JP2010284917A - 空気入りタイヤの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】加硫中におけるビードコアの崩れを防止する。
【解決手段】生タイヤ形成工程は、ビードワイヤ10にトッピングゴムGを被覆してゴム引きワイヤ11を形成する段階S1と、ゴム引きワイヤ11を多数回巻回して生ビードコア12を形成する段階S2と、生ビードコア12をオーブン内で加熱して半加硫させる加熱段階S3とを有するビードコア形成ステップを含む。トッピングゴムGは、天然ゴム25〜90質量部とスチレン・ブタジエンゴム10〜75質量部とを含む未加硫のゴム材100質量部に対して、既加硫のゴム粉を30〜100質量部、及びカーボンブラックを90〜180質量部配合したゴム粉入りゴム組成物から形成される。加熱段階S3の加熱により、トッピングゴムGの加熱段階S3後の温度160℃におけるスコーチタイムT10(単位:分)を、加熱段階S3前におけるスコーチタイムT10(単位:分)の80%以下とした。
【選択図】図2

Description

本発明は、加硫成形におけるビードコアのコア崩れを防止する空気入りタイヤの製造方法に関する。
空気入りタイヤのビード部には、リムとの嵌合性を保つために環状のビードコアが設けられるとともに、タイヤの骨格をなすカーカスプライは、前記ビードコア間を跨るプライ本体部の両側を、該ビードコアの周りで折り返すことにより係止される。
従って、このようなタイヤを金型内で加硫成形する場合、図5に示すように、加硫内圧によってカーカスプライaに負荷されるテンション力fによりビードコアbが引っ張られ、ビードワイヤb1の配列が乱れるなど所謂コア崩れが発生する傾向がある。なおコア崩れは、リムへの締め付け力を不均一に減じ、操縦安定性や内圧低下の原因となる。
そこで従来においては、ビードワイヤを被覆するトッピングゴムに、スコーチタイムの早いゴム組成物を使用し、このトッピングゴムを加硫中に早期に硬化させビードワイヤへの拘束力を高めることによりコア崩れを抑制している。具体的には、生タイヤに使用する生ビードコアは、ビードワイヤの表面をトッピングゴムにて被覆したゴム引きワイヤを、多数回巻回することによって形成されるが、このとき前記トッピングゴムとして、スコーチタイムの早い天然ゴム(NR)の配合量を増し、スコーチタイムの遅いスチレン・ブタジエンゴム(SBR)の配合量を減じたゴム組成物を採用している。
しかしながら、NRの配合量が高まると、ダイスを用いてビードワイヤにトッピングを施す際、ゴム焼けが生じやすくなってゴム剥げ(トッピングゴム不良)を招くなど、トッピング効率、及び品質の低下を招く。特に、ビードコアのトッピングゴムには、他のタイヤゴム部材に比して高弾性が要求されるため、カーボンブラックの配合量が90〜180phrと他のタイヤゴム部材に比して多く、このカーボンブラックの配合量増加によってもゴム焼けの発生傾向が助長される。又、NRは粘着性が強いため、NRリッチのゴム(NRの配合量が高いゴム)に、前述の多量のカーボンブラックを配合した場合には、カーボンブラックを十分に分散させることが難しくなり、混練り効率、及び混練り品質の著しい低下を招く。
このような観点から、NRの配合量には制約があり、コア崩れの発生を十分に抑制することができなかった。
特開2000−318414号公報
本発明は、生ビードコアを加硫成形前に加熱し前記トッピングゴムを半加硫させることによりスコーチタイムを早めることを基本として、加硫中におけるトッピングゴムのゴム流れを抑制し、ビードコアの崩れを防止しうる空気入りタイヤの製造方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本願請求項1の発明は、トレッド部からサイドウォール部をへてビード部のビードコアに至るプライ本体部に、前記ビードコアの廻りで折り返されるプライ折返し部を一連に設けた1枚以上のカーカスプライを有すカーカスを具える空気入りタイヤの製造方法であって、
