JP2010520153A - ピロール化合物 - Google Patents

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Abstract

本発明は、優れた酸分泌抑制作用を有し、抗潰瘍作用を示す、式(I)

[式中、Rは置換されていてもよい環状基を、Rは置換基を、Rは置換されていてもよいアルキル基、アシル基、置換されていてもよいヒドロキシ基、置換されていてもよいアミノ基、ハロゲン原子、シアノ基またはニトロ基を、RおよびRはそれぞれ水素原子、置換されていてもよいアルキル基、アシル基、置換されていてもよいヒドロキシ基、置換されていてもよいアミノ基、ハロゲン原子、シアノ基またはニトロ基を、RおよびR6’はそれぞれ水素原子またはアルキル基を、nは0〜3の整数を示す。]で表される化合物またはその塩を提供する。
【選択図】なし

Description

本発明は、酸分泌抑制活性を有するピロール系化合物に関する。
(発明の背景)
消化性潰瘍および逆流性食道炎等の治療を目的に、胃酸の分泌を抑制するオメプラゾールに代表されるプロトンポンプ阻害剤が広く臨床現場で使用されている。しかしながら、既存のプロトンポンプ阻害剤には効果、副作用の点で問題点が存在する。すなわち、既存のプロトンポンプ阻害剤は酸性条件下で不安定であることから腸溶製剤として処方されることが多く、その場合、作用の発現までに数時間を要し、更に連投で最大薬効を示すまで約5日を要する。また、既存のプロトンポンプ阻害剤は代謝酵素多型に基づく治療効果のバラツキやジアゼパム等の薬剤との薬物間相互作用が懸念され、改良が望まれている。
プロトンポンプ阻害作用を有するピロ−ル化合物として、特許文献1には式
[式中、XおよびYは、同一または異なって、結合手または主鎖が原子数1ないし20のスペーサーを、rは置換されていてもよい炭化水素基または置換されていてもよい複素環基を、r、rおよびrは、同一または異なって、水素原子、置換されていてもよい炭化水素基、置換されていてもよいチエニル基、置換されていてもよいベンゾ[b]チエニル基、置換されていてもよいフリル基、置換されていてもよいピリジル基、置換されていてもよいピラゾリル基、置換されていてもよいピリミジニル基、アシル基、ハロゲン原子、シアノ基またはニトロ基を、rおよびrは、同一または異なって、水素原子または置換されていてもよい炭化水素基を示す]で表される化合物等が記載されている。
また、新生物の疾患(Neoplastic Disease)や自己免疫疾患の治療薬として、特許文献2には式
[式中、rはアリール、アラルキル、ヘテロアリールなどを、rはアリール、ヘテロアリールなどを、rはアリール、ヘテロアリール、置換されていてもよいアミノメチルなどを示す]で表される化合物が記載されている。
国際公開第2006/036024号 国際公開第2004/103968号
既知プロトンポンプ阻害剤と同様に胃酸の分泌を効果的に抑制し、かつ既知プロトンポンプ阻害剤の問題点である、酸性条件下における不安定性、代謝酵素多型に基づく効果のバラツキおよび薬物間相互作用を改善した薬剤は、消化性潰瘍および逆流性食道炎等に対してより優れた治療効果が期待できる。しかし、現状ではこれらの要件を十分に満足するプロトンポンプ阻害剤は見出されていない。従って、本発明の目的は、これらの問題点を改善した優れた酸分泌抑制作用(特に、プロトンポンプ阻害作用)を有する化合物を提供することである。
本発明者らは、種々検討した結果、式(I)
で表される化合物またはその塩〔以下、化合物(I)と略記する場合がある〕が予想外にも非常に強いプロトンポンプ阻害作用を有しており、医薬として十分満足できるものであることを見出し、これらの知見に基づいて本発明を完成した。
即ち、本発明は、
〔1〕式(I)
[式中、Rは置換されていてもよい環状基を、Rは置換基を、Rは置換されていてもよいアルキル基、アシル基、置換されていてもよいヒドロキシ基、置換されていてもよいアミノ基、ハロゲン原子、シアノ基またはニトロ基を、RおよびRはそれぞれ水素原子、置換されていてもよいアルキル基、アシル基、置換されていてもよいヒドロキシ基、置換されていてもよいアミノ基、ハロゲン原子、シアノ基またはニトロ基を、RおよびR6’はそれぞれ水素原子またはアルキル基を、nは0〜3の整数を示す。]で表される化合物〔ただし、1−[5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(ピリジン−3−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチルメタンアミン、1−[5−(2−クロロピリジン−3−イル)−1−(ピリジン−3−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチルメタンアミン、1−{5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−[(6−メトキシピリジン−3−イル)スルホニル]−1H−ピロール−3−イル}−N−メチルメタンアミン、N−メチル−1−[5−(2−メチルピリジン−3−イル)−1−(ピリジン−3−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]メタンアミン、1−{5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−[(6−メチルピリジン−3−イル)スルホニル]−1H−ピロール−3−イル}−N−メチルメタンアミン、および1−[4−クロロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(ピリジン−3−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチルメタンアミンを除く。〕またはその塩。
〔2〕Rが、置換されていてもよいアリール基もしくは置換されていてもよいヘテロアリール基を、Rが置換基を、Rがハロゲンで置換されていてもよいアルキル基、アシル基、ハロゲン原子、シアノ基またはニトロ基を、RおよびRがそれぞれ水素原子、ハロゲンで置換されていてもよいアルキル基、アシル基、ハロゲン原子、シアノ基またはニトロ基を、Rがアルキル基を、R6’が水素原子を、nが0〜3の整数を示す上記〔1〕記載の化合物。
〔3〕Rが、置換されていてもよいフェニル基、置換されていてもよいフリル基、置換されていてもよいチエニル基、置換されていてもよいピリジル基、置換されていてもよいピラゾリル基、置換されていてもよいイミダゾリル基または置換されていてもよいチアゾリル基である上記〔1〕記載の化合物。
〔4〕Rが、置換されていてもよいフリル基、置換されていてもよいピリジル基または置換されていてもよいピラゾリル基である上記〔1〕記載の化合物。
〔5〕Rが、置換されていてもよいピリジル基である上記〔1〕記載の化合物。
〔6〕Rの置換基が、電子求引性基である上記〔1〕記載の化合物。
〔7〕電子求引性基が、ハロゲン原子、シアノ基、アシル基またはトリフルオロメチル基である上記〔6〕記載の化合物。
〔8〕RおよびRがそれぞれ水素原子またはハロゲン原子である上記〔1〕記載の化合物。
〔9〕Rがメチル基である上記〔1〕記載の化合物。
〔10〕nが0である上記〔1〕記載の化合物。
〔11〕1−[5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチルメタンアミンまたはその塩、
1−[4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(ピリジン−3−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチルメタンアミンまたはその塩、
1−[5−(2−クロロピリジン−3−イル)−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチルメタンアミンまたはその塩、
3−{4−[(メチルアミノ)メチル]−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロール−2−イル}ピリジン−2−カルボニトリルまたはその塩、または
1−{1−[(4−フルオロフェニル)スルホニル]−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル}−N−メチルメタンアミンまたはその塩。
〔12〕1−[4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチルメタンアミンまたはその塩、
1−[4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(3−フリルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチルメタンアミンまたはその塩、
1−{4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−[(2−メチルフラン−3−イル)スルホニル]−1H−ピロール−3−イル}−N−メチルメタンアミンまたはその塩、
1−[1−{[1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル]スルホニル}−4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチルメタンアミンまたはその塩、または
1−[4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(ピリジン−2−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチルメタンアミンまたはその塩。
〔13〕上記〔1〕記載の化合物のプロドラッグ。
〔14〕上記〔1〕記載の化合物またはそのプロドラッグを含有してなる医薬。
〔15〕酸分泌抑制剤である上記〔14〕記載の医薬。
〔16〕カリウムイオン競合型アシッドブロッカー(Potassium−Competitive Acid Blocker)である上記〔14〕記載の医薬。
〔17〕消化性潰瘍、ゾリンジャー・エリソン(Zollinger−Ellison)症候群、胃炎、逆流性食道炎、症候性胃食道逆流症(Symptomatic Gastroesophageal Reflux Disease(Symptomatic GERD))、Barrett食道、機能性ディスペプシア(Functional Dyspepsia)、胃癌、胃MALTリンパ腫、非ステロイド系抗炎症剤に起因する潰瘍あるいは手術後ストレスによる胃酸過多ならびに潰瘍の治療および予防剤;または消化性潰瘍、急性ストレス潰瘍、出血性胃炎あるいは侵襲ストレスによる上部消化管出血の抑制剤である上記〔14〕記載の医薬。
〔18〕哺乳動物に対して、上記〔1〕記載の化合物またはそのプロドラッグの有効量を投与することを特徴とする消化性潰瘍、ゾリンジャー・エリソン(Zollinger−Ellison)症候群、胃炎、逆流性食道炎、症候性胃食道逆流症(Symptomatic Gastroesophageal Reflux Disease(Symptomatic GERD))、Barrett食道、機能性ディスペプシア(Functional Dyspepsia)、胃癌、胃MALTリンパ腫、非ステロイド系抗炎症剤に起因する潰瘍あるいは手術後ストレスによる胃酸過多ならびに潰瘍の治療または予防方法;または消化性潰瘍、急性ストレス潰瘍、出血性胃炎あるいは侵襲ストレスによる上部消化管出血の抑制方法。
〔19〕消化性潰瘍、ゾリンジャー・エリソン(Zollinger−Ellison)症候群、胃炎、逆流性食道炎、症候性胃食道逆流症(Symptomatic Gastroesophageal Reflux Disease(Symptomatic GERD))、Barrett食道、機能性ディスペプシア(Functional Dyspepsia)、胃癌、胃MALTリンパ腫、非ステロイド系抗炎症剤に起因する潰瘍あるいは手術後ストレスによる胃酸過多ならびに潰瘍の治療および予防剤;または消化性潰瘍、急性ストレス潰瘍、出血性胃炎あるいは侵襲ストレスによる上部消化管出血の抑制剤を製造するための上記〔1〕記載の化合物またはそのプロドラッグの使用。
〔20〕消化性潰瘍、ゾリンジャー・エリソン(Zollinger−Ellison)症候群、胃炎、逆流性食道炎、症候性胃食道逆流症(Symptomatic Gastroesophageal Reflux Disease(Symptomatic GERD))、Barrett食道、機能性ディスペプシア(Functional Dyspepsia)、胃癌、胃MALTリンパ腫、非ステロイド系抗炎症剤に起因する潰瘍あるいは手術後ストレスによる胃酸過多ならびに潰瘍の治療または予防方法;または消化性潰瘍、急性ストレス潰瘍、出血性胃炎あるいは侵襲ストレスによる上部消化管出血の抑制方法に使用するための上記〔1〕記載の化合物またはそのプロドラッグ。
〔21〕式
[式中、R’はハロゲン原子を、Rは水素原子、置換されていてもよいアルキル基、アシル基、置換されていてもよいヒドロキシ基、置換されていてもよいアミノ基、ハロゲン原子、シアノ基またはニトロ基を、R15は置換されていてもよい炭化水素基または置換されていてもよい複素環基を示す。]で表される化合物またはその塩。
〔22〕式
[式中、Rは、置換されていてもよいアリール基もしくは置換されていてもよいヘテロアリール基を、Rは置換基を、Rはハロゲンで置換されていてもよいアルキル基、アシル基、ハロゲン原子、シアノ基またはニトロ基を、RおよびRはそれぞれ水素原子、ハロゲンで置換されていてもよいアルキル基、アシル基、ハロゲン原子、シアノ基またはニトロ基を、Rはアルキル基を、nは0〜3の整数を示す。]で表される化合物〔ただし、1−[5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(ピリジン−3−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチルメタンアミン、1−[5−(2−クロロピリジン−3−イル)−1−(ピリジン−3−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチルメタンアミン、1−{5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−[(6−メトキシピリジン−3−イル)スルホニル]−1H−ピロール−3−イル}−N−メチルメタンアミン、N−メチル−1−[5−(2−メチルピリジン−3−イル)−1−(ピリジン−3−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]メタンアミン、1−{5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−[(6−メチルピリジン−3−イル)スルホニル]−1H−ピロール−3−イル}−N−メチルメタンアミン、および1−[4−クロロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(ピリジン−3−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチルメタンアミンを除く。〕またはその塩。
に関する。
本発明の化合物(I)は、優れたプロトンポンプ阻害作用を示す。ここで、オメプラゾールやランソプラゾールなどの従来型プロトンポンプ阻害薬が、胃壁細胞の酸性環境で活性体に変換されてH/K−ATPaseのシステイン残基と共有結合し、非可逆的に酵素活性を阻害するのに対し、化合物(I)は、プロトンポンプ(H/K−ATPase)活性を可逆的かつK拮抗型阻害様式により阻害し、結果的に酸分泌を抑制することから、カリウムイオン競合型アシッドブロッカー(Potassium−Competitive Acid Blocker:P−CAB)、あるいはアシッドポンプアンタゴニスト(APA)と呼ばれることもある。化合物(I)は、作用発現が早く、初回投与時から最大薬効を示す。さらに、代謝多型の影響(患者間のバラツキ)が少なく、細胞傷害性が低く、チトクロームP450(CYP)阻害活性が弱く、作用の持続時間も長いのが特徴である。したがって、本発明は、消化性潰瘍(例、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、非ステロイド系抗炎症剤に起因する潰瘍、手術後ストレスによる潰瘍等)、ゾリンジャー・エリソン(Zollinger−Ellison)症候群、胃炎、びらん性食道炎、逆流性食道炎、症候性胃食道逆流症(Symptomatic gastroesophageal reflux disease (Symptomatic GERD))、Barrett食道、機能性ディスペプシア(Functional Dyspepsia)、胃癌、胃MALTリンパ腫、あるいは胃酸過多の臨床上有用な予防・治療剤;または消化性潰瘍、急性ストレス潰瘍、出血性胃炎あるいは侵襲ストレスによる上部消化管出血の抑制剤などを提供することができる。化合物(I)は、毒性が低く、水溶性、体内動態、薬効発現の面でも優れているので、医薬として有用である。化合物(I)は、酸性条件下でも安定であるため、腸溶製剤にすることなく通常の錠剤等として経口投与することができる。このため、錠剤等の製剤を小さくすることができることから、嚥下力の弱い病人、特に老人や小人に服用しやすくなるという利点を有する。しかも、腸溶製剤のような徐放効果はないので、胃酸分泌抑制作用の発現が速く、痛み等の症状の改善が速い。
以下に本発明について詳細に説明する。
式(I)中、Rは置換されていてもよい環状基を示す。「置換されていてもよい環状基」としては、置換されていてもよいアリール基、置換されていてもよい脂環式炭化水素基もしくは置換されていてもよい複素環基が挙げられる。
で示される「置換されていてもよいアリール基」におけるアリール基としては、フェニル、1−ナフチル、2−ナフチル、2−ビフェニリル、3−ビフェニリル、4−ビフェニリル、2−アンスリル等のC6−14アリール基が挙げられる。
該アリール基の置換基としては、(1)ハロゲン原子(例、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等)、(2)ニトロ、(3)シアノ、(4)ヒドロキシ、(5)1ないし5個(好ましくは1ないし3個)のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素)を有していてもよいC1−6アルコキシ(例、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシ、フルオロメトキシ等)、(6)C6−14アリールオキシ(例、フェニルオキシ、ナフチルオキシ等)、(7)C7−16アラルキルオキシ(例、ベンジルオキシ、フェネチルオキシ、ジフェニルメチルオキシ、1−ナフチルメチルオキシ、2−ナフチルメチルオキシ、2,2−ジフェニルエチルオキシ、3−フェニルプロピルオキシ、4−フェニルブチルオキシ、5−フェニルペンチルオキシ等)、(8)メルカプト、(9)1ないし5個(好ましくは1ないし3個)のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素)を有していてもよいC1−6アルキルチオ(例、メチルチオ、ジフルオロメチルチオ、トリフルオロメチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、イソプロピルチオ、ブチルチオ、4,4,4−トリフルオロブチルチオ、ペンチルチオ、ヘキシルチオ等)、(10)C6−14アリールチオ(例、フェニルチオ、ナフチルチオ等)、(11)C7−16アラルキルチオ(例、ベンジルチオ、フェネチルチオ、ジフェニルメチルチオ、1−ナフチルメチルチオ、2−ナフチルメチルチオ、2,2−ジフェニルエチルチオ、3−フェニルプロピルチオ、4−フェニルブチルチオ、5−フェニルペンチルチオ等)、(12)アミノ、(13)モノ−C1−6アルキルアミノ(例、メチルアミノ、エチルアミノ等)、(14)モノ−C6−14アリールアミノ(例、フェニルアミノ、1−ナフチルアミノ、2−ナフチルアミノ等)、(15)モノ−C7−16アラルキルアミノ(例、ベンジルアミノ等)、(16)ジ−C1−6アルキルアミノ(例、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ等)、(17)ジ−C6−14アリールアミノ(例、ジフェニルアミノ等)、(18)ジ−C7−16アラルキルアミノ(例、ジベンジルアミノ等)、(19)ホルミル、(20)C1−6アルキル−カルボニル(例、アセチル、プロピオニル等)、(21)C6−14アリール−カルボニル(例、ベンゾイル、1−ナフトイル、2−ナフトイル等)、(22)カルボキシル、(23)C1−6アルコキシ−カルボニル(例、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、tert−ブトキシカルボニル等)、(24)C6−14アリールオキシ−カルボニル(例、フェノキシカルボニル等)、(25)カルバモイル、(26)チオカルバモイル、(27)ヒドロキシで置換されていてもよいモノ−C1−6アルキル−カルバモイル(例、メチルカルバモイル、エチルカルバモイル、2−ヒドロキシエチルカルバモイル等。好ましくは、モノ−C1−6アルキル−カルバモイル)、(28)ジ−C1−6アルキル−カルバモイル(例、ジメチルカルバモイル、ジエチルカルバモイル、エチルメチルカルバモイル等)、(29)C6−14アリール−カルバモイル(例、フェニルカルバモイル、1−ナフチルカルバモイル、2−ナフチルカルバモイル等)、(30)C1−6アルキルスルホニル(例、メチルスルホニル、エチルスルホニル等)、(31)C6−14アリールスルホニル(例、フェニルスルホニル、1−ナフチルスルホニル、2−ナフチルスルホニル等)、(32)C1−6アルキルスルフィニル(例、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル等)、(33)C6−14アリールスルフィニル(例、フェニルスルフィニル、1−ナフチルスルフィニル、2−ナフチルスルフィニル等)、(34)ホルミルアミノ、(35)C1−6アルキル−カルボニルアミノ(例、アセチルアミノ等)、(36)C6−14アリール−カルボニルアミノ(例、ベンゾイルアミノ、ナフトイルアミノ等)、(37)C1−6アルコキシ−カルボニルアミノ(例、メトキシカルボニルアミノ、エトキシカルボニルアミノ、プロポキシカルボニルアミノ、ブトキシカルボニルアミノ等)、(38)C1−6アルキルスルホニルアミノ(例、メチルスルホニルアミノ、エチルスルホニルアミノ等)、(39)C6−14アリールスルホニルアミノ(例、フェニルスルホニルアミノ、2−ナフチルスルホニルアミノ、1−ナフチルスルホニルアミノ等)、(40)C1−6アルキル−カルボニルオキシ(例、アセトキシ、プロピオニルオキシ等)、(41)C6−14アリール−カルボニルオキシ(例、ベンゾイルオキシ、ナフチルカルボニルオキシ等)、(42)C1−6アルコキシ−カルボニルオキシ(例、メトキシカルボニルオキシ、エトキシカルボニルオキシ、プロポキシカルボニルオキシ、ブトキシカルボニルオキシ等)、(43)モノ−C1−6アルキル−カルバモイルオキシ(例、メチルカルバモイルオキシ、エチルカルバモイルオキシ等)、(44)ジ−C1−6アルキル−カルバモイルオキシ(例、ジメチルカルバモイルオキシ、ジエチルカルバモイルオキシ等)、(45)C6−14アリール−カルバモイルオキシ(例、フェニルカルバモイルオキシ、ナフチルカルバモイルオキシ等)、(46)1個の窒素原子と炭素原子以外に、窒素原子、硫黄原子及び酸素原子から選ばれる1または2種のヘテロ原子を1ないし4個含んでいてもよい5ないし7員飽和環状アミノ(例、ピロリジン−1−イル、ピペリジノ、ピペラジン−1−イル、モルホリノ、チオモルホリノ、ヘキサヒドロアゼピン−1−イル等)、(47)1ないし3個のC1−6アルキル基(例、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル等)で置換されていてもよい、炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子及び酸素原子から選ばれる1または2種のヘテロ原子を1ないし4個含む5ないし10員芳香族複素環基(例、2−チエニル、3−チエニル、1,2,3−オキサジアゾリル、1,2,4−オキサジアゾリル、1,2,5−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジル、2−キノリル、3−キノリル、4−キノリル、5−キノリル、8−キノリル、1−イソキノリル、3−イソキノリル、4−イソキノリル、5−イソキノリル、1−インドリル、2−インドリル、3−インドリル、2−ベンゾチアゾリル、2−ベンゾ[b]チエニル、3−ベンゾ[b]チエニル、2−ベンゾ[b]フラニル、3−ベンゾ[b]フラニル等)、(48)C1−3アルキレンジオキシ(例、メチレンジオキシ、エチレンジオキシ等)、(49)C3−7シクロアルキル(例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル等)、(50)1ないし5個(好ましくは1ないし3個)のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素)またはヒドロキシを有していてもよいC1−6アルキル基(例、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、sec−ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、n−ヘキシル、イソヘキシル、ヒドロキシメチル等。好ましくは1ないし5個(好ましくは1ないし3個)のハロゲン原子を有していてもよいC1−6アルキル基)、(51)1ないし5個(好ましくは1ないし3個)のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素)を有していてもよいC2−6アルケニル基(例、アリル、イソプロペニル、イソブテニル、1−メチルアリル、2−ペンテニル、2−ヘキセニル等)、(52)C2−6アルキニル基(例、プロパルギル、2−ブチニル、3−ブチニル、3−ペンチニル、3−ヘキシニル等)、(53)1ないし5個(好ましくは1ないし3個)のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素)を有していてもよいC6−14アリール基(例、フェニル等)、(54)1ないし5個(好ましくは1ないし3個)のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素)を有していてもよいC7−16アラルキル(例、ベンジル、フェネチル等)、(55)オキソ等が挙げられる。
該置換基は置換可能な位置に有していてよく、置換基の数は1ないし5個、好ましくは1ないし3個である。
で示される「置換されていてもよい脂環式炭化水素基」における脂環式炭化水素基としては、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、パーヒドロナフチル、パーヒドロアントリル、ビシクロ[2,2,1]ヘプチル等のC3−14シクロアルキル基(好ましくはC3−7シクロアルキル基)、シクロプロペニル、シクロブテン−1−または3−イル、シクロペンテン−1−,3−または4−イル、シクロヘキセン−1−または3−イル等のC3−14シクロアルケニル基(好ましくはC3−7シクロアルケニル基)等が挙げられる。
該脂環式炭化水素基の置換基としては、前記のRにおけるアリール基が有していてもよい置換基と同様のものが挙げられる。該置換基は置換可能な位置に有していてよく、置換基の数は1ないし5個、好ましくは1ないし3個である。
で示される「置換されていてもよい複素環基」における複素環基としては、オキシラニル、アゼチジニル、オキセタニル、チエタニル、ピロリジニル、テトラヒドロフリル、チオラニル、ピペリジル、テトラヒドロピラニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ピペラジニル、ホモモルホリン、ホモピペラジン等の窒素原子、酸素原子、硫黄原子等のヘテロ原子を1〜3個含む4〜7員非芳香族複素環基(好ましくは、4〜6員非芳香族複素環基)や、ピロリル(例、1−,2−または3−ピロリル)、ピラゾリル(例、1−,3−,4−または5−ピラゾリル)、イミダゾリル(例、1−,2−,4−または5−イミダゾリル)、トリアゾリル(例、1,2,3−トリアゾール−4−イル、1,2,3−トリアゾール−1−イル、1,2,3−トリアゾール−5−イル、1,2,4−トリアゾール−1−イル、1,2,4−トリアゾール−3−イル、1,2,4−トリアゾール−4−イル、1,2,4−トリアゾール−5−イル)、テトラゾリル(例、テトラゾール−1−,2−または5−イル)、フリル(例、2−または3−フリル)、チエニル(例、2−または3−チエニル)、オキサゾリル(例、2−,4−または5−オキサゾリル)、イソキサゾリル(例、3−,4−または5−イソキサゾリル)、オキサジアゾリル(例、1,2,3−オキサジアゾール−4−または5−イル、1,2,4−オキサジアゾール−3−または5−イル、1,2,5−オキサジアゾール−3−イル、1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)、チアゾリル(例、2−,4−または5−チアゾリル)、イソチアゾリル(例、3−,4−または5−イソチアゾリル)、チアジアゾリル(例、1,2,3−チアジアゾール−4−または5−イル、1,2,4−チアジアゾール−3−または5−イル、1,2,5−チアジアゾール−3−イル、1,3,4−チアジアゾール−2−イル)、ピリジル(例、1−,2−,3−または4−ピリジル)、ピリダジニル(例、1−,3−または4−ピリダジニル)、ピリミジニル(例、1−,2−,4−または5−ピリミジニル)、ピラジニル(例、1−または2−ピラジニル)、ベンゾフリル(例、2−または3−ベンゾフリル)、ベンゾチエニル(例、2−または3−ベンゾチエニル)、イソインドリル(例、1−または3−イソインドリル)、ベンズイミダゾリル(例、2−ベンズイミダゾリル)、ベンゾオキサゾリル(例、2−ベンゾオキサゾリル)、ベンゾイソオキサゾリル(例、3−ベンゾイソオキサゾリル)、ベンゾチアゾリル(例、2−ベンゾチアゾリル)、ベンゾイソチアゾリル(例、3−ベンゾイソチアゾリル)、シンノリニル(例、3−または4−シンノリニル)、キナゾリニル(例、2−または4−キナゾリニル)、キノキサリニル(例、2−または3−キノキサリニル)、フタラジニル(例、1−または4−フタラジニル)、プテリジニル、インドリル(例、3H−インドール−2−,3−,4−,5−,6−または7−イル)、キノリル(例、3−,4−,5−,6−,7−または8−キノリル)、イソキノリル(例、1−、3−または4−イソキノリル)、ピリド〔2,3−d〕ピリミジニル(例、ピリド〔2,3−d〕ピリミジン−2−イル)、1,5−,1,6−,1,7−,1,8−,2,6−または2,7−ナフチリジニルなどのナフチリジニル(例、1,5−ナフチリジン−2−または3−イル)、チエノ〔2,3−d〕ピリジル(例、チエノ〔2,3−d〕ピリジン−3−イル)、ピラジノキノリル(例、ピラジノ〔2,3−d〕キノリン−2−イル)、イミダゾ〔1,2−a〕ピリジル、イミダゾ〔2,1−b〕チアゾリル、イミダゾ〔1,2−a〕ピリミジニル、イミダゾ〔1,2−b〕ピリダジニル、イミダゾ〔1,2−a〕イミダゾリル、イミダゾ〔2,1−b〕(1.3.4)チアジアゾリル、ピラゾロ〔1,5−a〕ピリミジニル、ピラゾロ〔5,1−b〕チアゾリルまたはピラゾロ〔1,5−a〕ピリジルなどのヘテロアリール基(好ましくは、5〜6員芳香族複素環基またはその縮合環基)が挙げられる。
該複素環基の置換基としては、前記のRにおけるアリール基が有していてもよい置換基と同様のものが挙げられる。該置換基は置換可能な位置に有していてよく、置換基の数は1ないし5個、好ましくは1ないし3個である。
は、好ましくは、「置換されていてもよいアリール基もしくは置換されていてもよいヘテロアリール基」である。
は、化合物(I)のピロール環の5位における3−ピリジル基の2位に結合する置換基であり、該ピリジル基における置換位置は本発明化合物の活性発現にとって極めて重要である。
の「置換基」としては、電子求引性基、電子供与基が挙げられ、特に電子求引性基が好ましい。
該電子求引性基としては、例えば、ハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素)、シアノ基、アシル基、ハロゲノアルキル基(例、フルオロメチル、クロロメチル、ブロモメチル、ヨードメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル等のハロゲノ(C1−3)アルキル基等)などが挙げられる。
前記「アシル基」としては、置換されていてもよいカルボン酸、置換されていてもよいオキシカルボン酸、置換されていてもよいスルホン酸、置換されていてもよいスルフィン酸等から由来するアシル基等が挙げられ、例えば、式−S(O)−R(式中、pは1または2を、Rは、水酸基、置換基を有していてもよい炭化水素基または置換基を有していてもよい複素環基を示す)で表される基、式−COOR(Rは水素原子、置換基を有していてもよい炭化水素基または置換基を有していてもよい複素環基を示す)で表される基、式−CONR10(式中、RおよびR10は同一または異なって、水素原子または置換基を有していてもよい炭化水素基または置換基を有していてもよい複素環基を示す)で表される基、式−SONH−R11(R11は水素原子、置換基を有していてもよい炭化水素基または置換基を有していてもよい複素環基を示す)で表される基または式−CO−R12(R12は水素原子、置換基を有していてもよい炭化水素基または置換基を有していてもよい複素環基を示す)で表される基などが挙げられる。
なお、Rが水酸基である場合、その互変異性体、すなわち、化合物(I)のピロール環の5位に結合したピリジン環が2−ピリドン環である化合物もまた、本願発明の化合物(I)に包含される。このような互変異性体の具体例としては、例えば、実施例103、104および105の化合物が挙げられる。
、R、R、R10、R11またはR12における「置換基を有していてもよい炭化水素基」の「炭化水素基」としては、例えば、鎖状または環状炭化水素基(例、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アラルキル等)が挙げられる。このうち、炭素数1ないし16個の鎖状または環状炭化水素基等が好ましい。
「アルキル」としては、例えば、C1−6アルキル(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシル等)等が挙げられる。
「アルケニル」としては、例えば、C2−6アルケニル(例えば、ビニル、アリル、イソプロペニル、1−ブテニル、2−ブテニル、3−ブテニル、2−メチル−2−プロペニル、1−メチル−2−プロペニル、2−メチル−1−プロペニル等)等が挙げられる。
「アルキニル」としては、例えば、C2−6アルキニル(例えば、エチニル、プロパルギル、1−ブチニル、2−ブチニル、3−ブチニル、1−ヘキシニル等)等が挙げられる。
「シクロアルキル」としては、例えば、C3−7シクロアルキル(例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル等)等が挙げられる。
「アリール」としては、例えば、C6−14アリール(例えば、フェニル、1−ナフチル、2−ナフチル、2−ビフェニリル、3−ビフェニリル、4−ビフェニリル、2−アンスリル等)等が挙げられる。
「アラルキル」としては、例えば、C7−16アラルキル(例えば、ベンジル、フェネチル、ジフェニルメチル、1−ナフチルメチル、2−ナフチルメチル、2,2−ジフェニルエチル、3−フェニルプロピル、4−フェニルブチル、5−フェニルペンチル等のフェニル−C1−6アルキル、ナフチル−C1−6アルキルまたはジフェニル−C1−4アルキル等)等が挙げられる。
上記炭化水素基がアルキル、アルケニルまたはアルキニルの場合、(1)ハロゲン原子(例、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等)、(2)ニトロ、(3)シアノ、(4)ヒドロキシ、(5)1ないし3個のハロゲン原子(例、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子)を有していてもよいC1−6アルコキシ(例、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシ、フルオロメトキシ等)、(6)C6−14アリールオキシ(例、フェニルオキシ、ナフチルオキシ等)、(7)C7−16アラルキルオキシ(例、ベンジルオキシ、フェネチルオキシ、ジフェニルメチルオキシ、1−ナフチルメチルオキシ、2−ナフチルメチルオキシ、2,2−ジフェニルエチルオキシ、3−フェニルプロピルオキシ、4−フェニルブチルオキシ、5−フェニルペンチルオキシ等)、(8)メルカプト、(9)1ないし3個のハロゲン原子(例、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子)を有していてもよいC1−6アルキルチオ(例、メチルチオ、ジフルオロメチルチオ、トリフルオロメチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、イソプロピルチオ、ブチルチオ、4,4,4−トリフルオロブチルチオ、ペンチルチオ、ヘキシルチオ等)、(10)C6−14アリールチオ(例、フェニルチオ、ナフチルチオ等)、(11)C7−16アラルキルチオ(例、ベンジルチオ、フェネチルチオ、ジフェニルメチルチオ、1−ナフチルメチルチオ、2−ナフチルメチルチオ、2,2−ジフェニルエチルチオ、3−フェニルプロピルチオ、4−フェニルブチルチオ、5−フェニルペンチルチオ等)、(12)アミノ、(13)モノ−C1−6アルキルアミノ(例、メチルアミノ、エチルアミノ等)、(14)モノ−C6−14アリールアミノ(例、フェニルアミノ、1−ナフチルアミノ、2−ナフチルアミノ等)、(15)モノ−C7−16アラルキルアミノ(例、ベンジルアミノ等)、(16)ジ−C1−6アルキルアミノ(例、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ等)、(17)ジ−C6−14アリールアミノ(例、ジフェニルアミノ等)、(18)ジ−C7−16アラルキルアミノ(例、ジベンジルアミノ等)、(19)ホルミル、(20)C1−6アルキル−カルボニル(例、アセチル、プロピオニル等)、(21)C6−14アリール−カルボニル(例、ベンゾイル、1−ナフトイル、2−ナフトイル等)、(22)カルボキシル、(23)C1−6アルコキシ−カルボニル(例、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、tert−ブトキシカルボニル等)、(24)C6−14アリールオキシ−カルボニル(例、フェノキシカルボニル等)、(25)カルバモイル、(26)チオカルバモイル、(27)モノ−C1−6アルキル−カルバモイル(例、メチルカルバモイル、エチルカルバモイル等)、(28)ジ−C1−6アルキル−カルバモイル(例、ジメチルカルバモイル、ジエチルカルバモイル、エチルメチルカルバモイル等)、(29)C6−14アリール−カルバモイル(例、フェニルカルバモイル、1−ナフチルカルバモイル、2−ナフチルカルバモイル等)、(30)C1−6アルキルスルホニル(例、メチルスルホニル、エチルスルホニル等)、(31)C6−14アリールスルホニル(例、フェニルスルホニル、1−ナフチルスルホニル、2−ナフチルスルホニル等)、(32)C1−6アルキルスルフィニル(例、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル等)、(33)C6−14アリールスルフィニル(例、フェニルスルフィニル、1−ナフチルスルフィニル、2−ナフチルスルフィニル等)、(34)ホルミルアミノ、(35)C1−6アルキル−カルボニルアミノ(例、アセチルアミノ等)、(36)C6−14アリール−カルボニルアミノ(例、ベンゾイルアミノ、ナフトイルアミノ等)、(37)C1−6アルコキシ−カルボニルアミノ(例、メトキシカルボニルアミノ、エトキシカルボニルアミノ、プロポキシカルボニルアミノ、ブトキシカルボニルアミノ等)、(38)C1−6アルキルスルホニルアミノ(例、メチルスルホニルアミノ、エチルスルホニルアミノ等)、(39)C6−14アリールスルホニルアミノ(例、フェニルスルホニルアミノ、2−ナフチルスルホニルアミノ、1−ナフチルスルホニルアミノ等)、(40)C1−6アルキル−カルボニルオキシ(例、アセトキシ、プロピオニルオキシ等)、(41)C6−14アリール−カルボニルオキシ(例、ベンゾイルオキシ、ナフチルカルボニルオキシ等)、(42)C1−6アルコキシ−カルボニルオキシ(例、メトキシカルボニルオキシ、エトキシカルボニルオキシ、プロポキシカルボニルオキシ、ブトキシカルボニルオキシ等)、(43)モノ−C1−6アルキル−カルバモイルオキシ(例、メチルカルバモイルオキシ、エチルカルバモイルオキシ等)、(44)ジ−C1−6アルキル−カルバモイルオキシ(例、ジメチルカルバモイルオキシ、ジエチルカルバモイルオキシ等)、(45)C6−14アリール−カルバモイルオキシ(例、フェニルカルバモイルオキシ、ナフチルカルバモイルオキシ等)、(46)1個の窒素原子と炭素原子以外に、窒素原子、硫黄原子及び酸素原子から選ばれる1または2種のヘテロ原子を1ないし4個含んでいてもよい5ないし7員飽和環状アミノ(例、ピロリジン−1−イル、ピペリジノ、ピペラジン−1−イル、モルホリノ、チオモルホリノ、ヘキサヒドロアゼピン−1−イル等)、(47)炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子及び酸素原子から選ばれる1または2種のヘテロ原子を1ないし4個含む5ないし10員芳香族複素環基(例、2−チエニル、3−チエニル、2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジル、2−キノリル、3−キノリル、4−キノリル、5−キノリル、8−キノリル、1−イソキノリル、3−イソキノリル、4−イソキノリル、5−イソキノリル、1−インドリル、2−インドリル、3−インドリル、2−ベンゾチアゾリル、2−ベンゾ[b]チエニル、3−ベンゾ[b]チエニル、2−ベンゾ[b]フラニル、3−ベンゾ[b]フラニル等)、(48)C1−3アルキレンジオキシ(例、メチレンジオキシ、エチレンジオキシ等)、および(49)C3−7シクロアルキル(例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル等)等から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよい。
また、上記炭化水素基がシクロアルキル、アリールまたはアラルキルである場合、(1)ハロゲン原子(例、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等)、(2)ニトロ、(3)シアノ、(4)ヒドロキシ、(5)1ないし3個のハロゲン原子(例、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子)を有していてもよいC1−6アルコキシ(例、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシ、フルオロメトキシ等)、(6)C6−14アリールオキシ(例、フェニルオキシ、ナフチルオキシ等)、(7)C7−16アラルキルオキシ(例、ベンジルオキシ、フェネチルオキシ、ジフェニルメチルオキシ、1−ナフチルメチルオキシ、2−ナフチルメチルオキシ、2,2−ジフェニルエチルオキシ、3−フェニルプロピルオキシ、4−フェニルブチルオキシ、5−フェニルペンチルオキシ等)、(8)メルカプト、(9)1ないし3個のハロゲン原子(例、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子)を有していてもよいC1−6アルキルチオ(例、メチルチオ、ジフルオロメチルチオ、トリフルオロメチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、イソプロピルチオ、ブチルチオ、4,4,4−トリフルオロブチルチオ、ペンチルチオ、ヘキシルチオ等)、(10)C6−14アリールチオ(例、フェニルチオ、ナフチルチオ等)、(11)C7−16アラルキルチオ(例、ベンジルチオ、フェネチルチオ、ジフェニルメチルチオ、1−ナフチルメチルチオ、2−ナフチルメチルチオ、2,2−ジフェニルエチルチオ、3−フェニルプロピルチオ、4−フェニルブチルチオ、5−フェニルペンチルチオ等)、(12)アミノ、(13)モノ−C1−6アルキルアミノ(例、メチルアミノ、エチルアミノ等)、(14)モノ−C6−14アリールアミノ(例、フェニルアミノ、1−ナフチルアミノ、2−ナフチルアミノ等)、(15)モノ−C7−16アラルキルアミノ(例、ベンジルアミノ等)、(16)ジ−C1−6アルキルアミノ(例、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ等)、(17)ジ−C6−14アリールアミノ(例、ジフェニルアミノ等)、(18)ジ−C7−16アラルキルアミノ(例、ジベンジルアミノ等)、(19)ホルミル、(20)C1−6アルキル−カルボニル(例、アセチル、プロピオニル等)、(21)C6−14アリール−カルボニル(例、ベンゾイル、1−ナフトイル、2−ナフトイル等)、(22)カルボキシル、(23)C1−6アルコキシ−カルボニル(例、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、tert−ブトキシカルボニル等)、(24)C6−14アリールオキシ−カルボニル(例、フェノキシカルボニル等)、(25)カルバモイル、(26)チオカルバモイル、(27)モノ−C1−6アルキル−カルバモイル(例、メチルカルバモイル、エチルカルバモイル等)、(28)ジ−C1−6アルキル−カルバモイル(例、ジメチルカルバモイル、ジエチルカルバモイル、エチルメチルカルバモイル等)、(29)C6−14アリール−カルバモイル(例、フェニルカルバモイル、1−ナフチルカルバモイル、2−ナフチルカルバモイル等)、(30)1ないし3個のハロゲン原子(例、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子)を有していてもよいC1−6アルキルスルホニル(例、メチルスルホニル、エチルスルホニル、トリフルオロメチルスルホニル等)、(31)C6−14アリールスルホニル(例、フェニルスルホニル、1−ナフチルスルホニル、2−ナフチルスルホニル等)、(32)C1−6アルキルスルフィニル(例、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル等)、(33)C6−14アリールスルフィニル(例、フェニルスルフィニル、1−ナフチルスルフィニル、2−ナフチルスルフィニル等)、(34)ホルミルアミノ、(35)C1−6アルキル−カルボニルアミノ(例、アセチルアミノ等)、(36)C6−14アリール−カルボニルアミノ(例、ベンゾイルアミノ、ナフトイルアミノ等)、(37)C1−6アルコキシ−カルボニルアミノ(例、メトキシカルボニルアミノ、エトキシカルボニルアミノ、プロポキシカルボニルアミノ、ブトキシカルボニルアミノ等)、(38)C1−6アルキルスルホニルアミノ(例、メチルスルホニルアミノ、エチルスルホニルアミノ等)、(39)C6−14アリールスルホニルアミノ(例、フェニルスルホニルアミノ、2−ナフチルスルホニルアミノ、1−ナフチルスルホニルアミノ等)、(40)C1−6アルキル−カルボニルオキシ(例、アセトキシ、プロピオニルオキシ等)、(41)C6−14アリール−カルボニルオキシ(例、ベンゾイルオキシ、ナフチルカルボニルオキシ等)、(42)C1−6アルコキシ−カルボニルオキシ(例、メトキシカルボニルオキシ、エトキシカルボニルオキシ、プロポキシカルボニルオキシ、ブトキシカルボニルオキシ等)、(43)モノ−C1−6アルキル−カルバモイルオキシ(例、メチルカルバモイルオキシ、エチルカルバモイルオキシ等)、(44)ジ−C1−6アルキル−カルバモイルオキシ(例、ジメチルカルバモイルオキシ、ジエチルカルバモイルオキシ等)、(45)C6−14アリール−カルバモイルオキシ(例、フェニルカルバモイルオキシ、ナフチルカルバモイルオキシ等)、(46)1個の窒素原子と炭素原子以外に、窒素原子、硫黄原子及び酸素原子から選ばれる1または2種のヘテロ原子を1ないし4個含んでいてもよい5ないし7員飽和環状アミノ(例、ピロリジン−1−イル、ピペリジノ、ピペラジン−1−イル、モルホリノ、チオモルホリノ、ヘキサヒドロアゼピン−1−イル等)、(47)炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子及び酸素原子から選ばれる1または2種のヘテロ原子を1ないし4個含む5ないし10員芳香族複素環基(例、2−チエニル、3−チエニル、2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジル、2−キノリル、3−キノリル、4−キノリル、5−キノリル、8−キノリル、1−イソキノリル、3−イソキノリル、4−イソキノリル、5−イソキノリル、1−インドリル、2−インドリル、3−インドリル、2−ベンゾチアゾリル、2−ベンゾ[b]チエニル、3−ベンゾ[b]チエニル、2−ベンゾ[b]フラニル、3−ベンゾ[b]フラニル等)、(48)C1−3アルキレンジオキシ(例、メチレンジオキシ、エチレンジオキシ等)、(49)C3−7シクロアルキル(例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル等)、(50)1ないし3個のハロゲン原子(例、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子)あるいはヒドロキシ基を有していてもよいC1−6アルキル基(例、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、sec−ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、n−ヘキシル、イソヘキシル等)、(51)1ないし3個のハロゲン原子(例、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子)を有していてもよいC2−6アルケニル基(例、アリル、イソプロペニル、イソブテニル、1−メチルアリル、2−ペンテニル、2−ヘキセニル等)、(52)C2−6アルキニル基(例、プロパルギル、2−ブチニル、3−ブチニル、3−ペンチニル、3−ヘキシニル等)、(53)モノ−C3−7シクロアルキル−カルバモイル(例、シクロプロピルカルバモイル、シクロブチルカルバモイル等)、および(54)炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子及び酸素原子から選ばれる1または2種のヘテロ原子を1ないし4個含む5ないし10員複素環−カルボニル(例、4−モルホリノカルボニル等)等から選ばれる1ないし5個(好ましくは1ないし3個)の置換基で置換されていてもよい。
、R、R、R10、R11またはR12における「置換基を有していてもよい複素環基」の「複素環基」としては、例えば、窒素原子(オキシド化されていてもよい)、酸素原子、硫黄原子(モノまたはジオキシド化されていてもよい)などのヘテロ原子を1ないし4個含む3〜8員複素環基(好ましくは5〜6員複素環基)、または窒素原子(オキシド化されていてもよい)、酸素原子、硫黄原子(モノまたはジオキシド化されていてもよい)などのヘテロ原子を1ないし4個含む3〜8員複素環基(好ましくは5〜6員複素環基)とベンゼン環または窒素原子(オキシド化されていてもよい)、酸素原子、硫黄原子(モノまたはジオキシド化されていてもよい)などのヘテロ原子を1ないし4個含む3〜8員複素環(好ましくは5〜6員複素環)とが縮合して形成する基、好ましくは該5〜6員複素環基と窒素原子(オキシド化されていてもよい)、酸素原子、硫黄原子(モノまたはジオキシド化されていてもよい)などのヘテロ原子を1ないし4個含んでいてもよい5〜6員環とが縮合して形成する基が挙げられる。
具体的には、アジリジニル(例、1−または2−アジリジニル)、アジリニル(例、1−または2−アジリニル)、アゼチル(例、2−,3−または4−アゼチル)、アゼチジニル(例、1−,2−または3−アゼチジニル)、パーヒドロアゼピニル(例、1−,2−,3−または4−パーヒドロアゼピニル)、パーヒドロアゾシニル(例、1−,2−,3−,4−または5−パーヒドロアゾシニル)、ピロリル(例、1−,2−または3−ピロリル)、ピラゾリル(例、1−,3−,4−または5−ピラゾリル)、イミダゾリル(例、1−,2−,4−または5−イミダゾリル)、トリアゾリル(例、1,2,3−トリアゾール−1−,4−または−5−イル,1,2,4−トリアゾール−1−,3−,4−または5−イル)、テトラゾリル(例、テトラゾール−1−,2−または5−イル)、フリル(例、2−または3−フリル)、チエニル(例、2−または3−チエニル)、硫黄原子が酸化されたチエニル(例、2−または3−チエニル−1,1−ジオキシド)、オキサゾリル(例、2−,4−または5−オキサゾリル)、イソキサゾリル(例、3−,4−または5−イソキサゾリル)、オキサジアゾリル(例、1,2,3−オキサジアゾール−4−または5−イル,1,2,4−オキサジアゾール−3−または5−イル、1,2,5−オキサジアゾール−3−イル、1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)、チアゾリル(例、2−,4−または5−チアゾリル)、イソチアゾリル(例、3−,4−または5−イソチアゾリル)、チアジアゾリル(例、1,2,3−チアジアゾール−4−または5−イル、1,2,4−チアジアゾール−3−または5−イル、1,2,5−チアジアゾール−3−イル、1,3,4−チアジアゾール−2−イル)、ピロリジニル(例、1−,2−または3−ピロリジニル)、ピリジル(例、2−,3−または4−ピリジル)、窒素原子が酸化されたピリジル(例、2−,3−または4−ピリジル−N−オキシド)、ピリダジニル(例、3−または4−ピリダジニル)、窒素原子の一方または両方が酸化されたピリダジニル(例、3−,4−,5−または6−ピリダジニル−N−オキシド)、ピリミジニル(例、2−,4−または5−ピリミジニル)、窒素原子の一方または両方が酸化されたピリミジニル(例、2−,4−,5−または6−ピリミジニル−N−オキシド)、ピラジニル、ピペリジニル(例、1−,2−,3−または4−ピペリジニル)、ピペラジニル(例、1−または2−ピペラジニル)、インドリル(例、3H−インドール−2−,3−,4−,5−,6−または7−イル)、ピラニル(例、2−,3−または4−ピラニル)、チオピラニル(例、2−,3−または4−チオピラニル)、硫黄原子が酸化されたチオピラニル(例、2−,3−または4−チオピラニル−1,1−ジオキシド)、モルホリニル(例、2−,3−または4−モルホリニル)、チオモルホリニル、キノリル(例、2−,3−,4−,5−,6−,7−または8−キノリル)、イソキノリル、ピリド〔2,3−d〕ピリミジニル(例、ピリド〔2,3−d〕ピリミジン−2−イル)、1,5−,1,6−,1,7−,1,8−,2,6−または2,7−ナフチリジニルなどのナフチリジニル(例、1,5−ナフチリジン−2−または3−イル)、チエノ〔2,3−d〕ピリジル(例、チエノ〔2,3−d〕ピリジン−3−イル)、ピラジノキノリル(例、ピラジノ〔2,3−d〕キノリン−2−イル)、クロメニル(例、2H−クロメン−2−または3−イル)、2−ベンゾ[b]チエニル、3−ベンゾ[b]チエニル、2−ベンゾ[b]フラニル、3−ベンゾ[b]フラニルなどが用いられる。
該複素環基の「置換基」としては、上記R、R、R、R10、R11またはR12で示される「炭化水素基」がシクロアルキル、アリールまたはアラルキルである場合に有していてもよい置換基と同様の置換基が挙げられる。該置換基の数は1ないし5個、好ましくは1ないし3個である。
電子求引性基としては、上記した中でも、ハロゲン原子、シアノ基、アシル基またはトリフルオロメチル基が好ましい。
