JP5335268B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、像担持体から記録材へ定電圧を用いてトナー像を転写する画像形成装置、詳しくは転写部における記録材の移動方向の抵抗ムラに応じた定電圧の制御に関する。
像担持体に転写部材を当接させた転写部へ給送経路を通じて記録材を給送し、像担持体に担持されたトナー像を転写部で定電圧を用いて記録材へ転写する画像形成装置が実用化されている。
像担持体の一例である中間転写体に転写部材を当接させた転写部にて、定電圧を用いて、複数色のトナー像を記録材へ一括二次転写してフルカラー画像を形成する画像形成装置が実用化されている。中間転写体に担持されたトナー像は、記録材に重ね合わせられて転写部を通過する過程で、定電圧を用いて記録材の厚み方向に形成された転写電界に応答して、記録材へ静電気的に移転する。
定電圧を用いてトナー像を転写する場合、記録材の幅や像担持体のトナー載り量にかかわらず、転写されるトナー像には、ほぼ一定の電流密度の転写電流が確保される。しかし、定電圧が印加された転写部材と記録材と像担持体との直列抵抗に流れる転写電流は、これらの合計の抵抗値に応じて変化するため、抵抗値が変化すると、適正な転写電流を確保できない場合がある。このため、画像形成に先立たせて、当接した転写部材と像担持体との直列回路に測定用定電圧を印加して電流を測定し、測定結果に応じて定電圧を調整して、転写部材と像担持体の抵抗変化を吸収した最適な転写電流を確保する(特許文献1)。このような定電圧の設定制御は、ATVC(ACTIVE TRANSFER VOLTAGE CONTROL)と呼ばれている。
特開平2−264278号公報 特開2001−331075号公報 特開平11−5643号公報
転写部材と記録材と像担持体との直列回路に直列抵抗に定電圧が印加される場合、記録材の抵抗が変化すると直列回路に流れる転写電流が変化して、最適な転写電流を確保できなくなる場合がある。
そこで、上述した制御では、転写部材と像担持体との直列回路に最適な転写電流が流れる転写部分担電圧に、記録材に最適な転写電流を流すために必要な記録材分担電圧を加算して定電圧を設定している。そして、記録材分担電圧は、記録材の種類に応じた規定値で準備されており、画像形成ジョブで指定された記録材の種類に応じて自動的に選択されている。
しかし、吸湿性のある記録材では、個別の記録材の吸湿度に応じて厚み方向の抵抗値が大幅に変化する場合がある(特許文献2)。部分的に包装された状態で長期間放置された記録材の場合、1枚の記録材の中でも、包装された部分と露出していた部分とで厚み方向の抵抗値が大幅に変化する場合がある。両面印刷の裏面印刷の場合、表面のトナー像の定着温度が記録材の移動方向で変化すると、記録材の移動方向に吸湿度が変化して抵抗値が大幅に変化する場合がある。記録材の先端にエアーを吹き付けている場合(特許文献3)、記録材の先端と後端とでは吸湿度が変化して抵抗値が大幅に変化する場合がある。
このような場合、一律一定の記録材分担電圧を想定して設定された定電圧では、記録材の一部分で転写電流が適正でなくなる可能性がある。転写部における記録材の移動方向の一部分で転写電流が不適正になって転写不良や他の部分との間の濃度ムラを発生する可能性がある。
本発明は、記録材の抵抗が部分的に変化していても記録材の全体を通じて適正な転写電流を確保して、転写不良や濃度ムラを抑制できる画像形成装置を提供することを目的としている。
本発明の画像形成装置は、像担持体と、トナー像を形成して前記像担持体に担持させるトナー像形成手段と、前記像担持体に当接してトナー像を記録材に転写する転写部を形成する転写部材と、前記転写部へ記録材を給送する給送経路と、トナー像を前記転写部で記録材に転写するために、目標電圧になるように定電圧制御された転写電圧を前記転写部材に印加する転写電源と、を備えたものである。そして、記録材の給送方向における前記転写部よりも上流側に配置されて、記録材の給送方向における記録材の厚み方向の抵抗性の分布を検知するために、記録材の前記給送方向の複数箇所にて前記抵抗性を検知する検知手段と、前記分布上で前記抵抗性の低い箇所が前記転写部を通過する時よりも同じ一枚の記録材の前記分布上で前記抵抗性の高い箇所が前記転写部を通過する時に前記目標電圧が高くなるように、前記検知手段の検知結果に基づいて一枚の記録材が前記転写部を通過する途中で前記目標電圧を変更する制御手段とを備える。
