒化ケイ素膜の研磨速度の比、以下、研磨選択比という)を高めることが要求され、さらに、ウェハー全般の平坦化度を高めるために、酸化ケイ素膜の研磨速度及び窒化ケイ素膜の研磨速度を適切に制御することが要求される。
よって、従来は、窒化ケイ素膜の研磨速度に比べて酸化ケイ素膜の研磨速度を非常に速く調整することで、研磨効率を高め、ウェハー全般の平坦度を向上させる研究が進行されてきた。しかしながら、このような研究は、CMPスラリーの組成を変化させる化学的な方法のみに重点が置かれており、研磨材自体の物理的特性を調節して研磨性能を向上させるための試みはほとんどなされていなかった。
本発明者らは、研磨材用酸化セリウムにおいて、原料物質である炭酸セリウムの結晶構造次第で、さまざまな種類の研磨特性を向上させることができることを見出した。本発明は、これに基づき、それぞれ異なる結晶構造を有する炭酸セリウムを原料として製造した2種以上の酸化セリウムを適切な混合比で混合してCMPスラリーの研磨材として使用することによって、酸化ケイ素膜の研磨速度、窒化ケイ素膜の研磨速度、酸化ケイ素膜及び窒化ケイ素膜間の研磨選択比、並びに面内均一性(WIWNU)から選択される所望の研磨特性を調節して、CMPスラリーの研磨性能を向上させる。
また、本発明者らは、セリウム前駆体水溶液と炭酸前駆体水溶液とを、混合し、沈澱反応させて炭酸セリウムを製造する際、セリウム前駆体水溶液内のセリウム濃度及び/又は沈澱反応温度により、異なる結晶構造の炭酸セリウムが形成されることを見出した。本発明は、これに基づき、炭酸セリウムの結晶構造を容易に制御できる炭酸セリウム製造方法を提供する。
本発明は、(i)ランタナイト(lanthanite)-(Ce)結晶構造の炭酸セリウムを原料として製造した酸化セリウム;(ii)斜方晶系結晶構造の炭酸セリウムを原料として製造した酸化セリウム;及び、(iii)六方晶系結晶構造の炭酸セリウムを原料として製造した酸化セリウムからなる群から選択される少なくとも2種の酸化セリウムを含む研磨材としてのCMPスラリー;並びに、前記CMPスラリーを用いるSTI方法を提供する。
また、本発明は、(i)ランタナイト-(Ce)結晶構造の炭酸セリウムを原料として製造した酸化セリウム;(ii)斜方晶系結晶構造の炭酸セリウムを原料として製造した酸化セリウム;及び、(iii)六方晶系結晶構造の炭酸セリウムを原料として製造した酸化セリウムのからなる群から選択される2種以上の酸化セリウムを含むことを特徴とする、研磨材用酸化セリウム粉末を提供する。
また、本発明は、セリウム前駆体水溶液及び炭酸前駆体水溶液を混合し、沈澱反応させることによって炭酸セリウムを製造する方法において、前記セリウム前駆体水溶液中のセリウム濃度を0.01M〜10Mの範囲に調節すること、あるいは、前記沈澱反応温度を0℃〜99℃の範囲に調節することによって、炭酸セリウムが、ランタナイト-(Ce)結晶構造、斜方晶系結晶構造、又は六方晶系結晶構造を有するように制御することを特徴とする、炭酸セリウムの製造方法を提供する。
また、本発明は、CMPスラリーの研磨材として、(i)ランタナイト-(Ce)結晶構造の炭酸セリウムを原料として製造した酸化セリウム;(ii)斜方晶系結晶構造の炭酸セリウムを原料として製造した酸化セリウム;及び、(iii)六方晶系結晶構造の炭酸セリウムを原料として製造した酸化セリウムの2種以上を用いることによって、酸化ケイ素膜の研磨速度、窒化ケイ素膜の研磨速度、酸化ケイ素膜及び窒化ケイ素膜間の研磨選択比、並びに面内均一性から選択される研磨特性の少なくとも1つを調節する方法を提供する。
CMPスラリーは、一般に、研磨材、分散剤、及び水を含む。
一方、STI工程において、CMP段階の被研磨面である絶縁用酸化ケイ素膜及び窒化ケイ素エッチストップ層は、異なる特性を持つ。すなわち、絶縁用酸化ケイ素膜は、低い強度及び酸化セリウムとの高い化学的反応性を有するが、窒化ケイ素エッチストップ層は、絶縁用酸化ケイ素膜と比較して、より低い酸化セリウムとの化学的反応性を有し、3倍以上高い強度を有する。よって、化学機械研磨によって、絶縁用酸化ケイ素膜は除去され易いが、窒化ケイ素エッチストップ層は除去され難い。
しかし、被研磨面のこのような物理化学的相違にも関わらず、従来のCMPスラリーの酸化ケイ素膜及び窒化ケイ素膜間の研磨選択比は、約4:1程度であった。これにより、窒化ケイ素エッチストップ層が、実際のCMP工程で許容範囲以上に練磨される。この結果、CMP工程で、ウェハーの位置によっては窒化ケイ素エッチストップ層のパターンが均一に除去されることが困難になり、窒化ケイ素エッチストップ層の厚さがウェハー全般にわたって大きく変化することとなる。このことは、STI工程において、トレンチが形成された最終構造の活性領域とフィールド領域との間の段差を引き起こし、素子製造の後続工程のプロセスマージンを狭くする。さらに、トランジスタ及び素子の特性を低下させる。このような問題は、半導体基板の表面が密度の異なるパターンを同時に有する半導体ウェハーの場合に、より重要な問題となる。
