JPH11209344A - 含窒素複素環化合物 - Google Patents

含窒素複素環化合物

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JPH11209344A
JPH11209344A JP10012428A JP1242898A JPH11209344A JP H11209344 A JPH11209344 A JP H11209344A JP 10012428 A JP10012428 A JP 10012428A JP 1242898 A JP1242898 A JP 1242898A JP H11209344 A JPH11209344 A JP H11209344A
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JP
Japan
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compound
substituted
lower alkyl
mmol
hydrogen
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Withdrawn
Application number
JP10012428A
Other languages
English (en)
Inventor
浩二 ▲萩▼原
Koji Hagiwara
Koji Suzuki
公二 鈴木
Fumio Okada
文雄 岡田
Tomoyoshi Sugiyama
朋美 杉山
Nobuo Kosaka
信夫 小坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KH Neochem Co Ltd
Original Assignee
Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd filed Critical Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd
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Publication of JPH11209344A publication Critical patent/JPH11209344A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 骨粗鬆症治療薬として有用な含窒素複素環化
合物を提供することにある。 【解決手段】 式(I) {式中、R1は−Y−Z[式中、Yは−C(=O)−ま
たは−SO2−を表し、Zは−NR1112を表し、R2
−(CH2t−R10または を表し、R3、R4は水素、低級アルコキシ等を表し、n
は0〜3の整数を表し、XはNまたはCHを表す。}で
表される含窒素複素環化合物またはその薬理学的に許容
される塩。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、骨粗鬆症治療薬と
して有用な含窒素複素環化合物に関する。
【0002】
【従来の技術】カルバモイル等の置換基を有するトリフ
ェニルメタン誘導体が骨粗鬆症治療薬として有用である
ことが特開平3−215461号公報に開示されてい
る。また、フェニル基を有するインドール誘導体が骨粗
鬆症治療薬として有用であることが特開平4−2116
51号公報に開示されている。また、カルバモイルを有
するインドール誘導体が特開平7−076586号公報
に開示されている。さらに、カルバモイルを有するイミ
ダゾール誘導体がDE2732531に開示されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、骨粗
鬆症治療薬として有用な新規な含窒素複素環化合物を提
供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、式(I)
【0005】
【化6】
【0006】{式中、R1は−Y−Z[式中、Yは−C
(=O)−または−SO2−を表し、Zは−NR5
6[式中、R5は水素、低級アルキル、低級アルケニルま
たはアラルキルを表し、R6は置換もしくは置換のアリ
ール、置換もしくは非置換の複素環基または−(C
2s−R7(式中、R7はヒドロキシ、低級アルコキ
シ、ハロゲン、置換もしくは非置換のアリール、置換も
しくは非置換の複素環基または−NR89(式中、R8
およびR9は同一または異なって水素、低級アルキル、
脂環式アルキル、低級アルケニル、アラルキル、置換も
しくは非置換のアリール、置換もしくは非置換の複素環
基、低級アルカノイルまたはアロイルを表すか、R8
9が一緒になって隣接する窒素原子と共に形成される
置換もしくは非置換の脂環式複素環基を表す。)を表
し、sは2〜6の整数を表す。)を表すか、R5とR6
一緒になって隣接する窒素原子と共に形成される置換も
しくは非置換の複素環基を表す。]を表す。]を表し、
2は−(CH2t−R10[式中、R10は水素、低級ア
ルキル、ハロゲン、アルデヒド、ヒドロキシ、カルボキ
シ、低級アルコキシカルボニル、ニトロ、置換もしくは
非置換のアリール、置換もしくは非置換の複素環基また
は−NR1112(式中、R11およびR12は同一または異
なって水素、低級アルキル、脂環式アルキル、低級アル
ケニル、アラルキル、置換もしくは非置換のアリール、
置換もしくは非置換の複素環基、低級アルカノイル、ア
ロイルまたは
【0007】
【化7】
【0008】(式中、R13およびR14は同一または異な
って水素、低級アルキル、脂環式アルキル、低級アルケ
ニル、置換もしくは非置換のアリールまたは置換もしく
は非置換の複素環基を表し、uは0〜6の整数を表
す。)を表す。)を表し、tは0〜6の整数を表す。た
だし、XがNのとき、R10は水素以外の基を表す。]ま
たは
【0009】
【化8】
【0010】(式中、R3aおよびR4aは同一または異な
って、水素、低級アルキル、ヒドロキシ、低級アルコキ
シ、ハロゲン、−O−(CH2q'−OR15a(式中、R
15aは水素または低級アルキルを表し、q’は1〜6の
整数を表す。)または
【0011】
【化9】
【0012】(式中、R16aおよびR17aは同一または異
なって、水素または低級アルキルを表すか、R16aとR
17aが一緒になって隣接する窒素原子と共に形成される
置換もしくは非置換の脂環式複素環基を表し、r’は2
〜6の整数を表す。)を表す。)を表し、R3およびR4
は、同一または異なって、水素、低級アルキル、ヒドロ
キシ、低級アルコキシ、ハロゲン、−O−(CH2q
OR17(式中、R17は、水素または低級アルキルを表
し、qは1〜6の整数を表す。)または
【0013】
【化10】
【0014】(式中、R16、R17およびrはそれぞれ前
記R16a、R17aおよびr’と同義である。)を表し、n
は0〜3の整数を表し、nが2以上の場合、R2は同一
または異なっていてもよく、XはNまたはCHを表
す。}で表される含窒素複素環化合物またはその薬理学
的に許容される塩に関する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、式(I)で表される化合物
を化合物(I)という。他の式番号の化合物についても
同様である。式(I)の各基の定義において、低級アル
キルとしては、直鎖または分岐状の炭素数1〜8の、例
えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチ
ル、イソブチル、sec-ブチル、tert- ブチル、ペンチ
ル、ネオペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル等が
