JP2014031932A - 冷蔵庫及び操作装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】操作装置を冷蔵庫の機器本体から取り外すことなく、また、操作者に特別な操作をさせることなく、タッチスイッチの感度を調整することのできる操作装置を備えた冷蔵庫を得る。タッチスイッチの感度調整が特定の操作者に適合したものに偏るのを抑制することのできる操作装置を備えた冷蔵庫を得る。
【解決手段】タッチスイッチ11により検出された検出値の変化量とタッチ判定値221を比較して、タッチスイッチ11に操作入力が行われたか否かを判定するタッチ判定手段20と、タッチスイッチ11の検出値の変化量が、タッチ判定値221以下の値として設定された補正要否判定値222を超えると、記憶装置22に記憶された過去のタッチスイッチ11の検出値の傾向を示す変化量情報223に基づいてタッチ判定値221を補正するタッチ判定値補正手段としての制御装置21とを備えた。
【選択図】図7

Description

本発明は、操作装置を有する冷蔵庫、及び操作装置に関する。
従来の冷蔵庫として、貯蔵室の温度の調節や急冷凍等の諸機能を動作させるための操作入力を受け付ける操作装置として、操作者が触れたときの電極の静電容量値の変化を検出するタッチスイッチを備えたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に記載の冷蔵庫は、電極の静電容量値の変化を「感度設定回路」を介して検出するものであって、この「感度設定回路」に並列あるいは直列に接続したキャパシタを削除するか否かによって、タッチスイッチの感度を調整している。
また、引用文献2に示すように、静電容量値の変化を検出するタッチスイッチを備えた操作装置を有する加熱調理器も提案されている。引用文献2に記載のタッチスイッチでは、静電容量値の変化を検出する場合の閾値を、専用の操作スイッチの操作や通常の操作スイッチの同時押しなどの特殊操作により、操作者が設定できるように構成されている。
特開2011−58688号公報(第5頁〜第7頁、図7、図8) 特開2005−300030号公報(第4頁)
上記特許文献1、2によれば、操作者の体格、触れ方、操作装置の設置環境等によって生じうるタッチスイッチの感度の個人差を調整できるとされている。
しかしながら、上記特許文献1に記載の構成では、感度を調整するために、サービスマンがわざわざ操作装置の基板を機器から取り外して電子部品(キャパシタ等)の付け替えを行わねばならない。このように操作装置を冷蔵庫から外すという複雑な作業を伴うため、感度調整のための作業負担が大きく、迅速な対応がしにくいという課題があった。
また、上記特許文献2に記載の構成では、操作者が自ら感度を調整しなければならず、操作者に手間をかけさせてしまうという課題があった。また、一人の操作者に合わせて感度調整を行ってしまうと、その操作者にとってはタッチスイッチの感度が良好であっても、他の操作者にとってはタッチスイッチの感度が必ずしも良好ではないという可能性もある。
本発明は、上記のような課題を背景としてなされたものであり、操作装置を冷蔵庫等の機器本体から取り外すことなく、また、操作者に特別な操作をさせることなく、タッチスイッチの感度を調整することのできる操作装置、及びこの操作装置を備えた冷蔵庫を提供するものである。また、複数の操作者が操作する環境においても、タッチスイッチの感度調整が特定の操作者に適合したものに偏るのを抑制することのできる操作装置、及びこの操作装置を備えた冷蔵庫を提供するものである。
本発明の冷蔵庫は、貯蔵室と、前記貯蔵室の運転状態の設定に関する操作者からの操作を受け付ける操作装置とを備え、前記操作装置は、静電容量値を検出するタッチスイッチと、前記タッチスイッチにより検出された検出値の変化量がタッチ判定値を超えるか否かにより、前記タッチスイッチに操作入力が行われたか否かを判定するタッチ判定手段と、前記タッチスイッチの過去の検出値の変化量、またはその変化量の傾向を示す情報を変化量情報として記憶する記憶手段と、前記タッチスイッチの検出値の変化量が、前記タッチ判定値以下の値として設定された補正要否判定値を超えると、前記記憶手段に記憶された前記変化量情報に基づいて前記タッチ判定値を補正するタッチ判定値補正手段とを備えたものである。
本発明によれば、タッチスイッチにて検出された静電容量値の変化量に基づいて、タッチスイッチに操作入力が行われたか否かを判定するためのタッチ判定値を補正する。このため、操作者等に対してタッチスイッチの感度を調整するための部品の付け替えや特殊な操作を要求することなく、タッチスイッチの感度を調整することができる。また、タッチ判定値を超えたか否かにかかわらず、タッチ判定値以下の値である補正要否判定値を超えた静電容量値の変化量の値に基づいてタッチ判定値を補正するので、複数の操作者が使用する環境においても、タッチスイッチの感度調整が特定の操作者に適合したものに偏るのを抑制することができる。
実施の形態1に係る冷蔵庫の概略正面図である。 実施の形態1に係る操作装置を説明する図である。 実施の形態1に係る操作装置のタッチスイッチの構造を説明する概略断面図である。 実施の形態1に係る操作装置の主要部の機能ブロック図である。 実施の形態1に係るタッチスイッチに操作者が触れたときの静電容量値の変化を説明する図である。 実施の形態1に係るタッチスイッチに異なる操作者が触れたときの静電容量値の変化を説明する図である。 実施の形態1に係る冷蔵庫の操作装置の動作フローチャートである。 実施の形態2に係る操作装置を説明する図である。 実施の形態2に係る操作装置の主要部の機能ブロック図である。 実施の形態2に係る冷蔵庫の操作装置の動作フローチャートである。
