JP7348967B2 - 入力装置 - Google Patents

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    • H03K17/945Proximity switches
    • H03K17/955Proximity switches using a capacitive detector

Description

本発明は、入力装置に関する。
下記特許文献1には、静電容量ボタンが、多重化された複数の電極(内側の第2のセンス素子および外側の第1のセンス素子)を備え、第2のセンス素子の静電容量のみが導電性対象物の近接を示す場合と、第2のセンス素子の静電容量および第1のセンス素子の静電容量の双方が導電性対象物の近接を示す場合とで、静電容量ボタンにタッチした導電性対象物のサイズが異なるものとして扱う技術が開示されている。
特開2018-139436号公報
ところで、米国法規であるFMVSS118では、子供の手による誤操作を防止するため、子供の手に相当する直径が40mmの球体でスイッチ操作が行われた場合には、自動車の天井に設けられているルーフやブラインドが閉じないようにすることが要求されている。
しかしながら、上記特許文献1の技術では、複数の静電容量ボタンが互いに近接して並べて配置されている場合、複数の静電容量ボタンの各々に対して電極が多重化した構成を適用することができず、よって、導電性対象物のサイズを検出することができない。したがって、上記特許文献1の技術では、想定される操作体のサイズよりも大きなサイズを有する操作体による接触操作が行われたときの制御を、想定される操作体による接触操作が行われたときの制御と異ならせることができない。
一実施形態の入力装置は、操作面上に設けられた操作領域と、操作領域に対応して設けられた第1の検出電極と、第1の検出電極の周辺に設けられた複数の電極と、操作領域に対する操作体の接触が、対応する第1の検出電極によって検出された場合、複数の電極のうち、操作体の接触が検知された操作領域の周辺に存在する複数の周辺電極の各々の静電容量値の合計値に応じて、当該操作領域に対する接触操作による制御を異ならせる制御部とを備える。
一実施形態によれば、想定される操作体のサイズよりも大きなサイズを有する操作体による接触操作が行われたときの制御を、想定される操作体による接触操作が行われたときの制御と異ならせることが可能となる。
一実施形態に係る入力装置の構成を示す平面図 一実施形態に係る入力装置の装置構成を示すブロック図 一実施形態に係る制御装置のハードウェア構成を示すブロック図 一実施形態に係る制御装置の機能構成を示すブロック図 一実施形態に係る記憶部に記憶されている重み値の一例を示す図 一実施形態に係る制御装置による処理の手順を示すフローチャート 一実施例に係る入力装置における操作領域の構成を示す図 一実施例に係る入力装置における操作領域の測定点を示す図 一実施例(第1実施例)に係る入力装置による静電容量値の測定結果および合計値の算出結果を表す図 一実施例(第2実施例)に係る入力装置による静電容量値の測定結果および合計値の算出結果を表す図 第1比較例に係る静電容量値の合計値の算出結果を表す図 第2比較例に係る静電容量値の合計値の算出結果を表す図
以下、図面を参照して、一実施形態について説明する。
(入力装置100の構成)
図1は、一実施形態に係る入力装置100の構成を示す平面図である。図1に示すように、入力装置100は、操作パネル110、第1の検出電極121、第1の検出電極122、第1の検出電極123、第2の検出電極131、および第2の検出電極132を備える。
操作パネル110は、樹脂製且つ板状の部材である。操作パネル110は、例えば、所定の設置場所に嵌め込まれることにより、所定の設置場所に取り付けられる。図1に示す例では、操作パネル110は、横長の長方形状を有している。但し、これに限らず、操作パネル110は、設置場所に応じた多様な形状が採用され得る。操作パネル110は、矩形状且つ概ね平面状の操作面110Aを有する。操作面110Aには、3つの操作領域112A,112B,112Cが、互いに近接して、左右方向(X軸方向)に一列に並べて設けられている。操作領域112A,112B,112Cは、操作者によって接触操作がなされる領域である。操作領域112A,112B,112Cには、互いに異なる機能が割り当てられる。図1に示す例では、操作領域112A,112B,112Cは、いずれも円形状を有する。但し、これに限らず、操作領域112A,112B,112Cは、いずれもその他の形状(例えば、正方形状)であってもよい。なお、本実施形態では、便宜上、操作面110Aの長手方向(図中X軸方向)を左右方向とし、操作面110Aの短手方向(図中Y軸方向)を前後方向とし、操作面110Aの垂線方向(図中Z軸方向)を上下方向とする。
第1の検出電極121は、操作面110Aの裏側において、操作領域112Aと重なる位置に設けられている。第1の検出電極121は、平面視において、操作領域112Aの全体を包含する正方形状を有する。第1の検出電極121は、操作領域112Aに対する操作体の接触を、自身の静電容量値の変化によって検知することができる。
第1の検出電極122は、操作面110Aの裏側において、操作領域112Bと重なる位置に設けられている。第1の検出電極122は、平面視において、操作領域112Bの全体を包含する正方形状を有する。第1の検出電極122は、操作領域112Bに対する操作体の接触を、自身の静電容量値の変化によって検知することができる。
