JP2015191974A - 駆動制御装置及び故障検知方法 - Google Patents

駆動制御装置及び故障検知方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2015191974A
JP2015191974A JP2014067045A JP2014067045A JP2015191974A JP 2015191974 A JP2015191974 A JP 2015191974A JP 2014067045 A JP2014067045 A JP 2014067045A JP 2014067045 A JP2014067045 A JP 2014067045A JP 2015191974 A JP2015191974 A JP 2015191974A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switch element
voltage
circuit
drive
detection circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014067045A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6254029B2 (ja
Inventor
亮 夏木
Akira Natsuki
亮 夏木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shindengen Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Shindengen Electric Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shindengen Electric Manufacturing Co Ltd filed Critical Shindengen Electric Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2014067045A priority Critical patent/JP6254029B2/ja
Publication of JP2015191974A publication Critical patent/JP2015191974A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6254029B2 publication Critical patent/JP6254029B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electronic Switches (AREA)

Abstract

【課題】駆動制御装置が破損する可能性を低減する。
【解決手段】駆動制御装置1は、第1のスイッチ素子Q1を駆動する第1駆動回路DC1、第2のスイッチ素子Q2を駆動する第2駆動回路DC2、第2のスイッチ素子Q2の一端の電圧値を検出する第1電圧検出回路VDC1、第1電圧検出回路VDC1の電圧検出信号に基づいて、第1駆動回路DC1及び第2駆動回路DC2により第1のスイッチ素子Q1と第2のスイッチ素子Q2とを制御する制御部CONと、を備える。制御部CONは、制御対象素子SLを駆動する前に、第1のスイッチ素子Q1及び第2のスイッチ素子Q2を制御した場合に、第1電圧検出回路VDC1が検出した電圧値に基づいて、制御対象素子SLのオープン故障、第1端子T1または第2端子T2のバッテリVGNとの短絡または接地との短絡、第1のスイッチ素子Q1の故障、または第2のスイッチ素子Q2の故障のいずれかを検知する。
【選択図】図1

