JP2007169391A - アスファルト組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】アスファルトの物性を大幅に改良することができ、施工性に優れるとともに、得られる被膜において良好な耐候性を実現することができる、流し込み型目地材または屋上ルーフィング材用のアスファルト組成物を提供する。
【解決手段】アスファルトにゴム粉が混合されてなり、流し込み型目地材または屋上ルーフィング材として用いられるアスファルト組成物である。ゴム粉として、80メッシュ(0.175mm)ふるいを通過する粒径を有する微粉末ゴム粉を用いる。このアスファルト組成物におけるゴム粉の配合量としては、10〜30重量%の範囲内が好適である。
【選択図】なし

Description

本発明はアスファルト組成物(以下、単に「組成物」とも称する)に関し、詳しくは、ゴムとアスファルトとを混合して得られるアスファルト組成物であって、流し込みタイプの目地材や屋上ルーフィング材等として好適なアスファルト組成物に関する。
従来、一般的な流し込みタイプのアスファルト系目地材や屋上ルーフィング材においては、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体(SBS)やエチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)等の熱可塑性樹脂を混合することにより、アスファルト自体の物性改良を図ることが行われている。また、廃タイヤの粉砕物等から得られるゴム粉を配合したアスファルト組成物も、一部で使用されている。
アスファルト組成物に係る改良技術としては、例えば、特許文献1に、石油アスファルトに対し、SBS等の熱可塑性エラストマー、芳香族系炭化水素樹脂、芳香族系オイルおよび添加剤を所定量にて混合した混合物でコンクリート構造物の接合部材が開示されている。また、特許文献2には、40メッシュパスの粒子が70重量%以上であるアスファルト充填剤用加硫済み粉砕ゴム状重合体粒子が、特許文献3には、ゲル含量が80%以下、かつ40メッシュパスの粒子が70重量%以上であるアスファルト改質剤用粉砕ゴム状重合体粒子が、それぞれ開示されている。
特開2001−32396号公報(特許請求の範囲等) 特開平5−262888号公報(特許請求の範囲等) 特開平5−262887号公報(特許請求の範囲等)
しかしながら、改質剤として熱可塑性樹脂を使用したアスファルト組成物は、物性改良の点では効果があるが、形成される被膜自体の、弾性や施工性、さらには屋外使用時における耐久性等の点で問題を有していた。また、ゴム粉を配合した組成物では、ゴム粉のサイズが大きいためにアスファルト層の改質が不十分で、物性改良や耐久性の点でも問題を有するものであった。
そこで本発明の目的は、上記従来技術における問題点を解消して、アスファルトの物性を大幅に改良することができ、施工性に優れるとともに、得られる被膜において良好な耐候性を実現することができるアスファルト組成物を提供することにある。
本発明者は鋭意検討した結果、アスファルトと混合するゴム粉として、80メッシュ(0.175mm)以下の微粉砕ゴム粉を用いることにより、上記問題を解消できるアスファルト組成物が得られることを見出して、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明のアスファルト組成物は、アスファルトにゴム粉が混合されてなり、流し込み型目地材または屋上ルーフィング材として用いられるアスファルト組成物において、該ゴム粉が、80メッシュふるいを通過する粒径を有することを特徴とするものである。
本発明において、前記ゴム粉の配合量としては、好適には10〜30重量%の範囲内である。また、前記ゴム粉としては、より好適には、100メッシュ(0.147mm)ふるいを通過する粒径を有するものを用いる。
本発明によれば、上記構成としたことにより、アスファルトの物性を大幅に改良することができ、施工性に優れるとともに、得られる被膜において良好な耐候性を実現することができるアスファルト組成物を得ることが可能となった。
以下、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。
本発明のアスファルト組成物は、流し込み型目地材または屋上ルーフィング材として用いられるものであって、アスファルトに対し、80メッシュふるいを通過する粒径を有するゴム粉(以下、「微粉砕ゴム粉」と称する)、より好適には、100メッシュふるいを通過する粒径を有する微粉砕ゴム粉が混合されてなるものである。
