JP2008211058A - 磁気ランダムアクセスメモリ及びその書き込み方法 - Google Patents

磁気ランダムアクセスメモリ及びその書き込み方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2008211058A
JP2008211058A JP2007047697A JP2007047697A JP2008211058A JP 2008211058 A JP2008211058 A JP 2008211058A JP 2007047697 A JP2007047697 A JP 2007047697A JP 2007047697 A JP2007047697 A JP 2007047697A JP 2008211058 A JP2008211058 A JP 2008211058A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
recording layer
magnetization
fixed
bit line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP2007047697A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Kajiyama
健 梶山
Tsuneo Inaba
恒夫 稲場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2007047697A priority Critical patent/JP2008211058A/ja
Priority to US12/037,359 priority patent/US7629637B2/en
Priority to KR1020080017875A priority patent/KR100938721B1/ko
Publication of JP2008211058A publication Critical patent/JP2008211058A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C11/00Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor
    • G11C11/02Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using magnetic elements
    • G11C11/14Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using magnetic elements using thin-film elements
    • G11C11/15Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using magnetic elements using thin-film elements using multiple magnetic layers
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C11/00Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor
    • G11C11/56Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using storage elements with more than two stable states represented by steps, e.g. of voltage, current, phase, frequency
    • G11C11/5607Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using storage elements with more than two stable states represented by steps, e.g. of voltage, current, phase, frequency using magnetic storage elements
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B82NANOTECHNOLOGY
    • B82YSPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
    • B82Y25/00Nanomagnetism, e.g. magnetoimpedance, anisotropic magnetoresistance, giant magnetoresistance or tunneling magnetoresistance
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C11/00Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor
    • G11C11/02Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using magnetic elements
    • G11C11/16Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using magnetic elements using elements in which the storage effect is based on magnetic spin effect
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B41/00Electrically erasable-and-programmable ROM [EEPROM] devices comprising floating gates
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B61/00Magnetic memory devices, e.g. magnetoresistive RAM [MRAM] devices
    • H10B61/20Magnetic memory devices, e.g. magnetoresistive RAM [MRAM] devices comprising components having three or more electrodes, e.g. transistors
    • H10B61/22Magnetic memory devices, e.g. magnetoresistive RAM [MRAM] devices comprising components having three or more electrodes, e.g. transistors of the field-effect transistor [FET] type

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Nanotechnology (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Hall/Mr Elements (AREA)
  • Mram Or Spin Memory Techniques (AREA)

Abstract

【課題】磁気抵抗効果素子の加工ばらつきを抑制する。
【解決手段】磁気ランダムアクセスメモリは、第1の方向に延在された第1及び第2のビット線BL1、BL2と、第1のビット線に接続され、磁化方向が固定された第1の固定層と磁化方向が反転可能な第1の記録層と第1の固定層及び第1の記録層の間に設けられた第1の非磁性層とを有し、第1の固定層及び第1の記録層の間に流す第1の電流の向きに応じて第1の固定層及び第1の記録層の磁化方向が平行状態又は反平行状態となる第1の磁気抵抗効果素子MTJ1と、第2のビット線に接続され、磁化方向が固定された第2の固定層と磁化方向が反転可能な第2の記録層と第2の固定層及び第2の記録層の間に設けられた第2の非磁性層とを有し、第1及び第2の記録層は同じ第1の層13で形成され、第2の固定層及び第2の記録層の間に流す第2の電流の向きに応じて第2の固定層及び第2の記録層の磁化方向が平行状態又は反平行状態となる第2の磁気抵抗効果素子MTJ2とを具備する。
【選択図】図1

