JP2017124728A - 車載制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】インダクタの通電時にインダクタの短絡を検出することができる車載制御装置を提供する。
【解決手段】ハイサイドスイッチ5は、インダクタ4の一端に接続される。ローサイドスイッチ6は、インダクタ4の他端に接続される。ハイサイド電流検出回路9は、ハイサイドスイッチ5とインダクタ4の間に流れる電流Idvを測定する。ローサイド電流検出回路10は、ローサイドスイッチ6とインダクタ4の間に流れる電流Idgを測定する。電流比較回路11は、ハイサイドスイッチ5及びローサイドスイッチ6がオンとなる期間に、電流Idvと電流Idgの差分が所定の範囲を超えた場合、短絡が発生していると判定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車載制御装置に関する。
電圧源からインダクタに給電するハイサイドスイッチと、インダクタからグランドに給電するローサイドスイッチを備え、ハイサイドスイッチが導通状態の時に、ローサイドスイッチをPWM(Pulse Width Modulation)制御することによって、インダクタに所望の電流を流している場合がある。インダクタに流れる電流は電流検出手段により検出され、インダクタに流す電流を所望の値にするために、ローサイドスイッチ制御手段がPWMを制御している。
通常、ハイサイドスイッチとローサイドスイッチはECU(Electronic Control Unit)内に備え付けられており、ECUとインダクタはワイヤハーネスを介して接続されている。
ここで、車両に搭載されているワイヤハーネスは、何らかの原因により、電圧源やグランドにショートする可能性がある。そのため、車載制御装置内の物理量を測定することにより、電圧源ショートとグランドショートを判定する診断手段の要求がある。
ショートを判定する診断手段に関し、電子制御装置と電気負荷とを接続するワイヤハーネスに異常が生じても、可能な限り電気負荷の制御を継続してコモンレール内の燃料圧力を適性レベルに維持できる電子制御装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1では、電子制御装置と電磁弁との間のワイヤハーネスに何らかの要因で電源ショート(バッテリ正極側へのショート)やグランドショート(接地電位へのショート)などのショート異常が発生する可能性があるため、電子制御装置は、これらショート異常を検出する機能を備えている。
特開第2014-224479号公報
特許文献1に開示されるような技術では、電源部の正極側から電気負荷への通電経路であるハイサイド側通電経路を導通・遮断するためのハイサイド側スイッチと、電気負荷から電源部の負極側への通電経路を導通・遮断するためのローサイド側スイッチの、双方がオフされているときのハイサイド電圧に基づいて通電経路の異常の有無を検出しているため、電気負荷(インダクタ)に通電されていない状態で異常の有無を判断する必要がある。
このため、インダクタの通電時にインダクタの短絡を検出することができないという問題があった。
本発明の目的は、インダクタの通電時にインダクタの短絡を検出することができる車載制御装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、インダクタの一端に接続される第1のスイッチング素子と、前記インダクタの他端に接続される第2のスイッチング素子と、前記第1のスイッチング素子と前記インダクタの間に流れる第1の電流を測定する第1の電流センサと、前記第2のスイッチング素子と前記インダクタの間に流れる第2の電流を測定する第2の電流センサと、前記第1のスイッチング素子及び第2のスイッチング素子がオンとなる期間に、前記第1の電流と前記第2の電流の差分が所定の範囲を超えた場合、短絡が発生していると判定する第1の判定部と、を備える。
本発明によれば、インダクタの通電時にインダクタの短絡を検出することができる。上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
電圧源ショートが発生した場合における、本発明の第1の実施形態に係る車載制御装置の構成図である。 図1に示す車載制御装置の動作例を示す説明図である。 グランドショートが発生した場合における、本発明の第2の実施形態に係る車載制御装置の構成図である。 図3に示す車載制御装置の動作例を示す説明図である。 本発明の第3の実施形態に係る車載制御装置の構成図である。 本発明の第4の実施形態に係る車載制御装置の構成図である。 図6に示す車載制御装置の動作例を示す説明図である。 本発明の第7の実施形態に係る車載制御装置の構成図である。 図8に示す車載制御装置の動作例を示す説明図である。
