JP2010521145A - 改良されたチョコレート組成物 - Google Patents

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Abstract

脂肪相を有するチョコレート組成物であって、前記脂肪相が、少なくとも27.5℃、好ましくは30〜37℃のスリップメルティングポイントを有し、かつ
エステル交換されたココアバターからなるエステル交換された脂肪を含んでなる変性脂肪と、未変性脂肪とを含んでなることを特徴とする組成物。

Description

本発明は、改良されたチョコレート組成物に関する。特に本発明は、改良された熱安定性およびブルーム耐性を有するチョコレート組成物、そのような組成物の製造方法、そのような組成物から製造される製品に関する。
比較的温かい温度に曝された場合(すなわち高温の天候)でさえ、チョコレート製品は、バー、タブレット、コーティングなどの形態のいずれであっても、それらの所望の特徴および形状が緩くなり、取り扱うには柔らかく、満足のいかない、ベトベトするものとなり、またそれらの光沢が失われる傾向がある(それらの脂肪成分の浸出、ならびに表面での脂肪および糖の再結晶のため−これは「ブルーミング」として既知である)。特に包装されている場合、チョコレート製品はその包装に付着し、そして包装紙が除去される時に、その表面が損なわれる。
最も単純な形態では、一定量のココアバターを加える前に、ココアリカー、砂糖および乳固形分(ミルクチョコレートの場合)の混合物を所望の粉末度まで粉砕することによってチョコレートは製造される。次いで、いわゆる精錬マシン(またはコンジ−ミキサー(conge−mixer))中に混合物を入れる。ここで混合物は攪拌され、または「加工され(worked)」、ある種の望ましくない香りを逃がす通気が行われ、また最終的なチョコレートの風味が生ずることの助けとなる。この工程(「仕上げ」とも呼ばれる)の間、砂糖および乳固形分は脂肪によって完全に被覆される。得られたペーストは最後に調温が行われ、販売用製品へと成形されるか、またはその後の使用のために貯蔵される。
ココアバターは、チョコレート製品で最も重要な特性のいくつかの原因となる。これらの特性としては、感覚特性(例えば、口あたりおよびポキンと割れる感じ(snap))、物理的挙動(硬さおよび形状保持)、ならびにブルームへの傾向が挙げられる。特にブルームの作用は、その具体的な原因およびメカニズムがまだ大部分は未知であるため、予測することが難しい。
従来のチョコレート製品は30℃〜35℃で、または最終組成物中に使用されるココアバターの性質および量次第ではより低い温度でさえも軟化および溶解する傾向がある。
チョコレート製品により高い温度安定性を提供するために様々な方法が提案されている。それらとしては、
−より高い融点を有する非ココア源からの脂肪(例えば、ココアバター改質脂、ココアバター代替物、ココアバター代用物およびココアバター代用脂)によってココアバターの一部または全部を置き換えること、ならびに
−非脂肪をベースとする構造添加剤(またはフレーム構造)をチョコレート組成物に添加することが挙げられる。
欧州特許出願公開第0393327号明細書 欧州特許出願公開第0637420号明細書
都合の悪いことに、得られた製品は、従来のチョコレート製品と比較すると、不快な味がして、口あたりもあまり滑らかではなく、そして粗さや脆さの質感を感じることが多い(上記特許文献1、特許文献2を参照)。商業的には、成分として記載しなければならない「添加剤」を使用することの抑制要因もある(例えば、いくつかのココアバター代替物の場合のように)。したがって、当該技術分野において、感覚の見解から高品質チョコレートに匹敵し、また改良された熱耐性およびブルーム耐性を有する改良されたチョコレート製品が明白に必要とされている。
本発明の第1の態様によると、脂肪相を有するチョコレート組成物であって、前記脂肪相が、
−少なくとも27.5℃、好ましくは30〜37℃のスリップメルティングポイント(slip melting point)を有し、かつ
−エステル交換されたココアバターからなるエステル交換された脂肪を含んでなる変性脂肪と、未変性脂肪とを含んでなる
組成物が提供される。
本発明のさらなる態様によると、脂肪組成物をココアマスに添加することを含んでなるチョコレート組成物の製造方法であって、その脂肪組成物が少なくとも1種の変性脂肪を含んでなり、その少なくとも1種の変性脂肪が、25℃〜50℃のスリップメルティングポイントを有するエステル交換されたココアバターからなるエステル交換された脂肪を含んでなる方法が提供される。