包含される。低級アルコキシおよび低級アルコキシカル
ボニルの低級アルキル部分は、前記低級アルキルと同義
である。アラルキルとしては、炭素数7〜15の、例え
ば、ベンジル、フェネチル、ベンズヒドリル、ナフチル
メチル等が包含される。低級アルケニルとしては、直鎖
または分岐状の炭素数2〜8の、例えば、ビニル、アリ
ル、メタクリル、クロチル、3−ブテニル、2−ペンテ
ニル、4−ペンテニル、2−ヘキセニル、5−ヘキセニ
ル、2−ヘプテニル、6−ヘプテニル、2−オクテニ
ル、7−オクテニル等が包含される。ハロゲンは、フッ
素、塩素、臭素、ヨウ素の各原子を意味する。脂環式ア
ルキルとしては、炭素数3〜8の、例えば、シクロプロ
ピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシ
ル、シクロヘプチル、シクロオクチル等が包含される。
低級アルカノイルとしては、炭素数1〜7の、例えば、
ホルミル、アセチル、プロピオニル、ブチリル、イソブ
チリル、バレリル、ピバロイル、ヘキサノイル、ヘプタ
ノイル等が包含される。アリールおよびアロイルのアリ
ール部分としてはフェニルまたはナフチルが包含され、
脂環式複素環基としては、例えば、ピロリジニル、イミ
ダゾリジニル、ピラゾリジニル、ピペリジノ、ピペラジ
ニル、ホモピペラジニル、モルホリノ、チオモルホリノ
等が包含され、複素環基としては、上記脂環式複素環基
のほか、ピリジル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダ
ジニル、キノリル、イソキノリル、フタラジニル、ナフ
チリジニル、キノキサリニル、チエニル、フリル、ピラ
ニル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、トリアゾ
リル、テトラゾリル、チアゾリル、オキサゾリル、イン
ドリル、インダゾリル、ベンゾイミダゾリル、プリニル
等の芳香族複素環基、ピラニル、ピペリジル、テトラヒ
ドロフラニル等が包含される。
【0016】置換脂環式複素環基、置換複素環基および
置換アリールにおける置換基としては、同一または異な
って、置換数1〜3の、例えば、低級アルキル、ヒドロ
キシ、低級アルコキシ、低級アルキルチオ、アラルキ
ル、カルボキシ、低級アルコキシカルボニル、低級アル
カノイル、アロイル、ハロゲン、ニトロ、アミノ、モノ
あるいはジ低級アルキルアミノ、トリフルオロメチル、
オキソ、置換もしくは非置換のアリール、ピリジル、ピ
リミジル等が包含される。
【0017】置換基の定義において、低級アルキルおよ
び低級アルコキシ、低級アルキルチオ、低級アルコキシ
カルボニル、モノあるいはジ低級アルキルアミノの低級
アルキル部分は前記低級アルキルと同義である。アラル
キル、低級アルカノイル、アロイル、ハロゲンおよびア
リールはそれぞれ前記と同義である。置換アリールの置
換基としては、同一または異なって、置換数1〜3の、
例えば、低級アルキル、ヒドロキシ、低級アルコキシ、
低級アルキルチオ、アラルキル、カルボキシ、低級アル
コキシカルボニル、低級アルカノイル、アロイル、ハロ
ゲン、ニトロ、アミノ、モノあるいはジ低級アルキルア
ミノ、トリフルオロメチル等が包含され、低級アルキ
ル、低級アルコキシ、低級アルキルチオ、アラルキル、
低級アルコキシカルボニル、低級アルカノイル、アロイ
ル、ハロゲン、モノあるいはジ低級アルキルアミノはそ
れぞれ前記と同義である。
【0018】化合物(I)の薬理学的に許容される塩と
しては、例えば、塩酸塩、硫酸塩、硝酸塩、リン酸塩等
の無機酸塩、酢酸塩、マレイン酸塩、フマル酸塩、酒石
酸塩、クエン酸塩、乳酸塩、グリオキシル酸塩、アスパ
ラギン酸塩、メタンスルホン酸塩、エタンスルホン酸
塩、ベンゼンスルホン酸塩等の有機酸塩、ナトリウム
塩、カリウム塩、カルシュウム塩等の金属塩、アンモニ
ウム塩、テトラメチルアンモニウム塩、モルホリン塩等
のアミン付加塩が包含される。
【0019】次に、化合物(I)の製造法について説明
する。但し、以下の構造式中、Meはメチルを表す。な
お、以下に示す製造法において、定義した基が実施方法
の条件下で変化するかまたは方法を実施するのに不適切
な場合、有機合成化学で常用される保護基の導入および
脱離方法[例えば、プロテクティブ・グループス・イン
・オーガニック・シンセシス(Protective Groups in Or
ganic Synthesis)、グリーン(T.W.Greene)著、ジョン・
ワイリー・アンド・サンズ・インコーポレイテッド(Jon
e Wiley & Sons Inc.)(1981年)]を用いることに
より、目的化合物を得ることができる。また、必要に応
じて置換基導入等の反応工程の順序を変えることもでき
る。
【0020】製造法1 化合物(I)においてXがNである化合物(I−a)
は、次の反応工程に従い製造することができる。
【0021】
【化11】
【0022】(式中、R18は低級アルキルを表し、n、
2、R3、R4およびZは前記と同義である。) ここで、R18における低級アルキルは、前記低級アルキ
ルと同義である。化合物(I−a)はDE273253
1記載の化合物(II)を塩化メチレン、クロロホル
ム、N,N−ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラ
ン等の不活性溶媒中、1〜4当量、好ましくは1〜2当
量のジシクロヘキシルカルボジイミド、1−(3−ジメ
チルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸
塩等の縮合剤存在下、0℃〜用いる溶媒の沸点、好まし
くは室温〜用いる溶媒の沸点で、1〜72時間、好まし
くは1〜48時間、1〜4当量、好ましくは1〜2当量
の公知の方法で製造または市販されている化合物(II
I)と反応させることにより得ることができる。
【0023】また、化合物(I−a)は化合物(II)
を塩化メチレン等の不活性溶媒中、1当量〜溶媒量、好
ましくは1〜2当量の塩化チオニル等のハロゲン化剤存
在下、0℃〜用いる溶媒の沸点、好ましくは室温〜用い
る溶媒の沸点で、1〜72時間、好ましくは1〜5時
間、反応させることにより得ることができる酸ハロゲン
化物を塩化メチレン、クロロホルム、N,N-ジメチル
ホルムアミド、テトラヒドロフラン等の不活性溶媒中、
1当量〜溶媒量、好ましくは1〜5当量のピリジン、ト
リエチルアミン等の塩基存在下、0℃〜用いる溶媒の沸
点、好ましくは室温〜用いる溶媒の沸点で、1〜72時
間、好ましくは1〜24時間、1〜4当量、好ましくは
1〜2当量の化合物(III)と反応させることによっ
ても得ることができる。
【0024】さらに、化合物(I−a)はDE2732
531記載の化合物(IV)を塩化メチレン、トルエン
等の不活性溶媒中、1〜5当量、好ましくは1〜2当量
のトリメチルアルミニウム存在下、0℃〜用いる溶媒の
沸点、好ましくは室温〜用いる溶媒の沸点で、1〜72
時間、好ましくは1〜5時間、1〜4当量、好ましくは
1〜2当量の化合物(III)と反応させることによっ
ても得ることができる。
【0025】製造法2 化合物(I)においてXがCHである化合物(I−b)
は、次の反応工程に従い製造することができる。
【0026】
【化12】
【0027】(式中、n、R2、R3、R4、R18および
Zは前記と同義で、V1はハロゲンを表す。) ハロゲンは前記と同義である。化合物(I−b)はWO
93/03032記載の化合物(V)を用いて、製造法
1に記載した化合物(II)から化合物(I−a)を製
造する方法に準じて得ることができる。あるいは、化合
物(I−b)はWO93/03032記載の化合物(V
I)をN,N-ジメチルホルムアミド等の不活性溶媒
中、無機塩基、または1〜5当量、好ましくは1〜1.
