JP2010236671A - 自動変速機の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ソレノイドバルブに関わる異常を検出したとき供給電流を遮断して、不具合の発生を確実に阻止し得るようにした自動変速機の制御装置を提供する。
【解決手段】電源供給制御手段55によりリニアソレノイドバルブSLC1に電源供給する通電状態に切換え、かつPWM制御手段56によりリニアソレノイドバルブSLC1にPWM信号を供給した状態にて、所定の契機で電源供給制御手段55によりハイサイドスイッチ21を遮断状態に切換えることで、リニアソレノイドバルブへの電源供給を遮断するように構成した。このため、リニアソレノイドバルブに関わる異常が発生したとしても、ハイサイドスイッチ21を所定の契機で遮断することにより、不具合の発生を確実に阻止することができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、例えば車輌に搭載される自動変速機の制御装置に係り、詳しくは、ドライバショートやハーネスショート等に起因したソレノイドバルブの異常による不具合の発生を確実に阻止し得るようにした自動変速機の制御装置に関する。
従来より、ソレノイドの励磁、非励磁にて油圧回路を切り換えて変速を行う機構が車輌用自動変速機の変速制御に用いられている。このような技術において、ソレノイドの短絡障害等の異常発生を電気的に検出してソレノイドバルブの故障を検出するように構成した故障検出装置が知られている(特許文献1参照)。
該特許文献1に記載の故障検出装置は、ソレノイドを搭載した装置の動作に影響のない短時間だけ、指令信号の二値レベルを反転する第1処理手段と、指令信号が元の二値レベルにあるタイミングと第1処理手段により反転されたタイミングとに対応させて異常検出回路の出力を検知し、正常に対応する二値レベルに無いときに警報信号を出力する第2処理手段とを備えている。これにより、ソレノイドがON状態(又はOFF状態)のため断線障害を識別できない場合でも、締結要素の次回の切り替え操作を待つことなく、意図的に指令信号の二値レベルを反転してソレノイドのON−OFFを反転させることで、断線を識別し得る状態を積極的に作り出すことができる。また、ソレノイドのON状態とOFF状態双方における異常検出回路の出力をOR判断するため、ソレノイドがON−OFFいずれの状態であっても同一手順にて断線障害を識別し得る。
特開平08−293414号公報
しかし、特許文献1に記載の故障検出装置では、ソレノイドバルブの短絡(ショート)等の異常を検出し得るものの、該異常検出があった際には、警報回路を起動すると共に、自動変速機をフェイルセーフモードに切換え、該モードにおいて、変速段を前進3速段に固定して必要最小限度の運転機能を確保するように構成されるため、異常検出してもソレノイドバルブへの電流供給を遮断することが困難であった。例えば、運転者がニュートラル(N)レンジに操作してニュートラル状態になっている場合に、ソレノイドバルブの異常(例えばドライバショート、ハーネスショート等)が発生した際には、走行時に使用するソレノイドバルブに電流を供給し続けるような不具合を生じる虞がある。
そこで本発明は、ソレノイドバルブに関わる異常を検出したとき供給電流を遮断して、不具合の発生を確実に阻止し得るように構成し、もって安全性をより向上させた自動変速機の制御装置を提供することを目的とするものである。
請求項1に係る本発明は(例えば図1乃至図7参照)、駆動信号(電流信号)の入力に応じて調圧作動するソレノイドバルブ(例えばSLC1)を制御することにより変速制御してなる自動変速機(1)の制御装置において、
前記ソレノイドバルブ(例えばSLC1)に前記駆動信号を供給する電源の正極側(+B)と負極側(G)との間に接続されたハイサイド切換え部(21)及びローサイド切換え部(26)と、
前記ハイサイド切換え部(21)及び前記ローサイド切換え部(26)の何れか一方を、前記電源の正極側(+B)又は負極側(G)と前記ソレノイドバルブ(例えばSLC1)との間の電流路を通電状態と遮断状態とに切換えるように制御する電源供給制御手段(55)と、
前記ハイサイド切換え部(21)及び前記ローサイド切換え部(26)の何れか他方を、前記ソレノイドバルブ(例えばSLC1)に前記駆動信号を供給するように制御する駆動制御手段(56)と、を備え、
前記電源供給制御手段(55)による制御で前記ソレノイドバルブ(例えばSLC1)に前記駆動信号を供給し得る前記通電状態に切換え、かつ前記駆動制御手段(56)による制御で前記ソレノイドバルブ(例えばSLC1)に前記駆動信号を供給した状態にて、前記電源供給制御手段(55)が所定の契機で前記電流路を前記遮断状態に切換えることにより、前記ソレノイドバルブ(例えばSLC1)への前記駆動信号の供給を遮断してなる、
ことを特徴とする自動変速機(1)の制御装置にある。
請求項2に係る本発明は(例えば図4参照)、前記ソレノイドバルブ(例えばSLC1)に関わる異常を検出する異常検出手段(57)を備え、かつ、
前記電源供給制御手段(55)は、前記異常検出手段(57)が異常を検出したときを前記所定の契機として、前記一方の切換え部(21又は26)を前記遮断状態に切換えてなる、
請求項1記載の自動変速機(1)の制御装置にある。
請求項3に係る本発明は(例えば図5及び図6参照)、シフトレンジ操作手段(47)の操作に応じて少なくともニュートラルレンジ(Nレンジ)に切換え可能に構成され、かつ、
前記電源供給制御手段(55)は、前記シフトレンジ操作手段(47)が他のレンジ(例えばDレンジ)から前記ニュートラルレンジに切換えられたときを前記所定の契機として、前記一方の切換え部(21又は26)を前記遮断状態に切換えてなる、
請求項1記載の自動変速機(1)の制御装置にある。
請求項4に係る本発明は(例えば図6参照)、前記電源供給制御手段(55)は、前記一方の切換え部(21又は26)の前記遮断状態への切換えを、所定の遅延時間(t)の経過後に実行してなる、
請求項3記載の自動変速機(1)の制御装置にある。
なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照するためのものであるが、これは、発明の理解を容易にするための便宜的なものであり、特許請求の範囲の構成に何等影響を及ぼすものではない。
