JP2001131576A - 異性化水添油及びこれを用いたハードバター - Google Patents

異性化水添油及びこれを用いたハードバター

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JP2001131576A JP31152199A JP31152199A JP2001131576A JP 2001131576 A JP2001131576 A JP 2001131576A JP 31152199 A JP31152199 A JP 31152199A JP 31152199 A JP31152199 A JP 31152199A JP 2001131576 A JP2001131576 A JP 2001131576A
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Satsuki Hashimoto
さつき 橋本
Machiko Noboriguchi
満知子 登口
Toru Nezu
亨 根津
Shoshi Maruzeni
詔司 丸銭
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 必要なシャープな口どけを保ちつつ、カカオ
バターとの配合性が良好で、チョコレートに使用したと
きに適度な硬さを付与し、ブルーム耐性がより良好なチ
ョコレートを製造することができる異性化水添油及びこ
れを用いたハードバターを提供する。 【解決手段】 パルミチン酸の含有量が8〜28重量
%、ステアリン酸の含有量が8〜23重量%、アラキン
酸の含有量が1〜4重量%及び炭素数18の不飽和脂肪
酸の含有量が58〜76重量%であり、該炭素数18の
不飽和脂肪酸に対する炭素数18のトランス不飽和脂肪
酸の割合が60重量%以上であることを特徴とする異性
化水添油。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、異性化水添油に関
するものであり、特にハードバターに使用することがで
きる異性化水添油に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】シャー
プな融解特性を有する液状油又は軟部油を原料とする異
性化水添油は、チョコレート製造時のテンパリング操作
が不要なノーテンパー型チョコレートのハードバターと
して利用されている。沃素価の高い植物油を単に異性化
水添してハードバターとしたものは、チョコレートに使
用した場合に、シャープな口どけ性を付与するが、カカ
オバターとの配合性が悪く著しい融点降下をもたらし、
硬さが不足したり、耐熱性が悪くなるといった欠点があ
る。一方、パーム軟部油を単に異性化水添してハードバ
ターとしたものは、カカオバターとの配合性が比較的良
好であるが、シャープな融解特性が得にくく、口どけが
不良であるとい欠点がある。
【0003】これらのことをふまえて、パーム軟部油及
び/又は沃素価の高い植物油を特定の範囲で混合して異
性化水添したものを、ハードバターとして使用すること
が知られている。
【0004】例えば、特開昭52−61263号公報に
は、パーム軟質油にリノール酸含量が30〜55重量%
である植物油脂を特定の範囲で配合しトランス異性体含
有量が35重量%以上になるまで、選択的異性化水添す
ることにより得られるハードバターが記載されている。
また、特開昭53−75366号公報には、沃素価80
〜140の液状油に沃素価55以上のパーム軟質油を全
体に対し20重量%以上混合した油脂を、融点、トラン
ス体及び固体脂含有率指数が特定範囲に入るように異性
化水添することにより得られたハードバターが記載され
ている。
【0005】しかし、特開昭52−61263号公報や
特開昭53−75366号公報に記載のハードバター製
造方法から得られるハードバターのカカオバターとの配
合性は充分とは言えず、カカオバターの配合率の高いチ
ョコレートにおいては、ブルーム発生、融点降下等の問
題が生じ、これらを用いてチョコレート中の油分に対
し、カカオバターを20重量%以上含有したノーテンパ
