JP2010191276A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】転写部材の抵抗値が変化しても、定電流制御を適用する下限値が適正に設定されて、抵抗値が下がった記録材に対して適正に定電圧を適用できる画像形成装置を提供する。
【解決手段】記録材の給送間隔ごとに目標電流Itを用いた定電流制御を行って二次転写ローラ57に印加される制御電圧V1をサンプリングする。記録材の先頭で定電圧V1に記録材の種類に応じた記録材分担電圧を印加した後に、目標電流Itを用いた定電流制御に移行させる。サンプリングした制御電圧V1に記録材の種類に応じた記録材分担電圧Vpを加算して0.9を乗じた電圧を下限値Vlimitとして定電流制御を行い、演算段階で下限値Vlimitを下回る場合には定電圧Vlimitを二次転写ローラ57に印加する。
【選択図】図3

Description

本発明は、像担持体又は中間転写体に担持されたトナー像を記録材へ転写するための転写電圧が定電流制御される画像形成装置、詳しくは定電流制御される転写電圧の下限値の定電圧の設定方法に関する。
像担持体に形成されたトナー像が転写部を通過する記録材へ転写される画像形成装置、及び中間転写体に転写したトナー像が転写部を通過する記録材へ転写される画像形成装置が広く用いられている。
このような画像形成装置では、像担持体又は中間転写体に転写部材を当接した転写部へ転写電圧を印加してトナー像を記録材へ転写しており、転写電圧は、所定の転写電流値に対応させて定めた定電圧を印加することが一般的である。後述するように、転写電圧を定電流制御すると、記録材の外側や記録材上のトナー像が無い部分を流れる電流が肝心のトナー像がある部分を流れる電流値を不確定なものにしてしまうからである(図4参照)。そして、定電圧を印加した場合には、記録材の外側や記録材上のトナー像が無い部分を流れる電流とは無関係に、肝心のトナー像がある部分に定電圧に応じた転写電流を確保できるからである。
しかし、転写部を構成する転写部材は、製品のばらつき、部材温度、累積使用時間に応じて大きく変化し、転写部を通過する記録材の抵抗値は、記録材の種類、環境湿度、記録材の湿り状態に応じて変化する。
このため、転写電圧を定電圧制御する場合、画像形成装置の起動時又は連続画像形成の先頭で、転写部材の電気特性(抵抗値等)を測定して定電圧を調整している。
特許文献1には、転写部材に定電圧を印加して中間転写ベルトに担持されたトナー像を記録材へ転写する画像形成装置が示される。ここでは、連続画像形成の開始直前に記録材が無い状態の転写部に所定の電圧を印加して電流値を取り込んで所定の目標電流に相当させた電圧値を求め、この電圧値に記録材の種類に応じた記録材分担電圧を加算して定電圧を設定している。
しかし、転写部材の抵抗値は、連続画像形成中の温度上昇によって次第に低下するため、連続画像形成の開始直前に適正だった定電圧が、次第に不適正になる可能性がある。また、同じ種類の記録材を流していても記録材ごとの吸湿状態がばらついていると、記録材の抵抗値が違ってくるため、1枚目の記録材では適正だった定電圧が50枚目の記録材では不適正になる可能性がある。
そこで、連続画像形成中、10枚の画像形成ごとに転写部材の抵抗値を測定し直して定電圧を再調整することが提案されたが、記録材の給送間隔が拡大して連続画像形成の生産性が低下したり、再調整の前後で画像濃度が段階的に変化したりする。そして、記録材ごとの吸湿状態のばらつきに対しては、この方法では全く対処できない。
これに対して、転写部に印加する転写電圧を定電流制御とする場合、連続画像形成を通じたすべての記録材で、画像形成中にリアルタイムで、転写部材及び記録材の抵抗値に応じた転写電流に自動調整される。このため、連続画像形成の生産性が低下せず、画像濃度が段階的に変化することがなく、記録材ごとの吸湿状態のばらつきにも対処できる。
特許文献2、3には、転写部材に定電流制御された電圧を印加して中間転写ベルトに担持されたトナー像を記録材へ転写する画像形成装置が示される。ここでは、上述した定電流制御の欠点(トナー像がある部分を流れる電流値が不確定になること)を回避するために、定電流制御時に印加されている電圧に下限値を設けている。そして、転写部材に印加されている電圧が下限値未満になってしまう範囲では、下限値の定電圧を転写部材に印加している。
特開2004−117920号公報 特開平10−48965号公報 特開平11−288184号公報
特許文献2の制御の場合、定電流制御時に印加されている電圧が下限値未満になってしまう範囲では、定電圧が転写部材に印加されるため、記録材が吸湿して抵抗値が極端に下がった場合でも、トナー像がある部分を流れる電流値を一定以上に確保できる。
しかし、定電流制御時に印加されている電圧の下限値が固定値であるため、使用時間の累積に伴って転写部材の抵抗値が増大し続けると下限値が次第に不適正になり、最後には下限値としての機能を果たさなくなることが判明した。記録材の抵抗値のばらつき範囲の外側へ定電圧の適用範囲が移動してしまい、吸湿して抵抗値が極端に下がっている記録材に対して定電圧が適用されなくなることが判明した(図5参照)。
本発明は、転写部材の抵抗値が変化しても、定電流制御が適用される範囲の下限値が適正に設定されて、吸湿して抵抗値が下がった記録材に対しても適正に定電圧を適用できる画像形成装置を提供することを目的としている。
