JP2010239858A - モータ - Google Patents

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Abstract

【課題】シャフトが軸受ハウジングから抜け出ることを防止する構造を備えたモータを提供する。
【解決手段】ベース部と、前記ベース部から所定の軸に沿って延伸する筒状の軸受ハウジング431と、貫通孔75を有して前記軸受ハウジング431の一端に取り付けられるインシュレータ7と、前記インシュレータ7の軸方向上側に配置される抜け止め部と、前記貫通孔75を通って前記軸受ハウジングの内部に挿入されるシャフト6と、前記シャフト6の一端を保持し前記貫通孔に挿通される柱部51、および、前記柱部51の下端から径方向外方に向かって延伸する鍔部52を有するボス部5と、を備え、前記貫通孔75を規定する前記抜け止め部の内周縁は少なくとも二つの径方向寸法によって規定され、前記鍔部52は、二つの径方向寸法によって規定される外側面、および、前記内周縁の下部と軸方向に対向する上面を有しており、軸方向に軽圧入により挿入されるモータ。
【選択図】図6

Description

本発明は、インシュレータを有するモータに関する。
通常、モータは、ロータとステータを有している。ステータは、軸受を内包する筒状の軸受ハウジングに取り付けられる。また、ステータは、インシュレータおよびインシュレータが取り付けられるステータコアを有している。
他方、ロータはステータに対して相対的に回転可能となっている。ロータは、ボス部およびボス部に一端が固定されるシャフトを有している。シャフトは軸受ハウジングの内部に挿入されて、軸受によって回転可能に支持される。
シャフトが軸受ハウジングから抜け出ることを防止するために、例えば、特許文献1に示すような構造のモータがある。
特開2003−47222号公報
このようなモータにおいては、軸方向から見たときに、インシュレータの内周面および円筒状嵌入部の外側面が、それぞれ一つの径方向寸法によって規定される円形となっている。このような構造においては、衝撃等が外部から加わった場合に、円筒状嵌入部とストッパ部の周方向における相対的な位置に関係なく、ストッパ部と円筒状嵌入部の係合が外れてしまうおそれがあった。そのため、シャフトが軸受やインシュレータから抜け出る可能性があった。
本発明では、シャフトが軸受ハウジングから容易に抜け出ることを防止する構造を備えたモータを提供することを目的とする。
上記課題に鑑み、本発明に関わる好ましい実施形態の一つのモータでは、ベース部と、ベース部から所定の軸に沿って延伸する筒状の軸受ハウジングと、貫通孔を有して軸受ハウジングの一端に取り付けられるインシュレータと、前記インシュレータの軸方向上側に配置される抜け止め部と、貫通孔を通って軸受ハウジングの内部に挿入されるシャフトと、シャフトの一端を保持し貫通孔に挿通される柱部、および、柱部の下端から径方向外方に向かって延伸する鍔部を有するボス部と、を備え、貫通孔を規定する抜け止め部の内周縁は少なくとも二つの径方向寸法によって規定され、鍔部は、少なくとも二つの径方向寸法によって規定される外側面、および、内周縁の下部と軸方向に対向する上面を有しており、内周縁の径方向寸法と鍔部の径方向寸法は、内周縁と鍔部が所定の周方向位置に合わせられた場合に軸方向に軽圧入により挿入可能となるように設定される。
本発明に関わる好ましい実施形態の一つでは、シャフトが軸受ハウジングから容易に抜け出ることが防止される。
図1は、本発明に関わる第1の好ましい実施形態における遠心ファンの断面図である。 図2は、第本発明に関わる1の好ましい実施形態におけるボス部およびシャフトの部分拡大図である。 図3は、本発明に関わる第1の好ましい実施形態におけるボス部およびシャフトを中心軸に対して略垂直な方向に切断したときの断面図である。 図4は、本発明に関わる第1の好ましい実施形態における第1インシュレータを軸方向上側からみたときの平面図である。 図5は、本発明に関わる第1の好ましい実施形態における第1インシュレータの部分断面図である。 図6は、本発明に関わる第1の好ましい実施形態におけるボス部の近傍を拡大して示す断面図である。 図7は、本発明に関わる第1の好ましい実施形態におけるボス部と第1インシュレータとの係合状態を示す部分断面図である。 図8は、図7に示す状態からボス部を第1インシュレータ7に対して周方向に相対的にずらした状態を示す図である。 図9は、本発明に関わる第1の好ましい実施形態における遠心ファンの部分断面図である。 図10は、本発明に関わる第2の好ましい実施形態におけるボス部を示す部分断面図である 図11は、本発明に関わる第2の好ましい実施形態における第1インシュレータを示す図である。 図12は、本発明に関わる第2の好ましい実施形態におけるボス部と第1インシュレータとの係合状態を示す部分断面図である。 図13は、図12に示す状態のボス部を第1インシュレータに対して周方向に相対的にずらした状態を示す図である。 図14Aは、本発明に関わる第2の好ましい実施形態の変形例における軸受ハウジングを軸方向上側から見たときの平面図である。 図14Bは、図14Aにおける部分断面である。 図15Aは、本発明に関わる第2の好ましい実施形態の変形例における第1インシュレータを軸方向上側からみたときの平面図である。 図15Bは、図15Aにおける部分断面を示す図である。 図16は、本発明に関わる第2の好ましい実施形態の変形例におけるステータコアが、軸受ハウジングに嵌合されたときの断面図である。 図17は、本発明に関わる第2の好ましい実施形態の変形例におけるボス部を示す部分断面図である。 図18は、本発明に関わる第2の好ましい実施形態の変形例におけるボス部と第1インシュレータとの係合状態を示す部分断面図である。 図19は、図18に示す状態のボス部を第1インシュレータに対して周方向に相対的にずらしたときにおける状態を示した図である。 図20は、本発明に関わる第2の好ましい実施形態のその他の変形例におけるステータコアが、軸受ハウジングに嵌合されたときの断面図である。
以下の説明では、中心軸J1方向において、図中の上側を単に「上側」と呼び、図中の下側を単に「下側」と呼ぶ。「上側」および「下側」という表現は、必ずしも重力方向と一致する必要はない。
図1は、本発明に関わる第1の好ましい実施形態における遠心ファン1の断面図である。遠心ファン1には、インペラ3を中心軸J1まわりに回転させるモータ2が用いられている。
ハウジング4は、ハウジングカバー41、側壁部42、および、ベース部43からなる筐体である。ハウジング4の内部には、モータ2およびインペラ3が収容されている。
ハウジングカバー41は、軸方向に貫通する吸気口411を有している。
ベース部43は、軸方向に貫通するとともに周方向に等間隔に配置される複数の吸気口412を有する略板状の部材である。ベース部43には、中心軸J1に沿って延伸する略円筒状の軸受ハウジング431が形成されている。