請求項1に係る本発明によると、電源供給制御手段による制御でソレノイドバルブに駆動信号を供給し得る通電状態に切換え、かつ駆動制御手段による制御でソレノイドバルブに駆動信号を供給した状態にて、電源供給制御手段が所定の契機で電流路を遮断状態に切換えることにより、ソレノイドバルブへの駆動信号の供給を遮断するように構成したので、ソレノイドバルブに関わる異常が発生していたとしても、一方の切換え部を所定の契機で制御して、電源の正極側又は負極側とソレノイドバルブとの間の電流路を遮断することで、走行時に使用するソレノイドバルブに電流を供給し続けるような不具合の発生を確実に阻止することができ、より高い安全性を確保することができる。
請求項2に係る本発明によると、リニアソレノイドバルブに関わる異常を検出する異常検出手段を備え、かつ電源供給制御手段が、異常検出手段が異常を検出したときを所定の契機として、一方の切換え部を遮断状態に切換えるので、異常が検出されないときは正常時の制御をそのまま実行することができる。
請求項3に係る本発明によると、シフトレンジ操作手段の操作に応じて少なくともニュートラルレンジに切換え可能に構成され、かつ電源供給制御手段が、シフトレンジ操作手段が他のレンジからニュートラルレンジに切換えられたときを所定の契機として、一方の切換え部を遮断状態に切換えるように構成されるので、他のレンジ、例えば前進走行レンジからニュートラルレンジに切換えられた際に、ソレノイドバルブへの電源供給を確実に遮断し、走行時に使用するソレノイドバルブに電流を供給し続けるような不具合の発生を確実に阻止することができる。
請求項4に係る本発明によると、電源供給制御手段が、一方の切換え部の遮断状態への切換えを、所定の遅延時間の経過後に実行するので、シフト操作された際、所定の時間だけ遅延させた後に他方の切換え部を遮断することで、ソレノイドバルブを滑らかにクローズさせ、シフトチェンジの際のショックを軽減することができる。
本発明を適用し得る自動変速機を示すスケルトン図。 本自動変速機の作動表。 本自動変速機の油圧制御装置を一部抜粋して概略的に示す回路図。 本発明に係る制御装置の第1の実施形態を説明する図であり、(a)は該制御装置の回路構成等を模式的に示す図、(b)はリニアソレノイドバルブへの給電状態を示す図。 本制御装置の第2の実施形態を説明する図であり、(a)は該制御装置の回路構成等を模式的に示す図、(b)はリニアソレノイドバルブへの給電状態を示す図。 本制御装置の第3の実施形態を説明する図であり、(a)は該制御装置の回路構成等を模式的に示す図、(b)はリニアソレノイドバルブへの給電状態を示す図。 本制御装置の第4の実施形態の回路構成等を模式的に示す図。 本発明の基礎となる制御装置を説明する図であり、(a)は該制御装置の回路構成等を模式的に示す図、(b)はリニアソレノイドバルブへの給電状態を示す図。
<第1の実施の形態>
以下、本発明に係る第1の実施の形態を図1乃至図4に沿って説明する。
[自動変速機の構成]
まず、本発明を適用し得る多段式自動変速機1(以下、単に「自動変速機」という)の概略構成について図1に沿って説明する。図1に示すように、例えばFRタイプ(フロントエンジン、リヤドライブ)の車輌に用いて好適な自動変速機1は、不図示のエンジンに接続し得る自動変速機1の入力軸11を有しており、該入力軸11の軸方向を中心としてトルクコンバータ7と、変速機構2とを備えている。
上記トルクコンバータ7は、自動変速機1の入力軸11に接続されたポンプインペラ7aと、作動流体を介して該ポンプインペラ7aの回転が伝達されるタービンランナ7bとを有しており、該タービンランナ7bは、上記入力軸11と同軸上に配設された上記変速機構2の入力軸12に接続されている。また、該トルクコンバータ7には、ロックアップクラッチ10が備えられており、該ロックアップクラッチ10が後述の油圧制御装置の油圧制御によって係合されると、上記自動変速機1の入力軸11の回転が変速機構2の入力軸12に直接伝達される。
上記変速機構2には、入力軸12(及び中間軸13)上において、プラネタリギヤDPと、プラネタリギヤユニットPUとが備えられている。上記プラネタリギヤDPは、サンギヤS1、キャリヤCR1、及びリングギヤR1を備えており、該キャリヤCR1に、サンギヤS1に噛合するピニオンP1及びリングギヤR1に噛合するピニオンP2を互いに噛合する形で有している、いわゆるダブルピニオンプラネタリギヤである。
また、該プラネタリギヤユニットPUは、4つの回転要素としてサンギヤS2、サンギヤS3、キャリヤCR2(CR3)、及びリングギヤR3(R2)を有し、該キャリヤCR2に、サンギヤS2及びリングギヤR3に噛合するロングピニオンP4と、該ロングピニオンP4及びサンギヤS3に噛合するショートピニオンP3とを互いに噛合する形で有している、いわゆるラビニヨ型プラネタリギヤである。
上記プラネタリギヤDPのサンギヤS1は、例えばミッションケース3に一体的に固定されているオイルポンプボディ3aから延設されたボス部3bに接続されて回転が固定されている。また、上記キャリヤCR1は、上記入力軸12に接続されて、該入力軸12の回転と同回転(以下、「入力回転」という。)になっていると共に、第4クラッチC−4に接続されている。さらに、リングギヤR1は、該固定されたサンギヤS1と該入力回転するキャリヤCR1とにより、入力回転が減速された減速回転になると共に、第1クラッチC−1及び第3クラッチC−3に接続されている。
上記プラネタリギヤユニットPUのサンギヤS2は、係止手段としての第1ブレーキB−1に接続されてミッションケース3に対して固定自在となっていると共に、上記第4クラッチC−4及び上記第3クラッチC−3に接続されて、第4クラッチC−4を介して上記キャリヤCR1の入力回転が、第3クラッチC−3を介して上記リングギヤR1の減速回転が、それぞれ入力自在となっている。また、上記サンギヤS3は、第1クラッチC−1に接続されており、上記リングギヤR1の減速回転が入力自在となっている。
さらに、上記キャリヤCR2は、中間軸13を介して入力軸12の回転が入力される第2クラッチC−2に接続されて、該第2クラッチC−2を介して入力回転が入力自在となっており、また、係止手段としてのワンウェイクラッチF−1及び第2ブレーキB−2に接続されて、該ワンウェイクラッチF−1を介してミッションケース3に対して一方向の回転が規制されると共に、該第2ブレーキB−2を介して回転が固定自在となっている。そして、上記リングギヤR3は、不図示の駆動車輪に回転を出力する出力軸15に接続されている。
[各変速段の伝達経路]