Description

本発明は、駆動制御装置及び故障検知方法に関する。
従来、ソレノイドの駆動を制御する駆動制御装置が知られている。例えば、特許文献1では、ハイサイド側とローサイド側に第1のトランジスタ及び第2のトランジスタを構成して制御する駆動制御装置が開示されている。その駆動制御装置は、第1のトランジスタ、第2のトランジスタまたはソレノイドに異常があった場合、第1のトランジスタまたは第2のトランジスタをオフ状態にすることで電源供給を遮断する。
特許第5164907号公報
しかし、特許文献1の技術では、駆動制御装置は、ソレノイドを駆動した後に、第1のトランジスタ、第2のトランジスタまたはソレノイドの異常を検知することができるが、駆動する前に異常を検知することができない。駆動開始後の検知では、故障が原因で駆動時に駆動制御装置内の素子に大電流が流れて素子が壊れ、駆動制御装置が破損する可能性がある。
そこで本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、駆動制御装置が破損する可能性を低減することを可能とする駆動制御装置及び故障検知方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る駆動制御装置は、
一端が接地に接続されたバッテリと、
一端が前記バッテリの他端に接続された第1のスイッチ素子と、
一端が前記第1のスイッチ素子の一端に、他端が前記第1のスイッチ素子の他端に接続された第1抵抗と、
前記第1のスイッチ素子の他端、及び制御対象素子の一端と接続された第1端子と、
前記制御対象素子の他端と接続された第2端子と、
一端が前記第2端子に接続されたシャント抵抗と、
前記シャント抵抗の他端と前記接地との間に接続された第2のスイッチ素子と、
カソードが前記第1のスイッチ素子の他端に接続され、アノードが前記シャント抵抗の他端に接続されたダイオードと、
前記第1のスイッチ素子を駆動する第1駆動回路と、
前記第2のスイッチ素子を駆動する第2駆動回路と、
前記第2のスイッチ素子の一端の電圧を検出する第1電圧検出回路と、
前記第1駆動回路により前記第1のスイッチ素子を制御し、前記第1電圧検出回路が検出した電圧値に基づいて前記第2駆動回路により前記第2のスイッチ素子を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記制御対象素子を駆動する前に、前記第1駆動回路及び前記第2駆動回路により前記第1のスイッチ素子及び前記第2のスイッチ素子を制御した場合に、前記第1電圧検出回路が検出した電圧値に基づいて、前記制御対象素子のオープン故障、前記第1端子または前記第2端子の前記バッテリとの短絡または前記接地との短絡、前記第1のスイッチ素子の故障、または前記第2のスイッチ素子の故障のいずれかを検知し、
前記制御対象素子は、ソレノイドまたは抵抗である。
本発明の一態様は、前記駆動制御装置において、
前記制御部は、前記制御対象素子を駆動する前に、前記第1駆動回路により前記第1のスイッチ素子をオフ状態に制御し且つ前記第2駆動回路により前記第2のスイッチ素子をオフ状態に制御した場合に、前記第1電圧検出回路が検出した電圧値が第1閾値を超えるとき、前記第1端子及び前記第2端子の一方または両方が前記バッテリの出力と短絡する故障及び前記第1のスイッチ素子の一端と他端が短絡する故障のうち少なくとも一方の故障を検知し、
前記第1閾値は、当該駆動制御装置が正常なときに前記第1電圧検出回路が検出した電圧値以上、前記第1駆動回路により前記第1のスイッチ素子をオン状態、且つ前記第2駆動回路により前記第2のスイッチ素子をオフ状態に制御したときに前記第1電圧検出回路が検出した電圧未満である。
本発明の一態様は、前記駆動制御装置において、
前記制御部は、前記制御対象素子を駆動する前に、前記第1駆動回路により前記第1のスイッチ素子をオフ状態に制御し且つ前記第2駆動回路により前記第2のスイッチ素子をオフ状態に制御した場合に、前記第1電圧検出回路が検出した電圧値が第2閾値を下回るとき、前記第1端子及び前記第2端子の一方または両方が接地と短絡する故障及び前記第2のスイッチ素子の一端と他端が短絡する故障のうち少なくとも一方の故障を検知し、
前記第2閾値は、接地電圧以上、当該駆動制御装置が正常なときに前記第1電圧検出回路が検出した電圧値以下である。
本発明の一態様は、前記駆動制御装置において、
前記制御部は、前記制御対象素子を駆動する前に、前記第1駆動回路により前記第1のスイッチ素子をオン状態に制御し且つ前記第2駆動回路により前記第2のスイッチ素子をオフ状態に制御した場合に、前記第1電圧検出回路が検出した電圧値が第3閾値を下回るとき、前記第1のスイッチ素子のオープン故障及び前記制御対象素子の断線のうち少なくとも一方の故障を検知し、
前記第3閾値は、当該駆動制御装置が正常なときに前記第1電圧検出回路が検出した電圧値を超え、前記第1駆動回路により前記第1のスイッチ素子をオン状態、且つ前記第2駆動回路により前記第2のスイッチ素子をオフ状態に制御したときに前記第1電圧検出回路が検出した電圧以下である。
本発明の一態様は、前記駆動制御装置において、
前記制御部は、前記制御対象素子を駆動する前に、前記第1駆動回路により前記第1のスイッチ素子をオン状態に制御し且つ前記第2駆動回路により前記第2のスイッチ素子をオフ状態に制御した場合に、前記第1電圧検出回路が検出した電圧値が第3閾値を下回り且つ第4閾値を超える場合、前記第1のスイッチ素子のオープン故障を検知し、一方、前記第1電圧検出回路が検出した電圧値が前記第4閾値を下回るとき、前記制御対象素子の断線を検知し、
前記第4閾値は、接地電圧を超え、当該駆動制御装置が正常なときに前記第1電圧検出回路が検出した電圧値以下である。
本発明の一態様は、前記駆動制御装置において、
前記制御部は、前記制御対象素子を駆動する前に、前記第1駆動回路により前記第1のスイッチ素子をオフ状態に制御し且つ前記第2駆動回路により前記第2のスイッチ素子をオン状態に制御した場合に、前記第1電圧検出回路が検出した電圧値が第5閾値を超えるとき、前記第2のスイッチ素子のオープン故障を検知し、
