JP2010514619A - ステアリング・ホイールを安全位置まで移動させるための機械式アクチュエータを備える貨物自動車 - Google Patents

ステアリング・ホイールを安全位置まで移動させるための機械式アクチュエータを備える貨物自動車 Download PDF

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Abstract

本貨物自動車は、セミトレーラの後部に前面衝突することによって生じる前記シャーシ(6)に対する運転室(4)の後方への運動エネルギーのみを使用して、ステアリング・ホイールを運転位置から安全位置に移動できるように、機械式アクチュエータが、前記シャーシ(6)に一体的に固定された第2の部分(60)を有する
【選択図】図2

Description

本発明は、ステアリング・ホイールを安全位置に移動させるための機械式アクチュエータを備える貨物自動車に関する。
駆動輪を有するシャーシと、
セミトレーラの後部に前面衝突した場合に、上記シャーシに対して後方に移動するように、上記シャーシ上に取り付けられた運転室と、
上記運転室内部で、運転者が運転時に楽に把持できるように上記運転者に近づく運転位置と、前面衝突時に上記運転者の負傷の危険または重傷度を軽減するために上記運転者からより離れる安全位置との間で動作可能な、ステアリング・ホイールと、
上記運転室内部で、上記ステアリング・ホイールを、上記運転室の外側で上記シャーシに取り付けられたステアリング・ギアに機械的に連結する、ステアリング・コラムと、
上記運転室内部で、上記ステアリング・ホイールまたは上記ステアリング・コラムに一体的に固定された第1の部分を有する、前面衝突に応答して上記ステアリング・ホイールを上記運転位置から上記安全位置に移動させるための機械式アクチュエータとを備える、貨物自動車がある。
例えば、機械式アクチュエータは、特許文献1に開示されている。この文書の機械式アクチュエータは、前面衝突による運転室の前面の変形によって付勢される。この機械式アクチュエータは、大部分の状況で適切に機能する。
しかしながら、貨物自動車がセミトレーラの後部と衝突する場合、運転室は、ほとんど変形しないで、主にシャーシに対し後方に移動するということが起きる。かかる衝突では、特許文献1の機械式アクチュエータは作動せず、ステアリング・ホイールは安全位置まで移動しない。したがって、運転者は、急激な減速により投げ出されてステアリング・ホイールにぶつかり、運転室の前面があまり変形していない場合でも、ステアリング・ホイールによって負傷する可能性がある。
独国特許出願公開第10 2004 048 177号明細書 国際公開第2006/049536号パンフレット
したがって、本発明の目的は、より安全な貨物自動車を提供することである。
本発明は、セミトレーラの後部に前面衝突することによって生じる前記シャーシに対する前記運転室の後方への運動エネルギーのみを使用して、前記ステアリング・ホイールを前記運転位置から前記安全位置に移動できるように、前記機械式アクチュエータが、前記運転室の外側で前記シャーシに一体的に固定された第2の部分を有する、貨物自動車を提供する。
セミトレーラの後部に対する前面衝突が発生すると、運転室の前面がそれほど変形しないことがあっても、シャーシに対する運転室の後方運動が生じる。したがって上記の貨物自動車では、ステアリング・ホイールが安全位置まで移動し、運転者は負傷しないよう保護される。
上記の貨物自動車の各実施形態は、以下の特徴のうちの1つまたは複数を含むことができる。
上記機械式アクチュエータが、
上記ステアリング・ホイールまたは上記ステアリング・コラムに固定式に繋いだ上記第1の部分、および上記シャーシに固定式に繋いだ上記第2の部分を有する少なくとも1つのケーブルと、
上記ステアリング・ホイールを上記運転位置から上記安全位置に移動させるために、上記第2の部分に加わる、上記シャーシに対する上記運転室の後方運動による牽引力を、上記第1の部分に加わる牽引力に変換するためのベアリングとを備え、
前記機械式アクチュエータが、上記シャーシに対する上記運転室の後方運動によって生成されたエネルギーのみを使用して、上記ステアリング・ホイールと上記ステアリング・コラムの両方を上記運転位置から上記安全位置に移動させるように、上記ステアリング・コラムに直接固定された上記第1の部分および/または第3の部分を有し、上記安全位置では、上記ステアリング・コラムが、上記運転位置よりも上記運転者から離れており、
上記貨物自動車が、上記ステアリング・ホイールによって支持される少なくとも1つのエアバッグを備え、上記ステアリング・ホイールが、