Description

本発明は、スピン注入磁化反転型の磁気ランダムアクセスメモリ及びその書き込み方法に関する。
スピン注入磁化反転型の磁気ランダムアクセスメモリ(MRAM:Magnetic Random Access Memory)では、書き込み動作時の反転電流を低減させるため、MTJ(Magnetic Tunnel Junction)素子の反転させる磁性領域を小さく加工する必要がある。さらに、動作マージンを向上させるため、MTJ素子の加工ばらつきを小さくする必要がある。
尚、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、次のようなものがある。
特開2001−256773号公報 特開2002−231904号公報 特開2004−47027号公報 米国特許出願公開第2004/0179393号明細書
本発明は、磁気抵抗効果素子の加工ばらつきを抑制することが可能な磁気ランダムアクセスメモリ及びその書き込み方法を提供する。
本発明の第1の視点による磁気ランダムアクセスメモリは、第1の方向に延在された第1のビット線と、前記第1のビット線と前記第1の方向と異なる第2の方向において隣り合い、前記第1の方向に延在された第2のビット線と、前記第1のビット線に接続され、磁化方向が固定された第1の固定層と磁化方向が反転可能な第1の記録層と前記第1の固定層及び前記第1の記録層の間に設けられた第1の非磁性層とを有し、前記第1の固定層及び前記第1の記録層の間に流す第1の電流の向きに応じて前記第1の固定層及び前記第1の記録層の前記磁化方向が平行状態又は反平行状態となる第1の磁気抵抗効果素子と、前記第1の磁気抵抗効果素子と前記第2の方向において隣接し、前記第2のビット線に接続され、磁化方向が固定された第2の固定層と磁化方向が反転可能な第2の記録層と前記第2の固定層及び前記第2の記録層の間に設けられた第2の非磁性層とを有し、前記第1及び第2の記録層は前記第2の方向に延在する同じ第1の層で形成され、前記第2の固定層及び前記第2の記録層の間に流す第2の電流の向きに応じて前記第2の固定層及び前記第2の記録層の前記磁化方向が平行状態又は反平行状態となる第2の磁気抵抗効果素子とを具備する。
本発明の第2の視点による磁気ランダムアクセスメモリの書き込み方法は、第1の方向に延在された第1のビット線と、前記第1のビット線と前記第1の方向と異なる第2の方向において隣り合い、前記第1の方向に延在された第2のビット線と、前記第1のビット線に接続され、磁化方向が固定された第1の固定層と磁化方向が反転可能な第1の記録層と前記第1の固定層及び前記第1の記録層の間に設けられた第1の非磁性層とを有する第1の磁気抵抗効果素子と、前記第1の磁気抵抗効果素子と前記第2の方向において隣接し、前記第2のビット線に接続され、磁化方向が固定された第2の固定層と磁化方向が反転可能な第2の記録層と前記第2の固定層及び前記第2の記録層の間に設けられた第2の非磁性層とを有し、前記第1及び第2の記録層は前記第2の方向に延在する同じ第1の層で形成された第2の磁気抵抗効果素子とを備え、前記第1の磁気抵抗効果素子に書き込む場合、書き込み電流を前記第1の固定層及び前記第1の記録層間に流し、前記書き込み電流を流す方向に応じて前記第1の記録層の磁化を前記第1の固定層の磁化に対して平行又は反平行にするステップを具備し、前記書き込み電流を調整することで前記第1の記録層の磁化反転の広がりを制御する。
本発明によれば、磁気抵抗効果素子の加工ばらつきを抑制することが可能な磁気ランダムアクセスメモリ及びその書き込み方法を提供できる。
本発明の実施の形態を以下に図面を参照して説明する。この説明に際し、全図にわたり、共通する部分には共通する参照符号を付す。
以下に説明する第1乃至第3の実施形態では、磁気ランダムアクセスメモリ(MRAM:Magnetic Random Access Memory)について説明する。第4の実施形態では、各実施形態で用いられるMTJ素子(Magnetic Tunnel Junction)(磁気抵抗効果素子)について説明する。
[1]第1の実施形態
[1−1]構造
図1は、本発明の第1の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリの平面図を示す。図2(a)は、図1のIIA−IIA線に沿った断面図を示す。図2(b)は、図1のIIB−IIB線に沿った断面図を示す。以下に、第1の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリの構造について説明する。
図1に示すように、複数の隣り合うビット線BL1、BL2、BL3がX方向に延在され、これらビット線BL1、BL2、BL3を跨ぐようにワード線WLがY方向(X方向と交差する方向)に延在されている。ビット線BL1、BL2、BL3下には、MTJ膜10がY方向に繋がって延在されている。従って、MTJ膜10は、ワード線WLの延在方向と同方向に延びるライン状で形成され、セル毎に分断させずに複数のセルを連続して跨いでいる。ここで、MTJ膜10とビット線BL1、BL2、BL3との各交点には、各セルのMTJ素子MTJ1、MTJ2、MTJ3が存在する。MTJ素子MTJ1、MTJ2、MTJ3の各上面は、コンタクトC2を介してビット線BL1、BL2、BL3にそれぞれ接続されている。MTJ素子MTJ1、MTJ2、MTJ3の各底面は、コンタクトC1を介してトランジスタTr1、Tr2、Tr3にそれぞれ接続されている。
図2(a)に示すように、半導体基板(例えばシリコン基板)1内には、STI(Shallow Trench Isolation)構造の素子分離絶縁膜2が形成されている。半導体基板1上にはゲート絶縁膜(図示せず)を介してゲート電極3が形成され、このゲート電極3の両側の半導体基板1内にソース/ドレイン拡散層4a、4bが形成され、スイッチング素子として機能するトランジスタ(例えばMOSトランジスタ)Tr1が形成されている。
トランジスタTr1のソース/ドレイン拡散層4a上にはコンタクトC1が配置され、このコンタクトC1上にはMTJ素子MTJ1が配置されている。MTJ素子MTJ1は、固定層(ピン層)11と非磁性層12と記録層(フリー層)13が順に積層されたMTJ膜10で形成されている。MTJ素子MTJ1の上面上にはコンタクトC2が配置され、このコンタクトC2上にはビット線BL1が配置されている。このビット線BL1は、例えば電源端子及び接地端子に接続されている。
図2(b)に示すように、MTJ膜10を構成する固定層11、非磁性層12、記録層13の全ては、Y方向に繋がっている。但し、MTJ素子MTJ1、MTJ2、MTJ3毎に、記録層13はコンタクトC2を介してビット線BL1、BL2、BL3にそれぞれ接続され、固定層11はコンタクトC1を介してソース/ドレイン拡散層4aに接続されている。
[1−2]原理
図3は、本発明の第1の実施形態に係る書き込み反転部分の伝播の原理を説明するための図を示す。以下に、第1の実施形態に係る書き込み反転部分の伝播の原理について説明する。
図3に示すように、スピン注入磁化反転による書き込み動作では、選択セルのトランジスタをオン状態にし、MTJ素子MTJの膜面に対して垂直方向に電流Iを流す。そして、固定層11から記録層13の方向へ電流Iを流す場合と記録層13から固定層11の方向へ電流Iを流す場合とで、記録層13の磁化を固定層11の磁化と同じ方向又は異なる方向に設定する。つまり、MTJ素子MTJは、固定層11及び記録層13の間に流す電流Iの向きに応じて、固定層11及び記録層13の磁化方向が平行状態又は反平行状態となる。
このような書き込み動作において、書き込み電流Iの通電時間を長くすると、記録層13内で磁化反転の伝播が横方向に起こる。つまり、スピントルクの伝播による磁壁移動及び熱の効果で、記録層13の磁化反転領域が拡大する。この効果を利用することにより、反転電流密度Jcは同じでも電流通電時間を長くすることで磁化反転領域を拡大することができる。これは、スピンの伝播による磁壁移動により説明でき、電流通電による発熱によっても効果は強められる。
[1−3]書き込み動作
図4(a)及び(b)は、本発明の第1の実施形態に係る“0”書き込み動作を説明するための図を示す。図5(a)及び(b)は、本発明の第1の実施形態に係る“1”書き込み動作を説明するための図を示す。ここで、図4(a)及び図5(a)はワード線の延在方向における模式的な断面図であり、図4(b)及び図5(b)はビット線の延在方向における模式的な断面図である。以下に、第1の実施形態に係る書き込み動作について説明する。
図4(a)及び(b)に示すように、“0”データを書き込む場合、MTJ素子MTJの記録層13から固定層11の方向に電流Iを流す。すなわち、電子eを固定層11側から記録層13側へ注入する。これにより、固定層11及び記録層13の磁化は、同じ方向に向き、平行状態となる。この低抵抗状態Rpを“0”データと規定する。