ー型チョコレートを製造することは困難であった。
【0006】従って、本発明の目的は、必要なシャープ
な口どけを保ちつつ、カカオバターとの配合性が良好
で、チョコレートに使用したときに適度な硬さを付与
し、ブルーム耐性がより良好なチョコレートを製造する
ことができる異性化水添油及びこれを用いたハードバタ
ーを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、検討の結
果、下記に示す異性化水添油及びこれを用いたハードバ
ターが、上記目的を達成し得ることを知見した。
【0008】本発明は、上記知見に基づきなされたもの
で、パルミチン酸の含有量が8〜28重量%、ステアリ
ン酸の含有量が8〜23重量%、アラキン酸の含有量が
1〜4重量%及び炭素数18の不飽和脂肪酸の含有量が
58〜76重量%であり、該炭素数18の不飽和脂肪酸
に対する炭素数18のトランス不飽和脂肪酸の割合が6
0重量%以上であることを特徴とする異性化水添油及び
これを用いたハードバターを提供するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の異性化水添油につ
いて詳細に説明する。本発明の異性化水添油は、パルミ
チン酸の含有量が8〜28重量%、ステアリン酸の含有
量が8〜23重量%、アラキン酸の含有量が1〜4重量
%であり、好ましくは、パルミチン酸の含有量が16〜
26重量%、ステアリン酸の含有量が10〜18重量
%、アラキン酸の含有量が1〜3重量%であり、さらに
好ましくはパルミチン酸の含有量が18〜22重量%、
ステアリン酸の含有量が11〜15重量%、アラキン酸
の含有量が2〜3重量%である。
【0010】パルミチン酸の含有量が8重量%よりも少
ないと、チョコレートに使用したときのチョコレートの
口どけが悪く、28重量%よりも多いと、チョコレート
に使用したときにシャープな融解特性が得られにくい。
ステアリン酸の含有量が8重量%よりも少ないと、チョ
コレートに使用したときのブルーム耐性が劣り、23重
量%よりも多いとチョコレートに使用したときの口どけ
が悪くなる。アラキン酸の含有量が1重量%よりも少な
いと、チョコレートに使用したときのブルーム耐性が劣
り、4重量%よりも多いとチョコレートに使用したとき
の口どけが悪くなる。
【0011】本発明の異性化水添油は、炭素数18の不
飽和脂肪酸の含有量が58〜76重量%、好ましくは6
0〜70重量%である。また、炭素数18の不飽和脂肪
酸に対する炭素数18のトランス不飽和脂肪酸の割合が
60重量%以上であり、好ましくは62重量%以上、さ
らに好ましくは64重量%以上である。炭素数18の不
飽和脂肪酸の含有量が58重量%より少ないと、チョコ
レートに使用したときのチョコレートの口どけが悪くな
り、76重量%よりも多いとカカオバターとの配合性が
悪くなる。炭素数18の不飽和脂肪酸に対する炭素数1
8のトランス不飽和脂肪酸の割合がが60重量%よりも
少ないと、シャープな融解特性が得られない。
【0012】次に、本発明の異性化水添油の製造方法に
ついて説明する。本発明の異性化水添油はサル脂軟部油
を含有する油脂を異性化水添することにより得ることが
できる。また、さらに好ましくはサル脂軟部油とパーム
軟部油の混合油脂を異性化水添するのが好ましい。
【0013】上記サル脂軟部油としては、沃素価が好ま
しくは55〜65、さらに好ましくは57〜63で、三
飽和トリグリセリドの含有量が好ましくは1重量%以
下、さらに好ましくは0.5重量%以下である。またリ
ノール酸の含有量は、好ましくは0〜20重量%、さら
に好ましくは2〜12重量%で、アラキン酸の含有量は
好ましくは1〜5重量%、さらに好ましくは3〜5重量
%である。サル脂軟部油の配合量は異性化水添する前の
油脂中、好ましくは20〜100重量%、さらに好まし
くは30〜70重量%である。
【0014】上記パーム軟部油としては、沃素価が好ま
しくは55〜75、さらに好ましくは60〜70で、三
飽和トリグリセリドの含有量が好ましくは1重量%以
下、さらに好ましくは0.5重量%以下のものがよい。