生タイヤを形成する生タイヤ形成工程と、前記生タイヤを加硫金型内で加熱、加圧して加硫成形する加硫成形工程とを具え、
かつ前記生タイヤ形成工程は、
ビードワイヤの表面にトッピングゴムを被覆してゴム引きワイヤを形成するトッピング段階と、
前記ゴム引きワイヤを、多数回巻回することにより環状の生ビードコアを形成する生ビードコア形成段階と、
前記生ビードコアを、オーブン内で加熱して、前記生ビードコアのトッピングゴムを半加硫させる加熱段階とを有するビードコア形成ステップを含むことを特徴としている。
又請求項2の発明では、前記トッピングゴムは、天然ゴム25〜90質量部とスチレン・ブタジエンゴム10〜75質量部とを含む未加硫のゴム材100質量部に対して、既加硫のゴム粉を30〜100質量部、及びカーボンブラックを90〜180質量部配合したゴム粉入りゴム組成物から形成されることを特徴としている。
又請求項3の発明では、前記加熱段階の加熱により、前記トッピングゴムの加熱段階後の温度160℃におけるスコーチタイムT10(単位:分)を、加熱段階前における温度160℃におけるスコーチタイムT10(単位:分)の80%以下としたことを特徴としている。
又請求項4の発明では、前記スコーチタイムT10は、0.1〜1.0分、かつスコーチタイムT10は、1.1〜3.5分であることを特徴としている。
又請求項5の発明では、前記ゴム粉は、タイラーメッシュで30メッシュパスより細かく、かつ40メッシュパスよりも粗い粒度としたことを特徴としている。
なおスコーチタイムT10は、JIS K 6300−2「振動式加硫試験機による加硫特性の求め方」に準拠し、振動式加硫試験機(キュラストメーター)を用いて測定温度160℃にて加硫試験を行ない、時間とトルクとを測定して加硫速度曲線(例えば図4参照。)を求めるとともに、この加硫速度曲線のトルクの最小値をML、最大値をMH、その差(MH−ML)をMEとしたとき、トルクがML+0.1MEに到達するまでの時間をスコーチタイムT10(単位:分)として定義される。なおスコーチタイムT10が大きいほど、ゴム焼けし難く加工性に優れる。
本発明において、ビードコア形成ステップは、生ビードコアをオーブン内で加熱して、生ビードコアのトッピングゴムを半加硫させる加熱段階を含む。そのため、該トッピングゴムのスコーチタイムT10を短縮化しうる。従って、タイヤを加硫成形する際のトッピングゴムの硬化が早まり、ビードワイヤへの拘束力が高まることによりコア崩れが抑制される。このとき、前記トッピングゴムでは、所定量のゴム粉を含有することが好ましい。このゴム粉は、ゴムの流動性を抑えるため、加硫成形時のトッピングゴムのゴム流れを抑制でき、ビードワイヤへ拘束力を高めうる。そして前記加熱によるスコーチタイムT10の短縮化との相互作用により、コア崩れを効果的に抑制しうる。
他方、前記ビードコア形成ステップでは、ビードワイヤにトッピングを施す際のトッピングゴムのスコーチタイムT10を大きく確保できる。従って、一方では、トッピング時のゴム焼けを抑えてゴム剥げ(トッピング不良)を防止でき、トッピング作業を効率良くかつ品質良く行いうる。又他方では、粘着性が強いNRの配合量を90質量部以下に控えることができるため、カーボンブラックを90〜180phrと高配合とした場合にも、カーボンブラックを十分に分散させることが可能となり、混練り効率、及び混練品質を高めることができる。
