JP2010282714A - 半導体メモリ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】磁気トンネル接合素子MTJを用いる半導体メモリ装置を提供すること。
【解決手段】第1駆動ラインと第2駆動ラインとの間に接続されて、該第1駆動ライン及び第2駆動ラインに流れる電流の方向に対応する極性のデータを格納するメモリセルと、書き込み動作時に、温度情報に応じて前記第1駆動ライン及び第2駆動ラインに供給される供給電流を制御する電流制御手段とを備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、半導体設計技術に関し、特に、磁気トンネル接合(MTJ:Magnetic Tunnel Junction)素子を用いる半導体メモリ装置に関する。
一般に、DRAM(Dynamic Random Access Memory)装置及びSRAM(Static Random Access Memory)装置は揮発性メモリ装置であって、電源が印加されなかった場合、メモリセルに格納されたデータを失うという短所を有する。したがって、近年、不揮発性メモリ装置に関する研究が活発に行われており、この中には、磁気メモリ装置の一種であるMRAM(Magnetic Random Access Memory)装置がある。特に、MRAM装置は、不揮発性の特性のみならず、高集積化が可能であり、高速動作及び低電力消費の特性を有することから、次世代の半導体メモリ装置として注目されている。
MRAM装置のメモリセルは、外部から印加されるアドレスに対応してスイッチング動作を行う1つのトランジスタと、情報を格納する磁気トンネル接合素子(MTJ)とで構成される。磁気メモリ素子の一種である磁気トンネル接合素子(MTJ)は、2つの強磁性体の磁化方向(magnetization direction)に応じて磁気抵抗比MR(Magneto Resistance)が変わるが、MRAM装置の内部では、このような磁気抵抗比の変化を感知し、磁気トンネル接合素子に格納されたデータが「1」であるか「0」であるかを判断する。
図1は、一般的な半導体メモリ装置のメモリセル構造を説明する図である。
同図に示すように、メモリセルは、1つのトランジスタTRと、1つの磁気トンネル接合素子MTJとで構成される。
トランジスタTRは、アクティブ動作時に、アドレスに対応してスイッチング動作を行うためのものであって、ソースラインSLと磁気トンネル接合素子MTJとの間にソース・ドレイン経路が形成され、ワードラインWLにゲートが接続されて、ワードラインWLが活性化されるか否かによってターンオンまたはターンオフされる。
磁気トンネル接合素子MTJは、フリー層130A(free layer)と、トンネル絶縁層130Bと、ピンド層130C(pinned layer)とで構成される。ここで、フリー層130Aは、強磁性体からなり、外部刺激(例えば、磁気トンネル接合素子MTJに透過される電流)によって磁化方向が変わり、ピンド層130Cは、外部刺激が加えられても磁化方向が変わらない。参考として、ピンド層130Cは、反強磁性体からなるピンニング層(図示せず)によって磁化方向が固定され、トンネル絶縁層130Bは、例えば、マグネシウム酸化膜(MgO)で形成することができる。
このように、磁気トンネル接合素子MTJは、両端にかかる電圧によって透過電流が流れるようになるが、この電流の方向に応じてフリー層130Aの磁化方向が決定される。仮に、フリー層130Aの磁化方向がピンド層130Cの磁化方向と一致した場合、磁気トンネル接合素子MTJの抵抗値は小さくなり、フリー層130Aの磁化方向がピンド層130Cの磁化方向と一致しなかった場合、磁気トンネル接合素子MTJの抵抗値は大きくなる。一般的に、フリー層130A及びピンド層130Cの磁化方向が一致した状態が「0」データに該当し、その反対の場合が「1」データに該当する。
図2A及び図2Bは、図1の磁気トンネル接合素子MTJのデータ書き込み動作を説明する図であって、図2Aは、磁気トンネル接合素子MTJに「0」データが書き込まれる動作であり、図2Bは、磁気トンネル接合素子MTJに「1」データが書き込まれる動作である。説明の便宜のために、図2A及び図2BのワードラインWLが活性化されていると仮定する。この場合、磁気トンネル接合素子MTJは、ビットラインBL及びソースラインSLを接続する電流経路に含まれる。
まず、図1及び図2Aを参照して「0」データの書き込み動作を説明する。
「0」データの書き込み動作時に、書き込み駆動回路(図示せず)はビットラインBLを書き込み電源電圧で駆動し、ソースラインSLを接地電源電圧VSSで駆動する。言い替えれば、「0」データの書き込み動作時には、ピンド層130Cに印加される電圧より一定の大きさ以上の電圧をフリー層130Aに印加し、ビットラインBL→磁気トンネル接合素子MTJ→ソースラインSLの方向に臨界電流以上の電流が形成され得るようにする。この場合、フリー層130A及びピンド層130Cの磁化方向が同様になる。すなわち、磁気トンネル接合素子MTJの抵抗値は小さくなり、「0」データの書き込み動作がなされる。
次に、図1及び図2Bを参照して「1」データの書き込み動作を説明する。
「1」データの書き込み動作時には、「0」データの書き込み動作とは反対に、フリー層130Aに印加される電圧より一定の大きさ以上の電圧をフリー層130Aに印加し、ソースラインSL→磁気トンネル接合素子MTJ→ビットラインBLの方向に臨界電流以上の電流が形成され得るようにする。この場合、フリー層130A及びピンド層130Cの磁化方向は互いに反対になる。すなわち、磁気トンネル接合素子MTJの抵抗値は大きくなり、「1」データの書き込み動作がなされる。
