JP5781287B2 - 研磨組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、シリコンウェハの研磨処理に用いる研磨組成物に関する。
シリコンウェハ研磨は、3段階または4段階の多段階の研磨を行うことで高精度の平坦化を実現している。第1段階および第2段階に行う1次研磨および2次研磨は、表面平滑化を主な目的とし、高い研磨レートが求められる。
第3段階または第4段階の最終段階に行う仕上げ研磨は、ヘイズ(表面曇り)の抑制を主な目的としている。具体的には、加工圧力を低くしてヘイズを抑制するとともに、スラリー組成を1次研磨および2次研磨に使用する組成から変更して研磨と同時に表面の親水化も行う。
仕上げ用研磨組成物として、たとえば、オキシエチレン基とオキシプロピレン基とを含むブロック型ポリエーテル、二酸化ケイ素、塩基性化合物、ヒドロキシエチルセルロースおよびポリビニルアルコールから選ばれる少なくとも一種、および水を含有するものなどがあるが、ブロック型ポリエーテルやヒドロキシエチルセルロースおよびポリビニルアルコールを含むことで、泡立ち易くなるという問題がある。
特許文献1記載の研磨組成物は、オキシエチレン基とオキシプロピレン基とを含むブロック型ポリエーテルに代えて、たとえば、一般式(8)で示される化合物を研磨助剤として添加することで、研磨組成物の泡立ちを抑制するとともに、LPD(light point defects)、ヘイズ(表面曇り)など特に仕上げ研磨後のシリコンウェハの表面特性を向上させることができる。
国際公開第2009/041697号
しかしながら、仕上げ研磨後のシリコンウェハの表面特性に対する要求は厳しくなっており、さらなる表面特性の向上が求められている。
本発明の目的は、仕上げ研磨後のシリコンウェハの表面特性をさらに向上させることができる研磨組成物を提供することである。
本発明は、下記一般式(1)で示される2つの窒素を有するアルキレンジアミン構造を含み、該アルキレンジアミン構造の2つの窒素に、少なくとも1つのブロック型ポリエーテルが結合されたジアミン化合物であって、該ブロック型ポリエーテルが、オキシエチレン基とオキシプロピレン基とが結合してなるジアミン化合物と、
ポリアルキレングリコール構造を有する化合物と、
水溶性高分子化合物と、を含むことを特徴とする研磨組成物である。
(式中、RはC2nで示されるアルキレン基を示し、nは1以上の整数である。)
また本発明は、前記ポリアルキレングリコール構造を有する化合物が、ポリエチレングリコール構造を有する化合物であることを特徴とする。
また本発明は、前記ジアミン化合物と、前記ポリエチレングリコール構造を有する化合物との含有量の和が600ppm以下であることを特徴とする。
また本発明は、前記ポリアルキレングリコール構造を有する化合物が、ポリプロピレングリコール構造を有する化合物であることを特徴とする。
また本発明は、前記ジアミン化合物と、前記ポリプロピレングリコール構造を有する化合物との含有量の和が500ppm以下であることを特徴とする。
また本発明は、前記ブロック型ポリエーテルは、下記一般式(2)〜(4)で示されるエーテル基から選ばれる少なくとも1種を含むことを特徴とする。
−(EO)a−(PO)b−H …(2)
−(PO)b−(EO)a−H …(3)
−(PO)b−(EO)a−(PO)b−H …(4)
(式中、EOはオキシエチレン基を示し、POはオキシプロピレン基を示し、aおよびbは1以上の整数を示す。)
また本発明は、前記水溶性高分子化合物は、水溶性多糖類であることを特徴とする。
また本発明は、アルカリ金属またはアルカリ土類金属元素の水酸化物またはその炭酸塩、第四アンモニウムおよびその塩、第一級アミン、第二級アミンおよび第三級アミンから選ばれる少なくとも1種である塩基性化合物をさらに含むことを特徴とする。