5当量のブチルリチウム等の塩基存在下、−78℃〜用
いる溶媒の沸点、好ましくは室温〜用いる溶媒の沸点
で、1〜72時間、好ましくは1〜48時間、1〜4当
量、好ましくは1〜2当量の化合物(III)と反応さ
せることにより得ることができる。
【0028】また、化合物(I−b)はWO93/03
032記載の化合物(VII)を用いて、製造法1に記
載した化合物(IV)から化合物(I−a)を製造する
方法に準じても得ることができる。
【0029】製造法3 化合物(I)においてXがCHであり、Yが−SO2
である化合物(I−c)は、次の反応工程に従い製造す
ることができる。
【0030】
【化13】
【0031】(式中、n、R2、R3、R4およびZは前
記と同義である。) 化合物(IX)は、化合物(VIII)をピリジン中、
1〜10当量、好ましくは1〜5当量の三酸化硫黄ピリ
ジン錯体存在下、室温〜用いる溶媒の沸点、好ましくは
室温で、1〜48時間、好ましくは1〜5時間、反応さ
せることにより得ることができる。化合物(I−c)は
化合物(IX)を塩化メチレン等の不活性溶媒中、1当
量〜溶媒量、好ましくは1〜2当量の三塩化りん等のハ
ロゲン化剤存在下、0℃〜用いる溶媒の沸点、好ましく
は室温〜用いる溶媒の沸点で、1〜72時間、好ましく
は1〜5時間、反応させることにより得ることができる
酸ハロゲン化物を塩化メチレン、クロロホルム、N,N
-ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン等の不活
性溶媒中、1当量〜溶媒量、好ましくは1〜5当量のピ
リジン、トリエチルアミン等の塩基存在下、0℃〜用い
る溶媒の沸点、好ましくは室温〜用いる溶媒の沸点で、
1〜72時間、好ましくは1〜24時間、1〜4当量、
好ましくは1〜2当量の化合物(III)と反応させる
ことにより得ることができる。
【0032】製造法4 化合物(I)においてXがCHであり、Yが−CO−で
あり、R2のひとつが−CHOである化合物(I−d)
は、次の反応工程に従い製造することができる。
【0033】
【化14】
【0034】(式中、n’は0〜2の整数を表し、
2、R3、R4、ZおよびV1は前記と同義である。) 化合物(X)は、化合物(VI)を塩化メチレン等の不
活性溶媒中、1〜10当量、好ましくは1〜2当量の四
塩化チタン等の酸触媒存在下、−78℃〜用いる溶媒の
沸点、好ましくは0℃〜室温で、1〜48時間、好まし
くは1〜5時間、1〜10当量、好ましくは1〜2当量
のジクロロメチルメチルエーテルと反応させることによ
り得ることができる。あるいは、化合物(X)は化合物
(VI)をN,N−ジメチルホルムアミド中、1〜10
当量、好ましくは1〜2当量のオキシ塩化りん存在下、
0℃〜用いる溶媒の沸点、好ましくは0℃〜室温で、1
〜48時間、好ましくは1〜5時間反応させることによ
っても得ることができる。
【0035】化合物(I−d)は化合物(X)を用い
て、製造法2に記載した化合物(VI)から化合物(I
−b)を製造する方法に準じて得ることができる。
【0036】製造法5 化合物(I)においてXがCHであり、Yが−CO−で
あり、R2のひとつが−CH2NR1112である化合物
(I−e)は、次の反応工程に従い製造することができ
る。
【0037】
【化15】
【0038】(式中、n’、R2、R3、R4、R11、R
12およびZは前記と同義である。) 化合物(I−e)は、化合物(I−d)をメタノール、
エタノール等の不活性溶媒中、1〜10当量、好ましく
は1〜3当量の水素化シアノホウ素ナトリウム等の還元
剤存在下、0℃〜用いる溶媒の沸点、好ましくは0℃〜
室温で、1〜72時間、好ましくは1〜24時間、1〜
10当量、好ましくは1〜2当量の化合物(XI)と反
応させることにより得ることができる。
【0039】製造法6 化合物(I)においてXがCHであり、Yが−CO−で
あり、R2のひとつがニトロである化合物(I−f)
は、次の反応工程に従い製造することができる。
【0040】
【化16】
【0041】(式中、n’、R2、R3、R4、Zおよび
1は前記と同義である。) 化合物(XII)は化合物(VI)を無水酢酸中、1〜
10当量、好ましくは1〜2当量の硝酸存在下、−78
℃〜用いる溶媒の沸点、好ましくは0℃〜室温で、1〜
48時間、好ましくは1〜2時間反応させることにより
得ることができる。化合物(I−f)は化合物(XI
I)を用いて、製造法2に記載した化合物(VI)から
化合物(I−b)を製造する方法に準じて得ることがで
きる。
【0042】製造法7 化合物(I)においてXがCHであり、Yが−CO−で
あり、R2のひとつがアミノである化合物(I−g)
は、次の反応工程に従い製造することができる。
【0043】
【化17】
【0044】(式中、n’、R2、R3、R4およびZは
前記と同義である。) 化合物(I−g)は化合物(I−f)をメタノール、エ
タノール等の不活性溶媒中、0.1〜2当量、好ましく
は0.1〜0.5当量の塩化ニッケルおよび1〜10当
量、好ましくは1〜5当量の水素化ホウ素ナトリウム存
在下、0℃〜用いる溶媒の沸点、好ましくは0℃〜室温
で、1〜48時間、好ましくは1〜5時間、反応させる
ことにより得ることができる。
【0045】製造法8 化合物(I)においてXがCHであり、Yが−CO−で
あり、R2のひとつが−NHR19(式中、R19は低級ア
ルカノイルまたはアロイルを表す。)である化合物(I
−h)は、次の反応工程に従い製造することができる。
低級アルカノイルおよびアロイルは前記と同義である。
【0046】
【化18】
【0047】(式中、n’、R2、R3、R4、R19およ
びZは前記と同義である。) 化合物(I−h)は化合物(I−g)を塩化メチレン、
クロロホルム、N,N−ジメチルホルムアミド、テトラ
ヒドロフラン等の不活性溶媒中、1〜10当量、好まし
くは1〜3当量のピリジン、トリエチルアミン等の塩基
存在下、0℃〜用いる溶媒の沸点、好ましくは0℃〜室
温で、1〜48時間、好ましくは1〜5時間、1〜10
当量、好ましくは1〜2当量の塩化アセチル、無水酢酸
等と反応させることにより得ることができる。
【0048】製造法9 化合物(I)においてXがCHであり、Yが−CO−で
あり、R2のひとつが
【0049】
【化19】
【0050】(式中、R13、R14およびuは前記と同義
である。)である化合物(I−i)は、次の反応工程に
従い製造することができる。
【0051】
【化20】
【0052】(式中、n’、R2、R3、R4、R13、R
14、Zおよびuは前記と同義であり、V2はハロゲンを
表す。) ハロゲンは前記と同義である。化合物(XIV)は化合
物(XIII)を用いて、製造法8に記載した化合物
(I−g)から化合物(I−h)を製造する方法に準じ
て得ることができる。化合物(I−i)は化合物(XI
V)を塩化メチレン、クロロホルム、N,N−ジメチル
ホルムアミド、テトラヒドロフラン等の不活性溶媒中、
1〜10当量、好ましくは1〜3当量のピリジン、トリ
エチルアミン等の塩基存在下、0℃〜用いる溶媒の沸
点、好ましくは0℃〜室温で、1〜48時間、好ましく
は1〜5時間、1〜10当量、好ましくは1〜2当量の
化合物(XV)と反応させることにより得ることができ
る。
【0053】製造法10 化合物(I)においてXがCHであり、Yが−CO−で
あり、R2のひとつがが
【0054】
【化21】
【0055】(式中、R3aおよびR4aは前記と同義であ
る。)である化合物(I−j)は、次の反応工程に従い
製造することができる。
【0056】
【化22】
【0057】(式中、R20は水素、低級アルキルまたは
低級アルカノイルを表し、n’、R2、R3、R4
3a、R4a、ZおよびV1は前記と同義である。) 低級アルキルおよび低級アルカノイルは前記と同義であ
る。化合物(XVII)は化合物(VI)を塩化メチレ
ン、クロロホルム、メタノール、エタノール等の不活性
溶媒中、1〜10当量、好ましくは1〜3当量のメタン