該電子供与基としては、C1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシル等)、C1−6アルキルチオ基(例、メチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、イソプロピルチオ、ブチルチオ、ペンチルチオ、ヘキシルチオ等)、C1−6アルコキシ基(例、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシ等)、式−NR1314(式中、R13およびR14は同一または異なって、水素原子またはアルキル基を示す)で表される基および水酸基などが挙げられる。R13およびR14におけるアルキル基としては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシル等のC1−6アルキル基が挙げられ、特にC1−3アルキル基が好ましい。
電子供与基としては、上記した中でも、C1−3アルキル、C1−3アルキルチオ、および式−NR1314(式中の記号は前記と同意義を示す)で表される基が好ましい。
の「置換基」としては、前記した中でも例えば原子数が7個以下の比較的低分子量の電子求引性基あるいは電子供与基が好ましい。
式(I)中、Rは置換されていてもよいアルキル基、アシル基、置換されていてもよいヒドロキシ基、置換されていてもよいアミノ基、ハロゲン原子、シアノ基またはニトロ基を示す。好ましいRは、ハロゲンで置換されていてもよいアルキル基、アシル基、ハロゲン原子、シアノ基またはニトロ基である。
およびRはそれぞれ水素原子、置換されていてもよいアルキル基、アシル基、置換されていてもよいヒドロキシ基、置換されていてもよいアミノ基、ハロゲン原子、シアノ基またはニトロ基を示す。好ましいRおよびRはそれぞれ水素原子、ハロゲンで置換されていてもよいアルキル基、アシル基、ハロゲン原子、シアノ基またはニトロ基である。
、RまたはRで示される「置換されていてもよいアルキル基」における「アルキル基」としては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシル等のC1−6アルキル基が挙げられる。該アルキル基が有していてもよい置換基としては、上記R、R、R、R10、R11またはR12における「炭化水素基」がアルキル、アルケニルまたはアルキニルの場合に有していてもよい置換基と同様のものが挙げられる。該置換基の数は1〜5個、好ましくは1〜3個である。
、RまたはRのアルキル基の好ましい置換基としてはハロゲン(例、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子)が挙げられる。置換基としてのハロゲン原子の数は1〜5個、好ましくは1〜3個である。
、RまたはRで示される「アシル基」としては、有機カルボン酸から誘導される炭素数1ないし20のアシル基が挙げられる。例えば、C1−7アルカノイル基(例、ホルミル;アセチル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリル、ペンタノイル、ヘキサノイル、ヘプタノイル等のC1−6アルキル−カルボニル等)、C6−14アリール−カルボニル基(例、ベンゾイル、ナフタレンカルボニル等)、C1−6アルコキシ−カルボニル基(例、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、イソプロポキシカルボニル、ブトキシカルボニル、イソブトキシカルボニル、sec−ブトキシカルボニル、tert−ブトキシカルボニル等)、C6−14アリールオキシ−カルボニル基(例、フェノキシカルボニル基)、C7−19アラルキル−カルボニル基(例、ベンジルカルボニル、フェネチルカルボニル、フェニルプロピルカルボニルなどのフェニル−C1−4アルキルカルボニル、ベンズヒドリルカルボニル、ナフチルエチルカルボニルなどのナフチル−C1−4アルキルカルボニル等)、C7−19アラルキルオキシ−カルボニル基(例、ベンジルオキシカルボニルなどのフェニル−C1−4アルキルオキシカルボニル等)、5もしくは6員複素環カルボニル基またはその縮合した複素環カルボニル基(例、2−または3−ピロリルカルボニルなどのピロリルカルボニル;3−、4−または5−ピラゾリルカルボニルなどのピラゾリルカルボニル;2−、4−または5−イミダゾリルカルボニルなどのイミダゾリルカルボニル;1,2,3−トリアゾール−4−イルカルボニル、1,2,4−トリアゾール−3−イルカルボニルなどのトリアゾリルカルボニル;1H−または2H−テトラゾール−5−イルカルボニルなどのテトラゾリルカルボニル;2−または3−フリルカルボニルなどのフリルカルボニル;2−または3−チエニルカルボニルなどのチエニルカルボニル;2−、4−または5−オキサゾリルカルボニルなどのオキサゾリルカルボニル;3−、4−または5−イソキサゾリルカルボニルなどのイソキサゾリルカルボニル;1,2,3−オキサジアゾール−4−または5−イルカルボニル、1,2,4−オキサジアゾール−3−または5−イルカルボニル、1,2,5−オキサジアゾール−3−または4−イルカルボニル、1,3,4−オキサジアゾール−2−イルカルボニルなどのオキサジアゾリルカルボニル;2−、4−または5−チアゾリルカルボニルなどのチアゾリルカルボニル;3−、4−または5−イソチアゾリルカルボニルなどのイソチアゾリルカルボニル;1,2,3−チアジアゾール−4−または5−イルカルボニル、1,2,4−チアジアゾール−3−または5−イルカルボニル、1,2,5−チアジアゾール−3−または4−イルカルボニル、1,3,4−チアジアゾール−2−イルカルボニルなどのチアジアゾリルカルボニル;2−または3−ピロリジニルカルボニルなどのピロリジニルカルボニル;2−、3−または4−ピリジルカルボニルなどのピリジルカルボニル;2−、3−または4−ピリジル−N−オキシドカルボニルなどの窒素原子が酸化されたピリジルカルボニル;3−または4−ピリダジニルカルボニルなどのピリダジニルカルボニル;3−、4−、5−または6−ピリダジニル−N−オキシドカルボニルなどの1個または両方の窒素原子が酸化されたピリダジニル;2−、4−または5−ピリミジニルカルボニルなどのピリミジニルカルボニル;2−、4−、5−または6−ピリミジニル−N−オキシドカルボニルなどの1個または両方の窒素原子が酸化されたピリミジニルカルボニル;ピラジニルカルボニル;2−、3−または4−ピペリジニルカルボニルなどのピペリジニルカルボニル;ピペラジニルカルボニル;3H−インドール−2−または3−イルカルボニルなどのインドリルカルボニル;2−、3−または4−ピラニルカルボニルなどのピラニルカルボニル;2−、3−または4−チオピラニルカルボニルなどのチオピラニルカルボニル;3−、4−、5−、6−、7−または8−キノリルカルボニルなどのキノリルカルボニル;イソキノリルカルボニル;ピリド〔2,3−d〕ピリミジニルカルボニル(例、ピリド〔2,3−d〕ピリミジン−2−イルカルボニル);1,5−、1,6−、1,7−、1,8−、2,6−または2,7−ナフチリジニルカルボニルなどのナフチリジニルカルボニル(例、1,5−ナフチリジン−2−または3−イルカルボニル);チエノ〔2,3−d〕ピリジルカルボニル(例、チエノ〔2,3−d〕ピリジン−3−イルカルボニル);ピラジノキノリルカルボニル(例、ピラジノ〔2,3−b〕キノリン−2−イルカルボニル);クロメニルカルボニル(例、2H−クロメン−2−または3−イルカルボニル等)等の窒素原子(オキシド化されていてもよい)、酸素原子、硫黄原子(モノまたはジオキシド化されていてもよい)などのヘテロ原子を1ないし4個含む5もしくは6員複素環−カルボニル基)、5もしくは6員複素環−アセチル基(例、2−ピロリルアセチル、3−イミダゾリルアセチル、5−イソオキサゾリルアセチル等の窒素原子(オキシド化されていてもよい)、酸素原子、硫黄原子(モノまたはジオキシド化されていてもよい)などのヘテロ原子を1ないし4個含む5もしくは6員複素環−アセチル基)等が用いられる。
アシル基の置換基に関し、例えば、上記アシル基が、アルカノイル基またはアルコキシ−カルボニル基の場合、該アシル基は、アルキルチオ基(例、メチルチオ、エチルチオ、n−プロピルチオ、イソプロピルチオ等のC1−4アルキルチオなど)、ハロゲン(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素)、アルコキシ基(例、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、tert−ブトキシ、n−ヘキシルオキシ等のC1−6アルコキシなど)、ニトロ基、アルコキシ−カルボニル基(例、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、n−プロポキシカルボニル、イソプロポキシカルボニル、n−ブトキシカルボニル、イソブトキシカルボニル、sec−ブトキシカルボニル、tert−ブトキシカルボニル等のC1−6アルコキシ−カルボニルなど)、アルキルアミノ基(例、メチルアミノ、エチルアミノ、n−プロピルアミノ、n−ブチルアミノ、tert−ブチルアミノ、n−ペンチルアミノ、n−ヘキシルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、メチルエチルアミノ、ジ−(n−プロピル)アミノ、ジ−(n−ブチル)アミノ等のモノ−もしくはジ−C1−6アルキルアミノなど)、アルコキシイミノ基(例、メトキシイミノ、エトキシイミノ、n−プロポキシイミノ、tert−ブトキシイミノ、n−ヘキシルオキシ−イミノ等のC1−6アルコキシイミノなど)およびヒドロキシイミノから選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい。
また、上記アシル基がアリール−カルボニル基、アリールオキシ−カルボニル基、アラルキル−カルボニル基、アラルキルオキシカルボニル基、5もしくは6員複素環−カルボニル基または5もしくは6員複素環−アセチル基の場合、アルキル基(例、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、sec−ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、n−ヘキシル、イソヘキシルなどのC1−6アルキル、シクロヘキシルなどのC3−6シクロアルキルなど)、アルケニル基(例、アリル、イソプロペニル、イソブテニル、1−メチルアリル、2−ペンテニル、2−ヘキセニルなどのC2−6アルケニルなど)、アルキニル基(例、プロパルギル、2−ブチニル、3−ブチニル、3−ペンチニル、3−ヘキシニルなどのC2−6アルキニルなど)、アルコキシ基(例、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、tert−ブトキシ、n−ヘキシルオキシなどのC1−6アルコキシなど)、アシル基[例、ホルミル、アセチル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリル、ペンタノイル、ヘキサノイル、ヘプタノイルなどのC1−7アルカノイル;ベンゾイル、ナフタレンカルボニルなどのC6−14アリール−カルボニル;メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、イソプロポキシカルボニル、ブトキシカルボニル、イソブトキシカルボニル、sec−ブトキシカルボニル、tert−ブトキシカルボニルなどのC1−6アルコキシ−カルボニル;フェノキシカルボニルなどのC6−14アリールオキシ−カルボニル;フェニル−C1−4アルキル−カルボニル(例、ベンジルカルボニル、フェネチルカルボニル、フェニルプロピルカルボニルなど)などのC7−19アラルキル−カルボニル;フェニル−C1−4アルキルオキシ−カルボニル(例、ベンジルオキシカルボニルなど)などのC7−19アラルキルオキシ−カルボニルなど]、ニトロ、アミノ、ヒドロキシ、シアノ、スルファモイル、メルカプト、ハロゲン(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素)、およびアルキルチオ基(メチルチオ、エチルチオ、n−プロピルチオ、イソブチルチオなどのC1−4アルキルチオなど)から選ばれる1〜5個(好ましくは1〜3個)の置換基で置換されていてもよい。
、RまたはRで示される「置換されていてもよいヒドロキシ基」としては、
−OR16(R16は水素原子、置換されていてもよい炭化水素基、置換されていてもよい複素環基またはアシル基を示す。)で表される基を挙げることができる。
16における「置換されていてもよい炭化水素基」としては、上記R、R、R、R10、R11またはR12における「置換されていてもよい炭化水素基」と同様の基が挙げられる。
16における「置換されていてもよい複素環基」としては、上記R、R、R、R10、R11またはR12における「置換されていてもよい複素環基」と同様の基が挙げられる。
16における「アシル基」としては、上記Rの「置換基」として例示した「アシル基」と同様のものが挙げられる。
、RまたはRで示される「置換されていてもよいアミノ基」としては、−NR1718(R17およびR18は、それぞれ、水素原子、置換されていてもよい炭化水素基、置換されていてもよい複素環基またはアシル基を示す。)で表される基を挙げることができる。
17またはR18における「置換されていてもよい炭化水素基」としては、上記R、R、R、R10、R11またはR12における「置換されていてもよい炭化水素基」と同様の基が挙げられる。
17またはR18における「置換されていてもよい複素環基」としては、上記R、R、R、R10、R11またはR12における「置換されていてもよい複素環基」と同様の基が挙げられる。
17またはR18における「置換されていてもよいアシル基」としては、上記Rの「置換基」として例示した「アシル基」と同様のものが挙げられる。
、RまたはRで示される「ハロゲン原子」としては、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素が挙げられる。
式(I)において、Rはピリジン環の置換可能な位置に任意に有していてもよい。該置換基Rの数(すなわちn)は0〜3個である。nが2もしくは3であるとき、それぞれのRは同一であってもよく、異なっていてもよい。
好ましいnは0である。
好ましいRおよびRは、同一または異なって水素原子またはハロゲン原子である。
またはR6’で示される「アルキル基」としては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシル等のC1−6アルキル基が挙げられ、C1−3アルキル基が好ましく、特にメチルが好ましい。
式(I)における部分構造:
の好ましい態様は、
(Rは、アルキル基を示す。)である。
1−[5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(ピリジン−3−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチルメタンアミン、1−[5−(2−クロロピリジン−3−イル)−1−(ピリジン−3−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチルメタンアミン、1−{5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−[(6−メトキシピリジン−3−イル)スルホニル]−1H−ピロール−3−イル}−N−メチルメタンアミン、N−メチル−1−[5−(2−メチルピリジン−3−イル)−1−(ピリジン−3−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]メタンアミン、1−{5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−[(6−メチルピリジン−3−イル)スルホニル]−1H−ピロール−3−イル}−N−メチルメタンアミン、および1−[4−クロロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(ピリジン−3−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチルメタンアミンあるいはそれらの塩を除いた化合物(I)は新規化合物である。
化合物(I)の好ましい態様としては、下記式(Ia)で表される化合物が挙げられる。
式(Ia)
[式中、R1aは、置換されていてもよいフェニル基、置換されていてもよいフリル基、置換されていてもよいチエニル基、置換されていてもよいピリジル基、置換されていてもよいピラゾリル基または置換されていてもよいピペリジル基を、R2aはハロゲン原子、シアノおよびハロゲノC1−6アルキル基から選ばれる置換基を、R3aはアルキル基を、R4aおよびR5aはそれぞれ水素原子、アルキル基またはハロゲン原子を、R6aはアルキル基を、nは0〜3の整数を示す。]で表される化合物またはその塩。
ここで、式(Ia)における各置換基の好ましい態様は、式(I)において対応する置換基の好ましい態様に準ずる。
1aにおけるフェニル基、フリル基、チエニル基、ピリジル基、ピラゾリル基またはピペリジル基が有していてもよい置換基としては、上記Rで例示したものが挙げられるが、中でも(1)ハロゲン原子(例、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等)、(2)シアノ、(3)1ないし5個(好ましくは1ないし3個)のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素)を有していてもよいC1−6アルコキシ(例、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシ、フルオロメトキシ等)、(4)C1−6アルキル−カルボニル(例、アセチル、プロピオニル等)、(5)C1−6アルキルスルホニル(例、メチルスルホニル、エチルスルホニル等)、(6)C1−3アルキレンジオキシ(例、メチレンジオキシ、エチレンジオキシ等)、(7)1ないし5個(好ましくは1ないし3個)のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素)またはヒドロキシを有していてもよいC1−6アルキル基(例、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、sec−ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、n−ヘキシル、イソヘキシル、ヒドロキシメチル等)、(8)ヒドロキシで置換されていてもよいモノ−C1−6アルキル−カルバモイル(例、メチルカルバモイル、エチルカルバモイル、2−ヒドロキシエチルカルバモイル等)、(9)C1−6アルキル−カルボニルオキシ(例、アセトキシ等)、(10)1ないし3個のC1−6アルキル基(例、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル等)で置換されていてもよい、炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子及び酸素原子から選ばれる1または2種のヘテロ原子を1ないし4個含む5ないし10員芳香族複素環基(例、1,3,4−オキサジアゾリルなどの5ないし6員芳香族複素環基)などが好ましい。
化合物(Ia)における、別の好ましい態様は以下のとおりである。
1aは、置換されていてもよいフェニル基、置換されていてもよいフリル基、置換されていてもよいチエニル基または置換されていてもよいピリジル基を、R2aはハロゲン原子、シアノおよびC1−6アルキル基から選ばれる置換基を、R3aはアルキル基を、R4aおよびR5aはそれぞれ水素原子、アルキル基またはハロゲン原子を、R6aはアルキル基を、nは0〜3の整数を示す化合物(Ia)またはその塩。
1aにおけるフェニル基、フリル基、チエニル基またはピリジル基が有していてもよい置換基としては、(1)ハロゲン原子(例、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等)、(2)シアノ、(3)1ないし5個(好ましくは1ないし3個)のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素)を有していてもよいC1−6アルコキシ(例、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシ、フルオロメトキシ等)、(4)C1−6アルキル−カルボニル(例、アセチル、プロピオニル等)、(5)C1−6アルキルスルホニル(例、メチルスルホニル、エチルスルホニル等)、(6)C1−3アルキレンジオキシ(例、メチレンジオキシ、エチレンジオキシ等)、(7)1ないし5個(好ましくは1ないし3個)のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素)を有していてもよいC1−6アルキル基(例、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、sec−ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、n−ヘキシル、イソヘキシル等)などが特に好ましい。
また、化合物(I)の合成中間体である、式
[式中、R’はハロゲン原子を、R15は置換されていてもよい炭化水素基または置換されていてもよい複素環基を示し、Rは上記で定義した通りである。]で表される化合物またはその塩は、新規化合物である。
4’で示される「ハロゲン原子」としては、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素が挙げられる。
15における「置換されていてもよい炭化水素基」としては、上記R、R、R、R10、R11またはR12における「置換されていてもよい炭化水素基」と同様の基が挙げられる。
15における「置換されていてもよい複素環基」としては、上記R、R、R、R10、R11またはR12における「置換されていてもよい複素環基」と同様の基が挙げられる。
化合物(I)の塩としては、例えば金属塩、アンモニウム塩、有機塩基との塩、無機酸との塩、有機酸との塩、塩基性または酸性アミノ酸との塩等が挙げられる。金属塩の好適な例としては、例えばナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩;カルシウム塩、マグネシウム塩、バリウム塩等のアルカリ土類金属塩;アルミニウム塩等が挙げられる。有機塩基との塩の好適な例としては、例えばトリメチルアミン、トリエチルアミン、ピリジン、ピコリン、2,6−ルチジン、エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、シクロヘキシルアミン、ジシクロヘキシルアミン、N,N’−ジベンジルエチレンジアミン等との塩が挙げられる。無機酸との塩の好適な例としては、例えば塩酸、臭化水素酸、硝酸、硫酸、リン酸等との塩が挙げられる。有機酸との塩の好適な例としては、例えばギ酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、フタル酸、フマル酸、シュウ酸、酒石酸、マレイン酸、クエン酸、コハク酸、リンゴ酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸等との塩が挙げられる。塩基性アミノ酸との塩の好適な例としては、例えばアルギニン、リジン、オルニチン等との塩が挙げられ、酸性アミノ酸との塩の好適な例としては、例えばアスパラギン酸、グルタミン酸等との塩が挙げられる。
このうち、薬学的に許容し得る塩が好ましい。例えば、化合物内に酸性官能基を有する場合にはアルカリ金属塩(例、ナトリウム塩、カリウム塩等)、アルカリ土類金属塩(例、カルシウム塩、マグネシウム塩、バリウム塩等)等の無機塩、アンモニウム塩等、また、化合物内に塩基性官能基を有する場合には、例えば塩酸、臭化水素酸、硝酸、硫酸、リン酸等の無機酸との塩、または酢酸、フタル酸、フマル酸、シュウ酸、酒石酸、マレイン酸、クエン酸、コハク酸、メタンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸等の有機酸との塩が挙げられる。
化合物(I)は例えば、国際公開第2006−036024号、ヨーロピアン ジャーナル オブ オーガニック ケミストリー(Eur.J.Org.Chem.),2283頁(2001)、ジャーナル オブ メディシナル ケミストリー(J.Med.Chem.),43巻,1886頁(2000)、ジャーナル オブ ファーマシー アンド ファーマコロジー(J.Pharm.Pharmacol.),46巻,740頁(1994)、国際公開第92/04025号パンフレット、ジャーナル オブ ヘテロサイクリック ケミストリー(J.Heterocycl.Chem.),25巻,635頁(1988)、ジャーナル オブ メディシナル ケミストリー(J.Med.Chem.),14巻,328頁(1971)、ジャーナル オブ メディシナル ケミストリー(J.Med.Chem.),35巻,4195頁(1992)あるいはテトラヘドロン レターズ(Tetrahedron Lett.),26巻,4047頁(1985)に記載の方法、またはこれらに準じた方法に従って製造することができる。
本発明における化合物(I)の製造法について説明する。
なお、式中の化合物(II)〜(XXIV)は、塩を形成していてもよく、このような塩としては、例えば化合物(I)の塩と同様のものが挙げられる。
また、各工程で得られた化合物は反応液のまま、または粗生成物として得た後に次反応に用いることもできるが、常法に従って反応混合物から単離することもでき、再結晶、蒸留、クロマトグラフィーなどの分離手段により容易に精製することができる。
化合物(II)(式中、R、R、R、Rおよびnは前記と同意義を、Rはメチル、エチル、プロピル、イソプロピルあるいはブチル等のC1−4アルキル基を示す)は自体公知の方法、例えばケミカル アンド ファーマシューティカル ブレタン(Chem.Pharm.Bull.),49巻,1406頁(2001)やテトラヘドロン レターズ(Tetrahedron Letters),35巻,5989頁(1994年)などに記載の方法、またはこれらに準じた方法に従って製造することができる。
化合物(IV)(式中の各記号は前記と同意義を示す)は化合物(II)と式(III)
(式中のRは前記と同意義を示す)で表される化合物とを反応させることによって製造することができる。
本反応は反応に不活性な溶媒を用いて行うのが有利である。このような溶媒としては、反応が進行する限り特に限定されないが、ベンゼン、トルエンなどの炭化水素類およびテトラヒドロフランなどのエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのアミド類などの溶媒もしくはそれらの混合溶媒などが好ましい。
本反応は塩基の使用が効果的である。塩基としては例えば水素化ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどの無機塩基類、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム、炭酸水素ナトリウムなどの塩基性塩類、カリウムエトキシド、カリウムtert−ブトキシド、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシドなどの金属塩基類、ピリジン、ルチジンなどの芳香族アミン類、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、シクロヘキシルジメチルアミン、4−ジメチルアミノピリジン、N,N−ジメチルアニリン、N−メチルピペリジン、N−メチルピロリジン、N−メチルモルホリンなどの第3級アミン類などが挙げられる。これら塩基の使用量は、化合物(II)1モルに対し0.8〜10モル、好ましくは1〜5モルである。
また、本反応はクラウンエーテル類を共存させて行うことも可能である。クラウンエーテルとしては例えば15−クラウン−5−エーテル、18−クラウン−6−エーテルなどが挙げられる。これらクラウンエーテルの使用量は、化合物(II)1モルに対し0.01〜10モル、好ましくは1〜5モルである。
反応時間は、用いる試薬や溶媒により異なるが、通常1分〜48時間、好ましくは10分〜8時間である。
反応温度は通常−20℃〜100℃、好ましくは0℃〜50℃である。
化合物(V)(式中の各記号は前記と同意義を示す)は自体公知の方法、例えばテトラヘドロン レターズ(Tetrahedron Letters),13巻,5337頁(1972年)、ヘテロサイクルズ(Heterocycles),7巻,77頁(1977年)、ケミカル アンド ファーマシューティカル ブレタン(Chem. Pharm. Bull.),27巻,2857頁(1979)、ジャーナル オブ オーガニックケミストリー(J.Org.Chem.),62巻,2649頁(1997年)等に記載の方法、またはこれらに準じた方法に従って製造することができる。
化合物(VI)(式中の各記号は前記と同意義を示す)は化合物(V)に対してN−ブロモコハク酸イミド(NBS)を反応させることによって製造することができる。
N−ブロモコハク酸イミド(NBS)は化合物(V)に対して約1当量使用することが好ましく、また、反応は窒素やアルゴンなどの不活性気体の雰囲気下で行うことが好ましい。
本反応は反応に不活性な溶媒を用いて行うのが有利である。このような溶媒としては、反応が進行する限り特に限定されないが、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテルなどのエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのアミド類などの溶媒もしくはそれらの混合溶媒などが好ましい。
反応時間は、用いる試薬や溶媒により異なるが、通常10分〜24時間、好ましくは5〜12時間である。
反応温度は通常−78℃〜80℃、好ましくは−78℃〜30℃である。
本反応は塩基の添加が有効な場合がある。用いられる塩基は反応が進行する限り限定されないがピリジン、ピコリン、ルチジンなどの有機塩基などが挙げられる。これら有機塩基の使用量は化合物(V)1モルに対し0.001〜10当量、好ましくは0.001〜0.1当量である。
化合物(VII)(式中の各記号は前記と同意義を示す)は化合物(VI)に対して、化合物(II)から化合物(IV)を製造する方法と同様の方法を用いて製造することができる。
化合物(IV)(式中の各記号は前記と同意義を示す)は化合物(VII)と式(VIIIa)(或いは式(VIIIa)の各種エステル誘導体)
(式中の各記号は前記と同意義を示す)で表される化合物とを、シンセティック コミュニケーションズ(Synthetic Communications),11巻,513頁(1981年)に記載されている方法、またはこれらに準じた方法に従って反応させることによって製造することもできる。
また、化合物(VII)と式(VIIIb)
(式中、Rはアルキル基またはアリル基を示し、その他の各記号は前記と同意義を示す)で表される化合物とを、シンセシス(Synthesis),7巻,564−565頁(1986年)に記載されている方法、またはこれらに準じた方法に従って反応させることによっても製造することができる。
化合物(IX)(式中の各記号は前記と同意義を示す)は化合物(IV)を水素化アルミニウムリチウムや水素化ジイソブチルアルミニウム、水素化ホウ素ナトリウム、水素化ホウ素カルシウム等の還元剤を用いて還元することによって製造することができる。還元剤としては特に水素化ジイソブチルアルミニウムが好ましい。これら還元剤の使用量は化合物(IV)1モルに対し0.75〜10当量、好ましくは1〜5当量である。
本反応は反応に不活性な溶媒を用いて行うのが有利である。このような溶媒としては、反応が進行する限り特に限定されないが、ベンゼン、トルエンなどの炭化水素類およびテトラヒドロフラン、ジエチルエーテルなどのエーテル類などの溶媒もしくはそれらの混合溶媒などが好ましい。
反応時間は、用いる試薬や溶媒により異なるが、通常10分〜24時間、好ましくは30分〜8時間である。
反応温度は通常−78℃〜100℃、好ましくは−78℃〜25℃である。
化合物(X)(式中の各記号は前記と同意義を示す)は、化合物(IX)とクロム酸−ピリジン錯体、クロロクロム酸ピリジニウム、二酸化マンガン、三酸化硫黄−ピリジン錯体あるいはテトラ−n−プロピルアンモニウム ペルルテナート(tetra−n−propylammonium perruthenate)等の酸化剤とを反応させることによって製造することができる。酸化剤としては二酸化マンガン、三酸化硫黄−ピリジン錯体あるいはテトラ−n−プロピルアンモニウム ペルルテナートが好ましい。本酸化反応は、例えばシンセシス(Synthesis),639頁(1994)記載の方法に準じて実施することができる。
化合物(I)(式中の各記号は前記と同意義を示す)は化合物(X)と式(XI)
(式中、RおよびR6’は前記と同意義を示す)で表される化合物を用いて、新実験化学講座、第14−III巻、1380頁〜1385頁(丸善株式会社刊)に記載の方法等に準じて、還元アミノ化反応によって製造することができる。
また、化合物(I)は以下の方法によっても製造することができる。
化合物(XII)(式中の各記号は前記と同意義を示す)は化合物(VII)に対して、化合物(IV)から化合物(IX)を製造する方法と同様の方法によって製造することができる。
化合物(XIII)(式中の各記号は前記と同意義を示す。)は化合物(XII)に対して、化合物(IX)から化合物(X)を製造する方法と同様の方法によって製造することができる。
化合物(XIV)(式中の各記号は前記と同意義を示す)は化合物(XIII)に対して、化合物(X)から化合物(I)を製造する方法と同様の方法によって製造することができる。
化合物(XV)(式中、Rはアミノ基の保護基を、その他の記号は前記と同意義を示す。)はR6’が水素原子の化合物(XIV)に対してアミノ基を保護することにより製造することができる。アミノ基の保護基としてはtert−ブチルカーバメート基(BOC基)、ベンジルカーバメート基(Cbz基)などが挙げられる。本保護反応は、自体公知の方法、例えば、Wiley−Interscience社1999年刊「Protective Groups in Organic Synthesis,3rd Ed.」(Theodora W.Greene,Peter G.M.Wuts著)、494頁〜653頁に記載の方法などに準じて実施できる。
化合物(XVI)(式中の各記号は前記と同意義を示す)は化合物(XV)に対して、化合物(VII)から化合物(IV)を製造する方法と同様の方法によって製造することができる。
化合物(I)(式中の各記号は前記と同意義を示す)は化合物(XIV)に対して化合物(VII)から化合物(IV)を製造する方法と同様の方法によって製造することができる。或いは、化合物(XVI)から自体公知の方法、例えば、Wiley−Interscience社1999年刊「Protective Groups in Organic Synthesis,3rd Ed.」(Theodora W.Greene,Peter G.M.Wuts著)、494頁〜653頁に記載の方法などに準じてアミノ基の保護基を除去することによって製造することができる。
また、化合物(XVI)及び(I)は以下の方法によって製造することもできる。
化合物(XVII)(式中の各記号は前記と同意義を示す)は化合物(II)に対して、化合物(IV)から化合物(IX)を製造する方法と同様の方法によって製造することができる。
化合物(XVIII)(式中の各記号は前記と同意義を示す)は化合物(XVII)に対して、化合物(IX)から化合物(X)を製造する方法と同様の方法によって製造することができる。
化合物(XIX)(式中の各記号は前記と同意義を示す)は化合物(XVIII)に対して、化合物(X)から化合物(I)を製造する方法と同様の方法によって製造することができる。
化合物(XX)(式中の各記号は前記と同意義を示す)はR6’が水素原子の化合物(XIX)に対して化合物(XIV)から化合物(XV)を製造する方法と同様の方法によって製造することができる。
化合物(XVI)(式中の各記号は前記と同意義を示す)は化合物(XX)に対して、化合物(II)から化合物(IV)を製造する方法と同様の方法によって製造することができる。
化合物(I)(式中の各記号は前記と同意義を示す)は化合物(XIX)に対して化合物(II)から化合物(IV)を製造する方法と同様の方法によって製造することができる。或いは、化合物(XVI)を前記の方法に従って脱保護することにより製造することができる。
また、化合物(XIII)、(X)および(I)は以下の方法によっても製造することができる。
化合物(XXI)(式中の各記号は前記と同意義を示す)は化合物(V)に対して、化合物(II)から化合物(IV)を製造する方法と同様の方法によって製造することができる。
化合物(XXII)(式中の各記号は前記と同意義を示す)は化合物(XXI)に対して、化合物(IV)から化合物(IX)を製造する方法と同様の方法によって製造することができる。
化合物(XXIII)(式中の各記号は前記と同意義を示す)は化合物(XXII)に対して、化合物(IX)から化合物(X)を製造する方法と同様の方法によって製造することができる。
化合物(XIII)(式中の各記号は前記と同意義を示す)は化合物(XXIII)に対して、化合物(V)から化合物(VI)を製造する方法と同様の方法によって製造することができる。
化合物(X)(式中の各記号は前記と同意義を示す)は化合物(XIII)に対して、化合物(VII)から化合物(IV)を製造する方法と同様の方法、あるいは化合物(XVIII)に対して、化合物(II)から化合物(IV)を製造する方法と同様の方法によっても製造することができる。さらに前記と同様の方法を用いて化合物(I)を製造することができる。
また、化合物(XIII)および化合物(XVIII)は以下の方法によっても合成することができ、さらに前記と同様の方法を用いて化合物(I)を製造することができる。
化合物(XXIV)(式中の各記号は前記と同意義を示す)は自体公知の方法、例えばジャーナル オブ オーガニックケミストリー(J.Org.Chem.),55巻,6317頁(1990年)等に記載の方法、またはこれらに準じた方法に従って製造することができる。
化合物(XIII)(式中の各記号は前記と同意義を示す。)は化合物(XXIV)に対して、化合物(II)から化合物(IV)を製造する方法と同様の方法によって製造することができる。
化合物(XVIII)(式中の各記号は前記と同意義を示す。)は化合物(XXIV)に対して、化合物(VII)から化合物(IV)を製造する方法と同様の方法によって製造することができる。
式中の化合物(I)〜(XXIV)のR、R、RおよびRはそれぞれ置換反応などにより別の置換基に変換することもできる。例えばNBS、N−クロロコハク酸イミド、N−フルオロピリジニウム塩などを用いて水素をハロゲンへ変換する反応、シアン化銅、シアン化亜鉛などを用いてハロゲンをシアノ基へ変換する反応などが例として挙げられる。化合物(I)以外のR、R、RおよびRを変換した場合には、それぞれ前記の方法に従って化合物(I)へと導けばよい。
また、化合物(XX)および化合物(XIX)はRがハロゲン原子の場合、以下の方法によって製造することもできる。本方法は特にRがフッ素原子の場合、効果的である。さらに前記と同様の方法を用いて化合物(I)を製造することができる。
化合物(XXV)(式中、R’はフッ素、塩素、臭素、ヨウ素などのハロゲン原子を、Rは前記と同意義を、R9はアミド保護基を、R10は塩素、臭素、ヨウ素などのハロゲン原子を示す)は自体公知の方法、例えばジャーナル オブ オーガニックケミストリー(J.Org.Chem.),66巻,315頁(2001年)等に記載の方法、またはこれらに準じた方法に従って製造することができる。
のアミド保護基としてはtert−ブチルカーバメート基(BOC基)、トシル基、ベンジル基、アリル基などが例として挙げられるが特に限定されるものではない。
化合物(XXVI)(式中、R’、RおよびR9は前記と同意義を示す)は化合物(XXV)を塩基と作用させることにより製造することができる。
塩基としては例えば水素化ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどの無機塩基類、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム、炭酸水素ナトリウムなどの塩基性塩類、カリウムエトキシド、カリウムtert−ブトキシド、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシドなどの金属塩基類、ピリジン、ルチジンなどの芳香族アミン類、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、シクロヘキシルジメチルアミン、4−ジメチルアミノピリジン、N,N−ジメチルアニリン、N−メチルピペリジン、N−メチルピロリジン、N−メチルモルホリン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデック−7−エン(DBU)などの第3級アミン類などが挙げられる。これら塩基の使用量は、化合物(XXV)1モルに対し0.8〜10モル、好ましくは1〜5モルである。
本反応は反応に不活性な溶媒を用いて行うのが有利である。このような溶媒としては、反応が進行する限り特に限定されないが、ベンゼン、トルエンなどの炭化水素類およびテトラヒドロフランなどのエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのアミド類などの溶媒もしくはそれらの混合溶媒などが好ましい。
反応時間は、用いる試薬や溶媒により異なるが、通常1分〜48時間、好ましくは10分〜8時間である。
反応温度は通常−78℃〜100℃、好ましくは−10℃〜70℃である。
化合物(XXVIIa)(式中の各記号は前記と同意義を示す)或いは化合物(XXVIIb)(式中の各記号は前記と同意義を示す)は、化合物(XXVI)を式(XXVIII)(式中、RおよびR前記と同意義を示す)で表される化合物と反応させることによって製造することができる。
化合物(XXVIII)は、例えばテトラヘドロン レターズ(Tetrahedron Lett.),21巻,4137頁(1980)、或いはテトラヘドロン レターズ(Tetrahedron Lett.),42巻,8697頁(2001)に記載されている方法、またはこれらに準じた方法に従って反応系中で生成させればよい。
本反応の溶媒としては、反応が進行する限り特に限定されないが、n−ヘキサン、トルエンなどの炭化水素類およびテトラヒドロフラン、ジエチルエーテルなどのエーテル類などの溶媒もしくはそれらの混合溶媒などが好ましい。
反応時間は、用いる基質や溶媒により異なるが、通常1分〜48時間、好ましくは10分〜24時間である。
反応温度は通常−100℃〜50℃、好ましくは−78℃〜0℃である。
化合物(XXIX)(式中、R、R、R’およびRは前記と同意義を示す)は、化合物(XXVIIa)または化合物(XXVIIb)の脱保護と脱水反応を行うことにより製造することができる。反応条件については特に限定されるものではなく保護基の種類や使用する溶媒により異なるが、例えば、TFAや塩酸などの酸と処理することにより、脱保護と脱水反応を連続的に行う条件などが例として挙げられる。
化合物(XX’)(式中、R、R、R’、R、R6およびRは前記と同意義を示す)および化合物(XIX’)(式中の各記号は前記と同意義を示す)はそれぞれ式(XXX)(式中、RおよびR前記と同意義を示す)、式(XI)で表される化合物を水素化ナトリウムやn−ブチルリチウムなどの塩基で処理した後に、化合物(XXIX)と反応させることによって製造することができる。
本反応におけるRの保護基は除去可能である限り特に限定されるものではないが、ベンジル基、4−メトキシベンジル基、2,4−ジメトキシベンジル基などが好ましい例として挙げられる。
本反応の溶媒としては、反応が進行する限り特に限定されないが、n−ヘキサン、トルエンなどの炭化水素類およびテトラヒドロフラン、ジエチルエーテルなどのエーテル類などの溶媒もしくはそれらの混合溶媒などが好ましい。
反応時間は、用いる基質や溶媒により異なるが、通常1分〜48時間、好ましくは10分〜5時間である。
反応温度は通常−100℃〜100℃、好ましくは−78℃〜30℃である。
式中の化合物(I)〜(XXIX)のR、R、R、R、R’およびRはそれぞれ置換反応、酸化及び還元反応などにより別の置換基に変換することもできる。化合物(I)以外のR、R、R、R、R’およびRを変換した場合には、それぞれ前記の方法に従って化合物(I)あるいは(I’)へと導けばよい。
前記化合物(XXVI)および、それから導かれる化合物(XXXIa)、化合物(XXXIb)および(XXXII)は、ピロール化合物(XXXIII)を製造するのに有利に用いられる中間体である。
化合物(XXXIa)或いは化合物(XXXIb)(式中、R15は、置換されていてもよい炭化水素基または置換されていてもよい複素環基を、その他の記号は前記と同意義を示す)は、化合物(XXVI)を式(XXXIV)
(式中、R15は前記と同意義を示し、XはR15に求核性を付与する原子或いは分子を示す)で表される化合物と反応させることによって製造することができる。
ここで、R15における「置換されていてもよい炭化水素基」としては、上記R、R、R、R10、R11またはR12における「置換されていてもよい炭化水素基」と同様の基が挙げられる。
15における「置換されていてもよい複素環基」としては、上記R、R、R、R10、R11またはR12における「置換されていてもよい複素環基」と同様の基が挙げられる。
Xは反応が進行する限り特に限定されるものではないが、Li、MgBr、MgClなどが好ましい例として挙げられる。
本反応の溶媒としては、反応が進行する限り特に限定されないが、n−ヘキサン、トルエンなどの炭化水素類およびテトラヒドロフラン、ジエチルエーテルなどのエーテル類などの溶媒もしくはそれらの混合溶媒などが好ましい。
反応時間は、用いる基質や溶媒により異なるが、通常1分〜48時間、好ましくは10分〜24時間である。
反応温度は通常−100℃〜200℃、好ましくは−78℃〜100℃である。
化合物(XXXII)(式中、記号は前記と同意義を示す)は、化合物(XXXIa)または化合物(XXXIb)の脱保護と脱水反応を行うことにより製造することができる。反応条件については特に限定されるものではなく保護基の種類や使用する溶媒により異なるが、例えば、TFAや塩酸などの酸と処理することにより、脱保護と脱水反応を連続的に行う条件などが例として挙げられる。
化合物(XXXIII)(式中、R16は置換されていても良いアミノメチル基を示し、他の記号は前記と同意義を示す)は、化合物(XXXII)から2重結合への付加反応を伴ったR4’の脱離反応を行うことにより製造することができる。
2重結合への付加反応を伴ったR4’の脱離反応を行う方法としては特に限定されるものではないが、式(XXX)
(式中、記号は前記と同意義を示す)で表される化合物を水素化ナトリウムやn−ブチルリチウムなどの塩基で処理した後に、化合物(XXXII)と反応させてR16にアミノメチル基を有する化合物を得る方法に代表される求核剤を反応させる方法、接触還元によりR16にアミノメチル基を有する化合物を得る方法などが例として挙げられる。
本反応の溶媒としては、反応が進行する限り特に限定されないが、n−ヘキサン、トルエンなどの炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテルなどのエーテル類などの溶媒およびN,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのアミド類などの溶媒もしくはそれらの混合溶媒などが好ましい。
反応時間は、用いる基質や溶媒により異なるが、通常1分〜48時間、好ましくは10分〜5時間である。
反応温度は通常−100℃〜200℃、好ましくは−78℃〜100℃である。
化合物(I)は、公知の手段、例えば、転溶、濃縮、溶媒抽出、分溜、液性変換、晶出、再結晶、クロマトグラフィーなどによって単離、精製することができる。
化合物(I)が遊離化合物として得られた場合には、自体公知の方法あるいはそれに準ずる方法によって、目的とする塩に変換することができ、逆に塩で得られた場合には、自体公知の方法あるいはそれに準ずる方法により、遊離体または目的とする他の塩に変換することができる。
化合物(I)はプロドラッグとして用いてもよい。化合物(I)のプロドラッグは、生体内における生理条件下で酵素や胃酸等による反応により化合物(I)に変換する化合物、すなわち酵素的に酸化、還元、加水分解等を起こして化合物(I)に変化する化合物、胃酸等により加水分解等を起こして化合物(I)に変化する化合物をいう。
化合物(I)のプロドラッグとしては、化合物(I)のアミノ基がアシル化、アルキル化、リン酸化された化合物(例えば、化合物(I)のアミノ基がエイコサノイル化、アラニル化、ペンチルアミノカルボニル化、(5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル)メトキシカルボニル化、テトラヒドロフラニル化、ピロリジルメチル化、ピバロイルオキシメチル化、t−ブチル化された化合物等);化合物(I)のヒドロキシ基がアシル化、アルキル化、リン酸化、ホウ酸化された化合物(例えば、化合物(I)のヒドロキシ基がアセチル化、パルミトイル化、プロパノイル化、ピバロイル化、スクシニル化、フマリル化、アラニル化、ジメチルアミノメチルカルボニル化された化合物等);化合物(I)のカルボキシ基がエステル化、アミド化された化合物(例えば、化合物(I)のカルボキシ基がエチルエステル化、フェニルエステル化、カルボキシメチルエステル化、ジメチルアミノメチルエステル化、ピバロイルオキシメチルエステル化、エトキシカルボニルオキシエチルエステル化、フタリジルエステル化、(5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル)メチルエステル化、シクロヘキシルオキシカルボニルエチルエステル化、メチルアミド化された化合物等);等が挙げられる。これらの化合物は自体公知の方法によって化合物(I)から製造することができる。
また、化合物(I)のプロドラッグは、広川書店1990年刊「医薬品の開発」第7巻分子設計163頁から198頁に記載されているような生理的条件で化合物(I)に変化するものであってもよい。
化合物(I)が、光学異性体、立体異性体、位置異性体、回転異性体等の異性体を有する場合には、いずれか一方の異性体も混合物も化合物(I)に包含される。例えば、化合物(I)に光学異性体が存在する場合には、ラセミ体から分割された光学異性体も化合物(I)に包含される。これらの異性体は、自体公知の合成手法、分離手法(濃縮、溶媒抽出、カラムクロマトグラフィー、再結晶など)によりそれぞれを単品として得ることができる。
化合物(I)は、結晶であってもよく、結晶形が単一であっても結晶形混合物であっても化合物(I)に包含される。結晶は、自体公知の結晶化法を適用して、結晶化することによって製造することができる。
化合物(I)は、溶媒和物(例えば、水和物等)であっても、無溶媒和物であってもよく、いずれも化合物(I)に包含される。
同位元素(例、H、14C、35S、125Iなど)などで標識された化合物および、HをH(D)に変換した重水素変換体も、化合物(I)に包含される。
本発明の化合物(I)またはそのプロドラッグ(以下、本発明化合物と略記することがある)は、プロトンポンプ阻害作用を有し、効果的に胃酸の分泌を抑制する。また、毒性(例えば、急性毒性、慢性毒性、遺伝毒性、生殖毒性、心毒性、薬物相互作用、癌原性など)が低く、さらに、水溶性が高く、安定性、体内動態(吸収性、分布、代謝、排泄など)、薬効発現の面でも優れているので、医薬として有用である
本発明化合物は、哺乳動物(例、ヒト、サル、ヒツジ、ウシ、ウマ、イヌ、ネコ、ウサギ、ラット、マウス等)において、消化性潰瘍(例、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、非ステロイド系抗炎症剤に起因する潰瘍、手術後ストレスによる潰瘍等);ゾリンジャー・エリソン(Zollinger−Ellison)症候群;胃炎;びらん性食道炎;びらん性逆流性食道炎などの逆流性食道炎;非びらん性胃食道逆流症あるいは食道炎を伴わない胃食道逆流症などの症候性胃食道逆流症(Symptomatic Gastroesophageal Reflux Disease(Symptomatic GERD));Barrett食道;機能性ディスペプシア(Functional Dyspepsia);胃癌(インターロイキン−1の遺伝子多型によるインターロイキン−1βの産生促進に伴う胃癌を含む);胃MALTリンパ腫;胃酸過多;消化性潰瘍、急性ストレス潰瘍、出血性胃炎または侵襲ストレス(例、手術後に集中管理を必要とする大手術や集中治療を必要とする脳血管障害、頭部外傷、多臓器不全、広範囲熱傷から起こるストレス)等による上部消化管出血;気道疾患(Airway Disorders);喘息(Asthma)等の治療および予防、麻酔前投与、ヘリコバクター・ピロリ除菌あるいは除菌の補助等に有用である。
ここで、上記逆流性食道炎および症候性胃食道逆流症(Symptomatic Gastroesophageal Reflux Disease(Symptomatic GERD))を合わせて単にGERDと称する場合がある。
本発明の医薬組成物中の、本発明化合物の含有量は、組成物全体の約0.01ないし100重量%である。該投与量は、投与対象、投与ルート、疾患等によっても異なるが、例えば、抗潰瘍剤として、成人(60kg)に対し経口的に投与する場合、有効成分として約0.5〜約1500mg/日、好ましくは約5〜約150mg/日である。本発明化合物は、1日1回または2〜3回に分けて投与してもよい。
本発明化合物は、毒性が低く、そのままあるいは自体公知の方法に従って、薬理学的に許容される担体を混合した医薬組成物、例えば、錠剤(糖衣錠、フィルムコーティング錠を含む)、散剤、顆粒剤、カプセル剤(ソフトカプセルを含む)、口腔内崩壊錠、口腔内崩壊フィルム、液剤、注射剤、坐剤、徐放剤、貼布剤等の製剤として、経口的または非経口的(例、局所、直腸、静脈投与等)に安全に投与することができる。とりわけ、錠剤、顆粒剤、カプセル剤等として経口剤として好適に投与される。
本発明の医薬組成物の製造に用いられてもよい薬理学的に許容される担体としては、製剤素材として慣用の各種有機あるいは無機担体物質が挙げられ、例えば、固形製剤における賦形剤、滑沢剤、結合剤、崩壊剤、水溶性高分子、塩基性無機塩;液状製剤における溶剤、溶解補助剤、懸濁化剤、等張化剤、緩衝剤、無痛化剤等があげられる。また、必要に応じて、他の通常の防腐剤、抗酸化剤、着色剤、甘味剤、酸味剤、発泡剤、香料等の添加物を用いることもできる。
該「賦形剤」としては、例えば、乳糖、白糖、D−マンニトール、でんぷん、コーンスターチ、結晶セルロース、軽質無水ケイ酸、酸化チタン等が挙げられる。
該「滑沢剤」としては、例えば、ステアリン酸マグネシウム、ショ糖脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール、タルク、ステアリン酸等が挙げられる。
該「結合剤」としては、例えば、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、結晶セルロース、デンプン、ポリビニルピロリドン、アラビアゴム末、ゼラチン、プルラン、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース等が挙げられる。
該「崩壊剤」としては、(1)クロスポビドン、(2)クロスカルメロースナトリウム(FMC−旭化成)、カルメロースカルシウム(五徳薬品)等スーパー崩壊剤と称される崩壊剤、(3)カルボキシメチルスターチナトリウム(例、松谷化学(株)製)、(4)低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(例、信越化学(株)製)、(5)コーンスターチ等が挙げられる。該「クロスポビドン」としては、ポリビニルポリピロリドン(PVPP)、1−ビニル−2−ピロリジノンホモポリマーと称されているものも含め、1−エテニル−2−ピロリジノンホモポリマーという化学名を有し架橋されている重合物のいずれであってもよく、具体例としては、コリドンCL(BASF社製)、ポリプラスドンXL(ISP社製)、ポリプラスドンXL−10(ISP社製)、ポリプラスドンINF−10(ISP社製)等である。