また本発明は、二酸化ケイ素、アルミナ、セリア、ジルコニアから選ばれる少なくとも1種である砥粒をさらに含むことを特徴とする。
本発明によれば、下記一般式(1)で示される2つの窒素を有するアルキレンジアミン構造を含み、該アルキレンジアミン構造の2つの窒素に、少なくとも1つのブロック型ポリエーテルが結合されたジアミン化合物であって、該ブロック型ポリエーテルが、オキシエチレン基とオキシプロピレン基とが結合してなるジアミン化合物と、ポリアルキレングリコール構造を有する化合物と、水溶性高分子化合物と、を含むことを特徴とする研磨組成物である。
(式中、RはC2nで示されるアルキレン基を示し、nは1以上の整数である。)
このようなジアミン化合物(以下では「研磨助剤」という。)とポリアルキレングリコール構造を有する化合物とを併用することで、仕上げ研磨後のシリコンウェハの表面特性を向上させることができる。
また本発明によれば、前記ポリアルキレングリコール構造を有する化合物として、ポリエチレングリコール構造を有する化合物を用いることができる。
また本発明によれば、前記ジアミン化合物と、前記ポリエチレングリコール構造を有する化合物との含有量の和を600ppm以下することで、仕上げ研磨後のシリコンウェハの表面特性をさらに向上させることができる。
また本発明によれば、前記ポリアルキレングリコール構造を有する化合物として、ポリプロピレングリコール構造を有する化合物を用いることができる。
また本発明によれば、前記ジアミン化合物と、前記ポリプロピレングリコール構造を有する化合物との含有量の和を500ppm以下することで、仕上げ研磨後のシリコンウェハの表面特性をさらに向上させることができる。
また本発明によれば、前記ブロック型ポリエーテルは、下記一般式(2)〜(4)で示されるエーテル基から選ばれる少なくとも1種を用いることが可能である。
−(EO)a−(PO)b−H …(2)
−(PO)b−(EO)a−H …(3)
−(PO)b−(EO)a−(PO)b−H …(4)
(式中、EOはオキシエチレン基を示し、POはオキシプロピレン基を示し、aおよびbは1以上の整数を示す。)
また本発明によれば、前記水溶性高分子化合物として、水溶性多糖類を用いることが好ましい。
また本発明によれば、アルカリ金属またはアルカリ土類金属元素の水酸化物またはその炭酸塩、第四アンモニウムおよびその塩、第一級アミン、第二級アミンおよび第三級アミンから選ばれる少なくとも1種である塩基性化合物をさらに含むことが好ましい。
また本発明によれば、二酸化ケイ素、アルミナ、セリア、ジルコニアから選ばれる少なくとも1種である砥粒をさらに含むことが好ましい。
以下、本発明の好適な実施形態を詳細に説明する。
本発明の研磨組成物は、下記一般式(1)で示される2つの窒素を有するアルキレンジアミン構造を含み、該アルキレンジアミン構造の2つの窒素に、少なくとも1つのブロック型ポリエーテルが結合されたジアミン化合物であって、該ブロック型ポリエーテルが、オキシエチレン基とオキシプロピレン基とが結合してなるジアミン化合物である研磨助剤と、ポリアルキレングリコール構造を有する化合物と、水溶性高分子化合物と、を含むことを特徴とする研磨組成物である。
(式中、RはC2nで示されるアルキレン基を示し、nは1以上の整数である。)
このような研磨助剤を含むことにより、本発明の研磨組成物は、シリコンウェハ表面に対する接触角および表面張力が小さくなることによって研磨組成物の泡立ちを抑制するとともに、水溶性高分子に加えてポリアルキレングリコール構造を有する化合物を研磨助剤と併用することで、LPD(light point defects)、ヘイズ(表面曇り)およびぬれ性(親水化)など仕上げ研磨に要求される被研磨物の研磨後の表面特性(以下では「仕上げ表面特性」ともいう。)をさらに向上させることができる。
以下、本発明の研磨組成物について詳細に説明する。
