JP3718119B2 - テレビジョン信号送信機 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、CATVに使用されるテレビジョン信号送信機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のテレビジョン信号送信機の構成を図5に基づいて説明すると、金属板からなる箱形のシャーシ51の側壁51aには、同軸コネクタ52,53,54が取り付けられると共に、シャーシ51内には、配線パターン(図示せず)を設けた回路基板55がネジ56により取り付けられている。
【0003】
また、回路基板55には、シールドケース57によって電気的にシールドされた第1の周波数変換部58と、この第1の周波数変換部58の奥部に位置するシールドケース59によって電気的にシールドされ、テレビジョン信号を出力するための第2の周波数変換部60とが設けられている。
そして、シールドケース57には、第1の周波数変換部58に接続された2個の同軸コネクタ61,62が取り付けられると共に、シールドケース59には、第2の周波数変換部60に接続された1個の同軸コネクタ63が取り付けられている。
【0004】
3個の同軸ケーブル64,65,66は、ここでは図示しないが、中心導体が編み線によってシールドされた構成を有し、そして、同軸ケーブル64は同軸コネクタ52と第1の周波数変換部58の同軸コネクタ61に、また、同軸ケーブル65は同軸コネクタ53と第1の周波数変換部58の同軸コネクタ62に、更に、同軸ケーブル66は同軸コネクタ54と第2の周波数変換部60の同軸コネクタ63にそれぞれ接続されている。
【0005】
このような構成を有するテレビジョン信号送信機は、第1,第2の中間周波信号がそれぞれ同軸コネクタ52,53から同軸ケーブル64,65を介して第1の周波数変換部58に入力される。
すると、この第1の周波数変換部58によって固定の周波数に変換され、この周波数が回路基板55の配線パターンによって第2の周波数変換部60に入力される。
【0006】
また、固定の周波数が第2の周波数変換部60に入力されると、この第2の周波数変換部60によって所望のチャンネルのテレビジョン信号に変換され、このテレビジョン信号が同軸ケーブル66を通して同軸コネクタ54に出力されるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来のテレビジョン信号送信機は、テレビジョン信号を出力するための周波数変換部60からテレビジョン信号を出力するために、2個の同軸コネクタ54,63と同軸ケーブル66を必要とするため、部品点数が多くなってコスト高になるという問題がある。
また、同軸ケーブル66は部品費が高く、且つ、同軸ケーブル66を半田付けにより同軸コネクタ54,63に取り付ける作業を必要とし、作業性が悪く、コスト高になるという問題がある。
【0008】
そこで、本発明は生産性が良く、安価なテレビジョン信号送信機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための第1の解決手段として、配線パターンを設けた回路基板と、この回路基板に設けられたテレビジョン信号を出力するための周波数変換部と、前記回路基板に取り付けられ、前記周波数変換部に接続された同軸コネクタと、前記回路基板を取り付けるシャーシとを備え、前記配線パターンは、第1の接地用パターンと、前記同軸コネクタの中心導体と前記周波数変換部の出力端子とを接続する伝送パターンとを有すると共に、前記伝送パターンが前記第1の接地用パターンと前記シャーシとの間に配設されて、前記伝送パターンの両面が前記第1の接地用パターンと前記シャーシとによって電気的にシールドされた構成とした。
【0010】
また、第2の解決手段として、前記シャーシが前記回路基板の面から所定の間隔を隔てて配置された構成とした。
また、第3の解決手段として、前記回路基板の一方の面には、前記伝送パターンと対向した状態で前記第1の接地用パターンが設けられると共に、前記回路基板の他方の面側には、前記伝送パターンと対向した状態で前記シャーシの底壁が配置された構成とした。