以下、図面を用いて、本発明の第1〜第8の実施形態に係るECU(車載制御装置)の構成及び動作について説明する。なお、下記の実施形態を説明する図面では、一例として、ハイサイドスイッチにPタイプMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)、ローサイドスイッチにNタイプMOSFETを用いて示す。また、各図において、同一符号は同一部分を示す。
(第1の実施形態)
図1に示すECU1(車載制御装置)は、ハイサイドスイッチ5とローサイドスイッチ6の導通と非導通を制御し、インダクタ4に所望の電流を流すためのものである。なお、インダクタ4は、例えば、自動変速機のアクチュエータに用いられるコイル(ソレノイド)である。
ECU1は、電圧源2からインダクタ4に給電するハイサイドスイッチ5と、インダクタ4からグランドに給電するローサイドスイッチ6と、それぞれのスイッチの導通と非導通を制御するハイサイドスイッチ制御回路7(ハイサイドスイッチ制御手段)と、ローサイドスイッチ制御回路8(ローサイドスイッチ制御手段)と、電圧源2からハイサイドスイッチ5を介してインダクタ4に流れる電流を検出するハイサイド電流検出回路9と、インダクタ4からローサイドスイッチ6を介してグランドに流れる電流を検出するローサイド電流検出回路10と、それぞれの電流検出回路から得られた電流を比較し、それぞれの電流の差分が所定の範囲内か否かを判定する電流比較回路11(電流比較手段)と、インダクタ4の通電エネルギを還流させる還流ダイオード12と、を備えている。
換言すれば、図1に示すように、ハイサイドスイッチ5(第1のスイッチング素子)は、インダクタ4の一端(電圧源2側の端)に接続される。ローサイドスイッチ6(第2のスイッチング素子)は、インダクタ4の他端(グランド側の端)に接続される。ハイサイド電流検出回路9(第1の電流センサ)は、ハイサイドスイッチ5とインダクタ4の間に流れる電流Idv(第1の電流)を測定する。ローサイド電流検出回路10(第2の電流センサ)は、ローサイドスイッチ6とインダクタ4の間に流れる電流Idg(第2の電流)を測定する。
詳細には、ハイサイドスイッチ5(第1のスイッチング素子)は、電圧源2(電源)とインダクタ4の間の経路に配置される。ローサイドスイッチ6(第2のスイッチング素子)は、インダクタ4とグランドの間の経路に配置される。
電圧源2とインダクタ4はECU1の外部に備えている。ECU1と電圧源2はワイヤハーネスH1により接続点C5を介して接続され、ECU1とインダクタ上流13はワイヤハーネスH2により接続点C3を介して接続され、ECU1とインダクタ下流14はワイヤハーネスH3により接続点C4を介して接続されている。
還流ダイオード12のカソードは、接続点C1で、電圧源2からハイサイドスイッチ5への接続線に接続されている。また、還流ダイオード12のアノードは、接続点C2で、接続点C4からローサイドスイッチ6への接続線に接続されている。還流ダイオード12(還流回路)は、ローサイドスイッチ6(第2のスイッチング素子)がオフである期間に、インダクタ4に電流を還流する。
なお、本発明を実施するため、ハイサイド電流検出回路9は、ハイサイドスイッチ5を介した、接続点C1から接続点C3の間にある必要がある。また、ローサイド電流検出回路10は、ローサイドスイッチ6を介した、接続点C2からグランドの間にある必要がある。
図2は、図1に示すECU1の動作を説明する説明図である。
インダクタ4に所望の電流を流すために、ハイサイドスイッチ5とローサイドスイッチ6を導通状態にすることで、インダクタ4に流れる電流は上昇していく(図2の区間a)。この時、電圧源2からの電流は、ハイサイドスイッチ5とインダクタ4とローサイドスイッチ6を介してグランドに流れるため、ハイサイド電流検出回路9とローサイド電流検出回路10とから得られる電流は、インダクタ4に流れる電流と一致する。ハイサイド電流検出回路9とローサイド電流検出回路10から得られる電流を比較している電流比較回路11は、それぞれの電流に差分が無く(0A)、所定の範囲内であるため異常が無いと判断する。