該「水溶性高分子」としては、例えば、エタノール可溶性水溶性高分子〔例えば、ヒドロキシプロピルセルロース(以下、HPCと記載することがある)等のセルロース誘導体、ポリビニルピロリドン等〕、エタノール不溶性水溶性高分子〔例えば、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(以下、HPMCと記載することがある)、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム等のセルロース誘導体、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリビニルアルコール、アルギン酸ナトリウム、グアーガム等〕等が挙げられる。
該「塩基性無機塩」としては、例えば、ナトリウム、カリウム、マグネシウムおよび/またはカルシウムの塩基性無機塩が挙げられる。好ましくはマグネシウムおよび/またはカルシウムの塩基性無機塩である。さらに好ましくはマグネシウムの塩基性無機塩である。該ナトリウムの塩基性無機塩としては、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、リン酸水素二ナトリウム等が挙げられる。該カリウムの塩基性無機塩としては、例えば、炭酸カリウム、炭酸水素カリウム等が挙げられる。該マグネシウムの塩基性無機塩としては、例えば、重質炭酸マグネシウム、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム、水酸化マグネシウム、メタ珪酸アルミン酸マグネシウム、珪酸マグネシウム、アルミン酸マグネシウム、合成ヒドロタルサイト〔MgAl(OH)16・CO・4HO〕および水酸化アルミナ・マグネシウム、好ましくは、重質炭酸マグネシウム、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム、水酸化マグネシウム等が挙げられる。該カルシウムの塩基性無機塩としては、例えば、沈降炭酸カルシウム、水酸化カルシウム等が挙げられる。
該「溶剤」としては、例えば、注射用水、アルコール、プロピレングリコール、マクロゴール、ゴマ油、トウモロコシ油、オリーブ油等が挙げられる。
該「溶解補助剤」としては、例えば、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、D−マンニトール、安息香酸ベンジル、エタノール、トリスアミノメタン、コレステロール、トリエタノールアミン、炭酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム等が挙げられる。
該「懸濁化剤」としては、例えば、ステアリルトリエタノールアミン、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリルアミノプロピオン酸、レシチン、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、モノステアリン酸グリセリン等の界面活性剤;例えば、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース等の親水性高分子等が挙げられる。
該「等張化剤」としては、例えば、ブドウ糖、D−ソルビトール、塩化ナトリウム、グリセリン、D−マンニトール等が挙げられる。
該「緩衝剤」としては、例えば、リン酸塩、酢酸塩、炭酸塩、クエン酸塩等の緩衝液等が挙げられる。
該「無痛化剤」としては、例えば、ベンジルアルコール等が挙げられる。
該「防腐剤」としては、例えば、パラオキシ安息香酸エステル類、クロロブタノール、ベンジルアルコール、フェネチルアルコール、デヒドロ酢酸、ソルビン酸等が挙げられる。
該「抗酸化剤」としては、例えば、亜硫酸塩、アスコルビン酸、α−トコフェロール等が挙げられる。
該「着色剤」としては、例えば、食用黄色5号、食用赤色2号、食用青色2号等の食用色素;食用レーキ色素、ベンガラ等が挙げられる。
該「甘味剤」としては、例えば、サッカリンナトリウム、グリチルリチン二カリウム、アスパルテーム、ステビア、ソーマチン等が挙げられる。
該「酸味剤」としては、例えば、クエン酸(無水クエン酸)、酒石酸、リンゴ酸等が挙げられる。
該「発泡剤」としては、例えば、重曹等が挙げられる。
該「香料」としては、合成物および天然物のいずれでもよく、例えば、レモン、ライム、オレンジ、メントール、ストロベリー等が挙げられる。
本発明化合物は、自体公知の方法に従い、例えば、賦形剤、崩壊剤、結合剤または滑沢剤等の担体を添加して圧縮成形し、次いで必要により、味のマスキング、腸溶性あるいは持続性の目的のため自体公知の方法でコーティングすることにより経口投与製剤とすることができる。腸溶性製剤とする場合、腸溶層と薬剤含有層との間に両層の分離を目的として、自体公知の方法により中間層を設けることもできる。
本発明化合物を例えば口腔内崩壊錠とする場合、例えば、結晶セルロースおよび乳糖を含有する核を、本発明化合物および必要により塩基性無機塩で被覆し、さらに水溶性高分子含有被覆層で被覆して組成物を得、得られた組成物をポリエチレングリコール含有腸溶性被覆層で被覆し、次にクエン酸トリエチル含有腸溶性被覆層で被覆し、さらにポリエチレングリコール含有腸溶性被覆層で被覆し、最後にマンニトールで被覆して細粒を得、得られた細粒と添加剤とを混合し、成形する方法によって製造することができる。
上記「腸溶性被覆層」としては、例えば、セルロースアセテートフタレート(CAP)、ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレート、ヒドロキシメチルセルロースアセテートサクシネート、メタアクリル酸共重合体〔例えば、オイドラギット(Eudragit)L30D−55(商品名;レーム社製)、コリコートMAE30DP(商品名;BASF社製)、ポリキッドPA30(商品名;三洋化成社製)等〕、カルボキシメチルエチルセルロース、セラック等の水系腸溶性高分子基剤;メタアクリル酸共重合体〔例えば、オイドラギットNE30D(商品名)、オイドラギットRL30D(商品名)、オイドラギットRS30D(商品名)等〕等の徐放性基剤;水溶性高分子;クエン酸トリエチル、ポリエチレングリコール、アセチル化モノグリセリド、トリアセチン、ヒマシ油等の可塑剤等の一種または二種以上混合したもの等からなる層が挙げられる。
上記「添加剤」としては、例えば、水溶性糖アルコール(例、ソルビトール、マンニトールおよびマルチトール、還元澱粉糖化物、キシリトール、還元パラチノース、エリスリトール等)、結晶セルロース(例、セオラスKG 801、アビセルPH 101、アビセルPH 102、アビセルPH 301、アビセルPH 302、アビセルRC−591(結晶セルロース・カルメロースナトリウム)等)、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(例、LH−22、LH−32、LH−23、LH−33(信越化学(株))およびこれらの混合物等)等が挙げられ、さらに結合剤、酸味料、発泡剤、甘味剤、香料、滑沢剤、着色剤、安定化剤、賦形剤、崩壊剤等も用いられる。
本発明化合物は、さらに他の1ないし3種の活性成分と併用してもよい。
該「他の活性成分」としては、例えば、抗ヘリコバクター・ピロリ活性物質、イミダゾール系化合物、ビスマス塩、キノロン系化合物等が挙げられる。
該「抗ヘリコバクター・ピロリ活性物質」としては、例えば、ペニシリン系抗生物質(例、アモキシシリン、ベンジルペニシリン、ピペラシリン(piperacillin)、メシリナム、アンピシリン(ampicillin)、テモシリン(temocillin)、バカンピシリン(bacampicillin)、アスポキシリン(aspoxicillin)、スルタミシリン(sultamicillin)、レナンピシリン(lenampicillin)等)、セフェム系抗生物質(例、セフィキシム、セファクロル等)、マクロライド系抗生物質(例、エリスロマイシン、クラリスロマイシン、ロキシスロマイシン(roxithromycin)、ロキタマイシン(rokitamycin)、フルリスロマイシン(flurithromycin)、テリスロマイシン(telithromycin)等)、テトラサイクリン系抗生物質(例、テトラサイクリン、ミノサイクリン、ストレプトマイシン等)、アミノグリコシド系抗生物質(例、ゲンタマイシン、アミカシン等)、イミペネム等が挙げられる。中でも、ペニシリン系抗生物質、マクロライド系抗生物質等が好ましい。
該「イミダゾール系化合物」としては、例えば、メトロニダゾール(metronidazole)、ミコナゾール等が挙げられる。
該「ビスマス塩」としては、例えば、ビスマス酢酸塩、ビスマスクエン酸塩、ビスマス次サリチル酸塩(bithmuth subsalicylate)等が挙げられる。
該「キノロン系化合物」としては、例えば、オフロキサシン、シプロキサシン等が挙げられる。
とりわけ、ヘリコバクター・ピロリ除菌のためには、本発明の化合物(I)またはその塩と、ペニシリン系抗生物質(例、アモキシシリン等)およびエリスロマイシン系抗生物質(例、クラリスロマイシン等)とが好ましく用いられる。
ヘリコバクター・ピロリ除菌を目的として、本発明化合物は単独で抗H.pylori作用(静菌作用あるいは除菌作用)を有するが、その胃内pHの調節作用等によって他の抗生物質の抗菌作用を増強でき、併用する抗生物質の作用に基づく除菌効果の補助的な作用も演じる。
該「他の活性成分」と本発明の化合物(I)またはその塩とを自体公知の方法に従って混合し、ひとつの医薬組成物(例えば、錠剤、散剤、顆粒剤、カプセル剤(ソフトカプセルを含む)、液剤、注射剤、坐剤、徐放剤等)中に製剤化して併用してもよく、それぞれを別々に製剤化し、同一対象に対して同時にまたは時間差を置いて投与してもよい。
また、本発明化合物は消化管運動促進薬、下部食道括約筋に作用する薬物(例、一過性下部食道括約筋弛緩抑制剤等)、ClC−2チャンネル開口薬(ClC−2 channel opener)(腸液分泌促進薬)、ヒスタミンH2受容体拮抗薬、制酸薬、鎮静薬、健胃消化薬あるいは非ステロイド性抗炎症剤(NSAID)と併用しても良い。
該「消化管運動促進薬」としては、例えば、ドンペリドン、メトクロプラミド、モサプリド、イトプリド、テガセロッド等が挙げられる。
該「下部食道括約筋に作用する薬物」としては、例えば、バクロフェンやその光学活性体などのGABA−B受容体作動薬やグルタミン受容体拮抗薬等が挙げられる。
該「ClC−2チャンネル開口薬(腸液分泌促進薬)」としては、ルビプロストン等が挙げられる。
該「ヒスタミンH2受容体拮抗薬」としては、シメチジン、ラニチジン、ファモチジン、ロキサチジン、ニザチジン、ラフチジン(lafutidine)等が挙げられる。
該「制酸薬」としては、炭酸水素ナトリウム、水酸化アルミニウム等が挙げられる。
該「鎮静薬」としては、ジアゼパム、クロルジアゼポキシド等が挙げられる。
該「健胃消化薬」としては、ゲンチアナ、センブリ、ジアスターゼ等が挙げられる。
該「非ステロイド性抗炎症剤」としては、例えば、アスピリン、インドメタシン、イブプロフェン、メフェナミン酸、ジクロフェナク、エトドラク、ピロキシカム、セレコシブ等が挙げられる。
消化管運動促進薬、下部食道括約筋に作用する薬物、ClC−2チャンネル開口薬(腸液分泌促進薬)、ヒスタミンH2受容体拮抗薬、制酸薬、鎮静薬、健胃消化薬あるいは非ステロイド性抗炎症剤と本発明の化合物(I)またはその塩とを自体公知の方法に従って混合し、ひとつの医薬組成物(例えば、錠剤、散剤、顆粒剤、カプセル剤(ソフトカプセルを含む)、液剤、注射剤、坐剤、徐放剤等)中に製剤化して併用してもよく、それぞれを別々に製剤化し、同一対象に対して同時にまたは時間差を置いて投与してもよい。
本発明化合物はまた、以下の薬剤と併用しても良い。
(i)プロトンポンプ阻害薬、例、オメプラゾール(omeprazole)、エソメプラゾール(esomeprazole)、パントプラゾール(pantoprazole)、ラベプラゾール(rabeprazole)、テナトプラゾール(tenatoprazole)、イラプラゾール(ilaprazole)およびランソプラゾール(lansoprazole);
(ii)経口制酸合剤、例、Maalox、AludroxおよびGaviscon;
(iii)粘膜保護剤、例、ポラプレジンク(polaprezinc)、エカベトナトリウム(ecabe sodium)、レバミピド(rebamipide)、テプレノン(teprenone)、セトラキサート(cetraxate)、スクラルファート(sucralfate)、クロロピリン銅(chloropylline−copper)およびプラウノトール(plaunotol);
(iv)抗胃剤、例、抗ガストリンワクチン、イトリグルミド(itriglumide)およびZ−360;
(v)5−HTアンタゴニスト、例、ドラセトロン(dolasetron)、パロノセトロン(palonosetron)、アロセトロン(alosetron)、アザセトロン(azasetron)、ラモセトロン(ramosetron)、ミトラザピン(mitrazapine)、グラニセトロン(granisetron)、トロピセトロン(tropisetron)、E−3620、オンダンセトロン(ondansetron)およびインジセトロン(indisetron);
(vi)5−HTアゴニスト、例、テガセロド(tegaserod)、モサプリド(mosapride)、シニタプリド(cinitapride)およびオキシトリプタン(oxtriptane);
(vii)緩下剤、例、Trifyba、Fybogel、Konsyl、Isogel、Regulan、CelevacおよびNormacol;
(viii)GABAアゴニスト、例、バクロフェン(baclofen)およびAZD−3355;
(ix)GABAアンタゴニスト、例、GAS−360およびSGS−742;
(x)カルシウムチャネルブロッカー、例、アラニジピン(aranidipine)、ラシジピン(lacidipine)、ファロジピン(falodipine)、アゼルニジピン(azelnidipine)、クリニジピン(clinidipine)、ロメリジン(lomerizine)、ジルチアゼム(diltiazem)、ガロパミル(gallopamil)、エフォニジピン(efonidipine)、ニソルピジン(nisoldipine)、アムロジピン(amlodipine)、レルカニジピン(lercanidipine)、ベバントロール(bevantolol)、ニカルジピン(nicardipine)、イスラジピン(isradipine)、ベニジピン(benidipine)、ベラパミル(verapamil)、ニトレンジピン(nitrendipine)、バルニジピン(barnidipine)、プロパフェノン(propafenone)、マニジピン(manidipine)、ベプリジル(bepridil)、ニフェジピン(nifedipine)、ニルバジピン(nilvadipine)、ニモジピン(nimodipine)およびファスジル(fasudil);
(xi)ドーパミンアンタゴニスト、例、メトクロプラミド(metoclopramide)、ドンペリドン(domperidone)およびレボスルピリド(levosulpiride);
(xii)タキキニン(NK)アンタゴニスト、特に、NK−3、NK−2およびNK−1アンタゴニスト、例、ネパズタント(nepadutant)、サレズタント(saredutant)、タルネタント(talnetant)、(αR,9R)−7−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−8,9,10,11−テトラヒドロ−9−メチル−5−(4−メチルフェニル)−7H−[1,4]ジアゾシノ[2,1−g][1,7]ナフチリジン−6−13−ジオン(TAK−637)、5−[[(2R,3S)−2−[(1R)−1−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]エトキシ−3−(4−フルオロフェニル)−4−モルホリニル]メチル]−1,2−ジヒドロ−3H−1,2,4−トリアゾール−3−オン(MK−869)、ラネピタント(lanepitant)、ダピタント(dapitant)および3−[[2−メトキシ−5−(トリフルオロメトキシ)フェニル]メチルアミノ]−2−フェニル−ピペリジン(2S,3S);
(xiii)一酸化窒素シンターゼ阻害薬、例、GW−274150、ティラルギニン(tilarginine)、P54、グアニジオエチルジスルフィド(guanidioethyldisulfide)およびニトロフルビプロフェン(nitroflurbiprofen);
(xiv)バニロイドレセプター1アンタゴニスト、例、AMG−517およびGW−705498;
(xv)グレリンアゴニスト、例、カプロモレリン(capromorelin)およびTZP−101;
(xvi)AchE放出刺激剤、例、Z−338およびKW−5092。
上記(i)〜(xvi)の薬剤と本発明の化合物(I)またはその塩とを自体公知の方法に従って混合し、ひとつの医薬組成物(例えば、錠剤、散剤、顆粒剤、カプセル剤(ソフトカプセルを含む)、液剤、注射剤、坐剤、徐放剤等)中に製剤化して併用してもよく、それぞれを別々に製剤化し、同一対象に対して同時にまたは時間差を置いて投与してもよい。
以下に参考例、実施例および試験例を挙げて、本発明を更に具体的に説明するが、これによって本発明が限定されるものではない。
以下の参考例、実施例中の「室温」は通常約10℃ないし約35℃を示すが、特に厳密に限定されるものではない。液体の混合比は体積比を示す。「%」は特記しない限り重量パーセントを示す。但し、収率はmol/mol%を示す。シリカゲルカラムクロマトグラフィーはMERCK社製シリカゲル60(0.063−0.200mm)、富士シリシア化学(株)Chromatorex(商品名)NH(塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィーと記載)あるいはMORITEX社製Purif−Pack(シリカゲルカラムクロマトグラフィーまたは塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィーと記載)を用いて実施した。融点は柳本微量融点測定装置またはBuechi微量融点測定装置(B−545)を用いて測定し、補正は行わずに記載した。H−NMRスペクトルは内部標準としてテトラメチルシランを用い、Varian Gemini−200(200MHz)型、Mercury−300(300MHz)型スペクトルメーター、Bruker AVANCE AV300(300MHz)およびJNM−AL400型(400MHz)核磁気共鳴装置JEOL DATUM(日本電子データム(株))を用いて測定した。測定結果の表記には以下の略号を使用する。
s:シングレット(singlet)、d:ダブレット(doublet)、dd:ダブルダブレット(double doublet)、ddd:トリプルダブレット(triple doublet)、dt:ダブルトリプレット(double triplet)、t:トリプレット(triplet)、q:カルテット(quartet)、dq:ダブルカルテット(double quartet)、m:マルチプレット(multiplet)、br:ブロード(broad)、brs:ブロードシングレット(broad singlet)、J:カップリング定数(coupling constant)、Hz:ヘルツ(Hertz)。
参考例1
5−ブロモ−1H−ピロール−3−カルバルデヒド
1H−ピロール−3−カルバルデヒド(19.1g)のテトラヒドロフラン(300mL)溶液を−70℃に冷却し、N−ブロモスクシンイミド(35.8g)のN,N−ジメチルホルムアミド(100mL)溶液を滴下した。同温度で1時間攪拌した後、2時間かけて−10℃まで昇温し、さらに30分攪拌した。反応液に0℃で氷水を加え、室温に戻して酢酸エチルで抽出した。抽出液を10%クエン酸水溶液、6%炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物として得られた結晶をジイソプロピルエーテルで洗浄することにより、表題化合物を無色結晶として得た(収量17.7g、収率51%)。
H−NMR(CDCl)δ:6.65−6.66(1H,m),7.37−7.38(1H,m),8.80(1H,br),9.70(1H,s).
参考例2
5−ブロモ−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロール−3−カルバルデヒド
5−ブロモ−1H−ピロール−3−カルバルデヒド(3.50g)のテトラヒドロフラン(70mL)溶液に室温下で水素化ナトリウム(60%油性、1.21g)を加えて10分間攪拌した。塩化ベンゼンスルホニル(4.27g)を加えて更に1時間攪拌した後、反応液を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=4:1→7:3)で精製した後にジイソプロピルエーテルから結晶化することにより表題化合物を無色結晶として得た(収量5.4g、収率85%)。
H−NMR(CDCl)δ:6.73(1H,d,J=2.0Hz),7.58−7.63(2H,m),7.70−7.75(1H,m),7.98−8.01(2H,m),8.10(1H,d,J=2.0Hz),9.77(1H,s).
参考例3
5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロール−3−カルバルデヒド
5−ブロモ−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロール−3−カルバルデヒド(3.15g)、(2−フルオロピリジン−3−イル)ボロン酸(2.83g)、炭酸水素ナトリウム(2.53g)及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(870mg)を1,2−ジメトキシエタン(80mL)及び水(20mL)の脱気した混合液に加え、窒素雰囲気下80℃で5時間攪拌した。反応混合物を放冷後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=4:1→2:3)で精製することにより、表題化合物を無色油状物として得た(収量2.25g、収率68%)。
H−NMR(CDCl)δ:6.71(1H,d,J=1.7Hz),7.24−7.28(1H,m),7.42−7.48(4H,m),7.62−7.68(1H,m),7.70−7.76(1H,m),8.14(1H,d,J=1.9Hz),8.28−8.31(1H,m),9.90(1H,s).
参考例4
5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−カルバルデヒド
5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロール−3−カルバルデヒド(2.25g)をメタノール(20mL)及びテトラヒドロフラン(20mL)に溶解し、室温で8mol/L水酸化ナトリウム水溶液(20mL)を滴下して1時間攪拌した。反応液を飽和食塩水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物に酢酸エチルを加え、不溶の結晶をろ取することにより、表題化合物を淡褐色結晶として得た(収量1.03g、収率79%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:6.99(1H,d,J=1.5Hz),7.43−7.48(1H,m),7.88(1H,s),8.12−8.15(1H,m),8.27−8.34(1H,m),9.77(1H,s),12.28(1H,brs).
参考例5
1−[(2−フルオロフェニル)スルホニル]−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−カルバルデヒド
5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−カルバルデヒド(80mg)のテトラヒドロフラン(8mL)溶液に室温下で水素化ナトリウム(60%油性、34mg)を加えて10分間攪拌した。15−クラウン−5(186mg)を滴下して5分間攪拌した後、塩化2−フルオロベンゼンスルホニル(123mg)を加え、更に1時間攪拌した。反応液を飽和食塩水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=4:1→1:1)で精製することにより表題化合物を無色油状物として得た(収量120mg、収率82%)。
H−NMR(CDCl)δ:6.73(1H,d,J=1.5Hz),7.12−7.29(4H,m),7.64−7.74(2H,m),8.21(1H,d,J=1.9Hz),8.24−8.26(1H,m),9.92(1H,s).
参考例6
5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(2−フリルスルホニル)−1H−ピロール−3−カルバルデヒド
5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−カルバルデヒド(220mg)のテトラヒドロフラン(30mL)溶液に室温下で水素化ナトリウム(60%油性、84mg)を加えて10分間攪拌した。15−クラウン−5(464mg)を滴下して5分間攪拌した後、塩化フラン−2−スルホニル(263mg)を加え、更に30分間攪拌した。反応液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で希釈し、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=1:1)で精製した後にジエチルエーテルから結晶化することにより表題化合物を無色結晶として得た(収量280mg、収率83%)。
H−NMR(CDCl)δ:6.51(1H,dd,J=3.7Hz,1.8Hz),6.76(1H,d,J=1.9Hz),6.84(1H,dd,J=3.7Hz,0.7Hz),7.26−7.30(1H,m),7.60(1H,dd,J=1.7Hz,1.0Hz),7.76−7.82(1H,m),8.10(1H,d,J=1.7Hz),8.30−8.33(1H,m),9.90(1H,s).
参考例7
5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−{[3−(メチルスルホニル)フェニル]スルホニル}−1H−ピロール−3−カルバルデヒド
5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−カルバルデヒド(200mg)のテトラヒドロフラン(30mL)溶液に室温下で水素化ナトリウム(60%油性、84mg)を加えて10分間攪拌した。15−クラウン−5(464mg)を滴下して5分間攪拌した後、塩化3−(メチルスルホニル)ベンゼンスルホニル(402mg)を加え、更に30分間攪拌した。反応液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で希釈し、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=1:1→1:4)で精製した後にジエチルエーテルから結晶化することにより表題化合物を無色結晶として得た(収量280mg、収率65%)。
H−NMR(CDCl)δ:3.13(3H,s),6.75(1H,d,J=1.9Hz),7.33−7.37(1H,m),7.70−7.86(3H,m),7.91(1H,t,J=1.7Hz),8.16(1H,d,J=1.9Hz),8.19−8.23(1H,m),8.31−8.34(1H,m),9.92(1H,s).
参考例8
5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(2−チエニルスルホニル)−1H−ピロール−3−カルバルデヒド
5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−カルバルデヒド(200mg)のテトラヒドロフラン(30mL)溶液に室温下で水素化ナトリウム(60%油性、84mg)を加えて10分間攪拌した。15−クラウン−5(464mg)を滴下して5分間攪拌した後、塩化3−(メチルスルホニル)ベンゼンスルホニル(402mg)を加え、更に30分間攪拌した。反応液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で希釈し、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=3:2→2:3)で精製した後にジイソプロピルエーテルから結晶化することにより表題化合物を無色結晶として得た(収量170mg、収率48%)。
H−NMR(CDCl)δ:6.74(1H,d,J=1.9Hz),7.04(1H,dd,J=4.9Hz,3.8Hz),7.27−7.31(2H,m),7.72(1H,dd,J=4.9Hz,1.5Hz),7.77−7.83(1H,m),8.09(1H,d,J=1.5Hz),8.30−8.33(1H,m),9.89(1H,s).
参考例9
1−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イルスルホニル)−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−カルバルデヒド
5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−カルバルデヒド(200mg)のテトラヒドロフラン(20mL)溶液に室温下で水素化ナトリウム(60%油性、64mg)を加えて10分間攪拌した。15−クラウン−5(348mg)を滴下して5分間攪拌した後、塩化1,3−ベンゾジオキソール−5−スルホニル(250mg)を加え、更に30分間攪拌した。反応液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で希釈し、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=3:2→2:3)で精製した後にジエチルエーテルから結晶化することにより表題化合物を無色結晶として得た(収量250mg、収率64%)。
H−NMR(CDCl)δ:6.10(2H,s),6.71−6.82(3H,m),6.96(1H,dd,J=8.3Hz,2.1Hz),7.28−7.31(1H,m),7.76−7.82(1H,m),8.09(1H,d,J=1.7Hz),8.29−8.32(1H,m),9.89(1H,s).
参考例10
4−クロロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−カルバルデヒド
5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−カルバルデヒド(610mg)をN,N−ジメチルホルムアミド(20mL)に溶解し、N−クロロスクシンイミド(641mg)を加えて80℃で40分間攪拌した。反応液を冷却後に水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=3:2→1:1)で精製することにより表題化合物を無色結晶として得た(収量320mg、収率44%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:7.49−7.54(1H,m),7.86(1H,d,J=2.3Hz),8.12−8.19(1H,m),8.30−8.32(1H,m),9.80(1H,s),12.48(1H,brs).
参考例11
4−クロロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−{[3−(メチルスルホニル)フェニル]スルホニル}−1H−ピロール−3−カルバルデヒド
4−クロロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−カルバルデヒド(250mg)のテトラヒドロフラン(25mL)溶液に室温下で水素化ナトリウム(60%油性、89mg)を加えて5分間攪拌した。15−クラウン−5(490mg)を滴下して5分間攪拌した後、塩化3−(メチルスルホニル)ベンゼンスルホニル(426mg)を加え、更に1時間攪拌した。反応液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で希釈し、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=1:1)で精製することにより表題化合物を淡黄色油状物として得た(収量280mg、収率57%)。
H−NMR(CDCl)δ:3.15(3H,s),7.40−7.44(1H,m),7.72−7.89(4H,m),8.16(1H,s),8.22−8.25(1H,m),8.39(1H,d,J=4.9Hz),9.97(1H,s).
参考例12
4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−カルバルデヒド
5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−カルバルデヒド(660mg)をアセトニトリル(30mL)及びテトラヒドロフラン(30mL)に溶解し、1−フルオロ−2,6−ジクロロピリジニウムトリフラート(1.32g)を加えて室温で2時間攪拌した。反応液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で希釈し、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=3:2→3:7)で精製することにより表題化合物を淡黄色結晶として得た(収量110mg、収率15%)。
H−NMR(CDCl)δ:7.30−7.36(2H,m),8.11−8.12(1H,m),8.25−8.32(1H,m),9.21(1H,brs),9.90(1H,s).
参考例13
4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(ピリジン−3−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−カルバルデヒド
4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−カルバルデヒド(110mg)のテトラヒドロフラン(11mL)溶液に室温下で水素化ナトリウム(60%油性、43mg)を加えて5分間攪拌した。15−クラウン−5(233mg)を滴下して5分間攪拌した後、塩化ピリジン−3−スルホニル(141mg)を加え、更に1時間攪拌した。反応液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で希釈し、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=1:1→1:4)で精製することにより表題化合物を無色油状物として得た(収量90mg、収率49%)。
H−NMR(CDCl)δ:7.33−7.38(1H,m),7.41−7.46(1H,m),7.68−7.72(1H,m),7.79−7.86(1H,m),8.00(1H,d,J=4.5Hz),8.37−8.39(1H,m),8.65(1H,d,J=2.3Hz),8.88(1H,dd,J=4.7Hz,1.7Hz),9.92(1H,s).
参考例14
5−(2−クロロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−カルバルデヒド
5−ブロモ−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロール−3−カルバルデヒド(2.67g)、(2−クロロピリジン−3−イル)ボロン酸(2.00g)、炭酸水素ナトリウム(2.15g)及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(738mg)を1,2−ジメトキシエタン(40mL)及び水(10mL)の脱気した混合液に加え、窒素雰囲気下80℃で5時間攪拌した。反応混合物を放冷後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=4:1→1:1)で精製することにより得られた淡黄色油状物をメタノール(15mL)及びテトラヒドロフラン(15mL)に溶解し、室温で8mol/L水酸化ナトリウム水溶液(15mL)を滴下して30分間攪拌した。反応液を飽和食塩水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物に酢酸エチルを加えて不溶の結晶をろ取することにより、表題化合物を茶褐色結晶として得た(収量578mg、収率33%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:7.00−7.02(1H,m),7.53(1H,dd,J=7.8Hz,4.7Hz),7.87(1H,dd,J=3.3Hz,1.6Hz),8.06(1H,dd,J=7.8Hz,1.8Hz),8.37(1H,dd,J=4.7Hz,1.8Hz),9.77(1H,s),12.21(1H,brs).
参考例15
5−(2−クロロピリジン−3−イル)−1−[(6−メチルピリジン−3−イル)スルホニル]−1H−ピロール−3−カルバルデヒド
5−(2−クロロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−カルバルデヒド(207mg)のテトラヒドロフラン(20mL)溶液に室温下で水素化ナトリウム(60%油性、100mg)を加えて10分間攪拌した。15−クラウン−5(552mg)を滴下して5分間攪拌した後、塩化6−メチルピリジン−3−スルホニル(250mg)を加え、更に1時間攪拌した。反応液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で希釈し、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=3:7→1:4)で精製することにより表題化合物を無色油状物として得た(収量90mg、収率25%)。
H−NMR(CDCl)δ:2.65(3H,s),6.73(1H,d,J=1.5Hz),7.23(1H,d,J=8.3Hz),7.37(1H,dd,J=7.6Hz,4.5Hz),7.53(1H,dd,J=8.3Hz,2.3Hz),7.75(1H,dd,J=7.6Hz,1.9Hz),8.14(1H,d,J=1.9Hz),8.49(1H,d,J=1.9Hz),8.51(1H,d,J=1.9Hz),9.92(1H,s).
参考例16
5−(2−クロロピリジン−3−イル)−1−[(3−フルオロフェニル)スルホニル]−1H−ピロール−3−カルバルデヒド
5−(2−クロロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−カルバルデヒド(250mg)のテトラヒドロフラン(25mL)溶液に室温下で水素化ナトリウム(60%油性、73mg)を加えて15分間攪拌した。反応液に塩化3−フルオロベンゼンスルホニル(310mg)を加え、更に30分間攪拌した。反応液を飽和食塩水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=1:1)で精製することにより表題化合物を無色油状物として得た(収量420mg、収率95%)。
H−NMR(CDCl)δ:6.74(1H,d,J=1.9Hz),7.10−7.14(1H,m),7.21−7.24(1H,m),7.33−7.38(2H,m),7.42−7.49(1H,m),7.73(1H,dd,J=7.6Hz,1.9Hz),8.14(1H,d,J=1.9Hz),8.49(1H,dd,J=4.7Hz,2.0Hz),9.92(1H,s).
参考例17
3−{1−[(3−フルオロフェニル)スルホニル]−4−ホルミル−1H−ピロール−2−イル}ピリジン−2−カルボニトリル
5−(2−クロロピリジン−3−イル)−1−[(3−フルオロフェニル)スルホニル]−1H−ピロール−3−カルバルデヒド(420mg)、シアン化銅(I)(516mg)、トリス(ジベンジリデンアセトン)二パラジウム(0)(53mg)及び1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン(96mg)を1,4−ジオキサン(20mL)中で混合し、3時間加熱還流した。反応液を室温付近まで冷却し、更にシアン化銅(I)(516mg)、トリス(ジベンジリデンアセトン)二パラジウム(0)(53mg)及び1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン(96mg)を加えて60時間加熱還流した。反応液を放冷後、水及び酢酸エチルを加えてろ過した。得られた酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=7:3→3:2)で精製することにより表題化合物を無色油状物として得た(収量70mg、収率17%)。
H−NMR(CDCl)δ:6.89(1H,d,J=1.9Hz),7.06−7.10(1H,m),7.18−7.21(1H,m),7.36−7.50(2H,m),7.60−7.64(1H,m),7.94(1H,dd,J=8.0Hz,1.5Hz),8.18(1H,d,J=1.9Hz),8.77−8.79(1H,m),9.93(1H,s).
参考例18
[(5−ブロモ−1H−ピロール−3−イル)メチル]メチルカルバミン酸tert−ブチル
5−ブロモ−1H−ピロール−3−カルバルデヒド(10.5g)のテトラヒドロフラン(100mL)溶液に40%メチルアミンメタノール溶液(60mL)及びメタノール(100mL)を加え、室温で1時間攪拌した。反応液に水素化ホウ素ナトリウム(25.8g)を加え、さらに30分間攪拌した後、反応混合物を減圧濃縮した。残留物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧濃縮した。残留物をテトラヒドロフラン(100mL)に溶解し、二炭酸ジ−tert−ブチル(14.0mL)を0℃で加え、混合物を室温で30分間攪拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=4:1)で精製することにより表題化合物を黄色油状物として得た(収量12.6g、収率73%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.48(9H,s),2.80(3H,brs),4.22(2H,brs),6.09(1H,brs),6.63(1H,brs),8.17(1H,brs).
参考例19
({5−ブロモ−1−[(3−メトキシフェニル)スルホニル]−1H−ピロール−3−イル}メチル)メチルカルバミン酸tert−ブチル
水素化ナトリウム(60%油性、432mg)をヘキサンで2回洗浄した後、テトラヒドロフラン(20mL)に懸濁した。[(5−ブロモ−1H−ピロール−3−イル)メチル]メチルカルバミン酸tert−ブチル(2.55g)のテトラヒドロフラン(10mL)溶液を0℃で加え、同温度で30分間攪拌した。15−クラウン−5(2.2mL)、次いで塩化3−メトキシベンゼンスルホニル(2.16g)のテトラヒドロフラン(5mL)溶液を同温度で加え、反応液を室温で1時間攪拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=4:1)で精製することにより表題化合物を褐色油状物として得た(収量3.87g、収率96%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.47(9H,s),2.79(3H,brs),3.85(3H,s),4.17(2H,brs),6.24(1H,brs),7.13−7.17(1H,m),7.33(1H,brs),7.40−7.50(3H,m).
参考例20
({5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−[(3−メトキシフェニル)スルホニル]−1H−ピロール−3−イル}メチル)メチルカルバミン酸tert−ブチル
({5−ブロモ−1−[(3−メトキシフェニル)スルホニル]−1H−ピロール−3−イル}メチル)メチルカルバミン酸tert−ブチル(459mg)、(2−フルオロピリジン−3−イル)ボロン酸(169mg)、炭酸ナトリウム(254mg)、及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(173mg)を1,2−ジメトキシエタン(10mL)及び水(4mL)に懸濁し、105℃で2時間攪拌した。反応液を室温に戻し、水を加え酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=4:1→2:1)で精製することにより表題化合物を淡黄色油状物として得た(収量303mg、収率64%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.46(9H,s),2.81(3H,s),3.74(3H,s),4.23(2H,br),6.26(1H,brs),6.85−6.87(1H,m),6.99−7.09(2H,m),7.20−7.40(3H,m),7.70−7.79(1H,m),8.22−8.23(1H,m).
参考例21
({5−ブロモ−1−[(3−フルオロフェニル)スルホニル]−1H−ピロール−3−イル}メチル)メチルカルバミン酸tert−ブチル
水素化ナトリウム(60%油性、440mg)をヘキサンで2回洗浄した後、テトラヒドロフラン(20mL)に懸濁した。[(5−ブロモ−1H−ピロール−3−イル)メチル]メチルカルバミン酸tert−ブチル(2.58g)のテトラヒドロフラン(10mL)溶液を0℃で加え、同温度で30分間攪拌した。15−クラウン−5(2.2mL)、次いで塩化3−フルオロベンゼンスルホニル(1.96g)のテトラヒドロフラン(5mL)溶液を同温度で加え、反応液を室温で1時間攪拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=5:1)にて精製し、表題化合物を褐色油状物として得た(収量3.62g、収率91%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.47(9H,s),2.80(3H,brs),4.18(2H,brs),6.27(1H,brs),7.33−7.38(2H,m),7.48−7.64(2H,m),7.71−7.74(1H,m).
参考例22
({1−[(3−フルオロフェニル)スルホニル]−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル}メチル)メチルカルバミン酸tert−ブチル
アルゴン雰囲気下、({5−ブロモ−1−[(3−フルオロフェニル)スルホニル]−1H−ピロール−3−イル}メチル)メチルカルバミン酸tert−ブチル(455mg)、2−フルオロピリジン−3−イル)ボロン酸(173mg)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(178mg)及び炭酸ナトリウム(258mg)の1,2−ジメトキシエタン(10mL)及び水(5mL)の懸濁液を105℃で3時間攪拌した。反応混合物を室温まで冷却した後、反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=3:1)にて精製し、表題化合物を淡黄色油状物として得た(収量214mg、収率45%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.46(9H,s),2.83(3H,s),4.24(2H,brs),6.28(1H,s),7.10−7.14(1H,m),7.19−7.33(4H,m),7.37−7.44(1H,m),7.71−7.77(1H,m),8.25−8.27(1H,m).
参考例23
{[5−ブロモ−1−(ピリジン−3−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル
水素化ナトリウム(60%油性、7.4g)のテトラヒドロフラン(300mL)懸濁液に[(5−ブロモ−1H−ピロール−3−イル)メチル]メチルカルバミン酸tert−ブチル(44.5g)のテトラヒドロフラン(60mL)溶液を0℃で加えた後、15−クラウン−5(40.7g)及び塩化ピリジン−3−スルホニル(30.1g)を同温度で加えた。室温で30分間攪拌した後、反応液に水を加え、減圧濃縮した。残留物を酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をジイソプロピルエーテル−ヘキサン=1:1の混合溶媒で洗浄することにより表題化合物を無色結晶として得た(収量45.2g、収率68%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.47(9H,s),2.80(3H,brs),4.18(2H,brs),6.28(1H,brs),7.35(1H,brs),7.48−7.52(1H,m),8.18−8.22(1H,m),8.85−8.88(1H,m),9.12−9.13(1H,m).
参考例24
{[5−(2−フルオロ−6−メチルピリジン−3−イル)−1−(ピリジン−3−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル
{[5−ブロモ−1−(ピリジン−3−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(431mg)、(2−フルオロ−6−メチルピリジン−3−イル)ボロン酸(233mg)、炭酸水素ナトリウム(253mg)及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(88mg)を1,2−ジメトキシエタン(8mL)及び水(2mL)の脱気した混合液に加え、窒素雰囲気下100℃で2時間攪拌した。反応混合物を放冷後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=2:3→1:4)で精製することにより表題化合物を無色油状物として得た(収量400mg、収率87%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.46(9H,s),2.56(3H,s),2.81(3H,s),4.23(2H,s),6.26(1H,s),7.09(1H,d,J=7.2Hz),7.33−7.39(2H,m),7.57−7.72(2H,m),8.68(1H,d,J=2.3Hz),8.79(1H,dd,J=4.7Hz,1.3Hz).
参考例25
{[5−(2−クロロピリジン−3−イル)−1−(ピリジン−3−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル
{[5−ブロモ−1−(ピリジン−3−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(430mg)、(2−クロロピリジン−3−イル)ボロン酸(189mg)、炭酸ナトリウム(254mg)、及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(116mg)を1,2−ジメトキシエタン(10mL)及び水(4mL)に懸濁し、105℃で2時間攪拌した。反応液を室温に戻し、水を加え酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=2:1→1:4)で精製することにより表題化合物を淡黄色油状物として得た(収量195mg、収率42%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.47(9H,s),2.84(3H,brs),4.26(2H,brs),6.29(1H,brs),7.29−7.38(3H,m),7.63−7.72(2H,m),8.43−8.45(1H,m),8.66(1H,d,J=2.4Hz),8.78−8.80(1H,m).
参考例26
3−[5−(2−シアノピリジン−3−イル)−1−(ピリジン−3−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]−2−メチルカルバミン酸tert−ブチル
{[5−(2−クロロピリジン−3−イル)−1−(ピリジン−3−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(195mg)、シアン化亜鉛(98.9mg)及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(97.3mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(5mL)懸濁液をアルゴン雰囲気下120℃で8時間加熱した。室温まで冷却した後、水と酢酸エチルを加えてセライトろ過した。ろ液の有機層を水及び飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=9:1→4:1)で精製することにより表題化合物を淡黄色油状物として得た(収量109mg、収率57%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.47(9H,s),2.83(3H,brs),4.27(2H,brs),6.48(1H,brs),7.38−7.43(2H,m),7.55−7.67(2H,m),7.93(1H,d,J=7.5Hz),8.60−8.61(1H,m),8.71−8.73(1H,m),8.81−8.83(1H,m).
参考例27
{[5−ブロモ−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル
水素化ナトリウム(60%油性、1.69g)をヘキサンで2回洗浄した後、テトラヒドロフラン(100mL)に懸濁した。[(5−ブロモ−1H−ピロール−3−イル)メチル]メチルカルバミン酸tert−ブチル(10.4g)のテトラヒドロフラン(15mL)溶液を0℃で加え、同温度で15分間攪拌した。15−クラウン−5(8.0mL)、次いで塩化ベンゼンスルホニル(5.1mL)のテトラヒドロフラン(10mL)溶液を同温度で加え、反応液を室温で30分間攪拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=4:1)で精製することにより表題化合物を褐色油状物として得た(収量15.2g、収率98%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.48(9H,s),2.79(3H,brs),4.17(2H,brs),6.24(1H,brs),7.35(1H,brs),7.51−7.57(2H,m),7.62−7.68(1H,m),7.90−7.94(2H,m).
参考例28
{[5−(2−クロロピリジン−3−イル)−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル
窒素雰囲気下、ジイソプロピルアミン(8.3g)のテトラヒドロフラン(70mL)溶液に1.6mol/L n−ブチルリチウムヘキサン溶液(50mL)を−78℃で加え、同温度で15分間攪拌した。2−クロロピリジン(6.6g)のテトラヒドロフラン(10mL)溶液を滴下し、同温度で2時間攪拌した。得られた反応液にトリイソプロポキシボラン(15.1g)のテトラヒドロフラン(10mL)溶液を同温度で滴下し、混合物を30分間攪拌した。反応混合物にメタノール(10mL)を加えた後、減圧濃縮した。アルゴン雰囲気下、得られた残留物、({[5−ブロモ−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(7.94g)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(3.21g)及び炭酸ナトリウム(19.7g)の1,2−ジメトキシエタン(80mL)及び水(40mL)の懸濁液を105℃で4時間攪拌した。反応混合物を室温まで冷却した後、反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=4:1→2:1)で精製することにより表題化合物を淡黄色油状物として得た(収量1.88g、2−クロロピリジンからの収率7%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.47(9H,s),2.83(3H,s),4.26(2H,brs),6.26(1H,d,J=1.8Hz),7.26−7.31(1H,m),7.37(1H,d,J=1.8Hz),7.40−7.42(4H,m),7.55−7.60(1H,m),7.68−7.71(1H,m),8.40−8.43(1H,m).