本発明の画像形成装置は、像担持体と、前記像担持体にトナー像を形成するトナー像形成手段と、前記像担持体からトナー像が転写される中間転写体と、前記中間転写体から記録材にトナー像を転写する転写部を形成する転写部材と、転写工程時に前記転写部材に流れる電流量が所定の目標電流となるように定電流制御を行う制御手段とを備え、前記制御手段は、前記転写部材に印加される電圧値の絶対値が設定された下限電圧の絶対値以上である電圧が前記転写部材に印加されているときに前記定電流制御を行うものである。そして、前記転写部に記録材がない状態で、前記転写部材に電圧を印加することにより得られる電気特性と記録材の種類とに応じて前記下限電圧を設定する設定手段を備える。
本発明の画像形成装置は、像担持体と、前記像担持体にトナー像を形成するトナー像形成手段と、前記像担持体から記録材にトナー像を転写する転写部を形成する転写部材と、転写工程時に前記転写部材に流れる電流量が所定の目標電流となるように定電流制御を行う制御手段とを備え、前記制御手段は、前記転写部材に印加されている電圧の絶対値の下限となる下限電圧が設定された電圧範囲にて前記転写部材に印加する電圧を定電流制御するものである。そして、前記転写部に記録材がない状態で、前記転写部材に電圧を印加することにより得られる電気特性と記録材の種類とに応じて前記下限電圧を設定する設定手段を備える。
本発明では、転写部材の電気特性や記録材の種類及び状態が変化しても、定電流制御される電圧が下限電圧に達した場合の転写性の安定性を高めることができる。
第1実施形態の画像形成装置の構成の説明図である。 画像形成部の構成の説明図である。 二次転写部の構成の説明図である。 定電流制御の問題点の説明図である。 定電流制御の下限値が固定値の場合の問題点の説明図である。 定電流制御時に印加されている電圧の制御のフローチャートである。 トナー像の転写に必要な電流の説明図である。 記録材の種類に応じた目標電流値の説明図である。 実施例1における転写電圧の制御のフローチャートである。 記録材分担電圧の説明図である。 実施例1の制御の効果の説明図である。 比較例1の制御の説明図である。 比較例2の制御の説明図である。 実施例2における転写電圧の制御のフローチャートである。 実施例3における転写電圧の制御のフローチャートである。 環境係数の説明図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。本発明は、転写部材の抵抗の変化に応じて定電流制御の適用範囲の下限値が変化する限りにおいて、実施形態の構成の一部または全部を、その代替的な構成で置き換えた別の実施形態でも実施できる。
従って、記録材搬送体に担持させた記録材へ像担持体からトナー像を転写する画像形成装置でも実施できる。タンデム型のフルカラー画像形成装置に限らず、1ドラム型のフルカラー画像形成装置、モノクロ画像形成装置でも実施できる。
本実施形態では、トナー像の形成/転写に係る主要部のみを説明するが、本発明は、必要な機器、装備、筐体構造を加えて、プリンタ、各種印刷機、複写機、FAX、複合機等、種々の用途で実施できる。
なお、特許文献1〜3に示される画像形成装置の一般的な事項については、図示を省略して重複する説明を省略する。
<画像形成装置>
図1は第1実施形態の画像形成装置の構成の説明図、図2は画像形成部の構成の説明図である。
図1に示すように、画像形成装置100は、中間転写ベルト51に沿って画像形成部Pa、Pb、Pc、Pdを配列したタンデム型中間転写方式のフルカラー複写機である。
トナー像形成手段の一例である画像形成部Paでは、感光ドラム1aにイエロートナー像が形成されて中間転写ベルト51に一次転写される。画像形成部Pbでは、感光ドラム1bにマゼンタトナー像が形成されて中間転写ベルト51のイエロートナー像に重ねて一次転写される。画像形成部Pc、Pdでは、それぞれ感光ドラム1c、1dにシアントナー像、ブラックトナー像が形成されて同様に中間転写ベルト51に順次重ねて一次転写される。
中間転写ベルト51に一次転写された四色のトナー像は、二次転写部T2へ搬送されて記録材Pへ一括二次転写される。四色のトナー像を二次転写された記録材Pは、定着装置7で加熱加圧を受けて表面にトナー像を定着された後に、画像形成装置100の外部へ排出される。
中間転写ベルト51は、テンションローラ12、駆動ローラ13、及び対向ローラ56に掛け渡して支持され、駆動ローラ13に駆動されて所定のプロセススピードで矢印R2方向に回転する。中間転写ベルト51は、テンションローラ12によって30N(3kgf)の張力を付与されている。
分離装置22は、記録材カセット20からピックアップローラ21によって引き出された記録材Pを1枚ずつに分離して、レジストローラ23へ送り出す。
レジストローラ23は、停止状態で記録材Pを受け入れて待機させ、中間転写ベルト51のトナー像にタイミングを合わせて記録材Pを二次転写部T2へ送り込む。
ベルトクリーニング装置9は、クリーニングブレードを中間転写ベルト51に摺擦させて、二次転写部T2を通過して中間転写ベルト51に残留した転写残トナーを除去する。
定着装置7は、ヒータ73を設けた定着ローラ71に加圧ローラ72を圧接して加熱ニップを形成する。記録材Pは、加熱ニップで挟持搬送される過程で、加熱加圧を受けてトナー像を溶融させ、フルカラー画像を表面に定着される。
画像形成部Pa、Pb、Pc、Pdは、現像装置4a、4b、4c、4dで用いるトナーの色がイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックと異なる以外は、ほぼ同一に構成される。以下では、画像形成部Paについて説明し、他の画像形成部Pb、Pc、Pdについては、説明中の符号末尾のaを、b、c、dに読み替えて説明されるものとする。