上記運転室の床に対して角度αを規定し、上記運転者が上記貨物自動車を操縦するために上記ステアリング・ホイールをその周りに回転させる、回転軸と、
上記運転者の制御下で角度αを調節するように上記ステアリング・ホイールをその周りに回転できる、上記回転軸に対して垂直な横軸とを有し、
上記通常位置から上記安全位置まで移動させるときに、角度αの絶対値を小さくするように、上記機械式アクチュエータが、上記ステアリング・ホイールを上記横軸の周りに自動的に回転させることができ、
フロントガラスを支承する上記運転室の前面から運転者の座席の裏面までの上記運転室の前部が、上記運転者の座席裏面から上記前面と反対側の運転室背面までの上記運転室の後部よりも剛性を有し、それによって、上記前面衝突エネルギーの大部分を吸収するように変形するのは、主として上記後部となり、
上記貨物自動車が、上記運転室と上記シャーシの間に、上記シャーシに対する上記運転室の垂直方向の相対運動で道路による振動を吸収することを可能にする運転室サスペンションを備え、該サスペンションが、セミトレーラの後部に前面衝突した場合の、15cmを超える上記シャーシに対する上記運転室の後方運動を可能にするように設計される。
この貨物自動車の実施形態は、以下の利点を提供する。
−ケーブルおよびベアリングでできた機械式アクチュエータを使用すると、例えば固定ロッドなどを使用しているその他の可能な機械式アクチュエータよりもコンパクト性が向上する。
−ステアリング・コラムを安全位置まで移動させることによって、運転者の安全性も向上する。
−角度αの調節用と、エアバッグをより効率的に配置できる位置へのステアリング・ホイールの移動用に、横軸を共用することによって、貨物自動車の製造が簡略化される。
−運転室に後部よりも剛性を有する前部を使用して、前面衝突の場合に運転者が座っているスペースをほとんど変形しない状態に保つことによって、貨物自動車の安全性が向上する。
−運転室とシャーシの間にサスペンションを使用することによって、運転者の快適性が高まり、シャーシに対する運転室の後方運動が可能になる。
本発明の上記およびその他の態様は、以下の説明、図面および特許請求の範囲から明らかになるであろう。
ステアリング・ホイールが運転位置にある貨物自動車の第1の実施形態の概略図である。 ステアリング・ホイールが安全位置にある貨物自動車の第1の実施形態の概略図である。 ステアリング・ホイールが運転位置にある貨物自動車の第2の実施形態の概略図である。 ステアリング・ホイールが安全位置にある貨物自動車の第2の実施形態の概略図である。
各図面では、同じ要素を同じ参照番号で示す。以下の説明では、当分野の技術者であれば周知の機能または構造については、詳細に記載していない。
図1に、貨物自動車シャーシ6すなわち貨物自動車フレームに取り付けられた運転室4を有する貨物自動車2が示されている。
シャーシ6は、貨物自動車2を道路上で移動させるのに必要な装置を含んでいる。例えば、シャーシ6は、
車輪10と、
車輪10を回転させるモータ12と、
カーブで貨物自動車2を操縦するために車輪10を左または右に向けることができるステアリング・ギア14とを含む。
運転室4は、
運転者座席20と、
ステアリング・ホイール22と、
ステアリング・ホイール22をステアリング・ギア14に機械的に連結するステアリング・コラム24とを含む。
実際は、ステアリング・ホイール22、ステアリング・コラム24およびギア14はステアリング組立体の一部分である。このステアリング組立体はまた、ステアリング・コラム24の一方の端をギア14に機械的に連結するステアリング・シャフト25も含む。シャフト25は、運転室4内部の一方の端と、運転室4の外側の、ギア14に連結された一方の端を有する。
ステアリング・コラム24は、ダッシュボードに固定される。
運転室4はまた、例えば運転者が道路を見ることができるようにフロントガラス30を含んだ、前面28を形成している。運転室4はまた、貨物自動車2の後部の方を向いた背面32と、座席20を支持する床36を含む。一般に、床36は、貨物自動車2が水平な道路上にあるときはほぼ水平に広がる平面である。
運転室4は、前部と後部に分割される。前部は、座席20の裏面を横切る垂直線40で、後部と大まかに区切られる。前部は線40から前面28まで、後部は線40から背面32まで延びる。
運転室4の前部は、後部よりも剛性を有する。例えば、これは、後部の組み立てに使用する機械的構造より剛性を有する機械的構造を使用して、前部を組み立てることによって実現する。図1にそれが、運転室4の前部よりも後部の方が薄い機械的構造のゾーンによって示されている。これらのゾーンは、点線42および44で囲まれている。かかる機械的構造の例は、特許文献2に開示されている。