つづいて、上記構成に基づき、変速機構2の作用について図1及び図2に沿って説明する。なお、図2は、本自動変速機の作動表であり、○はON(係合、係止)、(○)はエンジンブレーキ時のON(係止)を示す。
例えばD(ドライブ)レンジであって、前進1速段(1ST)では、図2に示すように、第1クラッチC−1及びワンウェイクラッチF−1が係合される。すると、図1に示すように、固定されたサンギヤS1と入力回転であるキャリヤCR1によって減速回転するリングギヤR1の回転が、第1クラッチC−1を介してサンギヤS3に入力される。また、キャリヤCR2の回転が一方向(正転回転方向)に規制されて、つまりキャリヤCR2の逆転回転が防止されて固定された状態になる。すると、サンギヤS3に入力された減速回転が、固定されたキャリヤCR2を介してリングギヤR3に出力され、前進1速段としての正転回転が出力軸15から出力される。
なお、エンジンブレーキ時(コースト時)には、第2ブレーキB−2を係止してキャリヤCR2を固定し、該キャリヤCR2の正転回転を防止する形で、上記前進1速段の状態を維持する。また、該前進1速段では、ワンウェイクラッチF−1によりキャリヤCR2の逆転回転を防止し、かつ正転回転を可能にするので、例えば非走行レンジから走行レンジに切換えた際の前進1速段の達成を、ワンウェイクラッチF−1の自動係合により滑らかに行うことができる。
前進2速段(2ND)では、図2に示すように、第1クラッチC−1が係合され、第1ブレーキB−1が係止される。すると、図1に示すように、固定されたサンギヤS1と入力回転であるキャリヤCR1によって減速回転するリングギヤR1の回転が、第1クラッチC−1を介してサンギヤS3に入力される。また、第1ブレーキB−1の係止によりサンギヤS2の回転が固定される。すると、キャリヤCR2がサンギヤS3よりも低回転の減速回転となり、該サンギヤS3に入力された減速回転が該キャリヤCR2を介してリングギヤR3に出力され、前進2速段としての正転回転が出力軸15から出力される。
前進3速段(3RD)では、図2に示すように、第1クラッチC−1及び第3クラッチC−3が係合される。すると、図1に示すように、固定されたサンギヤS1と入力回転であるキャリヤCR1によって減速回転するリングギヤR1の回転が、第1クラッチC−1を介してサンギヤS3に入力される。また、第3クラッチC−3の係合によりリングギヤR1の減速回転がサンギヤS2に入力される。つまり、サンギヤS2及びサンギヤS3にリングギヤR1の減速回転が入力されるため、プラネタリギヤユニットPUが減速回転の直結状態となり、そのまま減速回転がリングギヤR3に出力され、前進3速段としての正転回転が出力軸15から出力される。
前進4速段(4TH)では、図2に示すように、第1クラッチC−1及び第4クラッチC−4が係合される。すると、図1に示すように、固定されたサンギヤS1と入力回転であるキャリヤCR1によって減速回転するリングギヤR1の回転が、第1クラッチC−1を介してサンギヤS3に入力される。また、第4クラッチC−4の係合によりキャリヤCR1の入力回転がサンギヤS2に入力される。すると、キャリヤCR2がサンギヤS3よりも高回転の減速回転となり、該サンギヤS3に入力された減速回転が該キャリヤCR2を介してリングギヤR3に出力され、前進4速段としての正転回転が出力軸15から出力される。
前進5速段(5TH)では、図2に示すように、第1クラッチC−1及び第2クラッチC−2が係合される。すると、図1に示すように、固定されたサンギヤS1と入力回転であるキャリヤCR1によって減速回転するリングギヤR1の回転が、第1クラッチC−1を介してサンギヤS3に入力される。また、第2クラッチC−2の係合によりキャリヤCR2に入力回転が入力される。すると、該サンギヤS3に入力された減速回転とキャリヤCR2に入力された入力回転とにより、上記前進4速段より高い減速回転となってリングギヤR3に出力され、前進5速段としての正転回転が出力軸15から出力される。
前進6速段(6TH)では、図2に示すように、第2クラッチC−2及び第4クラッチC−4が係合される。すると、図1に示すように、第4クラッチC−4の係合によりサンギヤS2にキャリヤCR1の入力回転が入力される。また、第2クラッチC−2の係合によりキャリヤCR2に入力回転が入力される。つまり、サンギヤS2及びキャリヤCR2に入力回転が入力されるため、プラネタリギヤユニットPUが入力回転の直結状態となり、そのまま入力回転がリングギヤR3に出力され、前進6速段(直結段)としての正転回転が出力軸15から出力される。
前進7速段(7TH)では、図2に示すように、第2クラッチC−2及び第3クラッチC−3が係合される。すると、図1に示すように、固定されたサンギヤS1と入力回転であるキャリヤCR1によって減速回転するリングギヤR1の回転が、第3クラッチC−3を介してサンギヤS2に入力される。また、第2クラッチC−2の係合によりキャリヤCR2に入力回転が入力される。すると、該サンギヤS2に入力された減速回転とキャリヤCR2に入力された入力回転とにより、入力回転より僅かに高い増速回転となってリングギヤR3に出力され、前進7速段(上記直結段よりも増速のオーバードライブ1速段)としての正転回転が出力軸15から出力される。
前進8速段(8TH)では、図2に示すように、第2クラッチC−2が係合され、第1ブレーキB−1が係止される。すると、図1に示すように、第2クラッチC−2の係合によりキャリヤCR2に入力回転が入力される。また、第1ブレーキB−1の係止によりサンギヤS2の回転が固定される。すると、固定されたサンギヤS2によりキャリヤCR2の入力回転が上記前進7速段より高い増速回転となってリングギヤR3に出力され、前進8速段(上記直結段よりも増速のオーバードライブ2速段)としての正転回転が出力軸15から出力される。
後進段(REV)では、図2に示すように、第4クラッチC−4が係合され、第2ブレーキB−2が係止される。すると、図1に示すように、第4クラッチC−4の係合によりキャリヤCR1の入力回転がサンギヤS2に入力される。また、第2ブレーキB−2の係止によりキャリヤCR2の回転が固定される。すると、サンギヤS2に入力された入力回転が、固定されたキャリヤCR2を介してリングギヤR3に出力され、後進段としての逆転回転が出力軸15から出力される。
なお、本自動変速機においては、詳しくは後述する油圧制御装置6による油圧制御により、リバースレンジ時に第4クラッチC−4及び第2ブレーキB−2を係合することで後進段を形成しているが、第3クラッチC−3及び第2ブレーキB−2を係合して後進段を形成してもよく、両方の後進段を形成して後進2速段を達成することもできる。
