JP2009289562A - 誘導加熱調理器 - Google Patents
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Abstract
【課題】電気絶縁物のガラスプレート上に配置したタッチキータイプの操作スイッチにおいて、いかなる使用環境においても誤動作を極力低減する事と、加熱動作無しに被加熱物の位置や大きさを判別する事により安全性を向上させること。
【解決手段】電気絶縁物のガラスプレート上に、位置を特定する為の位置検出装置を具備し、その位置検出装置によって検出された信号を元に、使用者の操作位置を特定する事で、どのスイッチが押されたのかを判断し、また、加熱動作を行うことなく被加熱物の置かれた位置や大きさを特定し、操作性の向上と安全性の向上を図るものである。
【選択図】図1
【解決手段】電気絶縁物のガラスプレート上に、位置を特定する為の位置検出装置を具備し、その位置検出装置によって検出された信号を元に、使用者の操作位置を特定する事で、どのスイッチが押されたのかを判断し、また、加熱動作を行うことなく被加熱物の置かれた位置や大きさを特定し、操作性の向上と安全性の向上を図るものである。
【選択図】図1
Description
本発明は、誘導加熱調理器に関するものである。
従来、この種の誘導加熱調理器は、使用者の指先が電極に触れる事によって発生する静電容量により、電極の静電容量変化を検出することで操作の有無を検知する静電容量方式を採用している(例えば、特許文献1参照)。
また、従来の誘導加熱調理器は、ガラスプレート上に置かれた被加熱物の位置検出や大きさの検出は、一旦加熱動作を行い、そのときの電圧や電流値、サーミスタ温度、赤外線センサ等の情報を得る事により行うことが知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開平10−214677号公報
特開2006−344456号公報
しかしながら、前記従来の構成では、静電容量方式のタッチキーは、様々な外乱による影響を受けて認識率を落としたり、時には誤動作を起こし、例えば静電容量式の操作スイッチの場合、電極の微々たる電荷量の変化を検知して操作の有無を判断している為、ラジオ放送局等のアンテナ近くの強電界環境下において影響を受け易く、まれに操作を行わない状態でも操作スイッチが押されたと認識されて誤動作を起こす可能性があるという課題を有していた。
また、操作スイッチ以外の場所を触れた時の誤操作を防止するために、一般に操作スイッチ周囲に周辺電極を配しているが、平面状電極との間にも容量が発生し、誤検知の原因となるという課題を有していた。
一方、前記従来の構成の誘導加熱調理器においては、ガラスプレート上の被加熱物の位置や大きさの検出に関しては、被加熱物を設置した領域に対応した操作部を選択し、加熱しては危険な場合でも、必ず加熱動作を行う必要があった。また、被加熱物が加熱領域の中心からずれていても、ある入力値以上であれば加熱を継続してしまい、効率が悪いまま使用することになったり、鍋と加熱してはいけないナイフ等を並べて設置した場合でも、その状態を把握できずに加熱動作を行うことがあるという課題を有していた。
本発明は前記従来の課題を解決するもので、ガラスプレートの縦辺及び横辺の端面近辺に、座標を検出する事が出切る位置検出装置を設ける事で、操作スイッチ領域として予め決められた範囲に使用者が指で触れた場合、その座標を検出する事で、操作スイッチの操作を行う事ができる。また被加熱物の位置や大きさに付いても、前記位置検出装置を用いる事で、限られた検知領域だけでなくガラスプレート全体の状況を把握することができ、加熱動作を行わなくてもガラスプレート上の被加熱物の位置情報並びに大きさの情報を得ることができる。そのため、安全性を向上させる事ができる。
本発明の誘導加熱調理器は、ガラスプレートの縦辺及び横辺の端面近辺に、座標を検出する事が出切る位置検出装置を設ける事で、操作スイッチ領域として予め決められた範囲に使用者が指で触れた場合、その座標を検出する事で、操作スイッチの操作を行う事がで
きる。また被加熱物の位置や大きさに付いても、前記位置検出装置を用いる事で、限られた検知領域だけでなくガラスプレート全体の状況を把握することができ、加熱動作を行わなくてもガラスプレート上の被加熱物の位置情報並びに大きさの情報を得ることができる。そのため、安全性を向上させる事ができる。
きる。また被加熱物の位置や大きさに付いても、前記位置検出装置を用いる事で、限られた検知領域だけでなくガラスプレート全体の状況を把握することができ、加熱動作を行わなくてもガラスプレート上の被加熱物の位置情報並びに大きさの情報を得ることができる。そのため、安全性を向上させる事ができる。
第1の発明は、耐熱性かつ電気絶縁物よりなるガラスプレートと、前記ガラスプレート上面前方に配した機器の操作を行う複数のタッチキータイプの操作スイッチと、操作スイッチの場所及び被加熱物の位置をx・y座標として認識する、表面弾性波の発信子と受信子による位置検出装置と、前記位置検出装置から送出されるx・y信号を処理する制御部を備え、前記表面弾性波の位置検出装置と制御部にてガラスプレート上の座標を検知する事により、使用者が機器のどのキー操作を行ったかを判断できる。