【0011】
また、第4の解決手段として、前記伝送パターンが前記回路基板の側縁近傍に沿って配置されると共に、前記回路基板の前記側縁に沿って前記シャーシの側壁が配置され、前記伝送パターンの側縁側が前記シャーシの前記側壁によって電気的にシールドされた構成とした。
また、第5の解決手段として、前記伝送パターンが前記回路基板内に設けられた構成とした。
【0012】
また、第6の解決手段として、前記回路基板には、前記第1の接地用パターンを設けた面と反対面に第2の接地用パターンを設けると共に、この第2の接地用パターンには、前記伝送パターンと対向する箇所に削除部が設けられ、前記第1,第2の接地用パターンは、前記伝送パターンに沿った近傍の位置で、複数の接続導体で接続されて、前記伝送パターンの側縁側を電気的にシールドするようにした構成とした。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明のテレビジョン信号送信機の図面を説明すると、図1は本発明のテレビジョン信号送信機の要部の平面図、図2は本発明のテレビジョン信号送信機の要部の下面図、図3は本発明のテレビジョン信号送信機の要部の断面図、図4は本発明のテレビジョン信号送信機の要部の拡大断面図である。
【0014】
次に、本発明のテレビジョン信号送信機の構成を図1〜図4に基づいて説明すると、金属板からなる箱形のシャーシは、底壁1aと、この底壁1aの周囲から直角方向に延びる側壁1bと、底壁1aに設けられた複数個の凸部1cとを有する。
【0015】
複数の基板が積層されて形成された回路基板2には、上面と回路基板2内に配線パターン(図示せず)が設けられると共に、上面に設けられた第1の接地用パターン3と、下面に設けられた第2の接地用パターン4と、回路基板2内に設けられた第1,第2,第3の伝送パターン5,6,7とが設けられている。
【0016】
そして、第1,第2の伝送パターン5,6は、特に図1,図2に示すように、回路基板2の前方部から中央部に向かって並設され、また、第3の伝送パターン7は、回路基板2の前方部から奥部にわたって設けられると共に、第3の伝送パターン7の一部が回路基板2の側縁2a近傍に沿って配置されている。
【0017】
また、回路基板2の上面に設けられた第1の接地用パターン3は、第3の伝送パターン7の一面である上面と対向した状態で配設され、第3の伝送パターン7の上面側が第1の接地用パターン3によって電気的にシールドされた構成となっている。
また、回路基板2の下面に設けられた第2の接地用パターン4は、回路基板2の下面のほぼ全面に設けられると共に、この第2の接地用パターン4には、特に図2に示すように、第3の伝送パターン7の他面である下面と対向する箇所に削除部4aが設けられている。
更に、第2の接地用パターン4には、図2に示すように、第1,第2の伝送パターン5,6の端部と対向する位置に削除部4bが設けられている。
【0018】
そして、この第1,第2の接地用パターン3,4は、第3の伝送パターン7に沿った近傍の複数の位置で、複数個のスルーホール2bに充填された導電ペースト等からなる接続導体8によって接続され、第3の伝送パターン7の側縁側が電気的にシールドされた構成となっている。
【0019】
また、回路基板2には、シールドケース9によって電気的にシールドされた第1の周波数変換部10と、この第1の周波数変換部10の奥部に位置するシールドケース11によって電気的にシールドされ、テレビジョン信号を出力するための第2の周波数変換部12とが設けられている。
【0020】
そして、第1,第2の伝送パターン5,6は第1の周波数変換部10まで延びて、回路基板2に設けたスルーホール(図示せず)に充填された接続導体(図示せず)によって、第1の周波数変換部10に接続されると共に、第3の伝送パターン7は第2の周波数変換部12まで延びて、回路基板2に設けたスルーホール2bに充填された接続導体13によって、第2の周波数変換部12の出力端子12aに接続されている。
【0021】
第1,第2,第3の同軸コネクタ14,15,16は、金属材で形成され、L字状の筒部からなる外導体17と、この外導体17内に位置し、絶縁材18を介して取り付けられた中心導体19とで構成されている。