研磨助剤は、その構造上、基本骨格となるアルキレンジアミン構造と、ブロック型ポリエーテルとを有し、アルキレンジアミン構造による消泡性と、ブロック型ポリエーテルによる仕上げ表面特性向上効果とを併せ持つ。
研磨助剤がこれらの効果を発揮するためには、ブロック型ポリエーテルが、下記一般式(2)〜(4)で示されるエーテル基から選ばれる少なくとも1種のエーテル基を含むことが好ましい。
−(EO)a−(PO)b−H …(2)
−(PO)b−(EO)a−H …(3)
−(PO)b−(EO)a−(PO)b−H …(4)
(式中、aおよびbは1以上の整数を示す。)
また、エーテル基に含まれるオキシエチレン基の数aは1〜500であり、好ましくは1〜200であり、より好ましくは1〜25である。エーテル基に含まれるオキシプロピレン基の数bは1〜200であり、好ましくは1〜50であり、より好ましくは1〜25である。オキシエチレン基の数aが500を超える場合や、オキシプロピレン基の数bが200を超える場合は、ブロック型ポリエーテル構造の立体障害により、研磨助剤のウェハ表面への吸着が難しくなり、さらには砥粒を凝集させる原因となり得る。
また、ブロック型ポリエーテル中のエーテル基は、オキシエチレン基EOとオキシプロピレン基POの質量比が、EO:PO=10:90〜95:5であることが好ましい。より好ましくは、オキシエチレン基EOの質量よりもオキシプロピレン基POの質量が大きい、すなわちPOの質量>EOの質量であり、特に好ましくは、EO:PO=10:90〜40:60である。
アルキレンジアミン構造とブロック型ポリエーテルに起因する効果をよりバランス良く発揮するためには、アルキレンジアミン構造が有するアルキレン基の炭素数と、ブロック型ポリエーテル中のオキシエチレン基EOの数およびオキシプロピレン基POの数とが好適な関係となることが重要となる。
本発明の研磨助剤においては、アルキレンジアミン構造が有するアルキレン基Rの炭素数をnとし、ブロック型ポリエーテル中のオキシエチレン基EOの数をa、オキシプロピレン基POの数をbとしたとき、アルキレンジアミン構造が有する1つの窒素にのみブロック型ポリエーテルが結合している場合には、下記式(5)を満たし、アルキレンジアミン構造が有する2つの窒素にブロック型ポリエーテルが結合している場合には、下記式(6)を満たすことが好ましい。
1≦n≦2a+2b …(5)
1≦n≦2×(2a+2b) …(6)
アルキレン基の炭素数と、オキシエチレン基EOの数およびオキシプロピレン基POの数とをこのような範囲とすることで、消泡性と仕上げ表面特性向上効果とをよりバランス良く発揮することができる。
研磨助剤が有するブロック型ポリエーテルがこのような範囲を満たすことによって、さらなる研磨特性の向上効果が発揮される。
被研磨物表面に吸着しなかった研磨助剤は、金属表面のコーティング物質として機能し、被研磨物表面への金属汚染などを防止することができる。たとえば、被研磨物の保持部材などにはステンレス鋼(SUS)が用いられているが、このSUS部材からクロム、ニッケル、鉄などの金属成分が研磨組成物中に溶出して被研磨物であるウェハ表面を汚染することになる。研磨助剤が存在すると、研磨助剤によってステンレス鋼の表面がコーティングされ、金属成分の研磨組成物への溶出を抑えることができる。このような研磨助剤の作用により、被研磨物への金属汚染の防止を実現することができる。
本発明の研磨組成物において、研磨助剤と併用するポリアルキレングリコール構造を有する化合物としては、炭素数が2〜4のアルキレンオキシド鎖を有するものを用いることができ、ポリエチレングリコール構造を有する化合物、ポリプロピレングリコール構造を有する化合物およびポリブチレングリコール構造を有する化合物などを用いることができる。これらの中でもポリエチレングリコール構造を有する化合物またはポリプロピレングリコール構造を有する化合物を用いることが好ましい。