図3は、図1の磁気トンネル接合素子MTJの温度及び電圧によるトンネル磁気抵抗TMR(Tunnel Magneto Resistance)特性を示した図である。
同図に示すように、磁気トンネル接合素子MTJは、ヒステリシス(hysteresis)を有しており、磁気トンネル接合素子MTJを含む電流経路に流れる臨界電流及び方向に応じて2つの安定した状態、すなわち、抵抗値が小さな状態と抵抗値が大きな状態とを有する。このような安定した状態は、電源が印加されなくても維持され、半導体メモリ装置は、これを用いて格納されたデータの不揮発性特性を保障する。
一方、一般的に磁気トンネル接合素子MTJは、温度に応じてスイッチング電流が変わる。ここで、スイッチング電流とは、磁気トンネル接合素子MTJに「0」または「1」データが用いられる時点の電流を意味する。図3の点線で表示された領域から分かるように、磁気トンネル接合素子MTJのスイッチング電流は高温(70℃)へ行くほど減ることに対し、低温(0℃)へ行くほど増える素子特性を有する。このような磁気トンネル接合素子MTJの特性は、PVT(Process、Voltage、Temperature)にともない、不安定な書き込み動作を引き起こす。
本発明は、上記のような従来技術の問題点を解決するために提案されたものであって、その目的は、データの書き込み動作時に、磁気トンネル接合素子に供給される供給電流を温度に応じて制御することができる半導体メモリ装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、データの書き込み動作時に、ビットライン及びソースラインに反映される電源電圧を温度に応じて制御することができる半導体メモリ装置を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、データの書き込み動作時に、メモリセルの電流経路を形成するスイッチング回路を制御するワードラインの活性化期間または駆動電圧レベルを温度に応じて制御することにより、磁気トンネル接合素子に流れる駆動電流量を調整することができる半導体メモリ装置を提供することにある。
そこで、上記の目的を達成するための本発明による半導体メモリ装置は、第1駆動ラインと第2駆動ラインとの間に接続されて、該第1駆動ライン及び第2駆動ラインに流れる電流の方向に応じた極性のデータを格納するメモリセルと、書き込み動作時に、温度情報に応じて、前記第1駆動ライン及び第2駆動ラインに供給される供給電流を制御する電流制御手段とを備える。
また、上記の目的を達成するための本発明による半導体メモリ装置は、第1駆動ラインと第2駆動ラインとの間に接続されて、該第1駆動ライン及び第2駆動ラインに流れる電流の方向に応じた極性のデータを格納するメモリセルと、書き込み動作時に、データに対応して前記第1駆動ライン及び第2駆動ラインを駆動する書き込み駆動手段と、温度情報に応じて、前記書き込み駆動手段に印加される電源電圧を制御する電圧制御手段とを備える。
また、上記の目的を達成するための本発明による半導体メモリ装置は、第1駆動ラインと第2駆動ラインとの間に接続されて、前記第1駆動ライン及び第2駆動ラインに流れる電流の方向に応じた極性のデータを格納するメモリセルと、書き込み動作時に、前記第1駆動ライン及び第2駆動ラインのうち、データに対応する駆動ラインを第1電源電圧で駆動する基本書き込み駆動手段と、温度情報に応じて、前記第1駆動ライン及び第2駆動ラインのうち、前記データに対応する駆動ラインを第2電源電圧で追加駆動する追加書き込み駆動手段とを備える。
さらに、上記の目的を達成するための本発明による半導体メモリ装置は、電流経路を介して流れる電流の方向に応じた極性のデータを格納する格納手段と、ワードラインの活性化期間の間、前記格納手段と第1駆動ラインと第2駆動ラインとを含む電流経路を形成するスイッチング手段と、温度情報に応じて、前記スイッチング手段を制御し、前記第1駆動ライン及び第2駆動ラインを介して流れる駆動電流量を制御する駆動電流制御手段とを備える。
本発明の実施形態に係る半導体メモリ装置は、データの書き込み動作時に、磁気トンネル接合素子に供給される供給電流または磁気トンネル接合素子に流れる駆動電流量を温度に対応して制御することにより、半導体メモリ装置に反映される温度に応じてスイッチング電流を調整することが可能である。さらに、半導体メモリ装置は、これにより所望のデータの安定した書き込み動作を保障することができる。
本発明によれば、書き込み動作時に、半導体メモリ装置に反映される温度に応じてスイッチング電流を制御することにより、温度が変わっても所望のデータの安定した書き込み動作を保障することができるという効果を得ることができる。
また、本発明によれば、半導体メモリ装置において、PVTにともなう変化が発生しても、入力データの安定した書き込み動作を確保することができるという効果を得ることができる。
なお、本発明によれば、温度に応じてスイッチング電流を制御することにより、データの格納に消費される電力を最小化できるという効果を得ることができる。