スルホン酸、三フッ化ホウ素エーテル錯体、パラトルエ
ンスルホン酸トリフルオロ酢酸等の酸触媒存在下、0℃
〜用いる溶媒の沸点、好ましくは0℃〜室温で、1〜4
8時間、好ましくは1〜5時間、1〜10当量、好まし
くは1〜2当量の化合物(XVI)と反応させることに
より得ることができる。化合物(I−j)は化合物(X
VII)を用いて、製造法2に記載した化合物(VI)
から化合物(I−b)を製造する方法に準じて得ること
ができる。
【0058】なお、原料化合物のうち、化合物(II)
はDE−2732531に記載の方法、あるいはそれに
準じて得ることができる。また、化合物(V)はWO9
3/03032、ジャーナル・オブ・ヘテロサイクリッ
ク・ケミストリー、30巻、1号、177頁(1993
年)に記載の方法あるいはそれに準じて得ることができ
る。
【0059】上記製造法における中間体および目的化合
物は、有機合成化学で常用される精製法、例えば、濾
過、抽出、洗浄、乾燥、濃縮、再結晶、各種クロマトグ
ラフィー等に付して精製単離することができる。また、
中間体においては、特に精製することなく次の反応に供
することも可能である。化合物(I)の塩を取得したい
とき、化合物(I)が塩の形で得られる場合には、その
まま精製すればよく、また、遊離の形で得られる場合に
は、化合物(I)を適当な溶媒に溶解または懸濁させ
て、適当な酸または塩基を加えることにより塩を形成さ
せ単離すればよい。
【0060】また、化合物(I)およびその薬理学的に
許容される塩は、水あるいは各種溶媒との付加物の形で
存在することもあるが、これら付加物も本発明に包含さ
れる。上記製造法によって得られる化合物(I)の具体
例を第1表に示す。
【0061】
【表1】
【0062】
【表2】
【0063】本発明化合物の骨吸収抑制作用については
カルーらの報告[ボーン・アンド・ミネラル、14巻、
175頁(1991年)]に基づき、試験動物の卵巣摘
除による骨吸収亢進により上昇する尿中ヒドロキシプロ
リン排泄量の抑制作用をもって試験した。次に、その作
用を試験例で説明する。
【0064】試験例: 卵巣摘除による尿中ヒドロキシ
プロリン排泄量上昇抑制作用 12週令の SD 系雌性ラット(日本クレア)に水道水およ
び固型飼料(F2,船橋農場)を自由摂取させて1週間の
予備飼育後、体重 270〜310 gに成長した動物を実験に
供した。動物は、偽手術および両側卵巣摘除を施した
後、水道水をイオン交換水に変え、個別ケージで飼育し
た。被験化合物(10 mg/kg)は 0.3% TWEENで溶解し
て、卵巣摘除後翌日から1日1回2週間、0.5 ml/100 g
体重の割合で経口投与した。なお、偽手術群および卵巣
摘除対照群には、0.3% TWEENを同様に投与した。最終
投与後、動物を個別に代謝ケージに入れ、24時間絶食
し、尿を採取した。尿量を測定後、4℃下、3,000 rpm
で 15 分間遠心し、その上清を採取し、ヒドロキシプロ
リン濃度を池田らの方法[東京衛研年報,36,277-28
2,(1985 )]で、クレアチニン濃度をクレアチニンテ
ストワコー(和光純薬)でそれぞれ測定した。尿ヒドロ
キシプロリン排泄は、クレアチニン量に対するヒドロキ
シプロリン量のモル比で算出した。卵巣摘除対照群の尿
ヒドロキシプロリン排泄増加に対する被験化合物投与群
の抑制率は次式より算出した。 抑制率(%)=[(P1―P2)/(P1―P3)]× 100 P1:卵巣摘除対照群の尿ヒドロキシプロリン排泄(μmo
l/mmol) P2:卵巣摘除被験化合物投与群の尿ヒドロキシプロリン
排泄(μmol/mmol) P3:偽手術群の尿ヒドロキシプロリン排泄(μmol/mmo
l)
【0065】
【表3】
【0066】化合物(I)またはその薬理学的に認容さ
れる塩は、例えば、錠剤、カプセル剤、シロップ剤等の
通常適用される剤形に調製して、経口的に、あるいは筋
肉内注射、静脈内注射、点滴、座剤による直腸内投与等
の非経口的投与で投与することができる。それらの経口
的または非経口的に投与する剤形の製剤化には、通常知
られた方法が適用され、例えば各種の賦形剤、滑沢剤、
結合剤、崩壊剤、等張化剤、乳化剤等を含有していても
よい。
【0067】使用する製剤用担体としては、例えば、
水、注射用蒸留水、生理食塩水、グルコース、フラクト
ース、白糖、マンニット、ラクトース、でんぷん、セル
ロース、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロー
ス、ヒドロキシプロピルセルロース、アルギン酸、タル
ク、クエン酸ナトリウム、炭酸カルシウム、リン酸水素
カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、尿素、シリコ
ーン樹脂、ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪
酸エステル等があげられる。
【0068】化合物(I)またはその薬理学的に許容さ
れる塩の有効投与量および投与回数は、投与形態、患者
の年齢、体重、症状等により異なるが、通常1日当たり
0.1〜10mg/kgを1〜4回に分けて投与する。以下
に、本発明の態様を実施例および参考例で説明する。
【0069】
【実施例】実施例1 N−[3−(2−オキソピロリジ
ニル)プロピル]−1−ジフェニルメチル−4−メチル
−1H−イミダゾ−ル−5−カルボキサミド(化合物
1) 1−ジフェニルメチル−4−メチル−1H−イミダゾ−
ル−5−カルボン酸(1.00g, 3.42mmol)を塩化メチレン
(20mL)に懸濁し、塩化チオニル(0.30mL, 4.10mmol)およ
びN,N−ジメチルホルムアミド2〜3滴を加え、加熱還
流下、1.5時間攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、得ら
れた残渣をテトラヒドロフラン(20mL)に溶解し、ジイソ
プロピルエチルアミン(0.89mL, 5.13mmol)および1−
(3−アミノプロピル)−2−ピロリジノン(0.72mL,
5.13mmol)を加え、室温で17時間攪拌した。反応溶液を
減圧濃縮し、得られた残渣を水で希釈し、塩化メチレン
で抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥、減
圧濃縮し、粗生成物を得た。得られた粗生成物をイソプ
ロパノ−ルで再結晶し、白色結晶として標記化合物(1.0
1g, 3.03mmol, 収率89%)を得た。1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm) : 1.38-1.47(2H, m), 1.97-2.08
(2H, m), 2.39(2H, t, J=8.1 Hz), 2.52(3H, s), 3.04
(2H, t, J=5.9 Hz), 3.18(2H, q, J=5.9 Hz), 3.33(2H,
t, J=7.1 Hz), 7.01(1H, br s), 7.08-7.10(5H, m),
7.29-7.37(6H, m),7.48(1H, s). 以下の実施例2〜4では、1−(3−アミノプロピル)
−2−ピロリジノンに代えて対応するアミンを用い、実
施例1と同様な方法により目的化合物を得た。
【0070】実施例2 N−(3−モルホリノプロピ
ル)−1−ジフェニルメチル−4−メチル−1H−イミ
ダゾ−ル−5−カルボキサミド(化合物2) 1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm) : 1.52-1.57(2H, m), 2.30-2.35
(6H, m), 2.44(3H, s),3.39(2H, q, J=5.9 Hz), 3.53-
3.65(4H, m), 6.83(1H, br s), 7.08-7.11(4H, m), 7.1
4(1H, s), 7.28-7.35(6H, m), 7.46(1H, s).