本発明の製造方法により形成された空気入りタイヤの一実施例を示す断面図である。 (A)はゴム引きワイヤの一例を示す斜視図、(B)はそれを用いた生ビードコアの一例を示す断面図である。 (A)はゴム引きワイヤの他の例を示す斜視図、(B)、(C)はそれを用いた生ビードコアの一例を示す断面図である。 スコーチタイムを定義するための加硫速度曲線の一例を示すグラフである。 加硫成形時のビードコアのコア崩れを説明するビード部の断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。図1は本発明の製造方法により形成された空気入りタイヤの一実施例を示す断面図である。
図1において、空気入りタイヤ1は、トレッド部2からサイドウォール部3をへてビード部4のビードコア5に至るカーカス6と、トレッド部2の内方かつ前記カーカス6の半径方向外側に配されるベルト層7とを具える。
前記カーカス6は、カーカスコードをタイヤ周方向に対して例えば75゜〜90゜の角度で配列した1枚以上、本例では1枚のカーカスプライ6Aから形成される。このカーカスプライ6Aは、前記ビードコア5、5間に跨るトロイド状のプライ本体部6aの両端に、前記ビードコア5の廻りでタイヤ軸方向内側から外側に折り返されるプライ折返し部6bを有する。又該プライ本体部6aとプライ折返し部6bとの間には、前記ビードコア5からタイヤ半径方向外側に先細状にのびるビード補強用のビードエーペックスゴム8が配置されている。前記カーカスコードとしては、本例ではポリエステルコードが採用されるが、これ以外にもナイロン、レーヨン、アラミドなどの有機繊維コードやタイヤのカテゴリーに応じてスチールコードなども採用される。
又前記ベルト層7は、ベルトコードをタイヤ周方向に対して例えば10〜35゜程度で配列した2枚以上、本例では2枚のベルトプライ7A、7Bから形成され、各ベルトコードがプライ間相互で交差することにより、ベルト剛性を高め、トレッド部2の略全巾をタガ効果を有して強固に補強している。ベルトコードとしては、本例ではスチールコードを採用しているが、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、芳香族ポリアミド等の高モジュラスの有機繊維コードも必要に応じて用いうる。
なおこのベルト層7の半径方向外側には、高速耐久性を高める目的で、バンドコードを周方向に対して5度以下の角度で螺旋状に巻回させたバンド層9を設けることができる。このバンド層9として、前記ベルト層7のタイヤ軸方向外端部のみを被覆する左右一対のエッジバンドプライ、及びベルト層7の略全巾を覆うフルバンドプライが適宜使用でき、本例では、1枚のフルバンドプライとからなるものを例示している。
次に、前記タイヤ1の製造方法を以下に説明する。この製造方法は、生タイヤを形成する生タイヤ形成工程と、前記生タイヤを加硫金型内で加熱、加圧して加硫成形する加硫成形工程とを具え、前記図1に示す如き既加硫の空気入りタイヤ1を形成する。なお生タイヤ形成工程は、ビードコア形成ステップを含み、このビードコア形成ステップを除いた生タイヤ形成工程の部分、及び加硫成形工程としては、従来的な種々の方法が好適に採用できる。従って、本明細書では、ビードコア形成ステップ以外の詳しい説明を省略する。
前記ビードコア形成ステップは、
(1)ビードワイヤ10の表面に、トッピングゴムGを被覆してゴム引きワイヤ11を形成するトッピング段階S1(図2(A)、図3(A)に示す。)と、
(2)前記ゴム引きワイヤ11を、多数回巻回することにより環状の生ビードコア12を形成する生ビードコア形成段階S2(図2(B)、図3(B)、(C)に示す。)と、
(3)前記生ビードコア12を、オーブン内で加熱して、前記生ビードコア12のトッピングゴムGを半加硫させる加熱段階S3(図示しない。)と、
を含んで構成される。
なおビードワイヤ10としては、特に規制されることがなく、従来と同様、例えば線径0.8〜1.7mmの範囲の例えば鋼線等のスチールワイヤが好適に使用できる。
又トッピングゴムGとして、天然ゴム(NR)25〜90質量部とスチレン・ブタジエンゴム(SBR)10〜75質量部とを含む未加硫のゴム材100質量部に対して、既加硫のゴム粉を30〜100質量部、及びカーボンブラックを90〜180質量部配合したゴム粉入りゴム組成物を用いるのが好ましい。
