JP2010221935A - 車両用シートのスライド装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シートを大きくスライドさせるときのスライド操作を簡便にしつつ、シートに急激な加速度が作用した場合でも、その加速度によるシートのスライドを防止することができる車両用シートのスライド装置を提供することである。
【解決手段】車両用シート1のスライド装置4は、車両フロアF側に組み付けられるロアレール10と、このロアレール10に対してスライド可能に車両のシート1側に組み付けられるアッパレール20とを備え、ロアレール10に対してアッパレール20をスライドさせてシート1のスライド位置を調節可能となっている。また、車両用シート1のスライド装置4は、車両用シート1のスライド方向に車両に対して相対的に作用する加速度を検出し、その検出した加速度が所定の大きさを超えると、ロアレール10側とアッパレール20側との間に摩擦抵抗を生じさせるブレーキユニット30を備えている。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両用シートのスライド装置に関し、詳しくは、ロアレールに対してアッパレールをスライドさせシートのスライド位置を調節可能な車両用シートのスライド装置に関する。
従来、シートのスライド位置(フロアに対するシートの前後方向の位置)を調節するためシートのスライドロックを解除しているときに、例えば、車両の急発進または急停止等によってシートに急激な加速度が作用した場合でも、その加速度によってシートがスライドしてしまうことを規制する車両用シートのスライド装置が既に知られている。ここで、下記特許文献1には、シートのスライドロックを解除していても、シートのスライド可能量が補助ロックによって規制されている車両用シートのスライド装置が開示されている。これにより、シートのスライド位置を調節しているときに、シートに急激な加速度が作用した場合でも、その加速度によってシートが大きくスライドすることを防止できる。
特開平8−164780号公報
しかしながら、上述した従来技術では、シートに急激な加速度が作用していない場合でも、シートのスライド可能量が補助ロックによって規制される構造となっている。そのため、シートを大きくスライドさせたい場合、スライドロックを解除するだけでなく、さらに、補助ロックの解除も必要であった。このように2度のロック解除(スライドロックの解除と補助ロックの解除)が必要となるため、シートを大きくスライドさせるときのスライド操作が煩雑になっていた。
本発明は、このような課題を解決しようとするもので、その目的は、シートを大きくスライドさせるときのスライド操作を簡便にしつつ、シートに急激な加速度が作用した場合でも、その加速度によるシートのスライドを防止することができる車両用シートのスライド装置を提供することである。
本発明は、上記の目的を達成するためのものであって、以下のように構成されている。
請求項1に記載の発明は、車両フロア側に組み付けられるロアレールと、このロアレールに対してスライド可能に車両のシート側に組み付けられるアッパレールとを備え、ロアレールに対してアッパレールをスライドさせてシートのスライド位置を調節可能な車両用シートのスライド装置であって、車両用シートのスライド方向に車両に対して相対的に作用する加速度を検出し、その検出した加速度が所定の大きさを超えると、ロアレール側とアッパレール側との間に摩擦抵抗を生じさせるブレーキユニットを備えていることを特徴とする構成である。
この構成によれば、スライド量が多くなる位置へと車両用シートをスライドさせる場合でも、スライドロックを解除するだけで、車両用シートをスライドさせることができる。そのため、従来技術で説明したように、2度のロック解除が不要となり、車両用シートを大きくスライドさせるときのスライド操作を簡便に行うことができる。また、この構成によれば、車両用シートのスライド位置を調節しているときに、車両用シートに急激な加速度が作用し、その加速度によって車両用シートがスライドし始めても、このスライドを直ぐに停止させることができる。すなわち、車両用シートのスライド位置を調節しているときに、車両用シートに急激な加速度が作用した場合でも、その加速度による車両用シートのスライドを防止することができる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両用シートのスライド装置であって、ブレーキユニットは、ロアレール側とアッパレール側とのうち、アッパレール側に設けられていることを特徴とする構成である。