前記問題を解決するために、酸化ケイ素膜の研磨速度、窒化ケイ素膜の研磨速度を効果的に制御して研磨の効率性を高め、さらに酸化ケイ素膜及び窒化ケイ素膜間の研磨選択比、並びにウェハーの面内均一性(WIWNU)を向上させることのできる方法が求められる。
よって、従来は、主に酸化ケイ素膜の研磨速度を窒化ケイ素の研磨速度に比べて非常に高く調節する方法であって、負イオン性高分子をCMPスラリーの分散剤として用いる化学的なアプローチが提示された。
しかし、被研磨面の上述した物理化学的相違性に起因して、酸化ケイ素膜は化学的研磨によっても機械的研磨によっても練磨され得るが、窒化ケイ素膜は機械的研磨によってのみ練磨され得るため、酸化ケイ素膜の研磨速度、窒化ケイ素膜の研磨速度、酸化ケイ素膜及び窒化ケイ素膜間の研磨選択比、ウェハーの面内均一性などの研磨特性を制御するためには、化学的研磨と機械的研磨との両方に影響を及ぼす研磨材自体の特性に関する研究が優先されるべきである。
こうして、本発明は、研磨材用酸化セリウムにおいて、原料物質である炭酸セリウムの結晶構造によって、異なる種類の研磨特性が向上することを見出した。これに基づいて、本発明は、CMPスラリーの研磨材として、それぞれ異なる結晶構造を有する炭酸セリウムを原料として製造した酸化セリウムの2種以上を適切に混合して用いることによって、CMPスラリーの研磨特性を調節する。
最近、CMPスラリーの研磨材として脚光を浴びている酸化セリウムは、出発材料である3価又は4価のセリウム前駆体にpH調整剤を添加して酸化セリウムを直接製造する液相法、炭酸セリウムなどの中間原料物質を製造した後、高温焼成工程により酸化セリウムを製造する固相法などにより製造することができる。固相法による場合、酸化セリウムの形状又は強度が、原料物質である炭酸セリウムの結晶構造に大きく影響を受ける。
また、酸化セリウムを研磨材として含むCMPスラリーの研磨特性は、酸化セリウムの形状、強度、粒径、酸化特性などにより異なる。したがって、CMPスラリーの研磨特性は、研磨材用酸化セリウムの原料物質である炭酸セリウムの結晶構造によってさまざまとなりうる。
例えば、1)ランタナイト-(Ce)結晶構造の炭酸セリウムを原料として製造した酸化セリウムは、粒子(grain)が互いに弱く結合している板状の形態を有するが、これは酸化ケイ素膜の機械的研磨に有利に作用し得る。すなわち、酸化セリウムが被研磨面と広く接触することに起因して、被研磨面に対して高い研磨速度を持ち、研磨パッドの機械的な力により粒子がよく破砕される。よって、この酸化セリウムは、高強度の窒化ケイ素膜の機械的研磨には不利であるが、低強度の酸化ケイ素膜の機械的研磨には有利である。
2)斜方晶系結晶構造の炭酸セリウムを原料として製造した酸化セリウムは、棒状又は針状の形態を有し、強度及び硬度に優れる。よって、この酸化セリウムを研磨材として用いる場合、研磨パッドの機械的な力にも破砕され難く、破砕されても針状を形成するので、高強度の窒化ケイ素膜の機械的研磨に有利である。
3)六方晶系結晶構造の炭酸セリウムを原料として製造した酸化セリウムは、細孔が広く分布した形態を有し、化学的表面活性に優れる。よって、この酸化セリウムを研磨材として用いる場合、酸化ケイ素膜の化学的研磨速度が増加して酸化ケイ素膜及び窒化ケイ素膜間の優れた研磨選択比を達成することができる。また、この酸化セリウムは、粒子が弱く結合された形態であって、粒子が非常に均一なサイズを有する。よって、この酸化セリウムを研磨材として用いる場合、粒子が研磨パッドの機械的な力により均一なサイズに破砕されながら被研磨面を研磨して、ウェハー全般にわたり優れた面内均一性を達成することができる。
本発明では、研磨材用酸化セリウムにおいて、原料物質である炭酸セリウムの結晶構造によって、異なる種類の研磨特性が向上するという知見に基づいて、それぞれ異なる結晶構造を有する炭酸セリウムを原料として製造した酸化セリウムの2種以上をCMPスラリーの研磨材として用いることによって、CMPスラリーの研磨性能を向上させることができる。
すなわち、CMPスラリーの研磨材として、(i)ランタナイト-(Ce)結晶構造の炭酸セリウムを原料として製造した酸化セリウム;(ii)斜方晶系結晶構造の炭酸セリウムを原料として製造した酸化セリウム;及び、(iii)六方晶系結晶構造の炭酸セリウムを原料として製造した酸化セリウムから選択される2種以上の酸化セリウムを用い、 さらに前記酸化セリウムの混合比を調節することによって、酸化ケイ素膜の研磨速度、窒化ケイ素膜の研磨速度、酸化ケイ素膜及び窒化ケイ素膜間の研磨選択比、並びに面内均一性から選択される少なくとも1つの研磨特性を調節することができる。