パーム軟部油の配合量は異性化水添する前の油脂中、好
ましくはパーム軟部油0〜80重量%、さらに好ましく
は30〜70重量%である。
【0015】また異性化水添する前の油脂には大豆油、
ナタネ油、米糠油、コーン油、綿実油、サフラワー油、
ひまわり油、落花生油等の液状油の中から選ばれた1種
又は2種以上を配合してもよい。液状油の配合量は異性
化水添する前の油脂中、好ましくは0〜40重量%、さ
らに好ましくは0〜30重量%である。
【0016】そして、サル脂軟部油を含有する油脂を、
被毒物質含有触媒、又は被毒物質及び触媒を用い、炭素
数18の不飽和脂肪酸に対する炭素数18のトランス脂
肪酸の割合が60重量%以上となるように選択的異性化
水添する。この水素添加用触媒及び被毒物質としては、
本発明の異性化水添油の製造に適するものであれば、種
々のものが使用できる。例えば、上記被毒物質含有触媒
としては、イオウ被毒ニッケル触媒が挙げられ、また上
記被毒物質としては、メタ重亜硫酸ナトリウム、チアミ
ン硝酸塩、含硫アミノ酸(メチオニン、システイン等)
等が挙げられる。上記被毒物質含有触媒及び上記被毒物
質の被毒物質としての使用量は、サル脂軟部油を含有す
る油脂に対して、通常50〜1000ppm、好ましく
は100〜500ppmである。また上記触媒として
は、ニッケル触媒、銅・クロム・マンガン触媒等が挙げ
られる。上記触媒の添加量は適宜選択し得るが、サル脂
軟部油を含有する油脂に対して0.05〜2.0重量
%、好ましくは0. 1〜1.0重量%である。また水素
添加の条件としては異性化を促進し、しかも選択的に水
素添加が行われるような条件を適宜選択すればよいが、
例えば温度160〜220℃、水素圧0〜0.3MPa
が適当である。
【0017】このようにして得られた異性化水添油は、
ハードバター、詳しくはノーテンパー型チョコレートを
製造する際に用いることができる。本発明の異性化水添
油のみからなるハードバターとしてもよいが、本発明の
異性化水添油に、パーム油、カカオ脂、サル脂、シア
脂、イリッペ脂、マンゴー核油、コクム脂及びこれらの
分別油、エステル交換油等の油脂を本発明の異性化水添
油に配合してもよい。配合方法は、ハードバターの用途
やコストによって選択されるが、本発明の異性化水添油
100重量部に対し、パーム油、カカオ脂、サル脂、シ
ア脂、イリッペ脂、マンゴー核油、コクム脂及びこれら
の分別油、エステル交換油等の油脂を好ましくは100
重量部以下、更に好ましくは50重量部以下配合する。
【0018】また、本発明の異性化水添油からなるハー
ドバターをチョコレートに使用すれば、カカオバターを
チョコレートの全油分に対して0〜30重量%まで配合
したノーテンパー型チョコレートの製造が可能である。
【0019】そして、この異性化水添油からなるハード
バターを用いて得られたノーテンパー型チョコレート
は、良好な口どけ、シャープな融解特性を保ちつつ、適
度な硬さ、カカオバターとの配合性及びブルーム耐性を
兼ね備えたものとなる。
【0020】また本発明の異性化水添油は、チョコレー
ト以外にも、製菓、製パン、調理用油脂として、練り込
み用途、折り込み用途、サンド・フィリング用途、スプ
レッド用途に使用することができる。
【0021】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳細に説明
するが、本発明はこれらの実施例により何等制限される
ものではない。
【0022】〔実施例1〕沃素価61.3、三飽和トリ
グリセリド含有量0.8重量%、リノール酸含有量9.
6重量%、アラキン酸含有量1.8重量%のサル脂軟部
油と沃素価63.9、三飽和トリグリセリド含有量0重
量%のパーム軟部油を重量比が30:70となるように
混合した原料油、ニッケル触媒0.3重量%及びメタ重
亜硫酸ナトリウム150ppmをオートクレーブに投入
し、反応温度195〜205℃、水素圧0.2MPaの
条件で異性化水添を行い、表1に示す沃素価、脂肪酸組
成の異性化水添油を得た。
【0023】〔実施例2〕沃素価61.3、三飽和トリ
グリセリド含有量0.8重量%、リノール酸含有量8.