この後、ローサイドスイッチ6を非導通状態にすると、インダクタ4の通電エネルギによる還流電流が還流ダイオード12を介して流れ、インダクタ4に流れる電流は減少していく(図2の区間b)。この時、インダクタ4の通電エネルギによる電流が、還流ダイオード12とハイサイドスイッチ5を介してインダクタ4に還流されるため、ハイサイド電流検出回路9から得られる電流とインダクタ4に流れる電流は一致する。一方、ローサイドスイッチ6は非導通状態であるため、ローサイドスイッチ6に流れる電流はリーク電流で、通常、その電流はマイクロアンペアオーダー以下になる。図2の区間bでは、ハイサイド電流検出回路9とローサイド電流検出回路10から得られる電流は正常状態において一致しないため、電流比較回路11が示す結果は無効とする。
次に、電圧源2とワイヤハーネスH2が抵抗15を介して電圧源ショート(バッテリショート)した場合(図1の点線部)の動作を図2の区間cで示す。
電圧源ショートが発生した時、インダクタ4の直流抵抗値が、ハイサイドスイッチ5のオン抵抗値と抵抗15の抵抗値に比べて極めて大きい場合には、インダクタ4に流れる電流の変化は極めて小さくなる。一方、電圧源2からインダクタ4に流れる電流は、ハイサイドスイッチ5を介した経路と抵抗15を介した経路となるため、ハイサイド電流検出回路9が検出する電流Idvは、抵抗15の抵抗値に応じてΔIdvだけ減少する。
この時、ローサイド電流検出回路10が検出する電流は、インダクタ4に流れる電流と同一であるため、電圧源ショートが発生した場合のローサイド電流検出回路10が検出する電流の変化は、インダクタ4と同一で極めて小さい。
ここで、電流比較回路11は、ハイサイド電流検出回路9とローサイド電流検出回路10から得られる電流にΔIdvの差分があることを検出し、ΔIdvが所定の範囲内であるか否かを判定し、所定の範囲外である場合には電圧源ショートによる異常を検出する。
換言すれば、電流比較回路11は、ハイサイドスイッチ5(第1のスイッチング素子)及びローサイドスイッチ6(第2のスイッチング素子)がオンとなる期間に、電流Idv(第1の電流)と電流Idg(第2の電流)の差分(−ΔIdv)が所定の範囲(区間〔th1、th2〕;th1、th2:閾値(th1<th2))を超えた場合、短絡が発生していると判定する第1の判定部として機能する。
図2の区間dにおいては、電圧源ショートが発生中であるが、上述の通り、ローサイドスイッチ6は非導通状態のため、ハイサイド電流検出回路9とローサイド電流検出回路10から得られる電流は一致しないため、電流比較回路11が示す結果は無効とする。
以上説明したように、本実施形態によれば、インダクタの通電時にインダクタの短絡を検出することができる。
すなわち、通常、ハイサイドスイッチ5とローサイドスイッチ6が導通状態の時、電圧源2からハイサイドスイッチ5を介してインダクタ4に流れる電流を検出するハイサイド電流検出回路9と、インダクタ4からローサイドスイッチ6を介してグランドに流れる電流を検出するローサイド電流検出回路10とから得られる電流は等しくなる。
ここでインダクタ上流13がショート抵抗(抵抗15)を介して電圧源2にショートした場合、電圧源2からインダクタ4への給電経路は、ハイサイドスイッチ5を介した経路と、ショート抵抗を介した経路になる。
インダクタ上流13の電圧源ショートは、ワイヤハーネスを介して発生する可能性があるため、ショート抵抗の値はワイヤハーネスが持つ抵抗値になることが考えられる。そのため、ショート抵抗は数ミリΩから数百ミリΩ程度の値になる場合がある。
この場合、ハイサイド電流検出回路9から得られる電流は、電圧源ショート発生前に比べ減少するが、その値はハイサイドスイッチ5のオン抵抗とショート抵抗の比率に応じたものとなる。特にショート抵抗の値は、ワイヤハーネスが電圧源ショートしている位置からインダクタ4までの距離、ワイヤハーネスの線径など、種々の要因に影響を受けるため、その値を正確に推定することは困難である。そのため、ハイサイド電流検出回路9から得られる電流だけで、インダクタ上流の電圧源ショートを検出することは困難である。
一方、インダクタ上流13が電圧源ショートした場合であっても、一般的にインダクタ4の直流抵抗の値はハイサイドスイッチ5のオン抵抗とショート抵抗に比べ極めて大きいため、インダクタ4からローサイドスイッチ6を介してグランドに流れる電流の変化は極めて小さい。