本発明の画像形成装置では、転写部に給送される個別の記録材の移動方向の抵抗性(電流、電圧、抵抗値)の分布に応じて記録材上の移動方向の各位置又は各領域での定電圧が調整される。
このため、記録材の移動方向における記録材の抵抗性が部分的に変化していても、記録材の全体を通じて適正な転写電流を確保し続けて、転写電流の不適正による転写不良や濃度ムラを抑制できる。
以下、本発明のいくつかの実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。本発明は、転写部における記録材の移動方向で、定電圧を変更可能な転写電源に設定される定電圧が記録材の途中で変更される限りにおいて、実施形態の構成の一部または全部を、その代替的な構成で置き換えた別の実施形態でも実施できる。
本実施形態では、トナー像の形成/転写に係る主要部のみを説明するが、本発明は、必要な機器、装備、筐体構造を加えて、プリンタ、各種印刷機、複写機、FAX、複合機等、種々の用途で実施できる。
なお、特許文献1〜3に示される画像形成装置の一般的な事項については、図示を省略して重複する説明を省略する。また、請求項で用いた構成名に括弧を付して示した参照記号は、発明の理解を助けるための例示であって、実施形態中の該当する部材等に構成を限定する趣旨のものではない。
<第1実施形態>
図1は第1実施形態の画像形成装置の構成の説明図、図2は1つの画像形成部の構成の説明図である。
図1に示すように、第1実施形態の画像形成装置100は、中間転写ベルト11に沿って、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの画像形成部Pa、Pb、Pc、Pdを配置したタンデム型フルカラー複写機である。
画像形成部Paでは、感光ドラム1aにイエロートナー像が形成されて中間転写ベルト11に一次転写される。画像形成部Pbでは、感光ドラム1bにマゼンタトナー像が形成されて中間転写ベルト11のイエロートナー像に重ねて一次転写される。画像形成部Pc、Pdでは、それぞれ感光ドラム1c、1dにシアントナー像、ブラックトナー像が形成されて同様に中間転写ベルト11のトナー像に位置を重ねて順次一次転写される。
中間転写ベルト11に一次転写された四色のトナー像は、給送経路15を通じて二次転写部T2へ給送された記録材Pへ一括二次転写される。二次転写部T2でトナー像を二次転写された記録材Pは、定着装置8で加熱加圧を受けて表面にトナー像を定着された後に外部へ排出される。
分離装置22は、記録材カセット20からピックアップローラ21によって引き出された記録材Pを1枚ずつに分離して、レジストローラ23へ送り出す。レジストローラ23は、停止状態で記録材Pを受け入れて待機させ、中間転写ベルト11のトナー像にタイミングを合わせて二次転写部T2へ記録材Pを送り出す。
中間転写ベルト11は、テンションローラ12、駆動ローラ13、及びバックアップローラ10に張架力30N(3kgf)で掛け渡して支持され、300mm/secのプロセススピードで矢印R2方向に回転する。
画像形成部Pa、Pb、Pc、Pdは、付設された現像装置4a、4b、4c、4dで用いるトナーの色がイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックと異なる以外は、ほぼ同一に構成される。以下では、画像形成部Paについて説明し、他の画像形成部Pb、Pc、Pdについては、説明中の符号末尾のaを、b、c、dに読み替えて説明されるものとする。
図2に示すように、トナー像形成手段の一例である画像形成部Paは、感光ドラム1aの周囲に、帯電ローラ2a、露光装置3a、現像装置4a、一次転写ローラ5a、クリーニング装置6aを配置する。
感光ドラム1aは、アルミニウム製シリンダの外周面に、帯電極性が負極性の有機光導電体層(OPC)を形成してあり、300mm/secのプロセススピードで矢印R1方向に回転する。
帯電ローラ2aは、感光ドラム1aに圧接して従動回転する。電源D3は、帯電ローラ2aに直流電圧と交流電圧とを重畳した帯電電圧を印加して、感光ドラム1aの表面を一様な負極性の電位に帯電させる。
露光装置3aは、イエローの分解色画像を展開した走査線画像データをON−OFF変調したレーザービームを回転ミラーで走査して、帯電した感光ドラム1aの表面に画像の静電像を書き込む。
現像装置4aは、非磁性トナーを磁性キャリアに混合した二成分現像剤をスクリュー4rにより攪拌して、非磁性トナーを負極性に、磁性キャリアを正極性にそれぞれ帯電させる。帯電した二成分現像剤は、固定磁極4jの周囲で感光ドラム1aとカウンタ方向に回転する現像スリーブ4sに穂立ち状態で担持されて、感光ドラム1aを摺擦する。