そして、第1,第2の同軸コネクタ14,15は、回路基板2の前方部において、外導体17が第1の接地用パターン3に半田付けされて取り付けられると共に、中心導体19がそれぞれ第1,第2の伝送パターン5,6に半田付けされて接続されている。
【0022】
また、第3の同軸コネクタ16は、回路基板2の前方部において、外導体17が第1の接地用パターン3に半田付けされて取り付けられると共に、中心導体19が第3の伝送パターン7に半田付けされて接続されている。
そして、このように構成された回路基板2は、第1,第2,第3の同軸コネクタ14,15,16を側壁1bから外方に突出させた状態で、シャーシ1内に収納されると共に、回路基板2が凸部1c上に載置された状態で、ネジ20によって底壁1aに取り付けられている。
【0023】
このように回路基板2が取り付けられた際、凸部1cと当接した箇所を除く回路基板2の下面からは、底壁1aが所定の間隔を隔てて配置されると共に、この底壁1aが第3の伝送パターン7の下面と対向した状態となって、第3の伝送パターン7の下面側が底壁1aによって電気的にシールドされた構成となり、従って、第3の伝送パターン7の上下の両面が底壁1aと第1の接地用パターン3とで電気的にシールドされている。
【0024】
更に、回路基板2が取り付けられた際、側壁1bは回路基板2の側縁2aに沿って配置された状態となり、これによって、第3の伝送パターン7の側縁において、回路基板2の側縁2a側が側壁1bによって電気的にシールドされた構成となり、従って、第3の伝送パターン7の両側縁側が側壁1bと接続導体8によって電気的にシールドされている。
【0025】
このような構成を有するテレビジョン信号送信機は、第1,第2の中間周波信号がそれぞれ第1,第2の同軸コネクタ14,15から第1,第2の伝送パターン5,6を介して第1の周波数変換部10に入力される。
すると、この第1の周波数変換部10によって固定の周波数に変換され、この周波数が回路基板2の配線パターンによって第2の周波数変換部12に入力される。
【0026】
また、固定の周波数が第2の周波数変換部12に入力されると、この第2の周波数変換部12によって所望のチャンネルのテレビジョン信号に変換され、このテレビジョン信号が第3の伝送パターン7を通して第3の同軸コネクタ16に出力されるようになっている。
【0027】
このようなテレビジョン信号を伝送する第3の伝送パターン7の特性インピーダンス(例えば、75Ω)は、第3の伝送パターン7の幅と、この第3の伝送パターン7とグランド導体との間の容量とによって決定される。
即ち、第3の伝送パターン7とグランド導体との間の容量が大きい時は、第3の伝送パターン7の幅を小さくすることによって特性インピーダンスを得ると共に、第3の伝送パターン7とグランド導体との間の容量が小さい時は、第3の伝送パターン7の幅を大きくすることによって特性インピーダンスを得るものである。
【0028】
そして、本発明においては、第3の伝送パターン7とグランド導体である第1の接地用パターン3との間、及び第3の伝送パターン7とグランド導体であるシャーシ1の底壁1aとの間で主に容量が形成されるが、グランド導体としてシャーシ1の底壁1aを使用することによって、この底壁1aを回路基板2から隔てて配置できて、容量を小さくできると共に、第3の伝送パターン7の幅を大きくでき、また、第3の伝送パターン7の幅が大きくなると、伝送損失を少なくできるものである。
【0029】
また、本発明は第1,第2の伝送パターン5,6を設けることによって、従来の同軸ケーブル64,65を無くすることができて、生産性が良く、安価なものが得られる。
【0030】
なお、上記実施例においては、第3の伝送パターン7を回路基板2内に設けたもので説明したが、第3の伝送パターン7を回路基板2の下面に設けて、この第3の伝送パターン7をレジストで覆うようにしても良い。
また、第1の接地用パターン3は、回路基板2の上面に形成したもので説明したが、回路基板2内に設けても良い。
【0031】
【発明の効果】