具体的には、研磨材用酸化セリウム粉末において、ランタナイト-(Ce)結晶構造の炭酸セリウムを原料として製造した酸化セリウムの含量を増加させて酸化ケイ素膜の研磨速度を高めることができ、斜方晶系結晶構造の炭酸セリウムを原料として製造した酸化セリウムの含量を増加させて窒化ケイ素膜の研磨速度を高めることができ、或いは、六方晶系結晶構造の炭酸セリウムを原料として製造した酸化セリウムの含量を増加させて酸化ケイ素膜及び窒化ケイ素膜間の研磨選択比、および面内均一性を高めることができる。
このとき、酸化ケイ素膜の研磨速度を高めるためには、ランタナイト-(Ce)結晶構造の炭酸セリウムを原料として製造した酸化セリウムの含量を、研磨材用酸化セリウム粉末100重量部に対し、50重量部以上100重量部未満とすることが好ましい。窒化ケイ素膜の研磨速度を高めるためには、斜方晶系結晶構造の炭酸セリウムを原料として製造した酸化セリウムの含量を、研磨材用酸化セリウム粉末100重量部に対し、50重量部以上100重量部未満とすることが好ましい。また、酸化ケイ素膜及び窒化ケイ素膜間の研磨選択比又は面内均一性を高めるためには、六方晶系結晶構造の炭酸セリウムを原料として製造した酸化セリウムの含量を、研磨材用酸化セリウム粉末100重量部に対し、50重量部以上100重量部未満とすることが好ましい。
一方、本発明のCMPスラリーは、研磨材用酸化セリウム粉末を分散剤と共に水に分散させることにより製造することができる。
スラリー中の研磨材用酸化セリウム粉末の含量は、スラリー100重量部当り0.1〜50重量部であることが好ましい。研磨材である酸化セリウム粉末のスラリー中の含量が、0.1重量部未満であれば、被研磨面が練磨され難く、50重量部を超過すれば、スラリーの安定性が低下するという問題がある。
本発明において用いる分散剤は、非イオン性高分子分散剤又は陰イオン性高分子分散剤が含まれる。非イオン性高分子分散剤は、ポリビニルアルコール(PVA)、エチレングリコール(EG)、グリセリン、ポリエチレングリコール(PEG)、ポリプロピレングリコール(PPG)、及びポリビニルピロリドン(PVP)からなる群より1種以上選ばれる。陰イオン性高分子分散剤は、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸アンモニウム、及びポリアクリルマレイン酸からなる群より1種以上選ばれる。しかし、これらに限定されるものではない。
分散剤は、研磨材用酸化セリウム粉末100重量部に対し、0.5〜10重量部で含まれることが好ましい。分散剤の含量が、0.5重量部未満であれば、スラリーの分散力が低下し、迅速な沈澱がもたらされ、このような沈殿(固-液分離)に起因して研磨材の供給が不均一になる。分散剤を10重量部より多く用いると、研磨材の粒子の周辺に一種のクッション役割をする分散剤層が厚く形成され、研磨材の表面が被研磨面に接触し難くなるため、研磨速度が低下する。
CMPスラリーは、酸化セリウム粉末及び分散剤を水に混合した後、pH6〜pH8に滴定することが好ましい。滴定時には、1N KOH又は1N HNOなどが用いられる。
pH滴定が終了した後、CMPスラリーの分散性及び保存安定性を向上させるために、分散安定化工程を実施することが好ましい。分散安定化工程は、粒子のサイズを微細にかつ精密に制御することができる湿式粉砕分散方法により実施することが好ましい。例えば、ボールミル法、アトリッションミル(attrition mill)法などがある。
このとき、分散安定化工程により最終的に製造したCMPスラリー組成物において、研磨材用酸化セリウム粉末は、粒径分布が3μm未満であり、平均粒径が50nm〜1000nmであることが好ましい。酸化セリウム粉末の平均粒径が50nm未満であれば、被研磨面に対する研磨速度が遅すぎる。酸化セリウム粉末の平均粒径が1000nmを超えると、被研磨面の微細なスクラッチが発生するか、あるいはスラリーの保存安定性が低下し得る。粒径は、粒度分布測定機(Horiba LA-910)で測定される。
一方、本発明のCMPスラリーは、スラリーの研磨性能又は分散安全性を向上させるために、その他の添加剤を含むことができる。
また、本発明は、(i)ランタナイト-(Ce)結晶構造の炭酸セリウムを原料として製造した酸化セリウム;(ii)斜方晶系結晶構造の炭酸セリウムを原料として製造した酸化セリウム;及び、(iii)六方晶系結晶構造の炭酸セリウムを原料として製造した酸化セリウムからなる群から選択される酸化セリウムを2種以上含むことを特徴とする、研磨材用酸化セリウム粉末を提供する。
前記研磨材用酸化セリウム粉末は、
(a)ランタナイト-(Ce)結晶構造の炭酸セリウム、斜方晶系結晶構造の炭酸セリウム、及び六方晶系結晶構造の炭酸セリウムからなる群から選択される酸化セリウムを2種以上含む炭酸セリウム粉末を焼成すること;または
(b)ランタナイト-(Ce)結晶構造の炭酸セリウムを焼成して製造した酸化セリウム、斜方晶系結晶構造の炭酸セリウムを焼成して製造した酸化セリウム、及び六方晶系結晶構造の炭酸セリウムを焼成して製造した酸化セリウムからなる群から選択される酸化セリウムを2種以上混合すること