【0071】実施例3 N−(4−プロピルフェニル)
−1−ジフェニルメチル−4−メチル−1H−イミダゾ
ール−5−カルボキサミド(化合物3) 1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm) : 0.92(3H, t, J=7.3 Hz), 1.56
-1.65(2H, m), 2.54(3H,t, J=7.3 Hz), 2.54(3H, s),
7.10-7.13(6H, m), 7.24-7.35(8H, s), 7.51(1H,s).
【0072】実施例4 5−[4−(2−クロロフェニ
ル)ピペラジニルカルボニル]−1−ジフェニルメチル
−4−メチル−1H−イミダゾール(化合物4) 1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm) : 1.64 (1H, br s), 2.11(1H, b
r s), 2.24(3H, s), 2.43(1H, br s), 2.75(1H, br s),
3.07(1H, br s), 3.38(2H, br s), 4.18(1H, brs), 6.
76(1H, d, J=8.2 Hz), 6.97-7.40(15H, m).
【0073】実施例5 N−[3−(2−オキソピロリ
ジニル)プロピル]−1−ジフェニルメチル−5−メチ
ル−1H−イミダゾ−ル−4−カルボキサミド(化合物
5) 1−(3−アミノプロピル)−2−ピロリジノンを用
い、実施例1と同様な方法により、1−ジフェニルメチ
ル−5−メチル−1H−イミダゾ−ル−4−カルボン酸
から標記化合物を得た。1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm) : 1.78-1.85(2H, m), 1.99-2.07
(2H, m), 2.36-2.42(2H,m), 2.47(3H, s), 3.37-3.41(6
H, m), 6.40(1H, s), 7.01(1H, br s), 6.98-7.06(5H,
m), 7.28-7.37(6H, m), 7.64(1H, br s). 以下の実施例6〜8では、1−(3−アミノプロピル)
−2−ピロリジノンに代えて対応するアミンを用い、実
施例5と同様な方法により目的化合物を得た。
【0074】実施例6 N−(3−モルホリノプロピ
ル)−1−ジフェニルメチル−5−メチル−1H−イミ
ダゾ−ル−4−カルボキサミド(化合物6) 1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm) : 1.52-1.57(2H, m), 2.30-2.35
(6H, m), 2.44(3H, s),3.39(2H, q, J=5.9 Hz), 3.53-
3.65(4H, m), 6.83(1H, br s), 7.08-7.11(4H, m), 7.1
4(1H, s), 7.28-7.35(6H, m), 7.46(1H, s).
【0075】実施例7 N−(4−プロピルフェニル)
−1−ジフェニルメチル−5−メチル−1H−イミダゾ
ール−4−カルボキサミド(化合物7) 1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm) : 0.89-0.96(3H, m), 1.26-1.66
(2H, m), 2.25-2.58(2H,m), 2.53(3H, s), 6.44(1H,
s), 6.96-7.15(9H, m), 7.37-7.39(6H, m), 9.03(1H, b
r s).
【0076】実施例8 4−[4−(2−クロロフェニ
ル)ピペラジニルカルボニル]−1−ジフェニルメチル
−5−メチル−1H−イミダゾール(化合物8) 1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm) : 2.38(3H, s), 3.12(4H, t, J=
4.9Hz), 3.92(2H, br s), 4.22(2H, br s), 6.43(1H,
s), 6.96(1H, dd, J=1.6, 7.6 Hz), 7.02-7.08(6H, m),
7.21(1H, dd, J=1.6, 7.6 Hz), 7.36-7.45(7H, m).
【0077】実施例9 N−[3−(2−オキソピロリ
ジニル)プロピル]−1−ジフェニルメチル−1H−ピ
ロール−2−カルボキサミド(化合物9) 1−ジフェニルメチル−2−トリクロロアセチル−1H
−ピロール(1.50g, 3.96mmol)をジメチルホルムアミ
ド(15mL)に溶解し、氷冷下、1−(3−アミノプロピ
ル)−2−ピロリジノン(0.36mL, 4.36mmol)を加え、
室温で15時間攪拌した。反応溶液を酢酸エチルで希釈
し、水、飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥、減圧濃縮し、粗生成物を得た。得られ
た粗生成物をジイソプロピルエーテルで結晶化し、白色
結晶として標記化合物(1.35g, 3.36mmol,収率 85%)を
得た。1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm) : 1.57-1.66(2H, m), 1.97-2.08
(2H, m), 2.42(2H, t, J=8.1 Hz), 3.22-3.37(6H, m),
6.10(1H, t, J=4.0 Hz), 6.56(1H, t, J=1.7 Hz), 6.88
(1H, dd, J=1.7, 4.0 Hz), 7.05-7.08(4H, m), 7.21-7.
33(7H, m), 8.01(1H, s). 以下の実施例10および実施例11では、1−(3−ア
ミノプロピル)−2−ピロリジノンに代えて対応するア
ミンを用い、実施例9と同様な方法により、1−ジフェ
ニルメチル−2−トリクロロアセチル−1H−ピロール
から目的化合物を得た。
【0078】実施例10 N−(3−モルホリノプロピ
ル)−1−ジフェニルメチル−1H−ピロール−2−カ
ルボキサミド(化合物10) 1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm) : 1.61-1.68(2H, m), 2.39-2.44
(6H, m), 3.39(2H, dd,J=5.6, 11.9 Hz), 3.69(4H, t,
J=4.4 Hz), 6.09-6.11(1H, m), 6.58-6.60(1H,m), 6.63
-6.65(1H, m), 7.05-7.08(4H, m), 7.23-7.33(7H, m),
7.98(1H, s).
【0079】実施例11 N−(2−ジメチルアミノエ
チル)−1−ジフェニルメチル−1H−ピロール−2−
カルボキサミド(化合物11) 1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm) : 2.20(6H, s), 2.39(2H, t, J=
5.9 Hz), 3.35(2H, dd,J=5.6, 11.9 Hz), 6.07-6.10(1
H, m), 6.55(1H, br s), 6.58-6.59(1H, m), 6.66-6.68
(1H, m), 7.04-7.08(4H, m), 7.24-7.33(6H, m), 7.97
(1H, s).