本発明のテレビジョン信号送信機において、配線パターンは、第1の接地用パターン3と、同軸コネクタ16の中心導体19と周波数変換部12の出力端子12aとを接続する伝送パターン7とを有すると共に、伝送パターン7が記第1の接地用パターン3とシャーシ1との間に配設されて、伝送パターン7の両面が第1の接地用パターン3とシャーシ1とによって電気的にシールドされたため、従来の同軸ケーブルが不要となって、生産性が良く、安価なものを提供できる。
【0032】
また、グランド導体であるシャーシ1が回路基板2の面から所定の間隔を隔てて配置されたため、容量が小さくなって、伝送パターン7の幅を大きくでき、このため、伝送パターン7の製造が容易となるばかりか、伝送パターン7の幅が大きいため、伝送損失を少なくできる。
【0033】
また、回路基板2の一方の面には、伝送パターン7と対向した状態で第1の接地用パターン3が設けられたため、回路基板2内に第1の接地用パターン3を設けたものに比して、第1の接地用パターン3を伝送パターン7から遠くに配置できて、伝送パターン7の幅を大きくでき、伝送パターン7の製造が容易となるばかりか、伝送パターン7の幅が大きいため、伝送損失を少なくできる。
【0034】
また、伝送パターン7が回路基板2の側縁2a近傍に沿って配置されると共に、回路基板2の側縁2aに沿ってシャーシ1の側壁1bが配置され、伝送パターン7の側縁側がシャーシ1の側壁1bによって電気的にシールドされたため、一層、伝送パターン7のシールド効果を高めることができる。
【0035】
また、伝送パターン7が回路基板2内に設けられたため、シャーシ1等とのショートを何ら配慮する必要が無く、絶縁性が良好で、生産性の良いものが得られる。
【0036】
また、回路基板2には、第1の接地用パターン3を設けた面と反対面に第2の接地用パターン4を設けると共に、この第2の接地用パターン4には、伝送パターン7と対向する箇所に削除部4aが設けられ、第1,第2の接地用パターン3,4は、伝送パターン7に沿った近傍の位置で、複数の接続導体8で接続されて、伝送パターン7の側縁側を電気的にシールドするようにしたため、一層、伝送パターン7のシールド効果を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のテレビジョン信号送信機の要部の平面図。
【図2】本発明のテレビジョン信号送信機の要部の下面図。
【図3】本発明のテレビジョン信号送信機の要部の断面図。
【図4】本発明のテレビジョン信号送信機の要部の拡大断面図。
【図5】従来のテレビジョン信号送信機の要部の平面図。
【符号の説明】
1 シャーシ
1a 底壁
1b 側壁
1c 凸部
2 回路基板
2a 側縁
2b スルーホール
3 第1の接地用パターン
4 第2の接地用パターン
4a 削除部
4b 削除部
5 第1の伝送パターン
6 第2の伝送パターン
7 第3の伝送パターン
8 接続導体
9 シールドケース
10 第1の周波数変換部
11 シールドケース
12 第2の周波数変換部
12a 出力端子
13 接続導体
14 第1の同軸コネクタ
15 第2の同軸コネクタ
16 第3の同軸コネクタ
17 外導体
18 絶縁材
19 中心導体
20 ネジ
【発明の属する技術分野】
本発明は、CATVに使用されるテレビジョン信号送信機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のテレビジョン信号送信機の構成を図5に基づいて説明すると、金属板からなる箱形のシャーシ51の側壁51aには、同軸コネクタ52,53,54が取り付けられると共に、シャーシ51内には、配線パターン(図示せず)を設けた回路基板55がネジ56により取り付けられている。
【0003】
また、回路基板55には、シールドケース57によって電気的にシールドされた第1の周波数変換部58と、この第1の周波数変換部58の奥部に位置するシールドケース59によって電気的にシールドされ、テレビジョン信号を出力するための第2の周波数変換部60とが設けられている。
そして、シールドケース57には、第1の周波数変換部58に接続された2個の同軸コネクタ61,62が取り付けられると共に、シールドケース59には、第2の周波数変換部60に接続された1個の同軸コネクタ63が取り付けられている。