ポリエチレングリコール構造を有する化合物としては、ポリエチレングリコールやモノラウリン酸ポリエチレングリコール、モノオレイン酸ポリエチレングリコールおよびモノステアリン酸ポリエチレングリコールなどのポリオキシエチレン脂肪酸モノエステル化合物、ジラウリン酸ポリエチレングリコールおよびジオレイン酸ポリエチレングリコールなどのポリオキシエチレン脂肪酸ジエステル化合物などを用いることができ、これらの中でもポリエチレングリコールまたはモノオレイン酸ポリエチレングリコールを用いることが好ましい。ポリプロピレングリコール構造を有する化合物としては、ポリプロピレングリコールやモノラウリン酸ポリプロピレングリコール、モノオレイン酸ポリプロピレングリコールおよびモノステアリン酸ポリプロピレングリコールなどのポリオキシプロピレン脂肪酸モノエステル化合物、ジラウリン酸ポリプロピレングリコールおよびジオレイン酸ポリプロピレングリコールなどのポリオキシプロピレン脂肪酸ジエステル化合物などを用いることができ、これらの中でもポリプロピレングリコールを用いることが好ましい。
本発明の研磨組成物における研磨助剤の含有量は、1ppm以上600ppm以下であり、好ましくは1ppm以上450ppm以下である。
研磨助剤とポリエチレングリコール構造を有する化合物とを併用する場合、研磨助剤の含有量は、1ppm以上600ppm未満であり、好ましくは100ppm以上450ppm以下である。ポリプロピレングリコール構造を有する化合物と併用する場合は、1ppm以上500ppm未満であり、好ましくは100ppm以上450ppm以下である。ポリエチレングリコール構造を有する化合物と併用する場合に含有量が600ppm以上、ポリプロピレングリコール構造を有する化合物と併用する場合に含有量が500ppm以上であると過剰量となり、仕上げ表面特性が劣化する。
上記のように、研磨助剤と、ポリアルキレングリコール構造を有する化合物とを併用することで、研磨助剤を単独で用いた場合よりも仕上げ表面特性を向上させることができる。
本発明の研磨組成物におけるポリアルキレングリコール構造を有する化合物の含有量は、1ppm以上600ppm以下であり、好ましくは1ppm以上500ppm以下である。
さらに、研磨助剤とポリアルキレングリコール構造を有する化合物との含有量の和を600ppm以下とすることが好ましい。研磨助剤とポリエチレングリコール構造を有する化合物とを併用する場合は、研磨助剤とポリエチレングリコール構造を有する化合物との含有量の和を600ppm以下とすることが好ましく、研磨助剤とポリプロピレングリコール構造を有する化合物とを併用する場合は、研磨助剤とポリプロピレングリコール構造を有する化合物との含有量の和を500ppm以下とすることが好ましい。
ポリアルキレングリコール構造を有する化合物は、研磨助剤と協働して被研磨物の表面にコーティング膜を形成する。研磨助剤は、被研磨物表面に付着し、コーティング効果によって仕上げ表面特性を向上させると考えられるが、一方でブロック型ポリエーテル構造の立体障害により含有量を高くしてもコーティング膜の形成には限界がある。ポリアルキレングリコール構造を有する化合物は、立体障害を避けて研磨助剤同士の隙間に入り込み、より緻密なコーティング膜を形成することで、仕上げ表面特性をさらに向上させる。研磨助剤とポリアルキレングリコール構造を有する化合物との含有量の和を所定量以下とすることで、すべりの発生を抑え、仕上げ表面特性をさらに向上させる。
また、研磨助剤の構造上、ポリアルキレングリコール構造を有する化合物に比べ少量の添加でも被研磨物に対する作用が強くなると考えられる。そのため、研磨助剤とポリエチレングリコールとを併用する場合、ポリアルキレングリコール構造を有する化合物よりも研磨助剤の含有量を多くするほうがヘイズ値を低く抑えることができる。しかしながら、研磨助剤は、疎水性のブロック型ポリエーテル構造を有するので、過剰に含有させると疎水性作用が強くなり被研磨物の表面が撥水しやすくなり、その結果LPDが劣化してしまう。
