JP4998420B2 - 誘導加熱調理器 - Google Patents

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本発明は、トッププレート上に載置された被加熱物を誘導加熱する誘導加熱調理器に関するものである。
従来、この種の誘導加熱調理器は、トッププレート両面に電極部を設けて指が触れたときに生じる静電容量量によって操作することができる複数のタッチキーが備わり、これにより、力を加えることなく容易に誘導加熱調理器を操作することができる(例えば、特許文献1参照)。
特開昭61−292832号公報
しかしながら、前記従来の構成では、例えば鍋底径が大きな1つのオーバル鍋(楕円鍋)を2つの加熱コイル上に載置して加熱した場合、それぞれの加熱コイルに対応した操作部のどちらを使用すればいいか分からず、また加熱開始後に火力を変更したい場合にもどちらを使用すれば良いか分からないという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、複数の加熱コイルを連動して動作させて1つの被加熱物を加熱することができ、その場合、使用者が操作しやすい誘導加熱調理器を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の誘導加熱調理器は、トッププレートと、誘導磁界を発生させて、前記トッププレート上に載置された被加熱物を加熱する、少なくとも第1の加熱コイルと第2の加熱コイルとを含む複数の加熱コイルと、前記複数の加熱コイルに高周波電流を供給するインバータ回路と、前記インバータ回路の出力を制御する加熱制御部と、少なくとも前記第1の加熱コイルを操作する第1の操作部と前記第2の加熱コイルを操作する第2の操作部とを含む複数の操作部と、前記複数の操作部を制御する操作制御部と、前記第1の加熱コイルおよび前記第2の加熱コイルの上方に同一の被加熱物が載置されているか否かを判断する被加熱物載置判断部とを備え、前記被加熱物載置判断部が前記第1の加熱コイルおよび前記第2の加熱コイルの上方に同一の被加熱物が載置されていると判断したときに、前記加熱制御部は第1の加熱コイルと第2の加熱コイルを連動して動作させ、前記操作制御部は、第1の操作部および第2の操作部のどちらを用いても操作が可能であることによって、使用者が迷わずに操作を行うことができる。
本発明の誘導加熱調理器は、使用者が迷わずに操作を行うことができる。
第1の発明は、トッププレートと、誘導磁界を発生させて、前記トッププレート上に載置された被加熱物を加熱する、少なくとも第1の加熱コイルと第2の加熱コイルとを含む複数の加熱コイルと、前記複数の加熱コイルに高周波電流を供給するインバータ回路と、前記インバータ回路の出力を制御する加熱制御部と、少なくとも前記第1の加熱コイルを操作する第1の操作部と前記第2の加熱コイルを操作する第2の操作部とを含む複数の操作部と、前記複数の操作部を制御する操作制御部と、前記第1の加熱コイルおよび前記第2の加熱コイルの上方に同一の被加熱物が載置されているか否かを判断する被加熱物載置判断部とを備え、前記被加熱物載置判断部が前記第1の加熱コイルおよび前記第2の加熱コイルの上方に同一の被加熱物が載置されていると判断したときに、前記加熱制御部は第1の加熱コイルと第2の加熱コイルを連動して動作させ、前記操作制御部は、第1の操作部および第2の操作部のどちらを用いても加熱を開始できるようにし、どちらかを用いて加熱を開始した後は操作されなかった方の操作部では加熱が終了するまで前記加熱コイルを操作できないようにすることにより、使用者が操作するのを容易にすることができる。
第2の発明は、トッププレートと、誘導磁界を発生させて、前記トッププレート上に載置された被加熱物を加熱する、少なくとも第1の加熱コイルと第2の加熱コイルとを含む複数の加熱コイルと、前記複数の加熱コイルに高周波電流を供給するインバータ回路と、前記インバータ回路の出力を制御する加熱制御部と、少なくとも前記第1の加熱コイルを操作する第1の操作部と前記第2の加熱コイルを操作する第2の操作部とを含む複数の操作部と、前記複数の操作部を制御する操作制御部と、前記第1の加熱コイルおよび前記第2の加熱コイルの上方に同一の被加熱物が載置されているか否かを判断する被加熱物載置判断部とを備え、前記被加熱物載置判断部が前記第1の加熱コイルおよび前記第2の加熱コイルの上方に同一の被加熱物が載置されていると判断したときに、前記操作制御部は第1の操作部および第2の操作部で操作できる機能が同一となるように操作内容を変更することにより、各々独立で動作させる時の第1の操作部と第2の操作部の設定が異なっている場合でも連動させる時には操作内容が同一であるので、使用者は容易に操作することができる。