前記第5閾値は、接地電圧以上、当該駆動制御装置が正常なときに前記第1電圧検出回路が検出した電圧値未満である。
本発明の一態様は、前記駆動制御装置において、
前記第1のスイッチ素子の他端の電圧を検出する第2電圧検出回路を更に備え、
前記制御部は、前記制御対象素子を駆動する前に、前記第1駆動回路により前記第1のスイッチ素子をオフ状態に制御し且つ前記第2駆動回路により前記第2のスイッチ素子をオン状態に制御した場合に、前記第1電圧検出回路が検出した電圧値と前記第2電圧検出回路が検出した電圧値の差の絶対値が、予め設定された比較値より小さいとき、前記第1端子と前記第2端子との短絡を検知する。
本発明の一態様は、前記駆動制御装置において、
前記第2端子と前記接地との間で前記第2のスイッチ素子と直列に接続されたシャント抵抗と、
前記シャント抵抗に流れる電流を検出する電流検出回路と、
前記第2端子に予め設定された電流を供給可能な定電流回路と、
を更に備え、
前記制御部は、前記制御対象素子を駆動する前に、前記第1駆動回路により前記第1のスイッチ素子をオフ状態に制御し且つ前記第2駆動回路により前記第2のスイッチ素子をオン状態に制御し且つ予め設定された定電流を出力する前記定電流回路を定電流出力状態に制御した場合に、前記電流検出回路が検出した電流が予め設定された範囲に入らなかったとき、前記電流検出回路の故障を検知する。
本発明の一態様は、前記駆動制御装置において、
前記制御対象素子に流す電流目標値を指定する電流指令信号を他の装置から取得する入力部を更に備え、
前記制御部は、前記制御対象素子を駆動する際に、前記第1駆動回路により前記第1のスイッチ素子をオン状態に制御し且つ前記電流指令信号に応じて前記電流検出回路が検出した電流が前記電流目標値になるように前記第2駆動回路により前記第2のスイッチ素子を制御する。
本発明の一態様は、前記駆動制御装置において、
前記制御部は、前記いずれかの故障を検知した場合に、検知した故障の情報を示す故障信号を出力し、
前記制御部が出力した故障信号を、前記故障の情報を報知する装置へ出力する出力部を更に備える。
本発明の一態様に係る故障検査方法は、
一端が接地に接続されたバッテリと、一端が前記バッテリの他端に接続された第1のスイッチ素子と、一端が前記第1のスイッチ素子の一端に、他端が前記第1のスイッチ素子の他端に接続された第1抵抗と、前記第1のスイッチ素子の他端、及び制御対象素子の一端と接続された第1端子と、前記制御対象素子の他端と接続された第2端子と、一端が前記第2端子に接続されたシャント抵抗と、前記シャント抵抗の他端と前記接地との間に接続された第2のスイッチ素子と、カソードが前記第1のスイッチ素子の他端に接続され、アノードが前記シャント抵抗の他端に接続されたダイオードと、前記第1のスイッチ素子を駆動する第1駆動回路と、前記第2のスイッチ素子を駆動する第2駆動回路と、前記第2のスイッチ素子の一端の電圧を検出する第1電圧検出回路と、前記第1駆動回路により前記第1のスイッチ素子を制御し、前記第1電圧検出回路が検出した電圧値に基づいて前記第2駆動回路により前記第2のスイッチ素子を制御する制御部と、を備え、前記制御対象素子は、ソレノイドまたは抵抗である駆動制御装置が実行する故障検知方法であって、
前記制御部が、前記制御対象素子を駆動する前に、前記第1駆動回路及び前記第2駆動回路により前記第1のスイッチ素子及び前記第2のスイッチ素子を制御した場合に、前記第1電圧検出回路が検出した電圧値に基づいて、前記制御対象素子のオープン故障、前記第1端子または前記第2端子の前記バッテリとの短絡または前記接地との短絡、前記第1のスイッチ素子の故障、または前記第2のスイッチ素子の故障のいずれかを検知する工程を有する。
したがって、本発明に係る駆動制御装置は、制御対象素子を駆動する前に自己診断にて、制御対象素子のオープン故障、第1端子または第2端子のバッテリとの短絡または接地との短絡、第1のスイッチ素子の故障、第2のスイッチ素子の故障、第1端子と第2端子との短絡、または電流検出回路の故障のいずれかを検知することができる。このように故障または異常を駆動前に検知することで、異常による駆動制御装置内の素子の破損を未然に防ぐことができ、駆動制御装置が破損する可能性を低減することができる。
図1は、本発明の一態様である実施形態に係る駆動制御装置1の構成の一例を示す図である。 図2は、第1電圧検出回路VDC1の回路構成の一例を示す図である。 図3は、第2電圧検出回路VDC2の回路構成の一例を示す図である。
以下、本発明に係る実施形態について図面に基づいて説明する。本発明の一態様である実施形態に係る駆動制御装置1は、例えば、制御対象素子の一例であるソレノイドの開閉を制御することで、バイクのダンパの油圧を制御する。これにより、バイクの車高を調節することができる。
図1に示すように、本発明の一態様である実施形態に係る駆動制御装置1は、一端が接地に接続されたバッテリVGNと、一端がバッテリVGNの他端に接続された第1のスイッチ素子Q1と、を備える。例えば、第1のスイッチ素子Q1は、PMOSトランジスタである。
更に、駆動制御装置1は、一端が第1のスイッチ素子Q1の一端に、他端が第1のスイッチ素子Q1の他端に接続された第1抵抗R1と、第1のスイッチ素子Q1の他端、及び制御対象素子の一端と接続された第1端子T1と、を備える。ここで、本実施形態における制御対象素子は、一例としてソレノイドである。なお、制御対象素子は、抵抗であってもよい。
更に、駆動制御装置1は、制御対象素子の他端と接続された第2端子T2と、一端が第2端子T2に接続されたシャント抵抗と、シャント抵抗RSの他端と上記接地との間に接続された第2のスイッチ素子Q2と、を備える。例えば、第2のスイッチ素子Q2は、NMOSトランジスタである。更に、駆動制御装置1は、第1のスイッチ素子Q1を駆動する第1駆動回路DC1と、第2のスイッチ素子Q2を駆動する第2駆動回路DC2と、を備える。