運転室4は、フロント・サスペンション46およびリア・サスペンション48を使用してシャーシ6に取り付けられる。サスペンション46および48によって、貨物自動車2が道路上を移動することによって生じる振動を吸収する、運転室4のシャーシ6に対する基本的に垂直方向の相対運動が可能になる。サスペンション46および48によってさらに、セミトレーラの後部に貨物自動車2が前面衝突した場合における、運転室4のシャーシ6に対する水平方向の相対運動も可能になる。例えば、そのために、サスペンション46は前面衝突の場合に壊れるように設計されている。この実施形態のリア・サスペンション48は、それとは逆に、前面衝突の場合シャーシ6に対して運転室4が後方運動するように設計されているが、前面衝突の場合であってもシャーシ6上に運転室4を保持するために壊れてはならない。サスペンション46および48は、ゴムなどの弾性材料を使用するか、空気式サスペンションを使用して実現することができる。
ステアリング・ホイール22は、回転軸50を有する。この軸の周りに運転者52がステアリング・ホイール22を回転させて、貨物自動車2を道路上で操縦することができる。
この実施形態では、ステアリング・ホイール22およびステアリング・コラム24を、運転位置から移動させることができる。この運転位置では、図2に示されている安全位置に比して、運転者52はステアリング・ホイール22を楽に把持することができ、軸50の周りに回転させて貨物自動車2を操縦する。安全位置では、運転位置よりも、ステアリング・ホイール22およびステアリング・コラム24が座席20および運転者52から離れている。この安全位置で、ステアリング・ホイール22およびコラム24は前面28にぶつかって壊れる。
最後に、貨物自動車2はまた、ステアリング・ホイール22およびステアリング・コラム24を運転位置から安全位置まで移動させるための、機械式アクチュエータを含んでいる。この機械式アクチュエータはケーブル56を含み、ケーブル56は、ステアリング・ホイール22とステアリング・コラム24に固定式に繋いだ一方の部分58と、シャーシ6に固定式に繋いだもう一方の部分60とを有する。例えば、部分58は、コラム24とステアリング・ホイール22の接合面で一体的に固定される。部分60は、運転室4の外側でシャーシ6に一体的に固定される。「運転室4の外側で」とは、部分60が、運転室4のサスペンション46、48を介さずにシャーシ6に固定されることを意味する。
部分58と部分60は、サスペンション46、48の運転室側およびシャーシ側にそれぞれ一体的に固定される。
部分60は、運転室4がシャーシ6に対して後方に移動し始めると同時に運転位置から安全位置への移動が開始する箇所で、シャーシ6に固定されるのが好ましい。例えば、部分60は、ステアリング・コラム24の、ステアリング・ホイール22に機械的に連結された端部と反対側の端部を通過する垂直線62の前で固定される。「前」は、貨物自動車の後部から前部に向かう方向について定義される。
例えば、この実施形態では、部分60は、線62の前にあるステアリング・ギア14に固定される。
機械式アクチュエータはまた、部分60に加わる水平牽引力F1を、部分58に加わる牽引力F2に変換するプーリ66〜68を含む。この実施形態では、プーリ66は、運転室4とステアリング・ギア14の接合面付近の床36に固定される。
プーリ67は、ステアリング・ホイール22およびステアリング・コラム24の前にある前面28のところで固定される。プーリ68は、機械式アクチュエータがステアリング・コラム24を運転位置から安全位置に移動させることができるように、コラム24上に固定される。
図2に、セミトレーラ70の後部に衝突した後の貨物自動車2が示されている。かかる衝突では、シャーシ6は、運転室4がシャーシ6に対して後方に移動するように、セミトレーラ70の本体の下に延びる。図2に示されているように、サスペンション46は壊れ、サスペンション48は壊れない。
かかる衝突では、運転室4の後部が、この衝突エネルギーを吸収するように変形する。したがって、図2に示されているように、線40が図1よりも背面32にはるかに近くなる。一方、運転室4の前部はほとんど変形していない。
シャーシ6に対して運転室4が後方運動する間、牽引力F1が部分60に加わる。この牽引力は、プーリ66〜68を介して、部分58に加わる牽引力F2に変換される。牽引力F2により、ステアリング・ホイール22およびコラム24が運転位置から安全位置に移動する。安全位置では、ステアリング・ホイール22およびコラム24は、運転位置よりもはるかに前面28に近くなり、それに応じて、しかも運転者52の負傷を回避できるように、座席20および運転者52から離れている。