以下、本発明に係る冷蔵庫及び操作装置の実施の形態を、図面を参照して説明する。なお、以下に示す図面の形態によって本発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る冷蔵庫の概略正面図である。冷蔵庫1は、食品等を収納する貯蔵室として、最上段に設けられた冷蔵室2と、冷蔵室2の下側に左右に並べて設けられた製氷室3及び切替室4と、製氷室3及び切替室4の下側に設けられた冷凍室5と、冷凍室5の下側に設けられた野菜室6とを有する。冷蔵室2の前面開口は、上下ヒンジによって回転式に取り付けられた冷蔵室扉2a、冷蔵室扉2bにより開閉可能に覆われている。製氷室3は、冷蔵室2内に設けられた図示しない給水タンク内の水から自動的に氷を作る製氷装置を有し、この製氷装置で作られた氷を貯氷ケースに貯めることのできる貯蔵室である。切替室4は、冷凍温度帯から冷蔵温度帯まで設定温度を切り替えることのできる貯蔵室である。冷蔵室扉2aの前面には、操作装置10が設けられている。
図2は、実施の形態1に係る操作装置を説明する図である。操作装置10は、タッチスイッチ11a、11b、11c、11d(以下、タッチスイッチ11と総称する場合がある)と、表示パネル30とを備える。タッチスイッチ11は、各貯蔵室の温度や各貯蔵室の機能の実行/解除等の貯蔵室の運転状態に関する設定を行うための操作入力を受け付けるものである。図2に示す例では、温度や機能の実行/解除等の設定対象となる貯蔵室を選択するためのタッチスイッチ11aと、選択された貯蔵室の温度を調節するためのタッチスイッチ11bと、急速冷却を行う急冷機能の実行/解除を設定するためのタッチスイッチ11cと、製氷動作を切り替えるためのタッチスイッチ11dとを備える。
表示パネル30は、タッチスイッチ11への操作入力結果や冷蔵庫1の動作状態等の情報を表示するものである。本実施の形態1では、表示パネル30は、表示領域301a、301b、301c、301d、301e(以下、表示領域301と総称する場合がある)という複数の表示領域に分かれており、各表示領域301a〜301eには、それぞれ、設定内容や動作状態等に応じた情報を表示する文字や図形等の表示要素が設けられている。図2では表示パネル30を構成するすべての表示要素を表示状態とした図を示しているが、この表示パネル30の各表示要素はそれぞれ表示状態(表示/非表示、連続表示/点滅、点灯色等)を切り替え可能に構成されており、タッチスイッチ11への操作入力の結果や冷蔵庫1の動作状態を示す表示要素が、他の表示要素とは区別して表示されるようになっている。
本実施の形態1では、冷蔵室扉2aの表面を構成する筐体12の裏面に、表示パネル30の各表示要素に対応して文字や図形等の印刷が施されており、この印刷を筐体12の裏面側から発光ダイオード等の点灯装置により照らすことで、各表示領域301の表示要素が表示されるようになっている。そして、点灯装置の点灯/消灯を切り替えることにより、各表示パネル30の表示/非表示が切り替えられる。なお、このような構成のほか、例えば液晶装置によって表示パネル30を構成してもよく、表示パネル30の具体的構成は限定されない。また、本実施の形態1では各タッチスイッチ11とそれに対応する表示領域301とが上下に並べて配置されており、タッチスイッチ11と表示領域301との対応関係が分かりやすい構成となっているが、タッチスイッチ11と表示領域301の配置は図示のものに限定されない。
図3は、実施の形態1に係る操作装置のタッチスイッチの構造を説明する概略断面図である。図3では、冷蔵室扉2aの表側、すなわち操作者と対面する側が紙面上側になるように図示している。図3に示すように、本実施の形態1の操作装置10の各タッチスイッチ11は、筐体12と、照明装置13と、基板15に形成されたタッチ電極16とを主要な構成要素としている。タッチスイッチ11の最も表側は、冷蔵室扉2aの表面を構成する筐体12で構成されている。筐体12の最も表側には操作装置10の基本の色や柄を表現するための第一印刷層12aが設けられ、第一印刷層12aの内側には、各タッチスイッチ11の配置(操作者がタッチすべき場所)やタッチスイッチ11の設定内容等の情報を示す文字や図柄等を表現する第二印刷層12bが設けられている。第一印刷層12aと第二印刷層12bは、透過性を有する透明な合成樹脂で構成された透明パネル12cと一体化されている。なお、筐体12の透明パネル12cの材料は、透過性があればよく、ガラスやアクリルなどでもよい。
筐体12の裏側には、各タッチスイッチ11に対応した第二印刷層12bに対向して設けられ、第二印刷層12b及びその近傍に光を照射する照明装置13が設けられている。照明装置13は、本実施の形態1では、発光ダイオード13aと、発光ダイオード13aからの光を筐体12側に導く導光板13bとを備えている。照明装置13が消灯状態のときには、筐体12の基本の色や柄を表現するための第一印刷層12aによって第二印刷層12bが隠され、筐体12の表側にいる操作者からは第二印刷層12bにより表現されているタッチスイッチ11に対応した文字や図形等の表示が見えない。一方、照明装置13が点灯状態のときには、第二印刷層12bが照明装置13により照射されて、第二印刷層12bにより表現されている文字や図形等が浮かび上がる。このように本実施の形態1では、筐体12と照明装置13とにより、タッチスイッチ11に対応した情報を文字や図形等により表示する表示部が構成されている。
