JP2010266133A - 加熱調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】拭き掃除等のお手入れでタッチスイッチが押されたか、意図的に使用者がスイッチ操作したかを判別し、意図的でなければキー操作を無効とすることで、使い勝手を向上すること。
【解決手段】制御手段6は、指で触れられることにより制御命令を入力する静電容量式タッチスイッチであるキー電極4a1〜4b3の近傍に設けられたキャンセル電極部5a、5bの静電容量の変化が第1所定時間以上継続して所定量以上となったときキー電極4a1〜4b3からの入力を無効とし、キャンセル電極部5a、5bからの入力が前記第1所定時間より長い第2所定時間の間連続して所定量以上の静電容量の変化をの静電容量の変化が所定量未満か、もしくは静電容量の変化が第1所定時間未満で且つ、キー電極検知した時、キー電極4a1〜4b3からの入力を有効とすること。
【選択図】図1

Description

本発明は、天板と同一面上にキー電極を設け、タッチ入力で操作を行なう加熱調理器に関するものである。
従来、この種の加熱調理器としては、操作部の近傍に周囲状態検知手段を設けて、周囲状態検知手段の上に物が置かれているときは操作部入力を禁止し非加熱状態とする加熱調理器を開示している(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−207843号公報
しかしながら、従来の構成では、周囲状態検知手段が検知した場合には常に非加熱状態となり例えば加熱中に水滴等の飛び散りや、スイッチ近傍を濡れ雑巾とて拭き掃除した場合、意図せず加熱動作がオフしてしまう可能性がある。
本発明では、使用者が操作するタッチスイッチと、そのタッチスイッチの周辺にキャンセル電極を設け、キャンセル電極が押下したときは操作タッチスイッチのスイッチ入力を無効とすることで、タッチスイッチ近傍に水滴が飛び散った時や、タッチスイッチ近傍を濡れ雑巾等でお手入れした時等でも意図せず加熱動作がオンもしくはオフしてしまったり、加熱動作設定がかわってしまうことがない使い勝手の良い加熱調理器を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の加熱調理器は、外郭を構成する本体と、前記本体の上面に設けたトッププレ−トと、被加熱物を加熱する加熱手段と、前記トッププレ−トに設けられ、指で触れられることにより制御命令を入力する静電容量式タッチスイッチであるキー電極と、前記キ−電極の近傍に設けられたキャンセル電極と、前記キャンセル電極部の静電容量の変化が所定量未満かもしくは第1所定時間未満で、且つキ−電極の静電容量の変化が第1所定時間より長い第2所定時間以上継続して所定量以上となった時、前記キー電極からの入力を有効とする制御手段とを有するとしたものである。
また、制御手段は、キャンセル電極部の静電容量の変化が所定量以上の時、少なくとも加熱オフとなる操作を無効とするとしたものである。
これによって、キー電極すなわちタッチスイッチ操作部の周辺からスイッチ部にかけて濡れ雑巾等で拭き掃除したとしても、意図しないキー操作に基づく動作、たとえば加熱のオン、オフ等には移行せず使い勝手が良い。加熱中は特に、水滴や調理物の飛び散り等の発生頻度は高く、タッチスイッチであるにもかかわらず調理状態を維持したままスイッチまわり清掃等のお手入れが可能で使い勝手が良い。特に自動炊飯等のオート調理機能を有している機器のおいては、加熱等を実施している時の意図しない加熱オフは調理物廃棄につながり、キャンセル電極により加熱オフ誤動作を抑制する効果は大きい。
本発明の加熱調理器は、タッチスイッチ部であるキー電極の周囲にキャンセル電極を設け、拭き掃除等のお手入れでタッチスイッチが押されたか、意図的に使用者がスイッチ操作したかを判別し、意図的でなければキー操作を無効とすることで使い勝手を向上できる。
本発明の実施の形態1〜4における加熱調理器の構成図 本発明の実施の形態1における加熱調理器のスイッチ構成図 本発明の実施の形態1におけるお手入れ時のスイッチ検知動作例を示す図 本発明の実施の形態1における水付着時のスイッチ検知動作例を示す図 本発明の実施の形態2におけるキャンセル電極上への物体載置時のスイッチ検知動作例を示す図 本発明の実施の形態3におけるキャンセル電極上への物体載置時のスイッチ検知動作例を示す図 本発明の実施の形態4における加熱調理器のスイッチ構成図 本発明の実施の形態1〜4におけるキャンセル電極の構成図 本発明の実施の形態1〜4におけるキャンセル電極の構成図
第1の発明は、前記従来の課題を解決するために、外郭を構成する本体と、前記本体の上面に設けたトッププレートと、被加熱物を加熱する加熱手段と、前記トッププレートに設けられ、指で触れられることにより制御命令を入力する静電容量式タッチスイッチであるキー電極と、前記キー電極の近傍に設けられたキャンセル電極と、前記キャンセル電極部の静電容量の変化が所定量未満かもしくは第1所定時間未満で、且つ前記キー電極の静電容量の変化が第1所定時間より長い第2所定時間以上継続して所定量以上となった時、前記キー電極からの入力を有効とする制御手段とを有するとすることで、タッチスイッチであるキー電極の周辺状態を精度よく検出することができ、タッチスイッチ回りへの水、調理物の付着や濡れ雑巾等によるお手入れの場合と、実際のスイッチ操作の識別を容易に行なうことができ、使用者が意図しないのに動作状態がかわってしまうことを防ぐことができるので使い勝手が良い。また、キャンセル電極の検知時間である第1所定時間は、キー電極の検知時間である第2所定時間より短く設定されているため、キー電極回りの拭き掃除の際、先にキー電極が有効になることを防ぐことができ、意図しないキー受付を抑制でき使い勝手がよい。