図2に示すように、画像形成部Paは、感光ドラム1aの周囲に、帯電ローラ2a、露光装置3a、現像装置4a、一次転写ローラ5a、クリーニング装置6aを配置する。
感光ドラム1aは、アルミニウム製シリンダの外周面に、帯電極性が負極性の感光層を形成してある。感光ドラム1aは、不図示の駆動モータから駆動力を伝達されて、所定のプロセススピードで矢印R1方向に回転する。
帯電ローラ2aは、感光ドラム1aに当接して従動回転し、直流電圧に交流電圧を重畳した振動電圧を電源D3から印加されることにより、感光ドラム1aの表面を一様な負極性の電位に帯電する。
露光装置3aは、イエローの分解色画像を展開した走査線画像データをON−OFF変調したレーザービームを回転ミラーで走査して、帯電した感光ドラム1aの表面に画像の静電像を書き込む。
現像装置4aは、二成分現像剤を攪拌して帯電させ、固定磁極4jの周囲で感光ドラム1aとカウンタ方向に回転する現像スリーブ4sに担持させ、感光ドラム1aを摺擦させる。負極性の直流電圧に交流電圧を重畳した振動電圧が電源D4から印加されることにより、現像スリーブ4sよりも相対的に正極性となった感光ドラム1aの静電像へ負極性に帯電したトナーが移転して、静電像が反転現像される。
一次転写ローラ5aは、中間転写ベルト51を押圧して、感光ドラム1aと中間転写ベルト51との間に一次転写部T1を形成する。電源D1から正極性の直流電圧が一次転写ローラ5aに印加されることにより、感光ドラム1aに担持された負極性のトナー像が、一次転写部T1を通過する中間転写ベルト51へ一次転写される。
クリーニング装置6aは、クリーニングブレードを感光ドラム1aに摺擦して、一次転写部T1を通過して感光ドラム1aの表面に残留した転写残トナーを除去する。
<転写部>
図3は二次転写部の構成の説明図、図4は定電流制御の問題点の説明図、図5は定電流制御の下限値が固定値の場合の問題点の説明図である。
接地電位に接続された対向ローラ56によって内側面を支持された中間転写ベルト51に対して、二次転写ローラ57を圧接させることにより、中間転写ベルト51と二次転写ローラ57との間に二次転写部T2が形成される。電源D2から二次転写ローラ57へ正極性の直流電圧が印加されることによって、二次転写部T2に転写電界が形成され、これにより、中間転写ベルト51に担持された負極性のトナー像が、二次転写部T1を通過する記録材Pへ二次転写される。
中間転写ベルト51は、ポリイミド等の誘電体樹脂にカーボンブラックを含有させて体積抵抗率を1×10〜1×1012Ω・cmに調整した厚さ50〜150μmのフィルム材料で形成される。中間転写ベルト51は、幅370mm、周長900mmの無端状に形成されている。
対向ローラ56は、直径φ18mmのアルミ製パイプの外周に、厚さ2mmの導電性ゴム層を形成して外径22mmに仕上げてある。導電性ゴムにはニトリルブタジエンゴムやエチレンプロピレンジエンゴム、ウレタン等にイオン性導電剤を混入したものを用いる。対向ローラ56の抵抗値は、1×10Ω以下に調整されている。抵抗値は、対向ローラ56に10N(1kgf)をかけて導電性の円筒に圧接し、導電性の円筒の回転によって対向ローラ56を従動回転させながらローラ軸に50Vを印加したときに流れる電流から求めた。対向ローラ56の表面硬度は、ASKER−C硬度値で70度である。
二次転写ローラ57は、直径φ12mmのステンレス製のローラ軸の外周に、厚さ6mmの導電性ゴムスポンジの弾性層を形成して外径24mmに仕上げてある。導電性ゴムスポンジには、ニトリルブタジエンゴムやエチレンプロピレンジエンゴム、ウレタン等にイオン性導電剤を混入して、抵抗値を1×10〜1×10Ωに調整したものを用いている。抵抗値は、二次転写ローラ57に10N(1kgf)をかけて導電性の円筒部材に圧接させ、導電性の円筒部材の回転によって二次転写ローラ57を従動回転させながらローラ軸に2kVを印加したときに流れる電流から求めた。二次転写ローラ57の表面硬度は、ASKER−C硬度値で35度である。
ところで、二次転写ローラ57の抵抗値(電気特性)は、製造時の製品ごとのばらつき、環境温度の変化、使用時間の累積に伴って大きく変化する。また、記録材も吸湿や乾燥によって抵抗値が大きく変化する。このため、記録材に流れる転写電流を一定に保つためには、二次転写ローラ57に印加する転写電圧を定電流制御することが望ましい。
例えば、可変の定電圧を出力できる電源を用いて、転写部材に流れる電流を検知し、検知した電流がトナー像の転写に必要な目標電流値になるように定電圧を設定すればよい。このような制御によれば、定電圧制御と定電流制御とを混在した制御が可能なほか、定電圧値、定電流値の設定を自在に行えるなど、きめ細かい制御ができる。
しかし、定電流制御には以下の課題があった。
図4の(a)に示すように、二次転写部T2の長手方向において、中間転写ベルト51から記録材Pへトナー像を転写する際には、記録材上のトナー像がある部分に流れる電流を必要十分な範囲に確保する必要がある。なお、図は記録材の搬送方向の上流側から見た二次転写部T2における電流の流れを模式的に表しており、白抜きの矢印が各部位において二次転写部T2を流れる電流の大きさを表している。
しかし、記録材Pの外側では、中間転写ベルト51に二次転写ローラ57が直接接触している。このため、記録材Pが無い部分は記録材Pがある部分よりも抵抗値が低くなり、記録材Pが無い部分は記録材Pがある部分よりも転写電流の電流密度が高くなっている。また、記録材上のトナーが無い部分はトナーがある部分よりもよりも抵抗値が高くなり、記録材上のトナーが無い部分はトナーがある部分よりも転写電流の電流密度が高くなっている。