また、照明装置13同士の間には、遮蔽壁14が設けられている。遮蔽壁14は、各照明装置13の光が他の照明装置13の照射領域に影響を及ぼすのを防ぐためのものである。各照明装置13の照射領域が遮蔽壁14によって区画されているので、タッチスイッチ11に対応する文字や図柄を表す第二印刷層12bの表示、非表示状態を、個別に切り替えることができる。
なお、タッチスイッチ11に対応した情報を表示する表示部は、図3で例示したものに限定されず、タッチスイッチ11に対応した文字や図形等の情報を常時視認可能な印刷によって実現してもよい。また、上述の照明装置13の具体的構成も限定されず、個別に点灯状態を制御可能な任意の照明装置を用いることができる。
また、図示しないが、表示パネル30の各表示領域301に設けられた表示要素も、図3に示した筐体12、照明装置13、及び遮蔽壁14とを主要構成として実現することができる。
図3において、各タッチスイッチ11に対応した文字等の第二印刷層12bの裏側には、基板15が配設されている。基板15には、銅箔パターンによりタッチ電極16が形成されている。タッチ電極16は、各タッチスイッチ11に対応した筐体12の表面への操作者の手や指の近接または接触(以下、近接または接触を、単にタッチと称する場合がある)を検出するためのものである。
図4は、実施の形態1に係る操作装置の主要部の機能ブロック図である。本実施の形態1では、タッチスイッチ11は、基板15に形成されたタッチ電極16の静電容量の検出値に基づいて操作者によるタッチを検出する静電容量式のタッチスイッチである。タッチ電極16には、それぞれ、タッチ電極16の静電容量を電気信号に変換して静電容量値の検出値として出力する図示しない回路が設けられている。タッチ電極16はタッチ判定手段20に接続されており、タッチ電極16からの出力はタッチ判定手段20に入力される。
タッチ判定手段20は、タッチ電極16から出力された静電容量の検出値(静電容量値)と、予め設定されたタッチ判定値とに基づいて、タッチスイッチ11に操作者がタッチしたか否かを判定する。タッチ判定手段20は制御装置21に接続され、タッチ判定手段20から出力される判定結果は、制御装置21に入力される。
制御装置21は、タッチ判定手段20から出力されるタッチの判定結果に基づいて、タッチスイッチ11の感度調整に関する処理(後述する)を行う。また、制御装置21は、表示パネル30の表示制御と照明装置13の点灯制御を行う。また、制御装置21は、タッチ判定手段20に対し、タッチの判定に用いるタッチ判定値221を設定する。
なお、タッチ判定手段20及び制御装置21は、その機能を実現する回路デバイスのようなハードウェアで構成することもできるし、マイコンやCPUのような演算装置と、その上で実行されるソフトウェアとにより構成することもできる。
また、操作装置10には、タッチ判定手段20がタッチの判定に用いるタッチ判定値221と、タッチ判定値221を補正する際に用いる補正要否判定値222及び変化量情報223とを記憶する記憶装置22が設けられている。制御装置21は、記憶装置22に記憶された情報の読み出し及び記憶装置22への情報の書き込みを行うことができる。
ここで、タッチスイッチ11に操作を行う操作者の指が触れたときの静電容量値の変化について説明する。
図5は、実施の形態1に係るタッチスイッチに操作者が触れたときの静電容量値の変化を説明する図である。図5に示すように、タッチスイッチ11に操作者の指が触れていないときには、タッチ電極16及びタッチ電極16周辺のグランドパターンや筐体12を介して存在する静電容量値がタッチ電極16により検出される。操作装置10のタッチスイッチ11に対応する筐体12の表面に操作者の指が近づくと、筐体12、導光板13bを介して、タッチ電極16と指との間にも静電容量が生じ、この静電容量と指が触れていないときの静電容量とが合算された静電容量値がタッチ電極16により検出される。指がタッチスイッチ11に近接または接触していないときの静電容量値を基準として、タッチ電極16により検出される静電容量値の変化量が、タッチ判定手段20に対して定められたタッチ判定値221を超えると、タッチ判定手段20はタッチスイッチ11が操作されたと判定する。
次に、異なる操作者A、操作者Bがそれぞれタッチスイッチ11に触れたときの静電容量値の変化例を説明する。
図6は、実施の形態1に係るタッチスイッチに異なる操作者が触れたときの静電容量値の変化を説明する図である。図6では、操作者Aがタッチスイッチ11に触れたときに比べて、操作者Bがタッチスイッチ11に触れたときの静電容量値の変化量が小さい場合の例を示している。図6に示すように、タッチ判定値221が、操作者Aが触れたときの静電容量値の変化量と操作者Bが触れたときの静電容量値の変化量との間の値である場合、操作者Aがタッチスイッチ11に触れたことを検出することはできるが、操作者Bがタッチスイッチ11に触れたことを検出することができない。
そこで、本実施の形態1の操作装置10は、操作者Bがタッチスイッチ11にタッチしたことを検出できるようにするために、タッチスイッチ11に操作入力が行われたか否かを判定するためのタッチ判定値221を補正する処理を行う。以下、操作装置10の動作を説明する。
図7は、実施の形態1に係る冷蔵庫の操作装置の動作フローチャートである。図7に示すように、タッチ判定手段20は、タッチスイッチ11のタッチ電極16により検出された静電容量値の変化量が、記憶装置22に記憶されたタッチ判定値221を超えたか否か判定する(S1)。