第2の発明は、特に、第1の発明の制御手段を、キャンセル電極部の静電容量の変化が第1所定時間以上継続して所定量以上の時、少なくとも加熱オフとなる操作を無効とすることで、タッチスイッチ回りへの水、調理物の付着や濡れ雑巾等によるお手入れの場合のスイッチ誤検知を防ぐことができ、使い勝手がよい。加熱中は特に、水滴や調理物の飛び散り等の発生頻度は高く、タッチスイッチであるにもかかわらず調理状態を維持したままスイッチまわり清掃等のお手入れが可能で使い勝手が良い。特に自動炊飯等のオート調理機能を有している機器のおいては、加熱等を実施している時の意図しない加熱オフは調理物廃棄につながり、キャンセル電極により加熱オフ誤動作を抑制する効果は大きい。
第3の発明は、特に、第1の発明の制御手段を、キャンセル電極が第1所定時間以上且つ第3所定時間未満連続して所定量の静電容量の変化を検知したときはキー電極からの入力を無効とし、キャンセル電極が第3所定時間以上連続して所定量の静電容量の変化を検知したときは、キー電極からの入力を有効とすることで、濡れ雑巾等によるお手入れ等の比較的短時間のキー電極回りへの接触操作と、使用者による調理物や調味料等の意図的なキー電極回りへ載置を識別することができ、お手入れ時にはスイッチ操作すなわちキー電極からの入力を無効とすることで使い勝手がよく、調理物や調味料等が意図的にスイッチ
操作部周辺すなわちキャンセル電極部に置かれたとしても、キー操作を行なうことができ、使用環境を精度よく検知するため使い勝手が良い。
第4の発明は、特に、第1の発明の制御手段を、キャンセル電極上に物体が載置されていない時の基準検知レベルと、時系列に入力されるキャンセル電極の現在検知レベルの差分を静電容量の変化の所定量とする作用を有し、キャンセル電極が第1所定時間以上且つ第3所定時間未満連続して所定量の静電容量の変化を検知したときは現在検知レベルを強制的に基準検知レベルに置き換えるとすることで、濡れ雑巾等によるお手入れ等の比較的短時間のキー電極回りへの接触操作と、使用者による調理物や調味料等の意図的なキー電極回りへ載置を識別することができ、お手入れ時にはスイッチ操作すなわちキー電極からの入力を無効とすることで使い勝手がよく、調理物や調味料等が意図的にスイッチ操作部周辺すなわちキャンセル電極部に置かれたとしても、キー操作を行なうことができ、使用環境を精度よく検知するため使い勝手が良い。また、調理物や調味料等がおかれた状態すなわち所定時間以上キャンセル電極が押下ときは、調理物や調味料等がおかれた状態を基準状態として再度タッチスイッチ回りの状態をキャンセル電極で検出するため、調理物や調味料等がおかれた状態でも、濡れ雑巾等によるお手入れ等の比較的短時間のキー電極回りへの接触操作であるか否かを判別でき使い勝手が良い。
第5の発明は、特に、第1〜4のいずれか1つの発明のキャンセル電極を、加熱手段とキー電極配置位置の間に配置することで、被加熱物である鍋等を使用者が鍋振り操作等行い、タッチスイッチ部までずらしたとしても意図しない動作の移行はおこらず使い勝手が良い。また、キー電極の意図しない入力は、加熱手段配置箇所から加熱物の飛沫や水滴等によるものが支配的であり、加熱手段とキー電極配置位置の間への配置は、機器の使用環境、機器の特長にみあった最適なものであり、不要にキャンセル電極を広げない事で、外来ノイズや調理物の付着当により使用者が操作時にキー受け付けない誤動作を防ぐことができる。また、キャンセル電極を少なくすることができ、構造が簡素化され安価となる。
第6の発明は、特に、第1〜4のいずれか1つの発明の加熱手段に制御命令を入力する複数のキー電極を有し、キャンセル電極は、前記複数のキー電極を囲む4辺それぞれに配置することで、被加熱物である鍋等の使用者による鍋振り操作、加熱時の飛沫や水滴、機器使用時お手入れ時のキー電極回りへの水の滴下、等種々の誤動作要因に対して、有効であり使い勝手がよい。
第7の発明は、特に、第1〜4のいずれか1つの発明において、加熱手段に制御命令を入力する複数のキー電極を有し、キャンセル電極を、前記複数のキー電極を囲む4辺のうち、使用者の操作方向である前辺を除く3辺に配置することで、使用者がキー電極操作時に、誤ってキャンセル電極に接触し、キー操作できない誤動作をすることができ使い勝手が良い。
第8の発明は、特に、第1〜4のいずれか1つの発明において、加熱手段に制御命令を入力する複数のキー電極を有し、キャンセル電極を、複数のキー電極を囲む4辺のうち、左辺と右辺の2辺に配置するとすることにより、通常の拭き掃除時は複数並んだキー電極の周りから雑巾がけ等される可能が高く、左辺と右辺のみのキャンセル電極の配置としても誤動作抑制の効果は高い。また、キー電極回りのキャンセル電極配置を少なくしたため、キー電極自体を大きく構成したり、トッププレート上に操作ナビや機器動作状態を知らしめる表示素子等を配置することが可能となり、使い勝手が良い。また、キャンセル電極を少なくすることができ、構造が簡素化され安価となる。
第9の発明は、特に、第1〜8のいずれか1つの発明において、加熱手段に制御命令を入力する複数のキー電極を有し、キー電極からの入力が複数同時に発生した時、前記キー
