JP2007134114A - 加熱調理器 - Google Patents
加熱調理器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007134114A JP2007134114A JP2005324490A JP2005324490A JP2007134114A JP 2007134114 A JP2007134114 A JP 2007134114A JP 2005324490 A JP2005324490 A JP 2005324490A JP 2005324490 A JP2005324490 A JP 2005324490A JP 2007134114 A JP2007134114 A JP 2007134114A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- induction heating
- touch switch
- switch
- top plate
- heating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05B—ELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
- H05B6/00—Heating by electric, magnetic or electromagnetic fields
- H05B6/02—Induction heating
- H05B6/06—Control, e.g. of temperature, of power
- H05B6/062—Control, e.g. of temperature, of power for cooking plates or the like
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03K—PULSE TECHNIQUE
- H03K17/00—Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking
- H03K17/94—Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking characterised by the way in which the control signals are generated
- H03K17/96—Touch switches
- H03K17/962—Capacitive touch switches
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Electromagnetism (AREA)
- Induction Heating Cooking Devices (AREA)
Abstract
【課題】天面上に操作スイッチを配した機器の使い勝手を向上すること。
【解決手段】外郭を構成する本体と、前記本体の上面に設けた天板と、天板上に載置された被加熱物を高周波電流により誘導加熱する誘導加熱手段である左右加熱コイルと、天板と略同一面に設けられ前記誘導加熱手段を制御する静電容量式のタッチスイッチと、タッチスイッチに人が触れていない時の基準電圧と、人が触れたときの検知電圧の差分電圧が所定電圧レベルより大きい時、スイッチ入力されたと認識する制御手段を備え、加熱コイルで加熱している時の所定電圧レベルを、加熱していない時よりも小とすることで、誘導加熱の高周波電流によるタッチスイッチ検知回路への影響を除去でき、誘導加熱のオンオフにかかわらずタッチスイッチの最適な検知レベルを確保することとなる。
【選択図】図1
【解決手段】外郭を構成する本体と、前記本体の上面に設けた天板と、天板上に載置された被加熱物を高周波電流により誘導加熱する誘導加熱手段である左右加熱コイルと、天板と略同一面に設けられ前記誘導加熱手段を制御する静電容量式のタッチスイッチと、タッチスイッチに人が触れていない時の基準電圧と、人が触れたときの検知電圧の差分電圧が所定電圧レベルより大きい時、スイッチ入力されたと認識する制御手段を備え、加熱コイルで加熱している時の所定電圧レベルを、加熱していない時よりも小とすることで、誘導加熱の高周波電流によるタッチスイッチ検知回路への影響を除去でき、誘導加熱のオンオフにかかわらずタッチスイッチの最適な検知レベルを確保することとなる。