静電容量値の変化量がタッチ判定値221を超えた場合には(S1;Yes)、タッチ判定手段20は、タッチスイッチ11が操作者によりタッチ(操作入力)されたと判定する(S2)。一方、静電容量値の変化量がタッチ判定値221を超えない場合には(S1;No)、タッチ判定手段20はタッチスイッチ11にタッチされたとは判定せず、ステップS3に進む。
次に、制御装置21は、タッチスイッチ11のタッチ電極16により検出された静電容量値の変化量が、記憶装置22に記憶された補正要否判定値222を超えたか否かを判定する(S3)。
静電容量値の変化量が補正要否判定値222を超えていなければ(S3;No)、処理を終了し、静電容量値の変化量が補正要否判定値222を超えた場合には(S3;Yes)、記憶装置22に記憶されている変化量情報223を更新する(S4)。より具体的には、本実施の形態1では、変化量情報223として、タッチスイッチ11により検出された静電容量値の変化量の平均値である平均変化量を使用している。ステップS4では、制御装置21は、記憶装置22に記憶された前回までの平均変化量n−1と、今回タッチスイッチ11により検出された静電容量値の変化量との平均値を、新たな平均変化量nとして算出する。そして、制御装置21は、新たに算出した平均変化量nを、記憶装置22に変化量情報223として記憶させる。
次に、制御装置21は、変化量情報223である平均変化量nに補正係数を掛け合わせることによって新たなタッチ判定値221を算出する(S5)。本実施の形態1では、補正係数を70%とし、新たなタッチ判定値221を、平均変化量nの70%の値としている。このように、本実施の形態1では、制御装置21は、変化量情報223に基づいてタッチ判定値221を補正するタッチ判定値補正手段として機能している。
次に、制御装置21は、ステップS5で算出したタッチ判定値221と、記憶装置22に記憶されている補正要否判定値222とを比較し(S6)、ステップS5で算出したタッチ判定値221が補正要否判定値222よりも小さければ(S6;Yes)、タッチ判定値221を補正要否判定値222と同じ値に設定し、新たなタッチ判定値221(補正要否判定値222と同値)を記憶装置22に記憶して(S7)、処理を終了する。なお、ステップS5で算出したタッチ判定値221が補正要否判定値222以上の値であれば(S6;No)、制御装置21は、ステップS5で算出したタッチ判定値221を記憶装置22に記憶して処理を終了する。
ここで、例えば設置環境に依存した外乱ノイズ等により、タッチスイッチ11にて検出される静電容量値が変化する可能性がある。そこで、補正要否判定値222として、外乱ノイズ等による静電容量値の変化量よりも大きい値を設定しておくのがよい。このようにすることで、補正後のタッチ判定値221が外乱ノイズによる静電容量値の変化量よりも小さい値となることはない。したがって、タッチスイッチ11に操作者が触れていないにもかかわらず、外乱ノイズの影響によりタッチスイッチ11に操作入力が行われたと誤判定されるのを抑制することができる。
このように、本実施の形態1の操作装置10では、タッチスイッチ11にタッチされたと判定したときの静電容量値の変化量と、タッチスイッチ11にタッチされたとは判定されなかったものの補正要否判定値222よりも大きいと判定したときの静電容量値の変化量との両方に基づいて、タッチ判定値221を補正する。したがって、例えば、図6に示した操作者Bの指がタッチスイッチ11に近接または接触したときに、タッチスイッチ11にタッチされたと判定しなかった場合であっても、そのときの静電容量値の変化量が補正要否判定値222よりも大きい値であれば、そのときの静電容量値の変化量はタッチ判定値221の補正に反映される。このため、補正後のタッチ判定値221は、操作者Bがタッチスイッチ11にタッチしたとき「タッチされた」と判定することのできる値に近づいていき、操作装置10は、操作者Bがタッチスイッチ11にタッチしたことを検出することができるようになる。
なお、図7のステップS4では、前回までの平均変化量n−1と今回の変化量との単純な平均値である平均変化量nを、変化量情報223としているが、タッチスイッチ11の過去の検出値の変化量の傾向を示す情報であれば、変化量情報223の具体的内容はこれに限定されない。例えば、平均変化量nを記憶しておくのではなく、タッチスイッチ11により検出された過去の複数回分の静電容量の変化量を、変化量情報223として記憶装置22に記憶しておき、ステップS4ではその変化量情報223に基づいて平均変化量nを算出してもよい。また、単純平均を用いるのではなく、記憶装置22に記憶しておいた複数回分の静電容量値の変化量の移動平均や加重平均を算出して変化量情報223としてもよい。例えば移動平均を用いることで、今回の静電容量値の変化量がそれ以前の変化量とかけ離れた値となった場合でも、変化量情報223の値及びこれに基づいて算出されるタッチ判定値221が急激に変化することはないので、冷蔵庫1を使用する操作者の傾向に沿ったタッチ判定値221を維持することができる。
また、図7のステップS5では、補正係数として70%という値を例示したが、補正係数の具体的な値はこれに限定されず、70%より大きくても小さくてもよい。なお、補正係数を50%よりも小さくすると、操作者の手や指がタッチスイッチ11に接触する前に、タッチスイッチ11により検出される静電容量値がタッチ判定値221を超えてしまい、誤判定を引き起こす可能性が高まる。このため、補正係数の値は、概ね50%〜90%程度が好ましい。