【0080】実施例12 N−(4−プロピルフェニ
ル)−1−ジフェニルメチル−1H−ピロール−2−カ
ルボキサミド(化合物12) 以下の反応はアルゴン雰囲気下に行った。4−プロピル
アニリン(0.58mL, 3.96mmol)をテトラヒドロフラン(15m
L)に溶解し、−78℃でブチルリチウム(1.63Mヘキサン
溶液, 2.43mL, 3.96mmol)を加え15分間攪拌した後、1
−(ジフェニルメチル)−2−(トリクロロアセチル)
−1H−ピロール(1.50g, 3.96mmol)のテトラヒドロフ
ラン溶液(5mL)を加え、室温で20時間攪拌した。反応溶
液を飽和塩化アンモニウム水溶液で希釈し、酢酸エチル
で抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥、減
圧濃縮後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(ヘキサン/酢酸エチル=3:1)で精製し、得られた結晶を
イソプロパノールで再結晶し、白色結晶として標記化合
物(488mg, 1.24mmol, 収率31%)を得た。1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm) : 0.91(3H, t, J=7.6 Hz), 1.55
-1.64(2H, m), 2.53(2H,t, J=7.6 Hz), 6.15-6.17(1H,
m), 6.65-6.69(1H, m), 6.73-6.78(1H, m), 7.06-7.12
(6H, m), 7.24-7.39(8H, m), 7.52(1H, br s), 7.98(1
H, s).
【0081】実施例13 N−[3−(2−オキソピロ
リジニル)プロピル]−1−ジフェニルメチル−4−ホ
ルミル−1H−ピロール−2−カルボキサミド(化合物
13) 1−(3−アミノプロピル)−2−ピロリジノンを用
い、実施例9と同様な方法により、1−ジフェニルメチ
ル−4−ホルミル−2−トリクロロアセチル−1H−ピ
ロール(537mg, 1.32mmol)から標記化合物(567mg, 1.32m
mol, 100%)を得た。1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm) : 1.55-1.59(2H, m), 2.02-2.10
(2H, m), 2.42(2H, t, J=8.1 Hz), 3.17-3.26(4H, m),
3.35(2H, t, J=7.1 Hz), 7.05-7.08(4H, m), 7.16(1H,
d, J=1.7 Hz), 7.27-7.35(7H, m), 7.53(1H, br s), 7.
94(1H, s), 9.71(1H, s).
【0082】実施例14 N−[3−(2−オキソピロ
リジニル)プロピル]−4−(ジメチルアミノ)メチル
−1−(ジフェニルメチル)−1H−ピロール−2−カ
ルボキサミド(化合物14) N−[3−(2−オキソピロリジニル)プロピル]−1
−ジフェニルメチル−4−ホルミル−1H−ピロール−
2−カルボキサミド(567mg, 1.32mmol)をメタノール(7m
L)に溶解し、氷冷下、ジメチルアミン塩酸塩(323mg, 3.
96mmol)、水素化シアノホウ素ナトリウム(166mg, 2.64m
mol)を加え、室温で18時間攪拌した。反応溶液を水で希
釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、次いで飽和
食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾
燥、減圧濃縮し、標記化合物(503mg, 1.10mmol, 83%)を
得た。1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm) : 1.58-1.67(2H, m), 1.98-2.08
(2H, m), 2.27(6H, s),2.41(2H, t, J=8.1 Hz), 3.16-
3.40(8H, m), 6.53(1H, s), 6.81(1H, s), 7.05-7.07(4
H, m), 7.17(1H, br s), 7.25-7.30(6H, m), 7.95(1H,
s).
【0083】実施例15 N−[3−(2−オキソピロ
リジニル)プロピル]−1−ジフェニルメチル−4−ニ
トロ−1H−ピロール−2−カルボキサミド(化合物1
5) 実施例9と同様な方法により、1−ジフェニルメチル−
4−ニトロ−1H−ピロール−2−トリクロロアセチル
ピロール(559mg, 1.32mmol)から標記化合物(590mg, 1.3
2mmol, 100%)を得た。1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm) : 1.50-1.60(2H, m), 1.98-2.11
(2H, m), 2.43(2H, t, J=7.9 Hz), 3.16-3.27(4H, m),
3.36(2H, t, J=7.1 Hz), 7.06-7.09(4H, m), 7.27-7.38
(6H, m), 7.72(1H, br s), 7.93(1H, s).
【0084】実施例16 N−[3−(2−オキソピロ
リジニル)プロピル]−4−アミノ−1−ジフェニルメ
チル−1H−ピロール−2−カルボキサミド(化合物1
6) N−[3−(2−オキソピロリジニル)プロピル]−1
−ジフェニルメチル−4−ニトロ−1H−ピロール−2
−カルボキサミド(590mg, 1.32mmol)をメタノール(6mL)
に溶解し、氷冷下、塩化ニッケル6水和物(72mg, 0.26mm
ol)、水素化ホウ素ナトリウム(200mg, 5.28mmol)を加
え、室温で30分間攪拌した。反応溶液を水で希釈し、酢
酸エチルで抽出した。有機層を水、次いで飽和食塩水で
洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥、減圧
濃縮し、標記化合物(550mg, 1.32mmol, 100%)を得た。1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm) : 1.53-1.67(2H, m), 1.96-2.10
(2H, m), 2.32-2.45(2H,m), 3.16-3.40(6H, m), 7.00-
7.12(4H, m), 7.18-7.37(6H, m), 7.95(1H, br s).
【0085】実施例17 N−[3−(2−オキソピロ
リジニル)プロピル]−4−ジメチルアミノアセチルア
ミノ−1−ジフェニルメチル−1H−ピロール−2−カ
ルボキサミド(化合物17) N−[3−(2−オキソピロリジニル)プロピル]−4
−アミノ−1−ジフェニルメチル−1H−ピロール−2
−カルボキサミド(550mg, 1.32mmol)を塩化メチレン(5m
L)に溶解し、氷冷下、トリエチルアミン(0.37mL, 3.30m
mol)およびクロロアセチルクロリド(0.16mL, 1.98mmol)
を加え、室温で12時間攪拌した。反応溶液を水で希釈
し、ジクロロメタンで抽出した。有機層を水、飽和食塩
水で洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥、
減圧濃縮した。得られた残渣を塩化メチレン(6mL)に溶
解し、氷冷下、トリエチルアミン(0.40mL, 3.96mmol)、
ジメチルアミン塩酸塩(215mg, 2.64mmol)を加え、室温
で12時間、加熱還流下12時間攪拌した。反応溶液を水で
希釈し、塩化メチレンで抽出した。有機層を水、次いで
飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウム
で乾燥、減圧濃縮後、残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=3:1)で精製し、淡黄
色オイルとして標記化合物(225mg, 0.45mmol, 34%)を得
た。1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm) : 1.58-1.68(2H, m), 1.98-2.11
(2H, m), 2.32(3H, s),2.44(2H, t, J=8.1 Hz), 3.01(2
H, s), 3.19-3.38(6H, m), 6.76(1H, s), 7.09-7.12(4
H, m), 7.24-7.29(6H, m), 8.02(1H, s), 8.91(1H, br
s).