また、例えばP(パーキング)レンジ及びN(ニュートラル)レンジでは、第1クラッチC−1、第2クラッチC−2、第3クラッチC−3、及び第4クラッチC−4が解放される。すると、キャリヤCR1とサンギヤS2との間、リングギヤR1とサンギヤS2及びサンギヤS3との間、即ちプラネタリギヤDPとプラネタリギヤユニットPUとの間が切断状態となる。また、入力軸12(中間軸13)とキャリヤCR2との間が切断状態となる。これにより、入力軸12とプラネタリギヤユニットPUとの間の動力伝達が切断状態となり、つまり入力軸12と出力軸15との動力伝達が切断状態となる。
[油圧制御装置における変速制御部分の構成]
ついで、本発明に係る油圧制御装置6における主に変速制御を行う部分について図3に沿って説明する。図3は、本自動変速機1の油圧制御装置6を、抜粋して概略的に示す回路図である。
本油圧制御装置6は、クラッチC−1の油圧サーボ41、クラッチC−2の油圧サーボ42、クラッチC−3の油圧サーボ43、クラッチC−4の油圧サーボ46、ブレーキB−1の油圧サーボ44、ブレーキB−2の油圧サーボ45の、計6つの油圧サーボのそれぞれに係合圧として調圧した出力圧を直接的に供給するための5本のリニアソレノイドバルブSLC1,SLC2,SLC3,SLC4,SLB1を備えている。また、リニアソレノイドバルブSLC2の出力圧をクラッチC−2の油圧サーボ42又はブレーキB−2の油圧サーボ45に切換える切換えバルブ27を備えている。なお、該切換えバルブ27は、実際には単体のバルブではなく、不図示のソレノイドバルブ、クラッチアプライリレーバルブ等を集約した形で描いている。
リニアソレノイドバルブSLC1への油路a1、リニアソレノイドバルブSLC2への油路a2、リニアソレノイドバルブSLC3への油路a3、リニアソレノイドバルブSLC4への油路a4、リニアソレノイドバルブSLB1への油路a5には、それぞれ、ソレノイドバルブ、パーキング切換えバルブや他の切換えバルブ等からなるシフトバイワイヤで油路を切換えられるライン圧Pが入力し得るように構成されている。
上記リニアソレノイドバルブSLC1は、非通電時に非出力状態となるノーマルクローズタイプからなり、油路a1を介して上記ライン圧Pを入力する入力ポートSLC1aと、該ライン圧Pを調圧して油圧サーボ41に制御圧PSLC1を係合圧PC1として出力する出力ポートSLC1bとを有している。
上記リニアソレノイドバルブSLC2は、ノーマルクローズタイプからなり、油路a2を介して上記ライン圧Pを入力する入力ポートSLC2aと、該ライン圧Pを調圧して油圧サーボ42に制御圧PSLC2を係合圧PC2(又は係合圧PB2)として出力する出力ポートSLC2bとを有している。
上記リニアソレノイドバルブSLC3は、ノーマルクローズタイプからなり、油路a3を介して上記ライン圧Pを入力する入力ポートSLC3aと、該ライン圧Pを調圧して油圧サーボ43に制御圧PSLC3を係合圧PC3として出力する出力ポートSLC3bとを有している。
上記リニアソレノイドバルブSLC4は、ノーマルクローズタイプからなり、油路a4を介して上記ライン圧Pを入力する入力ポートSLC4aと、該ライン圧Pを調圧して油圧サーボ46に制御圧PSLC4を係合圧PC4として出力する出力ポートSLC4bとを有している。
上記リニアソレノイドバルブSLB1は、ノーマルクローズタイプからなり、油路a5を介して上記ライン圧Pを入力する入力ポートSLB1aと、該ライン圧Pを調圧して油圧サーボ44に制御圧PSLB1を係合圧PB1として出力する出力ポートSLB1bとを有している。
上記リニアソレノイドバルブSLC1をはじめとするリニアソレノイドバルブSLC2〜SLC4及びリニアソレノイドバルブSLB1は、それぞれ、油圧制御装置6に設けられて、供給される油圧(ライン圧P)を、入力される駆動信号(電流信号)に応じた制御油圧として調圧して出力するように構成されている。
[指令系統の構成]
ついで、本実施の形態の制御装置の構成について、図4に沿って説明する。大まかに変速機構2、トルクコンバータ7、油圧制御装置6を備えた自動変速機1(図1参照)は、不図示の車輌の運転席近傍に設置されたシフト操作レバー(シフトレンジ操作手段)47等に接続されたMPU(Micro Processing Unit)等からなるコンピュータ71を備えている。本発明に係る自動変速機1の制御装置は、駆動信号(電流信号)の入力に応じて調圧作動するリニアソレノイドバルブ(ソレノイドバルブ)SL1〜SL5、SLB1を制御することにより変速制御するように構成されている。
本制御装置は、該制御装置を搭載する自動車の運転席に配置されたシフト操作レバー47の操作に応じて、P(パーキング)レンジ、R(リバース)レンジ、N(ニュートラル)レンジ、D(ドライブ)レンジに切換え可能に構成されている。なお、シフト操作レバー47は、該シフト操作レバー47の移動方向の順に、Pレンジ、Rレンジ、Nレンジ、Dレンジを選択操作可能に構成されている。
コンピュータ71は、図4(a)に示すように、電源供給制御手段55、PWM制御手段56(駆動制御手段)56、異常検出手段57、及び電流検出手段58を有している。コンピュータ71には、シフトポジションセンサ48からのシフト位置信号が入力される。該シフトポジションセンサ48は、シフト操作レバー47のPレンジ、Rレンジ、Nレンジ、Dレンジへの操作に連動して、その操作位置を検出してシフト位置信号を出力するように構成される。また、コンピュータ71には、出力軸15(図1参照)の回転に基づいて出力軸回転速度(車速)センサ59で検出される出力軸回転速度信号が入力される。
電源供給制御手段55は、異常検出手段57が異常を検出したときを所定の契機として、ハイサイドスイッチ(ハイサイド切換え部)21を遮断状態に切換えるように構成されている。即ち、電源供給制御手段55は、ハイサイドスイッチ21(Tr1)を作動させて、電源の正極側(+B)とリニアソレノイドバルブSLC1間の電流路を通電状態と遮断状態とに切換えるように構成され、異常検出手段57が異常を検出したときを所定の契機として、ハイサイドスイッチ21を遮断状態に切換える。そして、電源供給制御手段55による制御でリニアソレノイドバルブSLC1に駆動信号(電流信号)を供給し得る通電状態に切換え、かつPWM制御手段56による制御でリニアソレノイドバルブSLC1に駆動信号を供給した状態にて、電源供給制御手段55が所定の契機で電流路を遮断状態に切換えることにより、リニアソレノイドバルブSLC1への駆動信号の供給を強制的に遮断するように構成される。