従って、インダクタ上流13が電圧源ショートした時、ハイサイド電流検出回路9から得られる電流は減少し、ローサイド電流検出回路10から得られる電流はほとんど変化しない。そのため、ハイサイド電流検出回路9とローサイド電流検出回路10から得られた電流を比較する電流比較回路11が、それぞれ電流の差分が所定の範囲から外れたことを検出することで、インダクタ上流13に発生した電圧源ショートを検出することができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態にて、グランドとワイヤハーネスH3が抵抗16を介してグランドショートした場合について説明する。なお、第1の実施形態に係るECU1と第2の実施形態に係るECU1は同一であるが、ショートの発生箇所が異なるため、別の実施形態として説明する。
図4は、図3に示すECU1の動作を説明する説明図である。図4の区間aとbは、それぞれ図2の区間aとbと同一であるため、説明は省略する。
グランドとワイヤハーネスH3が抵抗16を介してグランドショートした場合(図3の点線部)の動作を図4の区間cで示す。
グランドショートが発生した場合でも、インダクタ4の直流抵抗値が、ローサイドスイッチ6のオン抵抗値と抵抗16の抵抗値に比べて極めて大きい場合には、インダクタ4に流れる電流の変化は極めて小さくなる。一方、インダクタ4からグランドに流れる電流は、ローサイドスイッチ6を介した経路と抵抗16を介した経路となるため、ローサイド電流検出回路10が検出する電流Idgは、抵抗16の抵抗値に応じてΔIdgだけ減少する。
この時、ハイサイド電流検出回路9が検出する電流は、インダクタ4に流れる電流と同一であるため、グランドショートが発生した場合のハイサイド電流検出回路9が検出する電流の変化は、インダクタ4と同一で極めて小さい。
ここで、電流比較回路11は、ハイサイド電流検出回路9とローサイド電流検出回路10から得られる電流にΔIdgの差分があることを検出し、ΔIdgが所定の範囲内であるか否かを判定し、所定の範囲外である場合にはグランドショートによる異常を検出する。
なお、電流比較回路11が異常判定する際、ハイサイド電流検出回路9から得られる電流が、ローサイド電流検出回路10から得られる電流より、小さい場合にはインダクタ上流13の電圧源ショートと判定し、大きい場合にはインダクタ下流14のグランドショートと判定する。
換言すれば、電流比較回路11は、電流Idv(第1の電流)が電流Idg(第2の電流)より小さい場合、電圧源2(電源)とインダクタ4の間で短絡が発生していると判定し、電流Idgが電流Idvより小さい場合、インダクタ4とグランドの間で短絡が発生していると判定する第1の判定部として機能する。これにより、電圧源ショートとグランドショートを区別することができる。
(第3の実施形態)
第1〜第2の実施形態では、ハイサイドスイッチ5が導通状態の時、ローサイドスイッチ6がPWM制御で導通と非導通を切替える形態について示した。
第3の実施形態では、ローサイドスイッチ6が導通状態の時、ハイサイドスイッチ5がPWM制御で導通と非導通を切替える形態について示す。本実施形態に係る構成図を図5に示す。
第3の実施形態では、ハイサイドスイッチ5が導通から非導通に切り替わった時、インダクタ4の通電エネルギを還流させるため、還流ダイオード12のアノードをグランドに接続し、カソードをハイサイドスイッチ5と接続点C3の間にある、接続点C6に接続している。
換言すれば、還流ダイオード12(還流回路)は、ハイサイドスイッチ5(第1のスイッチング素子)がオフである期間に、インダクタ4に電流を還流する。
ハイサイド電流検出回路9の位置は、ハイサイドスイッチ5を介した、接続点C5から接続点C6の間に位置する必要がある。また、ローサイド電流検出回路10の位置は、ローサイドスイッチ6を介した、接続点C4からグランドの間に位置する必要がある。
第3の実施形態と第1〜第2の実施形態との相違点は、上述の通り、ハイサイドスイッチ5とローサイドスイッチ6の制御方法と、ハイサイド電流検出回路9とローサイド電流検出回路10の位置と、還流ダイオード12の位置である。
第3の実施形態では、第1〜第2の実施形態と同様、ハイサイドスイッチ5とローサイドスイッチ6が導通状態の時、ハイサイド電流検出回路9とローサイド電流検出回路10が検出する電流は同一となり、差分は発生しない。
しかし、ワイヤハーネスH2の電圧源ショート、およびワイヤハーネスH3のグランドショートが発生した場合には、第1〜第2の実施形態に示した通り、ハイサイド電流検出回路9とローサイド電流検出回路10から得られる電流に差分が発生するため、第3の実施形態においても、電流比較回路11により、インダクタ上流の電圧源ショートと、インダクタ下流のグランドショートを検出することが可能である。