側壁部42は、ハウジングカバー41とベース部43を連結するとともに、モータ2およびインペラ3を周方向において囲っている。側壁部42には、径方向に貫通する排気口421が形成されている。
モータ2によってインペラ3が回転すると、空気は吸気口411、412からハウジング4の内部に吸気されて、排気口421から送り出される。
インペラ3は、インペラカップ31および複数の翼32を有している。インペラカップ31は、略円形の蓋部311を有する略円筒状の部材である。翼32は、インペラカップ31の外側面において、周方向に等間隔にて配置されている。インペラカップ31と翼32とは、樹脂を用いた射出成型によって一体に形成されている。
蓋部311の中央には、軸方向下側に向かって延伸する略円筒状のボス部5が形成されている。ボス部5は、略円柱形状のシャフト6の一端を保持している。
モータ2は、ロータ部21とステータ部22を有している。ロータ部21は、ステータ部22に対して中心軸J1まわりに回転駆動することができる。
ロータ部21は、ロータホルダ211とロータマグネット212を有している。
ロータホルダ211は、磁性材料(例えば、SUSなどの金属)から形成される略円筒形状の部材である。ロータホルダ211は、インペラカップ31の内側面に取り付けられている。このため、ロータ部21はインペラ3とともに回転することができる。
ロータマグネット212は、略円筒形状となっており、ロータホルダの内側面に配置される。ロータマグネット212は、周方向において複数の磁極を有するように着磁されている。
ステータ部22は、第1および第2インシュレータ7、8、ステータコア221、導電ピン222、回路基板223、および、コイル224を有している。
ステータコア221は、略円筒形状のコアバックと、該コアバックの外側面から径方向に向かって突出する複数のティースを有する。コアバックは軸受ハウジング431が挿通する貫通孔75を有している。複数のティースは、ロータマグネット212と径方向に対向する。
ステータコア221の軸方向上側および下側には、第1および第2インシュレータ7、8がそれぞれ取り付けられている。第1および第2インシュレータ7、8は、樹脂などの絶縁材料から形成されている。なお、第1および第2インシュレータの材料は、絶縁材料であるならば、特に限定されない。
コイル224は、第1および第2インシュレータ7、8を介して、ステータコア221に巻き回されている。コイル224の一端は、金属等からなる導電ピン222と接続されている。
回路基板223は、軸受ハウジング431に取り付けられ、導電ピン222を介してコイル224と電気的に接続されている。
外部電源から回路基板223および導電ピン222を介してコイル224に電流が供給されると、コイル224およびステータコア221には磁束が発生する。この磁束とロータマグネット212から生じる磁束との間において発生する磁気的な相互作用により、ロータ部21はステータ部22に対して相対的に回転可能となる。
軸受ハウジング431の内部には、スリーブ9およびスラスト軸受10が配置されている。スリーブ9は、焼結金属を材料とする部材であり、潤滑流体を介してシャフト6を回転可能に支持する。なお、シャフト6を支持する軸受は特に限定されるものではなく、例えば、スリーブ9に代えて玉軸受を用いてもよい。
図2は、ボス部5およびシャフト6の部分拡大図である。図3は、ボス部5およびシャフト6を中心軸J1に対して略垂直な方向に切断したときの断面図である。
図2および図3に示すように、ボス部5は、軸方向に伸びる略円柱形となっている。柱部51は、軸方向の下側の先端部が平らとなっており、シャフト6の軸方向の一端を保持している。シャフト6の外側面には凹凸部61が形成されている。シャフト6とボス部5を含むインペラカップ31を射出成型によって一体に形成する際には、凹凸部61に溶融した樹脂が入り込むようになっている。溶融した樹脂は、冷却後に固化する。これにより、シャフト6は柱部51に強固に固定される。
なお、凹凸部61は、例えば、ローレット加工や切削加工などによって形成することができる。
図2および図3に示すように、柱部51には、その外側面から径方向外方に向かって延伸する鍔部52が形成されている。鍔部52の外側面には、複数(ここでは4つ)の突起部521が、径方向外方に向かって突出するとともに周方向に等間隔になるように形成されている。
図3に示すように、突起部521が形成されている部位を除き、径方向における中心軸J1と鍔部52の外側面までの寸法(径方向寸法)は、一定の値R1となっている。他方、中心軸J1と突起部521の外側面によって規定される径方向寸法は、径方向寸法R1より大きく、かつ、一定値であるR2となっている。言い換えると、鍔部52の外側面は、中心軸J1を基準とする半径R1、R2からなる2種類の円弧部を有している。
また、図2に示すように、突起部521を含む鍔部52の外側面は、軸方向上側から下側に向かうにつれて縮径するように湾曲している。
図4は、第1インシュレータ7を軸方向上側からみたときの平面図である。図5は、図4におけるB−J1−B断面を示す図である。図6は、図1におけるボス部5の近傍を拡大して示す断面図である。
図4および図5に示すように、第1円筒部71は、ステータコア221のコアバックの外側面と径方向に対向する。
第1環状部72は、第1円筒部71の軸方向上側の端部から径方向内方に向かって伸びる略環状の部位である。モータの組み立て時には、第1円筒部の軸方向下側の面は、コアバックの軸方向上側の端面と当接する。
第1環状部72の端部からは径方向外方に向かって伸びる複数(ここでは、4つ)のティース部721が形成されている。ティース部721は、ステータコア221のティースと軸方向に対向するようになっている。
第2円筒部73は、第1環状部72の内周縁から軸方向上側に向かって延伸している。第2円筒部73の外側面には、複数(ここでは4つ)のリブ731が形成されている。
第2円筒部73の軸方向上側には、略円環状の第2環状部74が形成されている。第2環状部74の略中央には、貫通孔75が形成されている。さらに、第2環状部には、軸方向下側に向かって突出する略円環状の第3環状部76が形成されている。モータの組み立て時において、第3環状部76と第2円筒部73は、軸受ハウジング431の軸方向上側の先端部を挟み込むことができる。
図4に示すように、貫通孔75を規定する第1インシュレータ7の内周縁77は、軸方向に延伸する複数(ここでは4つ)の溝部78を有している。周方向における各溝部78の位置は、ティース部721の周方向における位置と一致している。
溝部78を含む内周縁77は、軸方向上側から下側に向かうにつれて湾曲するようになっている。また、内周縁77は、第3環状部76と隙間を介して径方向に対向している。これにより、内周縁77は、第2環状部74と第3環状部76との接続部を固定端として、径方向外方に向かって弾性変形することが可能となっている。