電極からの入力を無効とするとすることにより、各キー電極間にキャンセル電極を設けることなく誤動作抑制でき使い勝手が良い。また、複数SWが横並びに配置されている場合は、例えば前辺や後辺からの拭き掃除に対しては、キーが同時に入力検知する可能性が高く、左辺と右辺のみのキャンセル電極の配置でも、キー電極回りの4辺にキャンセル電極を配置したのと同等の効果を得ることができる。また、キャンセル電極を少なくできるため、キー電極自体を大きく構成したり、トッププレート上に操作ナビや機器動作状態を知らしめる表示素子等を配置することが可能となり、使い勝手が良い。また、キャンセル電極を少なくすることで、構造が簡素化され安価となる。
第10の発明は、特に、第1〜4のいずれか1つの発明において、キー電極からの入力がキャンセル電極により無効となっている時、そのことを音又は光で報知する報知手段を具備するとすることにより、使用者にタッチスイッチ回りの状況を知らしめる事ができ、水の付着の除去やタッチスイッチ回りの載置物の除去等を促進させる効果がある。
第11の発明は、特に、第1〜5のいずれか1つの発明において、プリント配線板の銅箔パターンでキー電極もしくはキャンセル電極を構成し、前記プリント配線板を前記トッププレート直下に配置するとすることにより、トッププレート印刷と制御部を電気的に接続する導電部材が不要となり安価な構成となる。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における加熱調理器の構成図を示すものである。図1に示すように、外郭構成する本体1の上面にトッププレート2が設けられ、トッププレート2上に搭載置された被加熱物を加熱するため、本体左側の天板2の下部には加熱手段である左加熱コイル3a、本体右側の天板2の下部には加熱手段である右加熱コイル3bが設けられている。左加熱コイル3a及び右加熱コイル3bは、コイルに高周波電流を流し磁界を発生させることで当該加熱コイル上部の被加熱物を誘導加熱している。更に、トッププレート2と略同一面上には、加熱の入切を制御するキー電極である左加熱切/入スイッチ4a3、右加熱切/入スイッチ4b3及び加熱の出力の調整を行なうキー電極である左ダウンスイッチ4a1、左アップスイッチ4a2、右ダウンスイッチ4b1、右アップスイッチ4b2が設けられ、各スイッチの直前(奥方)には左右それぞれの加熱手段の動作状態や設定状態を表示する報知手段である左液晶表示装置7a、右液晶表示装置7bがそれぞれ設けられている。また更に、トッププレート2と略同一面上には、左加熱コイル3aの直上の位置と4a1、4a2、4a3の左スイッチ群キーの間で且つ前記左スイッチ群の近傍に左キャンセル電極5aと、右加熱コイル3bの直上の位置と4b1、4b2、4b3の右スイッチ群キーの間で且つ前記右スイッチ群の近傍に右キャンセル電極5bとが配置されている。ここで、前述した各スイッチ及びキャンセル電極は静電容量式のタッチスイッチである。
本体前方側面には、機器の主電源をオンオフする電源スイッチ8が配置され、トッププレート2下方には、左加熱切/入スイッチ4a3、左ダウンスイッチ4a1、左アップスイッチ4a2及び左キャンセル電極5aから信号入力し左加熱コイル3a及び左液晶表示装置5aへの信号出力し更には、右加熱切/入スイッチ4b3、右ダウンスイッチ4b1、右アップスイッチ4b2及び右キャンセル電極5bから信号入力し右加熱コイル3a及び右液晶表示装置7aに信号出力する制御手段6を有している。
ここで、本実施の形態では、加熱コイル、加熱切/入スイッチ、アップスイッチ、ダウンスイッチ、液晶表示装置、キャンセル電極を左、右にそれぞれ独立して備えており、前述の構成要素は左ブロック、右ブロック単位で同一の作用を行なうため、右ブロックの説明は省略し左ブロックの説明で代用する。
図1の構成を有する加熱調理器について以下図面を参照しながら説明する。
図2は、左スイッチの詳細構成とスイッチ検知信号を図示したものであり、各スイッチは導電性のキー電極を天板(トッププレート)2下面に有しており、絶縁物(ここではガラスとする)で構成されるトッププレート2の電極直上部を誘電体としたコンデンサ構成となっている。
各スイッチのキー電極と対向したトッププレート2上面に人の指が触れると、前述したコンデンサ構造部に蓄えられていた電荷が人体を介して大地に放電されることと人体の静電容量が結合することからから、図2−(a)に示すようにスイッチ検知電圧がv1からv2に変動する。キャンセル電極が非受付状態の場合、各スイッチの受付は、制御手段6で、あらかじめ設定されたスイッチ検知電圧Vθを超える変動電圧が、あらかじめ設定されたスイッチ検知時間t1θ(ここでは0.1秒とする)の間連続して入力された時に有効としている。左加熱切/入スイッチ4aに人が触れると、その信号は制御手段6に入力され、制御手段6により左加熱コイル3aの加熱オンオフの制御及び左液晶表示装置7aの動作状態表示を行う。
Vb1及びV1は電源スイッチ8がオンした時に、その初期値は設定される。
左ダウンスイッチ4a1、左アップスイッチ4a2に人が触れると、その信号は制御手段6に入力され、制御手段6の働きで、左加熱コイル3aの加熱出力の増減を行う。またその際、左液晶表示装置7aの動作状態表示も併せて行う。