第1の検出電極123は、操作面110Aの裏側において、操作領域112Cと重なる位置に設けられている。第1の検出電極123は、平面視において、操作領域112Cの全体を包含する正方形状を有する。第1の検出電極123は、操作領域112Cに対する操作体の接触を、自身の静電容量値の変化によって検知することができる。
第2の検出電極131および第2の検出電極132は、第1の検出電極121~123の周辺に設けられている。本実施形態において第2の検出電極131および第2の検出電極132は、後述する「周辺電極」としてのみ使用されるものであり、接触操作がなされる領域として使用はされない。ただし、あくまでも一実施形態であり、第2の検出電極131および第2の検出電極132は、接触操作がなされる領域として使用されても良い。第2の検出電極131および第2の検出電極132は、第1の検出電極121~123の周辺を取り囲む、矩形状の枠部を構成する。第2の検出電極131および第2の検出電極132は、前後方向(Y軸方向)における中央部において、互いに分離されている。
第2の検出電極131は、上記矩形状の枠部の前側部分(Y軸正側部分)を構成する。具体的には、第2の検出電極131は、第1の検出電極121~123の前側において、左右方向(X軸方向)に直線状に延在する直線部131Aと、直線部131Aの両端部から後方(Y軸負方向)に、第2の検出電極132との分離位置まで直線状に延在する端部131B,131Cとを有する。
第2の検出電極132は、上記矩形状の枠部の後側部分(Y軸負側部分)を構成する。具体的には、第2の検出電極132は、第1の検出電極121~123の後側において、左右方向(X軸方向)に直線状に延在する直線部132Aと、直線部132Aの両端部から前方(Y軸正方向)に、第2の検出電極131との分離位置まで直線状に延在する端部132B,132Cとを有する。
第2の検出電極131および第2の検出電極132は、操作領域112A~112Cのいずれかに対して操作体が接触したときに、接触位置および接触面積(操作体の大きさ)に応じて、静電容量値が変化する。
なお、第1の検出電極121~123および第2の検出電極131~132は、いずれも、金属膜(例えば、銅膜)やITO(Indium Tin Oxide:酸化インジウム錫)、他の導電性を有する材料が用いられて形成される。
例えば、入力装置100は、自動車の車室内の天井面に設置されるオーバーヘッドコンソールであり、自動車の天井に設けられているルーフおよびブラインドの操作に用いられる。例えば、操作領域112Aは、ルーフのみを閉じる際に、操作者の指によって接触操作がなされる。また、例えば、操作領域112Bは、ブラインドのみを閉じる際に、操作者の指によって接触操作がなされる。また、例えば、操作領域112Cは、ルーフおよびブラインドの双方を閉じる際に、操作者の指によって接触操作がなされる。
(入力装置100の装置構成)
図2は、一実施形態に係る入力装置100の装置構成を示すブロック図である。図2に示すように、入力装置100は、第1の検出電極121、第1の検出電極122、第1の検出電極123、第2の検出電極131、第2の検出電極132、ドライバ140、および制御装置150を備える。
ドライバ140は、第1の検出電極121~123および第2の検出電極131~132の各々と配線パターン160(図1参照)によって接続されている。ドライバ140は、第1の検出電極121~123および第2の検出電極131~132を駆動して、第1の検出電極121~123および第2の検出電極131~132の各々の静電容量値を検出する。そして、ドライバ140は、第1の検出電極121~123および第2の検出電極131~132の各々の静電容量値を表す静電容量検出信号を、制御装置150へ出力する。
制御装置150は、入力装置100の全体を制御する。例えば、制御装置150は、ドライバ140から取得した静電容量検出信号によって特定される、第1の検出電極121~123および第2の検出電極131~132の各々の静電容量値に基づいて、操作領域112A,112B,112Cの各々に対する接触操作が行われたか否かを判断する。また、例えば、操作領域112A,112B,112Cのいずれかに対する接触操作が行われたと判断した場合において、当該接触操作を有効化すると判断した場合、当該操作領域に対応する制御信号を、操作対象装置に出力する。制御装置150としては、例えば、マイコン等が用いられる。
(制御装置150のハードウェア構成)
図3は、一実施形態に係る制御装置150のハードウェア構成を示すブロック図である。図3に示すように、制御装置150は、CPU(Central Processing Unit)151、ROM(Read Only Memory)152、RAM(Random Access Memory)153、および外部I/F(Interface)155を備える。各ハードウェアは、バス156を介して相互に接続されている。
CPU151は、ROM152に記憶されている各種プログラムを実行することにより、制御装置150の動作を制御する。ROM152は、不揮発性メモリである。例えば、ROM152は、CPU151により実行されるプログラム、CPU151がプログラムを実行するために必要なデータ等を記憶する。RAM153は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)やSRAM(Static Random Access Memory)等の主記憶装置である。例えば、RAM153は、CPU151がプログラムを実行する際に利用する作業領域として機能する。外部I/F155は、外部(例えば、ドライバ140、入力装置100による制御対象の装置等)に対するデータの入出力を制御する。
