JP5870239B2 - 高周波加熱装置 - Google Patents

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本発明は、食品を高周波で加熱する高周波加熱装置に関するものである。
代表的な高周波加熱装置である電子レンジは、マグネトロンにより発生した高周波を加熱室に導き、加熱室内に収納された食品に照射することで食品を加熱するものであり、鍋やフライパンを使うことなく、食品を食器に乗せた状態で加熱できる便利さから広く普及している。
しかし電子レンジでは使うことのできない食器があり、例えば金属製の食器や金属の装飾が施されている食器を使うと、加熱室内に高周波が照射された時に金属端面などでスパークが生じ、大きい音や火花が発生するために使用者に不安を与えることがあった。また金属の装飾が施された食器では、スパークが発生すると装飾が剥がれ落ちることもある。
従来、スパークの発生するような食器を判別するのは困難であり、取扱説明書でそのような食器を使わないように注意を促す説明を掲載するのが一般的であった。しかし食器の中には金属製の装飾が施されているのかどうかよくわからないものもあり、凝った図柄の描かれた食器ではその一部に金属の装飾が使われていても気付かずに使ってしまってスパークが発生してしまう場合がある。
このようなスパークの発生をできるだけ抑えようとする提案としては、スパークが発生したことを素早く検出して高周波の発生を停止させるというものがある。マイクロフォンにより加熱室内の音響状態を検知し、この検知した音をフィルタ回路などを通して信号解析してスパーク音の特徴が抽出されるとスパークが発生したとしてマグネトロンを停止させるというものである。
特開2009−68745号公報
しかしながら上記方法はスパークが発生してからマグネトロンを停止するものであって、わずかな時間であってもスパークは発生してしまう。例えば食器に食品を乗せて加熱を始めたら加熱が停止してしまうということになるので、使用者はその食品を別の食器に移し変えて再度加熱しなければならない煩わしさがある。
使用者にとって望ましいことは、加熱をする前にスパークを発生する食器なのかどうかを知り、スパークの発生しない食器だと分かって食品を乗せて加熱することができれば、食品を別の食器に移し変えるような煩わしさは解消できる。
本発明はそうした課題を解消するものであり、高周波が照射されるとスパークを発生するような食器であるかどうかを、高周波を照射する前に判定することを目的とする。
本発明の高周波加熱装置は、被加熱物を加熱するために高周波を発生する高周波発生手段と、静電容量の変化により金属を検知する金属検知手段と、前記金属検知手段の近傍に
金属が存在するときに報知する報知手段を有する構成である。
この構成により高周波発生手段により高周波加熱する装置であって、金属検知手段が静電容量の変化で金属の有無を検知し、金属検知手段の近傍に金属が存在するときには報知手段がそれを報知するので、高周波が照射されるとスパークを発生するような食器であるかどうかを、高周波を照射する前に判定することができる。
本発明によれば、高周波が照射されるとスパークを発生するような食器であるかどうかを、高周波を照射する前に判定することができる。
本発明の実施の形態1の高周波加熱装置の外観斜視図 同高周波加熱装置の液晶タッチパネルの構成を示す断面図 同高周波加熱装置の概略構成図 同高周波加熱装置のタッチパネルの構成を示す模式図 (a)同高周波加熱装置のタッチパネルと指が接触している場合の静電容量の変化量の関係を示す特性図(b)同高周波加熱装置のタッチパネルと指が金属物質で繋がっている場合の静電容量の変化量の関係を示す特性図(c)同高周波加熱装置のタッチパネルと指が金属含有物で繋がっている場合の静電容量の変化量の関係を示す特性図(d)同高周波加熱装置のタッチパネルと指が非金属物質で繋がっている場合の静電容量の変化量の関係を示す特性図 同高周波加熱装置の制御ブロック図 同高周波加熱装置の液晶タッチパネルの基本のメニュー画面を示す図 同高周波加熱装置の液晶タッチパネルの金属含有物判定の画面を示す図 同高周波加熱装置の液晶タッチパネルの金属含有物の警告画面を示す図 同高周波加熱装置の動作の流れを示すフローチャート
第1の発明は、高周波加熱装置に関するもので、被加熱物を加熱するために高周波を発生する高周波発生手段と、静電容量の変化により金属を検知する金属検知手段と、前記金属検知手段の近傍に金属が存在するときに報知する報知手段を有する構成である。
