JP2010239522A - 分配器 - Google Patents
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Abstract
【課題】プリント配線基板を利用して分配経路を形成する分配器において、分配比率や伝送周波数帯を簡単に調整することができ、しかも、調整後に特性が変化するのを防止できるようにする。
【解決手段】プリント配線基板4に、分配経路の入力側及び出力側を構成する入力パターン22及び出力パターン24、26を形成する。また、フィルム6のプリント配線基板4のパターン面と対向する面に、分配経路の中間部分を構成する分配パターン27、28を形成し、プリント配線基板4に載せ、その上からスペーサ8を載せる。そして、これら各部を上下のシャーシ2、10で挟む。このため、分配器を組み立てた状態で、フィルム6を移動させることで、分配経路の長さ(延いては分配器の伝送周波数帯)を調整できる。
【選択図】図1
【解決手段】プリント配線基板4に、分配経路の入力側及び出力側を構成する入力パターン22及び出力パターン24、26を形成する。また、フィルム6のプリント配線基板4のパターン面と対向する面に、分配経路の中間部分を構成する分配パターン27、28を形成し、プリント配線基板4に載せ、その上からスペーサ8を載せる。そして、これら各部を上下のシャーシ2、10で挟む。このため、分配器を組み立てた状態で、フィルム6を移動させることで、分配経路の長さ(延いては分配器の伝送周波数帯)を調整できる。
【選択図】図1
Description
本発明は、分配量等の特性を容易に調整できる分配器に関する。
従来、高周波信号を分配(又は合成)する分配器の一つとして、分配経路をプリント配線基板に形成し、各経路の配線パターンを調整することで、分配比率を任意に設定できるようにしたウィルキンソンタイプの分配器が知られている(例えば、特許文献1等参照)。
しかし、上記従来の分配器では、分配経路をプリント配線基板に形成しているため、製造後に分配比率や伝送周波数帯域を変更するのは困難であり、できたとしても、配線パターンを削って分配比率を変化させることができる程度であった。
このため、例えば、上記分配器の生産工場等で、出荷先の仕様に応じて分配器の特性を調整するには手間がかかり、分配器のコストアップを招く、という問題があった。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、プリント配線基板を利用して分配経路を形成する分配器において、分配比率や伝送周波数帯を簡単に調整することができ、しかも、調整後に特性が変化するのを防止できるようにすることを目的とする。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、プリント配線基板を利用して分配経路を形成する分配器において、分配比率や伝送周波数帯を簡単に調整することができ、しかも、調整後に特性が変化するのを防止できるようにすることを目的とする。
かかる目的を達成するためになされた請求項1に記載の分配器においては、
一端に高周波信号入力用の入力パターンが形成され、他端に分配出力用の複数の出力パターンが形成されたプリント配線基板と、
該プリント配線基板において前記各パターンが形成されたおもて面が開口面となるよう、前記プリント配線基板を裏面側から支持する第1筐体と、
前記第1筐体の開口面に積層される板状のスペーサと、
前記スペーサを、前記第1筐体の開口面とは反対側から支持し、前記スペーサを前記プリント配線基板のおもて面に押圧するよう、前記第1筐体の開口面に接離可能に固定される第2筐体と、
前記入力パターン及び複数の出力パターンの間で分配経路を形成する分配パターンが形成され、当該分配パターンの入力側及び出力側が前記プリント配線基板に形成された入力パターン及び出力パターンに接続されるよう、前記プリント配線基板と前記スペーサとの間に配置されたフィルムと、
を備え、前記フィルムに形成された分配パターンは、前記フィルムをプリント配線基板の一端側又は他端側へと移動させることで、前記入力パターン及び出力パターンとの接触面積を変化させて、分配経路の長さを調整できるように構成されていることを特徴とする。
一端に高周波信号入力用の入力パターンが形成され、他端に分配出力用の複数の出力パターンが形成されたプリント配線基板と、
該プリント配線基板において前記各パターンが形成されたおもて面が開口面となるよう、前記プリント配線基板を裏面側から支持する第1筐体と、
前記第1筐体の開口面に積層される板状のスペーサと、