(制御装置150の機能構成)
図4は、一実施形態に係る制御装置150の機能構成を示すブロック図である。図4に示すように、制御装置150は、記憶部400、取得部401、検知部402、決定部403、重み付け部404、合計値算出部405、制御部406、および出力部407を備える。
記憶部400は、第1の検出電極121~123および第2の検出電極131~132の各々の重み値を記憶する。
取得部401は、第1の検出電極121~123および第2の検出電極131~132の各々の静電容量値を取得する。具体的には、取得部401は、ドライバ140から出力された静電容量検出信号を取得することにより、第1の検出電極121~123および第2の検出電極131~132の各々の静電容量値を取得する。
検知部402は、取得部401によって取得された第1の検出電極121~123の各々の静電容量値に基づいて、操作領域112A~112Cのうちのいずれか一の操作領域に対して操作体が接触したことを検知する。例えば、検知部402は、第1の検出電極121の静電容量値が所定の閾値よりも高い場合、当該第1の検出電極121と重なる操作領域112Aに対して操作体が接触したことを検知する。また、例えば、検知部402は、第1の検出電極122の静電容量値が所定の閾値よりも高い場合、当該第1の検出電極122と重なる操作領域112Bに対して操作体が接触したことを検知する。また、例えば、検知部402は、第1の検出電極123の静電容量値が所定の閾値よりも高い場合、当該第1の検出電極123と重なる操作領域112Cに対して操作体が接触したことを検知する。なお、検知部402は、同時に2以上の検出電極の静電容量値が所定の閾値よりも高くなった場合、最も静電容量値が高い一の検出電極と重なる一の操作領域に対して、操作体が接触したものとみなす。
決定部403は、第1の検出電極121~123および第2の検出電極131~132のうち、検知部402によって操作体の接触が検知された一の操作領域の周辺に存在する複数の検出電極を、接触操作がなされたか否かの判断に用いる"複数の周辺電極"として決定する。
例えば、決定部403は、検知部402によって操作領域112Aに対する操作体の接触が検知された場合、操作領域112Aの周辺に存在する第1の検出電極122、第2の検出電極131、および第2の検出電極132を、"複数の周辺電極"として決定する。
また、例えば、決定部403は、検知部402によって操作領域112Bに対する操作体の接触が検知された場合、操作領域112Bの周辺に存在する第1の検出電極121、第1の検出電極123、第2の検出電極131、および第2の検出電極132を、"複数の周辺電極"として決定する。
また、例えば、決定部403は、検知部402によって操作領域112Cに対する操作体の接触が検知された場合、操作領域112Cの周辺に存在する第1の検出電極122、第2の検出電極131、および第2の検出電極132を、"複数の周辺電極"として決定する。
重み付け部404は、取得部401によって取得された、"複数の周辺電極"の各々の静電容量値に対して、記憶部400に記憶されている重み値を用いた重み付けを行う。
合計値算出部405は、"複数の周辺電極"の各々の、重み付け部404による重み付け後の静電容量値の合計値を算出する。
制御部406は、合計値算出部405によって算出された合計値に基づいて、検知部402によって操作体の接触が検知された一の操作領域に対する接触操作を有効化するか否かを判断する。例えば、制御部406は、合計値算出部405によって算出された合計値が、所定の閾値よりも低い場合、検知部402によって操作体の接触が検知された一の操作領域に対する接触操作を有効化すると判断する。一方、例えば、制御部406は、合計値算出部405によって算出された合計値が、所定の閾値よりも高い場合、検知部402によって操作体の接触が検知された一の操作領域に対する接触操作を無効化すると判断する。つまり、操作体の接触が検知された一の操作領域に対する接触操作が、"複数の周辺電極"に対して及ぼす影響が大きい場合には、一の操作領域に対する接触操作を無効にするというものである。具体的には、操作体の接触位置が一の操作領域の端部であり、操作をしたと明確にみなせない場合や、または、操作体自体が大きい場合、つまり、子供の手や大人の身体の一部の意図せぬ接触を想定している。
出力部407は、制御部406によって一の操作領域に対する接触操作を有効化すると判断された場合、当該操作領域に応じた制御信号を、操作対象装置へ出力する。なお、出力部407による制御信号の出力は、無線通信を介してもよく、有線通信を介してもよい。
なお、図4に示す制御装置150の各機能は、例えば、制御装置150において、ROM152に記憶されたプログラムを、CPU151が実行することにより実現される。このプログラムは、予め制御装置150に導入された状態で提供されてもよく、外部から提供されて制御装置150に導入されるようにしてもよい。後者の場合、このプログラムは、外部記憶媒体(例えば、USBメモリ、メモリカード、CD-ROM等)によって提供されてもよく、ネットワーク(例えば、インターネット等)上のサーバからダウンロードすることによって提供されるようにしてもよい。
(記憶部400に記憶されている重み値の一例)