【選択図】図1
Description
本発明は、天板と同一面上に静電容量式のタッチスイッチを有した加熱調理器に関するものである。
従来、この種の加熱調理器としては、図8に示すように被加熱物が載置される天板上に操作部を設ける構成としている。以下図面によりその構成について説明する。加熱調理器の外郭を構成する本体16の上面には、トッププレート17が配設されている。本体16内のトッププレート17の下面には加熱手段18が配置されている。また、トッププレート17の表面上には、加熱手段18が配設されている位置に対応して被加熱物19を載置する加熱部20が設けられている。さらに、本体16の前面部には第1の操作部21と、操作に応じて各種状態を表示する第1の表示部22を設けている。
トッププレート17の表面上には、加熱手段18の加熱の入切、火力調節などの使用頻度の高い操作手段としての操作キーを有する第2の操作部23を設けている。トッププレート17の下方には第2の操作部23の入力操作可否状態を示す第2の表示部24を設け、第2の操作部23が入力操作可能である場合には、発光LEDにより点灯表示し、無効状態である場合には、消灯もしくは点滅で表示する構成としている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−208972号公報
しかしながら、前記従来の構成では、機器の動作状態にかかわらず、タッチスイッチの検知レベルは一定であり、負荷鍋、内部配線を介した誘導加熱の高周波成分のタッチスイッチ検知回路への気中飛び込みや、タッチスイッチ検知回路と誘導加熱高周波電流発生回路との有線結合等への配慮がなされておらず、誘導加熱のオン時及びオフ時それぞれで最適なタッチスイッチ検知を得ることができず、誘導加熱中はスイッチ検知が鈍くなったり、誘導加熱火力が強くなると、だんだんスイッチ検知が鈍くなるという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、機器の動作状態に応じて検知レベルを切り替えや、検知動作の一時停止を行うことで、いかなる動作状態にあってもタッチスイッチの最適な検知レベルを確保することがてきる使い勝手のよい加熱調理器を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の加熱調理器は、外郭を構成する本体と、前記本体の上面に設けた天板と、前記天板上に載置された被加熱物を高周波電流により誘導加熱する誘導加熱手段と、前記天板と略同一面に設けられ前記誘導加熱手段を制御する静電容量式のタッチスイッチと、前記タッチスイッチに人が触れていない時の基準電圧と、人が触れたときの検知電圧の差分電圧が所定電圧レベルより大きい時、スイッチ入力されたと認識する制御手段を備え、前記誘導加熱手段で加熱している時の前記所定電圧レベルを前記誘導加熱手段で加熱していない時よりも小とすることで、誘導加熱の高周波電流によるタッチスイッチ検知回路への影響を除去でき、誘導加熱のオンオフにかかわらずタッチスイッチの最適な検知レベルを確保することができる。
最適検知レベルの確保で、使用者の使い勝手が向上することに加え、従来高周波電流による影響から、タッチスイッチ操作部の配置は、負荷鍋を載置する天板部から遠ざける等の配慮を行っていたが、本発明ではタッチスイッチ操作部の配置の規制がなくなるため、加熱部の直前に配置することができ、使い勝手は更に向上する。
また、機器の内部配線や回路構成もタッチスイッチ検知部を分離したり、物理的に遠ざけたり又はタッチスイッチ部をシールドするような配慮が不要となり安価な構成となる。
本発明の加熱調理器は、機器の動作状態に応じて検知レベルを切り替えや、検知動作の一時停止を行うことで、いかなる動作状態にあってもタッチスイッチの最適な検知レベルを確保することがてきる使い勝手を向上させることができる。