参考例29
{[5−(2−シアノピリジン−3−イル)−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル
{[5−(2−クロロピリジン−3−イル)−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(378mg)を用いて、参考例26と同様の操作を行うことにより表題化合物を無色結晶として得た(収量250mg、収率67%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.47(9H,s),2.82(3H,brs),4.27(2H,brs),6.44(1H,brs),7.33−7.45(5H,m),7.52−7.63(2H,m),7.94−7.96(1H,m),8.67−8.69(1H,m).
参考例30
{[5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(ピリジン−3−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル
{[5−ブロモ−1−(ピリジン−3−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(430mg)、(2−フルオロピリジン−3−イル)ボロン酸(221mg)、炭酸ナトリウム(254mg)及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(173mg)の1,2−ジメトキシエタン(10mL)及び水(5mL)の懸濁液を105℃で1時間攪拌した。反応混合物を室温まで冷却した後、反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=6:1→1:1)で精製することにより表題化合物を淡黄色油状物として得た(収量310mg、収率69%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.46(9H,s),2.82(3H,s),4.23(2H,brs),6.29(1H,brs),7.23−7.27(1H,m),7.34−7.39(2H,m),7.66−7.73(2H,m),8.25−8.27(1H,m),8.66(1H,d,J=2.4Hz),8.78−8.80(1H,m).
参考例31
{[5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル
{[5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(ピリジン−3−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(4.78g)をテトラヒドロフラン(20mL)及びメタノール(10mL)に溶解し、氷冷下8mol/L水酸化ナトリウム水溶液(4mL)を加えた。室温で4時間攪拌した後、溶媒の約半量を減圧留去し、残留物に水を加え酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=19:1→酢酸エチル)で精製することにより表題化合物を淡黄色油状物として得た(収量2.84g、収率87%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.50(9H,s),2.84(3H,brs),4.30(2H,brs),6.63(1H,brs),6.84(1H,brs),7.17−7.22(1H,m),7.93−8.01(2H,m),8.95(1H,brs).
参考例32
{[5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(3−チエニルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル
水素化ナトリウム(97.9mg、60%油状)のテトラヒドロフラン(10mL)懸濁液に{[5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(311mg)のテトラヒドロフラン(3mL)溶液、15−クラウン−5(449mg)、及び塩化チオフェン−3−スルホニル(280mg)を氷冷下加えた。室温で30分間攪拌した後、反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=6:1→3:1)で精製することにより表題化合物を淡黄色油状物として得た(収量433mg、収率94%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.47(9H,s),2.83(3H,s),4.24(2H,brs),6.28(1H,brs),6.97−6.99(1H,m),7.20−7.26(1H,m),7.32−7.35(2H,m),7.58−7.60(1H,m),7.72−7.77(1H,m),8,22−8.24(1H,m).
参考例33
({1−[(3−シアノフェニル)スルホニル]−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル}メチル)メチルカルバミン酸tert−ブチル
{[5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(305mg)、及び塩化3−シアノベンゼンスルホニル(318mg)を用いて参考例32と同様の操作を行い、表題化合物を無色油状物として得た(収量447mg、収率95%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.47(9H,s),2.84(3H,s),4.25(2H,brs),6.30(1H,brs),7.25−7.33(2H,m),7.54−7.63(2H,m),7.66−7.77(2H,m),7.83−7.86(1H,m),8.27−8.29(1H,m).
参考例34
({1−[(3−アセチルフェニル)スルホニル]−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル}メチル)メチルカルバミン酸tert−ブチル
({1−[(3−シアノフェニル)スルホニル]−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル}メチル)メチルカルバミン酸tert−ブチル(431mg)のジエチルエーテル(4mL)溶液に1.0mol/L メチルリチウムジエチルエーテル溶液(2.4mL)を−78℃で加え、反応液を室温で1時間攪拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=1:1)で精製することにより表題化合物を褐色油状物として得た(収量110mg、収率25%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.45(9H,s),2.55(3H,s),2.81(3H,s),4.23(2H,brs),6.26(1H,s),7.25−7.27(1H,m),7.34−7.35(1H,m),7.51−7.56(1H,s),7.60−7.64(1H,m),7.70−7.79(1H,m),7.91−7.94(1H,m),8.11−8.15(1H,m),8.23−8.25(1H,m).
参考例35
({1−[(4−フルオロフェニル)スルホニル]−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル}メチル)メチルカルバミン酸tert−ブチル
{[5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(305mg)、及び塩化4−フルオロベンゼンスルホニル(292mg)を用いて参考例32と同様の操作を行うことにより表題化合物を無色油状物として得た(収量436mg、収率94%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.46(9H,s),2.82(3H,brs),4.23(2H,brs),6.26(1H,brs),7.03−7.11(2H,m),7.21−7.25(1H,m),7.32(1H,brs),7.40−7.45(2H,m),7.72−7.77(1H,m),8.24−8.25(1H,m).
参考例36
({1−[(2,3−ジフルオロフェニル)スルホニル]−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル}メチル)メチルカルバミン酸tert−ブチル
水素化ナトリウム(60%油性、86.2mg)をヘキサンで2回洗浄した後、テトラヒドロフラン(5mL)に懸濁した。{[5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(298mg)のテトラヒドロフラン(3mL)溶液を0℃で加え、同温度で15分間攪拌した。15−クラウン−5(0.43mL)、次いで塩化2,3−ジフルオロフェニルスルホニル(472mg)のテトラヒドロフラン(3mL)溶液を同温度で加え、30分間攪拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=2:1)で精製することにより表題化合物を褐色油状物として得た(収量447mg、収率95%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.47(9H,s),2.86(3H,brs),4.27(2H,brs),6.30(1H,brs),7.02−7.13(2H,m),7.20−7.24(1H,m),7.38−7.47(2H,m),7.70−7.76(1H,m),8.21−8.23(1H,m).
参考例37
({1−[(3,4−ジフルオロフェニル)スルホニル]−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル}メチル)メチルカルバミン酸tert−ブチル
水素化ナトリウム(60%油性、83.8mg)をヘキサンで2回洗浄した後、テトラヒドロフラン(5mL)に懸濁した。{[5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(307mg)のテトラヒドロフラン(2mL)溶液を0℃で加え、同温度で30分間攪拌した。15−クラウン−5(0.4mL)、次いで塩化3,4−ジフルオロフェニルスルホニル(0.27mL)のテトラヒドロフラン(2mL)溶液を同温度で加え、反応液を室温で30分間攪拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=2:1)で精製することにより表題化合物を褐色油状物として得た(収量472mg、収率97%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.47(9H,s),2.83(3H,s),4.24(2H,brs),6.30(1H,brs),7.19−7.31(5H,m),7.73−7.78(1H,m),8.27−8.28(1H,m).
参考例38
({1−[(3−フルオロ−4−メチルフェニル)スルホニル]−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル}メチル)メチルカルバミン酸tert−ブチル
水素化ナトリウム(60%油性、82.8mg)をヘキサンで2回洗浄した後、テトラヒドロフラン(5mL)に懸濁した。{[5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(306mg)のテトラヒドロフラン(2mL)溶液を0℃で加え、同温度で15分間攪拌した。15−クラウン−5(0.4mL)、次いで塩化3−フルオロ−4−メチルフェニルスルホニル(418mg)のテトラヒドロフラン(2mL)溶液を同温度で加え、反応液を室温で1時間攪拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=3:1)で精製することにより表題化合物を褐色油状物として得た(収量289mg、収率60%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.46(9H,s),2.31(3H,d,J=2.4Hz),2.82(3H,s),4.23(2H,brs),6.27(1H,s),7.04−7.10(2H,m),7.20−7.26(2H,m),7.31(1H,s),7.72−7.78(1H,m),8.25−8.26(1H,m).
参考例39
({1−[(2,5−ジフルオロフェニル)スルホニル]−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル}メチル)メチルカルバミン酸tert−ブチル
{[5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(305mg)、及び塩化2,5−ジフルオロベンゼンスルホニル(319mg)を用いて参考例32と同様の操作を行うことにより表題化合物を無色油状物として得た(収量160mg、収率33%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.47(9H,s),2.85(3H,brs),4.26(2H,brs),6.29(1H,brs),6.93−6.99(1H,m),7.10−7.17(1H,m),7.20−7.31(2H,m),7.39(1H,brs),7.68−7.74(1H,m),8.22−8.24(1H,m).
参考例40
1−(2−フルオロピリジン−3−イル)プロパン−1−オール
ジイソプロピルアミン(15.8g)のテトラヒドロフラン(100mL)溶液に、1.6mol/L n−ブチルリチウムヘキサン溶液(95mL)を−78℃で滴下した、15分間攪拌した。この溶液に2−フルオロピリジン(11.6g)のテトラヒドロフラン(10mL)溶液を−78℃で滴下した後、同温度で30分間攪拌した。得られた混合物にプロピオンアルデヒド(11.2mL)のテトラヒドロフラン(10mL)溶液を同温度で加え、さらに1時間攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=2:1)で精製することにより表題化合物を褐色油状物として得た(収量12.4g、収率67%)。
H−NMR(CDCl)δ:0.97(3H,t,J=7.5Hz),1.74−1.87(2H,m),2.02(1H,brs),4.88−4.94(1H,m),7.19−7.24(1H,m),7.89−7.96(1H,m),8.11−8.13(1H,m).
参考例41
1−(2−フルオロピリジン−3−イル)プロパン−1−オン
1−(2−フルオロピリジン−3−イル)プロパン−1−オール(12.3g)、ジメチルスルホキシド(130mL)及びトリエチルアミン(65mL)の混合物に三酸化硫黄−ピリジン錯体(25.6g)を加え、混合物を室温で14時間攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=4:1)で精製することにより表題化合物を褐色油状物として得た(収量10.6g、収率87%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.22(3H,t,J=7.2Hz),3.01−3.09(2H,m),7.30−7.35(1H,m),8.31−8.39(2H,m).
参考例42
2−ブロモ−1−(2−フルオロピリジン−3−イル)プロパン−1−オン
1−(2−フルオロピリジン−3−イル)プロパン−1−オン(12.9g)及び25%臭化水素の酢酸溶液(70mL)の混合物に臭素(4.4mL)を滴下し、得られた混合物を室温で3時間攪拌した。反応混合物を減圧濃縮することにより表題化合物を赤褐色油状物として得た(収量29.6g、収率定量的)。
H−NMR(CDCl)δ:1.91(3H,d,J=6.6Hz),5.30−5.37(1H,m),7.35−7.40(1H,m),8.35−8.44(2H,m).
参考例43
2−シアノ−4−(2−フルオロピリジン−3−イル)−3−メチル−4−オキソブタン酸エチル
ジイソプロピルエチルアミン(45mL)とシアノ酢酸エチル(11.5g)のテトラヒドロフラン(50mL)溶液に2−ブロモ−1−(2−フルオロピリジン−3−イル)プロパン−1−オン(29.6g)のテトラヒドロフラン(50mL)溶液を滴下し、反応混合物を室温で14時間攪拌した。不溶物をろ過した後、ろ液を減圧濃縮した。残留物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=2:1)で精製することにより表題化合物を褐色油状物として得た(収量18.8g、収率85%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.24−1.39(3H,m),1.44−1.48(3H,m),3.75−4.34(4H,m),7.36−7.41(1H,m),8.32−8.40(1H,m),8.44−8.46(1H,m).
参考例44
2−クロロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−4−メチル−1H−ピロール−3−カルボン酸エチル
2−シアノ−4−(2−フルオロピリジン−3−イル)−3−メチル−4−オキソブタン酸エチル(19.4g)の酢酸エチル(20mL)溶液に4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(90mL)を加えて室温で18時間攪拌した後、減圧濃縮した。残留物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物を酢酸エチル−ヘキサンから再結晶することにより、表題化合物を黄色結晶として得た(収量14.3g、収率69%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.39(3H,t,J=7.2Hz),2.37(3H,s),4.34(2H,q,J=7.2Hz),7.26−7.31(1H,m),7.82−7.89(1H,m),8.15−8.18(1H,m),8.87(1H,brs).
参考例45
5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−4−メチル−1H−ピロール−3−カルボン酸エチル
2−クロロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−4−メチル−1H−ピロール−3−カルボン酸エチル(10.0g)及びトリエチルアミン(5.5mL)のエタノール(250mL)溶液に10%パラジウム炭素(50%含水、1.43g)を加え、水素雰囲気下、60℃で3時間攪拌した。反応液を冷却後、ろ過し、ろ液を減圧濃縮した。残留物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物を酢酸エチル−ヘキサンから再結晶することにより表題化合物を無色結晶として得た(収量7.93g、収率90%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.36(3H,t,J=7.2Hz),2.44(3H,s),4.30(2H,q,J=7.2Hz),7.26−7.30(1H,m),7.52−7.54(1H,m),7.87−7.93(1H,m),8.12−8.15(1H,m),8.92(1H,brs).
参考例46
[5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−4−メチル−1H−ピロール−3−イル]メタノール
5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−4−メチル−1H−ピロール−3−カルボン酸エチル(5.01g)のテトラヒドロフラン(50mL)溶液を−78℃に冷却した後、1.5mol/L水素化ジイソブチルアルミニウムトルエン溶液(45mL)を滴下し、0℃でさらに1時間攪拌した。反応液に水を加え、不溶物をろ過した後、酢酸エチルで抽出した。抽出液を水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をジイソプロピルエーテルで洗浄することにより表題化合物を無色結晶として得た(収量1.72g、収率41%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.32(1H,brs,J=4.5Hz),2.29(3H,s),4.62(2H,d,J=4.5Hz),6.91−6.92(1H,m),7.23−7.28(1H,m),7.88−7.95(1H,m),8.06−8.09(1H,m),8.57(1H,brs).
参考例47
5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−4−メチル−1H−ピロール−3−カルバルデヒド
[5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−4−メチル−1H−ピロール−3−イル]メタノール(1.70g)のアセトニトリル(35mL)懸濁液にテトラ−n−プロピルアンモニウム ペルルテナート(103mg)、N−メチルモルホリン N−オキシド(1.44g)及びモレキュラーシーブス4A粉末(0.89g)を加え、室温で2日間攪拌した。反応混合物をろ過し、ろ液を減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=1:2)で精製することにより表題化合物を無色結晶として得た(収量527mg、収率31%)。
H−NMR(CDCl)δ:2.50(3H,s),7.26−7.33(1H,m),7.49−7.50(1H,m),7.90−7.97(1H,m),8.16−8.18(1H,m),9.00(1H,brs),9.93(1H,s).
参考例48
5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−4−メチル−1−(ピリジン−3−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−カルバルデヒド
水素化ナトリウム(60%油性、99.6mg)をヘキサンで2回洗浄した後、テトラヒドロフラン(5mL)に懸濁した。5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−4−メチル−1H−ピロール−3−カルバルデヒド(213mg)のテトラヒドロフラン(5mL)溶液を0℃で加えた。0℃で30分間攪拌した後、15−クラウン−5(0.5mL)、次いで塩化ピリジン−3−スルホニル(375mg)のテトラヒドロフラン(2mL)溶液を同温度で加え、反応液を室温で1時間攪拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=1:2)で精製することにより表題化合物を無色結晶として得た(収量218mg、収率61%)。
H−NMR(CDCl)δ:2.04(3H,m),7.31−7.35(1H,m),7.38−7.43(1H,m),7.64−7.77(2H,m),8.09(1H,s),8.33−8.36(1H,m),8.61−8.63(1H,m),8.84−8.86(1H,m),9.98(1H,s).
参考例49
5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−4−メチル−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロール−3−カルバルデヒド
水素化ナトリウム(60%油性、99.8mg)をヘキサンで2回洗浄した後、テトラヒドロフラン(5mL)に懸濁した。5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−4−メチル−1H−ピロール−3−カルバルデヒド(214mg)のテトラヒドロフラン(5mL)溶液を0℃で加えた。0℃で30分間攪拌した後、15−クラウン−5(0.5mL)、次いで塩化ベンゼンスルホニル(0.28mL)を同温度で加え、反応液を室温で1時間攪拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=2:1)で精製することにより表題化合物を黄色油状物として得た(収量221mg、収率61%)。
H−NMR(CDCl)δ:2.03(3H,m),7.26−7.32(1H,m),7.36−7.46(4H,m),7.60−7.66(1H,m),7.70−7.76(1H,m),8.10(1H,s),8.29−8.32(1H,m),9.97(1H,s).
参考例50
N−アリル−2−ブロモ−2,2−ジフルオロアセトアミド
ブロモジフルオロ酢酸エチル(100g)を0℃に冷却し、アリルアミン(39mL)を滴下した。混合物を室温で14時間攪拌した後、減圧濃縮した。残留物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を1mol/L塩酸、水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水の順で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮することにより、表題化合物を無色油状物として得た(収量105g、収率100%)。
H−NMR(CDCl)δ:3.99(2H,dd,J=6.1,5.7Hz),5.22−5.26(1H,m),5.26−5.33(1H,m),5.77−5.94(1H,m),6.31(1H,brs).
参考例51
アリル[ブロモ(ジフルオロ)アセチル]カルバミン酸tert−ブチル
N−アリル−2−ブロモ−2,2−ジフルオロアセトアミド(154g)と4−ジメチルアミノメチルピリジン(8.82g)のアセトニトリル(750mL)溶液に0℃で二炭酸ジ−tert−ブチル(173g)を滴下した。混合物を室温で14時間攪拌後、減圧濃縮した。残留物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を水、飽和食塩水の順で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮することにより、表題化合物を褐色油状物として得た(収量211g、収率93%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.54(9H,s),4.29(2H,ddd,J = 5.7,1.5,1.1Hz),5.23(1H,ddt,J=10.2,1.1,1.5Hz),5.25(1H,ddt,J=17.0,1.5,1.1Hz),5.85(1H,ddt,J=17.0,10.2,5.7Hz).
参考例52
4−(ブロモメチル)−3,3−ジフルオロ−2−オキソピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル
窒素雰囲気下、アリル[ブロモ(ジフルオロ)アセチル]カルバミン酸tert−ブチル(50.0g)と臭化銅(6.91g)の1,2−ジクロロエタン(500mL)懸濁液を80℃に加熱した。2,2’−ビピリジル(7.51g)を加え、得られた混合物を80℃で24時間攪拌した。反応混合物を冷却後、減圧濃縮した。残留物をテトラヒドロフラン(150mL)に懸濁し、不溶物をろ過後、ろ液を減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン:酢酸エチル=4:1)にて精製し、ジイソプロピルエーテルで洗浄することにより、表題化合物を白色結晶として得た(収量32.3g、収率65%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.57(9H,s),2.82−3.06(1H,m),3.40(1H,dd,J=10.7,10.0Hz),3.48(1H,ddd,J=11.3,8.1,0.8Hz),3.67(1H,dd,J=10.7,4.9Hz),4.09(1H,dd,J=11.3,8.1Hz).
参考例53
3,3−ジフルオロ−4−メチレン−2−オキソピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル
4−(ブロモメチル)−3,3−ジフルオロ−2−オキソピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(50.1g)のテトラヒドロフラン(400mL)溶液に0℃で1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(25.0mL)を15分かけて滴下した。滴下終了後、反応混合物を室温で1時間攪拌した。不溶物をろ過した後、ろ液を減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン:酢酸エチル=4:1)にて精製した。得られた結晶をジイソプロピルエーテルで洗浄し、表題化合物を無色結晶として得た(収量28.1g、収率76%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.57(9H,s),4.32−4.39(2H,m),5.69−5.76(1H,m),5.92−6.06(1H,m).
参考例54
3,3−ジフルオロ−2−(2−フルオロピリジン−3−イル)−2−ヒドロキシ−4−メチレンピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル
窒素雰囲気下、ジイソプロピルアミン(23.9g)の無水テトラヒドロフラン(175mL)溶液に、1.61mol/L n−ブチルリチウムヘキサン溶液(136mL)を−78℃で滴下し、同温度で15分間攪拌した。得られた溶液に2−フルオロピリジン(21.9g)の無水テトラヒドロフラン(25mL)溶液を同温度で30分かけて滴下し、混合物を2時間攪拌した。得られた懸濁液に3,3−ジフルオロ−4−メチレン−2−オキソピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(25.0g)の無水テトラヒドロフラン(50mL)溶液を同温度で滴下し、混合物を3時間攪拌した。反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水の順で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン:酢酸エチル=2:1)にて精製した。得られた結晶をジイソプロピルエーテルで洗浄し、表題化合物を無色結晶として得た(収量23.7g、収率67%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.16(3.6H,brs),1.44(5.4H,brs),3.55(0.40H,brs),4.19−4.40(2H,m),4.75(0.60H,brs),5.56(1H,s),5.78(1H,s),7.28(1H,ddd,J=7.5,2.8,1.9Hz),8.13(1H,ddd,J=9.8,7.5,1.9Hz),8.19−8.26(1H,m).
参考例55
{3,3−ジフルオロ−2−メチレン−4−オキソ−4−[2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]ブチル}カルバミン酸tert−ブチル
窒素雰囲気下、2,2,6,6−テトラメチルピペリジン(10.2g)の無水テトラヒドロフラン(100mL)溶液に、1.61mol/L n−ブチルリチウムヘキサン溶液(40.5mL)を−78℃で滴下し、同温度で15分間攪拌した。得られた溶液に2−(トリフルオロメチル)ピリジン(10.2g)の無水テトラヒドロフラン(10mL)溶液を同温度で30分かけて滴下し、混合物を2時間攪拌した。得られた懸濁液に3,3−ジフルオロ−4−メチレン−2−オキソピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(7.65g)の無水テトラヒドロフラン(10mL)溶液を同温度で滴下し、混合物を2時間攪拌した。反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水の順で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン:酢酸エチル=3:1)で精製することにより表題化合物を黄色油状物として得た(収量10.8g、収率87%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.45(9H,s),3.93(2H,brd,J=5.7Hz),4.82(1H,brs),5.63−5.66(2H,m),7.56−7.60(1H,m),7.94−7.97(1H,m),8.84−8.86(1H,m).
参考例56
3−(4,4−ジフルオロ−3−メチレン−3,4−ジヒドロ−2H−ピロール−5−イル)−2−フルオロピリジン
3,3−ジフルオロ−2−(2−フルオロピリジン−3−イル)−2−ヒドロキシ−4−メチレンピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(20.0g)の酢酸(70mL)溶液に濃塩酸(20mL)を滴下した。得られた混合物を室温で1時間攪拌した後、減圧濃縮した。残留物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水の順で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン:酢酸エチル=2:1)で精製することにより表題化合物を黄色油状物として得た(収量11.6g、収率90%)。
H−NMR(CDCl)δ:4.79(2H,ddd,J=4.9,2.6,2.5Hz),5.58−5.65(1H,m),5.84−5.93(1H,m),7.33(1H,ddd,J=7.5,4.9,1.7Hz),8.32−8.45(2H,m).
参考例57
3−(4,4−ジフルオロ−3−メチレン−3,4−ジヒドロ−2H−ピロール−5−イル)−2−(トリフルオロメチル)ピリジン
{3,3−ジフルオロ−2−メチレン−4−オキソ−4−[2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]ブチル}カルバミン酸tert−ブチル(3.25g)の酢酸(10mL)溶液に濃塩酸(3mL)を滴下した。得られた混合物を室温で2時間攪拌した後、減圧濃縮した。残留物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水の順で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン:酢酸エチル=3:1)で精製することにより表題化合物を黄色油状物として得た(収量1.85g、収率83%)。
H−NMR(CDCl)δ:4.76−4.77(2H,m),5.65−5.67(1H,m),5.89−5.92(1H,m),7.57−7.62(1H,m),7.96−7.99(1H,m),8.83−8.84(1H,m).
参考例58
2−クロロ−3−(4,4−ジフルオロ−3−メチレン−3,4−ジヒドロ−2H−ピロール−5−イル)ピリジン
窒素雰囲気下、ジイソプロピルアミン(30.8g)の無水テトラヒドロフラン(300mL)溶液に、1.61mol/L n−ブチルリチウムヘキサン溶液(160mL)を−78℃で滴下し、同温度で15分間攪拌した。得られた溶液に2−クロロピリジン(30.9g)の無水テトラヒドロフラン(30mL)溶液を同温度で30分かけて滴下し、混合物を2時間攪拌した。得られた懸濁液に3,3−ジフルオロ−4−メチレン−2−オキソピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(30.1g)の無水テトラヒドロフラン(30mL)溶液を同温度で滴下し、混合物を3時間攪拌した。反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水の順で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン:酢酸エチル=3:1)で精製することにより[4−(2−クロロピリジン−3−イル)−3,3−ジフルオロ−2−メチレン−4−オキソブチル]カルバミン酸tert−ブチルと2−(2−クロロピリジン−3−イル)−3,3−ジフルオロ−2−ヒドロキシ−4−メチレンピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルの混合物を得た(収量23.8g)。得られた混合物(23.7g)の酢酸(70mL)溶液に濃塩酸(18mL)を滴下した。得られた混合物を室温で1時間攪拌した後、減圧濃縮した。残留物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水の順で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン:酢酸エチル=3:1)で精製することにより表題化合物を黄色油状物として得た(収量12.1g、2工程収率41%)。
H−NMR(CDCl)δ:4.78−4.82(2H,m),5.63−5.66(1H,m),5.87−5.91(1H,m),7.33−7.37(1H,m),7.94−7.97(1H,m),8.49−8.52(1H,m).
参考例59
1−(2,4−ジメトキシフェニル)−N−メチルメタンアミン
2,4−ジメトキシベンズアルデヒド(5.0g)をメタノール(60mL)に溶解し、室温で40%メチルアミンのメタノール溶液(9.3mL)を加えた。室温で1時間攪拌した後、氷冷下水素化ホウ素ナトリウム(1.37g)を少量ずつ加えた。室温で3時間攪拌した後、氷冷下1mol/L塩酸で処理し、メタノールを減圧留去した。残留物を酢酸エチルで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で塩基性にし、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン:酢酸エチル=4:1→2:1)で精製することにより表題化合物を無色油状物(収量4.41g、収率81%)として得た。
H−NMR(CDCl)δ:2.40(3H,s),3.67(2H,s),3.80(3H,s),3.81(3H,s),6.40−6.45(2H,m),7.11(1H,d,J=7.8Hz),1H 未検出.
参考例60
1−(2,4−ジメトキシフェニル)−N−{[4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}−N−メチルメタンアミン
水素化ナトリウム(60%油性、2.23g)をヘキサンで2回洗浄し、テトラヒドロフラン(180mL)に懸濁した。懸濁液に1−(2,4−ジメトキシフェニル)−N−メチルメタンアミン(9.09g)のテトラヒドロフラン(10mL)溶液を0℃で滴下した。滴下終了後、混合物を60℃で18時間攪拌した。反応液を0℃に冷却後、3−(4,4−ジフルオロ−3−メチレン−3,4−ジヒドロ−2H−ピロール−5−イル)−2−フルオロピリジン(9.64g)のテトラヒドロフラン(10mL)溶液を滴下し、混合物を同温度で1時間攪拌した。反応混合物に氷水および飽和食塩水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和塩化アンモニウム水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水の順で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:酢酸エチル)で精製することにより表題化合物を黄色油状物として得た(収量16.8g、収率97%)。
H−NMR(CDCl)δ:2.24(3H,s),3.51(2H,s),3.54(2H,s),3.79(3H,s),3.80(3H,s),6.45(1H,s),6.42−6.50(1H,m),6.68(1H,dd,J=4.7,3.6Hz),7.18−7.29(2H,m),7.98(1H,ddd,J=4.5,1.9,1.5Hz),8.25(1H,ddd,J=10.2,8.0,1.9Hz),8.67(1H,s).
参考例61
1−(2,4−ジメトキシフェニル)−N−({4−フルオロ−5−[2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−1H−ピロール−3−イル}メチル)−N−メチルメタンアミン
水素化ナトリウム(60%油性、1.00g)をヘキサンで2回洗浄し、テトラヒドロフラン(50mL)に懸濁した。懸濁液に1−(2,4−ジメトキシフェニル)−N−メチルメタンアミン(3.99g)のテトラヒドロフラン(10mL)溶液を0℃で滴下した。滴下終了後、混合物を60℃で18時間攪拌した。反応液を0℃に冷却後、3−(4,4−ジフルオロ−3−メチレン−3,4−ジヒドロ−2H−ピロール−5−イル)−2−(トリフルオロメチル)ピリジン(5.29g)のテトラヒドロフラン(10mL)溶液を滴下し、混合物を同温度で1時間攪拌した。反応混合物に氷水および飽和食塩水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和塩化アンモニウム水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水の順で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン:酢酸エチル=1:2)で精製することにより表題化合物を黄色油状物として得た(収量8.36g、収率98%)。
H−NMR(CDCl)δ:2.24(3H,s),3.52(2H,s),3.53(2H,s),3.79(3H,s),3.80(3H,s),6.45−6.48(2H,s),6.68−6.71(1H,m),7.22−7.25(1H,m),7.50−7.54(1H,m),8.02−8.10(2H,m),8.57−8.58(1H,m).
参考例62
1−[5−(2−クロロピリジン−3−イル)−4−フルオロ−1H−ピロール−3−イル]−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−メチルメタンアミン
水素化ナトリウム(60%油性、2.89g)をヘキサンで2回洗浄し、テトラヒドロフラン(100mL)に懸濁した。懸濁液に1−(2,4−ジメトキシフェニル)−N−メチルメタンアミン(11.4g)のテトラヒドロフラン(10mL)溶液を0℃で滴下した。滴下終了後、混合物を60℃で16時間攪拌した。反応液を0℃に冷却後、2−クロロ−3−(4,4−ジフルオロ−3−メチレン−3,4−ジヒドロ−2H−ピロール−5−イル)ピリジン(11.0g)のテトラヒドロフラン(10mL)溶液を滴下し、混合物を同温度で30分間攪拌した。反応混合物に水および飽和食塩水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和塩化アンモニウム水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水の順で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン:酢酸エチル=1:1)で精製することにより表題化合物を黄色油状物として得た(収量17.8g、収率95%)。
H−NMR(CDCl)δ:2.25(3H,s),3.52(2H,s),3.53(2H,s),3.79−3.80(6H,m),6.45−6.48(2H,m),6.69−6.72(1H,m),7.23−7.30(2H,m),8.07−8.10(1H,m),8.21−8.23(1H,m),8.85(1H,brs).
参考例63
1−(2,4−ジメトキシフェニル)−N−{[4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(ピリジン−3−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}−N−メチルメタンアミン
水素化ナトリウム(60%油性、1.57g)のテトラヒドロフラン(100mL)懸濁液に、1−(2,4−ジメトキシフェニル)−N−{[4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}−N−メチルメタンアミン(9.8g)のテトラヒドロフラン(30mL)溶液を氷冷下で滴下した。同温度で10分間攪拌した後、15−クラウン−5(8.66g)を滴下した。更に10分攪拌した後、塩化ピリジン−3−スルホニル(6.98g)を滴下した。15分間同温度で攪拌した後、反応液に氷水を加え、酢酸エチルで抽出した。水層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(100mL)で弱塩基性にした後、再度酢酸エチルで抽出した。合わせた抽出液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水の順に洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン:酢酸エチル=6:1→3:1)で精製し、ジイソプロピルエーテルで洗浄することにより、表題化合物を無色結晶として得た(収量9.25g、収率69%)。
H−NMR(CDCl)δ:2.22(3H,s),3.45(2H,s),3.47(2H,s),3.81(3H,s),3.84(3H,s),6.44−6.50(2H,m),7.15−7.22(1H,m),7.27−7.37(2H,m),7.40(1H,d,J=5.3Hz),7.67(1H,ddd,J=8.1,2.3,1.7Hz),7.81(1H,ddd,J=9.2,7.3,1.9Hz),8.30(1H,ddd,J=4.9,1.9,0.9Hz),8.67(1H,d,J=1.9Hz),8.78(1H,dd,J=4.9,1.5Hz).
参考例64
1−(2,4−ジメトキシフェニル)−N−{[4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}−N−メチルメタンアミン
1−(2,4−ジメトキシフェニル)−N−{[4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}−N−メチルメタンアミン(2.98g)のテトラヒドロフラン(20mL)溶液に水素化ナトリウム(60%油性、421mg)を氷冷下で加えた。同温度で30分間攪拌した後、15−クラウン−5(1.80mL)を滴下した。更に15分攪拌した後、塩化ベンゼンスルホニル(1.15mL)を滴下した。1時間同温度で攪拌した後、反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液および水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン:酢酸エチル=9:1→7:3)で精製することにより表題化合物を黄色油状物として得た(収量2.95g、収率72%)。
H−NMR(CDCl)δ:2.21(3H,s),3.45(2H,s),3.47(2H,s),3.81(3H,s),3.84(3H,s),6.47(1H,dd, J=6.6,2.5Hz),6.48(1H,s),7.16−7.23(1H,m),7.24−7.31(1H,m),7.32−7.44(5H,m),7.52−7.59(1H,m),7.82(1H,ddd,J=9.0,7.5,2.1Hz),8.27(1H,ddd,J=4.9,1.9,0.9Hz).
参考例65
1−(2,4−ジメトキシフェニル)−N−({4−フルオロ−1−(フェニルスルホニル)−5−[2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−1H−ピロール−3−イル}メチル)−N−メチルメタンアミン
水素化ナトリウム(60%油性、286mg)をヘキサンで2回洗浄した後、テトラヒドロフラン(15mL)に懸濁した。この懸濁液に1−(2,4−ジメトキシフェニル)−N−({4−フルオロ−5−[2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−1H−ピロール−3−イル}メチル)−N−メチルメタンアミン(1.99g)のテトラヒドロフラン(5mL)溶液を氷冷下で滴下した。同温度で30分間攪拌した後、15−クラウン−5(1.42mL)次に塩化ベンゼンスルホニル(0.91mL)を滴下した。30分間同温度で攪拌した後、反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン:酢酸エチル=1:1)で精製することにより表題化合物を黄色油状物として得た(収量1.98g、収率75%)。
H−NMR(CDCl)δ:2.23(3H,s),3.43−3.56(4H,s),3.81(3H,s),3.84(3H,s),6.45−6.48(2H,m),7.19−7.22(2H,m),7.37−7.42(4H,m),7.52−7.59(2H,m),7.76−7.79(1H,m),8.77−8.88(1H,m).
参考例66
1−[5−(2−クロロピリジン−3−イル)−4−フルオロ−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−メチルメタンアミン
水素化ナトリウム(60%油性、2.95g)をヘキサンで2回洗浄した後、テトラヒドロフラン(200mL)に懸濁した。この懸濁液に1−[5−(2−クロロピリジン−3−イル)−4−フルオロ−1H−ピロール−3−イル]−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−メチルメタンアミン(19.1g)のテトラヒドロフラン(20mL)溶液を氷冷下で滴下した。同温度で15分間攪拌した後、15−クラウン−5(16.3g)、次に塩化ベンゼンスルホニル(13.1g)のテトラヒドロフラン(20mL)溶液を滴下した。30分間同温度で攪拌した後、反応液に氷を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン:酢酸エチル=1:1)で精製することにより表題化合物を黄色油状物として得た(収量20.2g、収率78%)。
H−NMR(CDCl)δ:2.23(3H,s),3.42−3.55(4H,m),3.81(3H,s),3.84(3H,s),6.45−6.48(2H,m),7.19−7.22(1H,m),7.30−7.41(5H,m),7.53−7.60(2H,m),7.72−7.78(1H,m),8.42−8.44(1H,m).
参考例67
({4−フルオロ−1−(フェニルスルホニル)−5−[2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−1H−ピロール−3−イル}メチル)メチルカルバミン酸tert−ブチル
1−(2,4−ジメトキシフェニル)−N−({4−フルオロ−1−(フェニルスルホニル)−5−[2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−1H−ピロール−3−イル}メチル)−N−メチルメタンアミン(1.98g)のテトラヒドロフラン(20mL)溶液に、クロロ炭酸1−クロロエチル(0.41mL)を0℃で加え、混合物を1時間攪拌した。トリエチルアミン(1.6mL)を同温度で加え、得られた混合物を80℃で14時間攪拌した。反応混合物を室温まで冷却した後、減圧濃縮した。残留物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物にエタノール(20mL)を加え、混合物を50℃で3時間攪拌した。反応混合物を室温まで冷却した後、減圧濃縮した。残留物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物を酢酸エチル(15mL)に溶解し、二炭酸ジ−tert−ブチル(0.87mL)を加え、混合物を室温で2日間攪拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン:酢酸エチル=2:1)で精製することにより表題化合物を黄色油状物として得た(収量1.39g、収率77%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.48(9H,s),2.87(3H,brs),4.27(2H,brs),7.25−7.43(5H,m),7.53−7.62(2H,m),7.77−7.80(1H,m),8.78(1H,d,J=5.4Hz).
参考例68
{[5−(2−クロロピリジン−3−イル)−4−フルオロ−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル
1−[5−(2−クロロピリジン−3−イル)−4−フルオロ−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−メチルメタンアミン(20.2g)のテトラヒドロフラン(200mL)溶液に、クロロ炭酸1−クロロエチル(4.6mL)を0℃で滴下し、混合物を1時間攪拌した。トリエチルアミン(12.3g)を同温度で加え、得られた混合物を14時間還流した。反応混合物を0℃に冷却し、得られた固体をろ過した後、ろ液を減圧濃縮した。残留物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物にエタノール(250mL)を加え、混合物を50℃で3時間攪拌した。反応混合物を室温まで冷却した後、減圧濃縮した。残留物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物を酢酸エチル(200mL)に溶解し、二炭酸ジ−tert−ブチル(9.02g)を加え、混合物を室温で1時間攪拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン:酢酸エチル=2:1)で精製することにより表題化合物を黄色油状物として得た(収量13.1g、収率72%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.49(9H,s),2.87(3H,s),4.26(2H,brs),7.31−7.44(6H,m),7.57−7.59(1H,m),7.75−7.78(1H,m),8.43−8.45(1H,m).
参考例69
{[5−(2−シアノピリジン−3−イル)−4−フルオロ−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル
{[5−(2−クロロピリジン−3−イル)−4−フルオロ−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(7.24g)、シアン化亜鉛(3.55g)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(3.56g)のN,N−ジメチルホルムアミド(80mL)懸濁液を、120℃で20時間攪拌した。反応混合物を室温まで冷却した後に、不溶物をろ過した。ろ液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン:酢酸エチル=2:1)で精製することにより{[5−(2−クロロピリジン−3−イル)−4−フルオロ−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチルと表題化合物の混合物を得た。得られた混合物、シアン化亜鉛(3.56g)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(3.38g)のN,N−ジメチルホルムアミド(80mL)懸濁液を、120℃で12時間攪拌した。反応混合物を室温まで冷却した後に、不溶物をろ過した。ろ液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン:酢酸エチル=2:1)で精製することにより表題化合物を黄色油状物として得た(収量5.84g、収率82%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.49(9H,s),2.86(3H,s),4.29(2H,s),7.32−7.46(5H,m),7.57−7.65(2H,m),7.95−7.98(1H,m),8.71−8.73(1H,m).
参考例70
({4−フルオロ−5−[2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−1H−ピロール−3−イル}メチル)メチルカルバミン酸tert−ブチル
({4−フルオロ−1−(フェニルスルホニル)−5−[2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−1H−ピロール−3−イル}メチル)メチルカルバミン酸tert−ブチル(938mg)のテトラヒドロフラン(4mL)とメタノール(1mL)溶液に8mol/L水酸化ナトリウム水溶液(0.6mL)を0℃で加え、混合物を室温で1時間攪拌した。反応混合物を減圧濃縮した。残留物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン:酢酸エチル=4:1)で精製することにより表題化合物を黄色油状物として得た(収量423mg、収率62%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.49(9H,s),2.88(3H,brs),4.31(2H,brs),6.68(1H,brs),7.51−7.55(1H,m),7.99−8.02(1H,m),8.08(1H,brs),8.60−8.61(1H,m).
参考例71
{[5−(2−クロロピリジン−3−イル)−4−フルオロ−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル
{[5−(2−クロロピリジン−3−イル)−4−フルオロ−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(5.50g)、テトラヒドロフラン(25mL)、2−プロパノール(25mL)およびメタノール(20mL)の混合物に1mol/L水酸化ナトリウム水溶液(50mL)を加え、混合物を室温で1時間攪拌した。反応混合物を減圧濃縮した。残留物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン:酢酸エチル=1:1)で精製することにより表題化合物を黄色固体として得た(収量3.59g、収率92%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.49(9H,s),2.88(3H,brs),4.31(2H,brs),6.69(1H,brs),7.26−7.30(1H,m),8.03−8.06(1H,m),8.22−8.24(1H,m),8.87(1H,brs).
参考例72
{[5−(2−シアノピリジン−3−イル)−4−フルオロ−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル
{[5−(2−シアノピリジン−3−イル)−4−フルオロ−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(5.43g)、テトラヒドロフラン(50mL)、およびメタノール(13mL)の混合物に8mol/L水酸化ナトリウム水溶液(2mL)を0℃で加え、混合物を同温度で30分間攪拌した。反応混合物を減圧濃縮した。残留物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン:酢酸エチル=1:1)、さらにシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン:酢酸エチル=1:1)で精製することにより表題化合物を黄色油状物して得た(収量2.18g、収率57%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.49(9H,s),2.88(3H,s),4.30(2H,brs),6.79(1H,brs),7.48−7.52(1H,m),8.18−8.21(1H,m),8.48−8.49(1H,m),9.06(1H,brs).
参考例73
({4−フルオロ−1−(ピリジン−3−イルスルホニル)−5−[2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−1H−ピロール−3−イル}メチル)メチルカルバミン酸tert−ブチル
水素化ナトリウム(60%油性、69.7mg)をヘキサンで2回洗浄し、テトラヒドロフラン(10mL)に懸濁した。この懸濁液に({4−フルオロ−5−[2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−1H−ピロール−3−イル}メチル)メチルカルバミン酸tert−ブチル(422mg)のテトラヒドロフラン(2mL)溶液を氷冷下で滴下した。同温度で30分間攪拌した後、15−クラウン−5(0.36mL)および塩化ピリジン−3−スルホニル(332mg)のテトラヒドロフラン(2mL)溶液を滴下した。反応混合物を室温で40分間攪拌した後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水の順に洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン:酢酸エチル=1:2)で精製することにより表題化合物を黄色油状物として得た(収量510mg、収率88%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.49(9H,s),2.88(3H,brs),4.29(2H,brs),7.25−7.39(2H,m),7.57−7.62(2H,m),7.79−7.82(1H,m),8.59−8.61(1H,m),8.80−8.82(2H,m).
参考例74
{[4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(ピリジン−3−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル
実施例27で得られた1−[4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(ピリジン−3−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチルメタンアミン(500mg)のテトラヒドロフラン(5mL)溶液に、二炭酸ジ−tert−ブチル(329mg)を室温で加え、5分間攪拌した。反応液を減圧濃縮し、得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=4:1→2:1)で精製することにより表題化合物を無色油状物として得た(収量383mg,収率60%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.48(9H,s),2.86(3H,s),4.26(2H,s),7.25−7.39(3H,m),7.62−7.65(1H,m),7.77−7.82(1H,m),8.29−8.31(1H,m),8.63−8.64(1H,m),8.79−8.81(1H,m).
参考例75
{[4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル
{[4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(ピリジン−3−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(1.0g)をテトラヒドロフラン(8mL)および2−プロパノール(2mL)に溶解し、氷冷下1mol/L水酸化ナトリウム水溶液(5mL)を加えた。室温で18時間攪拌した後、溶媒を減圧下留去し、残留物に水を加え酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=4:1→2:1)で精製することにより表題化合物を淡黄色油状物として得た(収量752mg、収率定量的)。
H−NMR(CDCl)δ:1.49(9H,s),2.88(3H,s),4.31(2H,s),6.67(1H,br),7.21−7.26(1H,m),7.98−8.00(1H,m),8.19−8.26(1H,m),9.65(1H,br).
参考例76
({4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−[(3−メトキシフェニル)スルホニル]−1H−ピロール−3−イル}メチル)メチルカルバミン酸tert−ブチル
水素化ナトリウム(60%油性、60mg)のテトラヒドロフラン(5mL)懸濁液に{[4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(323mg)のテトラヒドロフラン(5mL)溶液を0℃で加えた後、15−クラウン−5(330mg)及び塩化3−メトキシベンゼンスルホニル(310mg)を同温度で加えた。室温で30分間攪拌した後、反応液に水を加えて酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=7:1→3:1)で精製することにより表題化合物を無色油状物として得た(収量551mg、収率定量的)。
H−NMR(CDCl)δ:1.47(9H,s),2.85(3H,s),3.73(3H,s),4.25(2H,s),6.82−6.83(1H,m),6.95−6.99(1H,m),7.07−7.11(1H,m),7.20−7.34(3H,m),7.78−7.84(1H,m),8.26−8.28(1H,m).
参考例77
({4−フルオロ−1−[(3−フルオロフェニル)スルホニル]−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル}メチル)メチルカルバミン酸tert−ブチル
水素化ナトリウム(60%油性、60mg)のテトラヒドロフラン(5mL)懸濁液に{[4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(323mg)のテトラヒドロフラン(5mL)溶液を0℃で加えた後、15−クラウン−5(330mg)及び塩化3−フルオロベンゼンスルホニル(292mg)を同温度で加えた。室温で30分間攪拌した後、反応液に水を加えて酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=7:1→3:1)で精製することにより表題化合物を無色油状物として得た(収量527mg、収率定量的)。
H−NMR(CDCl)δ:1.48(9H,s),2.87(3H,s),4.26(2H,s),7.07−7.11(1H,m),7.15−7.17(1H,m),7.20−7.32(3H,m),7.37−7.44(1H,m),7.78−7.83(1H,m),8.29−8.30(1H,m).
参考例78
({5−(2−クロロピリジン−3−イル)−4−フルオロ−1−[(3−メトキシフェニル)スルホニル]−1H−ピロール−3−イル}メチル)メチルカルバミン酸tert−ブチル
水素化ナトリウム(60%油性、60mg)のテトラヒドロフラン(5mL)懸濁液に氷冷下で{[5−(2−クロロピリジン−3−イル)−4−フルオロ−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(340mg)のテトラヒドロフラン(5mL)溶液、15−クラウン−5(330mg)、塩化3−メトキシベンゼンスルホニル(310mg)を滴下して45分間攪拌した。反応液を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。分離した水層を再度酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=6:1→2:1)で精製することにより表題化合物を淡黄色油状物として得た(収量501mg、収率98%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.48(9H,s),2.88(3H,s),3.74(3H,s),4.27(2H,brs),6.82(1H,t,J=2.1Hz),6.96−6.99(1H,m),7.09(1H,dd,J=7.8,2.1Hz),7.28−7.35(3H,m),7.77(1H,dd,J=7.5,1.8Hz),8.44(1H,dd,J=4.5,1.8Hz).
参考例79
({5−(2−クロロピリジン−3−イル)−4−フルオロ−1−[(3−フルオロフェニル)スルホニル]−1H−ピロール−3−イル}メチル)メチルカルバミン酸tert−ブチル
水素化ナトリウム(60%油性、60mg)のテトラヒドロフラン(5mL)懸濁液に氷冷下で{[5−(2−クロロピリジン−3−イル)−4−フルオロ−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(340mg)のテトラヒドロフラン(5mL)溶液、15−クラウン−5(330mg)、塩化3−フルオロベンゼンスルホニル(292mg)を滴下して10分間攪拌した。反応液を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。分離した水層を再度酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=6:1→2:1)で精製することにより表題化合物を淡黄色油状物として得た(収量477mg、収率96%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.48(9H,s),2.89(3H,s),4.29(2H,brs),7.04−7.13(1H,m),7.17(1H,d,J=8.3Hz),7.29−7.47(4H,m),7.78(1H,dd,J=7.7,1.9Hz),8.47(1H,dd,J=4.7,1.9Hz).