このため、常温、常湿環境でも、記録材上のトナー像がある部分の電流密度は、二次転写部T2全体へ流れる転写電流の平均電流密度よりも低くなっている。
図4の(b)に示すように、高温高湿環境では、常温常湿環境よりも、記録材上のトナー像がある部分の電流密度はさらに低くなる。二次転写ローラ57が温度上昇して抵抗値が小さくなっているため、記録材Pがある部分(通紙部)と無い部分(非通紙部)との抵抗差が大きくなるからである。記録材が吸湿して抵抗値が小さくなっているため、トナー像がある部分(画像部)と無い部分(非画像部)との抵抗差が大きくなるからである。
このため、常温常湿環境で画像部と非画像部とを流れる電流の差が小さくても、高温高湿環境では、電流が抵抗の低い非通紙部や非画像部へ集中し、画像部に流れる電流の割合が小さくなる。その結果、高温高湿環境では、トナー像を十分に転写できず、転写電流の不足による転写不良、すなわち画像抜け(転写ボソ)が発生し易い。
図5の(a)に示すように、そこで、特許文献2には、定電流制御される転写電圧に下限値(下限電圧)を設けることが提案されている。図は、二次転写ローラ57に印加する電圧と二次転写部T2に流れた電流の関係を示す。
記録材Pにトナー像を転写するのに必要な電流Itを流すために、二次転写ローラ57に印加する電圧は、紙なし時にはV1である。そして、二次転写部T2における低抵抗紙(吸湿紙、印字率の少ない画像)の通紙時にはV2、高抵抗紙(非吸湿紙、印字率の多い画像)の通紙時にはV3となっている。ここで、V2より大きな下限電圧Vlimitが固定値で設定される。そして、記録材Pの抵抗が小さくて電流Itを流すために必要な電圧値が下限電圧Vlimitを下回った場合には、定電流制御から下限電圧Vlimitを印加する定電圧制御に切り替えている。その結果、低抵抗紙の通紙時には、Itより大きな電流I2が流れるため、定電流制御時よりも画像部に流れる電流を多く確保でき、転写ボソを防止することができる。
しかし、二次転写ローラ57の抵抗値は、温度・湿度環境だけではなく、通電累積時間にも大きく依存する。二次転写ローラ57は、ゴム材料にイオン導電性物質を混入したものを用いているため、同一極性の電流を連続的に印加することで、抵抗値が上昇する傾向がある。そのため、画像形成の累積枚数が増えて通電累積時間(累積使用時間)が長くなるほど、目標電流を流すために必要な電圧値は大きくなる。
図5の(b)に示すように、画像形成の累積枚数が増えて二次転写ローラ57の抵抗が上昇した場合、トナー像を記録材Pに転写するために二次転写ローラ57へ印加する電圧は全体的に大きくなる。二次転写部T2に同じ電流Itを流すために、二次転写ローラ57へ印加する電圧は、紙なし時にはV1’、低抵抗紙(吸湿紙、印字率の少ない紙)の通紙時にはV2’、高抵抗紙(非吸湿紙、印字率の多い画像)の通紙時にはV3’となる。
このため、高温高湿環境において記録材Pの抵抗値が小さくなっていても、二次転写ローラ57へ印加する電圧V2’は下限電圧Vlimtを下回らず、定電圧に切り替わることなく定電流制御が継続されてしまう。このとき、非画像部が多い画像では、非画像部へ流れる電流の割合が大きくなり、画像部に転写に必要なだけの電流が供給されなくなって転写ボソが発生し易くなる。
そこで、以下の実施例では、制御手段(15)が、転写工程時に、転写部材(57)に印加される電圧値の絶対値が設定された下限電圧の絶対値以上であるときに限り、電流量が所定の目標電流となるように定電流制御を行う。そして、設定手段(15)が、定電流制御の下限値の絶対値を、直前の給送間隔で試験電流を用いた定電流制御を行って測定した二次転写ローラ57の抵抗値に応じて変化させている。ここで、絶対値とした理由は、転写電圧の極性には、正極性と負極性とがあり、本発明は、両方の制御で用いられるからである。
すなわち、設定手段(15)は、二次転写ローラ57の電気特性(抵抗値等)を測定するために、所定の電流値(It)で定電流制御した制御電圧を、転写部に記録材が到達する前に電源D2から出力させる。そして、転写部を記録材が通過する過程では、記録材が到達する前に測定した制御電圧と記録材の種類に応じて予め準備した定電圧出力とを加算して所定比率を乗じた定電圧出力を下限値とする電圧範囲で定電流制御を行わせる。
これにより、長期的又は短期的に、二次転写ローラ57の抵抗値が変動を生じても、記録材Pの吸湿度に応じた抵抗値の範囲内に定電流制御の下限値を設定できる。一定以上の吸湿度の記録材Pに対しては定電流制御の変わりに定電圧を印加することで、記録材のトナー像がある部分に転写のために必要な電流を確保できる。
<実施例1>
図6は定電流制御時に印加されている電圧の制御のフローチャート、図7はトナー像の転写に必要な電流の説明図、図8は記録材の種類に応じた目標電流値の説明図である。図9は実施例1における転写電圧の制御のフローチャート、図10は記録材分担電圧の説明図、図11は実施例1の制御の効果の説明図である。
図3に示すように、電源D2は、所定の目標電流値(It)で定電流制御した制御電圧と可変の定電圧とを切り替えて二次転写ローラ57に印加可能である。制御手段の一例である制御部(DCコントローラ)15は、転写工程時に転写部材(57)に流れる電流量が所定の目標電流となるように定電流制御を行う。制御部15は、電源D2を制御して、下限値までの電圧範囲で「定電流制御時に印加されている制御電圧」を二次転写ローラ57に出力させ、制御電圧が下限値を下回るような範囲では下限値の定電圧を二次転写ローラ57に出力させる。