本発明のさらに他の態様によると、未変性ココアバターのみによって調製されたチョコレート組成物と比較して、チョコレート組成物の熱安定性を改良するために、エステル交換されたココアバターの使用が提供される。
最後に本発明のさらにもう1つの態様によると、未変性ココアバターのみによって調製されたチョコレート組成物と比較して、チョコレート組成物のブルーム安定性を改良するために、エステル交換されたココアバターの使用が提供される。
(方法1による)融点決定のためのU管構成。 (方法1による)融点決定のための装置構成−記号:1=加熱プレートを備えた磁気撹拌器;2a/b=撹拌棒;3=外部水浴;4=内部水浴;5=内部水浴と温度計の固定のための2つの孔を有するプレート;6=内部水浴を調節するための可動ゴムリング;7=内部浴を覆うためのゴムプレート;8=温度計1/10℃;9=H.Finckeによる融点用U管;10=外部水浴用温度計1/5℃。 実施例3のブルームの結果。 実施例4の形状保持の結果(赤い四角は、チョコレート断片の最初の形状を示し、左列は参照試料を示し、右列は、IEブレンドを示す)。
本発明は、標準的なチョコレート組成物のココアバター含有量の少なくともいくらかを、エステル交換されたココアバターに置き換えることによって、改良されたチョコレート組成物を得ることができるという発見に基づく。特に、そのような組成物は、現在市場に出ている製品と比較して、口あたりのような改良された感覚特性と共に、改良された熱安定性およびブルーム耐性を有することが見出された。
用語「チョコレート」と「チョコレート組成物」を同義的に使用することができる。それらは、一般的に、ココアリカーおよび/またはココア粉末、ココアバターおよび/またはココアバター代替物、代用脂、改質脂および/または代用物、砂糖および/または砂糖代替物、それに加えて、乳化剤、乳固形分、乳脂肪、ナッツ、ナッツペーストおよび香料添加剤などの1種以上の任意の成分の混合物を指す。それらは、特定の国家規制の下のチョコレートのいずれかの特定の法的定義に限定されるように解釈されるべきではない。チョコレート組成物のココアバターおよび他の脂肪成分は、ここでは「脂肪相」と呼ばれる。
脂肪相は少なくとも27.5℃、好ましくは30〜37℃のスリップメルティングポイントを有し、変性脂肪および未変性脂肪の両方を含む(「脂肪」はここでは脂肪および油を指すために使用される)。変性脂肪は、化学構造または組成がなんらかの化学的、酵素的および/または機械的手段によって変化した脂肪である。未変性脂肪は、なおその最初の天然の化学構造および組成を有する脂肪であるが、抽出/圧搾および浄化または精製されていてもよい。
変性脂肪
本発明に含まれる変性脂肪は、エステル交換されたココアバターからなるエステル交換された脂肪を含む。言い換えると、本組成物は、エステル交換されたココアバター以外のいかなるエステル交換された脂肪も含まない。変性ココアバター同等物(パーム油、イリッペ油、シアバター、マンゴー核油など)または抗ブルーム脂肪(1−3ジベヒノイル−2−オレオイルグリセロールなど)などの他の種類の変性脂肪を含有してもよい。しかしながら、好ましくは、エステル交換されたココアバターは、組成物に含まれる唯一の変性脂肪である。
エステル交換は、いずれの従来の化学的または酵素によるエステル交換方法によって実行されてもよい。酵素による方法が使用される場合、適切な酵素は当業者にとって明らかであるが、リパーゼ酵素から好ましくは選択される。都合よく酵素は固定される。それらは一般的に、ココアバターの総重量と比較して、0.01〜10重量%の量で、好ましくは0.05〜5重量%の量の固定化酵素として使用される。
エステル交換されたココアバターは、完全に、または部分的にエステル交換されていてもよい。部分的にエステル交換されたココアバターは、一定の反応条件に関して、その完全に変換された状態を達成するたように反応することが不可能にされたココアバターである。
可能な一実施形態によると、ココアバターはいわゆる「誘導された」エステル交換によってエステル交換される。誘導されたエステル交換は、ココアバターの特定の成分が結晶可能な温度で実行される。これによって、そのプロセスの平衡が移行し、したがって、わずかに異なる製品が得られる。理論に束縛されることを望まないが、誘導されたエステル交換によって得られる変性ココアバターは、他の方法によって得られる変性ココアバターと比較して、改良された感覚特性、より高い融点および健康効果を有すると考えられる。