によって製造することができる。
このとき、焼成温度は、400〜1200℃の範囲であってよく、(b)の方法により製造する場合、酸化セリウムの種類によって焼成温度を変化させることができる。また、焼成は、大気下で実施することができるが、酸素雰囲気下で実施することが好ましい。
一方、ランタナイト-(Ce) 結晶構造、斜方晶系結晶構造、又は六方晶系結晶構造の炭酸セリウムは、セリウム前駆体水溶液と炭酸前駆体水溶液との間の沈澱反応によって製造することができる。本発明の実施例によれば、形成される炭酸セリウムの結晶構造は、セリウム前駆体水溶液内のセリウム濃度、及び/又は沈澱反応温度次第である。すなわち、
1)ランタナイト-(Ce)結晶構造の炭酸セリウムは、Ce(CO)・8HOで表される炭酸セリウム化合物であって、沈澱反応において、セリウムの濃度が0.01M〜2.2Mであるセリウム前駆体水溶液を用い、0℃〜30℃の範囲の沈澱反応温度で製造することができる。
2)斜方晶系結晶構造の炭酸セリウムは、CeO(CO)・HOで表される炭酸セリウム化合物であって、沈澱反応において、下記化学式1:
Figure 2010526433
の反応にしたがって形成されることが推定され、セリウムの濃度が1M〜10Mであるセリウム前駆体水溶液を用い、30℃より高く99℃以下である範囲の沈澱反応温度で製造することができる。
3) 六方晶系結晶構造の炭酸セリウムは、Ce(OH)COで表される炭酸セリウム化合物であって、沈澱反応において、下記化学式2:
Figure 2010526433
の反応にしたがって形成されることが推定され、セリウムの濃度が0.01M以上1M未満であるセリウム前駆体水溶液を用い、30℃より高く99℃以下である範囲の沈澱反応温度で製造することができる。
したがって、本発明では、セリウム前駆体水溶液と炭酸前駆体水溶液との間の沈澱反応を実施し、セリウム前駆体水溶液内のセリウム濃度、及び/又は沈澱反応温度をさまざまに調節することによって、ランタナイト-(Ce)結晶構造の炭酸セリウム、斜方晶系結晶構造の炭酸セリウム、又は六方晶系結晶構造の炭酸セリウムをそれぞれ製造することができる。また、連続式反応器で経時的にセリウム前駆体水溶液内のセリウム濃度、及び/又は沈澱反応温度を変化させることによって、ランタナイト-(Ce)結晶構造の炭酸セリウム、斜方晶系結晶構造の炭酸セリウム、及び六方晶系結晶構造の炭酸セリウムの2種以上を含む炭酸セリウム粉末を製造することができる。
沈澱反応において、セリウム前駆体は、セリウムを含む化合物であれば特別に制限されないが、3価又は4価のセリウムを含むセリウム塩を用いることができる。セリウム塩の非制限的な例としては、 硝酸セリウム(Ce(NO)・xHO)、硫酸セリウム(Ce(SO)・xHO、Ce(SO)・xHO)、塩化セリウム(CeCl・xHO)、硝酸二アンモニウムセリウム(Ce(NH)(NO))及び、硝酸二アンモニウムセリウム水和物(Ce(NH)(NO)・xHO) (式中、xは0〜10までの整数である)などが挙げられる。
また、炭酸前駆体は、炭酸イオン(CO 2−)の供給源であり、pH調整剤の役割をすることができる。炭酸前駆体として、炭酸塩、炭酸水又は水酸塩(oxalate)などを用いることができる。本発明では、特に、炭酸アンモニウムを用いることが好ましい。
また、沈澱反応において、セリウム前駆体と炭酸前駆体との反応モル濃度比は、1:0.1〜1:20であることが好ましい。炭酸前駆体の反応濃度が低いと、炭酸セリウムの収率が低下する可能性があり、高いと、反応が急激になり、沸騰現象が激しくなる。
沈澱反応時間は、30分〜60時間であることが好ましい。沈澱反応時間が過度に長いと、沈澱反応の進行程度が過度に高くなって、所望の結晶構造の炭酸セリウムを製造することが困難になる。
また、上述したとおりに製造した炭酸セリウムを、遠心分離及び洗浄した後、約60℃で24時間乾燥することが好ましい。
さらに、本発明は、前述したCMPスラリーを用いることを特徴とするSTI方法を提供する。このSTI方法は、従来技術の方法によって実施することができる。
本発明は、CMPスラリーの研磨材として、(i)ランタナイト-(Ce)結晶構造の炭酸セリウムを原料として製造した酸化セリウム;(ii)斜方晶系結晶構造の炭酸セリウムを原料として製造した酸化セリウム;及び、(iii)六方晶系結晶構造の炭酸セリウムを原料として製造した酸化セリウムからなる群から選択される酸化セリウムを2種以上用いることによって、酸化ケイ素膜の研磨速度、窒化ケイ素膜の研磨速度、酸化ケイ素膜及び窒化ケイ素膜間の研磨選択比、並びに面内均一性から選択される1つ以上の研磨特性を調節する方法を提供する。このとき、研磨材のうち、前記2種以上の酸化セリウムの混合比を調節することによって、前述した研磨特性の1つ以上を精密に調節することができる。