図5(a)及び(b)に示すように、“1”データを書き込む場合、MTJ素子MTJの固定層11から記録層13の方向に電流Iを流す。すなわち、電子eを記録層13側から固定層11側へ注入する。これにより、固定層11及び記録層13の磁化は、逆方向に向き、反平行状態となる。この高抵抗状態Rapを“1”データと規定する。
ここで、図4(a)及び図5(a)に示すように、本実施形態ではワード線方向にMTJ膜10が繋がっているが、このワード線方向で見た場合、MTJ膜10の上側のビット線BLはセル毎に分断されており、MTJ膜10の下側はトランジスタTrでセル毎に分断されている。このため、隣接セルへの回り込み電流が発生せず、読み取りマージンを劣化させることはない。但し、記録層13の磁化反転領域については、書き込み電流Iにより移動する磁壁が隣接セルとの間で止まるように、書き込み電流の通電時間等を制御する必要がある。
尚、図6に示すように、MTJ膜10をビット線BLと平行方向に繋げた場合、MTJ膜10を含む導通部を通った回り込み電流が生じ、読み取り時のセンスマージンを劣化させる恐れがある。このため、MTJ膜10は、図6のようにビット線BLと同方向に延在させるよりも、図4(b)及び図5(b)のようにビット線BLの方向ではセル毎に分断させる方が望ましい。
[1−4]読み出し動作
第1の実施形態の読み出し動作では、磁気抵抗(Magneto Resistive)効果を利用する。
選択セルのMTJ素子MTJにつながるトランジスタTrをオン状態とし、読み出し電流を例えばビット線BLからMTJ素子MTJを通ってトランジスタTrの方向へ流す。そして、この読み出し電流に基づいて読み出されたMTJ素子MTJの抵抗値により、“1”、“0”データの判別が行われる。
尚、読み出し動作時は、定電圧を印加して電流値を読み出してもよいし、定電流を印加して電圧値を読み出してもよい。
[1−5]効果
上記第1の実施形態によれば、ワード線方向においてMTJ膜10をセル毎に分断せずに繋げて延在させる。つまり、MTJ膜10はライン状に形成すればよいため、セル毎にMTJ素子の面積を小さくかつ制御性良く加工する必要がないので、加工プロセス的に容易となる。従って、加工寸法の制御性を容易にし、MTJ素子の加工ばらつきを抑制することが可能となる。
また、MTJ膜10をライン状に形成した場合であっても、書き込み電流の通電時間を調整し、記録層13の磁化反転領域の広がりを制御することにより、セル毎の書き込み動作も実現可能である。
[2]第2の実施形態
第2の実施形態は、書き込み電流の通電時間等を調整することで多値メモリを実現する例である。
[2−1]原理
図7(a)乃至(c)は、本発明の第2の実施形態に係る書き込み反転部分の伝播の原理を説明するための図を示す。図8は、本発明の第2の実施形態に係る書き込み動作時の電流パルスの波形図を示す。以下に、第2の実施形態に係る書き込み反転部分の伝播の原理について説明する。
図7(a)乃至(c)に示すように、書き込み電流Iを流すと、磁化反転領域R(書き込み範囲)が左右に広がっていく。つまり、初期状態に上向きであった記録層13の磁化が、コンタクトC2の付近から次第に下向きに反転していく。換言すると、1セル内において、固定層11及び記録層13の反平行状態の磁化が増加していく。
ここで、MTJ素子MTJの抵抗値は固定層11及び記録層13の磁化が平行であるか又は反平行であるかにより変化するため、磁化反転領域Rの広がりの範囲によってMTJ素子MTJの抵抗値が変化する。このように、1セルの抵抗値を制御することができ、多値メモリを実現することが可能となる。
図8に示すように、書き込み電流Iの調整は、例えば、書き込み電流を流す通電時間(電流パルスの個数)を変化させる場合や、電流パルスの幅Wを変化させる場合等が考えられる。尚、本実施形態では、パルス幅を減らすと書き込みが不安定となり電流量を上げる必要がある。よって、パルスの数を増やすよりパルス幅を増減させて電流量を調整するのが得策である。このため、書き込み電流パルス幅を制御することで書き込み範囲を制御する機構を備えていることが有用である。
[2−2]書き込み動作
図9(a)乃至(c)、図10、図11を用いて、多値メモリを実現する書き込み動作について説明する。
第2の実施形態に係る書き込み動作は、上記第1の実施形態と同様、スピン注入磁化反転技術を用いて、書き込み電流Iを調整することで磁化反転領域Rを制御する。ここで、第1の実施形態では、1セル内の記録層13の全ての磁化を固定層11の磁化に対して平行又は反平行状態とし、2値の状態を作り出していた。これに対し、第2の実施形態では、上記2値の状態に加え、1セル内において平行状態と反平行状態との両方が混在した状態を作り出し、3値以上の多値メモリを実現する。
例えば3値メモリを実現するには、以下のような3つの抵抗状態を作り出すとよい。
図9(a)に示すように、1セル内の記録層13の全ての磁化が固定層11の磁化に対して平行であるとき、MTJ素子MTJの抵抗値は最も低くなる。この場合の抵抗値を第1の抵抗値R1とする。
図9(b)に示すように、11セル内の記録層13の全ての磁化が固定層11の磁化に対して反平行であるとき、MTJ素子MTJの抵抗値は最も高くなる。この場合の抵抗値を第2の抵抗値R2とする。
図9(c)に示すように、1セル中に上述する平行状態と反平行状態の磁化が両方存在するとき、すなわち、記録層13が固定層11の磁化に対して平行である磁化と固定層11の磁化に対して反平行である磁化とを有するとき、MTJ素子MTJの抵抗値は上述する第1及び第2の抵抗値R1、R2の間の値をとる。この場合の抵抗値を第3の抵抗値R3とする。
従って、本例の場合、図10に示すように、3つの抵抗値R1、R2、R3を作り出すことができる。
ここで、図11に示すように、第3の抵抗値R3は、さらに細かくしきい値を設けることで、例えば3つの抵抗値R3a、R3b、R3cを作り出すこともできる。この場合、5値メモリを実現できる。このように、抵抗値R3のしきい値の設定の仕方により、3値以上の抵抗値を作り出すことができる。
尚、本実施形態のように1セル内の磁化反転領域の範囲によって多値化を制御するには、初期状態が“1”、“0”のどちらの状態であるかを判断することが望ましい。このため、書き込み前に選択セルのデータを読み出すステップを備えてもよい。
また、書き込みシーケンス中に読み出し動作が入ってもよい。すなわち、選択セルの値を読みながら書き込みを調整するベリファイ(Verify)書き込みを行ってもよい。このベリファイ書き込みは、例えば以下のように行われる。まず、選択セルにスピン注入書き込みを行う(第1ステップ)。この書き込み動作を行った後に、選択セルの抵抗値を読み出し、所定のしきい値に達したかどうかを判定する(第2ステップ)。その結果、所定のしきい値に達していないと判定された場合、選択セルに対して再びスピン注入書き込みを行う(第3ステップ)。この第3ステップの書き込み動作では、第1ステップの書き込み動作時を基準として書き込み電流Iの通電時間等を調整するとよい。このようなベリファイ書き込みを行うことで、MTJ素子MTJの抵抗値の制御性を高めることができる。
[2−3]読み出し動作
第2の実施形態では、上記第1の実施形態と同様の磁気抵抗効果を利用した読み出し動作を行うため、説明は省略する。
[2−4]効果
上記第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、第2の実施形態では、書き込み電流Iの広がりを調整することで1セル内の磁化反転領域Rを制御する。これにより、1セルで3値以上の抵抗値を作り出すことができ、多値メモリを実現できる。
[3]第3の実施形態
第3の実施形態は、各実施形態のMTJ素子の上下の少なくとも一方のコンタクトを小さくした例である。
[3−1]構造
図12乃至図14は、本発明の第3の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリのビット線方向の断面図を示す。以下に、第3の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリの構造について説明する。
図12乃至図14に示すように、第3の実施形態において、第1の実施形態と異なる点は、MTJ素子MTJの上下のコンタクトC1、C2の少なくとも一方を細く形成し、コンタクトC1、C2とMTJ素子MTJとの間にキャップ層CP1、CP2を設けている点である。
図12では、MTJ素子MTJ上のコンタクトC2が細くなっている。そして、コンタクトC2とMTJ素子MTJとの間にキャップ層CP2が設けられている。コンタクトC2がキャップ層CP2を介して記録層13と接触する部分におけるビット線方向の幅は、記録層13のビット線方向の幅よりも細くなっている。