以上のように、本実施の形態1では、タッチスイッチ11にて静電容量値の変化量が検出されると、その静電容量値の変化量に基づいてタッチの有無を判定するためのタッチ判定値221を補正する。このため、操作者等に対してタッチ判定値221を補正するための特別な操作を要求することなく、操作装置10が自動的にタッチ判定値221を補正することができる。
また、タッチ判定値221の補正においては、タッチスイッチ11にタッチされたと判定したときの静電容量値の変化量と、タッチスイッチ11にタッチされたとは判定しなかったものの補正要否判定値222を超えたときの静電容量値の変化量と、の両方を用いるようにした。
このように操作装置10を使用する操作者の指の近接または接触により生じた静電容量値の変化量に基づいて補正するので、実際の操作者や操作装置10の設置環境に応じたタッチ判定値221を得ることができる。したがって、操作装置10のタッチスイッチ11の感度は実際の操作者や操作装置10の設置環境に応じた状態に調整され、操作者は、操作装置10のタッチスイッチ11を快適に操作することができる。
また、タッチ判定値221を超えたか否かにかかわらず、補正要否判定値222を超えた過去の静電容量値の変化量に基づいて、タッチ判定値221を補正する。このため、例えばある操作者がタッチスイッチ11に触れたにもかかわらず操作装置10はタッチされなかったと判定した場合でも、次回以降にタッチの有無の判定に用いられるタッチ判定値221はその操作者に適した値に近づきうる。したがって、複数の操作者が使用する環境においては、複数の操作者の特性が反映された状態にタッチスイッチ11の感度を調整することができ、タッチスイッチ11の感度調整が特定の操作者に適合したものに偏るのを抑制して複数の操作者に快適な操作感を提供することができるようになる。
また、タッチ判定値221を補正するか否かを判断するための値として、タッチ判定値221よりも小さい値である補正要否判定値222を設け、静電容量値の変化量が補正要否判定値222よりも小さい場合にはタッチ判定値221を補正しないようにした。このため、例えば外乱ノイズ等によってタッチスイッチ11のタッチ電極16が静電容量値の多少の変化を検出した場合には、タッチ判定値221が補正されないので、タッチ判定値221が極端な値となるのを抑制することができる。
また、タッチ判定値221の補正においては、タッチ判定値221を補正要否判定値222以上の値となるようにした。このため、補正要否判定値222を、外乱ノイズ等により検出される静電容量値の変化量よりも大きい値とすることで、外乱ノイズが生じた場合であっても、タッチスイッチ11にタッチされたと誤判定するのを抑制することができる。
実施の形態2.
本実施の形態2では、実施の形態1との相違点を中心に説明する。なお、実施の形態2において実施の形態1と同一または対応する構成には、同一の符号を付している。
図8は、実施の形態2に係る操作装置を説明する図である。図8は、操作装置10を構成するすべての表示要素を表示状態とした図を示している。図8に示す実施の形態2の操作装置10は、実施の形態1で示した構成に加え、タッチスイッチ11の一つとして、点灯開始タッチスイッチ11eを備えている。なお、これ以降の説明においては、説明の都合上、単に「タッチスイッチ11」と称する場合には、点灯開始タッチスイッチ11eを除くタッチスイッチ11a〜11dを指しているものとする。
点灯開始タッチスイッチ11eは、操作装置10に設けられたタッチスイッチ11を表示状態にするための操作入力部である。本実施の形態2のタッチスイッチ11は、いずれかのタッチスイッチ11に最後に入力が行われてから所定時間が経過すると、各タッチスイッチ11の照明装置13が消灯して各タッチスイッチ11が非表示状態となるように構成されている。また、非表示状態のタッチスイッチ11は、操作者からの操作入力を受け付けない状態となっている。タッチスイッチ11が非表示状態のときに、点灯開始タッチスイッチ11eへ操作入力が行われると、タッチスイッチ11が表示状態となり、またタッチスイッチ11は操作者からの操作入力を受け付け可能な状態となる。
点灯開始タッチスイッチ11eは、常に操作者に視認可能に構成されている。例えば、点灯開始タッチスイッチ11eに対応する筐体12には、点灯開始タッチスイッチ11eであることを示す文字や図柄等(本実施の形態2では「スタート」という文字)が、照明装置13(図3参照)による照明の有無にかかわらず視認可能なように印刷されている。したがって、点灯開始タッチスイッチ11eにおいては、図3に示した照明装置13を設けなくてもよいし、また、照明装置13を設けて常時点灯させておいてもよい。また、点灯開始タッチスイッチ11eは、常に操作者からの操作入力を受け付けることができるように構成されている。
図9は、実施の形態2に係る操作装置の主要部の機能ブロック図である。実施の形態2の操作装置10は実施の形態1で示した構成に加え、記憶装置22に、複数種類のタッチ判定値221a、221bと、この複数種類のタッチ判定値221a、221bにそれぞれ対応した変化量情報223a、223bが記憶されている。タッチ判定値221aは、本実施の形態2では、タッチ判定値221bよりも大きい値である(221a>221b)。
図10は、実施の形態2に係る冷蔵庫の操作装置の動作フローチャートである。本実施の形態2では、タッチスイッチ11に最後に操作入力が行われてから所定時間にわたってタッチ(操作入力)されない場合には、制御装置21は、操作装置10が使用されていないと判断して、タッチスイッチ11の照明装置13を消灯状態にしている。したがって、図10の初期状態においては、点灯開始タッチスイッチ11e以外のタッチスイッチ11は、非表示状態である。この状態において、点灯開始タッチスイッチ11eのタッチ電極16により検出された静電容量値の変化量が、所定のタッチ判定値Xを超えると(S10)、制御装置21は、照明装置13を点灯させてタッチスイッチ11を表示させる(S11)。ここで、点灯開始タッチスイッチ11eにタッチされたか否かを判定するためのタッチ判定値Xは、タッチ判定手段20が前回タッチの判定に用いた値(タッチ判定値221aまたはタッチ判定値221b)でもよいし、予め設定された固定値であってもよい。