左キャンセル電極5aも図2にあるように、各スイッチと同様に導電性のキャンセル電極をトッププレート2下面に有しており、絶縁物(ここではガラスとする)で構成されるトッププレート2の電極直上部を誘電体としたコンデンサ構成となっている。キャンセル電極はトッププレート2上面から見た場合、左加熱コイル3aと各キー電極の間にあり、且つ核キー電極を囲むように配置されている。左キャンセル電極5aは各スイッチと同様にコンデンサ構成となっていることから、図2−(b)で示すように左キャンセル電極は、キャンセル電極と対向したトッププレート2上面に導電性が高いもの、対地に対する静電容量が比較的大きなもの例えば、水に濡れた雑巾、ペットボトル入り調味料等の物体が搭載されると、キャンセル電極検知電圧がvb1からvb2に変動する。キャンセル電極の受付は、制御手段6で、あらかじめ設定されたスイッチ検知電圧Vbθを超える変動電圧が、あらかじめ設定されたキャンセル電極検知時間tb1θ(ここでは0.05秒とする)の間連続して入力された時に有効としている。左キャンセル電極に物が搭載されると、その信号は制御手段6に入力され、制御手段6の働きで、各スイッチに仮にVθを超える変動電圧がt1θ続いたとしても、各スイッチの入力動作を無効にする。前述の動作を行うことで、タッチスイッチ回りへの水、調理物の付着や濡れ雑巾等によるお手入れの場合等には、スイッチ操作を無効とすることができ、使用者が意図しないのに動作状態がかわってしまうことを防ぐことができ使い勝手がよい。
また、周辺状態を検出するための左キャンセル電極5aは、左加熱コイル3aと左キー電極4a1、4a2、4a3との間に設けられているため、被加熱物である鍋等を使用者が鍋振り操作等行い、タッチスイッチ部までずらしたとしても、鍋によるキャンセル電極の電圧変動で前述した動作と同様の検知を行うため、意図しない動作の移行はおこらず更に使い勝手が良い。
図3は、本実施の形態で、濡れ雑巾でスイッチ部をお手入れしたときの検知動作を示したものである。図にあるように、加熱切/入スイッチの右横位置から左方向に、濡れ雑巾で拭き掃除した場合、まず最初にキャンセル電極の検知電圧がvb1からvb2に変動し
、変動が第1所定時間である電極検知時間tb1θ(ここでは0.05秒とする)の間連続するとキャンセル電極をオンと判断する。濡れ雑巾は左から右に動かされているため、キャンセル電極の変動に続いて、加熱切/入スイッチ、アップスイッチ、ダウンスイッチの順で変動し、その変動幅はそれぞれVθ以上でt1θ以上継続している。本実施の形態では、キャンセル電極が有効な時は、各スイッチがVθ以上でt1θ以上継続した変動を検知したとしても入力動作を無効、キャンセル電極が無効な時は、各スイッチのVθ以上でt1θ以上継続した変動を受け入力動作を有効としているため、濡れ雑巾等のお手入れ時に、意図せずスイッチを受け付けてしまうという課題が解消できる。キャンセル電極の状態で、各スイッチ操作の有効無効を切り替えているため、各スイッチ回りに物体がない状態での、各スイッチ操作は所望の検知レベルで行なえる。
以上のように本実施の形態によれば、調理物の付着や濡れ雑巾等によるお手入れの場合と、実際のスイッチ操作を識別を容易に行なうことができ、使用者が意図しないのに動作状態がかわってしまうことを防ぐことができるので使い勝手が良い。
また、本実施の形態では、キャンセル電極検知時間tb1θをスイッチ検知時間t1θより短く設定しているため、調理物の付着や濡れ雑巾等のお手入れ時、先にスイッチ検知をしてしまう可能性を更に抑制することができ使い勝手がよい。
また、本実施の形態ではキャンセル電極は、加熱コイルとキー電極の間に設けられているため、被加熱物である鍋等を使用者が鍋振り操作等行い、タッチスイッチ部まで鍋をずらした場合も、図3の濡れ雑巾によるお手入れの場合と同様に、キャンセル電極が有効になったあと各スイッチが検知する動作となり、各スイッチ入力を無効とすることができる。したがって、鍋振り操作等においても意図しない動作の移行はおこらず更に使い勝手が良い。
次に、図4は、本実施の形態で、スイッチ部に水が付着した時の検知動作を示したものである。図にあるように、加熱切/入スイッチとキャンセル電極の直上に水が付着した場合、キャンセル電極はVbθ以上でt1θ以上レベル変動して有効となり、ほぼ同時に加熱切/入スイッチはVθ以上でt1θ以上継続した変動となる。本実施の形態では、キャンセル電極が有効な時、加熱切/入スイッチの入力動作は無効としているため、例えば加熱時の水吹き零れ等で意図せず加熱動作がオフとなるのを防ぐことができ使い勝手がよい。キャンセル電極の状態で、各スイッチ操作の有効無効を切り替えているため、各スイッチ回りに物体がない状態での、各スイッチ操作は所望の検知レベルで行なえる。
加熱中は特に、水滴や調理物の飛び散り等の発生頻度は高く、特に自動炊飯等のオート調理機能を有している機器のおいては、加熱等を実施している時の意図しない加熱オフは調理物廃棄につながり、キャンセル電極により加熱オフ誤動作を抑制する効果は大きい。
また、本実施の形態では、キャンセル電極検知時間tb1θをスイッチ検知時間t1θより短く設定しているため、調理物の付着や濡れ雑巾等のお手入れ時、先にスイッチ検知をしてしまう可能性を更に抑制することができ使い勝手がよい。
本実施の形態では、キー電極及びキャンセル電極の静電容量の変化は、高周波電圧を電源とした分圧電圧による検知方法で説明したが、静電容量の変化を高周波電圧を電源として、電極を介して得られるパルスカウント方式であるとしても同等の効果が得られる。