図5は、一実施形態に係る記憶部400に記憶されている重み値の一例を示す図である。図5では、記憶部400に記憶されている重み値のうち、操作領域112Aに対して操作体が接触したときに適用される、3つの周辺電極(第1の検出電極122,第2の検出電極131,第2の検出電極132)の各々の重み値を表している。例えば、図5に示す例では、記憶部400には、第1の検出電極122について、重み値として「0.7」が記憶されている。また、図5に示す例では、記憶部400には、第2の検出電極131の重み値として「1.0」が記憶されている。また、図5に示す例では、記憶部400には、第2の検出電極132の重み値として「1.9」が記憶されている。
なお、各周辺電極の重み値には、操作領域112A(および第1の検出電極121)からの距離等に応じて、シミュレーション、実機テスト等によって導出された、適切な値が設定されている。ここでいう距離とは、単に電極間の距離だけでなく、各電極の重心間距離も考慮に入れてよい。
例えば、図5に示す例では、操作領域112A(および第1の検出電極121)からの距離が比較的近い第1の検出電極122については、操作領域112Aを操作した際に第1の検出電極122の静電容量値への影響度が比較的高いため、重み値が「0.7」に低められている。
一方、図5に示す例では、操作領域112A(および第1の検出電極121)からの距離が比較的遠い第2の検出電極131,132については、操作領域112Aを操作した際に、第2の検出電極131、132の静電容量値の影響度が、第1の検出電極122に対するものよりも低いため、第1の検出電極122よりも高い重み値「1.0」,「1.9」が設定されている。
なお、各重み値は、操作領域112A(および第1の検出電極121)からの距離に限らず、静電容量値に影響を及ぼし得るその他のパラメータ(例えば、周辺電極の面積、周辺電極の形状、周辺電極に繋がる配線パターン160のレイアウト、操作者からの操作方向等)に基づいて設定されてもよい。このとき、周辺電極の面積が操作領域112Aよりはるかに大きい場合や、周辺電極の形状が操作領域112Aを取り囲むように配置された場合、周辺電極に繋がる配線パターン160が操作領域112Aの近傍に存在する場合、操作者からの操作方向が前方(Y軸正側)からなされる場合など、操作領域112Aを操作した際の周辺電極への影響度が大きい場合には、当該周辺電極に対して低い重み値を設定する。上記した第2の検出電極131の重み値「1.0」よりも第2の検出電極132の重み値「1.9」が大きい要因としては、操作者からの操作方向等や配線パターン160のレイアウトによるものが挙げられる。
(制御装置150による処理の手順)
図6は、一実施形態に係る制御装置150による処理の手順を示すフローチャートである。
まず、取得部401が、第1の検出電極121~123および第2の検出電極131~132の各々の静電容量値を取得する(ステップS601)。
次に、検知部402が、ステップS601で取得された第1の検出電極121~123の各々の静電容量値に基づいて、操作領域112A~112Cのうちのいずれか一の操作領域に対して操作体が接触したか否かを判断する(ステップS602)。
ステップS602において、操作領域112A~112Cのいずれにも操作体が接触していないと判断された場合(ステップS602:No)、制御装置150は、ステップS601へ処理を戻す。
一方、ステップS602において、操作領域112A~112Cのうちのいずれか一の操作領域に対して操作体が接触したと判断された場合(ステップS602:Yes)、決定部403が、第1の検出電極121~123、及び、第2の検出電極131,132のうち、操作体の接触が検知された一の操作領域の周辺に存在する複数の電極を、"複数の周辺電極"として決定する(ステップS603)。
そして、重み付け部404が、ステップS601で取得された、"複数の周辺電極"の各々の静電容量値に対して、記憶部400に記憶されている重み値を用いた重み付けを行う(ステップS604)。ここでは、重み付け部404は、重み付けの一例として、静電容量値に対して重み値を乗じる。
さらに、合計値算出部405が、"複数の周辺電極"の各々の、重み付け部404による重み付け後の静電容量値の合計値を算出する(ステップS605)。
続いて、制御部406が、ステップS605で算出された合計値が、所定の閾値よりも高いか否かを判断する(ステップS606)。
ステップS606において、ステップS605で算出された合計値が、所定の閾値よりも高いと判断された場合(ステップS606:No)、制御部406が、ステップS602で操作体の接触が検知された一の操作領域に対する接触操作を無効化すると判断する(ステップS607)。その後、制御装置150は、図6に示す一連の処理を終了する。
一方、ステップS606において、ステップS605で算出された合計値が、所定の閾値よりも低いと判断された場合(ステップS606:Yes)、制御部406が、ステップS602で操作体の接触が検知された一の操作領域に対する接触操作を有効化すると判断する(ステップS608)。
そして、出力部407が、ステップS602で操作体の接触が検知された一の操作領域に応じた制御信号を、操作対象装置へ出力する(ステップS609)。その後、制御装置150は、図6に示す一連の処理を終了する。
(実施例)
以下、図7~図10を参照して、次に、一実施形態に係る入力装置100の一実施例について説明する。
(操作領域112の構成)