【0004】
3個の同軸ケーブル64,65,66は、ここでは図示しないが、中心導体が編み線によってシールドされた構成を有し、そして、同軸ケーブル64は同軸コネクタ52と第1の周波数変換部58の同軸コネクタ61に、また、同軸ケーブル65は同軸コネクタ53と第1の周波数変換部58の同軸コネクタ62に、更に、同軸ケーブル66は同軸コネクタ54と第2の周波数変換部60の同軸コネクタ63にそれぞれ接続されている。
【0005】
このような構成を有するテレビジョン信号送信機は、第1,第2の中間周波信号がそれぞれ同軸コネクタ52,53から同軸ケーブル64,65を介して第1の周波数変換部58に入力される。
すると、この第1の周波数変換部58によって固定の周波数に変換され、この周波数が回路基板55の配線パターンによって第2の周波数変換部60に入力される。
【0006】
また、固定の周波数が第2の周波数変換部60に入力されると、この第2の周波数変換部60によって所望のチャンネルのテレビジョン信号に変換され、このテレビジョン信号が同軸ケーブル66を通して同軸コネクタ54に出力されるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来のテレビジョン信号送信機は、テレビジョン信号を出力するための周波数変換部60からテレビジョン信号を出力するために、2個の同軸コネクタ54,63と同軸ケーブル66を必要とするため、部品点数が多くなってコスト高になるという問題がある。
また、同軸ケーブル66は部品費が高く、且つ、同軸ケーブル66を半田付けにより同軸コネクタ54,63に取り付ける作業を必要とし、作業性が悪く、コスト高になるという問題がある。
【0008】
そこで、本発明は生産性が良く、安価なテレビジョン信号送信機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための第1の解決手段として、配線パターンを設けた回路基板と、この回路基板に設けられたテレビジョン信号を出力するための周波数変換部と、前記回路基板に取り付けられ、前記周波数変換部に接続された同軸コネクタと、前記回路基板を取り付けるシャーシとを備え、前記配線パターンは、第1の接地用パターンと、前記同軸コネクタの中心導体と前記周波数変換部の出力端子とを接続する伝送パターンとを有すると共に、前記伝送パターンが前記第1の接地用パターンと前記シャーシとの間に配設されて、前記伝送パターンの両面が前記第1の接地用パターンと前記シャーシとによって電気的にシールドされた構成とした。
【0010】
また、第2の解決手段として、前記シャーシが前記回路基板の面から所定の間隔を隔てて配置された構成とした。
また、第3の解決手段として、前記回路基板の一方の面には、前記伝送パターンと対向した状態で前記第1の接地用パターンが設けられると共に、前記回路基板の他方の面側には、前記伝送パターンと対向した状態で前記シャーシの底壁が配置された構成とした。
【0011】
また、第4の解決手段として、前記伝送パターンが前記回路基板の側縁近傍に沿って配置されると共に、前記回路基板の前記側縁に沿って前記シャーシの側壁が配置され、前記伝送パターンの側縁側が前記シャーシの前記側壁によって電気的にシールドされた構成とした。
また、第5の解決手段として、前記伝送パターンが前記回路基板内に設けられた構成とした。
【0012】
また、第6の解決手段として、前記回路基板には、前記第1の接地用パターンを設けた面と反対面に第2の接地用パターンを設けると共に、この第2の接地用パターンには、前記伝送パターンと対向する箇所に削除部が設けられ、前記第1,第2の接地用パターンは、前記伝送パターンに沿った近傍の位置で、複数の接続導体で接続されて、前記伝送パターンの側縁側を電気的にシールドするようにした構成とした。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明のテレビジョン信号送信機の図面を説明すると、図1は本発明のテレビジョン信号送信機の要部の平面図、図2は本発明のテレビジョン信号送信機の要部の下面図、図3は本発明のテレビジョン信号送信機の要部の断面図、図4は本発明のテレビジョン信号送信機の要部の拡大断面図である。