本発明は、研磨材用酸化セリウムにおいて、原料物質である炭酸セリウムの結晶構造により、さまざまな種類の研磨特性が向上することに基づいて、CMPスラリーの研磨材として、(i)ランタナイト-(Ce)結晶構造の炭酸セリウムを原料として製造した酸化セリウム;(ii)斜方晶系結晶構造の炭酸セリウムを原料として製造した酸化セリウム;及び、(iii)六方晶系結晶構造の炭酸セリウムを原料として製造した酸化セリウムからなる群から選択される炭酸セリウムを2種以上混合して用い、さらに前記酸化セリウムの混合比を調節することによって、酸化ケイ素膜の研磨速度、窒化ケイ素膜の研磨速度、酸化ケイ素膜及び窒化ケイ素膜間の研磨選択比、並びに面内均一性から選択される1つ以上の研磨特性を調節する方法を提供する。
また、本発明は、半導体製造において、ウェハーの平坦性を向上させることにより、装置の信頼性及び生産性を向上させることができ、さらに、超小型半導体素子の集積度を一層向上させることができる端緒を提供できる。
図1は、シャロートレンチアイソレーション(shallow trench isolation;STI)工程の概略図である。図面において、100は半導体基板、101は酸化窒化膜、102は窒化ケイ素エッチストップ層、103はトレンチ、104は絶縁用酸化ケイ素膜、105はゲート酸化ケイ素膜である。 図2は、実施例1、実施例5及び実施例7で製造した炭酸セリウムのX線回折(XRD)分析結果である。 図3は、実施例1、実施例5及び実施例7で製造した酸化セリウムのXRD分析結果である。 図4は、実施例1で製造した炭酸セリウムのSEM写真である。 図5は、実施例2で製造した炭酸セリウムのSEM写真である。 図6は、実施例5で製造した炭酸セリウムのSEM写真である。 図7は、実施例7で製造した炭酸セリウムのSEM写真である。
<炭酸セリウムおよび酸化セリウムの製造>
以下、実施例により本発明を詳細に説明する。但し、これらの実施例は、本発明を例示するためのもので、これらに限定されるものではない。
[実施例1]
蒸溜水に1.9Mの濃度で硝酸セリウムを溶解させた溶液と、蒸溜水に炭酸アンモニウムを2Mの濃度で溶解させた溶液とを製造した後、前記両溶液を混合して30℃で12時間沈澱反応を行なわせた。
得られた炭酸セリウムのXRD分析結果及びSEM分析結果を、図2及び図4にそれぞれ示す。これにより、ランタナイト-(Ce)結晶構造の炭酸セリウムが製造したことが確認された。
この炭酸セリウムを850℃で2時間熱処理して酸化セリウムを製造した。これをXRDを用いて分析した。その結果を図3に示した。これにより、炭酸セリウムが酸化セリウムに転換されることが確認された。
[実施例2]
1.9M濃度の硝酸セリウム溶液及び2M濃度の炭酸アンモニウム溶液の代りに、0.05M濃度の硝酸セリウム溶液及び0.05M濃度の炭酸アンモニウム溶液を用いた以外は、実施例1と同様の方法によって、ランタナイト-(Ce)結晶構造の炭酸セリウム、及び酸化セリウムを製造した。
得られた炭酸セリウムのSEM分析結果を、図5に示した。
[実施例3]
1.9M濃度の硝酸セリウム溶液及び2M濃度の炭酸アンモニウム溶液の代りに、2.2M濃度の硝酸セリウム溶液及び2.2M濃度の炭酸アンモニウム溶液を用いた以外は、実施例1と同様の方法によって、ランタナイト-(Ce)結晶構造の炭酸セリウム、及び酸化セリウムを製造した。
[実施例4]
1.9M濃度の硝酸セリウム溶液及び2M濃度の炭酸アンモニウム溶液の代りに、0.08M濃度の硝酸セリウム溶液及び0.08M濃度の炭酸アンモニウム溶液を用いた以外は、実施例1と同様の方法によって、ランタナイト-(Ce)結晶構造の炭酸セリウム、及び酸化セリウムを製造した。
[実施例5]
30℃の代りに90℃で沈澱反応を実施して斜方晶系結晶構造の炭酸セリウムを製造した以外は、実施例1と同様の方法によって、炭酸セリウム、及び酸化セリウムを製造した。
得られた炭酸セリウムのSEM分析結果を、図6に示した。
[実施例6]
1.9M濃度の硝酸セリウム溶液及び2M濃度の炭酸アンモニウム溶液の代りに、2.2M濃度の硝酸セリウム溶液及び2.2M濃度の炭酸アンモニウム溶液を用い、30℃の代りに80℃で沈澱反応を実施して斜方晶系結晶構造の炭酸セリウムを製造した以外は、実施例1と同様の方法によって、炭酸セリウム、及び酸化セリウムを製造した。
[実施例7]
1.9M濃度の硝酸セリウム溶液及び2M濃度の炭酸アンモニウム溶液の代りに、0.05M濃度の硝酸セリウム溶液及び0.05M濃度の炭酸アンモニウム溶液を用い、30℃の代りに90℃で沈澱反応を実施して六方晶系結晶構造の炭酸セリウムを製造した以外は、実施例1と同様の方法によって、炭酸セリウム、及び酸化セリウムを製造した。
得られた炭酸セリウムのSEM分析結果を、図7に示した。
[実施例8]
1.9M濃度の硝酸セリウム溶液及び2M濃度の炭酸アンモニウム溶液の代りに、0.08M濃度の硝酸セリウム溶液及び0.08M濃度の炭酸アンモニウム溶液を用い、30℃の代りに90℃で沈澱反応を実施して六方晶系結晶構造の炭酸セリウムを製造した以外は、実施例1と同様の方法によって、炭酸セリウム、及び酸化セリウムを製造した。