照明装置13の点灯と併せて制御装置21は、ステップS10において点灯開始タッチスイッチ11eのタッチ電極16にて検出された静電容量値の変化量が、記憶装置22に記憶された複数のタッチ判定値のうち最も大きい値であるタッチ判定値221aを超えたか否か判定する(S12)。
点灯開始タッチスイッチ11eのタッチ電極16で検出された静電容量値の変化量がタッチ判定値221aを超えた場合には(S12;Yes)、制御装置21は、これ以降にタッチ判定手段20がタッチスイッチ11に操作入力が行われたか否かの判定を行うための閾値であるタッチ判定値として、タッチ判定値221aを選択する(S13)。このように、制御装置21は、タッチ判定値221a、221bという複数のタッチ判定値候補の中から一つのタッチ判定値221aを選択するタッチ判定値選択手段として機能する。
その後、タッチスイッチ11に対して操作者から操作入力が行われることとなる。
そして、タッチ判定手段20は、タッチスイッチ11のタッチ電極16により検出された静電容量値の変化量が、記憶装置22に記憶されたタッチ判定値221aを超えたか否か判定する(S14)。
静電容量値の変化量がタッチ判定値221aを超えた場合には(S14;Yes)、タッチ判定手段20は、タッチスイッチ11が操作者によりタッチ(操作入力)されたと判定する(S15)。一方、静電容量値の変化量がタッチ判定値221aを超えない場合には(S14;No)、タッチ判定手段20はタッチスイッチ11がタッチされたとは判定せず、ステップS16に進む。
次に、制御装置21は、タッチスイッチ11のタッチ電極16により検出された静電容量値の変化量が、記憶装置22に記憶された補正要否判定値222を超えたか否かを判定する(S16)。
静電容量値の変化量が補正要否判定値222を超えていなければ(S16;No)、ステップS14に戻り、静電容量値の変化量が補正要否判定値222を超えた場合には(S16;Yes)、記憶装置22に記憶されている変化量情報223aを更新する(S17)。より具体的には、本実施の形態2では実施の形態1と同様に、変化量情報223aとして、タッチスイッチ11により検出された静電容量値の変化量の平均値である平均変化量を使用している。ステップS17では、制御装置21は、記憶装置22に記憶された前回までの平均変化量n−1と、今回タッチスイッチ11により検出された静電容量値の変化量との平均値を、新たな平均変化量nとして算出する。そして、制御装置21は、新たに算出した平均変化量nを、記憶装置22に変化量情報223aとして記憶させる。
次に、制御装置21は、変化量情報223aである平均変化量nに補正係数を掛け合わせることによって新たなタッチ判定値221aを算出する(S18)。本実施の形態2では、補正係数を70%とし、新たなタッチ判定値221aを、平均変化量nの70%の値としている。このように、本実施の形態2では、制御装置21は、変化量情報223aに基づいてタッチ判定値221aを補正するタッチ判定値補正手段として機能している。
次に、制御装置21は、ステップS18で算出したタッチ判定値221aと、記憶装置22に記憶されている補正要否判定値222とを比較し(S19)、ステップS18で算出したタッチ判定値221aが補正要否判定値222よりも小さければ(S19;Yes)、タッチ判定値221aを補正要否判定値222と同じ値に設定し、新たなタッチ判定値221a(補正要否判定値222と同値)を記憶装置22に記憶して(S20)、ステップS14に戻って次に静電容量値の変化が検出されるのを待つ。なお、ステップS18で算出したタッチ判定値221aが補正要否判定値222以上の値であれば(S19;No)、制御装置21は、ステップS18で算出したタッチ判定値221aを記憶装置22に記憶してステップS14に戻る。
また、ステップS12において、点灯開始タッチスイッチ11eのタッチ電極16で検出された静電容量値の変化量がタッチ判定値221aを超えていない場合には(S12;No)、制御装置21は、これ以降にタッチ判定手段20がタッチスイッチ11に操作入力が行われたか否かの判定を行うための閾値であるタッチ判定値として、タッチ判定値221bを選択する(S21)。このように、制御装置21は、タッチ判定値221a、221bという複数のタッチ判定値候補の中から一つのタッチ判定値221bを選択するタッチ判定値選択手段として機能する。
その後、タッチスイッチ11に対して操作者から操作入力が行われることとなる。
そして、タッチ判定手段20は、タッチスイッチ11のタッチ電極16により検出された静電容量値の変化量が、記憶装置22に記憶されたタッチ判定値221bを超えたか否か判定する(S22)。
静電容量値の変化量がタッチ判定値221bを超えた場合には(S22;Yes)、タッチ判定手段20は、タッチスイッチ11が操作者によりタッチ(操作入力)されたと判定する(S23)。一方、静電容量値の変化量がタッチ判定値221bを超えない場合には(S22;No)、タッチ判定手段20はタッチスイッチ11がタッチされたとは判定せず、ステップS24に進む。