の発明は、特に、第1または第2の発明の誘導加熱調理器において、被加熱物載置判断部は、前記第1の加熱コイルの上方に被加熱物が載置されているか否かを判断する第1の被加熱物載置判断部と、前記第2の加熱コイルの上方に被加熱物が載置されているか否かを判断する第2の被加熱物載置判断部と、前記第1の加熱コイルと前記第2の加熱コイルの間の領域の上方に被加熱物が載置されているか否かを判断する第3の被加熱物載置判断部とを含み、前記第1の被加熱物載置判断部、前記第2の被加熱物載置判断部、および前記第3の被加熱物載置判断部のすべてが被加熱物が載置されていると判断した場合は、前記第1の加熱コイルおよび前記第2の加熱コイルの上方に同一の被加熱物が載置されていると判断することにより、容易に被加熱物の大きさを判別することができる。
の発明は、特に、第の発明の誘導加熱調理器において、第1の被加熱物載置判断部、前記第2の被加熱物載置判断部、前記第3の被加熱物載置判断部は各々光検出部を含み、前記光検出部が光を検出した場合は被加熱物が載置されていないと判断し、前記光検出部が光を検出しない場合は被加熱物が載置されていると判断することにより、容易に被加熱物が載置されているかどうかを判別することができる。
の発明は、特に、第の発明の誘導加熱調理器において、第1の被加熱物載置判断部、前記第2の被加熱物載置判断部、前記第3の被加熱物載置判断部は各々温度検出部を含み、前記温度検出部が検出した温度に基づいて所定時間内の温度上昇を求め、所定時間内に温度が上昇した場合は被加熱物が載置されていると判断し、所定時間内に温度が上昇していない場合は被加熱物が載置されていないと判断することにより、容易に被加熱物が載置されているかどうかを判別することができる。
の発明は、特に、第1または第2の発明の誘導加熱調理器において、被加熱物載置判断部は、第1の加熱コイルの上方に載置された被加熱物の材質を判定する第1の材質判定部と、第2の加熱コイルの上方に載置された被加熱物の材質を判定する第2の材質判定部とを含み、前記第1の材質判定部によって判定された材質と、前記第2の材質判定部によって判定された材質が同じ場合は、前記第1の加熱コイルおよび前記第2の加熱コイルの上方に同一の被加熱物が載置されていると判断することにより、容易に被加熱物の大きさを判別することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における誘導加熱調理器の上面図を示すものである。本実施の形態1の誘導加熱調理器の上部にガラスなどの電気絶縁物からなり、光を透過する結晶化セラミック製のトッププレート1を設け、トッププレート1上に被加熱物を載置して加熱する第1の加熱部2、第2の加熱部3、および第3の加熱部4を設ける。各加熱部の領域はトッププレート1の上面または下面に印刷によって表示されている。図1においては図示していないが、トッププレート1の下方であって、第1〜第3の加熱部2〜4それぞれに対応する位置に加熱コイルを設ける。これらの複数の加熱コイルは同心上に配置されていない。トッププレート1の下方に、第1〜第3の被加熱物載置判断部5,6,7を設ける。第1の被加熱物載置判断部5は、第1の加熱部2の上方に被加熱物が載置されているか否かを判断する。第2の被加熱物載置判断部6は、第2の加熱部3の上方に被加熱物が載置されているか否かを判断する。第3の被加熱物載置判断部7は、第1の加熱部2と第2の加熱部3の間の領域の上方に被加熱物が載置されているか否かを判断する。本実施の形態1においては、第1〜第3の被加熱物載置判断部5〜7はそれぞれ光検出部を含む。第1〜第3の被加熱物載置判断部5〜7は、光検出部が外乱光を検出した場合は被加熱物が載置されていないと判断し、光検出部が外乱光を検出しない場合は被加熱物