PWM(Pulse Width Modulation)制御手段56は、本実施の形態では、ローサイド切換え部としてのローサイドスイッチ26(Tr2)を、リニアソレノイドバルブSLC1への駆動信号(電流信号)を供給するようにPWM制御する。リニアソレノイドバルブSLC1以外のリニアソレノイドバルブSL2〜SL5,SLB1も、リニアソレノイドバルブSLC1と同様にPWM制御されるが、本実施の形態ではリニアソレノイドバルブSLC1をPWM制御するPWM制御手段56に関して説明するが、リニアソレノイドバルブSL2〜SL5,SLB1をPWM制御する制御手段に関しては説明を省略する。
PWM制御手段56は、一定周期のパルス信号(PWM信号)のハイ(High“1”)とロー(Low“0”)の割合を可変にしてパルスのデューティ比(オン時間の比率)を変え、通過する時間の平均出力を可変制御しつつフィードバック制御を行うことで、リニアソレノイドバルブSLC1のスプール(図示せず)をリニアに進退駆動させる。そのため、PWM制御手段56は、一定の周期にてPWMパルス幅(つまり、ハイのパルス幅)のPWM信号を配線29を介してローサイドスイッチ26に与える。すると、該ローサイドスイッチ26は、PWM信号がバイポーラトランジスタのベースに印加されるので、PWM信号のパルスがHigh(+)のときにオンし、Low(−)のときにオフするように作動する。このため、ハイサイドスイッチ21がオンした状態において、PWM信号に対応した駆動信号(電流信号)がリニアソレノイドバルブSLC1のコイル14に供給され、ハーネスH、シャント抵抗24を通り、ローサイドスイッチ26のコレクタ・エミッタ間の電流路を通って負極側(G)に流れる。
なお、本実施の形態では、ハイサイドスイッチ21及びローサイドスイッチ26にパワーバイポーラトランジスタをそれぞれ使用しているが、これに代えて、パワーMOSFETや、他のスイッチ手段を使用して構成することもできる。
異常検出手段57は、シフトポジションセンサ48からのシフト位置信号と、出力軸回転速度センサ59で検出される出力軸回転速度信号とを比較することに基づき、Nレンジにあるにも拘わらず車速が検出される場合に、ドライバやハーネスH等のショート障害によるリニアソレノイドバルブSLC1に関わる異常が発生した旨を検出する。
電流検出手段58は、オペアンプ23で増幅されてローパスフィルタ25を経由して送られた信号を検出し、該信号を、リニアソレノイドバルブSLC1のコイル14を流れる平均電流値としてPWM制御手段56に送る。また、電流検出手段58は、ハイサイドスイッチ21のオフ作動による電流遮断中には、ローサイドスイッチ26等を含む駆動回路の故障を検出し得るように構成されている。
ハイサイドスイッチ21及びローサイドスイッチ26は、リニアソレノイドバルブSLC1にPWM信号を供給する電源の正極側(+B)と負極側(G)との間に接続されている。リニアソレノイドバルブSLC1は、前述したような構成を有しているが、同図ではコイル14として模式化して描いている。リニアソレノイドバルブSLC1は、コイルの一方の端子18と他方の端子19とがそれぞれ、電気的接続ケーブルであるハーネスHを介して、端子16,17に接続されている。
本実施の形態においてパワーバイポーラトランジスタからなるハイサイドスイッチ21は、ベースが配線28に接続され、コレクタが電源の正極側(+B)に接続され、エミッタが端子16に接続されている。本実施の形態におけるローサイドスイッチ26もパワーバイポーラトランジスタからなり、ベースが配線29に接続され、コレクタが後述の接続ノード31に接続され、エミッタが電源の負極側(G)に接続されている。なお、本実施の形態では、ハイサイドスイッチ21はカット回路を構成し、ローサイドスイッチ26はスイッチング回路を構成し、ローパスフィルタ25は電流モニタを構成している。
上記端子17が、オペアンプ(Operational Amplifier)23の非反転入力端子(+)とシャント抵抗24の一端との接続ノード30に接続され、上記ローサイドスイッチ26のコレクタが、オペアンプ23の反転入力端子(−)とシャント抵抗24の他端との接続ノード31に接続されている。オペアンプ23の出力は、ローパスフィルタ(LPF)25を介してコンピュータ71に接続されている。ハイサイドスイッチ21のエミッタと端子16との間の配線34には、接続ノード31にアノードを接続されたフライホイールダイオード22のカソードが接続されている。
リニアソレノイドバルブSLC1は、ハーネスH、端子18,19を介して駆動信号(電流信号)をコイル14に与えられると、該コイル14が電流信号の電流値に応じて励磁し、不図示のスプールをスプリング(図示せず)に抗してリニアに移動させることで、ライン圧Pを調圧した係合圧PC1として出力ポートSLC1bから出力する。
本実施の形態では、電源供給制御手段55によりハイサイドスイッチ21をオン作動させた状態で、PWM制御手段56によりPWM信号をローサイドスイッチ26に供給してリニアソレノイドバルブSLC1をPWM制御しつつ、異常検出手段57が異常を検出したことを所定の契機として、電源供給制御手段55の制御でハイサイドスイッチ21をオフ作動させ、リニアソレノイドバルブSLC1への駆動信号(電流信号)の供給を強制的に遮断するように構成される。
ついで、本実施の形態の作用について図4(a),(b)を参照して説明する。同図(b)において、破線は正常時のD→N切換え時における電流出力波形を示し、実線はリニアソレノイドバルブSLC1にオン故障が発生したと仮定した際の電流出力波形を示す。
すなわち、PレンジやNレンジにある場合、或いはDレンジからNレンジに切換えられた場合には、第1クラッチC−1、第2クラッチC−2、第3クラッチC−3、第4クラッチC−4、第1ブレーキB−1、第2ブレーキB−2が全て解放された状態とななり、この際に、ハーネスH等にショート等の障害が発生すると、本制御装置による制御を行わない場合は以下のようになる可能性がある。
例えば、シフト操作レバー47が操作されてDレンジに切換えられた場合、電源供給制御手段55によりハイサイドスイッチ21がオン作動してリニアソレノイドバルブSLC1への通電を許容した状態(通電状態)にて、PWM制御手段56がPWM信号をローサイドスイッチ26に印加しつつフィードバック制御を行うため、リニアソレノイドバルブSLC1のスプールがリニアに進退駆動させられる。