第1の発明は、外郭を構成する本体と、前記本体の上面に設けた天板と、前記天板上に載置された被加熱物を高周波電流により誘導加熱する誘導加熱手段と、前記天板と略同一面に設けられ前記誘導加熱手段を制御する静電容量式のタッチスイッチと、前記タッチスイッチに人が触れていない時の基準電圧と、人が触れたときの検知電圧の差分電圧が所定電圧レベルより大きい時、スイッチ入力されたと認識する制御手段を備え、前記誘導加熱手段で加熱している時の前記所定電圧レベルを、前記誘導加熱手段で加熱していない時よりも小とすることにより、誘導加熱の高周波電流によるタッチスイッチ検知回路への影響を除去し、誘導加熱のオンオフにかかわらずタッチスイッチの最適な検知レベルを確保することができ使い勝手がよい。
また、高周波電流のタッチスイッチ部への影響を抑制しているため、タッチスイッチ操作部を天板上の負荷鍋載置部に近接させることができ操作性が向上し使い勝手が更によい。
また更に、高周波電流が発生する内部配線をタッチスイッチ検知回路から遠ざけたり、高周波電流用電源回路とタッチスイッチ検知回路を電気的に絶縁したり、タッチスイッチ部をシールドする等の配慮は不要となり安価な構成となる。
第2の発明は、外郭を構成する本体と、前記本体の上面に設けた天板と、前記天板上に載置された被加熱物を高周波電流により誘導加熱する誘導加熱手段と、前記天板と略同一面に設けられ前記誘導加熱手段を制御する静電容量式のタッチスイッチと、前記タッチスイッチに人が触れていない時の基準電圧と、人が触れたときの検知電圧の差分電圧が所定電圧レベルより大きい時、スイッチ入力されたと認識する制御手段を備え、前記誘導加熱手段による加熱がオフからオンとなった時、所定時間前記タッチスイッチによる入力検知を禁止することにより、加熱オフからオン時の誘導加熱の高周波電流変動でタッチスイッチ部の検知電圧が変動したとしても、スイッチ検知の誤動作を抑制でき機器の信頼性を向上させることができる。
また、高周波電流のタッチスイッチ部への影響を抑制しているため、タッチスイッチ操作部を天板上の負荷鍋載置部に近接させることができ操作性が向上し使い勝手が更によい。
また更に、高周波電流が発生する内部配線をタッチスイッチ検知回路から遠ざけたり、高周波電流用電源回路とタッチスイッチ検知回路を電気的に絶縁したり、タッチスイッチ部をシールドする等の配慮は不要となり安価な構成となる。
第3の発明は、外郭を構成する本体と、前記本体の上面に設けた天板と、前記天板上に載置された被加熱物を高周波電流により誘導加熱する誘導加熱手段と、前記天板と略同一面に設けられ前記誘導加熱手段を制御する静電容量式のタッチスイッチと、前記タッチスイッチに人が触れていない時の基準電圧と、人が触れたときの検知電圧の差分電圧が所定電圧レベルより大きい時、スイッチ入力されたと認識する制御手段を備え、前記誘導加熱手段による加熱がオンからオフとなった時、所定時間前記タッチスイッチによる入力検知を禁止することにより、加熱オンからオフ時の誘導加熱の高周波電流変動でタッチスイッチ部の検知電圧が変動したとしても、スイッチ検知の誤動作を抑制でき機器の信頼性を向上させることができる。
また、高周波電流のタッチスイッチ部への影響を抑制しているため、タッチスイッチ操作部を天板上の負荷鍋載置部に近接させることができ操作性が向上し使い勝手が更によい。
また更に、高周波電流が発生する内部配線をタッチスイッチ検知回路から遠ざけたり、高周波電流用電源回路とタッチスイッチ検知回路を電気的に絶縁したり、タッチスイッチ部をシールドする等の配慮は不要となり安価な構成となる。
第4の発明は、外郭を構成する本体と、前記本体の上面に設けた天板と、前記天板上に載置された被加熱物を高周波電流により誘導加熱する誘導加熱手段と、前記天板と略同一面に設けられ前記誘導加熱手段を制御する静電容量式のタッチスイッチと、前記タッチスイッチに人が触れていない時の基準電圧と、人が触れたときの検知電圧の差分電圧が所定電圧レベルより大きい時、スイッチ入力されたと認識する制御手段と、前記誘導加熱手段による加熱出力を複数種類切り替える切替手段を備え、前記誘導加熱手段による加熱出力が切替手段で切り替わった時、所定時間前記タッチスイッチによる入力検知を禁止することにより、加熱出力切り替えに伴う誘導加熱の高周波電流変動でタッチスイッチ部の検知電圧が変動したとしても、スイッチ検知の誤動作を抑制でき機器の信頼性を向上させることができる。
また、高周波電流のタッチスイッチ部への影響を抑制しているため、タッチスイッチ操作部を天板上の負荷鍋載置部に近接させることができ操作性が向上し使い勝手が更によい。