ここでビードコア5では、リムへの締め付け力を高く確保するため、トッピングゴムGの加硫後の弾性率が高いことが重要であり、そのため未加硫のゴム材100質量部に対するカーボンブラックの配合量A1を90〜180質量部と高配合としている。この配合量A1が90質量部を下回ると、ビードコア5の剛性が不充分となって操縦安定性の低下を招く。逆に180質量部を上回ると、混練り時、カーボンブラックを十分に分散させることが難しくなり、混練り効率及び混練り品質の低下を招く。このような観点から、前記配合量A1の下限は、100質量部以上、さらには110質量部以上が好ましく、又上限は170質量部以下、さらには160質量部以下が好ましい。
又トッピングゴムGでは、トッピングにおけるゴム焼けを抑えるために、未加硫のゴム材100質量部中に含まれる天然ゴム(NR)の含有量B1を90質量部以下、好ましくは80に質量部以下に減じるのが好ましい。前記含有量B1が90質量部を上回ると、前記カーボンブラックを十分に分散させることが難しく、又ゴム焼けが発生傾向となって、トッピング不良を招く。逆に天然ゴム(NR)の含有量B1が過小となると、トッピングゴムGの粘着性が減じるため、ゴム引きワイヤ11同士の接着力が不足し、環状の生ビードコア12を形成した際に、このゴム引きワイヤ11がばらけるという問題を招く。特にゴム粉入りゴム組成物を用いる場合、ゴム粉によりトッピングゴムGの粘着性が減じるため、ゴム引きワイヤ11のバラケの問題がより顕著となる。このような観点から天然ゴム(NR)の含有量B1の下限は、25質量部以上であって、好ましくは40質量部以上、さらに好ましくは50質量部以上である。
なおスチレン・ブタジエンゴム(SBR)は、ゴム焼けし難く加工性に優れるという観点から含有される。なお天然ゴム(NR)の含有量B1とスチレン・ブタジエンゴム(SBR)の含有量B2との和B1+B2は、90質量部以上、好ましくは100質量部である。なお前記和B1+B2が100質量部未満の場合、残部ゴムとして、ブタジエンゴム(BR)、イソプレインゴム(IR)等の他のジエン系ゴムが使用できる。
又前記ゴム粉は、タイラーメッシュで30メッシュパスより細かくかつ40メッシュパスよりも粗い粒度とするのが好ましい。このようなゴム粉は、タイヤの加硫成形工程におけるトッピングゴムGのゴム流れの抵抗となりうる。そのため加硫成形時のビードワイヤ10へ拘束力が高まり、ビードワイヤ10の動きを抑えてコア崩れを抑制しうる。なお前記未加硫のゴム材100質量部に対するゴム粉の配合量A2が30質量部を下回ると、コア崩れの抑制効果が十分達成されず、逆に100質量部を越えると、トッピングゴムの粘着性が大幅に減じトッピングを行うことができなくなる。このような観点からゴム粉の配合量A2は、下限が40質量部以上、さらには50質量部以上が好ましく、又上限は90質量部以下、さらには80質量部以下が好ましい。
又ゴム粉が40メッシュパス、即ち40メッシュのふるいを通過しうる細かな粒度の場合にも、ゴム流れの抵抗となりにくく、コア崩れの抑制効果が減少する。逆に30メッシュパスより粗い、即ち30メッシュのふるいが通過できない粗い粒度の場合には、トッピングの著しい妨げとなる。なおゴム粉の材質としては特に規制されないが、加硫接着の観点から、天然ゴム(NR)、スチレン・ブタジエンゴム(SBR)、ブタジエンゴム(BR)、イソプレインゴム(IR)等のジエン系ゴムが好適である。