次に、制御装置21は、タッチスイッチ11のタッチ電極16により検出された静電容量値の変化量が、記憶装置22に記憶された補正要否判定値222を超えたか否かを判定する(S24)。
静電容量値の変化量が補正要否判定値222を超えていなければ(S24;No)、ステップS22に戻り、静電容量値の変化量が補正要否判定値222を超えた場合には(S24;Yes)、記憶装置22に記憶されている変化量情報223bを更新する(S25)。より具体的には、ステップS25では、記憶装置22に記憶された前回までの平均変化量n−1と、今回タッチスイッチ11により検出された静電容量値の変化量との平均値を、新たな平均変化量nとして算出する。そして、制御装置21は、新たに算出した平均変化量nを、記憶装置22に変化量情報223bとして記憶させる。
次に、制御装置21は、変化量情報223bである平均変化量nに補正係数を掛け合わせることによって新たなタッチ判定値221bを算出する(S26)。本実施の形態2では、補正係数を70%とし、新たなタッチ判定値221bを、平均変化量nの70%の値とする。このように、本実施の形態2では、制御装置21は、変化量情報223bに基づいてタッチ判定値221bを補正するタッチ判定値補正手段として機能している。
次に、制御装置21は、ステップS26で算出したタッチ判定値221bと、記憶装置22に記憶されている補正要否判定値222とを比較し(S27)、ステップS26で算出したタッチ判定値221bが補正要否判定値222よりも小さければ(S27;Yes)、タッチ判定値221bを補正要否判定値222と同じ値に設定し、新たなタッチ判定値221b(補正要否判定値222と同値)を記憶装置22に記憶して(S28)、ステップS22に戻って次に静電容量値の変化が検出されるのを待つ。なお、ステップS26で算出したタッチ判定値221bが補正要否判定値222以上の値であれば(S27;No)、制御装置21は、ステップS26で算出したタッチ判定値221bを記憶装置22に記憶してステップS22に戻る。
なお、図示しないが、制御装置21は、ステップS15またはステップS23にてタッチスイッチ11にタッチされたと判定してからの経過時間をタイマーにより計測している。そして、最後にタッチされたと判定してから所定時間が経過すると、制御装置21は、照明装置13を消灯させるとともに、点灯開始タッチスイッチ11eを除くタッチスイッチ11への操作入力を受け付けない状態とし、図10の処理を終了させる。
以上のように、本実施の形態2では、複数種類のタッチ判定値221a、221bを設け、操作装置10の点灯開始タッチスイッチ11eにて検出された静電容量値の変化量に基づいて、それ以降にタッチスイッチ11に操作入力が行われたか否かを判定するためのタッチ判定値を複数のタッチ判定値221a、221bの中から選択するようにした。すなわち、操作者が操作装置10の操作を始めるときに最初に操作する点灯開始タッチスイッチ11eを、判定値選択用タッチスイッチとして用い、この判定値選択用タッチスイッチにて検出された静電容量値の変化量に基づいて、それ以降にタッチの有無を判定するためのタッチ判定値を選択するようにした。このため、複数の操作者が同じ操作装置10を使用する環境においても、タッチ判定値を補正するための特別な操作を操作者に要求することなく、操作者により適したタッチ判定値を、操作装置10が自動的に選択することができる。
また、複数のタッチ判定値の候補の中から選択したタッチ判定値を、実施の形態1と同様に、タッチスイッチ11にタッチされたと判定したときの静電容量値の変化量と、タッチスイッチ11にタッチされたとは判定しなかったものの補正要否判定値222を超えたときの静電容量値の変化量とに基づいて補正するようにした。このため、実施の形態1と同様に、実際の操作者や操作装置10の設置環境に応じた状態にタッチスイッチ11の感度を調整することができ、操作者は、操作装置10のタッチスイッチ11を快適に操作することができる。
なお、本実施の形態2では、2種類のタッチ判定値221a、221bとこれに対応した数の変化量情報223a、223bを設けた例を示したが、タッチ判定値及び変化量情報の数はこれに限定されず3種類以上であってもよい。この場合、各タッチ判定値の取り得る値の範囲を、互いに重複しないようにするとよい。タッチ判定値及び変化量情報の数を多くすることで、多くの操作者に対応させてタッチの感度調整を行うことができる。
また、本実施の形態2では、タッチスイッチ11の照明装置13の点灯を開始させるための専用のタッチスイッチとして、点灯開始タッチスイッチ11eを設けた例を示したが、専用のタッチスイッチを設けなくてもよい。例えば、照明装置13が消灯している状態において、タッチスイッチ11a〜11dに操作入力が行われると、照明装置13を点灯させるとともに、操作入力を受けたと判定したときの静電容量値の変化量に基づいて、それ以降に用いるタッチ判定値を選択する。このように、タッチスイッチ11a〜11dが点灯開始タッチスイッチ11eの機能を兼ねるように構成しても、実施の形態2と同様の効果を得ることができる。なお、その場合には、照明装置13が消灯している状態であってもタッチスイッチ11に対応する第二印刷層12bの文字や図柄を視認可能に構成しておくとよい。
また、上記説明では、本発明に係る操作装置を冷蔵庫1の操作装置10に適用した例を示した。しかし、本発明に係る操作装置は、例えばトッププレート上に載置された被加熱物を筐体内の誘導加熱コイルや電気ヒータ等により加熱する加熱調理器、炊飯器、電気ポット等の調理家電、生産ライン等で使用される表示器等、操作者の近接または接触による操作入力を受け付ける任意の機器に適用することもできる。