【0086】実施例18 N−[3−(2−オキソピロ
リジニル)プロピル]−1−ジフェニルメチル−1H−
ピロール−3−スルホンアミド(化合物18) 1−ジフェニルメチル−1H−ピロール−3−スルホン
酸(298mg, 0.96mmol)を塩化メチレン(3mL)に溶解し、加
熱還流下、5時間攪拌した。反応溶液を水で希釈し、ジ
クロロメタンで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥、減圧濃縮した。得られた残渣を塩化メチレン
(3mL)に溶解し、トリエチルアミン(0.40mL, 2.88mmo
l)、1−(3−アミノプロピル)−2−ピロリジノン
(0.27mL, 1.92mmol)を加え室温で1.5時間攪拌した。反
応溶液を水で希釈し、塩化メチレンで抽出した。有機層
を無水硫酸マグネシウムで乾燥、減圧濃縮し、淡黄色無
定形固体として標記化合物(417mg, 0.96mmol, 100%)を
得た。1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm) : 1.68-1.73(2H, m), 1.94-2.04
(2H, m), 2.31(2H, t, J=8.1 Hz), 2.89(2H, dd, J=6.
3, 12.5 Hz), 3.29-2.26(4H, m), 5.59(1H, br s), 6.4
5-6.48(2H, m), 6.61(1H, t, J=2.6 Hz), 7.05-7.09(5
H, m), 7.33-7.40(6H, m).
【0087】実施例19 N−[3−(2−オキソピロ
リジニル)プロピル]−1−(2−ジメチルアミノエチ
ル)−4−ジフェニルメチル−1H−ピロール−2−カ
ルボキサミド(化合物19) 実施例9と同様な方法により、1−(2−ジメチルアミ
ノエチル)−4−ジフェニルメチル−2−トリクロロア
セチル−1H−ピロール(160mg, 0.36mmol)から標記化
合物(168mg, 0.36mmol, 100%)を得た。 ・1H-NMR(CDCl3)δ(ppm) : 1.66-1.75(2H, m), 1.95-2.
08(2H, m), 2.25(6H, s), 2.35(2H, t, J=8.1Hz), 2.64
(2H, t, J=7.1Hz), 3.26-3.40(6H, m), 4.36(2H,t, J=
7.1Hz), 5.32(1H, s), 6.35(1H, d, J=1.7Hz), 6.50(1
H, d, J=1.7Hz), 7.13-7.32(11H, m).
【0088】参考例1 1−ジフェニルメチル−4−ホ
ルミル−2−トリクロロアセチル−1H−ピロール 1−ジフェニルメチル−2−トリクロロアセチル−1H
−ピロール(500mg, 1.32mmol)をジクロロメタン(5m
L)に溶解し、-20℃で四塩化チタン(0.43mL, 3.96mmo
l)およびジクロロメチルメチルエーテル(0.36mL, 3.9
6mmol)を加え、室温で4時間攪拌した。反応溶液を氷水
中に注加し、ジクロロメタンで抽出した。有機層を水、
飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウム
で乾燥、減圧濃縮し、淡黄色オイルとして標記化合物
(537mg, 1.32mmol, 100%)を得た。1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm) : 7.03-7.06(4H, m), 7.35-7.37
(7H, m), 7.65(1H, s),8.04(1H, d, J=1.7 Hz), 9.78(1
H, s).
【0089】参考例2 N−[3−(2−オキソピロリ
ジニル)プロピル]−1−ジフェニルメチル−4−ホル
ミル−1H−ピロール−2−カルボキサミド 実施例9と同様な方法により、1−ジフェニルメチル−
4−ホルミル−2−トリクロロアセチルピロール(537m
g, 1.32mmol)から標記化合物(567mg, 1.32mmol, 100
%)を得た。1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm) : 1.55-1.59(2H, m), 2.02-2.10
(2H, m), 2.42(2H, t, J=8.1 Hz), 3.17-3.26(4H, m),
3.35(2H, t, J=7.1 Hz), 7.05-7.08(4H, m), 7.16(1H,
d, J=1.7 Hz), 7.27-7.35(7H, m), 7.53(1H, br s), 7.
94(1H, s), 9.71(1H, s).
【0090】参考例3 1−ジフェニルメチル−4−ニ
トロ−2−トリクロロアセチル−1H−ピロール 1−ジフェニルメチル−2−トリクロロアセチルピロー
ル(500mg, 1.32mmol)を無水酢酸(5mL)に溶解し、-2
0℃で70%硝酸(0.17mL, 2.64mmol)を加え、室温で19時
間攪拌した。反応溶液を氷水中に注加し、酢酸エチルで
抽出した。有機層を水、次いで飽和食塩水で洗浄した。
有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥、減圧濃縮し、淡
黄色オイルとして標記化合物(559mg, 1.32mmol, 100
%)を得た。1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm) : 7.05-7.08(4H, m), 7.38-7.40
(6H, m), 7.50(1H, d, J=1.7 Hz), 7.63(1H, s), 8.08
(1H, d, J=1.7 Hz).
【0091】参考例4 N−[3−(2−オキソピロリ
ジニル)プロピル]−1−ジフェニルメチル−4−ニト
ロ−1H−ピロール−2−カルボキサミド 実施例9と同様な方法により、1−ジフェニルメチル−
4−ニトロ−2−トリクロロアセチルピロール(559mg,
1.32mmol)から標記化合物(590mg, 1.32mmol, 100%)を得
た。1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm) : 1.50-1.60(2H, m), 1.98-2.11
(2H, m), 2.43(2H, t, J=7.9 Hz), 3.16-3.27(4H, m),
3.36(2H, t, J=7.1 Hz), 7.06-7.09(4H, m), 7.27-7.38
(6H, m), 7.72(1H, br s), 7.93(1H, s).
【0092】参考例5 1−ジフェニルメチル−1H−
ピロール−3−スルホン酸 以下の反応はアルゴン雰囲気下で行った。1−ジフェニ
ルメチルピロール(500mg, 2.14mmol)をピリジン(5m
L)に溶解し、三酸化硫黄-ピリジン錯体(409mg, 2.57m
mol)を加え、加熱還流下、5時間攪拌した。反応溶液を
酢酸エチルで希釈し、水で抽出した。水層を2N塩酸水溶
液で酸性に調整し、酢酸エチルで抽出した。有機層を
水、飽和重曹水、飽和食塩水で順次洗浄した。有機層を
無水硫酸マグネシウムで乾燥、減圧濃縮し、淡黄色無定
形固体として標記化合物(298mg, 0.96mmol,37%)を得
た。1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm) : 6.40(1H, s), 6.49-6.50(2H,
m), 7.02-7.05(4H, m),7.10(1H, s), 7.25-7.31(6H,
m).
【0093】参考例6 1−(2−ジメチルアミノエチ
ル)−1H−ピロール N,N−ジメチルエチレンジアミン(1mL, 9.11mmol)
と2,5−ジメトキシテトラヒドロフラン(1.24mL, 9.