また、研磨助剤の含有量とポリエチレングリコール構造を有する化合物の含有量とでは、研磨助剤の含有量を多くするほうが好ましく、研磨助剤の含有量とポリプロピレングリコール構造を有する化合物の含有量とでは、研磨助剤の含有量を多くするほうが好ましい。
たとえばポリペンチレングリコール構造を有する化合物などのポリブチレングリコール構造を有する化合物よりも炭素数が大きなポリアルキレングリコール構造を有する化合物を用いると疎水性の作用が強くなり少量の添加で被研磨物の表面が撥水化しやすくなり、研磨助剤と同様にLPDが劣化してしまう。したがって、本発明では、炭素数が比較的小さなポリエチレングリコール構造を有する化合物またはポリプロピレングリコール構造を有する化合物を用いる。
本発明の研磨組成物に含まれる水溶性高分子化合物は、好ましくは、水溶性多糖類である。
水溶性多糖類としては、非イオン性のヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース(HEC)が好ましい。水溶性多糖類の平均重量分子量は3,000,000未満が好ましく、より好ましくは100,000〜1,500,000である。
水溶性多糖類の分子量が小さすぎると被研磨物表面の親水化が発揮できず、分子量が大きすぎると凝集してしまう。
本発明の研磨組成物における水溶性高分子化合物の含有量は、研磨組成物全量の0.01〜3重量%である。
本発明の研磨組成物は、pHを調整するために、水酸化カリウム(KOH)、水酸化カルシウム、水酸化ナトリウムなどのアルカリ金属およびアルカリ土類金属の水酸化物またはその炭酸塩などのpH調整剤を含んでいてもよい。
本発明の研磨組成物のpHは、このようなpH調整剤を用いて調整され、アルカリ性で8〜12の範囲であり、好ましくは9〜11である。
本発明の研磨組成物は、本発明の好ましい特性を損なわない範囲で塩基性化合物を含んでいてもよい。塩基性化合物としては、アルカリ金属またはアルカリ土類金属元素の水酸化物またはその炭酸塩、第四アンモニウムおよびその塩、第一級アミン、第二級アミンおよび第三級アミンから選ばれる少なくとも1種であり、好ましくはアンモニアである。
本発明の研磨組成物における塩基性化合物の含有量は、研磨組成物全量の0.001〜10重量%であり、好ましくは001〜2重量%である。塩基性化合物の含有量が0.001重量%未満だと、研磨速度が低下し、10重量%を超えると他の組成とのバランスが崩れ、研磨速度が低下する。
本発明の研磨組成物においては、砥粒を含まずとも十分な効果が発揮されるが、本発明の好ましい特性を損なわない範囲で、砥粒を含んでいてもよい。たとえば、より高速な研磨速度が求められるような場合は、砥粒を含む方が好ましい。
なお、砥粒としては、この分野で常用されるものを使用でき、たとえば、二酸化ケイ素、アルミナ、セリア、ジルコニアなどが挙げられる。特に二酸化ケイ素としては、コロイダルシリカ、ヒュームドシリカ、および沈殿法シリカから選ばれる少なくとも1種類であり、好ましくはコロイダルシリカである。
本発明の研磨組成物における砥粒の含有量は、たとえば、研磨組成物全量の0.01〜15重量%である。
本発明の研磨組成物は、その好ましい特性を損なわない範囲で、従来からこの分野の研磨組成物に常用される各種の添加剤の1種または2種以上を含むことができる。
本発明の研磨組成物で用いられる水としては特に制限はないが、半導体デバイスなどの製造工程での使用を考慮すると、たとえば、純水、超純水、イオン交換水、蒸留水などが好ましい。
本発明の研磨組成物は、たとえば以下のような工程で製造する。