また尚、本実施の形態では、加熱部を誘導加熱として説明したが、加熱部は電熱加熱、ラジェントヒータ加熱、ガス加熱であっても同等の効果が得られる。
また、報知手段である液晶表示装置は、キャンセル電極の働きで、キー電極が無効となっているとき、そのことを表示する機能を併せ持っており、使用者にタッチスイッチ回りの状況を知らしめる事ができ、水の付着の除去やタッチスイッチ回りの載置物の除去等を促進させる効果がある。
また、本実施の形態では、キャンセル電極の構成は、加熱コイルとキー電極間と各キー電極の間に設ける構成として説明したが、図8の(a)のように、加熱コイルとキー電極間に設ける構成としたとしても、同等の効果が得られる上、各キー電極間にはキャンセル電極を設けない構成であるため、各キー電極を大きくすることができ使い勝手の向上につながる。
また更に、キャンセル電極を図8の(b)のように、複数のキー電極を囲む4辺それぞれに配置することで、被加熱物である鍋等の使用者による鍋振り操作、加熱時の飛沫や水滴、機器使用時お手入れ時のキー電極回りへの水の滴下、等種々の誤動作要因に対して、有効であり使い勝手がよい。
また更に、キャンセル電極を図9の(c)のように、キャンセル電極は、前記複数のキー電極を囲む4辺のうち、使用者の操作方向である前辺を除く3辺に配置することで、使用者がキー電極操作時に、誤ってキャンセル電極に接触し、キー操作できない誤動作をすることができ使い勝手が良い。
また更に、キャンセル電極を図9の(d)のように、複数のキー電極を囲む4辺のうち、左辺と右辺の2辺に配置としており、通常の拭き掃除時は複数並んだキー電極の周りから雑巾がけ等される可能が高く、左辺と右辺のみのキャンセル電極の配置としても誤動作抑制の効果は高い。
キー電極回りのキャンセル電極配置を少なくしたため、キー電極自体を大きく構成したり、トッププレート上に操作ナビや機器動作状態を知らしめる表示素子等を配置することが可能となり、使い勝手が良い。また、キャンセル電極を少なくすることができ、構造が簡素化され安価となる。
また、本実施の形態においては特筆しなかったが、キー電極からの入力が複数同時に発生した時、キー電極からの入力を無効とする作用を保持させると、各キー電極間にキャンセル電極を設けることなく誤動作抑制でき使い勝手が良い。
また、複数SWが横並びに配置されている場合は、例えば前辺や後辺からの拭き掃除に対しては、キーが同時に入力検知する可能性が高く、左辺と右辺のみのキャンセル電極の配置でも、キー電極回りの4辺にキャンセル電極を配置したのと同等の効果を得ることができる。
また、キャンセル電極を少なくできるため、キー電極自体を大きく構成したり、トッププレート上に操作ナビや機器動作状態を知らしめる表示素子等を配置することが可能となり、使い勝手が良い。また、キャンセル電極を少なくすることで、構造が簡素化され安価となる。
(実施の形態2)
図1は、本発明の第2の実施の形態における加熱調理器の構成図を示すものである。構成図は実施の形態1でと同様の構成であるためその説明は割愛する。本実施の形態では、制御手段が、キャンセル電極が第1所定時間t1b(ここでは0.05秒)以上且つ第2所定時間t2b(ここでは5秒)未満連続してオンしている間は各スイッチの入力を無効
とし、キャンセル電極が第2所定時間t2b(ここでは5秒)以上連続してオンしている間は各スイッチの入力を無効としている。本実施の形態では、キャンセル電極のオン検知時間によって、各スイッチの入力動作の有効無効を切り替えることが最大の特徴であり、図5に示すように、キャンセル電極上に容器入り調味料等が載置された場合に、各スイッチが継続して入力無効となることを防ぐことができる。濡れ雑巾によるお手入れ等の比較的短時間の状態変化の時は各スイッチを無効、キャンセル電極部への調味料等の載置や、キャンセル電極単独位置への水付着などの長時間の状態変化の時は各スイッチを有効としているため、お手入れ時の誤受付を防止し、且つスイッチまわりに物体を置いたり、水が付着した時にスイッチ操作ができないといった不具合を解消でき、使用環境に最適なスイッチ操作を実現しているため使い勝手がよい。
また、本実施の形態では、キャンセル電極検知時間tb1θをスイッチ検知時間t1θより短く設定しているため、調理物の付着や濡れ雑巾等のお手入れ時、先にスイッチ検知をしてしまう可能性を更に抑制することができ使い勝手がよい。
また、本実施の形態ではキャンセル電極は、加熱コイルとキー電極の間に設けられているため、被加熱物である鍋等を使用者が鍋振り操作等行い、タッチスイッチ部までずらした場合も、図3の濡れ雑巾によるお手入れの場合と同様に、キャンセル電極が有効になったあと各スイッチが検知する動作となり、各スイッチ入力を無効とすることができる。鍋振り操作等においても意図しない動作の移行はおこらず更に使い勝手が良い。
本実施の形態では、キー電極及びキャンセル電極の静電容量の変化は、高周波電圧を電源とした分圧電圧による検知方法で説明したが、静電容量の変化を高周波電圧を電源として、電極を介して得られるパルスカウント方式であるとしても同等の効果が得られる。
尚、本実施の形態では、加熱部を誘導加熱として説明したが、加熱部は電熱加熱、ラジェントヒータ加熱、ガス加熱であっても同等の効果が得られる。
また、報知手段である液晶表示装置は、キャンセル電極の働きで、キー電極が無効となっているとき、そのことを表示する機能を併せ持っており、使用者にタッチスイッチ回りの状況を知らしめる事ができ、水の付着の除去やタッチスイッチ回りの載置物の除去等を促進させる効果がある。