参考例80
{[5−(2−クロロピリジン−3−イル)−4−フルオロ−1−(ピリジン−3−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル
水素化ナトリウム(60%油性、60mg)のテトラヒドロフラン(5mL)懸濁液に氷冷下で、{[5−(2−クロロピリジン−3−イル)−4−フルオロ−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル、15−クラウン−5(330mg)、塩化ピリジン−3−スルホニル(266mg)を加え、15分間攪拌した。反応液を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。分離した水層を再度酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=4:1→1:1)で精製することにより表題化合物を淡黄色油状物として得た(収量465mg、収率97%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.48(9H,s),2.88(3H,s),4.30(2H,brs),7.29−7.44(3H,m),7.63(1H,d,J=7.9Hz),7.79(1H,dd,J=7.7,1.9Hz),8.48(1H,dd,J=4.9,1.9Hz),8.65(1H,d,J=2.1Hz),8.82(1H,dd,J=4.7,1.5Hz).
参考例81
({5−(2−クロロピリジン−3−イル)−1−[(3−シアノフェニル)スルホニル]−4−フルオロ−1H−ピロール−3−イル}メチル)メチルカルバミン酸tert−ブチル
水素化ナトリウム(60%油性、60mg)のテトラヒドロフラン(5mL)懸濁液に氷冷下で{[5−(2−クロロピリジン−3−イル)−4−フルオロ−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(340mg)のテトラヒドロフラン溶液(5mL)、15−クラウン−5(330mg)、塩化3−シアノベンゼンスルホニル(302mg)を滴下して3時間攪拌した。反応液を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。分離した水層を再度酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=6:1→3:1)で精製することにより表題化合物を淡黄色油状物として得た(収量490mg、収率97%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.50(9H,s),2.90(3H,s),4.30(2H,brs),7.32(1H,brs),7.39(1H,dd,J=7.6,4.8Hz),7.55−7.61(2H,m),7.64(1H,q,J=1.3Hz),7.82(1H,dd,J=7.6,1.8Hz),7.85−7.91(1H,m),8.51(1H,dd,J=4.7,1.9Hz).
参考例82
({5−(2−シアノピリジン−3−イル)−4−フルオロ−1−[(3−メトキシフェニル)スルホニル]−1H−ピロール−3−イル}メチル)メチルカルバミン酸tert−ブチル
水素化ナトリウム(60%油性、60mg)のテトラヒドロフラン(5mL)懸濁液に氷冷下で{[5−(2−シアノピリジン−3−イル)−4−フルオロ−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(330mg)のテトラヒドロフラン溶液(5mL)、15−クラウン−5(330mg)、塩化3−メトキシベンゼンスルホニル(310mg)を滴下して15分間攪拌した。反応液を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。分離した水層を再度酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=6:1→2:1)で精製することにより表題化合物を淡黄色油状物として得た(収量477mg、収率95%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.49(9H,s),2.87(3H,s),3.75(3H,s),4.31(2H,s),6.68−6.85(1H,m),6.85−7.00(1H,m),7.05−7.18(1H,m),7.33(2H,t,J=8.0Hz),7.60(1H,dd,J=8.0,4.8Hz),7.97(1H,dd,J=8.1,1.5Hz),8.73(1H,dd,J=4.7,1.5Hz).
参考例83
({5−(2−シアノピリジン−3−イル)−4−フルオロ−1−[(3−フルオロフェニル)スルホニル]−1H−ピロール−3−イル}メチル)メチルカルバミン酸tert−ブチル
水素化ナトリウム(60%油性、60mg)のテトラヒドロフラン懸濁液(5mL)に氷冷下で{[5−(2−シアノピリジン−3−イル)−4−フルオロ−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(330mg)のテトラヒドロフラン溶液(5mL)、15−クラウン−5(330mg)、塩化3−フルオロベンゼンスルホニル(292mg)を滴下して3時間攪拌した。反応液を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。分離した水層を再度酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=6:1→2:1)で精製することにより表題化合物を淡黄色油状物として得た(収量445mg、収率91%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.49(9H,s),2.88(3H,s),4.25−4.37(2H,m),7.04−7.10(1H,m),7.14(1H,d,J=8.1Hz),7.35(2H,t,J=5.7Hz),7.40−7.51(1H,m),7.62(1H,dd,J=7.9,4.7Hz),7.96(1H,dd,J=8.1,1.5Hz),8.76(1H,dd,J=4.7,1.5Hz).
参考例84
{[1−[(3−シアノフェニル)スルホニル]−5−(2−シアノピリジン−3−イル)−4−フルオロ−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル
水素化ナトリウム(60%油性、60mg)のテトラヒドロフラン(5mL)懸濁液に氷冷下で{[5−(2−シアノピリジン−3−イル)−4−フルオロ−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(330mg)のテトラヒドロフラン溶液(5mL)、15−クラウン−5(330mg)、塩化3−シアノベンゼンスルホニル(302mg)を滴下して15分間攪拌した。反応液を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。分離した水層を再度酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=6:1→2:1)で精製することにより表題化合物を淡黄色油状物として得た(収量401mg、収率81%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.49(9H,s),2.89(3H,s),4.31(2H,brs),7.29−7.44(1H,m),7.48−7.75(4H,m),7.82−8.04(2H,m),8.79(1H,dd,J=4.7,1.5Hz).
参考例85
{[5−(2−シアノピリジン−3−イル)−4−フルオロ−1−(ピリジン−3−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル
水素化ナトリウム(60%油性、60mg)のテトラヒドロフラン(4mL)懸濁液に氷冷下で{[5−(2−シアノピリジン−3−イル)−4−フルオロ−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(330mg)のテトラヒドロフラン溶液(2mL)、15−クラウン−5(330mg)、塩化ピリジン−3−スルホニル(266mg)を滴下して1時間攪拌した。反応液を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。分離した水層を再度酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=6:1→3:2)で精製することにより表題化合物を淡黄色油状物として得た(収量421mg、収率89%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.49(9H,s),2.87(3H,s),4.23−4.36(2H,m),7.43(2H,dd,J=8.1,4.9Hz),7.56−7.69(2H,m),7.96(1H,dd,J=8.1,1.5Hz),8.61(1H,d,J=2.1Hz),8.77(1H,dd,J=4.7,1.5Hz),8.85(1H,dd,J=4.6,1.2Hz).
参考例86
{[1−[(3−シアノフェニル)スルホニル]−4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル
水素化ナトリウム(60%油性、60mg)のテトラヒドロフラン(5mL)懸濁液に氷冷下で{[4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(323mg)のテトラヒドロフラン溶液(5mL)、15−クラウン−5(330mg)、塩化3−シアノベンゼンスルホニル(302mg)を滴下して17時間攪拌した。反応液を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。分離した水層を再度酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=6:1→2:1)で精製することにより表題化合物を淡黄色油状物として得た(収量446mg、収率91%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.49(9H,s),2.88(3H,s),4.28(2H,s),7.30−7.39(2H,m),7.59(2H,d,J=4.9Hz),7.66(1H,s),7.75−7.93(2H,m),8.34(1H,d,J=4.7Hz).
参考例87
[(4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−{[3−(メチルスルホニル)フェニル]スルホニル}−1H−ピロール−3−イル)メチル]メチルカルバミン酸tert−ブチル
水素化ナトリウム(60%油性、60mg)のテトラヒドロフラン(5mL)懸濁液に氷冷下で{[4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(323mg)のテトラヒドロフラン溶液(3mL)、15−クラウン−5(330mg)、塩化3−(メチルスルホニル)ベンゼンスルホニル(307mg)を滴下して1時間攪拌した。反応液を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。分離した水層を再度酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=6:1→1:1)で精製することにより表題化合物を淡黄色油状物として得た(収量504mg、収率96%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.49(9H,s),2.88(3H,s),3.10(3H,s),4.27(2H,s),7.30(1H,d,J=5.3Hz),7.36(1H,ddd,J=7.2,5.2,1.6Hz),7.64−7.76(2H,m),7.82−7.92(2H,m),8.14−8.20(1H,m),8.32(1H,d,J=4.0Hz).
参考例88
3−{[4−{[(tert−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ]メチル}−3−フルオロ−2−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−1−イル]スルホニル}安息香酸ベンジル
塩化3−(クロロスルホニル)ベンゾイル(1.5g)のテトラヒドロフラン(12mL)溶液にベンジルアルコール(712mg)、ピリジン(370mg)を室温下で加え、1時間攪拌した。反応液を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。分離した水層を酢酸エチルで再度抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=19:1→6:1)で精製することにより3−(クロロスルホニル)安息香酸ベンジルを無色油状物として得た(収量1.70g、収率87%)。続いて、水素化ナトリウム(60%油性、120mg)のテトラヒドロフラン(8mL)懸濁液に氷冷下で{[4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(646mg)のテトラヒドロフラン(12mL)溶液、15−クラウン−5(660mg)、3−(クロロスルホニル)安息香酸ベンジル(684mg)を滴下して1時間攪拌した。反応液を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。分離した水層を再度酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=4:1→3:2)で精製することにより表題化合物を淡黄色油状物として得た(収量1.09g、収率91%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.46(9H,s),2.83(3H,s),4.24(2H,brs),5.37(2H,s),7.16(1H,t,J=5.3Hz),7.27(1H,brs),7.34−7.47(5H,m),7.47−7.64(2H,m),7.77(1H,t,J=8.2Hz),8.01(1H,s),8.16(1H,d,J=4.0Hz),8.27(1H,dt,J=7.5,1.4Hz)
参考例89
3−{[4−{[(tert−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ]メチル}−3−フルオロ−2−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−1−イル]スルホニル}安息香酸
3−{[4−{[(tert−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ]メチル}−3−フルオロ−2−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−1−イル]スルホニル}安息香酸ベンジル(1.03g)のエタノール(5mL)溶液に10%パラジウム炭素(50%含水、200mg)を加え、水素雰囲気下1時間攪拌した。反応液を濾過し、減圧濃縮することにより表題化合物を無色固体として得た(収量866mg、収率99%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.48(9H,s),2.87(3H,s),4.28(2H,brs),7.31−7.39(2H,m),7.55(1H,t,J=7.7Hz),7.59−7.68(1H,m),7.88(1H,ddd,J=9.2,7.4,1.9Hz),8.04(1H,s),8.29−8.38(2H,m),1H未検出.
参考例90
({4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−[(3−{[(2−ヒドロキシエチル)アミノ]カルボニル}フェニル)スルホニル]−1H−ピロール−3−イル}メチル)メチルカルバミン酸tert−ブチル
3−{[4−{[(tert−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ]メチル}−3−フルオロ−2−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−1−イル]スルホニル}安息香酸(300mg)のジメチルホルムアミド(1.5mL)溶液に1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド 塩酸塩(136mg)、次に2−アミノエタノール(40mg)のジメチルホルムアミド(0.5mL)溶液を室温下で加え、2時間攪拌した。反応液を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。分離した水層を再度酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル)で精製することにより表題化合物を淡黄色油状物として得た(収量116mg、収率36%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.47(9H,s),2.86(3H,brs),3.57−3.69(2H,m),3.81−3.93(2H,m),4.24(2H,brs),7.27(1H,d,J=5.3Hz),7.36(1H,t,J=5.4Hz),7.46−7.64(3H,m),7.88(1H,brs),8.09(1H,d,J=6.0Hz),8.30(1H,d,J=3.8Hz),2H未検出.
参考例91
[(4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−{[3−(ヒドロキシメチル)フェニル]スルホニル}−1H−ピロール−3−イル)メチル]メチルカルバミン酸tert−ブチル
3−{[4−{[(tert−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ]メチル}−3−フルオロ−2−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−1−イル]スルホニル}安息香酸(256mg)のテトラヒドロフラン(2mL)溶液に1.9mol/Lボランジメチルスルフィド錯体トルエン溶液(0.53mL)を室温下で加え、24時間攪拌した。反応液を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。分離した水層を再度酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=4:1→2:3)で精製することにより表題化合物を淡黄色油状物として得た(収量207mg、収率83%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.47(9H,s),2.59(1H,brs),2.86(3H,s),4.24(2H,brs),4.64(2H,d,J=4.5Hz),7.30(4H,brs),7.39(1H,t,J=8.0Hz),7.56(1H,d,J=7.6Hz),7.86(1H,t,J=8.0Hz),8.29(1H,d,J=4.2Hz).
参考例92
{[1−{[3−(クロロメチル)フェニル]スルホニル}−4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル
[(4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−{[3−(ヒドロキシメチル)フェニル]スルホニル}−1H−ピロール−3−イル)メチル]メチルカルバミン酸tert−ブチル(683mg)のテトラヒドロフラン(5mL)溶液に塩化メタンスルホニル(174mg)、ジイソプロピルエチルアミン(215mg)を氷冷下で加え、室温にて60時間攪拌した。溶媒を減圧濃縮後、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=9:1→3:1)で精製することにより表題化合物を淡黄色油状物として得た(収量386mg、収率55%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.49(9H,s),2.85(3H,s),4.26(2H,brs),4.55(2H,s),7.28−7.39(2H,m),7.47(1H,t,J=7.6Hz),7.55−7.68(2H,m),8.01(1H,d,J=8.1Hz),8.30(1H,s),8.62(1H,d,J=4.7Hz).
参考例93
{[4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−({3−[(メチルチオ)メチル]フェニル}スルホニル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル
{[1−{[3−(クロロメチル)フェニル]スルホニル}−4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(386mg)のテトラヒドロフラン(3mL)溶液にナトリウムチオメトキシド(58mg)とヨウ化カリウム(125mg)を加えて21時間攪拌し、さらにジメチルホルムアミド(3mL)を加え100℃で76時間攪拌した。反応液に水を加え酢酸エチルで抽出した。分離した水層を酢酸エチルで再度抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=9:1→4:1)で精製することにより表題化合物を黄色油状物として得た(収量291mg、収率74%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.48(9H,s),1.92(3H,s),2.85(3H,s),3.60(2H,s),4.26(2H,brs),7.27−7.32(4H,m),7.36(1H,t,J=7.6Hz),7.55(1H,d,J=7.5Hz),7.84(1H,t,J=8.2Hz),8.28(1H,d,J=5.5Hz).
参考例94
{[4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−({3−[(メチルスルホニル)メチル]フェニル}スルホニル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル
{[4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−({3−[(メチルチオ)メチル]フェニル}スルホニル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(235mg)の酢酸エチル(3mL)溶液に、3−クロロ過安息香酸(620mg)の酢酸エチル(2mL)溶液を氷冷下で滴下し、2時間攪拌した。反応液に飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。分離した有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄した。分離した水層を酢酸エチルで再度抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=4:1→2:3)で精製することにより表題化合物を淡黄色油状物として得た(収量231mg、収率92%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.48(9H,s),2.79(3H,s),2.87(3H,s),4.20(2H,s),4.26(2H,s),7.27−7.35(2H,m),7.38(1H,s),7.41−7.54(2H,m),7.70(1H,d,J=7.2Hz),7.85(1H,t,J=9.0Hz),8.29(1H,d,J=4.9Hz).
参考例95
{[4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(3−フリルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル
水素化ナトリウム(60%油性、48mg)のテトラヒドロフラン(2mL)懸濁液に氷冷下で{[4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(259mg)のテトラヒドロフラン(1mL)溶液、15−クラウン−5(266mg)、塩化フラン−3−スルホニル(147mg)を滴下して30分間攪拌した。反応液を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。分離した水層を再度酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=6:1→3:2)で精製することにより表題化合物を淡黄色油状物として得た(収量335mg、収率92%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.48(9H,s),2.89(3H,s),4.28(2H,brs),6.30(1H,brs),7.15−7.25(1H,m),7.27−7.32(1H,m),7.38−7.44(1H,m),7.58(1H,dd,J=1.5,0.9Hz),7.78−7.90(1H,m),8.27−8.32(1H,m).
参考例96
{[5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(3−フリルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル
水素化ナトリウム(60%油性、48mg)のテトラヒドロフラン(2mL)懸濁液に氷冷下で{[5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(244mg)のテトラヒドロフラン(1mL)溶液、15−クラウン−5(266mg)、塩化フラン−3−スルホニル(147mg)を滴下して1.5時間攪拌した。反応液を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。分離した水層を再度酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=6:1→3:1)で精製することにより表題化合物を淡黄色油状物として得た(収量253mg、収率73%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.47(9H,s),2.84(3H,s),4.25(2H,brs),6.31(1H,s),6.35(1H,d,J=1.1Hz),7.21−7.26(1H,m),7.28(1H,d,J=1.9Hz),7.41(1H,t,J=1.7Hz),7.59(1H,dd,J=1.5,0.8Hz),7.78(1H,t,J=9.1Hz),8.25(1H,d,J=4.9Hz).
参考例97
[(4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−{[3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)フェニル]スルホニル}−1H−ピロール−3−イル)メチル]メチルカルバミン酸tert−ブチル
水素化ナトリウム(60%油性、18mg)のテトラヒドロフラン(0.5mL)懸濁液に氷冷下で{[4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(97mg)のテトラヒドロフラン(0.5mL)溶液、15−クラウン−5(100mg)、塩化3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンゼンスルホニル(85mg)を滴下して2時間攪拌した。反応液を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。分離した水層を再度酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=4:1→1:1)で精製することにより表題化合物を淡黄色油状物として得た(収量85mg、収率52%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.43−1.50(9H,m),2.63−2.69(3H,m),2.83−2.90(3H,m),4.26(2H,brs),7.30−7.39(2H,m),7.48−7.65(2H,m),7.79−7.92(1H,m),7.98−8.12(1H,m),8.23−8.35(2H,m).
参考例98
3−{[2−(2−クロロピリジン−3−イル)−4−ホルミル−1H−ピロール−1−イル]スルホニル}ベンゾニトリル
5−(2−クロロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−カルバルデヒド(110mg)のテトラヒドロフラン(11mL)溶液に室温下で水素化ナトリウム(60%油性、64mg)を加えて10分間攪拌した。塩化3−シアノベンゼンスルホニル(215mg)を加え、更に15分間攪拌後、反応液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で希釈し、酢酸エチルで抽出した。得られた抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をジエチルエーテルから結晶化することにより表題化合物を無色結晶として得た(収量150mg、収率76%)。
H−NMR(CDCl)δ:6.76(1H,d,J=1.7Hz),7.41(1H,dd,J=7.6,4.8Hz),7.62−7.64(3H,m),7.78(1H,dd,J=7.6,2.0Hz),7.91−7.94(1H,m),8.16(1H,d,J=1.9Hz),8.54(1H,dd,J=4.8,2.0Hz),9.94(1H,s).
参考例99
{[1−(シクロへキシルスルホニル)−4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル
{[4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(324mg)のテトラヒドロフラン(20mL)溶液に室温下で水素化ナトリウム(60%油性、121mg)を加えて15分間攪拌した。15−クラウン−5(664mg)を滴下して5分間攪拌した後、塩化シクロヘキサンスルホニル(367mg)を加え、更に2時間攪拌した。反応液を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=7:3→1:1)で精製することにより表題化合物を無色油状物として得た(収量420mg、収率89%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.08−1.42(5H,m),1.48(9H,s),1.64−1.85(5H,m),2.77−2.88(1H,m),2.91(3H,s),4.30(2H,brs),7.10(1H,d,J=4.9Hz),7.28−7.36(1H,m),7.85−7.93(1H,m),8.29(1H,d,J=4.5Hz).
参考例100
{[4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(ピペリジン−1−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル
{[4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(324mg)のテトラヒドロフラン(20mL)溶液に室温下で水素化ナトリウム(60%油性、121mg)を加えて15分間攪拌した。15−クラウン−5(664mg)を滴下して5分間攪拌した後、塩化ピペリジン−1−スルホニル(240mg)を加え、更に3時間攪拌した。反応液を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=1:4→1:1)で精製することにより表題化合物を無色油状物として得た(収量210mg、収率45%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.45(6H,br),1.49(9H,s),2.88(4H,br),2.91(3H,s),4.29(2H,brs),7.12(1H,d,J=4.9Hz),7.25−7.30(1H,m),7.86−7.98(1H,m),8.26(1H,d,J=4.2Hz).
参考例101
({1−[(2,6−ジフルオロフェニル)スルホニル]−4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル}メチル)メチルカルバミン酸tert−ブチル
{[4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(324mg)のテトラヒドロフラン(20mL)溶液に室温下で水素化ナトリウム(60%油性、121mg)を加えて15分間攪拌した。15−クラウン−5(664mg)を滴下して5分間攪拌した後、塩化2,6−ジフルオロベンゼンスルホニル(320mg)を加え、更に30分間攪拌した。反応液を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=1:4→2:3)で精製することにより表題化合物を無色油状物として得た(収量430mg、収率86%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.49(9H,s),2.90(3H,s),4.30(2H,brs),6.93(2H,t,J=8.5Hz),7.25−7.30(1H,m),7.36(1H,d,J=5.7Hz),7.50−7.63(1H,m),7.81−7.90(1H,m),8.26(1H,d,J=4.9Hz).
参考例102
4−クロロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−[(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)スルホニル]−1H−ピロール−3−カルバルデヒド
4−クロロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−カルバルデヒド(150mg)のテトラヒドロフラン(20mL)溶液に室温下で水素化ナトリウム(60%油性、81mg)を加えて15分間攪拌した。15−クラウン−5(442mg)を滴下して5分間攪拌後、塩化1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホニル(242mg)を加えて更に30分間攪拌した。反応液を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=1:1→1:4)で精製することにより表題化合物を無色油状物として得た(収量160mg、収率65%)。
H−NMR(CDCl)δ:3.91(3H,s),7.34−7.41(1H,m),7.44(1H,s),7.46(1H,s),7.81−7.93(1H,m),8.05(1H,s),8.38−8.44(1H,m),9.95(1H,s).
参考例103
{[4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(2−チエニルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル
水素化ナトリウム(60%油性、37mg)のテトラヒドロフラン(2mL)懸濁液に室温で{[5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−4−フルオロ−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(200mg)のテトラヒドロフラン(1mL)溶液、15−クラウン−5(205mg)、塩化2−チオフェンスルホニル(136mg)を滴下して1時間攪拌した。反応液を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。分離した水層を再度酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=6:1→3:2)で精製することにより表題化合物を無色油状物として得た(収量276mg、収率95%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.48(9H,s),2.87(3H,s),4.27(2H,brs),7.19−7.33(3H,m),7.63(1H,dd,J=5.0,1.0Hz),7.84(1H,ddd,J=9.2,7.4,1.9Hz),8.25−8.32(1H,m).
参考例104
{[4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(2−フリルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル
水素化ナトリウム(60%油性、37mg)のテトラヒドロフラン(2mL)懸濁液に氷冷下で{[5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−4−フルオロ−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(200mg)のテトラヒドロフラン(1mL)溶液、15−クラウン−5(205mg)、塩化2−フランスルホニル(132mg)を滴下して1時間半攪拌した。反応液を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。分離した水層を再度酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=6:1→2:1)で精製することにより表題化合物を淡黄色油状物として得た(収量243mg、収率87%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.48(9H,s),2.89(3H,s),4.28(2H,brs),6.45(1H,dd,J=3.6,1.9Hz),6.76(1H,d,J=3.6Hz),7.21−7.33(2H,m),7.49−7.56(1H,m),7.83(1H,ddd,J=9.2,7.4,2.0Hz),8.26−8.33(1H,m).
参考例105
{[4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(3−チエニルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル
水素化ナトリウム(60%油性、37mg)のテトラヒドロフラン(2mL)懸濁液に室温で、{[5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−4−フルオロ−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチルのテトラヒドロフラン(1mL)溶液、15−クラウン−5(205mg)、塩化3−チオフェンスルホニル(136mg)を加え、2時間攪拌した。反応液を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。分離した水層を再度酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=6:1→3:2)で精製することにより表題化合物を淡黄色油状物として得た(収量264mg、収率91%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.48(9H,s),2.88(3H,s),4.27(2H,brs),6.95(1H,dd,J=5.1,1.1Hz),7.23−7.31(2H,m),7.35(1H,dd,J=5.1,3.2Hz),7.58(1H,dd,J=3.0,1.3Hz),7.82(1H,t,J=9.0Hz),8.26−8.31(1H,m).
参考例106
({4-フルオロ−5−(2-フルオロピリジン−3−イル)−1−[(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)スルホニル]−1H−ピロール−3−イル}メチル)メチルカルバミン酸tert−ブチル
{[4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(324mg)のテトラヒドロフラン(20mL)溶液に室温下で水素化ナトリウム(60%油性、121mg)を加えて15分間攪拌した。15−クラウン−5(664mg)を滴下して5分間攪拌後、塩化1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホニル(362mg)を加え、更に30分間攪拌した。反応液を飽和重曹水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=1:1)で精製することにより表題化合物を無色油状物として得た(収量460mg、収率98%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.48(9H,s),2.88(3H,s),3.87(3H,s),4.27(2H,brs),7.21(1H,d,J=4.9Hz),7.30(1H,t,J=6.1),7.41(1H,br),7.42(1H,s),7.86(1H,t,J=8.1Hz),8.29(1H,d,J=4.9Hz).
参考例107
5−{[4−{[(tert−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ]メチル}−3−フルオロ−2−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−1−イル]スルホニル}−2−フロ酸メチル
水素化ナトリウム(60%油性、64.3mg)のテトラヒドロフラン(2mL)懸濁液に室温で{[5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−4−フルオロ−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(400mg)のテトラヒドロフラン(1mL)溶液を加え15分間攪拌した後、15−クラウン−5(354mg)、5−(クロロスルホニル)−2−フロ酸メチルを滴下してさらに室温で30分間攪拌した。反応液を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。分離した水層を再度酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=6:1→2:1)で精製することにより表題化合物を淡黄色油状物として得た(収量522mg、収率83%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.47(9H,s),2.89(3H,s),3.92(3H,s),4.29(2H,brs),6.84(1H,d,J=3.6Hz),7.11(1H,d,J=3.8Hz),7.24(1H,d,J=5.5Hz),7.31(1H,ddd,J=7.3,5.0,1.6Hz),7.89(1H,ddd,J=9.3,7.4,2.0Hz),8.29−8.34(1H,m).
参考例108
[(4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−{[5−(ヒドロキシメチル)−2−フリル]スルホニル}−1H−ピロール−3−イル)メチル]メチルカルバミン酸tert−ブチル
5−{[4−{[(tert−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ]メチル}−3−フルオロ−2−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−1−イル]スルホニル}−2−フロ酸メチル(825mg)のテトラヒドロフラン(8mL)溶液に氷冷下で1.5mol/L水素化ジイソブチルアルミニウムトルエン溶液(5.38mL)を滴下して1時間攪拌した。反応液に塩酸を加えさらに1時間攪拌した後に酢酸エチルで抽出した。分離した水層を再度酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=4:1→1:2)で精製することにより表題化合物を無色油状物として得た(収量565mg、収率53%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.50(9H,s),2.90(3H,s),4.27(2H,brs),4.56(2H,d,J=6.6Hz),6.33(1H,d,J=3.6Hz),6.74(1H,d,J=3.6Hz),7.22(1H,brs),7.27−7.34(1H,m),7.85(1H,t,J=8.3Hz),8.29(1H,d,J=4.9Hz),1H未検出.
参考例109
{[4−フルオロ−1−{[5−(フルオロメチル)−2−フリル]スルホニル}−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル
[(4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−{[5−(ヒドロキシメチル)−2−フリル]スルホニル}−1H−ピロール−3−イル)メチル]メチルカルバミン酸tert−ブチル(223mg)のジクロロメタン(5mL)溶液に、氷冷下でジエチルアミノ硫黄 三フッ化物(78.7mg)を加え、室温で18時間攪拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=4:1→2:1)で精製することにより表題化合物を淡黄色油状物として得た(収量166mg、収率57%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.48(9H,s),2.89(3H,s),4.29(2H,brs),5.23(2H,d,J=47.8Hz),6.52(1H,t,J=3.8Hz),6.77(1H,dd,J=3.6,0.9Hz),7.24(1H,d,J=5.7Hz),7.27−7.33(1H,m),7.84(1H,ddd,J=9.3,7.4,2.0Hz),8.30(1H,ddd,J=4.9,1.9,0.9Hz).
参考例110
{[1−{[5−(アミノカルボニル)−2−フリル]スルホニル}−4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル
5−{[4−{[(tert−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ]メチル}−3−フルオロ−2−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−1−イル]スルホニル}−2−フロ酸メチル(443mg)のメタノール(5mL)溶液に8mol/Lアンモニアメタノール溶液(1mL)を室温で加え、3時間攪拌した。反応液を減圧濃縮し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=4:1→2:3)で精製することにより表題化合物を淡黄色油状物として得た(収量330mg、収率77%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.48(9H,s),2.92(3H,s),4.28(2H,s),5.61(1H,brs),6.91(1H,brs),7.13(1H,d,J=3.6Hz),7.20(1H,d,J=5.5Hz),7.28−7.37(1H,m),7.82(1H,brs),8.32(1H,d,J=4.0Hz),1H未検出.
参考例111
{[1−[(5−シアノ−2−フリル)スルホニル]−4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル
{[1−{[5−(アミノカルボニル)−2−フリル]スルホニル}−4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(285mg)のテトラヒドロフラン(2.5mL)溶液に氷冷下でピリジン(181mg)と無水トリフルオロ酢酸(211mg)を加え、2時間攪拌した。反応液を減圧濃縮し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=6:1→3:2)で精製することにより表題化合物を淡黄色油状物として得た(収量258mg、収率94%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.49(9H,s),2.92(3H,s),4.31(2H,brs),6.84(1H,d,J=3.8Hz),7.09(1H,d,J=3.8Hz),7.21−7.25(1H,m),7.32(1H,ddd,J=7.2,5.1,1.7Hz),7.82(1H,ddd,J=9.3,7.4,1.9Hz),8.26−8.36(1H,m).
参考例112
{[1−{[5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−2−フリル]スルホニル}−4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル
水素化ナトリウム(60%油性、155mg)のテトラヒドロフラン(10mL)懸濁液に氷冷下で{[5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−4−フルオロ−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(1.04g)を加え15分間攪拌した後、15−クラウン−5(354mg)、5−(クロロスルホニル)−2−フロ酸メチルのテトラヒドロフラン(2mL)溶液を滴下してさらに室温で1.5時間攪拌した。反応液を減圧濃縮した後に、残留物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。分離した水層を再度酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=4:1→1:1)で精製することにより表題化合物を褐色油状物として得た(収量1.33g、収率78%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.48(9H,s),2.88(3H,s),3.96−4.05(4H,m),4.29(2H,brs),5.86(1H,s),6.44(1H,d,J=3.4Hz),6.72(1H,d,J=3.6Hz),7.14−7.36(2H,m),7.84(1H,ddd,J=9.2,7.4,2.1Hz),8.20−8.37(1H,m).
参考例113
({4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−[(5−ホルミル−2−フリル)スルホニル]−1H−ピロール−3−イル}メチル)メチルカルバミン酸tert−ブチル
{[1−{[5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−2−フリル]スルホニル}−4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(1.23g)のテトラヒドロフラン(5mL)溶液に2mol/L塩酸(5mL)を室温で加え40時間攪拌した。反応液の半量を減圧留去した後、酢酸エチルで抽出した。分離した有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=9:1→2:1)で精製することにより表題化合物を褐色油状物として得た(収量661mg、収率59%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.48(9H,s),2.90(3H,s),4.29(2H,brs),6.91(1H,d,J=3.4Hz),7.17(1H,d,J=3.8Hz),7.23−7.26(1H,m),7.33(1H,ddd,J=7.3,5.2,1.5Hz),7.88(1H,ddd,J=9.2,7.5,1.9Hz),8.32(1H,d,J=4.9Hz),9.71(1H,s).
参考例114
{[1−{[5−(ジフルオロメチル)−2−フリル]スルホニル}−4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル
({4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−[(5−ホルミル−2−フリル)スルホニル]−1H−ピロール−3−イル}メチル)メチルカルバミン酸tert−ブチル(197mg)のジクロロメタン(2mL)溶液に、氷冷下でジエチルアミノ硫黄 三フッ化物(197mg)を加え、室温で5時間攪拌した。反応液に水と塩化カルシウムを加え5分間攪拌した後に、酢酸エチルで抽出した。分離した水層を再度酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=4:1→2:1)で精製することにより表題化合物を淡黄色油状物として得た(収量154mg、収率75%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.48(9H,s),2.89(3H,s),4.29(2H,brs),6.57(1H,t,J=53.8Hz),6.67−6.73(1H,m),6.82(1H,d,J=3.8Hz),7.23(1H,d,J=5.5Hz),7.30(1H,ddd,J=7.2,5.1,1.7Hz),7.83(1H,ddd,J=9.3,7.4,2.0Hz),8.28−8.35(1H,m).
参考例115
[(4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−{[5−(1−ヒドロキシエチル)−2−フリル]スルホニル}−1H−ピロール−3−イル)メチル]メチルカルバミン酸tert−ブチル
({4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−[(5−ホルミル−2−フリル)スルホニル]−1H−ピロール−3−イル}メチル)メチルカルバミン酸tert−ブチル(464mg)のテトラヒドロフラン(5mL)溶液に1.0mol/Lメチルマグネシウムブロミドテトラヒドロフラン溶液(1.3mL)を氷冷下で加え2時間攪拌した。反応液に1mol/L塩酸を加えさらに1時間攪拌した後に酢酸エチルで抽出した。分離した水層を再度酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=9:1→3:2)で精製することにより表題化合物を淡黄色油状物として得た(収量410mg、収率86%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.49(12H,m),2.90(3H,s),4.27(2H,brs),4.81(1H,dq,J=6.5,6.2Hz),6.28 (1H,d,J=3.4Hz),6.73(1H,d,J=3.6Hz),7.23(1H,brs),7.27−7.34(1H,m),7.86(1H,t,J=7.7Hz),8.25−8.32(1H,m),1H 未検出.
参考例116
{[1−[(5−アセチル−2−フリル)スルホニル]−4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル
[(4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−{[5−(1−ヒドロキシエチル)−2−フリル]スルホニル}−1H−ピロール−3−イル)メチル]メチルカルバミン酸tert−ブチル(234mg)のジメチルスルホキシド(3mL)溶液にトリエチルアミン(3mL)、三酸化硫黄ピリジン錯体(449mg)を加え、60℃で3日間攪拌した。反応液に1mol/L塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。分離した水層を再度酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=9:1→3:2)で精製することにより表題化合物を淡黄色油状物として得た(収量180mg、収率77%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.47(9H,s),2.47(3H,s),2.89(3H,s),4.29(2H,brs),6.88(1H,d,J=3.8Hz),7.09(1H,d,J=3.8Hz),7.23−7.26(1H,m),7.32(1H,ddd,J=7.2,5.1,1.6Hz),7.88(1H,ddd,J=9.1,7.5,1.9Hz),8.32(1H,d,J=4.0Hz).
参考例117
({4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−[(2−メチル−3−フリル)スルホニル]−1H−ピロール−3−イル}メチル)メチルカルバミン酸tert−ブチル
水素化ナトリウム(60%油性、34mg)のテトラヒドロフラン(4mL)懸濁液に氷冷下で15−クラウン−5(0.17mL)、{[4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(210mg)のテトラヒドロフラン(1mL)溶液、塩化2-メチルフラン-3-スルホニル(176mg)を滴下して0.5時間攪拌した。反応液を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。分離した水層を再度酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=9:1→2:3)及び塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=17:3→1:1)で精製することにより表題化合物を薄黄色油状物として得た(収量187mg、収率61%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.48(9H,s),2.13(3H,s),2.90(3H,s),4.28(2H,brs),6.08(1H,d,J=1.9Hz),7.19(1H,d,J=1.5Hz),7.23−7.33(2H,m),7.80−7.89(1H,m),8.26−8.31(1H,m).
参考例118
{[1−[(5−クロロ−2−チエニル)スルホニル]−4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル
水素化ナトリウム(60%油性、24.0mg)のテトラヒドロフラン(2mL)懸濁液に氷冷下で{[5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−4−フルオロ−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(150mg)を加え15分間攪拌した後、15−クラウン−5(133mg)、塩化5−クロロチオフェン−2−スルホニルのテトラヒドロフラン(1mL)溶液を滴下してさらに室温で1時間攪拌した。反応液を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。分離した水層を再度酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=9:1→2:1)で精製することにより表題化合物を無色油状物として得た(収量229mg、収率98%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.48(9H,s),2.89(3H,s),4.28(2H,brs),6.84(1H,d,J=4.1Hz),7.01(1H,d,J=4.1Hz),7.20(1H,brs),7.30(1H,ddd,J=7.3,5.2,1.7Hz),7.83(1H,ddd,J=9.1,7.5,2.0Hz),8.31(1H,d,J=4.7Hz).
参考例119
{[1−[(5−ブロモ−2−チエニル)スルホニル]−4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル
水素化ナトリウム(60%油性、26.0mg)のテトラヒドロフラン(3mL)懸濁液に室温で{[5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−4−フルオロ−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(156mg)を加え10分間攪拌した後、15−クラウン−5(143mg)、塩化5−ブロモチオフェン−2−スルホニル(196mg)を加え室温で15分間攪拌した。反応液を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。分離した水層を再度酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=6:1→3:2)で精製することにより表題化合物を無色油状物として得た(収量248mg、収率90%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.48(9H,s),2.89(3H,s),4.27(2H,brs),6.94−7.01(2H,m),7.20(1H,brs),7.30(1H,ddd,J=7.3,5.2,1.7Hz),7.83(1H,ddd,J=9.1,7.4,1.9Hz),8.31(1H,dt,J=3.9,0.8Hz).
参考例120
{[1−[(4−ブロモ−3−チエニル)スルホニル]−4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル
水素化ナトリウム(60%油性、106mg)のテトラヒドロフラン(10mL)懸濁液に氷冷下で{[5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−4−フルオロ−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(659mg)を加え10分間攪拌した後、15−クラウン−5(584mg)、塩化5−ブロモチオフェン−2−スルホニル(800mg)を加え氷冷下で1時間攪拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加えた後、減圧濃縮した。残留物を酢酸エチルで抽出した。分離した水層を再度酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=9:1→3:2)で精製することにより表題化合物を淡黄色油状物として得た(収量1.09g、収率98%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.49(9H,s),2.90(3H,s),4.30(2H,brs),7.04(1H,d,J=5.3Hz),7.23−7.30(1H,m),7.46(1H,d,J=4.9Hz),7.50(1H,d,J=5.3Hz),7.85(1H,ddd,J=9.2,7.3,2.1Hz),8.22−8.28(1H,m).
参考例121
{[1−[(4−シアノ−3−チエニル)スルホニル]−4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル
{[1−[(4−ブロモ−3−チエニル)スルホニル]−4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(229mg)のジメチルホルムアミド(3mL)溶液に室温でシアン化亜鉛(74.6mg)を加え、アルゴン雰囲気下で十分脱気した。テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(145mg)を反応溶液に加えさらに脱気した後に120℃で2時間攪拌した。反応液を酢酸エチルで希釈した後、濾過した。濾液を水で洗浄し、分離した水層を再度酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=9:1→3:2)で精製することにより表題化合物を淡黄色油状物として得た(収量181mg、収率88%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.48(9H,s),2.90(3H,s),4.31(2H,brs),7.29−7.36(2H,m),7.42(1H,brs),7.68(1H,d,J=5.1Hz),7.88(1H,ddd,J=9.2,7.4,2.0Hz),8.31(1H,d,J=4.5Hz).
参考例122
3−{[4−{[(tert−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ]メチル}−3−フルオロ−2−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−1−イル]スルホニル}チオフェン−2−カルボン酸メチル
水素化ナトリウム(60%油性、14.8mg)のテトラヒドロフラン(3mL)懸濁液に{[5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−4−フルオロ−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(100mg)を氷冷下で加え5分間攪拌した後、15−クラウン−5(81.7mg)、3−(クロロスルホニル)チオフェン−2−カルボン酸メチルを滴下してさらに氷冷下で2時間攪拌した。反応液を減圧濃縮した後に水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。分離した水層を再度酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=6:1→2:1)で精製することにより表題化合物を淡黄色油状物として得た(収量158mg、収率97%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.49(9H,s),2.92(3H,s),3.87(3H,s),4.32(2H,brs),6.60(1H,d,J=5.3Hz),7.20−7.26(1H,m),7.33(1H,d,J=5.3Hz),7.49(1H,d,J=4.3Hz),7.83(1H,ddd,J=9.2,7.4,1.9Hz),8.22(1H,ddd,J=4.8,1.9,0.8Hz).
参考例123
({5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−[(5−イソオキサゾール−5−イル−2−チエニル)スルホニル]−1H−ピロール−3−イル}メチル)メチルカルバミン酸tert−ブチル
{[5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(200mg)のテトラヒドロフラン(10mL)溶液に氷冷下で水素化ナトリウム(60%油性、53mg)を加えて20分間攪拌した後、15−クラウン−5(290mg)を加えた。塩化5−イソオキサゾール−5−イルチオフェン−2−スルホニル(246mg)を加えて氷冷下で更に1時間攪拌後、反応液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で希釈し、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=1:1)で精製することにより表題化合物を無色油状物として得た(収量80mg、収率24%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.50(9H,s),2.88(3H,s),4.29(2H,brs),6.37(1H,s),6.55(1H,d,J=1.9Hz),7.23−7.38(4H,m),7.79−7.87(1H,m),8.30−8.33(1H,m),8.34(1H,d,J=1.9Hz).
参考例124
{[1−[(1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)スルホニル]−4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル
{[4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(200mg)のテトラヒドロフラン(10mL)溶液に室温で水素化ナトリウム(60%油性、50mg)を加えて5分間攪拌した後、15−クラウン−5(273mg)を加えた。塩化1−エチル−1H−ピラゾール−4−スルホニル(181mg)を加えて更に30分間攪拌後、反応液を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=1:1)で精製することにより表題化合物を無色油状物として得た(収量290mg、収率97%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.44−1.49(12H,m),2.88(3H,s),4.08−4.17(2H,m),4.27(2H,brs),7.23(1H,d,J=4.9Hz),7.27−7.33(1H,m),7.39(1H,brs),7.44(1H,s),7.83−7.91(1H,m),8.28−8.31(1H,m).
参考例125
{[1−[(1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)スルホニル]−4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル
{[4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(200mg)のテトラヒドロフラン(10mL)溶液に室温下で水素化ナトリウム(60%油性、50mg)を加えて5分間攪拌した後、15−クラウン−5(273mg)を加えた。塩化1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−スルホニル(181mg)を加えて更に30分間攪拌後、反応液を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=1:1)で精製することにより表題化合物を無色油状物として得た(収量290mg、収率97%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.49(9H,s),2.12(3H,s),2.89(3H,s),3.74(3H,s),4.28(2H,s),7.17(1H,s),7.26−7.32(2H,m),7.82−7.91(1H,m),8.24−8.30(1H,m).
参考例126
{[1−{[1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル]スルホニル}−4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル
{[4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(324mg)のテトラヒドロフラン(10mL)溶液に室温で水素化ナトリウム(60%油性、80mg)を加えて10分間攪拌した後、15−クラウン−5(442mg)を加えた。塩化1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−スルホニル(181mg)を加えて更に1時間攪拌後、反応液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で希釈し、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=7:3→1:1)で精製することにより表題化合物を無色油状物として得た(収量380mg、収率75%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.48(9H,s),2.89(3H,s),4.28(2H,s),6.95−7.36(3H,m),7.59(1H,s),7.82(1H,t,J=7.8Hz),7.91(1H,s),8.32(1H,d,J=4.2Hz).
参考例127
({4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−[(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)スルホニル]−1H−ピロール−3−イル}メチル)メチルカルバミン酸tert−ブチル
水素化ナトリウム(60%油性、26mg)のテトラヒドロフラン(4mL)懸濁液に氷冷下で15−クラウン−5(0.13mL)、{[4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(162mg)のテトラヒドロフラン(1mL)溶液、塩化1−メチル−1H−イミダゾール−2−スルホニル(136mg)を滴下して0.5時間攪拌した。反応液を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。分離した水層を再度酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=4:1→酢酸エチル)で精製することにより表題化合物を薄黄色油状物として得た(収量229mg、収率98%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.48(9H,s),2.90(3H,s),3.61(3H,s),4.31(2H,brs),6.93−6.94(1H,m),7.03−7.08(1H,m),7.21−7.30(1H,m),7.33(1H,d,J=5.5Hz),7.75−7.87(1H,m),8.22−8.30(1H,m).
参考例128
{[5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(1,3−チアゾール−2−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル
水素化ナトリウム(60%油性、31mg)のテトラヒドロフラン(4mL)懸濁液に氷冷下で15−クラウン−5(0.16mL)、{[5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(183mg)のテトラヒドロフラン(1mL)溶液、塩化1,3−チアゾール−2−スルホニル(160mg)を滴下して0.5時間攪拌した。反応液を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。分離した水層を再度酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=4:1→酢酸エチル)で精製することにより表題化合物を薄黄色油状物として得た(収量168mg、収率62%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.46(9H,s),2.82(3H,s),4.24(2H,brs),6.33(1H,s),7.21−7.27(1H,m),7.36−7.40(1H,m),7.64(1H,d,J=3.0Hz),7.78−7.86(1H,m),7.93(1H,d,J=3.0Hz),8.22−8.29(1H,m).
参考例129
({4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−[(6−メトキシピリジン−3−イル)スルホニル]−1H−ピロール−3−イル}メチル)メチルカルバミン酸tert−ブチル
水素化ナトリウム(60%油性、26mg)のテトラヒドロフラン(4mL)懸濁液に氷冷下で15−クラウン−5(129μL)、{[4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(162mg)のテトラヒドロフラン(1mL)溶液、塩化6−メトキシピリジン−3−スルホニル(129mg)を滴下して0.5時間攪拌した。反応液を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。分離した水層を再度酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=9:1→4:6)で精製することにより表題化合物を薄黄色油状物として得た(収量247mg、収率100%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.48(9H,s),2.87(3H,s),3.97(3H,s),4.26(2H,brs),6.70(1H,d,J=8.5Hz),7.22−7.36(2H,m),7.46(1H,dd,J=8.8,2.5Hz),7.77−7.89(1H,m),8.19(1H,d,J=2.3Hz),8.30(1H,dd,J=4.0,0.9Hz).
参考例130
{[4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(ピリジン−2−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル
水素化ナトリウム(60%油性、26mg)のテトラヒドロフラン(4mL)懸濁液に氷冷下で15−クラウン−5(0.13mL)、{[4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(162mg)のテトラヒドロフラン(1mL)溶液、塩化ピリジン−2−スルホニル(133mg)を滴下して0.5時間攪拌した。反応液を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。分離した水層を再度酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=4:1→酢酸エチル)で精製することにより表題化合物を薄黄色油状物として得た(収量221mg、収率95%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.48(9H,s),2.87(3H,s),4.27(2H,br),7.23−7.31(1H,m),7.34(1H,d,J=5.3Hz),7.47−7.55(1H,m),7.60(1H,d,J=8.0Hz),7.79−7.90(2H,m),8.23−8.29(1H),8.58−8.64(1H,m).