図13は、いわゆるトップピン構造の例である。すなわち、固定層11が記録層13より上方に位置しているため、記録層13にはコンタクトC1が接続している。このため、図13では、MTJ素子MTJ下のコンタクトC1が細くなっている。そして、コンタクトC1とMTJ素子MTJとの間にキャップ層CP1が設けられている。コンタクトC1がキャップ層CP1を介して記録層13と接触する部分におけるビット線方向の幅は、記録層13のビット線方向の幅よりも細くなっている。
図14では、MTJ素子MTJ上下のコンタクトC1、C2が細くなっている。そして、コンタクトC1とMTJ素子MTJとの間にキャップ層CP1が設けられ、コンタクトC2とMTJ素子MTJとの間にキャップ層CP2が設けられている。
尚、図12乃至図14において、コンタクトC1、C2は、MTJ素子MTJ(記録層13)の中央に位置してもよいし、中央からずらして配置してもよい。
キャップ層CP1、CP2の抵抗値は、記録層13の抵抗値より例えば一桁程度高いことが望ましい。このキャップ層CP1、CP2の材料としては、例えば、非磁性層12の材料、シート抵抗の大きいバリアメタル材料等が挙げられる。ここで、非磁性層12の材料としては、後述する[4−3]欄を参照されたい。バリアメタル材料としては、例えば、次の(a)〜(k)の材料が挙げられる。
(a)Ti
(b)Ta
(c)Tiを含む化合物(例えば、TiN、TiW、TiSiN、TiSi、TiB、TiB、TiC)
(d)Taを含む化合物(例えば、TaB、TaB、TaC、TaN、Ta、Ta、TaN)
(e)Zrを含む化合物(例えば、ZrB、ZrB、ZrC、ZrN)
(f)Hfを含む化合物(例えば、HfB、HfC、HfN)
(g)Vを含む化合物(例えば、VB、VB、VC、VN)
(h)Nbを含む化合物(例えば、NbB、NbB、NbC、NbN)
(i)Crを含む化合物(例えば、CrB、CrB、CrB、Cr、CrN、CrN)
(j)Moを含む化合物(例えば、Mo、MoB、MoB、MoB、Mo、MoC、MoN)
(k)Wを含む化合物(例えば、W、W、W、WC、WC、W、WN)
キャップ層CP1、CP2は、プロセスの容易性からMTJ素子MTJと同一の平面形状が望ましいが、異なる平面形状でもよい。キャップ層CP1、CP2の上面(コンタクトC1、C2側の面)の面積は、コンタクトC1、C2の底面(キャップ層CP1、CP2側の面)の面積よりも大きいことが望ましい。
[3−2]効果
上記第3の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、第3の実施形態では、MTJ素子MTJの上下の少なくとも一方のコンタクトC1、C2を細くすることで、このコンタクトC1、C2の記録層13に接触する面積を小さくしている。このため、書き込み動作時に、コンタクトC1、C2とMTJ素子MTJとの局所的な接触部分から磁化反転が生じ、磁壁移動効果により磁化反転が伝播することで、素子全体の磁化が反転する。このため、書き込み動作時、小コンタクトの効果により、書き込み電流を低減することができる。さらに、記録層13よりも高抵抗のキャップ層CP1、CP2を設けることで、電流拡散による効果の減少を防ぐことができる。
[4]第4の実施形態
第4の実施形態では、各実施形態で用いられるMTJ素子について説明する。
[4−1]変形例
上述する第1の実施形態では、例えば図2(b)に示すように、MTJ膜10を構成する固定層11、非磁性層12及び記録層13の3つの層が全てワード線WL方向に繋がっていた。しかしながら、MTJ膜10は、上述する形状に限定されず、例えば次のような形状に変形することが可能である。
(変形例1)
図15は、本発明の第4の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリの変形例1の一部断面図を示す。以下に、変形例1の構造について説明する。
図15に示すように、変形例1において、図2(b)と異なる点は、セル間に区切りとして凸部21a、21bを形成している点である。例えば、MTJ素子MTJ1とMTJ素子MTJ2との間において、記録層13のコンタクトC2側(記録層13の非磁性層12と反対側)の側面にコンタクトC2との接触面よりも上方に突出する凸部21aを設け、固定層11のコンタクトC1側(固定層11の非磁性層12と反対側)の側面にコンタクトC1との接触面よりも下方に突出する凸部21bを設けている。
尚、凸部21a、21bは記録層13及び固定層11の両側に必ずしも設ける必要はない。例えば、記録層13の磁化を安定させることを考慮すると、記録層13の上面にのみ凸部21aを設けてもよい。
上記変形例1によれば、セル間に設けられた凸部21a、21bがセルの区切りとなるため、セル毎の記録層13の磁化方向を安定させることができる。
(変形例2)
図16は、本発明の第4の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリの変形例2の一部断面図を示す。以下に、変形例2の構造について説明する。
図16に示すように、変形例2において、図2(b)と異なる点は、セル間に区切りとして凹部22a、22bを形成している点である。例えば、MTJ素子MTJ1とMTJ素子MTJ2との間において、記録層13のコンタクトC2側(記録層13の非磁性層12と反対側)の側面にコンタクトC2との接触面よりも下方に窪む凹部22aを設け、固定層11のコンタクトC1側(固定層11の非磁性層12と反対側)の側面にコンタクトC1との接触面よりも上方に窪む凹部22bを設けている。
尚、凹部22a、22bは記録層13及び固定層11の両側に必ずしも設ける必要はない。例えば、記録層13の磁化を安定させることを考慮すると、記録層13の上面にのみ凹部22aを設けてもよい。
上記変形例2によれば、セル間に設けられた凹部22a、22bがセルの区切りとなるため、セル毎の記録層13の磁化方向を安定させることができる。
(変形例3)
図17は、本発明の第4の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリの変形例3の一部断面図を示す。以下に、変形例3の構造について説明する。
図17に示すように、変形例3において、図2(b)と異なる点は、固定層11、非磁性層12、記録層13の3層が一体となって波打った形状となっている点である。
ここで、ビット線に接続するセル部分におけるMTJ膜10は平坦となり、セル間に凹凸部23ができることが望ましい。また、セルの幅W1は、セル間の幅W2よりも長いことが望ましい。これらにより、記録層13の磁化方向を一方向に保ち易くなる。
上記変形例3によれば、セル間に設けられた凹凸部23がセルの区切りとなるため、セル毎の記録層13の磁化方向を安定させることができる。
(変形例4)
図18は、本発明の第4の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリの変形例4の一部断面図を示す。以下に、変形例4の構造について説明する。
図18に示すように、変形例3において、図2(b)と異なる点は、ワード線方向に記録層13だけが繋がり、固定層11及び非磁性層12はセル毎に分断されている点である。
上記変形例4によれば、固定層11及び非磁性層12がセル毎に分断されていることで、回り込み電流が小さくなる。
(変形例5)
図19は、本発明の第4の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリの変形例5の一部断面図を示す。以下に、変形例5の構造について説明する。
図19に示すように、変形例3において、図2(b)と異なる点は、ワード線方向に記録層13及び非磁性層12だけが繋がり、固定層11はセル毎に分断されている点である。
上記変形例5によれば、非磁性層12がセル毎に分断されていない。このため、変形例4と比べて、加工が容易になる。
[4−2]磁化配置
MTJ素子MTJの固定層11及び記録層13の磁化方向は、膜面に対して垂直方向を向いていてもよいし(垂直磁化型)、膜面に対して平行方向に向いていてもよい(平行磁化型)。尚、垂直磁化型のMTJ素子MTJであれば、従来のように素子形状の長手方向で磁化方向が決定されることがなくなるという利点がある。
[4−3]材料
MTJ素子MTJは、例えば以下のような材料からなる。
固定層11及び記録層13の材料には、例えば、Fe、Co、Ni又はそれらの合金、スピン分極率の大きいマグネタイト、CrO、RXMnO3ーy(R;希土類、X;Ca、Ba、Sr)などの酸化物の他、NiMnSb、PtMnSbなどのホイスラー合金などを用いることが好ましい。また、これら磁性体には、強磁性を失わないかぎり、Ag、Cu、Au、Al、Mg、Si、Bi、Ta、B、C、O、N、Pd、Pt、Zr、Ir、W、Mo、Nbなどの非磁性元素が多少含まれていてもよい。
非磁性層12の材料には、Al3、SiO、MgO、AlN、Bi、MgF、CaF、SrTiO、AlLaOなどの様々な誘電体を使用することができる。これらの誘電体には、酸素、窒素、フッ素欠損が存在していてもよい。