第2の発明は、特に請求項1記載の誘導加熱調理器において、前記位置検出装置から得られる位置情報を元に、加熱動作行なう事無く安全に前記ガラスプレート上に置かれた被加熱物の大きさや位置を検出する事ができる。
第3の発明は、請求項1及び2記載の誘導加熱調理器において、前記位置検出装置を赤外線を用いて実現する。
第4の発明は、請求項1〜3記載の加熱調理器において、前記位置検出装置と前記制御部により、使用者によって正しく操作スイッチの入力操作が成されたと前記制御部が判断した時、及び、使用者によって正しい位置に定められた範囲の大きさの被加熱物が置かれたと前記制御部が判断した時、予め決めておいた音又は光を発する事で、使用者に対して正しく操作が行われた事を報知する事ができる。
第5の発明は、請求項1〜3記載の加熱調理器において、前記位置検出装置と前記制御部により、操作スイッチが使用者によって正しく入力されなかったと判断された時、または使用者によって正しい位置に定められた範囲の大きさの被加熱物が置かれなかったと前記制御部が判断した時、予め決めておいた音又は光を発する事で、使用者に対して正しく操作スイッチの入力操作が行われなかった事、及び正しい場所に被加熱物が置かれなかった事、定められた範囲内の被加熱物が置かれなかった事を報知する事ができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって、本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における弾性表面波方式の位置検出装置を備えた誘導加熱調理器の上面図と、弾性表面波の受信子をの経て制御部が受取る信号の大きさをグラフである。
図1は、本発明の第1の実施の形態における弾性表面波方式の位置検出装置を備えた誘導加熱調理器の上面図と、弾性表面波の受信子をの経て制御部が受取る信号の大きさをグラフである。
1はガラスなど電気絶縁物からなるガラスプレート、2、3は表面弾性波を発する発信子で、2はx軸用、3はy軸用である。また、4、5は前記発信子から発せられた表面弾性波を受信する為の受信子で、4はx軸用、5はy軸用である。6は前記表面弾性波の受信子4、5からの信号を受取って、位置情報に変換する制御部を示す。また、7は使用者の指を、8は表面弾性波を反射させる反射アレイを示している。9の操作スイッチは、原理を説明し易くする為にガラスプレートの中央にa、b、cという記号で示した。
以上のように構成された誘導加熱調理器について、以下その動作、作用を説明する。
パネル隅のx及びy発信子2、3から発生した表面弾性波は、反射アレイ8によりパネル上に行き渡り、x、及びy受信子4、5に戻る。使用者が指7で操作スイッチ9のb部にタッチすると、その部分の表面弾性波が減衰して伝達する。受信子4、5はその位置を検出し、グラフで示すように位置データとして制御部6に出力する。制御部6は予め記憶されている位置情報に基づき、受信子4、5から来た信号の位置情報から、どの操作スイッチが押されたのかを判断する事ができる。
(実施の形態2)
図2は、本発明の第2の実施の形態における誘導加熱調理器の上面図と、弾性表面波の受信子を経て制御部が受取る信号の大きさをグラフである。
図2は、本発明の第2の実施の形態における誘導加熱調理器の上面図と、弾性表面波の受信子を経て制御部が受取る信号の大きさをグラフである。
図2において、使用者が被加熱物10をガラスプレート1に置くと、パネル隅のx及びy発信子2、3から発生した表面弾性波は、反射アレイ8によりパネル上に行き渡り、x、及びy受信子4、5に戻る。受信子4、5は下のグラフに示すような信号を制御部6に出力する。制御部6はその信号から位置情報と減衰量の幅から被加熱物10の置かれた場所と、被加熱物10の大きさを特定する。
(実施の形態3)
図3、図4は、前記実施の形態1又は2において、表面弾性波の代わりに赤外線を用いた場合の誘導加熱調理器の上面図と断面図を示したものである。11、12は赤外線を出すLEDで、11はx軸用、12はy軸用である。また、13、14は受光部で13はx軸用、14はy軸用である。
図3、図4は、前記実施の形態1又は2において、表面弾性波の代わりに赤外線を用いた場合の誘導加熱調理器の上面図と断面図を示したものである。11、12は赤外線を出すLEDで、11はx軸用、12はy軸用である。また、13、14は受光部で13はx軸用、14はy軸用である。
x軸とy軸に並べられたLED11、12から発せられた赤外線が図4で示すレンズ15を通って受光部13、14に到達する。使用者の指7が操作スイッチ9に触れると、LED11、12から発せられた赤外線は指7によって遮断され、受光部13、14には届かなくなる。その情報を元に制御部6では指の位置を特定し、予め記憶されている操作スイッチの位置情報に基づき、どのスイッチが押されたのかを判断する。
(実施の形態4)
図5、図6は、前記実施の形態1〜3において、使用者によって正しく操作スイッチの入力操作が成されたと前記制御部6が判断した時、又は使用者によって誤った操作が行われたと前期制御部6が判断した時、予め決めておいた音又は光等の報知手段16によって、操作の是非を使用者に対して報知する事で、使用者に対して安心感を与える事ができ、また再操作を促す事ができる。被加熱物の位置検出・大きさ検出に関しても同様である。