電源D4は、負極性の直流電圧に交流電圧を重畳した現像電圧を現像スリーブ4sに印加して、現像スリーブ4sよりも相対的に正極性となった感光ドラム1aの静電像へ非磁性トナーを移動させて、静電像を反転現像する。
トナーボトル7aは、静電像の現像に伴って現像装置4aから取り出される非磁性トナーを補給して、容器4i内のトナー/キャリア比率を一定に維持する。
一次転写ローラ5aは、両端部が不図示の押圧部材によって感光ドラム1aに向けて付勢されて、所定の押圧力で感光ドラム1a側に中間転写ベルト11を挟み込むように圧接されて一次転写部Taを形成する。一次転写ローラ5aは、導電体のローラ軸とその外周面に円筒状に形成された導電層によって構成され、導電層は、単泡性あるいは連泡性のEPDM、SBR、BR等で形成されて抵抗値が10〜10Ω・cm程度に調整されている。
電源Daは、一次転写ローラ5aに正極性の直流電圧を印加して、負極性に帯電して感光ドラム1aに担持されたトナー像を、一次転写部Taを通過する中間転写ベルト11へ一次転写させる。
クリーニング装置6aは、クリーニングブレードを感光ドラム1aに摺擦して、一次転写部Taを通過した感光ドラム1aの表面に付着した転写残トナーを除去する。
<像担持体>
中間転写ベルト11は、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート樹脂フィルム、ポリフッ化ビニリデン樹脂フィルム、ポリイミド、エチレン4フッ化エチレン共重合体等の誘電体樹脂によって形成されている。中間転写ベルト11は無端状に成型されて厚さは100μ、体積抵抗率ρ(Ωcm)は10(Ωcm)である。中間転写ベルト11の体積抵抗率ρ(Ωcm)は、JIS−K6911法準拠プローブを使用して、印加電圧100V、印加時間60sec、23度C50%RHにて測定した。
図1に示すように、二次転写ローラ14は、中間転写ベルト11を介してバックアップローラ10に圧接して、中間転写ベルト11と二次転写ローラ14との間に二次転写部T2を形成する。
二次転写ローラ14は、金属製のローラ軸の外周に抵抗性を付与したスポンジ弾性層を配置しており、ローラ軸に転写電源40が接続されている。バックアップローラ10は、金属円筒で形成されて、接地電位に接続されている。
二次転写ローラクリーニング装置18は、二次転写ローラ11に付着したトナーを除去して、記録材Pの裏汚れを防止する。
ベルトクリーニング装置19は、二次転写部T2を通過した中間転写ベルト11に付着した転写残トナーを除去する。ベルトクリーニング装置19に用いたクリーニングブレードにはポリウレタンゴムを用いて当接圧10N(1kgf)で中間転写ベルト11に当接させた。
<転写部、転写部材>
図3は二次転写部の構成の説明図である。
中間転写ベルト11の内側に位置するバックアップローラ10は、ステンレス又はアルミニウムの金属円筒で形成された直径21mmの導電性ローラであって接地電位に接続されている。
中間転写ベルト11の外側に位置する二次転写ローラ14は、導電性のローラ軸14aとその表面を被覆した導電層14bとで構成される直径24mmの弾性ローラである。導電層14bは、ソリッド、または発泡性のEPDM、SBR、BR等で形成され、抵抗値が10〜10Ω・cm程度に調整されている。
二次転写ローラ14は、両端部が不図示の押圧部材によってバックアップローラ10に向けて付勢されて、所定の押圧力でバックアップローラ10側に中間転写ベルト11を挟み込むように圧接されて二次転写部T2を形成する。
転写電源40は、変更可能な正極性の定電圧を二次転写ローラ14のローラ軸14aへ印加して、バックアップローラ10と中間転写ベルト11と記録材Pと二次転写ローラ14との直列回路に転写電流を流す。
これにより、中間転写ベルト11に担持されたトナー像に重ね合わせて、記録材Pが二次転写部T2を挟持搬送される過程で、負極性に帯電したトナー像が中間転写ベルト11から記録材Pへ静電的に移動する。
なお、二次転写ローラ14を接地電位に接続して、負極性の定電圧を出力する転写電源をバックアップローラ10に接続した場合も、同様に、トナー像が中間転写ベルト11から記録材Pへ静電的に移動する転写部T2を構成できる。
<定電圧の設定制御>