一般的な半導体メモリ装置のメモリセル構造を説明する図である。 図1の磁気トンネル接合素子MTJのデータ書き込み動作を説明する図である。 図1の磁気トンネル接合素子MTJのデータ書き込み動作を説明する図である。 図1の磁気トンネル接合素子MTJの温度及び電圧によるトンネル磁気抵抗TMR特性を示した図である。 本発明の第1実施形態に係る半導体メモリ装置を説明するブロック図である。 図4の温度情報INF_TMPを出力する温度情報生成部を説明するブロック図である。 図4の電圧制御部450を説明する図である。 図5の温度情報生成部及び図6の電圧制御部450の概略的な動作を説明するタイミングチャートである。 図4の書き込み駆動部430を説明する回路図である。 本発明の第2実施形態に係る半導体メモリ装置を説明するブロック図である。 図9の基本書き込み駆動部930及び追加書き込み駆動部950を説明する回路図である。 本発明の第3実施形態に係る半導体メモリ装置を説明するブロック図である。 図11の駆動電流制御部1150を説明するブロック図である。 図11の駆動電流制御部1150を説明するブロック図である。 図13の活性化期間制御部1330を説明する回路図である。 図14の活性化期間制御部1330の回路動作を説明するタイミングチャートである。
以下、本発明の属する技術分野における通常の知識を有した者が本発明の技術的思想を容易に実施できる程度に詳細に説明するために、本発明の最も好ましい実施形態を、添付図面を参照して説明する。
図4は、本発明の第1実施形態に係る半導体メモリ装置を説明するブロック図である。
同図に示すように、半導体メモリ装置は、メモリセル410と、書き込み駆動部430と、電圧制御部450とを備える。
メモリセル410は、ビットラインBL及びソースラインSLに流れる電流の方向に対応する極性のデータを格納するためのものであって、ビットラインBLとソースラインSLとの間に接続された磁気トンネル接合素子MTJ及びスイッチング部TRを備える。
書き込み駆動部430は、書き込み動作時に、入力データDATに対応してビットラインBL及びソースラインSLを駆動するためのものであって、書き込みイネーブル信号WREN及び入力データDATを受信して、該当ラインを書き込み電源電圧V_WDまたは接地電源電圧VSSで駆動する。言い替えれば、書き込み駆動部430は、入力データDATが「0」である場合、ビットラインBLを書き込み電源電圧V_WDで駆動し、ソースラインSLを接地電源電圧VSSで駆動する。そして、入力データDATが「1」である場合、ビットラインBLを接地電源電圧VSSで駆動し、ソースラインSLを書き込み電源電圧V_WDで駆動する。ここで、書き込みイネーブル信号WRENは、半導体メモリ装置の書き込み動作時に活性化される信号でありうる。
電圧制御部450は、温度情報INF_TMPに応じて書き込み駆動部430に印加される電源電圧である書き込み電源電圧V_WDを制御する。本発明に係る書き込み電源電圧V_WDは、温度情報INF_TMPに対応する電圧レベルを有する。ここで、温度情報INF_TMPは、設計に応じてアナログ信号またはデジタル信号になり得る。以下、説明の便宜のために、温度情報INF_TMPがデジタル信号である場合を一例に挙げて説明する。
図5は、図4の温度情報INF_TMPを出力する温度情報生成部を説明するブロック図である。
同図に示すように、温度情報生成部は、「半導体メモリ装置の温度」に応じて可変する温度情報INF_TMPを生成するためのものであって、温度電圧生成部510及び温度情報出力部530を備える。
温度電圧生成部510は、温度に基づき決定される電圧レベルを有する第1温度電圧V_TMP1と、予め設定された(所定の)電圧レベルを有する第2温度電圧V_TMP2とを生成する。温度情報出力部530は、第1温度電圧V_TMP1及び第2温度電圧V_TMP2の電圧レベルに応じて論理「ハイ」または論理「ロー」の温度情報INF_TMPを出力する。温度情報INF_TMPと、第1温度電圧V_TMP1及び第2温度電圧V_TMP2との温度による関係は図7を参照して再度説明する。本発明の実施形態に係る温度情報INF_TMPは、半導体メモリ装置に反映される温度が比較的低いときに論理「ロー」になり、温度が比較的高いときに論理「ハイ」になる。
図6は、図4の電圧制御部450を説明する図である。
同図に示すように、電圧制御部450は、温度情報INF_TMPに対応する電圧レベルの第1電圧及び第2電圧VH、VLを生成する電圧生成部610と、温度情報INF_TMPに応じて第1電圧VH及び第2電圧VLで書き込み電源電圧V_WD端を駆動する駆動部630とを備える。ここで、第1電圧VH及び第2電圧VLは互いに異なる電圧レベルを有し、これについては、図7を参照して再度説明する。
一方、駆動部630は、温度情報INF_TMPに応じて第1電圧VHで書き込み電源電圧V_WD端を駆動する第1PMOSトランジスタPM1と、温度情報INF_TMPに応じて第2電圧VLで書き込み電源電圧V_WD端を駆動する第2PMOSトランジスタPM2とを備える。
ここで、第1PMOSトランジスタPM1は、第1電圧VH端と書き込み電源電圧V_WD端との間にソース・ドレイン経路が形成され、温度情報INF_TMPをゲートとして受信する。また、第2PMOSトランジスタPM2は、第2電圧VL端と書き込み電源電圧V_WD端との間にソース・ドレイン経路が形成され、温度情報INF_TMPを反転した信号をゲートとして受信する。これに関する動作説明は、図7を参照して説明する。
図7は、図5の温度情報生成部及び図6の電圧制御部450の概略的な動作を説明するタイミングチャートである。
図4〜図7に示すように、温度電圧生成部510は、温度が高まるにしたがって電圧レベルが高まる第1温度電圧V_TMP1と、温度と関係なく一定の電圧レベルを維持する第2温度電圧V_TMP2とを生成する。温度情報出力部530は、第1温度電圧V_TMP1と第2温度電圧V_TMP2とを比較して、その結果を温度情報INF_TMPとして出力する。したがって、温度情報INF_TMPは、半導体メモリ装置に反映される温度が比較的低い期間で論理「ロー」になり、温度が比較的高い期間で論理「ハイ」になる。