この構成により高周波発生手段により高周波加熱する装置であって、金属検知手段が静電容量の変化で金属の有無を検知し、金属検知手段の近傍に金属が存在するときには報知手段がそれを報知するので、高周波が照射されるとスパークを発生するような食器であるかどうかを、高周波を照射する前に判定することができる。
第2の発明は、特に、第1の発明において、前記金属検知手段は使用者が入力操作する操作手段であり、前記操作手段の操作により高周波発生手段を制御する制御手段を更に備え、前記制御手段は前記操作手段に人体の一部が接触したことを検知する接触検知部と、人体の一部から金属含有物を介して接触したことを検知する金属検知部とを備えた構成である。
この構成により使用者が操作する操作手段が金属を検知し、制御手段は操作手段の操作により高周波発生手段を制御するとともに、接触検知部が操作手段に人体の一部が接触したことを検知し、金属検知部は人体の一部から金属含有物を介して接触したことを検知するので、高周波が照射されるとスパークを発生するような食器を介して人体の一部と操作手段が接触したことより判定できる。
第3の発明は、特に、第2の発明において、前記制御手段は、前記接触検知部と前記金属検知部を切り換える切換部を備え、前記接触検知部と前記金属検知部は静電容量の変化の検知レベルが異なる構成である。
この構成により接触検知部と金属検知部で静電容量の変化の検知レベルが異なり、切換部によって接触検知部と金属検知部に切り換えるので、金属を検知するときにはそれに適した検知レベルで検知することができ、高周波が照射されるとスパークを発生するような食器であるかどうかを判定できる。
第4の発明は、特に、第3の発明において、前記金属検知部の検知レベルは前記接触検知部の検知レベルより小さい構成である。
この構成により金属検知部の検知レベルが接触検知部の検知レベルより小さいので、金属を検知するときにはそれに適した検知レベルで検知することができ、高周波が照射されるとスパークを発生するような食器であるかどうかを判定できる。
第5の発明は、特に、第2から第4の発明において、報知手段は表示器であり、操作手段は前記表示器に一体的に構成し前記表示器の表示に基づき使用者が選択操作するタッチパネルの構成である。
この構成によりタッチパネルに人体の一部から金属含有物を介して接触すれば、それを検知してタッチパネルと一体的に構成した表示器で報知することができ、高周波が照射されるとスパークを発生するような食器であるかどうかを判定できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明に係る代表的な加熱調理器である電子レンジの外観斜視図である。図1に示すように電子レンジ1は、食品を格納するための筐体2に食品を出し入れするためのドア3を設けていて、ドア3には筐体2内部を見えるようにする透明のガラス窓4と、ドア3を開閉するときに掴む取手5と、操作表示部6を備えている。
操作表示部6は、加熱開始ボタン7、取消ボタン8、戻るボタン9と液晶タッチパネル10を備えている。加熱開始ボタン7は液晶タッチパネル10で加熱の各種設定をした後、加熱を開始するときに押すものであり、取消ボタン8は加熱途中で加熱を停止させる場合や、液晶タッチパネル10での操作を取り消す時に押すものであり、戻るボタン9は液晶タッチパネル10の画面表示を直前の画面表示に戻す時に押すものである。
図2を用いて液晶タッチパネル10の構成について説明する。図2は液晶タッチパネル10の概念を示す断面図であり、11は表示器であるカラー液晶表示器である。このカラー液晶表示器11の裏面には保護板12が粘着されている。またカラー液晶表示器11の表面には2枚の透明なガラス板13、14と、それに挟む構成で操作手段であるタッチパネル15を備えている。このようにしてカラー液晶表示器11とタッチパネル15を重ねるように一体化した構成としている。
図3は本発明に係る電子レンジの概略構成図である。電子レンジ1は代表的な高周波発生手段であるマグネトロン16と、マグネトロン16から放射される高周波を伝搬する導波管17と、導波管17の上部に形成された加熱室18と、加熱室18内に固定されて被加熱物を載置する載置台19と、加熱室18の底面には載置台19より下方に形成された
