JP2005063747A - 加熱調理器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 トッププレート2の幅W2を本体ケース3の幅W3より大きくし、第1及び第2の加熱器14,15の各中心部O14,O15を、本体ケース3の左右に等分した両側部の各中心部RO3,LO3より外側であって、トッププレート2の左右に等分した両側部の各中心部RO2,LO2より中央側に配置すると共に、第1及び第2の加熱器14,15の作動に関する操作を行うための第1及び第2の操作部28,29をトッププレート2に設けた。
【選択図】 図1
Description
このものの場合、誘導加熱コイルは本体ケースの左右に内設され、該本体ケースの上面にトッププレートが設けられていて、操作部は、そのトッププレートの耐熱ガラスから成るプレート本体、又は該プレート本体の周囲に設けられたプレート枠に設けられている。
又、タッチスイッチのタッチ検出電極が両面基板の片面に設けられ、該両面基板の残る片面に他の必要部品が実装されているのも良い(請求項3の発明)。
更に、本体ケース内にはロースタなどグリル調理器を有し、このグリル調理器の作動に関する操作を行うための操作部を本体ケースの前面部に有するのも良い(請求項4の発明)。
そのほか、第1及び第2の加熱器に対する余剰のスペースができたトッププレートには、従来よりも大きな鍋や鉄板等の調理器具を載せて加熱することができるようになり、又、調理器具同士の間隔を大きくもできるので、加熱方式が誘導加熱による場合における電磁振動の共鳴音の発生等も防止できるようになる。
請求項3の発明によれば、タッチスイッチのタッチ検出電極と他の必要部品とを具えるのに、2枚の基板を要せず、一枚の基板(両面基板)で済ませ得るから、これも厚み(深さ)の大きくないトッププレートに難なく設けることができる。
まず、本実施例の加熱調理器は、大別すると、図1及び図2に示す調理器本体1と、トッププレート2とから成っている。このうち、調理器本体1は、外殻が本体ケース3であり、この本体ケース3は金属にて矩形箱状に形成され、その内部に加熱調理器の作動全般を制御する制御装置等(後述する)を配設し、前面部に図2に示す操作部4とグリル扉5とを設けている。
これに対し、本体ケース3内の上部には、内箱13を配設して接合している。この内箱13は、金属特には磁性体により本体ケース3よりも小さな矩形箱状に形成したものであり、その内部には、第1の加熱器14と、第2の加熱器15、及び図1に示す第3の加熱器16を配設している。図2には、そのうちの第1の加熱器14と第2の加熱器15の支持をする加熱器支え14a,15aを示している。
トッププレート2は、例えば耐熱ガラスにより矩形板状に形成したプレート本体20と、これの周囲に設けた例えば金属製のプレート枠21から成っており、そのうちのプレート本体20の幅、特にプレート枠21より内側の部分の幅はW2であり、これを本体ケース3の幅W3よりも大きくしている。そして、第1及び第2の加熱器14,15の各中心部O14,O15は、上記本体ケース3の左右に等分(W3/2)した両側部の各中心部RO3,LO3(W3/4)より外側であって、トッププレート2(詳細にはプレート本体20)の左右に等分(W2/2)した両側部の各中心部RO2,LO2(W2/4)より中央側に配置している。
更に、トッププレート2、特にはこの場合も、プレート本体20であって、更にその左右両側部の、上記第1及び第2の加熱領域表示22,23とプレート枠21の左右両側辺部(トッププレート2の左右両側縁部)との間のそれぞれ前側部には、操作部として第1及び第2の操作部28,29を設けている。この第1及び第2の操作部28,29は、第1及び第2の加熱器14,15の作動に関する操作を行うためのもので、すなわち、それら第1及び第2の加熱器14,15のオンオフ並びに火力調整等について前述の操作部4におけるそれと同様に機能するものである。
図6は、代表したこの第2の操作部29とそれに関する電気的構成を示しており、所定周波数の発振信号を出力する発振回路36の出力端子に、4つの接触部30〜33の一つ一つについてのコンデンサ37、ダイオード38を直列に接続し、そのうちのそれぞれコンデンサ37とダイオード38との間に上記タッチ検出電極35を接続している。又、ダイオード38のタッチ検出電極35側とは反対の側では、抵抗40並びにチャージコンデンサ41を介してアースしており、チャージコンデンサ41のアース側とは反対の側をマイコン42のA/D入力ポートに接続している。