一方、電圧制御部450は、このように生成される温度情報INF_TMPに応じて書き込み電源電圧V_WD端を、比較的高い電圧レベルを有する第1電圧VHまたは比較的低い電圧レベルを有する第2電圧VLで駆動する。すなわち、図6の駆動部630の構成では、温度情報INF_TMPが論理「ロー」である場合、第1PMOSトランジスタPM1がターンオンされて書き込み電源電圧V_WD端を第1電圧VHで駆動し、温度情報INF_TMPが論理「ハイ」である場合、第2PMOSトランジスタPM2がターンオンされて書き込み電源電圧V_WDを第2電圧VLで駆動する。
図8は、図4の書き込み駆動部430を説明する回路図である。
同図に示すように、書き込み駆動部430は、入力データDAT及び書き込みイネーブル信号WRENに応じて第1駆動制御信号CTR1及び第2駆動制御信号CTR2を生成する制御信号生成部810と、第1駆動制御信号CTR1及び第2駆動制御信号CTR2に応じてビットラインBL及びソースラインSLを各々駆動する第1ライン駆動部830及び第2ライン駆動部850とを備える。ここで、第1ライン駆動部830及び第2ライン駆動部850は、本発明によって生成された書き込み電源電圧V_WDを受信し、書き込みイネーブル信号WREN及び入力データDATに対応する第1駆動制御信号CTR1及び第2駆動制御信号CTR2に応じて、該当ラインを書き込み電源電圧V_WDまたは接地電源電圧VSSで駆動する。
本発明の第1実施形態に係る半導体メモリ装置は、書き込み電源電圧V_WD端に印加される電源電圧を温度情報INF_TMPに応じて調整することができる。したがって、第1実施形態では、書き込み駆動部430が書き込みイネーブル信号WRENの活性化期間で入力データDATに応じてビットラインBLまたはソースラインSLを駆動するとき、温度情報INF_TMPに応じて電圧レベルが調整される書き込み電源電圧V_WDを用いることができる。ここで、ビットラインBL及びソースラインSLを駆動するのに用いられる書き込み電源電圧V_WD端を温度に応じて調整可能であるということは、磁気トンネル接合素子MTJに供給される供給電流を調整可能であるということを意味する。言い替えれば、温度が比較的低いとき、書き込み電源電圧V_WDの電圧レベルを上げて、磁気トンネル接合素子MTJに供給される供給電流を増やすことができ、温度が比較的高いとき、書き込み電源電圧V_WDの電圧レベルを下げて、磁気トンネル接合素子MTJに供給される供給電流を減らすことができる。
つまり、電圧制御部450は、温度情報INF_TMPに応じてビットラインBL及びソースラインSLに供給される供給電流を制御することができ、ここで、電圧制御部450は、ビットラインBL及びソースラインSLの供給電流を制御する回路の役割を果たす。
図9は、本発明の第2実施形態に係る半導体メモリ装置を説明するブロック図である。
同図に示すように、半導体メモリ装置は、メモリセル910と、基本書き込み駆動部930と、追加書き込み駆動部950とを備える。説明の便宜のために、第2実施形態の温度情報INF_TMPは第1実施形態と同様に、デジタル信号である場合を一例とする。
メモリセル910は、ビットラインBL及びソースラインSLに流れる電流の方向に対応する極性のデータを格納するためのものであって、ビットラインBLとソースラインSLとの間に接続された磁気トンネル接合素子MTJ及びスイッチング部TRを備える。
基本書き込み駆動部930は、書き込み動作時に、ビットラインBL及びソースラインSLのうち、入力データDATに対応する駆動ラインを第1電源電圧V_WD1または接地電源電圧VSSで駆動する。基本書き込み駆動部930は、図4の第1実施形態の書き込み駆動部430と同様に、入力データDATが「0」である場合、ビットラインBLを第1電源電圧V_WD1で駆動し、ソースラインSLを接地電源電圧VSSで駆動する。そして、入力データDATが「1」である場合、ビットラインBLを接地電源電圧VSSで駆動し、ソースラインSLを第1電源電圧V_WD1で駆動する。
追加書き込み駆動部950は、温度情報INF_TMPに応じてビットラインBL及びソースラインSLのうち、駆動制御信号CTRに対応する駆動ラインを第2電源電圧V_WD2で追加駆動する。ここで、駆動制御信号CTRは入力データDATに対応する信号であり、これについては、図10を参照して再度説明する。
本発明の第2実施形態に係る半導体メモリ装置は、基本書き込み駆動部930が入力データDATに応じてビットラインBL及びソースラインSLを駆動し、追加書き込み駆動部950が温度情報INF_TMP及び入力データDATに応じてビットラインBL及びソースラインSLを追加駆動することが可能である。したがって、ビットラインBL及びソースラインSLに供給される供給電流は、追加書き込み駆動部950が動作するか否かによって制御され得る。本発明の第2実施形態では、ビットラインBL及びソースラインSLを第2電源電圧V_WD2で追加駆動することを一例としたが、設計に応じて接地電源電圧VSSを追加駆動することも可能であろう。
図10は、図9の基本書き込み駆動部930及び追加書き込み駆動部950を説明する回路図である。
図9及び図10に示すように、基本書き込み駆動部930は、制御信号生成部1010と、ビットライン基本駆動部1030Aと、ソースライン基本駆動部1030Bとを備える。