電流検出回路18は、電源D2から二次転写ローラ57へ出力されて、二次転写部T2を流れる電流を検出する。電流検出回路18は、電流値に応じた0〜5Vのアナログ電圧を出力し、アナログ電圧は、制御部15で8bitのデジタル信号にAD変換されて演算回路16に入力される。
環境センサ17は、画像形成装置100の筐体内の温度・湿度を検知する。環境センサ17で検知した温度・湿度情報は、制御部15内の演算回路16に入力される。
電圧検出回路19は、電源D2から二次転写ローラ57へ出力される電圧を検出する。電圧検出回路19は、電圧値に応じた0〜5Vのアナログ電圧を出力し、アナログ電圧は、制御部15で8bitのデジタル信号にAD変換されて演算回路16に入力される。
操作パネル120は、記録材の選択画面を表示して、ユーザーに記録材の種類を選択させる。外部のパソコンから入力されるプリントジョブには記録材の種類を指定するデータが付加されている。
制御部15は、操作パネル120の操作内容又はプリントジョブを判別して、画像形成に用いる記録材が普通紙、厚紙、グロス紙のいずれであるかを判別する。
図3を参照して図6に示すように、制御部15は、二次転写ローラ57の電気特性を測定して、測定結果に基いて二次転写ローラ57へ印加する制御電圧Vを制御する。
制御電圧Vが電源D2より出力されると(S7)、二次転写ローラ57に印加された電流が電流検出回路18によって検出されて制御部15に入力される(S8)。
制御部15は、電流検出回路18によって検出した電流値と、予め設定されている目標電流値(It)とを比較する(S9)。
図7に示すように、二次転写ローラ57に流れる電流に応じて二次転写部T2の転写効率が変化する。転写効率は、中間転写ベルト51上のトナー像を何%だけ記録材に転写できたかを表しており、トナー像すべてを転写できる場合を100%としている。
転写効率は、二次転写ローラ57に流れる電流が大き過ぎても小さ過ぎても下がってしまう。また、モノクロ画像とフルカラー画像の比較で示されるように、転写すべきトナー量が多いほど必要な電流が大きい。このため、目標電流値(It)には、モノクロ画像とフルカラー画像とを両立して高い転写効率で転写できるような値を選択する。
また、二次転写ローラ57に流れる電流と転写効率との関係は、トナーの電荷に依存しており、トナーの電荷は周囲の温湿度環境に大きく依存する。このため、目標電流値は温湿度環境によって異なる値を選択する。
また、二次転写ローラ57に流れる電流と転写効率との関係は、記録材の抵抗に依存しているので、目標電流は記録材によって異なる値を選択する。
図8に示すように、制御部15は、環境センサ17で検知する温度・湿度に基づいて算出される絶対水分量に応じて目標電流値を設定する。絶対水分量は、温度25℃、湿度60%で約10.5g/mに相当し、温度15℃、湿度20%で約1g/mに相当し、温度30℃、湿度80%で約18g/mに相当する。
なお、図8の目標電流値は、吸湿によって抵抗が低下していない記録材に対して得られた値である。図8には普通紙、厚紙、グロス紙の目標電流を示したが、他の種類の記録材や、坪量の異なる記録材についても、それぞれ目標電流を設定することができる。
図3を参照して図6に示すように、制御部15は、目標電流値(It)と、電流検出回路18で検出した現在の電流値との差分がプラスならば、現在の制御電圧Vに所定の電圧幅ΔV(35V)を加算した値を制御電圧Vとする(S10−1)。
制御部15は、目標電流値(It)と現在の電流値との差分がゼロ付近ならば、現在の制御電圧Vを保持する(S10−2)。
制御部15は、目標電流値(It)と現在の電流値との差分がマイナスならば、現在の制御電圧Vに所定の電圧幅ΔV(35V)を減算した値を制御電圧Vとする(S10−3)。
このようにして、目標電流値(It)と現在の電流値との差分がゼロ付近になる(S11のYES)まで制御を継続することで、二次転写ローラ57に流れる電流が目標電流値に収束して「定電流制御時に印加されている電圧」が出力される。
図3を参照して図9に示すように、画像形成が開始されると、設定手段の一例である制御部15は、まず、紙前定電流制御(S13)を行う。このときの目標電流値(It)は、上述したように、環境センサ18によって検知された温度・湿度と記録材の種類とに応じて決まる。
紙前定電流制御(S13)では、記録材Pが無い二次転写部T2に目標電流Itを流すことが可能な制御電圧V1(紙なし部電圧)が、制御部15にサンプリングされる。
続いて、制御部15は、記録材Pの先頭で、紙先端定電圧制御を行う(S14)。記録材Pの先頭が二次転写部T2に突入した直後は二次転写部T2の抵抗が大きく変化するため、定電流制御が困難である。そこで、記録材Pが二次転写部T2に突入する直前から直後にかけては定電圧制御を行う。
紙先端定電圧制御(S14)で二次転写ローラ57へ印加される定電圧の値Vtop(紙先端電圧)は、Vtop=V1+Vpとしている。
図10に示すように、記録材分担電圧Vpは、環境の温度湿度と記録材の種類とによって決まる定数であり、二次転写部T2において乾燥した記録材Pが分担する電圧値である。
図11の(a)に示すように、記録材分担電圧Vpは、乾燥して高抵抗となった記録材Pが二次転写部T2を通過する際に、目標電流Itを二次転写部T2へ流すために、制御電圧V1(紙なし部電圧)に加算される電圧である。二次転写部T2へ目標電流Itを流すために印加される電圧は、紙なし部では印加電圧V1、記録材Pがある場合は、記録材の吸湿度(抵抗)に応じて印加電圧V2〜V3である。