また、本実施の形態では、キャンセル電極の構成は、加熱コイルとキー電極間と各キー電極の間に設ける構成として説明したが、図8の(a)のように、加熱コイルとキー電極間に設ける構成としたとしても、同等の効果が得られる上、各キー電極間にはキャンセル電極を設けない構成であるため、各キー電極を大きくすることができ使い勝手の向上につながる。
また更に、キャンセル電極を図8の(b)のように、複数のキー電極を囲む4辺それぞれに配置することで、被加熱物である鍋等の使用者による鍋振り操作、加熱時の飛沫や水滴、機器使用時お手入れ時のキー電極回りへの水の滴下、等種々の誤動作要因に対して、有効であり使い勝手がよい。
また更に、キャンセル電極を図9の(c)のように、キャンセル電極は、前記複数のキー電極を囲む4辺のうち、使用者の操作方向である前辺を除く3辺に配置することで、使用者がキー電極操作時に、誤ってキャンセル電極に接触し、キー操作できない誤動作をすることができるので使い勝手が良い。
また更に、キャンセル電極を図9の(d)のように、複数のキー電極を囲む4辺のうち
、左辺と右辺の2辺に配置としており、通常の拭き掃除時は複数並んだキー電極の周りから雑巾がけ等される可能が高く、左辺と右辺のみのキャンセル電極の配置としても誤動作抑制の効果は高い。
キー電極回りのキャンセル電極配置を少なくしたため、キー電極自体を大きく構成したり、トッププレート上に操作ナビや機器動作状態を知らしめる表示素子等を配置することが可能となり、使い勝手が良い。また、キャンセル電極を少なくすることができ、構造が簡素化され安価となる。
また、本実施の形態においては特筆しなかったが、キー電極からの入力が複数同時に発生した時、キー電極からの入力を無効とする作用を保持させると、各キー電極間にキャンセル電極を設けることなく誤動作抑制でき使い勝手が良い。
また、複数SWが横並びに配置されている場合は、例えば前辺や後辺からの拭き掃除に対しては、キーが同時に入力検知する可能性が高く、左辺と右辺のみのキャンセル電極の配置でも、キー電極回りの4辺にキャンセル電極を配置したのと同等の効果を得ることができる。
また、キャンセル電極を少なくできるため、キー電極自体を大きく構成したり、トッププレート上に操作ナビや機器動作状態を知らしめる表示素子等を配置することが可能となり、使い勝手が良い。また、キャンセル電極を少なくすることで、構造が簡素化され安価となる。
(実施の形態3)
図1は、本発明の第3の実施の形態における加熱調理器の構成図を示すものである。構成図は実施の形態1でと同様の構成であるためその説明は割愛する。本実施の形態では、制御手段が、キャンセル電極上に物体が載置されていない時の基準検知レベル(Vb1)と、時系列に入力されるキャンセル電極の現在検知レベル(Vb2)の差分を静電容量の変化の所定量とする作用を有し、キャンセル電極が第1所定時間t1b(ここでは0.05秒)以上且つ第2所定時間t2b(ここでは5秒)未満連続してオンしている間は各スイッチの入力を無効とし、キャンセル電極が第2所定時間t2b(ここでは5秒)以上連続してオンした場合は現在検知レベルを強制的に基準検知レベルに置き換える(Vb1をVb2に置き換える)ことが最大の特徴であり、図6に示すように、キャンセル電極上に容器入り調味料等が載置された場合に、各スイッチが継続して入力無効となることを防ぐことができる。第1所定時間t1b(ここでは0.05秒)以上且つ第2所定時間t2b(ここでは5秒)未満の間キー操作を無効としているのは、濡れ雑巾等のお手入れ時のスイッチ誤入力を防ぐもので使い勝手が良い。また、本実施の形態では、キャンセル電極が第2所定時間t2b(ここでは5秒)以上オン検知経過すると、単にスイッチ操作を無効にするのではなく、キャンセル電極のオン検知レベルを基準検知レベルに置き換えており、第2所定時間t2b(ここでは5秒)以上経過したときは、一旦スイッチ操作が有効となると共に、Vb2(第2所定時間t2b以上経過時の基準検知レベル)から更にVbθレベル変動するとスイッチ入力無効とするように作用している。
以上本実施の形態にあるように第2所定時間t2b(ここでは5秒)以上経過時に現在検知レベルを基準検知レベルにおきかえることで、図6のようなキャンセル電極部に調味料置かれた状態でも、水付着によるスイッチ誤検知を抑制でき、また濡れ雑巾等のお手入れ時の誤動作も抑制できて使い勝手が良い。
また、本実施の形態では、キャンセル電極検知時間tb1θをスイッチ検知時間t1θを短く設定しているため、調理物の付着や濡れ雑巾等のお手入れ時、先にスイッチ検知を
してしまう可能性を更に抑制することができ使い勝手がよい。
また、更に第2所定時間t2b(ここでは5秒)以上経過時に現在検知レベルを基準検知レベルにおきかえることで、スイッチまわりに物体を置いたり、水が付着した時にスイッチ操作ができないといった不具合を解消でき使い勝手が良い。
また、本実施の形態ではキャンセル電極は、加熱コイルとキー電極の間に設けられているため、被加熱物である鍋等を使用者が鍋振り操作等行い、タッチスイッチ部までずらした場合も、図3の濡れ雑巾によるお手入れの場合と同様に、キャンセル電極が有効になったあと各スイッチが検知する動作となり、各スイッチ入力を無効とすることができる。鍋振り操作等においても意図しない動作の移行はおこらず更に使い勝手が良い。