そして前記トッピング段階S1では、前記ビードワイヤ10の表面に、トッピングゴムGを被覆してゴム引きワイヤ11を形成する。本例では、図2(A)に示すように、ゴム引きワイヤ11が、例えば4〜7本の複数n本(本例では6本)のビードワイヤ10を互いに平行に引き揃えた配列体を、トッピングゴムGで被覆した巾広帯状のテープ体15からなる場合が例示されている。しかし、図3(A)に示すように、ゴム引きワイヤ11として、1本のビードワイヤ10をトッピングゴムGにて被覆した線条体16であっても良い。これらゴム引きワイヤ11は、ダイスを用いた周知のトッピング装置を用いて、従来と同様に形成することができる。
次に、生ビードコア形成段階S2では、従来と同様、前記ゴム引きワイヤ11を、多数回巻回することにより環状の生ビードコア12を形成する。前記テープ体15の場合には、このテープ体15を半径方向内側から外側に渦巻状に重ね合わせて巻回することにより、図2(B)に示すように、断面矩形状の所謂テープビード構造の生ビードコア12が形成される。又線条体16の場合には、該線条体16を半径方向内側から多列多段に螺旋状に巻回することにより、図3(B)、(C)に示すように、矩形状、六角形状等の種々な断面形状を有する所謂シングルワインド構造の生ビードコア12を形成することができる。
次に、加熱段階S3では、前記生ビードコア12をオーブン内で加熱することにより、前記生ビードコア12のトッピングゴムGを半加硫させる。
なおオーブンとしては、リトレッド工場で一般に使用される加硫缶(直径1.5m程度、長さ3m程度)、及びスチームや電熱にて暖めたホットルーム等の従来的な設備が好適に使用できる。又加熱温度としては130〜170℃の範囲が好ましく、130℃未満では加硫反応が遅延し工程時間の無駄を招く。逆に170℃を越えると、生ビードコア12の表面のゴムと内部のゴムとの温度差が過大となり、内部のゴムが加硫不足となってコア崩れの抑制効果が十分達成されなくなる。
又加熱時間としては、加熱後のトッピングゴムGのスコーチタイムT10(単位:分)が、加熱前のトッピングゴムGのスコーチタイムT10(単位:分)の80%以下となるように設定される。なお、スコーチタイムT10は、前述した如く、温度160℃の加硫速度曲線(図4参照。)において、トルクがML+0.1MEに到達するまでの時間として定義される。
なお加熱前のトッピングゴムGのスコーチタイムT10は、トッピングする前の材料段階でのトッピングゴムGを用いて未加熱のサンプル(例えば厚さ12.5mm×直径30mm)を作成し、このサンプルから得られる温度160℃の加硫速度曲線から求める。又加熱後のトッピングゴムGのスコーチタイムT10は、同上の未加熱のサンプルを、前記加熱段階S3と同条件で加熱処理し、その加熱処理したサンプルから得られる温度160℃の加硫速度曲線から求める。
このように、加熱段階S3によってスコーチタイムT10を短縮化でき、タイヤを加硫成形する際のトッピングゴムGの硬化を早めることができる。その結果、加硫成形中のビードワイヤの動きを抑制でき、前記ゴム粉との相互作用により、加硫成形中のコア崩れを効果的に抑制しうる。
なおスコーチタイムの比T10/T10が0.8より大では、ビードワイヤの動きを十分抑制できない。逆に比T10/T10が小さすぎると、隣接するゴム、特にカーカスプライ6Aのトッピングゴムと間の加硫接着力が不足し、剥離損傷を誘発する傾向を招く。従って、前記比T10/T10の下限値は、0.2以上、さらには0.3以上が好ましい。又上限は、0.7以下が好ましい。なおコア崩れの抑制、及びカーカスプライ6Aとの加硫接着力の確保の観点から、前記スコーチタイムの比T10を、カーカスプライ6AのトッピングゴムのスコーチタイムT10の0.3〜0.9倍の範囲とするのも好ましい。
又加熱後の前記スコーチタイムT10は、0.1〜1.0分の範囲が好ましく、0.1分を下回ると、カーカスプライ6Aのトッピングゴムと間に、加硫速度の差に起因して加硫接着力不足を招き、逆に1.0分を越えるとコア崩れの抑制効果が低下する。又加熱前の前記スコーチタイムT10は、1.1〜3.5分の範囲が好ましく、1.1分を下回ると、トッピング時にゴム焼けが生じてトッピング不良やトッピング効率の低下を招く傾向となる。逆に3.5分を越えると、スコーチタイムT10を前記範囲に減じるための加熱時間が長くなり、工程時間に悪影響を与える。