アスファルトに混合するゴム粉として、極めて微細な粒径を有する微粉砕ゴム粉を用い、これをアスファルトと混合、熟成することによって、アスファルトの大幅な物性改良を図るとともに施工性を向上し、更には、耐候性を改良することが可能となった。本発明のアスファルト組成物においては、より具体的には、以下のような改良効果が得られるものである。(1)外観が非常に綺麗な組成物である。(2)弾性に優れた組成物である。(3)耐久性に優れた組成物である。(4)引っ張り伸びに優れた組成物である。
本発明において用いるアスファルトとしては、特に制限されるものではなく、慣用のアスファルト、例えば、ストレートアスファルト、セミブローンアスファルト、ブローンアスファルト、タール、ピッチ、オイルなどを添加したカットバックアスファルト、再生アスファルトなどが挙げられる。これらはそれぞれ単独で、または2種以上を組み合わせて使用することができる。また、アスファルトは、脱色アスファルトであってもよい。
また、微粉砕ゴム粉としては、上記粒径に係る条件を満足するものであれば、特に材質等は制限されず、天然ゴムやイソプレンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ブチルゴム、エチレン−プロピレンゴム等を利用することができる。かかるゴムは、ゴムタイヤ、ウェザーストリップ、ホース類等の使用済み廃材、成形の際に生成する不要の端材、成形不良品等から得ることができる。
本発明のアスファルト組成物における微粉砕ゴム粉の配合量は、好適には10〜30重量%、より好適には15〜25重量%の範囲内である。微粉砕ゴム粉の配合量が10重量%未満であると高温での流動性が大きく、また、ゴム弾性が低い材料となり、30重量%を超えると高温での流動性が低く、施工が困難となり、いずれも好ましくない。
本発明のアスファルト組成物には、上記アスファルトおよび微粉砕ゴム粉の他に、強度等の向上の目的で熱可塑性樹脂を添加することができる。かかる熱可塑性樹脂としては、例えば、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体(SBS)、スチレン−イソプレン−スチレン共重合体(SIS)、スチレン−エチレン−ブチレン−スチレン共重合体(SEBS)等の1種または2種以上を用いることができ、その配合量は、例えば、5重量%以下程度とすることができる。
また、本発明のアスファルト組成物には、施工性を改良するために、低分子量の石油樹脂(ワックス)を添加してもよく、さらに、施工時の流動性や物性を調整するために、充填剤として、例えば、ヒュームドシリカ、沈降性シリカ、無水珪酸、カーボンブラック、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ケイソウ土、焼成クレー、クレー、タルク、酸化チタン、ベントナイト、酸化第二鉄、活性亜鉛華、水添ひまし油等を、1種または2種以上にて適宜組合せて配合することができる。さらに、その他の添加剤として、着色顔料、紫外線吸収剤、酸化防止剤、接着性改良剤、老化防止剤、金属不活性剤、光安定剤、発泡剤、水分除去剤、希釈溶剤、物性調整用高分子または低分子添加剤、改質剤などを配合してもよい。
以下、本発明を、実施例を用いてより詳細に説明する。
(実施例および比較例)
ベースアスファルトとしてのストレートアスファルト(25℃針入度60〜80)80重量部に対して、下記の表1に示す5種のゴム粉20重量部を添加し、汎用の混合攪拌装置を用いて180℃にて混合攪拌した。尚、これらゴム粉は全てトラック・バス用タイヤを原料として製造されたゴム粉である。
得られた各アスファルト組成物の15℃での引張り伸びを測定した結果を、下記の表1中に併せて示す。
Figure 2007169391
*1)ベースアスファルト単独での引張り伸びである。
上記表1に示すように、結果として、80メッシュ以下の微粉砕ゴム粉を配合したアスファルト組成物においては、破断までの伸び率が、極めて大きくなっていることが確認された。
また、上記各組成物につき、粘弾性試験により損失弾性率を測定したところ、粒径の細かいゴム粉を配合した組成物ほど、損失弾性率の値は小さく、良好なゴム弾性が付与されていることが確認された。さらに、キセノン耐候試験を行ったところ、粒径の細かいゴム粉を配合した組成物ほど、微小クラックの発生が少ないことが確認された。

Claims (3)

  1. アスファルトにゴム粉が混合されてなり、流し込み型目地材または屋上ルーフィング材として用いられるアスファルト組成物において、該ゴム粉が、80メッシュふるいを通過する粒径を有することを特徴とするアスファルト組成物。
  2. 前記ゴム粉の配合量が、10〜30重量%の範囲内である請求項1記載のアスファルト組成物。
  3. 前記ゴム粉が、100メッシュふるいを通過する粒径を有する請求項1または2記載のアスファルト組成物。
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