JP2008245414A - ブラシレスモータ - Google Patents
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Abstract
【課題】ブラシレスモータにおいて、モータの特性に影響を与えずに、磁石の飛散を防止し、かつ、部品点数を少なくする。
【解決手段】ブラシレスモータ1は、ケース11内部において、ステータ鉄心21に巻線22を巻かれたステータ2を備え、ステータ2の内周側には、回転軸12を有するロータ鉄心32と、ロータ鉄心32の表面に配置されたロータ磁石33とを有した回転子3を備えている。ロータ磁石33は、回転軸方向の長さがロータ鉄心32よりも長く、両端はロータ鉄心32より延出している。ロータ磁石33の延出した部分は上部係止部41と下部係止部42とによって、円周外側から係り止めされて機械的に固定されており、上部係止部41には回転検知用磁石43が配置されている。モータの特性に影響を与えずに、磁石の飛散を防止することができ、部品点数が少なくなり、組み立ての手間が減少する。
【選択図】図2
【解決手段】ブラシレスモータ1は、ケース11内部において、ステータ鉄心21に巻線22を巻かれたステータ2を備え、ステータ2の内周側には、回転軸12を有するロータ鉄心32と、ロータ鉄心32の表面に配置されたロータ磁石33とを有した回転子3を備えている。ロータ磁石33は、回転軸方向の長さがロータ鉄心32よりも長く、両端はロータ鉄心32より延出している。ロータ磁石33の延出した部分は上部係止部41と下部係止部42とによって、円周外側から係り止めされて機械的に固定されており、上部係止部41には回転検知用磁石43が配置されている。モータの特性に影響を与えずに、磁石の飛散を防止することができ、部品点数が少なくなり、組み立ての手間が減少する。
【選択図】図2
Description
本発明は、ロータ鉄心の表面に磁石を配置して成るインナーロータ型ブラシレスモータに関する。
従来の、ロータ鉄心に磁石を配置して成る、いわゆるインナーロータ型のブラシレスモータには、磁石をロータ鉄心の表面に配置した表面磁石型モータ(SPM:SURFACE PERMANENT MAGNET)と、磁石をロータ鉄心の内部に配置した埋込磁石型モータ(IPM:INTERIOR PERMANENT MAGNET)とがある。表面磁石型モータが備える回転子の例を図6に示す。回転子103は、回転軸112を有するロータ鉄心132の周りに磁石133を備え、回転子103の外周側に駆動電流が供給される巻線を有したステータ(図示なし)を備えている。表面磁石型モータは、磁石133とステータとの距離を短く設定できるため、磁石133の持つ磁力を大きく活用することができる。しかし、磁石133とロータ鉄心132との固定は、接着等による貼り付けによって行なわれているため、高速回転での遠心力等により磁石133が飛散する虞がある。
埋込磁石型モータが備える回転子の例を図7に示す。回転子103は、磁石133をロータ鉄心132に埋め込んで有しているため、磁石133は、回転時に飛散しない。しかし、ステータと磁石133との距離は、表面磁石型モータに比較して長くなり、相対的にモータ出力が小さい。したがって、モータ出力を重視した低価格モータの場合には、磁力の小さい安価な磁石を用いた表面磁石型モータとし、磁石とステータ間の距離を小さく設定することが望ましいが、上述した問題がある。
この表面磁石型モータにおいて、磁石を回転子の円周外部より固定用の部材を用いて固定すれば、磁石の飛散を防止することができる。図8は、磁石固定用の部材を備えた回転子の正面視を示す。磁石固定用部材141はロータ鉄心132から円周外部へ突出した鍔部142を有し、この鍔部142により磁石133を円周外部より固定している。しかし、このように磁石固定用部材141を設けると、回転子103の外径が大きくなり、磁石133とステータ102間の距離が長くなるので、モータ出力が低下し、また、磁石固定用部材141の加工のためにコストが高くなる。また、磁石固定用部材141を設ける回転子において、磁石の円弧をカットすることにより、回転子の外径を小さくすることができる。図9は、磁石の円弧(破線で示す)をカットした回転子の正面視を示す。磁石133の円弧をカットし、カットした部分を磁石固定用部材141によって固定している。このようにすると回転子103の外径が大きくならず、磁石133とステータ102との距離を短くすることができるが、磁石133をカットするために、モータ出力が低下し、また、磁石133のカットと磁石固定用部材141の加工のためにコストが高くなる。
また、図10に示すように、磁石133の両端部に凹状の段差部134を設け、その段差部134を円周外側から磁石固定用部材141により固定することにより、磁石133を円周外部より固定し、ステータと磁石133との距離を短くすることができる。しかしながら、磁石133の両端部にこのような段差部134を形成するには特殊な加工を要するため、コストが高くなる。