が載置されていると判断する。トッププレート1の手前側(使用者側)に第1〜第3の操作部8〜10と、反対側に吸気口11および排気口12とを設ける。第1の操作部8は複数の静電容量式のスイッチと第1の加熱コイル2の出力の大きさ、調理メニュー(加熱、揚げ物、湯沸かし、および炊飯)を識別するための記号などを表示する部分により構成され、各スイッチには第1の加熱部2が有する種々の機能がそれぞれ割り当てられている。第2の操作部9は複数の静電容量式のスイッチと第2の加熱コイル3の出力の大きさ、調理メニュー(加熱、炊飯)を識別するための記号などを表示する部分により構成され、各スイッチには第2の加熱部3が有する種々の機能がそれぞれ割り当てられている。第3の操作部10は複数の静電容量式のスイッチと第3の加熱コイル4の出力の大きさ、調理メニュー(加熱、揚げ物、湯沸かし、および炊飯)を識別するための記号などを表示する部分により構成され、各スイッチには第3の加熱部4が有する種々の機能がそれぞれ割り当てられている。
図2は、本発明の第1の実施の形態における誘導加熱調理器の構成図を示すものである。図1では3つの加熱2〜4を図示したが、図2では説明の便宜上2つの加熱部2,3を図示する。本実施の形態1の誘導加熱調理器は、トッププレート1とトッププレート上に第1の操作部8と第2の操作部9とを備える。トッププレート1の下方に第1の加熱部2に対応する位置に第1の加熱コイル13と、第2の加熱部3に対応する位置に第2の加熱コイル14とを設ける。第1および第2の加熱コイル13,14は同心上に配置されていない。第1および第2の加熱コイル13,14は誘導磁界を発生させてトッププレート1上に載置された被加熱物15を加熱する。第1の加熱コイル13の上方に第1の被加熱物載置判断部5と第2の加熱コイル14の上方に第2の被加熱物載置判断部6と第1および第2の加熱コイル13,14の間の領域の上方に第3の被加熱物載置判断部7を設ける。さらに本実施の形態1の誘導加熱調理器は、第1および第2の加熱コイル13,14の下方に第1の加熱コイル13に高周波電流を供給する第1のインバータ回路16と、第2の加熱コイル14に高周波電流を供給する第2のインバータ回路17と、誘導加熱調理器全体の制御を行う制御部18を備える。制御部18は第1および第2の操作部8、9からの入力に基づいて第1および第2の加熱コイル13,14に供給する高周波電流を制御するために第1および第2のインバータ回路16、17に制御信号を出力する加熱制御部18aと、第1および第2の操作部8,9で操作可能なスイッチを制御する操作制御部18bとを含む。
図3に第1の操作部8の上面図を示すものである。第1の操作部8に含まれる複数の静電容量式スイッチ8a〜8dは調理に関する指示を入力するためのスイッチであって、例えばスイッチ8aは調理開始および終了を制御する機能が割り当てられた切/入スイッチである。スイッチ8bは「加熱」「揚げ物」「湯沸かし」「炊飯」の調理メニューに適した設定モードに切り替える機能が割り当てられたメニュースイッチである。メニュースイッチ8bを押下することによって「加熱」「揚げ物」「湯沸かし」「炊飯」の順に調理メニューの設定モードが切り換えられる。例えば「揚げ物」「湯沸かし」「炊飯」を選択すると、揚げ物、湯沸かし、炊飯にそれぞれ適した設定で第1の加熱コイル13が制御され、自動で調理が行われる。つまり、メニュースイッチ8bは「揚げ物」「湯沸かし」「炊飯」をそれぞれ自動で調理する自動調理スイッチである。スイッチ8cは火力を上げる機能が割り当てられた火力設定スイッチである。スイッチ8dは火力を下げる機能が割り当てられた火力設定スイッチである。メニュースイッチ8bによって「加熱」モードが設定されている場合に、火力設定スイッチ8cおよび8dによって火力の設定が可能となる。また第1の操作部8にはトッププレート1の下方から発光して所定の文字などを表示する表示部8eが含まれていて、表示部8eには「加熱」モードが設定されている場合には加熱モードが設定されている旨と設定されている火力を、「揚げ物」モードが設定されている場合には揚げ物モードが設定されている旨と設定されている温度を、「湯沸かし」「炊飯」モードが設定されている場合はそれぞれのモードが設定されている旨を表示する。制
御部18はスイッチ8a〜8dが押下されたことを検知すると、押下されたスイッチに基づいて第1の加熱コイル13を制御する。