0重量%、アラキン酸含有量2.7重量%のサル脂軟部
油と沃素価63.9、三飽和トリグリセリド含有量0重
量%のパーム軟部油を重量比が50:50となるように
混合した原料油、ニッケル触媒0.3重量%及びメタ重
亜硫酸ナトリウム150ppmをオートクレーブに投入
し、反応温度195〜205℃、水素圧0.2MPaの
条件で異性化水添を行い、表1に示す脂肪酸組成の異性
化水添油を得た。
【0024】〔実施例3〕沃素価61.3、三飽和トリ
グリセリド含有量0.8重量%、リノール酸含有量6.
2重量%、アラキン酸含有量3.6重量%のサル脂軟部
油と沃素価63.9、三飽和トリグリセリド含有量0重
量%のパーム軟部油を重量比が70:30となるように
混合した原料油、ニッケル触媒0.3重量%及びメタ重
亜硫酸ナトリウム150ppmをオートクレーブに投入
し、反応温度195〜205℃、水素圧0.2MPaの
条件で異性化水添を行い、表1に示す脂肪酸組成の異性
化水添油を得た。
【0025】〔比較例1〕沃素価105.5の米糠油と
沃素価69.1、三飽和トリグリセリド含有量0重量
%、リノール酸含有量30.1重量%、アラキン酸含有
量0.6重量%のパーム軟部油を重量比が20:80と
なるように混合した原料油、ニッケル触媒0.3重量%
及びメタ重亜硫酸ナトリウム150ppmをオートクレ
ーブに投入し、反応温度195〜205℃、水素圧0.
2MPaの条件で異性化水添を行い、表1に示す脂肪酸
組成の異性化水添油を得た。
【0026】〔比較例2〕沃素価131.9の大豆油と
沃素価65.3、三飽和トリグリセリド含有量0.1重
量%、リノール酸含有量24.7重量%、アラキン酸含
有量0.3重量%のパーム軟部油を重量比が30:70
となるように混合した原料油、ニッケル触媒0.3重量
%及びメタ重亜硫酸ナトリウム150ppmをオートク
レーブに投入し、反応温度195〜205℃、水素圧
0.2MPaの条件で異性化水添を行い、表1に示す脂
肪酸組成の異性化水添油を得た。
【0027】〔比較例3〕沃素価131.9の大豆油と
沃素価56.2、三飽和トリグリセリド含有量1.2重
量%、リノール酸含有量40.1重量%、アラキン酸含
有量0.1重量%のパーム軟部油を重量比が70:30
となるように混合した原料油、ニッケル触媒0.3重量
%及びメタ重亜硫酸ナトリウム150ppmをオートク
レーブに投入し、反応温度195〜205℃、水素圧
0.2MPaの条件で異性化水添を行い、表1に示す脂
肪酸組成の異性化水添油を得た。
【0028】〔試験例1〜4〕 <チョコレート製造試験>上述のようにして実施例1〜
3及び比較例1〜3において得られた異性化水添油から
なるハードバターを用いて表2に示す配合でノーテンパ
ー型チョコレートを常法により製造した。なお、ノーテ
ンパー型チョコレートの大きさは縦70mm、横30m
m、厚さ10mmとした。
【0029】得られたノーテンパー型チョコレートにつ
いて、硬さの測定及びノーテンパー型チョコレート表面
の観察を行った。その結果をそれぞれ表3、表4、及び
表5に示す。
【0030】表2において、油分(重量%)とは、ノー
テンパー型チョコレート中の油脂含有率(重量%)を示
し、配合中の全脂粉乳中の乳脂肪分25重量%、カカオ
マス中のカカオバター分55重量%、カカオパウダー中
のカカオバター分12重量%、カカオバター分及びハー
ドバター分(異性化水添油)の合計である。また、カカ
オバター分(重量%)とは、配合中のカカオマス中のカ
カオバター分、カカオパウダー中のカカオバター分及び
カカオバター分の合計である。
【0031】表3には、ノーテンパー型チョコレートを
測定温度に設定(20℃又は26℃)した恒温槽中に1
時間置いてから、レオメーター(レオペック製)を用い