また更に、高周波電流が発生する内部配線をタッチスイッチ検知回路から遠ざけたり、高周波電流用電源回路とタッチスイッチ検知回路を電気的に絶縁したり、タッチスイッチ部をシールドする等の配慮は不要となり安価な構成となる。
第5の発明は、外郭を構成する本体と、前記本体の上面に設けた天板と、前記天板上に載置された被加熱物を高周波電流により誘導加熱する誘導加熱手段と、前記天板と略同一面に設けられ前記誘導加熱手段を制御する静電容量式の複数のタッチスイッチ郡と、前記タッチスイッチに人が触れていない時の基準電圧と、人が触れたときの検知電圧の差分電圧が所定電圧レベルより大きい時、スイッチ入力されたと認識する制御手段を備え、前記複数のタッチスイッチ郡の中の所定複数タッチスイッチもしくは前記複数のタッチスイッチ郡全てが、同時に前記所定電圧レベルより大きい差分電圧を検知した時、スイッチ入力として検知しないようにしたものである。使用者の操作による検知電圧変動なのか、誘導加熱の高周波電流や外来電界ノイズ等による検知電圧変動なのかを、複数スイッチ同時検知か単一スイッチ検知によって識別し、複数スイッチ同時検知であれば使用者の操作による変動ではないと判断し、タッチスイッチ検知を禁止することで、スイッチ検知の誤動作を抑制でき機器の信頼性を向上させることができる。
また、高周波電流のタッチスイッチ部への影響を抑制しているため、タッチスイッチ操作部を天板上の負荷鍋載置部に近接させることができ操作性が向上し使い勝手が更によい。
また更に、高周波電流が発生する内部配線をタッチスイッチ検知回路から遠ざけたり、高周波電流用電源回路とタッチスイッチ検知回路を電気的に絶縁したり、タッチスイッチ部をシールドする等の配慮は不要となり安価な構成となる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における加熱調理器の構成図を示すものである。
図1は、本発明の第1の実施の形態における加熱調理器の構成図を示すものである。
図1において、外郭構成する本体1の上面に天板2が設けられ、天板上に搭載置された被加熱物を加熱するため、本体左側の天板2の下部には誘導加熱手段である左加熱コイル3a、本体右側の天板2の下部には誘導加熱手段である右加熱コイル3bが設けられている。左加熱コイル3a及び右加熱コイル3bは、コイルに高周波電流を流し磁界を発生させることで当該加熱コイル上部の被加熱物を誘導加熱している。更に、天板2と略同一面上には、加熱の入切を制御するタッチスイッチである左加熱切/入スイッチ6a、右加熱切/入スイッチ6b及び加熱の出力の調整を行う左ダウンスイッチ7a1、左アップスイッチ7a2、右ダウンスイッチ7b1、右アップスイッチ7b2が設けられ、各スイッチの直前には左右それぞれの加熱手段の動作状態や設定状態を表示する左液晶表示装置5a、右液晶表示装置5bがそれぞれ設けられている。また、天板2の下側には、タッチスイッチの検知方式を制御する制御手段4と、左ダウンスイッチ7a1、左アップスイッチ7a2、右ダウンスイッチ7b1、右アップスイッチ7b2の入力に基づいて、左加熱コイル3a及び右加熱コイル3bの加熱出力を切り替える切替手段8を備えている。
ここで、本実施の形態では、誘導加熱手段、加熱切/入スイッチ、アップスイッチ、ダウンスイッチ、液晶表示装置を左、右にそれぞれ独立して備えており、前述の構成要素は左ブロック、右ブロック単位で同一の作用を行うため、右ブロックの説明は省略し左ブロックの説明で代用する。
図1の構成を有する加熱調理器を以下図面を参照しながら説明する。
図2は、左スイッチの詳細構成とスイッチ検知信号を図示したものであり、各スイッチは導電性の表電極と裏電極とで、絶縁物(ここではガラスとする)で構成される天板2を挟み込んだコンデンサ構成となっている。表電極は使用者が容易に操作できるよう、天板2の外郭と同一面上に形成されており、表電極に人の指が触れると、前述したコンデンサ構造部に蓄えられていた電荷が人体を介して対地に放電されることから、図2に示すようにスイッチ検知信号がv1からv2に変動する。スイッチの受付は、制御手段4で、あらかじめ設定された電圧変動しきい値Vθを超える変動電圧が、あらかじめ設定された時間tθの間連続して入力された時に有効としている。左加熱切/入スイッチ6aに人が触れると、その信号は制御手段4に入力され、制御手段4により左加熱コイル3aの加熱オンオフの制御及び左液晶表示装置5aの動作状態表示を行う。