この構成によれば、乗員の体感する加速度によってロアレール側とアッパレール側との間に摩擦抵抗を生じさせることができる。そのため、車両用シートに着座している乗員に違和感を生じさせることなく、ロアレール側とアッパレール側との間に摩擦抵抗を生じさせることができる。
図1は、本発明の実施例に係る車両用シートのスライド装置の分解斜視図である。 図2は、図1の組み付け状態を示す斜視図である。 図3は、図1のブレーキユニットの分解斜視図である。 図4は、図2のブレーキユニットの縦断面図の模式図である。 図5は、図2のブレーキユニットの横断面図の模式図である。 図6は、図4において、例えば、車両の急発進によって車両用シートに急激な加速度が作用したときの状態を示すブレーキユニットの縦断面図の模式図である。 図7は、図6におけるブレーキユニットの横断面の模式図である。 図8は、図4において、例えば、車両の急停車によって車両用シートに急激な加速度が作用したときの状態を示すブレーキユニットの縦断面図の模式図である。 図9は、図8におけるブレーキユニットの横断面の模式図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図1〜9を参照して説明する。なお、以下の説明にあたって、上、下、前、後、左、右とは、上述した各図に記載した、上、下、前、後、左、右の方向、すなわち、車両用シート1を基準にしたときの上、下、前、後、左、右の方向を示している。
はじめに、図1〜2を参照して、本発明の実施例に係る車両用シート(例えば、助手席)1のスライド装置4を説明する。このスライド装置4は、車両フロアFの前後方向に沿って組み付けられた左右一対のロアレール10、10と、この両ロアレール10に対してそれぞれスライド可能に車両用シート1のシートクッション2に組み付けられた左右一対のアッパレール20、20とから構成されている。
このスライド装置4は、両ロアレール10に対して両アッパレール20をスライドさせ車両用シート1のスライド位置を調節可能なスライドロックを備えている。ここで、スライドロックについて詳述すると、スライドロックは公知のロック機構であり、アッパレール20の側面にその一部を切り欠く格好でその長手方向を軸方向とする軸回りに回動可能に組み付けられたアーム22と、ロアレール10におけるインナ側の内壁面12にその長手方向に沿って形成された複数の貫通孔12aとから構成されている。
このアーム22の先端には、例えば、複数の貫通孔12aのうち、連続する3個の貫通孔12aに同時に差し込み可能な3個の爪22aがそれぞれ形成されている。このアーム22は、乗員が操作可能なレバー(図示しない)と操作ケーブル(図示しない)を介して接続されており、乗員がレバー操作を行っていないときの常時、その爪22aがロアレール10の貫通孔12aの差し込み方向に付勢された状態でアッパレール20の側面に組み付けられている。
そして、これら3個の爪22aが連続する3個の貫通孔12aに差し込まれると、ロアレール10に対してアッパレール20のスライドがロックされた状態、すなわち、スライドロック状態となる。これにより、ロアレール10に対してアッパレール20を固定することができる。このスライドロック状態から、車両用シート1のスライド位置を調節したい場合には、まず、レバー操作を行ってアーム22を自身の付勢方向と逆方向に回動させる。
すると、アーム22の爪22aとロアレール10の貫通孔12aとの差し込み状態が解消されるため、車両用シート1を自由にスライドさせることができる。そして、所望する位置まで車両用シート1をスライドさせると、レバー操作を解除して、再度、アーム22の爪22aをロアレール10の貫通孔12aに差し込ませる。これにより、スライド位置が調節された状態でスライドロック状態へと戻される。