この際、ハイサイドスイッチ21のベースにハイ信号(図4(a)におけるOn)が印加されることで、電源の正極側(+B)からコレクタ及びエミッタの電流路を通って端子16、ハーネスH、端子18を経由してコイル14に供給される電流は、PWM制御手段56からのPWM信号に応答してローサイドスイッチ26が駆動しているため、該PWM信号に対応した駆動信号(電流信号)としてリニアソレノイドバルブSLC1に供給され、端子19、ハーネスH、端子17から、シャント抵抗24、ローサイドスイッチ26を介して負極側(G)に流れつつ、フライホイールダイオード22から端子16、ハーネスH、端子18を経由して環流する。
そして、油路a1を介してライン圧Pを入力ポートSLC1aに供給されるリニアソレノイドバルブSLC1が、ライン圧Pを調圧した制御圧PSLC1を係合圧PC1として油圧サーボ41に出力すると、第1クラッチC−1が係合し、ワンウェイクラッチF−1の係合と相俟って前進1速段が形成される。この際の電流変化は、図4(b)の破線A(実線a)のようになる。この場合、ハイサイドスイッチ21は電源供給制御手段55からハイ信号をベースに受けてオン(On)しており、ローサイドスイッチ26は、PWM制御手段56からPWM信号をベースに受けて最大(Max)に作動し、リニアソレノイドバルブSLC1をオープンして第1クラッチC−1を完全係合させる。
この状態から、例えばシフト操作レバー47がDレンジからNレンジに操作された場合、正常時であれば、この際の電流変化は図4(b)の破線B(実線b)に示すように電流値が徐々に低下して、破線C(実線c)、破線Dのように低減された後、ローサイドスイッチ26へのPWM信号が最小(Min)になり、リニアソレノイドバルブSLC1がクローズして第1クラッチC−1が解放する。
しかし、例えば端子17と端子19のハーネスHが車輌ボディと噛み込み地絡した場合や、ローサイドスイッチ26がオン故障した場合、本発明が適用されないときは、ハイサイドスイッチ21がオンして通電状態になっていることに起因して、リニアソレノイドバルブSLC1が再びオープンし、図4(b)の実線dに示すように電流出力波形が変化することになる。この場合、前進1速段に移行しようとするが、本発明を適用した制御装置によると、異常検出手段57が、シフトポジションセンサ48からのシフト位置信号と出力軸回転速度センサ59からの出力軸回転速度信号との比較に基づき異常の発生を検出すると、その時点で、電源供給制御手段55が、ハイサイドスイッチ21への信号を停止(図4(a)におけるOff)して該スイッチ21のベースをローにする。このため、ハイサイドスイッチ21がオフ作動し、リニアソレノイドバルブSLC1への電流路が強制的に遮断される。
このように、異常発生の際に電源供給制御手段55がハイサイドスイッチ21への電流信号を強制的に切断することで、ローサイドスイッチ26がPWM信号に応じて作動していても、リニアソレノイドバルブSLC1のコイル14に供給される駆動信号(電流信号)が確実に遮断されるため、電流出力波形は図4(b)の実線eに示すようになり、ニュートラル状態に確実に移行することになる。
以上のように、本実施の形態では、電源供給制御手段55による制御でリニアソレノイドバルブSLC1に駆動信号を供給し得る通電状態に切換え、かつPWM制御手段56による制御でリニアソレノイドバルブSLC1に駆動信号を供給した状態にて、電源供給制御手段55が所定の契機で電流路を遮断状態に切換えることにより、リニアソレノイドバルブSLC1への駆動信号の供給を強制的に遮断するように構成した。これにより、リニアソレノイドバルブSLC1に関わる異常が発生していたとしても、ハイサイドスイッチ21を所定の契機で制御して、電源の正極側(+B)又は負極側(G)とリニアソレノイドバルブSLC1との間の電流路を強制的に遮断することで、走行時に使用する該ソレノイドバルブSLC1に電流を供給し続けるような不具合の発生を確実に阻止することができ、より高い安全性を確保することができる。
また、本実施の形態によると、リニアソレノイドバルブSLC1に関わる異常を検出する異常検出手段57を備え、かつ電源供給制御手段55が、異常検出手段57が異常を検出したときを所定の契機として、ハイサイドスイッチ21を遮断状態に切換えるので、異常が検出されないときは正常時の制御をそのまま実行することができる。
さらに、本実施の形態によると、電源供給制御手段55によりハイサイドスイッチ21をオン作動させた状態で、PWM制御手段56により、PWM信号をローサイドスイッチ26に与えてリニアソレノイドバルブSLC1をPWM制御しつつ、電源供給制御手段55が所定の契機でハイサイドスイッチ21をオフ作動させてリニアソレノイドバルブSLC1への電源供給を強制的に遮断する。これにより、電源の正極側(+B)と負極側(G)との間にハイサイドスイッチ21及びローサイドスイッチ26を介在した簡単な構成により、NレンジにてリニアソレノイドバルブSLC1への電源供給を確実に遮断して、走行時に使用する該ソレノイドバルブSLC1に電流を供給し続けるような不具合の発生を確実に阻止できる構成を実現することができる。
<第2の実施の形態>
ついで、図5に沿って、ハイサイドスイッチ21による電流信号の遮断の仕方を異ならせた第2の実施の形態について説明するが、第2の実施の形態は、先の第1の実施の形態に比し、異常検出手段57が無い点、及び電源供給制御手段55による電流遮断の契機が異なるだけで、他の部分は略々同一なので、主要部分に同一符号を付して説明を省略する。なお、図5(b)において、破線は正常時のD→N切換え時における電流出力波形を示し、実線はリニアソレノイドバルブSLC1にオン故障が発生したと仮定した際の電流出力波形を示す。
すなわち、第1の実施の形態では異常検出手段57が異常を検出した時点を電流遮断の契機としていたのに対し、本第2の実施の形態では、電源供給制御手段55は、シフト操作レバー47が他のレンジ(例えばDレンジ)からNレンジに切換えられたときを所定の契機として、ハイサイドスイッチ21(Tr1)を遮断状態に切換えるように構成されている。
したがって、例えば第1クラッチC−1が完全係合して前進1速段が形成された状態では、電流出力波形は、図5(b)の破線A(及び実線a)のようになる。この場合、ハイサイドスイッチ21は電源供給制御手段55からハイ信号を受けてオンしており、ローサイドスイッチ26は、PWM制御手段56からPWM信号を受けて最大(Max)に作動して、リニアソレノイドバルブSLC1をオープンさせている。