ここで、オーブン以外の加熱方法として、例えばEBR照射や、電磁誘導加熱がある。しかしEBR照射の場合、電子線がビードワイヤ10を通過できずに反射するため、生ビードコア12の内部への照射量が不均一に減少し、内部のゴムが加硫不足となってコア崩れの抑制効果が十分達成されなくなる。又電磁誘導加熱の場合、一定の加硫量を均一に与えるために、磁場を形成するコイル状体と環状の生ビードコア12との距離を一定に保つ必要があり、装置が大掛かりとなる。即ち、例えば鉛で遮断されかつ電磁コイルで囲まれたチャンバー内に、生ビードコア12をランダムに配置した場合には、加硫ムラが大きく発生する。従って、生ビードコア12を、その形状に近いコイル状体にて上下、或いは内外で挟み込み、一定時間保持する必要があるため装置が大掛かりかつ複雑となる。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
本発明に関わるビードコア形成ステップにて形成した生ビードコアを用いて空気入りラジアルタイヤ(タイヤサイズ215/45R17)を加硫成形した。そして、この加硫成形された試供タイヤの、コア崩れの状況、カーカスプライとビードコアの加硫接着性、リム嵌合圧、操縦安定性についてテストするとともに、そのテスト結果を表1に記載した。
なおビードコア形成ステップに使用されたビードワイヤ用のトッピングゴムのゴム組成A〜Hは、表2に示される。各トッピングゴムは何れも下記の条件にて形成される。表2の配合に従い、バンバリーミキサを用いて、硫黄及び加硫促進剤以外の薬品を混合して最高温度が165℃条件下にて5分間混練りすることで、混練り物を得るとともに、オープンロールを用い、前記混練り物に硫黄及び加硫促進剤を添加し、最高温度が97℃条件下にて3分間練り込むことで、未加硫のトッピングゴムを形成している。なおゴム粉の粗さは、30メッシュパス〜40メッシュパスの範囲である。
又ビードワイヤへのトッピングは、ダイスを有する従来的なトッピング装置を用い、6本のビードワイヤが並列する断面矩形のテープ状のゴム引きワイヤを形成している。この時、各トッピングゴムA〜Hのゴム焼けの状況について比較し、5点法にて評価するとともに、その結果を表1に記載している。評価基準は、テストタイヤ中で、最もゴム焼けが強くトッピング性に劣っているものを1点、最もゴム焼けがなく優れているものを5点としている。
(1)コア崩れの状況
加硫成形後のタイヤをCTスキャン撮影し、その映像から5点法にて評価した。評価基準は、テストタイヤ中で、最もコア崩れが大きく耐コア崩れ性に劣っているものを1点、最もコア崩れが少なく優れているものを5点としている。
(2)加硫接着性
空気入りラジアルタイヤの形成に使用したものと同じ生ビードコア(本発明に関わるビードコア形成ステップにて形成したビードコア形成ステップにて形成したもの)と未加硫の生のカーカスプライとを、200kPaで圧接しながらタイヤと同条件で加硫した。その後、剥離試験器を用いて、加硫後のビードコアとカーカスプライとを引き剥がし、剥がれ面のゴムの状態により、最も加硫接着性に劣っているものを1点、最も加硫接着性に優れているものを5点として評価した。
(3)リム嵌合圧力
試供タイヤをリム(17×7JJ:JATAMA推奨標準リム)に組み付け、内圧空気を充填してタイヤとリムとが完全に嵌め合わされる時の内圧空気の圧力を測定した。最大300kPa、150〜270kPaが作業安全上適正である。リム嵌合圧力が高すぎると、ビードワイヤが破断したり、ビード部のゴムが欠けるなどの損傷を招く危険性が生じる。
(4)操縦安定性:
試供タイヤをリム(17×7JJ)、内圧(230kPa)にて、国産車両(2500cc、4WD)の全輪に装着し、タイヤテストコースのドライアスファルト路面上にて、直進時の微少操舵反応の度合いを、ドライバーの官能評価により、比較例1を3点とした5点法で評価した。値が大きいほど良好である。
Figure 2010284917
Figure 2010284917
実施例1〜12のものは、コア崩れが抑制され、操縦安定性を高く維持しうることが確認できる。なお実施例13は、加熱段階において加硫が進みすぎ、スコーチタイムTa10が0.08、及び比Ta10/Tb10が0.04と過小となるため、隣接するゴムとの加硫接着性を損ねている。又実施例14は、加熱段階での加熱温度が115℃と低く加硫の進行が遅れるため、コア崩れ抑制効果が十分発揮されていない。又実施例15は、加熱段階での加熱温度が175℃と高く、表面側で加硫が進みすぎるため、隣接するゴムとの加硫接着性を損ねている。又実施例16は、ゴムGのカーボンブラックの配合量が90質量部と低いため、ゴム流動性が高まりコア崩れ抑制効果が十分発揮されなくなる。又加硫後の剛性が減じて操縦安定性も低下している。又実施例17は、ゴムHがゴム成分として天然ゴムを含まないため、隣接するゴムとの加硫接着性を損ねている。
2 トレッド部
3 サイドウォール部
4 ビード部
5 ビードコア
6 カーカス
6A カーカスプライ
6a プライ本体部
6b プライ折返し部
10 ビードワイヤ
11 ゴム引きワイヤ
12 生ビードコア
G トッピングゴム
S1 トッピング段階
S2 生ビードコア形成段階
S3 加熱段階

Claims (5)

  1. トレッド部からサイドウォール部をへてビード部のビードコアに至るプライ本体部に、前記ビードコアの廻りで折り返されるプライ折返し部を一連に設けた1枚以上のカーカスプライを有すカーカスを具える空気入りタイヤの製造方法であって、
    生タイヤを形成する生タイヤ形成工程と、前記生タイヤを加硫金型内で加熱、加圧して加硫成形する加硫成形工程とを具え、
    かつ前記生タイヤ形成工程は、
    ビードワイヤの表面にトッピングゴムを被覆してゴム引きワイヤを形成するトッピング段階と、
    前記ゴム引きワイヤを、多数回巻回することにより環状の生ビードコアを形成する生ビードコア形成段階と、
    前記生ビードコアを、オーブン内で加熱して、前記生ビードコアのトッピングゴムを半加硫させる加熱段階とを有するビードコア形成ステップを含むことを特徴とする空気入りタイヤの製造方法。
  2. 前記トッピングゴムは、天然ゴム25〜90質量部とスチレン・ブタジエンゴム10〜75質量部とを含む未加硫のゴム材100質量部に対して、既加硫のゴム粉を30〜100質量部、及びカーボンブラックを90〜180質量部配合したゴム粉入りゴム組成物から形成されることを特徴とする請求項1記載の空気入りタイヤの製造方法。
  3. 前記加熱段階の加熱により、前記トッピングゴムの加熱段階後の温度160℃におけるスコーチタイムT10(単位:分)を、加熱段階前における温度160℃におけるスコーチタイムT10(単位:分)の80%以下としたことを特徴とする請求項1又は2記載の空気入りタイヤの製造方法。
  4. 前記スコーチタイムT10は、0.1〜1.0分、かつスコーチタイムT10は、1.1〜3.5分であることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の空気入りタイヤの製造方法。
  5. 前記ゴム粉は、タイラーメッシュで30メッシュパスより細かく、かつ40メッシュパスよりも粗い粒度としたことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の空気入りタイヤの製造方法。
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