図4に第2の操作部9の上面図を示すものである。第2の操作部9に含まれる複数の静電容量式スイッチ9a〜9dは調理に関する指示を入力するためのスイッチであって、例えばスイッチ9aは調理開始および終了を制御する機能が割り当てられた切/入スイッチである。スイッチ9bは「加熱」「炊飯」の調理メニューに適した設定モードに切り替える機能が割り当てられたメニュースイッチである。メニュースイッチ9bを押下することによって「加熱」「炊飯」の順に調理メニューの設定モードが切り換えられる。例えば「炊飯」を選択すると、炊飯に適した設定で第2の加熱コイル14が制御され、自動で調理が行われる。つまり、メニュースイッチ9bは「炊飯」を自動で調理する自動調理スイッチである。スイッチ9cは火力を上げる機能が割り当てられた火力設定スイッチである。スイッチ9dは火力を下げる機能が割り当てられた火力設定スイッチである。メニュースイッチ9bによって「加熱」モードが設定されている場合に、火力設定スイッチ9cおよび9dによって火力の設定が可能となる。また第2の操作部9にはトッププレート1の下方から発光して所定の文字などを表示する表示部9eが含まれていて、表示部9eには「加熱」モードが設定されている場合には加熱モードが設定されている旨と設定されている火力を、「炊飯」モードが設定されている場合は炊飯モードが設定されている旨を表示する。制御部18はスイッチ9a〜9dが押下されたことを検知すると、押下されたスイッチに基づいて第2の加熱コイル14を制御する。
以上のように構成された誘導加熱調理器について、以下その動作、作用を説明する。図5は、本実施の形態の誘導加熱調理器の操作制御部18bによる操作部の動作制御のフローチャートを示すものである。
まず、ステップ(以下、Sと示す)1において、第1の被加熱物載置判断部5が第1の加熱部2に被加熱物が載置されたかどうかを判断し、被加熱物が載置されたと判断した場合にはS2へ進み、載置されてないと判断した場合にはS4へ進む。S2において、第2の被加熱物載置判断部6が第2の加熱部3に被加熱物が載置されたかどうかを判断し、被加熱物が載置されたと判断した場合にはS3へ進み、載置されてないと判断した場合にはS6へ進む。S3において、第3の被加熱物載置判断部7が第1の加熱部2と第2の加熱部3の間に被加熱物が載置されたかどうかを判断し、被加熱物が載置されたと判断した場合にはS5へ進み、載置されてないと判断した場合にはS6へ進む。S4において、第2の被加熱物載置判断部6が第2の加熱部3に被加熱物が載置されたかどうかを判断し、被加熱物が載置されたと判断した場合にはS6へ進み、載置されてないと判断した場合には終了する。S5において、第1の操作部8と第2の操作部9が連動して作動する様にし、どちらを操作しても同じ制御になるように操作制御部18bで制御する。S6において、第1の操作部8と第2の操作部9が独立して作動する様にし、操作しても互いに影響を及ぼさないように操作制御部18bで制御する。これにより、使用者は第1の加熱コイル13と第2の加熱コイル14とを連動させて1つの被加熱物を加熱する場合、どちらの操作部を用いても加熱できるため操作に迷わなくても良い。
なお、本実施の形態においては、第1〜第3の被加熱物載置判断部5〜7はそれぞれ、光検出部を含むが、これに代えて、温度検出部を含んでもよい。この場合、第1〜第3の被加熱物載置判断部5〜7は、温度検出部が検出した温度に基づいて所定期間内の温度上昇を求め、所定期間内に温度が上昇した場合は、被加熱物が載置されていると判断し、所定期間内に温度が上昇していない場合は、被加熱物が載置されていると判断する。
なお、本実施の形態においては、第1および第2の加熱部2,3に同じ被加熱物が載置されていると判断した場合には第1および第2の操作部8,9が連動して作動し、どちら
を操作しても良いようになっているが、加熱開始時に選択した操作部だけ操作できる様にし、加熱が終了するまでは選択されなかった操作部は表示を消して操作できないようにしても良い。その際は操作できる操作部が一目で分かるため使用者は操作しやすい。
また、本実施の形態においては、第1および第2の加熱部2,3に同じ被加熱物が載置されていると判断した場合には第1および第2の操作部8,9で操作できる内容が同一になるようにしても良い。その際はどちらの操作部にも共通する機能のみを選択できる様にし、片方のみに存在する機能は選択できないようにするのが望ましい。
(実施の形態2)