参考例131
{[1−[(2−クロロピリジン−3−イル)スルホニル]−4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル
水素化ナトリウム(60%油性、39mg)のテトラヒドロフラン(6mL)懸濁液に氷冷下で15−クラウン−5(0.19mL)、{[4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(243mg)のテトラヒドロフラン(1mL)溶液、塩化2−クロロピリジン−3−スルホニル(239mg)を滴下して0.5時間攪拌した。反応液を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。分離した水層を再度酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=4:1→3:7)で精製することにより表題化合物を薄黄色油状物として得た(収量340mg、収率91%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.49(9H,s),2.92(3H,s),4.32(2H,brs),7.18(1H,dd,J=7.9,4.9Hz),7.22−7.30(1H,m),7.47(1H,brs),7.56(1H,dd,J=7.9,1.9Hz),7.73−7.83(1H,m),8.21−8.27(1H,m),8.57(1H,dd,J=4.7,1.9Hz).
参考例132
{[1−[(2−シアノフェニル)スルホニル]−4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル
水素化ナトリウム(60%油性、26mg)のテトラヒドロフラン(4mL)懸濁液に氷冷下で15−クラウン−5(0.13mL)、{[4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(162mg)のテトラヒドロフラン(1mL)溶液、塩化2−シアノベンゼンスルホニル(151mg)を滴下して0.5時間攪拌した。反応液を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。分離した水層を再度酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=7:3→1:4)で精製することにより表題化合物を薄黄色油状物として得た(収量238mg、収率98%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.48(9H,s),2.91(3H,s),4.32(2H,brs),7.27−7.36(2H,m),7.49−7.62(2H,m),7.68−7.77(1H,m),7.79−7.90(2H,m),8.25−8.31(1H,m).
参考例133
{[1−{[4−(ベンジルオキシ)フェニル]スルホニル}−4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル
{[4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(200mg)のテトラヒドロフラン(10mL)溶液に室温で水素化ナトリウム(60%油性、50mg)を加えて10分間攪拌した後、塩化4−(ベンジルオキシ)ベンゼンスルホニル(210mg)を加えて更に30分間攪拌した。反応液を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=7:3→1:1)で精製することにより表題化合物を無色油状物として得た(収量360mg、収率定量的)。
H−NMR(CDCl)δ:1.46(9H,s),2.84(3H,s),4.24(2H,brs),5.06(2H,s),6.85−6.93(2H,m),7.21−7.42(9H,m),7.75−7.83(1H,m),8.23−8.28(1H,m).
参考例134
({4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−[(4−ヒドロキシフェニル)スルホニル]−1H−ピロール−3−イル}メチル)メチルカルバミン酸tert−ブチル
{[1−{[4−(ベンジルオキシ)フェニル]スルホニル}−4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(360mg)の酢酸エチル(30mL)溶液に窒素雰囲気下で10%パラジウム炭素(50%含水、350mg)を加え、水素雰囲気下で1時間攪拌した。反応液をろ過し、ろ液を減圧濃縮することにより表題化合物を無色油状物として得た(収量300mg、収率定量的)。
H−NMR(CDCl)δ:1.51(9H,s),2.89(3H,s),4.29(2H,brs),6.84(2H,d,J=8.3Hz),7.18−7.37(4H,m),7.91(1H,brs),8.29(1H,dd,J=4.9,1.5Hz)9.00(1H,brs).
参考例135
{[5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(1,3−チアゾール−2−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル
水素化ナトリウム(60%油性、31mg)のテトラヒドロフラン(4mL)懸濁液に氷冷下で15−クラウン−5(0.16mL)、{[5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(183mg)のテトラヒドロフラン(1mL)溶液、塩化1,3−チアゾール−2−スルホニル(160mg)を滴下して0.5時間攪拌した。反応液を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。分離した水層を再度酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=4:1→酢酸エチル)で精製することにより表題化合物を薄黄色油状物として得た(収量168mg、収率62%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.46(9H,s),2.82(3H,s),4.24(2H,brs),6.33(1H,s),7.21−7.27(1H,m),7.36−7.40(1H,m),7.64(1H,d,J=3.0Hz),7.78−7.86(1H,m),7.93(1H,d,J=3.0Hz),8.22−8.29(1H,m).
参考例136
{[4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(モルホリン−4−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル
{[4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(324mg)のテトラヒドロフラン(20mL)溶液に室温で水素化ナトリウム(60%油性、121mg)を加えて10分間攪拌した。15−クラウン−5(664mg)を加えた後、塩化モルホリン−4−スルホニル(250mg)を加えて更に2時間攪拌した。反応液を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=4:1→3:2)で精製することにより表題化合物を無色油状物として得た(収量370mg、収率78%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.48(9H,s),2.92(7H,br),3.57(4H,t,J=4.7Hz),4.30(2H,s),7.13(1H,br),7.26−7.30(1H,m),7.83−7.96(1H,m),8.27(1H,d,J=4.5Hz).
参考例137
{[4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(ピロリジン−1−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル
{[4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(200mg)のテトラヒドロフラン(20mL)溶液に室温で水素化ナトリウム(60%油性、75mg)を加えて15分間攪拌した。15−クラウン−5(410mg)を加えた後、塩化ピロリジン−1−スルホニル(210mg)を加えて更に6時間攪拌した。反応液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で希釈し、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=4:1→1:1)で精製することにより表題化合物を無色油状物として得た(収量260mg、収率92%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.48(9H,s),1.73−1.79(4H,m),2.91(3H,s),2.98(4H,brs),4.29(2H,brs),7.17(1H,d,J=5.7Hz),7.23−7.33(1H,m),7.91−7.98(1H,m),8.27(1H,d,J=4.5Hz).
参考例138
{[5−(2−シアノピリジン−3−イル)−1−(2−フリルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル
水素化ナトリウム(60%油性、26.0mg)のテトラヒドロフラン(3mL)懸濁液に室温で{[5−(2−シアノピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(150mg)を加え15分間攪拌した後、15−クラウン−5(143mg)、塩化フラン−2−スルホニル(125mg)を滴下してさらに室温で2時間攪拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加えた後、減圧濃縮した。残留物を酢酸エチルで抽出した。分離した水層を再度酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=9:1→3:2)で精製することにより表題化合物を無色油状物として得た(収量193mg、収率91%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.47(9H,s),2.84(3H,brs),4.28(2H,brs),6.47(1H,dd,J=3.6,1.9Hz),6.49(1H,brs),6.77(1H,d,J=3.2Hz),7.36(1H,s),7.51−7.60(2H,m),7.96(1H,dd,J=8.1,1.5Hz),8.71(1H,dd,J=4.8,1.4Hz).
参考例139
{[5−(2−シアノピリジン−3−イル)−1−(3−フリルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル
水素化ナトリウム(60%油性、26.0mg)のテトラヒドロフラン(3mL)懸濁液に室温で{[5−(2−シアノピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(150mg)を加え15分間攪拌した後、15−クラウン−5(143mg)、塩化フラン−3−スルホニル(125mg)を滴下してさらに室温で2時間攪拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加えた後、減圧濃縮した。残留物を酢酸エチルで抽出した。分離した水層を再度酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=9:1→3:2)で精製することにより表題化合物を無色油状物として得た(収量175mg、収率82%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.48(9H,s),2.85(3H,s),4.29(2H,brs),6.33(1H,d,J=1.3Hz),6.50(1H,s),7.37(1H,s),7.44(1H,t,J=1.7Hz),7.51−7.59(2H,m),7.95(1H,d,J=7.0Hz),8.71(1H,dd,J=4.7,1.5Hz).
参考例140
{[5−(2−シアノピリジン−3−イル)−1−(2−チエニルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル
水素化ナトリウム(60%油性、26.0mg)のテトラヒドロフラン(3mL)懸濁液に室温で{[5−(2−シアノピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(150mg)を加え15分間攪拌した後、15−クラウン−5(143mg)、塩化チオフェン−2−スルホニル(137mg)を滴下してさらに室温で2時間攪拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加えた後、減圧濃縮した。残留物を酢酸エチルで抽出した。分離した水層を再度酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=9:1→3:2)で精製することにより表題化合物を無色油状物として得た(収量195mg、収率89%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.48(9H,s),2.84(3H,brs),4.28(2H,brs),6.48(1H,s),7.02(1H,dd,J=5.0,3.9Hz),7.20(1H,dd,J=3.9,1.4Hz),7.40(1H,s),7.56(1H,dd,J=8.1,4.7Hz),7.66(1H,dd,J=5.0,1.4Hz),7.98(1H,dd,J=8.1,1.7Hz),8.71(1H,dd,J=4.7,1.5Hz).
参考例141
{[5−(2−シアノピリジン−3−イル)−1−(3−チエニルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル
水素化ナトリウム(60%油性、26.0mg)のテトラヒドロフラン(3mL)懸濁液に室温で{[5−(2−シアノピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(156mg)を加え10分間攪拌した後、15−クラウン−5(143mg)、塩化チオフェン−3−スルホニル(138mg)を滴下してさらに室温で15分間攪拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加えた後、減圧濃縮した。残留物を酢酸エチルで抽出した。分離した水層を再度酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=6:1→3:2)で精製することにより表題化合物を淡黄色油状物として得た(収量201mg、収率88%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.48(9H,s),2.84(3H,s),4.28(2H,brs),6.47(1H,s),6.96(1H,dd,J=5.1,1.3Hz),7.39(1H,dd,J=5.2,3.1Hz),7.42(1H,s),7.50−7.60(2H,m),7.96(1H,dd,J=7.8,1.2Hz),8.70(1H,dd,J=4.8,1.6Hz).
参考例142
({5−(2−シアノピリジン−3−イル)−1−[(2,6−ジフルオロフェニル)スルホニル]−1H−ピロール−3−イル}メチル)メチルカルバミン酸tert−ブチル
水素化ナトリウム(60%油性、26.0mg)のテトラヒドロフラン(3mL)懸濁液に室温で{[5−(2−シアノピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(156mg)を加え15分間攪拌した後、15−クラウン−5(143mg)、塩化2,6−ジフルオロベンゼンスルホニル(159mg)を滴下してさらに室温で2時間攪拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加えた後、減圧濃縮した。残留物を酢酸エチルで抽出した。分離した水層を再度酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=9:1→3:2)で精製することにより表題化合物を無色油状物として得た(収量213mg、収率87%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.48(9H,s),2.85(3H,brs),4.30(2H,brs),6.47(1H,brs),6.86−6.99(2H,m),7.49(1H,s),7.51−7.64(2H,m),7.99(1H,dd,J=8.0,1.6Hz),8.68(1H,dd,J=4.7,1.7Hz).
参考例143
({5−(2−シアノピリジン−3−イル)−1−[(2,4−ジフルオロフェニル)スルホニル]−1H−ピロール−3−イル}メチル)メチルカルバミン酸tert−ブチル
水素化ナトリウム(60%油性、26.0mg)のテトラヒドロフラン(3mL)懸濁液に室温で{[5−(2−シアノピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(156mg)を加え15分間攪拌した後、15−クラウン−5(143mg)、塩化2,4−ジフルオロベンゼンスルホニル(159mg)を滴下してさらに室温で1時間攪拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加えた後、減圧濃縮した。残留物を酢酸エチルで抽出した。分離した水層を再度酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=9:1→2:1)で精製することにより表題化合物を無色油状物として得た(収量208mg、収率85%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.48(9H,s),2.85(3H,brs),4.29(2H,brs),6.46(1H,brs),6.80−6.88(1H,m),6.93(1H,ddd,J=10.2,8.1,2.4Hz),7.20(1H,ddd,J=8.8,8.0,5.8Hz),7.46(1H,s),7.55(1H,dd,J=7.9,4.7Hz),7.93(1H,dd,J=8.0,1.6Hz),8.69(1H,dd,J=4.7,1.7Hz).
参考例144
({5−(2−シアノピリジン−3−イル)−1−[(2−メチルフェニル)スルホニル]−1H−ピロール−3−イル}メチル)メチルカルバミン酸tert−ブチル
水素化ナトリウム(60%油性、26.0mg)のテトラヒドロフラン(3mL)懸濁液に室温で{[5−(2−シアノピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(156mg)を加え15分間攪拌した後、15−クラウン−5(143mg)、塩化2−メチルベンゼンスルホニル(203mg)を滴下してさらに室温で1時間攪拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加えた後、減圧濃縮した。残留物を酢酸エチルで抽出した。分離した水層を再度酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=9:1→2:1)で精製することにより表題化合物を淡黄色油状物として得た(収量202mg、収率87%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.48(9H,s),2.36(3H,s),2.88(3H,brs),4.32(2H,s),6.43(1H,brs),6.96(1H,t,J=7.6Hz),7.02−7.09(1H,m),7.29(1H,d,J=7.7Hz),7.40−7.47(1H,m),7.49(1H,dd,J=8.0,4.8Hz),7.57(1H,s),7.95(1H,dd,J=8.1,1.7Hz),8.58(1H,dd,J=4.8,1.6Hz).
参考例145
{[1−[(2−クロロフェニル)スルホニル]−5−(2−シアノピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル
水素化ナトリウム(60%油性、26.0mg)のテトラヒドロフラン(3mL)懸濁液に室温で{[5−(2−シアノピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(156mg)を加え15分間攪拌した後、15−クラウン−5(143mg)、塩化2−クロロベンゼンスルホニル(214mg)を滴下してさらに室温で1時間攪拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加えた後、減圧濃縮した。残留物を酢酸エチルで抽出した。分離した水層を再度酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=9:1→2:1)で精製することにより表題化合物を淡黄色油状物として得た(収量211mg、収率87%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.48(9H,s),2.87(3H,brs),4.32(2H,brs),6.45(1H,brs),7.06−7.21(2H,m),7.45−7.55(3H,m),7.59(1H,s),7.93(1H,dd,J=8.1,1.7Hz),8.62(1H,dd,J=4.8,1.6Hz).
参考例146
({5−(2−シアノピリジン−3−イル)−1−[(2−フルオロフェニル)スルホニル]−1H−ピロール−3−イル}メチル)メチルカルバミン酸tert−ブチル
水素化ナトリウム(60%油性、26.0mg)のテトラヒドロフラン(3mL)懸濁液に室温で{[5−(2−シアノピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(156mg)を加え10分間攪拌した後、15−クラウン−5(143mg)、塩化2−フルオロベンゼンスルホニル(146mg)を滴下してさらに室温で20分間攪拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加えた後、減圧濃縮した。残留物を酢酸エチルで抽出した。分離した水層を再度酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=9:1→2:1)で精製することにより表題化合物を淡黄色油状物として得た(収量218mg、収率93%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.48(9H,s),2.85(3H,brs),4.30(2H,brs),6.45(1H,brs),7.06−7.23(3H,m),7.49(1H,s),7.53(1H,dd,J=8.0,4.8Hz),7.58−7.68(1H,m),7.93(1H,dd,J=8.0,1.6Hz),8.67(1H,dd,J=4.7,1.5Hz).
参考例147
{[1−[(2−シアノフェニル)スルホニル]−5−(2−シアノピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル
水素化ナトリウム(60%油性、26mg)のテトラヒドロフラン(4mL)懸濁液に氷冷下で、{[5−(2−シアノピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(156mg)のテトラヒドロフラン(2mL)溶液、15−クラウン−5(0.13mL)、塩化2−シアノベンゼンスルホニル(151mg)を滴下して30分間攪拌した。反応液を氷水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。分離した水層を再度酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=7:3→酢酸エチル)で精製することにより表題化合物を薄黄色油状物として得た(収量239mg、収率100%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.47(9H,s),2.86(3H,s),4.32(2H,brs),6.49(1H,brs),7.24−7.31(1H,m),7.55−7.64(2H,m),7.66−7.69(1H,m),7.74(1H,t,J=7.0Hz),7.82−7.87(1H,m),8.00(1H,dd,J=8.1,1.7Hz),8.68−8.74(1H,m).
参考例148
({5−(2−シアノピリジン−3−イル)−1−[(6−メトキシピリジン−3−イル)スルホニル]−1H−ピロール−3−イル}メチル)メチルカルバミン酸tert−ブチル
水素化ナトリウム(60%油性、26mg)のテトラヒドロフラン(4mL)懸濁液に氷冷下で、{[5−(2−シアノピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(156mg)のテトラヒドロフラン(2mL)溶液、15−クラウン−5(0.13mL)、塩化6−メトキシピリジン−3−スルホニル(135mg)を滴下して30分間攪拌した。反応液を氷水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。分離した水層を再度酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=9:1→2:3)で精製することにより表題化合物を薄黄色油状物として得た(収量235mg、収率97%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.47(9H,s),2.84(3H,brs),3.97(3H,s),4.27(2H,brs),6.46(1H,s),6.73(1H,d,J=8.9Hz),7.40(1H,s),7.47(1H,dd,J=8.9,2.6Hz),7.53−7.63(1H,m),7.96(1H,dd,J=8.0,1.0Hz),8.13(1H,d,J=2.6Hz),8.72(1H,dd,J=4.7,1.5Hz).
参考例149
メチル{[5−(1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}カルバミン酸tert−ブチル
{[5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(214mg)の1,2−ジクロロエタン(8mL)溶液に氷冷下でジメチル スルファート(273μL)を滴下後、80℃で18時間攪拌した。反応液を室温に戻した後、トリエチルアミン(1.41mL)、酢酸(0.94mL)、エタノール(0.94mL)を加え、2時間加熱還流した。反応液を冷却後、酢酸エチル、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で希釈し、酢酸エチルで抽出した。分離した水層を再度酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:メタノール−酢酸エチル=1:99→3:17)で精製(塩基性TLC:R=0.4(クロロホルム:メタノール=10:1))することにより表題化合物を薄黄色油状物として得た(収量9.9mg、収率4.5%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.44(9H,s),2.77(3H,brs),3.51(3H,s),4.20(2H,brs),6.16(1H,t,J=6.7Hz),6.23(1H,d,J=1.3Hz),7.16−7.28(2H,m),7.32(1H,dd,J=6.7,2.0Hz),7.37−7.46(2H,m),7.51−7.59(1H,m),7.62−7.68(2H,m).
参考例150
2−(ベンジルチオ)−6−フルオロピリジン
水素化ナトリウム(60%油性、0.76g)をヘキサンで2回洗浄し、テトラヒドロフラン(20mL)に懸濁した。この懸濁液に0℃でベンジルメルカプタン(1.9mL)のテトラヒドロフラン(5mL)溶液を加え1時間攪拌した後、2,6−ジフルオロピリジン(2.00g)のテトラヒドロフラン(5mL)溶液を0℃で滴下した。反応混合物を室温で12時間攪拌した後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=15:1)で精製することにより表題化合物を淡赤色油状物として得た(収量3.45g、収率96%)。
H−NMR(CDCl)δ:4.39(2H,s),6.56−6.60(1H,m),7.00−7.03(1H,m),7.20−7.32(4H,m),7.38−7.42(1H,m),7.50−7.58(1H,m).
参考例151
2−(ベンジルチオ)−6−メトキシピリジン
2−(ベンジルチオ)−6−フルオロピリジン(199mg)と28%ナトリウムメトキシドメタノール溶液(2mL)を60℃で2時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮した後、残留物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮することにより表題化合物を黄色油状物として得た(収量182mg、収率86%)。
H−NMR(CDCl)δ:3.93(3H,s),4.43(2H,s),6.41−6.43(1H,m),6.74−6.77(1H,m),7.19−7.40(6H,m).
参考例152
2−(ベンジルチオ)−6−メチルピリジン
2−クロロ−6−メチルピリジン(1.30g)、炭酸カリウム(2.12g)、ベンジルメルカプタン(1.8mL)をジメチルスルホキシド(10mL)中、150℃で3時間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却した後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=15:1)で精製することにより表題化合物を淡赤色油状物として得た(収量1.90g、収率87%)。
H−NMR(CDCl)δ:2.52(3H,s),4.41(2H,s),6.81−6.83(1H,m),6.93−6.95(1H,m),7.20−7.42(6H,m).
参考例153
塩化6−メトキシピリジン−2−スルホニル
2−(ベンジルチオ)−6−メトキシピリジン(176mg)の酢酸(2mL)および水(1mL)の懸濁液に、N−クロロスクシンイミド(410mg)を加え、室温で4時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮した後、残留物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=6:1)で精製することにより表題化合物を無色油状物として得た(収量81.5mg、収率52%)。
H−NMR(CDCl)δ:4.06(3H,s),7.08(1H,dd,J=8.1,0.6Hz),7.65(1H,dd,J=6.9,0.6Hz),7.08−7.86(1H,m).
参考例154
塩化6−メチルピリジン−2−スルホニル
2−(ベンジルチオ)−6−メチルピリジン(632mg)の酢酸(8mL)および水(4mL)の懸濁液に、N−クロロスクシンイミド(1.58g)を加え、室温で1時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮した後、残留物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=6:1)で精製することにより表題化合物を無色油状物として得た(収量164mg、収率29%)。
H−NMR(CDCl)δ:2.72(3H,s),49−7.52(1H,m),7.86−7.90(2H,m).
参考例155
({4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−[(6−フルオロピリジン−2−イル)スルホニル]−1H−ピロール−3−イル}メチル)メチルカルバミン酸tert−ブチル
2−(ベンジルチオ)−6−フルオロピリジン(310mg)の酢酸(3mL)および水(1.5mL)の懸濁液に、N−クロロスクシンイミド(776mg)を加え、室温で5時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残留物にトルエンを加えてろ過し、ろ液を減圧濃縮することにより粗塩化6−フルオロピリジン−2−スルホニル(240mg)を得た。{[5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−4−フルオロ−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(102mg)のテトラヒドロフラン(3mL)溶液に0℃で水素化ナトリウム(60%油性、37mg)を加え、同温度で15分間撹拌した。15−クラウン−5(0.19mL)、次いで粗塩化6−フルオロピリジン−2−スルホニル(240mg)のテトラヒドロフラン(2mL)溶液を同温度で加え、反応液を室温で30分間攪拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=2:1)で精製することにより表題化合物を褐色油状物として得た(収量49mg、収率2−(ベンジルチオ)−6−フルオロピリジンから7%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.47(9H,s),2.88(3H,s),4.28(2H,brs),7.14−7.18(1H,m),7.26−7.30(2H,m),7.52−7.55(1H,m),7.83−7.98(2H,m),8.25−8.27(1H,m).
参考例156
({4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−[(6−メトキシピリジン−2−イル)スルホニル]−1H−ピロール−3−イル}メチル)メチルカルバミン酸tert−ブチル
[5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−4−フルオロ−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(91mg)のテトラヒドロフラン(3mL)溶液に0℃で水素化ナトリウム(60%油性、16mg)を加え、同温度で15分間撹拌した。15−クラウン−5(0.08mL)、次いで塩化6−メトキシピリジン−2−スルホニル(75mg)のテトラヒドロフラン(2mL)溶液を同温度で加え、反応液を室温で15分間攪拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=2:1)で精製することにより表題化合物を褐色油状物として得た(収量141mg、収率100%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.47(9H,s),2.88(3H,s),3.83(3H,s),4.29(2H,brs),6.91(1H,d,J=8.1Hz),7.15(1H,d,J=7.2Hz),7.21−7.25(1H,m),7.34−7.36(1H,m),7.61(1H,dd,J=8.1,7.2Hz),7.78−7.83(1H,m),8.21−8.23(1H,m).
参考例157
({4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−[(6−メチルピリジン−2−イル)スルホニル]−1H−ピロール−3−イル}メチル)メチルカルバミン酸tert−ブチル
{[5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−4−フルオロ−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(132mg)のテトラヒドロフラン(3mL)溶液に0℃で水素化ナトリウム(60%油性、35mg)を加え、同温度で15分間撹拌した。15−クラウン−5(0.18mL)、次いで塩化6−メチルピリジン−2−スルホニル(158mg)のテトラヒドロフラン(2mL)溶液を同温度で加え、反応液を室温で30分間攪拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=1:1)で精製することにより表題化合物を褐色油状物として得た(収量180mg、収率91%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.46(9H,s),2.53(3H,s),2.86(3H,s),4.26(2H,brs),7.23−7.32(3H,m),7.44(1H,d,J=7.5Hz),7.65−7.70(1H,m),7.86−7.92(1H,m),8.24−8.25(1H,m).
実施例1
1−[5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチルメタンアミン フマル酸塩
5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロール−3−カルバルデヒド(160mg)を室温下で40%メチルアミンメタノール溶液(188mg)とメタノール(16mL)の混合液に溶解して5分間攪拌後、水素化ホウ素ナトリウム(55mg)を加えて30分間攪拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(40mL)を加えて5分間攪拌後、酢酸エチル(80mL)で抽出した。得られた抽出液を飽和食塩水(40mL)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:酢酸エチル−メタノール(99:1))で精製した後、フマル酸(57mg)のエタノール(5mL)溶液を加えて結晶化することにより表題化合物を無色結晶として得た(収量92mg、収率41%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.39(3H,s),3.79(2H,s),6.48(2H,s),6.51(1H,d,J=1.5Hz),7.38−7.42(1H,m),7.46−7.49(2H,m),7.54−7.60(2H,m),7.67−7.77(3H,m),8.30−8.33(1H,m),3H未検出.
融点 191−192℃
実施例2
1−{1−[(2−フルオロフェニル)スルホニル]−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル}−N−メチルメタンアミン フマル酸塩
1−[(2−フルオロフェニル)スルホニル]−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−カルバルデヒド(120mg)を室温下で40%メチルアミンメタノール溶液(268mg)とメタノール(6mL)の混合液に溶解して5分間攪拌後、水素化ホウ素ナトリウム(26mg)を加えて15分間攪拌した。反応液を25℃下で減圧濃縮した後、残留物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(40mL)及び酢酸エチル(80mL)を加えて分液した。得られた酢酸エチル層を飽和食塩水(40mL)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:酢酸エチル)で精製した後、酢酸エチル(8mL)に溶解し、フマル酸(60mg)のメタノール(2mL)溶液を加えて結晶化することにより表題化合物を無色結晶として得た(収量93mg、収率56%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.42(3H,s),3.84(2H,s),6.47(2H,s),6.56(1H,d,J=1.9Hz),7.26−7.38(3H,m),7.45−7.52(1H,m),7.65−7.72(2H,m),7.78−7.86(1H,m),8.27−8.29(1H,m),3H未検出.
実施例3
1−[5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(2−フリルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチルメタンアミン フマル酸塩
5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(2−フリルスルホニル)−1H−ピロール−3−カルバルデヒド(250mg)を室温下で40%メチルアミンメタノール溶液(303mg)とメタノール(15mL)の混合液に溶解して5分間攪拌後、水素化ホウ素ナトリウム(45mg)を加えて20分間攪拌した。反応液を25℃下で減圧濃縮した後、残留物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(40mL)及び酢酸エチル(80mL)を加えて分液した。得られた酢酸エチル層を飽和食塩水(40mL)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:酢酸エチル→酢酸エチル−メタノール(49:1))で精製した後、酢酸エチル(12mL)に溶解し、フマル酸(91mg)のメタノール(3mL)溶液を加えて結晶化することにより表題化合物を無色結晶として得た(収量234mg、収率66%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.41(3H,s),3.81(2H,s),6.48(2H,s),6.58(1H,d,J=1.9Hz),6.72(1H,dd,J=3.7Hz,1.8Hz),7.10(1H,dd,J=3.7Hz,0.8Hz),7.40−7.44(1H,m),7.57(1H,d,J=1.8Hz),7.78−7.84(1H,m),8.07(1H,dd,J=1.8Hz,0.8Hz),8.30−8.33(1H,m),3H未検出.
実施例4
1−(5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−{[3−(メチルスルホニル)フェニル]スルホニル}−1H−ピロール−3−イル)−N−メチルメタンアミン フマル酸塩
5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−{[3−(メチルスルホニル)フェニル]スルホニル}−1H−ピロール−3−カルバルデヒド(260mg)を室温下で40%メチルアミンメタノール溶液(250mg)とメタノール(15mL)の混合液に溶解して5分間攪拌後、水素化ホウ素ナトリウム(36mg)を加えて15分間攪拌した。反応液を25℃下で減圧濃縮した後、残留物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(40mL)及び酢酸エチル(80mL)を加えて分液した。得られた酢酸エチル層を飽和食塩水(40mL)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:酢酸エチル→酢酸エチル−メタノール(97:3))で精製した後、酢酸エチル(12mL)に溶解し、フマル酸(74mg)のメタノール(3mL)溶液を加えて結晶化することにより表題化合物を無色結晶として得た(収量74mg、収率22%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.37(3H,s),3.30(3H,s),3.79(2H,s),6.49(2H,s),6.57(1H,d,J=1.9Hz),7.39−7.44(1H,m),7.71−7.77(2H,m),7.84−7.85(1H,m),7.88−7.90(2H,m),8.29−8.35(2H,m),3H未検出.
実施例5
1−[5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(2−チエニルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチルメタンアミン フマル酸塩
5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(2−チエニルスルホニル)−1H−ピロール−3−カルバルデヒド(150mg)を室温下で40%メチルアミンメタノール溶液(174mg)とメタノール(30mL)の混合液に溶解して5分間攪拌後、水素化ホウ素ナトリウム(26mg)を加えて15分間攪拌した。反応液を25℃下で減圧濃縮した後、残留物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(40mL)及び酢酸エチル(80mL)を加えて分液した。得られた酢酸エチル層を飽和食塩水(40mL)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:酢酸エチル→酢酸エチル−メタノール(97:3))で精製した後、酢酸エチル(8mL)に溶解し、フマル酸(52mg)のメタノール(2mL)溶液を加えて結晶化することにより表題化合物を無色結晶として得た(収量157mg、収率75%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.40(3H,s),3.80(2H,s),6.48(2H,s),6.55(1H,d,J=1.5Hz),7.18(1H,dd,J=4.9Hz,4.2Hz),7.40−7.45(1H,m),7.47(1H,dd,J=4.0Hz,1.3Hz),7.62(1H,d,J=1.5Hz),7.75−7.82(1H,m),8.11(1H,dd,J=5.1Hz,1.3Hz),8.31−8.33(1H,m),3H未検出.
実施例6
1−[1−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イルスルホニル)−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチルメタンアミン フマル酸塩
1−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イルスルホニル)−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−カルバルデヒド(220mg)を室温下で40%メチルアミンメタノール溶液(230mg)とメタノール(22mL)の混合液に溶解して5分間攪拌後、水素化ホウ素ナトリウム(35mg)を加えて10分間攪拌した。反応液を30℃下で減圧濃縮した後、残留物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(40mL)及び酢酸エチル(80mL)を加えて分液した。得られた酢酸エチル層を飽和食塩水(40mL)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:酢酸エチル)で精製した後、酢酸エチル(8mL)に溶解し、フマル酸(69mg)のメタノール(2mL)溶液を加えて結晶化することにより表題化合物を無色結晶として得た(収量193mg、収率65%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.41(3H,s),3.80(2H,s),6.19(2H,s),6.48(2H,s),6.50(1H,d,J=1.9Hz),6.94−7.05(3H,m),7.38−7.43(1H,m),7.64(1H,d,J=1.5Hz),7.68−7.74(1H,m),8.31−8.32(1H,m),3H未検出.
実施例7
1−(4−クロロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−{[3−(メチルスルホニル)フェニル]スルホニル}−1H−ピロール−3−イル)−N−メチルメタンアミン フマル酸塩
4−クロロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−{[3−(メチルスルホニル)フェニル]スルホニル}−1H−ピロール−3−カルバルデヒド(280mg)をメチルアミン塩酸塩(427mg)のメタノール(20mL)溶液に溶解して30分間攪拌後、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(536mg)を加えて30分間攪拌した。反応液を25℃下で減圧濃縮した後、残留物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(40mL)及び酢酸エチル(80mL)を加えて分液した。得られた酢酸エチル層を飽和食塩水(40mL)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:酢酸エチル→酢酸エチル−メタノール(97:3))で精製した後、フマル酸(75mg)、メタノール(2mL)及び酢酸エチル(8mL)の混合溶液から結晶化することにより表題化合物を無色結晶として得た(収量146mg、収率40%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.41(3H,s),3.31(3H,s),3.75(2H,s),6.55(2H,s),7.47−7.51(1H,m),7.82−7.95(5H,m),8.32−8.35(1H,m),8.40−8.42(1H,m),3H未検出.
実施例8
1−[4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(ピリジン−3−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチルメタンアミン フマル酸塩
4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(ピリジン−3−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−カルバルデヒド(90mg)をメチルアミン塩酸塩(262mg)のメタノール(10mL)溶液に溶解して30分間攪拌後、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(330mg)を加えて1時間攪拌した。反応液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(40mL)で希釈し、酢酸エチル(80mL)で抽出した。得られた抽出液を飽和食塩水(40mL)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:酢酸エチル→酢酸エチル−メタノール(19:1))で精製した後、フマル酸(30mg)、メタノール(1mL)及び酢酸エチル(9mL)の混合溶液から結晶化することにより表題化合物を無色結晶として得た(収量54mg、収率44%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.35(3H,s),3.69(2H,s),6.55(2H,s),7.47−7.52(1H,m),7.62−7.69(2H,m),7.88−7.94(2H,m),8.37−8.39(1H,m),8.63(1H,d,J=2.3Hz),8.92(1H,dd,J=4.9Hz,1.5Hz),3H未検出.
融点 146−148℃
実施例9
1−{5−(2−クロロピリジン−3−イル)−1−[(6−メチルピリジン−3−イル)スルホニル]−1H−ピロール−3−イル}−N−メチルメタンアミン フマル酸塩
5−(2−クロロピリジン−3−イル)−1−[(6−メチルピリジン−3−イル)スルホニル]−1H−ピロール−3−カルバルデヒド(90mg)を室温下で40%メチルアミンメタノール溶液(97mg)とメタノール(9mL)の混合液に溶解して5分間攪拌後、水素化ホウ素ナトリウム(15mg)を加えて30分間攪拌した。反応液を25℃下で減圧濃縮した後、残留物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(40mL)及び酢酸エチル(80mL)を加えて分液した。得られた酢酸エチル層を飽和食塩水(40mL)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:酢酸エチル−メタノール=99:1→19:1)で精製した後、フマル酸(30mg)、メタノール(1mL)及び酢酸エチル(9mL)の混合溶液から結晶化することにより表題化合物を無色結晶として得た(収量75mg、収率61%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.43(3H,s),2.56(3H,s),3.86(2H,s),6.50(2H,s),6.52(1H,d,J=1.7Hz),7.47−7.52(2H,m),7.68(1H,dd,J=7.6Hz,2.0Hz),7.73(1H,d,J=1.5Hz),7.80(1H,dd,J=8.4Hz,2.5Hz),8.48−8.51(2H,m),3H未検出.
実施例10
3−{1−[(3−フルオロフェニル)スルホニル]−4−[(メチルアミノ)メチル]−1H−ピロール−2−イル}ピリジン−2−カルボニトリル フマル酸塩
3−{1−[(3−フルオロフェニル)スルホニル]−4−ホルミル−1H−ピロール−2−イル}ピリジン−2−カルボニトリル(70mg)を室温下で40%メチルアミンメタノール溶液(80mg)とメタノール(10mL)の混合液に溶解して5分間攪拌後、水素化ホウ素ナトリウム(15mg)を加えて10分間攪拌した。反応液を30℃下で減圧濃縮した後、残留物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(40mL)及び酢酸エチル(80mL)を加えて分液した。得られた酢酸エチル層を飽和食塩水(40mL)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:酢酸エチル−メタノール=99:1→19:1)で精製した後、フマル酸(23mg)、メタノール(1mL)及び酢酸エチル(9mL)の混合溶液から結晶化することにより表題化合物を無色結晶として得た(収量55mg、収率57%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.39(3H,s),3.82(2H,s),6.49(2H,s),6.72(1H,d,J=1.9Hz),7.26−7.32(2H,m),7.62−7.67(2H,m),7.78−7.82(2H,m),7.91−7.94(1H,m),8.81(1H,dd,J=4.7Hz,1.7Hz),3H未検出.
実施例11
1−{5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−[(3−メトキシフェニル)スルホニル]−1H−ピロール−3−イル}−N−メチルメタンアミン フマル酸塩
({5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−[(3−メトキシフェニル)スルホニル]−1H−ピロール−3−イル}メチル)メチルカルバミン酸tert−ブチル(303mg)を酢酸エチル(1mL)とメタノール(1mL)に溶解し、4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(3mL)を加えた。室温で2時間攪拌した後、反応混合物を減圧濃縮し、残留物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧濃縮した。残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=1:1→1:9)で精製することにより表題化合物の遊離塩基(149mg)を得た。得られた遊離塩基(149mg)の酢酸エチル(2mL)溶液をフマル酸(46mg)のメタノール(2mL)溶液に加え、減圧濃縮した。得られた結晶をエタノール−水=9:1の混合溶媒から再結晶することにより、表題化合物を無色結晶として得た(収量138mg、収率44%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.40(3H,s),3.75(3H,s),3.82(2H,s),6.47(2H,s),6.53(1H,d,J=1.5Hz),6.86−6.88(1H,m),7.05−7.08(1H,m),7.27−7.31(1H,m),7.38−7.51(2H,m),7.69−7.75(2H,m),8.31−8.32(1H,m),3H未検出.
実施例12
1−{1−[(3−フルオロフェニル)スルホニル]−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル}−N−メチルメタンアミン 塩酸塩
({1−[(3−フルオロフェニル)スルホニル]−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル}メチル)メチルカルバミン酸tert−ブチル(194mg)のエタノール(2mL)溶液に、4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(4mL)を加え、室温で1時間攪拌した。溶媒を減圧濃縮後、残留物をエタノールから再結晶することにより表題化合物を得た(収量90mg,収率54%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.51(3H,s),3.99(2H,s),6.67(1H,d,J=1.8Hz),7.33−7.36(2H,m),7.41−7.46(1H,m),7.65−7.76(3H,m),7.87(1H,d,J=1.8Hz),8.34−8.36(1H,m),9.18(2H,brs).
実施例13
1−[5−(2−フルオロ−6−メチルピリジン−3−イル)−1−(ピリジン−3−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチルメタンアミン フマル酸塩
{[5−(2−フルオロ−6−メチルピリジン−3−イル)−1−(ピリジン−3−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(400mg)をメタノール(20mL)に溶解し、4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(2mL)を加えて60℃で10分間攪拌した。反応液を減圧濃縮した後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をフマル酸(101mg)、メタノール(3mL)及び酢酸エチル(12mL)の混合溶液から結晶化することにより表題化合物を無色結晶として得た(収量264mg、収率64%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.40(3H,s),2.50(3H,s),3.81(2H,s), 6.48(2H,s),6.53(1H,d,J=1.5Hz),7.25−7.28(1H,m),7.57−7.73(3H,m),7.90−7.93(1H,m),8.63(1H,d,J=2.5Hz),8.90(1H,dd,J=4.7Hz,1.3Hz),3H未検出.
実施例14
3−{4−[(メチルアミノ)メチル]−1−(ピリジン−3−イルスルホニル)−1H−ピロール−2−イル}ピリジン−2−カルボニトリル フマル酸塩
3−[5−(2−シアノピリジン−3−イル)−1−(ピリジン−3−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]−2−メチルカルバミン酸tert−ブチルを用いて、実施例11と同様の操作を行うことにより表題化合物を無色結晶として得た(収量43.2mg、収率39%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.39(3H,s),3.83(2H,s),6.48(2H,s),6.74(1H,d,J=1.8Hz),7.60−7.65(1H,m),7.78−7.83(2H,m),7.88−7.95(2H,m),8.58−8.59(1H,m),8.80−8.82(1H,m),8.89−8.91(1H,m),3H未検出.
実施例15
1−[5−(2−クロロピリジン−3−イル)−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチルメタンアミン 塩酸塩
{[5−(2−クロロピリジン−3−イル)−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(259mg)のエタノール(2mL)溶液に、4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(2mL)を加え、室温で2時間攪拌した。溶媒を減圧濃縮後、残留物をエタノールから再結晶することにより表題化合物を得た(収量124mg,収率56%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.51(3H,s),4.00(2H,s),6.57−6.61(1H,m),7.46−7.52(3H,m),7.57−7.62(3H,m),7.74−7.83(2H,m),8.49−8.51(1H,m),9.04−9.23(2H,m).
融点 215−216℃
実施例16
3−{4−[(メチルアミノ)メチル]−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロール−2−イル}ピリジン−2−カルボニトリル 塩酸塩
{[5−(2−シアノピリジン−3−イル)−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(250mg)を酢酸エチル(5mL)及びメタノール(3mL)に溶解し、4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(3mL)を加えた。室温で4時間攪拌した後、反応液を減圧濃縮した。得られた残留物をエタノールから再結晶することにより表題化合物を無色結晶として得た(収量127mg、収率59%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.49(3H,s),4.03(2H,s),6.80(1H,d,J=1.8Hz),7.45−7.48(2H,m),7.56−7.61(2H,m),7.75−7.94(4H,m),8.81−8.83(1H,m),9.21(2H,brs).
融点 240−250℃(分解)
実施例17
1−[5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(3−チエニルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチルメタンアミン フマル酸塩
{[5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(3−チエニルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(433mg)を用いて実施例11と同様の操作を行うことにより表題化合物を無色結晶として得た(収量283mg、収率63%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.41(3H,s),3.81(2H,s),6.48(2H,s),6.53(1H,d,J=1.8Hz),7.08−7.10(1H,m),7.38−7.42(1H,m),7.64−7.79(3H,m),8.08−8.10(1H,m),8.30−8.32(1H,m),3H未検出.
実施例18
3−({2−(2−フルオロピリジン−3−イル)−4−[(メチルアミノ)メチル]−1H−ピロール−1−イル}スルホニル)ベンゾニトリル フマル酸塩
({1−[(3−シアノフェニル)スルホニル]−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル}メチル)メチルカルバミン酸tert−ブチル(447mg)を用いて実施例11と同様の操作を行うことにより表題化合物を無色結晶として得た(収量202mg、収率44%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.40(3H,s),3.82(2H,s),6.47(2H,s),6.57(1H,d,J=1.8Hz),7.39−7.44(1H,m),7.71−7.81(4H,m),7.95−7.96(1H,m),8.21−8.24(1H,m),8.32−8.34(1H,m),3H未検出.
実施例19
1−[3−({2−(2−フルオロピリジン−3−イル)−4−[(メチルアミノ)メチル]−1H−ピロール−1−イル}スルホニル)フェニル]エタノン 塩酸塩
({1−[(3−アセチルフェニル)スルホニル]−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル}メチル)メチルカルバミン酸tert−ブチル(106mg)のエタノール(2mL)溶液に、4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(4mL)を加え、室温で1時間攪拌した。溶媒を減圧濃縮後、残留物をエタノールから再結晶することにより表題化合物を得た(収量44.3mg,収率48%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.50(3H,s),2.59(3H,s),3.97(2H,s),6.61−6.64(1H,m),7.40−7.44(1H,m),7.68−7.87(5H,m),8.29−8.35(2H,m),9.11(2H,brs).
実施例20
1−{1−[(4−フルオロフェニル)スルホニル]−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル}−N−メチルメタンアミン フマル酸塩
({1−[(4−フルオロフェニル)スルホニル]−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル}メチル)メチルカルバミン酸tert−ブチル(436mg)を用いて実施例11と同様の操作を行うことにより表題化合物を無色結晶として得た(収量139mg、収率31%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.41(3H,s),3.82(2H,s),6.47(2H,s),6.53(1H,d,J=1.5Hz),7.34−7.45(3H,m),7.53−7.57(2H,m),7.68−7.71(2H,m),8.30−8.33(1H,m),3H未検出.
融点 184−185℃
実施例21
1−{1−[(2,3−ジフルオロフェニル)スルホニル]−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル}−N−メチルメタンアミン 塩酸塩
({1−[(2,3−ジフルオロフェニル)スルホニル]−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル}メチル)メチルカルバミン酸tert−ブチル(443mg)のエタノール(4mL)溶液に、4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(4mL)を加え、室温で2時間攪拌した。溶媒を減圧濃縮後、残留物をエタノールから再結晶することにより表題化合物を得た(収量206mg,収率54%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.51(3H,s),4.03(2H,s),6.74−6.76(1H,m),7.13−7.17(1H,m),7.34−7.41(2H,m),7.72−7.78(1H,m),7.83(1H,s),7.89−7.98(1H,m),8.31−8.32(1H,m),9.34(2H,brs).
実施例22
1−{1−[(3,4−ジフルオロフェニル)スルホニル]−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル}−N−メチルメタンアミン 塩酸塩
({1−[(3,4−ジフルオロフェニル)スルホニル]−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル}メチル)メチルカルバミン酸tert−ブチル(468mg)のエタノール(2mL)溶液に、4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(2mL)を加え、室温で3時間攪拌した。溶媒を減圧濃縮後、残留物をエタノールから再結晶することにより表題化合物を得た(収量210mg,収率52%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.52(3H,s),3.99(2H,s),6.69(1H,d,J=1.8Hz),7.37−7.46(2H,m),7.65−7.77(3H,m),7.87(1H,d,J=1.8Hz),8.35−8.36(1H,m),9.24(2H,brs).
実施例23
1−{1−[(3−フルオロ−4−メチルフェニル)スルホニル]−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル}−N−メチルメタンアミン 塩酸塩
({1−[(3−フルオロ−4−メチルフェニル)スルホニル]−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル}メチル)メチルカルバミン酸tert−ブチル(287mg)のエタノール(2mL)溶液に、4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(2mL)を加え、室温で2時間攪拌した。溶媒を減圧濃縮後、残留物をエタノールから再結晶することにより表題化合物を得た(収量125mg,収率50%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.30(3H,s),2.50(3H,s),3.98(2H,s),6.65−6.66(1H,m),7.23−7.29(2H,m),7.41−7.45(1H,m),7.51−7.56(1H,m),7.70−7.76(1H,m),7.84−7.85(1H,m),8.34−8.36(1H,m),9.15−9.21(2H,m).
実施例24
1−{1−[(2,5−ジフルオロフェニル)スルホニル]−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル}−N−メチルメタンアミン 塩酸塩
({1−[(2,5−ジフルオロフェニル)スルホニル]−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル}メチル)メチルカルバミン酸tert−ブチル(160mg)を酢酸エチル(5mL)とメタノール(3mL)に溶解し、4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(3mL)を加えた。室温で2時間攪拌した後、反応混合物を減圧濃縮し、残留物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=1:1→1:9)で精製することにより得られた表題化合物の遊離塩基を酢酸エチルに溶解し、4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液を加えた。溶媒を減圧留去して得られた残留物をエタノールから再結晶することにより表題化合物を無色結晶として得た(収量45.9mg、収率33%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.52(3H,s),4.01(2H,s),6.68(1H,d,J=2.1Hz),7.08−7.13(1H,m),7.40−7.44(1H,m),7.58−7.66(1H,m),7.72−7.80(3H,m),8.32−8.34(1H,m),8.90(2H,br).
実施例25
1−[5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−4−メチル−1−(ピリジン−3−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチルメタンアミン フマル酸塩
5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−4−メチル−1−(ピリジン−3−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−カルバルデヒド(171mg)のテトラヒドロフラン(4mL)溶液に40%メチルアミンメタノール溶液(0.5mL)及びメタノール(4mL)を加え、室温で30分間攪拌した。反応液に水素化ホウ素ナトリウム(24mg)を加えてさらに30分間攪拌した後、反応混合物を減圧濃縮した。残留物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧下で留去した。残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:酢酸エチル)で精製することにより表題化合物の遊離塩基を得た(収量102mg)。得られた遊離塩基(101mg)の酢酸エチル(2mL)溶液にフマル酸(33mg)のエタノール(3mL)溶液を加え、室温で1時間攪拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残留物をエタノールから再結晶することにより表題化合物を無色結晶として得た(収量197mg、収率32%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:1.76(3H,s),2.42(3H,s),3.75(2H,s),6.50(2H,s),7.42−7.46(1H,m),7.59−7.75(3H,m),7.84−7.88(1H,m),8.33−8.35(1H,m),8.56−8.57(1H,m),8.86−8.88(1H,m),3H 未検出.