左ダウンスイッチ7a1、左アップスイッチ7a2に人が触れると、その信号は制御手段4及び切替手段8に入力され、制御手段4の働きで切替手段からの入力に基づいて左加熱コイル3aの加熱出力の増減を行う。またその際、左液晶表示装置5aの動作状態表示も併せて行う。
図3は、誘導加熱オフ時及びオン時のスイッチ検知の具体例である。図示しているように、静電容量方式のタッチスイッチの場合、誘導加熱の高周波成分が気中もしくは電気的結線により結合し、スイッチに触れていない時の検知レベルV1及びスイッチに触れた時の検知レベルV2の検知レベルが変動する(ここでは 加熱オフ時 V1=3V、V2=1V、加熱オン時 V1=4V、V2=3Vとしている)。
本実施の形態では、制御手段4により誘導加熱オフ時とオン時で検知電圧しきい値Vθを1Vから0.5Vに切り替えることで、誘導加熱の有無にかかわらず検知可能としている。
前述のしきい値切り替えを行うことで、誘導加熱のオンオフにかかわらずタッチスイッチの最適な検知レベルを確保することができ使い勝手がよい。
また、高周波電流のタッチスイッチ部への影響を抑制しているため、タッチスイッチ操作部を天板上の負荷鍋載置部に近接させることができ操作性が向上し使い勝手が更によい。
また更に、高周波電流が発生する内部配線をタッチスイッチ検知回路から遠ざけたり、高周波電流用電源回路とタッチスイッチ検知回路を電気的に絶縁したり、タッチスイッチ部をシールドする等の配慮は不要となり安価な構成となる。
図4は、誘導加熱オフからオンに移行時のスイッチ検知電圧の1例を図示している。図にあるように、スイッチに触れていない時の検知レベルV1は加熱オフからオンに移行する際、誘導加熱の高周波電流の影響で変動する(ここでは3Vから4Vに変動)。また、オフからオンへの移行時は、突入電流や誘導加熱回路保護のため電流を複数段の中間電流を設けて滑らかに目標電流まで増加させるソフトスタートの影響でV1の変動が過渡的に大きくなる。
本実施の形態では、制御手段4により加熱動作がオフからオンに移行する所定時間tmスイッチ検知を行わないようにしている。検知動作を所定時間行わないことで、スイッチ検知の誤動作を抑制でき機器の信頼性を向上させることができる。また、検知禁止期間は、加熱オンスイッチ検知後の例えば1秒未満の比較的短い時間とすることで、使い勝手と信頼性を両立させることができる。
また更に、高周波電流のタッチスイッチ部への影響を抑制しているため、タッチスイッチ操作部を天板上の負荷鍋載置部に近接させることができ操作性が向上し使い勝手が更によい。
また更に、高周波電流が発生する内部配線をタッチスイッチ検知回路から遠ざけたり、高周波電流用電源回路とタッチスイッチ検知回路を電気的に絶縁したり、タッチスイッチ部をシールドする等の配慮は不要となり安価な構成となる。
図5は、誘導加熱オンからオフに移行時のスイッチ検知電圧の1例を図示している。図にあるように、スイッチに触れていない時の検知レベルV1は加熱オンからオフに移行する際、誘導加熱の高周波電流の影響で変動する(ここでは4Vから3Vに変動)。また、オンからオフへの移行時は、放電電流や誘導加熱回路保護のため電流を複数段の中間電流を設けて滑らかに電流オフさせるソフトストップの影響でV1の変動が過渡的に大きくなる。
本実施の形態では、制御手段4により加熱動作がオンからオフに移行する所定時間tm2スイッチ検知を行わないようにしている。検知動作を所定時間行わないことで、スイッチ検知の誤動作を抑制でき機器の信頼性を向上させることができる。また、検知禁止期間は、加熱オフスイッチ検知後の例えば1秒未満の比較的短い時間とすることで、使い勝手と信頼性を両立させることができる。
また更に、高周波電流のタッチスイッチ部への影響を抑制しているため、タッチスイッチ操作部を天板上の負荷鍋載置部に近接させることができ操作性が向上し使い勝手が更によい。
また更に、高周波電流が発生する内部配線をタッチスイッチ検知回路から遠ざけたり、高周波電流用電源回路とタッチスイッチ検知回路を電気的に絶縁したり、タッチスイッチ部をシールドする等の配慮は不要となり安価な構成となる。