【0014】
次に、本発明のテレビジョン信号送信機の構成を図1〜図4に基づいて説明すると、金属板からなる箱形のシャーシは、底壁1aと、この底壁1aの周囲から直角方向に延びる側壁1bと、底壁1aに設けられた複数個の凸部1cとを有する。
【0015】
複数の基板が積層されて形成された回路基板2には、上面と回路基板2内に配線パターン(図示せず)が設けられると共に、上面に設けられた第1の接地用パターン3と、下面に設けられた第2の接地用パターン4と、回路基板2内に設けられた第1,第2,第3の伝送パターン5,6,7とが設けられている。
【0016】
そして、第1,第2の伝送パターン5,6は、特に図1,図2に示すように、回路基板2の前方部から中央部に向かって並設され、また、第3の伝送パターン7は、回路基板2の前方部から奥部にわたって設けられると共に、第3の伝送パターン7の一部が回路基板2の側縁2a近傍に沿って配置されている。
【0017】
また、回路基板2の上面に設けられた第1の接地用パターン3は、第3の伝送パターン7の一面である上面と対向した状態で配設され、第3の伝送パターン7の上面側が第1の接地用パターン3によって電気的にシールドされた構成となっている。
また、回路基板2の下面に設けられた第2の接地用パターン4は、回路基板2の下面のほぼ全面に設けられると共に、この第2の接地用パターン4には、特に図2に示すように、第3の伝送パターン7の他面である下面と対向する箇所に削除部4aが設けられている。
更に、第2の接地用パターン4には、図2に示すように、第1,第2の伝送パターン5,6の端部と対向する位置に削除部4bが設けられている。
【0018】
そして、この第1,第2の接地用パターン3,4は、第3の伝送パターン7に沿った近傍の複数の位置で、複数個のスルーホール2bに充填された導電ペースト等からなる接続導体8によって接続され、第3の伝送パターン7の側縁側が電気的にシールドされた構成となっている。
【0019】
また、回路基板2には、シールドケース9によって電気的にシールドされた第1の周波数変換部10と、この第1の周波数変換部10の奥部に位置するシールドケース11によって電気的にシールドされ、テレビジョン信号を出力するための第2の周波数変換部12とが設けられている。
【0020】
そして、第1,第2の伝送パターン5,6は第1の周波数変換部10まで延びて、回路基板2に設けたスルーホール(図示せず)に充填された接続導体(図示せず)によって、第1の周波数変換部10に接続されると共に、第3の伝送パターン7は第2の周波数変換部12まで延びて、回路基板2に設けたスルーホール2bに充填された接続導体13によって、第2の周波数変換部12の出力端子12aに接続されている。
【0021】
第1,第2,第3の同軸コネクタ14,15,16は、金属材で形成され、L字状の筒部からなる外導体17と、この外導体17内に位置し、絶縁材18を介して取り付けられた中心導体19とで構成されている。
そして、第1,第2の同軸コネクタ14,15は、回路基板2の前方部において、外導体17が第1の接地用パターン3に半田付けされて取り付けられると共に、中心導体19がそれぞれ第1,第2の伝送パターン5,6に半田付けされて接続されている。
【0022】
また、第3の同軸コネクタ16は、回路基板2の前方部において、外導体17が第1の接地用パターン3に半田付けされて取り付けられると共に、中心導体19が第3の伝送パターン7に半田付けされて接続されている。
そして、このように構成された回路基板2は、第1,第2,第3の同軸コネクタ14,15,16を側壁1bから外方に突出させた状態で、シャーシ1内に収納されると共に、回路基板2が凸部1c上に載置された状態で、ネジ20によって底壁1aに取り付けられている。
【0023】
このように回路基板2が取り付けられた際、凸部1cと当接した箇所を除く回路基板2の下面からは、底壁1aが所定の間隔を隔てて配置されると共に、この底壁1aが第3の伝送パターン7の下面と対向した状態となって、第3の伝送パターン7の下面側が底壁1aによって電気的にシールドされた構成となり、従って、第3の伝送パターン7の上下の両面が底壁1aと第1の接地用パターン3とで電気的にシールドされている。