制御部110は、D/Aコンバータ41に二値データで定電圧を設定する。定電圧電源42は、D/Aコンバータ41から出力されたアナログ電圧信号に応じた直流高電圧を出力する。これにより、二次転写ローラ14には、定電圧制御された転写電圧が印加される。
画像形成に際して二次転写ローラ14に印加される定電圧は、画像形成の開始直前に、制御部110が、電圧設定部50を制御して、ATVC制御を実行することにより設定される。
画像形成ジョブを受信すると、制御部110は、画像形成部(Pa〜Pd:図1)、中間転写ベルト11、二次転写ローラ14、バックアップローラ10を起動して前回転を開始する。
制御部110は、D/Aコンバータ51に二値データを送信して、トナーの種類及び環境の温度湿度条件に応じて異ならせた測定用定電流を設定する。定電流電源52は、D/Aコンバータ51から出力されるアナログ電圧に応じた定電流値を維持するように、二次転写ローラ14に印加する直流高電圧を刻々と変化させる。定電流電源52が出力する直流高電圧は、バックアップローラ10と中間転写ベルト11と二次転写ローラ14との直列回路に測定用定電流だけの転写電流を流す。
電圧検知回路53は、定電流電源52が出力する刻々の直流高電圧に応じた電流を発生する。電圧検知回路53が出力する電流は、A/Dコンバータ54で二値データに変換して制御部110に取り込まれ、画像形成時の転写部分担電圧Vb(定電圧)として、制御部110の記憶装置に保持される。
制御部110の記憶装置には、記録材と転写電流の組み合わせごとの記録材分担電圧Vp(定電圧)がデータテーブルとして準備されている。
制御部110は、画像形成ジョブで指定された記録材と設定した転写電流値とで該当する記録材分担電圧Vpを選択する。制御部110は、転写部分担電圧Vbに記録材分担電圧Vpを加算した定電圧Vtrの二値データをD/Aコンバータ41に送信して、転写電源40に画像形成時の定電圧を設定する。
<記録材の抵抗性>
図4は記録材に形成した抵抗ムラの説明図である。
画像形成装置100は、コストや環境対応により、中抵抗(10〜1012Ω・cm、厚さ100μm程度)の中間転写ベルト11に、中抵抗(10〜10Ω・cm)の二次転写ローラ14を組み合わせている。
画像形成装置100では、二次転写ローラ14に、定電圧制御された電圧を印加している。定電流制御を用いない理由は、中間転写ベルト11、二次転写ローラ14、記録材Pの抵抗値が同じ中抵抗域なため、記録材Pの外側を流れる電流によって、記録材に流れる電流が損なわれるためである。記録材Pの外側で中間転写ベルト11と二次転写ローラ14とが短絡しているため、記録材サイズによって記録材Pに流れる電流密度が大きく異なってしまう。
中間転写ベルト11、二次転写ローラ14、及び記録材Pの抵抗値が同じで、バックアップローラ10の抵抗が0と仮定する。このとき、記録材Pを流れる電流値Ipと記録材の外側を流れる電流値Itとの関係は、Ip=2/3Itである。
また、二次転写部T2の長手方向(記録材の移動方向に直角な幅方向)の長さを330mmとして、30μAの定電流制御を行ったと仮定する。幅297mmのA3サイズと幅100mmのはがきサイズの記録材Pが二次転写部T2を通過したとき、記録材Pに流れる電流値を比較する。このとき、はがきサイズに流れる電流値I1とA3サイズに流れる電流値I2の関係は、I2=0.77I1であり、20%以上も違ってくるため、定電流制御では、転写電流を最適設定できない。
一方、中間転写ベルト11及び二次転写ローラ14を記録材Pよりも桁違いに高抵抗にすれば、記録材Pの内側と外側との電流差を減らせる。しかし、この場合、高出力の高圧電源が必要になったり、除電機構が必要になったりとコストが上がってしまう。二次転写部T2に対する印加電圧が上がるため、二次転写部T2上流での放電によってトナーの帯電極性が反転して転写を逃れることにより白抜けする等、放電による画像不良が発生する問題も出てくる。
これに対して、定電圧制御では、記録材Pの外側を流れる電流値と無関係に記録材Pの内側を流れる電流値を確保できる。しかし、温度湿度環境の変化や中間転写ベルト11及び二次転写ローラ14の抵抗変動によって、記録材Pを流れる電流が変化する。このため、上述したATVC制御を実行して、温度湿度環境の変化や中間転写ベルト11及び二次転写ローラ14の抵抗変動による影響を除去している。