図6は、誘導加熱出力変動時のスイッチ検知電圧の1例を図示している。図にあるように、スイッチに触れていない時の検知レベルV1は加熱出力がアップSWで大きくなったり、ダウンSWで小さくなったりする際、誘導加熱の高周波電流変動の影響で変化する(ここでは出力アップ時4Vから4.5V、出力ダウン時4Vから3.5Vに変動)。また、加熱出力移行時は、放電電流や誘導加熱回路保護のため電流を複数段の中間電流を設けて滑らかに目標電流まで増減させるソフトシフトの影響でV1の変動が過渡的に大きくなる。
本実施の形態では、制御手段4により加熱動作がオフからオンに移行する所定時間tm3スイッチ検知を行わないようにしている。検知動作を所定時間行わないことで、スイッチ検知の誤動作を抑制でき機器の信頼性を向上させることができる。また、検知禁止期間は、ダウンスイッチ検知後もしくはアップスイッチ検知後の例えば1秒未満の比較的短い時間とすることで、使い勝手と信頼性を両立させることができる。
また更に、高周波電流のタッチスイッチ部への影響を抑制しているため、タッチスイッチ操作部を天板上の負荷鍋載置部に近接させることができ操作性が向上し使い勝手が更によい。
また更に、高周波電流が発生する内部配線をタッチスイッチ検知回路から遠ざけたり、高周波電流用電源回路とタッチスイッチ検知回路を電気的に絶縁したり、タッチスイッチ部をシールドする等の配慮は不要となり安価な構成となる。
図7は、複数のスイッチ入力組み合わせ毎の、スイッチ受付動作を図示したものである。ここではV1=3V、V2=1V、Vθ=1Vとしている。
左ブロックのタッチスイッチ郡である左加熱切/入スイッチ、左ダウンスイッチ、左アップスイッチの検知動作が、左加熱切/入スイッチのみがVθ以上の変動が発生した時のみ、スイッチ受付を行い、複数スイッチが同時にVθ以上の発生したときはスイッチ受付を行わなくしている。通常使用者の操作は単独スイッチのみの操作であることから、複数同時にスイッチ入力が所定値以上変動するのは異常状態と判断しスイッチ受付を無効としている。
以上のように、本実施の形態によれば、使用者の操作による検知電圧変動なのか、誘導加熱の高周波電流や外来電界ノイズ等による検知電圧変動なのかを、複数スイッチ同時検知か単一スイッチ検知によって識別し、複数スイッチ同時検知であれば使用者の操作による変動ではないと判断し、タッチスイッチ検知を禁止することで、スイッチ検知の誤動作を抑制でき機器の信頼性を向上させることができる。
また、高周波電流のタッチスイッチ部への影響を抑制しているため、タッチスイッチ操作部を天板上の負荷鍋載置部に近接させることができ操作性が向上し使い勝手が更によい。
また更に、高周波電流が発生する内部配線をタッチスイッチ検知回路から遠ざけたり、高周波電流用電源回路とタッチスイッチ検知回路を電気的に絶縁したり、タッチスイッチ部をシールドする等の配慮は不要となり安価な構成となる。
以上のように、本発明にかかる加熱調理器は、機器の動作状態に応じてタッチスイッチの検知レベルを切り替えることで、天面上に操作スイッチを配した機器の使い勝手を向上することができるので、電熱加熱、誘導加熱のみならずガス加熱調理器の用途にも適用できる。
1 本体
2 天板
3a 左加熱コイル(誘導加熱手段)
3b 右加熱コイル(誘導加熱手段)
4 制御手段
5a 左液晶表示装置
5b 右液晶表示装置
6a 左加熱切/入スイッチ(タッチスイッチ)
6b 右加熱切/入スイッチ(タッチスイッチ)
7a1 左アップスイッチ(タッチスイッチ)
7b1 右アップスイッチ(タッチスイッチ)
7a2 左ダウンスイッチ(タッチスイッチ)
7b2 右ダウンスイッチ(タッチスイッチ)
8 切替手段
2 天板
3a 左加熱コイル(誘導加熱手段)
3b 右加熱コイル(誘導加熱手段)
4 制御手段
5a 左液晶表示装置
5b 右液晶表示装置
6a 左加熱切/入スイッチ(タッチスイッチ)
6b 右加熱切/入スイッチ(タッチスイッチ)
7a1 左アップスイッチ(タッチスイッチ)
7b1 右アップスイッチ(タッチスイッチ)
7a2 左ダウンスイッチ(タッチスイッチ)
7b2 右ダウンスイッチ(タッチスイッチ)
8 切替手段
Claims (5)