て測定したときの結果を示した。各測定値は、歯形押棒
Bアダプター、折れ試験用アダプターを併用し、テーブ
ル上昇速度2cm/分で測定を行い、チョコレートが折
れる際の最大応力を測定した。この値が大きいほど折れ
にくいことを示す。
【0032】表4には、ノーテンパー型チョコレートを
測定温度に設定した恒温槽に1時間置いてからレオメー
ター(レオペック製)を用いて測定したときの結果を示
した。各測定値は、10mm直径球形アダプターを使用
し、テーブル上昇速度2cm/分で測定を行い、チョコ
レートに針が3mm進入したときの最大応力を測定し
た。この値が大きいほど硬いことを示す。
【0033】表5において各数字は、ノーテンパー型チ
ョコレートを20℃に保管したときにブルームの発生が
認められるまでに要する日数に相当し、数字が大きいほ
どブルーム耐性が良いことを示す。
【0034】
【表1】
【0035】
【表2】
【0036】
【表3】
【0037】
【表4】
【0038】
【表5】
【0039】表3〜5の実施例1〜3と比較例1〜3か
ら次のことが判る。すなわち、表3から、実施例1〜3
の異性化水添油を用いた場合には、チョコレートが折れ
にくいことが判る。また、表4から、実施例1〜3の異
性化水添油を用いた場合には、比較的高い温度において
も十分硬く、チョコレートに適度な硬さがあることが判
る。さらに、表5から、実施例1〜3の異性化水添油を
用いた場合には、ブルーム耐性についても優れているこ
とが判る。
【0040】
【発明の効果】本発明の異性化水添油を使用したノーテ
ンパー型チョコレートは、良好な口どけ、シャープな融
解特性、適度な硬さ、カカオバターとの配合適性及びブ
ルーム耐性を兼ね備えたものである。
フロントページの続き (72)発明者 根津 亨 東京都荒川区東尾久7丁目2番35号 旭電 化工業株式会社内 (72)発明者 丸銭 詔司 東京都荒川区東尾久7丁目2番35号 旭電 化工業株式会社内 Fターム(参考) 4B014 GB01 GG14 4B026 DC06 DG20 DH03 4H059 AA05 BA33 BB02 BB03 BB06 BC13 CA34 CA46 DA22 EA17 EA40

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パルミチン酸の含有量が8〜28重量
    %、ステアリン酸の含有量が8〜23重量%、アラキン
    酸の含有量が1〜4重量%及び炭素数18の不飽和脂肪
    酸の含有量が58〜76重量%であり、該炭素数18の
    不飽和脂肪酸に対する炭素数18のトランス不飽和脂肪
    酸の割合が60重量%以上であることを特徴とする異性
    化水添油。
  2. 【請求項2】 サル脂軟部油を含有する油脂を異性化水
    添することを特徴とする異性化水添油の製造方法。
  3. 【請求項3】請求項1記載の異性化水添油を含有するハ
    ードバター。
  4. 【請求項4】請求項3記載のハードバターを用いたノー
    テンパー型チョコレート。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008306944A (ja) * 2007-06-12 2008-12-25 Adeka Corp ノーテンパー型ハードバター組成物
JP2010521145A (ja) * 2007-03-16 2010-06-24 カーギル インコーポレイテッド 改良されたチョコレート組成物
JP2012000039A (ja) * 2010-06-16 2012-01-05 Adeka Corp 常温ブルーム防止剤

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