さらに、図3および図4に示すように、軸方向から見たときの内周縁77の形状は、鍔部52の外側面の形状と相似となっている。第1の好ましい実施形態における両者の形状は、略十字の形状となっている。
図5に示すように、内周縁77は、中心軸J1と内周縁77とで規定される径方向寸法R3となる部位を有している。径方向寸法R3を規定する部位は、中心軸J1を中心とする円弧状となっている。
同様に、図4および図5に示すように、溝部78は、径方向寸法R4となるとともに、中心軸J1を中心とする略円弧状となる部位を有している。径方向寸法R4は、径方向寸法R3よりも大きくなっている。
図6に示すように、第1インシュレータ7における径方向寸法R3、R4は、ともに、鍔部52における径方向寸法R1、R2よりも小さくなっている。また、遠心ファン1の組み立て時においては、鍔部52の軸方向上側の面(上面)と内周縁77の下部とが軸方向に対向するようになっている。この構造により、外部からの衝撃等によってシャフト6がベース部43に対して軸方向上側に相対的に移動した場合、鍔部52は内周縁77と軸方向に当接することが可能となっている。
これにより、ボス部5と第1インシュレータ7との間において、シャフト6の軸受ハウジング431からの抜けを防止する抜け止め機構が構成される。
なお、遠心ファン1の組み立てる際には、鍔部52と内周縁77の周方向における相対的な位置関係を所定の位置とした後、鍔部52を貫通孔75の内部へと挿入する。この挿入に関する詳細については、後述する。
図7は、図6におけるボス部5と第1インシュレータ7との係合状態を示す部分断面図である。図8は、図7に示す状態からボス部5を第1インシュレータ7に対して周方向におよそ45度ずらしたときにおける状態を示した図である。図7および図8では、鍔部52と内周縁77とが軸方向に重なる部位をハッチングにて表示しており、その部位の面積をそれぞれS1、S2と定義する。
図7では、各突起部521と各溝部78の周方向における位置がそれぞれ一致している。言い換えると、鍔部52における径方向寸法が最も大きくなる部位(径方向寸法がR2となる部位)と内周縁77において径方向寸法が最も大きくなる部位(径方向寸法がR4となる部位)の周方向における位置が一致し、かつ、鍔部52における径方向寸法が最も小さくなる部位(径方向寸法がR1となる部位)と内周縁77において径方向寸法が最も小さくなる部位(径方向寸法がR3となる部位)の周方向における位置が一致している。
他方、図8では、上述のようなボス部5の周方向における相対的な回転により、各突起部521と溝部78とは、図7の状態と比較して、周方向においておよそ45度ずれている。言い換えると、鍔部52における径方向寸法が最も大きくなる部位(径方向寸法がR2となる部位)と内周縁77において径方向寸法が最も小さくなる部位(径方向寸法がR3となる部位)の周方向における位置が一致し、かつ、鍔部52における径方向寸法が最も小さくなる部位(径方向寸法がR1となる部位)と内周縁77において径方向寸法が最も大きくなる部位(径方向寸法がR4となる部位)の周方向における位置が一致している。
したがって、面積S1と面積S2とを比較すると、面積S2のほうが面積S1よりも大きくなっている。上述のように面積S1、S2は、鍔部52と内周縁77の軸方向において重なる部位の面積を示すものである。この面積が大きいということは、シャフト6が軸受ハウジング431から抜け出ようとする場合において、鍔部52と内周縁77とが軸方向に当接する面積が大きいことを意味する。この面積が大きければ大きいほど、鍔部52の上面が内周縁77の下端に当たって貫通孔75から抜け出しにくくなる。
すなわち、ボス部5を第1インシュレータ7に対して周方向に相対的に回転させることにより、シャフト6の軸受ハウジング431に対する抜け止め機能を強化することができる。
なお、ボス部5と第1インシュレータ7の周方向における相対的な回転を考えたときに、鍔部52と内周縁77とが軸方向に重なる面積は、図8に示す状態となるときに最も大きくなる。すなわち、ボス部5と第1インシュレータ7の位置関係が図8に示す状態になるとき、シャフト6の軸受ハウジング431からの抜けが最も抑えられる。
また、一般的にモータにおいては、ロータ部のステータ部に対する周方向の停止位置によって、ロータ部の回転の起動時に得られるトルクが異なる。そのため、ロータ部の停止位置によっては、ロータ部の回転の起動が困難になることがある。さらに、場合によっては、ホール素子等の位置検出手段によるロータマグネットの磁極の検出が困難になることがある。このようなことを防止するために、通常、モータには様々な工夫が施され、ロータ部はステータ部に対して周方向の所定の位置にて停止するようになっている。これにより、位置検出手段によってロータマグネットの磁極の位置を検出しやすくなるとともに、起動時においてロータ部に大きなトルクを発生させることができるようになる。
第1の好ましい実施形態においても、ロータ部21はステータ部22に対して、周方向における所定の位置にて停止するようになっている。それと同時に、この停止状態においては、ボス部5と第1インシュレータ7の周方向における相対的な位置関係は、図8に示す状態とされている。
すなわち、シャフト6の軸受ハウジング431からの抜け止めが最も抑えられた状態にて、シャフト6を含むロータ部21をステータ部22に対して相対的に停止させることができる。
これにより、シャフト6の回転時および停止時のいずれにおいても、外部から遠心ファン1に対して衝撃等が加わった場合に、シャフト6の軸受ハウジング431からの抜けを防止することができる。
次に、ボス部5と第1インシュレータ7を係合させる方法について、説明する。
図9は、遠心ファン1の部分断面図であり、ボス部5と第1インシュレータ7とが係合するときの状態を示している。
ボス部5と第1インシュレータ7とが係合する際には、図9(A)に示すように、シャフト6が軸受ハウジング431の内部へと挿入された後、鍔部52の貫通孔75とが軸方向に向かい合わせになるように配置される。このとき、突起部521と溝部78の周方向における位置も同時に一致させる。
その後、鍔部52を貫通孔75に対して軸方向に相対的に近づけていき、鍔部52を内周縁77に接触させつつ、貫通孔75の内部へと挿入する。
上述のように、軸方向から見たときに鍔部52の外側面の形状と内周縁77は、互いに相似形となっている。そのため、鍔部52を貫通孔75へ挿入する際には、突起部521と溝部78を含め両者の対応する部分を一致させて配置すればよい。
また、鍔部52の径方向寸法R1、R2は、内周縁77の径方向寸法R3、R4よりも大きくなっている。また、内周縁77は、第2環状部74と第3環状部76の接続部を固定端として、径方向に弾性変形することが可能となっている。鍔部52においても、鍔部52と柱部51の接続部を固定端として、軸方向に弾性変形することが可能である。