ジグザグ線80および82は、運転室4の後部がちょうど変形されたところを示している。
自明のように、ステアリング・ホイール22およびコラム24を運転位置から安全位置に移動させる機械式アクチュエータは、シャーシ6に対する運転室4の後方運動によってのみ付勢される。
図3に、以下の点以外は貨物自動車2と同様の貨物自動車90が示されている。
−ステアリング・ホイール22が、そのほぼ中心に位置するエアバッグ92を支持している点。
−ステアリング・ホイール22が、運転者52の制御下で、その周りに回転できる横軸94を含んでいる点。
−金属プレート96が、軸50から座席20の方に径方向に延びている点。
例えば、横軸94は、コラム24とステアリング・ホイール22の接合面に固定される。横軸94は、床36と平行な平面上に、貨物自動車90の移動方向に対してほぼ垂直に延びる。
軸94の周りのステアリング・ホイール22の回転により、軸50と、床36と平行な平面98との間に規定される角度αを調節することが可能になる。したがって角度αは、運転者52が、貨物自動車90を運転中、快適な位置になるように調節することができる。
このステアリング・ホイール22およびコラム24を運転位置から安全位置に移動させることができる機械式アクチュエータは、部分58が、軸50から最も離れたプレート96の端に直接固定される以外は、図1および2に記載されているものと同一である。
図4に、セミトレーラ70の後部と衝突した後の貨物自動車90が示されている。ステアリング・ホイール22およびステアリング・コラム24の安全位置は、角度αの絶対値が安全位置で小さくなる以外は、図2で説明したものとほぼ同じである。これによって、エアバッグ92をより適切に配置することができる。軸94の周りにステアリング・ホイール22が傾くのは、機械式アクチュエータによって、プレート96の軸50から離れた位置に、軸50に対して垂直ではない牽引力が加わるからである。したがって、この牽引力により、ステアリング・ホイール22は、角度αの絶対値が小さくなるように軸94の周りに回転する。同時に、安全位置では、ステアリング・ホイール22およびステアリング・コラム24を、運転位置よりも座席20および運転者52から遠くへ移動させるために、前面28の近くに移動させる。
自明のように、セミトレーラの後部に衝突するという特定の場合で明らかにした構造は、任意の障害物に衝突する場合にも、障害物の最も剛性を有するすなわち最も突出した部分が、運転室の高さにあり、シャーシの高さにないならば機能する。
その他多くの実施形態が可能である。例えば他の実施形態では、前面衝突に応答して、エアバッグ92がそれ自体を、ステアリング・コラム24を移動させることなく適切に配置することができるように、機械式アクチュエータはステアリング・ホイール22のみを傾けるように設計される。部分58はまた、ステアリング・ホイール22ではなく、ステアリング・コラム24に一体的に固定することもできる。
運転室4の前部は、本明細書に開示する機械式アクチュエータを実装するのに、運転室4の後部よりも剛性を有する必要はない。
上記の実施形態では、部分60は、シャーシ6ではなくギア14に直接固定され、ギア14はシャーシ6に直接固定される。他の実施形態では、部分60を、シャーシ6に直接固定することができる。部分60は、ギア14以外のその他の中間固定部品を介して、シャーシ6に間接的に固定してもよい。
運転位置では、ステアリング・コラム24が、床36に対して角度βをなすステアリング・コラム軸を規定する。上記の実施形態では、ステアリング・コラム軸は、回転軸50に併合されている。ただし、その他の実施形態によっては、ステアリング・コラム軸は、角度αと角度βを別々の値にすることができるように、軸50に併合しない場合もある。この最後の実施形態では、角度βを調節可能にすることもできる。
その他の実施形態では、プーリを任意の種類のベアリングと置き換えることもできる。
他の実施形態では、追加のプーリまたはベアリングを線62の前でシャーシ6に直接固定する場合、部分60を線62の後ろの位置でシャーシ6に繋げることもできる。
2,90 貨物自動車
4 運転室
6 シャーシ
10 車輪
12 モータ
14 ステアリング・ギア
20 座席
22 ステアリング・ホイール
24 ステアリング・コラム
25 ステアリング・シャフト
28 前面
30 フロントガラス
32 背面
36 運転室の床
40,62 線
42,44 剛性が低下した部分
46,48 サスペンション
50 回転軸
52 運転者
56 ケーブル