記録材分担電圧Vpは(紙あり部電圧−紙なし部電圧)であり、実施例1では、Vp=V3−V1とした。
紙先端定電圧制御(S14)で用いる紙先端電圧Vtopは、高抵抗紙の紙あり部電圧に等しい。高抵抗紙とは、乾燥して吸湿をしておらず、印字率が高くて厚いトナー像の抵抗値が加算された記録材のことである。実施例1においては、梱包から開封した直後の記録材に、二色のべた画像のトナー像を全面に転写する画像比率200%の場合を高抵抗紙とした。
図10に示すように、環境温度湿度(絶対水分量)に応じて記録材分担電圧Vpは可変に設定される。なお、図10には普通紙、厚紙、グロス紙の記録材分担電圧を示したが、制御部15は、他の種類の記録材や、坪量の異なる記録材についても、それぞれ記録材分担電圧を予めデータテーブルにして準備している。
制御部15は、続いて下限電圧Vlimitを決定する(S15)。
図11の(a)に示すように、下限電圧Vlimitは、紙なし部電圧V1と記録材分担電圧Vpから次式により決定する。式中、実施例1では係数C=0.9としている。
Vlimit=C×(V1+Vp)
制御部15は、続いて、紙中定電流制御を行う(S16〜S19)。紙中定電流制御では、目標電流値Itを用いた定電流制御を行って、トナー像の転写を行うのに必要な電流が賄える制御電圧Vを二次転写ローラ57に印加する。
記録材上における定電流制御中、制御電圧Vが下限電圧Vlimitより大きい場合(S17のYES)は、制御電圧Vを二次転写ローラ57に印加する(S18)。しかし、計算段階で制御電圧Vが下限電圧Vlimitを下回っている場合(S17のNO)は、下限電圧Vlimitの定電圧を二次転写ローラ57に印加する(S19)。
図11の(a)は新品状態の二次転写ローラ57を用いた二次転写部T2における二次転写ローラ57印加電圧と電流の実験結果を示す。(b)は寿命末期の二次転写ローラ57を用いた二次転写部T2における二次転写ローラ57印加電圧と電流の実験結果を示す。環境条件は、いずれも温度30℃、湿度80%、記録材は普通紙である。
図11の(b)に示すように、記録材が無い状態での制御電圧V1に応じて下限電圧Vlimitが設定されるため、画像形成を累積して二次転写ローラ57が寿命末期となっても、下限電圧Vlimitが適正に設定される。図5の(b)を参照して説明したように、低抵抗紙に対する制御電圧V2よりも下限電圧Vlimitが低く設定されて低抵抗紙に下限電圧Vlimitに満たない制御電圧Vが印加されることを回避できる。
制御部15は、その後、記録材Pが二次転写部T2を抜けるときには、紙後端定電圧制御を行う(S20)。紙先端定電圧制御(S14)を行う理由と同様に、記録材Pが二次転写部T2を抜けた直後は、定電流制御が困難であるため定電圧制御を行う。
制御部15は、記録材Pが二次転写部T2を通過した後は、紙間定電圧制御を行う(S21)。
続けて画像形成が行われる場合(S22のNO)は再びS14〜S21を行い、残りの画像形成がない場合(S22のYES)は制御を終了する。
なお、実施例1では、試験電流を目標電流と等しく設定する実施例を説明したが、試験電流は目標電流と異なる所定の電流値でもよい。
また、実施例1では、記録材の給送間隔ごとに毎回、試験電流を用いた定電流制御による制御電圧を取り込んだが、記録材の1つおき、又は連続画像形成の先頭のみで下限値の設定に用いる制御電圧を取り込んでもよい。
また、実施例1では、乾燥した記録材の記録材分担電圧を大気中の絶対水分量に応じて異ならせたが、大気中の絶対水分量と無関係な記録材の種類ごとの1つの値としてもよい。
<比較例1>
図12は比較例1の制御の説明図である。
比較例1の制御は、下限電圧Vlimitを513V固定値として、二次転写ローラ57を寿命末期まで使用した二次転写部T2における二次転写ローラ57印加電圧と電流の実験結果を示す。環境条件及び記録材Pは図11の(a)、(b)と同一である。
図11の(a)に示すように、実施例1では、下限電圧Vlimitは紙なし部電圧V1と記録材分担電圧Vpとに基づいて計算され、Vlimit=513Vとなっている。このため、下限電圧Vlimitは、低抵抗紙の紙あり部電圧420Vより大きく、吸湿して抵抗値が低下した低抵抗紙に対しては、下限電圧Vlimitによる定電圧制御が適用される。よって低抵抗紙に対しては目標電流It=12μAより大きな電流I2’=17μAを流すことができるので、非画像部に電流が多く流れてしまう分を補うことができ、転写ボソを抑制できる。
比較例1の制御においても、下限電圧Vlimitを513Vの固定値で設定しているため、同様に定電圧が印加されて低抵抗紙に電流I2’=17μAが流れ、転写ボソが抑制される。
図12に示すように、その後、画像形成を累積して二次転写ローラ57の抵抗値が増大しても、下限電圧Vlimitが二次転写ローラ57の抵抗値変化に追従して割り増しされない。そのため、下限電圧Vlimitが低抵抗紙の紙あり部電圧620Vよりも小さくなり、低抵抗紙に対しても定電流制御が適用される結果、非画像部に多く電流が流れて、転写ボソが発生してしまう。
図11の(b)に示すように、実施例1の制御では、下限電圧Vlimitが直前にサンプリングした紙なし部電圧V1に基づいて可変に設定されるため、Vlimit=675Vとなっている。このため、下限電圧Vlimitは、低抵抗紙の紙あり部電圧V2=620Vより大きく、低抵抗紙に対しては下限電圧Vlimitの定電圧が適用されて、目標電流値It=12μAより大きな電流I2’=15μAを流すことができる。従って、非画像部に電流が多く流れてしまう分を補うことができ、転写ボソを抑制できる。