制御信号生成部1010は、書き込みイネーブル信号WREN及び入力データDATに応じて該当第1駆動制御信号CTR1及び第2駆動制御信号CTR2を生成する。このとき、第1駆動制御信号CTR1及び第2駆動制御信号CTR2は、書き込みイネーブル信号WRENが論理「ハイ」に活性化された期間で入力データDATに対応する論理レベル値を有する。すなわち、入力データDATが「0」である場合、第1駆動制御信号CTR1及び第2駆動制御信号CTR2は論理「ロー」になり、反対に、入力データDATが「1」である場合、第1駆動制御信号CTR1及び第2駆動制御信号CTR2は論理「ハイ」になる。
ビットライン基本駆動部1030Aは、第1電源電圧V_WD1と接地電源電圧VSSとの間に直列接続された第1PMOSトランジスタP1及び第1NMOSトランジスタN1を備え、第1PMOSトランジスタP1は第1駆動制御信号CTR1をゲートとして受信し、第1NMOSトランジスタN1は第2駆動制御信号CTR2をゲートとして受信する。第1PMOSトランジスタP1及び第1NMOSトランジスタN1の共通ノードはビットラインBLに接続されており、ビットラインBLは、第1駆動制御信号CTR1及び第2駆動制御信号CTR2に応じて第1電源電圧V_WD1または接地電源電圧VSSで駆動される。
ソースライン基本駆動部1030Bは、第1電源電圧V_WD1と接地電源電圧VSSとの間に直列接続された第2PMOSトランジスタP2及び第2NMOSトランジスタN2を備える。第2PMOSトランジスタP2は、第2駆動制御信号CTR2を反転した信号をゲートとして受信し、第2NMOSトランジスタN2は、第1駆動制御信号CTR1を反転した信号をゲートとして受信する。第2PMOSトランジスタP2及び第2NMOSトランジスタN2の共通ノードはソースラインSLに接続されており、ソースラインSLは、第1駆動制御信号CTR1及び第2駆動制御信号CTR2に応じて第1電源電圧V_WD1または接地電源電圧VSSで駆動される。
一方、追加書き込み駆動部950は、ビットライン追加駆動部1050A及びソースライン追加駆動部1050Bを備える。参考として、第2電源電圧V_WD2は第1電源電圧V_WD1と同じ電圧レベルであるか、または互いに異なる電圧レベルでありうる。
ビットライン追加駆動部1050Aは、温度情報INF_TMP及び第1駆動制御信号CTR1に応じてビットラインBLを第2電源電圧V_WD2で駆動するためのものであって、第2電源電圧V_WD2とビットラインBLとの間にソース・ドレイン経路が形成され、温度情報INF_TMP及び第1駆動制御信号CTR1に対応する信号をゲートとして受信する第3のPMOSトランジスタP3を備える。
ソースライン追加駆動部1050Bは、温度情報INF_TMP及び第2駆動制御信号CTR2に応じてソースラインSLを第2電源電圧V_WD2で駆動するためのものであって、第2電源電圧V_WD2とソースラインSLとの間にソース・ドレイン経路が形成され、温度情報INF_TMP及び第2駆動制御信号CTR2に対応する信号をゲートとして受信する第4のPMOSトランジスタP4を備える。
図7に示すように、本発明に係る第2実施形態も温度情報INF_TMPがデジタル信号であることを一例とした。すなわち、半導体メモリ装置に反映される温度が比較的低いとき、温度情報INF_TMPは論理「ロー」になり、温度が比較的高いとき、温度情報INF_TMPは論理「ハイ」になる。したがって、ビットライン追加駆動部1050A及びソースライン追加駆動部1050Bは、温度が比較的低いときにイネーブルされ、入力データDATに応じてビットラインBLまたはソースラインSLが第2電源電圧V_WD2で追加駆動される。
以下、基本書き込み駆動部1010、1030A、1030B及び追加書き込み駆動部1050A、1050Bの簡単な動作を説明する。
半導体メモリ装置の書き込み動作時に、書き込みイネーブル信号WRENは論理「ハイ」になる。このとき、半導体メモリ装置に反映される温度が比較的低いとき、温度情報INF_TMPは論理「ロー」になり、ビットライン追加駆動部1050A及びソースライン追加駆動部1050Bがイネーブルされる。したがって、ビットライン基本駆動部1030Aと、ビットライン追加駆動部1050Aと、ソースライン基本駆動部1030Bと、ソースライン追加駆動部1050Bとは、入力データDATに応じてビットラインBL及びソースラインSLを該当(対応する)電源電圧で駆動する。すなわち、入力データDATが「0」である場合、ビットラインBLは第1電源電圧V_WD1及び第2電源電圧V_WD2で駆動され、ソースラインSLは接地電源電圧VSSで駆動される。また、入力データDATが「1」である場合、ビットラインBLは接地電源電圧VSSで駆動され、ソースラインSLは第1電源電圧V_WD1及び第2電源電圧V_WD2で駆動される。
一方、半導体メモリ装置に反映される温度が比較的高いとき、温度情報INF_TMPは論理「ハイ」になり、ビットライン追加駆動部1050A及びソースライン追加駆動部1050Bがディセーブルされる。すなわち、入力データDATが「0」である場合、ビットラインBLは第1電源電圧V_WD1で駆動され、ソースラインSLは接地電源電圧VSSで駆動される。入力データDATが「1」である場合、ビットラインBLは接地電源電圧VSSで駆動され、ソースラインSLは第1電源電圧V_WD1で駆動される。
温度情報INF_TMPに応じてビットラインBL及びソースラインSLを駆動する電源電圧が変わるということは、ビットラインBLとソースラインSLとの間に接続されたメモリセル910(図9を参照)に供給される供給電流が変わることを意味する。すなわち、本発明に係る第2実施形態は第1実施形態と同様に、温度情報INF_TMPに応じてビットラインBL及びソースラインSLに供給される供給電流を制御することができ、ここで、追加書き込み駆動部950は、ビットラインBL及びソースラインSLの供給電流を制御する回路の役割を果たす。