図6において、マイコン42には、以上のように第2の操作部29を接続すると共に、インバータ制御回路43を接続しており、インバータ制御回路43は、前記第2の加熱器(誘導加熱コイル)15に高周波電流を供給するインバータ44を制御するようになっている。このほか、マイコン42には、前述の前面の操作部4や第2の表示装置18を接続している。
この構成で、発振回路36の出力電流は、それぞれ、コンデンサ37、ダイオード38を介してチャージコンデンサ41を充電する。チャージコンデンサ41の電圧は、マイコン42のA/D入力ポートに印加される。
そして、その第1及び第2の操作部28,29と補強板51を具備したトッププレート2は、先の第1ないし第3の加熱器14〜16と第1ないし第3の表示装置17〜19とを配設した内箱13に結合することにより上部ユニット52を組成しており、この上部ユニット52を、所定の電気配線をした後に、前述の下部ユニット12に結合している。かくして、前記本体ケース3の上面にトッププレート2を設けており、トッププレート2は加熱調理器全体の上面を成すようになっている。
さて、上述のごとく構成したものの場合、まず、トッププレート2の幅W2を本体ケース3の幅W3より大きくし、第1及び第2の加熱器14,15の各中心部O14,O15を、本体ケース3の左右に等分した両側部の各中心部RO3,LO3より外側であって、トッププレート2の左右に等分した両側部の各中心部RO2,LO2より中央側に配置したことで、トッププレート2に第1及び第2の加熱器14,15に対する余剰のスペースができ、その余剰のスペースに第1及び第2の操作部28,29を設け得るから、それら第1及び第2の操作部28,29は第1及び第2の加熱器14,15からそれぞれ離れる。よって、第1及び第2の操作部28,29を操作する折り、トッププレート2の第1及び第2の加熱器14,15上の位置に載せたなべ等の調理器具に使用者の手が触れる可能性がなくなり、又、その調理器具に邪魔されることなく操作できるようになる。更に、調理器具から調理材料の吹きこぼれや飛び散りがあっても、それらが第1及び第2の操作部28,29にかかることもなくなり、誤動作を生じることのないようにできる。
そのほか、第1及び第2の加熱器14,15に対する余剰のスペースができたトッププレート2には、従来よりも大きな鍋や鉄板等の調理器具を載せて加熱することができるようにもなり、又、調理器具同士の間隔を大きくもできるので、加熱方式が誘導加熱による場合における電磁振動の共鳴音の発生等も防止できるようになる。
更に、本構成のものの場合、上記タッチスイッチのタッチ検出電極35を両面基板34の片面に設け、該両面基板34の残る片面に他の必要部品47を実装しており、タッチスイッチのそれらタッチ検出電極35と他の必要部品47とを具えるのに、2枚の基板を要せず、一枚の基板(両面基板34)で済ませ得るから、これも厚みの大きくないトッププレート2に難なく設けることができる。
又、操作子9以外にも、前面には操作部4を有し、それに加えて第1及び第2の操作部28,29を設けたことにより、それら使い分けもできて、使い勝手を良くすることができる。
なお、第1及び第2の操作部28,29、すなわち操作部は、トッププレート2の中央部の前側(第1及び第2の加熱領域表示22,23間)に設けるようにしても良い。又、該操作部はトッププレート2のプレート本体20以外、例えばプレート枠21に設けるようにしても良い。
Claims (4)
- 第1及び第2の加熱器を左右に内設した本体ケースと、
この本体ケースの上面に設けられたトッププレートと、
前記第1及び第2の加熱器の作動に関する操作を行うための操作部とを具備するものにおいて、
前記トッププレートの幅を前記本体ケースの幅より大きくし、
前記第1及び第2の加熱器の各中心部を、前記本体ケースの左右に等分した両側部の各中心部より外側であって、前記トッププレートの左右に等分した両側部の各中心部より中央側に配置すると共に、
前記操作部を前記トッププレートに設けたことを特徴とする加熱調理器。 - 操作部がタッチスイッチにより構成されていることを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
- タッチスイッチのタッチ検出電極が両面基板の片面に設けられ、該両面基板の残る片面に他の必要部品が実装されていることを特徴とする請求項2記載の加熱調理器。
- 本体ケース内にロースタなどグリル調理器を有し、このグリル調理器の作動に関する操作を行うための操作部を本体ケースの前面部に有することを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
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