前記スペーサを、前記第1筐体の開口面とは反対側から支持し、前記スペーサを前記プリント配線基板のおもて面に押圧するよう、前記第1筐体の開口面に接離可能に固定される第2筐体と、
前記入力パターン及び複数の出力パターンの間で分配経路を形成する分配パターンが形成され、当該分配パターンの入力側及び出力側が前記プリント配線基板に形成された入力パターン及び出力パターンに接続されるよう、前記プリント配線基板と前記スペーサとの間に配置されたフィルムと、
を備え、前記フィルムに形成された分配パターンは、前記フィルムをプリント配線基板の一端側又は他端側へと移動させることで、前記入力パターン及び出力パターンとの接触面積を変化させて、分配経路の長さを調整できるように構成されていることを特徴とする。
また、請求項2に記載の分配器は、
高周波信号の入力端子から複数の分配出力端子に至る分配経路が配線パターンにて形成されたプリント配線基板と、
該プリント配線基板において前記配線パターンが形成されたおもて面が開口面となるよう、前記プリント配線基板を裏面側から支持する第1筐体と、
前記第1筐体の開口面に積層される板状のスペーサと、
前記スペーサを、前記第1筐体の開口面とは反対側から支持し、前記スペーサを前記プリント配線基板のおもて面に押圧するよう、前記第1筐体の開口面に接離可能に固定される第2筐体と、
前記プリント配線基板に形成された複数の分配経路に対応して複数の分配率調整パターンが形成され、各分配率調整パターンが前記プリント配線基板の各分配経路に接続されるよう、前記プリント配線基板と前記スペーサとの間に配置されたフィルムと、
を備え、前記フィルムに形成された分配率調整パターンは、当該分配率調整パターンの幅方向に前記フィルムを移動させることで、前記配線パターンにて形成される各分配経路の幅が、それぞれ異なる比率で変化するように形成されていることを特徴とする。
高周波信号の入力端子から複数の分配出力端子に至る分配経路が配線パターンにて形成されたプリント配線基板と、
該プリント配線基板において前記配線パターンが形成されたおもて面が開口面となるよう、前記プリント配線基板を裏面側から支持する第1筐体と、
前記第1筐体の開口面に積層される板状のスペーサと、
前記スペーサを、前記第1筐体の開口面とは反対側から支持し、前記スペーサを前記プリント配線基板のおもて面に押圧するよう、前記第1筐体の開口面に接離可能に固定される第2筐体と、
前記プリント配線基板に形成された複数の分配経路に対応して複数の分配率調整パターンが形成され、各分配率調整パターンが前記プリント配線基板の各分配経路に接続されるよう、前記プリント配線基板と前記スペーサとの間に配置されたフィルムと、
を備え、前記フィルムに形成された分配率調整パターンは、当該分配率調整パターンの幅方向に前記フィルムを移動させることで、前記配線パターンにて形成される各分配経路の幅が、それぞれ異なる比率で変化するように形成されていることを特徴とする。
また、請求項3に記載の分配器は、請求項1又は請求項2に記載の分配器において、前記第1筐体と前記第2筐体とは、各筐体の開口面に直交する方向に穿設されたねじ孔に挿通されるねじによって固定されていることを特徴とする。
また更に、請求項4に記載の分配器は、請求項1〜請求項3の何れかに記載の分配器において、前記フィルムは、前記プリント配線基板と前記スペーサとの間に配置して、前記各筐体同士を接続した際、フィルムの一部が筐体からはみ出す大きさに形成されていることを特徴とする。
請求項1に記載の分配回路によれば、一端側に入力パターンが形成され、他端側に複数の出力パターンが形成されたプリント配線基板が、各パターンが形成されたおもて面が開口面となるように第1筐体に収納される。そして、この開口面側には、スペーサを収納した第2筐体が設けられ、第2筐体が第1筐体に固定されることにより、プリント配線基板のおもて面側がスペーサにて押圧される。
また、プリント配線基板とスペーサとの間には、フィルムが配置される。このフィルムには、プリント配線基板に形成された入力パターンと複数の出力パターンとの間で分配経路を形成する分配パターンが形成されており、この分配パターンの入力側及び出力側がプリント配線基板に形成された入力パターン及び出力パターンに接続されるよう配置される。
また、分配パターンは、フィルムをプリント配線基板の一端側又は他端側へと移動させることで、入力パターン及び出力パターンとの接触面積を変化させて、分配経路の長さを調整できるようにされている。