更に、駆動制御装置1は、第2のスイッチ素子Q2の一端の電圧に応じた電圧値を検出し、検出した電圧値に応じた第1の電圧検出信号を出力する第1電圧検出回路VDC1と、上記第1の電圧検出信号に基づいて、第1駆動回路DC1及び第2駆動回路DC2により第1のスイッチ素子Q1と第2のスイッチ素子Q2とを制御する制御部CONと、を備える。
更に、駆動制御装置1は、第1のスイッチ素子Q1の他端の電圧に応じた電圧値を検出し、第2の電圧検出信号を出力する第2電圧検出回路VDC2を備える。更に、駆動制御装置1は、シャント抵抗RSに流れる電流を検出する電流検出回路CDCと、第2端子T2に予め設定された電流を供給可能な定電流回路CCCと、を備える。
更に、駆動制御装置1は、カソードが第1のスイッチ素子Q1の他端に接続され、アノードがシャント抵抗RSの他端に接続されたダイオードDを備える。更に、駆動制御装置1は、外部の装置から信号を受け、出力が制御部CONと接続された入力部INを更に備える。更に、駆動制御装置1は、入力が制御部CONと接続され、外部の装置へ信号を出力する出力部OUTを更に備える。
(第1電圧検出回路VDC1の構成について)
続いて、第1電圧検出回路VDC1の構成について説明する。図2に示すように、第1電圧検出回路VDC1は、一端が第2のスイッチ素子Q2の一端に接続された第2抵抗R2と、一端が第2抵抗R2の他端に接続され、他端が接地に接続された第3抵抗R3と、一端が第2抵抗R2の他端に接続され、他端が制御部CONに接続された第4抵抗R4と、一端が第4抵抗R4の他端に接続され、他端が接地に接続された第1コンデンサC1と、を備える。
第1電圧検出回路VDC1が検出する電圧値は、第3抵抗R3の両端にかかる電圧の値である。第1電圧検出回路VDC1は、検出した電圧値の情報、具体的には、第1コンデンサC1の一端の電圧を制御部CONへ供給する。
(第2電圧検出回路VDC2の構成について)
続いて、第2電圧検出回路VDC2の構成について説明する。図3に示すように、第2電圧検出回路VDC2は、一端が第1のスイッチ素子Q1の他端に接続された第5抵抗R5と、一端が第5抵抗R5の他端に接続され、他端が接地に接続された第6抵抗R6と、一端が第5抵抗R5の他端に接続され、他端が制御部CONに接続された第7抵抗R7と、一端が第7抵抗R7の他端に接続され、他端が接地に接続された第2コンデンサC2と、を備える。
第2電圧検出回路VDC2が検出する電圧値は、第6抵抗R6の両端にかかる電圧の値である。第2電圧検出回路VDC2は、検出した電圧値の情報、具体的には、第2コンデンサC2の一端の電圧を制御部CONへ供給する。
(通常状態の動作について)
まず、制御対象素子を駆動する通常動作について説明する。
入力部INは、制御対象素子に流す電流目標値を指定する電流指令信号を他の装置から取得する。制御部CONは、制御対象素子を駆動する際に、第1駆動回路DC1により第1のスイッチ素子Q1をオン状態に制御し且つ電流指令信号に応じて電流検出回路CDCが検出した電流が上記電流目標値になるように第2駆動回路DC2により第2のスイッチ素子Q2を制御する。具体的には、制御部CONは、第2のスイッチ素子Q2をPWM(Pulse Width Modulation)制御する。
(制御対象素子を駆動する前に行う自己診断の動作について)
続いて、制御対象素子を駆動する前に行う自己診断の動作について説明する。制御部CONは、上記制御対象素子を駆動する前に、第1駆動回路DC1及び第2駆動回路DC2により第1のスイッチ素子Q1及び第2のスイッチ素子Q2を制御した場合に、第1電圧検出回路が検出した電圧値に基づいて、制御対象素子のオープン故障、第1端子T1または第2端子T2のバッテリVGNとの短絡または接地との短絡、第1のスイッチ素子Q1の故障、または第2のスイッチ素子Q2の故障のいずれかを検知する。
(1:端子バッテリ短絡故障及び/または第1のスイッチ素子Q1短絡故障、端子の接地短絡故障及び/または第2のスイッチ素子Q2短絡故障の検知)
制御部CONは、上記制御対象素子を駆動する前に、第1駆動回路DC1により第1のスイッチ素子Q1をオフ状態に制御し且つ第2駆動回路DC2により第2のスイッチ素子Q2をオフ状態に制御する。その状態で、第1端子T1及び第2端子T2の一方または両方がバッテリVGNの出力と短絡する故障及び第1のスイッチ素子Q1の一端と他端が短絡する故障がなければ、バッテリVGNの出力電圧Vを第1抵抗R1、第2抵抗R2、第3抵抗R3、第5抵抗R5、第6抵抗R6で分圧された電圧が第1電圧検出回路VDC1で検出される。
ここで第1抵抗R1、第2抵抗R2、第3抵抗R3の抵抗値をそれぞれr1、r2、r3とすると、第1電圧検出回路VDC1で検出される電圧は、r3/(2×r1+r2+r3)×Vである。ただし、これは第2抵抗R2の抵抗値が第5抵抗R5の抵抗値と等しく、且つ第3抵抗R3の抵抗値が第6抵抗R6の抵抗値に等しい場合である。以下、第2抵抗R2の抵抗値が第5抵抗R5の抵抗値と等しく、且つ第3抵抗R3の抵抗値が第6抵抗R6の抵抗値に等しいものとして説明する。
なお、より具体的には第1抵抗R1、第2抵抗R2、第3抵抗R3、第5抵抗R5、第6抵抗R6だけでなく、シャント抵抗及び制御対象素子の抵抗成分でも分圧される。しかし、シャント抵抗及び制御対象素子の抵抗成分の抵抗値は、第1抵抗R1、第2抵抗R2、第3抵抗R3、第5抵抗R5、第6抵抗R6の抵抗値に比べて十分に小さいものとし、本実施形態では無視するものとする。
一方、第1端子T1及び第2端子T2の一方または両方がバッテリVGNの出力と短絡する故障または第1のスイッチ素子Q1の一端と他端が短絡する故障が発生した場合、バッテリVGNの出力電圧Vを第2抵抗R2、第3抵抗R3で分圧された電圧r3/(r2+r3)×Vが第1電圧検出回路VDC1で検出される。つまり、第1電圧検出回路VDC1で検出される電圧が、上述した故障がない場合よりも大きくなる。