図7は、一実施例に係る入力装置100における操作領域112の構成を示す図である。図7に示すように、操作領域112(操作領域112A,112B,112C)は、一辺の長さが第1の長さL1である正方形状を有する。また、操作領域112は、操作面110Aに対して全体的に凹んでいる凹み面112aであるとともに、この凹み面112aの一部に、一辺の長さが第1の長さL1よりも短い第2の長さL2である正方形状の内底面112bを有している。この凹み面112a及び内底面112bを有する操作領域112に対して操作者の指が接触した際に、凹み面112a及び内底面112bは、操作領域112の中央部付近に操作者の指が接触するように誘導するガイドとしての機能を有するものである。また、図7に示すように、本実施例では、操作領域112に対する接触操作を行う操作体の一例として、導電性を有する円柱12と、子供の手を模した導電性を有する球体14とを用いている。円柱12は、疑似的な操作者の指として用いたものであり、円柱端面に沿った断面の直径が13mmである。球体14は、疑似的な子供の手として用いたものであり、直径が40mmである。米国法規であるFMVSS118では、直径が40mmの球体でスイッチ操作が行われた場合には、ルーフおよびブラインドが閉じないように要求されている。
(操作領域112における測定点)
図8は、一実施例に係る入力装置100における操作領域112の測定点を示す図である。図8に示すように、本実施例では、操作領域112上に、11列×13行のマトリクス状に配置された複数の測定点20を設定している。また、本実施例では、列方向(Y軸方向)および行方向(X軸方向)のいずれにおいても、隣接する2つの測定点20の間隔を2mmとしている。
(実施手順)
本実施例では、以下の手順(1)~(5)により、操作体を、操作領域112Aの各測定点20に接触させたときに、入力装置100がどのような判断を行うかを検証した。なお、第1実施例では、操作体として、直径13mm(「所定の第2の大きさ」の一例)の円柱12を用いた。また、第2実施例では、操作体として、直径40mm(「所定の第1の大きさ」の一例)の球体14を用いた。本検証の目的は、操作領域112Aの中央部に対して、操作者の指が接触した際には操作領域112Aへの接触操作を有効にするため、複数の周辺電極に対して発生する静電容量値の変化を所定の閾値以下となることを検証するものである。また、操作領域112Aの中央部以外に対して操作者の指が接触した際、または操作領域112Aに対して操作者の指よりも大きい物体が接触した場合には、操作領域112Aへの接触操作を無効にするため、複数の周辺電極に対して発生する静電容量値の変化が所定の閾値以上となることを検証するものである。
(1)操作体を、操作領域112Aの複数の測定点20(図8参照)のうちの一の測定点20に接触させる。
(2)操作体が操作領域112Aの一の測定点20に接触している状態で、操作領域112Aの周辺に存在する3つの周辺電極(第1の検出電極122、第2の検出電極131、および第2の検出電極132)の各々の静電容量値を測定する。
(3)上記(2)で測定された、複数の周辺電極(第1の検出電極122、第2の検出電極131、および第2の検出電極132)の各々の静電容量値に対して、記憶部400に記憶されている重み値(図5参照)を用いた重み付けを行う。すなわち、第1の検出電極122の静電容量値に対しては、重み値「0.7」を用いた重み付けを行う。また、第2の検出電極131の静電容量値に対しては、重み値「1.0」を用いた重み付けを行う。また、第2の検出電極132の静電容量値に対しては、重み値「1.9」を用いた重み付けを行う。
(4)上記(3)で重み付けがなされた後の、3つの周辺電極の各々の静電容量値の合計値を算出する。
(5)操作領域112Aに設定された全ての測定点20について、上記(1)~(4)を実行する。
(実施結果:第1実施例)
図9は、一実施例(第1実施例)に係る入力装置100による静電容量値の測定結果および合計値の算出結果を表す図である。図9(a)~(d)は、直径13mmの円柱12を用いた第1実施例において、入力装置100によって測定および算出された静電容量値を表す。
図9(a)は、上記手順(2)において測定された、第1の検出電極122の静電容量合値を、各測定点20毎に表す。図9(b)は、上記手順(2)において測定された、第2の検出電極131の静電容量合値を、各測定点20毎に表す。図9(c)は、上記手順(2)において測定された、第2の検出電極132の静電容量合値を、各測定点20毎に表す。図9(d)は、上記手順(4)において測定された、3つの周辺電極(第1の検出電極122、第2の検出電極131、および第2の検出電極132)の各々の静電容量値の合計値を、各測定点20毎に表す。
図9(d)に示すように、第1実施例では、直径13mmの円柱12を用いた場合、3つの周辺電極の各々の静電容量値の合計値は、操作領域112Aの中央部(図中枠内の領域。中心から前後左右にそれぞれ4mmまでの領域)においては、全ての測定点20において、所定の閾値である「33」以下となることが確認された。比較的小さいサイズを有する操作体が、操作領域112Aの中央部に接触した場合、周辺の電極への影響が比較的小さくなるからである。すなわち、第1実施例では、本実施形態の入力装置100は、操作者の指を操作領域112Aの中央部に接触させる正しい接触操作が行われた場合、当該接触操作を有効にできることが確認された。