したがって、図9(B)に示すように、鍔部52の貫通孔75への挿入時には、鍔部52と内周縁77が互いに接触して、内周縁77が径方向外方に向かって弾性変形する。それと同時に、鍔部52も軸方向に弾性変形する。
これにより、鍔部52および内周縁77の径方向寸法R1、R2、R3、R4の関係が上述のものであっても、鍔部52は貫通孔75の内部へと軽圧入により挿入することが可能となっている。
さらに、鍔部52の外側面は軸方向下側から上側に行くにつれて、径方向寸法が徐々に大きくなるように湾曲する面となっている。同様に、内周縁77においても、軸方向下側から上側に向かうにつれて徐々に径方向寸法が大きくなっている。
そのため、鍔部52は、内周縁77と接触する面積を最小にして摩擦を抑えつつ、貫通孔75の内部へと滑らかに挿入することが可能となっている。
そして、図9(C)に示すように、鍔部52は貫通孔75の内部を軸方向下側に向かって相対的に動かされ、貫通孔75を通り抜ける位置まで移動する。このとき、柱部51は、間隙を介して内周縁77と径方向に対向する。これにより、鍔部52の上面が内周縁77の下部と軸方向に対向し、鍔部52と内周縁77との間に上述した抜け止め機構が構成される。
以上により、ボス部5が第1インシュレータ7に対して、周方向に回転可能に係合される。
なお、上述したように、鍔部52を貫通孔75に挿入する際には、突起部521と溝部78の周方向における位置を一致させることが必要である。しかしながら、鍔部52を内周縁77と接触させた後に、ボス部5を第1インシュレータ7に対して周方向に相対的に移動させて、突起部521と溝部78の周方向の位置を合わせてもよい。
鍔部52と内周縁77の接触後に、鍔部52を内周縁77上において周方向に移動させる場合、突起部521は、内周縁77における溝部78が形成されていない部位と接触しつつ、溝部78がある位置まで移動する。
上述のように、突起部521の径方向寸法R2は、内周縁77における径方向寸法R3、R4よりも大きい。また、溝部77の径方向寸法R4は、内周縁77における溝部78が形成されていない部位の径方向寸法R3よりも大きくなっている。
そのため、突起部521が内周縁78上を摺動する際、突起部521と溝部78との接触面積は、突起部521と溝部78が形成される部位以外の内周面78との接触面積よりも小さくなっている。
これにより、ボス部5と第1インシュレータ7との係合工程において、作業者が鍔部52と内周縁77の接触後に鍔部52を内周縁77上において周方向に移動させたときに、その接触面積の違いから、突起部521と溝部78の周方向における位置が一致したことを認識することができる。この接触面積の違いは、溝部に軸方向の段差を設けることにより、一層明確に認識可能となる。ゆえに、作業者が係合作業を容易に進めることができるとともに、遠心ファン1の組み立てに要する作業時間やコストを削減することができる。
次に、第2の好ましい実施形態について説明する。第2の好ましい実施形態においては、ボス部5Aおよび第1インシュレータ7A以外の構造については、第1の好ましい実施形態における遠心ファン1の構造と同じになっている。
図10は、第2の好ましい実施形態におけるボス部5Aを示す部分断面図である。図10では、ボス部5Aの鍔部52Aを中心軸J1に対して略垂直な面にて切断したときの切断面を示している。
図10に示すように、切断面における鍔部52Aの外形は、略楕円形状となっている。鍔部52Aにおいては、中心軸J1を中心とする基準とする複数の径方向寸法が、鍔部52Aの外側面に沿って周方向に連続して形成されている。図10では、例えば、長径や短径を定義する部分を示す点P1、Q1において、径方向寸法R5、R6が規定される。
図示はしていないが、第1の好ましい実施形態と同様に、鍔部52Aの外側面は、周方向における各部位において、軸方向下側から上側にいくにつれて径方向寸法が徐々に増加するように湾曲している。さらに、鍔部52Aは、柱部51との接続を固定端として軸方向に弾性変形することが可能となっている。
図11は、第2の好ましい実施形態における第1インシュレータ7Aを示す図であり、軸方向上側から見たときの状態を示している。
図11に示すように、第1インシュレータ7Aでは、貫通孔75Aが内周縁77Aによって規定されている。また、軸方向から見たときの内周縁77Aの形状が、略楕円形状となっている。
内周縁77Aでは、中心軸J1を基準とする複数の径方向寸法が、内周縁77Aに沿って周方向に連続して形成されている。図11では、例えば、長径や短径を定義する部分を示す点P2、Q2において、径方向寸法R7、R8が規定される。
また、内周縁77Aは、第1の好ましい実施形態と同様に、周方向における各部位では、軸方向下側から上側に向かうにつれて径方向寸法が徐々に大きくなるように湾曲している。さらに、内周縁77Aは、第2環状部74Aと第3環状部76の接続部を固定端として径方向に弾性変形することが可能となっている。
図10および図11に示すように、軸方向から見たときの内周縁77Aの形状と鍔部52Aの外側面の形状とは、互いに相似となっている。また、鍔部52Aの径方向寸法R5は、内周縁77Aにおける径方向寸法R7よりも大きくなっている。同様に、鍔部52Aの径方向寸法R6は、内周縁77Aにおける径方向寸法R8よりも大きくなっている。
ボス部5Aと第1インシュレータ7Aの係合させる手順は、第1の好ましい実施形態と同様である。最初に、鍔部52Aと貫通孔75Aを軸方向に向かい合わる。その後、鍔部52Aの外周縁とその鍔部52Aの外周縁が規定する楕円の長軸および短軸との交点(点P1、Q1)を、内周縁77Aとその内周縁77Aが規定する楕円の長軸および短軸との交点(点P2、Q2)と一致させる。これにより、鍔部52Aを貫通孔75Aに挿入することが可能となる。
なお、鍔部52Aと内周縁77Aの周方向における位置の位置合わせは、第1の実施形態と同様に、鍔部52Aと内周縁77Aを接触させる前に行ってもよく、接触させた後に行ってもよい。鍔部52Aと内周縁77Aの長軸および短軸が一致した際に、その間隔が作業者には認識可能となっている。そのため、作業者が、ボス部5Aと第1インシュレータ7Aを容易に係合させることができる。
上述のように、鍔部52Aの外側面および内周縁77Aは、湾曲面を有し、かつ、弾性変形が可能になっている。そのため、第1の好ましい実施形態と同様に、鍔部52Aは貫通孔75Aに滑らかに挿入され、かつ、鍔部52Aと内周縁77Aが互いに当接して弾性変形する。
また、鍔部52Aの径方向寸法R5、R6と内周縁77Aの径方向寸法R7、R8の間には、上述のような関係がある。そのため、第1の好ましい実施形態と同様に、遠心ファン1の組み立て時においては、鍔部52Aの上面と内周縁77Aの下部は、軸方向において互いに向かい合うようになっている。これにより、鍔部52Aと内周縁77Aとの間には、シャフト6の軸受ハウジング431からの抜けを防止する抜け止め機構が構成される。