このことから例えば、制御部CONは、第1のスイッチ素子Q1をオフ状態且つ第2のスイッチ素子Q2をオフ状態にした場合、第1電圧検出回路VDC1が検出した電圧値が第1閾値を超えるとき、第1端子T1及び第2端子T2の一方または両方がバッテリVGNの出力と短絡する故障及び第1のスイッチ素子Q1の一端と他端が短絡する故障のうち少なくとも一方の故障を検知する。ここで第1閾値は、r3/(2×r1+r2+r3)×V以上、r3/(r2+r3)×V未満である。すなわち、第1閾値は、当該駆動制御装置1が正常なときに第1電圧検出回路VDC1が検出した電圧値以上、第1駆動回路DC1により第1のスイッチ素子Q1をオン状態、且つ第2駆動回路DC2により第2のスイッチ素子Q2をオフ状態に制御したときに第1電圧検出回路VDC1が検出した電圧未満である。
他方、第1端子T1及び第2端子T2の一方または両方が接地と短絡する故障または第2のスイッチ素子Q2の一端と他端が短絡する故障が発生した場合、第1電圧検出回路VDC1で検出される電圧は接地電位(GND)レベルである。つまり、第1電圧検出回路VDC1で検出される電圧が正常な場合よりも小さくなる。
このことから例えば、制御部CONは、第1のスイッチ素子Q1をオフ状態且つ第2のスイッチ素子Q2をオフ状態にした場合、第1電圧検出回路VDC1が検出した電圧値が第2閾値を下回るとき、第1端子T1及び第2端子T2の一方または両方が接地と短絡する故障及び第2のスイッチ素子Q2の一端と他端が短絡する故障のうち少なくとも一方の故障を検知する。ここで第2閾値は、接地電圧以上、当該駆動制御装置が正常なときに第1電圧検出回路VDC1が検出した電圧値r3/(2×r1+r2+r3)×V以下である。
(2:第1のスイッチ素子Q1のオープン故障または制御対象素子の断線の検知)
制御部CONは、制御対象素子を駆動する前に、第1駆動回路DC1により第1のスイッチ素子Q1をオン状態に制御し且つ第2駆動回路DC2により第2のスイッチ素子Q2をオフ状態に制御する。その状態で、第1のスイッチ素子Q1のオープン故障及び制御対象素子の断線がなければ、バッテリVGNの出力電圧Vを第2抵抗R2、第3抵抗R3で分圧された電圧r3/(r2+r3)×Vが第1電圧検出回路VDC1で検出される。
なお、より具体的には第2抵抗R2の一端と第3抵抗R3の他端との間にかかる電圧は、バッテリVGNの出力電圧Vから第1のスイッチ素子のオン電圧分低くなる。しかし、第1のスイッチ素子のオン電圧は、バッテリVGNの出力電圧Vに比べて十分に小さいものとし、本実施形態では無視するものとする。
一方、第1のスイッチ素子Q1がオープン故障していた場合、バッテリVGNの出力電圧を第1抵抗R1、第2抵抗R2、第3抵抗R3、第5抵抗R5、第6抵抗R6で分圧された電圧r3/(2×r1+r2+r3)×Vが第1電圧検出回路VDC1で検出される。つまり、第1電圧検出回路VDC1で検出される電圧が正常な場合よりも小さくなる。
このことから例えば、制御部CONは、第1のスイッチ素子Q1がオン状態且つ第2のスイッチ素子Q2がオフ状態にした場合、第1電圧検出回路VDC1が検出した電圧値が第3閾値を下回るとき、第1のスイッチ素子Q1のオープン故障及び制御対象素子の断線のうち少なくとも一方の故障を検知する。ここで、第3閾値は、当該駆動制御装置が正常なときに第1電圧検出回路VDC1が検出した電圧値を超え、第1駆動回路DC1により第1のスイッチ素子Q1をオン状態、且つ第2駆動回路DC2により第2のスイッチ素子Q2をオフ状態に制御したときに第1電圧検出回路VDC1が検出した電圧以下である。
その一例として、制御部CONは、制御対象素子を駆動する前に、第1駆動回路DC1により第1のスイッチ素子Q1をオン状態に制御し且つ第2駆動回路DC2により第2のスイッチ素子Q2をオフ状態に制御した場合に、第1電圧検出回路VDC1が検出した電圧値が第3閾値を下回り且つ第4閾値を超える場合、第1のスイッチ素子Q1のオープン故障を検知する。ここで、第4閾値は、接地電圧を超え、当該駆動制御装置1が正常なときに第1電圧検出回路VDC1が検出した電圧値以下である。
他方、制御対象素子が断線していた場合、接地電位(GND)レベルの電圧が第1電圧検出回路VDC1で検出される。よって、制御部CONは、第1のスイッチ素子Q1がオン状態且つ第2のスイッチ素子Q2がオフ状態にした場合、第1電圧検出回路VDC1が検出した電圧値が第4閾値を下回るとき、制御部CONは、上記制御対象素子の断線を検知する。
(3:第2のスイッチ素子Q2のオープン故障の検知)
制御部CONは、制御対象素子を駆動する前に、第1駆動回路DC1により第1のスイッチ素子Q1をオフ状態に制御し且つ第2駆動回路DC2により第2のスイッチ素子Q2をオン状態に制御する。その状態で、第2のスイッチ素子Q2のオープン故障がなければ、GNDレベルの電圧が第1電圧検出回路VDC1で検出される。一方、第2のスイッチ素子Q2がオープン故障していた場合、バッテリVGNの出力電圧Vを第1抵抗R1、第2抵抗R2、第3抵抗R3、第5抵抗R5、第6抵抗R6で分圧された電圧r3/(2×r1+r2+r3)×Vが第1電圧検出回路VDC1で検出される。ただし、これは第2抵抗R2の抵抗値が第5抵抗R5の抵抗値と等しく、且つ第3抵抗R3の抵抗値が第6抵抗R6の抵抗値に等しい場合である。
よって、制御部CONは、第1のスイッチ素子Q1をオフ状態且つ第2のスイッチ素子Q2をオン状態にした場合、第1電圧検出回路VDC1が検出した電圧値が第5閾値を超えるとき、第2のスイッチ素子Q2のオープン故障を検知する。ここで、第5閾値は、接地電圧以上、当該駆動制御装置1が正常なときに第1電圧検出回路VDC1が検出した電圧値未満である。
これにより、制御部CONは、制御対象端子を駆動する前に、制御対象端子のオープン故障、第1のスイッチ素子Q1の故障、または第2のスイッチ素子Q2の故障のいずれかを自己診断にて検知することができる。
(4:第1端子T1と第2端子T2との短絡の検知)
制御部CONは、上記制御対象素子を駆動する前に、第1駆動回路DC1により第1のスイッチ素子Q1をオフ状態に制御し且つ第2駆動回路DC2により第2のスイッチ素子Q2をオン状態に制御する。その状態で、第1端子T1と第2端子T2との短絡がなければ、第1電圧検出回路VDC1が検出した電圧値と第2電圧検出回路VDC2が検出した電圧値の差の絶対値は、制御対象素子の両端にかかる電圧の値である。一方、第1端子T1と第2端子T2とが短絡していた場合、第1電圧検出回路VDC1が検出した電圧値と第2電圧検出回路VDC2が検出した電圧値の差の絶対値は0Vである。