本実施の形態では、キー電極及びキャンセル電極の静電容量の変化は、高周波電圧を電源とした分圧電圧による検知方法で説明したが、静電容量の変化を高周波電圧を電源として、電極を介して得られるパルスカウント方式であるとしても同等の効果が得られる。
尚、本実施の形態では、加熱部を誘導加熱として説明したが、加熱部は電熱加熱、ラジェントヒータ加熱、ガス加熱であっても同等の効果が得られる。
また、報知手段である液晶表示装置は、キャンセル電極の働きで、キー電極が無効となっているとき、そのことを表示する機能を併せ持っており、使用者にタッチスイッチ回りの状況を知らしめる事ができ、水の付着の除去やタッチスイッチ回りの載置物の除去等を促進させる効果がある。
また、本実施の形態では、キャンセル電極の構成は、加熱コイルとキー電極間と各キー電極の間に設ける構成として説明したが、図8の(a)のように、加熱コイルとキー電極間に設ける構成としたとしても、同等の効果が得られる上、各キー電極間にはキャンセル電極を設けない構成であるため、各キー電極を大きくすることができ使い勝手の向上につながる。
また更に、キャンセル電極を図8の(b)のように、複数のキー電極を囲む4辺それぞれに配置することで、被加熱物である鍋等の使用者による鍋振り操作、加熱時の飛沫や水滴、機器使用時お手入れ時のキー電極回りへの水の滴下、等種々の誤動作要因に対して、有効であり使い勝手がよい。
また更に、キャンセル電極を図9の(c)のように、キャンセル電極は、前記複数のキー電極を囲む4辺のうち、使用者の操作方向である前辺を除く3辺に配置することで、使用者がキー電極操作時に、誤ってキャンセル電極に接触し、キー操作できない誤動作をすることができ使い勝手が良い。
また更に、キャンセル電極を図9の(d)のように、複数のキー電極を囲む4辺のうち、左辺と右辺の2辺に配置としており、通常の拭き掃除時は複数並んだキー電極の周りから雑巾がけ等される可能が高く、左辺と右辺のみのキャンセル電極の配置としても誤動作抑制の効果は高い。
キー電極回りのキャンセル電極配置を少なくしたため、キー電極自体を大きく構成したり、トッププレート上に操作ナビや機器動作状態を知らしめる表示素子等を配置することが可能となり、使い勝手が良い。また、キャンセル電極を少なくすることができ、構造が簡素化され安価となる。
また、本実施の形態においては特筆しなかったが、キー電極からの入力が複数同時に発生した時、キー電極からの入力を無効とする作用を保持させると、各キー電極間にキャンセル電極を設けることなく誤動作抑制でき使い勝手が良い。
また、複数SWが横並びに配置されている場合は、例えば前辺や後辺からの拭き掃除に対しては、キーが同時に入力検知する可能性が高く、左辺と右辺のみのキャンセル電極の配置でも、キー電極回りの4辺にキャンセル電極を配置したのと同等の効果を得ることができる。
また、キャンセル電極を少なくできるため、キー電極自体を大きく構成したり、トッププレート上に操作ナビや機器動作状態を知らしめる表示素子等を配置することが可能となり、使い勝手が良い。また、キャンセル電極を少なくすることで、構造が簡素化され安価となる。
(実施の形態4)
図1は、本発明の第4の実施の形態における加熱調理器の構成図を示すものである。構成図は実施の形態1でと同様の構成であるためその説明は割愛する。図7は、左スイッチの詳細構成を図示したものである。各スイッチは、トッププレート直下に配置されたプリント配線板上に、それぞれ独立して銅箔パターンとして設けられ、また同様にキャンセル電極もプリント配線板上に、独立して銅箔パターンとして設けられている。各スイッチ及びキャンセル電極は、トッププレート2の銅箔パターン直上部を誘電体としたコンデンサ構成となっており、その静電容量の変化でスイッチ操作、キャンセル電極直上への物体の載置を静電容量の変化で検知する構成となっている。図8にあるように、例えば両面プリント配線板を使用し、電極パターンを形成する面の裏面に制御手段の1部もしくは全てを配置し、左加熱コイル、左液晶表示装置等への接続配線を最適最小化すれば、安価な構成となる。
また、本実施の形態では、キャンセル電極の構成は、加熱コイルとキー電極間と各キー電極の間に設ける構成として説明したが、図8の(a)のように、加熱コイルとキー電極間に設ける構成としたとしても、同等の効果が得られる上、各キー電極間にはキャンセル電極を設けない構成であるため、各キー電極を大きくすることができ使い勝手の向上につながる。
また更に、キャンセル電極を図8の(b)のように、複数のキー電極を囲む4辺それぞれに配置することで、被加熱物である鍋等の使用者による鍋振り操作、加熱時の飛沫や水滴、機器使用時お手入れ時のキー電極回りへの水の滴下、等種々の誤動作要因に対して、有効であり使い勝手がよい。
また更に、キャンセル電極を図9の(c)のように、キャンセル電極は、前記複数のキー電極を囲む4辺のうち、使用者の操作方向である前辺を除く3辺に配置することで、使用者がキー電極操作時に、誤ってキャンセル電極に接触し、キー操作できない誤動作をすることができ使い勝手が良い。
また更に、キャンセル電極を図9の(d)のように、複数のキー電極を囲む4辺のうち、左辺と右辺の2辺に配置としており、通常の拭き掃除時は複数並んだキー電極の周りから雑巾がけ等される可能が高く、左辺と右辺のみのキャンセル電極の配置としても誤動作抑制の効果は高い。
キー電極回りのキャンセル電極配置を少なくしたため、キー電極自体を大きく構成したり、トッププレート上に操作ナビや機器動作状態を知らしめる表示素子等を配置すること