図12は、ボス部5Aと第1インシュレータ7Aとの係合状態を示す部分断面図である。図13は、図12に示す状態のボス部5Aを第1インシュレータ7Aに対して周方向に相対的に約45度ずらしたときにおける状態を示した図である。図12および図13では、鍔部52Aと内周縁77Aとが軸方向に重なる部位をハッチングにて表示している。
図12では、鍔部52Aの外側面によって規定されている楕円の長軸および短軸と、内周縁77Aによって規定される楕円の長軸および短軸の周方向における位置がそれぞれ一致している。
図13では、鍔部52Aにおける長軸および短軸と、内周縁77Aにおける長軸および短軸とが、周方向に相対的にずれている。上述のように、鍔部521の貫通孔75Aへの挿入には、鍔部52Aと内周縁77Aの周方向における位置を合わせる必要がある。図13に示す状態では、鍔部52Aを貫通孔75Aに挿入することが困難な状態となっている。
したがって、ボス部5Aを第1インシュレータ7Aに対して相対的に回転させることにより、ボス部5Aに保持されるシャフト6の軸受ハウジング431からの抜けをさらに防止することができる。
また、第1の好ましい実施形態と同様に、第2の好ましい実施形態においても、ロータ部21がステータ部22に対して周方向における所定の位置にて停止した際、鍔部52Aと内周縁77Aの長軸および短軸は周方向にずれた状態(例えば、図13に示す状態)とされている。
これにより、第1の実施形態と同様に、シャフト6の回転時および停止時のいずれにおいても、外部から遠心ファン1に対して衝撃等が加わった場合に、シャフト6の軸受ハウジング431からの抜けを防止することができる。
次に第2の好ましい実施形態の変形例について説明する。第2の好ましい実施形態の変形例においては、ボス部5B、第1インシュレータ7B及び軸受ハウジング431B以外の構造に関しては、第2の好ましい実施形態における遠心ファン1の構造と同じである。
まずは、第1インシュレータ7Bと軸受ハウジング431Bとによる、ステータ部の抜け防止機構について詳述する。
図14Aは、本発明に関わる第2の好ましい実施形態の変形例における軸受ハウジング431Bを軸方向上側から見たときの平面図である。図14Bは、図14AにおけるX-J1-X断面を示す図である。また、図15Aは、本発明に関わる第2の好ましい実施形態の変形例における第1インシュレータ7Bを軸方向上側から見たときの平面図である。図15Bは、図15AにおけるY-J1-Y断面を示す図である。また、図16は、ステータコア221が、軸受ハウジング431Bに嵌合されたときの断面図である。
図14A及び図14Bに示すように、軸受ハウジング431Bの軸方向上側端部には、周方向に所定の幅を持った嵌合突起432が外周面から径方向外側へ突出するように形成されている。嵌合突起432は、周方向に180度隔てて対向する2箇所に形成されている。そして、図15A及び図15Bに示すように、これらの嵌合突起432が係合する、嵌合孔79が、第1インシュレータ7Bの第2環状部74から第2円筒部73にかけて形成されている。一方の嵌合突起432の外側面から他方の嵌合突起432の外側面までの距離の大きさは、第1インシュレータ7Bの第2円筒部73における内周面の直径の大きさより大きい。さらに、本変形例においては、軸受ハウジング431Bは樹脂で形成されている。その結果、この第1インシュレータ7Bが取り付けられたステータコア221が、軸受ハウジング431Bに軸方向上側から嵌合される場合において、嵌合突起432が形成される軸受ハウジング431Bの軸方向上側端部は、第2円筒部73に嵌合突起432が当接すると同時に径方向内側に向かって弾性変形する。そして、嵌合突起432の部位が嵌合孔79に達した時点で、一方の嵌合突起432の外側面から他方の嵌合突起432の外側面までの距離の大きさは元の大きさに戻る。そうすることで、図16に示すように、嵌合突起432が嵌合孔79に入り込んで、ステータコア221が軸受ハウジング431Bに固定されるため、ステータコア221の軸方向上側への移動が、嵌合突起432により防止される。よって、ステータコア221の軸受ハウジング431Bからの抜けを防止できる。さらに、それと同時に、ステータコア221の軸受ハウジング431Bに対する周方向の位置決めを容易に行うことができる。
ところが、第1インシュレータ7Bの嵌合孔79周辺は、樹脂量が少ないため、強度上の問題がある。具体的には、第1インシュレータ7Bの貫通孔75Bにボス部5Bの鍔部52Bを挿入する際、ロータ部21の重量による応力が、嵌合孔79周辺にまで伝わり、クラック等のダメージが嵌合孔79周辺に生じうる。そこで、この嵌合孔79周辺のダメージを防止しながら、ボス部5Bを第1インシュレータ7Bに挿入係合させるための、第1インシュレータ7Bの貫通孔75Bとボス部5Bの鍔部52Bとの関係について、次に詳述する。
図17は、第2の好ましい実施形態の変形例におけるボス部5Bを示す部分断面図である。切断面は、図16において、ボス部5Bの鍔部52Bを中心軸J1に対して略垂直な面にて切断したものである。
また、切断面における鍔部52Bの外形は、略楕円形状となっている。鍔部52Bにおいては、半径が周方向に連続的に変化する。図17では、例えば、長径や短径を定義する部分を示す点P3、Q3において、径方向寸法R9、R10が規定される。
図16に示すように、鍔部52Bの外側面は、周方向における各部位において、軸方向下側から上側に向かうにつれて径方向寸法が徐々に増加するように湾曲している。さらに、鍔部52Bは、柱部51との接続を固定端として軸方向に弾性変形することが可能となっている。
図15Aに示すように、第1インシュレータ7Bでは、貫通孔75Bが内周縁77Bによって規定されている。また、軸方向から見たときの内周縁77Bの形状が、略楕円形状となっている。
内周縁77Bでは、半径が周方向に連続的に変化する。図15Aでは、嵌合孔79の周辺の部位に、点P4で示す長径を定義する部分が配置されるように貫通孔75Bが規定されている。また、短径を定義する部分を示す点は点Q4で示され、点P4、点Q4において、径方向寸法R11、R12が規定される。
また、内周縁77Bは、第2の好ましい実施形態と同様に、周方向における各部位では、軸方向下側から上側に向かうにつれて径方向寸法が徐々に大きくなるように湾曲している。さらに、内周縁77Bは、第2環状部77Bと第3環状部76の接続部を固定端として径方向に弾性変形することが可能となっている。
次に、本変形例における、ボス部5Bの外形と、貫通孔75Bの外形との関係について詳述する。本変形例では、鍔部52Bの径方向寸法R9は、内周縁77Bにおける径方向寸法R11よりも小さくなっている。他方、鍔部52Bの径方向寸法R10は、内周縁77Bにおける径方向寸法R12よりも大きくなっている。
ボス部5Bと第1インシュレータ7Bとを係合させる手順は、第2の好ましい実施形態と同様である。最初に、鍔部52Bと貫通孔75Bを軸方向に向かい合わせる。その後、鍔部52Bの外周縁とその鍔部52Bの外周縁が規定する楕円の長軸および短軸との交点(点P3、Q3)を、内周縁77Bとその内周縁77Bが規定する楕円の長軸および短軸との交点(点P4、Q4)と一致させる。これにより、鍔部52Bを貫通孔75Bに挿入することが可能となる。