1 冷蔵庫、2 冷蔵室、2a、2b 冷蔵室扉、3 製氷室、4 切替室、5 冷凍室、6 野菜室、10 操作装置、11 タッチスイッチ、11a〜11d タッチスイッチ、11e 点灯開始タッチスイッチ、12 筐体、12a 第一印刷層、12b 第二印刷層、12c 透明パネル、13 照明装置、13a 発光ダイオード、13b 導光板、14 遮蔽壁、15 基板、16 タッチ電極、20 タッチ判定手段、21 制御装置、22 記憶装置、30 表示パネル、301a〜301e 表示領域、221 タッチ判定値、221a タッチ判定値、221b タッチ判定値、222 補正要否判定値、223 変化量情報、223a 変化量情報、223b 変化量情報。

Claims (6)

  1. 貯蔵室と、
    前記貯蔵室の運転状態の設定に関する操作者からの操作を受け付ける操作装置とを備え、
    前記操作装置は、
    静電容量値を検出するタッチスイッチと、
    前記タッチスイッチにより検出された検出値の変化量がタッチ判定値を超えるか否かにより、前記タッチスイッチに操作入力が行われたか否かを判定するタッチ判定手段と、
    前記タッチスイッチの過去の検出値の変化量、またはその変化量の傾向を示す情報を変化量情報として記憶する記憶手段と、
    前記タッチスイッチの検出値の変化量が、前記タッチ判定値以下の値として設定された補正要否判定値を超えると、前記記憶手段に記憶された前記変化量情報に基づいて前記タッチ判定値を補正するタッチ判定値補正手段とを備えた
    ことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記操作装置は、
    複数の前記タッチスイッチと、
    当該複数のタッチスイッチのうちの一部として設けられた判定値選択用タッチスイッチと、
    前記判定値選択用タッチスイッチの検出値の変化量に基づいて、前記タッチ判定手段が次回に操作入力の判定を行う際に使用する前記タッチ判定値を、複数のタッチ判定値の候補の中から選択するタッチ判定値選択手段とを備え、
    前記タッチ判定手段は、前記タッチスイッチにより検出された検出値の変化量が、前記タッチ判定値選択手段により選択された前記タッチ判定値を超えるか否かにより、前記タッチスイッチに操作入力が行われたか否かを判定し、
    前記記憶手段は、前記タッチ判定値選択手段により選択された前記タッチ判定値に対応付けて、前記変化量情報を記憶し、
    前記タッチ判定値補正手段は、前記タッチスイッチの検出値の変化量が、前記補正要否判定値を超えると、前記タッチ判定値選択手段により選択された前記タッチ判定値を、当該タッチ判定値に対応付けて前記記憶手段に記憶された前記変化量に基づいて補正する
    ことを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  3. 前記タッチスイッチに対応した情報を表示可能であり、前記タッチスイッチへの操作入力が行われていない状態が所定時間続くと非表示状態となる表示部を備え、
    前記判定値選択用タッチスイッチは、非表示状態の前記表示部を表示状態にするための操作入力を受け付けるものである
    ことを特徴とする請求項2記載の冷蔵庫。
  4. 前記補正要否判定値は、外乱ノイズによって生じうる前記タッチスイッチの検出値の変化量よりも大きい値であり、
    前記タッチ判定値補正手段は、前記タッチ判定値が前記補正要否判定値以上の値になるように前記タッチ判定値を補正する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  5. 静電容量値を検出するタッチスイッチと、
    前記タッチスイッチにより検出された検出値の変化量がタッチ判定値を超えるか否かにより、前記タッチスイッチに操作入力が行われたか否かを判定するタッチ判定手段と、
    前記タッチスイッチの過去の検出値の変化量、またはその変化量の傾向を示す情報を変化量情報として記憶する記憶手段と、
    前記タッチスイッチの検出値の変化量が、前記タッチ判定値以下の値として設定された補正要否判定値を超えると、前記記憶手段に記憶された前記変化量情報に基づいて前記タッチ判定値を補正するタッチ判定値補正手段とを備えた
    ことを特徴とする操作装置。
  6. 複数の前記タッチスイッチと、
    当該複数のタッチスイッチのうちの一部として設けられた判定値選択用タッチスイッチと、
    前記判定値選択用タッチスイッチの検出値の変化量に基づいて、前記タッチ判定手段が次回に操作入力の判定を行う際に使用する前記タッチ判定値を、複数のタッチ判定値の候補の中から選択するタッチ判定値選択手段とを備え、
    前記タッチ判定手段は、前記タッチスイッチにより検出された検出値の変化量が、前記タッチ判定値選択手段により選択された前記タッチ判定値を超えるか否かにより、前記タッチスイッチに操作入力が行われたか否かを判定し、
    前記記憶手段は、前記タッチ判定値選択手段により選択された前記タッチ判定値に対応付けて、前記変化量情報を記憶し、
    前記タッチ判定値補正手段は、前記タッチスイッチの検出値の変化量が、前記補正要否判定値を超えると、前記タッチ判定値選択手段により選択された前記タッチ判定値を、当該タッチ判定値に対応付けて前記記憶手段に記憶された前記変化量に基づいて補正する
    ことを特徴とする請求項5記載の操作装置。
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