56mmol)を氷冷下酢酸(5ml)に溶解し、加熱還流下2時
間攪拌した。反応液を濃縮し、得られた残渣を酢酸エチ
ルで希釈し、水、飽和重曹水、飽和食塩水で洗浄した。
有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥、濃縮し、標記化
合物(739mg, 5.37mmol, 59%)を得た。1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm) : 2.24(6H, s), 2.63(2H, t, J=
7.1 Hz), 3.97(2H, t, J=7.1 Hz), 6.13(2H, t, J=2.0
Hz), 6.67(2H, t, J=2.0 Hz).
【0094】参考例7 1−(2−ジメチルアミノエチ
ル)−2−トリクロロアセチル−1H−ピロール 1−(2−ジメチルアミノエチル)−1H−ピロール(5
78mg, 4.18mmol)を塩化メチレン(10mL)に溶解し、ト
リクロロアセチルクロリド(0.51mL, 4.60mmol)を加え、
室温で18時間攪拌した。反応溶液を水で希釈し、塩化
メチレンで抽出した。有機層を水、飽和重曹水、飽和食
塩水で順次洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで
乾燥、減圧濃縮し、淡黄色無定形固体として標記化合物
(725mg,2.55mmol, 61%)を得た。1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm) : 2.31(6H, s), 2.66(2H, t, J=
6.8 Hz), 4.44(2H, t, J=6.8 Hz), 6.24(1H, dd, J=2.
5, 4.5 Hz), 7.09(1H, dd, J=1.5, 2.5 Hz), 7.54(1H,
dd, J=1.5, 4.5 Hz).
【0095】参考例8 1−(2−ジメチルアミノエチ
ル)−4−ジフェニルメチル−2−トリクロロアセチル
−1H−ピロール 1−(2−ジメチルアミノエチル)−2−トリクロロア
セチル−1H−ピロール(144mg, 0.51mmol)を1,2−
ジクロロエタン(3mL)に溶解し、氷冷下、ベンズヒドロ
ール(103mg, 0.56mmol)およびメタンスルホン酸(0.07m
L, 1.07mmol)を加え、室温で13時間攪拌した。反応溶液
を水で希釈し、ジクロロメタンで抽出した。有機層を
水、飽和重曹水および飽和食塩水で洗浄した。有機層を
無水硫酸マグネシウムで乾燥、減圧濃縮後、残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム/メタノ
ール=50:1)で精製し、淡黄色オイルとして標記化合物
(155mg, 0.35mmol, 68%)を得た。1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm) : 2.26(6H, s), 2.61(2H, t, J=
6.9 Hz), 4.33(2H, t, J=6.9 Hz), 5.34(1H, s), 6.66
(1H, s), 7.12-7.32(11H, m).
【0096】参考例9 N−[3−(2−オキソピロリ
ジニル)プロピル]−1−(2−ジメチルアミノエチ
ル)−4−ジフェニルメチル−1H−ピロール−2−カ
ルボキサミド 実施例9と同様な方法により、1−(2−ジメチルアミ
ノエチル)−4−ジフェニルメチル−2−トリクロロア
セチル−1H−ピロール(160mg, 0.36mmol)から標記化
合物(168mg, 0.36mmol, 100%)を得た。1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm) : 1.66-1.75(2H, m), 1.95-2.08
(2H, m), 2.25(6H, s),2.35(2H, t, J=8.1 Hz), 2.64(2
H, t, J=7.1 Hz), 3.26-3.40(6H, m), 4.36(2H,t, J=7.
1 Hz), 5.32(1H, s), 6.35(1H, d, J=1.7 Hz), 6.50(1
H, d, J=1.7 Hz), 7.13-7.32(11H, m).
【0097】
【発明の効果】本発明は、骨粗鬆症治療薬として有用な
含窒素複素環化合物またはその薬理学的に許容される塩
が提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C07D 233/90 C07D 233/90 A 403/12 207 403/12 207

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(I) 【化1】 {式中、R1は−Y−Z[式中、Yは−C(=O)−ま
    たは−SO2−を表し、Zは−NR56[式中、R5は水
    素、低級アルキル、低級アルケニルまたはアラルキルを
    表し、R6は置換もしくは置換のアリール、置換もしく
    は非置換の複素環基または−(CH2s−R7(式中、
    7はヒドロキシ、低級アルコキシ、ハロゲン、置換も
    しくは非置換のアリール、置換もしくは非置換の複素環
    基または−NR89(式中、R8およびR9は同一または
    異なって水素、低級アルキル、脂環式アルキル、低級ア
    ルケニル、アラルキル、置換もしくは非置換のアリー
    ル、置換もしくは非置換の複素環基、低級アルカノイル
    またはアロイルを表すか、R8とR9が一緒になって隣接
    する窒素原子と共に形成される置換もしくは非置換の脂
    環式複素環基を表す。)を表し、sは2〜6の整数を表
    す。)を表すか、R5とR6が一緒になって隣接する窒素
    原子と共に形成される置換もしくは非置換の複素環基を
    表す。]を表す。]を表し、R2は−(CH2t−R10
    [式中、R10は水素、低級アルキル、ハロゲン、アルデ
    ヒド、ヒドロキシ、カルボキシ、低級アルコキシカルボ
    ニル、ニトロ、置換もしくは非置換のアリール、置換も
    しくは非置換の複素環基または−NR1112(式中、R
    11およびR12は同一または異なって水素、低級アルキ
    ル、脂環式アルキル、低級アルケニル、アラルキル、置
    換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換の複
    素環基、低級アルカノイル、アロイルまたは 【化2】 (式中、R13およびR14は同一または異なって水素、低
    級アルキル、脂環式アルキル、低級アルケニル、置換も
    しくは非置換のアリールまたは置換もしくは非置換の複
    素環基を表し、uは0〜6の整数を表す。)を表す。)
    を表し、tは0〜6の整数を表す。ただし、XがNのと
    き、R10は水素以外の基を表す。]または 【化3】 (式中、R3aおよびR4aは同一または異なって、水素、
    低級アルキル、ヒドロキシ、低級アルコキシ、ハロゲ
    ン、−O−(CH2q'−OR15a(式中、R15aは水素
    または低級アルキルを表し、q’は1〜6の整数を表
    す。)または 【化4】 (式中、R16aおよびR17aは同一または異なって、水素
    または低級アルキルを表すか、R16aとR17aが一緒にな
    って隣接する窒素原子と共に形成される置換もしくは非
    置換の脂環式複素環基を表し、r’は2〜6の整数を表
    す。)を表す。)を表し、R3およびR4は、同一または
    異なって、水素、低級アルキル、ヒドロキシ、低級アル
    コキシ、ハロゲン、−O−(CH2q−OR17(式中、
    17は、水素または低級アルキルを表し、qは1〜6の
    整数を表す。)または 【化5】 (式中、R16、R17およびrはそれぞれ前記R16a、R
    17aおよびr’と同義である。)を表し、nは0〜3の
    整数を表し、nが2以上の場合、R2は同一または異な
    っていてもよく、XはNまたはCHを表す。}で表され
    る含窒素複素環化合物またはその薬理学的に許容される
    塩。
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