なお、鍔部52Bと内周縁77Bの周方向における位置の位置合わせは、第2の実施形態と同様に、鍔部52Bと内周縁77Bを接触前に行ってもよく、接触させた後に行ってもよい。鍔部52Bと内周縁77Bの短軸が一致した際に、その感覚が作業者には認識可能となっている。そのため、作業者がボス部5Bと第1インシュレータ7Bを容易に係合させることができる。
上述のように、鍔部52Bの外側面および内周縁77Bは、湾曲面を有し、かつ、弾性変形が可能になっている。そのため、第2の好ましい実施形態と同様に、点Q3、Q4を一致させた後、ボス部5Bと第1インシュレータ7Bとを係合させる方向に作業者が力を入れた場合、鍔部52Bと内周縁77Bとは当接して互いに径方向に弾性変形するため、軽圧入によるボス部5Bと第1インシュレータ7Bとの係合が可能となる。
図18は、第2の好ましい実施形態の変形例におけるボス部5Bと第1インシュレータ7Bとの係合状態を示す部分断面図である。図19は、図18に示す状態のボス部5Bを第1インシュレータ7Bに対して周方向に相対的に45度ずらしたときにおける状態を示した図である。図18および図19では、鍔部52Bと内周縁77Bとが軸方向に重なる部位をハッチングにて表示している。
図18では、鍔部52Bの外側面によって規定される楕円の長軸および短軸と、内周縁77Bによって規定される楕円の長軸および短軸の周方向における位置がそれぞれ一致している。
鍔部52Bの径方向寸法R10と内周縁77Bの径方向寸法R12との間には、上述のように、R10がR12よりも大きい、という関係がある。そのため、遠心ファン1の組み立て時においては、鍔部52BのQ3近傍の部位の上面と内周縁77BのQ4近傍の部位の下部は、図18のハッチングの部位で示すように、軸方向において互いに向かい合うようになっている。これにより、鍔部52Bと内周縁77Bとの間には、シャフト6の軸受ハウジング431Bからの抜けを防止する抜け止め機構が構成される。
さらに、鍔部52Bの径方向寸法R9と内周縁77Bの径方向寸法R11との間には、上述のように、R9がR11よりも小さい、という関係がある。そのため、ボス部5Bを第1インシュレータ7Bに係合させる際、鍔部52Bの点P3近傍の部位と、嵌合孔79が形成される内周縁77Bの点P4近傍の部位とは、圧入箇所としては使用されず、図18で示すように互いに接触せずに、ボス部5Bを第1インシュレータ7Bに係合させることができる。その結果、嵌合孔79周辺の部位に力が与えられることなく、ボス部5Bを第1インシュレータ7Bに係合させることができるため、嵌合孔79周辺の割れ等のダメージを防ぐことができる。
さらに、図15A、図15Bに示すように、嵌合孔79の延伸方向(周方向)に沿って延びる補強リブ80を、嵌合孔79の周方向両端より周方向に長く延びるように、第2環状部74の軸方向上側の面に形成すれば、嵌合孔79周辺の強度をより高めることができる。
また、図19に示すように、第2の好ましい実施形態と同様に、ボス部5Bを第1インシュレータ7Bに挿入後、ボス部5Bを第1インシュレータ7Bに対して周方向に相対的に約45度回転させることにより、ボス部5Bに保持されるシャフト6の軸受ハウジング431Bからの抜けをさらに防止することができる。
また、第2の実施形態と同様に、第2の好ましい実施形態の変形例においても、ロータ部21がステータ部22に対して周方向における所定の位置にて停止した際、鍔部52Bと内周縁77Bの長軸および短軸は周方向にずれた状態とされる。これにより、第2の好ましい実施形態と同様に、シャフト6の回転時および停止時のいずれかにおいても、外部から遠心ファン1に対して衝撃が加わった場合に、シャフト6の軸受ハウジング431Bからの抜けを防止することができる。
なお、図示はしていないが、第2の好ましい実施形態の変形例では、嵌合孔79周辺の部位に、内周縁77Bの長径を定義する部分を示す点が設けられるように貫通孔75Bを規定していたが、嵌合孔79周辺の部位に、内周縁77Bの短径を定義する部分を示す点が設けられるように貫通孔75Bを規定してもよい。この場合、鍔部52Bの長径を定義する部分の径方向寸法が、貫通孔75Bを規定する内周縁77Bの長径を定義する部分の径方向寸法よりも大きく、鍔部52Bの短径を定義する部分の径方向寸法が、貫通孔75Bを定義する内周縁77Bの短径を定義する部分の径方向寸法よりも小さければ、第2の好ましい実施形態の変形例と同様の効果が得られる。なお、嵌合孔79と短径を定義する部分を示す点とが、径方向において対向するように貫通孔75Bを規定する場合は、嵌合孔79と長径を定義する部分を示す点とが、径方向において対向するように貫通孔75Bを規定する場合に比べて、嵌合孔79から貫通孔75Bまでの距離が大きく、嵌合孔79の周辺の樹脂量が多くなり、強度がより確保されることになる。その結果、鍔部52Bの短径を定義する部分の径方向寸法が、貫通孔75Bを定義する内周縁77Bの短径を定義する部分の径方向寸法よりも大きい場合でも、嵌合孔79周辺の割れ等のダメージを受けにくく、ボス部5Bを第1インシュレータ7Bに係合させることができる。
さらに、これらの場合においても、嵌合孔79の延伸方向(周方向)に沿って延びる補強リブ80を、嵌合孔79の周方向両端より周方向に長く延びるように、第2環状部74の軸方向上側の面に形成すれば、嵌合孔79周辺の強度をより高めることができる。
また、図示はしていないが、第1インシュレータ7Bに設けられる嵌合孔79は、第2環状部74の周方向における任意の点の部位に、1箇所のみ設けてもよい。この場合、上述のように、嵌合孔79周辺の内周縁77Bは圧入箇所として使用しないのが好ましい。
これらの場合においても、嵌合孔79の延伸方向(周方向)に沿って延びる補強リブ80を、嵌合孔79の周方向両端より周方向に長く延びるように、第2環状部74の軸方向上側の面に形成すれば、嵌合孔79周辺の強度をより高めることができる。
また、図示はしていないが、嵌合孔79が、第1インシュレータ7Bの第2環状部74から第2円筒部73にかけて、全周にわたって連続するように形成される場合、貫通孔75Bを規定する内周縁77Bの長径を定義する部分の点周辺は、圧入箇所として使用せず、貫通孔75Bを規定する内周縁77Bの短径を定義する部分の点周辺において、上述のような、鍔部52Bの外形と貫通孔75Bを規定する内周縁77Bの外形との関係で、圧入すればよい。
このとき、嵌合孔79の延伸方向(周方向)に沿って全周にわたって延びる補強リブ80もしくは、所定の周方向の長さを有する補強リブ80を複数個、第2環状部74の軸方向上側の面に形成すれば、嵌合孔79周辺の強度をより高めることができる。