研磨組成物が、砥粒を含まず、研磨助剤、水溶性高分子化合物、ポリエチレングリコールまたはポリプロピレングリコールおよび塩基性化合物を含む添加剤からなる場合は、これらの化合物をそれぞれ適量、さらに全量が100重量%になる量の水を用い、これらの成分を一般的な手順に従って、所望のpHとなるように水中に均一に溶解または分散させることによって製造することができる。
砥粒を含む場合は、別途砥粒分散液を調製し、所定の砥粒濃度となるようにこれを混合すればよい。
なお、本発明の他の実施形態として、リンス液として使用することも可能である。特に、研磨仕上げ時にリンス液として使用する場合は、砥粒および塩基性化合物は含まない、すなわち、研磨助剤と水溶性高分子化合物とポリエチレングリコールまたはポリプロピレングリコールを含む組成が好ましい。
以下では、本発明の実施例および比較例について説明する。
(組成例1)
砥粒 :コロイダルシリカ 10.5重量%
ポリエチレングリコール(分子量8000) 表1に示す含有量A
研磨助剤 :下記一般式(7)で示す化合物 表1に示す含有量C
水溶性高分子 :HEC 0.35重量%
塩基性化合物 :アンモニア 0.4重量%
残部 :水
ここで、式中、RはC(n=2)で示されるエチレン基であり、オキシエチレン基EOの数aが16であり、オキシプロピレン基の数bが19である。また、分子量は7240であり、オキシエチレン基EOとオキシプロピレン基POの質量比が、EO:PO=40:60である。
(組成例2)
ポリエチレングリコールに代えてポリプロピレングリコールを用いたこと以外は組成例1と同様にして組成例2を得た。なお、表2においてポリプロピレングリコールの含有量は、含有量Bとして記載している。
(参考例)
ポリエチレングリコールおよび研磨助剤を用いないこと以外は組成例1と同様にして参考例を得た。
[研磨試験]
組成例1,2および参考例をそれぞれ20倍希釈したものを用いて以下の条件で研磨試験を行い、LPD、ヘイズ値、研磨速度およびぬれ性について評価した。結果を表1,2に示す。
被研磨基板:8インチシリコンウェハ
研磨装置:Strasbaugh片面研磨機
研磨パッド:SUPREME RN−H(ニッタ・ハース株式会社製)
研磨定盤回転速度:115rpm
キャリア回転速度:100rpm
研磨荷重面圧:100gf/cm
研磨組成物の流量:300ml/min
研磨時間:5min
LPDおよびヘイズ値は、ウェハ表面検査装置(LS6600、日立電子エンジニアリング株式会社製)を用いて測定した。LPDは、粒径が60nm以上のサイズの粒子について測定した。
研磨速度は、単位時間当たりに研磨によって除去されたウェハの厚み(nm/min)で表わされる。研磨によって除去されたウェハの厚みは、ウェハ重量の減少量を測定し、ウェハの被研磨面の面積で割ることで算出した。
ぬれ性は、研磨後のウェハ表面を目視することで評価した。評価基準は以下の通りである。
○(良好):ウェハ表面の全面が親水化されていた。
△(普通):ウェハ表面のうちエッジの1〜5mm程度に撥水部分が見られた。
×(不可):ウェハ表面の全面が撥水状態であった。
まず研磨助剤を用いることにより、研磨助剤無しに比べLPDとヘイズが向上することがわかる。また研磨助剤の含有量を増加させるとLPDとヘイズが含有量の増加に伴って向上していることがわかる。
研磨助剤とポリエチレングリコールまたはポリプロピレングリコールとを併用すると、ヘイズはさらに向上し、研磨助剤単独では達成困難な表面特性が得られた。また、ポリエチレングリコールまたはポリプロピレングリコールの含有量を増加させるとヘイズは向上することがわかる。
研磨助剤とポリエチレングリコールとの含有量の和については、表1に示す組成例1の結果(実施例1〜6、比較例1〜6)から600ppmまでは表面特性全体が向上しているが、800ppmになると、研磨速度が大きく低下して、研磨が進行しなくなり、その結果ウェハ表面が親水化されず、LPDおよびヘイズが大きく劣化した。