図5、図6は、前記実施の形態1〜3において、使用者によって正しく操作スイッチの入力操作が成されたと前記制御部6が判断した時、又は使用者によって誤った操作が行われたと前期制御部6が判断した時、予め決めておいた音又は光等の報知手段16によって、操作の是非を使用者に対して報知する事で、使用者に対して安心感を与える事ができ、また再操作を促す事ができる。被加熱物の位置検出・大きさ検出に関しても同様である。
以上のように、本発明にかかる誘導加熱調理器は、ガラスプレートの縦辺及び横辺の端面近辺に、座標を検出する事が出切る位置検出装置を設ける事で、操作スイッチ領域として予め決められた範囲に使用者が指で触れた場合、その座標を検出する事で、操作スイッチの操作を行う事ができるので、他の加熱調理器の用途にも適用できる。
1 ガラスプレート
2 発信子(x軸)
3 発信子(y軸)
4 受信子(x軸)
5 受信子(y軸)
6 制御部
7 指
8 反射アレイ
9 操作スイッチ
10 被加熱物(鍋)
11 LED(x軸)
12 LED(y軸)
13 受光部(x軸)
14 受光部(y軸)
15 レンズ
16 報知手段
2 発信子(x軸)
3 発信子(y軸)
4 受信子(x軸)
5 受信子(y軸)
6 制御部
7 指
8 反射アレイ
9 操作スイッチ
10 被加熱物(鍋)
11 LED(x軸)
12 LED(y軸)
13 受光部(x軸)
14 受光部(y軸)
15 レンズ
16 報知手段
Claims (5)
- 耐熱性かつ電気絶縁物よりなるガラスプレートと、前記ガラスプレート上面前方に配した機器の操作を行う複数のタッチキータイプの操作スイッチと、操作スイッチの位置及び被加熱物の位置をx・y座標として認識する、表面弾性波の発信子と受信子による位置検出装置と、前記位置検出装置から送出されるx・y信号を処理する制御部を備え、前記表面弾性波による位置検出装置と制御部にて座標を特定する事により、機器の操作検出を行う誘導加熱調理器。
- 前記位置検出装置から得られる位置情報を元に、前記ガラスプレート上に置かれた被加熱物の大きさや位置を検出する請求項1に記載の誘導加熱調理器。
- 前記位置検出装置を赤外線を用いて実現する請求項1記載の誘導加熱調理器。
- 前記位置検出装置と前記制御部により、操作スイッチが使用者によって正しく押されたと前記制御部が判断した時、及び、使用者によって正しい位置に被加熱物が置かれたと前記制御部が判断した時、予め決めておいた音又は光によって、正しい操作が施された事を使用者に報知する報知手段を備えた請求項1〜3のいずれか1項に記載の誘導加熱調理器。
- 前記位置検出装置と前記制御部により、操作スイッチが使用者によって正しく入力されなかったと前記制御部が判断した時、または使用者によって正しい位置に被加熱物が置かれなかったと前記制御部が判断した時、予め決めておいた音又は光によって、正しい操作が施されなかった事を使用者に報知し、正しい操作や鍋位置の修正を促す為の報知手段を備えた請求項1〜4のいずれか1項に記載の誘導加熱調理器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008140359A JP2009289562A (ja) | 2008-05-29 | 2008-05-29 | 誘導加熱調理器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008140359A JP2009289562A (ja) | 2008-05-29 | 2008-05-29 | 誘導加熱調理器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009289562A true JP2009289562A (ja) | 2009-12-10 |
Family
ID=41458586
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008140359A Pending JP2009289562A (ja) | 2008-05-29 | 2008-05-29 | 誘導加熱調理器 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2009289562A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011161974A1 (ja) * | 2010-06-25 | 2011-12-29 | パナソニック株式会社 | 誘導加熱調理器 |
-
2008
- 2008-05-29 JP JP2008140359A patent/JP2009289562A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2011161974A1 (ja) * | 2010-06-25 | 2011-12-29 | パナソニック株式会社 | 誘導加熱調理器 |
CN102907171A (zh) * | 2010-06-25 | 2013-01-30 | 松下电器产业株式会社 | 感应加热烹调器 |
US9265094B2 (en) | 2010-06-25 | 2016-02-16 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Induction cooking device |
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