エステル交換工程の後、1種以上の分別工程が続いてもよい。分別は、典型的に、異なる物理的特性を有する油または脂肪の成分を分離するために使用される。特に、ステアリン(固体)をオレイン(液体)から分離するために使用される。エステル交換されたココアバターからオレインを除去することによって、その融点は、対応する未変性ココアバターと比較してさらに上昇する。
分別方法は当業者に周知であり、例えば、乾式分別および溶媒分別(例えばCO分別)が挙げられる。本発明の目的に関して、ココアバターは乾式分別によって分別されるのが好ましい。
エステル交換および任意の分別工程の後、本発明の変性ココアバターは、下記(方法1を参照のこと)に記載のスリップメルティングポイント方法によって測定された場合、好ましくは、25℃〜50℃、より好ましくは30℃〜45℃、さらにより好ましくは35℃〜40℃の融点を有する。比較として、未変性ココアバターのスリップメルティングポイントは、一般的に、24℃〜約32℃で変化する。
未変性脂肪
本発明のチョコレート組成物は、変性および未変性脂肪を含む。実際に、組成物は一定量の未変性ココアバターを常に含む。ミルクチョコレート組成物の場合、それは一般的に乳脂肪も含む。乳脂肪は、無水乳脂肪またはバターオイルの形態で一般に使用される。本発明に適切な他の未変性脂肪の例は、当業者に明白であり、周知のココアバター代用脂、ココアバター改質脂、ココアバター代替物、ココアバター代用物と、例えば、ヘイゼルナッツペーストなどの他の成分の脂肪成分を挙げることができる。好ましくは、未変性脂肪はココアバターと乳脂肪からなるか、またはココアバター単独からなる。
したがって、本発明の最も好ましい実施形態により、エステル交換されたココアバター(分別されていてもよい)と、未変性ココアバターと、場合により、乳脂肪とからなる脂肪相を有するチョコレート組成物が提供される。
未変性ココアバターおよびエステル交換されたココアバターは、好ましくは3:1の重量比で存在し、理想的には総脂肪相の80〜100重量%を占めるべきである。
より詳しくは、脂肪相は好ましくは、
−1〜30重量%、好ましくは5〜20重量%のエステル交換されたココアバターと、
−45〜99重量%、好ましくは70〜95重量%の未変性ココアバターと、
−0〜20重量%、好ましくは0〜5%重量%の乳脂肪と、
を含んでなる。
これらの範囲は、ダークチョコレートおよびミルクチョコレートに関する典型的な脂肪範囲を表す。しかしながら、本発明の組成物をホワイトチョコレートおよび他のチョコレート製品の製造のために使用することもできる。上記範囲は、そのような用途に限定するものとして解釈されるべきではない。
本発明のチョコレート組成物を、当業者に既知のいかなる従来の方法によってでも製造することができる。本明細書の背景の項に記載したように、チョコレートは、伝統的に、ココアリカーと砂糖および乳固形分(ミルクチョコレートの場合)とを混合して、ココアマスを形成し、次いで、ココアバターおよび最終的にはレシチンを添加し、そして最終製品の所望の特性が達成されるまで調温することによって製造される。予想されるとおり、本方法は、製造されるチョコレートの種類(例えば、ホワイトチョコレート、エンロービング(enrobing)チョコレートなど)次第で応用される。本発明の組成物を、これらの従来の方法のいずれにも類似の方法を使用して製造することができる。エステル交換されたココアバターのみが添加される場合、それは単に未変性ココアバターの代わりにココアマスと混合されてよい。2種以上の脂肪(例えば変性および未変性ココアバターの混合物)が添加される場合、それらを予め混合しておくこともでき、またいずれかの順序で別々に導入することもできる。乳脂肪が使用される場合、他の乳固形分と一緒に、または別々に乳脂肪を添加することもできる。明確にするため、用語「脂肪相」(それは、添加された脂肪のみではなく、ココアリカーからのココアバターを含む)の混同を避けるため、リカーに添加された脂肪の合計をここでは「脂肪組成物」と称する。
もちろん、チョコレート組成物(常に、脂肪相が本発明に従って残らなければならない条件で)の所望の最終用途次第で、上記に加えて、または上記の代わりに、他の成分を添加してもよい。例えば香料添加剤を添加するか、あるいは砂糖の一部または全部を人工甘味料に置き換えることが望ましいであろう。上記の方法への他の可能な変更は、当業者に明白であり、本明細書に記載される必要はない。興味深いことに、本発明の組成物によって製造された製品は、改善されたブルーム耐性を有するため、通常重要な調温の必要条件を和らげることが可能であるか、あるいは調温を全く省略することさえも可能である。