この状態から、例えばシフト操作レバー47がDレンジからNレンジに操作されると、電源供給制御手段55の制御によりハイサイドスイッチ21が必ずオフ状態にされる。つまり、正常状態にあっても異常発生状態にあっても、ハイサイドスイッチ21がロー信号を受けてオフ作動し、ローサイドスイッチ26は、PWM制御手段56からのPWM信号が最小(Min)になって、電流出力波形は図5(b)の実線f,gに示すようになる。これにより、リニアソレノイドバルブSLC1がクローズして第1クラッチC−1を解放する。
そして、シフト操作レバー47がNレンジからDレンジに再度操作されると、ハイサイドスイッチ21がハイ信号を受けて再びオンとなり、ローサイドスイッチ26が、最小(Min)からPWM信号を受けてガタ詰め制御(実線h)が行われた後、最大(Max)に向けて作動し、リニアソレノイドバルブSLC1をクローズ状態からオープン状態に向かわせ、前進1速段を形成するように第1クラッチC−1を係合させる(この際の電流出力波形は図4(b)の実線iを参照)。
このように、本第2の実施の形態によると、異常が発生した場合であっても異常を発生しない正常時にあっても、電源供給制御手段55が、シフト操作レバー47がNレンジに操作された際には、常にハイサイドスイッチ21をオフ作動させてリニアソレノイドバルブSLC1への駆動信号(電流信号)を強制的に遮断するため、ニュートラル状態に確実に移行させることができる。
さらに、本実施の形態によると、シフト操作レバー47の操作に応じて少なくともNレンジに切換え可能に構成され、かつ電源供給制御手段55が、シフト操作レバー47が他のレンジからNレンジに切換えられたときを所定の契機として、ハイサイドスイッチ21を遮断状態に切換えるように構成されるので、例えばDレンジ(前進走行レンジ)からNレンジに切換えられた際に、リニアソレノイドバルブSLC1への電源供給を確実に遮断し、走行時に使用する該ソレノイドバルブSLC1に電流を供給し続けるような不具合の発生を確実に阻止することができる。
<第3の実施の形態>
引き続き、図6に沿って、ハイサイドスイッチ21による電流信号の遮断の仕方を異ならせた第3の実施の形態について説明するが、第3の実施の形態は、先の第2の実施の形態に比し、電源供給制御手段55が、予め設定された時間の解放制御後にハイサイドスイッチ21をオフ作動させる点が異なるだけで、他の部分は略々同一なので、主要部分に同一符号を付して説明を省略する。なお、図6(b)において、破線は正常時のD→N切換え時における電流出力波形を示し、実線はリニアソレノイドバルブSLC1にオン故障が発生したと仮定した際の電流出力波形を示す。
すなわち、第2の実施の形態ではシフト操作レバー47がNレンジに操作されると電源供給制御手段55が直ちにハイサイドスイッチ21をオフ作動していたのに対し、本第3の実施の形態では、電源供給制御手段55は、シフト操作レバー47が操作された際に、予め設定された時間t(所定の遅延時間)の後、つまり、予め設定された時間だけ遅延させた後にハイサイドスイッチ21をオフ作動することにより、リニアソレノイドバルブSLC1を滑らかにクローズ動作させることで、シフトチェンジの際のショックを軽減するように構成されている。
例えば、前進1速段が形成された状態では電流出力波形は図6(b)の破線A(及び実線a)のようになっており、この場合、ハイサイドスイッチ21は電源供給制御手段55からハイ信号を受けてオンしており、ローサイドスイッチ26は、PWM制御手段56からPWM信号を受けて最大(Max)に作動して、リニアソレノイドバルブSLC1をオープンさせて第1クラッチC−1を完全係合させている。この状態から、例えばシフト操作レバー47がDレンジからNレンジに操作されると、電源供給制御手段55の制御で、ハイサイドスイッチ21が、予め設定された時間tが経過した後、必ずオフ状態にされる。つまり、正常状態にあっても異常発生状態にあっても、電流出力波形は図6(b)の実線kから実線lに示すようになり、この実線l部分においてハイサイドスイッチ21がロー信号を受けてオフする。そして、ローサイドスイッチ26が、PWM制御手段56からのPWM信号が最小(Min)になるため、リニアソレノイドバルブSLC1をクローズして第1クラッチC−1を解放させる。
そして、シフト操作レバー47がNレンジからDレンジに再度操作されると、ハイサイドスイッチ21がハイ信号を受けて再びオンとなり、ローサイドスイッチ26が、最小(Min)からPWM信号を受けてガタ詰め制御(実線h)が行われた後、最大(Max)に向けて作動し、リニアソレノイドバルブSLC1をクローズからオープンに向かわせ、第1クラッチC−1を係合させる(図6(b)の実線i参照)。
このように、本第3の実施の形態によると、異常が発生した場合にあっても異常を発生しない正常時にあっても、電源供給制御手段55が、シフト操作レバー47がNレンジに操作された際には、予め設定された時間tの解放制御後にハイサイドスイッチ21を常にオフ作動させて、リニアソレノイドバルブSLC1への電流信号を強制的に遮断するため、ニュートラル状態に確実に移行させることができる。
本第3の実施の形態によると、電源供給制御手段55が、ハイサイドスイッチ21の遮断状態への切換えを、予め設定された時間(所定の遅延時間)tの経過後に実行するので、シフト操作された際、所定の時間だけ遅延させた後にハイサイドスイッチ21を強制的に遮断することで、リニアソレノイドバルブSLC1を滑らかにクローズさせ、シフトチェンジの際のショックを軽減することができる。
<第4の実施の形態>
引き続き、図7に沿って、ハイサイドスイッチ21による電流信号の遮断の仕方を異ならせた第4の実施の形態について説明するが、第4の実施の形態は、先の第1〜第3の実施の形態に比し、ハイサイドスイッチをPWM制御すると共にローサイドスイッチを通電/遮断制御するようにした点が異なるだけで、他の部分は略々同一なので、主要部分に同一符号を付して説明を省略する。
すなわち、第4の実施の形態では、電源の正極側(+B)とリニアソレノイドバルブSLC1との間に介装されたハイサイドスイッチ66をPWM制御手段56によりPWM制御し、電源の負極側(G)とリニアソレノイドバルブSLC1との間に介装されたローサイドスイッチ61を電源供給制御手段55によって通電/遮断制御するように構成されている。本実施の形態では、電源供給制御手段55による通電/遮断制御のタイミングは、第2の実施の形態における図5(b)のように構成することも、第3の実施の形態における図6(b)のように構成することもでき、いずれの制御方式によっても同様の効果を得ることができる。