よって、第1電圧検出回路VDC1が検出した電圧値と第2電圧検出回路VDC2が検出した電圧値の差の絶対値が、予め設定された比較値より小さいとき、第1端子T1と第2端子T2との短絡を検知する。これにより、制御部CONは、制御対象端子を駆動する前に、第1端子T1と第2端子T2との短絡を自己診断にて検知することができる。
(5:電流検出回路CDCの故障の検知)
制御部CONは、上記制御対象素子を駆動する前に、第1駆動回路DC1により第1のスイッチ素子Q1をオフ状態に制御し且つ第2駆動回路DC2により第2のスイッチ素子Q2をオン状態に制御し、且つ予め設定された電流を出力する定電流回路CCCをオン状態(定電流出力状態)に制御する。
その状態で、電流検出回路CDCの故障がなければ、電流検出回路CDCが検出した電流は、上述した設定電流となり予め設定された範囲に入る。一方、電流検出回路CDCが故障していた場合、電流検出回路CDCが検出した電流が予め設定された範囲に入らない。
よって、制御部CONは、上記制御対象素子を駆動する際に、第1駆動回路DC1により第1のスイッチ素子Q1をオフ状態に制御し且つ第2駆動回路DC2により前記第2のスイッチ素子をオン状態に制御し、且つ予め設定された電流を出力する定電流回路CCCを定電流出力状態に制御した場合に、電流検出回路CDCが検出した電流が予め設定された範囲に入らなかったとき、電流検出回路CDCの故障を検知する。
これにより、制御部CONは、制御対象端子を駆動する前に、電流検出回路CDCの故障を自己診断にて検知することができる。
制御部CONは、上記いずれかの故障を検知した場合、検知した故障の情報を示す故障信号を出力する。出力部OUTは、制御部CONが出力した故障信号を、上記故障の情報を報知する装置へ出力する。これにより、故障の情報を報知する装置は、故障信号に基づいてユーザに故障の内容を通知することができ、ユーザは故障が発生した素子及びその故障の態様を把握することができる。よって、故障が発生した素子及びその故障の態様の特定にかかるユーザの手間を軽減することができる。
以上、本発明に係る駆動制御装置1は、一端が接地に接続されたバッテリVGNと、一端がバッテリVGNの他端に接続された第1のスイッチ素子Q1(例えばpMOSトランジスタ)と、一端が第1のスイッチ素子Q1の一端に、他端が第1のスイッチ素子Q1の他端に接続された第1抵抗R1と、を備える。更に、駆動制御装置1は第1のスイッチ素子Q1の他端、及び制御対象素子の一端と接続された第1端子T1と、制御対象素子の他端と接続された第2端子T2と、第2端子T2と接地との間に接続された第2のスイッチ素子Q2(例えばNMOSトランジスタ)と、を備える。
更に、駆動制御装置1は第1のスイッチ素子Q1を駆動する第1駆動回路DC1と、第2のスイッチ素子Q2を駆動する第2駆動回路DC2と、第2のスイッチ素子Q2の一端の電圧を検出する第1電圧検出回路VDC1と、を備える。更に、駆動制御装置1は第1駆動回路DC1により第1のスイッチ素子Q1を制御し、第1電圧検出回路VDC1が検出した電圧値に基づいて第2駆動回路DC2により第2のスイッチ素子Q2を制御する制御部CONと、を備える。
制御部CONは、制御対象素子を駆動する前に、第1駆動回路DC1及び第2駆動回路DC2により第1のスイッチ素子Q1及び第2のスイッチ素子Q2を制御した場合に、第1電圧検出回路VDC1が検出した電圧値に基づいて、制御対象素子のオープン故障、第1のスイッチ素子Q1の故障、または第2のスイッチ素子Q2の故障のいずれかを検知する。ここで制御対象素子は、ソレノイドまたは抵抗である。
このようにして、制御対象素子を駆動する前に自己診断にて、制御対象素子のオープン故障、第1端子または第2端子のバッテリとの短絡または接地との短絡、第1のスイッチ素子Q1の故障、または第2のスイッチ素子Q2の故障のいずれかを検知することができる。このように故障または異常を駆動前に検知することで、異常による駆動制御装置1内の素子の破損を未然に防ぐことができ、駆動制御装置1が破損する可能性を低減することができる。また、駆動制御装置1の破損に起因して制御対象素子を含む制御対象機器がユーザの意図に反した動作をすることを回避することができる。
また、制御部CONは、制御対象素子を駆動する前に、第1駆動回路DC1により第1のスイッチ素子Q1をオフ状態に制御し且つ第2駆動回路DC2により第2のスイッチ素子Q2をオン状態に制御した場合に、第1電圧検出回路VDC1が検出した電圧値と第2電圧検出回路VDC2が検出した電圧値の差の絶対値が、予め設定された比較値より小さいとき、第1端子と第2端子との短絡を検知する。これにより、制御対象素子を駆動する前に自己診断にて、第1端子と第2端子との短絡を検知することができる。
また、制御部CONは、制御対象素子を駆動する前に、第1駆動回路DC1により第1のスイッチ素子Q1をオフ状態に制御し且つ第2駆動回路DC2により第2のスイッチ素子Q2をオン状態に制御し、且つ予め設定された電流を出力する定電流回路CCCを定電流出力状態に制御した場合に、電流検出回路CDCが検出した電流が予め設定された範囲に入らなかったとき、電流検出回路CDCの故障を検知する。これにより、制御対象素子を駆動する前に自己診断にて、電流検出回路CDCの故障を検知することができる。
なお、実施形態は例示であり、発明の範囲はそれらに限定されない。
1 駆動制御装置
VGN バッテリ
Q1 第1のスイッチ素子
R1 第1抵抗
T1 第1端子
T2 第2端子
Q2 第2のスイッチ素子
DC1 第1駆動回路
DC2 第2駆動回路
VDC1 第1電圧検出回路
VDC2 第2電圧検出回路
CON 制御部
RS シャント抵抗
D ダイオード
CDC 電流検出回路
CCC 定電流回路
IN 入力部
OUT 出力部
R2 第2抵抗
R3 第3抵抗
R4 第4抵抗
C1 第1コンデンサ
R5 第5抵抗
R6 第6抵抗
R7 第7抵抗
C2 第2コンデンサ