固定層11の非磁性層12と反対側の面には、固定層11の磁化方向を固着させるための反強磁性層を設けてもよい。この反強磁性層の材料としては、Fe−Mn、Pt−Mn、Pt−Cr−Mn、Ni−Mn、Ir−Mn、NiO、Feなどを用いることが好ましい。
尚、垂直磁化型のMTJ素子MTJを実現するための垂直磁気材料の例としては、例えば次のようなものがある。
まず、固定層11及び記録層13の垂直磁気材料に使用されるような高い保磁力を持つ磁性材料は、1×10erg/cc以上の高い磁気異方性エネルギー密度を持つ材料により構成される。以下、その材料例について説明する。
(例1)
「Fe(鉄)、Co(コバルト)、Ni(ニッケル)のうちの少なくとも1つと、Cr(クロム)、Pt(白金)、Pd(パラジウム)のうちの少なくとも1つとを含む合金からなるもの」
例えば、規則合金としては、Fe(50)Pt(50)、Fe(50)Pd(50)、Co(50)Pt(50)などがある。例えば、不規則合金としては、CoCr合金、CoPt合金、CoCrPt合金、CoCrPtTa合金、CoCrNb合金などがある。
(例2)
「Fe、Co、Niのうちの少なくとも1つ又はこれらのうちの1つを含む合金と、Pd、Ptのうちの1つ又はこれらのうちの1つを含む合金とが、交互に積層された構造を持つもの」
例えば、Co/Pt人工格子、Co/Pd人工格子、CoCr/Pt人工格子などがある。Co/Pt人工格子を使用した場合及びCo/Pd人工格子を使用した場合においては、抵抗変化率(MR比)は、約40%、という大きな値を実現できる。
(例3)
「希土類金属のうちの少なくとも1つ、例えば、Tb(テルビウム)、Dy(ジスプロシウム)、又は、Gd(ガドリニウム)と、遷移金属のうちの少なくとも1つとからなるアモルファス合金」
例えば、TbFe、TbCo、TbFeCo、DyTbFeCo、GdTbCoなどがある。
次に、記録層13は、上述のような高い保磁力を持つ磁性材料から構成することもできるし、組成比の調整、不純物の添加、厚さの調整などを行って、上述のような高い保磁力を持つ磁性材料よりも磁気異方性エネルギー密度が小さい磁性材料から構成してもよい。以下、その材料例について説明する。
(例1)
「Fe、Co、Niのうちの少なくとも1つと、Cr、Pt、Pdのうちの少なくとも1つとを含む合金に、不純物を添加したもの」
例えば、規則合金としては、Fe(50)Pt(50)、Fe(50)Pd(50)、又は、Co(50)Pt(50)に、Cu、Cr、Agなどの不純物を加えて磁気異方性エネルギー密度を低下させたものなどがある。例えば、不規則合金としては、CoCr合金、CoPt合金、CoCrPt合金、CoCrPtTa合金、又は、CoCrNb合金について、非磁性元素の割合を増加させて磁気異方性エネルギー密度を低下させたものなどがある。
(例2)
「Fe、Co、Niのうちの少なくとも1つ又はこれらのうちの1つを含む合金と、Pd、Ptのうちの1つ又はこれらのうちの1つを含む合金とが、交互に積層された構造を持つものであって、前者の元素若しくは合金からなる層の厚さ、又は、後者の元素若しくは合金からなる層の厚さを調整したもの」
Fe、Co、Niのうちの少なくとも1つ又はこれらのうちの1つを含む合金についての厚さの最適値と、Pd、Ptのうちの1つ又はこれらのうちの1つを含む合金についての厚さの最適値とが存在し、厚さがこれら最適値から離れるに従い、磁気異方性エネルギー密度は、次第に低下する。
(例3)
「希土類金属のうちの少なくとも1つ、例えば、Tb(テルビウム)、Dy(ジスプロシウム)、又は、Gd(ガドリニウム)と、遷移金属のうちの少なくとも1つとからなるアモルファス合金の組成比を調整したもの」
例えば、TbFe、TbCo、TbFeCo、DyTbFeCo、GdTbCoなどのアモルファス合金の組成比を調整し、磁気異方性エネルギー密度を小さくしたものがある。
[4−4]平面形状
上記各実施形態のMTJ素子MTJの平面形状は、例えば、長方形、正方形、円、楕円、六角形、菱型、平行四辺形、十字型、ビーンズ型(凹型)等、種々に変更することが可能である。
平行磁化型のMTJ素子MTJの場合、形状磁気異方性を利用するときは、例えば、MTJ素子MTJの短辺方向(磁化困難軸方向)をF(最小加工寸法)とすると、長手方向(磁化容易軸方向)は2F程度にした形状が望ましい。
垂直磁化型のMTJ素子MTJの場合、磁化方向は形状に依存しないため、上述するいずれの形状を用いてもよい。
[4−5]トンネル接合構造
MTJ素子MTJは、1重トンネル接合(シングルジャンクション)構造でもよいし、2重トンネル接合(ダブルジャンクション)構造でもよい。
1重トンネル接合構造のMTJ素子MTJは、図1などに示すように、固定層11と、記録層13と、固定層11及び記録層13間に設けられた非磁性層12とを有する。つまり、MTJ素子MTJが非磁性層を1層有する。
2重トンネル接合構造のMTJ素子MTJは、第1の固定層と、第2の固定層と、第1及び第2の固定層間に設けられた記録層と、第1の固定層及び記録層間に設けられた第1の非磁性層と、第2の固定層及び記録層間に設けられた第2の非磁性層とを有する。つまり、MTJ素子MTJが非磁性層を2層有する。
ここで、2重トンネル接合構造を構成する第1及び第2の固定層、記録層、第1及び第2の非磁性層の全ての層を例えばワード線WL方向に連続したライン形状にしてもよいし、記録層だけをライン形状にしてその他の層はセル毎に分断することも可能である。
2重トンネル接合構造の場合、1重トンネル接合構造の場合よりも、同じ外部バイアスを印加したときのMR(Magneto Resistive)比(“1”状態、“0”状態の抵抗の変化率)の劣化が少なく、より高いバイアスで動作できる。すなわち、2重トンネル接合構造は、セル内の情報を読み出す際に有利となる。
その他、本発明は、上記各実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で、種々に変形することが可能である。さらに、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
本発明の第1の実施形態に係わる磁気ランダムアクセスメモリを示す平面図。 図2(a)は、図1のIIA−IIA線に沿った断面図、図2(b)は、図1のIIB−IIB線に沿った断面図。 本発明の第1の実施形態に係る書き込み反転部分の伝播の原理を説明するための図。 図4(a)及び(b)は、本発明の第1の実施形態に係る“0”書き込み動作を説明するための図。 図5(a)及び(b)は、本発明の第1の実施形態に係る“1”書き込み動作を説明するための図。 本発明の第1の実施形態に係るMTJ膜をビット線方向に延在させた場合の模式図。 図7(a)乃至(c)は、本発明の第2の実施形態に係る書き込み反転部分の伝播の原理を説明するための図。 本発明の第2の実施形態に係る書き込み動作時の電流パルスの波形図。 図9(a)乃至(c)は、本発明の第2の実施形態に係る3つの抵抗状態のMTJ素子の断面図。 本発明の第2の実施形態に係る多値メモリの3つの抵抗値を示す図。 本発明の第2の実施形態に係る多値メモリの5つの抵抗値を示す図。 本発明の第3の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリのビット線方向の断面図。 本発明の第3の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリのビット線方向の断面図。 本発明の第3の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリのビット線方向の断面図。 本発明の第4の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリの変形例1の一部断面図。 本発明の第4の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリの変形例2の一部断面図。 本発明の第4の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリの変形例3の一部断面図。 本発明の第4の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリの変形例4の一部断面図。 本発明の第4の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリの変形例5の一部断面図。
符号の説明
1…半導体基板、2…素子分離絶縁膜、3…ゲート電極、4a、4b…ソース/ドレイン拡散層、10…MTJ膜、11…固定層、12…非磁性層、13…記録層、MTJ…MTJ素子、Tr…トランジスタ、C1、C2…コンタクト、CP1、CP2…キャップ層。