<比較例2>
図13は比較例2の制御の説明図である。
図13に示すように、比較例2の制御では、下限電圧Vlimitを二次転写ローラの抵抗値の実測値のみによって変更する。環境条件及び記録材Pは図11の(a)、(b)と同一である。
図11の(a)に示すように、紙なし部で実施例1の下限電圧値Vlimit=513Vが二次転写ローラ57に印加されたとき、二次転写部T2を流れる電流値はI3=24μAである。比較例2の制御では、紙なし部で目標電流It=24μAの定電流制御を行って、制御電圧Vをサンプリングし、下限電圧Vlimit=Vと設定している。これにより、二次転写ローラが新品状態の場合には、実施例1と同様に下限電圧値Vlimit=513Vが設定され、その後は、二次転写ローラ57の抵抗値の増大に応じて次第に大きな下限電圧Vlimitが設定されることになる。
図13に示すように、実施例1と同様に二次転写ローラ57の抵抗値を増大させた状態で、紙なし部で目標電流It=24μAの定電流制御を行って下限電圧Vlimitを設定すると、Vlimit=800Vが設定されてしまう。
このとき、下限電圧値Vlimit=800Vは、高抵抗紙の紙あり部電圧750Vよりも大きいため、定電圧を適用する必要の無い高抵抗紙に対しても下限電圧値Vlimit=800Vの定電圧制御が適用されてしまう。その結果、高抵抗紙に対して目標電流12μAより多い15μAが流れて、図7に示すように転写効率が低下してしまう。
図11の(b)に示すように、これに対して、実施例1の制御では、二次転写ローラの寿命末期において下限電圧Vlimit=675Vであり、高抵抗紙の紙あり電圧750Vを超えていない。このため、高抵抗紙に対しては常に定電流制御によって最適な「定電流制御時に印加されている電圧」を二次転写ローラに供給することができる。
<実施例2>
図14は実施例2における転写電圧の制御のフローチャートである。
図14に示すフローチャートの制御中、ステップS15’に示される下限電圧Vlimitの設定に係る数式以外は、実施例1と同様に制御を実行される。従って、ステップS15’以外のステップには図9と共通の符号を付して重複する説明を省略する。
図3を参照して図14に示すように、実施例2では、定電流制御に代えて定電圧が適用される下限電圧Vlimitは、二次転写部T2の長手方向における記録材Pの長さLに応じても調整される。
実施例2の制御では、実施例1の制御と同様に、直前の紙なし部で目標電流Itによる定電流制御を行って「定電流制御時に印加されている電圧」(V1)をサンプリングする(S13)。
制御部15は、次式を用いて、紙なし部電圧V1と記録材分担電圧Vpと記録材Pの長さL(単位mm)とに応じた下限電圧Vlimitを設定する(S15’’)。
Vlimit=C1×(V1+Vp)+C2×(310−L)
実施例2では、係数C1=0.85、係数C2=1.5としている。
二次転写部T2を通過する記録材Pの幅(L)が小さいと、電流が記録材の外側の非通紙部に多く流れてしまう。このため、実施例2では、下限電圧Vlimitの大きさを記録材Pの幅(L)が小さいほど大きくして、記録材Pの吸湿量がそれほど多くなくても定電圧を適用して転写電流を割り増ししている。これにより、画像部に対しての電流の不足が補われて転写ボソが抑制される。
<実施例3>
図15は実施例3における転写電圧の制御のフローチャート、図16は環境係数の説明図である。
図15に示すフローチャートの制御中、ステップS15’’に示される下限電圧Vlimitの設定に係る数式以外は、実施例1と同様に制御を実行される。従って、ステップS15’’以外のステップには図9と共通の符号を付して重複する説明を省略する。
図3を参照して図15に示すように、実施例3では、定電流制御に代えて定電圧が適用される下限電圧Vlimitは、環境センサ17の出力に基づいて図16のデータテーブルから選択した環境係数Ctに応じても調整される。
実施例3の制御では、実施例1の制御と同様に、直前の紙なし部で目標電流Itによる定電流制御を行って定電流制御時に印加されている制御電圧(V1)をサンプリングする(S13)。
制御部15は、次式を用いて、紙なし部電圧V1と記録材分担電圧Vpと環境係数Ctとに応じた下限電圧Vlimitを設定する(S15’’)。
Vlimit=Ct×(V1+Vp)
環境係数Ctは環境センサ17で検出した温度・湿度によって決まる値で、図16に示すように、絶対水分量との関係を定めたデータテーブルとして制御部15に格納されている。
環境係数Ctは、大気中の絶対水分量が大きいほど大きく1.0に近くなるようにしている。
図4の(a)に示すように、大気中の絶対水分量が少ないほど記録材Pの吸湿量は少なくなるため、画像部へ流れる電流と非画像部へ流れる電流の差は小さくなり、下限電圧Vlimitを用いて定電圧を適用する必要性が低くなる。そこで、実施例3では、図4の(b)に示す高温高湿環境以外では定電流制御をなるべく適用するように、絶対水分量が小さいほど下限電圧Vlimitと紙あり部電圧(V3:図11の(a))との差が大きくなるようにした。
その結果、定電圧制御が必要な高温高湿環境に近いほど下限電圧Vlimitによる定電圧制御に切り替わり易くなり、定電流制御が必要な低温低湿環境ほど下限電圧Vlimitによる定電圧制御に切り替わり難くなる。