このようにして車両用シート1を乗員の所望するスライド位置(すなわち、スライド量が多くなる位置、または少なくなる位置)へと調節することができる。なお、上述したスライドロックは、両アッパレール20のスライドをロックするように、左右にそれぞれ設けられている。そのため、乗員がレバー操作を行うと、左右のアーム22が同時に回動する構造となっている。スライドロックは、このように構成されている。
また、このスライド装置4は、そのアウタ側のアッパレール20におけるアウタ側の外壁面24にブレーキユニット30を備えている。このブレーキユニット30は、ベース部材32と、ケース部材34と、ウェイト36と、カバー部材38と、ブレーキパッド40とから構成されている。
以下に、図3〜5を参照して、このブレーキユニット30の各構成部材32、34、36、38、40を個別に説明していく。はじめに、ベース部材32から説明していく。ベース部材32は、このブレーキユニット30のベースを成す略矩形状のパネル部材である。このベース部材32の背面は、例えば、アウタ側のアッパレール20におけるアウタ側の外壁面24に接合されている。
次に、ケース部材34を説明する。ケース部材34は、その内部に後述するウェイト36を収納する略ロ字状の枠部材である。このケース部材34の底面には、収納したウェイト36のスライド方向における転がりを防止するための略U字状の凹み部34aが形成されている(図4参照)。このように凹み部34aを形成してウェイト36の転がりを防止すると、後述する引っ張りばね42に必要なばね定数を小さくすることができる。すなわち、引っ張りばね42を小型化することができる。このケース部材34の一方側(図3において、背面側)の縁は、ベース部材32の正面と接合されている。
次に、ウェイト36を説明する。ウェイト36は、スライド方向に車両フロアFに対して相対的に作用する加速度を検出する球状の部材である。このウェイト36は、その検出した加速度が所定の大きさを超えると、スライド方向に移動可能となっている。次に、カバー部材38を説明する。カバー部材38は、ケース部材34の内部に収納したウェイト36がスライド方向にのみ移動するように規制する略コ字状のカバーである。
このカバー部材38の正面の左右には、後述するスライド方向の前後にそれぞれ配置された両ブレーキパッド40を進出させる開口38bがそれぞれ形成されている。また、このカバー部材38の両自由端38aは、上述したようにウェイト36を収納したケース部材34を覆う格好を成すようにベース部材32の正面とそれぞれ接合されている。
次に、ブレーキパッド40を説明する。ブレーキパッド40は、自身とアウタ側のロアレール10におけるアウタ側の外壁面14との間に摩擦抵抗を生じさせるパッド部材である。このブレーキパッド40は、車両用シート1に急激な加速度が作用していない時(以下、単に「車両用シート1の通常時」と記す)、そのブレーキ面40aとカバー部材38の表面とがカバー部材38の開口38bにおいて略面一となるようにカバー部材38の内部に収納されている(図5参照)。
このとき、ブレーキパッド40は、ベース部材32との間に引っ張りばね42が掛け止めされた状態でカバー部材38の内部に収納されている。なお、このブレーキパッド40は、ウェイト36がどちらのスライド方向へ移動した場合でも対応可能となるように、スライド方向の前後にそれぞれ配置されている。また、上述した「車両用シート1の通常時」に対して、車両用シート1に急激な加速度が作用した時を「車両用シート1の加速発生時」と記すこととする。
また、ブレーキパッド40の背面側には、スライド方向へのウェイト36の移動に伴う接触によってブレーキパッド40そのものをカバー部材38の開口38bから進出させるテーパ面40bが形成されている。なお、両ブレーキパッド40は、ウェイト36がどちらのスライド方向へ移動した場合でも対応可能となるように、そのテーパ面40bの傾斜方向が互いに逆方向(図5において、左のブレーキパッド40のテーパ面40bの傾斜方向は、右下がり方向となっている。これに対し、右のブレーキパッド40のテーパ面40bの傾斜方向は、左下がり方向となっている。)となるように形成されている。ブレーキユニット30は、このように構成されている。