図11は、本発明の第3実施形態に係る半導体メモリ装置を説明するブロック図である。
同図に示すように、半導体メモリ装置は、メモリセル1110と、書き込み駆動部1130と、駆動電流制御部1150とを備える。
メモリセル1110は、第1実施形態及び第2実施形態において説明したように、ビットラインBL及びソースラインSLを介して流れる電流の方向に対応する極性のデータを格納する格納手段である磁気トンネル接合素子MTJと、ワードラインWLの活性化期間の間、ビットラインBLと、磁気トンネル接合素子MTJと、ソースラインSLとを1つの電流経路で形成するスイッチング部TRとを備える。
書き込み駆動部1130は、書き込みイネーブル信号WREN及び入力データDATに応じてビットラインBL及びソースラインSLを駆動するためのものであって、ビットラインBL及びソースラインSLの各々は入力データDATに応じて書き込み電源電圧V_WDまたは接地電源電圧VSSで駆動される。書き込み駆動部1130の動作に応じてメモリセル1110には入力データDATに対応するデータが格納される。
駆動電流制御部1150は、アクティブ命令ACT及び温度情報INF_TMPに応じてスイッチング部TRを制御し、ビットラインBL及びソースラインSLを介して流れる駆動電流量を制御する。本発明の第3実施形態に係る駆動電流制御部1150は、アクティブ動作時に、半導体メモリ装置に反映される温度に応じてスイッチング部TRの電流駆動力(電流駆動能力:current driving capacity)またはイネーブル期間を調整し、ビットラインBL及びソースラインSLを介して流れる駆動電流量を制御することが可能である。以下、図12及び図13を参照して駆動電流制御部1150の様々な構成を説明する。
図12及び図13は、図11の駆動電流制御部1150を説明するブロック図である。
図12に示すように、駆動電流制御部1150は、温度情報INF_TMPに応じてスイッチング部TRの電流駆動力を調整するためのものであって、ワードライン駆動部1230に印加される駆動電源電圧V_WLを温度情報INF_TMPに応じて制御する電圧制御部1210と、アクティブ命令ACTに応じて駆動電源電圧V_WLでワードラインWLを駆動するワードライン駆動部1230とを備える。ここで、アクティブ命令ACTは、アクティブ動作時に活性化される信号であって、ワードラインWLはアクティブ命令ACTに応じて活性化される。参考として、ワードライン駆動部1230は、アクティブ命令ACTの活性化期間に対応した所定時間の間、スイッチング部TRをイネーブルさせる。
本発明に係る図12の駆動電流制御部1150は、駆動電源電圧V_WLの電圧レベルが温度情報INF_TMPに応じて変わる。すなわち、半導体メモリ装置に反映される温度が比較的低いとき、駆動電源電圧V_WLの電圧レベルは高まり、温度が比較的高いとき、駆動電源電圧V_WLの電圧レベルは低くなる。図12の駆動電流制御部1150のように、温度情報INF_TMPに応じて駆動電源電圧V_WLの電圧レベルが変わると、所定時間の間、活性化されるワードラインWLの駆動電圧レベルも変わる。ワードラインWLの駆動電圧レベルは、スイッチング部TRの電流駆動力を決定する。すなわち、スイッチング部TRのターンオンの程度を決定してビットラインBLと、磁気トンネル接合素子MTJと、ソースラインSLとを介して流れる駆動電流量を調整することが可能である。つまり、磁気トンネル接合素子MTJに流れる駆動電流量は温度に応じて変わることができる。
一方、図13に示すように、駆動電流制御部1150は、温度情報INF_TMPに応じてスイッチング部TRのイネーブル期間を調整するためのものである。駆動電流制御部1150は、アクティブ命令ACTに応じて予め設定された期間の間、活性化されるアクティブイネーブル信号ACTENを生成するイネーブル信号生成部1310と、温度情報INF_TMPに応じてアクティブイネーブル信号ACTENの活性化期間を制御する活性化期間制御部1330とを備える。本発明に係る図13の駆動電流制御部1150では、ワードラインWLの活性化期間が温度情報INF_TMPに応じて変わる。
図14は、図13の活性化期間制御部1330を説明する回路図である。
同図に示すように、活性化期間制御部1330は、第1伝達部TG1がイネーブルされるとき、アクティブイネーブル信号ACTENを受信する第1遅延部1410と、第2伝達部TG2がイネーブルされるとき、アクティブイネーブル信号ACTENを受信する第2遅延部1430と、アクティブイネーブル信号ACTENと第1遅延部1410及び第2遅延部1430との出力信号に対応する信号をワードラインWLに出力する出力部1450とを備える。ここで、第1伝達部TG1及び第2伝達部TG2の各々は、該当温度情報INF_TMP、/INF_TMPに応じてイネーブルされるか否かが決定される。第1伝達部及び第2伝達部TG1、TG2は、入力されるアクティブイネーブル信号ACTENに対応して互いに異なる遅延量T1、T2を反映する。
半導体メモリ装置に反映される温度が比較的高いとき、温度情報である「INF_TMP」は論理「ハイ」になり、これを反転した「/INF_TMP」は論理「ロー」になるため、アクティブイネーブル信号ACTENは第1遅延部1410に入力される。そして、温度が比較的低いとき、「INF_TMP」は論理「ロー」になり、「/INF_TMP」は論理「ハイ」になるため、アクティブイネーブル信号ACTENは第2遅延部1430に入力される。ここで、温度情報INF_TMPがアナログ信号である場合、活性化期間制御部1330の構成は変わることができる。この場合、活性化期間制御部1330は、温度情報INF_TMPに対応する遅延時間をアクティブイネーブル信号ACTENに反映する遅延回路と、この遅延時間の間、ワードラインWLを活性化させるための信号を出力する出力回路とで設計されることが好ましい。