アンテナ空間20と、加熱室18のほぼ中心の底面に設けた結合孔21と、アンテナ空間20内に設けて結合孔21を中心に回転可能な回転アンテナ22などが配置され、さらに回転アンテナ22を駆動する駆動部としてのモータ23とを備えている。そして液晶タッチパネル10は加熱に関する情報を設定し、その情報に基づいてマグネトロン16やモータ23を制御する制御手段24を備える構成である。
図4はタッチパネル15の構成を示す模式図である。図4に示すように、タッチパネル15はX方向の座標値を検出するためにY方向と平行に配置された複数のX方向センサ電極25と、Y方向の座標値を検出するためにX方向に平行に配置された複数のY方向センサ電極26とから構成される。タッチパネル15に人体の一部である指27などが接触すると、接触した電極についてはアースとの間の静電容量が変化する。この静電容量が変化するX方向センサ電極25とY方向センサ電極26がいずれであるかにより、X座標、Y座標を検出することができる。
静電容量が変化する理由は、人の体の誘電率は空気の誘電率よりはるかに大きいため、電極とアースの間が空気しかない場合と比べて、人の体でつながった場合には静電容量が小さくなるからである。ここで、指27が直接、タッチパネル15に接触していなくても、指27とタッチパネル15が金属で繋がっている場合には、接触している場合とほぼ同等に静電容量が変化する。その理由は、金属は誘電体ではなく誘電率は無限大であり金属の部分は静電容量ゼロであるため、金属を介して人の体と電極が繋がっているのは、指27が電極に接触していることと同じ静電容量であると言える。
金属よりも誘電率は小さいが空気よりは十分大きい物質、例えば金属をある程度含んでいるような金属含有物を介して人の体と電極が繋がった場合には、指27が電極に接したよりは静電容量の変化は少ないが、ある程度の静電容量の変化を起こすこととなる。図5に指とタッチパネルの関係と静電容量の変化を示す。
図5(a)はタッチパネル15に指27が接触している場合であり、静電容量は大きい変化となる。図5(b)はタッチパネル15と指27が金属物質28で繋がっている場合であり、図5(a)と同様に静電容量は大きい変化となる。図5(c)はタッチパネル15と指27が金属を含む金属含有物29で繋がっている場合であり、図5(a)や図5(b)よりは小さいが静電容量は変化する。そして図5(d)はタッチパネル15と指27が非金属物30で繋がっている場合であり、非金属物30の誘電率にもよるがほとんど静電容量は変化しない。
そして図5に示すように、タッチパネル15に直接指27が接触すれば静電容量の変化はC1以上であり、金属含有物を介してタッチパネル15と指27が繋がると静電容量の変化はC2以上C1より小さい。このことから通常はC1以上の静電容量の変化があるかどうかを検出することで指27がタッチパネル15に接触したかどうかを検出するものとして、金属含有物を検出するときには静電容量の変化がC2以上かどうかを検出するものとすれば金属含有物の検出が可能となる。そして例えば陶器などの表面に金属の装飾が施された食器などを持ってタッチパネルに当てると図5(c)のような状態となり、静電容量はC2以上の変化を起こすことになって、金属の装飾が施された食器であることを検出できる。そして金属の装飾が施された食器は即ち高周波を照射したときにスパークを発生する食器であり、それを検知することができる。
次に、金属の装飾が施された食器の検出と、カラー液晶表示器11、タッチパネル15の制御について、図6の制御ブロック図を用いて説明する。24は制御手段であり、タッチパネル15からの信号に基づいてカラー液晶表示器11を制御するとともに、加熱制御部31により高周波発生手段であるマグネトロン16や高周波の分布を可変するモータ2
3を制御する。
また、制御手段24は指などの人体の一部が直接、タッチパネル15に接触したことを検知する接触検知部32と、指などの人体の一部から金属含有物を介してタッチパネル15に接触していることを検知する金属検知部33を備えていて、接触検知部32と金属検知部33はそれぞれタッチパネル15における静電容量の変化を検知していて、検知基準としている静電容量の変化の大きさが違い、図5に示すように接触検知部32はC1、金属検知部33はC2を、それぞれの検知の基準としていて、接触検知部32の基準C1は金属検知部33の基準C2より大きい。
また34は切換部であり、タッチパネル15における静電容量の変化により指などの人体の一部が直接、タッチパネル15に接触したことを検知するときには接触検知部32、指などの人体の一部から金属含有物を介してタッチパネル15に接触していることを検知するときには金属検知部33を選択していずれかの基準で検知するように切換える。