<CMPスラリーの製造>
[実施例9]
実施例1で製造した酸化セリウム:実施例5で製造した酸化セリウム=4:1の重量比の研磨材用酸化セリウム粉末を製造し、この研磨材用酸化セリウム粉末0.5kg、ポリアクリル酸分散剤(Aldrich)25g、及び純水5Lを混合して、酸化セリウム分散液を製造した。製造したこの酸化セリウム分散液をアンモニア水を用いてpH7.0に滴定した後、ボールミルを用いて分散安全定向上及び粒度調節の工程を実施した。ここでは、1mmサイズのジルコニアビーズ(zirconia beads)100gを用い、250rpmで2時間ボールミルを行った。
この分散液を1μmフィルタで濾過した後、研磨材用酸化セリウム粉末の含量が全体スラリー100重量部当り1重量部になるように純水を添加して、CMPスラリーを製造した。このとき、前記酸化セリウムは、180nmの平均粒径、約70〜300nmの粒径分布を有する。粒径は、粒度分布測定機(Horiba LA-910)で測定した。
[実施例10]
実施例9の研磨材用酸化セリウム粉末の代りに、実施例1で製造した酸化セリウム:実施例7で製造した酸化セリウム=1:4の重量比の研磨材用酸化セリウム粉末を用いた以外は、実施例9と同様の方法によって、CMPスラリーを製造した。
[実施例11]
実施例9の研磨材用酸化セリウム粉末の代りに、実施例5で製造した酸化セリウム:実施例7で製造した酸化セリウム=1:9の重量比の研磨材用酸化セリウム粉末を用いた以外は、実施例9と同様の方法によって、CMPスラリーを製造した。
[比較実施例1]
研磨材として実施例9の研磨材用酸化セリウム粉末の代りに、実施例1で製造した酸化セリウムを単独で用いた以外は、実施例9と同様の方法によって、CMPスラリーを製造した。
[比較実施例2]
研磨材として実施例9の研磨材用酸化セリウム粉末の代りに、実施例2で製造した酸化セリウムを単独で用いた以外は、実施例9と同様の方法によって、CMPスラリーを製造した。
[比較実施例3]
研磨材として実施例9の研磨材用酸化セリウム粉末の代りに、実施例5で製造した酸化セリウムを単独に用いた以外は、実施例9と同様の方法によって、CMPスラリーを製造した。
[比較実施例4]
研磨材として実施例9の研磨材用酸化セリウム粉末の代りに、実施例7で製造した酸化セリウムを単独に用いた以外は、実施例9と同様の方法によって、CMPスラリーを製造した。
[試験実施例1]:研磨特性の測定
実施例9〜実施例11及び比較例1〜比較例4で製造したCMPスラリーを用いて、下記条件で1分間研磨した後、基板を洗浄して研磨により発生した厚さ変化を測定し、研磨性能を評価した。結果を下記表1に示す。
[研磨条件]
研磨装備:GNP POLY 400(GNP Technology)
パッド:ポリウレタン系列
プラテン速度:90rpm
キャリア速度:90rpm
圧力:4psi
スラリー流速:100ml/min
[研磨対象]
PECVD(plasma enhanced chemical vapor deposition)により、SiO膜が7000Å蒸着された酸化ケイ素(SiO)ウェハー
LPCVD(Low pressure chemical vapor deposition)により、SiNが1500Å蒸着された窒化ケイ素(SiN)ウェハー
[評価]
研磨前後の厚さの変化を、光学厚さ測定装置であるNanospec 6100(Nanometrics社)を用いて測定した。
面内均一性(Delta WIWNU:Within Wafer Non-Uniformity)を、標準偏差(Standard deviation Uniformity:ASTM)によって算出した。
Figure 2010526433
実験の結果、酸化ケイ素膜の研磨速度においては、ランタナイト-(Ce)結晶構造の炭酸セリウムを原料として製造した酸化セリウムを研磨材として単独で用いた比較例1、比較例2のCMPスラリーが最も優れた性能を示し、窒化ケイ素膜の研磨速度においては、斜方晶系結晶構造の炭酸セリウムを原料として製造した酸化セリウムを研磨材として単独で用いる比較例3のCMPスラリーが最も優れた性能を示す。
また、六方晶系結晶構造の炭酸セリウムを原料として製造した酸化セリウムを研磨材として単独で用いる比較例4のCMPスラリーは、比較的低い水準の酸化ケイ素膜及び窒化ケイ素膜の研磨速度を示すが、優れた酸化ケイ素膜及び窒化ケイ素膜間の研磨選択比を示し、かつ、面内均一性では非常に優れた性能を示した。
これにより、異なる結晶構造を有する炭酸セリウムを原料として製造した酸化セリウムは、形状や強度などの物理的性質が異なり、その酸化セリウムを含むCMPスラリーを研磨材として用いる場合、それぞれ異なる研磨性能を示すことが確認された。
一方、ランタナイト-(Ce)結晶構造の炭酸セリウムを原料として製造した酸化セリウムと、斜方晶系結晶構造の炭酸セリウムを原料として製造した酸化セリウムとを研磨材として混合して用いる実施例9のCMPスラリーは、比較例3のCMPスラリーと比較して、酸化ケイ素膜の研磨速度及び研磨選択比が高い結果を示した。