図15は、図14の活性化期間制御部1330の回路動作を説明するタイミングチャートである。説明の便宜のために、図15の温度情報INF_TMPは、図7に示すように、所定の電圧レベルである第2温度電圧V_TMP2に対応して論理「ロー」または論理「ハイ」に遷移する信号を一例とした。
図14及び図15に示すように、半導体メモリ装置に反映される温度が比較的低いとき、すなわち、温度情報INF_TMPが論理「ロー」であるとき、第2伝達部TG2がターンオンされて、第2遅延部1430に対応する遅延時間T2がアクティブイネーブル信号ACTENに反映される。したがって、出力部1450からワードラインWLへ出力される信号は「T2」に対応するパルス幅を有するようになる。ここで、「T2」に対応するパルス幅は、半導体メモリ装置に反映される温度が比較的低いとき、図13のスイッチング部TRを最も長い間イネーブルさせることを意味し、これは、磁気トンネル接合素子MTJに流れる駆動電流量を増加させることを意味する。
次に、半導体メモリ装置に反映される温度が比較的高いとき、すなわち、温度情報INF_TMPが論理「ハイ」であるとき、第1伝達部TG1がターンオンされて、第1遅延部1410に対応する遅延時間T1がアクティブイネーブル信号ACTENに反映される。したがって、ワードラインWLに出力される信号は「T1」に対応するパルス幅を有するようになり、これは、磁気トンネル接合素子MTJに流れる駆動電流量を減少させることを意味する。
図11〜図14において提示した本発明の第3実施形態に係る半導体メモリ装置は、スイッチング部TRの電流駆動力またはイネーブル期間を温度情報INF_TMPに応じて制御することにより、磁気トンネル接合素子MTJに流れる駆動電流量を制御することが可能である。
前述したように、本発明の第1実施形態ないし第3実施形態に係る半導体メモリ装置は、温度に応じて磁気トンネル接合素子MTJに供給される供給電流を制御するか、磁気トンネル接合素子MTJに流れる駆動電流量を制御することが可能である。これは、磁気トンネル接合素子MTJのスイッチング電流を素子特性に合うように調整できることを意味し、これにより、PVTによる問題点を改善することができ、安定した書き込み動作を保障することができる。また、このような本発明の特性は、磁気トンネル接合素子MTJにデータを格納するのに消費される電力を最小化することができる。
以上で説明したように、本発明の技術的思想は好ましい実施形態によって具体的に記述されたが、上記の実施形態はその説明のためのものであり、その制限のためのものではないということに注意すべきである。また、この技術分野の通常の専門家であれば、本発明の技術思想の範囲内で様々な置換、変形、及び変更により様々な実施形態が可能であることが理解できるであろう。
また、前述した実施形態で例示した論理ゲート及びトランジスタは、入力される信号の極性に応じてその位置及び種類が異なるように実現されなければならない。
410 メモリセル
430 書き込み駆動部
450 電圧制御部

Claims (27)

  1. 第1駆動ラインと第2駆動ラインとの間に接続され、該第1駆動ライン及び第2駆動ラインに流れる電流の方向に応じた極性のデータを格納するメモリセルと、
    書き込み動作時に、温度情報に応じて、前記第1駆動ライン及び第2駆動ラインに供給される供給電流を制御する電流制御手段と、
    を備えることを特徴とする半導体メモリ装置。
  2. 前記メモリセルは、
    電流経路を介して流れる電流の方向に応じて抵抗値が格納される格納部と、
    ワードラインの活性化期間の間、前記格納部と前記第1駆動ラインと前記第2駆動ラインとを含む電流経路を形成するスイッチング部と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の半導体メモリ装置。
  3. 前記格納部は、磁気トンネル接合素子を備えることを特徴とする請求項2に記載の半導体メモリ装置。
  4. 前記半導体メモリ装置の温度に応じて可変する前記温度情報を生成する温度情報生成手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の半導体メモリ装置。
  5. 前記温度情報生成手段は、
    前記温度に基づき決定される電圧レベルを有する第1温度電圧、及び、予め設定された電圧レベルを有する第2温度電圧を生成する温度電圧生成部と、
    前記第1温度電圧及び第2温度電圧に対応して、前記温度情報を出力する温度情報出力部と、
    を備えることを特徴とする請求項4に記載の半導体メモリ装置。
  6. 前記書き込み動作時に、入力データに応じて、前記第1駆動ライン及び第2駆動ラインの各々をそれぞれ該当する電源電圧で駆動する書き込み駆動手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の半導体メモリ装置。
  7. 第1駆動ラインと第2駆動ラインとの間に接続され、該第1駆動ライン及び第2駆動ラインに流れる電流の方向に応じた極性のデータを格納するメモリセルと、
    書き込み動作時に、入力データに応じて前記第1駆動ライン及び第2駆動ラインを駆動する書き込み駆動手段と、
    温度情報に応じて、前記書き込み駆動手段に印加される電源電圧を制御する電圧制御手段と、
    を備えることを特徴とする半導体メモリ装置。
  8. 前記電源電圧は、前記温度情報に基づき決定される電圧レベルを有することを特徴とする請求項7に記載の半導体メモリ装置。