しかし、ATVC制御で求めた定電圧設定を用いても、記録材Pの状態によって転写不良が発生することがある。記録材Pは、梱包材に覆われているときは、記録材Pの状態(水分量等)はほぼ一定に保たれている。しかし、開封すると雰囲気状態の影響を受け始め、低湿環境(例えば20度C、10%Rh)では、記録材Pの水分量が低下して抵抗値が増加する。また、高湿環境(例えば30度C、70%Rh)では、記録材Pの水分量が増加して抵抗値が低下する。このことによって、二次転写部T2における転写電流の過不足を引き起こして画像不良を起こす可能性がある。
この問題に対しては、特許文献2のように、記録材Pの抵抗値を検知して、検知結果を元に定電圧の設定を調整することで解決することが可能である。しかし、この場合、記録材Pの搬送方向に水分量ムラ(抵抗ムラ)が発生しているときは、記録材Pの全域に対して、最適な二次転写設定を取ることはできなくなる。
例えば、両面画像形成を行う際、定着装置を通過する際に、定着ニップの温度は記録材Pの搬送方向の先端と後端で異なっている。この理由は、トナーを融着する際に必要な熱量と記録材Pに移る熱量とのため記録材Pの後端で温度低下するからである。定着装置の温度を下げれば記録材Pの水分量があまり変化しないようにできるが、定着したトナーが剥がれないような良好な定着性を維持することが難しくなる。
定着装置を通過した記録材Pの水分量は、定着ニップの温度が高いほど少なくなるので、先端の方が後端より水分量が少なくなって抵抗値が大きくなる。つまり、定着装置通過後の記録材Pには、記録材Pの移動方向の抵抗ムラが生じている。このため、両面画像形成を行う際の裏面では、記録材Pの先端と後端とで二次転写性が違ってくる。
また、紙間の吸着力が強い記録材の場合、ピックアップローラ21を用いた給紙方式では、記録材Pが重送してジャムが発生したり、給紙できなかったりする。これらの現象を防止するためには、記録材Pの間の吸着力を小さくすることが必要であるが、そのための有効な手段として特許文献3にエアーを吹き付ける方法が提案されている。ここでは、記録材Pの束に記録材Pの先端側からエアーを吹き付けることで記録材Pを捌いて、記録材Pの間の吸着力を小さくしてから給紙している。
しかし、記録材Pの先端側からエアーを吹き付ける給紙方式の場合、エアーを吹き付けた先端側部分の水分が失われて抵抗値が高まり、記録材Pの移動方向に抵抗ムラが生じる。このため、記録材Pの搬送方向で二次転写性が異なってしまう。
先端部が乾燥した記録材を用いて、部分的な乾燥による記録材の抵抗ムラと転写不良とを検証した。記録材は、坪量300g/mの高級紙(UPM−Kymmene UPM Fine 100 300)を使用した。
図1に示すように、記録材Pに部分的な乾燥を発生させるために、画像形成装置100にエアー吹き付けによる給紙機構を搭載した。記録材カセット20内にエアー吹き付けファン(不図示)を設置した。エアー吹き付けファンを用いて、記録材Pの先端部に風圧1000Paのエアーを30秒間吹き付けて記録材Pを捌き、その後、ピックアップローラ21でピックアップして分離ローラ22に供給した。実験は、記録材が乾燥しやすい環境として20度C、10%Rhの低湿度環境で行った。
このような条件で、定電圧が印加された二次転写部T2に記録材を給送して、ベタ白画像(画像Duty0%)を出力させ、記録材Pの二次転写部T2における移動方向の各位置で転写電流を測定した。ここでは、転写電流の分布として記録材Pの抵抗性の分布が測定されている。
図4に示すように、記録材Pの各位置xにおける転写電流は、エアーを吹き付けた記録材Pの先端領域で、設定電流値40μA(破線)を大きく下回り、先端では、23μAしか流れていなかった。この条件で二色のベタ画像を重ね合わせた二次色画像(画像Duty200%)を出力させたところ、記録材Pの先端領域では、二次色画像を十分に転写できずに画像抜け不良が発生した。
<検知手段、制御手段>
図5は抵抗性の検知回路を含む二次転写部の構成の説明図である。
図5に示すように、二次転写部T2に達する前の給送経路15における記録材Pが一定速度で通過する位置に抵抗検知部31を設置した。抵抗検知部31を記録材Pが速度を変えながら通過する場所に設置した場合、後述するように、記録材Pの速度変化に応じた数値補正を行う必要があるからである。
抵抗検知部31は、給送方向に直角な幅方向の内側位置に、記録材の幅方向の長さよりも短い一対のローラ電極を当接配置している。
抵抗検知装置31は、検知回路部30に接続された検知ローラ31aに対して、接地電位に接続されたアースローラ31bを当接して構成され、記録材上の給送方向の複数位置で記録材の厚み方向の抵抗性を検知する。検知ローラ31aとアースローラ31bとは、長さ100mm(ハガキサイズに対応)直径16mmの回転自在なローラ電極である。検知ローラ31aとアースローラ31bの表層には、スリップ防止のため、厚さ200μm、体積抵抗率10Ω・cmの導電性EPDMゴム材料を被覆した。