一方、図9(d)に示すように、第1実施例では、直径13mmの円柱12を用いた場合、3つの周辺電極の各々の静電容量値の合計値は、操作領域112Aの周辺部(図中枠外の領域)においては、全ての測定点20において、所定の閾値である「33」よりも大きくなることが確認された。比較的小さいサイズを有する操作体が、操作領域112Aの周辺部に接触した場合、周辺の電極への影響が比較的大きくなるからである。すなわち、第1実施例では、本実施形態の入力装置100は、操作者の指を操作領域112Aの周辺部に接触させる誤操作が行われた場合、当該接触操作を無効にできることが確認された。
(実施結果:第2実施例)
図10は、一実施例(第2実施例)に係る入力装置100による静電容量値の測定結果および合計値の算出結果を表す図である。図10(a)~(d)は、直径40mmの球体14を用いた第2実施例において、入力装置100によって測定および算出された静電容量値を表す。
図10(a)は、上記手順(2)において測定された、第1の検出電極122の静電容量合値を、各測定点20毎に表す。図10(b)は、上記手順(2)において測定された、第2の検出電極131の静電容量合値を、各測定点20毎に表す。図10(c)は、上記手順(2)において測定された、第2の検出電極132の静電容量合値を、各測定点20毎に表す。図10(d)は、上記手順(4)において測定された、3つの周辺電極(第1の検出電極122、第2の検出電極131、および第2の検出電極132)の各々の静電容量値の合計値を、各測定点20毎に表す。
図10(d)に示すように、第2実施例では、直径40mmの球体14を用いた場合、3つの周辺電極の各々の静電容量値の合計値は、略全ての測定点20において、所定の閾値である「33」よりも大きくなることが確認された。比較的大きいサイズを有する操作体が、操作領域112Aに接触した場合、周辺の電極への影響が比較的大きくなるからである。すなわち、第2実施例では、本実施形態の入力装置100は、子供の手が操作領域112Aに誤って接触した場合であっても、その接触を誤操作として無効にできることが確認された。
(第1比較例)
図11は、第1比較例に係る静電容量値の合計値の算出結果を表す図である。図11は、図9に示す第1実施例の比較例(第1比較例)として、直径13mmの円柱12を用いた場合において、3つの周辺電極(第1の検出電極122、第2の検出電極131、および第2の検出電極132)の静電容量値の各々に対する重み付けを行わずに、これら3つの周辺電極の各々の静電容量値の合計値を、測定点20毎に表している。
図11に示すように、第1比較例では、操作領域112Aの中央部においては、直径13mmの円柱12が接触したときの、3つの周辺電極の静電容量値の各々の合計値が、目標通り、所定の閾値「33」よりも小さくなっている。しかしながら、第1比較例では、操作領域112Aの周辺部の一部において、直径13mmの円柱12が接触したときの、3つの周辺電極の静電容量値の各々の合計値が、目標に反して、所定の閾値「33」よりも小さくなっている。
そこで、本実施形態の入力装置100は、図9に示すように、各周辺電極の静電容量値に対して、適切な重み値を用いた重み付けを行う。これにより、本実施形態の入力装置100は、図9に示すように、直径13mmの円柱12が操作領域112Aの中央部に接触したときの、3つの周辺電極の静電容量値の各々の合計値が、所定の閾値「33」よりも低くなり、直径13mmの円柱12が操作領域112Aの周辺部に接触したときの、3つの周辺電極の静電容量値の各々の合計値が、所定の閾値「33」よりも高くなるようにすることができる。
(第2比較例)
図12は、第2比較例に係る静電容量値の合計値の算出結果を表す図である。図12は、図10に示す第2実施例の比較例(第2比較例)として、直径40mmの球体14を用いた場合において、3つの周辺電極(第1の検出電極122、第2の検出電極131、および第2の検出電極132)の静電容量値の各々に対する重み付けを行わずに、これら3つの周辺電極の各々の静電容量値の合計値を、測定点20毎に表している。
図12に示すように、第1比較例では、操作領域112Aの一部において、直径40mmの球体14が接触したときの合計値が、目標に反して、所定の閾値「33」よりも小さくなっている。
そこで、本実施形態の入力装置100は、図10に示すように、各周辺電極の静電容量値に対して、適切な重み値を用いた重み付けを行う。これにより、本実施形態の入力装置100は、図10に示すように、直径40mmの球体14が操作領域112Aのいずれに接触した場合であっても、3つの周辺電極の静電容量値の各々の合計値が、所定の閾値「33」よりも高くなるようにすることができる。
以上説明したように、本実施形態に係る入力装置100は、操作面110A上において互いに近接して並べて設けられた操作領域112A,112B,112Cと、操作領域112A,112B,112Cの各々に1:1で対応して設けられた第1の検出電極121,122,123と、第1の検出電極121,122,123の周辺に設けられた第2の検出電極131,132と、操作領域112A,112B,112Cのうちのいずれか一の操作領域に対する操作体の接触が、当該一の操作領域に対応する第1の検出電極によって検出された場合、当該一の操作領域の周辺に存在する複数の周辺電極の各々の静電容量値の合計値に応じて、当該一の操作領域に対する接触操作による制御を異ならせる制御部406とを備える。