従って、本発明の分配器によれば、スペーサとプリント配線基板との間に配置されるフィルムを、分配経路の長さ方向に移動させることで、分配器の特性(伝送周波数帯)を簡単に調整することができる。そして、その調整後は、フィルムが移動しないように第1筐体と第2筐体とを相互に固定すれば、調整後に分配器の特性が変化するのを防止できる。
一方、請求項2に記載の分配器によれば、高周波信号の入力端子から分配出力端子に至る分配経路が、配線パターンにてプリント配線基板に形成されている。そして、請求項1に記載の分配器と同様、プリント配線基板は、各パターンが形成されたおもて面が開口面となるよう第1筐体に収納され、その開口面側には、スペーサを収納した第2筐体が設けられる。
また、プリント配線基板とスペーサとの間には、プリント配線基板に形成された複数の分配経路に対応して複数の分配率調整パターンが形成されたフィルムが、各分配率調整パターンがプリント配線基板の各分配経路に接続されるように配置されている。
そして、このフィルムに形成された分配率調整パターンは、その分配率調整パターンの幅方向にフィルムを移動させることで、配線パターンにて形成される各分配経路の幅が、それぞれ異なる比率で変化するように形成されている。
従って、請求項2に記載の分配器によれば、スペーサとプリント配線基板との間に配置されるフィルムを、分配率調整パターンの幅方向に移動させることで、各分配経路に対する高周波信号の分配比率を調整できるようになる。そして、その調整後は、フィルムが移動しないように第1筐体と第2筐体とを相互に固定すれば、調整後に分配器の特性が変化するのを防止できる。
ここで、請求項1、2に記載のように、フィルムを用いて分配器の伝送周波数帯若しくは分配比率を調整する際には、フィルムを移動させた際に第1筐体と第2筐体とが相対的に動くことのないようにすることが望ましい。
そして、そのためには、請求項3に記載のように、第1筐体と第2筐体とを、各筐体の開口面に直交する方向に穿設されたねじ孔に挿通されるねじを用いて相互に接続するようにするとよい。
つまり、このように各筐体を接続すれば、伝送周波数帯や分配比率の調整を、当該分配器を組み立て、第1筐体と第2筐体とをねじで接続した状態で行うことができる。このため、調整後に、ねじを締め付けた際に、フィルムや他の構成部品の位置が変化するのを防止し、その位置変化によって、調整後に分配器の特性が変化するのを防止することができる。よって、本発明によれば、分配器の特性の調整を極めて簡単に行うことが可能となる。
なお、本発明では、プリント配線基板とスペーサとの間に挟まれたフィルムを移動させて分配器の特性を調整することから、請求項4に記載のように、特性調整用のフィルムは、プリント配線基板と前記スペーサとの間に配置した際、フィルムの一部が筐体からはみ出す大きさに形成するとよい。
つまり、このようにすれば、分配器の特性を調整する際、フィルムの筐体からはみ出した部分を指でつまみ、フィルムを移動させることができるようになり、特別な工具を用いることなく、調整作業を行うことが可能となる。
なお、分配器の特性を調整して、フィルムが移動することのないよう、筐体同士を固定した際、筐体からはみ出したフィルムが邪魔になるようであれば、その部分を切断するようにすればよい。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
図1に示すように、本実施形態の分配器は、第1筐体としての下シャーシ2と、下シャーシ2に形成された基板収納用の凹部に収納されたプリント配線基板4と、下シャーシ2の開口面側からプリント配線基板4上に載置されるフィルム6と、フィルム6をプリント配線基板4との間で挟むスペーサ8と、スペーサ収納用の凹部(図せず)を備え、この凹部にスペーサ8を収納した状態で下シャーシ2の開口面側に載置され、ねじ36を用いて下シャーシ2にねじ止めされる上シャーシ10と、を備える。
図1に示すように、本実施形態の分配器は、第1筐体としての下シャーシ2と、下シャーシ2に形成された基板収納用の凹部に収納されたプリント配線基板4と、下シャーシ2の開口面側からプリント配線基板4上に載置されるフィルム6と、フィルム6をプリント配線基板4との間で挟むスペーサ8と、スペーサ収納用の凹部(図せず)を備え、この凹部にスペーサ8を収納した状態で下シャーシ2の開口面側に載置され、ねじ36を用いて下シャーシ2にねじ止めされる上シャーシ10と、を備える。
下シャーシ2及び上シャーシ10は、電磁シールド用の筐体を構成するものであり、導電性の金属材料にて構成されている。そして、これら各シャーシ2、10に設けられたプリント配線基板4及びスペーサ8を収納する凹部は、これら各部の板厚と略同じ深さになっており、プリント配線基板4及びスペーサ8は、各シャーシ2、10の開口端面と略同じ高さになるよう、凹部に収納されている。