図1に示すように、第1実施形態では、レジストローラ23と二次転写部T2との間で記録材Pの移動速度が一定となる位置に抵抗検知部31を設置したが、他の場所に配置してもかまわない。
検知回路部30は、抵抗検知部31に定電流制御された電圧を印加して、記録材Pを通過させ、抵抗検知部31を移動する記録材Pの移動方向の各位置における電圧値(抵抗性)を測定する。
制御部110は、D/Aコンバータ32に二値データを送信して測定用定電流10μAを設定する。測定用定電流10μAは、記録材Pを通過させない状態で、二次転写部T2に電流40μAを流した際の電流密度が検知ローラ31aとアースローラ31bとのニップに再現されるように設定してある。定電流電源33は、D/Aコンバータ32から出力されるアナログ電圧に応じた定電流40μAを維持するように、抵抗検知部31に印加する直流電圧を刻々と変化させる。
電圧検知回路34は、定電流電源33が出力する刻々の直流電圧に応じた電流を発生する。電圧検知回路34が出力する電流は、A/Dコンバータ35で二値データに変換して制御部110に取り込まれ、記録材Pの移動方向の各位置における抵抗性データとして制御部110の記憶装置に保持される。制御部110には、記録材Pの給送方向における各位置xの検知電圧V(x)が記録される。
<実施例1>
図6は抵抗性の分布に合わせて定電圧を変化させる第1実施形態の制御の説明図、図7は抵抗性の分布に合わせて定電圧を変化させた際の転写電流の説明図である。
先端部が乾燥した記録材Pが抵抗検知部31を通過する過程における検知電圧V(x)の変化を測定した結果が図6である。上述したように、記録材Pの先端部には、エアー吹き付けファンを用いて風圧1000Paのエアーを30秒間吹き付けている。
図6に示すように、記録材Pの先端部では、乾燥によって抵抗値が高まって検知電圧V(x)が高くなっている。
制御部110は、図6中に○で囲まれた拡大図のように、連続的に測定した検知電圧V(x)を所定刻み幅の30msec間隔で平均して、求めた平均検知電圧Vave(x)を記録する。
制御部110には、基準となる値として、開封直後の記録材Pで同条件の測定を行った場合の推定検知電圧Vsが記録されている。平均検知電圧Vave(x)だけでは、検知した記録材Pの抵抗値が高いのか低いのか分らないからである。なお、実際に抵抗検知部31を用いて、開封直後の記録材Pで平均検知電圧Vave(x)を1回測定して推定検知電圧Vsを取り込んでもよい。
そして、推定検知電圧Vsと、開封直後の記録材Pの二次転写部T2における記録材分担電圧Vpと、記録した平均検知電圧Vave(x)とを用いて、二次転写部T2を記録材Pの各位置xが通過する際の記録材分担電圧Vp(x)が演算される。そして、記録材分担電圧Vp(x)にATVC制御で求めた記録材P無しでの転写部分担電圧Vbを加算することにより、30msecの刻み幅で記録材の厚み方向の抵抗値に応じて最適化された定電圧Vtr(x)が演算される。
Vtr(x)=Vb+Vp×(Vave(x)/Vs) ・・・(1)
図5に示すように、制御部110は、記録材Pの各位置xが二次転写部T2を通過する過程で、30msecごとの平均検知電圧Vave(x)を用いて定電圧Vtr(x)を演算して、30msecごとに更新設定する。制御部110は、D/Aコンバータ41に二値データで定電圧Vtr(x)を設定する。定電圧電源42は、D/Aコンバータ41から出力されたアナログ電圧信号に応じた直流高電圧を出力する。これにより、二次転写ローラ14には、30msecごとに更新設定される転写電圧Vtr(x)が印加される。
抵抗検知部31で検知した検知電圧V(x)を用いて、転写電圧Vtr(x)をリアルタイムに計算して、二次転写ローラ14に印加する。これにより、記録材Pに抵抗ムラがあっても、各位置xにてほぼ一定の転写電流を得ることができ、転写電流の過不足による転写不良や画像の濃度ムラを抑制できる。
なお、第1実施形態では30msec間隔で転写電圧Vtr(x)を変更しているが、他の時間間隔を用いても構わない。ただし、この時間間隔は、少なくとも抵抗検知部31を通過した各位置xが二次転写部T2に到達するまでの時間より短くなければならない。また、電圧検知回路34での検知電圧V(x)の検知から定電圧電源42から実際に定電圧Vtr(x)が出力されるまでの遅延時間(処理時間)も必要なため、十分余裕を持った時間が必要である。