得られたチョコレート組成物を貯蔵することも、あるいは例えば、タブレットもしくはバーの製造用に、または例として、コーティング、成形チョコレート、チョコレートセンター、プラリーヌ、チョコレートシェイプ、チョコレートチップ、チョコレートフィリングおよびフォンデュ用チョコレートを製造するために、直接使用することもできる。これらの製品は、未変性ココアバターのみによって調製されたチョコレート組成物と比較した場合、熱安定性が増加しており、すなわち、それらは改善された硬さ、改善された形状安定性および脂肪ブルームに対してより良好な耐性を有する。また好都合なことに、それらは未変性ココアバターによって製造された標準的なチョコレート製品と同等、またはより良好な感覚特性(例えば味感、クリーミー感および口あたり)を有する。
以下、本発明を非限定的な実施例によってさらに説明する。
実施例1−酵素によるカカオバターのエステル交換:
Lipozyme TL IM(Novozymes)を使用してCargill South Americaからのココアバターをエステル交換した。
5kgのココアバターを反応容器中、70℃まで加熱した。100gの酵素(2%)を添加し、そして混合物を約40mbarで16時間攪拌した。生成物を濾過によって単離した。変換の間、遊離脂肪酸含有量は、2.1%から2.4〜2.7%まで上昇した。融点(以下に明示されるスリップメルティングポイント法を使用して測定した)は、わずか6時間後に26℃から42.5℃まで上昇したことが発見された。
実施例2−クリーミー感
記述的なトライアングル試験をISO基準に実行した。試験したチョコレートは以下の通りであった:2つの同一のカーギルアフリカ産(Cargill アフリカ産)ミルクチョコレート参照と、エステル交換されたココアバターを用いて製造した1つのチョコレート。全てのチョコレートで使用されたココアバターと、エステル交換のためのココアバターは供給源が同じであった。これらのチョコレートの組成を表1に示す。
Figure 2010521145
14人の解答者に好みについて質問し、そして一組の記述子(クリーミーな口あたり、溶解速度および破壊強さを含む)を与え、最も有力なものを選択させた。外観、香り、堅さおよび味感に基づく好みについて質問した。
14人の解答者のうちの13人は、異なる試料を識別することができ、そのなめらかさ、クリーミー感および柔らかさのためそれを好んだ。
実施例3−ブルーム
3つのチョコレート試料を調製した。
−南米産ココアバターおよびココアリカーによるもの(南米産参照)、
−アフリカ産ココアバターおよびココアリカーによるもの(アフリカ産参照)、および
−南米産未変性ココアバターおよびエステル交換されたココアバターブレンド(実施例1に従って調製した)のブレンドで調製されたもの。
試料の組成を表2に示す。
Figure 2010521145
試料をアルミニウムホイルで包装し、気候室で貯蔵した。19〜31、19〜32および19〜33℃の温度サイクルを約6時間のサイクル時間で適用した。相対湿度を40%で一定にした。ブルームについてチョコレートを1週間追跡調査し、そして写真を6日後に撮影した。結果を図3に示す。
参照チョコレートでは、33℃サイクル使用の2日目以後、そして32℃サイクルの6日後にブルームが始まる。エステル交換されたココアバターを含有するチョコレートでは、6日目の最後にブルームの小さな斑点を示すだけだった。32℃サイクルでは、エステル交換されたココアバターを含有するチョコレートは、6日後にいかなるブルームも示さなかった。
実施例4−形状保持
チョコレートの試料を同じサイズに切り分けた。各試料をガラス皿に置き、30℃および40%相対湿度に平衡された気候室に入れた。試料の組成を表3に示す。
Figure 2010521145
温度を毎時1℃ずつ41℃まで上げた。最終的な形状および変形を記録する(図4を参照のこと)。両参照は実質的に変形した(ミルクブラジル参照は35℃でその形状を失い始め、そしてダークブラジル参照は39℃でその形状を失い始めた)ことが発見された。他方、エステル交換されたココアバターによって製造されたチョコレート(ダークおよびミルク)は、41℃でその形状を失い始めるのみだった。