また35は表示制御部であり、カラー液晶表示器11の表示を制御するものである。通常は接触検知部32がタッチパネル15のいずれかの電極での静電容量の変化が図5に示すC1以上であることを検知すれば、接触したと判定してそのX座標、Y座標を出力し、制御手段24はその座標におけるカラー液晶表示器11の表示に対応する制御、例えばカラー液晶表示器11の表示の変更や、加熱制御部31によるマグネトロン16やモータ23の制御、または切換部34による接触検知部32と金属検知部33の切換えなどを行う。
表示制御部35は警告表示部36を含んでいる。切換部34により金属検知部33で指などの人体の一部から金属含有物を介してタッチパネル15に接触しているときに、静電容量の変化が図5に示すC2以上であることを検知したときには、警告表示部36がカラー液晶表示器11に、タッチパネル15に接触しているものは金属含有物であるために高周波加熱では使えないことを表示して使用者に知らせる。
このように切換部34により金属検知部33でタッチパネル15における静電容量の変化がC2以上かどうかを検知しているときには、タッチパネル15は金属検知手段として、カラー液晶表示器11は報知手段としての機能を果たしている。
次に液晶タッチパネル10の表示の図を使って、制御手段24の動作について説明する。図7は基本のメニュー画面であり、電源投入後など最初に表示される画面である。基本メニュー画面ではあたため自動ボタン37、解凍ボタン38、手動ボタン39、牛乳ボタン40、酒かんボタン41、食器判定ボタン42を表示している。これらのボタンの表示画面は表示制御部35で作成していて、まず基本のメニュー画面として表示する。
ここで液晶タッチパネル10のいずれかのボタン画像の位置に指が接触すると、それぞれ次の詳細な設定を行うための画面に切り換わる。液晶タッチパネル10の各ボタン画像の位置で、例えばあたため自動ボタン37に指が接触すると加熱終了の温度を設定する画面に切り換わる。また解凍ボタン38に接触すると全解凍、半解凍の区別など仕上がり調整を設定する画面に切り換わる。手動ボタン39に接触すると加熱パワー(ワット)と加熱時間の設定画面に切り換わる。牛乳ボタン40、酒かんボタン41に接触するとそれぞれ分量の設定と、強めから弱めなどの仕上がりの設定の画面に切り換わる。
図7において、食器判定ボタン42の位置に指が接触すると、表示制御部35はカラー液晶表示器11の画面を金属含有物判定の画面に切換え、また切換部34によりタッチパネル15による検知を接触検知部32から金属検知部33に切換える。このときのカラー
液晶表示器11の画面の例を図8に示す。図8に示すようにカラー液晶表示器11の一部に状態を示す「食器を判定しています」の文、使い方を示す「食器を手に持って画面に触れてください」の文を表示して、使用者に食器を持ってタッチパネル15に触れるように案内する。
タッチパネル15は図2で説明したようにカラー液晶表示器11と一体的に構成しているので、図8に示す画面のどこでも金属を含む食器を手に持って触れると、その座標における静電容量の変化が図5に示すC2以上になり、それを金属検知部33で検知して警告表示部36が警告を表示する表示画面を作成し、表示制御部35はカラー液晶表示器11に警告を表示する。このときのカラー液晶表示器11の画面の例を図9に示す。図9に示すように、それまで何も表示されていなかった領域に「この食器は使わないでください」という文を表示することで、使用者に使えない食器であることを報知する。
図10にこれらの動作の流れを示す。図10において、電源を入れたときにはまずステップS1で表示制御部35がカラー液晶表示器11に図7に示すメニュー画面を表示する。次にステップS2で図4に示すm個のX方向センサ電極25すべての静電容量変化Cx1〜Cxmを検出しその最大値をCxmaxとして抽出しステップS3に進む。次にステップS3で図4に示すn個のY方向センサ電極26すべての静電容量変化Cy1〜Cynを検出しその最大値をCymaxとして抽出し、ステップS4に進む。
ステップS4ではステップS2、S3で抽出したCxmaxとCymaxを足し合わせる演算を行い、それが図5に示すC1の2倍より大きいかどうかを判定する。この処理を行うのが接触検知部32である。ここでCxmaxとCymaxを足し合わせた結果がC1の2倍より大きければステップS5に進む一方、大きくなければステップS1に戻り前記した処理を繰り返す。ここでCxmaxとCymaxの平均がC1を超えたかどうかで近接したかどうかを判断するとして、CxmaxとCymaxの足し合わせた結果がC1の2倍より大きいかどうかを判定している。