先端部が乾燥した記録材Pを用いて、30msec間隔で検知電圧V(x)を検知して、30msec間隔で転写電圧Vtr(x)を変更する実施例1の制御を行った結果を図7に示す。上述したように、記録材Pの先端部には、エアー吹き付けファンを用いて風圧1000Paのエアーを30秒間吹き付けている。図7中の点線は、実施例1の制御を行わない一定の定電圧を用いた場合(デフォルト)、実線が実施例1の制御によって30msec間隔で定電圧を変化させた場合である。
図7に示すように、実線を見ると、記録材Pの先端部で減少していた二次転写電流が、ほぼ設定値40μAと同じになっている。また、搬送方向の電流ムラも3μA程度であり、格段に向上している。この状態では、二次色ベタ画像やハーフトーン画像を出力しても、記録材Pの全域で画像不良は発生しなかった。よって、実施例1の制御を行えば、記録材Pに抵抗ムラがあっても良好な二次転写性を得ることができる。
実施例1の制御によれば、抵抗検知部31を用いて、記録材Pの搬送方向の抵抗変化を検知し、その検知された搬送方向の抵抗値に基づいて搬送方向の二次転写部の印加電圧を変える。これにより、搬送方向に抵抗ムラのある記録材を用いても、良好な転写性を維持することができる。
<実施例2>
図8は搬送速度を部分的に高める搬送速度制御の説明図、図9は搬送速度を部分的に高めて実施例1の制御を行った場合の説明図である。図10は搬送速度を部分的に高めた場合の検知電圧の変化の説明図、図11は搬送速度と検知電圧の関係の説明図、図12は搬送速度変化の補正を伴う実施例2の制御を行った場合の説明図である。
実施例1では、抵抗検知部31は、記録材Pが一定の速度で通過する位置に設置した。理由としては、記録材Pが速度を変えながら通過する場所に抵抗検知部31を設置すると、測定される電流値が速度によって変化するためである。
しかし、実施例2では、記録材Pが速度を変えながら通過する場所に抵抗検知部31を配置して、記録材Pの刻々の速度に応じた補正を刻々の定電圧かけている。
図8に示すように、実施例2では、記録材Pの先端の速度が速くなっている。記録材Pの先端部の速度を早くすることは、生産性を上げるために、記録材Pを早く二次転写部T2へ到達させるために用いられている。
図8に示す記録材速度制御を行った際に、実施例1の制御を行った結果が図9の実線である。
図9に示すように、実施例1の制御を用いないデフォルト(図中の点線)よりは転写電流の変動が改善しているが、記録材Pの先端部の電流値が設定電流値40μA(図中の破線)より低く、記録材Pの先端部では32μAになっている。
この状態で、二次色ベタ画像を出力すると、軽微ではあるが、記録材Pの先端に転写抜けが発生してしまった。
図8のような記録材速度制御を行って、実施例1の制御を行った際の抵抗検知部31における記録材Pの搬送方向における検知電圧値分布を図10に示す。図10中、実線が検知された検知電圧値分布で、点線は、記録材Pが抵抗検知部31を一定の速度で通過したときの検知電圧値分布である。
図10に示すように、記録材Pの搬送速度が速くなっている先端部では、検知電圧値が小さくなっている。この理由は、抵抗検知部31のインピーダンスに速度依存があるためである。
アースローラ31bに不図示の速度検知ローラを当接させて、記録材Pの搬送速度と検知電圧値との関係を調べた結果を図11に示す。
図11に示すように、検知電圧値は、概ね記録材Pの搬送速度に比例しており、記録材Pの搬送速度が速いほど検知電圧値が小さい。つまり、インピーダンスが低くなっている。
この理由は、記録材Pは中抵抗域なので、抵抗検知部31の系には、抵抗成分の他に容量成分(コンデンサー成分)が存在する。容量成分は、電荷が充填するまでは電流が流れるが、充填すると電流が流れなくなってしまう。容量成分は、電荷が充填してから、新たな記録材Pの部分が抵抗検知部31に到着する時間が早いので、電流が流れ易くなる。よって、記録材Pの搬送速度が速い方が、抵抗検知部31で検知される検知電圧値が小さくなる。
図11の破線のような線形近似を行うと、記録材Pの搬送速度vpと検知電圧値V(vp)との関係は次式となる。
V(vp)=a×vp+b ・・・(2)
式(2)と通常の二次転写部T2における記録材Pの搬送速度vpsとを用いて搬送速度補正を行うと、実施例1の(1)式は次のようになる。
Vtr(x)=Vb+Vp×(Vave(x)/Vs)×(a×vps+b) ・・・(3)