- 外郭を構成する本体と、前記本体の上面に設けた天板と、前記天板上に載置された被加熱物を高周波電流により誘導加熱する誘導加熱手段と、前記天板と略同一面に設けられ前記誘導加熱手段を制御する静電容量式のタッチスイッチと、前記タッチスイッチに人が触れていない時の基準電圧と、人が触れたときの検知電圧の差分電圧が所定電圧レベルより大きい時、スイッチ入力されたと認識する制御手段を備え、前記誘導加熱手段で加熱している時の前記所定電圧レベルを、前記誘導加熱手段で加熱していない時よりも小とした加熱調理器。
- 外郭を構成する本体と、前記本体の上面に設けた天板と、前記天板上に載置された被加熱物を高周波電流により誘導加熱する誘導加熱手段と、前記天板と略同一面に設けられ前記誘導加熱手段を制御する静電容量式のタッチスイッチと、前記タッチスイッチに人が触れていない時の基準電圧と、人が触れたときの検知電圧の差分電圧が所定電圧レベルより大きい時、スイッチ入力されたと認識する制御手段を備え、前記誘導加熱手段による加熱がオフからオンとなった時、所定時間前記タッチスイッチによる入力検知を禁止した加熱調理器。
- 外郭を構成する本体と、前記本体の上面に設けた天板と、前記天板上に載置された被加熱物を高周波電流により誘導加熱する誘導加熱手段と、前記天板と略同一面に設けられ前記誘導加熱手段を制御する静電容量式のタッチスイッチと、前記タッチスイッチに人が触れていない時の基準電圧と、人が触れたときの検知電圧の差分電圧が所定電圧レベルより大きい時、スイッチ入力されたと認識する制御手段を備え、前記誘導加熱手段による加熱がオンからオフとなった時、所定時間前記タッチスイッチによる入力検知を禁止した加熱調理器。
- 外郭を構成する本体と、前記本体の上面に設けた天板と、前記天板上に載置された被加熱物を高周波電流により誘導加熱する誘導加熱手段と、前記天板と略同一面に設けられ前記誘導加熱手段を制御する静電容量式のタッチスイッチと、前記タッチスイッチに人が触れていない時の基準電圧と、人が触れたときの検知電圧の差分電圧が所定電圧レベルより大きい時、スイッチ入力されたと認識する制御手段と、前記誘導加熱手段による加熱出力を複数種類切り替える切替手段を備え、前記誘導加熱手段による加熱出力が切替手段で切り替わった時、所定時間時間前記タッチスイッチによる入力検知を禁止した加熱調理器。
- 外郭を構成する本体と、前記本体の上面に設けた天板と、前記天板上に載置された被加熱物を高周波電流により誘導加熱する誘導加熱手段と、前記天板と略同一面に設けられ前記誘導加熱手段を制御する静電容量式の複数のタッチスイッチ郡と、前記タッチスイッチに人が触れていない時の基準電圧と、人が触れたときの検知電圧の差分電圧が所定電圧レベルより大きい時、スイッチ入力されたと認識する制御手段を備え、前記複数のタッチスイッチ郡の中の所定複数タッチスイッチもしくは前記複数のタッチスイッチ郡全てが、同時に前記所定電圧レベルより大きい差分電圧を検知した時、スイッチ入力として検知しないことを特徴とした加熱調理器。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005324490A JP2007134114A (ja) | 2005-11-09 | 2005-11-09 | 加熱調理器 |
PCT/JP2006/322225 WO2007055217A1 (ja) | 2005-11-09 | 2006-11-08 | 加熱調理器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005324490A JP2007134114A (ja) | 2005-11-09 | 2005-11-09 | 加熱調理器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007134114A true JP2007134114A (ja) | 2007-05-31 |
Family
ID=38023220
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005324490A Pending JP2007134114A (ja) | 2005-11-09 | 2005-11-09 | 加熱調理器 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007134114A (ja) |