研磨助剤とポリプロピレングリコールとの含有量の和については、表2に示す組成例2の結果(実施例7、比較例7,8)から500ppmまでは表面特性全体が向上しているが、550ppmになると、研磨速度が大きく低下して、研磨が進行しなくなり、その結果ウェハ表面が親水化されず、LPDおよびヘイズが大きく劣化した。
また、含有量の和が同じもの同士を比較した場合、すなわち実施例2と実施例4と比較した場合、実施例3と実施例5を比較した場合、研磨助剤の含有量が同じかまたは多い実施例4,5のほうがヘイズは向上し、より好ましい構成であることがわかった。
(組成例3)
研磨助剤を変更した以外は組成例1と同様にして組成例3を得た。組成例3で用いた研磨助剤は、下記一般式(8)で示す化合物である。
ここで、式中、RはC(n=2)で示されるエチレン基であり、オキシエチレン基EOの数aが15であり、オキシプロピレン基の数bが17である。また、分子量は6700であり、オキシエチレン基EOとオキシプロピレン基POの質量比が、EO:PO=40:60である。なお、表3において、上記の研磨助剤の含有量は、含有量Dとして記載している。
(組成例4)
ポリエチレングリコールに代えてポリプロピレングリコールを用いたこと以外は組成例3と同様にして組成例4を得た。
組成例3,4をそれぞれ20倍希釈したものを用いて上記の組成例1,2を用いた場合と同じ条件で研磨試験を行い、LPD、ヘイズ値、研磨速度およびぬれ性について評価した。結果を表3,4に示す。
組成例1,2から研磨助剤を変更したが、同様の効果すなわち研磨助剤とポリエチレングリコールまたはポリプロピレングリコールとを併用すると、ヘイズはさらに向上し、研磨助剤単独では達成困難な表面特性が得られた。また、ポリエチレングリコールまたはポリプロピレングリコールの含有量を増加させるとヘイズは向上することがわかった。
研磨助剤とポリエチレングリコールとの含有量の和については、表3に示す組成例3の結果(実施例8〜10、比較例9,10)から600ppmまでは表面特性全体が向上しているが、800ppmになると、研磨速度が大きく低下して、研磨が進行しなくなり、その結果ウェハ表面が親水化されず、LPDおよびヘイズが劣化した。
研磨助剤とポリプロピレングリコールとの含有量の和については、表4に示す組成例4の結果(実施例11〜13)から、少なくとも250ppmまでは表面特性全体が向上していることがわかった。
(組成例5)
研磨助剤を変更した以外は組成例1と同様にして組成例5を得た。組成例5で用いた研磨助剤は、下記一般式(9)で示す化合物である。
ここで、式中、RはC(n=2)で示されるエチレン基であり、オキシエチレン基EOの数aが9であり、オキシプロピレン基の数bが7である。また、分子量は5000であり、オキシエチレン基EOとオキシプロピレン基POの質量比が、EO:PO=32:68である。なお、表5において、上記の研磨助剤の含有量は、含有量Eとして記載している。
(組成例6)
ポリエチレングリコールに代えてポリプロピレングリコールを用いたこと以外は組成例5と同様にして組成例6を得た。
組成例5,6をそれぞれ20倍希釈したものを用いて上記の組成例1,2を用いた場合と同じ条件で研磨試験を行い、LPD、ヘイズ値、研磨速度およびぬれ性について評価した。結果を表5,6に示す。
組成例1〜4から研磨助剤を変更したが、同様の効果すなわち研磨助剤とポリエチレングリコールまたはポリプロピレングリコールとを併用すると、ヘイズはさらに向上し、研磨助剤単独では達成困難な表面特性が得られた。
研磨助剤とポリエチレングリコールとの含有量の和については、表5に示す組成例5の結果(実施例14、比較例11)から400ppmでは表面特性全体が向上した。なお、含有量の和が800ppmでは、研磨速度が大きく低下して、研磨が進行しなくなり、その結果ウェハ表面が親水化されず、LPDおよびヘイズが劣化した。