58 第1の固定部分
60 第2の固定部分
66,68 プーリ
92 エアバッグ
94 横軸
96 プレート
98 水平面

Claims (6)

  1. 駆動輪を有するシャーシ(6)と、
    セミトレーラの後部に前面衝突した場合に、前記シャーシ(6)に対して後方に移動するように、前記シャーシ(6)上に取り付けられた運転室(4)と、
    前記運転室内部で、運転者が運転時に楽に把持できるように前記運転者に近づく運転位置と、前面衝突時に前記運転者の負傷の危険または重傷度を軽減するために前記運転者からより離れる安全位置との間で動作可能な、ステアリング・ホイール(22)と、
    前記運転室(4)内部で、前記ステアリング・ホイール(22)を、前記運転室(4)の外側で前記シャーシ(6)に取り付けられたステアリング・ギア(14)に機械的に連結する、ステアリング・コラム(24)と、
    前記運転室内部で、前記ステアリング・ホイール(22)または前記ステアリング・コラム(24)に一体的に固定された第1の部分(58)を有する、前面衝突に応答して前記ステアリング・ホイール(22)を前記運転位置から前記安全位置に移動させるための機械式アクチュエータとを備える、貨物自動車であって、
    セミトレーラの後部に前面衝突することによって生じる前記シャーシ(6)に対する前記運転室(4)の後方への運動エネルギーのみを使用して、前記ステアリング・ホイールを前記運転位置から前記安全位置に移動できるように、前記機械式アクチュエータが、前記運転室の外側で前記シャーシ(6)に一体的に固定された第2の部分(60)を有する、貨物自動車。
  2. 前記機械式アクチュエータが、
    前記ステアリング・ホイール(22)または前記ステアリング・コラム(24)に固定式に繋いだ前記第1の部分(58)、および前記シャーシ(6)に固定式に繋いだ前記第2の部分(60)を有する少なくとも1つのケーブル(56)と、
    前記ステアリング・ホイールを前記運転位置から前記安全位置に移動させるために、前記第2の部分(60)に加わる、前記シャーシに対する前記運転室の後方運動による牽引力を、前記第1の部分(58)に加わる牽引力に変換するためのベアリング(66〜68)とを備える、請求項1に記載の貨物自動車。
  3. 前記機械式アクチュエータが、前記シャーシに対する前記運転室の後方運動によって生成されたエネルギーのみを使用して、前記ステアリング・ホイール(22)と前記ステアリング・コラム(24)の両方を前記運転位置から前記安全位置に移動させるように、前記ステアリング・コラム(24)に直接固定された前記第1の部分/または第3の部分(68)を有し、前記安全位置では、前記ステアリング・コラム(24)が、前記運転位置よりも前記運転者から離れている、請求項1または2に記載の貨物自動車。
  4. 前記貨物自動車が、前記ステアリング・ホイールによって支持される少なくとも1つのエアバッグ(92)を備え、
    前記ステアリング・ホイールが、
    前記運転室の床(36)に対して角度αを規定し、前記運転者が前記貨物自動車を操縦するために前記ステアリング・ホイールをその周りに回転させる、回転軸(50)と、
    前記運転者の制御下で角度αを調節できるように前記ステアリング・ホイールをその周りに回転できる、前記回転軸(50)に対して垂直な横軸(94)とを有し、
    前記通常位置から前記安全位置まで移動させるときに、角度αの絶対値を小さくするように、前記機械式アクチュエータが、前記ステアリング・ホイールを前記横軸(94)の周りに自動的に回転させることができる、請求項1乃至3のいずれかに記載の貨物自動車。
  5. フロントガラス(30)を支承する前記運転室の前面(28)から運転者の座席(20)の裏面までの前記運転室の前部が、前記運転者の座席裏面から前記前面と反対側の運転室背面(32)までの前記運転室の後部よりも剛性を有し、それによって、前記前面衝突エネルギーの大部分を吸収するように変形するのは、主として前記後部となる、請求項1乃至4のいずれかに記載の貨物自動車。
  6. 前記運転室(4)と前記シャーシ(6)の間に、前記シャーシ(6)に対する前記運転室(4)の垂直方向の相対運動で道路による振動を吸収することを可能にする運転室サスペンション(46、48)を備え、該サスペンション(46、48)が、セミトレーラの後部に前面衝突した場合の、15cmを超える前記シャーシに対する前記運転室の後方運動を可能にするように設計される、請求項1乃至5のいずれかに記載の貨物自動車。
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