WO (1) | WO2007055217A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009093849A (ja) * | 2007-10-05 | 2009-04-30 | Hitachi Appliances Inc | 誘導加熱調理器 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009139055A (ja) | 2007-12-10 | 2009-06-25 | Nippon Electric Glass Co Ltd | 調理器用トッププレート |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4001090B2 (ja) * | 2003-09-10 | 2007-10-31 | 松下電器産業株式会社 | 誘導加熱調理器 |
JP4311178B2 (ja) * | 2003-11-28 | 2009-08-12 | パナソニック株式会社 | 誘導加熱装置 |
JP4243207B2 (ja) * | 2004-03-03 | 2009-03-25 | 三洋電機株式会社 | 加熱調理器 |
-
2005
- 2005-11-09 JP JP2005324490A patent/JP2007134114A/ja active Pending
-
2006
- 2006-11-08 WO PCT/JP2006/322225 patent/WO2007055217A1/ja active Application Filing
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009093849A (ja) * | 2007-10-05 | 2009-04-30 | Hitachi Appliances Inc | 誘導加熱調理器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2007055217A1 (ja) | 2007-05-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8093534B2 (en) | Cooking device | |
US8383989B2 (en) | Cooking device | |
JP5223774B2 (ja) | 加熱調理器 | |
EP2991447B1 (en) | Induction heating cooker | |
JP5812951B2 (ja) | 冷蔵庫及び操作装置 | |
JP4973153B2 (ja) | 加熱調理器 | |
JP2005317237A (ja) | タッチキーとこれを用いた加熱調理器 | |
JP5309718B2 (ja) | 誘導加熱調理器 | |
JP2007134114A (ja) | 加熱調理器 | |
JP2005251503A (ja) | 加熱調理器 | |
JP4820717B2 (ja) | 加熱調理器 | |
JP4321481B2 (ja) | 加熱調理器 | |
JP5262971B2 (ja) | 加熱調理器 | |
JP4311178B2 (ja) | 誘導加熱装置 | |
JP3895313B2 (ja) | 加熱調理器 | |
JP2007080832A (ja) | タッチキー及びこれを有する電磁調理器 | |
JP2010282739A (ja) | 誘導加熱装置 | |
JP5423315B2 (ja) | 加熱調理器 | |
JP2007193967A (ja) | 加熱調理器 | |
JP4899532B2 (ja) | 加熱調理器 | |
JP5828082B2 (ja) | 誘導加熱調理器 | |
KR100595273B1 (ko) | 전기 레인지의 키 인식 제어장치 | |
JP2010080080A (ja) | 誘導加熱調理器 | |
WO2009125453A1 (ja) | 誘導加熱調理器 | |
JP2005158390A (ja) | タッチキーとそれを用いた調理器 |