実施例5−ブラジル産ココアバター融点
0.4%ナトリウムメトキシドを使用して、化学的エステル交換を95℃で30分間実行した。出発材料(A)、エステル交換されたココアバター(B)および10%のエステル交換されたココアバターと90%の出発材料(C)とのブレンドのスリップメルティングポイントを測定し、表4に示す。
Figure 2010521145
別の実験で、それぞれ、0、5、10、20、30および100重量%のエステル交換されたココアバターが含まれる、ココアバター(CB)とエステル交換されたココアバター(実施例1の方法に従って得た)とのブレンドを製造した。それらのスリップメルティングポイントを測定し、表5に示す。
Figure 2010521145
実施例6−光沢および口あたり
いくつかの感覚試験を実行した。最初の試験では、45人の解答者に、2枚のミルクチョコレートタブレットの外観、特に光沢を評価するように頼んだ。A=100%未変性ココアバターを含有する基準チョコレートと、B=10%IEココアバターおよび90%未変性ココアバターの混合を含有するチョコレートを使用して、ブラインド試験を実行した。各解答者に10点満点の点数を両製品に与えるように頼んだ。AおよびBの平均的得点は6.7に達し、外観上はAおよびBに有意差がなかったことを意味した。2番目の試験では、同じ解答者に2つの製品の口あたり(すなわち質感)を評価するように頼んだ。再びブラインド試験を実行し、各解答者に10点満点の点数を付けるように頼んだ。この試験では、AおよびBの平均的得点は7.0に達した。したがって、AおよびBに口あたりに関して有意差がなかった。したがって、エステル交換されたココアバターを使用することによって、外観または全体的な口あたりに関するいかなる逆効果もない状態で、熱安定性とブルーム安定性の増加が可能であり、またクリーミー感が高まる。
方法
1.スリップメルティングポイントの決定
a.ココアバターの前処理
乾燥ココアバターを50〜60℃で溶解し、加熱しながら脱脂綿の詰め物または溝付きフィルターをとおして濾過した。
約50gの濾過された透明なココアバターを25℃を水浴に浸された100mlのスクワットビーカー中に注ぎ入れた。
ペースト状粘稠性となるまで、常に撹拌しながら、液体ココアバターを冷却した。必要とされる時間は試料ごとに全く異なる。この作動の間、気泡の包含は避けられるべきでる。いずれの場合も、種結晶(粉状ココアバター)が添加されてはならない。
次いで、ココアバターを入れたビーカーを32〜33℃の2番目の水浴に入れ、試料が同じ温度になり、液体クリーム粘稠性へと変化するまで、撹拌を続ける。これは約30分かかる。
流体のままである間に乳状およびクリーム状の様相を有するココアバターを20〜22℃で調温型へと注ぎ入れ(Napolitains)、室温(20〜22℃)で少なくとも2時間で凝固を起し得る。
ココアバターを型から取り外し、そして以下の通り、H.Finckeに従って融点を決定する。
b.融点の決定
(a)部に従って前処理された凝固されたココアバターに、融点(図1を参照のこと)用のU管のより長い側を押圧し、1cmの脂肪の円柱を得る。これを、非常に繊細な金属ロッドを使用して、管の曲がり角の前の1cmまで押し下げる。
脂肪の試料を含有する2つのU管のより短い側を、長さ1cmのゴム管部品によって精密温度計(1/10℃のスケール)と一緒に固定する。管の角が、温度計球と同一水準になるべきである。
2つのU管を取り付けた温度計を、ゴム管の下部まで内部水浴に導入し、内部水浴の水準が、外部水浴の水準の1cm下になければならない(図2を参照のこと)。
連続的な撹拌下、外部水浴をゆっくり加熱する。分析される試料の推定スリップポイントの4℃未満まで、内部水浴の温度の上昇が1分につき1℃を上回らないように注意しなければならない。次いで、内部浴の温度が1分につき最大0.2℃上昇するように、加熱を低下させる。
スリップポイントは、脂肪円柱が管の角に向かって流れることが視覚によって確認される温度である。
拡大鏡によって観察した時に管のU部で融解した脂肪が完全に透明な場合、透明点の温度に達する。
2.チョコレート製造
混合:ココアバター、ココアリカー、砂糖、粉乳、ラクトース、ホエー粉末およびバニラ(実施例に記載の通り)を精錬マシン(ウォータージャケットミキサー)中で24時間混合する。24時間後、レシチンを添加する。粒子が25マイクロメートルに達するまで、ボールミルでチョコレート組成物を精製する。