  9. 前記電圧制御手段は、
    前記温度情報に基づき決定される電圧レベルを有する電圧を生成する電圧生成部と、
    前記温度情報に応じて、前記電圧生成部から生成された電圧により前記書き込み駆動手段の電源電圧端を駆動する駆動部と、
    を備えることを特徴とする請求項7に記載の半導体メモリ装置。
  10. 前記メモリセルは、
    電流経路を介して流れる電流の方向に応じて抵抗値が格納される格納部と、
    ワードラインの活性化期間の間、前記格納部と前記第1駆動ラインと前記第2駆動ラインとを含む電流経路を形成するスイッチング部と、
    を備えることを特徴とする請求項7に記載の半導体メモリ装置。
  11. 前記格納部は、磁気トンネル接合素子を備えることを特徴とする請求項10に記載の半導体メモリ装置。
  12. 前記半導体メモリ装置の温度に応じて可変する前記温度情報を生成する温度情報生成手段をさらに備えることを特徴とする請求項7に記載の半導体メモリ装置。
  13. 第1駆動ラインと第2駆動ラインとの間に接続され、前記第1駆動ライン及び第2駆動ラインに流れる電流の方向に応じた極性のデータを格納するメモリセルと、
    書き込み動作時に、前記第1駆動ライン及び第2駆動ラインのうち、入力データに対応する駆動ラインを第1電源電圧で駆動する基本書き込み駆動手段と、
    温度情報に応じて、前記第1駆動ライン及び第2駆動ラインのうち、前記入力データに対応する駆動ラインを第2電源電圧で追加駆動する追加書き込み駆動手段と、
    を備えることを特徴とする半導体メモリ装置。
  14. 前記基本書き込み駆動手段は、
    前記入力データに応じて第1駆動制御信号及び第2駆動制御信号を生成する制御信号生成部と、
    前記第1駆動制御信号及び第2駆動制御信号に応じて、前記第1駆動ラインまたは第2駆動ラインを前記第1電源電圧で駆動する第1基本駆動部及び第2基本駆動部と、
    を備えることを特徴とする請求項13に記載の半導体メモリ装置。
  15. 前記追加書き込み駆動手段は、
    前記温度情報及び前記第1駆動制御信号に応じて、前記第1駆動ラインを前記第2電源電圧で駆動する第1追加駆動部と、
    前記温度情報及び前記第2駆動制御信号に応じて、前記第2駆動ラインを前記第2電源電圧で駆動する第2追加駆動部と、
    を備えることを特徴とする請求項14に記載の半導体メモリ装置。
  16. 前記メモリセルは、
    電流経路を介して流れる電流の方向に応じて抵抗値が格納される格納部と、
    ワードラインの活性化期間の間、前記格納部と前記第1駆動ラインと前記第2駆動ラインとを含む電流経路を形成するスイッチング部と、
    を備えることを特徴とする請求項13に記載の半導体メモリ装置。
  17. 前記格納部は、磁気トンネル接合素子を備えることを特徴とする請求項16に記載の半導体メモリ装置。
  18. 前記半導体メモリ装置の温度に応じて可変する前記温度情報を生成する温度情報生成手段をさらに備えることを特徴とする請求項13に記載の半導体メモリ装置。
  19. 電流経路を介して流れる電流の方向に応じた極性のデータを格納する格納手段と、
    ワードラインの活性化期間の間、前記格納手段と前記第1駆動ラインと前記第2駆動ラインとを含む電流経路を形成するスイッチング手段と、
    温度情報に応じて、前記スイッチング手段を制御し、前記第1駆動ライン及び第2駆動ラインを介して流れる駆動電流量を制御する駆動電流制御手段と、
    を備えることを特徴とする半導体メモリ装置。
  20. 書き込み動作時に、入力データに応じて、前記第1駆動ライン及び第2駆動ラインの各々をそれぞれ該当する電源電圧で駆動する書き込み駆動手段をさらに備えることを特徴とする請求項19に記載の半導体メモリ装置。
  21. 前記駆動電流制御手段は、前記温度情報に応じて、前記スイッチング手段の電流駆動力を制御することを特徴とする請求項19に記載の半導体メモリ装置。
  22. 前記駆動電流制御手段は、
    アクティブ動作時に、予め設定された期間の間、前記ワードラインを駆動するワードライン駆動部と、
    前記温度情報に応じて、前記ワードライン駆動部に印加される電源電圧を制御する電圧制御部と、
    を備えることを特徴とする請求項19に記載の半導体メモリ装置。
  23. 前記駆動電流制御手段は、前記温度情報に応じて、前記スイッチング手段のイネーブル期間を調整することを特徴とする請求項19に記載の半導体メモリ装置。
  24. 前記駆動電流制御手段は、
    アクティブ動作時に、予め設定された期間活性化されるイネーブル信号を生成する信号生成部と、
    前記温度情報に応じて、前記イネーブル信号の活性化期間を制御する期間制御部と、
    を備えることを特徴とする請求項19に記載の半導体メモリ装置。
  25. 前記期間制御部は、
    前記温度情報に応じた遅延時間を前記イネーブル信号に反映する遅延部と、
    該遅延部で反映される時間の間、前記ワードラインを活性化させる信号を出力する出力部と、
    を備えることを特徴とする請求項24に記載の半導体メモリ装置。
  26. 前記格納手段は、磁気トンネル接合素子を備えることを特徴とする請求項19に記載の半導体メモリ装置。
  27. 前記半導体メモリ装置の温度に応じて可変する前記温度情報を生成する温度情報生成手段をさらに備えることを特徴とする請求項19に記載の半導体メモリ装置。
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