次に、図6〜9を参照して、上述した構成から成る車両用シート1のスライド装置4の作用を説明する。車両用シート1のスライド位置を調節するため車両用シート1のスライドロックを解除しているときに、例えば、車両の急発進によって車両用シート1に急激な加速度が作用すると、車両用シート1は後方へスライドし始める。このとき、ブレーキユニット30のウェイト36にも急激な加速度が作用するため、この作用した加速度によってウェイト36もケース部材34の凹み部34aを乗り越えて後方へ移動していく(図6参照)。
すると、この移動に伴って、後方のブレーキパッド40のテーパ面40bが押し込まれるため、後方のブレーキパッド40は引っ張りばね42の付勢力に抗してカバー部材38の開口38bから進出し始める。そのため、この進出したブレーキパッド40のブレーキ面40aがアウタ側のロアレール10におけるアウタ側の外壁面14と接触し始める(図7参照)。
これにより、ロアレール10とアッパレール20側との間に摩擦抵抗が生じ、この生じた摩擦抵抗によって車両用シート1のスライドが減速もしくは停止する。この記載が、特許請求の範囲に記載の「車両用シートのスライド方向に車両に対して相対的に作用する加速度を検出し、その検出した加速度が所定の大きさを超えると、ロアレール側とアッパレール側との間に摩擦抵抗を生じさせる」に相当する。
なお、車両用シート1に作用した急激な加速度が解消されると、後方へ移動したウェイト36も自身の自重によって凹み部34aへと戻される。これに伴って、ブレーキパッド40のテーパ面40bの押し込みも解消されるため、進出したブレーキパッド40も引っ張りばね42の付勢力によってカバー部材38の開口38bへと戻される(ブレーキパッド40も進出する前の状態へと戻される)。
また、この説明において、ウェイト36の後方への移動は瞬時に行われるため、車両用シート1の後方へのスライド距離は僅かである。なお、ウェイト36が後方へ移動していくときの加速度の大きさは、乗員の安全性を考慮して、ケース部材34の凹み部34aの形状と、引っ張りばね42のばね定数とによって決められる設計的な事項である。このことは、後述する車両の急停車によって車両用シート1に急激な加速度が作用する場合の説明も同様である。
これとは逆に、車両用シート1のスライド位置を調節するため車両用シート1のスライドロックを解除しているときに、例えば、車両の急停車によって車両用シート1に急激な加速度が作用すると、車両用シート1は前方へスライドし始める。このとき、ブレーキユニット30のウェイト36にも急激な加速度が作用するため、この作用した加速度によってウェイト36もケース部材34の凹み部34aを乗り越えて前方へ移動していく(図8参照)。
すると、この移動に伴って、前方のブレーキパッド40のテーパ面40bが押し込まれるため、前方のブレーキパッド40は引っ張りばね42の付勢力に抗してカバー部材38の開口38bから進出し始める。そのため、この進出したブレーキパッド40のブレーキ面40aがアウタ側のロアレール10におけるアウタ側の外壁面14と接触し始める(図9参照)。
これにより、上述した車両の急発進によって車両用シート1に急激な加速度が作用する場合の説明と同様に、ロアレール10とアッパレール20側との間に摩擦抵抗が生じ、この生じた摩擦抵抗によって車両用シート1のスライドが減速もしくは停止する。この記載も、特許請求の範囲に記載の「車両用シートのスライド方向に車両に対して相対的に作用する加速度を検出し、その検出した加速度が所定の大きさを超えると、ロアレール側とアッパレール側との間に摩擦抵抗を生じさせる」に相当する。
なお、車両用シート1に作用した急激な加速度が解消されると、前方へ移動したウェイト36も自身の自重によって凹み部34aへと戻される。これに伴って、ブレーキパッド40のテーパ面40bの押し込みも解消されるため、進出したブレーキパッド40も引っ張りばね42の付勢力によってカバー部材38の開口38bへと戻される(ブレーキパッド40も進出する前の状態へと戻される)。
本発明の実施例に係る車両用シート1のスライド装置4は、上述したように構成されている。この構成によれば、スライド装置4は、両ロアレール10に対して両アッパレール20をスライドさせて車両用シート1のスライド位置を調節可能なスライドロックを備えている。そのため、スライド量が多くなる位置へと車両用シート1をスライドさせる場合でも、スライドロックを解除するだけで、車両用シート1をスライドさせることができる。したがって、従来技術で説明したように、2度のロック解除が不要なため、車両用シート1を大きくスライドさせるときのスライド操作を簡便に行うことができる。