また、磁石をロータ鉄心よりも回転軸方向に長くし、磁石がロータ鉄心よりも延出した部分を外周側から保護カバーにより固定するブラシレスモータが知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上記特許文献1に示されるようなブラシレスモータにおいては、回転子の回転位置を検出するための回転検知用磁石を有する基台を別に設けるために、部品点数が多くなり、組み立ての手間が増える。
特開2004−254394号公報
本発明は、上記従来の問題を解決するためになされたものであり、モータの特性に影響を与えずに、磁石の飛散を防止し、かつ、部品点数が少ないブラシレスモータを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1の発明は、駆動電流が外部から供給される巻線が巻かれたステータ鉄心を有したステータと、前記ステータの内周側に回転自在に支持される回転軸に固定された円筒状のロータ鉄心の表面にロータ磁石を配置して成るロータと、前記ロータの回転位置検出用のホールICと、を備えたブラシレスモータにおいて、前記ロータ磁石の前記回転軸方向の両端部を、前記ロータ鉄心より軸方向に延出させ、前記ロータ磁石の延出させた部位を円周外側から係り止めする係止部を前記回転軸に設け、前記ホールICによって検出される検出用磁界を発生する回転検知用磁石を前記係止部に固定し、前記係止部をロータ磁石の係り止めと回転検知用磁石の固定とに兼用したものである。
請求項1の発明によれば、ロータ磁石をロータ鉄心よりも軸方向に延出した部位でもって、その円周外側から係り止めして回転軸に機械的に固定するようにしたので、モータの特性に影響を与えずに、磁石の飛散を防止することができる。また、回転検知用磁石をロータ磁石係り止め用の係止部に固定するようにしたので、回転検知用磁石を固定するための別部材を要せず部品点数を削減することができる。
本発明の実施形態に係るブラシレスモータについて図面を参照して説明する。図1及び図2は本実施形態に係るブラシレスモータの外観及び断面構成を示し、図3及び図4は、同ブラシレスモータのロータ構成を示す。ブラシレスモータ1は、外部を円筒形状のケース11に覆われおり、ケース11の両端面中心から回転軸12が突出している。
ブラシレスモータ1は、ケース11内部において、ステータ鉄心21に巻線22を巻かれたステータ2を備え、ステータ2の内周側には、回転軸12を有するロータ鉄心32と、ロータ鉄心32の表面に配置されたロータ磁石33と、を有した回転子(ロータ)3を備えている。回転軸12はケース11に固定される軸受13に回転自在に保持されている。
ステータ鉄心21の回転軸方向の長さBは、ロータ鉄心32の長さCと同等の長さになっている。ロータ磁石33は、瓦状の形状をしており、回転軸方向の長さDがロータ鉄心32の長さCよりも長く、両端はロータ鉄心32より延出している。そして、そのロータ鉄心32の延出した部分は上部係止部41と下部係止部42とによって、円周外側から係り止めされて機械的に固定されている。上部係止部41と下部係止部42の材料は、例えばPBT(GF30%)であり、モータ内の温度上昇に対する耐熱性と、回転での遠心力に対する強度を有している。上部係止部41には回転子3の回転位置を検出されるための検出用磁界を発生する回転検知用磁石43が配置されている。上部係止部41の軸方向外側には、回転検知基板52がステータ2に接続されて設けられており、回転検知基板52は、回転検知用磁石43が発生する磁界を検出するホールIC51を有している。
次に、回転子3の組立方法について、図5を参照して説明する。まず、回転軸12にロータ鉄心32を圧入し(ステップS1)、ロータ鉄心32の一端側に接するように、下部係止部42を回転軸12に圧入する(ステップS2)。次に、4個のロータ磁石33をロータ鉄心32に沿わせて下部係止部42に仮固定し(ステップS3)、上部係止部41をロータ鉄心32の他端側から回転軸12に圧入して、ロータ磁石33を下部係止部42と上部係止部41とによって挟持して機械的に固定する(ステップS4)。次に、回転軸12の両端から軸受13を圧入する(ステップS5)。このように、回転子3は組み立てられ、上部係止部41は、軸方向をロータ鉄心32と軸受13とによって挟持されて固定される。また、上部係止部41に形成されたピン(図示なし)と、ロータ鉄心32に形成された穴(図示なし)とが嵌合し、上部係止部41とロータ鉄心32とは、回転方向に固定されるようになっている。
次に、上記のように構成されたブラシレスモータ1の動作について説明する。ブラシレスモータ1の電源がオンになると、ホールIC51は、回転検知用磁石43が発生させる磁界から回転子3の回転位置を検出し、回転位置に基づいて、巻線22に電圧を印加する。巻線22に電圧が印加されると、ロータ鉄心32は磁化し、ロータ鉄心32の磁界により、回転子3が回転する。このとき、ロータ磁石33は遠心力により周りに飛散しようとするが、回転軸方向の両端を上部係止部41と下部係止部42とによって円周外側から機械的に固定されているので、飛散することがない。