また、ランタナイト-(Ce)結晶構造の炭酸セリウムを原料として製造した酸化セリウム及び六方晶系結晶構造の炭酸セリウムを原料として製造した酸化セリウムを研磨材として混合して用いる実施例10のCMPスラリーは、比較例1のCMPスラリーと同等の研磨特性(酸化ケイ素膜の研磨速度、窒化ケイ素膜の研磨速度、並びに酸化ケイ素膜及び窒化ケイ素膜間の研磨選択比)を示すと共に、比較例1のCMPスラリーと比較して優れた面内均一性を示した。
また、斜方晶系結晶構造の炭酸セリウムを原料として製造した酸化セリウム及び 六方晶系結晶構造の炭酸セリウムを原料として製造した酸化セリウムを研磨材として混合して用いる実施例11のCMPスラリーは、比較例4のCMPスラリーと同等の酸化ケイ素膜及び窒化ケイ素膜間の研磨選択比、並びに面内均一性を示すと共に、比較例4のCMPスラリーと比較して酸化ケイ素膜及び窒化ケイ素膜の研磨速度が上昇する結果を示した。
したがって、CMPスラリーの研磨材として、(i)ランタナイト-(Ce)結晶構造の炭酸セリウムを原料として製造した酸化セリウム;(ii)斜方晶系結晶構造の炭酸セリウムを原料として製造した酸化セリウム;及び、(iii)六方晶系結晶構造の炭酸セリウムを原料として製造した酸化セリウムからなる群から選択される酸化セリウム2種以上を混合して用いる場合、酸化ケイ素膜の研磨速度、窒化ケイ素膜の研磨速度、酸化ケイ素膜及び窒化ケイ素膜間の研磨選択比、並びに面内均一性から選択される少なくとも1つの研磨特性を調節することができ、これによってCMPスラリーの研磨性能を向上させることができる。
なお、本発明の詳細な説明では具体的な実施形態について説明したが、本発明の要旨から逸脱しない範囲内で多様に変形・実施が可能である。よって、本発明の範囲は、前述の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載及びこれと均等なものに基づいて定められるべきである。

Claims (25)

  1. (i)ランタナイト-(Ce)結晶構造の炭酸セリウムを原料として製造した酸化セリウム;(ii)斜方晶系結晶構造の炭酸セリウムを原料として製造した酸化セリウム;及び、(iii)六方晶系結晶構造の炭酸セリウムを原料として製造した酸化セリウムからなる群から選択される2種以上の酸化セリウムを研磨材として含むことを特徴とする、CMPスラリー。
  2. 前記ランタナイト-(Ce)結晶構造の炭酸セリウムを原料として製造した酸化セリウムの含量が、研磨材用酸化セリウム粉末100重量部に対し、50重量部以上100重量部未満であることを特徴とする、請求項1に記載のCMPスラリー。
  3. 前記斜方晶系結晶構造の炭酸セリウムを原料として製造した酸化セリウムの含量が、研磨材用酸化セリウム粉末100重量部に対し、50重量部以上100重量部未満であることを特徴とする、請求項1に記載のCMPスラリー。
  4. 前記六方晶系結晶構造の炭酸セリウムを原料として製造した酸化セリウムの含量が、研磨材用酸化セリウム粉末100重量部に対し、50重量部以上100重量部未満であることを特徴とする、請求項1に記載のCMPスラリー。
  5. 研磨材、分散剤、及び水を含むCMPスラリーであって、研磨材用酸化セリウム粉末が、前記スラリー100重量部当り0.5〜50重量部であり;分散剤が、前記研磨材用酸化セリウム粉末100重量部当り0.5〜10重量部であることを特徴とする、請求項1に記載のCMPスラリー。
  6. セリウム前駆体水溶液及び炭酸前駆体水溶液を混合し、沈澱反応させて、炭酸セリウムを製造する方法であって、
    前記セリウム前駆体水溶液内のセリウム濃度を0.01M〜10Mの範囲内で調節すること、あるいは前記沈澱反応温度を0℃〜99℃の範囲内で調節することによって、炭酸セリウムが、ランタナイト-(Ce)結晶構造、斜方晶系結晶構造、又は六方晶系結晶構造を有するように制御することを特徴とする、炭酸セリウムの製造方法。
  7. 前記セリウム前駆体水溶液内のセリウム濃度を0.01M〜2.2Mに調節し、沈澱反応温度を0℃〜30℃に調節することによって、ランタナイト-(Ce)結晶構造を有する炭酸セリウムを得ることを特徴とする、請求項6に記載の炭酸セリウムの製造方法。
  8. 前記セリウム前駆体水溶液内のセリウム濃度を1M〜10Mに調節し、沈澱反応温度を30℃より高く99℃以下である範囲に調節することによって、斜方晶系結晶構造を有する炭酸セリウムを得ることを特徴とする、請求項6に記載の炭酸セリウムの製造方法。
  9. 前記セリウム前駆体水溶液内のセリウム濃度を0.01M以上1M未満に調節し、沈澱反応温度を30℃より高く99℃以下である範囲に調節ことによって、六方晶系結晶構造を有する炭酸セリウムを得ることを特徴とする、請求項6に記載の炭酸セリウムの製造方法。