実施例26
1−[5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−4−メチル−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチルメタンアミン 塩酸塩
5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−4−メチル−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロール−3−カルバルデヒド(219mg)のテトラヒドロフラン(3mL)溶液に40%メチルアミンメタノール溶液(0.7mL)及びメタノール(3mL)を加え、室温で1時間攪拌した。反応液に水素化ホウ素ナトリウム(30mg)を0℃で加え、さらに室温で30分間攪拌した後、反応混合物を減圧濃縮した。残留物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧下で留去した。残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:酢酸エチル)で精製することにより表題化合物の遊離塩基を得た(収量161mg)。得られた遊離塩基(159mg)のエタノール(2mL)溶液に4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(2mL)を加え、室温で15分間攪拌後、溶媒を減圧濃縮した。残留物をエタノールから再結晶することにより表題化合物を無色結晶として得た(収量113mg、収率44%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:1.70(3H,s),2.55(3H,s),3.98(2H,s),7.40−7.46(3H,m),7.53−7.66(3H,m),7.71−7.76(1H,m),7.84(1H,s),8.33−8.35(1H,m),9.06(2H,brs).
実施例27
1−[4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(ピリジン−3−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチルメタンアミン
1−(2,4−ジメトキシフェニル)−N−{[4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(ピリジン−3−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}−N−メチルメタンアミン(5.68g)のテトラヒドロフラン(25mL)溶液に、クロロ炭酸1−クロロエチル(1.58g)のテトラヒドロフラン(5mL)溶液を0℃で加え、混合物を15分間攪拌した。トリエチルアミン(4.63mL)を加え、得られた混合物を65℃で16時間攪拌した。得られた固体をろ別し、ろ液を減圧濃縮した。残留物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物にエタノール(25mL)を加え、混合物を1.5時間還流後、減圧濃縮した。残留物に酢酸エチルを加え、析出した固体をろ別した。得られた固体に酢酸エチル、1mol/L水酸化ナトリウム水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を順次加え、室温で10分間攪拌した。有機層を分離し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン:酢酸エチル=1:1→1:4)で精製することにより表題化合物を無色油状物質として得た(収量3.10g、収率77%)。
H−NMR(CDCl)δ:2.45(3H,s),3.64(2H,s),7.28−7.34(2H,m),7.38(1H,ddd,J=8.1,4.9,0.6Hz),7.67(1H,ddd,J=8.1,2.3,1.7Hz),7.81(1H,ddd,J=9.2,7.3,1.9Hz),8.31(1H,ddd,J=4.7,1.9,0.9Hz),8.67(1H,d,J=2.3Hz),8.81(1H,dd,J=4.9,1.7Hz),1H未検出.
実施例28
1−[4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(ピリジン−3−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチルメタンアミン 0.5フマル酸塩
1−[4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(ピリジン−3−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチルメタンアミン(6.88g)の酢酸エチル(70mL)溶液にフマル酸(1.15g)のエタノール(40mL)溶液を加え、混合物を室温で30分間攪拌した後、反応液を減圧濃縮した。残留物をエタノール−水−酢酸エチルから再結晶することにより、表題化合物を無色結晶として得た(収量5.60g、収率70%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.31(3H,s),3.64(2H,s),6.51(1H,s),7.50(1H,ddd,J=7.4,5.1,1.9Hz),7.60−7.68(1H,m),7.66(1H,d,J=5.3Hz),7.79−7.98(2H,m),8.39(1H,ddd,J=4.9,1.9,1.1Hz),8.64(1H,d,J=2.7Hz),8.92(1H,dd,J=4.9,1.5Hz),2H未検出.
融点 186−188℃
実施例29
1−[4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチルメタンアミン
1−(2,4−ジメトキシフェニル)−N−{[4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}−N−メチルメタンアミン(2.75g)のテトラヒドロフラン(10mL)溶液に、クロロ炭酸1−クロロエチル(781mg)のテトラヒドロフラン(2mL)溶液を0℃で加え、混合物を15分間攪拌した。トリエチルアミン(2.3mL)を加え、得られた混合物を16時間還流した。反応混合物を室温まで冷却した後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物にエタノール(12mL)を加え、混合物を1.5時間還流後、減圧濃縮した。残留物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:酢酸エチル:メタノール=9:1→1:1)で精製することにより表題化合物を黄色固体として得た(収量1.46g、収率75%)。
H−NMR(CDCl)δ:2.44(3H,s),3.63(2H,s),7.18−7.34(2H,m),7.33−7.47(4H,m),7.52−7.63(1H,m),7.81(1H,ddd,J=9.3,7.4,1.9Hz),8.28(1H,ddd,J=4.9,1.9,1.1Hz),1H未検出.
融点 128℃
実施例30
1−[4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチルメタンアミン 0.5フマル酸塩
1−[4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチルメタンアミン(1.05g)の酢酸エチル(20mL)溶液にフマル酸(342mg)のエタノール(40mL)溶液を加え、混合物を室温で1時間攪拌した。反応液を65℃に加温し、水、エタノールを加え溶液とした。同温度でこの溶液に酢酸エチルを加えた後、室温まで冷却し、得られた結晶をろ取することにより、表題化合物を無色結晶として得た(収量974mg、収率80%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.31(3H,s),3.63(2H,s),6.51(1H,s),7.42−7.51(3H,m),7.53−7.63(3H,m),7.72−7.79(1H,m),7.85(1H,ddd,J=9.6,7.3,1.9Hz),8.36(1H,ddd,J=4.9,1.7,0.9Hz),2H未検出.
融点 187℃
実施例31
1−{4−フルオロ−1−(フェニルスルホニル)−5−[2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−1H−ピロール−3−イル}−N−メチルメタンアミン 塩酸塩
({4−フルオロ−1−(フェニルスルホニル)−5−[2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−1H−ピロール−3−イル}メチル)メチルカルバミン酸tert−ブチル(389mg)のエタノール(4mL)溶液に4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(4mL)を加え、混合物を室温で3時間攪拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残留物をエタノールから再結晶することにより、表題化合物を白色固体として得た(収量188mg、収率55%)。
H−NMR(CDCl)δ:2.68(3H,s),4.03−4.27(2H,m),7.41−7.51(4H,m),7,57−7.63(2H,m),7.83−7.85(1H,m),8.03(1H,d,J=5.4Hz),8.80−8.81(1H,m),10.06(2H,brs).
実施例32
1−{4−フルオロ−1−(ピリジン−3−イルスルホニル)−5−[2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−1H−ピロール−3−イル}−N−メチルメタンアミン フマル酸塩
({4−フルオロ−1−(ピリジン−3−イルスルホニル)−5−[2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−1H−ピロール−3−イル}メチル)メチルカルバミン酸tert−ブチル(506mg)のエタノール(5mL)溶液に4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(5mL)を加え、混合物を室温で4時間攪拌した。反応混合物を減圧濃縮した。残留物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:酢酸エチル)で精製し、表題化合物の遊離塩基(307mg)を得た。得られた遊離塩基(229mg)の酢酸エチル(3mL)溶液にフマル酸(65.1mg)のエタノール(3mL)溶液を加え、混合物を室温で15分間攪拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残留物をエタノールから再結晶することにより、表題化合物を白色固体として得た(収量209mg、収率39%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.37(3H,s),3.73(2H,s),6.53(2H,s),7.63−7.67(1H,m),7.72−7.74(1H,m),7.79−7.87(2H,m),7.94−7.98(1H,m),8.65−8.66(1H,m),8.88−8.93(2H,m),3H未検出.
実施例33
1−[5−(2−クロロピリジン−3−イル)−4−フルオロ−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチルメタンアミン フマル酸塩
{[5−(2−クロロピリジン−3−イル)−4−フルオロ−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(439mg)のエタノール(4mL)溶液に4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(4mL)を加え、混合物を室温で3時間攪拌した。反応混合物を減圧濃縮した。残留物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン:酢酸エチル=1:1)で精製し、表題化合物の遊離塩基(267mg)を得た。得られた遊離塩基(264mg)の酢酸エチル(2mL)溶液にフマル酸(81.1mg)のエタノール(2mL)溶液を加え、混合物を室温で30分間攪拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残留物をエタノール−水から再結晶することにより、表題化合物を白色固体として得た(収量225mg、収率49%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.37(3H,s),3.73(2H,s),6.53(2H,s),7.45−7.64(6H,m),7.72−7.78(2H,m),8.51−8.53(1H,m),3H未検出.
実施例34
3−[3−フルオロ−4−[(メチルアミノ)メチル]−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロール−2−イル]ピリジン−2−カルボニトリル 塩酸塩
{[5−(2−シアノピリジン−3−イル)−4−フルオロ−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(433mg)のエタノール(5mL)溶液に4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(5mL)を加え、混合物を室温で3時間攪拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残留物をエタノールから再結晶することにより、表題化合物を白色固体として得た(収量175mg、収率47%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.53(3H,s),4.03−4.13(2H,m),7.46−7.49(2H,m),7,55−7.61(2H,m),7.76−7.81(1H,m),7.85−7.89(1H,m),7.99−8.04(2H,m),8.85−8.87(1H,m),9.36(2H,brs).
実施例35
1−{4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−[(3−メトキシフェニル)スルホニル]−1H−ピロール−3−イル}−N−メチルメタンアミン 塩酸塩
({4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−[(3−メトキシフェニル)スルホニル]−1H−ピロール−3−イル}メチル)メチルカルバミン酸tert−ブチル(551mg)を酢酸エチル(5mL)及び2−プロパノール(3mL)に溶解し、4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(5mL)を室温で加えた。4時間攪拌した後、反応液を減圧濃縮した。残留物をエタノールで再結晶し、表題化合物を無色結晶として得た(収量327mg、収率76%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.55(3H,s),3.76(3H,s),4.04(2H,s),6.87−6.88(1H,m),7.05−7.07(1H,m),7.32−7.35(1H,m),7.47−7.53(2H,m),7.83−7.92(2H,m),8.38−8.40(1H,m),9.15(2H,brs).
実施例36
1−{4−フルオロ−1−[(3−フルオロフェニル)スルホニル]−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル}−N−メチルメタンアミン 塩酸塩
({4−フルオロ−1−[(3−フルオロフェニル)スルホニル]−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル}メチル)メチルカルバミン酸tert−ブチル(527mg)を酢酸エチル(5mL)及び2−プロパノール(3mL)に溶解し、4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(5mL)を室温で加えた。3時間攪拌した後、反応液を減圧濃縮した。残留物をエタノールで再結晶し、表題化合物を無色結晶として得た(収量255mg、収率61%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.56(3H,s),4.04(2H,s),7.32−7.36(2H,m),7.47−7.52(1H,m),7.65−7.70(2H,m),7.84−7.94(2H,m),8.38−8.40(1H,m),9.20(2H,brs).
実施例37
1−{5−(2−クロロピリジン−3−イル)−4−フルオロ−1−[(3−メトキシフェニル)スルホニル]−1H−ピロール−3−イル}−N−メチルメタンアミン 塩酸塩
({5−(2−クロロピリジン−3−イル)−4−フルオロ−1−[(3−メトキシフェニル)スルホニル]−1H−ピロール−3−イル}メチル)メチルカルバミン酸tert−ブチル(501mg)の酢酸エチル(3mL)、2−プロパノール(2mL)溶液に4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(3mL)を加え、混合物を室温で1時間攪拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残留物をエタノールから再結晶することにより、表題化合物を白色固体として得た(収量321mg、収率73%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.56(3H,s),3.76(3H,s),4.06(2H,s),6.87(1H,t,J=2.1Hz),7.04−7.14(1H,m),7.30−7.39(1H,m),7.46−7.61(2H,m),7.80(1H,dd,J=7.6,2.0Hz),7.92(1H,d,J=5.5Hz),8.56(1H,dd,J=4.8,2.0Hz),9.15(2H,brs).
実施例38
1−[5−(2−クロロピリジン−3−イル)−4−フルオロ−1−(ピリジン−3−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチルメタンアミン フマル酸塩
{[5−(2−クロロピリジン−3−イル)−4−フルオロ−1−(ピリジン−3−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(465mg)の酢酸エチル(3mL)、2−プロパノール(2mL)、メタノール(3mL)溶液に4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(6mL)を加え、混合物を室温で3時間攪拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残留物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で希釈し、酢酸エチルで抽出した。分離した水層を酢酸エチルで再度抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=1:1→1:9)で精製することにより表題化合物の遊離塩基を淡黄色油状物として得た(収量297mg)。得られた遊離塩基の酢酸エチル(5mL)溶液をフマル酸(88mg)のエタノール(5mL)溶液に滴下し減圧濃縮した。残留物をエタノールから再結晶することにより、表題化合物を白色固体として得た(収量267mg、収率59%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.37(3H,s),3.72(2H,s),6.54(2H,s),7.56(1H,dd,J=7.6,4.8Hz),7.61−7.76(2H,m),7.86(1H,dd,J=7.5,1.9Hz),7.89−7.98(1H,m),8.55(1H,dd,J=4.8,2.0Hz),8.63(1H,d,J=1.9Hz),8.92(1H,dd,J=4.9,1.5Hz),3H未検出.
融点 176−177℃
実施例39
1−{5−(2−クロロピリジン−3−イル)−4−フルオロ−1−[(3−フルオロフェニル)スルホニル]−1H−ピロール−3−イル}−N−メチルメタンアミン 塩酸塩
({5−(2−クロロピリジン−3−イル)−4−フルオロ−1−[(3−フルオロフェニル)スルホニル]−1H−ピロール−3−イル}メチル)メチルカルバミン酸tert−ブチル(476mg)の酢酸エチル(3mL)、2−プロパノール(2mL)溶液に4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(6mL)を加え、混合物を室温で3時間攪拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残留物をエタノールから再結晶することにより、表題化合物を白色固体として得た(収量240mg、収率63%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.56(3H,s),4.07(2H,s),7.19−7.43(2H,m),7.57(1H,dd,J=7.6,4.8Hz),7.62−7.75(2H,m),7.82(1H,dd,J=7.6,2.0Hz),7.96(1H,d,J=5.5Hz),8.56(1H,dd,J=4.8,2.0Hz),9.32(2H,brs).
実施例40
3−({2−(2−クロロピリジン−3−イル)−3−フルオロ−4−[(メチルアミノ)メチル]−1H−ピロール−1−イル}スルホニル)ベンゾニトリル 0.5フマル酸塩
({5−(2−クロロピリジン−3−イル)−1−[(3−シアノフェニル)スルホニル]−4−フルオロ−1H−ピロール−3−イル}メチル)メチルカルバミン酸tert−ブチル(489mg)の酢酸エチル(3mL)、2−プロパノール(2mL)溶液に4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(6mL)を加え、混合物を室温で6時間攪拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残留物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で希釈し、酢酸エチルで抽出した。分離した水層を酢酸エチルで再度抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=1:1→1:9)で精製することにより表題化合物の遊離塩基を淡黄色油状物として得た(収量152mg、収率39%)。得られた遊離塩基の酢酸エチル(2mL)溶液をフマル酸(44mg)のエタノール(4mL)溶液に滴下し減圧濃縮した。残留物をエタノールから再結晶することにより、表題化合物を白色固体として得た(収量127mg、収率28%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.35(3H,s),3.68(2H,s),6.51(1H,s),7.56(1H,dd,J=7.6,4.8Hz),7.68(1H,d,J=5.7Hz),7.77−7.83(2H,m),7.86(1H,dd,J=7.6,2.0Hz),7.97(1H,q,J=1.4Hz),8.18−8.32(1H,m),8.55(1H,dd,J=4.7,1.9Hz),2H未検出.
実施例41
3−{3−フルオロ−1−[(3−メトキシフェニル)スルホニル]−4−[(メチルアミノ)メチル]−1H−ピロール−2−イル}ピリジン−2−カルボニトリル 塩酸塩
({5−(2−シアノピリジン−3−イル)−4−フルオロ−1−[(3−メトキシフェニル)スルホニル]−1H−ピロール−3−イル}メチル)メチルカルバミン酸tert−ブチル(476mg)の酢酸エチル(3mL)、2−プロパノール(2mL)溶液に4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(6mL)を加え、混合物を室温で3時間攪拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残留物をエタノールから再結晶することにより、表題化合物を白色固体として得た(収量265mg、収率64%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.55(3H,s),3.75(3H,s),4.09(2H,d,J=2.6Hz),6.86(1H,t,J=2.2Hz),6.96−7.09(1H,m),7.28−7.41(1H,m),7.51(1H,t,J=8.1Hz),7.89(1H,dd,J=8.1,4.9Hz),7.98−8.09(2H,m),8.87(1H,dd,J=4.7,1.5Hz),9.22(2H,brs).
実施例42
3−{3−フルオロ−1−[(3−フルオロフェニル)スルホニル]−4−[(メチルアミノ)メチル]−1H−ピロール−2−イル}ピリジン−2−カルボニトリル 塩酸塩
({5−(2−シアノピリジン−3−イル)−4−フルオロ−1−[(3−フルオロフェニル)スルホニル]−1H−ピロール−3−イル}メチル)メチルカルバミン酸tert−ブチル(445mg)の酢酸エチル(3mL)、2−プロパノール(2mL)溶液に4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(6mL)を加え、混合物を室温で3時間攪拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残留物をエタノールと水の混合溶媒から再結晶することにより、表題化合物を白色固体として得た(収量281mg、収率73%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.55(3H,s),4.10(2H,d,J=4.3Hz),7.30−7.41(2H,m),7.61−7.73(2H,m),7.90(1H,dd,J=8.1,4.7Hz),8.03(1H,d,J=5.5Hz),8.06(1H,dd,J=8.1,1.5Hz),8.88(1H,dd,J=4.8,1.6Hz),9.25(2H,brs).
実施例43
3−{1−[(3−シアノフェニル)スルホニル]−3−フルオロ−4−[(メチルアミノ)メチル]−1H−ピロール−2−イル}ピリジン−2−カルボニトリル 塩酸塩
{[1−[(3−シアノフェニル)スルホニル]−5−(2−シアノピリジン−3−イル)−4−フルオロ−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(401mg)の酢酸エチル(3mL)、2−プロパノール(2mL)溶液に4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(6mL)を加え、混合物を室温で17時間攪拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残留物をエタノールと水の混合溶媒から再結晶することにより、表題化合物を白色固体として得た(収量276mg、収率79%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.55(3H,s),4.02−4.18(2H,m),7.81(2H,dd,J=3.5,1.6Hz),7.90(1H,dd,J=8.0,4.8Hz),7.98−8.13(3H,m),8.23−8.35(1H,m),8.90(1H,dd,J=4.7,1.5Hz),9.32(2H,brs).
実施例44
3−[3−フルオロ−4−[(メチルアミノ)メチル]−1−(ピリジン−3−イルスルホニル)−1H−ピロール−2−イル]ピリジン−2−カルボニトリル フマル酸塩
{[5−(2−シアノピリジン−3−イル)−4−フルオロ−1−(ピリジン−3−スルホニル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(421mg)の酢酸エチル(3mL)、2−プロパノール(2mL)溶液に4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(6mL)を加え、混合物を室温で2時間攪拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残留物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で希釈し、酢酸エチルで抽出した。分離した水層を酢酸エチルで再度抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=3:7→酢酸エチル)で精製することにより表題化合物の遊離塩基を淡黄色固体として得た(収量242mg)。得られた遊離塩基の酢酸エチル(3mL)溶液をフマル酸(74mg)のエタノール(3mL)溶液に滴下し減圧濃縮した。残留物をエタノールと水の混合溶媒から再結晶することにより、表題化合物を白色固体として得た(収量259mg、収率61%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.37(3H,s),3.76(2H,s), 6.55(2H,s),7.60−7.68(1H,m),7.81(1H,d,J=5.5Hz),7.88(1H,dd,J=8.1,4.9Hz),7.91−7.96(1H,m),8.08(1H,dd,J=8.1,1.5Hz),8.63(1H,d,J=2.1Hz),8.87(1H,dd,J=4.8,1.6Hz),8.94(1H,dd,J=4.7,1.5Hz),3H未検出.
実施例45
3−({3−フルオロ−2−(2−フルオロピリジン−3−イル)−4−[(メチルアミノ)メチル]−1H−ピロール−1−イル}スルホニル)ベンゾニトリル 塩酸塩
{[1−[(3−シアノフェニル)スルホニル]−4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(435mg)の酢酸エチル(3mL)、2−プロパノール(2mL)溶液に4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(6mL)を加え、混合物を室温で2時間攪拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残留物をエタノールから再結晶することにより、表題化合物を白色固体として得た(収量245mg、収率65%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.56(3H,s),4.04(2H,s),7.45−7.56(1H,m),7.81(2H,d,J=5.3Hz),7.84−7.93(1H,m),7.94−8.02(2H,m),8.20−8.34(1H,m),8.37−8.46(1H,m),9.31(2H,brs).
実施例46
1−(4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−{[3−(メチルスルホニル)フェニル]スルホニル}−1H−ピロール−3−イル)−N−メチルメタンアミン 塩酸塩
[(4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−{[3−(メチルスルホニル)フェニル]スルホニル}−1H−ピロール−3−イル)メチル]メチルカルバミン酸tert−ブチル(504mg)の酢酸エチル(3mL)、2−プロパノール(2mL)溶液に4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(6mL)を加え、混合物を室温で1時間攪拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残留物をエタノールと水の混合溶媒から再結晶することにより、表題化合物を白色固体として得た(収量358mg、収率78%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.54(3H,s),3.33(3H,s),4.04(2H,s),7.46−7.55(1H,m),7.82−7.90(2H,m),7.90−7.96(2H,m),8.00(1H,d,J=5.5Hz),8.35(1H,dt,J=7.2,1.8Hz),8.38−8.44(1H,m),9.30(2H,brs).
実施例47
3−({3−フルオロ−2−(2−フルオロピリジン−3−イル)−4−[(メチルアミノ)メチル]−1H−ピロール−1−イル}スルホニル)−N−(2−ヒドロキシエチル)ベンズアミド 塩酸塩
({4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−[(3−{[(2−ヒドロキシエチル)アミノ]カルボニル}フェニル)スルホニル]−1H−ピロール−3−イル}メチル)メチルカルバミン酸tert−ブチル(226mg)の酢酸エチル(3mL)、2−プロパノール(2mL)溶液に4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(6mL)を加え、混合物を室温で2時間攪拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残留物をエタノールから再結晶することにより、表題化合物を白色固体として得た(収量99mg、収率50%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.53−2.59(3H,m),3.33−3.41(1H,m),3.53(2H,q,J=6.0Hz),4.04(2H,s),4.78(1H,t,J=5.6Hz),7.43−7.52(1H,m),7.58(1H,d,J=8.1Hz),7.69(1H,t,J=7.9Hz),7.83(2H,ddd,J=9.5,7.6,1.8Hz),7.93(1H,d,J=5.5Hz),8.01(1H,t,J=1.6Hz),8.25(1H,d,J=7.7Hz),8.39(1H,d,J=4.9Hz),8.73−8.87(1H,m),9.04(2H,brs).
実施例48
[3−({3−フルオロ−2−(2−フルオロピリジン−3−イル)−4−[(メチルアミノ)メチル]−1H−ピロール−1−イル}スルホニル)フェニル]メタノール 0.5フマル酸塩
[(4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−{[3−(ヒドロキシメチル)フェニル]スルホニル}−1H−ピロール−3−イル)メチル]メチルカルバミン酸tert−ブチル(207mg)の酢酸エチル(3mL)、2−プロパノール(2mL)溶液に4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(6mL)を加え、室温で2時間攪拌した。溶媒を減圧濃縮後、酢酸エチルで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄した。分離した水層を再度酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=4:1→酢酸エチル:メタノール=32:1)で精製(塩基性TLC:R=0.1(酢酸エチル))することにより表題化合物の遊離塩基を淡黄色油状物として得た(収量82.6mg)。得られた遊離塩基の酢酸エチル(1mL)溶液をフマル酸(24mg)のエタノール(1mL)溶液に滴下し減圧濃縮した。残留物をエタノールから再結晶することにより、表題化合物を白色固体として得た(収量69mg、収率36%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.32(3H,s),3.64(2H,s),4.50(2H,s),6.50(1H,s),7.27−7.41(2H,m),7.42−7.60(3H,m),7.66(1H,d,J=7.5Hz),7.83(1H,ddd,J=9.5,7.5,1.9Hz),8.32−8.42(1H,m),2H未検出.
実施例49
酢酸3−({3−フルオロ−2−(2−フルオロピリジン−3−イル)−4−[(メチルアミノ)メチル]−1H−ピロール−1−イル}スルホニル)ベンジル フマル酸塩
[(4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−{[3−(ヒドロキシメチル)フェニル]スルホニル}−1H−ピロール−3−イル)メチル]メチルカルバミン酸tert−ブチル(207mg)の酢酸エチル(3mL)、2−プロパノール(2mL)溶液に4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(6mL)を加え、室温で2時間攪拌した。溶媒を減圧濃縮後、酢酸エチルで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄した。分離した水層を再度酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=4:1→酢酸エチル:メタノール=32:1)で精製(塩基性TLC:R=0.4(酢酸エチル))することにより表題化合物の遊離塩基を薄黄色油状物として得た(収量61.1mg)。得られた遊離塩基の酢酸エチル(1mL)溶液をフマル酸(16mg)のエタノール(1mL)溶液に滴下し減圧濃縮した。残留物を酢酸エチルとエタノールの混合溶媒から再結晶することにより、表題化合物を白色固体として得た(収量58mg、収率25%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.09(3H,s),2.36(3H,s),3.73(2H,s),5.08(2H,s),6.54(2H,s),7.39(1H,s),7.43−7.51(2H,m),7.60(1H,t,J=7.8Hz),7.65(1H,d,J=5.5Hz),7.75(1H,d,J=7.7Hz),7.84(1H,ddd,J=9.5,7.4,1.9Hz),8.38(1H,d,J=4.9Hz),3H未検出.
実施例50
1−[4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(3−フリルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチルメタンアミン 塩酸塩
{[4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(3−フリルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(335mg)の酢酸エチル(3mL)、2−プロパノール(2mL)溶液に4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(6mL)を加え、混合物を室温で2時間攪拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残留物をエタノールから再結晶することにより、表題化合物を白色固体として得た(収量220mg、収率76%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.57(3H,s),4.05(2H,s),6.72(1H,dd,J=1.9,0.8Hz),7.49(1H,ddd,J=7.3,5.0,1.7Hz),7.85(1H,d,J=5.7Hz),7.91(1H,ddd,J=9.6,7.5,1.9Hz),7.96(1H,t,J=1.9Hz),8.33(1H,dd,J=1.5,0.8Hz),8.36−8.41(1H,m),9.32(2H,brs).
融点 237−238℃
実施例51
1−[5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(3−フリルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチルメタンアミン 塩酸塩
{[5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(3−フリルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(253mg)の酢酸エチル(3mL)、2−プロパノール(2mL)溶液に4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(6mL)を加え、混合物を室温で2時間半攪拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残留物を酢酸エチルとエタノールの混合溶媒から再結晶することにより、表題化合物を白色固体として得た(収量134mg、収率62%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.53(3H,s),4.00(2H,s),6.63−6.67(2H,m),7.43(1H,ddd,J=7.1,5.0,1.9Hz),7.75(1H,d,J=1.9Hz),7.80(1H,ddd,J=9.6,7.5,1.9Hz),7.94(1H,t,J=1.9Hz),8.27−8.30(1H,m),8.31−8.37(1H,m),9.03(2H,brs).
実施例52
1−[4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−({3−[(メチルスルホニル)メチル]フェニル}スルホニル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチルメタンアミン 塩酸塩
{[4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−({3−[(メチルスルホニル)メチル]フェニル}スルホニル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(266mg)の酢酸エチル(3mL)、2−プロパノール(2mL)溶液に4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(6mL)を加え、混合物を室温で2時間半攪拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残留物をエタノールと水の混合溶媒から再結晶することにより、表題化合物を白色固体として得た(収量187mg、収率79%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.55(3H,s),2.94(3H,s),4.03(2H,s),4.65(2H,s),7.46(1H,dt,J=7.2,5.1,1.7Hz),7.50−7.56(1H,m),7.60−7.68(2H,m),7.74−7.83(2H,m),7.92(1H,d,J=5.5Hz),8.39(1H,d,J=4.7Hz),9.30(2H,brs).
実施例53
1−(4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−{[3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)フェニル]スルホニル}−1H−ピロール−3−イル)−N−メチルメタンアミン フマル酸塩
{[(4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−{[3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)フェニル]スルホニル}−1H−ピロール−3−イル)メチル]メチルカルバミン酸tert−ブチル(83mg)の酢酸エチル(2mL)、2−プロパノール(1mL)溶液に4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(3mL)を加え、混合物を室温で2時間攪拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残留物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で希釈し、酢酸エチルで抽出した。分離した水層を酢酸エチルで再度抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物の酢酸エチル(2mL)溶液をフマル酸(8.4mg)のエタノール(2mL)溶液に滴下し減圧濃縮した。残留物を酢酸エチルとエタノールの混合溶媒から再結晶することにより、表題化合物を白色固体として得た(収量21mg、収率38%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.32(3H,s),2.63(3H,s),3.68(2H,s),6.54(2H,s),7.46−7.53(1H,m),7.68(1H,d,J=5.7Hz),7.73−7.86(3H,m),7.87−7.95(1H,m),8.33(1H,dt,J=7.4,1.4Hz),8.39(1H,d,J=5.7Hz),3H未検出.
実施例54
3−({2−(2−クロロピリジン−3−イル)−4−[(メチルアミノ)メチル]−1H−ピロール−1−イル}スルホニル)ベンゾニトリル フマル酸塩
3−{[2−(2−クロロピリジン−3−イル)−4−ホルミル−1H−ピロール−1−イル]スルホニル}ベンゾニトリル(140mg)を室温下で40%メチルアミンメタノール溶液(150mg)とメタノール(14mL)の混合液に溶解して5分間攪拌の後、水素化ホウ素ナトリウム(29mg)を加えて10分間攪拌した。反応液に飽和食塩水(40mL)を加え、酢酸エチル(80mL)で抽出した。得られた抽出液を飽和食塩水(40mL)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:酢酸エチル−メタノール(18:1)で精製した後、酢酸エチル(8mL)に溶解し、フマル酸(66mg)のメタノール(2mL)溶液を加えて結晶化することにより表題化合物を無色結晶として得た(収量45mg、収率24%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.40(3H,s),3.80(2H,s),6.48(2H,s),6.52(1H,d,J=1.7Hz),7.50(1H,dd,J=7.5,4.9Hz),7.69(1H,dd,J=7.6,2.0Hz),7.72(1H,d,J=1.7Hz),7.76−7.82(2H,m),7.92−7.97(1H,m),8.22−8.26(1H,m),8.51(1H,dd,J=4.9,1.9Hz),3H未検出.
実施例55
1−[1−(シクロへキシルスルホニル)−4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチルメタンアミン 塩酸塩
{[1−(シクロへキシルスルホニル)−4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(420mg)をメタノール(10mL)に溶解し、4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(2mL)を加えて70℃で30分間攪拌した。反応液を減圧濃縮後、残留物を酢酸エチルから結晶化することにより表題化合物を無色結晶として得た(収量256mg、収率71%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:0.98−1.40(5H,m),1.49−1.80(5H,m),2.58(3H,s),3.21−3.42(1H,m),4.06(2H,s),7.46−7.54(1H,m),7.64(1H,d,J=5.3Hz),8.03−8.17(1H,m),8.33−8.40(1H,m),9.36(2H,brs).
実施例56
1−[4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(ピペリジン−1−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチルメタンアミン 塩酸塩
{[4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(ピペリジン−1−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(210mg)をエタノール(5mL)に溶解し、4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(5mL)を加えて50℃で15分間攪拌した。反応液を減圧濃縮後、残留物を酢酸エチルから結晶化することにより表題化合物を無色結晶として得た(収量145mg、収率80%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:1.42(6H,br),2.59(3H,s),2.92(4H,br),4.05(2H,s),7.46−7.53(1H,m),7.67(1H,d,J=5.7Hz),8.02−8.13(1H,m),8.30−8.39(1H,m),9.30(2H,brs).
実施例57
1−{1−[(2,6−ジフルオロフェニル)スルホニル]−4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル}−N−メチルメタンアミン 塩酸塩
({1−[(2,6−ジフルオロフェニル)スルホニル]−4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル}メチル)メチルカルバミン酸tert−ブチル(430mg)をエタノール(5mL)に溶解し、4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(5mL)を加えて50℃で20分間攪拌した。反応液を減圧濃縮後、残留物を酢酸エチルから結晶化することにより表題化合物を無色結晶として得た(収量283mg、収率75%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.57(3H,s),4.08(2H,s),7.32(2H,d,J=8.9Hz),7.41−7.48(1H,m),7.82−7.96(3H,m),8.35−8.41(1H,m),9.26(2H,brs).
実施例58
1−{4−クロロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−[(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)スルホニル]−1H−ピロール−3−イル}−N−メチルメタンアミン フマル酸塩
4−クロロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−[(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)スルホニル]−1H−ピロール−3−カルバルデヒド(160mg)をメチルアミン塩酸塩(293mg)のメタノール(15mL)溶液に溶解して5分間攪拌の後、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(460mg)を加えて1時間攪拌した。反応液を30℃で減圧濃縮した後、残留物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び酢酸エチルを加えて分液した。酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:酢酸エチル−メタノール=99:1→95:5)で精製した後、フマル酸(51mg)のエタノール(5mL)溶液から結晶化することにより表題化合物を無色結晶として得た(収量68mg、収率31%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.43(3H,s),3.73(2H,s),3.85(3H,s),6.54(2H,s),7.36−7.58(1H,m),7.62(1H,d,J=0.6Hz),7.66(1H,s),7.82−7.94(1H,m),8.23(1H,s),8.34−8.44(1H,m),3H未検出.
実施例59
1−[4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(2−チエニルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチルメタンアミン 塩酸塩
{[4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(2−チエニルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(276mg)の酢酸エチル(2mL)と2−プロパノール(1mL)の混合溶液に4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(5mL)を加えて室温で2時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残留物をエタノールから再結晶することにより、表題化合物を白色固体として得た(収量168mg、収率70%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.56(3H,s),4.05(2H,s),7.22(1H,dd,J=5.1,4.0Hz),7.48−7.56(2H,m),7.85(1H,d,J=5.5Hz),7.93(1H,ddd,J=9.5,7.5,2.0Hz),8.18(1H,dd,J=4.9,1.3Hz),8.40(1H,dq,J=4.9,0.9Hz),9.12(2H,brs).
実施例60
1−[4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(2−フリルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチルメタンアミン 塩酸塩
{[4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(2−フリルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(243mg)の酢酸エチル(2mL)と2−プロパノール(1mL)の混合溶液に4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(5mL)を加えて室温で2.5時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残留物をエタノールから再結晶することにより、表題化合物を白色固体として得た(収量160mg、収率77%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.58(3H,s),4.07(2H,s),6.77(1H,dd,J=3.8,1.7Hz),7.17(1H,d,J=3.8Hz),7.50(1H,ddd,J=7.1,5.2,1.4Hz),7.80(1H,d,J=5.5Hz),7.94(1H,ddd,J=9.3,7.5,1.6Hz),8.13(1H,s),8.40(1H,d,J=4.3Hz),9.04(2H,brs).
実施例61
1−[4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(3−チエニルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチルメタンアミン 塩酸塩
{[4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(3−チエニルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(264mg)の酢酸エチル(2mL)と2−プロパノール(1mL)の混合溶液に4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(5mL)を加えて室温で3時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残留物をエタノールから再結晶することにより、表題化合物を白色固体として得た(収量165mg、収率72%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.56(3H,s),4.05(2H,s),7.13(1H,dd,J=5.3,1.5Hz),7.48(1H,ddd,J=7.3,5.1,1.8Hz),7.76−7.92(3H,m),8.15(1H,dd,J=3.0,1.5Hz),8.38(1H,dq,J=4.9,0.9Hz),9.15(2H,brs).
実施例62
1−{4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−[(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)スルホニル]−1H−ピロール−3−イル}−N−メチルメタンアミン 塩酸塩
({4-フルオロ−5−(2-フルオロピリジン−3−イル)−1−[(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)スルホニル]−1H−ピロール−3−イル}メチル)メチルカルバミン酸tert−ブチル(460mg)を2−プロパノール(5mL)に溶解し、4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(5mL)を加えて50℃で20分間攪拌した。反応液を減圧濃縮後、残留物をエタノールから結晶化することにより表題化合物を無色結晶として得た(収量285mg、収率72%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.57(3H,s),3.85(3H,s),4.04(2H,brs),7.46−7.53(1H,m),7.64(1H,s),7.79(1H,d,J=5.7Hz)7.86−7.95(1H,m),8.31(1H,s),8.39(1H,dd,J=4.9,0.8Hz),9.25(2H,brs).
実施例63
5−({3−フルオロ−2−(2−フルオロピリジン−3−イル)−4−[(メチルアミノ)メチル]−1H−ピロール−1−イル}スルホニル)−2−フロ酸メチル 塩酸塩
5−{[4−{[(tert−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ]メチル}−3−フルオロ−2−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−1−イル]スルホニル}−2−フロ酸メチル(260mg)の酢酸エチル(2mL)、2−プロパノール(1mL)溶液に4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(3mL)を加え、混合物を室温で1時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残留物を酢酸エチル−エタノール混合溶媒から再結晶することにより、表題化合物を白色固体として得た(収量177mg、収率78%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.58(3H,s),3.88(3H,s),4.07(2H,s),7.36(1H,d,J=4.0Hz),7.48(1H,d,J=4.0Hz),7.52(1H,ddd,J=7.3,5.1,1.8Hz),7.81(1H,d,J=5.3Hz),8.00(1H,ddd,J=9.6,7.5,2.0Hz),8.42(1H,dq,J=4.9,0.9Hz),8.92(2H,brs).
実施例64
[5−({3−フルオロ−2−(2−フルオロピリジン−3−イル)−4−[(メチルアミノ)メチル]−1H−ピロール−1−イル}スルホニル)−2−フリル]メタノール 0.5フマル酸塩
[(4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−{[5−(ヒドロキシメチル)−2−フリル]スルホニル}−1H−ピロール−3−イル)メチル]メチルカルバミン酸tert−ブチル(223mg)の酢酸エチル(2mL)、2−プロパノール(1mL)溶液に4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(3mL)を加え、室温で1時間撹拌した。溶媒を減圧濃縮後、酢酸エチルで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄した。分離した水層を再度酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=2:3→酢酸エチル)で精製することにより表題化合物の遊離塩基(塩基性TLC:R=0.03(ヘキサン:酢酸エチル=1:1))を得た(収量142mg)。得られた遊離塩基(141mg)の酢酸エチル(2mL)溶液をフマル酸(43mg)のエタノール(2mL)溶液に滴下し減圧濃縮した。残留物を酢酸エチル−エタノールの混合溶媒から再結晶することにより、表題化合物を白色固体として得た(収量107mg、収率42%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.33(3H,s),3.63(2H,s),4.41(2H,s),6.51(1H,s),6.53(1H,d,J=3.8Hz),7.06(1H,d,J=3.6Hz),7.41−7.51(2H,m),7.94(1H,ddd,J=9.6,7.5,2.0Hz),8.36(1H,ddd,J=4.9,1.9,0.9Hz),3H未検出.
実施例65
酢酸[5−({3−フルオロ−2−(2−フルオロピリジン−3−イル)−4−[(メチルアミノ)メチル]−1H−ピロール−1−イル}スルホニル)−2−フリル]メチル フマル酸塩
[(4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−{[5−(ヒドロキシメチル)−2−フリル]スルホニル}−1H−ピロール−3−イル)メチル]メチルカルバミン酸tert−ブチル(223mg)の酢酸エチル(2mL)、2−プロパノール(1mL)溶液に4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(3mL)を加え、室温で1時間撹拌した。溶媒を減圧濃縮後、酢酸エチルで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄した。分離した水層を再度酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=2:3→酢酸エチル)で精製することにより表題化合物の遊離塩基(塩基性TLC:R=0.22(ヘキサン:酢酸エチル=1:1))を得た(収量42.2mg)。得られた遊離塩基(42.2mg)の酢酸エチル(2mL)溶液をフマル酸(11.5mg)のエタノール(2mL)溶液に滴下し減圧濃縮した。残留物を酢酸エチル−エタノールの混合溶媒から再結晶することにより、表題化合物を白色固体として得た(収量37.4mg、収率23%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.27(3H,s),2.56(3H,s),3.89(2H,s),5.25(2H,s),6.74(2H,s),6.95(1H,d,J=3.8Hz),7.35(1H,d,J=3.4Hz),7.62−7.73(2H,m),8.16(1H,ddd,J=9.5,7.7,1.9Hz),8.57(1H,dt,J=4.8,0.9Hz),3H未検出.
実施例66
1−[4−フルオロ−1−{[5−(フルオロメチル)−2−フリル]スルホニル}−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチルメタンアミン フマル酸塩
{[4−フルオロ−1−{[5−(フルオロメチル)−2−フリル]スルホニル}−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(165mg)の酢酸エチル(2mL)、2−プロパノール(1mL)溶液に4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(3mL)を加え、混合物を室温で3時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残留物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で希釈し、酢酸エチルで抽出した。分離した水層を酢酸エチルで再度抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=1:1→酢酸エチル)で精製することにより表題化合物の遊離塩基を無色油状物として得た(収量114mg、収率87%)。得られた遊離塩基(114mg)の酢酸エチル(2mL)溶液をフマル酸(34.4mg)のエタノール(2mL)溶液に滴下し減圧濃縮した。残留物をエタノールから再結晶することにより、表題化合物を白色固体として得た(収量94.6mg、収率56%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.36(3H,s),3.71(2H,s),5.39(2H,d,J=48.0Hz),6.54(2H,s),6.92(1H,t,J=4.1Hz),7.17(1H,dd,J=3.6,1.1Hz),7.49(1H,ddd,J=7.2,5.0,1.9Hz),7.53(1H,d,J=5.5Hz),7.91−8.00(1H,m),8.38(1H,ddd,J=4.9,1.9,0.9Hz),3H未検出.
実施例67
5−({3−フルオロ−2−(2−フルオロピリジン−3−イル)−4−[(メチルアミノ)メチル]−1H−ピロール−1−イル}スルホニル)−2−フルアミド 0.5フマル酸塩
{{[1−{[5−(アミノカルボニル)−2−フリル]スルホニル}−4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(40.4mg)の酢酸エチル(1mL)、2−プロパノール(0.5mL)溶液に4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(1.5mL)を加え、混合物を室温で2時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残留物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で希釈し、酢酸エチルで抽出した。分離した水層を酢酸エチルで再度抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮することにより表題化合物の遊離塩基を淡黄色油状物として得た(収量32.3mg、収率99%)。得られた遊離塩基(32.3mg)の酢酸エチル(1mL)溶液をフマル酸(9.4mg)のエタノール(1mL)溶液に滴下し減圧濃縮した。残留物をエタノール−水の混合溶媒から再結晶することにより、表題化合物を白色固体として得た(収量26.6mg、収率71%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.32(3H,s),3.65(2H,s),6.51(1H,s),7.17(1H,d,J=3.4Hz),7.25(1H,d,J=3.8Hz),7.47(1H,ddd,J=7.1,5.1,1.5Hz),7.54(1H,d,J=5.5Hz),7.84(1H,s),8.00(1H,ddd,J=9.3,7.4,1.8Hz),8.12(1H,s),8.36(1H,dt,J=4.9,0.8Hz),2H未検出.
実施例68
5−({3−フルオロ−2−(2−フルオロピリジン−3−イル)−4−[(メチルアミノ)メチル]−1H−ピロール−1−イル}スルホニル)−2−フロニトリル フマル酸塩
{[1−[(5−シアノ−2−フリル)スルホニル]−4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(253mg)の酢酸エチル(2mL)、2−プロパノール(1mL)溶液に4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(3mL)を加え、混合物を室温で1時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残留物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で希釈し、酢酸エチルで抽出した。分離した水層を酢酸エチルで再度抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物の酢酸エチル(2mL)溶液をフマル酸(27.6mg)のエタノール(2mL)溶液に滴下し減圧濃縮した。残留物をエタノールから再結晶することにより、表題化合物を白色固体として得た(収量59.3mg、収率23%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.36(3H,s),3.69(2H,s),6.55(2H,s),7.46(1H,d,J=4.0Hz),7.47−7.52(1H,m),7.55(1H,d,J=5.7Hz),7.81(1H,d,J=4.0Hz),8.02(1H,ddd,J=9.6,7.5,2.0Hz),8.39(1H,dq),3H未検出.
実施例69
1−[1−{[5−(ジフルオロメチル)−2−フリル]スルホニル}−4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチルメタンアミン 塩酸塩
{[1−{[5−(ジフルオロメチル)−2−フリル]スルホニル}−4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(154mg)の酢酸エチル(2mL)、2−プロパノール(1mL)溶液に4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(3mL)を加え、混合物を室温で1.5時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残留物を酢酸エチル−エタノール混合溶液から再結晶することにより、表題化合物を白色固体として得た(収量96.3mg、収率72%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.57(3H,s),4.06(2H,s),6.96−7.39(1H,m),7.14−7.23(1H,m),7.30−7.38(1H,m),7.51(1H,ddd,J=7.3,5.1,1.9Hz),7.83(1H,d,J=5.7Hz),7.96(1H,ddd,J=9.5,7.5,1.9Hz),8.41(1H,ddd,J=4.9,1.8,0.8Hz),9.02(2H,brs).
実施例70
1−[5−({3−フルオロ−2−(2−フルオロピリジン−3−イル)−4−[(メチルアミノ)メチル]−1H−ピロール−1−イル}スルホニル)−2−フリル]エタノール 塩酸塩
[(4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−{[5−(1−ヒドロキシエチル)−2−フリル]スルホニル}−1H−ピロール−3−イル)メチル]メチルカルバミン酸tert−ブチル(176mg)のテトラヒドロフラン(2mL)溶液に4mol/L塩化水素−ジオキサン溶液(3mL)を加え、混合物を室温で6時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残留物を酢酸エチル−エタノール混合溶媒から再結晶することにより、表題化合物を白色固体として得た(収量95.5mg、収率62%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:1.32(3H,d,J=6.6Hz),2.57(3H,s),4.07(2H,s),4.69(1H,dq,J=6.2Hz),5.68(1H,d,J=5.3Hz),6.52(1H,dd,J=3.6,0.8Hz),7.12(1H,d,J=3.8Hz),7.50(1H,ddd,J=7.3,5.1,1.8Hz),7.78(1H,d,J=5.5Hz),7.95(1H,ddd,J=9.5,7.5,2.0Hz),8.40(1H,ddd,J=4.9,1.9,0.8Hz),9.09(2H,brs).
実施例71
1−[5−({3−フルオロ−2−(2−フルオロピリジン−3−イル)−4−[(メチルアミノ)メチル]−1H−ピロール−1−イル}スルホニル)−2−フリル]エタノン 塩酸塩
{[1−[(5−アセチル−2−フリル)スルホニル]−4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(180mg)の酢酸エチル(2mL)、2−プロパノール(1mL)溶液に4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(3mL)を加え、混合物を室温で2時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残留物を酢酸エチル−エタノール混合溶媒から再結晶することにより、表題化合物を白色固体として得た(収量82.8mg、収率53%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.46(3H,s),2.58(3H,s),4.07(2H,s),7.39(1H,d,J=3.8Hz),7.52(1H,ddd,J=7.3,5.1,1.9Hz),7.59(1H,d,J=4.0Hz),7.84(1H,d,J=5.5Hz),8.02(1H,ddd,J=9.6,7.5,2.0Hz),8.42(1H,ddd,J=4.9,1.9,0.9Hz),9.04(2H,brs).