研磨助剤とポリプロピレングリコールとの含有量の和については、表6に示す組成例6の結果(実施例15)から200ppmでは表面特性全体が向上した。
(組成例7)
ポリエチレングリコールに代えてモノオレイン酸ポリエチレングリコールを用いたこと以外は組成例1と同様にして組成例7を得た。なお、表7において、モノオレイン酸ポリエチレングリコールの含有量は、含有量Fとして記載している。
組成例7を20倍希釈したものを用いて上記の組成例1,2を用いた場合と同じ条件で研磨試験を行い、LPD、ヘイズ値、研磨速度およびぬれ性について評価した。結果を表7に示す。
モノオレイン酸ポリエチレングリコールを用いた場合でも、ヘイズが向上し、研磨助剤単独では達成困難な表面特性が得られた。
研磨助剤とモノオレイン酸ポリエチレングリコールとの含有量の和については、表7に示す組成例7の結果(実施例16,17)から、少なくとも600ppmまでは表面特性全体が向上していることがわかった。

Claims (9)

  1. 下記一般式(1)で示される2つの窒素を有するアルキレンジアミン構造を含み、該アルキレンジアミン構造の2つの窒素に、少なくとも1つのブロック型ポリエーテルが結合されたジアミン化合物であって、該ブロック型ポリエーテルが、オキシエチレン基とオキシプロピレン基とが結合してなるジアミン化合物と、
    ポリアルキレングリコール構造を有する化合物と、
    水溶性高分子化合物と、を含むことを特徴とする研磨組成物。
    (式中、RはC2nで示されるアルキレン基を示し、nは1以上の整数である。)
  2. 前記ポリアルキレングリコール構造を有する化合物が、ポリエチレングリコール構造を有する化合物であることを特徴とする請求項1記載の研磨組成物。
  3. 前記ジアミン化合物と、前記ポリエチレングリコール構造を有する化合物との含有量の和が600ppm以下であることを特徴とする請求項2記載の研磨組成物。
  4. 前記ポリアルキレングリコール構造を有する化合物が、ポリプロピレングリコール構造を有する化合物であることを特徴とする請求項1記載の研磨組成物。
  5. 前記ジアミン化合物と、前記ポリプロピレングリコール構造を有する化合物との含有量の和が500ppm以下であることを特徴とする請求項4記載の研磨組成物。
  6. 前記ブロック型ポリエーテルは、下記一般式(2)〜(4)で示されるエーテル基から選ばれる少なくとも1種を含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の研磨組成物。
    −(EO)a−(PO)b−H …(2)
    −(PO)b−(EO)a−H …(3)
    −(PO)b−(EO)a−(PO)b−H …(4)
    (式中、EOはオキシエチレン基を示し、POはオキシプロピレン基を示し、aおよびbは1以上の整数を示す。)
  7. 前記水溶性高分子化合物は、水溶性多糖類であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の研磨組成物。
  8. アルカリ金属またはアルカリ土類金属元素の水酸化物またはその炭酸塩、第四アンモニウムおよびその塩、第一級アミン、第二級アミンおよび第三級アミンから選ばれる少なくとも1種である塩基性化合物をさらに含むことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載の研磨組成物。
  9. 二酸化ケイ素、アルミナ、セリア、ジルコニアから選ばれる少なくとも1種である砥粒をさらに含むことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載の研磨組成物。
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