これにより、本実施形態に係る入力装置100は、複数の周辺電極の各々の静電容量値の合計値により、複数の周辺電極への影響を及ぼす操作体のサイズを判別し、当該サイズに応じて制御を異ならせることができる。したがって、本実施形態に係る入力装置100によれば、想定される操作体のサイズよりも大きなサイズを有する操作体による接触操作が行われたときの制御を、想定される操作体による接触操作が行われたときの制御と異ならせることができる。
また、本実施形態に係る入力装置100において、制御部406は、上記合計値が所定の閾値よりも低い場合、一の操作領域に対する接触操作を有効化し、上記合計値が所定の閾値よりも高い場合、一の操作領域に対する接触操作を無効化する。
これにより、本実施形態に係る入力装置100は、想定される操作体のサイズよりも大きなサイズを有する操作体による接触操作が行われたとき、上記合計値を所定の閾値よりも高くすることができるため、当該接触操作を無効化することができる。
また、本実施形態に係る入力装置100は、複数の周辺電極の各々の静電容量値に対し、所定の重み値による重み付けを行う重み付け部404をさらに備え、制御部406は、複数の周辺電極の各々の重み付け後の静電容量値の合計値に基づいて、一の操作領域に対する接触操作を有効化するか否かを判断する。
これにより、本実施形態に係る入力装置100は、複数の周辺電極の各々の上記合計値への影響度に応じて、複数の周辺電極の各々に対して適切な重み値を用いることにより、想定される操作体のサイズよりも大きなサイズを有する操作体であるか否かの判別をより高精度に行うことができる。
また、本実施形態に係る入力装置100において、複数の周辺電極の各々の重み値は、複数の周辺電極の各々の一の操作領域からの距離に応じて設定されている。
これにより、本実施形態に係る入力装置100は、複数の周辺電極の各々の一の操作領域からの距離に応じて、複数の周辺電極の各々に対して適切な重み値を用いることにより、想定される操作体のサイズよりも大きなサイズを有する操作体であるか否かの判別をより高精度に行うことができる。
また、本実施形態に係る入力装置100において、複数の周辺電極の各々の重み値は、複数の周辺電極の各々の、面積、形状、当該周辺電極に繋がる配線パターン、操作者から操作がなされる方向、の少なくともいずれか一つにさらに応じて設定されている。
これにより、本実施形態に係る入力装置100は、複数の周辺電極の各々の、面積、形状、当該周辺電極に繋がる配線パターン、操作者から操作がなされる方向、の少なくともいずれか一つにさらに応じて、複数の周辺電極の各々に対して適切な重み値を用いることにより、想定される操作体のサイズよりも大きなサイズを有する操作体であるか否かの判別をより高精度に行うことができる。
また、本実施形態に係る入力装置100において、操作体が所定の第1の大きさを有する場合、操作体が一の操作領域のいずれの位置に接触した場合であっても、上記合計値が所定の閾値よりも高くなり、操作体が所定の第1の大きさよりも小さい所定の第2の大きさを有する場合、操作体が一の操作領域の中央部に接触した場合、合計値が所定の閾値よりも低くなり、操作体が一の操作領域の周辺部に接触した場合、合計値が所定の閾値よりも高くなる。
これにより、本実施形態に係る入力装置100は、所定の第1の大きさを有する操作体による一の操作領域に対する接触操作、および、所定の第2の大きさを有する操作体による一の操作領域の周辺部に対する接触操作を、誤操作として無効化することができる。
また、本実施形態に係る入力装置100は、子供の手による操作を誤操作として無効化することができる。また、本実施形態に係る入力装置100は、操作者の指による一の操作領域の周辺部に対する接触操作を、誤操作として無効化することができる。
また、本実施形態に係る入力装置100において、制御部406は、操作領域112A,112B,112Cのうちのいずれか複数に対する操作体の接触が検出された場合、操作領域112A,112B,112Cのうち、対応する第1の検出電極の静電容量値が最も高い一の操作領域について、当該一の操作領域に対する接触操作を有効化するか否かを判断する。
これにより、本実施形態に係る入力装置100は、操作領域112A,112B,112Cのうちのいずれか複数に対する操作体の接触が検出された場合であっても、操作領域112A,112B,112Cのうち、いずれに対する接触操作がなされたかを高精度に判断することができる。
また、本実施形態に係る入力装置100において、第2の検出電極131,132は、周辺電極としてのみ使用される。
これにより、本実施形態に係る入力装置100は、周辺電極としてのみ使用される第2の検出電極131,132を設けたことによって、一の操作領域の周辺に存在する電極数を増やすことができ、したがって、複数の周辺電極への影響を及ぼす操作体のサイズをより高精度に判別することができる。
以上、本発明の一実施形態について詳述したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形または変更が可能である。
例えば、上記実施形態の入力装置100において、操作領域112Bを有さず、第1の検出電極122を、「周辺電極」としてのみ利用してもよい。
また、上記実施形態の入力装置100では、直径40mmの球体による接触操作がなされた場合、当該接触操作を無効化するようにしているが、これに限らず、例えば、直径40mmの球体による接触操作がなされた場合、無効化以外の他の制御(例えば、当該接触操作が無効であることを通知する等)を行うようにしてもよい。
本国際出願は、2020年1月27日に出願した日本国特許出願第2020-011086号に基づく優先権を主張するものであり、当該出願の全内容を本国際出願に援用する。