なお、電圧源ショート又はグランドショート等の異常を検出する方法の詳細については、第1〜第2の実施形態に示した方法と同一であるため、説明は省略する。
(第4の実施形態)
図6に、本発明の第4の実施形態に係るECU1(車載制御装置)を示す。
第1〜第3の実施形態では、各1個のハイサイドスイッチ5とローサイドスイッチ6を用いた場合の形態について示した。第4の実施形態では、ハイサイドスイッチ5が1個に対して、N個(Nは2以上の整数)のローサイドスイッチ6a、6b、・・・、6nを用いた形態について示す。
第4の実施形態においては、ECU1とインダクタ上流13a、13b、・・・、13nは、ワイヤハーネスH2a、H2b、・・・、H2nにより接続点C3a、C3b、・・・、C3nを介してそれぞれ接続され、ECU1とインダクタ下流14a、14b、・・・、14nは、ワイヤハーネスH3a、H3b、・・・、H3nにより接続点C4a、C4b、・・・、C4nを介して接続されている。
接続点C4a、C4b、・・・、C4nは、それぞれ、ローサイドスイッチ6a、6b、・・・、6nに接続されている。
なお、インダクタ4a〜4nは、例えば、シリンダ毎に設けられるインジェクタに用いられるコイルである。
還流ダイオード12のアノードはグランドに接続され、カソードは、ハイサイドスイッチ5と接続点C3a、C3b、・・・、C3nとの間にある、接続点C6に接続されている。
ハイサイド電流検出回路9は、ハイサイドスイッチ5と接続点C6の間にある必要がある。ローサイド電流検出回路10a、10b、・・・、10nは、ECU1内にN個備え付けられ、それぞれ、ローサイドスイッチ6a、6b、・・・、6nを介した、接続点C4a、C4b、・・・、C4nとグランドと間に位置する必要がある。
図7は、図6に示すECU1の動作を説明する説明図である。
ハイサイドスイッチ5とローサイドスイッチ6a、6b、・・・、6nは、ローサイドスイッチ6a、6b、・・・、6nのいずれか1個が導通状態の時、ハイサイドスイッチ5はPWM制御され、導通状態のローサイドスイッチに接続されたインダクタに所望の電流を流す制御をする。
具体的には、図7の区間aにおいては、ローサイドスイッチ6aが導通状態の時に、ハイサイドスイッチ5をPWM制御することにより、インダクタ4aに流れる電流を制御している。この時、ローサイドスイッチ6a以外のローサイドスイッチは非導通状態である。
同様に、図7の区間bにおいては、ローサイドスイッチ6bが導通状態の時にハイサイドスイッチ5をPWM制御することにより、インダクタ4bに流れる電流を制御しており、この時、ローサイドスイッチ6b以外のローサイドスイッチは非導通状態である。
さらに、図7の区間nにおいては、ローサイドスイッチ6nが導通状態の時にハイサイドスイッチ5をPWM制御することにより、インダクタ4nに流れる電流を制御しており、この時、ローサイドスイッチ6n以外のローサイドスイッチは非導通状態である。
第4の実施形態において、図7の区間a、bまたはnのいずれか1区間にのみ注目すれば、その動作は第3の実施形態と同一である。
そのため、ワイヤハーネスH2a、H2b、・・・、H2nの電圧源ショート、およびワイヤハーネスH3a、H3b、・・・、H3nのグランドショートが発生した場合には、第3の実施形態に示した通り、ハイサイド電流検出回路9とローサイド電流検出回路10a、10b、・・・、10nから得られる電流に差分が発生する。したがって、第4の実施形態においても、電流比較回路11により、インダクタ上流の電圧源ショートと、インダクタ下流のグランドショートを検出することが可能である。
なお、異常を検出する方法の詳細については、第1〜第3の実施形態と同一であるため、説明は省略する。
(第5の実施形態)
図示しないが、本発明の第5の実施形態に係るECU(車載制御装置)について説明する。
第4の実施形態では、1個のハイサイドスイッチに対して、N個のローサイドスイッチを備えた形態について示したが、第5の実施形態では、ハイサイドスイッチN個に対して、1個のローサイドスイッチを備えた形態について説明する。
第1〜第2の実施形態と第3の実施形態との相違点と同様、第4の実施形態と第5の実施形態との相違点は、ハイサイドスイッチとローサイドスイッチの制御方法と、ハイサイド電流検出回路とローサイド電流検出回路の位置と、還流ダイオードの位置である。