  10. 連続式反応器で、経時的にセリウム前駆体水溶液内の前記セリウム濃度を変化させること、あるいは前記沈澱反応温度を変化させることによって、ランタナイト-(Ce)結晶構造の炭酸セリウム、 斜方晶系結晶構造の炭酸セリウム、及び六方晶系結晶構造の炭酸セリウムからなる群から選択される2種以上の炭酸セリウムを含む炭酸セリウム粉末を製造することを特徴とする、請求項6に記載の炭酸セリウムの製造方法。
  11. 前記セリウム前駆体が、3価又は4価のセリウム塩であることを特徴とする、請求項6に記載の炭酸セリウムの製造方法。
  12. 前記セリウム前駆体が、硝酸セリウム、硫酸セリウム、塩化セリウム、硝酸二アンモニウムセリウム、及び硝酸二アンモニウムセリウム水和物からなる群から選択されることを特徴とする、請求項6に記載の炭酸セリウムの製造方法。
  13. 前記炭酸前駆体が、炭酸アンモニウムであることを特徴とする、請求項6に記載の炭酸セリウムの製造方法。
  14. 前記反応において、前記セリウム前駆体と、炭酸前駆体とのモル濃度比が、1:0.1〜1:20であることを特徴とする、請求項6に記載の炭酸セリウムの製造方法。
  15. 前記セリウム前駆体と、炭酸前駆体との沈澱反応を、30分〜6時間行うことを特徴とする、請求項6に記載の炭酸セリウムの製造方法。
  16. (i)ランタナイト-(Ce)結晶構造の炭酸セリウムを原料として製造した酸化セリウム;(ii)斜方晶系結晶構造の炭酸セリウムを原料として製造した酸化セリウム;及び、(iii)六方晶系結晶構造の炭酸セリウムを原料として製造した酸化セリウムからなる群から選択される酸化セリウムを2種以上含むことを特徴とする、研磨材用酸化セリウム粉末。
  17. 前記研磨材用酸化セリウム粉末が、
    (a)ランタナイト-(Ce)結晶構造の炭酸セリウム、斜方晶系結晶構造の炭酸セリウム、及び六方晶系結晶構造の炭酸セリウムからなる群から選択される炭酸セリウムを2種以上含む炭酸セリウム粉末を焼成すること、または
    (b)ランタナイト-(Ce)結晶構造の炭酸セリウムを焼成して製造した酸化セリウム、斜方晶系結晶構造の炭酸セリウムを焼成して製造した酸化セリウム、及び六方晶系結晶構造の炭酸セリウムを焼成して製造した酸化セリウムからなる群から選択される酸化セリウムを2種以上混合すること
    によって製造されたものであることを特徴とする、請求項16に記載の酸化セリウム粉末。
  18. 前記焼成が、400〜1200℃の範囲で行われることを特徴とする、請求項17に記載の酸化セリウム粉末。
  19. 前記ランタナイト-(Ce)結晶構造の炭酸セリウム、斜方晶系結晶構造の炭酸セリウム、及び六方晶系結晶構造の炭酸セリウムが、請求項6〜請求項15のいずれか一項に記載の方法により製造されたものであることを特徴とする、請求項17に記載の酸化セリウム粉末。
  20. 請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載のCMPスラリーを用いることを特徴とする、シャロートレンチアイソレーション(STI)方法。
  21. 前記CMPスラリーの研磨材として、(i)ランタナイト-(Ce)結晶構造の炭酸セリウムを原料として製造した酸化セリウム;(ii)斜方晶系結晶構造の炭酸セリウムを原料として製造した酸化セリウム;及び、(iii)六方晶系結晶構造の炭酸セリウムを原料として製造した酸化セリウムからなる群から選択される酸化セリウムを2種以上用いることによって、酸化ケイ素膜の研磨速度、窒化ケイ素膜の研磨速度、酸化ケイ素膜及び窒化ケイ素膜間の研磨選択比、並びに面内均一性(WIWNU)からなる群から選択される研磨特性の少なくとも1つを調節する方法。
  22. 前記研磨材のうち、前記2種以上の酸化セリウムの混合比を調節することで、酸化ケイ素膜の研磨速度、窒化ケイ素膜の研磨速度、酸化ケイ素膜及び窒化ケイ素膜間の研磨選択比、並びに面内均一性からなる群から選択される研磨特性を少なくとも1つ調節することを特徴とする、請求項21に記載の方法。
  23. 前記研磨材のうち、ランタナイト-(Ce)結晶構造の炭酸セリウムを原料として製造した酸化セリウムの含量を増加させて、酸化ケイ素膜の研磨速度を増加させることを特徴とする、請求項21に記載の研磨特性調節方法。
  24. 前記研磨材のうち、斜方晶系結晶構造の炭酸セリウムを原料として製造した酸化セリウムの含量を増加させて、窒化ケイ素膜の研磨速度を増加させることを特徴とする、請求項21に記載の研磨特性調節方法。
  25. 前記研磨材中の、六方晶系結晶構造の炭酸セリウムを原料として製造した酸化セリウムの含量を増加させて、酸化ケイ素膜及び窒化ケイ素膜間の研磨選択比および/または面内均一性(WIWNU)を高めることを特徴とする、請求項21に記載の研磨特性調節方法。
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