調温:加熱したチョコレート組成物(例えば45℃で入る)を高剪断下、28℃までゆっくりと冷却する。次いで32℃まで温度をゆっくりと上昇させ、いずれの不安定な結晶形も溶解し、そして好ましい結晶タイプを形成する。チョコレート組成物は液体であり、すぐに成形することができる。成形後、チョコレートを8℃の冷却トンネルに入れる。

Claims (26)

  1. 脂肪相を有するチョコレート組成物であって、前記脂肪相が、
    −少なくとも27.5℃、好ましくは30〜37℃のスリップメルティングポイントを有し、かつ
    −エステル交換されたココアバターからなるエステル交換された脂肪を含んでなる変性脂肪と、未変性脂肪とを含んでなる
    ことを特徴とする組成物。
  2. 前記変性脂肪がエステル交換されたココアバターからなる請求項1に記載のチョコレート組成物。
  3. 前記未変性脂肪が、ココアバターと、場合により、乳脂肪とを含んでなる請求項1に記載のチョコレート組成物。
  4. 前記未変性脂肪が、ココアバターと、場合により、乳脂肪とからなる請求項1に記載のチョコレート組成物。
  5. 前記脂肪相が、エステル交換されたココアバターと、未変性ココアバターと、場合により、乳脂肪とからなる請求項1に記載のチョコレート組成物。
  6. 前記エステル交換されたココアバターが、酵素によってエステル交換されたココアバターである請求項1に記載のチョコレート組成物。
  7. 前記エステル交換されたココアバターが、リパーゼ酵素によってエステル交換される請求項1に記載のチョコレート組成物。
  8. 前記エステル交換されたココアバターが、エステル交換され、分別されたココアバターである請求項1に記載のチョコレート組成物。
  9. 前記エステル交換されたココアバターが、25℃〜50℃の融点を有する請求項1に記載のチョコレート組成物。
  10. エステル交換されたココアバターおよび未変性ココアバターが脂肪相の80〜100重量%を占める請求項1に記載のチョコレート組成物。
  11. 未変性ココアバターと変性ココアバターとを少なくとも3:1の重量比で含んでなる請求項1に記載のチョコレート組成物。
  12. 前記脂肪相が、1〜30重量%、好ましくは5〜20重量%のエステル交換されたココアバターを含んでなる請求項1に記載のチョコレート組成物。
  13. 前記脂肪相が、45〜99重量%、好ましくは70〜95重量%の未変性ココアバターを含んでなる請求項1に記載のチョコレート組成物。
  14. 脂肪組成物をココアリカーに添加することを含んでなるチョコレート組成物の製造方法であって、前記脂肪組成物が少なくとも1種の変性脂肪を含んでなり、前記少なくとも1種の変性脂肪が、25℃〜50℃の融点を有するエステル交換されたココアバターからなるエステル交換された脂肪を含んでなる方法。
  15. 前記変性脂肪が前記エステル交換されたココアバターからなる請求項14に記載の方法。
  16. 前記エステル交換されたココアバターが、エステル交換され、分別されたココアバターである請求項14に記載の方法。
  17. 前記脂肪組成物が、1種以上の未変性脂肪をさらに含んでなる請求項14に記載の方法。
  18. 1種以上の未変性脂肪が、未変性ココアバターと、場合により、乳脂肪とを含む請求項17に記載の方法。
  19. 前記脂肪組成物が、エステル交換されたココアバターと、未変性ココアバターと、場合により、乳脂肪とからなる請求項14に記載の方法。
  20. 前記脂肪組成物および前記ココアリカーを精錬マシンで混合することを含んでなる請求項14に記載の方法。
  21. 調温工程をさらに含んでなる請求項20に記載の方法。
  22. 請求項14の方法に従って入手可能なチョコレート組成物。
  23. 請求項1または請求項22のチョコレート組成物を含んでなる製品。
  24. 未変性ココアバターのみによって調製したチョコレート組成物と比較してチョコレート組成物の熱安定性を改善するための、エステル交換されたココアバターの使用。
  25. 未変性ココアバターのみによって調製したチョコレート組成物と比較してチョコレート組成物のブルーム安定性を改善するための、エステル交換されたココアバターの使用。
  26. 未変性ココアバターのみによって調製したチョコレート組成物と比較してチョコレート組成物のクリーミー感を改善するための、エステル交換されたココアバターの使用。
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