図12に、速度検知ローラ(不図示)を用いて搬送速度を検知し、その結果を用いて搬送速度補正を行った時、図8のような記録材速度制御で、実施例1の制御を行った結果を示す。図中の実線が搬送速度補正を行った結果、点線が搬送速度補正を行なわなかった結果である。
図12に示すように、搬送速度補正を行うことで、記録材Pの先端部の二次転写電流値がほぼ設定電流値40μAになっており、このときには、記録材Pの全域において画像不良は発生しなかった。
第1実施形態の画像形成装置の構成の説明図である。 1つの画像形成部の構成の説明図である。 二次転写部の構成の説明図である。 記録材に形成した抵抗ムラの説明図である。 抵抗性の検知回路を含む二次転写部の構成の説明図である。 抵抗性の分布に合わせて定電圧を変化させる第1実施形態の制御の説明図である。 抵抗性の分布に合わせて定電圧を変化させた際の転写電流の説明図である。 搬送速度を部分的に高める搬送速度制御の説明図である。 搬送速度を部分的に高めて実施例1の制御を行った場合の説明図である。 搬送速度を部分的に高めた場合の検知電圧の変化の説明図である。 搬送速度と検知電圧の関係の説明図である。 搬送速度変化の補正を伴う実施例2の制御を行った場合の説明図である。
符号の説明
1a、1b、1c、1d 感光ドラム
2a、2b、2c、2d 帯電ローラ
3a、3b、3c、3d 露光装置
4a、4b、4c、4d 現像装置
5a、5b、5c、5d 一次転写ローラ
8 定着装置
10 バックアップローラ
11 像担持体(中間転写ベルト)
14 転写部材(二次転写ローラ)
15 給送経路
30 検知回路部
31 検知手段(抵抗検知部)
31a、31b ローラ電極(検知ローラ31a、アースローラ31b)
40 転写電源
50 電圧設定部
100 画像形成装置
110 制御手段(制御部)
P 記録材
Pa、Pb、Pc、Pd トナー像形成手段(画像形成部)
T2 転写部(二次転写部)
Ta、Tb、Tc、Td 一次転写部

Claims (5)

  1. 像担持体と、
    トナー像を形成して前記像担持体に担持させるトナー像形成手段と、
    前記像担持体に当接してトナー像を記録材に転写する転写部を形成する転写部材と、
    前記転写部へ記録材を給送する給送経路と
    トナー像を前記転写部で記録材に転写するために、目標電圧になるように定電圧制御された転写電圧を前記転写部材に印加する転写電源と、を備えた画像形成装置において、
    記録材の給送方向における前記転写部よりも上流側に配置されて、記録材の給送方向における記録材の厚み方向の抵抗性の分布を検知するために、記録材の前記給送方向の複数箇所にて前記抵抗性を検知する検知手段と、
    前記分布上で前記抵抗性の低い箇所が前記転写部を通過する時よりも同じ一枚の記録材の前記分布上で前記抵抗性の高い箇所が前記転写部を通過する時に前記目標電圧が高くなるように、前記検知手段の検知結果に基づいて一枚の記録材が前記転写部を通過する途中で前記目標電圧を変更する制御手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記検知手段は、前記給送経路における記録材の移動速度が一定の場所に配置されて、移動する記録材に定電圧を印加して流れる電流を検知し、
    前記制御手段は、前記給送方向における一枚の記録材上の所定刻み幅ごとの電流値を測定して、前記転写部を通過する記録材に対しては、前記転写電源から、対応する位置で測定された電流値に応じた定電圧を、一枚の記録材上の前記所定刻み幅ごとに出力させることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記検知手段は、前記給送方向に直角な幅方向の内側位置に当接配置されて記録材の前記幅方向の長さよりも短い一対のローラ電極を用いることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、前記検知手段を通過する記録材上の位置の速度が前記転写部を通過する同じ位置の速度よりも高いほど、前記同じ位置で前記転写電源から出力させる前記定電圧を高めることを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  5. 記録材を給送するために記録材にエアを吹き付けるファンを備える請求項1乃至3のいずれか記載の画像形成装置。
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