また、図示はしていないが、図15Aに示す嵌合孔79が、周方向に略等間隔で3個以上設けられる場合には、貫通孔75Bを規定する内周縁77Bの長径もしくは短径を定義する部分の点の少なくとも一つが、嵌合孔79と径方向に対向しないように配置されて規定されるように貫通孔75Bを設けて、その部位で、上述のような、鍔部52Bの外形と貫通孔75Bを規定する内周縁77Bの外形との関係で、圧入すればよい。嵌合孔79の個数がいずれの個数であったとしても、貫通孔75Bを規定する内周縁77Bの短径もしくは長径を定義する部分の点周辺は、嵌合孔79との位置関係を考慮して、圧入箇所として使用するかしないかを適宜決めればよい。
これらの場合においても、嵌合孔79の延伸方向(周方向)に沿って延びる補強リブ80を、嵌合孔79の周方向両端より周方向に長く延びるように、第2環状部74の軸方向上側の面に形成すれば、嵌合孔79周辺の強度をより高めることができる。
また、第2の好ましい実施形態および第2の好ましい実施形態の変形例、その他の変形例において、鍔部52Bの形状が、内周縁77Bの短径を定義する部分の径方向寸法の長さよりも長い半径を有する円であってもよい。これにより、鍔部52Bと第1インシュレータ7Bとの間において、シャフト6の軸受ハウジング431Bからの抜けを防止する抜け止め機構が構成される。また、内周縁77Bの半径が、鍔部52Bの長径を定義する部分の径方向寸法よりも小さく、且つ鍔部52Bの短径を定義する部分の径方向寸法よりも大きい円であっても、鍔部52Bと第1インシュレータ7Bとの間において、シャフト6の軸受ハウジング431Bからの抜けを防止する抜け止め機構が構成される。
なお、鍔部52Bの外形は、異なる曲率半径の曲線から構成されてもよい。このとき、鍔部52Bの外周縁の曲率半径が最も小さい点が、中心軸に対して対称に配置されており、その点から周方向において離れるにしたがって曲率半径が大きくなるものであれば、楕円や円に形状は限られない。また、内周縁77Bについても、鍔部52Bの外形と同様に楕円や円に限られない。
なお、これらで用いた補強リブ80の数、長さなどの形状については、上述の形態に限定されず、様々な形態が適用可能である。例えば、全周にわたって形成される1個の補強リブ80をそれぞれに設けてもよいし、嵌合孔79の周方向長さよりも短い補強リブ80を複数個設けてもよい。また、嵌合孔79の数と補強リブ80の数が異なってもよい。
以上、本発明に関する好ましい実施形態について説明してきた。しかし、本発明は上述のものに限られるものではなく、様々な変形、組み合わせが可能である。
上述の突起部521および溝部78の数は、上述のものに限られるものではない。例えば、鍔部52の外側面および内周縁77が、それぞれ複数の径方向寸法が規定されるのであれば、突起部521の数および溝部78の数は、それぞれ1つずつ形成されてもよい。
また、突起部521の数と溝部78の数は、必ずしも同数である必要はない。例えば、溝部78の数が突起部521の数よりも多くてもよい。この場合、鍔部52が貫通孔75に挿入される際に、突起部521と接触しない溝部78が存在することになる。しかし、突起部521の周方向における位置が、溝部78の周方向における位置と一致するのであれば、鍔部52は貫通孔75に挿入可能である。また、その挿入後には、鍔部52と内周縁77とは、上述の抜け止め機構を構成することができる。
さらに、突起部521の数が溝部78の数よりも多い場合であっても、ひとつの溝部78に複数の突起部521が挿入可能なように、突起部521の周方向における幅や鍔部521上の周方向における位置にしておけばよい。
そして、突起部521および溝部78の形状は、上述のものに限られるものではない。軸方向から見たときに、突起部521の外側面の形状および溝部78が位置する内周縁77の周方向の形状は、円弧だけでなく、直線や曲線などから構成されるものであってよい。
また、突起部521および溝部78は、必ずしも等間隔に配置される必要はない。鍔部52の貫通孔75への挿入時において、突起部521および溝部78の周方向における位置が一致するのであれば、例えば、周方向に不規則に配置されてもよい。
各突起部521は、軸方向において同一平面上に位置する必要はない。遠心ファン1の組み立て時において、突起部521と内周縁77とが接触しないように、軸方向において突起部521の上面と内周縁77との隙間が形成されるのであれば、鍔部52の外側面における突起部521の軸方向における位置は、全てが一致する必要はない。例えば、いくつかの突起部521が軸方向にずれて配置され、鍔部52の外側面だけでなく上面や、柱部51の外側面に形成されてもよい。また、突起部521を周方向に連続して形成されるらせん形状とし、溝部78もらせん状の突起部521に対応する形状としてもよい。
また、軸方向から見たときの鍔部52、52Aの外側面および内周縁77、77Aの形状は、上述のものに限られるものではなく、例えば、多角形や台形等の形などであってもよい。
鍔部52、52Aの外側面と内周縁77,77Aは、必ずしも湾曲する必要はない。両者が、軸方向に沿って延伸するような形状であってもよい。また、鍔部52、52Aの外側面と内周縁77,77Aの両方が、湾曲している必要もなく、どちらか一方が湾曲していてもよい。
また、第2の好ましい実施形態における第1インシュレータ7Aに、第2の好ましい実施形態の変形例のような嵌合孔79を設けてもよい。このとき、第2の好ましい実施形態の変形例のように、内周縁77の嵌合孔79周辺の部位を圧入箇所として用いなければ、第2の好ましい実施形態の変形例と同様の効果が得られる。また、嵌合孔79周辺の部位も圧入箇所として用いたい場合、第2の好ましい実施形態の変形例のように、嵌合孔79周辺の部位に溝部78を設けず、嵌合孔79周辺の部位における径方向の樹脂の厚みを大きくすれば、嵌合孔79周辺の部位を圧入箇所として用いても、第2の好ましい実施形態の変形例と同様の効果が得られる。このとき、第2の好ましい実施形態の変形例のように、嵌合孔79の延伸方向(周方向)に沿って延びる補強リブ80を、嵌合孔79の周方向両端より周方向に長く延びるように、第2環状部74の軸方向上側の面に形成すれば、嵌合孔79周辺の強度をより高めることができる。これらの場合においても、嵌合孔79の位置や数、形状、補強リブ80の位置や数、形状は様々な変形、組み合わせが可能である。
また、第2の好ましい実施形態のその他の変形例として、第1インシュレータ7Bにおける、第1インシュレータ7Bと鍔部52Bとの抜け止め機構の部位(抜け止め部)は、図20に示すように、第1インシュレータ7Bとは別部材の抜け止め部81であってもよい。また、第1インシュレータ7、7Aについても同様に、第1インシュレータ7、7Aの抜け止め部を別部材により構成してもよい。
また、本発明は遠心ファンだけでなく、軸流ファンなどの他の種類のファンにも用いることができる。また、インシュレータを用いる種類のモータなどに用いることが可能である。
本発明は、例えば、ブラシレスモータ、軸流ファン、遠心ファンなどに用いることができる。