【0024】
更に、回路基板2が取り付けられた際、側壁1bは回路基板2の側縁2aに沿って配置された状態となり、これによって、第3の伝送パターン7の側縁において、回路基板2の側縁2a側が側壁1bによって電気的にシールドされた構成となり、従って、第3の伝送パターン7の両側縁側が側壁1bと接続導体8によって電気的にシールドされている。
【0025】
このような構成を有するテレビジョン信号送信機は、第1,第2の中間周波信号がそれぞれ第1,第2の同軸コネクタ14,15から第1,第2の伝送パターン5,6を介して第1の周波数変換部10に入力される。
すると、この第1の周波数変換部10によって固定の周波数に変換され、この周波数が回路基板2の配線パターンによって第2の周波数変換部12に入力される。
【0026】
また、固定の周波数が第2の周波数変換部12に入力されると、この第2の周波数変換部12によって所望のチャンネルのテレビジョン信号に変換され、このテレビジョン信号が第3の伝送パターン7を通して第3の同軸コネクタ16に出力されるようになっている。
【0027】
このようなテレビジョン信号を伝送する第3の伝送パターン7の特性インピーダンス(例えば、75Ω)は、第3の伝送パターン7の幅と、この第3の伝送パターン7とグランド導体との間の容量とによって決定される。
即ち、第3の伝送パターン7とグランド導体との間の容量が大きい時は、第3の伝送パターン7の幅を小さくすることによって特性インピーダンスを得ると共に、第3の伝送パターン7とグランド導体との間の容量が小さい時は、第3の伝送パターン7の幅を大きくすることによって特性インピーダンスを得るものである。
【0028】
そして、本発明においては、第3の伝送パターン7とグランド導体である第1の接地用パターン3との間、及び第3の伝送パターン7とグランド導体であるシャーシ1の底壁1aとの間で主に容量が形成されるが、グランド導体としてシャーシ1の底壁1aを使用することによって、この底壁1aを回路基板2から隔てて配置できて、容量を小さくできると共に、第3の伝送パターン7の幅を大きくでき、また、第3の伝送パターン7の幅が大きくなると、伝送損失を少なくできるものである。
【0029】
また、本発明は第1,第2の伝送パターン5,6を設けることによって、従来の同軸ケーブル64,65を無くすることができて、生産性が良く、安価なものが得られる。
【0030】
なお、上記実施例においては、第3の伝送パターン7を回路基板2内に設けたもので説明したが、第3の伝送パターン7を回路基板2の下面に設けて、この第3の伝送パターン7をレジストで覆うようにしても良い。
また、第1の接地用パターン3は、回路基板2の上面に形成したもので説明したが、回路基板2内に設けても良い。
【0031】
【発明の効果】
本発明のテレビジョン信号送信機において、配線パターンは、第1の接地用パターン3と、同軸コネクタ16の中心導体19と周波数変換部12の出力端子12aとを接続する伝送パターン7とを有すると共に、伝送パターン7が記第1の接地用パターン3とシャーシ1との間に配設されて、伝送パターン7の両面が第1の接地用パターン3とシャーシ1とによって電気的にシールドされたため、従来の同軸ケーブルが不要となって、生産性が良く、安価なものを提供できる。
【0032】
また、グランド導体であるシャーシ1が回路基板2の面から所定の間隔を隔てて配置されたため、容量が小さくなって、伝送パターン7の幅を大きくでき、このため、伝送パターン7の製造が容易となるばかりか、伝送パターン7の幅が大きいため、伝送損失を少なくできる。
【0033】
また、回路基板2の一方の面には、伝送パターン7と対向した状態で第1の接地用パターン3が設けられたため、回路基板2内に第1の接地用パターン3を設けたものに比して、第1の接地用パターン3を伝送パターン7から遠くに配置できて、伝送パターン7の幅を大きくでき、伝送パターン7の製造が容易となるばかりか、伝送パターン7の幅が大きいため、伝送損失を少なくできる。