本第4の実施の形態では、リニアソレノイドバルブSLC1の駆動時には、ローサイドスイッチ61のベースに配線68を介してハイ信号が印加された状態において、ハイサイドスイッチ66のベースに配線69を介してPWM信号が印加されることで、電流がリニアソレノイドバルブSLC1側から端子19、ハーネスH、端子17、シャント抵抗24、ローサイドスイッチ61の電流路を通って電源の負極側(G)に抜けるように流れつつ、フライホイールダイオード22から端子16、ハーネスH、端子18を経由して環流する。
このような本第4の実施の形態においても、シフト操作レバー47がNレンジに操作された際には、電源供給制御手段55がローサイドスイッチ61をオフ作動させることで、リニアソレノイドバルブSLC1への電流信号を強制的に遮断して、ニュートラル状態に確実に移行させることができる。また、本第4の実施の形態において、コンピュータ71に異常検出手段57を設け、電源供給制御手段55による通電/遮断制御のタイミングを第1の実施の形態における図4(b)のように構成することもでき、その場合、異常検出手段57が異常を検出したときを所定の契機としてハイサイドスイッチ66を遮断状態に切換えることができる。
ここで、本発明を適用しない場合の、本発明の基礎となる技術による不具合について、図8を参照し、かつ図7と比較しながら説明する。
すなわち、図8では、図7において設けられていた電源供給制御手段55、電流検出手段58及びローサイドスイッチ61を有しておらず、オペアンプ23の反転入力端子(−)とシャント抵抗24の一端との接続ノードは接地されている(つまり、電源の負極側(G)に接続されている)。
このため、電流出力波形は図8(b)に示すようになる。つまり、リニアソレノイドバルブSLC1が、ライン圧Pを調圧した制御圧PSLC1を係合圧PC1として油圧サーボ41に出力すると、第1クラッチC−1が係合し、ワンウェイクラッチF−1の係合と相俟って前進1速段が形成される。この際の電流出力波形は、図8(b)の破線A(及び実線a)のようになる。この場合、ハイサイドスイッチ66は、PWM制御手段56からPWM信号を受けて最大(Max)に作動して、リニアソレノイドバルブSLC1をオープンさせて第1クラッチC−1を完全係合させる。
この状態から、例えばシフト操作レバー47がDレンジからNレンジに操作された場合、正常であれば、この際の電流変化は図8(b)の破線B(実線b)に示すように電流値が徐々に低下して、破線C(実線c)のように低減された後、破線Dのようになって、ハイサイドスイッチ66に印加されるPWM信号が最小(Min)になり、リニアソレノイドバルブSLC1がクローズして第1クラッチC−1が解放される。
しかし、例えばハーネスHがショートする等でリニアソレノイドバルブSLC1に関わる異常が発生した場合、オペアンプ23の反転入力端子(−)とシャント抵抗24の一端との接続ノードが接地されているため、最小(Min)の状態からハイサイドスイッチ66がオンすることで、リニアソレノイドバルブSLC1が再びオープンとなり、この際の電流出力波形が図8(b)の実線mに示すようになり、走行時に使用する該ソレノイドバルブSLC1に電流を供給し続けるような不具合を生じる虞がある。
なお、以上説明した本実施の形態においては、本油圧制御装置6を前進8速段、及び後進1速段を可能とする多段式自動変速機1に適用する場合を一例として説明したが、勿論これに限るものではなく、有段式の自動変速機であればどのようなものにも適用できる。
本発明に係る自動変速機の制御装置は、乗用車、トラック、バス、農機等に搭載される自動変速機に用いて好適である。
1 自動変速機
21,66 ハイサイド切換え部(ハイサイドスイッチ)
26,61 ローサイド切換え部(ローサイドスイッチ)
47 シフトレンジ操作手段(シフト操作レバー)
55 電源供給制御手段
56 駆動制御手段(PWM制御手段)
57 異常検出手段
+B 電源の正極側
G 電源の負極側
SLC1 ソレノイドバルブ(リニアソレノイドバルブ)

Claims (4)

  1. 駆動信号の入力に応じて調圧作動するソレノイドバルブを制御することにより変速制御してなる自動変速機の制御装置において、
    前記ソレノイドバルブに前記駆動信号を供給する電源の正極側と負極側との間に接続されたハイサイド切換え部及びローサイド切換え部と、
    前記ハイサイド切換え部及び前記ローサイド切換え部の何れか一方を、前記電源の正極側又は負極側と前記ソレノイドバルブとの間の電流路を通電状態と遮断状態とに切換えるように制御する電源供給制御手段と、
    前記ハイサイド切換え部及び前記ローサイド切換え部の何れか他方を、前記ソレノイドバルブに前記駆動信号を供給するように制御する駆動制御手段と、を備え、
    前記電源供給制御手段による制御で前記ソレノイドバルブに前記駆動信号を供給し得る前記通電状態に切換え、かつ前記駆動制御手段による制御で前記ソレノイドバルブに前記駆動信号を供給した状態にて、前記電源供給制御手段が所定の契機で前記電流路を前記遮断状態に切換えることにより、前記ソレノイドバルブへの前記駆動信号の供給を遮断してなる、
    ことを特徴とする自動変速機の制御装置。
  2. 前記ソレノイドバルブに関わる異常を検出する異常検出手段を備え、かつ、
    前記電源供給制御手段は、前記異常検出手段が異常を検出したときを前記所定の契機として、前記一方の切換え部を前記遮断状態に切換えてなる、
    請求項1記載の自動変速機の制御装置。
  3. シフトレンジ操作手段の操作に応じて少なくともニュートラルレンジに切換え可能に構成され、かつ、
    前記電源供給制御手段は、前記シフトレンジ操作手段が他のレンジから前記ニュートラルレンジに切換えられたときを前記所定の契機として、前記一方の切換え部を前記遮断状態に切換えてなる、
    請求項1記載の自動変速機の制御装置。
  4. 前記電源供給制御手段は、前記一方の切換え部の前記遮断状態への切換えを、所定の遅延時間の経過後に実行してなる、
    請求項3記載の自動変速機の制御装置。
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