ステップS5においては、Cxmax、Cymaxそれぞれが発生した時のX座標、Y座標の位置に存在するボタンが何かを調べ、それぞれのボタンに対応した処理へと進む。その中でX座標、Y座標の位置に存在するボタンが図7に示す食器判定ボタン42であればステップS6に進み、表示制御手段35は図8に示す金属含有物を判定する画面をカラー液晶表示器11に表示し、ステップS7に進む。このとき切換部34はタッチパネル15からの入力を接触検知部32から金属検知部33に切換える。
ステップS7においては、図1に示す戻るボタン9が押されたかどうかを調べる。そして戻るボタン9が押されなければステップS8に進む一方、戻るボタン9が押されるとステップS1に戻り、前記した処理を繰り返す。ステップS8ではステップS2と同様にm個のX方向センサ電極25すべての静電容量変化Cx1〜Cxmを検出しその最大値をCxmaxとして抽出しステップS9に進む。次にステップS9ではステップS3と同様にn個のY方向センサ電極26すべての静電容量変化Cy1〜Cynを検出しその最大値をCymaxとして抽出し、ステップS10に進む。
ステップS10ではステップS8、S9で抽出したCxmaxとCymaxを足し合わせる演算を行い、それが図5に示すC2の2倍より大きいかどうかを判定する。この処理を行うのは金属検知部33である。ここでCxmaxとCymaxを足し合わせた結果がC2の2倍より大きければステップS11に進む一方、大きくなければステップS6に戻り前記した処理を繰り返す。
ステップS11では表示制御部35の警告表示部36が図9に示すように、この容器は
使用できないこと警告する画面をカラー液晶表示器11に表示してステップS12に進む。ステップS12では戻るボタン9が押されたかを判定し、押されたらステップS1に戻り前記した処理を繰り返す一方、押されなければステップS11に戻り、警告画面を表示してステップS12で戻るボタンが押されることを待ち続ける。
以上のように本発明の実施の形態1によれば、操作手段であるタッチパネルを使って静電容量の変化によりタッチパネルと手など人体の一部の間に金属含有物があるかどうかを検知し、金属含有物があるときには報知手段であるカラー液晶表示器に警告を表示するので、高周波を照射せずに使用者に知らせることができ、金属の食器に高周波を照射してスパークが発生することを防止できる。
以上のように、本発明は、金属検知手段が静電容量の変化で金属の有無を検知し、金属検知手段の近傍に金属が存在するときには報知手段がそれを報知するので、高周波が照射されるとスパークを発生するような物質であるかどうかを、高周波を照射する前に判定することができるので、高周波を発生させて食品を加熱する電子レンジの他、オーブン機能を備えたオーブンレンジ、他にも高周波を照射して加熱する機器全般に広く適用できる。
11 カラー液晶表示器
15 タッチパネル
16 マグネトロン
24 制御手段
32 接触検知部
33 金属検知部
34 切換部

Claims (4)

  1. 被加熱物を加熱するために高周波を発生する高周波発生手段と、
    静電容量の変化により金属を検知し、使用者が入力操作する操作手段と、
    前記操作手段の近傍に金属が存在するときに報知する報知手段と、
    前記操作手段の操作により高周波発生手段を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、
    前記操作手段に人体の一部が接触したことを検知する接触検知部と、
    人体の一部から金属含有物を介して接触したことを検知する金属検知部と、
    を有する、
    高周波加熱装置。
  2. 前記制御手段は、前記接触検知部と前記金属検知部を切り換える切換部を備え、
    前記接触検知部と前記金属検知部は静電容量の変化の検知レベルが異なる請求項記載の高周波加熱装置。
  3. 前記金属検知部の検知レベルは前記接触検知部の検知レベルより小さい請求項記載の高周波加熱装置。
  4. 報知手段は表示器であり、
    前記操作手段は前記表示器に一体的に構成し前記表示器の表示に基づき使用者が選択操作するタッチパネルである請求項1〜3のいずれか1項に記載の高周波加熱装置。
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