【0034】
また、伝送パターン7が回路基板2の側縁2a近傍に沿って配置されると共に、回路基板2の側縁2aに沿ってシャーシ1の側壁1bが配置され、伝送パターン7の側縁側がシャーシ1の側壁1bによって電気的にシールドされたため、一層、伝送パターン7のシールド効果を高めることができる。
【0035】
また、伝送パターン7が回路基板2内に設けられたため、シャーシ1等とのショートを何ら配慮する必要が無く、絶縁性が良好で、生産性の良いものが得られる。
【0036】
また、回路基板2には、第1の接地用パターン3を設けた面と反対面に第2の接地用パターン4を設けると共に、この第2の接地用パターン4には、伝送パターン7と対向する箇所に削除部4aが設けられ、第1,第2の接地用パターン3,4は、伝送パターン7に沿った近傍の位置で、複数の接続導体8で接続されて、伝送パターン7の側縁側を電気的にシールドするようにしたため、一層、伝送パターン7のシールド効果を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のテレビジョン信号送信機の要部の平面図。
【図2】本発明のテレビジョン信号送信機の要部の下面図。
【図3】本発明のテレビジョン信号送信機の要部の断面図。
【図4】本発明のテレビジョン信号送信機の要部の拡大断面図。
【図5】従来のテレビジョン信号送信機の要部の平面図。
【符号の説明】
1 シャーシ
1a 底壁
1b 側壁
1c 凸部
2 回路基板
2a 側縁
2b スルーホール
3 第1の接地用パターン
4 第2の接地用パターン
4a 削除部
4b 削除部
5 第1の伝送パターン
6 第2の伝送パターン
7 第3の伝送パターン
8 接続導体
9 シールドケース
10 第1の周波数変換部
11 シールドケース
12 第2の周波数変換部
12a 出力端子
13 接続導体
14 第1の同軸コネクタ
15 第2の同軸コネクタ
16 第3の同軸コネクタ
17 外導体
18 絶縁材
19 中心導体
20 ネジ
Claims (6)
- 配線パターンを設けた回路基板と、この回路基板に設けられたテレビジョン信号を出力するための周波数変換部と、前記回路基板に取り付けられ、前記周波数変換部に接続された同軸コネクタと、前記回路基板を取り付けるシャーシとを備え、前記配線パターンは、第1の接地用パターンと、前記同軸コネクタの中心導体と前記周波数変換部の出力端子とを接続する伝送パターンとを有すると共に、前記伝送パターンが前記第1の接地用パターンと前記シャーシとの間に配設されて、前記伝送パターンの両面が前記第1の接地用パターンと前記シャーシとによって電気的にシールドされたことを特徴とするテレビジョン信号送信機。
- 前記シャーシが前記回路基板の面から所定の間隔を隔てて配置されたことを特徴とする請求項1記載のテレビジョン信号送信機。
- 前記回路基板の一方の面には、前記伝送パターンと対向した状態で前記第1の接地用パターンが設けられると共に、前記回路基板の他方の面側には、前記伝送パターンと対向した状態で前記シャーシの底壁が配置されたことを特徴とする請求項2記載のテレビジョン信号送信機。
- 前記伝送パターンが前記回路基板の側縁近傍に沿って配置されると共に、前記回路基板の前記側縁に沿って前記シャーシの側壁が配置され、前記伝送パターンの側縁側が前記シャーシの前記側壁によって電気的にシールドされたことを特徴とする請求項2、又は3記載のテレビジョン信号送信機。
- 前記伝送パターンが前記回路基板内に設けられたことを特徴とする請求項3,又は4の何れかに記載のテレビジョン信号送信機。
- 前記回路基板には、前記第1の接地用パターンを設けた面と反対面に第2の接地用パターンを設けると共に、この第2の接地用パターンには、前記伝送パターンと対向する箇所に削除部が設けられ、前記第1,第2の接地用パターンは、前記伝送パターンに沿った近傍の位置で、複数の接続導体で接続されて、前記伝送パターンの側縁側を電気的にシールドするようにしたことを特徴とする請求項3から5の何れかに記載のテレビジョン信号送信機。
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