第4の実施形態においては、ハイサイドスイッチ5とローサイドスイッチ6a、6b、・・・、6nのいずれか1個が導通状態の時、ハイサイドスイッチ5をPWM制御し、インダクタ4a、4b、・・・、4nのいずれか1個に所望の電流を流す制御をしていた。
第5の実施形態では、N個のハイサイドスイッチのいずれか1個が導通状態の時、1個のローサイドスイッチをPWM制御し、N個のインダクタのいずれか1個に所望の電流を流す制御をする。
N個のハイサイドスイッチのいずれか1個が導通状態になっている区間に注目すれば、その動作は第1〜第2の実施形態と同一である。
そのため、第5の実施形態においても、インダクタ上流の電圧源ショートと、インダクタ下流のグランドショートを検出することが可能である。
(第6の実施形態)
第1〜第5の実施形態では、インダクタ上流に発生する電圧源ショートと、インダクタ下流に発生するグランドショートを検出する方法について説明した。
第6の実施形態では、電流検出回路の故障を検出する回路について説明する。
図1と3と5と6において、電流比較回路は、ハイサイド電流検出回路とローサイド電流検出回路から得られる電流の差分が、所定の範囲外の場合にインダクタ上流の電圧源ショートまたはインダクタ下流のグランドショートを検出するが、電流検出回路が異常を検出するもう1つの要因として、電流検出回路の故障の場合がある。
具体例として、図1において、ハイサイド電流検出回路9とローサイド電流検出回路10のいずれかが故障し、得られる電流がある値で固着した場合やある値のオフセットを持った場合なども、ハイサイド電流検出回路9とローサイド電流検出回路10から得られる電流に差分が発生したように見えるため、電流比較回路11は異常を検出する場合がある。
そのため、本発明の実施形態において、インダクタ上流13の電圧源ショートとインダクタ下流14のグランドショートだけではなく、ハイサイド電流検出回路9とローサイド電流検出回路10のいずれかの故障を検出することが可能である。
(第7の実施形態)
本発明の第6の実施形態おいて、ハイサイド電流検出回路とローサイド電流検出回路のいずれかの故障も検出可能であることを示したが、ハイサイド電流検出回路とローサイド電流検出回路のどちらが故障したかの区別は困難である。
第7の実施形態では、故障した電流検出回路を区別する方法について、図8を用いて説明する。図8では、図1に対して、ローサイドスイッチ6が非導通状態の時、インダクタ4の通電エネルギによる還流電流を測定する還流電流検出回路17を備え付けている。
換言すれば、還流電流検出回路17(第3の電流センサ)は、還流ダイオード12(還流回路)に流れる電流Icir(第3の電流)を測定する。
本実施形態では、ハイサイド電流検出回路9とローサイド電流検出回路10と還流電流検出回路17から3つの電流が得られるため、3つの電流で多数決判定を行うことで、故障した電流検出回路を区別することが可能である。
具体的手法を、図9を用いて説明する。図9は、図8に示すECU1の動作を説明する説明図である。
ローサイドスイッチ6を制御するPWMの1周期期間中(図9の区間a)に、ハイサイド電流検出回路9が検出した最大電流Ihigh_maxと、ローサイド電流検出回路10が検出した最大電流Ilow_maxと、還流電流検出回路17が検出した最大電流Icir_maxとを比較した場合、電流検出回路に故障が発生していなければ、Ihigh_max=Ilow_max=Icir_maxとなる。
しかし、例えば、ハイサイド電流検出回路9が故障し、正しい最大電流が得られない場合には、Ihigh_max≠Ilow_max=Icir_maxとなる。この時、Ihigh_maxが、Ilow_maxとIcir_maxと異なる値を示しているので、多数決判定により、故障した電流検出回路がハイサイド電流検出回路であると区別することが可能である。
すなわち、電流比較回路11は、電流Idv(第1の電流)、電流Idg(第2の電流)、電流Icir(第3の電流)のそれぞれの最大値(Ihigh_max、Ilow_max、Icir_max)のうち一致する数が最も少ない電流(上記の例では、Ihigh_max)が測定された電流センサ(上記の例では、ハイサイド電流検出回路9)が故障していると判定する第2の判定部として機能する。
(第8の実施形態)
第7の実施形態では、ハイサイド電流検出回路9とローサイド電流検出回路10と還流電流検出回路17のいずれか1個が故障した場合、故障した電流検出回路を区別する方法について説明した。
