JP2010248061A5 - バイオマス炭の製造装置及びこれを用いるバイオマス炭製造方法 - Google Patents

Claims (13)

1. バイオマスを炭化してバイオマス炭を製造する竪型炉と、
   前記竪型炉の下部に設けられる、前記バイオマス炭の切り出し装置と、を有するバイオマス炭の製造装置であって、
   前記竪型炉の上部に、バイオマスの投入口と排出ガスの排出口とが設けられ、
   前記排出口より下方である前記竪型炉の下部に、熱風の吹き込み口が設けられている、バイオマス炭の製造装置。
2. さらに、前記排出ガスの少なくとも一部を空気比１未満で燃焼させる部分燃焼機を有する、請求項１に記載のバイオマス炭の製造装置。
3. さらに、前記排出ガスを、ガス、酢液、タール、に分離する分離機を有する、請求項１または請求項２に記載のバイオマス炭の製造装置。
4. 請求項１に記載のバイオマス炭の製造装置を用いて、
   前記投入口から前記竪型炉にバイオマスを投入して、該バイオマスの充填層を前記竪型炉の内部に形成し、
   前記吹き込み口から、前記充填層にタールを熱風とともに吹き込み、
   投入したバイオマスを炭化させてバイオマス炭とし、
   前記熱風とともに吹き込まれたタールの少なくとも一部を前記バイオマス及び／又は前記バイオマス炭に接触させ、
   前記バイオマス及び／又は前記バイオマス炭に接触した、前記タールの少なくとも一部を炭化物に転化させ、前記タールが付着して炭化物として析出したバイオマス炭を前記竪型炉の下部から排出するバイオマス炭の製造方法。
5. 前記炭化の際に発生するタールを含有する排出ガスを前記排出口から排出し、
   前記排出ガス中の前記タールの少なくとも一部を前記竪型炉に吹き込んで、前記バイオマス及び／又は前記バイオマス炭に接触させ、
   前記バイオマス及び／又は前記バイオマス炭に接触した前記タールの少なくとも一部を炭化物に転化させる請求項４に記載のバイオマス炭の製造方法。
6. 請求項１に記載のバイオマス炭の製造装置は、さらに、部分燃焼機を有し、
   該部分燃焼機によって、前記排出ガスを空気比１未満で燃焼させて、熱風として竪型炉に吹き込む、請求項５に記載のバイオマス炭の製造方法。
7. 請求項１に記載のバイオマス炭の製造装置は、さらに、分離機を有し、
   該分離機によって、前記排出ガスを、ガス、酢液、タール、に分離し、分離されたタールの少なくとも一部を前記熱風とともに前記竪型炉に吹き込む請求項５または請求項６に記載のバイオマス炭の製造方法。
8. 前記竪型炉の下部から冷却用ガスを供給する、請求項４ないし請求項７のいずれかに記載のバイオマス炭の製造方法。
9. 前記冷却用ガスは前記排出ガスを循環して使用するものである、請求項８に記載のバイオマス炭の製造方法。
10. 前記タールの一部を前記冷却用ガスとともに炉内に供給する、請求項８または請求項９に記載のバイオマス炭の製造方法。
11. 前記吹き込み口における炭化物温度は３００〜７００℃である、請求項４ないし請求項１０のいずれかに記載のバイオマス炭の製造方法。
12. 前記排出ガスの温度は５０〜３００℃である、請求項５ないし請求項１１のいずれかに記載のバイオマス炭の製造方法。
13. 前記熱風は、無酸素または低酸素であって温度が４００〜１２００℃である、請求項４ないし請求項１２のいずれかに記載のバイオマス炭の製造方法。