12 円柱
14 球体
100 入力装置
110 操作パネル
110A 操作面
112,112A,112B,112C 操作領域
112a 凹み面
112b 内底面
121,122,123 第1の検出電極
131,132 第2の検出電極
140 ドライバ
150 制御装置
160 配線パターン
400 記憶部
401 取得部
402 検知部
403 決定部
404 重み付け部
405 合計値算出部
406 制御部
407 出力部

Claims (8)

  1. 操作面上に設けられた操作領域と、
    前記操作領域に対応して設けられた第1の検出電極と、
    前記第1の検出電極の周辺に設けられた複数の電極と、
    前記操作領域に対する操作体の接触が、前記第1の検出電極によって検出された場合、前記複数の電極のうち、前記操作体の接触が検知された操作領域の周辺に存在する複数の周辺電極の各々の静電容量値の合計値に応じて、当該操作領域に対する接触操作による制御を異ならせる制御部と
    を備えた入力装置であって、
    前記制御部は、
    前記合計値が所定の閾値よりも低い場合、前記操作領域に対する接触操作を有効化し、
    前記合計値が前記所定の閾値よりも高い場合、前記操作領域に対する接触操作を無効化し、
    前記入力装置は、
    前記複数の周辺電極の各々の静電容量値に対し、所定の重み値による重み付けを行う重み付け部をさらに備え、
    前記制御部は、
    前記複数の周辺電極の各々の前記重み付け後の静電容量値の合計値に基づいて、前記操作領域に対する接触操作を有効化するか否かを判断する
    ことを特徴とする入力装置。
  2. 前記複数の周辺電極の各々の前記重み値は、
    前記複数の周辺電極の各々の前記操作領域からの距離に応じて設定されている
    ことを特徴とする請求項に記載の入力装置。
  3. 前記複数の周辺電極の各々の前記重み値は、更に、
    前記複数の周辺電極の各々の、面積、形状、当該周辺電極に繋がる配線パターンのレイアウト、操作者から操作がなされる方向、の少なくともいずれか一つに応じて設定されている
    ことを特徴とする請求項に記載の入力装置。
  4. 前記操作体が所定の第1の大きさを有する場合、前記操作体が前記操作領域のいずれの位置に接触した場合であっても、前記合計値が前記所定の閾値よりも高くなり、
    前記操作体が前記所定の第1の大きさよりも小さい所定の第2の大きさを有する場合、前記操作体が前記操作領域の中央部に接触した場合、前記合計値が前記所定の閾値よりも低くなり、前記操作体が前記操作領域の周辺部に接触した場合、前記合計値が前記所定の閾値よりも高くなる
    ことを特徴とする請求項からのいずれか一項に記載の入力装置。
  5. 複数の前記操作領域と、
    前記複数の操作領域に対応して設けられた複数の前記第1の検出電極と、
    前記複数の第1の検出電極の各々の周辺に設けられた前記複数の電極と
    を備え、
    前記制御部は、
    前記複数の操作領域のうちのいずれか複数に対する前記操作体の接触が検出された場合、前記複数の操作領域のうち、対応する前記第1の検出電極の静電容量値が最も高い一の操作領域について、当該一の操作領域に対する接触操作を有効化するか否かを判断する
    ことを特徴とする請求項からのいずれか一項に記載の入力装置。
  6. 前記複数の電極は、
    前記複数の操作領域のいずれかに対応する他の前記第1の検出電極のみ
    を含むことを特徴とする請求項に記載の入力装置。
  7. 前記複数の電極は、
    前記複数の操作領域のいずれにも対応しない第2の検出電極のみ
    を含むことを特徴とする請求項に記載の入力装置。
  8. 操作面上に設けられた操作領域と、
    前記操作領域に対応して設けられた第1の検出電極と、
    前記第1の検出電極の周辺に設けられた複数の電極と、
    前記操作領域に対する操作体の接触が、前記第1の検出電極によって検出された場合、前記複数の電極のうち、前記操作体の接触が検知された操作領域の周辺に存在する複数の周辺電極の各々の静電容量値の合計値に応じて、当該操作領域に対する接触操作による制御を異ならせる制御部と
    を備えた入力装置であって、
    前記制御部は、
    前記合計値が所定の閾値よりも低い場合、前記操作領域に対する接触操作を有効化し、
    前記合計値が前記所定の閾値よりも高い場合、前記操作領域に対する接触操作を無効化し、
    前記入力装置は、
    複数の前記操作領域と、
    前記複数の操作領域に対応して設けられた複数の前記第1の検出電極と、
    前記複数の第1の検出電極の各々の周辺に設けられた前記複数の電極と
    を備え、
    前記制御部は、
    前記複数の操作領域のうちのいずれか複数に対する前記操作体の接触が検出された場合、前記複数の操作領域のうち、対応する前記第1の検出電極の静電容量値が最も高い一の操作領域について、当該一の操作領域に対する接触操作を有効化するか否かを判断し、
    前記複数の電極は、
    前記複数の操作領域のいずれかに対応する他の前記第1の検出電極と、
    前記複数の操作領域のいずれにも対応しない第2の検出電極と
    を含むことを特徴とする入力装置。
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