本実施の形態では、材質判定部を用いて第1および第2の加熱コイル13,14の上方に同一の被加熱物が載置されているか否かを判断する誘導加熱調理器について説明する。一般に、被加熱物の材質が異なると加熱コイルを制御するインバータ回路への入力電流の特性が異なることが知られている。そこで、本実施の形態ではインバータ回路への入力電流に基づき被加熱物の材質を判定し、その判定結果に基づき第1および第2の加熱コイル13,14の上方に同一の被加熱物が載置されているか否かを判断する。本実施の形態による誘導加熱調理器の構成において、図1は実施の形態1と同じであるため説明を省略する。
図6は、本実施の形態2による誘導加熱調理器の構成図を示すものある。図1では第1〜第3の加熱部2〜4を図示したが、図6では説明の便宜上第1および第2の加熱部2,3を図示する。第1のインバータ回路16は電源スイッチ19がオンの時電源20から電力を供給される。本実施の形態の誘導加熱調理器は、第1〜第3の被加熱物載置判断部5〜7の代わりに第1および第2のインバータ回路16,17への入力電力を検知する第1および第2の入力電流検知部23,24と、第1および第2の入力電流検知部23,24から入力された加熱コイルに流れる電流に基づき被加熱物の材質を判定する第1および第2の材質判定部25,26とを備える。本実施の形態による誘導加熱調理器の構成は、上述したもの以外は本実施の形態1と同じものであるため説明を省略する。
図7は、本実施の形態の誘導加熱調理器の操作制御部18bによる操作部の動作制御のフローチャートを示すものである。S11において、第1の材質判定部25が第1の加熱コイル13の上方に載置されている被加熱物の材質Aを判定する。S12において、第2の材質判定部26が第2の加熱コイル14の上方に載置されている被加熱物の材質Bを判定する。S13において、制御部18は材質Aと材質Bが同じであるか否かを判断し、同じ場合には第1の加熱コイル13の上方と第2の加熱コイル14の上方に載置されている被加熱物は同一のものであると判断してS14へ進み、異なる場合には第1の加熱コイル13と第2の加熱コイル14の上方に載置されている被加熱物は別物であると判断してS15へ進む。S14において、第1の操作部8と第2の操作部9が連動して作動する様にし、どちらを操作しても同じ制御になるように操作制御部18bで制御する。S15において、第1の操作部8と第2の操作部9が独立して作動する様にし、操作しても互いに影響を及ぼさないように操作制御部18bで制御する。これにより、使用者は第1の加熱コイル13と第2の加熱コイル14とを連動させて1つの被加熱物を加熱する場合、どちらの操作部を用いても加熱できるため操作に迷わなくても良い。
なお、本実施の形態2においても実施の形態1同様、加熱開始時に選択した操作部だけ操作できる様にし、加熱が終了するまでは選択されなかった操作部は表示を消して操作できないようにしても良い。
また、同様に第1および第2の加熱部2,3に同じ被加熱物が載置されていると判断した場合には第1および第2の操作部8,9で操作できる内容が同一になるようにしても良
い。
本発明による誘導加熱調理器は、複数の加熱コイルを連動して動作させて1つの被加熱物を加熱する場合に使用者が操作しやすい効果を有し、一般家庭などで使用される誘導加熱調理器等の用途にも適用できる。
本発明の実施の形態1による誘導加熱調理器の上面図 本発明の実施の形態1による誘導加熱調理器の構成図 本発明の実施の形態1による第1の操作部の上面図 本発明の実施の形態1による第2の操作部の上面図 本発明の実施の形態1の誘導加熱調理器による操作部の動作制御の流れ図 本発明の実施の形態2による誘導加熱調理器の構成図 本発明の実施の形態2の誘導加熱調理器による操作部の動作制御の流れ図
1 トッププレート
2 第1の加熱部
3 第2の加熱部
4 第3の加熱部
5 第1の被加熱物載置判断部
6 第2の被加熱物載置判断部
7 第3の被加熱物載置判断部
8 第1の操作部
9 第2の操作部
10 第3の操作部
11 吸気口
12 排気口
13 第1の加熱コイル
14 第2の加熱コイル
15 被加熱物
16 第1のインバータ回路
17 第2のインバータ回路
18 制御部
18a 加熱制御部
18b 操作制御部
19 電源スイッチ
20 電源
21 電源スイッチ
22 電源
23 第1の入力電流検知部
24 第2の入力電流検知部
25 第1の材質判定部