が可能となり、使い勝手が良い。また、キャンセル電極を少なくすることができ、構造が簡素化され安価となる。
また、本実施の形態においては特筆しなかったが、キー電極からの入力が複数同時に発生した時、キー電極からの入力を無効とする作用を保持させると、各キー電極間にキャンセル電極を設けることなく誤動作抑制でき使い勝手が良い。
また、複数SWが横並びに配置されている場合は、例えば前辺や後辺からの拭き掃除に対しては、キーが同時に入力検知する可能性が高く、左辺と右辺のみのキャンセル電極の配置でも、キー電極回りの4辺にキャンセル電極を配置したのと同等の効果を得ることができる。
また、キャンセル電極を少なくできるため、キー電極自体を大きく構成したり、トッププレート上に操作ナビや機器動作状態を知らしめる表示素子等を配置することが可能となり、使い勝手が良い。また、キャンセル電極を少なくすることで、構造が簡素化され安価となる。
以上のように、本発明にかかる加熱調理器は、タッチスイッチの周囲状態をすることで、スイッチ操作の有効、無効を切り替えることができるので、電熱加熱、誘導加熱のみならずガス加熱調理器の用途にも適用できる。
1 本体
2 トッププレート
3a 左加熱コイル(加熱手段)
3b 右加熱コイル(加熱手段)
4a1 左ダウンスイッチ(キ−電極)
4b1 右ダウンスイッチ(キ−電極)
4a2 左アップスイッチ(キ−電極)
4b2 右アップスイッチ(キ−電極)
4a3 左加熱切/入スイッチ(キ−電極)
4b3 右加熱切/入スイッチ(キ−電極)
5a 左キャンセル電極
5b 右キャンセル電極
6 制御手段
7a 左液晶表示装置(報知手段)
7b 右液晶表示装置(報知手段)
8 電源スイッチ

Claims (11)

  1. 外郭を構成する本体と、前記本体の上面に設けたトッププレートと、被加熱物を加熱する加熱手段と、前記トッププレートに設けられ、指で触れられることにより制御命令を入力する静電容量式タッチスイッチであるキー電極と、前記キー電極の近傍に設けられたキャンセル電極と、前記キャンセル電極部の静電容量の変化が第1所定時間以上継続して所定量以上となった時、前記キー電極からの入力を無効とし、前記キャンセル電極部の静電容量の変化が所定量未満かもしくは第1所定時間未満で、且つ前記キー電極の静電容量の変化が前記第1所定時間より長い第2所定時間以上継続して所定量以上となった時、前記キー電極からの入力を有効とする制御手段を有する加熱調理器。
  2. 制御手段は、キャンセル電極部静電容量の変化が第1所定時間以上継続して所定量以上となった時、少なくとも加熱オフとなる操作を無効とする請求項1に記載の加熱調理器。
  3. 制御手段は、キャンセル電極が第1所定時間以上且つ第3所定時間未満連続して所定量の静電容量の変化を検知したときはキー電極からの入力を無効とし、前記キャンセル電極が第3所定時間以上連続して所定量の静電容量の変化を検知したときは、前記キー電極からの入力を有効とすることを特徴とした請求項1に記載の加熱調理器。
  4. 制御手段は、キャンセル電極上に物体が載置されていない時の基準検知レベルと、時系列に入力される前記キャンセル電極の現在検知レベルの差分を静電容量の変化の所定量とする作用を有し、前記キャンセル電極が第1所定時間以上且つ第3所定時間未満連続して所定量の静電容量の変化を検知したときは現在検知レベルを強制的に基準検知レベルに置き換えることを特徴とした請求項1に記載の加熱調理器。
  5. キャンセル電極は、加熱手段とキー電極配置位置の間に配置することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の加熱調理器。
  6. 加熱手段に制御命令を入力する複数のキー電極を有し、キャンセル電極は、前記複数のキー電極を囲む4辺それぞれに配置することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の加熱調理器。
  7. 加熱手段に制御命令を入力する複数のキー電極を有し、キャンセル電極は、前記複数のキー電極を囲む4辺のうち、使用者の操作方向である前辺を除く3辺に配置することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の加熱調理器。
  8. 加熱手段に制御命令を入力する複数のキー電極を有し、キャンセル電極は、前記複数のキー電極を囲む4辺のうち、左辺と右辺の2辺に配置することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の加熱調理器。
  9. 加熱手段に制御命令を入力する複数のキー電極を有し、前記キー電極からの入力が複数同時に発生した時、前記キー電極からの入力を無効とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の加熱調理器。
  10. キー電極からの入力がキャンセル電極により無効となっている時、そのことを音又は光で報知する報知手段を具備したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の加熱調理器。
  11. プリント配線板の銅箔パターンでキー電極もしくはキャンセル電極を構成し、前記プリント配線板を前記トッププレート直下に配置したことを特徴とした請求項1〜5のいずれか
    1項に記載の加熱調理器。
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