Claims (11)

  1. 一端が接地に接続されたバッテリと、
    一端が前記バッテリの他端に接続された第1のスイッチ素子と、
    一端が前記第1のスイッチ素子の一端に、他端が前記第1のスイッチ素子の他端に接続された第1抵抗と、
    前記第1のスイッチ素子の他端、及び制御対象素子の一端と接続された第1端子と、
    前記制御対象素子の他端と接続された第2端子と、
    一端が前記第2端子に接続されたシャント抵抗と、
    前記シャント抵抗の他端と前記接地との間に接続された第2のスイッチ素子と、
    カソードが前記第1のスイッチ素子の他端に接続され、アノードが前記シャント抵抗の他端に接続されたダイオードと、
    前記第1のスイッチ素子を駆動する第1駆動回路と、
    前記第2のスイッチ素子を駆動する第2駆動回路と、
    前記第2のスイッチ素子の一端の電圧を検出する第1電圧検出回路と、
    前記第1駆動回路により前記第1のスイッチ素子を制御し、前記第1電圧検出回路が検出した電圧値に基づいて前記第2駆動回路により前記第2のスイッチ素子を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記制御対象素子を駆動する前に、前記第1駆動回路及び前記第2駆動回路により前記第1のスイッチ素子及び前記第2のスイッチ素子を制御した場合に、前記第1電圧検出回路が検出した電圧値に基づいて、前記制御対象素子のオープン故障、前記第1端子または前記第2端子の前記バッテリとの短絡または接地との短絡、前記第1のスイッチ素子の故障、または前記第2のスイッチ素子の故障のいずれかを検知し、
    前記制御対象素子は、ソレノイドまたは抵抗である駆動制御装置。
  2. 前記制御部は、前記制御対象素子を駆動する前に、前記第1駆動回路により前記第1のスイッチ素子をオフ状態に制御し且つ前記第2駆動回路により前記第2のスイッチ素子をオフ状態に制御した場合に、前記第1電圧検出回路が検出した電圧値が第1閾値を超えるとき、前記第1端子及び前記第2端子の一方または両方が前記バッテリの出力と短絡する故障及び前記第1のスイッチ素子の一端と他端が短絡する故障のうち少なくとも一方の故障を検知し、
    前記第1閾値は、当該駆動制御装置が正常なときに前記第1電圧検出回路が検出した電圧値以上、前記第1駆動回路により前記第1のスイッチ素子をオン状態、且つ前記第2駆動回路により前記第2のスイッチ素子をオフ状態に制御したときに前記第1電圧検出回路が検出した電圧未満である
    請求項1に記載の駆動制御装置。
  3. 前記制御部は、前記制御対象素子を駆動する前に、前記第1駆動回路により前記第1のスイッチ素子をオフ状態に制御し且つ前記第2駆動回路により前記第2のスイッチ素子をオフ状態に制御した場合に、前記第1電圧検出回路が検出した電圧値が第2閾値を下回るとき、前記第1端子及び前記第2端子の一方または両方が接地と短絡する故障及び前記第2のスイッチ素子の一端と他端が短絡する故障のうち少なくとも一方の故障を検知し、
    前記第2閾値は、接地電圧以上、当該駆動制御装置が正常なときに前記第1電圧検出回路が検出した電圧値以下である請求項2に記載の駆動制御装置。
  4. 前記制御部は、前記制御対象素子を駆動する前に、前記第1駆動回路により前記第1のスイッチ素子をオン状態に制御し且つ前記第2駆動回路により前記第2のスイッチ素子をオフ状態に制御した場合に、前記第1電圧検出回路が検出した電圧値が第3閾値を下回るとき、前記第1のスイッチ素子のオープン故障及び前記制御対象素子の断線のうち少なくとも一方の故障を検知し、
    前記第3閾値は、当該駆動制御装置が正常なときに前記第1電圧検出回路が検出した電圧値を超え、前記第1駆動回路により前記第1のスイッチ素子をオン状態、且つ前記第2駆動回路により前記第2のスイッチ素子をオフ状態に制御したときに前記第1電圧検出回路が検出した電圧以下である
    請求項2または3に記載の駆動制御装置。
  5. 前記制御部は、前記制御対象素子を駆動する前に、前記第1駆動回路により前記第1のスイッチ素子をオン状態に制御し且つ前記第2駆動回路により前記第2のスイッチ素子をオフ状態に制御した場合に、前記第1電圧検出回路が検出した電圧値が第3閾値を下回り且つ第4閾値を超える場合、前記第1のスイッチ素子のオープン故障を検知し、一方、前記第1電圧検出回路が検出した電圧値が前記第4閾値を下回るとき、前記制御対象素子の断線を検知し、
    前記第4閾値は、接地電圧を超え、当該駆動制御装置が正常なときに前記第1電圧検出回路が検出した電圧値以下である
    請求項4に記載の駆動制御装置。
  6. 前記制御部は、前記制御対象素子を駆動する前に、前記第1駆動回路により前記第1のスイッチ素子をオフ状態に制御し且つ前記第2駆動回路により前記第2のスイッチ素子をオン状態に制御した場合に、前記第1電圧検出回路が検出した電圧値が第5閾値を超えるとき、前記第2のスイッチ素子のオープン故障を検知し、
    前記第5閾値は、接地電圧以上、当該駆動制御装置が正常なときに前記第1電圧検出回路が検出した電圧値未満である
    請求項2から5のいずれか一項に記載の駆動制御装置。
  7. 前記第1のスイッチ素子の他端の電圧を検出する第2電圧検出回路を更に備え、
    前記制御部は、前記制御対象素子を駆動する前に、前記第1駆動回路により前記第1のスイッチ素子をオフ状態に制御し且つ前記第2駆動回路により前記第2のスイッチ素子をオン状態に制御した場合に、前記第1電圧検出回路が検出した電圧値と前記第2電圧検出回路が検出した電圧値の差の絶対値が、予め設定された比較値より小さいとき、前記第1端子と前記第2端子との短絡を検知する
    請求項1から6のいずれか一項に記載の駆動制御装置。
  8. 前記第2端子と前記接地との間で前記第2のスイッチ素子と直列に接続されたシャント抵抗と、
    前記シャント抵抗に流れる電流を検出する電流検出回路と、
    前記第2端子に予め設定された電流を供給可能な定電流回路と、
    を更に備え、
    前記制御部は、前記制御対象素子を駆動する前に、前記第1駆動回路により前記第1のスイッチ素子をオフ状態に制御し且つ前記第2駆動回路により前記第2のスイッチ素子をオン状態に制御し、且つ予め設定された電流を出力する前記定電流回路を定電流出力状態に制御した場合に、前記電流検出回路が検出した電流が予め設定された範囲に入らなかったとき、前記電流検出回路の故障を検知する
    請求項1から7のいずれか一項に記載の駆動制御装置。
  9. 前記制御対象素子に流す電流目標値を指定する電流指令信号を他の装置から取得する入力部を更に備え、
    前記制御部は、前記制御対象素子を駆動する際に、前記第1駆動回路により前記第1のスイッチ素子をオン状態に制御し且つ前記電流指令信号に応じて前記電流検出回路が検出した電流が前記電流目標値になるように前記第2駆動回路により前記第2のスイッチ素子を制御する
    請求項8に記載の駆動制御装置。
  10. 前記制御部は、前記いずれかの故障を検知した場合に、検知した故障の情報を示す故障信号を出力し、
    前記制御部が出力した故障信号を、前記故障の情報を報知する装置へ出力する出力部を更に備える
    請求項1から9のいずれか一項に記載の駆動制御装置。
  11. 一端が接地に接続されたバッテリと、一端が前記バッテリの他端に接続された第1のスイッチ素子と、一端が前記第1のスイッチ素子の一端に、他端が前記第1のスイッチ素子の他端に接続された第1抵抗と、前記第1のスイッチ素子の他端、及び制御対象素子の一端と接続された第1端子と、前記制御対象素子の他端と接続された第2端子と、一端が前記第2端子に接続されたシャント抵抗と、前記シャント抵抗の他端と前記接地との間に接続された第2のスイッチ素子と、カソードが前記第1のスイッチ素子の他端に接続され、アノードが前記シャント抵抗の他端に接続されたダイオードと、前記第1のスイッチ素子を駆動する第1駆動回路と、前記第2のスイッチ素子を駆動する第2駆動回路と、前記第2のスイッチ素子の一端の電圧を検出する第1電圧検出回路と、前記第1駆動回路により前記第1のスイッチ素子を制御し、前記第1電圧検出回路が検出した電圧値に基づいて前記第2駆動回路により前記第2のスイッチ素子を制御する制御部と、を備え、前記制御対象素子は、ソレノイドまたは抵抗である駆動制御装置が実行する故障検知方法であって、
    前記制御部が、前記制御対象素子を駆動する前に、前記第1駆動回路及び前記第2駆動回路により前記第1のスイッチ素子及び前記第2のスイッチ素子を制御した場合に、前記第1電圧検出回路が検出した電圧値に基づいて、前記制御対象素子のオープン故障、前記第1端子または前記第2端子の前記バッテリとの短絡または前記接地との短絡、前記第1のスイッチ素子の故障、または前記第2のスイッチ素子の故障のいずれかを検知する工程を有する故障検知方法。
JP2014067045A 2014-03-27 2014-03-27 駆動制御装置及び故障検知方法 Active JP6254029B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014067045A JP6254029B2 (ja) 2014-03-27 2014-03-27 駆動制御装置及び故障検知方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014067045A JP6254029B2 (ja) 2014-03-27 2014-03-27 駆動制御装置及び故障検知方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015191974A true JP2015191974A (ja) 2015-11-02
JP6254029B2 JP6254029B2 (ja) 2017-12-27