実施例72
1−{4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−[(2−メチルフラン−3−イル)スルホニル]−1H−ピロール−3−イル}−N−メチルメタンアミン 塩酸塩
({4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−[(2−メチル−3−フリル)スルホニル]−1H−ピロール−3−イル}メチル)メチルカルバミン酸tert−ブチル(187mg)を酢酸エチル(1mL)とエタノール(1mL)に溶解し、4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(2mL)を加えた。室温で2時間攪拌した後、反応混合物を減圧濃縮し、残留物を酢酸エチル−エタノール=3:1の混合溶媒から再結晶することにより、表題化合物を無色結晶として得た(収量125mg、収率78%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.09(3H,s),2.57(3H,s),4.06(2H,s),6.49(1H,d,J=2.3Hz),7.48−7.54(1H,m),7.77(1H,d,J=2.1Hz),7.86(1H,d,J=5.5Hz),7.89−7.96(1H,m),8.38−8.42(1H,m),9.25(2H,brs).
融点 211−213℃
実施例73
1−[1−[(5−クロロ−2−チエニル)スルホニル]−4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチルメタンアミン 塩酸塩
{[1−[(5−クロロ−2−チエニル)スルホニル]−4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(229mg)の酢酸エチル(2mL)、2−プロパノール(1mL)溶液に4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(3mL)を加え、混合物を室温で1時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残留物を酢酸エチル−エタノール混合溶媒から再結晶することにより、表題化合物を白色固体として得た(収量130mg、収率65%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.57(3H,s),4.05(2H,s),7.35(1H,d,J=4.1Hz),7.47−7.56(2H,m),7.85(1H,d,J=5.5Hz),7.99(1H,ddd,J=9.5,7.5,2.0Hz),8.37−8.45(1H,m),9.11(2H,brs).
実施例74
1−[1−[(5−ブロモ−2−チエニル)スルホニル]−4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチルメタンアミン 塩酸塩
{[1−[(5−ブロモ−2−チエニル)スルホニル]−4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(248mg)の酢酸エチル(2mL)、2−プロパノール(1mL)溶液に4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(3mL)を加え、混合物を室温で1.5時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残留物を酢酸エチル−エタノール混合溶媒から再結晶することにより、表題化合物を白色固体として得た(収量121mg、収率55%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.58(3H,s),4.06(2H,s),7.41(1H,d,J=4.2Hz),7.44(1H,d,J=4.2Hz),7.53(1H,ddd,J=7.2,5.1,1.7Hz),7.81(1H,d,J=5.3Hz),7.99(1H,ddd,J=9.6,7.5,1.9Hz),8.41(1H,d,J=4.9Hz),8.98(2H,brs).
実施例75
1−[1−[(4−ブロモ−3−チエニル)スルホニル]−4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチルメタンアミン 塩酸塩
{[1−[(4−ブロモ−3−チエニル)スルホニル]−4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(195mg)の酢酸エチル(2mL)、2−プロパノール(1mL)溶液に4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(3mL)を加え、混合物を室温で4時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残留物を酢酸エチル−エタノール混合溶媒から再結晶することにより、表題化合物を白色固体として得た(収量114mg、収率66%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.58(3H,s),4.08(2H,s),7.37(1H,d,J=5.3Hz),7.47(1H,ddd,J=7.3,5.1,1.9Hz),7.88(1H,ddd,J=9.5,7.5,2.0Hz),7.94(1H,d,J=5.7Hz),8.14(1H,d,J=5.3Hz),8.36(1H,ddd,J=4.9,1.9,0.9Hz),9.10(2H,brs).
実施例76
4−({3−フルオロ−2−(2−フルオロピリジン−3−イル)−4−[(メチルアミノ)メチル]−1H−ピロール−1−イル}スルホニル)チオフェン−3−カルボニトリル 塩酸塩
{[1−[(4−シアノ−3−チエニル)スルホニル]−4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(181mg)の酢酸エチル(2mL)、2−プロパノール(1mL)溶液に4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(3mL)を加え、混合物を室温で1時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残留物を酢酸エチル−エタノール混合溶媒から再結晶することにより、表題化合物を白色固体として得た(収量116mg、収率74%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.58(3H,s),4.09(2H,s),7.52(1H,ddd,J=7.3,5.1,1.9Hz),7.76(1H,d,J=5.1Hz),7.90(1H,d,J=5.5Hz),7.99(1H,ddd,J=9.6,7.5,2.0Hz),8.35(1H,d,J=5.1Hz),8.41(1H,ddd,J=4.9,1.9,0.9Hz),9.06(2H,brs).
実施例77
3−({3−フルオロ−2−(2−フルオロピリジン−3−イル)−4−[(メチルアミノ)メチル]−1H−ピロール−1−イル}スルホニル)チオフェン−2−カルボン酸メチル フマル酸塩
3−{[4−{[(tert−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ]メチル}−3−フルオロ−2−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−1−イル]スルホニル}チオフェン−2−カルボン酸メチル(155mg)の酢酸エチル(2mL)、2−プロパノール(1mL)溶液に4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(3mL)を加え、混合物を室温で1時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残留物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で希釈し、酢酸エチルで抽出した。分離した水層を酢酸エチルで再度抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮することにより表題化合物の遊離塩基を無色油状物として得た(収量124mg、収率98%)。得られた遊離塩基(124mg)の酢酸エチル(2mL)溶液をフマル酸(32.9mg)のエタノール(2mL)溶液に滴下し減圧濃縮した。残留物を酢酸エチルとエタノールの混合溶媒から再結晶することにより、表題化合物を白色固体として得た(収量134mg、収率85%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.42(3H,s),3.76(2H,s),3.81(3H,s),6.53(2H,s),6.61(1H,d,J=5.3Hz),7.40(1H,ddd,J=7.3,5.1,1.9Hz),7.62(1H,d,J=5.7Hz),7.83(1H,ddd,J=9.5,7.4,1.9Hz),7.92(1H,d,J=5.3Hz),8.31(1H,ddd,J=4.9,1.9,0.8Hz),3H未検出.
実施例78
1−{5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−[(5−イソオキサゾール−5−イル−2−チエニル)スルホニル]−1H−ピロール−3−イル}−N−メチルメタンアミン 塩酸塩
({5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−[(5−イソオキサゾール−5−イル−2−チエニル)スルホニル]−1H−ピロール−3−イル}メチル)メチルカルバミン酸tert−ブチル(80mg)をエタノール(5mL)に溶解し、4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(5mL)を加えて50℃で30分間攪拌した。反応液を減圧濃縮後、残留物を酢酸エチル−ジエチルエーテル(1:1)の混合溶媒から結晶化することにより表題化合物を無色結晶として得た(収量23mg、収率33%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.54(3H,brs),4.02(2H,brs),6.69(1H,d,J=1.9Hz),7.21(1H,d,J=1.9Hz),7.44−7.51(1H,m),7.64(1H,d,J=4.2Hz),7.78(1H,d,J=4.2Hz),7.82(1H,d,J=1.9Hz),7.83−7.91(1H,m),8.35−8.39(1H,m),8.78(1H,d,J=1.9Hz),8.97(2H,brs).
実施例79
1−{1−[(1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)スルホニル]−4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル}−N−メチルメタンアミン 塩酸塩
{[1−[(1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)スルホニル]−4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(290mg)をエタノール(5mL)に溶解し、4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(5mL)を加えて40℃で30分間攪拌した。反応液を減圧濃縮後、残留物を酢酸エチルから結晶化することにより表題化合物を無色結晶として得た(収量196mg、収率78%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:1.34(3H,t,J=7.2Hz),2.57(3H,s),4.05(2H,s),4.14(2H,q,J=7.2Hz),7.46−7.53(1H,m),7.66(1H,s),7.79(1H,d,J=5.7Hz),7.84−7.94(1H,m),8.30(1H,s),8.37−8.42(1H,m),9.19(2H,brs).
実施例80
1−{1−[(1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)スルホニル]−4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル}−N−メチルメタンアミン 塩酸塩
{[1−[(1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)スルホニル]−4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(290mg)をエタノール(5mL)に溶解し、4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(5mL)を加えて40℃で30分間攪拌した。反応液を減圧濃縮後、残留物を酢酸エチルから結晶化することにより表題化合物を無色結晶として得た(収量178mg、収率71%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.14(3H,s),2.57(3H,s),3.74(3H,s),4.04(2H,s),7.38(1H,s),7.45−7.52(1H,m),7.83(1H,d,J=5.7Hz),7.85−7.92(1H,m),8.36−8.41(1H,m),9.19(2H,brs).
実施例81
1−[1−{[1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル]スルホニル}−4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチルメタンアミン 塩酸塩
{[1−{[1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル]スルホニル}−4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(380mg)をエタノール(10mL)に溶解し、4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(10mL)を加えて40℃で30分間攪拌した。反応液を減圧濃縮後、残留物を酢酸エチルから結晶化することにより表題化合物を無色結晶として得た(収量240mg、収率72%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.57(3H,s),4.06(2H,s),7.47−7.54(1H,m),7.67−8.07(3H,m),8.11(1H,s),8.37−8.42(1H,m),8.94(1H,s),9.32(2H,brs).
融点 205−207℃
実施例82
1−{4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−[(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)スルホニル]−1H−ピロール−3−イル}−N−メチルメタンアミン 塩酸塩
({4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−[(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)スルホニル]−1H−ピロール−3−イル}メチル)メチルカルバミン酸tert−ブチル(229mg)を酢酸エチル(1mL)とエタノール(1mL)に溶解し、4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(2mL)を加えた。室温で2時間攪拌した後、反応混合物を減圧濃縮し、残留物を酢酸エチル−エタノール=1:10の混合溶媒から再結晶することにより、表題化合物を無色結晶として得た(収量174mg、収率88%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.58(3H,s),3.61(3H,s),4.07(2H,s),7.13−7.15(1H,m),7.43−7.49(1H,m),7.56−7.59(1H,m),7.76−7.84(1H,m),7.87(1H,d,J=5.3Hz),8.34−8.42(1H,m),9.15(2H,brs).
実施例83
1−[4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(1,3−チアゾール−2−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチルメタンアミン 塩酸塩
{[4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(1,3−チアゾール−2−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(220mg)を酢酸エチル(2mL)とエタノール(2mL)に溶解し、4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(4mL)を加えた。室温で2時間攪拌した後、反応混合物を減圧濃縮し、残留物を酢酸エチル−エタノール=1:2の混合溶媒から再結晶することにより、表題化合物を無色結晶として得た(収量82.8mg、収率44%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.56(3H,s),4.06(2H,s),7.47−7.53(1H,m),7.87−7.92(1H,m),7.92−8.00(1H,m),8.17(1H,d,J=3.0Hz),8.36(1H,d,J=3.0Hz),8.37−8.42(1H,m),9.15(2H,brs).
実施例84
1−{4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−[(6−メトキシピリジン−3−イル)スルホニル]−1H−ピロール−3−イル}−N−メチルメタンアミン フマル酸塩
({4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−[(6−メトキシピリジン−3−イル)スルホニル]−1H−ピロール−3−イル}メチル)メチルカルバミン酸tert−ブチル(124mg)を酢酸エチル(1mL)とエタノール(1mL)に溶解し、4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(2mL)を加えた。室温で2時間攪拌した後、反応混合物を減圧濃縮し、残留物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮し、表題化合物の遊離塩基(57.1mg)を得た。得られた遊離塩基(57.1mg)の酢酸エチル(2mL)溶液をフマル酸(24mg)のエタノール(2mL)溶液に加え、減圧濃縮した。得られた結晶をエタノール−水=20:1の混合溶媒から再結晶することにより、表題化合物を無色結晶として得た(収量24.4mg、収率33%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.38(3H,s),3.72(2H,brs),3.94(3H,s),6.53(2H,s),6.99(1H,d,J=8.7Hz),7.46−7.53(1H,m),7.66(1H,d,J=5.7Hz),7.74(1H,dd,J=8.9,2.8Hz),7.87−7.95(1H,m),8.25(1H,d,J=2.7Hz),8.36−8.41(1H,m),3H未検出.
実施例85
1−[4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(ピリジン−2−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチルメタンアミン 塩酸塩
{[4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(ピリジン−2−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(221mg)を酢酸エチル(2mL)とエタノール(2mL)に溶解し、4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(4mL)を加えた。室温で2時間攪拌した後、反応混合物を減圧濃縮し、残留物を酢酸エチル−エタノール=3:1の混合溶媒から再結晶することにより、表題化合物を無色結晶として得た(収量175mg、収率92%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.56(3H,s),4.06(2H,s),7.42−7.48(1H,m),7.72−7.92(4H,m),8.07−8.15(1H,m),8.33−8.38(1H,m),8.70−8.74(1H,m),9.18(2H,brs).
融点 187−188℃
実施例86
1−[1−[(2−クロロピリジン−3−イル)スルホニル]−4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチルメタンアミン 塩酸塩
{[1−[(2−クロロピリジン−3−イル)スルホニル]−4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(100mg)を酢酸エチル(1mL)とエタノール(1mL)に溶解し、4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(2mL)を加えた。室温で2時間攪拌した後、反応混合物を減圧濃縮し、残留物を酢酸エチル−エタノール=1:5の混合溶媒から再結晶することにより、表題化合物を無色結晶として得た(収量78mg、収率90%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.59(3H,s),4.09(2H,s),7.40−7.48(1H,m),7.52(1H,dd,J=8.0,4.5Hz),7.72−7.79(1H,m),7.81−7.91(1H,m),7.93−8.02(1H,m),8.32−8.36(1H,m),8.75(1H,dd,J=4.7,1.7Hz),9.21(2H,brs).
実施例87
2−({3−フルオロ−2−(2−フルオロピリジン−3−イル)−4−[(メチルアミノ)メチル]−1H−ピロール−1−イル}スルホニル)ベンゾニトリル 塩酸塩
{[1−[(2−シアノフェニル)スルホニル]−4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(238mg)を酢酸エチル(1mL)とエタノール(1mL)に溶解し、4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(2mL)を加えた。室温で2時間攪拌した後、反応混合物を減圧濃縮し、残留物を酢酸エチル−エタノール=3:1の混合溶媒から再結晶することにより、表題化合物を無色結晶として得た(収量186mg、収率90%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.58(3H,s),4.08(2H,s),7.42−7.49(1H,m),7.51−7.57(1H,m),7.80−7.89(2H,m),7.94−8.01(2H,m),8.19(1H,dd,J=7.6,1.2Hz),8.34−8.39(1H,m),9.23(2H,brs).
実施例88
4−({3−フルオロ−2−(2−フルオロピリジン−3−イル)−4−[(メチルアミノ)メチル]−1H−ピロール−1−イル}スルホニル)フェノール 塩酸塩
({4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−[(4−ヒドロキシフェニル)スルホニル]−1H−ピロール−3−イル}メチル)メチルカルバミン酸tert−ブチル(300mg)をエタノール(5mL)に溶解し、4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(5mL)を加えて40℃で30分間攪拌した。反応液を減圧濃縮後、残留物を酢酸エチルから結晶化し、更に酢酸エチル−メタノール(4:1)の混合溶媒から再結晶することにより表題化合物を無色結晶として得た(収量208mg、収率81%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.55(3H,brs),4.03(2H,brs),6.79−6.94(2H,m),7.17−7.35(2H,m),7.41−7.54(1H,m),7.75−7.91(2H,m),8.38(1H,dd,J=4.7,1.0Hz),9.24(2H,brs),11.13(1H,s).
実施例89
1−[4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(モルホリン−4−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチルメタンアミン 塩酸塩
{[4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(モルホリン−4−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(370mg)をエタノール(5mL)に溶解し、4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(5mL)を加えて50℃で30分間攪拌した。反応液を減圧濃縮後、残留物を酢酸エチル−エタノール(9:1)の混合溶媒から結晶化することにより表題化合物を無色結晶として得た(収量105mg、収率33%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.60(3H,brs),2.86−3.05(4H,m),3.45−3.62(4H,m),4.07(2H,brs),7.45−7.55(1H,m),7.67(1H,d,J=5.7Hz),8.05−8.20(1H,m),8.29−8.44(1H,m),9.21(2H,brs).
実施例90
1−[4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(ピロリジン−1−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチルメタンアミン 塩酸塩
{[4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(ピロリジン−1−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(260mg)をエタノール(5mL)に溶解し、4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(5mL)を加えて40℃で30分間攪拌した。反応液を減圧濃縮後、残留物を酢酸エチルから結晶化することにより表題化合物を無色結晶として得た(収量148mg、収率66%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:1.67−1.78(4H,m),2.58(3H,s),2.95−3.10(4H,m),4.05(2H,s),7.42−7.58(1H,m),7.68(1H,d,J=5.3Hz),8.06−8.14(1H,m),8.34−8.40(1H,m),9.18(2H,brs).
実施例91
1−[5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(1,3−チアゾール−2−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチルメタンアミン 塩酸塩
{[5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(1,3−チアゾール−2−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(168mg)を酢酸エチル(2mL)とエタノール(2mL)に溶解し、4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(4mL)を加えた。室温で2時間攪拌した後、反応混合物を減圧濃縮し、残留物を酢酸エチル−エタノール=1:3の混合溶媒から再結晶することにより、表題化合物を無色結晶として得た(収量101mg、収率70%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.52(3H,s),4.02(2H,s),6.72(1H,d,J=1.9Hz),7.40−7.47(1H,m),7.78−7.85(2H,m),8.15(1H,d,J=3.0Hz),8.33(1H,d,J=3.0Hz),8.34−8.36(1H,m),8.98(2H,brs).
実施例92
3−{1−(2−フリルスルホニル)−4−[(メチルアミノ)メチル]−1H−ピロール−2−イル}ピリジン−2−カルボニトリル 塩酸塩
{[5−(2−シアノピリジン−3−イル)−1−(2−フリルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(193mg)の酢酸エチル(2mL)、2−プロパノール(1mL)溶液に4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(3mL)を加え、混合物を室温で2時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残留物をエタノールから再結晶することにより、表題化合物を白色固体として得た(収量127mg、収率77%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.52(3H,s),4.05(2H,s),6.75(1H,dd,J=3.8,1.9Hz),6.83(1H,d,J=1.9Hz),7.14(1H,dd,J=3.7,0.8Hz),7.78−7.85(2H,m),7.98(1H,dd,J=8.0,1.6Hz),8.11(1H,dd,J=1.8,0.8Hz),8.83(1H,dd,J=4.7,1.5Hz),8.97(2H,brs).
実施例93
3−{1−(3−フリルスルホニル)−4−[(メチルアミノ)メチル]−1H−ピロール−2−イル}ピリジン−2−カルボニトリル 塩酸塩
{[5−(2−シアノピリジン−3−イル)−1−(3−フリルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(175mg)の酢酸エチル(2mL)、2−プロパノール(1mL)溶液に4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(3mL)を加え、混合物を室温で2時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残留物をエタノールから再結晶することにより、表題化合物を白色固体として得た(収量126mg、収率84%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.53(3H,s),4.04(2H,s),6.67(1H,dd,J=2.1,0.9Hz),6.80(1H,d,J=1.7Hz),7.80(1H,dd,J=8.1,4.7Hz),7.84(1H,d,J=1.7Hz),7.91−7.98(2H,m),8.28(1H,dd,J=1.6,0.8Hz),8.82(1H,dd,J=4.7,1.5Hz),9.04(2H,brs).
実施例94
3−[4−[(メチルアミノ)メチル]−1−(2−チエニルスルホニル)−1H−ピロール−2−イル]ピリジン−2−カルボニトリル 塩酸塩
{[5−(2−シアノピリジン−3−イル)−1−(2−チエニルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(195mg)の酢酸エチル(2mL)、2−プロパノール(1mL)溶液に4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(3mL)を加え、混合物を室温で2時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残留物をエタノールから再結晶することにより、表題化合物を白色固体として得た(収量140mg、収率84%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.49(3H,s),4.04(2H,s),6.80(1H,d,J=1.7Hz),7.20(1H,dd,J=4.9,4.0Hz),7.48(1H,dd,J=3.9,1.4Hz),7.82(1H,dd,J=8.0,4.8Hz),7.87(1H,d,J=1.7Hz),7.96(1H,dd,J=8.0,1.6Hz),8.17(1H,dd,J=5.0,1.4Hz),8.83(1H,dd,J=4.7,1.5Hz),8.96(2H,brs).
実施例95
3−[4−[(メチルアミノ)メチル]−1−(3−チエニルスルホニル)−1H−ピロール−2−イル]ピリジン−2−カルボニトリル 塩酸塩
{[5−(2−シアノピリジン−3−イル)−1−(3−チエニルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(201mg)の酢酸エチル(2mL)、2−プロパノール(1mL)溶液に4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(3mL)を加え、混合物を室温で2時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残留物をエタノール−水の混合溶媒から再結晶することにより、表題化合物を白色固体として得た(収量134mg、収率78%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.52(3H,s),4.05(2H,s),6.76(1H,d,J=1.5Hz),7.10(1H,dd,J=5.1,1.3Hz),7.76−7.83(2H,m),7.84−7.91(2H,m),8.09(1H,dd,J=2.8,1.3Hz),8.82(1H,dd,J=4.7,1.7Hz),8.96(2H,brs).
実施例96
3−{1−[(2,6−ジフルオロフェニル)スルホニル]−4−[(メチルアミノ)メチル]−1H−ピロール−2−イル}ピリジン−2−カルボニトリル 塩酸塩
({5−(2−シアノピリジン−3−イル)−1−[(2,6−ジフルオロフェニル)スルホニル]−1H−ピロール−3−イル}メチル)メチルカルバミン酸tert−ブチル(213mg)の酢酸エチル(2mL)、2−プロパノール(1mL)溶液に4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(3mL)を加え、混合物を室温で2時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残留物をエタノールから再結晶することにより、表題化合物を白色固体として得た(収量160mg、収率86%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.53(3H,s),4.08(2H,s),6.83(1H,d,J=1.5Hz),7.31(2H,t,J=8.9Hz),7.78(1H,dd,J=8.1,4.7Hz),7.84−7.97(3H,m),8.81(1H,dd,J=4.9,1.5Hz),8.97(2H,brs).
実施例97
3−{1−[(2,4−ジフルオロフェニル)スルホニル]−4−[(メチルアミノ)メチル]−1H−ピロール−2−イル}ピリジン−2−カルボニトリル 塩酸塩
({5−(2−シアノピリジン−3−イル)−1−[(2,4−ジフルオロフェニル)スルホニル]−1H−ピロール−3−イル}メチル)メチルカルバミン酸tert−ブチル(208mg)の酢酸エチル(2mL)、2−プロパノール(1mL)溶液に4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(3mL)を加え、混合物を室温で2時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残留物をエタノールから再結晶することにより、表題化合物を白色固体として得た(収量134mg、収率74%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.52(3H,s),4.07(2H,s),6.82(1H,d,J=1.9Hz),7.20−7.28(1H,m),7.28−7.38(1H,m),7.69(1H,ddd,J=11.1,9.0,2.3Hz),7.75−7.82(1H,m),7.86−7.93(2H,m),8.81(1H,dd,J=4.9,1.5Hz),9.03(2H,brs).
実施例98
3−{4−[(メチルアミノ)メチル]−1−[(2−メチルフェニル)スルホニル]−1H−ピロール−2−イル}ピリジン−2−カルボニトリル 塩酸塩
({5−(2−シアノピリジン−3−イル)−1−[(2−メチルフェニル)スルホニル]−1H−ピロール−3−イル}メチル)メチルカルバミン酸tert−ブチル(202mg)の酢酸エチル(2mL)、2−プロパノール(1mL)溶液に4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(3mL)を加え、混合物を室温で2時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残留物をエタノール−水の混合溶媒から再結晶することにより、表題化合物を白色固体として得た(収量157mg、収率90%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.30(3H,s),2.55(3H,s),4.09(2H,s),6.78(1H,d,J=1.9Hz),7.04(1H,dd,J=8.0,1.5Hz),7.14(1H,t,J=8.0Hz),7.44(1H,d,J=7.6Hz),7.62(1H,ddd,J=7.6,1.5Hz),7.69−7.76(1H,m),7.84(1H,dd,J=8.1,1.7Hz),7.96(1H,d,J=1.9Hz),8.71(1H,dd,J=4.7,1.7Hz),8.94(2H,brs).
実施例99
3−{1−[(2−クロロフェニル)スルホニル]−4−[(メチルアミノ)メチル]−1H−ピロール−2−イル}ピリジン−2−カルボニトリル 塩酸塩
{[1−[(2−クロロフェニル)スルホニル]−5−(2−シアノピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(211mg)の酢酸エチル(2mL)、2−プロパノール(1mL)溶液に4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(3mL)を加え、混合物を室温で2時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残留物をエタノール−水の混合溶媒から再結晶することにより、表題化合物を白色固体として得た(収量144mg、収率78%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.54(3H,s),4.09(2H,s),6.79(1H,d,J=1.9Hz),7.18−7.25(1H,m),7.28−7.39(1H,m),7.67−7.80(3H,m),7.80−7.88(1H,m),7.96(1H,d,J=1.9Hz),8.74(1H,dd,J=4.7,1.7Hz),8.91(2H,brs).
実施例100
3−{1−[(2−フルオロフェニル)スルホニル]−4−[(メチルアミノ)メチル]−1H−ピロール−2−イル}ピリジン−2−カルボニトリル 塩酸塩
{[1−[(2−フルオロフェニル)スルホニル]−5−(2−シアノピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(218mg)の酢酸エチル(2mL)、2−プロパノール(1mL)溶液に4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(3mL)を加え、混合物を室温で2.5時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残留物をエタノールから再結晶することにより、表題化合物を白色固体として得た(収量147mg、収率78%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.54(3H,s),4.08(2H,brs),6.81(1H,d,J=1.5Hz),7.19−7.27(1H,m),7.27−7.35(1H,m),7.51(1H,dd,J=10.6,8.3Hz),7.73−7.81(1H,m),7.81−7.93(3H,m),8.79(1H,dd,J=4.5,1.5Hz),9.01(2H,brs).
実施例101
3−{1−[(2−シアノフェニル)スルホニル]−4−[(メチルアミノ)メチル]−1H−ピロール−2−イル}ピリジン−2−カルボニトリル 塩酸塩
{[1−[(2−シアノフェニル)スルホニル]−5−(2−シアノピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(239mg)を酢酸エチル(2mL)とエタノール(2mL)に溶解し、4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(4mL)を加えた。室温で2時間攪拌した後、反応混合物を減圧濃縮し、残留物をエタノールから再結晶することにより表題化合物を得た(収量185mg,収率89%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.53(3H,s),4.08(2H,s),6.84(1H,d,J=1.9Hz),7.42−7.47(1H,m),7.75−7.84(2H,m),7.89−8.01(3H,m),8.16−8.21(1H,m),8.80(1H,dd,J=4.7,1.7Hz),8.95(2H,br).
実施例102
3−{1−[(6−メトキシピリジン−3−イル)スルホニル]−4−[(メチルアミノ)メチル]−1H−ピロール−2−イル}ピリジン−2−カルボニトリル 塩酸塩
({5−(2−シアノピリジン−3−イル)−1−[(6−メトキシピリジン−3−イル)スルホニル]−1H−ピロール−3−イル}メチル)メチルカルバミン酸tert−ブチル(235mg)を酢酸エチル(2mL)とエタノール(2mL)に溶解し、4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(4mL)を加えた。室温で2時間攪拌した後、反応混合物を減圧濃縮し、残留物をエタノールから再結晶することにより表題化合物を無色結晶として得た(収量161mg、収率79%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.51(3H,s),3.93(3H,s),4.03(2H,s),6.79(1H,d,J=1.9Hz),7.00(1H,d,J=9.1Hz),7.76(1H,dd,J=9.1,2.7Hz),7.80−7.86(1H,m),7.90−7.97(2H,m),8.20(1H,d,J=2.7Hz),8.84(1H,dd,J=4.9,1.5Hz),9.06(2H,brs).
実施例103
1−メチル−3−{4−[(メチルアミノ)メチル]−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロール−2−イル}ピリジン−2(1H)−オン 塩酸塩
メチル{[5−(1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}カルバミン酸tert−ブチル(9.9mg)を酢酸エチル(0.5mL)とエタノール(0.5mL)に溶解し、4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(1mL)を加えた。室温で2時間攪拌した後、反応混合物を減圧濃縮した。残留物をジイソプロピルエーテルで固化させ、表題化合物を薄灰色固体として得た(収量5.7mg、収率78%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.50(3H,s),3.40(3H,s),3.95(2H,brs),6.24(1H,t,J=6.8Hz),6.36(1H,d,J=1.9Hz),7.18(1H,dd,J=6.8,2.1Hz),7.55−7.77(6H,m),7.80(1H,dd,J=6.8,2.1Hz),8.91(2H,brs).
実施例104
3−{4−[(ジメチルアミノ)メチル]−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロール−2−イル}−1−メチルピリジン−2(1H)−オン 塩酸塩
{[5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(214mg)の1,2−ジクロロエタン溶液(8mL)に氷冷下でジメチルスルファート(0.27mL)を滴下後、80℃で18時間攪拌した。反応液を室温に戻した後、トリエチルアミン(1.41mL)、酢酸(0.94mL)、エタノール(0.94mL)を加え、加熱還流下、2時間攪拌した。反応液を冷却後、酢酸エチル、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で希釈し、酢酸エチルで抽出した。分離した水層を再度酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:メタノール−酢酸エチル=1:99→3:17)で精製(塩基性TLC:R=0.2(クロロホルム:メタノール=10:1))することにより表題化合物の遊離塩基を薄黄色油状物として得た(収量34.9mg)。得られた遊離塩基(34.9mg)を酢酸エチル(1mL)とエタノール(1mL)に溶解し、4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(2mL)を加えた。室温で2時間攪拌した後、反応混合物を減圧濃縮した。残留物をジイソプロピルエーテルで固化させ、表題化合物を白色固体として得た(収量20.8mg、収率11%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.63(6H,s),3.40(3H,s),4.08(2H,s),6.24(1H,t,J=6.8Hz),6.44(1H,d,J=1.7Hz),7.15−7.24(1H,m),7.53−7.77(6H,m),7.81(1H,dd,J=6.7,2.0Hz),10.65(1H,brs).
実施例105
3−[4−[(メチルアミノ)メチル]−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロール−2−イル]ピリジン−2(1H)−オン 塩酸塩
{[5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(240mg)の6mol/L塩酸(6mL)懸濁液を加熱還流下、3時間攪拌した。反応液を冷却後、減圧濃縮し残留物を酢酸エチル−エタノール=1:4の混合溶媒から再結晶することにより、表題化合物を薄灰色固体として得た(収量181mg、収率88%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:2.49(3H,brs),3.94(2H,s),6.19(1H,t,J=6.6Hz),6.36(1H,d,J=1.9Hz),7.17(1H,dd,J=6.8,2.3Hz),7.46(1H,d,J=5.3Hz),7.54−7.64(3H,m),7.67−7.77(3H,m),8.86(2H,brs),11.76(1H,brs).
実施例106
1−{4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−[(6−フルオロピリジン−2−イル)スルホニル]−1H−ピロール−3−イル}−N−メチルメタンアミン 塩酸塩
({4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−[(6−フルオロピリジン−2−イル)スルホニル]−1H−ピロール−3−イル}メチル)メチルカルバミン酸tert−ブチル(48mg)のエタノール(2mL)溶液に4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(2mL)を加え、混合物を室温で1時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残留物を酢酸エチル−エタノール混合溶媒から再結晶することにより、表題化合物を白色固体として得た(収量22mg、収率53%)。
H−NMR(DMSO−d)δ: 2.58(3H,s),4.08(2H,s),7.44−7.48(1H,m),7.65−7.78(3H,m),7.87−8.92(1H,m),8.25−8.38(2H,m),8.85(2H,brs).
実施例107
1−{4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−[(6−メトキシピリジン−2−イル)スルホニル]−1H−ピロール−3−イル}−N−メチルメタンアミン 塩酸塩
({4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−[(6−メトキシピリジン−2−イル)スルホニル]−1H−ピロール−3−イル}メチル)メチルカルバミン酸tert−ブチル(136mg)の2−プロパノール(2mL)溶液に4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(2mL)を加え、混合物を室温で2時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残留物をエタノールから再結晶することにより、表題化合物を白色固体として得た(収量62mg、収率51%)。
H−NMR(DMSO−d)δ: 2.58(3H,s),3.79(3H,s),4.08(2H,s),7.21(1H,d,J=8.4Hz),7.32(1H,d,J=6.9Hz),7.42−7.46(1H,m),7.81−7.89(2H,m),7.94(1H,dd,J=8.4,6.9Hz),8.33−8.35(1H,m),8.96(2H,brs).
実施例108
1−{4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−[(6−メチルピリジン−2−イル)スルホニル]−1H−ピロール−3−イル}−N−メチルメタンアミン 塩酸塩
({4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−[(6−メチルピリジン−2−イル)スルホニル]−1H−ピロール−3−イル}メチル)メチルカルバミン酸tert−ブチル(173mg)の2−プロパノール(2mL)溶液に4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(2mL)を加え、混合物を室温で5時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残留物をエタノールから再結晶することにより、表題化合物を白色固体として得た(収量79mg、収率53%)。
H−NMR(DMSO−d)δ: 2.49(3H,s),2.54(3H,s),4.04(2H,s),7.43−7.48(1H,m),7.58−7.64(2H,m),7.79(1H,d,J=5.4Hz),7.88−7.99(2H,m),8.34−8.35(1H,m),9.21(2H,brs).
参考例に記載した化合物の構造を表1〜14に示す。
実施例に記載した化合物の構造を表15〜25に示す。
試験例1
プロトン・カリウム−アデノシントリホスファターゼ(H,K−ATPase)阻害活性試験
ウォールマーク(Wallmark)らの方法[Biochim.Biophys.Acta,728,31(1983)]に準じて胃粘膜ミクロソーム画分をブタの胃から調製した。まず、胃体部を摘出後、水道水で洗浄した後、3mol/L食塩水に浸し、ペーパータオルで粘膜表面を拭いた。胃粘膜を剥離し、細切後、1mmol/L EDTAおよび10mmol/Lトリス塩酸を含む0.25mol/L蔗糖液(pH6.8)中でポリトロン(キネマティカ)を用いてホモジナイズした。得られたホモジネートを20,000×gで30分間遠心分離後、上清を100,000×gで90分間遠心分離した。沈殿部を0.25mol/L蔗糖液で懸濁後、7.5%フィコールを含む0.25mol/L蔗糖液上に重層し、100,000×gで5時間遠心分離した。両層の界面部画分を回収し、0.25mol/L蔗糖液で遠心洗浄を行った。
得られたミクロソーム画分はプロトン、カリウム−アデノシントリホスファターゼ標品として用いた。
タンパク質濃度に換算して2.5μg/mLの酵素標品を含む50mmol/Lヘペス−トリス緩衝液(5mmol/L塩化マグネシウム、10mmol/L塩化カリウム、10μmol/Lバリノマイシン、pH=6.5)40μLに10%ジメチルスルホキシド水溶液に溶解した被験化合物5μLを加えて、37℃、30分間インキュベートした。2mmol/Lのアデノシントリホスフェートトリス塩溶液(50mmol/Lヘペス−トリス緩衝液(5mmol/L塩化マグネシウム、pH6.5))5μLを加えることにより酵素反応を開始した。37℃で20分間酵素反応を行い、マラカイトグリーン液(0.12%マラカイトグリーン硫酸(2.5mol/L)溶液と7.5%モリブデン酸アンモニウムと11%Tween20とを100:25:2の比率で混合した)15μLを加え、反応を停止させた。室温で15分間、放置後、生成した無機リンとマラカイトグリーンとの反応物を610nmの波長で比色定量した。また、塩化カリウムの存在しない反応溶液中の無機リン酸量も同様に測定し、塩化カリウム存在下での無機リン酸量から差し引くことによって、プロトン、カリウム−アデノシントリホスファターゼ活性を測定した。コントロール活性値と被検化合物各濃度における活性値から阻害率(%)を求め、プロトン、カリウム−アデノシントリホスファターゼに対する50%阻害濃度(IC50)を求めた。その結果を表26に示す。
試験例2
ATP含量試験
ヒト肝ガン由来細胞株HepG2(ATCC No.HB−8065)は、10%ウシ胎児血清(fetal bovine serum;FBS;TRACE SCIENTIFIC LTD.)、1mmol/Lピルビン酸ナトリウム(Invitrogen)、2mmol/L L−グルタミン(Invitrogen)、50IU/mLペニシリン(Invitrogen)、50μg/mLストレプトマイシン(Invitrogen)を含むDulbecco’s modified Eagle medium(DMEM;Invitrogen)培地を用いて5%CO、37℃で維持・継代した。被検試薬は、DMSOにて10mMに調製し、さらに、0.5%FBS、1mmol/Lピルビン酸ナトリウム、2mmol/L L−グルタミン、50IU/mLペニシリン、50μg/mLストレプトマイシンを含むDMEM培地を用いてDMSOの最終濃度が0.1%となるように希釈した。96ウェル白色プレート(Costar)上でHepG2(2x10cells/well)を被検試薬と共に5%CO、37℃で培養した。1日培養後、細胞内のATP含量をATPLiteTM(PerkinElmer Life Sciences)を用いて測定した。その結果を30μMでのコントロール(薬物無添加)に対する相対値(%)として表26に示す(n≧3,平均値±SD)。
試験例3
Caspase−3/7活性試験
試験例2と同様の方法で1日培養した細胞内のCaspase−3/7活性をCaspase−Glo 3/7Assay(Promega)を用いて測定した。その結果をスタウロスポリンを曝露させた時のCaspase−3/7活性の最大値を100%、被検試薬無添加時の活性を0%とした各被検試薬の相対的な活性(%)として表26に示す(n≧3,平均値±SD)。
表26の結果から、本発明の化合物(I)は優れたH/K−ATPase阻害活性を有し、さらに細胞傷害性が極めて低いことが分かる。
本発明の化合物(I)は、優れたプロトンポンプ阻害作用を示す。ここで、オメプラゾールやランソプラゾールなどの従来型プロトンポンプ阻害薬が、胃壁細胞の酸性環境で活性体に変換されてH/K−ATPaseのシステイン残基と共有結合し、非可逆的に酵素活性を阻害するのに対し、化合物(I)は、プロトンポンプ(H/K−ATPase)活性を可逆的かつK拮抗型阻害様式により阻害し、結果的に酸分泌を抑制することから、カリウムイオン競合型アシッドブロッカー(Potassium−Competitive Acid Blocker:P−CAB)、あるいはアシッドポンプアンタゴニスト(APA)と呼ばれることもある。化合物(I)は、作用発現が早く、初回投与時から最大薬効を示す。さらに、代謝多型の影響(患者間のバラツキ)が少なく、細胞傷害性が低く、チトクロームP450(CYP)阻害活性、hERG阻害活性が弱く、作用の持続時間も長いのが特徴である。したがって、本発明は、消化性潰瘍(例、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、非ステロイド系抗炎症剤に起因する潰瘍、手術後ストレスによる潰瘍等)、ゾリンジャー・エリソン(Zollinger−Ellison)症候群、胃炎、びらん性食道炎、逆流性食道炎、症候性胃食道逆流症(Symptomatic gastroesophageal reflux disease (Symptomatic GERD))、Barrett食道、機能性ディスペプシア(Functional Dyspepsia)、胃癌、胃MALTリンパ腫、あるいは胃酸過多の臨床上有用な予防・治療剤;または消化性潰瘍、急性ストレス潰瘍、出血性胃炎あるいは侵襲ストレスによる上部消化管出血の抑制剤などを提供することができる。化合物(I)は、毒性が低く、水溶性、体内動態、薬効発現の面でも優れているので、医薬として有用である。化合物(I)は、酸性条件下でも安定であるため、腸溶製剤にすることなく通常の錠剤等として経口投与することができる。このため、錠剤等の製剤を小さくすることができることから、嚥下力の弱い病人、特に老人や小人に服用しやすくなるという利点を有する。しかも、腸溶製剤のような徐放効果はないので、胃酸分泌抑制作用の発現が速く、痛み等の症状の改善が速い。
本出願は、日本で出願された特願2007−050326および特願2007−256273を基礎としておりそれらの内容は本明細書に全て包含される。

Claims (21)

  1. 式(I)

    [式中、Rは置換されていてもよい環状基を、Rは置換基を、Rは置換されていてもよいアルキル基、アシル基、置換されていてもよいヒドロキシ基、置換されていてもよいアミノ基、ハロゲン原子、シアノ基またはニトロ基を、RおよびRはそれぞれ水素原子、置換されていてもよいアルキル基、アシル基、置換されていてもよいヒドロキシ基、置換されていてもよいアミノ基、ハロゲン原子、シアノ基またはニトロ基を、RおよびR6’はそれぞれ水素原子またはアルキル基を、nは0〜3の整数を示す。]で表される化合物〔ただし、1−[5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(ピリジン−3−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチルメタンアミン、1−[5−(2−クロロピリジン−3−イル)−1−(ピリジン−3−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチルメタンアミン、1−{5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−[(6−メトキシピリジン−3−イル)スルホニル]−1H−ピロール−3−イル}−N−メチルメタンアミン、N−メチル−1−[5−(2−メチルピリジン−3−イル)−1−(ピリジン−3−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]メタンアミン、1−{5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−[(6−メチルピリジン−3−イル)スルホニル]−1H−ピロール−3−イル}−N−メチルメタンアミン、および1−[4−クロロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(ピリジン−3−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチルメタンアミンを除く。〕またはその塩。
  2. が、置換されていてもよいアリール基もしくは置換されていてもよいヘテロアリール基を、Rが置換基を、Rがハロゲンで置換されていてもよいアルキル基、アシル基、ハロゲン原子、シアノ基またはニトロ基を、RおよびRがそれぞれ水素原子、ハロゲンで置換されていてもよいアルキル基、アシル基、ハロゲン原子、シアノ基またはニトロ基を、Rがアルキル基を、R6’が水素原子を、nが0〜3の整数を示す請求項1記載の化合物。
  3. が、置換されていてもよいフェニル基、置換されていてもよいフリル基、置換されていてもよいチエニル基、置換されていてもよいピリジル基、置換されていてもよいピラゾリル基、置換されていてもよいイミダゾリル基または置換されていてもよいチアゾリル基である請求項1記載の化合物。
  4. が、置換されていてもよいフリル基、置換されていてもよいピリジル基または置換されていてもよいピラゾリル基である請求項1記載の化合物。
  5. が、置換されていてもよいピリジル基である請求項1記載の化合物。
  6. の置換基が、電子求引性基である請求項1記載の化合物。
  7. 電子求引性基が、ハロゲン原子、シアノ基、アシル基またはトリフルオロメチル基である請求項6記載の化合物。
  8. およびRがそれぞれ水素原子またはハロゲン原子である請求項1記載の化合物。
  9. がメチル基である請求項1記載の化合物。
  10. nが0である請求項1記載の化合物。
  11. 1−[5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチルメタンアミンまたはその塩、
    1−[4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(ピリジン−3−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチルメタンアミンまたはその塩、
    1−[5−(2−クロロピリジン−3−イル)−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチルメタンアミンまたはその塩、
    3−{4−[(メチルアミノ)メチル]−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロール−2−イル}ピリジン−2−カルボニトリルまたはその塩、または
    1−{1−[(4−フルオロフェニル)スルホニル]−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル}−N−メチルメタンアミンまたはその塩。
  12. 1−[4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチルメタンアミンまたはその塩、
    1−[4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(3−フリルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチルメタンアミンまたはその塩、
    1−{4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−[(2−メチルフラン−3−イル)スルホニル]−1H−ピロール−3−イル}−N−メチルメタンアミンまたはその塩、
    1−[1−{[1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル]スルホニル}−4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチルメタンアミンまたはその塩、または
    1−[4−フルオロ−5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(ピリジン−2−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチルメタンアミンまたはその塩。
  13. 請求項1記載の化合物のプロドラッグ。
  14. 請求項1記載の化合物またはそのプロドラッグを含有してなる医薬。
  15. 酸分泌抑制剤である請求項14記載の医薬。
  16. カリウムイオン競合型アシッドブロッカー(Potassium−Competitive Acid Blocker)である請求項14記載の医薬。
  17. 消化性潰瘍、ゾリンジャー・エリソン(Zollinger−Ellison)症候群、胃炎、逆流性食道炎、症候性胃食道逆流症(Symptomatic Gastroesophageal Reflux Disease(Symptomatic GERD))、Barrett食道、機能性ディスペプシア(Functional Dyspepsia)、胃癌、胃MALTリンパ腫、非ステロイド系抗炎症剤に起因する潰瘍あるいは手術後ストレスによる胃酸過多ならびに潰瘍の治療および予防剤;または消化性潰瘍、急性ストレス潰瘍、出血性胃炎あるいは侵襲ストレスによる上部消化管出血の抑制剤である請求項14記載の医薬。
  18. 哺乳動物に対して、請求項1記載の化合物またはそのプロドラッグの有効量を投与することを特徴とする消化性潰瘍、ゾリンジャー・エリソン(Zollinger−Ellison)症候群、胃炎、逆流性食道炎、症候性胃食道逆流症(Symptomatic Gastroesophageal Reflux Disease(Symptomatic GERD))、Barrett食道、機能性ディスペプシア(Functional Dyspepsia)、胃癌、胃MALTリンパ腫、非ステロイド系抗炎症剤に起因する潰瘍あるいは手術後ストレスによる胃酸過多ならびに潰瘍の治療または予防方法;または消化性潰瘍、急性ストレス潰瘍、出血性胃炎あるいは侵襲ストレスによる上部消化管出血の抑制方法。
  19. 消化性潰瘍、ゾリンジャー・エリソン(Zollinger−Ellison)症候群、胃炎、逆流性食道炎、症候性胃食道逆流症(Symptomatic Gastroesophageal Reflux Disease(Symptomatic GERD))、Barrett食道、機能性ディスペプシア(Functional Dyspepsia)、胃癌、胃MALTリンパ腫、非ステロイド系抗炎症剤に起因する潰瘍あるいは手術後ストレスによる胃酸過多ならびに潰瘍の治療および予防剤;または消化性潰瘍、急性ストレス潰瘍、出血性胃炎あるいは侵襲ストレスによる上部消化管出血の抑制剤を製造するための請求項1記載の化合物またはそのプロドラッグの使用。
  20. 消化性潰瘍、ゾリンジャー・エリソン(Zollinger−Ellison)症候群、胃炎、逆流性食道炎、症候性胃食道逆流症(Symptomatic Gastroesophageal Reflux Disease(Symptomatic GERD))、Barrett食道、機能性ディスペプシア(Functional Dyspepsia)、胃癌、胃MALTリンパ腫、非ステロイド系抗炎症剤に起因する潰瘍あるいは手術後ストレスによる胃酸過多ならびに潰瘍の治療または予防方法;または消化性潰瘍、急性ストレス潰瘍、出血性胃炎あるいは侵襲ストレスによる上部消化管出血の抑制方法に使用のための請求項1記載の化合物またはそのプロドラッグ。


  21. [式中、R’はハロゲン原子を、Rは水素原子、置換されていてもよいアルキル基、アシル基、置換されていてもよいヒドロキシ基、置換されていてもよいアミノ基、ハロゲン原子、シアノ基またはニトロ基を、R15は置換されていてもよい炭化水素基または置換されていてもよい複素環基を示す。]で表される化合物またはその塩。
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