電流検出回路の故障を検出した場合、安全のためにハイサイドスイッチとローサイドスイッチを非導通状態に制御しても良いが、昨今、ECU(車載制御装置)で異常が発生しても、できる限り動作を継続させたいという要求がある。
第8の実施形態では、電流検出回路のいずれか1個が故障した場合でも、車載制御装置の動作を継続する方法について説明する。
本実施形態では、電流検出回路のいずれか1個が故障しているため、故障した電流検出回路から正確な電流(値)を得ることできない。
しかしながら、インダクタに給電を行うスイッチが正常である場合には、インダクタに給電を行うことは可能であり、さらに、2つの電流検出回路は正常に動作をしているため、2つの電流検出回路からインダクタに流れる電流を得ることで、インダクタに所望の電流を流すことが可能である。
具体的には、図9の実施形態において、ハイサイド電流検出回路9が故障した場合であっても、ローサイド電流検出回路10と還流電流検出回路17から得られる電流の和を算出することで、インダクタ4に流れる電流を得ることが可能である。
また、少なくともハイサイド電流検出回路9が正常に動作している場合には、ハイサイド電流検出回路9から得られる電流とインダクタ4に流れる電流は同一であるため、インダクタ4に流れる電流を得ることが可能である。
換言すれば、電流比較回路11は、ハイサイド電流検出回路9(第1の電流センサ)、ローサイド電流検出回路10(第2の電流センサ)、還流電流検出回路17(第3の電流センサ)のいずれかが故障していると判定された場合、故障していない電流センサによって測定される電流に基づいてインダクタ4に流れる電流を算出する算出部として機能する。
ローサイドスイッチ制御回路8(スイッチ制御回路)は、算出されたインダクタ4に流れる電流に基づいて(例えば、算出された電流が目標電流になるように)、ローサイドスイッチ6(第2のスイッチング素子)のオン/オフを制御する。
そのため、本実施形態によれば、少なくとも1個の電流検出回路が故障した場合であっても、インダクタ4に流れる電流を得て、インダクタ4に所望の電流を流すスイッチ制御が可能であり、車載制御装置の動作を継続させることができる。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上述した実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
上記実施形態では、ECU1(車載制御装置)の電流比較回路11が短絡の発生を検出しているが、ECU1は、短絡が発生していると判定された場合、短絡が発生していることを示す情報を出力する出力部(報知部)を備えてもよい。これにより、短絡が発生していることを外部機器(例えば、他のECU)やユーザへ通知することができる。なお、短絡(故障)が発生していることを示すランプを点灯するようにしてもよい。
また、ECU1は、短絡が発生していると判定された場合、インダクタ4についてフェールセーフ処理を実行してもよい。なお、フェールセーフ処理は、車両に搭載され、インダクタ4を含む制御対象機器が安全な状態になるように制御する処理である。
上記実施形態では、MOSFETを用いたが、MOSFETの代わりにバイポーラトランジスタ等のその他のスイッチング素子を用いてもよい。
また、上記の各構成、機能等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
なお、本発明の実施形態は、以下の態様であってもよい。
(1)電圧源からインダクタに給電するハイサイドスイッチと、前記インダクタからグランドに給電するローサイドスイッチと、前記電圧源から前記ハイサイドスイッチを介して前記インダクタに流れる電流を検出するハイサイド電流検出手段と、前記インダクタから前記ローサイドスイッチを介してグランドに流れる電流を検出するローサイド電流検出手段と、前記ハイサイド電流検出手段と前記ローサイド電流検出手段が検出した電流を比較する電流比較手段と、を備えること、を特徴とする車載制御装置。
(2)前記電流比較手段が検出する電流によって、前記インダクタの電圧源ショートまたはグランドショートを検出すること、を特徴とする(1)記載の車載制御装置。
(3)前記電流比較手段が検出する電流によって、前記ハイサイド電流検出手段と前記ローサイド電流検出手段の、いずれかの故障を検出すること、を特徴とする(1)記載の車載制御装置。