以上説明したように、実施例1〜3の制御によれば、制御電圧Vの下限値Vlimitを転写部材の抵抗実測値によって変更する。このため、転写部材の抵抗が通電累積によって上昇しても、高温高湿環境において記録材の抵抗値が小さい場合は下限値Vlimitによる定電圧制御へ確実に切り替わって転写ボソを防止できる。
また、制御電圧Vの下限値Vlimitは、記録材の種類と大気中の絶対水分量とを考慮して決定するため、記録材の抵抗値が高い場合には、確実に定電流制御を適用できる。
実施例2の制御によれば、記録材の幅が小さいほど下限電圧Vlimitを大きくするため、非通紙部へ電流が多く流れても、画像部へ転写に必要な電流を確保できる。
実施例3の制御によれば、下限電圧Vlimitを大気中の絶対水分量に基づいて変更するため、高温・高湿環境に近いほど、下限電圧Vlimitによる定電圧制御に切り替わり易くなる。
<実施例4>
実施例1〜3では、トナー像形成手段によって形成された像担持体のトナー像を中間転写体に転写し、転写部材を用いた転写部で中間転写体から記録材へ転写する画像形成装置を説明した。
しかし、本発明は、トナー像形成手段によって形成された像担持体のトナー像を、転写部材を用いた転写部で像担持体から記録材へ転写する画像形成装置でも実施できる。
すなわち、感光ドラムに帯電−露光=現像を行って形成したトナー像を転写ローラを用いた転写部で記録材に転写するモノクロプリンタ等でも実施できる。
そして、実施例1〜3の制御と同様に、転写部に記録材が到達する前に「定電流制御時に印加されている電圧」を出力させることができる。その後、転写部を記録材が通過する過程では、記録材が到達する前の「定電流制御時に印加されている電圧」と記録材の種類とに応じて変化する定電圧出力を下限値とする電圧範囲で、定電流制御時に印加されている制御電圧を出力させることができる。このようにして、下限電圧Vlimitを用いて定電流制御時に印加されている制御電圧の印加と下限電圧Vlimitの定電圧の印加とを振り分けて実行させることができる。
感光体又は中間転写体に形成されたトナー像を転写ローラを用いて記録材に転写する画像形成装置。
1a、1b、1c、1d 感光ドラム
2a、2b、2c、2d 帯電ローラ
3a、3b、3c、3d 露光装置
4a、4b、4c、4d 現像装置
5a、5b、5c、5d 一次転写ローラ
12 テンションローラ
13 駆動ローラ
15 制御部
16 演算回路
17 環境センサ
18 電流検出回路
19 電圧検出回路
20 記録材カセット
21 ピックアップローラ
22 分離装置
23 レジストローラ
51 中間転写ベルト
56 対向ローラ
57 二次転写ローラ
100 画像形成装置
D1、D2 電源
It 目標電流
P 記録材
Pa、Pb、Pc、Pd 画像形成部
T1 一次転写部
T2 二次転写部
Vlimit 下限電圧
Vp 記録材分担電圧

Claims (6)

  1. 像担持体と、前記像担持体にトナー像を形成するトナー像形成手段と、前記像担持体からトナー像が転写される中間転写体と、前記中間転写体から記録材にトナー像を転写する転写部を形成する転写部材と、転写工程時に前記転写部材に流れる電流量が所定の目標電流となるように定電流制御を行う制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記転写部材に印加される電圧値の絶対値が設定された下限電圧の絶対値以上である電圧が前記転写部材に印加されているときに前記定電流制御を行う画像形成装置において、
    前記転写部に記録材がない状態で、前記転写部材に電圧を印加することにより得られる電気特性と記録材の種類とに応じて前記下限電圧を設定する設定手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 像担持体と、前記像担持体にトナー像を形成するトナー像形成手段と、前記像担持体から記録材にトナー像を転写する転写部を形成する転写部材と、転写工程時に前記転写部材に流れる電流量が所定の目標電流となるように定電流制御を行う制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記転写部材に印加されている電圧の絶対値の下限となる下限電圧が設定された電圧範囲にて前記転写部材に印加する電圧を定電流制御する画像形成装置において、
    前記転写部に記録材がない状態で、前記転写部材に電圧を印加することにより得られる電気特性と記録材の種類とに応じて前記下限電圧を設定する設定手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記下限電圧は、前記転写部に記録材がない状態で転写工程時の定電流値と同じ電流値が前記転写部材に流れる電圧値に、記録材の種類に応じて予め設定された電圧値を加算して所定の比率を乗ずることにより設定されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、前記下限電圧を記録材の先端で印加した後に、前記所定の目標電流による定電流制御を開始することを特徴とする請求項1乃至3いずれか1項記載の画像形成装置。
  5. 前記転写部の長手方向における記録材の長さの判別手段を備え、
    前記下限電圧の絶対値は、前記記録材の長さが短いほど高くなることを特徴とする請求項1乃至4いずれか1項記載の画像形成装置。
  6. 大気中の絶対水分量の判別手段を備え、
    前記下限電圧の絶対値は、大気中の絶対水分量が多いほど高くなることを特徴とする請求項1乃至5いずれか1項記載の画像形成装置。
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