また、下シャーシ2には、プリント配線基板4を挟んだ一端側に、入力端子12が設けられ、他端側に、分配出力用の2つの出力端子14、16が設けられている。これら各端子12〜16は、同軸ケーブルを、コネクタを介して接続可能なF型接栓にて構成されており、その外部導体は、下シャーシに接続され、中心導体は、プリント配線基板4に形成された入力パターン22、24、26にそれぞれ接続されている。
次に、フィルム6は、合成樹脂からなる非導電性のフィルムであり、プリント配線基板4との対向面側には、プリント配線基板4に形成された入力パターン22と出力パターン24、26との間で分配経路を形成する分配パターン27、28が形成されており、この分配パターン27、28の入力側及び出力側が、プリント配線基板4に形成された入力パターン22及び出力パターン24、26にそれぞれ接続されている。
図2に示すように、プリント配線基板4に形成された入力パターン22及び出力パターン24、26は、入力端子12及び出力端子14、16の中心導体からその中心軸に沿って真っ直ぐ延びており、入力パターン22は、途中で2系統に分離されている。
そして、分配パターン27、28は、入力パターン22において2つに分離した各パターンに重なる部分と、出力パターン24,26に重なる部分と、これら各部を接続する部分とから構成されており、その接続部分の間には、インピーダンス整合用の抵抗30が設けられている。
そして、フィルム6を、各パターンの軸方向(図2に示す矢印方向)に移動させれば、各分配パターン27、28は、軸方向に移動し、入力パターン22及び出力パターン24、26との接続を確保しつつ、分配経路の長さ(図に示す経路長)を変化させることができる。
なお、フィルム6にはインピーダンス整合用の抵抗30が設けられているため、上記のようにフィルム6を移動させて経路長を調整する場合に、邪魔になることが考えられる。そこで、プリント配線基板4又はスペーサ8には、フィルム6に装着された抵抗30を移動可能に収納する凹部(図示せず)が形成されている。
また、フィルム6の入力端子12側及び出力端子14、16側とは異なる2つの端縁部分には、下シャーシ2及び上シャーシ10の間にフィルム6を挟んだときに外に飛び出すように摘み部34が形成されている。このため、分配経路の経路長を調整する際には、この摘み部34を摘んでフィルムを移動させればよく、調整作業を簡単に行うことができる。
また、プリント配線基板4、フィルム6、スペーサ8、及び上シャーシ10には、これら各部を積層した際に、ねじ36を上シャーシ10側から通すための透孔が形成されており、下シャーシ2には、ねじ36を螺合して締め付けることで、上記各部をしっかりと結合するためのねじ孔が形成されている。そして、フィルム6に形成された透孔は、経路長の調整方向に長い長孔となっている(図1参照)。
上記のように構成された本実施形態の分配器によれば、下シャーシ2、プリント配線基板4、フィルム6、スペーサ8、及び上シャーシ10を、順に積層して、これら各部をねじ36で接続することで作製されるが、ねじ36を締め付ける前には、摘み部34を摘んでフィルム6を移動させることで、分配経路の長さ(経路長)を調整できる。
従って、本実施形態の分配器によれば、分配器を組み立てた状態で、極めて簡単に伝送周波数帯を調整することができる。また、伝送周波数帯の調整後は、ねじ36を締め付け、スペーサ8をプリント配線基板4側に押圧すれば、フィルム6をしっかりと位置決めすることができる。このため、調整後に分配器の特性が変化するのを防止できる。
なお、特性調整後に、シャーシ2、10の外にはみ出した摘み部34が邪魔になるようであれば、その部分を切断すればよいので、摘み部34を設けることによって問題が生じることはない。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内にて、種々の態様をとることができる。
例えば、上記実施形態では、フィルム6に分配経路を構成する分配パターン27、28を設けることで、分配経路の長さ(経路長)を調整し、延いては、分配器の周波数特性を調整できるようにしたが、図3に示すように、プリント配線基板4には、入力端子12から出力端子14、16に至る経路で入力信号を分配する分配経路の配線パターン(分配経路)40を形成し、フィルム6に設けた分配率調整パターン41、42を用いて、分配経路のパターン幅(延いては分配率)を調整するようにしてもよい。