かくして、本実施形態のブラシレスモータによれば、上部係止部41、及び下部係止部42の外径は、ステータ鉄心21の内径よりも大きいが、外径の大きい部分はロータ鉄心32よりも回転軸方向に延出している部分であり、ステータ鉄心21とは接しないので、ロータ磁石33とステータ鉄心21との距離を短くすることができる。また、ロータ磁石33を回転軸方向に長くしているので、従来のブラシレスモータよりも磁力が小さくならない。また、上部係止部41に回転検知用磁石43を設けたので、回転検知用磁石43を有する基板を別に設ける必要がなく、部品点数を削減することができ、組み立ての手間を少なくすることができる。
なお、本発明は、上記各種実施形態の構成に限られず、発明の趣旨を変更しない範囲で種々の変形が可能である。例えば上部係止部41、及び下部係止部42は円周方向の4箇所によってロータ磁石33を固定するのでなく、全周に亘ってロータ磁石33を固定してもよい。
1 ブラシレスモータ
12 回転軸
2 ステータ
21 ステータ鉄心
22 巻線
3 回転子(ロータ)
32 ロータ鉄心
33 ロータ磁石
41 上部係止部(係止部)
42 下部係止部(係止部)
43 回転検知用磁石
51 ホールIC
12 回転軸
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21 ステータ鉄心
22 巻線
3 回転子(ロータ)
32 ロータ鉄心
33 ロータ磁石
41 上部係止部(係止部)
42 下部係止部(係止部)
43 回転検知用磁石
51 ホールIC
Claims (1)
- 駆動電流が外部から供給される巻線が巻かれたステータ鉄心を有したステータと、前記ステータの内周側に回転自在に支持される回転軸に固定された円筒状のロータ鉄心の表面にロータ磁石を配置して成るロータと、前記ロータの回転位置検出用のホールICと、を備えたブラシレスモータにおいて、
前記ロータ磁石の前記回転軸方向の両端部を、前記ロータ鉄心より軸方向に延出させ、
前記ロータ磁石の延出させた部位を円周外側から係り止めする係止部を前記回転軸に設け、
前記ホールICによって検出される検出用磁界を発生する回転検知用磁石を前記係止部に固定し、前記係止部をロータ磁石の係り止めと回転検知用磁石の固定とに兼用したことを特徴とするブラシレスモータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007081570A JP2008245414A (ja) | 2007-03-27 | 2007-03-27 | ブラシレスモータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007081570A JP2008245414A (ja) | 2007-03-27 | 2007-03-27 | ブラシレスモータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008245414A true JP2008245414A (ja) | 2008-10-09 |
Family
ID=39916084
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007081570A Withdrawn JP2008245414A (ja) | 2007-03-27 | 2007-03-27 | ブラシレスモータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008245414A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011030849A1 (ja) * | 2009-09-11 | 2011-03-17 | 株式会社ジェイテクト | 電動ポンプユニット |
WO2011145791A1 (ko) * | 2010-05-19 | 2011-11-24 | Seong Jang Yeon | 비엘디씨모터 |
JP2014090628A (ja) * | 2012-10-31 | 2014-05-15 | Toshiba Industrial Products Manufacturing Corp | 表面磁石貼付型回転電機の回転子およびその製造方法 |
KR101403460B1 (ko) * | 2013-03-27 | 2014-06-05 | 한양대학교 산학협력단 | 영구자석 전동기 |
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-
2007
- 2007-03-27 JP JP2007081570A patent/JP2008245414A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Legal Events
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