26 第2の材質判定部

Claims (6)

  1. トッププレートと、誘導磁界を発生させて、前記トッププレート上に載置された被加熱物を加熱する、少なくとも第1の加熱コイルと第2の加熱コイルとを含む複数の加熱コイルと、前記複数の加熱コイルに高周波電流を供給するインバータ回路と、前記インバータ回路の出力を制御する加熱制御部と、少なくとも前記第1の加熱コイルを操作する第1の操作部と前記第2の加熱コイルを操作する第2の操作部とを含む複数の操作部と、前記複数の操作部を制御する操作制御部と、前記第1の加熱コイルおよび前記第2の加熱コイルの上方に同一の被加熱物が載置されているか否かを判断する被加熱物載置判断部とを備え、前記被加熱物載置判断部が前記第1の加熱コイルおよび前記第2の加熱コイルの上方に同一の被加熱物が載置されていると判断したときに、前記加熱制御部は第1の加熱コイルと第2の加熱コイルを連動して動作させ、前記操作制御部は、第1の操作部および第2の操作部のどちらを用いても加熱を開始できるようにし、どちらかを用いて加熱を開始した後は操作されなかった方の操作部では加熱が終了するまで前記加熱コイルを操作できないようにすることを特徴とする誘導加熱調理器。
  2. トッププレートと、誘導磁界を発生させて、前記トッププレート上に載置された被加熱物を加熱する、少なくとも第1の加熱コイルと第2の加熱コイルとを含む複数の加熱コイルと、前記複数の加熱コイルに高周波電流を供給するインバータ回路と、前記インバータ回路の出力を制御する加熱制御部と、少なくとも前記第1の加熱コイルを操作する第1の操作部と前記第2の加熱コイルを操作する第2の操作部とを含む複数の操作部と、前記複数の操作部を制御する操作制御部と、前記第1の加熱コイルおよび前記第2の加熱コイルの上方に同一の被加熱物が載置されているか否かを判断する被加熱物載置判断部とを備え、前記被加熱物載置判断部が前記第1の加熱コイルおよび前記第2の加熱コイルの上方に同一の被加熱物が載置されていると判断したときに、前記操作制御部は第1の操作部および第2の操作部で操作できる機能が同一となるように操作内容を変更することを特徴とする誘導加熱調理器。
  3. 前記被加熱物載置判断部は、前記第1の加熱コイルの上方に被加熱物が載置されているか否かを判断する第1の被加熱物載置判断部と、前記第2の加熱コイルの上方に被加熱物が載置されているか否かを判断する第2の被加熱物載置判断部と、前記第1の加熱コイルと
    前記第2の加熱コイルの間の領域の上方に被加熱物が載置されているか否かを判断する第3の被加熱物載置判断部とを含み、前記第1の被加熱物載置判断部、前記第2の被加熱物載置判断部、および前記第3の被加熱物載置判断部のすべてが被加熱物が載置されていると判断した場合は、前記第1の加熱コイルおよび前記第2の加熱コイルの上方に同一の被加熱物が載置されていると判断することを特徴とする請求項1または2に記載の誘導加熱調理器。
  4. 前記第1の被加熱物載置判断部、前記第2の被加熱物載置判断部、前記第3の被加熱物載置判断部は各々光検出部を含み、前記光検出部が光を検出した場合は被加熱物が載置されていないと判断し、前記光検出部が光を検出しない場合は被加熱物が載置されていると判断することを特徴とする請求項に記載の誘導加熱調理器。
  5. 前記第1の被加熱物載置判断部、前記第2の被加熱物載置判断部、前記第3の被加熱物載置判断部は各々温度検出部を含み、前記温度検出部が検出した温度に基づいて所定時間内の温度上昇を求め、所定時間内に温度が上昇した場合は被加熱物が載置されていると判断し、所定時間内に温度が上昇していない場合は被加熱物が載置されていないと判断することを特徴とする請求項に記載の誘導加熱調理器。
  6. 前記被加熱物載置判断部は、第1の加熱コイルの上方に載置された被加熱物の材質を判定する第1の材質判定部と、第2の加熱コイルの上方に載置された被加熱物の材質を判定する第2の材質判定部とを含み、前記第1の材質判定部によって判定された材質と、前記第2の材質判定部によって判定された材質が同じ場合は、前記第1の加熱コイルおよび前記第2の加熱コイルの上方に同一の被加熱物が載置されていると判断することを特徴とする請求項1または2に記載の誘導加熱調理器。
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