Claims (5)

  1. 第1の方向に延在された第1のビット線と、
    前記第1のビット線と前記第1の方向と異なる第2の方向において隣り合い、前記第1の方向に延在された第2のビット線と、
    前記第1のビット線に接続され、磁化方向が固定された第1の固定層と磁化方向が反転可能な第1の記録層と前記第1の固定層及び前記第1の記録層の間に設けられた第1の非磁性層とを有し、前記第1の固定層及び前記第1の記録層の間に流す第1の電流の向きに応じて前記第1の固定層及び前記第1の記録層の前記磁化方向が平行状態又は反平行状態となる第1の磁気抵抗効果素子と、
    前記第1の磁気抵抗効果素子と前記第2の方向において隣接し、前記第2のビット線に接続され、磁化方向が固定された第2の固定層と磁化方向が反転可能な第2の記録層と前記第2の固定層及び前記第2の記録層の間に設けられた第2の非磁性層とを有し、前記第1及び第2の記録層は前記第2の方向に延在する同じ第1の層で形成され、前記第2の固定層及び前記第2の記録層の間に流す第2の電流の向きに応じて前記第2の固定層及び前記第2の記録層の前記磁化方向が平行状態又は反平行状態となる第2の磁気抵抗効果素子と
    を具備することを特徴とする磁気ランダムアクセスメモリ。
  2. 前記第1及び第2の非磁性層は、前記第2の方向に延在する同じ第2の層で形成され、
    前記第1及び第2の固定層は、前記第2の方向に延在する同じ第3の層で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の磁気ランダムアクセスメモリ。
  3. 第1の方向に延在された第1のビット線と、
    前記第1のビット線と前記第1の方向と異なる第2の方向において隣り合い、前記第1の方向に延在された第2のビット線と、
    前記第1のビット線に接続され、磁化方向が固定された第1の固定層と磁化方向が反転可能な第1の記録層と前記第1の固定層及び前記第1の記録層の間に設けられた第1の非磁性層とを有する第1の磁気抵抗効果素子と、
    前記第1の磁気抵抗効果素子と前記第2の方向において隣接し、前記第2のビット線に接続され、磁化方向が固定された第2の固定層と磁化方向が反転可能な第2の記録層と前記第2の固定層及び前記第2の記録層の間に設けられた第2の非磁性層とを有し、前記第1及び第2の記録層は前記第2の方向に延在する同じ第1の層で形成された第2の磁気抵抗効果素子とを備え、
    前記第1の磁気抵抗効果素子に書き込む場合、書き込み電流を前記第1の固定層及び前記第1の記録層間に流し、前記書き込み電流を流す方向に応じて前記第1の記録層の磁化を前記第1の固定層の磁化に対して平行又は反平行にするステップを具備し、
    前記書き込み電流を調整することで前記第1の記録層の磁化反転の広がりを制御することを特徴とする磁気ランダムアクセスメモリの書き込み方法。
  4. 前記書き込み電流の通電時間を制御し、前記書き込み電流を流すことで移動する前記第1の層内の磁壁を前記第1及び第2の磁気抵抗効果素子間で止めることを特徴とする請求項3に記載の磁気ランダムアクセスメモリの書き込み方法。
  5. 前記書き込み電流によりセル内の前記磁化反転の範囲を調整することで、前記第1の磁気抵抗効果素子の第1乃至第3の抵抗値を作り出し、
    前記第1の抵抗値は、前記セル内において、前記第1の記録層の全ての磁化が前記第1の固定層の磁化に対して平行である場合に作り出され、
    前記第2の抵抗値は、前記セル内において、前記第1の記録層の全ての磁化が前記第1の固定層の磁化に対して反平行である場合に作り出され、
    前記第3の抵抗値は、前記セル内において、前記第1の記録層が前記第1の固定層の磁化に対して平行である第1の磁化と前記第1の固定層の磁化に対して反平行である第2の磁化とを有する場合に作り出される
    ことを特徴とする請求項3に記載の磁気ランダムアクセスメモリの書き込み方法。
JP2007047697A 2007-02-27 2007-02-27 磁気ランダムアクセスメモリ及びその書き込み方法 Abandoned JP2008211058A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007047697A JP2008211058A (ja) 2007-02-27 2007-02-27 磁気ランダムアクセスメモリ及びその書き込み方法
US12/037,359 US7629637B2 (en) 2007-02-27 2008-02-26 Magnetic random access memory and write method thereof
KR1020080017875A KR100938721B1 (ko) 2007-02-27 2008-02-27 자기 랜덤 액세스 메모리 및 그 기입 방법