例えば、上記実施形態では、フィルム6に分配経路を構成する分配パターン27、28を設けることで、分配経路の長さ(経路長)を調整し、延いては、分配器の周波数特性を調整できるようにしたが、図3に示すように、プリント配線基板4には、入力端子12から出力端子14、16に至る経路で入力信号を分配する分配経路の配線パターン(分配経路)40を形成し、フィルム6に設けた分配率調整パターン41、42を用いて、分配経路のパターン幅(延いては分配率)を調整するようにしてもよい。
なお、この場合、図3に示すように、フィルム6に設ける分配率調整パターン41、42は、プリント配線基板4に形成された分配パターン40の各分配経路と重なり、しかも、フィルム6を各パターンの幅方向に移動させた際に、分配率調整パターン41、42と分配パターン40で形成される各分配経路とのパターン幅W1、W2が、異なる比率で変化するように、分配率調整パターン41、42の幅が互いに異なるように設定すればよい。
つまりこのようにすれば、図3に示す例では、フィルム6を図面の下方に移動させると、一方のパターン幅W1が増加するのに対し、他方のパターン幅W2が減少し、分配比率が変化することになる。よって、図3に示したものでは、分配器の分配比率を簡単に調整することができるようになる。
2…下シャーシ、4…プリント配線基板、6…フィルム、8…スペーサ、10…上シャーシ、12…入力端子、14…出力端子、22…入力パターン、24,26…出力パターン、27,28…分配パターン、30…抵抗、34…摘み部、40…分配パターン、41…分配率調整パターン。
Claims (4)
- 一端に高周波信号入力用の入力パターンが形成され、他端に分配出力用の複数の出力パターンが形成されたプリント配線基板と、
該プリント配線基板において前記各パターンが形成されたおもて面が開口面となるよう、前記プリント配線基板を裏面側から支持する第1筐体と、
前記第1筐体の開口面に積層される板状のスペーサと、
前記スペーサを、前記第1筐体の開口面とは反対側から支持し、前記スペーサを前記プリント配線基板のおもて面に押圧するよう、前記第1筐体の開口面に接離可能に固定される第2筐体と、
前記入力パターン及び複数の出力パターンの間で分配経路を形成する分配パターンが形成され、当該分配パターンの入力側及び出力側が前記プリント配線基板に形成された入力パターン及び出力パターンに接続されるよう、前記プリント配線基板と前記スペーサとの間に配置されたフィルムと、
を備え、前記フィルムに形成された分配パターンは、前記フィルムをプリント配線基板の一端側又は他端側へと移動させることで、前記入力パターン及び出力パターンとの接触面積を変化させて、分配経路の長さを調整できるように構成されていることを特徴とする分配器。 - 高周波信号の入力端子から複数の分配出力端子に至る分配経路が配線パターンにて形成されたプリント配線基板と、
該プリント配線基板において前記配線パターンが形成されたおもて面が開口面となるよう、前記プリント配線基板を裏面側から支持する第1筐体と、
前記第1筐体の開口面に積層される板状のスペーサと、
前記スペーサを、前記第1筐体の開口面とは反対側から支持し、前記スペーサを前記プリント配線基板のおもて面に押圧するよう、前記第1筐体の開口面に接離可能に固定される第2筐体と、
前記プリント配線基板に形成された複数の分配経路に対応して複数の分配率調整パターンが形成され、各分配率調整パターンが前記プリント配線基板の各分配経路に接続されるよう、前記プリント配線基板と前記スペーサとの間に配置されたフィルムと、
を備え、前記フィルムに形成された分配率調整パターンは、当該分配率調整パターンの幅方向に前記フィルムを移動させることで、前記配線パターンにて形成される各分配経路の幅が、それぞれ異なる比率で変化するように形成されていることを特徴とする分配器。 - 前記第1筐体と前記第2筐体とは、各筐体の開口面に直交する方向に穿設されたねじ孔に挿通されるねじによって固定されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の分配器。
- 前記フィルムは、前記プリント配線基板と前記スペーサとの間に配置して、前記各筐体同士を接続した際、フィルムの一部が筐体からはみ出す大きさに形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載の分配器。
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