また、この構成によれば、スライド方向に車両フロアFに対して相対的に作用する加速度が所定の大きさを超えると、アウタ側のロアレール10におけるアウタ側の外壁面14とアウタ側のアッパレール20におけるアウタ側の外壁面24のブレーキパッド40とが接触し始める。そのため、車両用シート1のスライド位置を調節しているときに、車両用シート1に急激な加速度が作用し、その加速度によって車両用シート1がスライドし始めても、このスライドを直ぐに停止させることができる。すなわち、車両用シート1のスライド位置を調節しているときに、車両用シート1に急激な加速度が作用した場合でも、その加速度による車両用シート1のスライドを防止することができる。
また、この構成によれば、ブレーキユニット30は、ロアレール10側とアッパレール20側とのうち、アッパレール20側に設けられている。そのため、車両用シート1に着座している乗員の体感する加速度によってロアレール10側とアッパレール20側との間に摩擦抵抗を生じさせることができる。したがって、乗員に違和感を生じさせることなく、ロアレール10側とアッパレール20側との間に摩擦抵抗を生じさせることができる。
上述した内容は、あくまでも本発明の一実施の形態に関するものであって、本発明が上記内容に限定されることを意味するものではない。
実施例では、ブレーキユニット30は、アッパレール20側に設けられる例を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、例えば、ロアレール10側に設けられても構わない。その場合、ブレーキパッド40をアッパレール20側に向けて進出させる構成とすればよい。
また、実施例では、ケース部材34の底面に形成した凹み部34aによってウェイト36のスライド方向における転がりを防止する構成を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、例えば、ケース部材34の前後の内面に圧縮ばねをそれぞれ配置させてウェイト36のスライド方向における転がりを防止する構成であっても構わない。この場合、車両用シート1のスライド位置を調節するため車両用シート1のスライドロックを解除しているときに、例えば、車両の急発進によって車両用シート1に急激な加速度が作用すると、ウェイト36は後側の圧縮ばねを撓ませながら後方へ移動していく。これにより、凹み部34aを形成していた場合と同様に、後方のブレーキパッド40のテーパ面40bを押し込むことができる。これとは逆に、例えば、車両の急停車によって車両用シート1に急激な加速度が作用すると、ウェイト36は前側の圧縮ばねを撓ませながら前方へ移動していく。これにより、凹み部34aを形成していた場合と同様に、前方のブレーキパッド40のテーパ面40bを押し込むことができる。
1 車両用シート
4 スライド装置
10 ロアレール
20 アッパレール
30 ブレーキユニット
36 ウェイト
40 ブレーキパッド

Claims (2)

  1. 車両フロア側に組み付けられるロアレールと、このロアレールに対してスライド可能に車両のシート側に組み付けられるアッパレールとを備え、ロアレールに対してアッパレールをスライドさせてシートのスライド位置を調節可能な車両用シートのスライド装置であって、
    車両用シートのスライド方向に車両に対して相対的に作用する加速度を検出し、その検出した加速度が所定の大きさを超えると、ロアレール側とアッパレール側との間に摩擦抵抗を生じさせるブレーキユニットを備えていることを特徴とする車両用シートのスライド装置。
  2. 請求項1に記載の車両用シートのスライド装置であって、
    ブレーキユニットは、ロアレール側とアッパレール側とのうち、アッパレール側に設けられていることを特徴とする車両用シートのスライド装置。




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