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007047697A JP2008211058A (ja) 2007-02-27 2007-02-27 磁気ランダムアクセスメモリ及びその書き込み方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008211058A true JP2008211058A (ja) 2008-09-11

Family

ID=39715694

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007047697A Abandoned JP2008211058A (ja) 2007-02-27 2007-02-27 磁気ランダムアクセスメモリ及びその書き込み方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7629637B2 (ja)
JP (1) JP2008211058A (ja)
KR (1) KR100938721B1 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010095525A1 (ja) * 2009-02-23 2010-08-26 キヤノンアネルバ株式会社 磁気抵抗素子および磁気抵抗素子の製造方法
WO2010143248A1 (ja) * 2009-06-08 2010-12-16 株式会社日立製作所 トンネル磁気抵抗効果素子及びそれを用いたランダムアクセスメモリ
JP2010282714A (ja) * 2009-06-05 2010-12-16 Hynix Semiconductor Inc 半導体メモリ装置
JP2011008849A (ja) * 2009-06-24 2011-01-13 Sony Corp メモリ及び書き込み制御方法
JP2011065701A (ja) * 2009-09-16 2011-03-31 Hitachi Ltd 半導体装置
JP2012099823A (ja) * 2010-11-03 2012-05-24 Seagate Technology Llc プログラム可能メモリ素子を備える装置、データ記憶メモリを備える装置、ならびにデータ書込および保持方法
JP2012124491A (ja) * 2010-12-07 2012-06-28 Samsung Electronics Co Ltd 磁気異方性物質の自由磁性層を含むストレージノード、これを含む磁気メモリ素子及びその製造方法
KR20130042907A (ko) * 2011-10-19 2013-04-29 삼성전자주식회사 수직 자기 이방성 물질의 자유 자성층을 포함하는 스토리지 노드, 이를 포함하는 자기 메모리 소자 및 그 제조방법
JP2013530479A (ja) * 2010-05-06 2013-07-25 クアルコム,インコーポレイテッド 双安定素子のクラスタ状態にあるマルチレベルメモリの確率的なプログラミングの方法および装置

Families Citing this family (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008130807A (ja) * 2006-11-21 2008-06-05 Toshiba Corp 磁気ランダムアクセスメモリ及びその製造方法
US7760542B2 (en) * 2008-04-21 2010-07-20 Seagate Technology Llc Spin-torque memory with unidirectional write scheme
US8233319B2 (en) 2008-07-18 2012-07-31 Seagate Technology Llc Unipolar spin-transfer switching memory unit
US7933146B2 (en) * 2008-10-08 2011-04-26 Seagate Technology Llc Electronic devices utilizing spin torque transfer to flip magnetic orientation
US7933137B2 (en) * 2008-10-08 2011-04-26 Seagate Teachnology Llc Magnetic random access memory (MRAM) utilizing magnetic flip-flop structures
US7940592B2 (en) * 2008-12-02 2011-05-10 Seagate Technology Llc Spin-torque bit cell with unpinned reference layer and unidirectional write current
US7936592B2 (en) * 2009-02-03 2011-05-03 Seagate Technology Llc Non-volatile memory cell with precessional switching
JP2010212661A (ja) * 2009-02-13 2010-09-24 Fujitsu Ltd 磁気ランダムアクセスメモリ
US8416600B2 (en) * 2009-11-25 2013-04-09 Taiwan Semiconductor Manufacturing Company, Ltd. Reverse connection MTJ cell for STT MRAM
JP2012146727A (ja) * 2011-01-07 2012-08-02 Sony Corp 記憶素子及び記憶装置
EP2804180A1 (en) * 2013-05-15 2014-11-19 Crocus Technology S.A. Multilevel MRAM for low consumption and reliable write operation
US9240547B2 (en) 2013-09-10 2016-01-19 Micron Technology, Inc. Magnetic tunnel junctions and methods of forming magnetic tunnel junctions
US9373779B1 (en) 2014-12-08 2016-06-21 Micron Technology, Inc. Magnetic tunnel junctions
US9373783B1 (en) 2015-02-20 2016-06-21 International Business Machines Corporation Spin torque transfer MRAM device formed on silicon stud grown by selective epitaxy
US9502642B2 (en) 2015-04-10 2016-11-22 Micron Technology, Inc. Magnetic tunnel junctions, methods used while forming magnetic tunnel junctions, and methods of forming magnetic tunnel junctions
US9530959B2 (en) 2015-04-15 2016-12-27 Micron Technology, Inc. Magnetic tunnel junctions
US9520553B2 (en) 2015-04-15 2016-12-13 Micron Technology, Inc. Methods of forming a magnetic electrode of a magnetic tunnel junction and methods of forming a magnetic tunnel junction
US9257136B1 (en) 2015-05-05 2016-02-09 Micron Technology, Inc. Magnetic tunnel junctions
US9960346B2 (en) 2015-05-07 2018-05-01 Micron Technology, Inc. Magnetic tunnel junctions
US9680089B1 (en) 2016-05-13 2017-06-13 Micron Technology, Inc. Magnetic tunnel junctions
US10600461B2 (en) * 2018-01-12 2020-03-24 Tdk Corporation Magnetic domain wall displacement type magnetic recording element and magnetic recording array
KR102662153B1 (ko) 2019-08-16 2024-05-03 삼성전자주식회사 자기 메모리 장치