(4)(1)記載の車載制御装置と、前記ローサイドスイッチが非導通状態の時に前記インダクタの通電エネルギによる還流電流を前記電圧源に給電する還流ダイオードと、前記インダクタから前記還流ダイオードを介して前記電圧源に流れる電流を検出する還流電流検出手段と、前記ハイサイド電流検出手段と前記ローサイド電流検出手段と前記還流ダイオード電流検出手段が検出した電流を比較する電流比較手段と、を備え、前記電流比較手段は、前記ハイサイド電流検出手段と前記ローサイド電流検出手段と前記還流電流検出手段によって検出された3つの電流を比較し、いずれか2つの電流の差が所定の範囲内で、残り1つの電流量と前記いずれか2つの電流量のうち少なくとも1つの電流量との差が所定の範囲外の場合に異常と判定すること、を特徴とする車載制御装置。
(5)前記ハイサイド電流検出手段と、前記ローサイド電流検出手段と、前記還流電流検出手段の、いずれか1つの電流検出手段が故障した場合に、残り2つの電流検出手段を用いて、前記インダクタに流れる電流を制御し続けること、を特徴とする(4)記載の車載制御装置。
1…ECU
2…電圧源
4、4a〜4n…インダクタ
5…ハイサイドスイッチ
6、6a〜6n…ローサイドスイッチ
7…ハイサイドスイッチ制御回路
8、8a〜8n…ローサイドスイッチ制御回路
9…ハイサイド電流検出回路
10、10a〜10n…ローサイド電流検出回路
11…電流比較回路
12…還流ダイオード
13、13a〜13n…インダクタ上流
14、14a〜14n…インダクタ下流
15、16…ショート抵抗
17…還流電流検出回路
C1、C2、C6…還流ダイオードの接続点
C3、C3a〜C3n…ECUとインダクタ上流を接続するワイヤハーネスの接続点
C4、C4a〜C4n…ECUとインダクタ下流を接続するワイヤハーネスの接続点
C5…電圧源とECUを接続するワイヤハーネスの接続点
H1…電圧源とECUを接続するワイヤハーネス
H2、H2a〜H2n…インダクタ上流とECUを接続するワイヤハーネス
H3、H3a〜H3n…インダクタ下流とECUを接続するワイヤハーネス

Claims (5)

  1. インダクタの一端に接続される第1のスイッチング素子と、
    前記インダクタの他端に接続される第2のスイッチング素子と、
    前記第1のスイッチング素子と前記インダクタの間に流れる第1の電流を測定する第1の電流センサと、
    前記第2のスイッチング素子と前記インダクタの間に流れる第2の電流を測定する第2の電流センサと、
    前記第1のスイッチング素子及び第2のスイッチング素子がオンとなる期間に、前記第1の電流と前記第2の電流の差分が所定の範囲を超えた場合、短絡が発生していると判定する第1の判定部と、
    を備えることを特徴とする車載制御装置。
  2. 請求項1に記載の車載制御装置であって、
    前記第1のスイッチング素子は、
    電源と前記インダクタの間の経路に配置され、
    前記第1の判定部は、
    前記第1の電流が前記第2の電流より小さい場合、前記電源と前記インダクタの間で短絡が発生していると判定する
    ことを特徴とする車載制御装置。
  3. 請求項1に記載の車載制御装置であって、
    前記第2のスイッチング素子は、
    前記インダクタとグランドの間の経路に配置され、
    前記第1の判定部は、
    前記第2の電流が前記第1の電流より小さい場合、前記インダクタとグランドの間で短絡が発生していると判定する
    ことを特徴とする車載制御装置。
  4. 請求項1に記載の車載制御装置であって、
    前記第1のスイッチング素子又は前記第2のスイッチング素子がオフである期間に、前記インダクタに電流を還流する還流回路と、
    前記還流回路に流れる第3の電流を測定する第3の電流センサと、
    前記第1〜第3の電流のそれぞれの最大値のうち一致する数が最も少ない電流が測定された電流センサが故障していると判定する第2の判定部と、
    を備えることを特徴とする車載制御装置。
  5. 請求項4に記載の車載制御装置であって、
    前記第1〜第3の電流センサのいずれかが故障していると判定された場合、故障していない電流センサによって測定される電流に基づいて前記インダクタに流れる電流を算出する算出部と、
    算出された前記インダクタに流れる電流に基づいて、前記第1のスイッチング素子又は前記第2のスイッチング素子のオン/オフを制御するスイッチ制御回路と、
    を備えることを特徴とする車載制御装置。
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