Family

ID=54426256

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014067045A Active JP6254029B2 (ja) 2014-03-27 2014-03-27 駆動制御装置及び故障検知方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6254029B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017124728A (ja) * 2016-01-13 2017-07-20 日立オートモティブシステムズ株式会社 車載制御装置
KR101898204B1 (ko) * 2017-08-09 2018-10-31 현대오트론 주식회사 범용 칩을 통한 차량 시동모터의 로우 사이드 릴레이의 고장 여부 진단 시스템 및 진단 방법
JP2019029715A (ja) * 2017-07-26 2019-02-21 Kyb株式会社 駆動回路の異常診断装置
JP2019067839A (ja) * 2017-09-29 2019-04-25 ブラザー工業株式会社 監視装置
KR20220050632A (ko) * 2020-10-16 2022-04-25 콘티넨탈 오토모티브 게엠베하 단락 진단 회로 및 방법

Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5875417A (ja) * 1981-10-29 1983-05-07 日本電気ホームエレクトロニクス株式会社 負荷駆動回路
JPH0555730U (ja) * 1991-12-27 1993-07-23 矢崎総業株式会社 過負荷保護回路
JPH07227038A (ja) * 1994-02-09 1995-08-22 Tokai Rika Co Ltd 負荷駆動回路
JPH0882378A (ja) * 1994-07-12 1996-03-26 Nippondenso Co Ltd 双方向性流量制御弁の駆動回路
JPH09100738A (ja) * 1995-10-05 1997-04-15 Denso Corp エンジンのアイドル回転数制御装置
JPH09242589A (ja) * 1996-03-07 1997-09-16 Nissan Motor Co Ltd 電磁アクチュエータ駆動回路
JPH1096480A (ja) * 1996-09-20 1998-04-14 Kayaba Ind Co Ltd 電磁弁駆動回路
JP2004201410A (ja) * 2002-12-18 2004-07-15 Denso Corp 誘導性負荷駆動装置及びその異常検出方法
JP2007027465A (ja) * 2005-07-19 2007-02-01 Aisin Seiki Co Ltd リニアソレノイドの駆動回路
JP2007047912A (ja) * 2005-08-08 2007-02-22 Mitsubishi Electric Corp 不帰還型負荷電流装置
JP2010236671A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Aisin Aw Co Ltd 自動変速機の制御装置
JP2010244367A (ja) * 2009-04-07 2010-10-28 Fujitsu Ten Ltd 過電流検知回路、レギュレータ回路および電子機器
JP2013211711A (ja) * 2012-03-30 2013-10-10 Denso Corp 誘導性負荷駆動装置

Patent Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5875417A (ja) * 1981-10-29 1983-05-07 日本電気ホームエレクトロニクス株式会社 負荷駆動回路
JPH0555730U (ja) * 1991-12-27 1993-07-23 矢崎総業株式会社 過負荷保護回路
JPH07227038A (ja) * 1994-02-09 1995-08-22 Tokai Rika Co Ltd 負荷駆動回路
JPH0882378A (ja) * 1994-07-12 1996-03-26 Nippondenso Co Ltd 双方向性流量制御弁の駆動回路
JPH09100738A (ja) * 1995-10-05 1997-04-15 Denso Corp エンジンのアイドル回転数制御装置
JPH09242589A (ja) * 1996-03-07 1997-09-16 Nissan Motor Co Ltd 電磁アクチュエータ駆動回路
JPH1096480A (ja) * 1996-09-20 1998-04-14 Kayaba Ind Co Ltd 電磁弁駆動回路
JP2004201410A (ja) * 2002-12-18 2004-07-15 Denso Corp 誘導性負荷駆動装置及びその異常検出方法
JP2007027465A (ja) * 2005-07-19 2007-02-01 Aisin Seiki Co Ltd リニアソレノイドの駆動回路
JP2007047912A (ja) * 2005-08-08 2007-02-22 Mitsubishi Electric Corp 不帰還型負荷電流装置
JP2010236671A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Aisin Aw Co Ltd 自動変速機の制御装置
JP2010244367A (ja) * 2009-04-07 2010-10-28 Fujitsu Ten Ltd 過電流検知回路、レギュレータ回路および電子機器
JP2013211711A (ja) * 2012-03-30 2013-10-10 Denso Corp 誘導性負荷駆動装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017124728A (ja) * 2016-01-13 2017-07-20 日立オートモティブシステムズ株式会社 車載制御装置
JP2019029715A (ja) * 2017-07-26 2019-02-21 Kyb株式会社 駆動回路の異常診断装置
US11203245B2 (en) 2017-07-26 2021-12-21 Kyb Corporation Drive circuit anomaly diagnosing device
KR101898204B1 (ko) * 2017-08-09 2018-10-31 현대오트론 주식회사 범용 칩을 통한 차량 시동모터의 로우 사이드 릴레이의 고장 여부 진단 시스템 및 진단 방법
JP2019067839A (ja) * 2017-09-29 2019-04-25 ブラザー工業株式会社 監視装置
KR20220050632A (ko) * 2020-10-16 2022-04-25 콘티넨탈 오토모티브 게엠베하 단락 진단 회로 및 방법
KR102545962B1 (ko) 2020-10-16 2023-06-21 콘티넨탈 오토모티브 게엠베하 단락 진단 회로 및 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP6254029B2 (ja) 2017-12-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9974336B2 (en) Power control circuit and power control method for electronic cigarette
JP6254029B2 (ja) 駆動制御装置及び故障検知方法
JP4729330B2 (ja) スイッチング電源装置
EP3046240B1 (en) Integrated circuit charge pump with failure protection
TW201508296A (zh) 檢測在熱切換應用中的故障
JP5611302B2 (ja) 電源装置および電源装置の異常判定方法
US20170179939A1 (en) Load-Driving Circuit
JP2007082036A (ja) 半導体集積回路装置、電源装置、電気機器
WO2017217289A1 (ja) 給電制御装置
JP6405998B2 (ja) 負荷駆動回路
JP2008276727A (ja) 負荷駆動装置
JP2016141351A (ja) 電子制御装置のグランド断線検出方法及び電子制御装置
JP6194047B2 (ja) ゲートドライバ
CN105553236A (zh) 驱动电路
JP2013106446A (ja) トランジスタ保護回路
JP5468794B2 (ja) 電源システム及びその動作方法
JP6536791B2 (ja) 電力変換装置及び電力変換装置の制御方法
JP7052517B2 (ja) 負荷駆動装置
JP7313183B2 (ja) 電子制御装置及び異常検出方法
JP2016149884A (ja) 直流電源装置
JP6520521B2 (ja) 半導体スイッチ回路及び半導体リレー回路
JP6229842B2 (ja) 過電圧保護回路
JP5394868B2 (ja) 突入電流防止装置及び突入電流防止装置の短絡診断方法
US20210098986A1 (en) Electronic device
JP2010246262A (ja) 半導体駆動装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160908

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170809

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170815

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171012

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171031

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171129

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6254029

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150