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000195250A (ja) * 1998-12-24 2000-07-14 Toshiba Corp 磁気メモリ装置
JP2002319664A (ja) * 2001-04-20 2002-10-31 Toshiba Corp 半導体記憶装置及びその製造方法
JP2006295000A (ja) * 2005-04-13 2006-10-26 Sony Corp 記憶素子及びメモリ

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3738165B2 (ja) 2000-03-10 2006-01-25 シャープ株式会社 磁気メモリセル
JP4818519B2 (ja) 2001-02-06 2011-11-16 ルネサスエレクトロニクス株式会社 磁気記憶装置
EP1509922B1 (en) * 2002-05-22 2006-08-09 Koninklijke Philips Electronics N.V. Mram-cell and array-architecture with maximum read-out signal and reduced electromagnetic interference
JP2004047027A (ja) 2002-07-15 2004-02-12 Toshiba Corp 磁気ランダムアクセスメモリシステム、及び磁気ランダムアクセスメモリの製造方法
JP3906172B2 (ja) * 2003-03-11 2007-04-18 株式会社東芝 磁気ランダムアクセスメモリおよびその製造方法
KR100542743B1 (ko) * 2003-04-22 2006-01-11 삼성전자주식회사 자기 랜덤 엑세스 메모리

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000195250A (ja) * 1998-12-24 2000-07-14 Toshiba Corp 磁気メモリ装置
JP2002319664A (ja) * 2001-04-20 2002-10-31 Toshiba Corp 半導体記憶装置及びその製造方法
JP2006295000A (ja) * 2005-04-13 2006-10-26 Sony Corp 記憶素子及びメモリ

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010095525A1 (ja) * 2009-02-23 2010-08-26 キヤノンアネルバ株式会社 磁気抵抗素子および磁気抵抗素子の製造方法
JP2010282714A (ja) * 2009-06-05 2010-12-16 Hynix Semiconductor Inc 半導体メモリ装置
WO2010143248A1 (ja) * 2009-06-08 2010-12-16 株式会社日立製作所 トンネル磁気抵抗効果素子及びそれを用いたランダムアクセスメモリ
JP5456035B2 (ja) * 2009-06-08 2014-03-26 株式会社日立製作所 トンネル磁気抵抗効果素子及びそれを用いたランダムアクセスメモリ
JP2011008849A (ja) * 2009-06-24 2011-01-13 Sony Corp メモリ及び書き込み制御方法
JP2011065701A (ja) * 2009-09-16 2011-03-31 Hitachi Ltd 半導体装置
JP2013530479A (ja) * 2010-05-06 2013-07-25 クアルコム,インコーポレイテッド 双安定素子のクラスタ状態にあるマルチレベルメモリの確率的なプログラミングの方法および装置
US9135976B2 (en) 2010-05-06 2015-09-15 Qualcomm Incorporated Method and apparatus of probabilistic programming multi-level memory in cluster states of bi-stable elements
JP2012099823A (ja) * 2010-11-03 2012-05-24 Seagate Technology Llc プログラム可能メモリ素子を備える装置、データ記憶メモリを備える装置、ならびにデータ書込および保持方法
JP2012124491A (ja) * 2010-12-07 2012-06-28 Samsung Electronics Co Ltd 磁気異方性物質の自由磁性層を含むストレージノード、これを含む磁気メモリ素子及びその製造方法
KR20130042907A (ko) * 2011-10-19 2013-04-29 삼성전자주식회사 수직 자기 이방성 물질의 자유 자성층을 포함하는 스토리지 노드, 이를 포함하는 자기 메모리 소자 및 그 제조방법
KR101854185B1 (ko) * 2011-10-19 2018-06-21 삼성전자주식회사 수직 자기 이방성 물질의 자유 자성층을 포함하는 스토리지 노드, 이를 포함하는 자기 메모리 소자 및 그 제조방법

Also Published As

Publication number Publication date
KR20080079627A (ko) 2008-09-01
US7629637B2 (en) 2009-12-08
KR100938721B1 (ko) 2010-01-26
US20080205125A1 (en) 2008-08-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008211058A (ja) 磁気ランダムアクセスメモリ及びその書き込み方法
US7965544B2 (en) Magnetic memory element, magnetic memory having said magnetic memory element, and method for driving magnetic memory
JP5085703B2 (ja) 磁気記録素子および不揮発性記憶装置
US7741688B2 (en) Magnetic random access memory and method of manufacturing the same
JP2008130807A (ja) 磁気ランダムアクセスメモリ及びその製造方法
JP2008098365A (ja) 磁気ランダムアクセスメモリ及びその製造方法
JP2010034153A (ja) 磁気ランダムアクセスメモリおよびその書き込み方法
JP2008227009A (ja) 磁気ランダムアクセスメモリ、その書き込み方法及びその製造方法
US7796422B2 (en) Magnetic random access memory and write method of the same
US9184212B2 (en) Shift-register like magnetic storage memory and method for driving the same
JP2008211057A (ja) 磁気ランダムアクセスメモリ
JP2008252036A (ja) 磁気抵抗素子及び磁気メモリ
JP2008159613A (ja) 磁気ランダムアクセスメモリ及びその書き込み方法
JP4518049B2 (ja) 記憶装置
US7529122B2 (en) Storage element and memory
JP2006237329A (ja) 磁気記憶装置及び磁気記憶装置の書き込み方法
US8508985B2 (en) Magnetic memory cell and magnetic random access memory
JP2010232447A (ja) 磁気抵抗効果素子および磁気メモリ
US7459759B2 (en) Magnetic random access memory
JP2006179701A (ja) 磁気ランダムアクセスメモリ
JP2010134986A (ja) 抵抗変化型メモリデバイス
US8518562B2 (en) Magnetic storage device
US7002194B2 (en) Via AP switching
JP2006108565A (ja) 磁気抵抗効果素子及び磁気記録装置
JP4521354B2 (ja) 磁気ランダムアクセスメモリ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090312

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120511

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20120529

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120612

A762 Written abandonment of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762

Effective date: 20120709