1 遠心ファン
2 モータ
3 インペラ
4 ハウジング
5、5A、5B ボス部
6 シャフト
7、7A、7B 第1インシュレータ
32 翼
43 ベース部
51 柱部
52、52A、52B 鍔部
75、75A、75B 貫通孔
77、77A、77B 内周縁
78 溝部
79 嵌合孔
80 補強リブ
81 抜け止め部
431、431B 軸受ハウジング
432 嵌合突起
521 突起部
R1〜R12 径方向寸法
J1 軸

Claims (20)

  1. ベース部と、
    前記ベース部から所定の軸に沿って延伸する筒状の軸受ハウジングと、
    貫通孔を有して前記軸受ハウジングの一端に取り付けられるインシュレータと、
    前記インシュレータの軸方向上側に配置される抜け止め部と、
    前記貫通孔を通って前記軸受ハウジングの内部に挿入されるシャフトと、
    前記シャフトの一端を保持し前記貫通孔に挿通される柱部、および、前記柱部の下端から径方向外方に向かって延伸する鍔部を有するボス部と、
    を備え、
    前記貫通孔を規定する前記抜け止め部の内周縁は少なくとも二つの径方向寸法によって規定され、
    前記鍔部は、少なくとも二つの径方向寸法によって規定される外側面、および、前記内周縁の下部と軸方向に対向する上面を有しており、
    前記内周縁の径方向寸法と前記鍔部の径方向寸法は、前記内周縁と前記鍔部が所定の周方向位置に合わせられた場合に軸方向に軽圧入により挿入可能となるように設定されるモータ。
  2. 請求項1に記載のモータであって、
    前記鍔部には、径方向外方に向かって突出する複数の突起部が形成され、
    前記内周縁には、前記突起部と対応する複数の溝部が形成されており、
    前記突起部と前記溝部の周方向における位置が一致するときに、前記鍔部が前記貫通孔に挿入可能となる。
  3. 請求項2に記載のモータであって、
    前記鍔部において、前記突起部が周方向に一定の間隔にて形成され、
    前記内周縁において、前記溝部が周方向に一定の間隔にて形成される。
  4. 請求項1から3のいずれか一つに記載のモータであって、
    軸方向から見たときに、
    前記鍔部の外形と前記内周縁の形状が、互いに相似形となっている。
  5. 請求項1から4のいずれか一つに記載のモータであって、
    前記シャフトの前記ベース部に対する相対回転が停止するときに、
    前記鍔部の前記外側面の少なくとも一部が、前記貫通孔の前記内周縁と軸方向に重なる。
  6. 請求項1から5のいずれか一つに記載のモータであって、
    前記貫通孔の前記内周縁の少なくとも一部が、少なくとも径方向に弾性変形が可能である。
  7. 請求項1から6のいずれか一つに記載のモータであって、
    前記貫通孔の前記内周縁には、軸方向一方側から他方側に向かうにつれて湾曲する部位が形成されている。
  8. 請求項1から7いずれか一つに記載のモータであって、
    前記抜け止め部は、前記軸受ハウジングの軸方向上側の部位に上側から嵌合する環状部及び円筒部を有し、前記軸受ハウジングの軸方向上側の部位には1又は複数の嵌合突起が形成され、前記嵌合突起が係合する1又は複数の嵌合孔が、前記抜け止め部の前記環状部に、又は前記環状部から前記円筒部にかけて形成される。
  9. ベース部と、
    前記ベース部から所定の軸に沿って延伸する筒状の軸受ハウジングと、
    貫通孔を有して前記軸受ハウジングの一端に取り付けられるインシュレータと、
    前記インシュレータの軸方向上側に配置される抜け止め部と、
    前記貫通孔を通って前記軸受ハウジングの内部に挿入されるシャフトと、
    前記シャフトの一端を保持し前記貫通孔に挿通される柱部、および、前記柱部の下端から径方向外方に向かって延伸する鍔部を有するボス部と、
    を備え、
    前記貫通孔を規定する前記抜け止め部の内周縁は、軸に垂直な平面で切断したときの切断面が、長軸と短軸を有する略楕円形状であり、
    前記鍔部は、軸に垂直な平面で切断したときの切断面が、長軸と短軸を有する略楕円形状であり、前記内周縁における短径を定義する部分を示す点周辺の部位の下部と軸方向に対向する上面を有しており、
    前記内周縁の径方向寸法と前記鍔部の径方向寸法は、前記内周縁と前記鍔部が所定の周方向位置に合わせられた場合に軸方向に軽圧入により挿入可能となるように設定されるモータ。
  10. 請求項9に記載のモータであって、
    前記内周縁の短軸の長さは、前記鍔部の短軸の長さよりも短い。
  11. 請求項9または10に記載のモータであって、
    前記内周縁の長軸の長さは、前記鍔部の長軸の長さよりも短い。
  12. 請求項9または10に記載のモータであって、
    前記抜け止め部は、前記軸受ハウジングの軸方向上側の部位に上側から嵌合する環状部及び側壁部を有し、前記軸受ハウジングの軸方向上側の部位には1又は複数の嵌合突起が形成され、前記嵌合突起が係合する1又は複数の嵌合孔が、前記抜け止め部の前記環状部に、又は前記環状部から前記側壁部にかけて形成される。
  13. 請求項12に記載のモータであって、
    前記嵌合孔が、前記内周縁の長径を定義する部分の点の径方向外側において形成される。
  14. 請求項13に記載のモータであって、
    前記内周縁の長軸の長さは、前記鍔部の長軸の長さよりも長い。
  15. 請求項9または11に記載のモータであって、
    前記抜け止め部は、前記軸受ハウジングの軸方向上側の部位に上側から嵌合する環状部及び側壁部を有し、前記軸受ハウジングの軸方向上側の部位には1又は複数の嵌合突起が形成され、前記嵌合突起が係合する1又は複数の嵌合孔が、前記抜け止め部の前記環状部に、又は前記環状部から前記側壁部にかけて形成される。
  16. 請求項15に記載のモータであって、
    前記嵌合孔が、前記内周縁の短径を定義する部分の点の径方向外側において形成される。
  17. 請求項16に記載のモータであって、
    前記内周縁の短軸の長さは、前記鍔部の短軸の長さよりも長い。
  18. 請求項8、11、12、13、14、15、16、17のいずれか一つに記載のモータであって、
    前記環状部の軸方向上側の面における前記嵌合孔の近傍に、所定の周方向幅を有する補強リブが形成されている。
  19. 請求項1から18のいずれか一つに記載のモータであって、
    前記抜け止め部は、前記インシュレータの軸方向上側に前記インシュレータと一体的に形成される。
  20. ファンであって、
    請求項1から19のいずれか一つに記載の前記モータと、
    複数の翼を有して前記軸周りに回転可能なインペラと、
    前記モータおよび前記インペラが内部に配置されるハウジングと、
    を備える。
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